JP2003031125A - 平面表示装置に用いるスペーサアッセンブリの製造方法 - Google Patents

平面表示装置に用いるスペーサアッセンブリの製造方法

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JP2003031125A
JP2003031125A JP2001217210A JP2001217210A JP2003031125A JP 2003031125 A JP2003031125 A JP 2003031125A JP 2001217210 A JP2001217210 A JP 2001217210A JP 2001217210 A JP2001217210 A JP 2001217210A JP 2003031125 A JP2003031125 A JP 2003031125A
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grid
temperature
molding die
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Masaru Nikaido
勝 二階堂
Satoshi Ishikawa
諭 石川
Kentaro Shimayama
賢太郎 島山
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】平面表示装置のスペーサアッセンブリを容易に
製造可能なスペーサアッセンブリの製造方法を提供する
ことにある。 【解決手段】スペーサアセンブリ22は、板状のグリッ
ド24の第1および第2表面上にそれぞれ一体的に立設
された第1および第2スペーサ30a、30bを有して
いる。各スペーサは、延出端に向かって先細の形状を有
している。第1および第2スペーサは、有機成分を含有
した離型剤を塗布した透孔を有した第1および第2成形
型をグリッドの第1および第2表面上に密着させて配置
した後、成形型の透孔にスペーサ形成材料を充填し、硬
化させることにより、グリッド表面上に一体的に形成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、平面表示装置に
用いられるスペーサアッセンブリの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、平面表示装置としてフィールドエ
ミッションディスプレイ(FED)や、プラズマディス
プレイ(PDP)等が知られている。また、FEDの一
種として、表面伝導型電子源を使用したディスプレイ
(以下、SEDと称する)の開発が進められている。
【0003】このSEDは、所定の隙間を置いて対向配
置されたフェースプレートおよびリアプレートを有し、
これらのプレートは、矩形枠状の側壁を介して周縁部を
互いに接合することにより真空外囲器を構成している。
フェースプレートの内面には3色の蛍光体層が形成さ
れ、リアプレートの内面には、蛍光体を励起する電子放
出源として、画素毎に対応する多数のエミッタが配列さ
れている。各エミッタは、表面伝導型の電子放出部、こ
の電子放出部に電圧を印加する一対の電極等で構成され
ている。
【0004】また、両プレート間には板状のグリッドが
配設され、このグリッドには、エミッタに対して整列し
て位置した多数の開孔が形成されているとともに、プレ
ート間の隙間を維持するためのスペーサが配置されてい
る。そして、各エミッタから放出された電子ビームは、
グリッドの対応する開孔を通り所望の蛍光体層上に収束
される。
【0005】上記のようなグリッドとスペーサとからな
るスペーサアッセンブリを備えたSEDとして、米国特
許第5,846,205号に開示されたものが知られて
いる。このSEDによれば、板状のグリッドは多数のス
ペーサ開孔を有し、各スペーサ開孔には、スペーサ開孔
よりも僅かに径の小さな柱状のスペーサが挿通され、接
着剤、フリットガラス、半田等によりグリッドに接着固
定されている。そして、各スペーサはグリッドの両面か
ら突出し、その両端はそれぞれフェースプレートおよび
リアプレートの内面に当接している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、グリッドに形成された多数のスペーサ開孔に
それぞれ柱状スペーサを挿通し、接着剤等を用いて固定
することによりスペーサアッセンブリを製造する場合、
製造が非常に面倒であり、製造効率の向上を図ることが
困難となる。すなわち、各スペーサは直径数100μ
m、高さ数mmと非常に小さく、これに対応するスペー
サ開孔も非常に小さい。そして、このような非常に小さ
なスペーサをグリッドのスペーサ開孔内に正確に挿通
し、かつ、接着剤等を用いてグリッドに接着固定するこ
とは、高い組立精度を必要とし、作業が非常に困難であ
るとともに、製造コストの増加および製造効率の低下を
招く。
【0007】また、電子ビームの移動量を軽減するため
には、スペーサはより細いほうが望ましく、径と高さと
の比、つまり、アスペクト比が大きいほうが望ましい。
しかしながら、このようなアスペクト比の大きいスペー
サを製造することは困難となっている。
【0008】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、平面表示装置のスペーサアッセンブリ
を容易に製造可能なスペーサアッセンブリの製造方法を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るスペーサアッセンブリの製造方法
は、基板と基板上に設けられた複数の柱状のスペーサと
を有し平面表示装置に用いるスペーサアッセンブリを製
造するスペーサアッセンブリの製造方法において、基板
と、複数の透孔を有した板状の成形型と、を用意し、上
記成形型の少なくとも各透孔内表面に、熱の印加により
所定温度で分解又は燃焼し焼失する有機成分を含有した
離型剤を塗布して有機塗膜を形成し、上記基板の表面上
に上記成形型を密着して配置した後、上記成形型の各透
孔内にスペーサ形成材料を充填し、上記充填されたスペ
ーサ形成材料を硬化させた後、上記基板及び上記成形型
を第1温度で加熱して上記成形型の少なくとも各透孔内
表面に形成された上記有機塗膜を分解又は燃焼して消失
せしめた後、上記基板から上記成形型を取り外し、上記
成形型を離型した後、上記スペーサ形成材料を上記第1
温度よりも高い第2温度で加熱して上記スペーサ形成材
料の脱バインダ処理を行い、脱バインダ処理後、上記ス
ペーサ形成材料を上記第1温度及び第2温度より高い第
3温度で焼成し、上記基板上にそれぞれスペーサを一体
的に形成することを特徴と特徴としている。
【0010】また、この発明に係るスペーサアッセンブ
リの製造方法は、多数のビーム通過開孔を有した板状の
グリッドと、グリッド上に一体的に設けられた複数の柱
状のスペーサとを有し、平面表示装置に用いるスペーサ
アッセンブリを製造するスペーサアッセンブリの製造方
法において、第1および第2表面、並びにそれぞれ上記
ビーム通過開孔間に位置した複数のスペーサ開孔を有し
た板状のグリッドを用意し、それぞれ複数の透孔を有し
た板状の第1成形型および第2成形型を用意し、上記第
1および第2成形型の少なくとも各透孔内表面に、熱の
印加により所定温度で分解又は燃焼し焼失する有機成分
を含有した離型剤を塗布して有機塗膜をそれぞれ形成
し、上記グリッドの第1表面および第2表面上にそれぞ
れ上記第1成形型および第2成形型を密着して、かつ、
上記グリッドのスペーサ開孔と第1および第2成形型の
透孔とが整列した状態に配置した後、第1および第2成
形型の透孔内、並びに上記スペーサ開孔内に上記スペー
サ形成材料を充填し、上記充填されたスペーサ形成材料
を硬化させた後、上記グリッド、第1および第2成形型
を第1温度で加熱して上記第1及び第2成形型の少なく
とも各透孔内表面に形成された有機塗膜を分解又は燃焼
して消失せしめた後、上記グリッドから上記第1および
第2成形型を取り外し、上記第1および第2成形型を離
型した後、上記スペーサ形成材料を上記第1温度よりも
高い第2温度で加熱して上記スペーサ形成材料の脱バイ
ンダ処理を行い、脱バインダ処理後、上記スペーサ形成
材料を上記第1及び第2温度より高い第3温度で焼成
し、上記グリッドの第1および第2表面上にそれぞれス
ペーサを一体的に形成することを特徴としている。
【0011】上記のように構成されたスペーサアッセン
ブリの製造方法によれば、成形型を用いて基板あるいは
グリッド上にスペーサ形成材料を配置した状態でスペー
サ形成材料を硬化することにより、複数のスペーサを基
板あるいはグリッド上の所定位置に一度に作り込むこと
が可能となる。また、スペーサ形成材料の硬化後、成形
型を加熱して離型剤の有機塗膜を熱分解または燃焼して
消失せしめることにより、硬化したスペーサ形成材料と
成形型との間に隙間が形成され、成形型を容易に離型す
ることが可能となる。そして、離型後、硬化したスペー
サ形成材料が露出している状態で、脱バインダ処理およ
び焼成を行うことにより、スペーサ形成材料を均一、か
つ効率よく加熱、焼成することができ、その結果、形
状、強度等が均一なスペーサを得ることができる。
【0012】本発明に係るスペーサアッセンブリの製造
方法によれば、成形型を離型した状態でスペーサ形成材
料の脱バインダおよび焼成を行うことから、成形型の耐
熱性を下げることが可能となり、成形型の酸化や変形が
少なく、繰返しの使用が可能で、成形型に掛かるコスト
を大幅に低減することができる。
【0013】また、この発明に係るスペーサアッセンブ
リの製造方法によれば、上記有機塗膜の厚さを調整する
ことにより、上記各スペーサの径を調整することを特徴
としている。すなわち、上記製造方法によれば、有機塗
膜の膜厚を調整することにより、例えば、膜厚を厚くす
ることにより、スペーサを容易に細径化することがで
き、アスペクト比の大きいスペーサを有したスペーサア
ッセンブリが得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明を、SEDに適用した実施の形態について詳細に説明
する。図1ないし図3に示すように、このSEDは、透
明な絶縁基板としてそれぞれ矩形状のガラスからなるリ
アプレート10およびフェースプレート12を備え、こ
れらのプレートは約1.5〜3.0mmの隙間を置いて
対向配置されている。リアプレート10は、フェースプ
レート12よりも僅かに大きな寸法に形成されている。
そして、リアプレート10およびフェースプレート12
は、ガラスからなる矩形枠状の側壁14を介して周縁部
同志が接合され、偏平な矩形状の真空外囲器15を構成
している。
【0015】フェースプレート12の内面には蛍光体ス
クリーン16が形成されている。この蛍光体スクリーン
16は、赤、青、緑に発光する蛍光体層、および黒色着
色層を並べて構成されている。これらの蛍光体層はスト
ライプ状あるいはドット状に形成されている。また、蛍
光体スクリーン16上には、アルミニウム等からなるメ
タルバック17が形成されている。なお、フェースプレ
ート12と蛍光体スクリーンとの間に、例えばITO等
からなる透明導電膜あるいはカラーフィルタ膜を設けて
もよい。
【0016】リアプレート10の内面には、蛍光体層を
励起する電子放出源として、それぞれ電子ビームを放出
する多数の表面伝導型の電子放出素子18が設けられて
いる。これらの電子放出素子18は、画素毎に対応して
複数列および複数行に配列されている。各電子放出素子
18は、図示しない電子放出部、この電子放出部に電圧
を印加する一対の素子電極等で構成されている。また、
リアプレート10上には、電子放出素子18に電圧を印
加するための図示しない多数本の配線がマトリック状に
設けられている。
【0017】接合部材として機能する側壁14は、例え
ば、低融点ガラス、低融点金属等の封着材20により、
リアプレート10の周縁部およびフェースプレート12
の周縁部に封着され、フェースプレートおよびリアプレ
ート同志を接合している。
【0018】また、図2および図3に示すように、SE
Dは、リアプレート10およびフェースプレート12の
間に配設されたスペーサアッセンブリ22を備えてい
る。本実施の形態において、スペーサアセンブリ22
は、板状のグリッド24と、グリッドの両面に一体的に
立設された複数の柱状のスペーサと、を備えて構成され
ている。
【0019】詳細に述べると、基板として機能するグリ
ッド24は、フェースプレート12の内面に対向した第
1表面24aおよびリアプレート10の内面に対向した
第2表面24bを有し、これらのプレートと平行に配置
されている。そして、グリッド24には、エッチング等
により多数のビーム開孔26および複数のスペーサ開孔
28が形成されている。ビーム通過開孔として機能する
ビーム開孔26はそれぞれ電子放出素子18に対向して
配列されているとともに、スペーサ開孔28は、それぞ
れビーム開孔間に位置し所定のピッチで配列されてい
る。
【0020】グリッド24は、例えば厚さ0.1〜0.
25mmの鉄−ニッケル系の金属板により形成されてい
るとともに、その表面には、金属板を構成する元素から
なる酸化膜、例えば、Fe3O4、NiFe2O4から
なる酸化膜が形成されている。また、ビーム開孔26
は、0.15〜0.25mm×0.20〜0.40mm
の矩形状に形成され、スペーサ開孔28は径が約0.1
〜0.2mmに形成されている。
【0021】グリッド24の第1表面24a上には、各
スペーサ開孔28に重ねて第1スペーサ30aが一体的
に立設され、その延出端は、メタルバック17および蛍
光体スクリーン16の黒色着色層を介してフェースプレ
ート12の内面に直接またはIn等の低融点金属からな
る高さ緩和層を介して当接している。また、グリッド2
4の第2表面24b上には、各スペーサ開孔28に重ね
て第2スペーサ30bが一体的に立設され、その延出端
は、リアプレート10の内面に直接またはIn等の低融
点金属からなる高さ緩和層を介して直接またはIn等の
低融点金属からなる高さ緩和層を介して当接している。
そして、各スペーサ開孔28、第1および第2スペーサ
30a、30bは互いに整列して位置し、第1および第
2スペーサはこのスペーサ開孔28を介して互いに一体
的に連結されている。
【0022】第1および第2スペーサ30a、30bの
各々は、グリッド24側から延出端に向かって積層され
ているとともに徐々に径が小さくなった複数の段部を一
体的に有し、各段部は、グリッド側から延出端側に向か
って先細のテーパ状に形成されている。すなわち、第1
および第2スペーサ30a、30bの各々は、段付きの
テーパ状に形成されている。
【0023】例えば、各第1スペーサ30aは2〜3段
の段付きテーパ形状をなし、グリッド24側の端の径が
約400μm、延出端側の径が約300μm、高さが約
0.25〜0.5mmに形成され、アスペクト比(高さ
/グリッド側端の径)は0.43〜1.25となってい
る。また、各第2スペーサ30bは4〜5段の段付きテ
ーパ形状をなし、グリッド24側の端の径が約400μ
m、延出端側の径が約200μm、高さが約1〜1.5
mmに形成され、アスペクト比(高さ/グリッド側端の
径)は、2.5〜3.75となっている。
【0024】前述したように、各スペーサ開孔28の径
は約0.1〜0.2mmであり、第1および第2スペー
サ30a、30bのグリッド側端の径よりも十分に小さ
く設定されている。そして、第1スペーサ30aおよび
第2スペーサ30bをスペーサ開孔28と同軸的に整列
して一体的に設けることにより、第1および第2スペー
サはスペーサ開孔を通して互いに連結され、グリッド2
4を両面から挟み込んだ状態でグリッド24と一体に形
成されている。
【0025】そして、上記のように構成されたスペーサ
アッセンブリ22のグリッド24は、図示しない電源か
ら所定の電圧が印加され、クロストークやフェースプレ
ーレート内面で起きた放電により電子放出素子18が破
損するのを防止するとともに各ビーム開孔26により対
応する電子放出素子18から放出された電子ビームを所
望の蛍光体層上に収束する。また、第1および第2スペ
ーサ30a、30bは、フェースプレート12およびリ
アプレート10の内面に当接することにより、これらの
プレートに作用する大気圧荷重を支持し、プレート間の
間隔を所定値に維持している。
【0026】次に、上記のように構成されたスペーサア
ッセンブリ22、およびこれを備えたSEDの製造方法
について説明する。スペーサアッセンブリ22を製造す
る場合、まず、図4に示すように、所定寸法のグリッド
24、グリッドとほぼ同一の寸法を有した矩形板状の第
1および第2金型32、33を用意する。グリッド24
には予めビーム開孔26、およびスペーサ開孔28を形
成し、外面全体を例えば、熱酸化または化成処理し、で
黒色の酸化膜で被覆する。
【0027】また、それぞれ成形型として機能する第1
および第2金型32、33は、それぞれグリッド24の
スペーサ開孔28に対応した複数の透孔34が形成され
ている。ここで、図5に示すように、第1金型32は、
複数枚、例えば、3枚の金属薄板32a、32b、32
cを積層して形成されている。
【0028】詳細に述べると、各金属薄板は厚さ0.1
〜0.3mmの鉄−ニッケル系金属板で構成されている
とともに、それぞれテーパ状の複数の透孔が形成されて
いる。そして、金属薄板32a、32b、32cの各々
に形成された透孔は、他の金属薄板に形成された透孔と
異なる径を有している。例えば、金属薄板32aには最
大径が350μmのテーパ状の透孔34a、金属薄板3
2bには最大径が295μmのテーパ状の透孔34b、
金属薄板32cには最大径が240μmのテーパ状の透
孔34cがそれぞれ形成されている。これらの透孔34
aないし34cは、エッチングあるいはレーザ加工によ
って形成する。
【0029】そして、これら3枚の金属薄板32a、3
2b、32cは、透孔34a、34b、34cがほぼ同
軸的に整列した状態で、かつ、径の大きな透孔から順に
並んだ状態で積層され、真空中又は還元性雰囲気中で互
いに拡散接合されている。これにより、全体として厚さ
0.25〜0.3mmの第1金型32が形成され、各透
孔34は、3つの透孔34a、34b、34cを合わせ
ることにより規定され、段付きテーパ状の内周面を有し
ている。
【0030】一方、第2金型33も第1金型32と同様
に、例えば、4枚の金属薄板を積層して構成され、各透
孔34は4つのテーパ状透孔によって規定され、段付き
テーパ状の内周面を有している。
【0031】また、第1および第2金型32、33の外
面は、各透孔34の内周面も含めて、表面層によって被
覆されて構わない。この表面層は、耐酸化性を有する、
例えば、Ni−Pあるいは、Ni−PとW、Mo、Re
等の高融点金属との共析メッキ等により形成されてい
る。
【0032】そして、スペーサアセンブリの製造は、図
6に示す工程に従って行われる。まず、図7に第1金型
32を代表して示すように、まず、各透孔34の内面も
含む第1および第2金型32、33の表面に、有機成分
を主成分とし、有機溶剤に溶かした離型剤、即ちワニス
を塗布、乾燥して有機塗膜50を形成する。有機塗膜5
0は、スプレー塗布、ディッピング等により塗布され、
乾燥後で例えば50μm厚に形成される。ここで、有機
塗膜50の熱分解温度(第1温度)は、約280℃とな
っている。離型剤として使用できる有機成分としては、
アクリル系樹脂。エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂及び
それらの混合物が挙げられる。
【0033】有機塗膜50は、第1及び第2金型32,
33の少なくとも各透孔34の表面にのみあれば良く、
第1及び第2金型32,33がグリッドと接触する面及
びその対向面に形成された有機塗膜は、除去しても構わ
ない。
【0034】続いて、図8(a)に示すように、第1金
型32を、各透孔34の大径側がグリッド24側に位置
するように、グリッドの第1表面24aに密着させ、か
つ、各透孔34がグリッドのスペーサ開孔28と整列す
るように位置決めした状態に配置する。同様に、第2金
型33を、各透孔34の大径側がグリッド24側に位置
するように、グリッドの第2表面24bに密着させ、か
つ、各透孔34がグリッドのスペーサ開孔28と整列す
るように位置決めした状態に配置する。そして、これら
第1金型32、グリッド24、および第2金型33を図
示しないクランパ等を用いて互いに固定する。
【0035】次に、図8(b)に示すように、スキージ
36を用いて、例えば、第1金型32の外面側からペー
スト状のスペーサ形成材料40を供給し、第1金型32
の透孔34、グリッド24のスペーサ開孔28、および
第2金型33の透孔34にスペーサ形成材料を充填す
る。第2金型33の外面側に漏出した余分なスペーサ形
成剤40は、スキージ38を用いて掻き取る。スペーサ
形成材料40としては、例えば紫外線硬化型のバインダ
(有機成分)およびガラスフィラーを含有したガラスペ
ーストを用いている。また、バインダの熱分解温度(第
2温度)は、約350〜450℃であり、有機塗膜50
の熱分解温度(第1温度)は第2温度よりも低く設定さ
れている。
【0036】続いて、図6(c)に示すように、充填さ
れたスペーサ形成材料40に対し、第1および第2金型
32、33の外面側から放射線として紫外線(UV)を
照射し、スペーサ形成材料をUV硬化させる。
【0037】更に、図9(a)に示すように、グリッド
24に第1および第2金型32、33を密着させた状態
でこれらを加熱炉内に配置した後、約280℃の第1温
度で30分程度加熱し、第1および第2金型32、33
の表面に形成されていた有機塗膜50を熱分解または燃
焼させて除去する。これにより、第1および第2金型3
2、33の各透孔34の内面とスペーサ形成材料40と
の間に有機塗膜の膜厚に相当する隙間が形成され、第1
および第2金型を容易に離型可能となる。
【0038】その後、第1および第2金型32、33、
グリッド24を所定温度まで冷却した後、図9(b)に
示すように、グリッド24から第1および第2金型3
2、33を剥離する。
【0039】次に、グリッド24およびUV硬化したス
ペーサ形成材料40を約350〜450℃の第2温度で
約60分程度加熱し、スペーサ形成材料40内のバイン
ダを飛ばすことにより脱バインダ処理を行う。その後、
加熱炉内において、約500〜550℃の第3温度で3
0〜60分、スペーサ形成材料40を本焼成する。これ
により、グリッド24と一体の第1および第2スペーサ
30a、30bが形成され、グリッド24上に多数の第
1および第2スペーサ30a、30bを作り込んだスペ
ーサアセンブリ22が完成する。
【0040】上記のように製造されたスペーサアセンブ
リ22を用いてSEDを製造する場合、予め、電子放出
素子18が設けられているとともに側壁14が接合され
たリアプレート10と、蛍光体スクリーン16およびメ
タルバック17の設けられたフェースプレート12とを
用意しておく。そして、スペーサアセンブリ22をリア
プレート10上に位置決めした状態で、このリアプレー
トおよびフェースプレート12を真空チャンバ内に配置
し、真空チャンバ内を真空排気した状態で、側壁14を
介してフェースプレート12をリアプレート10に接合
する。これにより、スペーサアッセンブリ22を備えた
SEDが製造される。
【0041】上記のように構成されたスペーサアッセン
ブリの製造方法によれば、第1および第2金型32、3
3を用いてグリッド24上にスペーサ形成材料40を配
置した状態でスペーサ形成材料を硬化することにより、
複数のスペーサをグリッド上の所定位置に一度に作り込
むことが可能となる。従って、複数の微細なスペーサを
備えたスペーサアッセンブリおよびSEDを容易に得る
ことができ、製造コストの低減および製造効率の向上を
図ることができる。
【0042】また、スペーサ形成材料40の硬化後、第
1および第2金型を加熱して離型剤の有機塗膜50を熱
分解することにより、硬化したスペーサ形成材料と金型
の透孔との間に隙間が形成され、金型を容易に離型する
ことが可能となる。そして、離型後、硬化したスペーサ
形成材料が露出た状態で、脱バインダ処理および焼成を
行うことにより、スペーサ形成材料を均一、かつ効率よ
く加熱、焼成することができ、その結果、形状、強度等
が均一なスペーサを得ることができる。
【0043】第1および第2金型32、33を離型した
状態でスペーサ形成材料40の脱バインダおよび焼成を
行うことから、第1および第2金型は第1温度に耐え得
る材料で形成されていればよく、金型の耐熱性を下げる
ことが可能となり、成形型の酸化や変形が少なく、繰返
しの使用が可能で、成形型に掛かるコストを大幅に低減
することができる。
【0044】また、上述したスペーサアッセンブリの製
造方法によれば、有機塗膜50の厚さを調整することに
より、上記各スペーサ30a、30bの径を容易に調整
することができる。すなわち、例えば、有機塗膜50の
膜厚を調整することにより、スペーサ30a、30bを
細径化することができ、アスペクト比の大きいスペーサ
を有したスペーサアッセンブリ22が得られる。
【0045】一方、本実施の形態によれば、各金型は、
それぞれ透孔の形成された複数枚の金属薄板を積層して
構成されている。通常、スペーサ形成用の径数100μ
mの微細透孔を約1mm厚以上の金属板に形成すること
は非常に困難となる。これに対して、約0.1〜0.3
mm厚程度の金属薄板であれば、エッチング、レーザ加
工等により、比較的容易に微細な透孔を形成することが
できる。従って、本実施の形態のように、透孔の形成さ
れた複数枚の金属薄板を積層し、熱圧着することによ
り、所望高さの透孔を有した金型を容易に得ることがで
きる。
【0046】また、上記金型において、各金属薄板に形
成された透孔はテーパ状をなしているとともに、その径
は金属薄板毎に相違している。従って、これら複数枚の
金属薄板を積層する際、多少の位置ずれが生じた場合で
も、各金属薄板の透孔同士を確実に連通させ所望の透孔
を有した金型を得ることができる。
【0047】次に、この発明の第2の実施の形態に係る
スペーサアセンブリを備えたSEDおよびその製造方法
について説明する。図10に示すように、第2の実施の
形態によれば、スペーサアッセンブリ22のグリッド2
4は、スペーサ開孔を持たず、第1および第2スペーサ
30a、30bはそれぞれ独立してグリッド24と一体
的に形成されている。
【0048】すなわち、複数の第1スペーサ30aは、
グリッド24の第1表面24a上でビーム開孔26間に
立設され、メタルバック17および蛍光体スクリーン1
6の黒色着色層を介してフェースプレート12の内面に
当接している。また、複数の第2スペーサ30bは、グ
リッド24の第2表面24b上でビーム開孔26間に立
設され、リアプレート10の内面に当接しているととも
にそれぞれ第1スペーサ30aと整列して配置されてい
る。他の構成は前述した第1の実施の形態におけるSE
Dと同一であり、同一の部分には同一の参照符号を付し
てその詳細な説明を省略する。
【0049】上記構成のスペーサアッセンブリ22を製
造する場合、まず、図11(a)に示すように、表面に
有機塗膜50が形成された第1金型32を、各透孔34
の大径側がグリッド24側に位置するように、グリッド
の第1表面24aに密着させ、かつ、各透孔がグリッド
のビーム開孔26間に位置するように位置決めする。続
いて、スキージ36を用いて、第1金型32の外面側か
らペースト状のスペーサ形成材料40を供給し、第1金
型32の透孔34にスペーサ形成材料を充填する。な
お、有機塗膜50、スペーサ形成材料40および第1金
型32は前述した実施の形態と同一のものを用いる。
【0050】次に、図11(b)に示すように、透孔3
4に充填されたスペーサ形成材料40に対し、第1金型
32の外面側から紫外線(UV)を照射し、スペーサ形
成材料をUV硬化させる。
【0051】その後、図12(a)に示すように、グリ
ッド24と第1金型32とを密着状態に保持したまま、
表面に有機塗膜50が形成された第2金型33を、各透
孔34の大径側がグリッド24側に位置するように、グ
リッドの第2表面24bに密着させ、かつ、各透孔がグ
リッドのビーム開孔26間に位置するように位置決めす
る。そして、これら第1金型32、グリッド24、およ
び第2金型33を図示しないクランパ等を用いて互いに
固定する。
【0052】続いて、スキージ36を用いて、第2金型
33の外面側からペースト状のスペーサ形成材料40を
供給し、第2金型33の透孔34にスペーサ形成材料を
充填する。なお、第2金型33は前述した実施の形態と
同一のものを用いる。
【0053】その後、図12(b)に示すように、透孔
34に充填されたスペーサ形成材料40に対し、第2金
型33の外面側から紫外線を照射し、スペーサ形成材料
をUV硬化させる。
【0054】次に、図12(c)に示すように、グリッ
ド24に第1および第2金型32、33を密着させた状
態でこれらを加熱炉内に配置した後、約280℃の第1
温度で30分程度加熱し、第1および第2金型32、3
3の表面に形成されていた有機塗膜50を熱分解して除
去する。これにより、第1および第2金型32、33の
各透孔34の内面とスペーサ形成材料40との間に有機
塗膜50の膜厚に相当する隙間が形成され、第1および
第2金型を容易に離型可能となる。
【0055】その後、第1および第2金型32、33、
グリッド24を所定温度まで冷却した後、グリッド24
から第1および第2金型32、33を剥離する。次に、
グリッド24およびUV硬化したスペーサ形成材料40
を約350〜450℃の第2温度で約60分程度加熱
し、スペーサ形成材料40内のバインダを飛ばすことに
より脱バインダ処理を行う。その後、加熱炉内におい
て、約500〜550℃の第3温度で30〜60分、ス
ペーサ形成材料40を本焼成する。これにより、グリッ
ド24およびこれと一体の第1および第2スペーサ30
a、30bを有したスペーサアッセンブリ22が完成す
る。
【0056】また、上記構成のスペーサアセンブリ22
を備えたSEDの製造は、前述した実施の形態と同様の
工程で行う。上記のように構成された第2の実施の形態
においても、前述した実施の形態と同様の作用効果を得
ることができる。
【0057】なお、上述した第1および第2の実施の形
態において、スペーサアセンブリは、グリッド24の両
面に第1および第2スペーサをそれぞれ一体的に備えた
構成としたが、グリッドの一方の表面上のみに第1ある
いは第2スペーサを一体的に形成し、他方の第1あるい
は第2スペーサをリアプレート上あるいはフェースプレ
ート上に一体的に形成してもよい。
【0058】その他、この発明は上述した実施の形態に
限定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能
である。例えば、スペーサ形成材料は上述したガラスペ
ーストに限らず、必要に応じて適宜選択可能である。ま
た、スペーサの径や高さ、その他の構成要素の寸法、材
質等は必要に応じて適宜選択可能である。同様に、離型
剤は、スペーサ形成材料に含まれるバインダ、つまり、
有機成分よりも低い温度で熱分解する有機成分を主成分
とするものであればよく、適宜選択可能である。
【0059】上述した実施の形態では、成形型として、
複数枚の金属板を積層して構成した金型を用いたが、成
形型はこれに限定されることなく、必要に応じて変更可
能である。また、スペーサ形成材料は、紫外線硬化のバ
インダに代えて、熱硬化型更には紫外線硬化・熱硬化併
用のバインダ(有機成分)を含有した材料を用いてもよ
く、この場合、スペーサ形成材料を所定の温度で加熱ま
たは紫外線で一部硬化させた後、残りを所定の温度で加
熱することにより硬化させる。そして、スペーサ形成材
料の加熱硬化温度は、離型剤で形成された有機塗膜の熱
分解温度(第1温度)よりも低い温度に設定される。
【0060】この発明に係るスペーサアッセンブリの製
造方法によれば、上述した実施の形態によりスペーサア
ッセンブリを形成した後、スペーサをエッチングして細
径化する構成としてもよい。
【0061】また、上述した実施の形態では、金型をグ
リッドあるいはガラス基板に密着させた後、金型の透孔
にスペーサ形成材料を充填する構成としたが、金型の透
孔に予めスペーサ形成材料を充填した後、金型をグリッ
ドあるいはガラス基板に密着させて配置する構成として
もよい。
【0062】更に、この発明は、上述したSEDに限定
されることなく、スペーサを備えた平面表示装置であれ
ば、FED、PDP等の種々の表示装置に適用可能であ
る。また、この発明は、グリッドを備えたスペーサアセ
ンブリに限らず、ビーム開孔を持たない金属基板、ある
いはガラス基板と、複数のスペーサとを備えたスペーサ
アセンブリの製造方法にも適用することができる。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、平面表示装置のスペーサアッセンブリを容易に製造
可能なスペーサアッセンブリの製造方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る表面伝導型電子放
出装置を示す斜視図。
【図2】図1の線A−Aに沿って破断した上記表面伝導
型電子放出装置の斜視図。
【図3】上記表面伝導型電子放出装置を拡大して示す断
面図。
【図4】上記表面伝導型電子放出装置におけるスペーサ
アセンブリの製造に用いるグリッド、第1および第2金
型を示す分解斜視図。
【図5】上記第1金型の一部を拡大して示す断面図。
【図6】上記スペーサアッセンブリの製造工程を概略的
に示すフローチャート。
【図7】上記第1金型の表面に有機塗膜を形成した状態
を示す断面図。
【図8】上記スペーサアッセンブリの製造工程をそれぞ
れ示す断面図。
【図9】上記スペーサアッセンブリの製造工程をそれぞ
れ示す断面図。
【図10】この発明の第2の実施の形態に係るスペーサ
アッセンブリを備えた表面伝導型電子放出装置の断面
図。
【図11】上記第2の実施の形態に係るスペーサアッセ
ンブリの製造工程をそれぞれ示す断面図。
【図12】上記第2の実施の形態に係るスペーサアッセ
ンブリの製造工程をそれぞれ示す断面図。
【符号の説明】
10…リアプレート 12…フェースプレート 14…側壁 15…真空外囲器 16…蛍光体スクリーン 18…電子放出素子 22…スペーサアセンブリ 24…グリッド 24a…第1表面 24b…第2表面 26…収束開孔 28…スペーサ開孔 30a…第1スペーサ 30b…第2スペーサ 32…第1金型 33…第2金型 34…透孔 40…スペーサ形成材料 50…有機塗膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島山 賢太郎 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番地2 株式 会社東芝深谷工場内 Fターム(参考) 5C012 AA05 BB07 5C032 AA07 CC05 CC10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と基板上に設けられた複数の柱状のス
    ペーサとを有し平面表示装置に用いるスペーサアッセン
    ブリを製造するスペーサアッセンブリの製造方法におい
    て、 基板と、複数の透孔を有した板状の成形型と、を用意
    し、 上記成形型の少なくとも各透孔内表面に、熱の印加によ
    り所定温度で分解又は燃焼し焼失する有機成分を含有し
    た離型剤を塗布して有機塗膜を形成し、 上記基板の表面上に上記成形型を密着して配置した後、
    上記成形型の各透孔内にスペーサ形成材料を充填し、 上記充填されたスペーサ形成材料を硬化させた後、上記
    基板及び上記成形型を第1温度で加熱して上記成形型の
    少なくとも各透孔内表面に形成された上記有機塗膜を分
    解又は燃焼して消失せしめた後、上記基板から上記成形
    型を取り外し、 上記成形型を離型した後、上記スペーサ形成材料を上記
    第1温度よりも高い第2温度で加熱して上記スペーサ形
    成材料の脱バインダ処理を行い、 脱バインダ処理後、上記スペーサ形成材料を上記第1温
    度及び第2温度より高い第3温度で焼成し、上記基板上
    にそれぞれスペーサを一体的に形成することを特徴とす
    るスペーサアッセンブリの製造方法。
  2. 【請求項2】上記スペーサ形成材料として、紫外線硬化
    型、熱硬化型及び紫外線・熱硬化併用型のいずれかで硬
    化する有機成分およびガラスフィラーを主成分としたス
    ペーサ形成材料を使用し、スペーサ形成材料に紫外線を
    照射して硬化、又は上記第1の温度より低い温度で硬
    化、又は紫外線を照射して少なくともスペーサ形成材料
    の一部を硬化させた後上記第1の温度より低い温度で残
    りの部分を硬化させた後、上記基板及び成形型を上記第
    1温度で加熱し、上記成形型の少なくとも各透孔内表面
    に形成された上記有機塗膜を消失せしめることを特徴と
    する請求項1に記載のスペーサアッセンブリの製造方
    法。
  3. 【請求項3】多数のビーム通過開孔を有した板状のグリ
    ッドと、グリッド上に一体的に設けられた複数の柱状の
    スペーサとを有し、平面表示装置に用いるスペーサアッ
    センブリを製造するスペーサアッセンブリの製造方法に
    おいて、 第1および第2表面、並びにそれぞれ上記ビーム通過開
    孔間に位置した複数のスペーサ開孔を有した板状のグリ
    ッドを用意し、 それぞれ複数の透孔を有した板状の第1成形型および第
    2成形型を用意し、 上記第1および第2成形型の少なくとも各透孔内表面
    に、熱の印加により所定温度で分解又は燃焼し焼失する
    有機成分を含有した離型剤を塗布して有機塗膜をそれぞ
    れ形成し、 上記グリッドの第1表面および第2表面上にそれぞれ上
    記第1成形型および第2成形型を密着して、かつ、上記
    グリッドのスペーサ開孔と第1および第2成形型の透孔
    とが整列した状態に配置した後、第1および第2成形型
    の透孔内、並びに上記スペーサ開孔内に上記スペーサ形
    成材料を充填し、 上記充填されたスペーサ形成材料を硬化させた後、上記
    グリッド、第1および第2成形型を第1温度で加熱して
    上記第1及び第2成形型の少なくとも各透孔内表面に形
    成された有機塗膜を分解又は燃焼して消失せしめた後、
    上記グリッドから上記第1および第2成形型を取り外
    し、 上記第1および第2成形型を離型した後、上記スペーサ
    形成材料を上記第1温度よりも高い第2温度で加熱して
    上記スペーサ形成材料の脱バインダ処理を行い、 脱バインダ処理後、上記スペーサ形成材料を上記第1及
    び第2温度より高い第3温度で焼成し、上記グリッドの
    第1および第2表面上にそれぞれスペーサを一体的に形
    成することを特徴とするスペーサアッセンブリの製造方
    法。
  4. 【請求項4】上記スペーサ形成材料として、紫外線硬化
    型、熱硬化型及び紫外線・熱硬化併用型のいずれかで硬
    化する有機成分およびガラスフィラーを主成分としたス
    ペーサ形成材料を使用し、スペーサ形成材料に紫外線を
    照射して硬化、又は上記第1の温度より低い温度で硬
    化、又は紫外線を照射して少なくともスペーサ形成材料
    の一部を硬化させた後上記第1の温度より低い温度で残
    りの部分を硬化させた後、上記基板及び成形型を上記第
    1温度で加熱し、上記成形型の少なくとも各透孔内表面
    に形成された上記有機塗膜を消失せしめることを特徴と
    する請求項3に記載のスペーサアッセンブリの製造方
    法。
  5. 【請求項5】上記離型剤として、上記硬化した上記スペ
    ーサ形成材料の有機成分よりも低温度で分解または燃焼
    する有機成分を主成分とする離型剤を用いることを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のスペー
    サアッセンブリの製造方法。
  6. 【請求項6】上記有機塗膜の厚さを調整することによ
    り、上記各スペーサの径を調整することを特徴とする請
    求項1ないし5のいずれか1項に記載のスペーサアッセ
    ンブリの製造方法。
  7. 【請求項7】多数のビーム通過開孔を有した板状のグリ
    ッドと、上記グリッド上に設けられた複数の柱状のスペ
    ーサとを有し、平面表示装置に用いるスペーサアッセン
    ブリを製造するスペーサアッセンブリの製造方法におい
    て、 第1および第2表面を有した板状のグリッドを用意し、 それぞれ複数の透孔を有した板状の第1成形型および第
    2成形型を用意し、上記第1および第2成形型の少なく
    とも各透孔内表面に、熱の印加により所定温度で分解又
    は燃焼し焼失する有機成分を含有した離型剤を塗布して
    有機塗膜をそれぞれ形成し、 上記グリッドの第1表面上に上記第1成形型を密着して
    配置した後、第1成形型の透孔内にスペーサ形成材料を
    充填し、 上記第1成形型の透孔に充填された上記スペーサ形成材
    料を硬化させ、 上記グリッドの第2表面上に上記第2成形型を密着して
    配置した後、第2成形型の透孔内にスペーサ形成材料を
    充填し、 上記第2成形型の透孔に充填された上記スペーサ形成材
    料を硬化させ、 上記スペーサ形成材料を硬化させた後、上記グリッド、
    第1および第2成形型を第1温度で加熱して上記第1及
    び第2成形型の少なくとも各透孔内表面に形成された有
    機塗膜を分解又は燃焼して消失せしめた後、上記グリッ
    ドから上記第1および第2成形型を取り外し、 上記第1および第2成形型を離型した後、上記スペーサ
    形成材料を上記第1温度よりも高い第2温度で加熱して
    上記スペーサ形成材料の脱バインダ処理を行い、 脱バインダ処理後、上記スペーサ形成材料を上記第1及
    び第2温度より高い第3温度で焼成して上記グリッドの
    第1および第2表面上にそれぞれスペーサを一体的に形
    成することを特徴とするスペーサアッセンブリの製造方
    法。
  8. 【請求項8】上記基板として、酸化膜で被覆された金属
    基板を用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    スペーサアッセンブリの製造方法。
  9. 【請求項9】上記グリッドとして、表面に酸化膜が形成
    された金属板からなるグリッドを用いることを特徴とす
    る請求項3又は7に記載のスペーサアッセンブリの製造
    方法。
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