JP2003038656A - 右冠状動脈用ガイドカテーテル - Google Patents

右冠状動脈用ガイドカテーテル

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JP2003038656A
JP2003038656A JP2001232177A JP2001232177A JP2003038656A JP 2003038656 A JP2003038656 A JP 2003038656A JP 2001232177 A JP2001232177 A JP 2001232177A JP 2001232177 A JP2001232177 A JP 2001232177A JP 2003038656 A JP2003038656 A JP 2003038656A
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catheter
right coronary
guide catheter
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Hideji Suzuki
秀治 鈴木
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Clinical Supply Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】治療用カテーテルの誘導性に優れており、ガイ
ドカテーテル自身による血管損傷を軽減でき、かつ支持
性に優れた右冠状動脈用ガイドカテーテルを提供する。 【解決手段】 ガイドカテーテル10の終端部Tは本体
部Pの終端側で第1角α1を規定する第1湾曲部M1
と、第2角α2を規定するとともに第1湾曲部M1とは
反対方向に湾曲する第2湾曲部M2と、第3角α3を規
定するとともに第2湾曲部M2と同方向に湾曲する第3
湾曲部M3とを備える。第1〜第3湾曲部M1〜M3の
第1〜第3角α1〜α3は、カテーテル10が心臓血管
系内に挿入され、かつ第1湾曲部M1及び第2湾曲部M
2が上行大動脈の側壁の互いに反対側にそれぞれ係合し
て位置した際に、先端部が右冠状動脈の入口部130内
に同軸的に係入されるように設定する。又、終端部T全
体の硬度は本体部の硬度よりも柔らかくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大腿動脈より挿入す
る方法により、右冠状動脈に治療用カテーテル等を誘導
することができる右冠状動脈用ガイドカテーテルに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ガイドカテーテルは冠状動脈
血管内の処置する位置まで、バルーンカテーテルや他の
医療器具を導入するために、用いられている。例えば、
経皮的冠状動脈形成術(以下PTCAという。PTC
A:Percutaneous TransluminalCoronary Angioplast
y)等で使用される。
【0003】そして、大腿動脈より挿入する方法によ
り、右冠状動脈のPTCAに使用されるガイドカテーテ
ルとしては、右冠状動脈入口部に挿入させることを目的
とした右ジャドキンスカテーテルが公知である。
【0004】右ジャドキンスカテーテル(以下、「従来
の技術」及び「発明が解決しようとする課題」の欄内で
は、単にガイドカテーテルという。)200の構成及び
使用方法について説明する。
【0005】図7に示すように、前記ガイドカテーテル
200はカテーテル本体210と遠位端部220、及び
カテーテル本体210の始端に連結され注入器などを取
付けるためのハブを含む近位端部(ともに図示しない)
を備えている。
【0006】カテーテル本体210は、細長い中空の押
出成形管もしくはシャフトより構成されており、内腔は
遠位端部220から近位端部の始端まで、カテーテル全
長に亘って延びている。
【0007】ガイドカテーテル200の遠位端部220
には、患者の右冠状動脈の入口部130に対する遠位端
部220の先端部の配置を容易にするために、始端側に
第1曲げ部X、先端側に第2曲げ部Yが形成されてい
る。第1曲げ部Xは第2曲げ部Yよりも比較的緩やかな
円弧曲線に沿って形成されている。第2曲げ部Yは、第
1曲げ部Xと反対方向に曲げ形成され、第1曲げ部Xよ
りも曲げ角度が大きくされている。又、第3曲げ部Zが
第2曲げ部の先端側において、第2曲げ部Yと同方向に
曲げ形成されている。
【0008】上記のガイドカテーテル200は、患者の
足に在る大腿動脈内に挿入し、大動脈の下行大動脈10
0を上方へ通過させ、図8に示すように先端部を左に向
けたまま大動脈弓部110を超えて上行大動脈120の
中を下方へ進める。そして、左冠状動脈の入口部140
に近接した上方位置に位置したとき、時計方向に回転す
る。この回転によって、ガイドカテーテル200の先端
部が右冠状動脈の入口部130に相対する。そして、こ
のままカテーテル本体210を進めるとガイドカテーテ
ル200の先端部が右冠状動脈の入口部130に入る。
このとき、図10に示すように第2曲げ部Yにおいて、
上行大動脈の側壁に接触し、同接触係合した部分にて一
点支持を行うようにしている。
【0009】この後、バルーンカテーテル等の治療用カ
テーテルをガイドカテーテル200内に挿入し、右冠状
動脈の狭窄部に誘導するようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、狭窄の状態
等によってはガイドカテーテル200が右冠状動脈の入
口部130にフック(係止)しているにも関わらず、治
療用カテーテルを押し込むと、進入障害物である狭窄部
により治療用カテーテルが強い抵抗を受けることがあ
る。この場合、続けて治療用カテーテルを押し込む操作
でガイドカテーテル先端領域が右冠状動脈入口部130
から外れてしまい、治療が続行できなくなる問題があっ
た。
【0011】そこで、治療用カテーテルを円滑に誘導す
るために、図11に示すようにこれまで以上にガイドカ
テーテルを右冠状動脈内に押し進めること(これをディ
ープシートという)により、ガイドカテーテルを右冠状
動脈から外れにくくして支持力を得ようとする傾向があ
った。
【0012】しかし、ディープシートのように通常より
深くガイドカテーテルを右冠状動脈に挿入すると、同ガ
イドカテーテルの先端で右冠状動脈血管の入口部に損傷
を与えてしまう虞がある。このため、ガイドカテーテル
の先端領域を柔軟にして、ディープシートが行われて
も、損傷を与えないようにする試みがなされている。
【0013】例えば、近年のガイドカテーテルの多く
は、先端領域を約2〜3cmがカテーテル本体210よ
り柔軟な軟質材(例えば、ポリエーテルブロックアミド
やポリウレタン等でショアD硬度で35D〜55D相
当)に改良されている。しかし、このように柔軟な先端
領域を備えたガイドカテーテルであっても、ディープシ
ートによる右冠状動脈の入口部の損傷を回避するまでは
至っていないのが現状である。又、右冠状動脈起始部の
病変に関しては、ディープシートすることができず、対
応できない。
【0014】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、治療用カテーテルの誘導性に優れ
ており、ガイドカテーテル自身による血管損傷を軽減で
き、かつ支持性に優れた右冠状動脈用ガイドカテーテル
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、本体部の両端に始端
部と、終端部とを備えるとともに、前記各部を貫通した
中心腔を備えた細長い管状部材を備えた右冠状動脈用ガ
イドカテーテルにおいて、前記終端部は、前記本体部の
終端側で第1角を規定する第1湾曲部と、第2角を規定
するとともに第1湾曲部とは反対方向に湾曲する第2の
湾曲部と、第3角を規定するとともに第2湾曲部と同方
向に湾曲する第3湾曲部とを順に配置した構成であっ
て、かつ、第1湾曲部と第2湾曲部間、及び第2湾曲部
と第3湾曲部間にはそれぞれ第1連結部と第2連結部と
を備えるとともに第3湾曲部の先端側には先端部を有
し、前記第1、第2角及び第3角は、同カテーテルが心
臓血管系内に挿入され、かつ前記第1湾曲部及び第2湾
曲部が上行大動脈の側壁の互いに反対側にそれぞれ係合
して位置した際、前記第2連結部及び前記先端部を前記
上行大動脈の側壁に向け、前記先端部又は先端部に付設
した部材が右冠状動脈の入口部内に同軸的に係入される
ように設定されており、前記終端部全体の硬度を、本体
部の硬度よりも柔らかくしたことを要旨としている。
【0016】なお、前記第1、第2連結部は、直線であ
ることが好ましいが直線状であっても良い。ここで、直
線状とは厳密には直線ではないが、仮想的な直線に沿う
ような緩やかな円弧を描く形状も含む趣旨である。
【0017】請求項1に記載の発明によれば、ガイドカ
テーテルの終端部が心臓血管系内に挿入され、かつ第1
湾曲部及び第2湾曲部が上行大動脈の側壁のそれぞれ反
対側に係合して位置した際に、第2連結部及び先端部が
上行大動脈の側壁に向け、前記先端部又は先端部に付設
した部材が右冠状動脈の入口部内に同軸的に係入され
る。この係入は、第1角、第2角、第3角によって、前
記反係入方向への力が加わった際にも、保持できるもの
となっている。
【0018】この結果、右冠状動脈の入口部から反係入
方向へ力が先端部又は先端部に付設した部材に加わった
際には、終端部が第1湾曲部と第2湾曲部との2点で上
行大動脈の互いに反対の側壁に対して係合(バックアッ
プ)する。従って、先端部又は先端部に付設した部材が
右冠状動脈の入口部から外れることがない。
【0019】なお、終端部全体の硬度は、本体部の硬度
よりも柔らかくしている。この終端部全体が柔らかさを
有することは、血管損傷を抑制して安全性に優れてい
る。しかし、終端部全体を本体部の硬度よりも柔らかく
した構成は、反係入方向への力が加わった際に、先端部
又は先端部に付設した部材を右冠状動脈の入口部にて保
持する場合には、逆に弱点ともなり得る。すなわち、本
発明は、上行大動脈の側壁の2点で支持することを特徴
としているが、仮にこの支持する部位間の距離が長い場
合には、この柔らかさのために、この2点間において曲
がってしまい、支持できなくなる虞がある。
【0020】しかし、本発明では、上行大動脈の相対す
る側壁において支持している部位同士は、比較的近接し
ている。すなわち、互いに近接した2点で支持している
ため、仮に支持している部位間が長い場合に比して、終
端部全体が柔軟でも十分に先端部を支持することができ
る。逆にいうと、支持する部位間が短いほど、終端部全
体を柔らかくすることができ、それに応じて血管損傷を
抑制する利点が大きくなり、安全性を高めることができ
る。
【0021】又、上行大動脈の血管径は個人差があるた
め、カテーテルが堅い場合、しばしば2点支持できない
が、本発明では終端部を柔らかくすることで、若干の個
人差には融通し、2点支持を可能とする。
【0022】又、第2湾曲部と第3湾曲部が同方向に湾
曲するタイプの場合は治療用カテーテルを押し込む際、
カテーテル全体が腹位方向(足側方向)に意図せず動く
ことがほとんどない。
【0023】すなわち、より確実なバックアップが得ら
れる。そして、上記のように反係入方向に力が加わった
際にも、支持できるため、治療用カテーテル等の誘導性
を高めることができる。
【0024】前記第1角は75°〜135°が好まし
い。第1画のより好ましい値は105°〜125°、最
も好ましい値は110°〜120°である。又、第2角
は80°〜120°であることが好ましい。第2画のよ
り好ましい値は90°〜110°、最も好ましいのは9
5°〜105°である。
【0025】さらに、第3角は110°〜150°に設
定されていることが好ましい。これらの角度がこのよう
に設定されていると、請求項1の発明の作用を好適に実
現することができる。
【0026】又、カテーテルは、大腿動脈より挿入可能
な長さ及び形状を備えていることが好ましい。こうする
と、カテーテルは、大腿動脈より挿入可能な長さ及び形
状を備えている。この結果、大腿動脈より挿入して、末
端部を、下行大動脈を上方へ通過させるとともに大動脈
弓部を超えて上行大動脈の中へ下方に向かって進める。
そして、左冠状動脈の入口部に近接した上方位置に位置
させ、この位置において、さらに、ガイドカテーテルの
先端部を右冠状動脈の入口部に相対させる。この先端部
又は先端部に付設した部材を前記入口部に相対させると
き、第1湾曲部及び第2湾曲部は上行大動脈の側壁のそ
れぞれ反対側に係合して位置する。そして、このままガ
イドカテーテルを進めるとガイドカテーテル先端部が右
冠状動脈の入口部に入る。カテーテル全体を堅くし、第
1湾曲部及び第2湾曲部で支持する形状の場合、バック
アップ力は増すが、右冠状動脈への先端部係合が困難と
なる。
【0027】本発明は、先端部を柔らかくすることで、
この点も克服している。又、前記右冠状動脈の入口部か
ら先端部又は先端部に付設した部材に反係入方向への力
が加わった際に、前記第2湾曲部と第1湾曲部とによる
上行大動脈の側壁への接触係合により、前記先端部が前
記入口部内に保持されるように構成されていることが好
ましい。
【0028】このように構成されていると、右冠状動脈
の入口部から先端部又は先端部に付設した部材に反係入
方向への力が加わった際に、前記第2湾曲部と第1湾曲
部とによる上行大動脈の側壁への接触係合により、前記
先端部が前記入口部内に保持できる。
【0029】又、前記先端部の先に付設する部材として
管状の先端チップであることが好ましい。このようにす
ると、先端チップにより、右冠状動脈の入口部に係入さ
れる。
【0030】又、前記先端部以外の終端部から本体部ま
では剛性付与部材にて補強されていることが好ましい。
このように構成されていると、先端部以外の終端部から
本体部までは剛性付与部材にて補強されているため、適
度の剛性をもち、始端部における操作時の操作トルクを
先端部に好適に伝達することができる。
【0031】又、終端部には中心腔に連通する側孔が形
成されていることが好ましい。このように構成されてい
ると、PCTA術中に虚血(血液の流入不足)性ショッ
クが予想されるような症例(重症例,冠状動脈主幹部の
狭窄,及びその入り口となる冠状動脈口が細い等)への
形成術を目的とした各種デバイスの挿入時に、側孔を介
して血液を冠状動脈内に導く。この結果、そのショック
を予防し、より安全かつ安定したPCTAを行わせるこ
とができる。
【0032】又、先端部から本体部までは、内層と外層
との少なくとも2層構造を備えていることが好ましい。
又、前記外層はX線不透過性を備えていることが好まし
い。
【0033】このように構成されていると、外層がX線
不透過性を備えていることにより、X線透視を行う場
合、カテーテルの特に先端部の位置を確認できる。又、
内層はポリテトラフルオロエチレンにて構成されている
ことが好ましい。
【0034】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図1〜図4を参照して説明す
る。
【0035】図1(a)は、本発明の右冠状動脈用ガイ
ドカテーテル(以下、単にカテーテルという)の構成例
を示す平面図である。カテーテル10は、本体部P及び
その両端に始端部Sと終端部Tとを備えた可撓性を備え
た細長い管状部材から形成されている。カテーテル10
の外径は、カテーテル全長にわたり、3.1mm以下に
されている。なお、外径は、好ましくは2.4mm以
下、さらに好ましくは2.0mm以下が良い。
【0036】カテーテル10の内径と外径は均一に形成
されており、軸心方向に延びる中心腔10a中を治療用
カテーテルとしてバルーンカテーテル(図示せず)が挿
入され、かつ冠状脈管に挿入しやすいように、滑らかな
カテーテル内表面が形成されている。
【0037】図1(b)に示すように、カテーテル10
の壁11は内層12と圧縮に耐える外層13とを備えて
いる。内層12はポリテトラフルオロエチレン製のチュ
ーブから形成されている。外層13の材料はナイロン或
いはポリエーテルブロックアミドが好ましく、カテーテ
ル10の圧縮強さ、押し込み強さを増加させ、10〜3
0重量%の硫酸バリウムを含んでおり、X線不透過性を
備えている。
【0038】内層12と外層13とその間に配置された
金属メッシュ14の組合せによって、本体部P及び始端
部Sは、全長に亘ってショアD硬度70Dとされ、終端
部Tは、全長に亘ってショアD硬度35D〜55Dとさ
れている。
【0039】なお、壁11の内層12と、外層13とは
公知の方法で熱融着されている。剛性付与部材としての
金属メッシュ14は内層12の周囲に配置されている。
金属メッシュ14は、カテーテル10が冠状脈管内に挿
入される際に、ねじれに耐え、座屈を最小にするよう作
用する。又、金属メッシュ14を設けない部分を有する
場合の長さは、カテーテル本体2の先端から5〜25m
m(好ましくは10〜20mm)の範囲に設定されてい
る。金属メッシュ14を設けることにより、カテーテル
10を回転させたときのトルク伝達性が向上する。本実
施形態では、金属メッシュ14はステンレス金属線から
構成されている。
【0040】なお、終端部Tの先端に先端チップを設け
る場合には、終端部T先端まで金属メッシュ14を配置
しても良い。先端チップ20は、チューブ状をなし、熱
可塑性エラストマー(例:ポリウレタンエラストマー、
ポリアミドエラストマー)と、35〜65重量%のタン
グステンの材料から形成されている。前記タングステン
により先端チップ20はX線不透過性を有している。
又、先端チップ20は、ショア硬度35D〜55Dの範
囲に入るように材質が構成されている。先端チップ20
は先端部に付設した部材に相当する。
【0041】中心腔10a(以下、ルーメンという)は
カテーテル10の先端へ開放しているとともに、終端部
Tの先端の任意の位置の外周に形成された側孔15へも
連通されている。この側孔15の位置は、第3直線部L
3の先端から2〜5mmの位置が好ましい。カテーテル
10を目的部位へ挿入してゆく際には、このルーメン1
0a内にガイドワイヤが挿通され、治療目的の際には、
治療用カテーテルが挿通される。
【0042】なお、側孔15はカテーテル10の長手方
向に沿って2個以上形成されていてもよく、又、側孔が
全く形成されていなくても良い。又、カテーテル10の
始端部Sにはつば付きフランジ17が接着剤でもって固
着されている。これはカテーテル10を操作するハンド
ルとなる。
【0043】カテーテル10の本体部Pは、外力を加え
ない状態で、実質的に直線状となっている。本体部Pの
長さは特に限定していないが、大腿動脈アプローチの冠
状動脈用カテーテルの全長としては治療対象の患者の身
長に応じて300〜1200mm(好ましくは、800
〜900mm)程度とされている。
【0044】次に、終端部Tの構成を詳細に説明する。
図1(a)に示すように終端部Tは本体部Pの終端側に
接続された第1湾曲部M1、第1直線部L1、第2湾曲
部M2、第2直線部L2、第3湾曲部M3及び第3直線
部L3の順に連結されて構成されている。これら各部
は、前記本体部P、始端部Sとともに同一仮想平面上に
位置する。前記第1直線部L1は第1連結部に相当し、
第2直線部L2は第2連結部に相当する。
【0045】第1直線部L1は、外力を加えない状態
(以下、自由状態という)では実質的に直線状である。
なお、実質的にとは、自由状態で直線であればよい趣旨
である。第1直線部L1の長さは15〜60mm(好ま
しくは、30〜50mm)とされている。
【0046】そして、第1湾曲部M1の第1角α1、す
なわち、本体部Pを通る仮想直線(以下、各部を通る仮
想直線を単に直線という)と第1直線部L1を通る直線
とがなす角は75°〜135°の範囲にあるように設定
されている。又、第1湾曲部M1の曲率半径R1は3〜
50mmの範囲とされている。
【0047】第2直線部L2は、自由状態では実質的に
直線状である。第2直線部L2の長さは15〜60mm
(好ましくは、20〜40mm)とされている。そし
て、第2湾曲部M2が湾曲する方向は、第1湾曲部M1
とは反対方向とされている。第2湾曲部M2の第2角α
2、すなわち、第1直線部L1を通る直線と第2直線部
L2を通る直線とがなす角は80°〜120°の範囲に
あるように設定されている。又、第2湾曲部M2の曲率
半径R2は3〜30mmの範囲とされている。
【0048】第3直線部L3は、自由状態では実質的に
直線状である。第3直線部L3は、第3湾曲部M3の先
端側に形成された先端部に相当する。第3直線部L3の
長さは、第3直線部L3を右冠状動脈の入口付近に挿入
留置し、同部L3が右冠状動脈に深く入り過ぎず、かつ
その入口から離脱しない程度の長さとして、3〜20m
m(好ましくは、5〜15mm)とされている。
【0049】そして、第3湾曲部M3が湾曲する方向
は、第2湾曲部M2が湾曲する方向と同方向とされてい
る。第3湾曲部M3の第3角α3、すなわち、第2直線
部L2を通る直線と第3直線部L3を通る直線とがなす
角は110°〜150°の範囲にあるように設定されて
いる。又、第3湾曲部M3の曲率半径R3は3〜15m
mの範囲とされている。
【0050】本実施形態では、第1角α1、第2角α2
及び第3角α3の範囲が、上行大動脈120の形状に合
わせ、かつ、右冠状動脈の入口部130へ第3直線部L
3が同軸的に係入(カテーテル10の挿入)及び留置に
適する範囲である。
【0051】(作用)次に、上記のように構成されたカ
テーテル10の使用方法について説明する。ルーメン1
0a内に図示しないガイドワイヤを挿通した状態のカテ
ーテル10を大腿動脈内に挿入する、そして、カテーテ
ル10をガイドワイヤを先行させて徐々に送り、図2に
示す下行大動脈100、大動脈弓部110、上行大動脈
120を通して目的部位である右冠状動脈に向けて挿入
してゆく。
【0052】このとき、カテーテル10の終端部Tの先
端部(第3直線部L3)が血管の屈曲部を通過するた
め、または、血管の分岐を選択するために、ガイドワイ
ヤの出し入れ、カテーテル10の進退および回転を適宜
組み合せた操作を行う。
【0053】そして、カテーテル10の先端部(第3直
線部L3)が、左冠状動脈の入口部140に近接した上
方位置に位置させた際、この位置において、さらに、カ
テーテル10の先端部(第3直線部L3)を右冠状動脈
の入口部130に相対させるべく回転させる。この先端
部(第3直線部L3)を入口部130に相対させると
き、第1湾曲部M1及び第2湾曲部M2は上行大動脈1
20の側壁のそれぞれ反対側に係合して位置する。そし
て、このままカテーテル10を進めてカテーテル10の
先端部(第3直線部L3)を右冠状動脈の入口部130
に挿入する。
【0054】このような操作によって、カテーテル10
の先端部(第3直線部L3)が右冠状動脈の入口部13
0内に挿入された後は、ルーメン10a内から図示しな
いガイドワイヤを抜去する。
【0055】そして、入口部130内に挿入した状態で
バルーンカテーテル等の図示しない治療用カテーテルを
カテーテル10内に挿入し、右冠状動脈の狭窄部に誘導
する。カテーテル10が右冠状動脈の入口部130にフ
ック(係止)している状態で、治療用カテーテルを押し
込んだとき、進入障害物である右冠状動脈内の狭窄部に
より治療用カテーテルが強い抵抗を受ける場合がある。
そのとき反係入方向への反力が働く。しかし、この反力
がカテーテル10に加わった際には、第2湾曲部M2と
第1湾曲部M1の上行大動脈120の側壁との2点での
接触係合によって支持しているため、先端部(第3直線
部L3)は入口部130内に保持される。
【0056】又、本体部P及び始端部Sは、全長に亘っ
てショアD硬度70Dとし、終端部Tを全長に亘ってシ
ョアD硬度35D〜55Dとして柔軟にしているため、
終端部Tが右冠状動脈を含む動脈内を挿入し、通す場合
にも動脈の壁面を傷つけることがない。
【0057】(試験例)次に、実際の製品を試験した例
について説明する。なお、この試験例は、第1角α1及
び第2角α2の範囲がどの範囲で有効かを確認するため
のものである。
【0058】表3及び表4の実施例1〜8、比較例1〜
6の各例の大きさ、角度は下記の通りである。表3及び
表4の実施例1〜8、及び比較例2〜6の本体部P、第
1直線部L1、第2直線部L2、第3直線部L3は下記
の通りとした。
【0059】P=600mm、 L1=25mm、 L
2=30mm、 L3=6mm 同じく、実施例1〜8、及び比較例2〜6の曲率半径R
1,R2は表1、表2に示すように第1角α1、第2角
α2の値に応じて設定した。
【0060】なお、各例とも第3角α3は120°と
し、曲率半径R3は10mm固定とした。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】 比較例1は、図7に示す右ジャドキンスガイドカテーテ
ルの一例である。この例では、位置的に第1曲げ部Xが
本発明の第1湾曲部M1に相当し、第2曲げ部Yが第2
湾曲部M2に相当する。なお、位置的に相当するとは、
機能面では本発明の実施例のものに相当することを排除
する意味である。
【0063】従って、比較例1の表1では、便宜上、欄
α1に第1曲げ部Xの角度を、欄R1に第1曲げ部Xの
曲率半径を記している。又、同じ理由から比較例1の表
2では、欄α2に第2曲げ部Yの角度を、欄R2に第2
曲げ部Yの曲率半径を記している。又、比較例1では、
第3曲げ部Zが、第3湾曲部M3に相当している。この
第3曲げ部Zの曲率半径及び角度α3は、第3湾曲部M
3におけるものと同じ数値に設定した。
【0064】図7では、実施例との相対関係を分かりや
すくするために、敢えて実施例と同じ角度の符号α1〜
α3により、各曲げ部の角度を表している。又、比較例
1において、各曲げ部間の長さ、実施例の本体部及び先
端部(第3直線部L3)に相当する部位の長さは、前記
他の比較例及び実施例の各部位の長さに相当するものに
設定した。
【0065】上記の実施例1〜8、及び比較例1〜6
を、試験装置150((株)メジカルセンス製、PTC
Aトレーナ)にて試験を行った。なお、試験装置150
は、図3、図4に示すように、下行大動脈、上行大動
脈、大動脈弓部、右冠状動脈、左冠状動脈に相当する通
路が設けられたものである。なお、この装置は、他のト
レーニングのための通路も形成されているが、本発明と
は関係しないため、関係する部分のみ図示している。
又、図3、図4には、説明の便宜上図2で図示した部位
に相当する箇所には同じ符号を付している。
【0066】(試験方法)試験方法は、試験装置150
に各例のカテーテルを通し、そのカテーテルの先端を右
冠状動脈の入口部に相当する部位に位置した時、同カテ
ーテルが上行大動脈に相当する部位で2点支持されてい
るか否かを目視で確認した。
【0067】その結果を表3及び表4に示した。図3
は、実施例1〜8の場合を図示しており、図4は、比較
例1(右ジャドキンスガイドカテーテル)の場合を図示
している。
【0068】
【表3】
【0069】
【表4】 表3及び表4中、評価の欄の○は2点支持できたことが
確認できたものを示し、△は2点支持できるが、先端を
右冠状動脈の入口部に位置させ難いものを示す。×は2
点支持できないものを示している。
【0070】表3及び表4から分かるように、第1角α
1は75°〜135°の場合に、2点支持できることが
確認された。又、第2角α2は80°〜120°の範囲
で2点支持できることが確認された。
【0071】(第2実施形態)次に第2実施形態を図5
及び図6を参照して説明する。第2実施形態のカテーテ
ル10では、終端部Tの先端にさらに第4湾曲部M4を
付設しているところが大きく異なっている。
【0072】先端チップ20は第3直線部L3の先端に
第4湾曲部M4を介して終端部Tに接続されている。第
4湾曲部M4の第4角α4は、すなわち、第3直線部L
3を通る直線と先端チップ20を通る直線とがなす角は
110°〜150°の範囲にあるように設定されてい
る。なお、第4湾曲部M4は、第3湾曲部M3の湾曲方
向とは反対方向に湾曲されている。
【0073】又、第4湾曲部M4の曲率半径R4は3〜
15mmの範囲とされている。他は第1実施形態と同様
の構成を備えている。第1角α1、第2角α2、第3角
α3及び第4角α4の範囲が、上行大動脈120、右冠
状動脈の入口部130の形状に合わせてカテーテル10
の挿入及び留置に適する範囲である。
【0074】このようにすると、第1実施形態と同様
に、大腿動脈アプローチにより、先端チップ20を、図
6に示すように右冠状動脈の入口部130に係入するこ
とができる。このとき、図6に示すように、第1湾曲部
M1及び第2湾曲部M2は上行大動脈120の側壁のそ
れぞれ反対側に係合して位置する。このため、反力がカ
テーテル10に加わった際には、第2湾曲部M2と第1
湾曲部M1の上行大動脈120の側壁との接触係合によ
って支持しているため、先端チップ20は入口部130
内に保持することができる。
【0075】なお、本発明の上記実施形態は以下のよう
に変更しても良い。 ・ 前記各実施形態では、外層13に硫酸バリウムを含
むようにしたが、その代わりに三酸化ビスマスやタング
ステンなどを配合し、X線不透過性を有するようにして
も良い。
【0076】・ 又、外層13の代わりに、内層12
に、硫酸バリウム、三酸化ビスマスやタングステンなど
を配合し、X線不透過性を有するようにしても良い。 ・ 前記各実施形態では、本体部PをショアD硬度70
Dとしたが、ポリマーエーテルブロックアミドを使用せ
ずに、他のポリマー材料であれば、ショアD硬度65D
〜75Dの範囲にすることも可能である。
【0077】・ 前記各実施形態では、剛性付与部材と
してステンレス金属線を使用したが、擬弾性金属線、カ
ーボン繊維やアモルファス金属線等の各種弾性材を使用
しても良い。これらの弾性材を使用して、編組やヘリカ
ル構造にして埋設するものとする。
【0078】・ 前記各実施形態では、先端部から本体
部までは、内層12、金属メッシュ14、外層13の層
構造としたが、金属メッシュ14を省いたり、内層12
と外層13との間にさらに、1つの層又はいくつかの層
を設けた多層構成にしても良い。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
12に記載の発明によれば、治療用カテーテルの誘導性
に優れており、ガイドカテーテル自身による血管損傷を
軽減でき、かつ支持性に優れた効果を奏する。
【0080】請求項2乃至請求項4の発明によれば、請
求項1の作用を好適に実現することができる。請求項5
の発明によれば、大腿動脈アプローチのガイドカテーテ
ルとして請求項1乃至請求項4のうちのいずれかの効果
を実現することができる。
【0081】請求項6の発明によれば、右冠状動脈の入
口部から先端部又は先端部に付設した部材に反係入方向
への力が加わった際に、第2湾曲部と第1湾曲部とによ
る上行大動脈の側壁への接触係合により、先端部が前記
入口部内に保持できる。
【0082】請求項7の発明によれば、先端チップを備
えたガイドカテーテルにおいて、請求項1乃至請求項6
のうちのいずれかの効果を実現することができる。請求
項8の発明によれば、先端部以外の終端部から本体部ま
では剛性付与部材にて補強されているため、適度の剛性
をもち、始端部における操作時の操作トルクを先端部に
好適に伝達することができる。
【0083】請求項9の発明によれば、PCTA術中に
虚血(血液の流入不足)性ショックが予想されるような
症例(重症例,冠状動脈主幹部の狭窄,及びその入り口
となる冠状動脈口が細い等)への形成術を目的とした各
種デバイスの挿入時に、側孔を介して血液を冠状動脈内
に導く。この結果、そのショックを予防し、より安全か
つ安定したPCTAを行わせることができる。
【0084】請求項10の発明によれば、先端部から本
体部までは、内層と外層との少なくとも2層構造を備え
てたガイドカテーテルにおいて、請求項1乃至請求項6
のうちのいずれかの効果を実現することができる。
【0085】請求項11の発明によれば、外層がX線不
透過性を備えていることにより、X線透視を行う場合、
カテーテルの特に先端部の位置を確認できる。請求項1
2の発明によれば、ポリテトラフルオロエチレンにて構
成されたガイドカテーテルにおいて、請求項10又は請
求項11の作用効果を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施形態における右冠状
動脈用ガイドカテーテルの平面図、(b)は(a)のA
−A線断面図。
【図2】同実施形態の作用を示す説明図。
【図3】試験例における実施例の説明図。
【図4】試験例における比較例の説明図。
【図5】第2実施形態の要部平面図。
【図6】同じく作用を示す説明図。
【図7】右ジャドキンスガイドカテーテルの要部平面
図。
【図8】同じく作用を示す説明図。
【図9】同じく作用を示す説明図。
【図10】同じく作用を示す説明図。
【図11】ディープシートの場合の説明図。
【符号の説明】
10…ガイドカテーテル、10a…中心腔、11…壁、
12…内層、13…外層、14…金属メッシュ(剛性付
与部材)、15…側孔、 20…先端チップ(先端部に付設した部材) M1…第1湾曲部、M2…第2湾曲部、M3…第3湾曲
部 α1…第1角、α2…第2角、α3…第3角、L1…第
1直線部(第1連結部)、L2…第2直線部(第2連結
部)、L3…第3直線部(先端部)、P…本体部、S…
始端部、T…終端部。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部の両端に始端部と、終端部とを備
    えるとともに、前記各部を貫通した中心腔を備えた細長
    い管状部材を備えた右冠状動脈用ガイドカテーテルにお
    いて、 前記終端部は、前記本体部の終端側で第1角を規定する
    第1湾曲部と、第2角を規定するとともに第1湾曲部と
    は反対方向に湾曲する第2湾曲部と、第3角を規定する
    とともに第2湾曲部と同方向に湾曲する第3湾曲部とを
    順に配置した構成であって、かつ、第1湾曲部と第2湾
    曲部間、及び第2湾曲部と第3湾曲部間にはそれぞれ第
    1連結部と第2連結部とを備えるとともに第3湾曲部の
    先端側には先端部を有し、 前記第1、第2角及び第3角は、同カテーテルが心臓血
    管系内に挿入され、かつ前記第1湾曲部及び第2湾曲部
    が上行大動脈の側壁の互いに反対側にそれぞれ係合して
    位置した際に、前記第2連結部及び前記先端部を前記上
    行大動脈の側壁に向け、前記先端部又は先端部に付設し
    た部材が右冠状動脈の入口部内に同軸的に係入されるよ
    うに設定されており、前記終端部全体の硬度を、本体部
    の硬度よりも柔らかくしたことを特徴とする右冠状動脈
    用ガイドカテーテル。
  2. 【請求項2】 前記第1角は75°〜135°であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の右冠状動脈用ガイドカ
    テーテル。
  3. 【請求項3】 前記第2角は80°〜120°であるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の右冠状動
    脈用ガイドカテーテル。
  4. 【請求項4】 前記第3角は110°〜150°である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか
    1項に記載の右冠状動脈用ガイドカテーテル。
  5. 【請求項5】 前記カテーテルは、大腿動脈より挿入可
    能な長さ及び形状を備えていることを特徴とする請求項
    1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の右冠状動脈
    用ガイドカテーテル。
  6. 【請求項6】 前記右冠状動脈の入口部から先端部又は
    先端部に付設した部材に反係入方向への力が加わった際
    に、前記第2湾曲部と第1湾曲部とによる上行大動脈の
    側壁への接触係合により、前記先端部又は先端部に付設
    した部材が前記入口部内に保持されるように構成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいず
    れか1項に記載の右冠状動脈用ガイドカテーテル。
  7. 【請求項7】 前記先端部に付設した部材は管状の先端
    チップであることを特徴とする請求項1乃至請求項6の
    うちいずれか1項に記載の右冠状動脈用ガイドカテーテ
    ル。
  8. 【請求項8】 前記先端部以外の終端部から本体部まで
    は剛性付与部材にて補強されていることを特徴とする請
    求項1乃至請求項7のうちいずれか1項に記載の右冠状
    動脈用ガイドカテーテル。
  9. 【請求項9】 終端部には中心腔に連通する側孔が形成
    されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のう
    ちいずれか1項に記載の右冠状動脈用ガイドカテーテ
    ル。
  10. 【請求項10】 先端部から本体部までは、内層と外層
    との少なくとも2層構造を備えていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項9のうちいずれか1項に記載の右冠
    状動脈用ガイドカテーテル。
  11. 【請求項11】 外層はX線不透過性を備えたことを特
    徴とする請求項10に記載の右冠状動脈用ガイドカテー
    テル。
  12. 【請求項12】 内層は、ポリテトラフルオロエチレン
    にて構成されていることを特徴とする請求項10又は請
    求項11に記載の右冠状動脈用ガイドカテーテル。
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