JP2003034546A - 光ファイバ用ガラス母材の製造方法および製造装置 - Google Patents

光ファイバ用ガラス母材の製造方法および製造装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コアガラスの真円性を保って、ガラスパイプ
を潰し残しなくコラプスされる光ファイバガラス母材の
製造方法と製造装置を提供する。 【解決手段】 クラッド用ガラスパイプ2にコア用ガラ
スロッド1を挿入し、減圧しながらバーナー3でクラッ
ド用ガラスパイプ2を加熱軟化させて潰し、コア用ガラ
スロッド1と一体化させる光ファイバ用ガラス母材の製
造であって、一体化されたガラス母材の断面積をS1と
し、バーナーの水素ガス噴出ポートのガス噴出口の断面
積をS2としたとき、S1/S2を10〜30とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クラッド用ガラス
パイプにコア用ガラスロッドを挿入し、加熱軟化して一
体化する光ファイバガラス母材の製造方法および製造装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】大口径の光ファイバガラス母材を製造す
る方法の一つとして、予めコア用のガラスロッドを作製
しておき、このコア用ガラスロッド(以下、ガラスロッ
ドという)をクラッド用石英ガラスパイプ(以下、ガラ
スパイプという)に挿入し、ガラスパイプを加熱軟化さ
せて潰すコラプスという工程を経ることにより、ガラス
ロッドと一体化する方法が知られている。ガラスロッド
は、化学気相堆積法(Chemical Vapor Deposition :C
VD法)、外付けCVD法(Outer Vapor Deposition
:OVD法)、気相軸付法(Vapor phase Axial Depos
ition :VAD法)等により、屈折率を高めるドーパン
トを添加して形成される。
【0003】従来、ガラスロッドにガラスパイプをコラ
プスして、光ファイバガラス母材を製造方法として、例
えば、特表2000−510093公報が知られてい
る。この製造方法は、垂直旋盤を用いてガラスロッドを
ガラスパイプ内に挿入した後、炉によりガラスパイプを
予熱し、ガラスパイプが軟化点に至るまでバーナーで加
熱する。そして、ガラスロッドとガラスパイプとの間隙
の空気を抜いて減圧し、ガラスパイプをガラスロッド上
にコラプスして一体化するというものである。
【0004】しかし、縦型旋盤を用いると、コラプス開
始時の加熱時にガラスロッドが自重により変形すること
があり、また、ガラスロッドとガラスパイプとの軸心合
わせが難しく、軸心が合っていない状態でコラプスする
とドーパントが添加されたガラスロッドの真円性が悪化
する。また、炉を用いてガラスパイプを予熱するため、
装置が複雑になり、予熱温度まで昇温する時間がかか
り、作業効率の低下が予想される。そして、ガラスロッ
ドとガラスパイプを太径にして、大型の光ファイバガラ
ス母材を製造する場合、ガラス母材面積に対するバーナ
ー火炎の面積割合が小さくなり、内部まで十分に加熱す
ることができず、ガラスパイプの潰し残しが生じる可能
性がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、横型旋盤を用いて軸心合わ
せを容易にし、コアガラスの真円性を保って、ガラスパ
イプを潰し残しなくコラプスされる光ファイバガラス母
材の製造方法と製造装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバ用ガ
ラス母材の製造方法は、クラッド用ガラスパイプにコア
用ガラスロッドを挿入し、減圧しながらバーナーでクラ
ッド用ガラスパイプを加熱軟化させて潰し、コア用ガラ
スロッドと一体化させる光ファイバ用ガラス母材の製造
方法であって、一体化されたガラス母材の断面積をS1
とし、バーナーの水素ガス噴出ポートのガス噴出口の断
面積をS2としたとき、S1/S2を10〜30とする
ことを特徴とする。
【0007】また、本発明の光ファイバ用ガラス母材の
製造装置は、クラッド用ガラスパイプにコア用ガラスロ
ッドを挿入し、減圧しながらバーナーでクラッド用ガラ
スパイプを加熱軟化させて潰し、コア用ガラスロッドと
一体化させる光ファイバ用ガラス母材の製造装置であっ
て、クラッド用ガラスパイプをコア用ガラスロッドを同
心支持させる横型旋盤装置を備え、一体化されたガラス
母材の断面積をS1としたとき、バーナーの水素ガス噴
出ポートのガス噴出口の断面積S2をS1の1/10〜
1/30としたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】図により本発明の実施の形態を説
明する。図1はコラプス工程の概略図、図2(A)は図
1のコラプス前のa−a断面図、図2(B)は図1のコ
ラプス後のb−b断面図である。図中、1はコア用ガラ
スロッド、2はクラッド用ガラスパイプ、3はバーナ
ー、4は間隙を示す。
【0009】コア用ガラスロッド1(以下、ガラスロッ
ドという)は、光ファイバの種別により種々の形態で形
成したものを用いることができる。例えば、シングルモ
ード形ファイバ、マルチモード形ファイバでは使用する
太さが異なり、ステップインデックス(SI)形ファイ
バ、グレーテッドインデックス(GI)形ファイバで
は、コアの屈折率分布が異なる。これらのガラスロッド
1は、CVD法、OVD法、VAD法等の種々の方法に
より、屈折率を高めるドーパント(例えば、GeO2
を添加して多孔質ガラス母材を生成した後、透明ガラス
化して形成される。
【0010】また、コア部の外周をクラッド部より屈折
率を低くしたデプレストクラッド形ファイバでは、上述
の屈折率を高めたガラスロッド1の外側に屈折率を下げ
るドーパント(例えば、フッ素)を添加したガラスを外
付け法またはガラスパイプをコラプスして形成したもの
を用いることができる。クラッド用ガラスパイプ2(以
下、ガラスパイプという)は、一般に、高純度の石英ガ
ラスが用いられる。
【0011】バーナー3は、後述する酸素ガス噴出ポー
トと水素ガス噴出ポートを同軸円筒状に配した構成のも
のが用いられる。このバーナー3は、ガラスパイプ2の
側方に配置され、ガラスパイプ2またはバーナー3のい
ずれかを相対的に移動可能にして構成される。また、ガ
ラスロッド1とガラスパイプ2との間隙4を減圧するた
めの手段(図示せず)が配設されている。
【0012】以上の構成において、先ず、図2(A)示
すように、ガラスロッド1をガラスパイプ2に挿入し、
それぞれの両端を横型旋盤(図示せず)のチャックで同
軸状に配し、かつ回転可能に支持する。ガラスロッド1
とガラスパイプ2の間の間隙4(0.5mm〜1mm程
度)が潰し量となる。ガラスパイプ2の一方の端部側を
バーナー3で加熱溶融して、ガラスロッド1と融着し、
ガラスロッド1とガラスパイプ2の間隙4の一方の端部
を密封する。次いで、バーナー3でガラスパイプ2内を
真空引きにより減圧しながら密封端部と反対の端部に向
けて、順次、加熱軟化させる。加熱軟化されたガラスパ
イプ2’は、図2(B)に示すように減圧による負圧で
潰れ、ガラスロッド1上にコラプスされ、一体化され
る。なお、横型旋盤を用いることにより、ガラスロッド
1を両端で固定してから、ガラスパイプ2のコラプス開
始ができ、作業性よく真円性を確保しやすい。
【0013】図3、図4はバーナー3の概略を示し、図
3はバーナー軸方向断面図、図4は図3の径方向c−c
断面図である。図中、5は酸素ガス噴出ポート、6は水
素ガス噴出ポート、7はバーナー端部を示す。バーナー
3は、内側のO2 噴出ポート5と外側のH2 噴出ポート
6の2つのポートを同心円状に配した円筒形状で形成さ
れ、テーパー状のバーナー端部7でO2 ガスとH2 ガス
が混合されるように構成される。バーナー3は、ガラス
パイプ2の太さに応じて、バーナー径(端部7の外径φ
で示す)、H2 噴出ポート6の断面積S2、O2 噴出ポ
ート断面積S3等を変えたものが用いられる。なお、ポ
ート断面積S2,S3は、ガス噴出口の有効断面積でポ
ート壁の肉厚分t1、t2は含まないものとする。
【0014】図5は、コラプス後のガラス母材外径Dと
使用バーナーの種別の適否を検討した結果を示す図であ
る。検討した例1〜例4では、バーナー3は、比較的細
径用として10φ(外径10mm)のものと、比較的太
径用の13φ(外径13mm)でAとBの2種類のもの
を用意した。なお、ガラス母材の太さに応じて、さらに
多くの種類のバーナーを用意することができる。
【0015】図6は、コラプス時のバーナーによる融着
界面での温度分布を示す図である。バーナー3により、
ガラスロッド1とガラスパイプ2を加熱したとき、その
界面の温度分布は、バーナー径の違いにより図に示すよ
うに変化する。バーナー径が小さいと、狭いヒートゾー
ンで温度変化が大きい分布を示し、バーナー径が大きく
なると、広いヒートゾーンで温度変化が比較的緩やかな
平坦に近い温度変化の分布を示す。
【0016】図5に示す例1は、長さが270mmで、
コラプス後のガラス母材外径Dが26mmの比較的細径
の光ファイバガラス母材を得る場合に、10φバーナー
を用いてコラプスを行なった例である。10φバーナー
のH2 噴出ポート断面積S2を21.76mm2 、O2
噴出ポート断面積S3を4.15mm2 とし、断面積比
S2/S3を5.25をした。コラプス後のガラス母材
断面積を外径Dから算出してS1としたとき、H2 噴出
ポート6の断面積S2との比S1/S2は19.07で
あった。なお、H2 ガス流量は74(SLM)、O2
ス流量は33(SLM)とした。コラプス時のガラスパ
イプ表面温度は1700℃で、ほぼ適切な加熱温度で、
ガラスロッド1とガラスパイプ2の界面の状態は良好で
潰し残しがなく、コア非円率も0.4%以下とほぼ満足
する結果が得られている。なお、コア非円率とは、コア
最大径とコア最小径の差をコア平均径で除して100分
率で示したものである。
【0017】例2は、長さは同じ270mmで、光ファ
イバの生産性向上のためコラプス後のガラス母材外径D
を33.5mmとした比較的太径の光ファイバガラス母
材を得る場合に、例1と同じ10φバーナーを用いてコ
ラプスを行なった例である。H2 噴出ポートとO2 噴出
ポートの断面積比S2/S3は例1と同じ5.25で、
コラプス後のガラス母材断面積S1とH2 噴出ポート6
の断面積S2との比S1/S2は40.45であった。
なお、H2 ガス流量は74(SLM)、O2 ガス流量は
33(SLM)で同じとした。この結果、コラプス時の
ガラスパイプ表面温度は1650℃で、特に低い温度で
はないが、ガラスロッド1とガラスパイプ2の界面ので
潰し残しが一部生じ、コア非円率も0.84%と少々不
満足な結果となっている。この理由としては、図6に示
すバーナーによるヒートゾーンの範囲がガラス母材外径
Dに対して10φファイバでは狭いため、熱量不足によ
る潰し残しが生じたものと考えられる。
【0018】例2の結果を踏まえて、例3ではガラス母
材外径Dを大きくした場合、ヒートゾーンを大きくする
必要があると考え、バーナー外径を太くした13φAバ
ーナーを用いてコラプスを行なった。なお、バーナー外
径を1.3倍としたので、ガス噴出ポート断面積(H2
噴出ポート断面積S2+O2 噴出ポート断面積S3)も
ほぼ1.3倍とした。このときのH2 噴出ポート断面積
S2を21.89mm 2 、O2 噴出ポート断面積S3を
12.56mm2 とし、断面積比S2/S3を1.75
とした。また、コラプス後のガラス母材断面積S1とH
2 噴出ポート6の断面積S2との比S1/S2は41.
45であった。なお、H2 ガス流量は150(SL
M)、O2 ガス流量は50(SLM)とした。
【0019】この結果、コラプス時のガラスパイプ表面
温度は1360℃で、温度が十分上がらないため負圧を
大きくしてコラプスした。ヒートゾーンが拡大したこと
と、負圧を大きくしたことで潰し残しは生じなかった
が、コア非円率が2.36%と大幅に悪化した。表面温
度が上がらない原因を調査した結果、O2 噴出ポート断
面積S3の割合を増加させたのに対し、H2 噴出ポート
断面積S2が増加されておらず、熱量不足が不足してい
ることによるものと考えられる。
【0020】例4は、コラプス後のガラス母材外径を2
6mmから34mmと太くしたとき、断面積の増加は2
倍位になることから、13φBバーナーでは、外径は同
じで、ガス噴出ポート断面積(H2 噴出ポート断面積S
2+O2 噴出ポート断面積S3)をほぼ2倍とした。こ
のときのH2 噴出ポート断面積S2を43.96m
2 、O2 噴出ポート断面積S3を7.07mm2
し、断面積比S2/S3を6.22とした。コラプス後
のガラス母材断面積S1とH2 噴出ポート6の断面積S
2との比S1/S2は20.64であった。なお、H2
ガス流量は150(SLM)、O2 ガス流量は50(S
LM)で同じとした。
【0021】この結果、コラプス時のガラスパイプ表面
温度は1860℃で、広いヒートゾーンで十分な温度が
得られ、負圧を例1のときと同じとしたが、潰し残しは
生じなかった。また、コア非円率は0.23%と良好な
結果が得られた。
【0022】以上の例1〜例4の結果から総合的には、
コラプス後のガラス母材断面積S1と使用バーナーのH
2 噴出ポートの断面積S2の比S1/S2が20前後
で、10〜30の範囲内にあるのが好ましい。言い換え
ると、H2 噴出ポートの断面積S2をガラス母材断面積
S1の1/10〜1/30とする。ガラスパイプ2への
加熱量が少ないと、潰しが不足する。しかし、加熱量が
多すぎたりガラスパイプに無理な潰し力を加えると、内
部のガラスロッドの非円率が悪化する。これは、ガラス
パイプ内のガラスロッドに、GeO2 のようなドーパン
トが添加されていると加熱により軟化しやすく、ガラス
パイプ2を潰したときにガラスロッド1の真円性が損な
われ、楕円に変形しやすくなることによる。断面積の比
S1/S2を上記のような範囲とすることにより、光フ
ァイバガラス母材の太さに対応した十分な温度とヒート
ゾーンが得ることができ、良好な非円率でガラスパイプ
を潰すことができ、また潰し残しをなくすことができ
る。
【0023】また、バーナーのH2 噴出ポート断面積S
2とO2 噴出ポート断面積S3との比S2/S3が5〜
7の範囲にあるのが好ましい。バーナーによりH2 ガス
とO 2 ガスにより火炎を生じさせる場合、H2 噴出ポー
トの断面積を増加させる代わりに、ポート断面積を一定
としてH2 ガス量を増やすことでも加熱量を上げること
をできるが、H2 ガスの流速が大きくなり、ガラス母材
の表面を削りとることとなる。したがって、H2 ガスの
流速は一定として、H2 噴出ポートの断面積を変化させ
るのが好ましい。H2 噴出ポートとO2 噴出ポートの断
面積比S2/S3を上記のような範囲とすることによ
り、ガラスパイプの表面を所定温度に加熱することがで
きる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、製造される光ファイバガラス母材の太さに対
応して、コラプスに必要な十分な加熱温度とヒートゾー
ンが得ることができ、コア用ガラスロッドの真円性を良
好に保ってクラッド用の石英ガラスパイプを潰すことが
でき、また潰し残しをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明する概略図である。
【図2】図1のa−aおよびb−b断面を示す図であ
る。
【図3】バーナーの形状を説明する縦断面図である。
【図4】図3のc−c断面を示す図である。
【図5】本発明の具体例による検討結果を示す図であ
る。
【図6】バーナーとヒートゾーンの関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…コア用ガラスロッド、2…クラッド用ガラスパイ
プ、3…バーナー、4…間隙、5…酸素ガス噴出ポー
ト、6…水素ガス噴出ポート、7…バーナー端部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 慎治 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 関口 忍 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 小川 恵司 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 4G021 BA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッド用ガラスパイプにコア用ガラス
    ロッドを挿入し、減圧しながらバーナーで前記クラッド
    用ガラスパイプを加熱軟化させて潰し、前記コア用ガラ
    スロッドと一体化させる光ファイバ用ガラス母材の製造
    方法であって、一体化されたガラス母材の断面積をS1
    とし、前記バーナーの水素ガス噴出ポートのガス噴出口
    の断面積をS2としたとき、S1/S2を10〜30と
    することを特徴とする光ファイバ用ガラス母材の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記バーナーの酸素ガス噴出ポートのガ
    ス噴出口の断面積をS3としたとき、S2/S3を5〜
    7とすることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ
    用ガラス母材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記クラッド用ガラスパイプをコア用ガ
    ラスロッドを横型旋盤で同心支持させることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の光ファイバ用ガラス母材の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 クラッド用ガラスパイプにコア用ガラス
    ロッドを挿入し、減圧しながらバーナーで前記クラッド
    用ガラスパイプを加熱軟化させて潰し、前記コア用ガラ
    スロッドと一体化させる光ファイバ用ガラス母材の製造
    装置であって、前記クラッド用ガラスパイプをコア用ガ
    ラスロッドを同心支持させる横型旋盤装置を備え、一体
    化されたガラス母材の断面積をS1としたとき、前記バ
    ーナーの水素ガス噴出ポートのガス噴出口の断面積S2
    を前記S1の1/10〜1/30としたことを特徴とす
    る光ファイバ用ガラス母材の製造装置。
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