JP2003039236A - 鋸 刃 - Google Patents

鋸 刃

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JP2003039236A
JP2003039236A JP2001228131A JP2001228131A JP2003039236A JP 2003039236 A JP2003039236 A JP 2003039236A JP 2001228131 A JP2001228131 A JP 2001228131A JP 2001228131 A JP2001228131 A JP 2001228131A JP 2003039236 A JP2003039236 A JP 2003039236A
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Japan
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tooth
sintered body
saw blade
flank
length
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JP2001228131A
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English (en)
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Katsumi Nakahara
克己 中原
Noriaki Hashimoto
典昭 橋本
Katsuhiro Horiguchi
勝弘 堀口
Iwao Kamiyama
巌 上山
Kazuyasu Shibamoto
一安 芝本
Sanenari Kanno
実成 管野
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼結体を歯先に接合した鋸刃であって、上記
焼結体の接合強度の向上を図った鋸刃を提供する。 【解決手段】 鋸刃母材3に形成した歯部5の先端部に
焼結体7を一体的に接合した鋸刃1において、前記焼結
体7に形成した掬い面19と前記歯部5に形成した掬い
面13との接続部又は前記焼結体7に形成した逃げ面2
1と前記歯部5に形成した逃げ面11Aとの接続部の少
なくとも一方は不連続な面の接合部としてなり、前記歯
部5と前記焼結体7との接合部17の長さは接合時の接
合長さにほぼ等しい長さであり、前記焼結体7に形成し
た歯先端部27からの掬い面19の長さは約0.8m
m、上記歯先端部27からの逃げ面21の長さは約0.
7mmであり、かつ前記掬い面19と前記逃げ面21と
のなす刃先角θを60°〜90°に設定してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は帯鋸刃、丸鋸刃など
のごとき鋸刃に係り、さらに詳細には、鋸刃における歯
部の先端部に例えば超硬合金などのごとき焼結体を一体
的に接合した構成の鋸刃に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば帯鋸刃などのごとき鋸刃は薄い板
状の鋸刃母材に歯部を形成した構成であり、耐摩耗性等
の向上を図るために、前記歯部の先端部に例えば超硬合
金などのごとき燒結金属を一体的に接合した構成の鋸刃
も開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】鋸刃母材に形成した歯
部の先端部に、例えば超硬合金などのごとき適宜の焼結
体を一体的に接合する場合、溶接やロー付けによって接
合されている。そして、歯部の先端部に焼結体を一体的
に接合した後に、前記焼結体に掬い面や逃げ面を加工す
ることによって鋸歯が形成されている。
【0004】前記鋸刃母材と焼結体は材質が異なり親和
性が良くないために、溶接やロー付けによって鋸刃母材
の歯部に対する焼結体の接合強度が充分でない上に、焼
結体に対して掬い面や逃げ面等を加工する場合、焼結体
から前記歯部に亘って加工されているので、前記歯部に
対する焼結体の接合部の長さは接合時の最初の接合長さ
によりかなり短いものとなっている。
【0005】したがって、従来の構成においては、鋸刃
による切削能率を向上すべく重切削を行なおうとする
と、前記歯部から焼結体が脱落することがあるという問
題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前述のごとき従
来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明
は、鋸刃母材に形成した歯部の先端部に焼結体を一体的
に接合した鋸刃において、前記焼結体に形成した掬い面
と前記歯部に形成した掬い面との接続部又は前記焼結体
に形成した逃げ面と前記歯部に形成した逃げ面との接続
部の少なくとも一方は不連続な面の接合部としてなるも
のである。
【0007】請求項2に係る発明は、鋸刃母材に形成し
た歯部の先端部に焼結体を一体的に接合した鋸刃におい
て、前記焼結体に形成した掬い面と前記歯部に対する前
記焼結体との接合部との間に、前記掬い面に不連続な接
続面が形成してあり、前記焼結体に形成した逃げ面と前
記歯部に対する前記焼結体との接合部との間に、前記逃
げ面に不連続な接続面が形成してあるものである。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載の鋸刃において、前記歯部と前記焼結体との接合部
の長さは接合時の接合長さにほぼ等しい長さである。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項1,2又は
3に記載の鋸刃において、前記焼結体に形成した歯先端
部からの掬い面の長さは約0.8mm、上記歯先端部か
らの逃げ面の長さは約0.7mmであり、かつ前記掬い
面と前記逃げ面とのなす刃先角を60°〜90°に設定
してある。
【0010】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、本発明の実施
の形態に係る鋸刃1は、例えばバネ鋼などからなる強靱
な鋸刃母材3に適宜間隔に形成した複数の歯部5の先端
部に、例えば超硬合金などのごとき焼結体7を一体的に
接合した構成である。前記歯部5の先端部に対する焼結
体7の接合としては、従来の鋸刃と同様に適宜溶接やロ
ー付け等によって行われるものである。
【0011】予め円板形状又は適宜形状に焼結された焼
結体7を前記歯部5に接合した後、従来は、図2に示す
ように、前記焼結体7に研削加工によって掬い面9を加
工すると共に逃げ面11を加工することにより、前記掬
い面9と逃げ面11とのなす刃先角θを所望の角度に形
成している。上述のごとく前記焼結体7に掬い面9及び
逃げ面11を加工するとき、前記歯部5にも連続した掬
い面13及び逃げ面15を同時に加工しているものであ
る。
【0012】したがって、従来は、前記歯部5に対する
前記焼結体5の接合部17の長さは、接合時の最初の長
さよりも寸法Lだけ短いものとなっている。
【0013】ところが、本実施の形態においては、前記
歯部5に対して焼結体7を接合した後に、研削加工によ
って前記焼結体7に掬い面19及び逃げ面21を形成す
ることにより、上記掬い面19と逃げ面21とのなす刃
先角θを所望の角度に形成している。
【0014】そして、前記掬い面19と前記歯部5に適
宜に形成した掬い面13Aとの接続は、前記掬い面19
に不連続な適宜平面又は曲面等によりなる接続面23を
介して接続してあり、また前記逃げ面21と前記歯部5
に適宜に形成した逃げ面11Aとの接続は、前記逃げ面
21に不連続な適宜平面又は曲面等よりなる接続面25
を介して接続してある。
【0015】この場合、前記接続面23は、前記歯部5
に対する前記焼結体7の接合部17と前記掬い面13A
(掬い面13も同一)との交差部17A又は当該交差部
17Aよりも歯先端部27側の位置において歯部5側の
掬い面13Aと接続してある。ここで、歯部5側の掬い
面13Aの延長部が焼結体7側に形成してある場合、こ
の延長部は、歯先端部27から直接形成してある前記掬
い面19とは全く別個であって、歯部5側の掬い面に属
するものであり、前記接続面23は上記延長部と前記掬
い面19との間に位置するものである。
【0016】前記接続面25は、前記歯部5と前記焼結
体7との接合部17と前記歯部5に予め形成してあった
逃げ面11Aとの交差部17B又はこの交差部17Bよ
りも歯先端部27側の位置において逃げ面11Aと接続
してある。ここで、歯部5側の逃げ面11Aの延長部が
前記焼結体7側に形成してある場合、この延長部は、前
記歯先端部27から直接形成した逃げ面21とは全く別
個であって、歯部5側の逃げ面に属するものである。な
お、前記交差部17Bは、前記歯部5に対して焼結体7
を接合したときに形成された最初の交差部である。
【0017】既に理解されるように、本実施形態におい
ては、歯部5と前記焼結体7との接合部17の長さは、
接合時の接合長さにほぼ等しい長さを保持することがで
きるものであって、同一条件においては、前述した従来
の構成よりも寸法Lだけ長いものである。
【0018】上述のごとく接合部17の長さを接合時の
接合長さに保持するには、例えば円板形状に焼結した焼
結体7の大きさにもよるが、直径が1〜2mm程度の大
きさの場合には、掬い面19の長さSを約0.8mm、
掬い角を約10°、逃げ面21の長さNを約0.7m
m、逃げ角を約20°とし、前記刃先角θを60°とす
ることが望ましいが、上記刃先角θは、掬い角と逃げ角
との設定によっては約90°とすることもできる。
【0019】前記掬い面19の長さSが約0.8mm以
下及び逃げ面21の長さNが約0.7mm以下になる
と、重切削を行なう場合の切込み量を大きくすることが
抑えられ、逆に前記長さS、Nがそれぞれ約0.8mm
以上、約0.7mm以上になると、歯部5と焼結体7と
の接合部17に近接することとなり、それぞれの接続面
23の曲率が小さくなったり、逃げ面21に対する接続
面25の傾斜角が大きくなるのであまり望ましいもので
はない。
【0020】すなわち、前記接続面23の曲率が小さく
なると、接続面23がチップブレーカとして機能し、切
屑が歯部5と歯部5との間のガレット部において渦巻き
状になることなく折られる態様となり、被削材の切削溝
からの排出性が悪化することとなるので、前記接続面2
3の曲率が小さくなり過ぎることは望ましいものではな
い。
【0021】また、前記刃先角θが60°以下になると
先端部27の強度が低下し、また90°以上になると逃
げ角を大きくすることができず、また掬い角が負の掬い
角となり切削性が低下することがあり、あまり望ましい
ものではない。
【0022】なお、本発明は前述した実施の形態のみに
限るものではなく、種々の変更を行うことにより、その
他の形態でも実施可能であり、例えば掬い面19と接続
面23との関係及び逃げ面21と接続面25との関係を
直線的な関係とすることも可能であって、例えば図3,
4,5に示すごとき種々の形態とすることが可能なもの
である。
【0023】
【発明の効果】以上のごとき説明より理解されるよう
に、本発明によれば、鋸刃における歯部に対して焼結体
を接合した接合部の長さを、接合時の最初の接合長さを
保持した状態で鋸歯を形成することができ、鋸刃の歯部
に対する焼結体の接合強度を従来よりも大きくできるも
のである。
【0024】したがって、例えば重切削時等における焼
結体の脱落を効果的に防止でき、前述したごとき従来の
問題を解消し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋸刃の全体的構成を示す説明図である。
【図2】鋸刃における鋸歯の詳細説明図である。
【図3】鋸歯における掬い面、逃げ面及び接続面との関
係の種々の形態を示す説明図である。
【図4】鋸歯における掬い面、逃げ面及び接続面との関
係の種々の形態を示す説明図である。
【図5】鋸歯における掬い面、逃げ面及び接続面との関
係の種々の形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1…鋸刃 3…鋸刃母材 5…歯部 7…焼結体 9,19,13,13A…掬い面 11,11A、21…逃げ面 17…接合部 23,25…接続面 27…歯先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上山 巌 兵庫県加古川市加古川町林754−27 (72)発明者 芝本 一安 兵庫県小野市久茂町121 (72)発明者 管野 実成 兵庫県加西市繁昌町972−5

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋸刃母材に形成した歯部の先端部に焼結
    体を一体的に接合した鋸刃において、前記焼結体に形成
    した掬い面と前記歯部に形成した掬い面との接続部又は
    前記焼結体に形成した逃げ面と前記歯部に形成した逃げ
    面との接続部の少なくとも一方は不連続な面の接合部と
    してなることを特徴とする鋸刃。
  2. 【請求項2】 鋸刃母材に形成した歯部の先端部に焼結
    体を一体的に接合した鋸刃において、前記焼結体に形成
    した掬い面と前記歯部に対する前記焼結体との接合部と
    の間に、前記掬い面に不連続な接続面が形成してあり、
    前記焼結体に形成した逃げ面と前記歯部に対する前記焼
    結体との接合部との間に、前記逃げ面に不連続な接続面
    が形成してあることを特徴とする鋸刃。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の鋸刃において、
    前記歯部と前記焼結体との接合部の長さは接合時の接合
    長さにほぼ等しい長さであることを特徴とする鋸刃。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の鋸刃におい
    て、前記焼結体に形成した歯先端部からの掬い面の長さ
    は約0.8mm、上記歯先端部からの逃げ面の長さは約
    0.7mmであり、かつ前記掬い面と前記逃げ面とのな
    す刃先角を60°〜90°に設定してあることを特徴と
    する鋸刃。
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