JP2003026141A - 電子レンジ対応紙カップおよびその製造方法 - Google Patents
電子レンジ対応紙カップおよびその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】紙カップの中に、飲料や即席食品などの内容物
を入れ、電子レンジで加熱調理した時に、洩れることな
く、紙カップのどの部分にも焦げが発生しない電子レン
ジ対応紙カップおよびその製造方法を提供することにあ
る。 【解決手段】本発明は、巻き回して筒状に形成された胴
部材と、外周縁部を折り曲げて屈曲部が形成された底部
材とからなり、前記胴部材の胴部と前記屈曲部とを接合
して接合部が形成された紙カップにおいて、前記接合部
を内側に巻き込んで底カール部を形成したことを特徴と
する電子レンジ対応紙カップおよびその製造方法であ
り、前記接合部が、前記屈曲部を前記胴部の下端部を折
り返した折り返し部と前記胴部とで挟み込んで接合して
形成されている形態とすることもできる。
を入れ、電子レンジで加熱調理した時に、洩れることな
く、紙カップのどの部分にも焦げが発生しない電子レン
ジ対応紙カップおよびその製造方法を提供することにあ
る。 【解決手段】本発明は、巻き回して筒状に形成された胴
部材と、外周縁部を折り曲げて屈曲部が形成された底部
材とからなり、前記胴部材の胴部と前記屈曲部とを接合
して接合部が形成された紙カップにおいて、前記接合部
を内側に巻き込んで底カール部を形成したことを特徴と
する電子レンジ対応紙カップおよびその製造方法であ
り、前記接合部が、前記屈曲部を前記胴部の下端部を折
り返した折り返し部と前記胴部とで挟み込んで接合して
形成されている形態とすることもできる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジで使用
する紙カップおよびその製造方法に関するものである。
する紙カップおよびその製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、自動販売機などで熱い飲料
用、即席食品用などに紙カップが広く使用されている。
また、一般的ではないものの、飲料や惣菜などの入った
紙カップを直接電子レンジを利用し、加熱調理すること
も行なわれている。
用、即席食品用などに紙カップが広く使用されている。
また、一般的ではないものの、飲料や惣菜などの入った
紙カップを直接電子レンジを利用し、加熱調理すること
も行なわれている。
【０００３】しかしながら、一般形状の紙カップに内容
物を入れて電子レンジで加熱調理した場合、紙カップの
底の糸じり部に焦げを生じる場合があるという問題があ
る。その原因は、つぎのように考えられる。紙の材料の
パルプのセルロースは基本的には電子レンジのマイクロ
波を吸収する。従って、紙の重なる部分では、紙厚が増
し発熱量が増す。しかし、表面積は小さく熱の放出量が
少なく、発生した熱を蓄積することになり、温度が上昇
し、焦げを発生させる原因となっている。ただし、内容
物がある場合には、紙に発生し蓄積された熱が内容物に
奪われるため焦げが発生しにくくなる。また、糸じり部
の内外の両側からマイクロ波が照射されることも、焦げ
を発生させる原因となっている。つまり、通常の紙カッ
プでは、図９に示すように、胴部材１と底部材２の接合
部位として糸じり部と称する接合部３を持つ構造である
ため、この接合部３は、内容物に触れることななく、畜
熱されやすく、内外の両側からマイクロ波が照射さるた
めに焦げが生じやすい。
物を入れて電子レンジで加熱調理した場合、紙カップの
底の糸じり部に焦げを生じる場合があるという問題があ
る。その原因は、つぎのように考えられる。紙の材料の
パルプのセルロースは基本的には電子レンジのマイクロ
波を吸収する。従って、紙の重なる部分では、紙厚が増
し発熱量が増す。しかし、表面積は小さく熱の放出量が
少なく、発生した熱を蓄積することになり、温度が上昇
し、焦げを発生させる原因となっている。ただし、内容
物がある場合には、紙に発生し蓄積された熱が内容物に
奪われるため焦げが発生しにくくなる。また、糸じり部
の内外の両側からマイクロ波が照射されることも、焦げ
を発生させる原因となっている。つまり、通常の紙カッ
プでは、図９に示すように、胴部材１と底部材２の接合
部位として糸じり部と称する接合部３を持つ構造である
ため、この接合部３は、内容物に触れることななく、畜
熱されやすく、内外の両側からマイクロ波が照射さるた
めに焦げが生じやすい。
【０００４】この問題を解決するために、特開平１１−
１１５４１号公報において、糸じり部を設けない形状の
電子レンジ対応紙カップが開示されている。実際に、図
１０に示すような糸じり部を設けない形状の電子レンジ
対応紙カップでは、焦げの発生は見られない。
１１５４１号公報において、糸じり部を設けない形状の
電子レンジ対応紙カップが開示されている。実際に、図
１０に示すような糸じり部を設けない形状の電子レンジ
対応紙カップでは、焦げの発生は見られない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
糸じり部を設けない電子レンジ対応紙カップでは、胴部
材１と底部材２の接合部が糸じり部を設けた場合と比べ
て不十分であり、内容物によっては、洩れが生じるとい
う問題がある。
糸じり部を設けない電子レンジ対応紙カップでは、胴部
材１と底部材２の接合部が糸じり部を設けた場合と比べ
て不十分であり、内容物によっては、洩れが生じるとい
う問題がある。
【０００６】本発明は、紙カップの中に、飲料や即席食
品などの内容物を入れ、電子レンジで加熱調理した時
に、洩れることなく、紙カップのどの部分にも焦げが発
生しない電子レンジ対応紙カップおよびその製造方法を
提供することを目的とするものである。
品などの内容物を入れ、電子レンジで加熱調理した時
に、洩れることなく、紙カップのどの部分にも焦げが発
生しない電子レンジ対応紙カップおよびその製造方法を
提供することを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
すべく検討した結果、本発明は、巻き回して筒状に形成
された胴部材と、外周縁部を折り曲げて屈曲部が形成さ
れた底部材とからなり、前記胴部材の胴部と前記屈曲部
とを接合して接合部が形成された紙カップにおいて、前
記接合部を内側に巻き込んで底カール部を形成したこと
を特徴とする電子レンジ対応紙カップであり、前記接合
部が、前記屈曲部を前記胴部の下端部を折り返した折り
返し部と前記胴部とで挟み込んで接合して形成されてい
る形態とすることもできる。
すべく検討した結果、本発明は、巻き回して筒状に形成
された胴部材と、外周縁部を折り曲げて屈曲部が形成さ
れた底部材とからなり、前記胴部材の胴部と前記屈曲部
とを接合して接合部が形成された紙カップにおいて、前
記接合部を内側に巻き込んで底カール部を形成したこと
を特徴とする電子レンジ対応紙カップであり、前記接合
部が、前記屈曲部を前記胴部の下端部を折り返した折り
返し部と前記胴部とで挟み込んで接合して形成されてい
る形態とすることもできる。
【０００８】また、巻き回して筒状の胴部材を形成し、
底部材の外周縁部を折り曲げて屈曲部を形成し、前記胴
部材の胴部の下端部と前記屈曲部とを接合して接合部を
形成し、前記接合部を内側に巻き込んで底カール部を形
成すること、あるいは、巻き回して筒状の胴部材を形成
し、底部材の外周縁部を折り曲げて屈曲部を形成し、前
記屈曲部を前記胴部材の胴部の下端部を折り返した折り
返し部と前記胴部とで挟み込んで接合して接合部を形成
し、前記接合部を内側に巻き込んで底カール部を形成す
ることを特徴とする電子レンジ対応紙カップの製造方法
である。
底部材の外周縁部を折り曲げて屈曲部を形成し、前記胴
部材の胴部の下端部と前記屈曲部とを接合して接合部を
形成し、前記接合部を内側に巻き込んで底カール部を形
成すること、あるいは、巻き回して筒状の胴部材を形成
し、底部材の外周縁部を折り曲げて屈曲部を形成し、前
記屈曲部を前記胴部材の胴部の下端部を折り返した折り
返し部と前記胴部とで挟み込んで接合して接合部を形成
し、前記接合部を内側に巻き込んで底カール部を形成す
ることを特徴とする電子レンジ対応紙カップの製造方法
である。
【０００９】本発明によれば、紙カップの胴部材と底部
材との接合部を内側に巻き込んで底カール部を形成する
ことにより、紙カップの中に、飲料や即席食品などの内
容物を入れ、電子レンジで加熱調理した時に、内容物の
洩れることがなく、紙カップのいずれの部分にも焦げを
発生させることのない電子レンジ対応紙カップを得るこ
とができる。
材との接合部を内側に巻き込んで底カール部を形成する
ことにより、紙カップの中に、飲料や即席食品などの内
容物を入れ、電子レンジで加熱調理した時に、内容物の
洩れることがなく、紙カップのいずれの部分にも焦げを
発生させることのない電子レンジ対応紙カップを得るこ
とができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら、本
発明の実施の形態について、さらに詳しく説明する。
発明の実施の形態について、さらに詳しく説明する。
【００１１】図１は、本発明による電子レンジ対応紙カ
ップの第一の実施の形態の一実施例を示している。電子
レンジ対応紙カップＡは、図２に示すような、胴部材１
と底部材２とからなり、底部材２の外周縁部を下方へ屈
曲して屈曲部２２とし、その屈曲部２２と胴部材１の胴
部１１の下端部を加熱圧着して接合した接合部３を有し
ている紙カップａの接合部３を内側に巻き込んで底カー
ル部３ａとしている。また、底カール部３ａの高さｈを
巻き込む前の接合部３の高さＨの１／２以下とすること
が好ましい。
ップの第一の実施の形態の一実施例を示している。電子
レンジ対応紙カップＡは、図２に示すような、胴部材１
と底部材２とからなり、底部材２の外周縁部を下方へ屈
曲して屈曲部２２とし、その屈曲部２２と胴部材１の胴
部１１の下端部を加熱圧着して接合した接合部３を有し
ている紙カップａの接合部３を内側に巻き込んで底カー
ル部３ａとしている。また、底カール部３ａの高さｈを
巻き込む前の接合部３の高さＨの１／２以下とすること
が好ましい。
【００１２】図３は、本発明による電子レンジ対応紙カ
ップの第二の実施の形態の一実施例を示している。電子
レンジ対応紙カップＢは、図４に示すような一般的な紙
カップと同様に、胴部材１と底部材２とからなり、底部
材２の外周縁部を下方へ屈曲して屈曲部２２とし、その
屈曲部２２を胴部材１の下端部を内側に折り込んだ折り
返し部１２と胴部１１とで挟み込んで加熱圧着して接合
した糸じり部と称する接合部４を有している紙カップｂ
の接合部４を内側に巻き込んで底カール部４ａとしてい
る。また、底カール部４ａの高さｈを巻き込む前の接合
部４の高さＨの１／２以下とすることが好ましい。
ップの第二の実施の形態の一実施例を示している。電子
レンジ対応紙カップＢは、図４に示すような一般的な紙
カップと同様に、胴部材１と底部材２とからなり、底部
材２の外周縁部を下方へ屈曲して屈曲部２２とし、その
屈曲部２２を胴部材１の下端部を内側に折り込んだ折り
返し部１２と胴部１１とで挟み込んで加熱圧着して接合
した糸じり部と称する接合部４を有している紙カップｂ
の接合部４を内側に巻き込んで底カール部４ａとしてい
る。また、底カール部４ａの高さｈを巻き込む前の接合
部４の高さＨの１／２以下とすることが好ましい。
【００１３】つぎに、本発明による電子レンジ対応紙カ
ップＡおよび電子レンジ対応紙カップＢを製造する方法
を説明する。
ップＡおよび電子レンジ対応紙カップＢを製造する方法
を説明する。
【００１４】接合部３を内側に巻き込む前の紙カップａ
および接合部４を内側に巻き込む前の紙カップｂは、図
５に示すような胴部材ブランク１０と底部材ブランク２
０とから、紙カップ成型機で成型される。一般的に、胴
部材ブランク１０は、あらかじめ前工程で打ち抜かれた
ものを使用し、底部材ブランク２０は、紙カップ成型機
上で打ち抜かれる。
および接合部４を内側に巻き込む前の紙カップｂは、図
５に示すような胴部材ブランク１０と底部材ブランク２
０とから、紙カップ成型機で成型される。一般的に、胴
部材ブランク１０は、あらかじめ前工程で打ち抜かれた
ものを使用し、底部材ブランク２０は、紙カップ成型機
上で打ち抜かれる。
【００１５】この胴部材ブランク１０と底部材ブランク
２０とを使用して紙カップａおよび紙カップｂを作製す
る工程を簡単に説明する。
２０とを使用して紙カップａおよび紙カップｂを作製す
る工程を簡単に説明する。
【００１６】まず、胴部材ブランク１０を筒状に貼り合
わせるために、胴部材ブランク１０の貼り合わせ部を熱
風で予熱し、表面の樹脂を溶融させる。つぎに、胴部材
ブランク１０を胴巻き型（マンドレル）に巻き付け、圧
着し、筒状の胴部材１に貼り合わせる。つづいて、筒状
の胴部材１を、あらかじめ打ち抜き、紙皿状に成形され
た底部材ブランク２０をのせたマンドレルに嵌め込み、
同時に、筒状の胴部材１および底部材ブランク２０の接
着部分の樹脂を熱風で予熱する。そして、紙カップａの
場合には、筒状の胴部材１ａの下端と底部材ブランク２
０の下方に折り曲げた外周縁を圧着し、接合部４を形成
して胴部材１と底部材２とを接合する。また、紙カップ
ｂの場合には、筒状の胴部材１ａの下端を内側に折り返
し、底部材ブランク２０の下方に折り曲げた外周縁を挟
み込んで圧着し、接合部３を形成して胴部材１と底部材
２とを接合する。さらに、筒状の胴部材１の上端を外側
にカールし、トップカール部１３を形成し、紙カップａ
および紙カップｂの成形が完成する。
わせるために、胴部材ブランク１０の貼り合わせ部を熱
風で予熱し、表面の樹脂を溶融させる。つぎに、胴部材
ブランク１０を胴巻き型（マンドレル）に巻き付け、圧
着し、筒状の胴部材１に貼り合わせる。つづいて、筒状
の胴部材１を、あらかじめ打ち抜き、紙皿状に成形され
た底部材ブランク２０をのせたマンドレルに嵌め込み、
同時に、筒状の胴部材１および底部材ブランク２０の接
着部分の樹脂を熱風で予熱する。そして、紙カップａの
場合には、筒状の胴部材１ａの下端と底部材ブランク２
０の下方に折り曲げた外周縁を圧着し、接合部４を形成
して胴部材１と底部材２とを接合する。また、紙カップ
ｂの場合には、筒状の胴部材１ａの下端を内側に折り返
し、底部材ブランク２０の下方に折り曲げた外周縁を挟
み込んで圧着し、接合部３を形成して胴部材１と底部材
２とを接合する。さらに、筒状の胴部材１の上端を外側
にカールし、トップカール部１３を形成し、紙カップａ
および紙カップｂの成形が完成する。
【００１７】そして、紙カップａの接合部３を内側に巻
き込んで底カール部３ａを形成して電子レンジ対応紙カ
ップＡを製造することができ、また、紙カップｂの接合
部４を内側に巻き込んで底カール部４ａを形成して電子
レンジ対応紙カップＢを製造することができる。
き込んで底カール部３ａを形成して電子レンジ対応紙カ
ップＡを製造することができ、また、紙カップｂの接合
部４を内側に巻き込んで底カール部４ａを形成して電子
レンジ対応紙カップＢを製造することができる。
【００１８】この工程は、まず、図６−ａに示すような
方法で、接合部３または接合部４を内側に円弧状に折り
曲げる。つぎに、図６−ｂ、ｃに示すような方法で、上
方から凹状の型で押し潰すように内側に巻き込む。この
ようにして底カール部３ａまたは底カール部４ａを形成
することができる。
方法で、接合部３または接合部４を内側に円弧状に折り
曲げる。つぎに、図６−ｂ、ｃに示すような方法で、上
方から凹状の型で押し潰すように内側に巻き込む。この
ようにして底カール部３ａまたは底カール部４ａを形成
することができる。
【００１９】つぎに、本発明の電子レンジ対応紙カップ
に使用する材料の構成は、紙を主強度材とし、最内層に
熱可塑性樹脂を有することを基本としている。例えば、
紙層／ポリエチレン樹脂層、ポリエチレン樹脂層／紙層
／ポリエチレン樹脂層、発泡ポリエチレン樹脂層／紙層
／ポリエチレン樹脂層、ポリプロピレン樹脂層／紙層／
ポリプロピレン樹脂層などが挙げられる。
に使用する材料の構成は、紙を主強度材とし、最内層に
熱可塑性樹脂を有することを基本としている。例えば、
紙層／ポリエチレン樹脂層、ポリエチレン樹脂層／紙層
／ポリエチレン樹脂層、発泡ポリエチレン樹脂層／紙層
／ポリエチレン樹脂層、ポリプロピレン樹脂層／紙層／
ポリプロピレン樹脂層などが挙げられる。
【００２０】主強度材となる紙としては、紙カップ成形
適性の良いカップ原紙を使用することが好ましい。坪量
は、とくに限定されないが、紙カップ成形適性上、１５
０〜３００ｇ／ｍ2の範囲がより好ましい。
適性の良いカップ原紙を使用することが好ましい。坪量
は、とくに限定されないが、紙カップ成形適性上、１５
０〜３００ｇ／ｍ2の範囲がより好ましい。
【００２１】最内層に使用する熱可塑性樹脂は、内容物
の保護、特に液状の物質を入れても洩れない機能、ま
た、熱シールにより胴部の貼り合わせ、そして胴部と底
部の接着を可能にする機能を持っている必要がある。具
体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル、エチレン・酢酸ビニル共重合体などが挙げられる。
厚さとしては、１５〜６０μｍの範囲が好ましい。これ
らの熱可塑性樹脂は、押し出し加工あるいはラミネート
加工によって、最内層に形成される。
の保護、特に液状の物質を入れても洩れない機能、ま
た、熱シールにより胴部の貼り合わせ、そして胴部と底
部の接着を可能にする機能を持っている必要がある。具
体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル、エチレン・酢酸ビニル共重合体などが挙げられる。
厚さとしては、１５〜６０μｍの範囲が好ましい。これ
らの熱可塑性樹脂は、押し出し加工あるいはラミネート
加工によって、最内層に形成される。
【００２２】実際に、上述の構成の電子レンジ対応紙カ
ップを電子レンジで使用した時、内容物が加熱されてい
るため直接手で持ちにくく、より断熱性の優れた電子レ
ンジ対応紙カップが必要となる。従って、断熱性を付与
するために、上述の電子レンジ対応紙カップＡ、Ｂの胴
部の外周に断熱カバー５を巻き付けた形態の図７に示す
ような電子レンジ対応紙カップＡ′、Ｂ′とすることも
できる。
ップを電子レンジで使用した時、内容物が加熱されてい
るため直接手で持ちにくく、より断熱性の優れた電子レ
ンジ対応紙カップが必要となる。従って、断熱性を付与
するために、上述の電子レンジ対応紙カップＡ、Ｂの胴
部の外周に断熱カバー５を巻き付けた形態の図７に示す
ような電子レンジ対応紙カップＡ′、Ｂ′とすることも
できる。
【００２３】断熱カバー５の形状としては、上記のよう
に電子レンジ対応紙カップＡ、Ｂの胴部１１の外面に密
着して取り付けた形状とする他に、断熱カバー５のカバ
ー胴部５１の上端部を内側へカールしてカバー上カール
部５２ａ(図８−ａ）あるいは上端部を内側へ折り返し
てカバー上屈曲部５２ｂ(図８−ｂ）を形成した形状と
することができる。また、断熱カバー５のカバー胴部５
１の下端部を内側へカールしてカバー下カール部５３ａ
(図８−ｃ）あるいは下端部を内側へ折り返してカバー
下屈曲部５３ｂ(図８−ｄ）を形成した形状とすること
ができる。さらに、断熱カバー５のカバー胴部５１の上
端部にカバー上カール部５２ａあるいはカバー上屈曲部
５２ｂを形成すると共に、下端部にカバー下カール部５
３ａあるいはカバー下屈曲部５３ｂを形成した形状とす
ることができる。この形状にすることによって、電子レ
ンジ対応紙カップＡ、Ｂの胴部１１と断熱カバー５のカ
バー胴部５１間に、カバー上カール部５２ａあるいはカ
バー下カール部５３ａの径、あるいはカバー上屈曲部５
２ｂあるいはカバー下屈曲部５３ｂの厚さに相当する間
隔を有する空隙６が形成されるので、電子レンジ対応紙
カップＡ′、Ｂ′の上下方向の全長にわたって断熱性を
確保することができるものである。
に電子レンジ対応紙カップＡ、Ｂの胴部１１の外面に密
着して取り付けた形状とする他に、断熱カバー５のカバ
ー胴部５１の上端部を内側へカールしてカバー上カール
部５２ａ(図８−ａ）あるいは上端部を内側へ折り返し
てカバー上屈曲部５２ｂ(図８−ｂ）を形成した形状と
することができる。また、断熱カバー５のカバー胴部５
１の下端部を内側へカールしてカバー下カール部５３ａ
(図８−ｃ）あるいは下端部を内側へ折り返してカバー
下屈曲部５３ｂ(図８−ｄ）を形成した形状とすること
ができる。さらに、断熱カバー５のカバー胴部５１の上
端部にカバー上カール部５２ａあるいはカバー上屈曲部
５２ｂを形成すると共に、下端部にカバー下カール部５
３ａあるいはカバー下屈曲部５３ｂを形成した形状とす
ることができる。この形状にすることによって、電子レ
ンジ対応紙カップＡ、Ｂの胴部１１と断熱カバー５のカ
バー胴部５１間に、カバー上カール部５２ａあるいはカ
バー下カール部５３ａの径、あるいはカバー上屈曲部５
２ｂあるいはカバー下屈曲部５３ｂの厚さに相当する間
隔を有する空隙６が形成されるので、電子レンジ対応紙
カップＡ′、Ｂ′の上下方向の全長にわたって断熱性を
確保することができるものである。
【００２４】この断熱カバー５は、電子レンジ対応紙カ
ップＡ、Ｂの胴部１１の外周に取り付けるが、外周全面
に取り付ける必要はなく、電子レンジ対応紙カップＡ、
Ｂの胴部１１の上下方向の長さより短くして、胴部１１
の外面の上部に取り付けることもできる。
ップＡ、Ｂの胴部１１の外周に取り付けるが、外周全面
に取り付ける必要はなく、電子レンジ対応紙カップＡ、
Ｂの胴部１１の上下方向の長さより短くして、胴部１１
の外面の上部に取り付けることもできる。
【００２５】また、断熱カバー５に使用する材料は、断
熱性を有する材料であり、例えば、板紙、片段ボール
紙、段ボール紙、エンボス加工紙、発泡加工紙などを使
用することができる。
熱性を有する材料であり、例えば、板紙、片段ボール
紙、段ボール紙、エンボス加工紙、発泡加工紙などを使
用することができる。
【００２６】主に使用する板紙は、主にコートボール、
マニラボール、アイボリー等の表面が平滑な板紙であ
り、厚さは２００〜４００ｇ／ｍ2の範囲が好ましい。
マニラボール、アイボリー等の表面が平滑な板紙であ
り、厚さは２００〜４００ｇ／ｍ2の範囲が好ましい。
【００２７】段ボールは、Ａ段、Ｂ段、Ｅ段、Ｆ段など
の種類があるが、紙カップ本体ａ巻き付けるという点か
ら、柔軟性のあるＦ段あるいはＥ段が好ましい。また、
片面のライナーがない、いわゆる片面段ボールでもよ
く、段加工した中芯を外面に出して使用してもよい。さ
らに、波型に段加工をした段ボールも使用することがで
きる。
の種類があるが、紙カップ本体ａ巻き付けるという点か
ら、柔軟性のあるＦ段あるいはＥ段が好ましい。また、
片面のライナーがない、いわゆる片面段ボールでもよ
く、段加工した中芯を外面に出して使用してもよい。さ
らに、波型に段加工をした段ボールも使用することがで
きる。
【００２８】このエンボス加工紙は、通常の段ボールと
は異なり、中芯紙に点状模様、格子模様などの１〜２ｍ
ｍの深さのエンボス加工を行い、ライナー紙と貼り合わ
せたものである。ライナー紙は片面あるいは両面に貼り
合わせることができる。中芯紙は１００〜１８０ｇ／ｍ
2の範囲で、ライナー紙は２００〜２７０ｇ／ｍ2の範囲
で使用することができる。また、段ボールと同様に、断
熱効果があり、表面のライナー紙に絵柄などを印刷を施
こすことにより、意匠性を高めることができる。
は異なり、中芯紙に点状模様、格子模様などの１〜２ｍ
ｍの深さのエンボス加工を行い、ライナー紙と貼り合わ
せたものである。ライナー紙は片面あるいは両面に貼り
合わせることができる。中芯紙は１００〜１８０ｇ／ｍ
2の範囲で、ライナー紙は２００〜２７０ｇ／ｍ2の範囲
で使用することができる。また、段ボールと同様に、断
熱効果があり、表面のライナー紙に絵柄などを印刷を施
こすことにより、意匠性を高めることができる。
【００２９】この発泡加工紙の構成は、発泡する熱可塑
性樹脂層／紙層／熱可塑性樹脂層という構成が基本とな
っている。具体的には、発泡する低密度ポリエチレン樹
脂層／コート紙／低密度ポリエチレン樹脂と高密度ポリ
エチレン樹脂との混合樹脂層の構成の積層体などが使用
される。電子レンジ対応紙カップＡ、Ｂに巻き付けた場
合には、発泡した樹脂層を表面にしても良く、あるいは
発泡しない樹脂層を表面にしてもよい。
性樹脂層／紙層／熱可塑性樹脂層という構成が基本とな
っている。具体的には、発泡する低密度ポリエチレン樹
脂層／コート紙／低密度ポリエチレン樹脂と高密度ポリ
エチレン樹脂との混合樹脂層の構成の積層体などが使用
される。電子レンジ対応紙カップＡ、Ｂに巻き付けた場
合には、発泡した樹脂層を表面にしても良く、あるいは
発泡しない樹脂層を表面にしてもよい。
【００３０】本発明の電子レンジ対応紙カップの用途
は、インスタントラーメンなどの温める即席食品用の容
器、あるいはコーヒー、紅茶、スープなどの熱い飲料用
の容器である。
は、インスタントラーメンなどの温める即席食品用の容
器、あるいはコーヒー、紅茶、スープなどの熱い飲料用
の容器である。
【００３１】
【実施例】つぎに、本発明の電子レンジ対応紙カップに
ついて実施例をあげて、さらに具体的に説明する。
ついて実施例をあげて、さらに具体的に説明する。
【００３２】〔実施例１〕本発明の電子レンジ対応紙カ
ップの実施例１として、図１に示す電子レンジ対応紙カ
ップＡを作製した。まず、胴部材１には、表面からカッ
プ原紙２８０ｇ／ｍ2／低密度ポリエチレン樹脂２５μ
ｍの構成の材料を、底部材２には、表面からカップ原紙
２５５ｇ／ｍ2／低密度ポリエチレン樹脂２５μｍの構
成の材料を使用して、図５のような胴部材ブランク１０
を打ち抜き工程で作製し、この胴部材ブランク１０をマ
ンドレルに巻き付け、筒状の胴部材１を形成した。つぎ
に、一般的な紙カップ成形機で、胴部材１の下方から底
部材ブランク２０を嵌め込み、接着部分を熱風で加熱
し、底部材２の外周縁部を下方へ屈曲して屈曲部２２と
し、その屈曲部２２と胴部材１の下端部を加熱圧着して
接合した接合部３を有する図２に示すような紙カップａ
を作製した。つづいて、つぎの工程で、接合部３を内側
に巻き込んで底カール部３ａを形成して電子レンジ対応
紙カップＡを作製した。
ップの実施例１として、図１に示す電子レンジ対応紙カ
ップＡを作製した。まず、胴部材１には、表面からカッ
プ原紙２８０ｇ／ｍ2／低密度ポリエチレン樹脂２５μ
ｍの構成の材料を、底部材２には、表面からカップ原紙
２５５ｇ／ｍ2／低密度ポリエチレン樹脂２５μｍの構
成の材料を使用して、図５のような胴部材ブランク１０
を打ち抜き工程で作製し、この胴部材ブランク１０をマ
ンドレルに巻き付け、筒状の胴部材１を形成した。つぎ
に、一般的な紙カップ成形機で、胴部材１の下方から底
部材ブランク２０を嵌め込み、接着部分を熱風で加熱
し、底部材２の外周縁部を下方へ屈曲して屈曲部２２と
し、その屈曲部２２と胴部材１の下端部を加熱圧着して
接合した接合部３を有する図２に示すような紙カップａ
を作製した。つづいて、つぎの工程で、接合部３を内側
に巻き込んで底カール部３ａを形成して電子レンジ対応
紙カップＡを作製した。
【００３３】この実施例１の電子レンジ対応紙カップＡ
では、紙カップａの接合部３を内側に巻き込むことによ
って、内容物を入れ、電子レンジで加熱調理した時に、
紙カップのどの部分にも焦げの発生が見られなかった。
そして、平面上での安定性がよくなった。
では、紙カップａの接合部３を内側に巻き込むことによ
って、内容物を入れ、電子レンジで加熱調理した時に、
紙カップのどの部分にも焦げの発生が見られなかった。
そして、平面上での安定性がよくなった。
【００３４】〔実施例２〕本発明の電子レンジ対応紙カ
ップの実施例２として、図３に示す電子レンジ対応紙カ
ップＢを作製した。まず、胴部材１には、表面からカッ
プ原紙２８０ｇ／ｍ2／低密度ポリエチレン樹脂２５μ
ｍの構成の材料を、底部材２には、表面からカップ原紙
２５５ｇ／ｍ2／低密度ポリエチレン樹脂２５μｍの構
成の材料を使用して、図５のような胴部材ブランク１０
を打ち抜き工程で作製し、この胴部材ブランク１０をマ
ンドレルに巻き付け、筒状の胴部材１を形成した。つぎ
に、一般的な紙カップ成形機で、胴部材１の下方から底
部材ブランク２０を嵌め込み、接着部分を熱風で加熱
し、底部材２の外周縁部を下方へ屈曲して屈曲部２２と
し、その屈曲部２２を胴部材１の下端部を内側に折り込
んだ折り返し部１２と胴部１１とで挟み込んで加熱圧着
して接合した糸じり部と称する接合部４を有する図２に
示すような紙カップｂを作製した。つづいて、つぎの工
程で、接合部４を内側に巻き込んで底カール部４ａを形
成して電子レンジ対応紙カップＢを作製した。
ップの実施例２として、図３に示す電子レンジ対応紙カ
ップＢを作製した。まず、胴部材１には、表面からカッ
プ原紙２８０ｇ／ｍ2／低密度ポリエチレン樹脂２５μ
ｍの構成の材料を、底部材２には、表面からカップ原紙
２５５ｇ／ｍ2／低密度ポリエチレン樹脂２５μｍの構
成の材料を使用して、図５のような胴部材ブランク１０
を打ち抜き工程で作製し、この胴部材ブランク１０をマ
ンドレルに巻き付け、筒状の胴部材１を形成した。つぎ
に、一般的な紙カップ成形機で、胴部材１の下方から底
部材ブランク２０を嵌め込み、接着部分を熱風で加熱
し、底部材２の外周縁部を下方へ屈曲して屈曲部２２と
し、その屈曲部２２を胴部材１の下端部を内側に折り込
んだ折り返し部１２と胴部１１とで挟み込んで加熱圧着
して接合した糸じり部と称する接合部４を有する図２に
示すような紙カップｂを作製した。つづいて、つぎの工
程で、接合部４を内側に巻き込んで底カール部４ａを形
成して電子レンジ対応紙カップＢを作製した。
【００３５】この実施例２の電子レンジ対応紙カップＢ
では、紙カップｂの接合部４を内側に巻き込むことによ
って、内容物を入れ、電子レンジで加熱調理した時に、
紙カップのどの部分にも焦げの発生が見られなかった。
そして、平面上での安定性がよくなった。
では、紙カップｂの接合部４を内側に巻き込むことによ
って、内容物を入れ、電子レンジで加熱調理した時に、
紙カップのどの部分にも焦げの発生が見られなかった。
そして、平面上での安定性がよくなった。
【００３６】〔実施例３〕本発明の電子レンジ対応紙カ
ップの実施例３として、図７に示す電子レンジ対応紙カ
ップＡ′を作製した。実施例２の電子レンジ対応紙カッ
プＡの胴部１１の外面全体に対応した筒状の段ボール
（Ｆフルート）を使用した断熱カバー５を作製し、この
筒状の断熱カバー５に電子レンジ対応紙カップＡを嵌め
込み、部分的に接着して固定し、電子レンジ対応紙カッ
プＡ′を作製した。
ップの実施例３として、図７に示す電子レンジ対応紙カ
ップＡ′を作製した。実施例２の電子レンジ対応紙カッ
プＡの胴部１１の外面全体に対応した筒状の段ボール
（Ｆフルート）を使用した断熱カバー５を作製し、この
筒状の断熱カバー５に電子レンジ対応紙カップＡを嵌め
込み、部分的に接着して固定し、電子レンジ対応紙カッ
プＡ′を作製した。
【００３７】この実施例３の電子レンジ対応紙カップ
Ａ′では、紙カップａの接合部３を内側に巻き込むこと
によって、内容物を入れ、電子レンジで加熱調理した時
に、紙カップのどの部分にも焦げの発生が見られなかっ
た。さらに、胴部１１に段ボールを材料とした断熱カバ
ー５を取り付けたことにより、断熱性を有し、加熱した
内容物が冷めにくく、また、内容物の熱さを感じること
なく、手に触れて電子レンジ対応紙カップＡ′を持つこ
とができた。
Ａ′では、紙カップａの接合部３を内側に巻き込むこと
によって、内容物を入れ、電子レンジで加熱調理した時
に、紙カップのどの部分にも焦げの発生が見られなかっ
た。さらに、胴部１１に段ボールを材料とした断熱カバ
ー５を取り付けたことにより、断熱性を有し、加熱した
内容物が冷めにくく、また、内容物の熱さを感じること
なく、手に触れて電子レンジ対応紙カップＡ′を持つこ
とができた。
【００３８】
【発明の効果】本発明によれば、胴部材と底部材の接合
部を内側に巻き込んで底カール部を形成することによっ
て、従来の糸じり部の高さの略１／２以下にすることが
でき、紙カップの中に、飲料や即席食品などの内容物を
入れ、電子レンジで加熱調理した時に、焦げを発生させ
ることのない電子レンジ対応紙カップを得ることができ
る。また、底部を底カール部とすることによって、平面
上に置いた場合、安定性が高く、底面部が平面と接触し
ないことから、内容物の熱が逃げにくくなるという効果
も有している。
部を内側に巻き込んで底カール部を形成することによっ
て、従来の糸じり部の高さの略１／２以下にすることが
でき、紙カップの中に、飲料や即席食品などの内容物を
入れ、電子レンジで加熱調理した時に、焦げを発生させ
ることのない電子レンジ対応紙カップを得ることができ
る。また、底部を底カール部とすることによって、平面
上に置いた場合、安定性が高く、底面部が平面と接触し
ないことから、内容物の熱が逃げにくくなるという効果
も有している。
【図１】本発明による電子レンジ対応紙カップの第一の
実施の形態の一実施例を示す部分切り欠け断面図であ
る。
実施の形態の一実施例を示す部分切り欠け断面図であ
る。
【図２】本発明による電子レンジ対応紙カップの第一の
実施の形態の一実施例の中間段階の部分切り欠け断面図
である。
実施の形態の一実施例の中間段階の部分切り欠け断面図
である。
【図３】本発明による電子レンジ対応紙カップの第二の
実施の形態の一実施例を示す部分切り欠け断面図であ
る。
実施の形態の一実施例を示す部分切り欠け断面図であ
る。
【図４】本発明による電子レンジ対応紙カップの第二の
実施の形態の一実施例の中間段階の部分切り欠け断面図
である。
実施の形態の一実施例の中間段階の部分切り欠け断面図
である。
【図５】本発明による電子レンジ対応紙カップの胴部材
のブランクおよび底部材のブランクを示す展開図であ
る。
のブランクおよび底部材のブランクを示す展開図であ
る。
【図６】本発明による電子レンジ対応紙カップを作成す
る工程を示す図である。
る工程を示す図である。
【図７】本発明による電子レンジ対応紙カップに断熱カ
バーを巻き付けた状態を示す断面図である。
バーを巻き付けた状態を示す断面図である。
【図８】本発明による電子レンジ対応紙カップに断熱カ
バーを巻き付けた状態の胴部の例を示す部分断面図であ
る。
バーを巻き付けた状態の胴部の例を示す部分断面図であ
る。
【図９】従来の紙カップを示す部分切り欠け断面図であ
る。
る。
【図１０】従来の電子レンジ対応紙カップを示す部分切
り欠け断面図である。
り欠け断面図である。
Ａ 電子レンジ対応紙カップ（第一の実施の形態）
ａ 電子レンジ対応紙カップ（第一の実施の形態）
Ａ′ 電子レンジ対応紙カップ（断熱カバー付き）
Ｂ 電子レンジ対応紙カップ（第二の実施の形態）
ｂ 電子レンジ対応紙カップ（第二の実施の形態）
Ｂ′ 電子レンジ対応紙カップ（断熱カバー付き）
１ 胴部材
２ 底部材
３ 接合部
３ａ 底カール部
４ 接合部（糸じり部）
４ａ 底カール部
５ 断熱カバー
６ 空隙
１０ 胴部ブランク
１１ 胴部
１２ 折り返し部
１３ トップカール部
２０ 底部ブランク
２１ 底面部
２２ 屈曲部
５１ カバー胴部（断熱カバー）
５２ａ カバー上カール部
５２ｂ カバー上屈曲部
５３ａ カバー下カール部
５３ｂ カバー下屈曲部
ｈ 底カール部の高さ
Ｈ 接合部の高さ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
// Ｂ６５Ｄ 3/22 Ｂ６５Ｄ 3/22 Ｃ
Ｆターム(参考） 3E067 AA03 AB26 CA17 CA24 EA06
FA01 FC03 GD10
3E075 AA28 BA33 BA38 BB22 CA01
DD17 DD34 DD49 GA04
Claims (4)
- 【請求項１】 巻き回して筒状に形成された胴部材と、
外周縁部を折り曲げて屈曲部が形成された底部材とから
なり、前記胴部材の胴部と前記屈曲部とを接合して接合
部が形成された紙カップにおいて、 前記接合部を内側に巻き込んで底カール部を形成したこ
とを特徴とする電子レンジ対応紙カップ。 - 【請求項２】 前記接合部が、前記屈曲部を前記胴部の
下端部を折り返した折り返し部と前記胴部とで挟み込ん
で接合して形成されていることを特徴とする請求項１に
記載する電子レンジ対応紙カップ。 - 【請求項３】 巻き回して筒状の胴部材を形成し、底部
材の外周縁部を折り曲げて屈曲部を形成し、前記胴部材
の胴部の下端部と前記屈曲部とを接合して接合部を形成
し、前記接合部を内側に巻き込んで底カール部を形成す
ることを特徴とする電子レンジ対応紙カップの製造方
法。 - 【請求項４】 巻き回して筒状の胴部材を形成し、底部
材の外周縁部を折り曲げて屈曲部を形成し、前記屈曲部
を前記胴部材の胴部の下端部を折り返した折り返し部と
前記胴部とで挟み込んで接合して接合部を形成し、前記
接合部を内側に巻き込んで底カール部を形成することを
特徴とする電子レンジ対応紙カップの製造方法。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001220530A JP2003026141A (ja) | 2001-07-19 | 2001-07-19 | 電子レンジ対応紙カップおよびその製造方法 |
| CNB028067894A CN1268525C (zh) | 2001-03-19 | 2002-03-19 | 微波炉用纸杯及其制造方法 |
| KR1020087020429A KR101019528B1 (ko) | 2001-03-19 | 2002-03-19 | 전자레인지용 종이컵, 전자레인지 대응 종이컵 및 그 제조 방법 |
| TW91105160A TW574118B (en) | 2001-03-19 | 2002-03-19 | Paper cup for microwave oven, paper cup applicable to microwave oven and method for producing the same |
| PCT/JP2002/002582 WO2002074659A1 (fr) | 2001-03-19 | 2002-03-19 | Gobelet en papier pour four à micro-ondes, gobelet en papier passant au four à micro-ondes et procédé de production du même |
| KR1020037012170A KR101019527B1 (ko) | 2001-03-19 | 2002-03-19 | 전자레인지용 종이컵, 전자레인지 대응 종이컵 및 그 제조방법 |
| HK05101193A HK1067883A1 (en) | 2001-03-19 | 2005-02-15 | Paper cup for microwave oven and method for producing the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001220530A JP2003026141A (ja) | 2001-07-19 | 2001-07-19 | 電子レンジ対応紙カップおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003026141A true JP2003026141A (ja) | 2003-01-29 |
Family
ID=19054335
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001220530A Pending JP2003026141A (ja) | 2001-03-19 | 2001-07-19 | 電子レンジ対応紙カップおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003026141A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006199310A (ja) * | 2005-01-18 | 2006-08-03 | Kyodo Printing Co Ltd | 断熱容器 |
| JP2013142000A (ja) * | 2012-01-12 | 2013-07-22 | Toppan Printing Co Ltd | 電子レンジ用紙カップ |
| JP2015519263A (ja) * | 2012-03-30 | 2015-07-09 | グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッド | 複合パッケージ |
Citations (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5898310A (ja) * | 1981-12-08 | 1983-06-11 | Mitsubishi Monsanto Chem Co | スチレン系樹脂の製造方法 |
| JPS6143113A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-03-01 | ビーチャム・グループ・ピーエルシー | 医薬組成物 |
| JPS61115832A (ja) * | 1984-11-12 | 1986-06-03 | 積水化成品工業株式会社 | 容器底部のシ−ル構造 |
| JPH0318132U (ja) * | 1989-07-03 | 1991-02-22 | ||
| JPH0423787Y2 (ja) * | 1984-11-07 | 1992-06-03 | ||
| JP2001206341A (ja) * | 2000-01-27 | 2001-07-31 | Sadami Ito | 加熱加工食品用カップ |
| JP2001315751A (ja) * | 2000-05-12 | 2001-11-13 | Sadami Ito | 食品用カップ |
| JP2002002659A (ja) * | 2000-06-16 | 2002-01-09 | Sadami Ito | 食品用紙カップとその製造方法 |
-
2001
- 2001-07-19 JP JP2001220530A patent/JP2003026141A/ja active Pending
Patent Citations (8)
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| JPS5898310A (ja) * | 1981-12-08 | 1983-06-11 | Mitsubishi Monsanto Chem Co | スチレン系樹脂の製造方法 |
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| JP2002002659A (ja) * | 2000-06-16 | 2002-01-09 | Sadami Ito | 食品用紙カップとその製造方法 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006199310A (ja) * | 2005-01-18 | 2006-08-03 | Kyodo Printing Co Ltd | 断熱容器 |
| JP4674716B2 (ja) * | 2005-01-18 | 2011-04-20 | 共同印刷株式会社 | 断熱容器 |
| JP2013142000A (ja) * | 2012-01-12 | 2013-07-22 | Toppan Printing Co Ltd | 電子レンジ用紙カップ |
| JP2015519263A (ja) * | 2012-03-30 | 2015-07-09 | グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッド | 複合パッケージ |
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