JP2003027923A - 排ガスの粒子状物質除去装置。 - Google Patents

排ガスの粒子状物質除去装置。

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JP2003027923A
JP2003027923A JP2001213955A JP2001213955A JP2003027923A JP 2003027923 A JP2003027923 A JP 2003027923A JP 2001213955 A JP2001213955 A JP 2001213955A JP 2001213955 A JP2001213955 A JP 2001213955A JP 2003027923 A JP2003027923 A JP 2003027923A
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exhaust gas
particulate matter
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Toshio Matsumoto
壽夫 松本
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MATSUMOTO GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】排ガスの粒子状物質を濾過捕集、これを焼却し
て再生するフィルタにおいて、フィルタの(イ)捕集効
率が高い、(ロ)耐熱、耐久性がある、(ハ)溶損、ワ
レが無い、(ニ)目詰りと圧力損失が少ない、(ホ)5
00ppmの硫黄分でも使用でき、(ヘ)そして運転中
でも連続して逆洗再生ができること。 【解決手段】本体10に固定したフィルタと、移動する
セクション部材7とを組み合わせることによって、排ガ
スの流路から独立した1つの小規模(フィルタ全体の1
/6〜1/30)なフィルタセクションを構成し、焼却
サイクルではセクション部材7を停止し、排気ガス下流
側から管20のヒーターにより加熱空気29を導入し、
焼却セクションBの中に堆積した粒子状物質を焼却し、
逆洗サイクルではヒーターを止め同じセクション部材位
置で管20により空気29を送って逆洗する。これを順
送りに連続して繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、ディーゼルエン
ジンを搭載した車等から排出される排ガスの粒子状物質
除去装置に関する。詳しくはディーゼル車から排出され
る排ガス中の炭素微粒子からなる粒子状物質(PM)
を、複数のフィルタセクションに分割、或いは分割され
た態様でフィルタに捕集し、該フィルタに捕集堆積した
粒子状物質を、焼却等の処理してから、又はしないで排
ガス下流側から逆向きに流される空気等で逆洗してフィ
ルタから剥離せしめることによってフィルタを再生する
連続再生式のディーゼルエンジン等排ガスの粒子状物質
除去装置(DPF)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からトラックやバス等、所謂ディー
ゼル車等から排出される大量の粒子状物質即ち炭素微粒
子から生じる公害が問題視され、その対策が講じられて
いる。その代表的な粒子状物質除去装置として、交互に
目封じされた貫通孔が長手方向に多数並列され、該貫通
孔の隔壁がフィルタとなるハニカム構造体で、貫通孔の
夫々が独立した流路を構成するウォールフローハニカム
がある。該ウォールフローハニカムは、隔壁のフィルタ
が常に粒子状物質で目詰まりするようになっているの
で、通常、図3に示すように、E、F1対のフィルタで
濾過、捕集するように構成されている。即ち排ガスの粒
子状物質は先ずフィルタEで瀘過、補集する。すると該
フィルタEに粒子状物質が付着堆積して目詰まりし、通
気抵抗が大きくなると圧力センサが感知し、切替え弁G
でフィルタFに切替えて濾過、捕集する。するとフィル
タEはその間、フィルタに詰まって堆積した粒子状物質
を逆洗及び/または焼却することによって再生する。フ
ィルタFも同様に粒子状物質がフィルタに詰まれば切替
えられて再生され、これが交互に繰り返される。図中H
は排ガスを導入する排気管である。
【0003】前期排ガスの粒子状物質除去装置は、E、
F2基の切替え式の再生機能付フィルタを設けたことを
特徴としているので、切替え弁Gの故障が生じた場合
や、圧力センサ、コントローラーが故障した場合等、上
記システムに異状が生じてフィルタに過剰の目詰まりが
生じ、通気抵抗のため排気圧(圧損)が異状に高くなっ
たりする。又、フィルタに粒子状物質が偏って堆積し且
つその量が多くなる。更に粒子状物質が燃える祭にその
発生熱(燃焼熱)で温度差を生じて局部的に燃焼温度が
高くなりすぎ、熱応力でフィルタにクラックを作り、更
に酸素フラッシュを生じて爆発的に燃焼し1300℃に
もなってフィルタを溶融、破損する問題がある。この溶
損やクラックの破壊を避けるために、特開平11−29
4140号に開示されている如く、排ガスの一部を大気
中に逃す必要があることである。即ち、これが継続すれ
ば排ガス粒子状物質が垂れ流し状態になる問題がある。
【0004】更に前記フィルタの焼却による再生はフィ
ルタを排ガスで加熱するか、燃焼ガスを供給するか、或
いは高温の空気で加熱する手段があるが、その何れもが
粒子状物質を燃焼させるのに1度に大量のエネルギーが
必要とされる。
【0005】特開平12―42327号では、多孔質炭
化ケイ素から成るウォールフローハニカムを用いた簡素
で効率の良い再生装置を提案しているが、これらは排ガ
スが下流側へ一定方向にのみ流れるので、堆積した粒子
状物質を焼却しても、その残渣、即ち灰分等がフィルタ
に累積し、多孔質の隔壁がフィルタとしての機能を低減
し続ける問題がある。(ディーゼル燃料には約3%の灰
分があると言われている)
【0006】また前段に触媒、後段にウォールフローハ
ニカムのフィルタを組み合わせた連続再生式のDPFが
ある。このものは燃料に含まれる硫黄分が触媒毒にな
る。このため触媒及び装置が簡単に無力化して機能を喪
失する大きな問題がある。
【0007】具体的な従来のウォールフローハニカムの
例では、粒子状物質の焼却熱及び、焼却後に生じる灰分
がフィルタの表面、即ち隔壁の組織に累積する結果、2
000回テストにおいて、1072回の捕集、再生運転
でハニカムにクラックが生じている。また焼却後の残
渣、灰分の累積により捕集運転の時間が初期に比べて5
0%以上短くなる問題があった。特開平11―2804
51号はフィルタ装置に、セラミック繊維構造体とその
下流に導電性の焼成体を配すことで、これを改善した
が、それでも2000回捕集、再生のテスト運転で捕集
運転の時間が初期に比べて75%に低下する問題があ
る。即ち処理機能(処理容量)がどんどん低下し、再生
のサイクルを早くしなければならないばかりでなく、寿
命が短くなる問題がある。
【0008】更に具体的な実証例として平成13年5月
21日、日経産業新聞に記載された環境省など3省の
「ディーゼル車対策技術評価検討会」のまとめによる
と、現在の交互再生式や連続再生式など4種類のDPF
を対象にDPFの耐久性の実証試験をした。触媒を使っ
た連続再生式のDPFのある実走行試験では8000〜
9000kmを走行した時点でDPFは機能を喪失して
黒煙濃度が装着前と同じレベルになった。ある市街走行
試験では、走行試験前にはPM低減率が約90%だった
のが、約23000kmを走行後には約20%に悪化し
た。更にあるDPFの試験中、再生時の粒子状物質(P
M)の燃焼による高熱で溶損するハニカムフィルタが見
られた。
【0009】そこで前記切替え式の再生機能付フィルタ
装置に、排ガス下流側から、排ガスとは逆向きに吹き込
まれる空気等で逆洗して、フィルタを再生する粒子状物
質除去装置が提案されている。特開平1―159408
号ではハニカム構造体を2分割し、半分ずつ交代に逆洗
することが提案されているが、このものはフィルタが単
一の容器に収納されているために逆洗の条件はもとよ
り、そのタイミングの設定が極めて困難である。近頃は
これを解決するため、通常1つのフィルタを収納したフ
ィルタ装置を2基セットとし、その中のフィルタ1個を
丸ごと処理することになっている。しかしながら上記と
同様その切替えのタイミングと、逆洗空気の量の設定に
はコストが掛かっている。即ち特開平8―232639
号では含塵ガスの温度、またはフィルタの温度のどちら
かを検出し、これから逆洗空気の量を設定していた。
【0010】また全く別のフィルタの連続再生機能付装
置として、特開平9―264123号、特開平6―26
9477号は複数のフィルタエレメントに仕切られた円
筒形のフィルタを間欠回転させ、該フィルタエレメント
の外周から内方向に向かって集塵し、且つ外周から内方
向に向かって焼却する。更に、特開平2000―252
847号等がある。このものは再生機能を備えているが
図13に示す。これらの装置は定置型で当然ながら大型
で車に搭載すると振動で即時破壊される態様である。
【0011】更に上記粒子状物質(PM)を濾過して捕
集するフィルタ型DPFの決定的な問題点は、濾過する
細穴(網目に相当)より小さい微細粒子はフィルタを素
通りしてしまうことである。例えば通気抵抗を勘案し
て、網目を約10μmに設定すると、少なくとも9μm
以下の炭素微細粒子が排気管から大気中に放出される。
然し乍らディーゼル排ガスの粒子状物質(PM)は流刑
2.5μm以下が中心のため捕集効率は通常60〜70
%、最大でも70〜80%である。この10μm以下の
炭素微細粒子が最も健康に影響があると言われている。
そしてこの9μm以下の炭素微細粒子は大気中を沈下せ
ずに漂い続ける。この捕集効率を上げるために濾過する
細穴を小さくすると、圧力損失が急に大きくなる問題が
ある。
【0012】従来からNOxやSOxを処理する車載用の
三元触媒単体としてハニカム構造体が広く使用されてい
るが、セラミックハニカム構造体の脆弱さに加えて、触
媒効率を上げるために単体の薄壁化や高温化で、更にハ
ニカム構造体が破損し易くなり、振動による破壊の対策
に大きな努力がなされている。即ち、従来から振動が大
きい車載用のDPFに対して、振動では損し易いセラミ
ックハニカムのフィルタを回転させて、或いは回転させ
る態様で使用する発想は無かった。従ってフィルタを回
転する代わりにセクション部材を回転させる発想に至ら
なかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のディーゼル
エンジン排ガスの粒子状物質除去装置は、粒子状物質を
濾過、捕集するフィルタにウォールフローハニカムを使
用し、該フィルタに堆積して目詰りした粒子状物質を、
そのまま焼却/そのまま逆洗して剥離/焼却後逆洗して
剥離・再生等の処理をするものである。即ちフィルタは
通常E、Fの2基を1セットとし、Eを使用中にフィル
タを切替え、堆積して目詰まりしたFのフィルタの粒子
状物質を、電気ヒーターで加熱された新しい空気によっ
て焼却再生するようになっている。
【0014】上記従来のものはE、F2基のフィルタ装
置を必要とするばかりでなく、切替え弁、分岐装置、各
種センサー等々の部材を必要とし、更に当然であるが切
替える度毎にフィルタが更新され、切替え以前との性能
の落差(圧力損失の差)が大きい問題があった。
【0015】上記問題に対し、連続運転ができる粒子状
物質除去装置として、粒子状物質(PM)を先ず前段の
酸化触媒で処理し、次いで後段のウォールフローハニカ
ムのフィルタで捕集されることがなされているが、この
ものは現在の燃料に含まれる500ppmの硫黄分が触
媒毒となって前記の酸化触媒を無効にし、粒子状物質除
去装置全体を短時間に駄目にする問題がある。
【0016】即ち従来から上記切替えをしないで、連続
して安定した再生ができる耐久性に優れたディーゼルエ
ンジン排ガスの粒子状物質除去装置が求められていた。
【0017】更に上記従来のものはフィルタを通過する
粒径の微細粒子をより多く捕集する手段が無かった。即
ちフィルタはその隙間より大きな粒子状物質(PM)の
みを捕集できる構造である。然してフィルタに粒子状物
質が捕集する過程で、堆積した粒子状物質によってフィ
ルタが目詰まりし、その隙間を縮小した態様になったと
き、その縮小された隙間に従って小さい粒子状物質が捕
集されるので目詰りが急速に進む。その結果フィルタに
偏って粒子状物質が捕集された場合の異状堆積の原因が
生じ、これが焼却に際して異状高温を生じフィルタのワ
レや溶融破壊に至っていた。
【0018】この発明の課題は上記従来のフィルタの問
題点に鑑み、フィルタの切替えをしなくてよい排ガスの
粒子状物質除去装置を開発することである。即ち1基の
フィルタでディーゼルエンジン排ガスの粒子状物質を濾
過、捕集してフィルタに堆積せしめ、これを電気ヒータ
ー、または高温の燃焼ガスで焼却し、然して上記フィル
タに堆積する灰分を除去し、運転中も連続して再生でき
る排ガスの粒子状物質除去装置を提供することである。
【0019】そして捕集効率がよく、より多くの微細粒
子を捕集しながら、目詰りと圧力損失が小さく耐熱性と
耐久性に優れ、低コストで提供することである。
【0020】そして本体側に固定したフィルタと、回転
するセクション部材とを組み合わせ、安定したフィルタ
セクションを構成させ機能させることである。(逆に本
体側にセクション部材を固定してもよい)
【0022】
【課題を解決するための手段】この課題は、本体に固定
したフィルタと、移動するセクション部材とを組み合わ
せることによって、排ガスの流路から独立した1つの小
規模(フィルタ全体の1/6〜1/30)なフィルタセ
クションを構成する。該フィルタセクションでフィルタ
を逆洗、焼却等フィルタの再生処理をする。これを順送
りに連続して繰り返す。
【0023】
【発明の作用及び構成】上記目的のため、この発明は排
ガスの粒子状物質除去装置に於ては、複数に分割、或い
は分割されたのと同じ態様の小規模なフィルタセクショ
ンを、夫々独立した態様で構成することによって、小規
模なフィルタセクション毎に堆積した粒子状物質を加熱
空気によって焼却してから、空気で逆洗再生、或いは逆
洗再生してから加熱して粒子状物質の焼却処理がなされ
る。
【0024】該フィルタセクション17とは図1〜2に
示すように、セクション部材7のスカート部材8で囲ま
れた範囲のフィルタ2の一部の区域を指すもので、断面
が扇型の一部即ち蜜柑の袋状の範囲となる。図中Bで示
す。従って、フィルタ2は図5(ハ)に示すように蜜柑
の袋状のハニカム構造セグメントを多数束ねて構成され
たものであることが好ましい。然し乍ら図5(ロ)に示
すように従来の直方形のハニカムセグメントを多数束ね
たフィルタ2であっても、又は図5(イ)に示す一体型
のフィルタ2であってもよい。これは前述のようにウォ
ールフローハニカムの構造が排ガスがハニカムの貫通孔
を直進しセクションに分割されたのと同一の態様を構成
するからである。即ちウォールフローハニカムは交互に
目封じされた貫通孔が長手方向に多数並設され、該貫通
孔の隔壁がフィルタとなり、該貫通孔の夫々が独立した
流路を構成するからである。
【0025】ここで使用される炭化ケイ素のウォールフ
ローハニカムは耐熱、耐蝕性から現在の時点で粒子状物
質捕集フィルタとして最も優れているが、熱膨張率が大
きいため歪みを生じやすく一体型は困難で、図5(ロ)
に示すように直方形のハニカムセグメントを多数束ねて
これらを接合し、熱膨張に対応している。
【0026】この蜜柑の袋型に細分化されたフィルタセ
クションの逆洗/焼却及び、又は焼却/逆洗による再生
を順送りに繰り返すことによって全体のフィルタが連続
して再生され圧力損失の急激な変化が無くなる。然して
フィルタに粒子状物質が局部的に異状堆積する恐れが解
決する。
【0027】更に焼却/逆洗されてフィルタ前室に吹き
戻された灰分は、超微粒子となって含塵排ガス中に拡散
浮遊し、核となって炭素微細粒子を凝集、フィルタで捕
集しやすくする。
【0028】
【実施例】この発明の粒子状物質除去装置1のフィルタ
2は全体が同一態様であるが、セクション部材7の位
置、及び又ヒーター27の使用、空気の圧力等の可否、
強弱によって、フィルタセクション17が(捕集セクシ
ョンA)、(焼却セクションB)、(逆洗セクション
B’)を構成する。
【0029】実施例では粒子状物質(PM)の濾過フィ
ルタ2として多孔質炭化ケイ素を代表して説明したがこ
れに限定せずコーディライト、アルミナ等他のセラミッ
クスでもよく、また多孔質金属、金属箔を穿孔したも
の、加工金属箔を使用したもの、或いは壁面捕集型、衝
突捕集型その他、粒子状物質を捕集した後焼却するも
の、又は別途触媒処理をする排ガスの粒子状物質除去フ
ィルタは包含される。
【0030】セクション部材7には、スカート8が設け
られている。該スカート8は、耐熱、耐磨耗性に優れ且
つ滑りの良いものが好ましく、図5(ロ)に示す柔軟な
炭化ケイ素繊維のブラシ、布、或いはこれらを組み合わ
せたもので作成されたものが例示される。該スカート8
はフィルタの端面5の間を近接または摺接しながら加熱
空気を導入し、回転移動する。該スカート8が近接また
は摺接するフィルタの端面5との隙間は特に厳しいもの
ではなく、多少の漏洩は全く不都合ではない。従って特
に両者が接触しなくてもよい。即ちセクション部材7か
ら空気22が脱塵空気33側に漏れても綺麗な空気が増
えるだけであるし、また脱塵空気33からセクション部
材7側に漏れて入っても焼却セクションBで焼却される
だけである。唯フィルタセクション17の内圧の方がフ
ィルタ前室26よりも高いので、含塵排ガス32を吸引
する恐れが多少あるから、セクション部材7’のスカー
ト8を2層にする等重厚にすることが望ましい。然して
スカート8は端面5と接触しない方が、装置の製作上及
び耐久性に有利である。
【0031】他の例としてスカート8は図5(イ)に示
すように、下部が圧力空気を噴出するノズル19とその
外を覆うカバー21に別れて設けられている。これによ
ってスカート8が端面5の封止をする。
【0032】上記スカート8が摺接移動するフィルタの
端面5は、多孔質のため脆弱且つ鋭利であるが強化さ
れ、耐熱性、耐磨耗性に優れたものになっている。この
例ではフィルタ端面5に日産化学のコロイダルシリカ
(無水珪酸の超微粒子のコロイド溶液)が含浸される。
コロイダルシリカは約800℃で粒子間の表面融着が起
こってガラス転移し機械的強度が発生する。融点は約1
700℃と推定される。
【0033】フィルタセクションA、Bを構成するセク
ション部材7の移動、或いはフィルタ2の移動も、減速
モーター、回転カム、ラチエット、ソレノイドその他で
連続して或いは間欠的に駆動させることができる。実施
例ではディーゼルエンジンを搭載したディーゼル車排ガ
スの粒子状物質除去装置について述べたが、これに限定
されるものではなく、大型、小型のディーゼルエンジン
を使用した陸用機関、舶用機関、コーゼネレーション、
その他粒子上物質を含む排ガス(含塵排ガス)の処理に
利用できることは言うまでもない。
【0034】以下実施例によってこの発明の詳細を説明
するが、同一部材、同一の用途については同じ符号を付
してその説明を省略する。
【0035】
【実施例1】この実施例は粒子状物質除去装置1のフィ
ルタ2を本体10側に固定し、セクション部材7を移動
させることを特徴とする。該セクション部材7は排ガス
下流側(吹き出し側)の1ヵ所である。そして該セクシ
ョン部材7によって、逆洗空気を排ガスの流れの下流側
から上流側にブローし、焼却灰分をフィルタ前室に吹き
戻すことを特徴とする。図1は本発明の排ガスの粒子状
物質除去装置の実施態様を示す一部裁除した斜視図、図
2は図1の説明図で要部A―A線断面図である。この排
ガスの粒子状物質除去装置1のフィルタ2は、高温に耐
える多孔質炭化ケイ素の微粒子を燒結したウォールフロ
ーハニカムより成り、図4に示すように濾過機能を有す
る隔壁3で隣接する貫通孔4が夫々隔てられ、貫通孔4
の端面5が市松模様のように交互に目封じ6されて長手
方向に多数並設され、夫々が独立した流路が構成されて
いる。従って排ガスの流路が軸方向に1方向となり、特
に分割区画しなくても分割したのと同じ態様でフィルタ
セクションができる。そして、図6(ロ)に示すような
四角柱のセグメントを多数結束接合した態様でフィルタ
2が構成されている。
【0036】該フィルタ2は1000℃以上になるほど
の過酷な条件下で使用されることがあり、且つ端面5は
常にセクション部材7のスカート8に連続して対向す
る。然してフィルタ2の端面5は多孔質のため脆く特に
摩擦に強くないので、該フィルタ端面5は適宜日産化学
のコロイダルシリカ(無水珪酸の超微粒子のコロイド溶
液)が含浸され熱処理されることによってガラスか強化
されることが好ましい。
【0037】上記セクション部材7に付属し、フィルタ
2の表面5とに対向しながら、且つ近接しながらセクシ
ョン部材7と端面5とをシールするスカート8は、図5
(イ)に示すように、下部が圧力空気を噴出するノズル
19とその外を覆うカバー21とが設けられている。こ
れによってスカート8が端面5に摺接しなくても近接だ
けで所定の封止が可能となる。
【0038】フィルタ2は緩衝材11を介してケース9
に固定され、ケース9は保持材12を挟んで本体10に
固定されている。ケース9の一端にはガイド溝18を設
け、更にその一端に枠13を設けてこれにギャーボック
ス15が固定されている。ギャーボックス15はガイド
腕16とセクション部材7とに接続し、セクション部材
7のスカート8が端面5に安定して近接回転させられる
ようになっている。図中21は管20の振動を吸収する
ベローズ、14はギャーボックス15を駆動するワイヤ
ーである。
【0039】セクション部材7に設けられたスカート部
材8はフィルタ2の端面5と近接しながらシールし、所
定のフィルタセクション17(フィルタセクションの領
域を←→で示す)を構成するようになっている。即ちこ
の実施例のフィルタ2に於ては、フィルタセクション1
7は明確に区画されたものではなく、その境界が常に移
動する状態にある。然し乍らウォールフローハニカム構
造体の特性によって、排ガスの通路が軸方向の1方向で
あるために、分割区画しなくても分割したのと同様、独
立した態様でフィルタセクション17が存在する。
【0040】(焼却サイクル)セクション部材7を停止
し、フィルタ2の捕集セクションAから独立したフィル
タセクション17を構成する。そして排ガス下流側から
管20のヒーター27で650℃の1MPaの加熱空気
29を導入し、フィルタセクション17で構成する焼却
セクションBの中に堆積した粒子状物質を焼却する。
【0041】(逆洗サイクル)そしてヒーター27を止
め、同じ位置(セクション部材7を停止したまま=セク
ションの内容がB→B’になる)で、排ガス下流側から
管20により5MPa以上の風圧で空気29を送って逆
洗セクションB’を逆洗する。
【0042】この実施例では、同じセクション部材7で
同じ位置で時間をずらせて焼却セクションB、逆洗セク
ションB’で処理をしている。フィルタセクション17
では連続してフィルタ2の再生がなされる。即ち図2に
示すように、焼却用の加熱空気29は、管20からヒー
ター27を通り、セクション7から排ガス32→33の
流れとは反対の方向からフィルタセクションBに入り、
焼却灰36を剥離した逆洗済空気34となる。そして焼
却灰36と一緒にフィルタ前室26に吹き戻され、流下
する含塵排ガス32と共に再度捕集セクションAで捕集
堆積される。逆洗されフィルタ2のフィルタセクション
17は同時に再生がなされる。
【0043】それから駆動ワイヤー14でギャーボック
ス15を経てセクション部材7を回転させ、隣接する捕
集セクションAをフィルタセクション17とし焼却セク
ションBとする。即ちセクション部材7を連続して回転
させるのではなく、所定の間隔で間欠的に移動させる。
この移動には爪を用いたラチェット機構が好適である。
【0044】上記構成で、他の効果的な逆洗方法は、
(1)セクション部材7からの加熱空気29で連続焼却
しながらセクション部材7を移動する。セクション部材
7が焼却セクションBの巾一杯に移動すると、(2)セ
クション部材7の移動を止め、逆洗セクションB’とし
て一気に加圧空気で噴気逆洗する。(1)、(2)を繰
り返す。然るとき堆積した粒子状物質の燃焼熱が次の燃
焼に利用でき、ヒーター27に必要なエネルギーが大幅
に低減される。又、セクション部材7の回転を止めて一
気に逆洗空気を噴出させることで、使用する空気の量を
最小にできる。
【0045】図7はこの実施例でフィルタセクション1
7(B)が占める割合をグラフ化して示す。A+Bはフ
ィルタ2全体の表面積(濾過面積)を示す。Aの捕集セ
クションにおいては粒子状物質を含む排ガス(含塵排ガ
ス32)を濾過し、浄化された排ガス(脱塵排ガス3
3)は下流に排出される。濾過によって堆積した粒子状
物質35の量は時間と共に増加している。
【0046】この実施例では図7の(イ)に示すよう
に、焼却セクションBを加熱して粒子状物質(PM)3
5を焼却した空気と、逆洗セクションB’を逆洗して焼
却灰36を剥離した焼却灰を含む逆洗済空気34はフィ
ルタ前室26に吹き戻され、含塵排ガス32と混合され
再度捕集セクションAで処理される。
【0047】フィルタ前室26に吹き戻された焼却灰3
6の一部が極微細に細粒化されており、該極微細に細粒
化された一部がフィルタ2の捕集セクションAを通過し
て脱塵排ガス33と共に排気される。
【0048】そして吹き戻された焼却灰36の他の一部
は、含塵排ガス32の粒子状物質(PM)と接触してこ
れを凝集し、より捕集効率を上げる。
【0049】
【実施例2】この実施例は実施例1の焼却灰分をフィル
タ前室26に戻さない例である。予めハニカム前室26
の含塵排ガス32の中にコロナ放電を行い、粒子状物質
(PM)に荷電し、フィルタ2との問にクーロン力を働
かせて補足を推進する。図8〜9に示すように、実施例
1と同一のフィルタ2は先ず緩衝材11を介してケース
9に固定され、ケース9はアルミナの繊維で作られたク
ッション性の保持材12を介して本体10に固定され
る。
【0050】フィルタ2の中心部には図9に示すように
密な炭化ケイ素でなる孔部材24が設けられ、該孔部材
24には耐熱金属(例えば20Cr系の鉄)で作られた
中心筒23が緩挿された状態で回転可能に設けられる。
セクション部材7、7’は該中心筒23の両端にフィル
タ2を挟んで互いに向き合って固定されている。中心筒
23は本体10側の図8に示す回転力31でセクション
部材7、7’を間欠的又は連続的に回転させ、フィルタ
セクション17の再生がなされる。セクション部材7、
7’はガイド腕16と中心筒23にネジ25で結合され
ている。ガイド腕16はケース9のガイド溝18に内接
し、安定して旋回するようになっている。
【0051】図中7は逆洗の噴き出し側のセクション部
材7’は焼却灰分を含む逆洗済み空気34を受ける側の
セクション部材を示す。
【0052】(焼却サイクル)先ず、中心筒23の両端
のセクション部材7、7’を停止して焼却セクションB
とする。即ち、セクション部材7、7‘によってフィル
タ2のセクションAから独立したフィルタセクション1
7(B)を構成する。そして排ガスの下流側から管20
のヒーター27で650℃に加熱された1MPaの加熱
空気29を送り、セクションBの中の堆積した粒子状物
質を焼却する。
【0053】(逆洗サイクル)そしてヒーター27を止
め、同じ位置(セクション部材7、7’を停止したま
ま)で排ガス下流側から管20でセクション部材7で5
MPa以上の風圧で空気を送ってフィルタセクション1
7を逆洗ブローする。この逆洗セクションB’に於ては
セクション部材7、7’を同じ位置で時間をずらせて
B、B’(フィルタ2の再生)をする。
【0054】それから中心筒23を回転させてセクショ
ン部材7、7’を移動し、隣接する捕集セクションAを
再生する。即ちセクション部材7、7’を連続して回転
させるのではなく、所定の間隔で間欠的に移動させる。
この移動は爪を用いたラチェットが好適である。然し乍
らセクション部材7、7’を回転しながら加熱した空気
を連続して送ってもよい。
【0055】この実施例2は図7の(ロ)に示すよう
に、先ず焼却セクションBを加熱して粒子状物質(P
M)35を焼却し、次いで逆洗セクションB’を逆洗し
て焼却灰36を剥離した焼却灰を含む逆洗済み空気34
を、排出管30で別途に粒子状物質除去装置の外に排出
される。図中Cは切替弁を示す。
【0056】上記実施例ではフィルタセクション17に
堆積した粒子状物質(PM)を焼却しその灰分36を排
出管30で排出するものであるが、これとは別にフィル
タセクション17に堆積した粒子状物質(PM)を逆洗
し、焼却しないで炭素微粒子のままセクション7’から
排出管30を経て別途焼却等の処理装置(図示しない)
で処理されてもよい。
【0057】更に必要に応じ、排出間30’からフィル
タ前室26に戻してもよい。
【0058】
【実施例3】この実施例では図10〜11に示すよう
に、フィルタ2を回転し、セクション部材7が本体10
側に固定することを特徴とする。この場合セクション部
材7はフランジの延長39に固定されている。
【0059】フィルタ2は実施例1と同様である。ウォ
ールフローハニカムは夫々が独立した流路を構成されて
いるために、セクション部材7の機能によって特に分割
区画しなくても分割したのと同じ態様でセクション域
7’’(点線)が構成される。
【0060】そしてアルミナ、炭化ケイ素繊維等で作成
された緩衝材11を挟んでケース9に収納される。ケー
ス9はその内周に内接歯車41を設け、更にその外にこ
れを駆動する小型歯車42がある(駆動用のモーターは
図示しない)。ケース9は複数のローラー43で遊接支
持されている。ローラー43は全体でクッション性のあ
る保持材の機能を備えている。一例としてバネ(図示し
ない)で支承した物、ケース9に当接する外観44が熱
伝導率の低いステンレス鋼、軸45との間に耐熱温度が
230℃のフッ素ゴム46が用いられる。
【0061】セクション部材7をシールするスカート部
材8は、柔軟で耐熱、耐磨耗性に優れ且つ滑りの良いも
のが好ましく、この場合図5(ロ)に示す炭化ケイ素の
繊維を幅6mmのブラシ状に纏めてセクション部材7の
下端に用いる。
【0062】運転に際しては、フィルタ2の回転を停止
し、(1)先ず管20から送られた空気29をヒーター
27で加熱してフィルタセクション17(即ち焼却セク
ションB)の中を焼却する。続いて(2)ヒーター27
を止め、同じセクション部材7の位置で管20から送ら
れた空気29をセクション域7’’(点線)内へ噴出さ
せて、焼却セクションBを逆洗セクションB’として逆
洗する。(1)、(2)の処理を終えるとセクション部
材7の巾だけフィルタ2を回転移動させる。それから
(1)、(2)を繰り返す。然して、セクション部材7
は排ガスを遮断し、新規なフィルタセクション17を供
給し続ける。
【0063】そして実施例1と同様に逆洗による焼却灰
分36をフィルタ前室26に吹き戻して含塵排ガス32
と共に捕集セクションAで処理する。
【0064】
【実施例4】この実施例は実施例3の焼却灰分をフィル
タ前室26に戻さない例である。この実施例では図12
〜13に示すように、セクション部材7が本体10のフ
ランジの延長39に両側から、フィルタ2の両端面5、
5’を挟んで互いに向き合って固定されている。本体1
0側に固定されたセクション部材7、7’は、蜜柑の袋
状断面に区画されたフィルタセクション17と形状機能
的に対応してこれを大略封止するスカート8、8’を備
えている。スカート8、8’の態様は実施例1と同様で
ある。
【0065】該フィルタ2は炭化ケイ素の燒結体で作成
され、図5の(ハ)に示す幅6mmのしきり板38で区
画された蜜柑の袋状断面のフィルタセグメント37を多
数接合して構成されている。このフィルタ2のセクショ
ン部材7に接する側の端面5は、少なくとも一部が、1
500℃付近に加熱溶融されてその密度を増加すること
で強化されている。特に幅6mmの仕切り板38の端面
は均一にガラス化されることが好ましい。強化の手段と
してアルミナ、ムライト等の粉末を混ぜて、或いは金属
を溶射して被覆することができる。
【0066】然して本体10側に固定されたセクション
部材7は、蜜柑の袋状断面のセグメント37の端面に適
合した形状と機能で、排ガスの流路を大略封止するスカ
ート8を備えている。スカート8の態様は実施例1と同
様である。
【0067】構成は実施例3と同様、使用の態様は実施
例2と同様である。
【0068】上記実施例のフィルタ2には仕切り板38
があり、且つセクションに遮断されているので、上記し
たウォールフローハニカムフィルタに限らず、波板と他
の波板とを交差して巻回又は積層したメタルハニカム、
セラミック繊維を用いたもの、連続気泡の多孔質セラミ
ック又は金属のブロック等々自由にフィルタ2として利
用できる。
【0069】また上記実施例3、4ではフィルタ2の回
転手段として、ケース9をその内周に内接歯車41を設
けてこれを駆動せしめたが、ケース9の外周に外接歯車
を設けてこれを駆動せしめてもよい。
【0070】更に上記実施例3、4では、ケース9を複
数のローラー43で遊接支持せしめたが、ケース9を一
部又は全部を鞘状の筒(図示せず)で包み、ケース9は
この筒の中で旋回しても良い。保持材12は該鞘状の筒
の外を包む。このディーゼルエンジン排ガスの粒子状物
質除去装置は複数並列して使用もできる。或いは装置の
前或いは後に、新規なまたは従来公知の粒子状物質除去
装置、触媒装置等を組み合わせることができる。
【0071】
【実施例5】この実施例は実施例3の焼却灰分をフィル
タ前室26に戻さない例である。上記実施例3、4で
は、複数のローラー43でケース9を遊接支持させた
が、この実施例ではローラーの代りに、図14に示す2
個の鞘状のベアリング28で支持されている。ケース9
はその一端に外接歯車41’が設けられ、小型歯車(図
示しない)によってベアリング28の中で旋回する。該
ベアリング28は保持材12を介して本体(図示しな
い)に固定されている。
【0072】
【発明の効果】上記詳述しように、この発明によれば、
以下に列挙するような種々の効果が得られる。 (1) フィルタが一つでよい。 (2) 一つの狭小なフィルタセクションを加熱処理す
る電力で、フィルタ全体の粒子状物質(PM)を焼却で
きる。 (3) フィルタが1基でよいから、コストは2基必要
とした従来の1/2以下。体積は1/3以下になる。 (4) フィルタが目詰まりしてから切替えるのではな
く、小刻みに或いは連続して切替えていくので、圧力損
失が小さく常に一定エンジンに負荷が掛からない。 (5) 目詰まりによる圧力損失が小さいので、フィル
タの隙間をより微細なものが使用でき、粒子状物質の除
去効率が上がる。 (6)粒子状物質の堆積量即ち目詰まりに即時対応して
フィルタセクションの移動速度及び又ヒーターの温度を
変更でき極めて効率がよい。 (7)スカートが端面と接触しなくても良いので耐久性
に優れ装置の構造が簡単になる。 (8)500ppmの硫黄分にも対応できる。
【0073】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例の一部を裁除した斜
視図である。
【図2】図2は図1のA―A線縦断説明図である。
【図3】図3は2基のフィルタを使用した説明図であ
る。
【図4】図4は図1に示したウォールフローハニカムフ
ィルタに用いる多孔質セラミックス部材を模式的に示し
た斜視図である。
【図5】図5(イ)はノズル19と端面5と、(ロ)は
スカート8と端面5との関係を断面で示す説明図であ
る。
【図6】フィルタの端面を示すもので、(イ)は一体型
ハニカム構造体、(ロ)は四角棒状のセグメントを結束
したもの、(ハ)は蜜柑の袋状セグメントを結束したも
のである。
【図7】図7はフィルタとフィルタセクションの関係、
及び粒子状物質との関係、更に排ガスの流れをグラフ化
して示す説明図である。
【図8】図8は実施例2の一部を裁除した斜視図であ
る。
【図9】図9は実施例2のA―A線縦断説明図である。
【図10】図10は実施例3の一部を裁除した斜視図で
ある。
【図11】図11は実施例3のA―A線縦断説明図であ
る。
【図12】図12は実施例4の一部を裁除した斜視図で
ある。
【図13】図13は実施例4のA―A線縦断説明図であ
る。
【図14】図14は実施例5の一部を裁除した斜視図で
ある。
【図15】図15は定置型連続再生機能付装置の説明図
である。
【符号の説明】
1. 粒子状物質除去装置 A. 捕集セクショ
ン 2. フィルタ B. 焼却セクショ
ン 3. 隔壁 B’. 逆洗セクシ
ョン 4.貫通孔 5.端面 6.目封じ 7.セクション部材 7’.セクション部材
7’’.セクション域 8.スカート 9.ケース 10.本体 11.緩衝材 12.保持材 13.枠 14.ワイヤー 15.ギヤーボックス 16.ガイド腕 17.フィルタセクション 18.ガイド溝 19.ノズル 20.管 21.カバー 22.ベローズ 23.中心管 24.孔部材 25.ネジ 26.フィルタ前室 27.ヒーター 28.ベアリング 29.空気 30.排出管 31.回転力 32.含塵排ガス 33.脱塵排ガス 34.逆洗済空気 35.堆積した粒子状物質(PM) 36.焼却灰分 37.セグメント 39.フランジの延長 40.取付けネジ 41.内接歯車 41’.外接歯車 42.小型歯車 43.ローラー 44.外観 45.軸 46.ゴム
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 46/42 B01D 46/42 B C

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用ディーゼルエンジン等排ガスの粒子
    状物質除去装置(DPF)の、該粒子状物質(PM)を捕集
    するセラミックのウォールフローハニカムのフィルタ
    が、セクション部材によって複数のフィルタセクション
    に分割され、あるいはフィルタセクションに分割された
    態様で構成され、該フィルタセクションにおいてフィル
    タが再生されることを特徴とする排ガスの粒子状物質除
    去装置。
  2. 【請求項2】前記粒子状物質除去装置のフィルタセクシ
    ョン17は、回転するセクション部材7と本体10側に
    固定されたフィルタ2で構成されるか、或いは回転する
    フィルタ2と本体10側に固定されたセクション部材7
    で構成され、該フィルタセクション17が焼却セクショ
    ンB、逆洗セクションB’として機能することでフィル
    タ2の捕集セクションAの再生がなされ、これが間欠的
    に或いは連続的に行われる請求項1に記載の排ガスの粒
    子状物質除去装置。
  3. 【請求項3】前記フィルタ2とセクション部材7で構成
    されたフィルタセクション17に捕集堆積された粒子状
    物質は、(1)フィルタセクション17で先ず焼却セク
    ションBとして焼却され、(2)次いで同所で逆洗セク
    ションB’として排ガスの流れとは逆向きに前記フィル
    タセクション17を逆洗、焼却灰分を剥離してフィルタ
    2の再生が連続的に行われる請求項1または、請求項2
    に記載の排ガスの粒子状物質除去装置。
  4. 【請求項4】前記焼却された灰分の少なくとも一部を逆
    洗でフィルタ前室26内に吹き戻すことを特徴とする請
    求項1、2又は、3のいずれかに記載の排ガスの粒子状
    物質除去装置。
  5. 【請求項5】前記本体10側に固定されたケース9のガ
    イド溝18に当接するガイド腕16を設け、セクション
    部材7を安定して回転せしめることを特徴とする請求項
    1、2、3、4のいずれかに記載の排ガスの粒子状物質
    除去装置。
  6. 【請求項6】前記フィルタ2の端面5(摺動面)が端面
    の溶融、セラミック接着剤の含浸、金属或いはセラミッ
    ク等の溶射等によって強化されている請求項1に記載の
    排ガスの粒子状物資除去装置。(端面の強化は既にある
    →強化方法が違う)
  7. 【請求項7】前記セクション部材7が2層以上(たとえ
    ばノズル19とカバー21)で構成されている請求項1
    〜6のいずれかに記載の排ガスの粒子状物質除去装置。
  8. 【請求項8】前記本体10側にセクション部材7とベア
    リング28が固定され、フィルタ2を収容したケース9
    が、ケース9の外接歯車41又は内接41’と、小型歯
    車42によって回転せしめられる請求項1、2、3又は
    4のいずれかに記載の排ガスの粒子状物質除去装置。
  9. 【請求項9】前記本体10側に保持材12、フィルタ2
    側に緩衝材11がもうけられている請求項1、2、3又
    は4いずれかに記載の排ガスの粒子状物質除去装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015014293A (ja) * 2004-10-05 2015-01-22 キャタピラー インコーポレイテッドCaterpillar Incorporated フィルタ修理システム
CN106103925A (zh) * 2014-01-07 2016-11-09 洁净技术股份有限公司 用于清洁过滤器、尤其是微粒过滤器的装置和方法
JP2017533823A (ja) * 2014-11-13 2017-11-16 シーティーエス・コーポレーションCts Corporation フィルタ滞留物除去システム及び方法

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