JP2003036032A - ディスプレイ装置 - Google Patents

ディスプレイ装置

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JP2003036032A
JP2003036032A JP2001222062A JP2001222062A JP2003036032A JP 2003036032 A JP2003036032 A JP 2003036032A JP 2001222062 A JP2001222062 A JP 2001222062A JP 2001222062 A JP2001222062 A JP 2001222062A JP 2003036032 A JP2003036032 A JP 2003036032A
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Japan
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liquid crystal
crystal panel
heat transfer
chassis
backlight
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JP2001222062A
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English (en)
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Koichi Yamamoto
浩一 山本
Keita Tanaka
啓太 田中
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型の液晶ディスプレイで顕著となる液晶パ
ネルの上下方向の温度差を緩和して、表示ムラを解消す
る。 【解決手段】 液晶パネル2とバックライト3はメイン
シャーシ1に取り付けられる。メインシャーシ1と液晶
パネル2の間には、伝熱シート11を介在させて、バッ
クライト3で発生した熱を効率よく液晶パネル2に伝達
する。また、メインシャーシ1の下部には樹脂製のカバ
ー12aで覆われたエアー溜まり部12を設け、メイン
シャーシ1の下部に暖められた空気を溜め、この空気で
液晶パネル2の下部の温度を上げる。さらに、バックラ
イト3の反射板3cとメインシャーシ1を伝熱プレート
13でつなぎ、バックライト3で発生して反射板3cで
放熱される熱で、液晶パネル2の下部の温度を上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルの裏面
にバックライトを配置してなるディスプレイ装置に関す
る。詳しくは、熱伝導性の良いシャーシを介して液晶パ
ネルとバックライトを取り付け、かつ液晶パネルを少な
くともその上下でシャーシに支持することで、バックラ
イトで発生する熱をシャーシを介して液晶パネルに伝達
するとともに、液晶パネル内での熱伝導をシャーシによ
り行うことにより、液晶パネルの上下方向の温度ムラを
緩和して、表示ムラを解消するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルは、液晶層を挟んで前面側に
はカラーフィルターの基板となるガラス板が設けられ、
裏面側にはTFT(Thin Film Transistor)等の液晶駆
動スイッチ素子の基板であるガラス板が設けられるもの
である。また、液晶を駆動するため、PALC(Plasma
Address Liquid Crystal)と呼ばれるプラズマ放電を
用いた液晶パネルもある。
【0003】図12は液晶パネルを用いた表示装置であ
る液晶ディスプレイの要部説明図で、図12(a)は正
面図、図12(b)は要部側断面図である。液晶パネル
2は、その中央に実際に表示が行われる有効画面部2a
が設けられ、この有効画面部2bの周囲に帯状に無効画
面部2bが設けられる。
【0004】このような液晶パネル2が組み込まれる外
装キャビネット20は、有効画面部2aを露出するため
の開口部20aが設けられる。ここで、有効画面部2a
と開口部20aのサイズが同じであると、外装キャビネ
ット20に対して液晶パネル2の取付精度を非常に高く
しなければならない。そこで、通常、有効画面部2aの
サイズより開口部20aのサイズを若干大きめにしてあ
る。
【0005】これにより、液晶パネル2の無効画面部2
bの一部が開口部20aに露出することになるので、有
効画面部2aの周囲の無効画面部2bには、所定の幅で
黒枠2cが設けられる。よって、液晶パネル2が外装キ
ャビネット20に組み込まれると、開口部20a内にお
いて、有効画面部2aの外側に黒枠2cが見える状態と
なる。
【0006】すなわち、開口部20a内で露出している
黒枠2cの幅だけは、液晶パネル2の取付位置がずれて
も有効画面部2aが開口部20a内に位置することにな
り、取付精度が緩和される。ここで、このような黒枠は
CRT(Cathode Ray Tube)でも用いられている。な
お、液晶パネル2において、この黒枠2cは、図示しな
いカラーフィルター内に黒枠のパターンを塗ることで形
成される。
【0007】近年、大画面化のため液晶パネル2のサイ
ズは大きくなっているが、当然、この液晶パネル2が組
み込まれる外装キャビネット20も大型になる。樹脂製
のモールド品である外装キャビネット20は、大型化す
ると寸法誤差が大きくなり、開口部20aのサイズのば
らつきも大きくなる。また、液晶パネル2と外装キャビ
ネット20の取付誤差も大きくなるため、液晶パネル2
の有効画面部2aと外装キャビネット20の開口部20
aの相対位置のずれも大きくなる。このため、大画面に
なればなるほど、黒枠2cの幅を大きくする必要があ
り、液晶パネル2の無効画面部2bの面積が増えること
になる。
【0008】さて、液晶ディスプレイでは、液晶パネル
2の有効画面部2aの全面を裏面から照射するため、蛍
光管等を用いたバックライトが備えられる。従来、液晶
ディスプレイで用いられていたバックライトは、液晶パ
ネル2の裏面側には導光板を備え、この導光板の側方に
1本あるいは数本の蛍光管を配置してなるサイドエッジ
式と呼ばれるバックライトが用いられていた。これに対
し、画面が大きくなると大量の光量が必要となるので、
液晶パネル2の直下に蛍光管を配置することで光の利用
効率を上げた直下式と呼ばれるバックライトが用いられ
るようになってきた。
【0009】図13は直下式のバックライトの側断面図
である。直下式のバックライト3は、図12に示す液晶
パネル2の有効画面部2aの裏面と対向する拡散板3a
の直下に、複数本の蛍光管3bを並列配置したものであ
る。また、蛍光管3の裏面には反射板3cが設けられ
る。この反射板3cは、蛍光管3bの裏面側から出射し
た光を拡散板3a方向に反射するものである。そして、
バックライト3は上述した拡散板3a、蛍光管3bそし
て反射板3c等を外装ケース3dに収めてユニット化し
たものであり、拡散板3aを有効画面部2aに対向させ
て、バックライト3が液晶パネル2の裏面に配置されて
いた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】画面の大型化のため、
液晶パネル2が大型化すると、バックライト3のサイズ
も大きくする必要がある。このため、必要とされる蛍光
管3bの本数も増えるので、発熱量も多くなる。そこ
で、反射板3cをアルミニウム等の熱伝導性の良い金属
で構成し、この反射板3cの裏面を外装ケース3dから
露出させておくことで、反射板3cを利用して放熱を行
うバックライト3が考えられている。このように、バッ
クライト3側で積極的な放熱を行うようにしても、直下
式のバックライト3では蛍光管3bの本数が多く、求め
られる輝度も高くなっていることから、蛍光管3bに高
い電圧をかけているので、バックライト3の温度は高温
となる。
【0011】そして、このような直下式のバックライト
3が液晶パネル2の有効画面部2aの裏面に配置される
ので、液晶パネル2の有効画面部2aは蛍光管3からの
照射等により暖められ、かなりの高温となる。これに対
して、液晶パネル2の無効画面部2bの裏面にはバック
ライト3が存在しないので、この無効画面部2bの温度
はあまり上がらない。
【0012】それに加え、画面を大型化すると、上述し
たように無効画面部2bの面積が大きくなるため、さら
に無効画面部2bの温度上昇は少なく、有効画面部2a
と無効画面部2bの温度差が大きくなる。そして、有効
画面部2aと無効画面部2bとの温度差が大きい場合、
有効画面部2aと無効画面部2bの境界付近で大きな温
度勾配を生じる。
【0013】図14は従来における液晶パネルの温度分
布を示すグラフである。また、図15は液晶パネル2上
の温度測定位置と測定温度の関係を示す説明図である。
なお、この図14,図15では42インチのワイド画面
(16:9)を構成する液晶パネル2の温度分布を示し
ている。図14,図15において、N1は液晶パネル2
の画面中央Oから上コーナーに向かう直線L1上におけ
る温度変化を示し、N2は液晶パネル2の画面中央Oか
ら下コーナーに向かう直線L2上における温度変化を示
す。図14から、従来は有効画面部2aの4隅で大きな
温度勾配となっていることがわかる。そして、通常立て
た状態で使用される液晶ディスプレイは、熱が上部にこ
もるため、特に、液晶パネル2の画面中央Oから下コー
ナーに向かう直線L2上において、有効画面部2aの隅
で大きな温度勾配となる。これにより、従来は液晶パネ
ル2の上部と下部でかなりの温度差が生じていた。
【0014】さて、液晶パネル2は上述したようにガラ
ス基板等から構成されているが、大画面になる程、強度
的な問題から、板厚の厚いガラスを使用する必要が出て
くる。ガラスには、光弾性係数という光学的な要素があ
り、ある面内で大きな温度差があると、光学的な弾性ひ
ずみを生じてしまい、ガラスの板厚が厚い程、光学的ひ
ずみも大きくなる。
【0015】その結果、図14に示すように、その面内
で大きな温度差を生じている温度分布を持つ液晶パネル
2では、その4隅において図示しない偏光板とガラスか
らなる液晶パネル2内で光の位相にずれが生じ、黒表示
時に4隅で黒が浮き、白表示時には4隅の輝度が低下す
るという表示ムラが発生するという問題があった。本発
明はこのような問題を解決するためになされたもので、
高温化に晒される大画面の液晶パネルであっても、面内
での温度差を緩和して表示ムラを解消できるディスプレ
イ装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、請求項1の発明に係るディスプレイ装置は、液晶
パネルの裏面にバックライトを配置してなるディスプレ
イ装置において、液晶パネルとバックライトを保持する
シャーシを備え、このシャーシは、液晶パネルを少なく
ともその上部と下部で支持するとともに、この液晶パネ
ルの上部と下部を結ぶ形状を有し、かつ、熱伝導性のよ
い材質で形成することとしたものである。
【0017】上述した請求項1の発明に係るディスプレ
イ装置では、バックライトで発生した熱がシャーシを介
して液晶パネルに伝達されるとともに、液晶パネルの上
部と下部の間でも、シャーシを介して熱の伝達が行われ
る。
【0018】立てた状態で使用されるディスプレイ装置
では、バックライトで発生した熱は上部にこもり、これ
により液晶パネルも上部の方が温度が高くなる。この液
晶パネルの上部の熱がシャーシを介してこの液晶パネル
の下部に伝達されることで、液晶パネルの上部の温度が
下がるとともに下部の温度が上がる。よって、液晶パネ
ルの上部と下部の温度差を緩和できる。
【0019】また、バックライトで発生した熱がシャー
シを介して液晶パネルの下部に伝達されることで、液晶
パネルの下部の温度が上がる。よって、やはり液晶ディ
スプレイの上部と下部の温度差を緩和できる。
【0020】請求項7の発明に係るディスプレイ装置
は、液晶パネルの裏面にバックライトを配置してなり、
このバックライトは、光源からの光を液晶パネル方向に
反射させる反射板を備えるとともに、この反射板の裏面
を露出させた構造を備えるディスプレイ装置において、
液晶パネルとバックライトを保持し、かつ、液晶パネル
を少なくともその上部と下部で支持するとともに、この
液晶パネルの上部と下部を結ぶ形状を有した熱伝導性の
良い材質で形成されたシャーシと、液晶パネルとシャー
シの間で、少なくとも、液晶パネルの上部とシャーシの
上部との間、および、液晶パネルの下部とシャーシの下
部との間に介在する伝熱部材と、液晶パネルの下部を支
持するシャーシの下部の裏面を、樹脂製のカバーで覆っ
てなる貯熱空間と、反射板とシャーシの下部を結ぶ伝熱
プレートと、反射板と伝熱プレートの間、およびシャー
シと伝熱プレートの間に介在させたシート状の伝熱部材
とを備えたものである。
【0021】上述した請求項7の発明に係るディスプレ
イ装置では、バックライトで発生した熱がシャーシに伝
達され、このシャーシに伝達された熱が伝熱部材を介し
て液晶パネルに伝達される。また、液晶パネルの上部と
下部の間でも、伝熱部材およびシャーシを介して熱の伝
達が行われる。
【0022】立てた状態で使用されるディスプレイ装置
では、バックライトで発生した熱は上部にこもり、これ
により液晶パネルも上部の方が温度が高くなる。この液
晶パネルの上部の熱が伝熱部材およびシャーシを介して
この液晶パネルの下部に伝達されることで、液晶パネル
の上部の温度が下がるとともに下部の温度が上がる。よ
って、液晶パネルの上部と下部の温度差を緩和できる。
【0023】また、バックライトで発生した熱がシャー
シおよび伝熱部材を介して液晶パネルの下部に伝達され
ることで、液晶パネルの下部の温度が上がる。よって、
やはり液晶ディスプレイの上部と下部の温度差を緩和で
きる。
【0024】さらに、バックライトで発生した熱がシャ
ーシに伝達されることで、シャーシの下部に設けられる
貯蓄空間内の空気が暖められる。この貯蓄空間は樹脂製
のカバーで覆われているので、放熱の効率が悪く、温度
を保つことができる。これにより、貯蓄空間に蓄えられ
た熱がシャーシおよび伝熱部材を介して液晶パネルの下
部に伝達されることで、液晶パネルの下部の温度が上が
る。よって、液晶ディスプレイの上部と下部の温度差を
緩和できる。
【0025】また、バックライトで発生した熱は、その
背面に露出している反射板から放熱される。この熱が伝
熱部材を介して伝熱プレートに伝達され、さらに、この
伝熱プレートから伝熱部材を介してシャーシの下部に伝
達される。このシャーシの下部に伝達された熱は、伝熱
部材を介して液晶パネルの下部に伝達されることで、液
晶パネルの下部の温度が上がる。よって、液晶ディスプ
レイの上部と下部の温度差を緩和できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のデ
ィスプレイ装置の実施の形態の一例を説明する。本実施
の形態のディスプレイ装置は、金属製のメインシャーシ
を介して液晶パネルとバックライトを取り付け、バック
ライトで発生する熱をメインシャーシを介して液晶パネ
ルに伝達するとともに、液晶パネル内での熱伝導をメイ
ンシャーシにより行って、液晶パネルの温度ムラを解消
するものである。
【0027】まず、本実施の形態のディスプレイ装置を
構成する上述したメインシャーシ、およびこのメインシ
ャーシ、液晶パネルそしてバックライトから構成される
モジュールの一例を図1および図2を用いて説明する。
すなわち、図1は本実施の形態において液晶パネル、メ
インシャーシそしてバックライトから構成されるモジュ
ールの分解斜視図、図2はメインシャーシの一例を示す
斜視図ある。
【0028】メインシャーシ1は、鉄、銅、アルミニウ
ム等の熱伝導性の良い(熱伝導率の高い)材質で構成さ
れるもので、本実施の形態では、アルミニウムの板金と
する。このメインシャーシ1は、その中央に四角形状の
開口部1aを有する。この開口部1aのサイズは、図1
に示す液晶パネル2の有効画面部2aのサイズより若干
大きめとしてある。
【0029】この開口部1aの上下端には、図1に示す
バックライト3を取り付けるためのフランジ部1bが設
けられる。このフランジ部1bは、メインシャーシ1を
構成するアルミニウム板をプレス等により折り曲げて一
体に形成されるものであり、開口部1aの端部から立ち
上がり、所定の高さを持った脚部と、この脚部の先端側
で、メインシャーシ1と平行な面を持つ取付部とから構
成される。上述した構成により、メインシャーシ1は、
中央が開口した四角形状の枠部1cの裏面側に、フラン
ジ部1bが突出形成される形状となっている。そして、
この枠部1cは、液晶パネル2の無効画面部2bに沿っ
た形状となる。
【0030】液晶パネル2は、液晶層を挟んで前面側に
はカラーフィルターの基板となるガラス板が設けられ、
裏面側にはTFT等の液晶駆動スイッチ素子の基板であ
るガラス板が設けられるものである。この液晶パネル2
の裏面にはメインシャーシ1が取り付けられる。液晶パ
ネル2は、有効画面部2aの周囲に帯状に無効画面部2
bが設けられ、この無効画面部2bの裏面に両面テープ
4等を貼り付けて、この両面テープ4を介してメインシ
ャーシ1を取り付ける。メインシャーシ1は、上述した
ように中央に開口部1aを有した四角形状の枠部1cが
設けられているので、この開口部1aに液晶パネル2の
有効画面部2aが収まるように、枠部1cと無効画面部
2bの位置を合わせて、液晶パネル2の裏面にメインシ
ャーシ1を取り付ける。これにより、液晶パネル2は中
央に開口部1aを有した四角形状の枠部1cに支持され
ることになる。
【0031】メインシャーシ1の裏面にはバックライト
3が取り付けられる。このバックライト3は、図13に
示すように、拡散板の直下に光源としての蛍光管を設け
た直下式の面光源である。バックライト3は、図1では
図示しない拡散板を液晶パネル2の有効画面部2aに対
向させて、メインシャーシ1のフランジ部1bに取り付
けられる。バックライト3には、フランジ部1bの取付
部に当接するフランジ部3eが設けられ、ネジ止め等に
より固定される。これにより、メインシャーシ1を挟ん
でその前面側に液晶パネル2が取り付けられ、その裏面
側にバックライト3が取り付けられるディスプレイ装置
の一例としてのモジュール5が構成される。
【0032】ここで、メインシャーシ1の開口部1aの
サイズは、液晶パネル2の有効画面部2aのサイズより
若干大きめにしてある。また、バックライト3の図示し
ない拡散板のサイズも液晶パネル2の有効画面部2aの
サイズより若干大きめにしてある。よって、液晶パネル
2の有効画面部2aの全面をバックライト3で照射でき
るようにしてある。
【0033】次に、ディスプレイ装置の他の例として、
上述したモジュールが組み込まれた液晶ディスプレイの
説明を行う。すなわち、図3はこの図1に示すモジュー
ルが組み込まれた液晶ディスプレイの基本構造を示す側
断面図である。メインシャーシ1を挟んでその前面側に
液晶パネル2が両面テープ4により取り付けられ、その
裏面側にバックライト3がネジ止めで取り付けられたモ
ジュール5は、外装キャビネット6内に取り付けられ
る。この外装キャビネット6の正面側には、四角形状の
開口部6aが設けられている。この開口部6aのサイズ
は、液晶パネル2の有効画面部2aのサイズより、若干
大きいものとする。そして、この開口部6aに有効画面
部2aを対向させ、かつ、開口部6aに有効画面部2a
が収まるようにして、モジュール5は外装キャビネット
6内に取り付けられる。
【0034】外装キャビネット6に組み込まれたモジュ
ール5の裏面側には、回路基板7が取り付けられる。ま
た、外装キャビネット6の背面側で、この回路基板7の
上側には、ファン8が取り付けられる。このファン8
は、外装キャビネット6内の空気を外部へ排出する機能
を有する。さらに、外装キャビネット6の背面側で、回
路基板7の下側には、格子状の吸気口9が設けられる。
【0035】これにより、モジュール5と外装キャビネ
ット6の背面との間に形成される空間において、外気を
吸気口9から取り入れ、この外気でバックライト3の反
射板3cの裏面側や回路基板7等を冷却しながら、上昇
してくる暖められた空気をファン8により外部に強制排
出する。
【0036】なお、バックライト3の消費電力が少な
く、発熱量が少ない場合は、ファン8を設けず、外装キ
ャビネット6の背面側で、回路基板7の上側に格子状の
排気口(図示せず)を設ける。そして、吸気口9から排
気口への自然対流でバックライト3の反射板3cの裏面
側や回路基板7等を冷却することとしてもよい。
【0037】以上の構成で、液晶ディスプレイ10が構
成され、バックライト3で発生した熱をメインシャーシ
1を介して液晶パネル2に伝達することができる。そし
て、バックライト3で発生した熱をメインシャーシ1を
介して効率良く液晶パネル2に伝達するため、以下に説
明する機能を付加する。
【0038】(1)伝熱シートの挿入 図4は伝熱シートを介在させた液晶パネルの取付構造を
示す液晶ディスプレイの要部側面図である。この図4に
示す液晶ディスプレイは、メインシャーシ1から液晶パ
ネル2に効率よく熱を伝達するため、メインシャーシ1
と液晶パネル2の間に伝熱部材としての伝熱シート11
を介在させたモジュール5aを組み込むものである。な
お、図4に示す液晶ディスプレイの全体構成は、図3で
示す構成と同じであるが、図4においては、図3で説明
した外装キャビネット6、この外装キャビネット6に形
成される吸気口9、および外装キャビネット6内に取り
付けられる回路基板7、ファン8は図示していない。
【0039】伝熱シート11は、その両面に粘着性を有
し、かつ熱伝導率の高い柔軟性を持ったシート状の部材
である。この伝熱シート11は、液晶パネル2の無効画
面部2bの裏面側とメインシャーシ1の枠部1cとの間
に取り付けられる。なお、無効画面部2bは液晶パネル
2の4辺に存在し、メインシャーシ1の枠部1cも四角
形状であるが、伝熱シート11は、メインシャーシ1と
液晶パネル2の少なくとも上下辺の間にそれぞれ設けら
れる。なお、伝熱シート11としては、一般に市販され
ている工業用の伝熱シートを用いる。ここで、伝熱シー
ト11はその両面に粘着性を持っているので、液晶パネ
ル2とメインシャーシ1のそれぞれに密着した状態とな
る。これにより、メインシャーシ1と液晶パネル2の無
効画面部2bが伝熱シート11を介して熱的につながれ
る。
【0040】通常、バックライト3の反射板3cから液
晶パネル2の裏面までの間は、ゴミ等の異物が侵入する
と表示ムラになるため、外気が入り込まないような構造
とすることが必要である。このため、バックライト3は
密封されており、温まった空気がバックライト3内の上
部に溜まる。これにより、バックライト3にメインシャ
ーシ1を介して取り付けられている液晶パネル2も、上
部の温度が高く、下部の温度が低くなる。そして、ガラ
ス基板で構成される液晶パネル2は伝熱性が悪いので、
液晶パネル2は、その上下で温度差がついてしまうと、
液晶パネル2単体ではこれを緩和することがむずかし
い。
【0041】そこで、液晶パネル2と熱伝導率の高いメ
インシャーシ1との間に伝熱シート11を介在させて、
メインシャーシ1と液晶パネル2を熱的につなぐ。ここ
で、液晶パネル2の上部とメインシャーシ1の上部との
間に伝熱シート11を介在させるとともに、液晶パネル
2の下部とメインシャーシ1の下部との間に伝熱シート
11を介在させる。そして、液晶パネル2を支持してい
るメインシャーシ1の枠部1cは、中央に開口部1aを
有する四角形状、すなわち、上辺と下辺の間を左右の側
辺でつなぐ形状となっているので、上下方向で熱の伝達
が行える。よって、メインシャーシ1を介して液晶パネ
ル2の上下間で伝熱性が上がることになり、液晶パネル
2の下側の温度が上がるとともに、液晶パネル2の上側
の温度が下がって、液晶パネル2の上下方向の温度差が
緩和される。
【0042】(2)エアー溜まり部の設置 図5はエアー溜まり部の構成を示す液晶ディスプレイの
要部側断面図である。この図5に示す液晶ディスプレイ
は、メインシャーシ1の下部に、暖められた空気を溜め
ておくため、貯熱空間としてのエアー溜まり部12を設
けたモジュール5bを組み込むものである。なお、図5
に示す液晶ディスプレイの全体構成は、図3で示す構成
と同じであるが、図5においては、図3で説明した外装
キャビネット6、この外装キャビネット6に形成される
吸気口9、および外装キャビネット6内に取り付けられ
る回路基板7、ファン8は図示していない。
【0043】エアー溜まり部12は、メインシャーシ1
の下辺側の枠部1cの裏面側に樹脂製のカバー12aを
取り付けることで構成される。メインシャーシ1の下部
裏面側には、図2に示すように、この開口部1aの幅方
向に亘り裏面方向に突出する形でフランジ部1bが設け
られている。よって、メインシャーシ1の下辺側の枠部
1cとフランジ部1bの下部との間に空間が形成され
る。そして、この空間を覆うように、メインシャーシ1
の下辺とフランジ部1bの先端との間にカバー12aを
取り付け、枠部1c、フランジ部1bおよびカバー12
aにより覆われたエアー溜まり部12を構成する。
【0044】これにより、メインシャーシ1の下辺側の
枠部1cの裏面は露出しない。図3に示す全体構成を持
つ液晶ディスプレイ10で、図5に示すようにエアー溜
まり部12を設けることで、ファン8により吸気口9か
ら導入した外装キャビネット6内を冷却する空気が、メ
インシャーシ1の下辺側の枠部1cの裏面に直接あたる
ことがなくなる。よって、メインシャーシ1の下辺側の
枠部1cの温度低下を抑えることができる。
【0045】また、バックライト3で発生する熱でメイ
ンシャーシ1が暖められる際、このエアー溜まり部12
内の空気が暖められ、この暖められた空気12bはエア
ー溜まり部12内に溜まる。これにより、やはりメイン
シャーシ1の下辺側の枠部1cの温度低下を抑えること
ができる。このように、メインシャーシ1の下辺側の枠
部1cの温度低下を抑えることができることから、この
枠部1cと伝熱シート11で熱的につながっている液晶
パネル2の下側の部分の温度を上昇させることができ
る。
【0046】(3)伝熱プレートの取付 図6は伝熱プレートを取り付けた液晶ディスプレイの要
部背面図、図7は伝熱プレートを取り付けた液晶ディス
プレイの要部側断面図である。この図6および図7に示
す液晶ディスプレイは、バックライト3で発生した熱を
積極的にメインシャーシ1の下部に伝達するため、伝熱
プレート13を取り付けたモジュール5cを組み込むも
のである。なお、図7(a)は伝熱プレート13を取り
付ける前の分解側断面図、図7(b)は伝熱プレート1
3を取り付けた状態での熱の流れを示す側断面図であ
る。なお、図6,図7に示す液晶ディスプレイの全体構
成は、図3で示す構成と同じであるが、図6,図7にお
いては、図3で説明した外装キャビネット6、この外装
キャビネット6に形成される吸気口9、および外装キャ
ビネット6内に取り付けられる回路基板7、ファン8は
図示していない。
【0047】メインシャーシ1は、図1等で説明した構
成を有し、その前面に液晶パネル2が両面テープ2によ
り取り付けられる。また、メインシャーシ1の枠部1c
の液晶パネル2の無効画面部2bの間には、伝熱シート
11が介在させてある。メインシャーシ1の裏面側に
は、バックライト3が取り付けられる。このバックライ
ト3の裏面側には、図13に示すようにアルミニウム等
で構成される反射板3cが設けられ、この反射板3cの
裏面がバックライト3の裏面に露出している。
【0048】このバックライト3の反射板3cとメイン
シャーシ1の間を、伝熱プレート13でつなぐ。この伝
熱プレート13は伝熱性の良い部材で構成され、本実施
の形態ではアルミニウム板で構成するものとする。伝熱
プレート13は帯状で、バックライト3の反射板3cに
取り付けられる側の第1の取付部13aと、メインシャ
ーシ1の下辺側の枠部1cに取り付けられる側の第2の
取付部13bと、第1の取付部13aと第2の取付部1
3bを結ぶ脚部13cとを一体に構成したものである。
そして、この第1の取付部13aは、バックライト3の
反射板3cの上端付近まで届く長さを有する。
【0049】伝熱プレート13の第1の取付部13aと
バックライト3の反射板3cとの接着は、両面に粘着性
を持つ伝熱部材としての伝熱シート14を用いる。ま
た、伝熱プレート13の第2の取付部13bとメインシ
ャーシ1の下辺側の枠部1cとの接着も、両面に粘着性
を持つ伝熱シート14を用いる。
【0050】この伝熱シート14は、液晶パネル2とメ
インシャーシ1の間に介在させた伝熱シート11と同様
に、一般に市販されている工業用の伝熱シートを用いる
が、非常にやわらかいものが好ましい。被接着物となる
伝熱プレート13とメインシャーシ1および反射板3c
はいずれも金属製で、その表面には微細な凹凸がある。
このため、伝熱シート14が柔らかければ柔らかいほ
ど、被接着物の凹凸にもぐり込み、例えばビス止めで金
属同士を直接接触させた場合よりも接触面積が大きくな
るため、直接金属同士を接触させたときよりも熱伝導率
が上がる。
【0051】また、伝熱プレート13の第1の取付部1
3aと反射板3cとを接着する伝熱シート14は、第1
の取付部13aとその全面に亘り接触するサイズを有す
る。また、伝熱プレート13の第2の取付部13bとメ
インシャーシ1の枠部1cとを接着する伝熱シート14
は、第2の取付部13bとその全面に亘り接触するサイ
ズを有する。これにより、熱伝導が効率良く行えるよう
になる。
【0052】メインシャーシ1の下辺側の枠部1cの裏
面側には、樹脂製のカバー12aを取り付けることで図
5で説明したエアー溜まり部12が構成されている。こ
こで、伝熱プレート13でメインシャーシ1の下辺側の
枠部1cの裏面とバックライト3の反射板3cをつなぐ
ため、カバー12aには、伝熱プレート13の脚部13
bが通る切り欠き12cが設けられている。
【0053】上述した構成によると、バックライト3で
発生した熱は、反射板3cを金属製として、かつこの反
射板3cをバックライト3の裏面に露出させたことで、
反射板3cから放熱する。この反射板3cには伝熱プレ
ート13の第1の取付部13aが伝熱シート14により
取り付けられているので、熱の一部が図7(b)に矢印
aで示すように、反射板3cから伝熱シート14を介し
て伝熱プレート13の第1の取付部13aに伝わる。
【0054】第1の取付部13aに伝わった熱は、矢印
bで示すように、脚部13cを介して第2の取付部13
bに伝わる。そして、この熱は第2の取付部13bから
伝熱シート14を介して、メインシャーシ1の下辺側の
枠部1cに伝達される。このメインシャーシ1の下辺側
の枠部1cと液晶パネル2の間には、伝熱シート11が
介在しているので、枠部1cに伝わった熱は伝熱シート
11を介して液晶パネル2の下部に伝わる。これによ
り、液晶パネル2の下側の部分の温度を上昇させて、こ
の液晶パネル2の上側の部分との温度差を緩和すること
ができる。
【0055】また、伝熱プレート13は、バックライト
3の幅に合わせて、その左右両端側に1本ずつ設けるこ
とで、液晶パネル2の下側の部分に左右均等に熱を伝達
することができる。また、メインシャーシ1の下部にエ
アー溜まり部12を設けることで、図5で説明したよう
に、バックライト3で発生する熱でメインシャーシ1が
暖められる際、このエアー溜まり部12内の空気が暖め
られ、この暖められた空気がエアー溜まり部12内に溜
まるようにしてある。このエアー溜まり部12内を伝熱
プレート13が通過しているので、エアー溜まり部12
の温度をより上げることができる。これにより、液晶パ
ネル2の下側の部分の温度をより上昇させて、この液晶
パネル2の上側の部分との温度差をより緩和することが
できる。
【0056】ここで、バックライト3は、上部に暖かい
空気が溜まることで、反射板3cも上部の方が高温とな
る。伝熱プレート13の第1の取付部13aは、反射板
3cの上端付近まで届く長さを有するので、このより高
温となっている反射板3cの上部の熱が伝熱プレート1
3に伝わる。これにより、メインシャーシ1の下辺側の
枠部1cに、より高温の熱を伝えることができるので、
液晶パネル2の下側の部分の温度をより効率的に上昇さ
せることができる。
【0057】さらに、反射板3cの上部の熱を伝熱プレ
ート13に伝えることで、バックライト3の上部の温度
は下げることができる。液晶パネル2の上部とメインシ
ャーシ1の上辺側の枠部1cの間には伝熱シート11が
介在しているが、バックライト3の上部の温度が下がる
ことで、液晶パネル2に伝わる熱の温度が下がり、液晶
パネル2の上側の部分の温度を下げることができる。
【0058】図8は本実施の形態における液晶パネルの
温度分布を示すグラフである。また、図9は液晶パネル
2上の温度測定位置と測定温度の関係を示す説明図であ
る。この図8,図9は、図6,図7に示すように、液晶
パネル2とメインシャーシ1との間に伝熱シート11を
介在させ、メインシャーシ1の下部にエアー溜まり部1
2を設け、さらに、バックライト3とメインシャーシ1
を伝熱プレート13でつないだ液晶ディスプレイにおい
て、42インチのワイド画面(16:9)を構成する液
晶パネル2の温度分布を示している。
【0059】図8,図9において、M1は本実施の形態
の液晶ディスプレイで、液晶パネル2の画面中央Oから
上コーナーに向かう直線L1上における温度変化を示
し、M2は本実施の形態の液晶ディスプレイで、液晶パ
ネル2の画面中央Oから下コーナーに向かう直線L2上
における温度変化を示す。比較例として、N1は従来の
液晶ディスプレイで、液晶パネルの画面中央から上コー
ナーに向かう直線上における温度変化を示し、N2は従
来の液晶ディスプレイで、液晶パネルの画面中央から下
コーナーに向かう直線上における温度変化を示す。
【0060】この図8,図9に示すように、従来、一番
温度の高かった画面中央Oの温度が2.5℃下がり、画
面中央Oから下側のコーナーに向かった温度分布では、
画面中央Oと有効画面の隅P1(黒枠2cの内側の隅)
の温度差が4℃から0.6℃に下がった。また画面中央
とO液晶パネル2の隅P2の温度差は11.4℃から6
℃に下がった。画面中央Oから上側のコーナーに向かっ
た温度分布では、画面中央Oと有効画面の隅Q1の温度
差は+0.1℃のままである。また画面中央Oと液晶パ
ネル2の隅Q2の温度差は1.8℃から0.5℃に下が
った。
【0061】このように、液晶パネル2の上下間におけ
る温度差が緩和されるので、液晶パネル2のガラス基板
の温度差による光学的な弾性ひずみが小さくなり、表示
ムラを目視できないレベルまで低下させることができ
る。
【0062】また、バックライト3で発生する熱を液晶
パネル2の温度の低い部分であった下部側の無効画面部
2bに分散させるので、図8に示すように、有効画面部
2a全体の温度が下がる。よって、液晶パネル2の焼き
付きが抑えられ、劣化を抑えることができる。
【0063】さらに、バックライト3の発熱を効率良く
液晶パネル2に伝達するので、バックライト3自体の温
度も下がる。よって、蛍光管の発光効率が上がり、輝度
アップにつながる。また、輝度を維持する場合は、電圧
を下げることができるので、省電力につながる。
【0064】ここで、蛍光管の発熱効率は、ある温度に
ピークを持っているため、それ以上温度が下がると輝度
が落ちるが、ピークの温度は蛍光管の周囲の温度が20
℃〜35℃位のときであり、通常、バックライト3の内
部の温度は50℃〜60℃はあるので、輝度の低下は起
きない。
【0065】なお、図8においては伝熱シート11、エ
アー溜まり部12および伝熱プレート13のすべてを用
いた液晶ディスプレイを例に温度分布を説明したが、こ
れら、伝熱シート11、エアー溜まり部12および伝熱
プレート13は、それぞれ単独で用いても、液晶パネル
2の上下間の温度差を緩和する効果がある。よって、画
面のサイズ等に起因するバックライト3の発熱量や、液
晶パネル2の温度分布の状態等によっては、伝熱シート
11、エアー溜まり部12あるいは伝熱プレート13の
いずれかを単独で用いるか、いずれかの2つを組み合わ
せて用いることも可能である。
【0066】上述した実施の形態において、メインシャ
ーシ1はアルミニウムの板金で構成したが、メインシャ
ーシ1としては、熱伝導性の高い材質が、液晶パネル2
の無効画面部2bに沿った枠状になっていればよい。
【0067】図10はメインシャーシの変形例を示す液
晶ディスプレイの分解斜視図、図11はメインシャーシ
の変形例を示す液晶ディスプレイの側断面図である。な
お、図10,図11に示す液晶ディスプレイの全体構成
は、図3で示す構成と同じであるが、図10,図11に
おいては、図3で説明した外装キャビネット6、この外
装キャビネット6に形成される吸気口9、および外装キ
ャビネット6内に取り付けられる回路基板7、ファン8
は図示していない。
【0068】この図10,図11に示すメインシャーシ
15は、軽量でかつ強度が得られるように、アルミニウ
ムの角パイプを用いて構成したものである。すなわち、
メインシャーシ15は、断面形状が長方形等の四角形
で、中空構造のアルミニウム製の角パイプ15aと、角
パイプ15a同士を直角につなぐやはりアルミニウム製
の角パイプ接合ブロック15bとから構成される。この
角パイプ接合ブロック15bには、角パイプ15aの内
側に嵌る形状を持つ接合部15cが設けられ、この接合
部15cを角パイプ15aに挿入することで、角パイプ
15aと角パイプ接合ブロック15bが一体につなが
る。
【0069】これにより、4辺が角パイプ15aよりな
るメインシャーシ15が構成される。ここで、このメイ
ンシャーシ15のサイズは、液晶パネル2の無効画面部
2bに沿ったサイズとする。また、メインシャーシ15
の中央に形成される開口部15dのサイズは、液晶パネ
ル2の有効画面部2aのサイズより、若干大きいものと
する。
【0070】このメインシャーシ15の前面に液晶パネ
ル2が取り付けられる。この液晶パネル2は、その有効
画面部2aが開口部15dに収まるようにメインシャー
シ15に取り付けられるもので、液晶パネル2の無効画
面部2bとメインシャーシ15は両面テープ4により取
り付けられる。また、液晶パネル2の無効画面部2bと
メインシャーシ15の間には、伝熱シート11を介在さ
せる。この伝熱シート11はその両面に粘着性を有し、
液晶パネル2の無効画面部2bとメインシャーシ15の
それぞれに密着する。
【0071】メインシャーシ15は熱伝導率の高いアル
ミニウム製であり、このメインシャーシ15と液晶パネ
ル2との間に伝熱シート11を介在させることで、メイ
ンシャーシ15と液晶パネル2が熱的につながることに
なる。ここで、液晶パネル2の上部とメインシャーシ1
5の上辺側との間に伝熱シート11を介在させるととも
に、液晶パネル2の下部とメインシャーシ15の下辺側
との間に伝熱シート11を介在させる。よって、メイン
シャーシ15を介して液晶パネル2の上下間で伝熱性が
上がることになり、液晶パネル2の下側の温度が上がる
とともに、液晶パネル2の上側の温度が下がって、液晶
パネル2の上下方向の温度差が緩和される。
【0072】メインシャーシ15の裏面にはバックライ
ト3が取り付けられる。このバックライト3は、図13
に示すように、拡散板の直下に光源としての蛍光管を設
けた直下式の面光源である。メインシャーシ15は、そ
の開口部15dにバックライト3が入れられるので、メ
インシャーシ15を構成する角パイプ15aの高さはバ
ックライト3の厚みに合わせて構成される。なお、バッ
クライト3は、そのフランジ部3eをメインシャーシ1
5の裏面に突き当てて、ネジ止め等により取り付けられ
る。ここで、メインシャーシ15は角パイプであるの
で、表面積が広くなり、バックライト3から伝達された
熱を効率良く放熱することができる。よって、バックラ
イト3の温度を効率良く下げることができる。
【0073】メインフレーム15の下辺を構成する角パ
イプ15aおよび角パイプ接合ブロック15bには、断
面形状がL字形状で樹脂製のカバー12aが取り付けら
れる。角パイプ15aはアルミニウム製であるので、熱
伝導率が高く、かつ効率良く放熱するが、メインフレー
ム15の下辺側では、液晶パネル2の下側の部分の温度
を上昇させるため、ある程度の温度を保持できることが
望ましい。そこで、樹脂製のカバー12aを取り付ける
ことで、放熱の効率を落とす。これにより、メインフレ
ーム15の下辺を構成する角パイプ15a内の空間に、
暖められた空気を溜めることができるエアー溜まり部1
2が構成される。
【0074】図3に示す全体構成を持つ液晶ディスプレ
イ10で、図11に示すようにメインシャーシ15の下
辺を構成する角パイプ15aに樹脂製のカバー12aを
取り付けることで、ファン8により吸気口9から導入し
た外装キャビネット6内を冷却する空気が、メインシャ
ーシ15の下辺側の角パイプ15aに直接あたることが
なくなる。よって、液晶パネル2と伝熱シート11でつ
ながるメインシャーシ15の下辺側の角パイプ15aの
温度低下を抑えることができる。
【0075】また、バックライト3で発生する熱でメイ
ンシャーシ15が暖められる際、このエアー溜まり部1
2内の空気が暖められ、この暖められた空気はエアー溜
まり部12内に溜まる。ここで、角パイプ15aを樹脂
製のカバー12aで覆うことで、放熱の効率を落とすこ
とができるので、やはり液晶パネル2と伝熱シート11
でつながるメインシャーシ15の下辺側の角パイプ15
aの温度低下を抑えることができる。そして、このよう
に、メインシャーシ15の下辺側の温度低下を抑えるこ
とができることから、液晶パネル2の下側の部分の温度
を上昇させることができる。
【0076】バックライト3は、その裏面に反射板3c
の裏面が露出しており、この反射板3cとメインシャー
シ15とを熱的につなぐため、伝熱プレート13が設け
られる。この伝熱プレート13は伝熱性の良い部材で構
成され、例えばアルミニウム板で構成するものとする。
伝熱プレート13は帯状で、バックライト3の反射板3
cに取り付けられる側の第1の取付部13aと、メイン
シャーシ15下辺側の角パイプ15aに取り付けられる
側の第2の取付部13bと、第1の取付部13aと第2
の取付部13bを結ぶ脚部13cとを一体に構成したも
のである。そして、この第1の取付部13aは、バック
ライト3の反射板3cの上端付近まで届く長さを有す
る。
【0077】ここで、液晶パネル2は角パイプ15aの
前面側の面に伝達シート11を介在させて取り付けられ
る。そして、伝熱プレート13により効率よく液晶パネ
ル2まで熱を伝達できるように、メインシャーシ15の
下辺側を構成する角パイプ15aの裏面に切り欠き15
eを設けるとともに、カバー12の該当する位置にも切
り欠き12cを設ける。これにより、この切り欠き12
cおよび切り欠き15dに伝熱プレート13の脚部13
cが入り、第2の取付部13bが角パイプ15aの前面
側の面の裏面に到達する。
【0078】伝熱プレート13の第1の取付部13aと
バックライト3の反射板3cとの接着は、両面に粘着性
を持つ伝熱シート14を用いる。また、伝熱プレート1
3の第2の取付部13bとメインシャーシ15の下辺側
の角パイプ15aとの接着も、両面に粘着性を持つ伝熱
シート14を用いる。なお、この伝熱シート14が非常
にやわらかいものが好ましいことは、図6,図7で説明
した通りである。
【0079】また、伝熱プレート13の第1の取付部1
3aと反射板3cとを接着する伝熱シート14は、第1
の取付部13aとその全面に亘り接触するサイズを有す
る。また、伝熱プレート13の第2の取付部13bとメ
インシャーシ1の枠部1cとを接着する伝熱シート14
は、第2の取付部13bとその全面に亘り接触するサイ
ズを有する。これにより、熱伝導が効率良く行えるよう
になる。
【0080】上述した構成によると、バックライト3で
発生した熱は、反射板3cを金属製として、かつこの反
射板3cをバックライト3の裏面に露出させたことで、
反射板3cから放熱する。この反射板3cには伝熱プレ
ート13の第1の取付部13aが伝熱シート14により
取り付けられているので、熱の一部が反射板3cから伝
熱シート14を介して伝熱プレート13の第1の取付部
13aに伝わる。
【0081】第1の取付部13aに伝わった熱は、脚部
13cを介して第2の取付部13bに伝わる。そして、
この熱は第2の取付部13bから伝熱シート14を介し
て、メインシャーシ15の下辺側の角パイプ15aの前
面側の面に伝達される。このメインシャーシ15の下辺
側の角パイプ15aの前面側の面と液晶パネル2の間に
は、伝熱シート11が介在しているので、角パイプ15
aに伝わった熱は伝熱シート11を介して液晶パネル2
の下部に伝わる。これにより、液晶パネル2の下側の部
分の温度を上昇させて、この液晶パネル2の上側の部分
との温度差を緩和することができる。
【0082】また、メインシャーシ15の下辺側の角パ
イプ15a内を伝熱プレート13が通過しているので、
この角パイプ15内に形成されるエアー溜まり部12の
温度をより上げることができる。これにより、液晶パネ
ル2の下側の部分の温度をより上昇させて、この液晶パ
ネル2の上側の部分との温度差をより緩和することがで
きる。
【0083】ここで、バックライト3は、上部に暖かい
空気が溜まることで、反射板3cも上部の方が高温とな
る。伝熱プレート13の第1の取付部13aは、反射板
3cの上端付近まで届く長さを有するので、このより高
温となっている反射板3cの上部の熱が伝熱プレート1
3に伝わる。これにより、メインシャーシ15の下辺側
の角パイプ15aの前面側の面に、より高温の熱を伝え
ることができるので、液晶パネル2の下側の部分の温度
をより効率的に上昇させることができる。
【0084】さらに、反射板3cの上部の熱を伝熱プレ
ート13に伝えることで、バックライト3の上部の温度
は下げることができる。液晶パネル2の上部とメインシ
ャーシ1の上辺側の枠部1cの間には伝熱シート11が
介在しているが、バックライト3の上部の温度が下がる
ことで、液晶パネル2に伝わる熱の温度が下がり、液晶
パネル2の上側の部分の温度を下げることができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、熱伝導
性の良いシャーシを介して液晶パネルとバックライトを
支持する構成とし、かつ、このシャーシを、液晶パネル
の少なくともその上部と下部を支持し、その上下間を結
ぶ形状としたので、バックライトで発生した熱がシャー
シを介して液晶パネルに伝達されるとともに、液晶パネ
ルの上部と下部の間でも、シャーシを介して熱の伝達が
行われる。そして、液晶パネルの上部の熱がシャーシを
介してこの液晶パネルの下部に伝達されることで、液晶
パネルの上部の温度が下がるとともに下部の温度が上が
る。よって、液晶パネルの上部と下部の温度差を緩和で
きる。
【0086】また、バックライトで発生した熱がシャー
シを介して液晶パネルの下部に伝達されることで、液晶
パネルの下部の温度が上がる。よって、やはり液晶ディ
スプレイの上部と下部の温度差を緩和できる。そして、
液晶パネルとシャーシの間に伝熱部材を介在させれば、
より効率良く熱の伝達が行われる。
【0087】さらに、シャーシの下部に樹脂製のカバー
で覆われた貯蓄空間を設けたので、バックライトで発生
した熱がシャーシに伝達されることで、この貯蓄空間内
の空気が暖められる。この貯蓄空間に蓄えられた熱がシ
ャーシおよび伝熱部材を介して液晶パネルの下部に伝達
されることで、液晶パネルの下部の温度が上がる。よっ
て、液晶パネルの上部と下部の温度差を緩和できる。
【0088】また、バックライトで発生した熱は、その
背面に露出している反射板から放熱される。このバック
ライトとシャーシの下部を伝熱プレートで結んだので、
このバックライトから放射される熱が伝熱部材を介して
伝熱プレートに伝達され、さらに、この伝熱プレートか
ら伝熱部材を介してシャーシの下部に伝達される。この
シャーシの下部に伝達された熱は、伝熱部材を介して液
晶パネルの下部に伝達されることで、液晶パネルの下部
の温度が上がる。よって、液晶パネルの上部と下部の温
度差を緩和できる。
【0089】このように、液晶パネルの上下の温度差を
少なくできることから、表示ムラを解消できる。また、
バックライトの熱を温度が低かった液晶パネルの下部側
に効率よく伝達できるため、液晶パネル全体の温度を下
げることができ、液晶パネルの劣化を抑えることができ
る。さらに、バックライトの熱を効率良く液晶パネルに
伝達できるので、バックライトの温度を下げ、蛍光管の
発光効率を上げて、輝度アップあるいは省電力化を測る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態において液晶パネル、メインシャ
ーシそしてバックライトから構成されるモジュールの分
解斜視図である。
【図2】メインシャーシの一例を示す斜視図である。
【図3】液晶ディスプレイの基本構造を示す側断面図で
ある。
【図4】伝熱シートを介在させた液晶パネルの取付構造
を示す液晶ディスプレイの側面図である。
【図5】エアー溜まり部の構成を示す液晶ディスプレイ
の要部側断面図である。
【図6】伝熱プレートを取り付けた液晶ディスプレイの
要部背面図である。
【図7】伝熱プレートを取り付けた液晶ディスプレイの
要部側断面図である。
【図8】本実施の形態における液晶パネルの温度分布を
示すグラフである。
【図9】液晶パネル上の温度測定位置と測定温度の関係
を示す説明図である。
【図10】メインシャーシの変形例を示す液晶ディスプ
レイの分解斜視図である。
【図11】メインシャーシの変形例を示す液晶ディスプ
レイの側断面図である。
【図12】液晶パネルを用いた表示装置である液晶ディ
スプレイの要部説明図である。
【図13】直下式のバックライトの側断面図である。
【図14】従来における液晶パネルの温度分布を示すグ
ラフである。
【図15】従来における液晶パネル上の温度測定位置と
測定温度の関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・メインシャーシ、1a・・・開口部、1b・・
・フランジ部、1c・・・・枠部、2・・・液晶パネ
ル、2a・・・有効画面部、2b・・・無効画面部、3
・・・バックライト、3c・・・反射板、4・・・両面
テープ、5・・・モジュール、5a・・・モジュール、
5b・・・モジュール、5c・・・モジュール、6・・
・外装キャビネット、6a・・・開口部、7・・・回路
基板、8・・・ファン、9・・・吸気口、10・・・液
晶ディスプレイ、11・・・伝熱シート、12・・・エ
アー溜まり部、12a・・・カバー、13・・・伝熱プ
レート、13a・・・第1の取付部、13b・・・第2
の取付部、13c・・・脚部、14・・・伝熱シート、
15・・・メインシャーシ、15a・・・角パイプ、1
5b・・・角パイプ接合ブロック、15d・・・開口部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/64 541 H04N 5/64 541J Fターム(参考) 2H089 HA40 QA06 QA16 TA18 2H091 FA41Z FA42Z FB08 FD13 LA04 LA16 LA18 LA30 5G435 AA00 AA03 AA12 BB12 BB15 EE04 EE13 EE25 FF00 FF03 GG44

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶パネルの裏面にバックライトを配置
    してなるディスプレイ装置において、 前記液晶パネルと前記バックライトを保持するシャーシ
    を備え、 前記シャーシは、前記液晶パネルを少なくともその上部
    と下部で支持するとともに、この液晶パネルの上部と下
    部を結ぶ形状を有し、かつ、熱伝導性のよい材質で形成
    されることを特徴とするディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 前記液晶パネルと前記シャーシの間で、
    少なくとも、前記液晶パネルの上部と前記シャーシの上
    部との間、および、前記液晶パネルの下部と前記シャー
    シの下部との間に、伝熱部材を介在させたことを特徴と
    する請求項1記載のディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 前記液晶パネルの下部を支持する前記シ
    ャーシの下部の裏面に、樹脂製のカバーで覆われた貯熱
    空間を形成したことを特徴とする請求項1記載のディス
    プレイ装置。
  4. 【請求項4】 前記バックライトと前記シャーシの下部
    を結ぶ伝熱プレートを備えたことを特徴とする請求項1
    記載のディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 前記バックライトは、光源からの光を前
    記液晶パネル方向に反射させる反射板を備えるととも
    に、この反射板の裏面を露出させた構造を備え、 前記伝熱プレートで、前記露出させた反射板と前記シャ
    ーシの下部を結ぶことを特徴とする請求項4記載のディ
    スプレイ装置。
  6. 【請求項6】 前記反射板と前記伝熱プレートの間、お
    よび前記シャーシと前記伝熱プレートの間に、シート状
    の伝熱部材を介在させたことを特徴とする請求項5記載
    のディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】 液晶パネルの裏面にバックライトを配置
    してなり、前記バックライトは、光源からの光を前記液
    晶パネル方向に反射させる反射板を備えるとともに、こ
    の反射板の裏面を露出させた構造を備えるディスプレイ
    装置において、 前記液晶パネルと前記バックライトを保持し、かつ、前
    記液晶パネルを少なくともその上部と下部で支持すると
    ともに、この液晶パネルの上部と下部を結ぶ形状を有し
    た熱伝導性の良い材質で形成されたシャーシと、 前記液晶パネルと前記シャーシの間で、少なくとも、前
    記液晶パネルの上部と前記シャーシの上部との間、およ
    び、前記液晶パネルの下部と前記シャーシの下部との間
    に介在する伝熱部材と、 前記液晶パネルの下部を支持する前記シャーシの下部の
    裏面を、樹脂製のカバーで覆ってなる貯熱空間と、 前記露出させた反射板と前記シャーシの下部を結ぶ伝熱
    プレートと、 前記反射板と前記伝熱プレートの間、および前記シャー
    シと前記伝熱プレートの間に介在させたシート状の伝熱
    部材とを備えたことを特徴とするディスプレイ装置。
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