JP2003039494A - 非熱可塑性材料よりなる成形物の製造方法及びその金型 - Google Patents
非熱可塑性材料よりなる成形物の製造方法及びその金型Info
- Publication number
- JP2003039494A JP2003039494A JP2001231144A JP2001231144A JP2003039494A JP 2003039494 A JP2003039494 A JP 2003039494A JP 2001231144 A JP2001231144 A JP 2001231144A JP 2001231144 A JP2001231144 A JP 2001231144A JP 2003039494 A JP2003039494 A JP 2003039494A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- holes
- mesh
- male
- female
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
インダーを添加した材料を用い、網状メッシュ孔を有す
る成形品を射出成形法により成形する方法であって、成
形品のウエルド部の発生またはその融着強度の低下が無
く、かつコストが嵩まない非熱可塑性材料による成形物
の製造方法とその金型の提供にある。 【解決手段】加熱された雄型50と雌型60を型閉め
し、該雄型50と雌型60の間のキャビティ30内に前
記材料2を充填し、該雄型50内に設けられた、先端が
複数の凸刃52でなる凸刃進退具稼動装置5と、対向す
る雌型60に前記凸刃52に対応した形状の凹刃62を
先端に有する凹刃内側進退具6とでなる可動式の穴あけ
機構が稼動して、前記成形品に網状メッシュ孔を穿設せ
しめる非熱可塑性材料による成形物の製造方法とするも
のである。
Description
料とし、この主原料の結合と流動性付与を目的に添加す
る非熱可塑性バインダーよりなる材料を用い、射出成形
法により成形する非熱可塑性材料の成形物の製造方法に
関するものであり、特にその成形品に複数の貫通孔もし
くは網状メッシュ孔を有する成形物の製造方法とそれに
用いる金型に関する。
の多発に鑑み、例えばプラスチック成形品や金属成形品
に代わり、炭素系等の繊維、粉末を主原料とし、この主
原料の結合と流動性を与えるための非熱可塑性バインダ
ーよりなる材料を用い、射出成形法により成形品とし、
特に主原料が天然素材の場合は焼却し易くあるいはリサ
イクルが可能な環境配慮型の成形品として、各分野に広
く利用されるようになってきた。
出成形による従来技術においては、特にその成形品に複
数の貫通孔や網状のメッシュ孔を有する射出成形品を成
形することは、この成形品にウエルド部が発生し、その
ウエルド部の融着強度が低下するため、事実上困難であ
った。また、孔の位置、大きさ、成形品の肉厚等の工夫
によりその成形品に複数の貫通孔や網状のメッシュ孔等
を有するものが製品化されているものもあったが、ここ
で発生するウエルド部の接合強度は弱いという問題点が
あり、用途が限定されていた。これら問題点の対策とし
て、成形後に後加工で所望する形状の複数の貫通孔等を
穿設することも行われていた。
メッシュ孔の穿設では、工程数が増え、製造効率等が悪
くなり、コストが嵩むという問題点があった。
するものであり、その課題とするところは、繊維、粉末
を主原料とし、この主原料の結合と流動性付与を目的に
添加した非熱可塑性バインダーよりなる材料を用い、複
数の貫通孔もしくは網状メッシュ孔を有する成形品を射
出成形法により成形する非熱可塑性材料よりなる成形物
の製造方法において、成形で発生するウエルド部の融着
強度の低下あるいは接合強度が弱くなることが無く、か
つコストが嵩まず、天然素材では焼却やリサイクルがし
易く環境に配慮された非熱可塑性材料よりなる成形物の
製造方法とその金型を提供することにある。
を達成するために、まず請求項1の発明では、繊維、粉
末を主原料とし、前記主原料の結合と流動性付与を目的
に添加する非熱可塑性バインダーよりなる材料を用い、
複数の貫通孔もしくは網状メッシュ孔を有する成形品を
射出成形するに際し、加熱された雄型と雌型でなる金型
を型閉めし、該雄型と雌型の間のキャビティ内に前記材
料を充填し、該金型内に設けられた可動式の穴あけ機構
が稼動して、前記成形品に所望の複数の貫通孔もしくは
網状メッシュ孔を穿設せしめることを特徴とする非熱可
塑性材料よりなる成形物の製造方法としたものである。
穴あけ機構は、雄型もしくは雌型のいずれか一方の内部
に、先端が複数の貫通孔もしくは網状メッシュ孔に相当
する複数の凸刃でなる凸刃進退具稼動装置と、対向する
雌型もしくは雄型に前記凸刃に対応した形状の凹刃を先
端に有する凹刃内側進退具とでなることを特徴とする請
求項1記載の非熱可塑性材料よりなる成形物の製造方法
としたものである。
なる金型で、該雄型もしくは雌型のいずれか一方の内部
に、先端が複数の貫通孔もしくは網状メッシュ孔に相当
する複数の凸刃でなる凸刃進退具稼動装置と、対向する
雌型もしくは雄型に前記凸刃に対応した形状の凹刃を有
する凹刃内側進退具とでなる可動式の穴あけ機構を有す
ることを特徴とする請求項1または2記載の非熱可塑性
材料よりなる成形物の製造方法用の金型としたものであ
る。
ば、複数の貫通孔もしくは網状メッシュ孔を有する成形
品を射出成形するに際し、加熱された雄型と雌型でなる
金型を型閉めし、該雄型と雌型の間のキャビティ内に前
記材料を充填してからこの金型内に設けられた可動式の
穴あけ機構が稼動して、所望の複数の貫通孔もしくは網
状メッシュ孔を穿設せしめるので、ウエルド部の発生が
なく、かつコストが嵩まない、焼却のし易さ等で環境に
配慮された非熱可塑性材料よりなる成形物の製造方法と
その金型とすることができる。
主原料とし、前記主原料の結合と流動性付与を目的に添
加した非熱可塑性バインダーよりなる材料を用い、複数
の貫通孔もしくは網状メッシュ孔を有するカップ形状の
成形品を射出成形するに際し、雄型と雌型とでなる金型
のいずれか一方に前記複数の貫通孔もしくは網状メッシ
ュ孔に相当する複数の突起と、対向する雌型もしくは雄
型に前記突起に対応した形状の穴を有する金型を用い、
加熱された雄型と雌型とでなる金型の突起と穴が嵌合す
る程度に型閉めし、該雄型と雌型の間のキャビティ内に
前記材料を充填し、さらに該金型を完全に型閉めし、金
型内の材料を圧縮加圧して、前記成形品に所望の複数の
貫通孔もしくは網状メッシュ孔を穿設せしめることを特
徴とする非熱可塑性材料よりなる成形物の製造方法とし
たものである。
雌型でなる金型で、該雄型もしくは雌型のいずれか一方
に複数の貫通孔もしくは網状メッシュ孔に相当する複数
の突起と、対向する雌型もしくは雄型に前記突起に対応
した形状の穴を有することを特徴とする請求項4記載の
非熱可塑性材料よりなる成形物の製造方法用の金型とし
たものである。
数の貫通孔もしくは網状メッシュ孔を有する成形品を射
出成形するに際し、雄型と雌型とでなる金型のいずれか
一方に前記複数の貫通孔もしくは網状メッシュ孔に相当
する複数の突起と、対向する雌型もしくは雄型に前記突
起に対応した形状の穴を有する金型を用い、加熱された
雄型と雌型とでなる金型の突起と穴が嵌合する程度に型
閉めし、該雄型と雌型の間のキャビティ内に前記材料を
充填してから、さらに該金型を完全に型閉めするので、
ウエルド部の発生はあるが、その完全型閉めで金型内の
材料を圧縮加圧して、前記成形品に所望の複数の貫通孔
もしくは網状メッシ孔を穿設せしめるので、そのウエル
ド部の融着の低下がなく、かつ製造コストが嵩まない非
熱可塑性材料よりなる成形物の製造方法とその金型とす
ることができる。
0のプラスチック−用語によれば、共に流れているプラ
スチックの二つ又はそれ以上の流体の融合によって形成
される成形プラスチックの表面のこん(痕)跡のことを
いい、ウエルドライン、ニットライン、ウエルドマーク
ともいう。このウエルド部は、例えば図7の模式図に示
すように、雄型(50)と雌型(60)との間のキャビ
ティ(30)内を共に流れ方向(Q)に流れている二つ
のプラスチック流体(P1、P2)が、金型の突起部
(22)の後で融合して形成される表面のこん(痕)跡
で、この痕跡をウエルド部(40)という。
用いて詳細に説明する。本発明は、炭素系等繊維、粉末
を主原料とし、この主原料の結合と流動性付与を目的に
添加する非熱可塑性バインダーよりなる材料を用い、射
出成形法により成形する非熱可塑性材料の成形物の製造
方法に関するものであり、例えば図1の斜視図に示すよ
うに、上面に開口部(10)を有し、側面に胴部(1
1)を、底面には網状メッシュ孔(13)が穿設されて
いる底部(12)とを有する非熱可塑性材料よりなる成
形物(1)の製造方法とそれに用いる金型に関するもの
である。
による成形物の製造方法は、繊維、粉末を主原料とし、
前記主原料の結合と流動性付与を目的に添加する非熱可
塑性バインダーよりなる材料を用い、例えば図1の斜視
図に示すような上面に開口部(10)と側面に胴部(1
1)と底面には網状メッシュ孔(13)が穿設されてい
る底部(12)とでなる成形品を射出成形する非熱可塑
性材料よりなる成形物(1)の製造方法であって、例え
ば図2の側断面図に示す加熱された雄型(50)と雌型
(60)とでなる金型を合わせて、図3の側断面図に示
すように型閉めする。そしてその雄型(50)と雌型
(60)の間のキャビティ(30)内に前記材料(2)
を充填する。
内に設けられた可動式の穴あけ機構を稼動し、即ち例え
ば雄型(50)内に、先端が前記図1に示す網状メッシ
ュ孔(13)に相当する複数の凸刃(52)でなる凸刃
進退具稼動装置(5)を稼動させ、その凸刃(52)を
下方(K)に押し出し、対向する雌型(60)に前記凸
刃(52)に対応した形状の凹刃(62)の内側に、前
記凸刃進退具稼動装置(5)の動作に対応して稼動する
凹刃内側進退具(6)を有し、その凹刃(62)に凸刃
(52)を嵌合させて、図1に示すような所望の網状メ
ッシュ孔(13)を成形品の底部(12)に穿設せしめ
て非熱可塑性材料よりなる成形物(1)の製造方法とす
るものである。
内の凸刃進退具稼動装置(5)を、雌型(60)内に設
け、凹刃(62)を有する凹刃内側進退具(6)を雄型
(50)内に設けてもよく、また所望の網状メッシュ孔
(13)の形成を胴部(11)に設けることも可能であ
る。また、網状メッシュ孔(13)を複数の貫通孔(図
示せず)とすることもできる。
物の製造方法としては、繊維、粉末を主原料とし、前記
主原料の結合と流動性付与を目的に添加した非熱可塑性
バインダーよりなる材料を用い、例えば図1の斜視図に
示すような上面に開口部(10)と側面に胴部(11)
と底面には網状メッシュ孔(13)が穿設されている底
部(12)とでなる成形品を射出成形する非熱可塑性材
料よりなる成形物(1)の製造方法であって、例えば図
5の側断面図に示す加熱された雄型(50)と雌型(6
0)とでなる金型の雄型(50)の凸面に前記図1に示
す網状メッシュ孔(13)に相当する複数の突起(5
6)と、対向する雌型(60)の底面に、前記の突起
(56)が嵌合する形状の嵌合穴(66)を有する金型
を用い、図6の側断面図に示すように、加熱された雄型
(50)と雌型(60)とでなる金型を、雄型(50)
の突起(56)と雌型(60)の嵌合穴(66)が嵌合
する程度に型閉めする。なおこの突起(56)の高さ
は、少なくとも成形品の肉厚よりも大きくする必要があ
る。
間のキャビティ(30)内に前記の材料(2)を充填す
る。続いて図示しないがこの金型をさらに締めて完全に
型閉めして、金型内の材料(2)を圧縮加圧して、図1
に示すような成形品の底部(12)に所望の網状メッシ
ュ孔(13)を穿設せしめる成形物の製造方法とするも
のである。
(50)凸面の突起(56)を、雌型(60)の底面に
設け、雌型(60)底面の嵌合穴(66)を雄型(5
0)凸面に設けてもよい。また所望の網状メッシュ孔
(13)の形成を胴部(11)に設けることも可能であ
る。またこの成形品の形状は略平坦なものでもよく、深
さのある筒状のものでもよく、網状メッシュ孔(13)
に代わり複数の貫通孔であってもよい。
末を主原料とし、前記手原料の結合と流動性付与を目的
に添加した非熱可塑性バインダーよりなる材料を用いた
もので、加熱された射出成形用の金型にこの材料を充填
後、材料を熱硬化、或いは前記バインダーの揮発性分の
蒸発により流動性を停止させて成形品を得るものであ
り、本発明では、材料の充填後に、可動式の穴あけ機構
の稼動あるいは突起と嵌合穴との嵌合とさらなる圧縮成
形とによって、ウエルド部の発生を防止したり、あるい
はウエルド部が発生したとしても、その融着強度の低下
を防止することができる。
製造方法で用いる非熱可塑性のバインダーとしては、非
熱可塑性材料であれば特に限定されるものではないが、
例えばフェノール、エボキシ、メラミン、ユリア、ウレ
タン、不飯和ポリエステルに代表される熱硬化性樹脂、
米、トウモロコシ、麦、豆、その他の穀物、澱粉、グル
テン、アルギン酸系組成物、その他天然多糖類等の粉末
に水を加えたものを用いることができる。
ある繊維、粉末としては、例えば金属、ガラス、炭素系
のもの、パルプ、草等の植物の繊維化物、綿、あるいは
古紙等の植物繊維を繊維状態、粉末化したものを用いる
ことができる。また、必要に応じて成形性向上や製品の
補強を目的に助剤等の添加剤を添加することも可能であ
る。
造方法に用いる射出成形機は、繊維、粉末を主原料と
し、前記主原料の結合と流動性付与を目的に添加した非
熱可塑性バインダーよりなる材料の計量、射出が出来る
周知のもので良く特に限定されるものではない。また、
成形機の金型取付部と金型の間には必要に応じて断熱材
あるいは断熱機構を配することができる。
る。 〈実施例1〉非熱可塑性のバインダーとしてのフェノー
ル樹脂45wt%と繊維、粉末としてガラス繊維55w
t%からなる材料を用い、射出成形機にて計量、図2に
示すような200℃に加熱された金型に、この材料を充
填し、固化させ複数の貫通孔を有する成形品を得た。
尚、成形品に複数の貫通孔を形成する為に、材料の充填
直後に雄型に設けられた凸刃を可動して押し出し、材料
を介して対応する位置に、凹刃の内側に設けられた凹刃
内側進退具を後退させ、キャビティ内に充填された材料
を打ち抜きし、そして金型の型開き後の製品離型時に打
ち抜いたものを排出した。
m×l00mm、高さが30mm、肉厚が2mmで底部
にφ5mmの網状メッシュ孔が縦横にあるざる状の成形
品で、ウエルド部の発生のないものであった。
てのフェノール樹脂45wt%と繊維、粉末としてガラ
ス繊維55wt%からなる材料を用い、射出成形機にて
計量、図5に示すような200℃に加熱された金型に、
この材料を充填し、固化させ複数の貫通孔を有する成形
品を得た。尚、成形品に複数の貫通孔を形成する為に、
金型の雄型に設けられた、成形品肉厚より6mm突出し
た突起が、対向する雌型の嵌合穴と5mm嵌合するとこ
ろまで一旦型閉めを行い、この後に材料の充填し、さら
に完全に型閉めを行って圧縮成形した。
m×l00mm、高さが30mm、肉厚が2mmで底部
にφ5mmの網状メッシュ孔が縦横にあるざる状の成形
品で、ウエルド部は発生したものの、その融着強度に低
下のないものであった。
示す如き効果がある。即ち、繊維、粉末を主原料とし、
前記主原料の結合と流動性付与を目的に添加する非熱可
塑性バインダーよりなる材料を用い、複数の貫通孔もし
くは網状メッシュ孔を有する成形品を射出成形するに際
し、加熱された雄型と雌型でなる金型を型閉めし、該雄
型と雌型の間のキャビティ内に前記材料を充填してから
この金型内に設けられた可動式の穴あけ機構が稼動し
て、所望の複数の貫通孔もしくは網状メッシュ孔を穿設
せしめるので、ウエルド部の発生がなく、かつコストが
嵩まなず、特に材料が天然素材の場合は焼却やリサイク
ルし易い環境配慮型の非熱可塑性材料よりなる成形物の
製造方法とその金型とすることができる。
孔を有する成形品を射出成形するに際し、雄型と雌型と
でなる金型のいずれか一方に前記複数の貫通孔もしくは
網状メッシュ孔に相当する複数の突起と、対向する雌型
もしくは雄型に前記突起に対応した形状の穴を有する金
型を用い、加熱された金型の突起と穴が嵌合する程度に
型閉めし、該雄型と雌型の間のキャビティ内に前記材料
を充填してから、さらにこの金型を完全に型閉めするの
で、ウエルド部の発生はあるが、その完全型閉めで金型
内の材料を圧縮加圧して、前記成形品に所望の複数の貫
通孔もしくは網状メッシ孔を穿設せしめるので、そのウ
エルド部の融着の低下がなく、かつ製造コストが嵩ま
ず、特に材料が天然素材の場合は焼却やリサイクルし易
く環境に配慮された非熱可塑性材料よりなる成形物の製
造方法とその金型とすることができる。
原料とし、この主原料の結合と流動性付与を目的に添加
する非熱可塑性バインダーよりなる材料を用い、射出成
形法により成形する非熱可塑性材料の成形物の製造方法
として、優れた実用上の効果を発揮する。
方法で得られる成形品の一事例を示す斜視図である。
方法に用いる金型の一実施の形態を側断面で表した概略
図である。
方法の一実施の形態を説明する側断面概略図である。
方法の複数の貫通孔の穿設の一実施の形態を説明する側
断面概略図である。
方法に用いる金型の他の一実施の形態を側断面で表した
概略図である。
方法の複数の貫通孔の穿設の他の一実施の形態を説明す
る側断面概略図である。
方法に係わるウエルド部の発生形態を示す模式図であ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】繊維、粉末を主原料とし、前記主原料の結
合と流動性付与を目的に添加する非熱可塑性バインダー
よりなる材料を用い、複数の貫通孔もしくは網状メッシ
ュ孔を有する成形品を射出成形するに際し、加熱された
雄型と雌型でなる金型を型閉めし、該雄型と雌型の間の
キャビティ内に前記材料を充填し、該金型内に設けられ
た可動式の穴あけ機構が稼動して、前記成形品に所望の
複数の貫通孔もしくは網状メッシュ孔を穿設せしめるこ
とを特徴とする非熱可塑性材料よりなる成形物の製造方
法。 - 【請求項2】前記可動式の穴あけ機構は、雄型もしくは
雌型のいずれか一方の先端に、複数の貫通孔もしくは網
状メッシュ孔に相当する複数の凸刃でなる凸刃進退具稼
動装置と、対向する雌型もしくは雄型に前記凸刃に対応
した形状の凹刃を有する凹刃内側進退具とでなることを
特徴とする請求項1記載の非熱可塑性材料よりなる成形
物の製造方法。 - 【請求項3】雄型と雌型でなる金型で、該雄型もしくは
雌型のいずれか一方の先端に、複数の貫通孔もしくは網
状メッシュ孔に相当する複数の凸刃でなる凸刃進退具稼
動装置と、対向する雌型もしくは雄型に前記凸刃に対応
した形状の凹刃を有する凹刃内側進退具とでなる可動式
の穴あけ機構を有することを特徴とする請求項1または
2記載の非熱可塑性材料よりなる成形物の製造方法用の
金型。 - 【請求項4】繊維、粉末を主原料とし、前記主原料の結
合と流動性付与を目的に添加した非熱可塑性バインダー
よりなる材料を用い、網状メッシュ孔を有する成形品を
射出成形するに際し、雄型と雌型とでなる金型のいずれ
か一方に前記複数の貫通孔もしくは網状メッシュ孔に相
当する複数の突起と、対向する雌型もしくは雄型に前記
突起に対応した形状の穴を有する金型を用い、加熱され
た雄型と雌型とでなる金型の突起と穴が嵌合する程度に
型閉めし、該雄型と雌型の間のキャビティ内に前記材料
を充填し、さらに該金型を完全に型閉めし、金型内の材
料を圧縮加圧して、前記成形品に所望の複数の貫通孔も
しくは網状メッシュ孔を穿設せしめることを特徴とする
非熱可塑性材料よりなる成形物の製造方法。 - 【請求項5】雄型と雌型でなる金型で、該雄型もしくは
雌型のいずれか一方に複数の貫通孔もしくは網状メッシ
ュ孔に相当する複数の突起と、対向する雌型もしくは雄
型に前記突起に対応した形状の穴を有することを特徴と
する請求項4記載の非熱可塑性材料よりなる成形物の製
造方法用の金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001231144A JP3867527B2 (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 非熱可塑性材料よりなる成形物の製造方法及びその金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001231144A JP3867527B2 (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 非熱可塑性材料よりなる成形物の製造方法及びその金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003039494A true JP2003039494A (ja) | 2003-02-13 |
JP3867527B2 JP3867527B2 (ja) | 2007-01-10 |
Family
ID=19063237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001231144A Expired - Fee Related JP3867527B2 (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 非熱可塑性材料よりなる成形物の製造方法及びその金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3867527B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102848514A (zh) * | 2011-06-29 | 2013-01-02 | 索尼公司 | 成形装置、成形品的形成方法以及成形品 |
KR102089373B1 (ko) * | 2019-01-21 | 2020-03-16 | 신흥화학(주) | 웰드라인 방지를 위한 열경화성 수지 금형 |
-
2001
- 2001-07-31 JP JP2001231144A patent/JP3867527B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102848514A (zh) * | 2011-06-29 | 2013-01-02 | 索尼公司 | 成形装置、成形品的形成方法以及成形品 |
KR102089373B1 (ko) * | 2019-01-21 | 2020-03-16 | 신흥화학(주) | 웰드라인 방지를 위한 열경화성 수지 금형 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3867527B2 (ja) | 2007-01-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103358566B (zh) | 用于制造基本上壳状的纤维增强塑料部件的方法 | |
EP1166991A3 (en) | Process, machine and composition for injection foaming | |
JP4849609B2 (ja) | 植物系材料の成形方法及びその成形体 | |
WO2006040627A3 (en) | Compression moulding apparatus and method for forming plastics objects | |
CN101774252A (zh) | 开关插座面板膜内漾印注塑成型工艺及复合注塑模 | |
AU2001250323A1 (en) | Method for making a fuel tank in plastic material | |
CA2157571A1 (en) | Resin Compound for Molding Die, Molding Die and Material Molding by the Molding Die | |
CN205736007U (zh) | 外壳和电子设备 | |
CN101497245A (zh) | 车辆保险杠后梁及其模制方法 | |
JP2003039494A (ja) | 非熱可塑性材料よりなる成形物の製造方法及びその金型 | |
JPH11207828A (ja) | 造形物の製造方法及び装置 | |
CN101856870A (zh) | 一种汽车内饰板的制造方法 | |
JP5895922B2 (ja) | 燃料タンクの製造方法及び燃料タンク | |
CN107470490B (zh) | 一种高效冲压模具 | |
CN214773637U (zh) | 一种具有模内自动冲切嵌件结构的注塑模具 | |
CN207448974U (zh) | 一种组合垫圈模具 | |
CN108214829A (zh) | 一种一次成型的砖块制造设备 | |
JP6366648B2 (ja) | 複合成形体の製造方法および製造装置 | |
KR100963183B1 (ko) | 폐합성수지류 재생 장치 및 이를 통해 제작되는 성형품 | |
KR100352788B1 (ko) | 판재를 사용하여 플랜지를 갖는 부재의 하이드로포밍방법 | |
JP6569593B2 (ja) | 繊維強化熱可塑性樹脂構造体の製造方法 | |
KR100957100B1 (ko) | 차량용 범퍼 백빔 성형방법 | |
MY138943A (en) | Process of making a thermoplastic container | |
JP4980109B2 (ja) | プレス金型及びプレス成形方法 | |
CN204710988U (zh) | 模块化车辆天窗导轨成形模 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060620 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060627 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060824 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060919 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061002 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091020 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101020 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111020 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111020 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121020 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131020 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |