JP2003034962A - 排水トラップ - Google Patents

排水トラップ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水トラップにおいて、防臭筒の水密部材
が、封水部内に配置され、封水部内の封水によって劣化
することを防ぐ排水トラップを提供する。 【解決手段】 トラップ本体と、フランジ部材と、上下
に開口した筒状体で上端側に取付部を備えた防臭筒と、
から構成する排水トラップにおいて、取付部を上方か
ら、環状部、水密部材、突起部の順に配置して構成する
ことで水密部材が封水部内に水没しにくくなる。 [発明の詳細な説明]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室や洗濯機等の
床パンに取着される排水トラップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来浴槽や洗濯機等、あるいはこれらを
載置する床パン等の、使用によって排水を生じる様々な
機器(以後、このような機器を「排水機器」と呼ぶ)に
は、該排水機器に生じた排水を下水等に排出すると共
に、下水側から臭気や害虫類等の逆流を防止するため
に、図12、図13に示したような排水トラップと呼ば
れる排水装置が備えられている。以下に、従来の排水ト
ラップについて説明する。
【0003】図12に示した排水トラップは、以下に記
載したトラップ本体と、フランジ部材と、防臭筒等の、
各部材から構成されている。トラップ本体は、排水の流
路を形成する外壁部、該排水流路中に設けられた排水を
溜める封水部、該封水部からのオーバーフロー水を下水
側に排出する、該外壁部に設けた排出口、外壁部上方に
設けられた、雌螺子部を備えた開口部、から成る。フラ
ンジ部材は、トラップ本体の開口部に設けられた雌螺子
部と螺合する雄螺子部を設けた筒状部と、該筒状部内部
に設けた排水口と、該筒状部の上端側に外側方向に向け
て突出させたフランジ部、及び排水口の略中間となる高
さ位置に円周に沿って設けた複数の突起部、該突起部の
更に下方の筒状部下端から円周側に向けて突出させて備
えた環状の当接面部、より構成される接続部と、から成
り、フランジ部材の筒状部が開口部に接続された際に、
該フランジ部とトラップ本体の開口部周縁における外壁
部とで、防水パン等の排水機器に設けられた取着孔を挟
持して排水トラップを取着固定する。防臭筒は、上下に
開口した筒状体であって、上端側は、上端側面から外周
方向に突出した環状部、該環状部の周縁に設けた、接続
部の突起部が挿通可能な切欠部、環状部の上面側に、該
切欠部を起点として環状部の外周に沿って傾斜を設けて
成る傾斜部、及び、環状部の下面側であって、切欠部よ
りも内周方向に備えた環状の軟質材より成る水密部材、
から構成し、フランジ部材の排水口に水密的に取り付け
られる取付部を備え、また下端側は、トラップ本体の封
水部に配置される。
【0004】上記のように構成した排水トラップは、以
下のように施工される。まず、パッキング等の水密部材
を介して排水機器の取着孔にトラップ本体の開口部周縁
を当接させ、更にフランジ部材の雄螺子をトラップ本体
の開口部の雌螺子に螺合させてトラップ本体を排水機器
に取付固定する。更に、図14に示したように、防臭筒
の切欠部に、フランジ部材の突起部の位置を合わせ、次
に図15のように排水口の突起部を挿通させる。更に、
図16に示したように防臭筒を回転させると、突起部の
直下の傾斜部は縦幅を増し、傾斜部の縦幅が増すことに
比例して水密部材の当接面への押圧も強固なものとな
り、最終的には防臭筒がフランジ部材を介し、トラップ
本体に水密的に取り付け固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】排水トラップは、段落
0003や段落0004に記載したように、排水流路の
一部に排水を常時溜めておく封水部を設けている。この
封水部に排水が溜まることで(以後この封水部に溜まる
排水を「封水」という)下水側から臭気や害虫類が屋内
に逆流してくることを防止している。この封水部の防臭
・防虫性能は、封水部の上端の開口から、下端の開口ま
での幅(図12のHで示した部分の幅であり、以後この
幅を「封水深」という)が長いほど高く、短くなるほど
悪化する。例えば、日本工業規格(JIS規格)では、
排水トラップの基本的な性能を確保するために、封水深
を50ミリ以上と定めており、この封水深の高さを基準
に排水トラップの寸法を設計する場合が多い。
【0006】また、図12のh’で示した部分も排水の
流路の一部を形成している。排水トラップの場合、排水
性能の確保や、排水の中に混入している比較的大きなゴ
ミを排出するために、やはり排水流路にも一定の幅が必
要とされる。先に記載した日本工業規格の場合では、排
水トラップの基本的な性能を確保するために、排水トラ
ップの排水流路には直径10ミリ以上の球体が通過でき
る幅が必要とされている。
【0007】近年、高層建築物の増加に伴い、マンショ
ン等の集合住宅においては、各階の高さ幅をできるだけ
狭くし、その分階数を増やすことで所有戸数を多く確保
しようとする傾向にある。しかし、居住空間の高さ幅を
狭くしてしまうのは、居住者の生活を不快なものにして
しまうので、床下の排水配管のスペースを狭くして各階
の高さ幅を狭くする、低床配管と呼ばれる構造が多く用
いられるようになっている。この低床配管のために、排
水トラップにおいても高さ幅を狭くしていく必要に迫ら
れているが、以下に述べるような問題が生じている。
【0008】低床配管を達成するためには、排水トラッ
プの高さ幅をできるだけ狭くしなければならないが、段
落0005または段落0006に記載した理由から、図
12のHで示した封水部の高さ幅や、h’で示した排水
流路の高さ幅は、ある程度以上狭くすることができな
い。このため、排水トラップの高さ幅を狭くすると、図
17等に示したように、雄螺子部や雌螺子部の下端が封
水の水面以下の高さとなってしまい、従来雄螺子部や雌
螺子部の下端とほぼ同じ高さに配置されていた水密部材
が常時封水に浸るようになってしまう。封水は排水であ
り、排水には多くの場合、洗剤等の薬品成分や界面活性
剤、あるいは汚濁物質など、ゴム等の軟質な素材から成
る水密部材を劣化させる成分が含まれているため、封水
に水密部材が常時浸る構造を採用していると、水密部材
の性能が悪化し水密性能が失われ、また排水トラップの
機能が損なわれることとなる。
【0009】また、図12に示した排水トラップの場
合、排水機器の取着孔周縁の厚みが、取着する排水機器
の違いによって変化すると、図12のh’で示した排水
流路の高さ幅が変化してしまう。例えば取着孔周縁の厚
みが3ミリ程度異なる2種類の防水パンに、同一寸法の
排水トラップを、日本工業規格に準拠させつつ取着させ
ようとする場合、・薄い防水パンに取り付けた排水トラ
ップの、h’部分の間隔が10ミリであれば、厚い防水
パンに取り付けた排水トラップの、h’部分の間隔は1
3ミリとなり、低床配管の見地からは3ミリ程度高さが
無駄になる。・厚い防水パンに取り付けた排水トラップ
の、h’部分の間隔が10ミリであれば、薄い防水パン
に取り付けた排水トラップの、h’部分の間隔は7ミリ
となり、規格不適合品となる。
【0010】上記h’部分の高さ幅の問題を回避するた
め、図17及び図18に示したような、トラップ本体の
開口部に防臭筒を取り付ける排水トラップが考案されて
いる。このような構造の排水トラップであれば、排水機
器の取着孔周縁の厚みに関係なく、h’部分の高さ幅は
一定の高さ幅とすることができ、低床配管に好適な排水
トラップとすることができる。
【0011】しかし上記構造の排水トラップにおいて
は、排水トラップの開口部に備えられた接続部の突起部
は、図面からも明らかなように、フランジ部材の下端よ
りも更に下方に配置されることになる。低床配管用に排
水トラップの全高を幅狭としたこともあって、突起部よ
りも下方に配置される水密部材は、ほとんどの場合にお
いて、封水部の上端よりも下方に配置されてしまい、段
落0008に記載したような、封水に水密部材が浸って
しまうという問題が生じる。本発明は、上記問題点を解
決するために発明されたものであって、封水深や排水流
路の高さ幅を必要とされるだけ確保しつつ、且つ封水内
に水密部材が浸って劣化することを防止できる排水トラ
ップを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の排水ト
ラップは、排水の流路を形成する外壁部(1)、該排水
流路中に設けられた排水を溜める封水部(2)、該封水
部(2)からのオーバーフロー水を下水側に排出する、
外壁部(1)に設けた排出口(3)、外壁部(1)上方
に設けた開口部(4)、から成るトラップ本体(5)
と、内部に排水口(6)を設け、トラップ本体(5)の
開口部(4)に接続される筒状部(7)、及び該筒状部
(7)の上端側に外側方向に向けて突出させたフランジ
部(8)から成り、筒状部(7)が開口部(4)に接続
された際に該フランジ部(8)とトラップ本体(5)の
開口部(4)周縁における外壁部(1)上面とで、排水
機器に設けられた取着孔を挟持して排水トラップを排水
機器に取着固定するフランジ部材(9)と、上下に開口
した筒状体であって、上端側に取付部(10)を備え、
また下端側が封水部(2)内に配置されて封水を形成す
る防臭筒(11)と、から構成されて成る排水トラップ
において、防臭筒(11)の取付部(10)を、防臭筒
(11)の上端部から外周側に突出させた環状部(1
2)と、該環状部(12)の下方となる位置であって、
筒状部(7)の側面に複数箇所設けた突起部(13)
と、から成し、トラップ本体(5)の開口部(4)また
はフランジ部材(9)の排水口(6)に、突起部(1
3)が通過するための切欠部(14)と、防臭筒(1
1)の環状部(12)及び突起部(13)に嵌合する傾
斜部(15)と、から成る接続部(16)を設けると共
に、防臭筒(11)と、フランジ部材(9)の排水口
(6)又はトラップ本体(5)の開口部(4)との間
に、水密性を確保するための軟質材から成る水密部材
(17)を配置したことを特徴とする排水トラップであ
る。
【0013】請求項2に記載の排水トラップは、段落0
007に記載の排水トラップにおいて、水密部材(1
7)を、防臭筒(11)の環状部(12)下面と、接続
部(16)上面の間に配置したことを特徴とする排水ト
ラップである。
【0014】請求項3に記載の排水トラップは、段落0
007に記載の排水トラップにおいて、水密部材(1
7)を、防臭筒(11)の環状部(12)から側面方向
に向かって突出するように配置すると共に、その外縁が
フランジ部材(9)の排水口(6)内周面に当接するよ
うに構成したことを特徴とする排水トラップである。
【0015】請求項4に記載の排水トラップは、段落0
007乃至段落0009のいずれか一つに記載の排水ト
ラップにおいて、防臭筒(11)の接続部(16)、ま
たはトラップ本体(5)の開口部(4)、またはフラン
ジ部材(9)の排水口(6)のいずれか一つに、水密部
材(17)を、インサート成形にて一体的に備えたこと
を特徴とする排水トラップである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第一実施例を、
図面を参照しつつ説明する。本発明の第一実施例は、図
1及び図2に示した、以下に記載したトラップ本体
(5)、フランジ部材(9)、及び防臭筒(11)、よ
り構成されて成る。トラップ本体(5)は、排水の流路
を形成する外壁部(1)、該排水流路中に設けられた排
水を溜める封水部(2)、該封水部(2)からのオーバ
ーフロー水を下水側に排出する、外壁部(1)に設けた
排出口(3)、外壁部(1)上方に設けた開口部
(4)、から成り、更に開口部(4)内周面に雌螺子部
(18)を備えて成る。フランジ部材(9)は、内部に
排水口(6)を設けると共に、外周面にトラップ本体
(5)の開口部(4)の雌螺子部(18)と螺合する雄
螺子部(19)を設けた筒状部(7)、該筒状部(7)
の上端側に外側方向に向けて突出させたフランジ部
(8)、及び排水口(6)の下端から内周方向に向かっ
て突出させた環状の当接面部(20)、該当接面部(2
0)の内側周縁に複数設けた切欠部(14)、当接面部
(20)の下端側に、該切欠部(14)を起点として外
周に沿って傾斜を設けた傾斜部(15)、から構成され
る接続部(16)を備えて成る。防臭筒(11)は、上
下に開口した筒状体で、施工時に下端が封水部(2)内
に配置されると共に、上端側に筒状体の上端部から外周
側に突出させた環状部(12)、該環状部(12)の下
方となる位置であって、筒状部(7)の側面に複数箇所
設けた突起部(13)、環状部(12)の下面に下記イ
ンサート成形にて備えた環状の水密部材(17)、から
成る取付部(10)、より構成される。尚、インサート
成形とは、金型内にあらかじめ金属や布地等を装填した
後、樹脂を注入して部材を溶融樹脂で包んで固化させ、
一体化した複合部品を作る成形方法であり、本実施例の
場合、金型内にあらかじめ水密部材(17)を装填した
後、樹脂を注入して成形することで、防臭筒(11)に
水密部材(17)を一体的に成形する方法である。
【0017】上記の各部材は、以下のように施工され
る。まず、トラップ本体(5)を、排水機器の取着孔周
縁に、パッキング等を介して当接させる。次にフランジ
部材(9)の筒状部(7)に設けられた雄螺子部(1
9)をトラップ本体(5)の開口部(4)の雌螺子部
(18)に螺合させ、トラップ本体(5)を取着孔に取
着固定する。そして防臭筒(11)を、下端が封水部
(2)内に配置されるように排水口(6)に挿通する。
この際図3に示したように、防臭筒(11)の突起部
(13)を、フランジ部材(9)の当接面部(20)の
切欠部(14)から通過させ、次に図4で示したように
突起部(13)が当接面部(20)の下面、傾斜部(1
5)の下方となる位置まで降下させる。更に、防臭筒
(11)を回転させると、図5に示したように突起部
(13)の直上の傾斜部(15)は縦幅を増し、傾斜部
(15)の縦幅が増すことに比例して水密部材(17)
と当接面部(20)上面の押圧も強固なものとなって嵌
合し、最終的には防臭筒(11)がフランジ部材(9)
を介し、トラップ本体(5)に水密的に取付固定され
る。
【0018】この第一実施例の排水トラップは、図1及
び図2で示したように、防臭筒(11)の上端にある環
状部(12)の直下に水密部材(17)を配置し、更に
該水密部材(17)の下に突起部(13)を配置してい
る。防臭筒(11)の取付部(10)とフランジ部材
(9)の接続部(16)との構造について、従来例で
は、図12、図13のようにフランジ部(8)、又は図
17、図18のようにトラップ本体(5)の開口部
(4)内周面に、上方より突起部(13)、次いで当接
面部(20)、の順に凹凸を形成しなければならなかっ
た。このため、排水口(6)に当接面部(20)を配置
するためには、当接面部(20)の上方に、排水口
(6)の上端から突起部(13)の高さ幅と取付部(1
0)の高さ幅が不可欠であるが、本第一実施例において
は、突起部(13)を防臭筒(11)側面に配置したた
め、当接面部(20)の上方に、排水口(6)の上端か
ら取付部(10)の高さ幅のみとればよい。このため、
トラップ本体(5)の全高を低くしたために、従来例の
構造では、水密部材が封水部に水没してしまうような場
合でも、本実施例においては水密部材(17)が水没す
るようなことがなく、水密部材(17)の材質劣化を防
止することができる。
【0019】次に、本発明の第二実施例を、図面を参照
しつつ説明する。本発明の第二実施例は、図6及び図7
に示したように、トラップ本体(5)、フランジ部材
(9)、及び防臭筒(11)の各部材から成る。トラッ
プ本体(5)は、排水の流路を形成する外壁部(1)、
該排水流路中に設けられた排水を溜める封水部(2)、
該封水部(2)からのオーバーフロー水を下水側に排出
する、外壁部(1)に設けた排出口(3)、外壁部
(1)上方に設けた開口部(4)、から成り、更に該開
口部(4)の内周面には雌螺子部(18)を備えると共
に、該開口部(4)に雌螺子部(18)の下端から内周
方向に向かって突出させた環状の当接面部(20)、該
当接面部(20)の内周縁に複数設けた切欠部(1
4)、当接面部(20)の下端側に、該切欠部(14)
を起点として外周に沿って傾斜を設けた傾斜部(1
5)、から構成される接続部(16)を備えて成る。フ
ランジ部材(9)は、内部に排水口(6)を設けると共
に、外周面にトラップ本体(5)の開口部(4)の雌螺
子部(18)と螺合する雄螺子部(19)を設けた筒状
部(7)、該筒状部(7)の上端側に外側方向に向けて
突出させたフランジ部(8)から成る。防臭筒(11)
は、段落0016に記載した第一実施例の同部材と、同
様に構成されて成る。
【0020】上記の各部材は、以下のように施工され
る。まず、トラップ本体(5)を、排水機器の取着孔周
縁に、パッキング等を介して当接させ、次にフランジ部
材(9)の筒状部(7)に設けられた雄螺子部(19)
をトラップ本体(5)の開口部(4)の雌螺子部(1
8)に螺合させ、トラップ本体(5)を取着孔に取り付
け固定する。そして防臭筒(11)を、下端が封水部
(2)内に配置されるように排水口(6)に挿通する。
この際に、防臭筒(11)の突起部(13)を、トラッ
プ本体(5)の当接面部(20)の切欠部(14)から
通過させ、突起部(13)が当接面部(20)の下面、
傾斜部(15)の下方となる位置まで降下させる。更
に、防臭筒(11)を回転させると、突起部(13)の
直上の傾斜部(15)は幅を増し、傾斜部(15)の幅
が増すことに比例して水密部材(17)と当接面部(2
0)上面の押圧も強固なものとなって嵌合し、最終的に
は防臭筒(11)がフランジ部材(9)を介し、トラッ
プ本体(5)に水密的に取付固定される。
【0021】この第二実施例の排水トラップは、図1
7、図18の従来例と同様に、トラップ本体(5)と防
臭筒(11)とを接続する構造となっているが、図6等
に示したように、開口部(4)の雌螺子部(18)下端
の位置に当接面部(20)を配置できるので、図17ま
た図18の排水トラップに比べて、開口部(4)から突
起部(13)及び取付部(10)の高さ幅分だけ当接面
部(20)を高くでき、結果、図6のように水密部材
(17)が封水部(2)内に水没しない排水トラップと
することができる。
【0022】次に、本発明の第三実施例を図面を参照し
つつ説明する。本発明の第三実施例は、図8及び図9に
示した、以下に記載したトラップ本体(5)、フランジ
部材(9)、及び防臭筒(11)の各部材から構成され
て成る。トラップ本体(5)は、排水の流路を形成する
外壁部(1)、該排水流路中に設けられた排水を溜める
封水部(2)、該封水部(2)からのオーバーフロー水
を下水側に排出する、外壁部(1)に設けた排出口
(3)、外壁部(1)上方に設けた開口部(4)、から
成り、更に開口部(4)内周面に雌螺子部(18)を備
えて成る。フランジ部材(9)は、内部に排水口(6)
を設けると共に、外周面にトラップ本体(5)の開口部
の雌螺子部(18)と螺合する雄螺子部(19)を設け
た筒状部(7)、該筒状部(7)の上端側に外側方向に
向けて突出させたフランジ部(8)、及び排水口(6)
の下端から内周方向に向かって突出させた環状の当接面
部(20)、該当接面部(20)の内周縁に複数設けた
切欠部(14)、当接面部(20)の下端側に、該切欠
部(14)を起点として外周に沿って傾斜を設けた傾斜
部(15)、から構成される接続部(16)を備えて成
る。防臭筒(11)は、上下に開口した筒状体で、施工
時に下端が封水部(2)内に配置されると共に、上端側
に筒状体の上端部から外周側に突出させた環状部(1
2)、該環状部(12)の下方となる位置であって、筒
状部(7)の側面に複数箇所設けた突起部(13)、ま
た環状部(12)の側面から外周側上方に向かって傾斜
したひれ部(21)を有する、インサート成形にて備え
た環状の水密部材(17)、から成る取付部(10)、
より構成される。
【0023】上記の各部材は、以下のように施工され
る。まず、トラップ本体(5)を、排水機器の取着孔周
縁に、パッキング等を介して当接させ、次にフランジ部
材(9)の筒状部(7)に設けられた雄螺子部(19)
をトラップ本体(5)の開口部(4)の雌螺子部(1
8)に螺合させ、トラップ本体(5)を取着孔に取り付
け固定する。そして防臭筒(11)を、下端が封水部
(2)内に配置されるように排水口(6)に挿通する。
この際に、防臭筒(11)の突起部(13)を、フラン
ジ部材(9)の当接面部(20)の切欠部(14)から
通過させ、突起部(13)が当接面部(20)の下面、
傾斜部(15)の下方となる位置に取り付ける。更に、
防臭筒(11)を回転させると、突起部(13)の直上
の傾斜部(15)は幅を増し、傾斜部(15)の幅が増
すことに比例して水密部材(17)と当接面部(20)
上面の押圧も強固なものとなり、最終的には防臭筒(1
1)がフランジ部材(9)を介し、トラップ本体(5)
に水密的に取付固定される。
【0024】第三実施例の排水トラップは、図8及び図
9で示したように、防臭筒(11)の環状部(12)側
面に設けられている水密部材(17)が、フランジ部材
(9)の筒状部(7)の内周面に当接している。フラン
ジ部材(9)の筒状部(7)の内周面は、従来例では、
筒状部の内周面に突起部が不可欠だったため、この突起
部の為に筒状部内周面と水密部材とを水密に当接させて
止水させることは不可能であったが、本実施例において
は、筒状部(7)内周面に突起部(13)を設ける必要
がないため、図8からもわかるように、筒状部(7)内
周面と水密部材(17)とを当接させて止水することが
可能である。水密部材(17)と筒状部(7)内周面の
当接位置は、筒状部(7)の上端まで自在に設定できる
ので、水密部材(17)が封水部(2)内に水没するこ
とのない排水トラップとすることができる。
【0025】次に本発明の第四実施例を図面を参照しつ
つ説明する。本発明の第四実施例の排水トラップは、図
10及び図11に示した、以下に記載のトラップ本体
(5)、フランジ部材(9)、及び防臭筒(11)、よ
り構成されて成る。トラップ本体(5)は、排水の流路
を形成する外壁部(1)、該排水流路中に設けられた排
水を溜める封水部(2)、該封水部(2)からのオーバ
ーフロー水を下水側に排出する、外壁部(1)に設けた
排出口(3)、外壁部(1)上方に設けた開口部
(4)、から成り、更に開口部(4)内周面に雌螺子部
(18)を備え、該雌螺子部(18)の下端から内周方
向に向かって突出させた環状の当接面部(20)、該当
接面部(20)の内周縁に複数設けた切欠部(14)、
当接面部(20)の下端側に、該切欠部(14)を起点
として外周に沿って傾斜を設けた傾斜部(15)、から
構成される接続部(16)を備えて成り、更に当接面部
(20)の上面にインサート成形によって備えた環状の
水密部材(17)を備えて成る。フランジ部材(9)
は、内部に排水口(6)を設けると共に、外周面にトラ
ップ本体(5)の開口部(4)の雌螺子部(18)と螺
合する雄螺子部(19)を設けた筒状部(7)、該筒状
部(7)の上端側に外側方向に向けて突出させたフラン
ジ部(8)、から成る。防臭筒(11)は、上下に開口
した筒状体で、施工時に下端が封水部(2)内に配置さ
れると共に、上端側に筒状体の上端部から外周側に突出
させた環状部(12)、該環状部(12)の下方となる
位置であって、筒状部(7)の側面に複数箇所設けた突
起部(13)、より構成される。
【0026】第四実施例の排水トラップは、以下のよう
に施工される。まず、トラップ本体(5)を、排水機器
の取着孔周縁に、パッキング等を介して当接させ、次に
フランジ部材(9)の筒状部(7)に設けられた雄螺子
部(19)をトラップ本体(5)の開口部(4)の雌螺
子部(18)に螺合させ、トラップ本体(5)を取着孔
に取り付け固定する。そして防臭筒(11)を、下端が
封水部(2)内に配置されるように排水口(6)に挿通
する。この際に、防臭筒(11)の突起部(13)を、
フランジ部材(9)の当接面部(20)の切欠部(1
4)から通過させ、突起部(13)が当接面部(20)
の下面、傾斜部(15)の下方となる位置に取り付け
る。また、この作業によって、トラップ本体(5)の上
面に取り付けた水密部材(17)が、防臭筒(11)の
環状部(12)の下面に当接する。更に防臭筒(11)
を回転させると、突起部(13)の直上の傾斜部(1
5)は幅を増し、傾斜部(15)の幅が増すことに比例
して水密部材(17)と環状部(12)下面の押圧も強
固なものとなって嵌合し、最終的には防臭筒(11)
が、トラップ本体(5)に水密的に取付固定される。
【0027】第四実施例の排水トラップは、図10及び
図11で示したように、水密部材を、トラップ本体
(5)の上面側にインサート成形にて設けている。この
ように構成することで、水密部材(17)の、当接面部
(20)との接触面が水密部材(17)の最も上方とす
ることができる。その分水密部材(17)の接触面が排
水に浸りにくくなり、また当接面上に付着した排水の水
滴も、落下して付着しにくくなるので、水密部材(1
7)の劣化を防止することができ、良好な止水性能を保
つことができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されたため、
以下のような優れた効果を奏する。 1)請求項1に記載の本発明においては、トラップ本体
もしくはフランジ部材に当接面を、防臭筒に環状部と突
起部を、それぞれ備えて構成したため、従来の排水トラ
ップよりも高い位置に水密部材を配置することができ
る。これによって、排水トラップの全高を低床配管用に
狭めた場合に、従来の排水トラップであれば封水部内に
水密部材が水没する場合でも、本発明の排水トラップで
は水密部材が水没しないため、水密部材が封水部中の水
によって劣化することの無い、良質な排水トラップを提
供することができる。 2)請求項2に記載の排水トラップにおいては、水密部
材を、防臭筒の環状部下面と、接続部上面との間に配置
して構成している。このため、従来例であれば排水口の
上端から当接面部までの間に、取付部の高さ幅に加えて
突起部の高さ幅が必要なところ、請求項2に記載の本発
明においては、排水口の上端から当接面部までの間に、
取付部の高さ幅のみ確保すれば良く、その分従来例に比
べて水密部材が封水部内に水没しにくい排水トラップを
提供することができる。 3)請求項3に記載の排水トラップにおいては、水密部
材を、防臭筒の環状部側面と排水口内周面との間に配置
して構成している。このため、従来例であれば排水口の
上端から当接面部までの間に、取付部の高さ幅に加えて
突起部の高さ幅が必要なところ、請求項3に記載の本発
明においては、排水口のどの高さ位置に水密部材を配置
しても良いため、封水部内に水密部材が水没しない排水
トラップを提供することができる。 4)請求項4に記載の排水トラップにおいては、水密部
材をトラップ本体、フランジ部材、防臭筒のいずれかに
インサート成形にて一体的に構成したことで、水密部材
を単独で設けた場合に比較して、取付時に水密部材の位
置がずれたりする事が無くなり、取付時の安定性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例を施工した状態の断面
図である。
【図2】 本発明の第一実施例を示す、一部を切り欠
きした斜視図である。
【図3】 本発明の第一実施例の施工順序を示す、参
考図である。
【図4】 本発明の第一実施例の施工順序を示す、参
考図である。
【図5】 本発明の第一実施例の施工順序を示す、参
考図である。
【図6】 本発明の第二実施例を施工した状態の断面
図である。
【図7】 本発明の第二実施例を示す、一部を切り欠
きした斜視図である。
【図8】 本発明の第三実施例を施工した状態の断面
図である。
【図9】 第三実施例を示す、一部を切り欠きした斜
視図である。
【図10】 本発明の第四実施例を施工した状態の断面
図である。
【図11】 本発明の第四実施例を示す、一部を切り欠
きした斜視図である。
【図12】 従来の排水トラップを示す、断面図であ
る。
【図13】 従来の排水トラップを示す、一部を切り欠
きした斜視図である。
【図14】 従来の排水トラップの施工順序を示す、一
部を切り欠きした斜視図である。
【図15】 従来の排水トラップの施工順序を示す、一
部を切り欠きした斜視図である。
【図16】 従来の排水トラップの施工順序を示す、一
部を切り欠きした斜視図である。
【図17】 従来の排水トラップを施工した状態の断面
図である。
【図18】 従来の排水トラップの示す、一部を切り欠
きした斜視図である。
【符号の説明】
1 外壁部 2 封水部 3 排出口 4 開口部 5 トラップ本体 6 排水口 7 筒状部 8 フランジ部 9 フランジ部材 10 取付部 11 防臭筒 12 環状部 13 突起部 14 切欠部 15 傾斜部 16 接続部 17 水密部材 18 雌螺子部 19 雄螺子部 20 当接面部 21 ひれ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水の流路を形成する外壁部(1)、該
    排水流路中に設けられた排水を溜める封水部(2)、該
    封水部(2)からのオーバーフロー水を下水側に排出す
    る、外壁部(1)に設けた排出口(3)、外壁部(1)
    上方に設けた開口部(4)、から成るトラップ本体
    (5)と、内部に排水口(6)を設け、トラップ本体
    (5)の開口部(4)に接続される筒状部(7)、及び
    該筒状部(7)の上端側に外側方向に向けて突出させた
    フランジ部(8)から成り、筒状部(7)が開口部
    (4)に接続された際に該フランジ部(8)とトラップ
    本体(5)の開口部(4)周縁における外壁部(1)上
    面とで、排水機器に設けられた取着孔を挟持して排水ト
    ラップを排水機器に取着固定するフランジ部材(9)
    と、上下に開口した筒状体であって、上端側に取付部
    (10)を備え、また下端側が封水部(2)内に配置さ
    れて封水を形成する防臭筒(11)と、から構成されて
    成る排水トラップにおいて、防臭筒(11)の取付部
    (10)を、防臭筒(11)の上端部から外周側に突出
    させた環状部(12)と、該環状部(12)の下方とな
    る位置であって、筒状部(7)の側面に複数箇所設けた
    突起部(13)と、から成し、トラップ本体(5)の開
    口部(4)またはフランジ部材(9)の排水口(6)
    に、突起部(13)が通過するための切欠部(14)
    と、防臭筒(11)の環状部(12)及び突起部(1
    3)に嵌合する傾斜部(15)と、から成る接続部(1
    6)を設けると共に、防臭筒(11)と、フランジ部材
    (9)の排水口(6)又はトラップ本体(5)の開口部
    (4)との間に、水密性を確保するための軟質材から成
    る水密部材(17)を配置したことを特徴とする排水ト
    ラップ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の排水トラップにおい
    て、水密部材(17)を、防臭筒(11)の環状部(1
    2)下面と、接続部(16)上面の間に配置したことを
    特徴とする排水トラップ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の排水トラップにおい
    て、水密部材(17)を、防臭筒(11)の環状部(1
    2)から側面方向に向かって突出するように配置すると
    共に、その外縁がフランジ部材(9)の排水口(6)内
    周面に当接するように構成したことを特徴とする排水ト
    ラップ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに
    記載の排水トラップにおいて、防臭筒(11)の接続部
    (16)、またはトラップ本体(5)の開口部(4)、
    またはフランジ部材(9)の排水口(6)のいずれか一
    つに、水密部材(17)を、インサート成形にて一体的
    に備えたことを特徴とする排水トラップ。
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JPS6331182U (ja) * 1986-08-18 1988-02-29
JP2001182120A (ja) * 1999-12-24 2001-07-03 Kazuhiro Sueyoshi 床の防水パン用トラップ

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