JP2003030115A - 医療機関連携システム及び方法 - Google Patents

医療機関連携システム及び方法

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JP2003030115A
JP2003030115A JP2001213553A JP2001213553A JP2003030115A JP 2003030115 A JP2003030115 A JP 2003030115A JP 2001213553 A JP2001213553 A JP 2001213553A JP 2001213553 A JP2001213553 A JP 2001213553A JP 2003030115 A JP2003030115 A JP 2003030115A
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medical
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JP2001213553A
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Toshiyuki Sakurai
俊之 櫻井
Masaaki Nii
誠明 仁井
Takashi Sugiyama
崇 杉山
Masatoshi Nonogaki
正敏 野々垣
Akiko Inami
晶子 居波
Atsushi Furukawa
淳 古川
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 診療情報を添付した問合せの電子メールと回
答の電子メールを医療機関の間で送受できるようにす
る。また、問合せの電子メールとその回答の電子メール
を、両者の対応付けが失われないように確実に管理でき
るようにする。 【解決手段】 質問側医療機関のコンピュータ装置は、
回答側医療機関のコンピュータ装置に宛てた質問電子メ
ールに一意のメール管理情報を設定してネットワークへ
送出する。回答側医療機関のコンピュータ装置は、質問
電子メールの発信元のコンピュータ装置に宛てた回答電
子メールに当該回答電子メールが基づく質問電子メール
と同じメール管理情報を設定してネットワークへ送出す
る。質問側と回答側の各コンピュータ装置は、メール管
理情報が合致する質問電子メールと回答電子メールとを
対として管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の医療機関の
コンピュータ装置を、ネットワークを介してデータ送受
信可能に連携させる医療機関連携システムに関し、特
に、医療機関の間で送受信される質問メールと回答メー
ルを一体に管理するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットを介して電子メールを送
受することが一般に行われており、医師と医師が、個人
的に医療に関する文書等を作成して、電子メールの添付
ファイルとして送受することも当然に行われていると推
定される。
【0003】電子カルテ機能を備えたコンピュータ装置
が提供されている。電子カルテ機能とは、紙のカルテに
記載されていた診療情報を電子化してハードディスク等
に記録して診療情報データベースを構成し、この記録し
た診療情報を適宜に読み出して加工等して活用する機能
をいう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】診療情報を添付した問
合せの電子メールと、該問合せに対する回答の電子メー
ルを、医療機関の間で送受することにより、各医療機関
の医療の質を高めて優れた医療サービスを提供できるよ
うにしたいという要請がある。そのためには、問合せの
電子メールと、該問合せに対する回答の電子メールと
を、両者の対応付けを損なうこと無く確実に管理できる
ようにすることが要請される。本発明は、この要請に応
えることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ネッ
トワークを介して複数の医療機関のコンピュータ装置を
データ送受信可能とする医療機関連携システムであっ
て、質問側医療機関のコンピュータ装置は、患者情報及
び問合せ内容を持つ所定形式の基本情報ファイルを添付
ファイルとして持ち回答側医療機関のコンピュータ装置
に宛てた質問電子メールを作成するメール作成手段と、
前記質問電子メールに一意のメール管理情報を設定する
メール管理情報設定手段と、前記質問電子メールをネッ
トワークへ送出する通信端末手段とを有し、前記回答側
医療機関のコンピュータ装置は、ネットワークから受信
した質問電子メールの添付ファイルが含む問合せ内容に
対する回答内容を持つ所定形式の返信情報ファイルを添
付ファイルとして持ち当該質問電子メールの発信元のコ
ンピュータ装置に宛てた回答電子メールを作成するメー
ル作成手段と、前記回答電子メールに当該回答電子メー
ルが基づいている質問電子メールと同じメール管理情報
を設定するメール管理情報設定手段と、前記回答電子メ
ールをネットワークへ送出する通信端末手段とを有し、
前記質問側医療機関のコンピュータ装置と前記回答側医
療機関のコンピュータ装置は、メール管理情報が合致す
る質問電子メールと回答電子メールとを対として管理す
るメール管理手段を各々有する、ことを特徴とする医療
機関連携システムである。
【0006】請求項2の発明は、ネットワークを介して
複数の医療機関のコンピュータ装置をデータ送受信可能
とする医療機関連携システムであって、質問側医療機関
のコンピュータ装置は、患者情報及び問合せ内容を持つ
とともに当該患者の診療情報を持つ所定形式の質問情報
ファイルを添付ファイルとして持ち回答側医療機関のコ
ンピュータ装置に宛てた質問電子メールを作成するメー
ル作成手段と、前記質問電子メールに一意のメール管理
情報を設定するメール管理情報設定手段と、前記質問電
子メールをネットワークへ送出する通信端末手段とを有
し、前記回答側医療機関のコンピュータ装置は、ネット
ワークから受信した質問電子メールの添付ファイルが含
む問合せ内容に対する回答内容を持つ所定形式の返信情
報ファイルを添付ファイルとして持ち当該質問電子メー
ルの発信元のコンピュータ装置に宛てた回答電子メール
を作成するメール作成手段と、前記回答電子メールに当
該回答電子メールが基づいている質問電子メールと同じ
メール管理情報を設定するメール管理情報設定手段と、
前記回答電子メールをネットワークへ送出する通信端末
手段とを有し、前記質問側医療機関のコンピュータ装置
と前記回答側医療機関のコンピュータ装置は、メール管
理情報が合致する質問電子メールと回答電子メールとを
対として管理するメール管理手段を各々有する、ことを
特徴とする医療機関連携システムである。
【0007】請求項3の発明は、請求項2に於いて、前
記回答側医療機関のコンピュータ装置のメール管理情報
設定手段は、当該回答電子メールが基づいている質問電
子メールと同じメール管理情報を設定された回答電子メ
ールが既に存在する場合はメール管理情報が同じ回答電
子メールを相互に識別する履歴情報を設定する、ことを
特徴とする医療機関連携システムである。
【0008】患者情報や診療情報は、例えば、電子カル
テの診療情報データベースから取得することができる。
質問側のコンピュータ装置が採用する基本情報ファイル
や診療情報ファイルの所定のファイル形式として、例え
ば、汎用のブラウザでの表示に適したファイル形式(H
TML形式やHTML形式への変換に適したXML形
式)とすると、受信した添付ファイルを表示するための
特別なアプリケーションを回答側のコンピュータ装置に
組み込むことなく、汎用のブラウザで表示させることが
できる。回答側のコンピュータ装置が採用する返信情報
ファイルのファイル形式に関しても同様である。ネット
ワークとしては、インターネットを挙げることができる
が、或る限られた医療機関の間での専用のネットワーク
であってもよい。また、インターネットの場合、セキュ
リティを確保するために、例えば、VPN(Virtual Pr
ivate Network)等の公知の方式を採用してもよい。
【0009】請求項4の発明は、ネットワークを介して
複数の医療機関のコンピュータ装置をデータ送受信可能
に構成し、質問側医療機関のコンピュータ装置は、患者
情報及び問合せ内容を持つ所定形式の基本情報ファイル
を添付ファイルとして持ち回答側医療機関のコンピュー
タ装置に宛てた質問電子メールを作成し、該質問電子メ
ールに一意のメール管理情報を設定してネットワークへ
送出し、前記回答側医療機関のコンピュータ装置は、ネ
ットワークから受信した質問電子メールの添付ファイル
が含む問合せ内容に対する回答内容を持つ所定形式の返
信情報ファイルを添付ファイルとして持ち当該質問電子
メールの発信元のコンピュータ装置に宛てた回答電子メ
ールを作成し、該回答電子メールに当該回答電子メール
が基づいている質問電子メールと同じメール管理情報を
設定してネットワークへ送出し、前記質問側医療機関の
コンピュータ装置と前記回答側医療機関のコンピュータ
装置は、メール管理情報が合致する質問電子メールと回
答電子メールとを対として管理する、ことを特徴とする
医療機関連携方法である。請求項5の発明は、ネットワ
ークを介して複数の医療機関のコンピュータ装置をデー
タ送受信可能に構成し、質問側医療機関のコンピュータ
装置は、患者情報及び問合せ内容を持つとともに当該患
者の診療情報を持つ所定形式の質問情報ファイルを添付
ファイルとして持ち回答側医療機関のコンピュータ装置
に宛てた質問電子メールを作成し、該質問電子メールに
一意のメール管理情報を設定してネットワークへ送出
し、前記回答側医療機関のコンピュータ装置は、ネット
ワークから受信した質問電子メールの添付ファイルが含
む問合せ内容に対する回答内容を持つ所定形式の返信情
報ファイルを添付ファイルとして持ち当該質問電子メー
ルの発信元のコンピュータ装置に宛てた回答電子メール
を作成し、該回答電子メールに当該回答電子メールが基
づいている質問電子メールと同じメール管理情報を設定
してネットワークへ送出し、前記質問側医療機関のコン
ピュータ装置と前記回答側医療機関のコンピュータ装置
は、メール管理情報が合致する質問電子メールと回答電
子メールとを対として管理する、ことを特徴とする医療
機関連携方法である。請求項6の発明は、請求項4、又
は請求項5に於いて、前記ネットワークがインターネッ
トである、ことを特徴とする医療機関連携方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、複数の診療所(比較的小規
模な医療機関)のコンピュータ装置と、1つの病院(比
較的大規模な医療機関)のコンピュータ装置とを、イン
ターネットを介するデータの送受信を可能に構成して成
る病診連携システムに即して、本発明を説明する。この
病診連携システムでは、患者の診療情報を含む問合せの
電子メールを診療所から病院宛に送り、その回答を電子
メールで返して貰うことで、診療所での医療行為に役立
てている。
【0011】〔1〕病診連携システムの概要:図1は、
実施の形態の病診連携システムのネットワーク構成を示
す説明図である。図示の病診連携システムでは、複数の
診療所のコンピュータ装置(以下『診療所装置』)10
(1),10(2),,,10(n)と、一つの病院の
コンピュータ装置(以下『病院装置』)20とが、イン
ターネットを介してデータ送受信可能に構成されてい
る。
【0012】各診療所装置10は、少なくとも電子カル
テ機能と病診連携機能とを有し、さらに、インターネッ
トに接続する通信端末としての機能を有する。各診療所
装置10とインターネットとの接続方式は、常時接続で
もよく、適宜にダイヤルアップで接続する方式でもよ
い。
【0013】各診療所装置10が持つ電子カルテ機能
は、診療情報データベースに診療情報を記録し、及び、
記録した診療情報を診療情報データベースから適宜に読
み出して活用する機能である。ここで、活用とは、例え
ば、カルテ2号紙を模したカルテ2号紙画面に診療情報
を表示したり、或いは、同一受診日の診療情報を同一列
に配置するとともに同一項目の診療情報を同一行に配置
して成る時系列画面に表示したりすること等をいう。電
子カルテ機能と診療情報データベースとの間の診療情報
の記録/再生は、患者を指定し、更に必要に応じて日付
又は期間(日付範囲)を指定して行われる。
【0014】各診療所装置10が持つ病診連携機能は、
診療情報を含み得る問合せを電子メールで病院装置20
宛に送り、その回答を電子メールで病院装置20から受
け取り、両メールを一体として管理する機能である。こ
こで、両者を一体として管理するとは、例えば、一方か
ら他方を速やかに読み出して対比して表示したり、或い
は、回答が未受領の問合せメールの削除を禁止したりす
ること等をいう。
【0015】病院装置20は、病診連携機能とインター
ネットに接続する通信端末としての機能を、少なくとも
有する。病院装置20とインターネットとの接続方式
は、病院装置20が複数の診療所装置10からの問合せ
を受信して速やかに回答する必要上、常時接続であるこ
とが望ましい。
【0016】病院装置20が持つ病診連携機能は、診療
所装置10からの問合せメールの内容(診療情報を含む
内容)を表示等として出力する機能と、問合せに対する
回答を作成して当該診療所装置10宛に送る機能と、問
合せメールとその回答メールとを一体として管理する機
能とを、少なくとも含む。
【0017】〔2〕診療所装置10の構成:図2は、前
述の機能(電子カルテ機能,病診連携機能,通信端末機
能)を持つ診療所装置10の構成の一例を示す。図示の
ように、診療所装置10は、制御装置(CPU)11
と、補助記憶装置(ハードディスク)12と、主記憶装
置(メモリ)13と、通信端末装置14を有する。ま
た、図示は省略されているが、表示装置(ディスプレ
イ)や印刷装置(プリンタ)等の周辺装置も接続されて
いる。また、図2では、診療所装置10は単独のコンピ
ュータ装置として描かれているが、LANに接続されて
いる装置であってもよい。
【0018】電子カルテ機能は、ハードディスク12か
ら電子カルテアプリケーションを読み出して実行するこ
とにより実現される。電子カルテ機能は、ハードディス
ク12内の診療情報患者情報データベース12aとの間
で、診療情報や患者情報の記録/再生を行う。この記録
/再生は、電子カルテ機能が診療情報等データベース管
理システムDBMSに対して指示を出し、その指示に従
って診療情報等データベース管理システムDBMSが診
療情報患者情報データベース12aのデータを記録/再
生し、結果を電子カルテ機能に返すことにより実現され
る。なお、診療情報データベースのレコードは、例え
ば、患者IDをキーとして、又は、患者ID及び受診日
(又は受診期間)をキーとして、記録/再生される。
【0019】病診連携機能は、ハードディスク12から
病診連携アプリケーションを読み出して実行することに
より実現される。病診連携機能は、ハードディスク12
内の送信情報データベース12bや受信情報データベー
ス12cとの間で、送信情報や受信情報の記録/再生を
行う。この記録/再生は、病診連携機能が送受信情報デ
ータベース管理システムDBMSに対して指示を出し、
その指示に従って送受信情報データベース管理システム
DBMSが送信情報データベース12bや受信情報デー
タベース12cのデータを記録/再生し、結果を病診連
携機能に返すことにより実現される。送信情報データベ
ース12bや受信情報データベース12cのデータ構成
の一例を図4に示す。図示のように、送信情報データベ
ース12bのレコードと、受信情報データベース12c
の対応するレコードとは、メールID・件名・送信先I
D(=返信元ID)・発信元ID(=受信者ID)を複
合キーとして、対応付けて管理される。
【0020】患者情報テーブル13aは、問合せ情報の
作成時にメモリ上に構成されるテーブルである。これ
は、患者情報の送信の可否や書誌事項を修正することに
ついての可否を管理するテーブルであり、一例を図6の
上段に示す。その詳細は後述する。また、ハードディス
ク12に記憶されているその他のファイルとは、本発明
に直接的には関連しないファイル群を一括して示すもの
である。
【0021】〔3〕病院装置20の構成:図3は、前述
の機能(病診連携機能,通信端末機能)を持つ病院装置
20の構成例を示す。図示のように、病院装置20は、
制御装置(CPU)21と、補助記憶装置(ハードディ
スク)22と、主記憶装置(メモリ)23と、通信端末
装置24を有する。また、図示は省略されているが、表
示装置(ディスプレイ)や印刷装置(プリンタ)等の周
辺装置も接続されている。また、図3では、病院装置2
0は単独のコンピュータ装置として描かれているが、L
ANに接続されている装置であってもよい。
【0022】病診連携機能は、ハードディスク22から
病診連携アプリケーションを読み出して実行することに
より実現される。病診連携機能は、ハードディスク22
内の送信情報データベース22bや受信情報データベー
ス22cとの間で、送信情報や受信情報の記録/再生を
行う。この記録/再生は、病診連携機能が送受信情報デ
ータベース管理システムDBMSに対して指示を出し、
その指示に従って送受信情報データベース管理システム
DBMSが送信情報データベース22bや受信情報デー
タベース22cのデータを記録/再生し、結果を病診連
携機能に返すことにより実現される。送信情報データベ
ース22bや受信情報データベース22cのデータ構成
の一例を図5に示す。図示のように、送信情報データベ
ース22bのレコードと、受信情報データベース22c
の対応するレコードとは、メールID・件名・返信先I
D(=発信元ID)・返信元ID(=受信者ID)を複
合キーとして、対応付けて管理される。なお、病院装置
20の返信先ID(=発信元ID)は、診療所装置10
の受信者ID(=発信元ID)である。また、病院装置
20の返信元ID(=受信者ID)は、診療所装置10
の返信元ID(=送信先ID)である。
【0023】文書編集アプリケーションや画像編集アプ
リケーションは、返信情報に添付する文書や画像を編集
する際に、当該文書や画像に関連付けて自動的に読み出
されて起動される。その詳細は後述する。また、ハード
ディスク22に記憶されているその他のファイルとは、
本発明に直接的には関連しないファイル群を一括して示
すものである。
【0024】〔4〕診療所装置10の操作手順:図7を
参照して、診療所装置10の操作手順を説明する。
【0025】[4-1] 診療情報の取得(S01):まず、
電子カルテ機能が起動され、所望の患者(対象患者)の
所望の診療情報が取得される。即ち、操作入力で指定さ
れた患者と日付(又は日付範囲)を、電子カルテ機能
が、診療情報等データベース管理システムDBMSに渡
す。これに応答して、DBMSは、当該患者の当該日付
(又は日付範囲)の診療情報を診療情報データベースD
Bから読み出して、電子カルテ機能に返す。これによ
り、電子カルテ機能は、電子カルテ機能が提供するカル
テ画面上に当該診療情報を表示する。例えば、カルテ2
号紙画面や、カルテ時系列画面に表示する。
【0026】[4-2] 問合せ情報の作成(S03):次
に、カルテ画面から病診連携機能が起動される。病診連
携機能は、該病診連携機能が提供する各画面(送信情報
作成画面(図12・図13参照)と送信情報作成画面か
ら入る各選択画面(図14〜図19参照))での操作入
力に応答して適宜に処理を実行する。これにより、当該
対象患者に関する問合せ情報が作成されてメモリ13上
に保持される。この問合せ情報は、送信情報作成画面
(図12・図13参照)にて設定された送信基本情報
と、必要に応じて添付するべく図14〜図19の各選択
画面にて選択された診療情報(以下「添付情報」と略す
場合もある)から成る。
【0027】[4-3] 問合せ情報の確認(S05):問合
せ情報は、内容表示を指令する操作入力に応答してXM
L形式のファイルに変換され、さらにXSLファイルの
処理を経て、ブラウザ(インターネットエクスプローラ
等)の画面上に内容が表示される。例えば、送信情報作
成画面(図12・図13参照)で内容表示が指令された
場合は、問合せ情報中の送信基本情報の内容が表示され
るとともに画面内下部に各添付情報を表示するためのボ
タンスイッチが表示される(図20上段参照)。一方、
送信基本情報に添付する診療情報の選択画面(図14〜
図19参照)で内容表示が指令された場合は、当該選択
画面で選択されている診療情報の内容が表示される。
【0028】[4-4] 問合せ情報の送信(S07):問合
せ情報を構成する送信基本情報と各添付情報は、送信を
指令する操作入力に応答して各々XML形式のファイル
とされ、一括して圧縮されて、電子メールの添付ファイ
ルとして送信相手先である病院装置20宛に送られる。
この電子メールは、管理情報としてメールID・件名・
送信先ID・発信元IDを持つ。本病診連携システムで
は、送信相手先は一つであるが、複数の送信相手先を用
意しておき、その中から選択するように構成してもよ
い。
【0029】[4-5] 返信情報の確認(S09):病診連
携機能が提供する送受信情報一覧画面(図11参照)で
返信情報が選択されて内容表示が指令されると、当該返
信情報中の送信基本情報の内容が表示されるとともに画
面内下部に各添付情報を表示するためのボタンスイッチ
が表示される(図20下段参照)。また、メールID等
の管理情報が合致する返信情報が2通以上存在する場合
は、画面内左欄に各返信情報の発信年月日日時刻が返信
履歴として表示され(図20下段参照)、その中から選
択された返信情報の送信基本情報が表示される。
【0030】〔5〕病院装置20の操作手順:図8を参
照して、病院装置20の操作手順を説明する。
【0031】[5-1] ユーザの認証(S51):病診連携
機能の起動操作入力を行うと、ユーザ認証画面が表示さ
れる。このユーザ認証画面にてユーザ選択とパスワード
入力を行い、ログインボタンを押下すると、該ユーザと
してのログインによる病診連携機能が起動される。
【0032】[5-2] 問合せ情報の確認(S53):病診
連携機能が提供する送受信情報一覧画面(図21参照)
で問合せ情報が選択されて内容表示が指令されると、当
該問合せ情報中の送信基本情報の内容が表示されるとと
もに画面内下部に各添付情報を表示するためのボタンス
イッチが表示される(図28上段参照)。
【0033】[5-3] 返信情報の作成(S55):送受信
情報一覧画面(図21参照)で問合せ情報が選択されて
返信ボタンが押下されると、送信情報作成画面(図22
参照)が起動される。また、送受信情報一覧画面(図2
1)で返信情報が選択されて再送ボタンが押下された場
合も、送信情報作成画面(図22)が起動される。送信
情報作成画面(図22)や、送信情報作成画面から入る
各画面(図23〜図27参照)では、返信情報の作成や
修正或いは選択が行われる。作成され必要に応じて修正
され或いは選択された返信情報はメモリ23上に保持さ
れる。この返信情報は、送信基本情報と、必要に応じて
選択され必要に応じて編集された診療情報(以下「添付
情報」と略す場合もある)から成る。この返信情報の電
子メールは、その管理情報として、元の問合せ情報の電
子メールの管理情報に合致する管理情報(メールID・
件名・送信先ID(=病院装置20での受信者ID=病
院装置20及び診療所装置10での返信元ID)・発信
元ID(=病院装置20での発信元ID=病院装置20
での返信先ID=診療所装置10での受信者ID))を
持つ。
【0034】[5-4] 返信情報の確認(S57):返信情
報は、内容表示を指令する操作入力に応答してXML形
式のファイルに変換され、さらにXSLファイルの処理
を経て、ブラウザ(インターネットエクスプローラ等)
の画面上に内容が表示される。例えば、送信情報作成画
面(図22参照)で内容表示が指令された場合は、返信
情報中の送信基本情報の内容が表示されるとともに画面
内下部に各添付情報を表示するためのボタンスイッチが
表示される(図28下段参照)。一方、送信基本情報に
添付する診療情報の選択画面(図23〜図27参照)で
内容表示が指令された場合は、当該選択画面で選択され
ている診療情報の内容が表示される。
【0035】[5-5] 返信情報の送信(S59):返信情
報を構成する送信基本情報及び各添付情報は、送信を指
令する操作入力に応答して各々XML形式のファイルに
変換され、一括して圧縮されて、電子メールの添付ファ
イルとして、送信相手先(問合せ情報の発信元)に宛て
て送られる。本病診連携システムでは、問合せ情報とそ
の返信情報とは、電子メールの管理情報として共通の管
理情報を持つことにより、相互に対として管理される。
【0036】〔6〕問合せ情報処理(診療所側):図9
を参照して、問合せ情報の処理(問合せ情報の作成・確
認・送信)手順を説明する。
【0037】電子カルテ画面での操作入力(例:病診連
携ボタンスイッチの押下)に応答して、病診連携機能が
起動され(S11)、まず、図11に例示するような送
受信情報一覧画面が表示される(S13)。この表示
は、送信情報データベース12b及び受信情報データベ
ース12c(図2参照)から読み出した情報に基づいて
行われる。送受信情報一覧画面(図11)に示すよう
に、本病診連携システムでは、メールID等の管理情報
を用いて相互に対応付けて管理されている問合せ情報と
その返信情報とが、上下に並べて表示される。
【0038】送受信情報一覧画面(図11)にて最新情
報表示ボタンが押下されると、最新の受信情報が送受信
バッファ13bから取り込まれて、受信情報データベー
ス12cに記録される。また、この記録情報中の書誌情
報が送受信情報一覧画面に表示される。即ち、送受信情
報一覧画面の表示が更新される(S15)。
【0039】送受信情報一覧画面(図11)にて新規作
成ボタンが押下されると、送信情報作成画面(図12・
図13参照)に切り換えられる(S17)。送信情報作
成画面では、最初は、基本情報1)の入力画面(図12参
照)が表示される。また、送信情報作成画面では、基本
情報1)と2)のタブの切り換え操作に応答して、基本情報
1)の入力画面(図12参照)と、基本情報2)の入力画面
(図13参照)とが切り換えられる(S19)。
【0040】基本情報1)の入力画面は、患者選択と、患
者情報の選択・修正と、送信先の設定・入力と、送信元
の設定・入力を行うための画面である。患者選択欄に
は、電子カルテ機能から取得した患者氏名が選択可能に
表示される。一人の患者のみが電子カルテ機能から取得
された場合は、当該一人の患者の氏名が設定されて表示
される。患者情報欄には、設定した患者の患者情報が表
示される。患者情報の各項目の内容は、チェック欄にチ
ェックされている場合は修正可能で、且つ、送信基本情
報に含まれる。一方、チェック欄のチェックが外された
場合は送信基本情報から除外される。また、修正の必要
もないため修正不可とされる。送信先医療機関は本病診
連携システムでは一つのみであるため、該一つの医療機
関名が初期表示されており、医師名のみ入力する構成と
されているが、複数の医療機関の中から選択するように
構成してもよい。送信元医療機関としては、当該診療所
装置10が設置される診療所の書誌事項が初期表示され
る。また、医師名には、ログインした医師名が表示され
る。なお、診療科は、操作者が入力するように構成され
ている。上述の初期表示項目の選定や入力項目の選定
は、当該診療所装置10が設置される医療機関の実情に
合わせて適宜に変更してもよい。
【0041】送信情報作成画面内の右欄の添付情報ボタ
ン(病名ボタン/受診日ボタン/検査ボタン/文書ボタ
ン/画像ボタン)の押下操作に応答して、対応する診療
情報の選択画面へ切り換えられる(S23)。例えば、
病名ボタンが押下された場合は、病名選択画面(図14
参照)が表示される。また、受診日ボタンが押下された
場合は、受診日選択画面(図15参照)が表示される。
また、検査ボタンが押下された場合は、検査結果選択画
面(図16参照)が表示される。また、画像ボタンが押
下された場合は、画像選択画面(図18参照)が表示さ
れる。また、文書ボタンが選択された場合は、文書選択
画面(図19参照)が表示される。
【0042】病名選択画面(図14参照)では、選択欄
にチェックを記入してOKボタンを押下すると、該病名
が、問合せ情報に付加すべき診療情報として選択され
る。受診日選択画面(図15参照)でも、同様に、選択
欄にチェックを記入してOKボタンを押下すると、該受
診日の診療情報が、問合せ情報に付加すべき診療情報と
して選択される。各受診日の日付ボタンをクリックする
とブラウザが起動されて当該受診日の診療情報が表示さ
れ(S25)、これにより、その内容を確認できる。検
査結果選択画面(図16参照)では、所望の検査結果を
選択してOKボタンを押下すると、該検査結果が、問合
せ情報に付加すべき診療情報として選択される。検査結
果の選択は、項目単位で可能であるとともに、グループ
単位でも可能である。検査結果選択画面に表示される検
査結果の範囲は、日付情報入力ダイアログ(図17参
照)にて日付範囲を指定することにより指定されてい
る。画像選択画面(図18参照)では、選択欄にチェッ
クを記入してOKボタンを押下すると、該画像が、問合
せ情報に付加すべき診療情報として選択される。また、
各画像の表示ボタンをクリックすると、当該画像のプレ
ビュー画像が表示され(S25)、その内容を確認でき
る。文書選択画面(図19参照)では、選択欄にチェッ
クを記入してOKボタンを押下すると、該文書が、問合
せ情報に付加すべき診療情報として選択される。また、
各文書の表示ボタンをクリックすると、当該文書のプレ
ビュー画像が表示され(S25)、その内容を確認でき
る。
【0043】上述の各選択画面でのOKボタンの押下操
作、即ち、病名選択画面(図14参照)でのOKボタン
の押下操作、受診日選択画面(図15参照)でのOKボ
タンの押下操作、検査結果選択画面(図16参照)での
OKボタンの押下操作、画像選択画面(図18参照)で
のOKボタンの押下操作、又は、文書選択画面(図19
参照)でのOKボタンの押下操作に応答して、画面は、
送信情報作成画面(図12)へ戻る(S27)。
【0044】送信情報作成画面(図12・図13参照)
にて、画面内下部の内容表示ボタンが押下されると、ブ
ラウザが起動されて送信基本情報(基本情報1)と2)で設
定された情報)の内容が表示されるとともに、画面内下
部には、前述の各選択画面にて選択した添付情報を表示
させるためのボタンスイッチが各々表示される(S2
9,図20上段参照)。
【0045】送信情報作成画面(図12・図13参照)
にて送信ボタンが押下されると、送信基本情報(基本情
報1)と2)で設定された情報)と前述の各選択画面にて選
択した添付情報とが各々XML形式のファイルに変換さ
れ、一括して圧縮されて、電子メールの添付ファイルと
して管理情報に添付されて、送信相手先に宛ててインタ
ーネットへ送出される(S31)。なお、本病診連携シ
ステムでは、セキュリティ保持のためにVPN(Virtua
l Private Network)方式を用いているが、他のセキュリ
ティ方式を用いてもよい。問合せ情報の送信後、画面表
示は、送受信情報一覧画面(図11参照)に切り換えら
れる
【0046】〔7〕返信情報処理(病院側):図10を
参照して、返信情報の処理(返信情報の作成・確認・送
信)手順を説明する。
【0047】ユーザ認証画面でのユーザの選択操作と正
しいパスワードの入力に応答して病診連携機能が起動さ
れ(S61)、まず、図21に例示するような送受信情
報一覧画面が表示される(S63)。この表示は、送信
情報データベース22b及び受信情報データベース22
c(図3参照)から読み出した情報に基づいて行われ
る。送受信情報一覧画面(図21)に示すように、本病
診連携システムでは、メールID等の管理情報を用いて
相互に対応付けて管理されている問合せ情報とその返信
情報とが、上下に並べて表示される。
【0048】送受信情報一覧画面(図21)にて最新情
報表示ボタンが押下されると、最新の受信情報が送受信
バッファ23bから取り込まれて、受信情報データベー
ス22cに記録される。この記録情報の書誌が送受信情
報一覧画面に表示され、これにより、送受信情報一覧画
面の表示が更新される(S65)。
【0049】送受信情報一覧画面(図21)にて未回答
の問合せ情報(メールID等の管理情報が合致する返信
情報が無い問合せ情報)が選択されて返信ボタンが押下
されると、送信情報作成画面(図22参照)に切り換え
られる(S67)。また、送受信情報一覧画面(図2
1)にて既回答の返信情報が選択されて再送ボタンが押
下された場合も、送信情報作成画面(図22)に切り換
えられる(S67)。前者の場合は、送信先と患者情報
と件名としては当該未回答の問合せ情報に基づく情報が
表示され、返信内容の欄は当初は空欄とされる。一方、
後者の場合は、送信先と患者情報と件名としては当該既
回答の返信情報と同じ情報が表示され、返信内容の欄に
は当初は前回の返信内容欄の情報がそのまま転記され
る。なお、送信元としては、何れも、当該病院装置が設
置されている病院の書誌情報が表示され、担当医として
はログイン者が表示される。
【0050】送信情報作成画面(図22)内の返信内容
欄には、適宜に入力/修正/追加が行われる(S6
9)。問合せ文書添付のチェック欄にチェックが記入さ
れた場合には、返信情報の送信基本情報(送信情報作成
画面に表示される情報)に、元の問合せ情報の送信基本
情報が添付される。
【0051】送信情報作成画面内の左下部の添付情報ボ
タンが押下されると、添付情報選択画面(図23参照)
へ切り換えられる(S71)。この添付情報選択画面に
て該画面内下部の画像ボタンが押下されると、元の問合
せ情報に添付されていた画像情報が、図24内の上半部
の如く一覧表示される(S73)。また、添付情報選択
画面にて該画面内下部の文書ボタンが押下されると、元
の問合せ情報に添付されていた文書情報が、図24内の
下半部の如く、画像情報の一覧に追加して一覧表示され
る(S73)。これらの画像情報や文書情報は、何れ
も、当該画像情報や文書情報の右欄の実行ボタンをクリ
ックすることにより、関連付けられている編集用アプリ
ケーション(画像編集用のアプリケーション/文書編集
用のアプリケーション)を起動でき、適宜に編集できる
(S77)。また、これらの画像情報や文書情報は、何
れも、当該画像情報や文書情報の左欄のチェック欄にチ
ェックを記入して(図25参照)、添付情報選択画面を
閉じることにより、返信情報の添付情報とすることがで
きる(S75)。
【0052】一方、添付情報選択画面内下部の新規ボタ
ンが押下されると、新規の添付情報を追加するための画
面(図26参照)へ切り換えられる(S75)。この画
面にて所望の情報を選択することにより、元の問合せ情
報には添付されていなかった情報であっても返信情報に
添付することができる(S75)。この情報も上述の画
像や文書と同様に編集可能であることは勿論である(S
77)。
【0053】添付情報選択画面が閉じられると、選択さ
れた添付情報がメモリ23上に保持され、送信情報作成
画面(図22参照)へ戻る(S79)。
【0054】送信情報作成画面(図22参照)で内容表
示ボタンが押下されると、ブラウザが起動されて送信基
本情報(送信情報作成画面で設定された情報)の内容が
表示されるとともに、画面内下部に、各選択画面で選択
した添付情報を表示させるためのボタンスイッチが各々
表示される(S81,図28下段参照)。
【0055】また、送信情報作成画面(図22参照)に
て送信ボタンが押下されると、送信基本情報及び各選択
画面で選択した添付情報が各々XML形式のファイルに
変換され、一括して圧縮されて、電子メールの添付ファ
イルとして管理情報に添付されて、送信相手先(問合せ
情報の発信元)である診療所装置宛に、インターネット
へ送出される(S83)。返信情報が送信されると、画
面は、送受信情報一覧画面(図21参照)に切り換えら
れる
【0056】〔8〕他の実施の形態:上記では、比較的
小規模な医療機関である診療所から比較的大規模な医療
機関である病院へ問合せを行い、その回答(病院側の見
解)を返信して貰うことにより、比較的小規模な診療所
での医療行為に役立てるシステム、即ち、病診連携シス
テムに即して本発明を述べたが、本発明はかかるシステ
ムに限定されない。例えば、同等の医療機関の間で見解
を交換することにより高度な医療を目指すシステムや、
地域内の中心的な病院が疫学的調査等のために当該地域
内の各診療所に資料を提供して貰うようなシステムにも
適用可能である。資料とは、例えば、或る病気に関する
発生の態様等の資料である。そのような資料では、患者
情報として、例えば、年齢と性別のみが要求される場合
もあり得る。
【0057】また、上記では、問合せ情報とその返信情
報を、メールID・件名・送信先ID・送信元IDを用
いて対応付けて管理しているが、両者の対応付けはこれ
らの管理情報に限定されない。他の情報を両者の対応付
けに用いてもよく、また、他の情報と上記の情報の中の
何れかとを組み合わせて用いてもよい。要は、問合せ情
報とその返信情報とを対応付けて管理できればよい。
【0058】また、上記では、固定された医療機関の間
での問合せと返信に即して本発明を説明しているが、少
なくとも一方が移動体(救急車/救急ヘリ/救急船/船
内の医療室等)であってもよい。その場合には、当該移
動体とインターネットとの接続は、無線で行われること
になる。また、救急医療を行う医療機関の場合、送信す
る診療情報が、ハードディスクに記録されている診療情
報ではなく、その場で撮影等した画像等であってもよ
い。
【0059】
【発明の効果】請求項4の発明では、ネットワークを介
して複数の医療機関のコンピュータ装置をデータ送受信
可能に構成される。質問側医療機関のコンピュータ装置
は、患者情報及び問合せ内容を持つ所定形式の基本情報
ファイルを添付ファイルとして持ち回答側医療機関のコ
ンピュータ装置に宛てた質問電子メールを作成し、該質
問電子メールに一意のメール管理情報を設定してネット
ワークへ送出する。前記回答側医療機関のコンピュータ
装置は、ネットワークから受信した質問電子メールの添
付ファイルが含む問合せ内容に対する回答内容を持つ所
定形式の返信情報ファイルを添付ファイルとして持ち当
該質問電子メールの発信元のコンピュータ装置に宛てた
回答電子メールを作成し、該回答電子メールに当該回答
電子メールが基づいている質問電子メールと同じメール
管理情報を設定してネットワークへ送出する。また、前
記質問側医療機関のコンピュータ装置と前記回答側医療
機関のコンピュータ装置は、メール管理情報が合致する
質問電子メールと回答電子メールとを対として管理す
る。このため、診療情報を添付した問合せの電子メール
と該問合せに対する回答の電子メールを医療機関の間で
送受して各医療機関の医療の質を高めて優れた医療サー
ビスを提供でき、且つ、問合せの電子メールと該問合せ
に対する回答の電子メールとを両者の対応付けを損なう
こと無く確実に管理できる。請求項5の発明では、問合
せ内容に対象患者の診療情報を付加できるため、さらに
各医療機関の医療の質を高めることができるとともに、
請求項4の発明の効果を当然に享受できる。
【0060】請求項1〜請求項3の発明では、上記請求
項4〜請求項5の連携方法を実現するシステムを具体的
に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の病診連携システムのネットワーク
構成を示す説明図。
【図2】図1のシステム内の任意の診療所装置10
(i)の構成を示すブロック図。
【図3】図1のシステム内の病院装置20の構成を示す
ブロック図。
【図4】図2の診療所装置10(i)の送信情報データ
ベース12bと受信情報データベース12cのデータ構
成を示す説明図。
【図5】図3の病院装置20の送信情報データベース2
2bと受信情報データベース22cのデータ構成を示す
説明図。
【図6】患者情報の送信の可否及び編集の可否を設定す
る患者情報ファイルを示す説明図(上段)と、患者情報
ファイルが基づく患者データベースのデータ構成を示す
説明図(下段)。
【図7】診療所装置10(i)での操作手順を説明する
フローチャート。
【図8】病院装置20での操作手順を説明するフローチ
ャート。
【図9】診療所装置10(i)で実行される問合せ情報
処理を示すフローチャート。
【図10】病院装置20で実行される返信情報処理を示
すフローチャート。
【図11】診療所装置10(i)の送受信データ一覧画
面を例示する説明図。
【図12】診療所装置10(i)の送信情報作成画面
(基本情報1)の入力画面)を例示する説明図。
【図13】診療所装置10(i)の送信情報作成画面
(基本情報2)の入力画面)を例示する説明図。
【図14】診療所装置10(i)の病名選択画面を例示
する説明図。
【図15】診療所装置10(i)の受診日選択画面を例
示する説明図。
【図16】診療所装置10(i)の検査結果選択画面を
例示する説明図。
【図17】診療所装置10(i)の日付情報入力ダイア
ログを例示する説明図。
【図18】診療所装置10(i)の画像選択画面を例示
する説明図。
【図19】診療所装置10(i)の文書選択画面を例示
する説明図。
【図20】診療所装置10(i)の問合せ情報の内容表
示画面を例示する説明図(上段)と、返信情報の内容表
示画面を例示する説明図(下段)。
【図21】病院装置20の送受信データ一覧画面を例示
する説明図。
【図22】病院装置20の送信情報作成画面を例示する
説明図。
【図23】病院装置20の添付情報選択画面の初期表示
を例示する説明図。
【図24】病院装置20の添付情報選択画面で画像ボタ
ンと文書ボタンを押下した後の様子を例示する説明図。
【図25】病院装置20の添付情報選択画面で画像ボタ
ンと文書ボタンを押下して表示した画像や文書を添付情
報として選択した様子を例示する説明図。
【図26】病院装置20の添付情報選択画面で新規ボタ
ンを押下して添付情報の新規追加用の画面を表示した様
子を示す説明図。
【図27】病院装置20の添付情報選択画面で画像ボタ
ンと文書ボタンを押下して表示した画像や文書及び新規
ボタンを押下して追加した資料を添付情報として選択し
た様子を例示する説明図。
【図28】病院装置20の問合せ情報の内容表示画面を
例示する説明図(上段)と、返信情報の内容表示画面を
例示する説明図(下段)。
【符号の説明】
10 診療所装置 11 制御装置 12 補助記憶装置(ハードディスク) 13 主記憶装置(メモリ) 14 通信端末装置 20 病院装置 21 制御装置 22 補助記憶装置(ハードディスク) 23 主記憶装置(メモリ) 24 通信端末装置 90 インターネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 崇 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 野々垣 正敏 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 居波 晶子 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 古川 淳 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して複数の医療機関の
    コンピュータ装置をデータ送受信可能とする医療機関連
    携システムであって、 質問側医療機関のコンピュータ装置は、 患者情報及び問合せ内容を持つ所定形式の基本情報ファ
    イルを添付ファイルとして持ち回答側医療機関のコンピ
    ュータ装置に宛てた質問電子メールを作成するメール作
    成手段と、 前記質問電子メールに一意のメール管理情報を設定する
    メール管理情報設定手段と、 前記質問電子メールをネットワークへ送出する通信端末
    手段と、を有し、 前記回答側医療機関のコンピュータ装置は、 ネットワークから受信した質問電子メールの添付ファイ
    ルが含む問合せ内容に対する回答内容を持つ所定形式の
    返信情報ファイルを添付ファイルとして持ち当該質問電
    子メールの発信元のコンピュータ装置に宛てた回答電子
    メールを作成するメール作成手段と、 前記回答電子メールに当該回答電子メールが基づいてい
    る質問電子メールと同じメール管理情報を設定するメー
    ル管理情報設定手段と、 前記回答電子メールをネットワークへ送出する通信端末
    手段と、を有し、 前記質問側医療機関のコンピュータ装置と前記回答側医
    療機関のコンピュータ装置は、メール管理情報が合致す
    る質問電子メールと回答電子メールとを対として管理す
    るメール管理手段を各々有する、 ことを特徴とする医療機関連携システム。
  2. 【請求項2】 ネットワークを介して複数の医療機関の
    コンピュータ装置をデータ送受信可能とする医療機関連
    携システムであって、 質問側医療機関のコンピュータ装置は、 患者情報及び問合せ内容を持つとともに当該患者の診療
    情報を持つ所定形式の質問情報ファイルを添付ファイル
    として持ち回答側医療機関のコンピュータ装置に宛てた
    質問電子メールを作成するメール作成手段と、 前記質問電子メールに一意のメール管理情報を設定する
    メール管理情報設定手段と、 前記質問電子メールをネットワークへ送出する通信端末
    手段と、を有し、 前記回答側医療機関のコンピュータ装置は、 ネットワークから受信した質問電子メールの添付ファイ
    ルが含む問合せ内容に対する回答内容を持つ所定形式の
    返信情報ファイルを添付ファイルとして持ち当該質問電
    子メールの発信元のコンピュータ装置に宛てた回答電子
    メールを作成するメール作成手段と、 前記回答電子メールに当該回答電子メールが基づいてい
    る質問電子メールと同じメール管理情報を設定するメー
    ル管理情報設定手段と、 前記回答電子メールをネットワークへ送出する通信端末
    手段と、を有し、 前記質問側医療機関のコンピュータ装置と前記回答側医
    療機関のコンピュータ装置は、メール管理情報が合致す
    る質問電子メールと回答電子メールとを対として管理す
    るメール管理手段を各々有する、 ことを特徴とする医療機関連携システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に於いて、 前記回答側医療機関のコンピュータ装置のメール管理情
    報設定手段は、当該回答電子メールが基づいている質問
    電子メールと同じメール管理情報を設定された回答電子
    メールが既に存在する場合は、メール管理情報が同じ回
    答電子メールを相互に識別する履歴情報を設定する、 ことを特徴とする医療機関連携システム。
  4. 【請求項4】 ネットワークを介して複数の医療機関の
    コンピュータ装置をデータ送受信可能に構成し、 質問側医療機関のコンピュータ装置は、患者情報及び問
    合せ内容を持つ所定形式の基本情報ファイルを添付ファ
    イルとして持ち回答側医療機関のコンピュータ装置に宛
    てた質問電子メールを作成し、該質問電子メールに一意
    のメール管理情報を設定してネットワークへ送出し、 前記回答側医療機関のコンピュータ装置は、ネットワー
    クから受信した質問電子メールの添付ファイルが含む問
    合せ内容に対する回答内容を持つ所定形式の返信情報フ
    ァイルを添付ファイルとして持ち当該質問電子メールの
    発信元のコンピュータ装置に宛てた回答電子メールを作
    成し、該回答電子メールに当該回答電子メールが基づい
    ている質問電子メールと同じメール管理情報を設定して
    ネットワークへ送出し、 前記質問側医療機関のコンピュータ装置と前記回答側医
    療機関のコンピュータ装置は、メール管理情報が合致す
    る質問電子メールと回答電子メールとを対として管理す
    る、 ことを特徴とする医療機関連携方法。
  5. 【請求項5】 ネットワークを介して複数の医療機関の
    コンピュータ装置をデータ送受信可能に構成し、 質問側医療機関のコンピュータ装置は、患者情報及び問
    合せ内容を持つとともに当該患者の診療情報を持つ所定
    形式の質問情報ファイルを添付ファイルとして持ち回答
    側医療機関のコンピュータ装置に宛てた質問電子メール
    を作成し、該質問電子メールに一意のメール管理情報を
    設定してネットワークへ送出し、 前記回答側医療機関のコンピュータ装置は、ネットワー
    クから受信した質問電子メールの添付ファイルが含む問
    合せ内容に対する回答内容を持つ所定形式の返信情報フ
    ァイルを添付ファイルとして持ち当該質問電子メールの
    発信元のコンピュータ装置に宛てた回答電子メールを作
    成し、該回答電子メールに当該回答電子メールが基づい
    ている質問電子メールと同じメール管理情報を設定して
    ネットワークへ送出し、 前記質問側医療機関のコンピュータ装置と前記回答側医
    療機関のコンピュータ装置は、メール管理情報が合致す
    る質問電子メールと回答電子メールとを対として管理す
    る、 ことを特徴とする医療機関連携方法。
  6. 【請求項6】 請求項4、又は請求項5に於いて、 前記ネットワークがインターネットである、 ことを特徴とする医療機関連携方法。
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WO2008035564A1 (fr) * 2006-09-20 2008-03-27 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. Dispositif de fourniture d'informations médicales

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