JP2003034061A - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JP2003034061A JP2001225124A JP2001225124A JP2003034061A JP 2003034061 A JP2003034061 A JP 2003034061A JP 2001225124 A JP2001225124 A JP 2001225124A JP 2001225124 A JP2001225124 A JP 2001225124A JP 2003034061 A JP2003034061 A JP 2003034061A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理システムにおける各機器(デジタル
複合機、スキャナ装置等)の利用が適切であるか否かを
判定してその利用を制限し、高効率な運用を実現可能な
画像処理システムを提供する。 【解決手段】 画像データに基づいて画像を形成する画
像形成装置3と、パソコン2とを備え、上記画像形成装
置3による画像出力の実行を制限可能とする画像形成シ
ステムにおいて、上記画像形成装置3の動作環境を判定
し、その環境に基づいて画像出力の実行の可否を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを処理
する画像処理装置を含む画像処理システムに関し、特
に、パーソナルコンピュータ等とネットワークを介して
接続されてなる画像処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、少なくともパーソナルコンピュー
タとデジタル複合機とを接続してネットワークを形成
し、該ネットワークを介して機器間におけるデータの送
受信を行なう画像処理システムが広く利用されている。
このような画像処理システムでは、パソコンで作成され
た画像データをネットワークを介して送信することで、
デジタル複合機から画像データを記録媒体(用紙など)
に出力させて記録物を得たり、他の画像処理装置に対し
て画像データを送信したりすることができる。
【0003】したがって、パーソナルコンピュータと画
像処理装置との間にネットワークを形成することによ
り、例えば、フロッピー(登録商標)ディスクなどの記
録媒体を介して画像処理装置とパソコンとの間で画像デ
ータをやり取りする必要がなくなる。しかも、画像デー
タのやりとりはネットワーク上で行われるために、例え
ば、サーバ等の中間情報処理装置によって画像出力を容
易かつ効率的に制御することができる。
【0004】一方、上記のようなネットワークでは、通
常ならばユーザーの意向にできる限り対応することが要
求される。このため、このようなネットワークで用いら
れる画像出力の制御方法や制御システムは、より自由度
の高いものとされていた。しかしながら、このようなネ
ットワークにおいても、状況によっては自由度を制限す
るような制御方法や制御システムも必要となる場合が生
じている。
【0005】そこで、特開平10−161823号公報
に開示されているように、ネットワーク上で共有される
プリンタ装置(画像形成装置)において、画像データが
セキュリティーデータであるか否かに基づいて画像出力
を制限するセキュリティー管理方式が提案されている。
【0006】上記セキュリティー管理方式では、具体的
には、画像形成装置を使用するユーザー毎に、特定のユ
ーザーが前記画像形成装置において認められている印刷
可能枚数や使用可能な機能などの制限情報や画像形成装
置の使用状況をユーザー識別情報に対応させてデータベ
ースに蓄積する。そして、ネットワークの管理装置で
は、上記データベースに蓄積されている情報に基づいて
画像形成装置の使用の許可あるいは不許可を決定するよ
うになっている。
【0007】また、特開平11−157179号公報に
は、画像形成装置に対する利用制限だけでなく、出力す
る内容や利用者に応じて画像形成装置の利用を制限する
と共に、この利用制限を柔軟に変更するシステムが提案
されている。
【0008】具体的には、画像データに対して更に所定
の処理手続きを含めたジョブデータがホストコンピュー
タから画像形成装置に出力された時、該画像形成装置に
おいては、所定の処理手続きに従って外部の履歴管理装
置と通信し、その通信結果によって画像出力を制御して
いる。また、所定の処理手続きの内容を変えることで画
像出力の利用制限を柔軟に変更可能となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記画像形
成システムが私的に利用される環境に設けられている場
合、ユーザーが記録物として欲する画像データは、ユー
ザーの意向に沿って自由に画像形成装置より出力できる
ようにしなければならない。しかしながら、画像形成シ
ステムが特定環境下に設けられている場合には、画像デ
ータはその環境に応じた特定の利用目的に供されるもの
となり、必ずしもユーザーの欲するものではない場合が
ある。
【0010】例えば、ネットワークがオフィスに設けら
れている場合、画像データはそのオフィスでなされる業
務内容に関わるもののみとすべきである。従って、ユー
ザーが業務に関わらない私的な要求を満たす画像データ
を画像形成装置を利用して出力することは、業務用機器
である画像形成装置を私的に利用していることになり、
業務上の契約違反となり得る。
【0011】また、業務用機器で画像形成装置が業務に
関わらない目的で利用されることは、消耗品が必要以上
に消費されたり、使用頻度の増加に応じて保守管理の回
数が増加するといった不具合を招き、管理コストを増大
させるといった問題を生じる。
【0012】特に、近年ではインターネットの普及によ
り、上述した画像形成システムのネットワークもサーバ
を介してインターネットに接続されることが多くなって
おり、ユーザーはインターネット経由で非常に広い範囲
の画像データを得ることができるようになっている。従
って、インターネット経由で業務に関わらない個人的な
要求を満たす画像データを容易に得ることができるた
め、上述した画像形成装置の私的利用を行い易くなって
いるのが実状である。
【0013】また、画像形成装置における画像データの
プリントアウトに限らず、画像の読み取りを行うスキャ
ナ装置、画像データの送信を行う通信装置においても同
様のことが考えられ、ここでも業務に関わらない個人的
な要求を満たす画像データを容易に処理することができ
るため、上述した画像形成装置の私的利用を行い易くな
っている。
【0014】これに対して、従来技術では、私的利用そ
のものを抑制するようなことについては何ら考慮されて
いない。例えば、特開平10−161823号公報に開
示されている技術内容は、セキュリティの管理を目的と
しているものであって、私的利用を判定するような構成
や制御方法については何ら開示されてない。
【0015】一方、特開平11−157179号公報に
開示されている技術内容は、画像データ以外に所定の処
理手続きをも含めたジョブデータを利用する構成となっ
ている。このようなジョブデータを用いた場合、画像形
成装置の私的利用を抑制するような応用は理論上は可能
ではあるものの、データ量が増大したり制御プロセスが
煩雑化する事により、効率的な画像形成システムを提供
することができない。
【0016】つまり、特開平11−157179号公報
による技術では、画像出力に制限を加えることを前提と
した課金処理に関する技術で画像形成装置の私的利用が
容易であり、装置の動作制限を前提としたシステムにお
いて効率的な画像形成を実現することはできない。
【0017】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、画像処理システムにおけ
る各機器(デジタル複合機、スキャナ装置等)の利用が
適切であるか否か(私的利用であるか否か)を判定して
その利用を制限し、画像処理システムの高効率な運用を
実現する画像処理システムを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理システ
ムは、上記の課題を解決するために、画像データに対し
て所定の画像処理を施す画像処理装置と、該画像処理装
置に対して画像データを入力する外部機器とを接続して
なる画像処理システムにおいて、上記画像処理装置にお
ける動作環境を判定する判定手段と、上記判定手段によ
って判定された動作環境に基づいて画像処理装置での処
理動作を制限する制御手段とを備えていることを特徴と
している。
【0019】上述のような画像処理システムにおいて
は、上記画像処理装置は、画像データに対して印字出力
や送信出力を行なうために上記画像データに対して所定
の画像処理を施す。しかしながら、上記画像処理システ
ムがオフィス等の特定の業務環境に設置される場合に、
ユーザーが業務に関係の無い私的利用を行なうと、該画
像処理システムにおける不必要なコストが発生し、管理
コスト等が増大する。
【0020】このため、特定の業務環境に設置される画
像処理システムでは、私的利用時における画像処理に制
限を与えることが好ましいが、セキュリティデータに対
して出力制限を行なう場合とは異なり、画像データ自体
に制限データを付すことは困難である。
【0021】これに対し、上記の構成によれば、上記判
定手段によって画像処理システムの動作環境が判定さ
れ、該システムが特定の動作環境にある時には、上記制
御手段によって画像データの画像処理動作が制限され
る。これにより、画像データに対して特別な制限データ
を付加することなく画像出力を客観的に制限することが
可能となる。
【0022】尚、上記判定手段にて判定される動作環境
とは、ユーザーによる画像処理システムの私的利用を誘
発させるような環境を意味するものであり、例えば、時
間帯情報や管理者の位置情報等が挙げられる。
【0023】また、上記画像処理システムでは、上記判
定手段は、画像処理装置における画像処理動作が指示さ
れた日時情報を動作環境として判定すると共に、上記制
御手段は、ある特定日時において、上記画像処理装置で
の画像処理動作を制限するような制御を行なう構成とす
ることができる。
【0024】上記の構成によれば、例えば、業務時間外
等の特定日時において画像処理動作に制限を課すことに
より、業務時間外に行なわれがちな画像処理システムの
私的利用を抑制することができる。
【0025】また、上記画像処理システムでは、上記判
定手段は、画像処理装置における画像処理動作が指示さ
れた際に、特定の管理者の位置情報を動作環境として判
定すると共に、上記制御手段は、上記管理者が上記画像
処理装置の周辺にいると判定された場合に、上記画像処
理装置での画像処理動作の制限を解除するような制御を
行なう構成とすることができる。
【0026】上記の構成によれば、特定の管理者の位置
情報により、上記管理者が上記画像処理装置の周辺にい
ると判定された場合にのみ、上記画像処理装置での画像
処理動作の制限を解除し、管理者が上記画像処理装置の
周辺にいない場合には画像処理動作が制限される。これ
により、画像処理システムの私的利用を抑制することが
できる。
【0027】また、上記画像処理システムでは、上記制
御手段による画像処理装置での処理動作を制御する出力
制御モードを任意に設定可能とするモード設定手段を備
えている構成とすることができる。
【0028】上記の構成によれば、上記モード設定手段
によって上記出力制御モードを任意に設定でき、画像処
理装置での画像処理動作の制限を行なうか否かをユーザ
ーが任意に決定することが可能となる。
【0029】また、上記画像処理システムでは、上記制
御手段により、画像処理装置における画像処理動作の制
限が実行された場合に、特定の管理者に対して画像処理
動作の制限が実行された旨の通知が行われる構成とする
ことができる。
【0030】上記の構成によれば、画像処理動作の制限
が実行された場合に、特定の管理者に対して画像処理動
作の制限が実行された旨の通知が行われるため、上記制
限の発生した画像処理動作が該画像処理システムの私的
利用によるものであるのか否かが早急に確認できる。ま
た、上記通知により、ユーザー側に公私意識を向上さ
せ、私的利用を抑制することができる。
【0031】また、本発明の画像処理装置は、上記の課
題を解決するために、画像データに対して所定の画像処
理を施す画像処理装置において、上記画像処理装置にお
ける動作環境を判定する判定手段と、上記判定手段によ
って判定された動作環境に基づいて画像処理装置での処
理動作を制限する制御手段とを備えていることを特徴と
している。
【0032】上記の構成によれば、上記判定手段によっ
て画像処理装置の動作環境が判定され、該画像処理装置
が特定の動作環境にある時には、上記制御手段によって
画像データの画像処理動作が制限される。これにより、
画像データに対して特別な制限データを付加することな
く画像出力を客観的に制限することが可能となる。
【0033】また、上記画像処理装置では、上記判定手
段は、画像処理装置における画像処理動作が指示された
日時情報を動作環境として判定すると共に、上記制御手
段は、ある特定日時において、上記画像処理装置での画
像処理動作を制限するような制御を行なう構成とするこ
とができる。
【0034】上記の構成によれば、例えば、業務時間外
等の特定日時において画像処理動作に制限を課すことに
より、業務時間外に行なわれがちな画像処理システムの
私的利用を抑制することができる。
【0035】また、上記画像処理装置では、上記判定手
段は、画像処理装置における画像処理動作が指示された
際に、特定の管理者の位置情報を動作環境として判定す
ると共に、上記制御手段は、上記管理者が上記画像処理
装置の周辺にいると判定された場合に、上記画像処理装
置での画像処理動作の制限を解除するような制御を行な
う構成とすることができる。
【0036】上記の構成によれば、特定の管理者の位置
情報により、上記管理者が上記画像処理装置の周辺にい
ると判定された場合にのみ、上記画像処理装置での画像
処理動作の制限を解除し、管理者が上記画像処理装置の
周辺にいない場合には画像処理動作が制限される。これ
により、画像処理装置の私的利用を抑制することができ
る。
【0037】また、本発明の画像形成装置は、上記の課
題を解決するために、画像データに対して所定の画像処
理を施し、画像処理が施された画像データを画像形成手
段にて印字出力する画像形成装置において、上記画像形
成装置における動作環境を判定する判定手段と、上記判
定手段によって判定された動作環境に基づいて画像形成
手段での画像形成動作を制限する制御手段とを備えてい
ることを特徴としている。
【0038】上記の構成によれば、上記判定手段によっ
て画像形成装置の動作環境が判定され、該画像形成装置
が特定の動作環境にある時には、上記制御手段によって
画像データの画像処理動作が制限される。これにより、
画像データに対して特別な制限データを付加することな
く画像出力を客観的に制限することが可能となる。
【0039】また、上記画像形成装置では、上記制御手
段は、画像形成手段における画像形成動作の制限を行な
う場合に、カラー画像の画像形成処理を制限し、画像形
成手段において白黒画像として出力させる構成とするこ
とができる。
【0040】上記の構成によれば、ユーザーが上記画像
形成装置を用いて私的利用による印字出力を行なおうと
する場合、出力される画像データがカラー画像であれ
ば、白黒画像に変換されて出力されるため、私的利用時
の使い勝手を悪くし画像形成装置の私的利用を抑制でき
る。
【0041】また、上記画像形成装置では、上記制御手
段は、画像形成手段における画像形成動作の制限を行な
う場合に、画像形成動作の制限を行なわない場合に比べ
て、画質調整処理(濃度補正、カラーバランス、画像編
集などの各種画像処理)において画像形成される画像デ
ータの画質を劣化させる処理を行なわせる構成とするこ
とができる。
【0042】上記の構成によれば、ユーザーが上記画像
形成装置を用いて私的利用による印字出力を行なおうと
する場合、出力される画像データが画質調整処理におい
て画質を劣化させる処理が施されるため、私的利用時の
使い勝手を悪くし画像形成装置の私的利用を抑制でき
る。
【0043】また、上記画像形成装置では、上記制御手
段は、画像形成手段における画像形成動作の制限を行な
う場合に、画像形成動作の制限を行なわない場合に対し
て、処理された画像が形成される記録材の特性を異なら
せる構成とすることができる。
【0044】上記の構成によれば、ユーザーが上記画像
形成装置を用いて私的利用による印字出力を行なおうと
する場合、処理された画像が形成される記録材の特性
(サイズ、紙質等)が制限を行なわない場合に対して異
なったものとされる。このため、私的利用時の使い勝手
を悪くし画像形成装置の私的利用を抑制できる。
【0045】また、上記画像形成装置では、上記制御手
段は、画像形成手段における画像形成動作の制限を行な
う場合に、画像形成動作の制限を行なわない場合に対し
て、処理された画像が形成される記録材に対する後処理
を行なわないようにする構成とすることができる。
【0046】上記の構成によれば、ユーザーが上記画像
形成装置を用いて私的利用による印字出力を行なおうと
する場合、処理された画像が形成される記録材に対する
後処理(ステープル、パンチ、紙折など)が行なわれな
い。このため、私的利用時の使い勝手を悪くし画像形成
装置の私的利用を抑制できる。
【0047】また、上記画像形成装置では、上記制御手
段は、画像形成手段における画像形成動作の制限を行な
う場合に、画像形成動作の制限を行なわない場合に対し
て、処理された画像が形成される回数に制限を加える構
成とすることができる。
【0048】上記の構成によれば、ユーザーが上記画像
形成装置を用いて私的利用による印字出力を行なおうと
する場合、処理された画像が形成される回数(マルチコ
ピーの枚数)に制限が加えられる。このため、私的利用
時の使い勝手を悪くし画像形成装置の私的利用を抑制で
きる。
【0049】また、本発明の画像通信装置は、上記の課
題を解決するために、画像データに対して所定の画像処
理を施し、画像処理が施された画像データを外部機器に
対して送信出力する画像通信装置において、上記画像通
信装置における動作環境を判定する判定手段と、上記判
定手段によって判定された動作環境に基づいて画像処理
動作を制限する制御手段とを備えていることを特徴とし
ている。
【0050】上記の構成によれば、上記判定手段によっ
て画像通信装置の動作環境が判定され、該画像通信装置
が特定の動作環境にある時には、上記制御手段によって
画像データの画像処理動作が制限される。これにより、
画像データに対して特別な制限データを付加することな
く画像出力を客観的に制限することが可能となる。
【0051】また、上記画像通信装置では、上記判定手
段は、画像処理された画像データの送信先情報を動作環
境として判定すると共に、上記制御手段は、上記送信先
情報に基づいて、上記画像通信装置での画像処理動作を
制限するような制御を行なう構成とすることができる。
【0052】上記の構成によれば、例えば、特定の送信
先(若しくは特定の送信先以外)に画像データを送信し
ようとする際に、業務に関係しない私的利用と判定する
ことができ、画像通信装置の私的利用を抑制することが
できる。
【0053】また、上記画像通信装置では、上記制御手
段は、画像処理動作の制限を行なう場合に、カラー画像
の画像処理を制限し、白黒画像として送信させる構成と
することができる。
【0054】上記の構成によれば、ユーザーが上記画像
通信装置を用いて私的利用による送信出力を行なおうと
する場合、送信される画像データがカラー画像であれ
ば、白黒画像に変換されて出力されるため、私的利用時
の使い勝手を悪くし画像通信装置の私的利用を抑制でき
る。
【0055】また、上記画像通信装置では、上記制御手
段は、画像処理動作の制限を行なう場合に、画像処理動
作の制限を行なわない場合に対して、処理された画像が
送信される枚数に制限を加える構成とすることができ
る。
【0056】上記の構成によれば、ユーザーが上記画像
通信装置を用いて私的利用による送信出力を行なおうと
する場合、送信される画像の枚数に制限が加えられる。
このため、私的利用時の使い勝手を悪くし画像形成装置
の私的利用を抑制できる。
【0057】また、上記画像通信装置では、上記制御手
段は、画像処理動作の制限を行なう場合に、画像処理動
作の制限を行なわない場合に比べて、画質調整処理にお
いて送信される画像データの画質を劣化させる処理を行
なわせる構成とすることができる。
【0058】上記の構成によれば、ユーザーが上記画像
通信装置を用いて私的利用による送信出力を行なおうと
する場合、送信される画像データが画質調整処理におい
て画質を劣化させる処理が施されるため、私的利用時の
使い勝手を悪くし画像形成装置の私的利用を抑制でき
る。
【0059】また、本発明の画像処理装置は、上記の課
題を解決するために、ネットワークを介して入手した画
像データに対して所定の画像処理を施す画像処理装置に
おいて、上記画像処理装置における動作環境を判定する
判定手段と、上記判定手段によって判定された動作環境
に基づいて画像処理動作を制限する制御手段とを備えて
いることを特徴としている。
【0060】上記の構成によれば、上記判定手段によっ
て画像処理装置の動作環境が判定され、該画像処理装置
が特定の動作環境にある時には、上記制御手段によって
画像データの画像処理動作が制限される。これにより、
画像データに対して特別な制限データを付加することな
く画像出力を客観的に制限することが可能となる。
【0061】また、上記画像処理装置では、上記判定手
段は、ネットワークを介して入手した画像データの入力
先情報を動作環境として判定すると共に、上記制御手段
は、上記入力先情報に基づいて、上記画像処理装置での
画像処理動作を制限するような制御を行なう構成とする
ことができる。
【0062】上記の構成によれば、例えば、特定の入力
先(若しくは特定の入力先以外)から画像データを入手
しようとする際に、業務に関係しない私的利用と判定す
ることができ、画像通信装置の私的利用を抑制すること
ができる。
【0063】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について図1ないし図13に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。
【0064】図1(a)は本実施の形態に係る画像形成
システムの構成を示す説明図であり、図1(b)はネッ
トワークを組んだ場合の画像形成システムの構成を示す
説明図であり、図2は前記画像形成システムの構成を示
すブロック図である。
【0065】本実施の形態に係る画像形成システム1
は、図1(a)に示すように、画像データに基づいて画
像を形成する画像形成装置3と、情報処理端末機である
パーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」と称す
る)2とを備えて構成されている。前記画像形成システ
ム1では、図2に示すように、パソコン2から画像形成
装置3に対して、ネットワークを介して画像データが送
信されるようになっている。
【0066】また、画像形成装置3は、外部機器(パソ
コン2や外部のファクシミリなど)に対して、スキャナ
部において読み込んだ原稿の画像データを送信すること
ができる。さらに、公衆ネットワークを介して通信可能
な所定の送信先に対して、スキャナ部で読み込んだ原稿
の画像データを電子メールなどに添付して送信すること
も可能である。すなわち、画像形成装置3は、コピー機
能、ファックス機能、プリンタ機能、ネットワークスキ
ャナ機能などを複数搭載したデジタル複合機、または単
機能のデジタル画像処理装置として具備される。
【0067】前記画像形成装置3では、パソコン2より
入力された画像データがI/F部4を介して言語解析部
5に出力される。言語解析部5では入力された画像デー
タが解析され、解析された画像データは画像メモリ6上
に展開されて一時的に記憶される。画像メモリ6におい
て記憶された画像データは、制御部7の指示によって画
像形成部8に出力され、画像形成部8で前記画像データ
に基づく画像が形成される。
【0068】また、前記制御部7は、画像データがI/
F部4を介して入力された時間をタイマー9によって記
憶するようになっており、更に画像メモリ6に記憶され
て待機している画像データの概要や、画像形成部8での
画像形成状況について表示部10に表示制御するように
なっている。
【0069】また、前記画像形成システム1は、パソコ
ン2から画像形成装置3に対して画像データが入力され
る入力状況に基づいて、画像データの出力を制限するこ
とが可能である。つまり、画像形成システム1が設けら
れる環境から、画像データに共通する特性を予め設定し
ておき、この特性に基づいて画像出力の制限を制御する
ようになっている。
【0070】本実施の形態においては、出力が許容され
る画像データに共通する特性を予めシステムに設定する
特性設定手段と、前記特性に基づいて画像出力の実行の
可否を制御する出力制御手段とを前記制御部7に備えて
いる。
【0071】前記画像データの出力の許可・不許可の判
断に利用される画像データの特性は特に限定されない。
但し、具体的としては、パソコン2で作成または処理さ
れた画像データが、(1)どのようなアプリケーション
ソフトで扱われているものであるか(2)どのような状
況で入力されたかといった特性が挙げられる。
【0072】さらに、より具体的には、前記画像データ
のデータ形式(データ形式)、画像データが取り扱われ
るアプリケーションソフトの種類(ソフト情報)、画像
データが画像形成装置3に対して出力された時間帯(時
間情報)等を、出力の許可・不許可の判断を与える画像
データの特性として好適に用いることができる。
【0073】前記データ形式及びソフト情報は、言語解
析部5によって画像データを解析することで生成され
る。時間情報は、I/F部4に画像データが入力された
時点においてタイマー9が示す時間として得られる。
【0074】次に、画像データのデータ形式について具
体的に説明する。図3はプリント出力される画像データ
のデータ形式に応じた画像出力制限の一例を示すリスト
である。画像データは、図3に示すように、例えば、各
画像データにどの程度の画像領域があるか、画像データ
そのものの種類が何であるか、等に基づいて分類され、
その分類内容に応じて画像形成処理(印刷)を許可する
か画像形成処理を制限するか、等が設定される。
【0075】例えば、本発明に係る画像形成システム1
が通常のオフィスに設けられている場合には、文字を主
とした文書が作成されることの方が多い。また、カラー
の画像が文書中に含まれていたとしても大部分は文字デ
ータとなるので、カラー画像が多く含まれている画像デ
ータは業務に関わらないものである可能性が高くなる。
【0076】そこで、図3に示すように、Data-1として
設定されている白黒データ(カラー領域が0%)、及び
Data-2,3として設定されているカラー領域が30%以下
または50%以下のデータは、業務に関係する可能性が
高いものとして印刷が許可される。
【0077】一方、Data-4,5として設定されているカラ
ー領域が50%以上80%以下の画像データやカラー領
域が80%以上の画像データは、カラー領域が多過ぎる
ために業務に関係しない可能性が高いものとして印刷が
制限される。
【0078】また、Data-6として設定されているHTM
Lデータ等については、インターネット関連の業務でな
い場合、業務用で作成したり利用することは少ないと考
えられ、印刷が制限される。
【0079】なお、図3に示すカラー領域に基づく画像
データの分類は一例であって、本発明にかかる画像形成
システムが設置されているオフィスの業務内容によっ
て、設定は適宜変更されることは言うまでもない。
【0080】次に、画像データが形成されるソフト情報
について具体的に説明する。図4はプリントアプリケー
シヨンに応じた画像出力制限の一例を示すリストであ
る。画像データは、図4に示すように、どのようなアプ
リケーションソフトによって扱われるデータであるかに
基づいて分類され、その分類内容に応じて画像形成処理
(印刷)を許可するか画像形成処理を制限するか、等が
設定される。
【0081】例えば、本発明に係る画像形成システム1
が通常のオフィスに設けられている場合には、カラー画
像を扱うようなソフトを用いることは非常に少ないの
で、このようなソフトを用いて処理・作成された画像デ
ータは、業務に関わらないものである可能性が高くな
る。また、インターネット関連の業務でない場合には、
メールソフトやブラウザソフトを用いてデータを扱うこ
とも稀であると考えられる。したがって、カラー画像を
扱うソフト、メールソフトやブラウザソフトを用いて処
理および作成された画像データは、業務に関わらないも
のである可能性が高くなる。
【0082】そこで、図4に示すように、Appli-1 〜3
として設定されているワープロソフト、表計算ソフト、
特定のグラフィックソフト、等については印刷が許可さ
れるが、Appli-4,5 として設定されているメールソフト
やブラウザソフトについては業務に関係がない可能性が
高いので印刷が制限される。また、画像データを扱うソ
フトであってもAppli-6 として設定されているCADソ
フトは業務に関係がある可能性が高いので印刷が許可さ
れる。
【0083】なお、図4に示すアプリケーションソフト
の種類に基づく画像データの分類は一例であって、本発
明にかかる画像形成システムが設置されているオフィス
の業務内容によって、設定は適宜変更されることは言う
までもない。
【0084】次に、画像データが入力された時の時間情
報(日時、曜日などの情報)を追加して活用することに
ついて具体的に説明する。図5は画像データの時間情報
と使用されたアプリケーションソフトを表示する表示部
を示すものである。
【0085】画像データは、図5に示すように、プログ
ラム11上で画像データが入力された時間帯に応じて分
類され、分類内容に応じて画像形成処理(印刷)を許可
するか画像形成処理を制限するか等が設定される。
【0086】例えば、図5に示すように、縦軸を業務時
間、横軸を画像データの分類に用いる個々のデータ形式
やソフト情報とすると、図3に示すData-1,2のようにカ
ラー領域の少ないデータについては、通常の業務で用い
られる可能性が高いので、終日かそれに準ずる時間帯で
印刷が許可される。図5の例では、Data-2の画像データ
については、通常の業務時間帯では印刷が許可される
が、夜間の時間帯のみ印刷が制限されるようになってい
る。
【0087】また、図5において、チェックマークの入
っている時間帯では印刷が制限無しに許可されているこ
とを示す。また、図4に示すAppli-1,2 のようなワープ
ロソフトや表計算ソフトについても通常の業務で用いら
れる可能性が高いので、これらソフトによる画像データ
についても終日印刷が許可される。
【0088】一方、図3に示すData-3,4のようにカラー
画像の比率が高いデータについては、通常の業務に関係
がない可能性があるので、一部時間帯を除いて印刷を制
限するか終日印刷が制限される。図5においては、チェ
ックマークの入っていない時間帯では印刷が制限されて
いることを示す。
【0089】また、図4に示すAppli-3のようなグラフ
ィックソフトを使用したものの場合、通常の業務時間で
あれば業務のために使用される可能性は高いが、それ以
外の時間帯では業務以外の目的でも利用できるため、業
務外に相当する時間帯についてのみ印刷が制限されてい
る。
【0090】なお、図5に示す縦軸の時間帯の詳細な設
定については、オフィスの状況や業務内容等によって適
宜異なるものであって、図5で示した内容に限定される
ものではない。
【0091】次に、画像形成装置における制限を設ける
か否かの判断基準として、先に説明した時間帯による管
理以外の方法について説明する。尚、以下に説明する方
法は、データ形式やアプリケーションソフトの種類な
ど、画像データの特性に基づいて出力制限を行なうもの
ではなく、画像形成装置の動作環境、すなわち画像デー
タの特性に依存しない情報にて出力制限を行なう方法で
ある。また、画像形成装置の動作環境を判定する判定手
段と、上記動作環境に基づいて画像出力の実行の可否を
制御する制御手段とは制御部7に備えられているものと
する。
【0092】例えば、ネットワーク管理者や職場におけ
る管理者など、ある程度の画像形成装置の使用に対して
権限をもった人が、画像形成装置の近くに存在している
かどうかに応じて制限をかけるか否か自動的に判断する
ことも可能である。
【0093】この方法における管理者の存在の確認は、
例えば、予め登録されている端末(管理者が使用する端
末のIPアドレスなどの特定情報)がネットワークを介
して確認できているかどうか、または、特定の管理者が
所有する携帯端末(所有者を特定するIDコードが記憶
されている端末、IDカードなど)の存在が画像形成装
置において確認される(例えば、上記携帯端末から発信
される電波などが画像形成装置周辺の所定エリア内にお
いて受信できる)かどうか、などにより判断することが
できる。
【0094】そして、特定の管理者の存在が画像形成装
置において確認できれば、画像形成装置に対するプリン
トジョブの指示を特別な制限を課すこと無く処理可能と
する。一方、特定の管理者の存在が確認できなければ、
画像形成装置に対するプリントジョブの指示をある程度
(データ形式、画像の特徴、アプリケーションなどによ
り)制限するものとする。
【0095】次に、制限をかけるか否かの選択を画像形
成装置において予め設定する方法について説明する。
【0096】本発明における画像形成装置は、ネットワ
ーク環境下で使用され、その使用条件もまちまちである
ため、プリント制限をかけるかかけないかをユーザーが
選択できるようになっている(図示はしていないが、周
知の調整画面(シミュレーションモード画面)上でのモ
ード選択により確定される)。そこで、このプリント制
限をかけるという制限モードが選択されていれば、画像
形成装置に対するプリントジョブの指示をある程度(デ
ータ形式、画像の特徴、アプリケーションなどにより)
制限することとなり、制限モードが選択されていなけれ
ば、画像形成装置に対するプリントジョブの指示を特別
な制限も無く処理可能とする。
【0097】次に、画像形成装置に設けられる表示部の
表示に基づいた該画像形成装置の利用制限方法について
説明する。図6は本実施の形態に係る画像形成装置に設
けられる表示部の構成の一例を示す説明図である。
【0098】表示部21は、図6に示すように、操作パ
ネル20内に形成されており、3個のプリントジョブ内
容を表示するようになっている。また、各プリントジョ
ブでは、ジョブの印刷を指示したユーザー、ジョブの受
付時間、印刷部数、および選択された用紙種類が表示さ
れている。ここで、画像形成装置には、前記表示部21
に示されるように、3つのプリントジョブが予約されて
いる。
【0099】画像出力時には、図7に示すように、アク
ティブ表示22になっている最も優先順位の高い001
の画像データのプリントジョブを実行するために操作パ
ネル20を操作する。この時、001の画像データは、
制御部7においてデータ形式、ソフト情報、時間情報の
それぞれ、または2つ以上に基づいて印刷を制限すべき
ものであるか否かが判定される。印刷が許可されると判
定された場合は、そのまま画像形成が実行される。一
方、印刷が制限されると判定された場合は、図8に示す
ように、許可範囲外のデータである旨のメッセージを示
すウィンドウ23が表示される。
【0100】図8では、001の画像データを送信した
ユーザーが例えば「山田さん」であるとすると、「00
1ユーザー:山田 許可範囲外のプリントデータで
す。」というメッセージが表示される。
【0101】ここで、ユーザーが業務に関係のあるデー
タを印刷しようとしている場合には、「OK」のキーを
操作して印刷指示を出せばよい。逆に、業務に関係のな
いデータの場合には、印刷指示を撤回する機会が与えら
れ、画像出力の実行をキャンセルすることができる。
【0102】しかしながら、前記のようにメッセージを
表示するウィンドウ23の対応だけではユーザーの自主
性に任せることになり、ユーザーが業務に関係のないデ
ータを印刷することも可能である。
【0103】そこで、図9に示すように、許可範囲外の
プリントデータであることを表示すると共に、この許可
範囲外のプリントデータを印刷した場合には、印刷した
ことを記録する旨を示すウィンドウ24を表示すること
がより好ましい。
【0104】この場合、図9では図8と同様に「001
ユーザー:山田 許可範囲外のプリントデータです。」
というメッセージが表示されると共に、更にその下に
「※※データを記録します。※※」というメッセージが
表示される。
【0105】このとき記録される許可範囲外のプリント
データの履歴としては、図10に示すように、プリント
日時、ユーザー名、検出内容(どのような設定条件を基
準に許可範囲外であると判定されたか)、プリント枚数
などが記録される。
【0106】以上の構成により、本実施の形態によれ
ば、ユーザーが許可範囲外で制限を受ける画像データを
プリントした場合であっても、プリントデータの履歴が
残るため、プリントが業務に関係するものか、私的なも
のかを容易に識別することができる。これにより、ユー
ザーの公私意識を向上させるとともに、画像形成装置の
私的利用を抑制することができる。従って、消耗品や保
守管理に必要以上のコストがかかることを回避すること
ができる。
【0107】また、画像形成装置としてプリントジョブ
に対する制限が行われると、特定の管理者に対して通知
が行われるようにすることも可能である。これにより管
理者は、画像形成装置の利用状況を把握できると共に、
画像形成装置の私的利用を抑制することができる。従っ
て、消耗品や保守管理に必要以上のコストがかかること
を回避することができる。
【0108】なお、特定の管理者に対する通知方法とし
ては、周知の電子メールによる通知機能を用いることに
より可能となる。すなわち、プリントジョブに対する制
限が働いた際の特定の通知先として、管理者の携帯電話
などのメールアドレスを登録しておき、制限が働いた際
にこのメールアドレスにプリントジョブに対する制限が
発生したことを通知する。
【0109】なお、本実施の形態では、パソコン2と画
像形成装置3とを直接接続して画像形成システム1を構
成しているが、本発明に係る画像形成システムは、これ
に限定されるものではなく、例えば、図1(b)に示す
ように、サーバ2aを介して複数のパソコン2と少なく
とも1つの画像形成装置3とによりLAN等のネットワ
ークを構成するものであってもよい。上記構成は、特に
大規模なオフィスで使用する場合に最適である。
【0110】また、本実施の形態では、パソコン2と画
像形成装置3とで画像形成システム1が構成される場合
に画像形成装置3の制御部7で画像出力の制限判定を行
っているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
図1(b)に示すように、サーバ2aを設けてネットワ
ークを構成するシステムの場合は、サーバ2aで画像出
力の可否の判定を行うものであってもよい。
【0111】また、本実施形態は、画像形成装置3側に
表示部21を設けてメッセージをウィンドウ23,24
に表示するようにしているが、本発明はこれに限定され
るものではなく、例えば、パソコン2の画面上にメッセ
ージを表示するようにしたものであっても良い。
【0112】また、本実施の形態では、画像出力操作時
に画像出力に関する判定等のメッセージを表示するよう
にしているが、本発明はこれに限定されるものではな
い。例えば、図11に示すように、パソコン側で画像デ
ータのアプリケーションソフト30を開いて印刷ジョブ
を指示した時点で設定した印刷制限の条件に抵触した場
合に、図12に示すように、「許可範囲外のプリントデ
ータです。」というメッセージを表示するウィンドウ3
1が表示されるようにしたものであってもよい。すなわ
ち、本発明は、印刷が制限されるプリントジョブに対し
てメッセージを表示するものであれば、該メッセージの
表示方法および表示内容を限定するものではない。
【0113】また、本実施の形態は、操作パネル20に
より画像出力の操作を行うようにしているが、これ以外
に、例えば、表示部21をタッチパネルとして操作部を
兼ねるものであってもよい。
【0114】また、本実施の形態では、プリントジョブ
の予約として、図6に示すように、ジョブ予約番号、ユ
ーザー名、受付時間、部数、用紙サイズ等が表示される
ようになっているが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、画像データを認識、できるものであれば、表示
内容は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々
変更を加え得る。
【0115】次に、画像形成装置の画像形成プロセスに
おいて、画像の表現を通常とは異なるようにして、プリ
ントジョブに対する出力を制限する方法について説明す
る。
【0116】画像形成装置、例えば電子写真プロセスを
搭載した画像形成部においては、感光体に対する帯電電
位、静電潜像を書き込む光量、静電潜像を可視像として
再現する際の現像バイアス、感光体から転写材に対する
転写出力などをコントロールすることにより出力される
画像の表現が変化することが公知である。また、プリン
トジョブに基づいて画像データを生成する段階で、画像
データに画像処理を施すことで再現される画像の表現が
変化することも公知である。
【0117】そこで、プリントジョブから再現される画
像データが所定の特徴を有するのであれば、画像の形成
段階において制限をかけ、忠実な画像表現が行われない
ように制御することができる。また、プリントジョブか
ら再現される画像データが特別な制限を行なう必要のな
いものであれば、通常の画質表現で画像が再現されるよ
うに制御する。
【0118】上記システムでの具体的な出力制限方法と
しては、以下のような処理が挙げられる。例えば、画像
形成装置がカラー画像形成ブロセスを搭載したマシンで
あれば、カラー画像によるプリントジョブに対する画像
の記録制限として、上述の何れかの判定方法にて出力制
限をかけるべきと判断された画像データに対しては、カ
ラーモードによる画像記録を行うのではなく、白黒モー
ド、単色モードなどによりカラー画像の表現を制限する
ことが可能である。
【0119】さらに、プリントジョブの画像データが記
録される記録材を制限したり、画像が記録された転写材
に対して施されるステープル、パンチ、紙折り、製本な
どの後処理機能を制限することも可能である。記録材を
制限する方法としては、たとえば、画像サイズとは異な
るサイズの転写材に記録したり、通常とは異なる紙質の
転写材に記録したりすることが考えられる。
【0120】さらにまた、画像形成部において連続して
記録される枚数(マルチ枚数、1ジョブに対するページ
数)を制限することも可能である。
【0121】これらの制限方法により、ユーザーの公私
意識を向上させると共に、画像形成装置の私的利用を抑
制することができる。従って、消耗品や保守管理に必要
以上のコストがかかることを回避することができる。
【0122】なお、以上の説明における画像形成装置
は、電子写真プロセスを搭載したプリンタ装置に限られ
ることはなく、装置としても、レーザープリンタ、LE
Dヘッドを搭載したラインプリンタ、デジタル複写機、
さらに、ファックス機能、プリンタ機能、コピー機能、
スキャナ機能などを合せ持ったデジタル複合機であって
も応用は可能である。
【0123】また、本発明は必ずしも上述のような画像
形成装置を備えたシステムに適用され、印字出力の際の
画像処理を制限するものとは限らない。例えば、スキャ
ナにて読み取られた画像データを外部機器に送信する送
信出力の際の画像処理を制限するシステムに利用可能で
ある。
【0124】図13は、外部機器から受信した画像デー
タに対して特徴抽出を行い、その結果に応じて出力制限
を行なう場合の画像形成装置のブロック図である。画像
入力部40から入力された画像データは、画像処理部4
1にて所定の処理が行なわれる。さらに、上記画像デー
タは画像処理部41から画像判定部42へ送られ、該画
像データの出力を制限すべきであるか否かの判定が行な
われる。その判定の結果は動作制御部43へ送られ、動
作制御部43ではその判定結果に基づいてAまたはBの
制御信号を出力する。画像処理部41での処理が終了し
た画像データは、画像蓄積部44に一旦蓄えられ、その
後画像形成部45にて出力される。
【0125】制御信号Aは、受信した画像データを記録
画像として展開(準備)する処理の段階で画像データの
出力制限を行なう場合に出される信号である。すなわ
ち、制御信号Aを受けた画像処理部41では、出力制限
を行なわない場合には通常の画質となる画像処理を行な
い、出力制限を行なう場合には上述したような画質を変
更するような制限処理を含めた画像処理を行なう。
【0126】また、制御信号Bは、画像形成部45にお
いて、出力の切替えを行なう場合に出される信号であ
る。この時、出力制限を行なわない場合には画像形成部
45での出力が行なわれ、出力制限を行なう場合には画
像形成部45での出力が停止される。
【0127】〔実施の形態2〕次に所定の送信先に対し
て画像データを送信する画像通信装置(ファクシミリ装
置やネットワークスキャナ装置など)における画像送信
に関わる処理の制限について説明する。
【0128】送信処理に関する処理の制限を行うか否か
の判断基準は、予め登録されている送信先であるか否
か、送信画像の特徴が例えばカラー画像であるか白黒画
像であるか混在画像であるか、使用される時間帯や曜日
などの日時情報が適切であるか、特定の管理者が装置の
近くに確認できるか、などである。
【0129】以上の判断基準などにより、画像の送信に
かかわる処理に制限をかける場合、指示された送信先に
対する画像データの送信処理に制限をかけたり、カラー
画像の送信に制限を加え白黒画像として送信したり、送
信される画像データに対して画像処理を施し忠実な画像
として再現されないようにしたり、送信される画像の枚
数を制限したりするといった制限方法が考えられる。
【0130】図14は、所定の外部機器に対して画像デ
ータを送信する際に送信する画像データに対して特徴抽
出を行い、その結果に応じて制限を行なう場合の画像通
信装置のブロック図である。図14のブロック図では、
画像入力部40、画像処理部41、画像判定部42、動
作制御部43、画像蓄積部44の構成および動作は図1
3と同一であるので詳細な説明は省略する。画像処理部
41での処理が終了した画像データは、画像蓄積部44
に一旦蓄えられ、その後画像送信部46より外部機器に
対し送信される。
【0131】制御信号Aは、画像処理部41において送
信画像を準備する段階で制限を行なう場合に出される信
号である。すなわち、制御信号Aを受けた画像処理部4
1では、送信する画像データに対し、出力制限を行なわ
ない場合には通常の画質となる画像処理を行ない、出力
制限を行なう場合には上述したような画質を変更するよ
うな制限処理を含めた画像処理を行なう。
【0132】また、制御信号Bは、画像送信部46にお
ける画像送信動作の段階で出力の切替えを行なう場合に
出される信号である。この時、出力制限を行なわない場
合には画像送信部46での送信処理が行なわれ、出力制
限を行なう場合には画像送信部46での送信が停止され
たり、送信枚数が制限される。
【0133】〔実施の形態3〕次に、ネットワーク環境
下に設置されたプリンタにおける出力制限について説明
する。
【0134】ネットワークには、LANなどのローカル
から、インターネットなどを介しての広域のネットワー
ク環境が考えられる。このような環境下において、出力
しようとする画像データがどのデータベース(サーバ
ー)から入手したものかによっても、プリンタにおける
画像出力制限は可能である。
【0135】例えば、ローカルエリアネットワーク内の
機器(端末)から発生したデータであれば出力制限を行
うことなく出力可能であるが、ブラウザソフトなどを使
用して入手した、すなわち外部のサーバーから入手した
データは画像形成の制限を行うことも可能である。ま
た、指定された時間帯から外れた時間に特定のファイル
サーバーから出力しようとしたりすると画像の出力に何
らかの制限が行われるようにすることも可能である。
【0136】図15は、外部から画像データを取り込む
際の画像データ入手先がどこからであるか判定を行い、
その結果に応じて制限を行なう場合の画像形成装置のブ
ロック図である。図15のブロック図では、画像入力部
40、画像処理部41、動作制御部43、画像蓄積部4
4、画像形成部45の構成および動作は図13と同一で
あるので詳細な説明は省略する。
【0137】但し、判定部42’は、図13の画像判定
部42とは異なり、画像データの特徴に基づいて制限の
可否を判定するのではなく、画像データ入手先に基づい
て制限の可否を判定する。すなわち、上記判定部42’
は、画像処理部41から画像データが入力されたことを
認識すると、画像入力部40に画像データの入力元(例
えば、スキャナ,FAX,インターネットなど)を確認
するための信号を送出する。
【0138】制御信号Aは、画像処理部41において受
信画像を記録画像として展開(準備)する処理の段階で
制限を行なう場合に出される信号である。すなわち、制
御信号Aを受けた画像処理部41では、受信した画像デ
ータに対し、出力制限を行なわない場合には通常の画質
となる画像処理を行ない、出力制限を行なう場合には上
述したような画質を変更するような制限処理を含めた画
像処理を行なう。
【0139】また、制御信号Bは、画像形成部45にお
ける画像形成動作の段階で出力の切替えを行なう場合に
出される信号である。この時、出力制限を行なわない場
合には画像形成部45での出力が行なわれ、出力制限を
行なう場合には画像形成部45での出力が停止される。
【0140】
【発明の効果】本発明の画像処理システムは、以上のよ
うに、上記画像処理装置における動作環境を判定する判
定手段と、上記判定手段によって判定された動作環境に
基づいて画像処理装置での処理動作を制限する制御手段
とを備えている構成である。
【0141】上述のような画像処理システムは、特定の
業務環境に設置される場合、私的利用時における画像処
理に制限を与えることが好ましいが、セキュリティデー
タに対して出力制限を行なう場合とは異なり、画像デー
タ自体に制限データを付すことは困難である。
【0142】これに対し、上記の構成では、上記判定手
段によって画像処理システムの動作環境が判定され、該
システムが特定の動作環境にある時には、上記制御手段
によって画像データの画像処理動作が制限される。それ
ゆえ、画像データに対して特別な制限データを付加する
ことなく画像出力を客観的に制限することができるとい
う効果を奏する。
【0143】また、上記画像処理システムでは、上記判
定手段は、画像処理装置における画像処理動作が指示さ
れた日時情報を動作環境として判定すると共に、上記制
御手段は、ある特定日時において、上記画像処理装置で
の画像処理動作を制限するような制御を行なう構成とす
ることができる。
【0144】それゆえ、例えば、業務時間外等の特定日
時において画像処理動作に制限を課すことにより、業務
時間外に行なわれがちな画像処理システムの私的利用を
抑制することができるという効果を奏する。
【0145】また、上記画像処理システムでは、上記判
定手段は、画像処理装置における画像処理動作が指示さ
れた際に、特定の管理者の位置情報を動作環境として判
定すると共に、上記制御手段は、上記管理者が上記画像
処理装置の周辺にいると判定された場合に、上記画像処
理装置での画像処理動作の制限を解除するような制御を
行なう構成とすることができる。
【0146】それゆえ、上記管理者が上記画像処理装置
の周辺にいない場合には画像処理動作が制限され、画像
処理システムの私的利用を抑制することができるという
効果を奏する。
【0147】また、上記画像処理システムでは、上記制
御手段による画像処理装置での処理動作を制御する出力
制御モードを任意に設定可能とするモード設定手段を備
えている構成とすることができる。
【0148】それゆえ、上記モード設定手段を介しての
設定操作により、画像処理装置での画像処理動作の制限
を行なうか否かをユーザーが任意に決定することができ
るという効果を奏する。
【0149】また、上記画像処理システムでは、上記制
御手段により、画像処理装置における画像処理動作の制
限が実行された場合に、特定の管理者に対して画像処理
動作の制限が実行された旨の通知が行われる構成とする
ことができる。
【0150】それゆえ、上記制限の発生した画像処理動
作が該画像処理システムの私的利用によるものであるの
か否かが早急に確認でき、上記通知によりユーザー側に
公私意識を向上させ、私的利用を抑制することができる
という効果を奏する。
【0151】また、本発明の画像処理装置は、以上のよ
うに、画像データに対して所定の画像処理を施す画像処
理装置において、上記画像処理装置における動作環境を
判定する判定手段と、上記判定手段によって判定された
動作環境に基づいて画像処理装置での処理動作を制限す
る制御手段とを備えている構成である。
【0152】それゆえ、上記判定手段によって画像処理
装置の動作環境が判定され、該画像処理装置が特定の動
作環境にある時には、上記制御手段によって画像データ
の画像処理動作が制限される。それゆえ、画像データに
対して特別な制限データを付加することなく画像出力を
客観的に制限することができるという効果を奏する。
【0153】また、上記画像処理装置では、上記判定手
段は、画像処理装置における画像処理動作が指示された
日時情報を動作環境として判定すると共に、上記制御手
段は、ある特定日時において、上記画像処理装置での画
像処理動作を制限するような制御を行なう構成とするこ
とができる。
【0154】それゆえ、例えば、業務時間外等の特定日
時において画像処理動作に制限を課すことにより、業務
時間外に行なわれがちな画像処理システムの私的利用を
抑制することができるという効果を奏する。
【0155】また、上記画像処理装置では、上記判定手
段は、画像処理装置における画像処理動作が指示された
際に、特定の管理者の位置情報を動作環境として判定す
ると共に、上記制御手段は、上記管理者が上記画像処理
装置の周辺にいると判定された場合に、上記画像処理装
置での画像処理動作の制限を解除するような制御を行な
う構成とすることができる。
【0156】それゆえ、管理者が上記画像処理装置の周
辺にいない場合には画像処理動作が制限され、画像処理
装置の私的利用を抑制することができるという効果を奏
する。
【0157】また、本発明の画像形成装置は、以上のよ
うに、画像データに対して所定の画像処理を施し、画像
処理が施された画像データを画像形成手段にて印字出力
する画像形成装置において、上記画像形成装置における
動作環境を判定する判定手段と、上記判定手段によって
判定された動作環境に基づいて画像形成手段での画像形
成動作を制限する制御手段とを備えている構成である。
【0158】それゆえ、上記判定手段によって画像形成
装置の動作環境が判定され、該画像形成装置が特定の動
作環境にある時には、上記制御手段によって画像データ
の画像処理動作が制限される。それゆえ、画像データに
対して特別な制限データを付加することなく画像出力を
客観的に制限することができるという効果を奏する。
【0159】また、上記画像形成装置では、上記制御手
段は、画像形成手段における画像形成動作の制限を行な
う場合に、カラー画像の画像形成処理を制限し、画像形
成手段において白黒画像として出力させる構成とするこ
とができる。
【0160】それゆえ、ユーザーが上記画像形成装置を
用いて私的利用による印字出力を行なおうとする場合、
出力される画像データがカラー画像であれば、白黒画像
に変換されて出力されるため、私的利用時の使い勝手を
悪くし画像形成装置の私的利用を抑制できるという効果
を奏する。
【0161】また、上記画像形成装置では、上記制御手
段は、画像形成手段における画像形成動作の制限を行な
う場合に、画像形成動作の制限を行なわない場合に比べ
て、画質調整処理(濃度補正、カラーバランス、画像編
集などの各種画像処理)において画像形成される画像デ
ータの画質を劣化させる処理を行なわせる構成とするこ
とができる。
【0162】それゆえ、ユーザーが上記画像形成装置を
用いて私的利用による印字出力を行なおうとする場合、
出力される画像データが画質調整処理において画質を劣
化させる処理が施されるため、私的利用時の使い勝手を
悪くし画像形成装置の私的利用を抑制できるという効果
を奏する。
【0163】また、上記画像形成装置では、上記制御手
段は、画像形成手段における画像形成動作の制限を行な
う場合に、画像形成動作の制限を行なわない場合に対し
て、処理された画像が形成される記録材の特性を異なら
せる構成とすることができる。
【0164】それゆえ、ユーザーが上記画像形成装置を
用いて私的利用による印字出力を行なおうとする場合、
処理された画像が形成される記録材の特性(サイズ、紙
質等)が制限を行なわない場合に対して異なったものと
される。このため、私的利用時の使い勝手を悪くし画像
形成装置の私的利用を抑制できるという効果を奏する。
【0165】また、上記画像形成装置では、上記制御手
段は、画像形成手段における画像形成動作の制限を行な
う場合に、画像形成動作の制限を行なわない場合に対し
て、処理された画像が形成される記録材に対する後処理
を行なわないようにする構成とすることができる。
【0166】それゆえ、ユーザーが上記画像形成装置を
用いて私的利用による印字出力を行なおうとする場合、
処理された画像が形成される記録材に対する後処理(ス
テープル、パンチ、紙折など)が行なわれない。このた
め、私的利用時の使い勝手を悪くし画像形成装置の私的
利用を抑制できるという効果を奏する。
【0167】また、上記画像形成装置では、上記制御手
段は、画像形成手段における画像形成動作の制限を行な
う場合に、画像形成動作の制限を行なわない場合に対し
て、処理された画像が形成される回数に制限を加える構
成とすることができる。
【0168】それゆえ、ユーザーが上記画像形成装置を
用いて私的利用による印字出力を行なおうとする場合、
処理された画像が形成される回数(マルチコピーの枚
数)に制限が加えられる。このため、私的利用時の使い
勝手を悪くし画像形成装置の私的利用を抑制できるとい
う効果を奏する。
【0169】また、本発明の画像通信装置は、以上のよ
うに、画像データに対して所定の画像処理を施し、画像
処理が施された画像データを外部機器に対して送信出力
する画像通信装置において、上記画像通信装置における
動作環境を判定する判定手段と、上記判定手段によって
判定された動作環境に基づいて画像処理動作を制限する
制御手段とを備えている構成である。
【0170】それゆえ、上記判定手段によって画像通信
装置の動作環境が判定され、該画像通信装置が特定の動
作環境にある時には、上記制御手段によって画像データ
の画像処理動作が制限される。これにより、画像データ
に対して特別な制限データを付加することなく画像出力
を客観的に制限することができるという効果を奏する。
【0171】また、上記画像通信装置では、上記判定手
段は、画像処理された画像データの送信先情報を動作環
境として判定すると共に、上記制御手段は、上記送信先
情報に基づいて、上記画像通信装置での画像処理動作を
制限するような制御を行なう構成とすることができる。
【0172】それゆえ、例えば、特定の送信先(若しく
は特定の送信先以外)に画像データを送信しようとする
際に、業務に関係しない私的利用と判定することがで
き、画像通信装置の私的利用を抑制することができると
いう効果を奏する。
【0173】また、上記画像通信装置では、上記制御手
段は、画像処理動作の制限を行なう場合に、カラー画像
の画像処理を制限し、白黒画像として送信させる構成と
することができる。
【0174】それゆえ、ユーザーが上記画像通信装置を
用いて私的利用による送信出力を行なおうとする場合、
送信される画像データがカラー画像であれば、白黒画像
に変換されて出力されるため、私的利用時の使い勝手を
悪くし画像通信装置の私的利用を抑制できるという効果
を奏する。
【0175】また、上記画像通信装置では、上記制御手
段は、画像処理動作の制限を行なう場合に、画像処理動
作の制限を行なわない場合に対して、処理された画像が
送信される枚数に制限を加える構成とすることができ
る。
【0176】それゆえ、ユーザーが上記画像通信装置を
用いて私的利用による送信出力を行なおうとする場合、
送信される画像の枚数に制限が加えられる。このため、
私的利用時の使い勝手を悪くし画像形成装置の私的利用
を抑制できるという効果を奏する。
【0177】また、上記画像通信装置では、上記制御手
段は、画像処理動作の制限を行なう場合に、画像処理動
作の制限を行なわない場合に比べて、画質調整処理にお
いて送信される画像データの画質を劣化させる処理を行
なわせる構成とすることができる。
【0178】それゆえ、ユーザーが上記画像通信装置を
用いて私的利用による送信出力を行なおうとする場合、
送信される画像データが画質調整処理において画質を劣
化させる処理が施されるため、私的利用時の使い勝手を
悪くし画像形成装置の私的利用を抑制できるという効果
を奏する。
【0179】また、本発明の画像処理装置は、以上のよ
うに、ネットワークを介して入手した画像データに対し
て所定の画像処理を施す画像処理装置において、上記画
像処理装置における動作環境を判定する判定手段と、上
記判定手段によって判定された動作環境に基づいて画像
処理動作を制限する制御手段とを備えている構成であ
る。
【0180】それゆえ、上記判定手段によって画像処理
装置の動作環境が判定され、該画像処理装置が特定の動
作環境にある時には、上記制御手段によって画像データ
の画像処理動作が制限される。これにより、画像データ
に対して特別な制限データを付加することなく画像出力
を客観的に制限することができるという効果を奏する。
【0181】また、上記画像処理装置では、上記判定手
段は、ネットワークを介して入手した画像データの入力
先情報を動作環境として判定すると共に、上記制御手段
は、上記入力先情報に基づいて、上記画像処理装置での
画像処理動作を制限するような制御を行なう構成とする
ことができる。
【0182】それゆえ、例えば、特定の入力先(若しく
は特定の入力先以外)から画像データを入手しようとす
る際に、業務に関係しない私的利用と判定することがで
き、画像通信装置の私的利用を抑制することができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、図1
(a)は画像形成システムの構成を示す説明図、図1
(b)はネットワークを組んだ場合の画像形成システム
の構成を示す説明図である。
【図2】上記画像形成システムの構成を示すブロック図
である。
【図3】画像データのプリントデータ形式に応じた画像
出力制限の一例を示すリストである。
【図4】画像データのプリントアプリケーションに応じ
た画像出力制限の一例を示すリストである。
【図5】画像データを入力時間とデータ形式とソフト情
報により分類するアプリケーションソフトの表示を示す
説明図である。
【図6】本実施の形態に係る画像形成装置に設けられる
表示部の構成の一例を示す説明図である。
【図7】本実施の形態に係る表示部の表示状態を示す説
明図である。
【図8】上記表示部にメッセージが表示された状態を示
す説明図である。
【図9】上記表示部にメッセージが表示された状態を示
す他の例の説明図である。
【図10】制御部に記録される許可範囲外のプリントデ
ータの履歴の一例を示す履歴表である。
【図11】その他のアプリケーションソフトを採用した
場合の表示状態を示す説明図である。
【図12】上記アプリケーションソフトにおいてメッセ
ージが表示された状態を示す説明図である。
【図13】本発明を適用した画像形成装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図14】本発明を適用した画像通信装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図15】本発明を適用したネットワーク環境下の画像
形成装置の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 画像形成システム(画像処理システム) 2 パソコン(外部機器) 3 画像形成装置 7 制御部(判定手段、制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 達郎 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP07 AR01 AS02 HJ08 HK03 HK19 HQ06 5B021 AA01 BB01 BB04 CC05 EE04 QQ04 5C062 AA05 AA14 AA29 AB38 AC58 AF00 AF06 BA00

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データに対して所定の画像処理を施す
    画像処理装置と、該画像処理装置に対して画像データを
    入力する外部機器とを接続してなる画像処理システムに
    おいて、 上記画像処理装置における動作環境を判定する判定手段
    と、 上記判定手段によって判定された動作環境に基づいて画
    像処理装置での処理動作を制限する制御手段とを備えて
    いることを特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】上記判定手段は、画像処理装置における画
    像処理動作が指示された日時情報を動作環境として判定
    すると共に、 上記制御手段は、ある特定日時において、上記画像処理
    装置での画像処理動作を制限するような制御を行なうこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 【請求項3】上記判定手段は、画像処理装置における画
    像処理動作が指示された際に、特定の管理者の位置情報
    を動作環境として判定すると共に、 上記制御手段は、上記管理者が上記画像処理装置の周辺
    にいると判定された場合に、上記画像処理装置での画像
    処理動作の制限を解除するような制御を行なうことを特
    徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  4. 【請求項4】上記制御手段による画像処理装置での処理
    動作を制御する出力制御モードを任意に設定可能とする
    モード設定手段を備えていることを特徴とする請求項1
    ないし3の何れかに記載の画像処理システム。
  5. 【請求項5】上記制御手段により、画像処理装置におけ
    る画像処理動作の制限が実行された場合に、特定の管理
    者に対して画像処理動作の制限が実行された旨の通知が
    行われることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに
    記載の画像処理システム。
  6. 【請求項6】画像データに対して所定の画像処理を施す
    画像処理装置において、 上記画像処理装置における動作環境を判定する判定手段
    と、 上記判定手段によって判定された動作環境に基づいて画
    像処理装置での処理動作を制限する制御手段とを備えて
    いることを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】上記判定手段は、画像処理装置における画
    像処理動作が指示された日時情報を動作環境として判定
    すると共に、 上記制御手段は、ある特定日時において、上記画像処理
    装置での画像処理動作を制限するような制御を行なうこ
    とを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】上記判定手段は、画像処理装置における画
    像処理動作が指示された際に、特定の管理者の位置情報
    を動作環境として判定すると共に、 上記制御手段は、上記管理者が上記画像処理装置の周辺
    にいると判定された場合に、上記画像処理装置での画像
    処理動作の制限を解除するような制御を行なうことを特
    徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】画像データに対して所定の画像処理を施
    し、画像処理が施された画像データを画像形成手段にて
    印字出力する画像形成装置において、 上記画像形成装置における動作環境を判定する判定手段
    と、 上記判定手段によって判定された動作環境に基づいて画
    像形成手段での画像形成動作を制限する制御手段とを備
    えていることを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】上記制御手段は、画像形成手段における
    画像形成動作の制限を行なう場合に、カラー画像の画像
    形成処理を制限し、画像形成手段において白黒画像とし
    て出力させることを特徴とする請求項9に記載の画像形
    成装置。
  11. 【請求項11】上記制御手段は、画像形成手段における
    画像形成動作の制限を行なう場合に、画像形成動作の制
    限を行なわない場合に比べて、画質調整処理において画
    像形成される画像データの画質を劣化させる処理を行な
    わせることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】上記制御手段は、画像形成手段における
    画像形成動作の制限を行なう場合に、画像形成動作の制
    限を行なわない場合に対して、処理された画像が形成さ
    れる記録材の特性を異ならせることを特徴とする請求項
    9に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】上記制御手段は、画像形成手段における
    画像形成動作の制限を行なう場合に、画像形成動作の制
    限を行なわない場合に対して、処理された画像が形成さ
    れる記録材に対する後処理を行なわないようにすること
    を特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】上記制御手段は、画像形成手段における
    画像形成動作の制限を行なう場合に、画像形成動作の制
    限を行なわない場合に対して、処理された画像が形成さ
    れる回数に制限を加えることを特徴とする請求項9に記
    載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】画像データに対して所定の画像処理を施
    し、画像処理が施された画像データを外部機器に対して
    送信出力する画像通信装置において、 上記画像通信装置における動作環境を判定する判定手段
    と、 上記判定手段によって判定された動作環境に基づいて画
    像処理動作を制限する制御手段とを備えていることを特
    徴とする画像通信装置。
  16. 【請求項16】上記判定手段は、画像処理された画像デ
    ータの送信先情報を動作環境として判定すると共に、 上記制御手段は、上記送信先情報に基づいて、上記画像
    通信装置での画像処理動作を制限するような制御を行な
    うことを特徴とする請求項15に記載の画像通信装置。
  17. 【請求項17】上記制御手段は、画像処理動作の制限を
    行なう場合に、カラー画像の画像処理を制限し、白黒画
    像として送信させることを特徴とする請求項15に記載
    の画像通信装置。
  18. 【請求項18】上記制御手段は、画像処理動作の制限を
    行なう場合に、画像処理動作の制限を行なわない場合に
    対して、処理された画像が送信される枚数に制限を加え
    ることを特徴とする請求項15に記載の画像通信装置。
  19. 【請求項19】上記制御手段は、画像処理動作の制限を
    行なう場合に、画像処理動作の制限を行なわない場合に
    比べて、画質調整処理において送信される画像データの
    画質を劣化させる処理を行なわせることを特徴とする請
    求項15に記載の画像通信装置。
  20. 【請求項20】ネットワークを介して入手した画像デー
    タに対して所定の画像処理を施す画像処理装置におい
    て、 上記画像処理装置における動作環境を判定する判定手段
    と、 上記判定手段によって判定された動作環境に基づいて画
    像処理動作を制限する制御手段とを備えていることを特
    徴とする画像処理装置。
  21. 【請求項21】上記判定手段は、ネットワークを介して
    入手した画像データの入力先情報を動作環境として判定
    すると共に、 上記制御手段は、上記入力先情報に基づいて、上記画像
    処理装置での画像処理動作を制限するような制御を行な
    うことを特徴とする請求項20に記載の画像処理装置。
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