JP2003029616A - 管理型個別指導授業法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は個別指導を複数行う教室に１名の管
理者を設けて、各講師に対し、指示、相談、監視を行う
教授方法に関するものである。 【解決手段】教室内に設置されたブース１の中の、中央
の席２につき、左右の席３についた生徒に対し個別に授
業を行う。管理者が管理者の席４について、各生徒の学
習指導計画表を見ながら各ブースの授業の進度や方法を
チェックし、計画的な学習指導のための助言を行う。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】この発明は個別指導の管理者
を教室の後方に配置し、各ブースの個別指導講師に対し
て、学習計画、方法、進度および宿題などに関して指
示、指導を与えるという形式の個別指導教授法である。 【０００２】 【従来の技術】従来の個別指導教授法は、授業の進め方
や方法を各講師の裁量に委ねており、講師によっては生
徒の要望や都合で過度に進度や方針を変えたりする場合
があった。したがって学習計画通りに授業が実施されな
いケースが多く、学習効果のあがらない生徒が見受けら
れた。また、ブースに入って監視を受けないという安心
感から、その日の気分によって怠惰な授業を行ったり、
生徒とおしゃべりをする講師も見受けられた。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】ほとんどの個別指導学
習塾の経営者は、前項の事実に気づいていないか、また
は気づいているが放置しているというのが現状である。
本発明はそのような個別指導教授法の弱点を簡単な方法
で解決したものである。 【０００４】 【課題を解決する為の手段】以下それを説明すると、 （イ）１教室に、３ブース×２列に個別指導のブースを
配置する。２列の間は少し広めにスペースを確保する。 （ロ）２列の中央後方の全体が見渡せる位置に、管理者
専用の席を設ける。 （ハ）管理者は学習計画表をチェックしながら各ブース
の個別指導講師に授業の進め方や進度、宿題などに関す
る指示を与える。 （ニ）同時に管理者は、集中力を失っている講師や生徒
に対し注意を与え、常に緊張感を与えるように全体を監
視する。 以上のように行う。 【０００５】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を述べると、
まず各講師は、教室内に設置されたブース１の中の、講
師の席２につき、生徒の席３についた生徒に対し個別に
授業を行う。「教務主任」と呼ばれる管理者が管理者の
席４について、各生徒の学習指導計画表を見ながら各ブ
ースの授業の進度や方法をチェックする。ズレの生じた
講師に対しては呼び出して是正を命令する。また、集中
力を失い、おしゃべりをはじめる生徒や講師についても
呼び出して注意を与える。授業後、教務主任は各講師か
らの報告に基づき、適切な量の宿題を指示、さらに次回
の授業の計画や課題を与え、計画的な学習指導のための
助言を行う。 【０００６】 【発明の効果】こうすれば、各ブースの講師は授業の進
度や方法に迷うことがないので授業に集中することがで
き、効率よく授業を行うことができる。また、管理者は
生徒のおしゃべりや、講師の非効率的な学習指導に対し
ての監視を行う役割を果たすことができるので、結果と
して学習効果を上げることができる。

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明を実施する教室配置平面図 【図２】同立体図 【符号の説明】 １はブース ２は講師の席 ３は生徒の席 ４は管理者の席

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】（イ）１教室内に６つの個別指導ブースを
   設置する。 （ロ）６つのブースは３つずつを２列に配置。２列の間
   は広めのスペースをとる。 （ハ）教室の後方で各ブースの個別指導講師に対し、指
   示指導する役割の管理者を１名配置する。 以上のような仕組みで行う管理型個別指導授業法。