JP2003024680A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2003024680A
JP2003024680A JP2001212883A JP2001212883A JP2003024680A JP 2003024680 A JP2003024680 A JP 2003024680A JP 2001212883 A JP2001212883 A JP 2001212883A JP 2001212883 A JP2001212883 A JP 2001212883A JP 2003024680 A JP2003024680 A JP 2003024680A
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Japan
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washing
electrode
space
washing machine
electrolytic cell
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Application number
JP2001212883A
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English (en)
Inventor
Giichi Baba
義一 馬場
Akira Okuno
明 奥野
Kenji Yoshida
賢司 吉田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気分解を利用した洗濯、除菌を良好に行う
ことができる洗濯機を提供すること。 【解決手段】 電極33の左側端部と電解槽32の左側
面部74との間の隙間は、電極33の右側端部と電解槽
32の右側面部73との間の隙間よりもかなり大きくし
て、気泡の流路となる流路空間Aを形成している。電解
槽32の底面部76における流路空間Aに臨む位置に
は、エア供給口91が形成されている。このエア供給口
91にエアホース90がつながっており、エアポンプ8
9が動作すると、電解槽32内にエアが供給される。エ
アは気泡Eとなり、電解槽32の流路空間A内で浮き上
がり、上部通水路34を通って外槽2へと流れる。これ
に伴い、エアの流れによって電解槽32内に溜まった水
が流動されるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全自動洗濯機、ド
ラム式洗濯機、二槽式洗濯機などの洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯機では、通常、洗剤を用いて洗濯を
行っている。例えば、全自動洗濯機では、洗濯兼脱水槽
内に洗剤の溶けた水(洗濯液)を溜め、底部に配置され
たパルセータを回転させて水流を発生させ洗濯物を攪拌
することにより洗濯物の洗いを行っている。即ち、パル
セータによる機械力と洗剤の効果で洗濯物の汚れを落と
すようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
洗濯機では、洗濯運転にかかる費用を抑えるために、洗
剤の使用量を少なくしたいという要望がある。
【0004】そこで、洗濯槽内に溜めた水を電気分解す
る電解装置を設け、従来の洗剤を用いて洗濯物を洗う洗
い行程に代えて、電解装置で電気分解しながら洗濯物に
機械力を与えて洗濯物を洗う電解洗い行程を実行する洗
濯機を実現することが考えられる。電解装置は、一般的
に、少なくとも一対の電極を有し、この電極間に通電す
ることにより電気分解を行うものである。
【0005】この電解洗い行程では、主にパルセータの
機械力によって洗濯物から汚れを剥離する。そして、こ
の剥離した汚れを電気分解により発生した活性酸素によ
り分解し、洗濯物への汚れの再付着を防止する。このよ
うにして、洗剤を用いることなく、洗濯物の汚れを落と
すことができる。
【0006】また、洗濯と同時に洗濯物の除菌を行いた
いという要望もある。これに対し、洗剤を用いた洗い行
程や上述した電解洗い行程の後に、電解装置による電気
分解で生成した次亜塩素酸や次亜塩素酸イオンを作用さ
せて洗濯物の除菌を行う電解すすぎ行程を実行する洗濯
機を実現することも考えられる。
【0007】しかしながら、このような洗濯機を実現す
るにあたっては、次のような課題が生じる。
【0008】電解装置を、電解槽と電解槽内に配置した
少なくとも一対の電極とで構成し、この電解装置を洗濯
槽(外槽)の外側に設けることにより、洗濯槽(外槽)
内容量を小さくしないようにすることが考えられる。
【0009】しかし、このような構成とした場合、洗濯
槽と電解槽との間の水の行き来(循環)が活発になされ
なければ、洗濯物から剥離した汚れを電解槽内に十分に
取り込むことができず活性酸素の効果により十分に分解
できない、次亜塩素酸や次亜塩素酸イオンを十分に洗濯
物に作用させることができないなどの問題が生じる。
【0010】また、電極への通電回路は、少なくとも電
極とは少し離れた場所に設けられ、電極とはリード線で
接続されることになるが、脱水時に洗濯槽が振動する
と、リード線が激しくゆれてリード線と電極の端子との
接続部分に大きな負荷がかかり、断線を生じる虞があ
る。
【0011】本発明は、このような課題を解決すること
により、電気分解を利用した洗濯や除菌を良好に行うこ
とができる洗濯機を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】上記課
題を解決する本願の第1の発明に係る洗濯機は、洗濯槽
と、この洗濯槽の外側に設け、この洗濯槽内に溜めた水
を電気分解する電解装置とを備え、この電解装置による
電気分解で生成された電解水を用いて洗濯物の洗濯を行
う洗濯機であって、この電解装置は、電解槽と、電解槽
内に配置した複数の電極と、前記電解槽の上部と前記洗
濯槽とを連通する上部通水路と、前記電解槽の下部と前
記洗濯槽とを連通する下部通水路とを有し、前記電極に
おける一方の側端部とこれに対向する前記電解槽の内壁
との間にできる一方側の空間を、他方の側端部とこれに
対向する前記電解槽の内壁との間にできる他方側の空間
よりも大きくして、この一方側の空間に臨む前記電解槽
の下部にエアが供給されるエア供給口を設けるととも
に、この供給口から前記電解槽内にエアを供給するため
のエア供給装置を設けたことを特徴としている。
【0013】この構成では、エア供給装置が動作するこ
とによってエア供給口から電解槽内にエアが供給され
る。供給されたエアは気泡となり、電解槽内を浮き上が
り、上部通水路を通って洗濯槽内へと流れる。これに伴
い、エアの流れによって電解槽内に溜まった水が流動
し、洗濯槽内と電解槽内の間で水の行き来が活発化す
る。したがって、洗濯物から剥離した汚れを十分に電解
槽内に取り込んで、電気分解で発生した活性酸素の効果
で分解することができ、洗浄効果を高めることができ
る。また、電気分解で発生した次亜塩素酸や次亜塩素酸
イオンを十分に洗濯物に作用させることができ、除菌効
果を高めることができる。
【0014】さらに、気泡は一方側の空間内を流れるた
め、気泡が電極間に入り込むことがほとんどない。した
がって、電極間に入り込んだエアが抵抗となって電気分
解の効率が低下することを抑制できる。
【0015】上記第1の発明に係る洗濯機においては、
さらに、前記上部通水路を、前記一方側の空間とは反対
側に設けるとともに、前記一方の側端部と上端部との間
にできる前記電極のコーナ部と前記電解槽の天面内壁と
の間に、前記洗濯槽から前記電解槽内に入り込んできた
リントを通過させる隙間を設けた構成とすることが望ま
しい。
【0016】この構成では、上部通水路は、横方向から
見てエア供給口と略対角の位置に設けられることにな
り、気泡は一方側の空間を上昇した後、電解槽の天面内
壁に沿って横方向に流れて上部通水路へと到達する。こ
のため、エアの流れが長くなって電解槽内で水が流動し
やすくなり、電解槽内の水をムラなく流動させることが
できる。
【0017】ところで、洗濯物から出たリント(糸く
ず)が水に混ざって電解槽内に入り込むことがあり、エ
アの流れに伴う水の流れにのってリントが流れたとき
に、電極の一方の側端部と上端部との間にできるコーナ
部にリントが引っかかりやすい。この構成では、さら
に、電極のコーナ部と電解槽の天面内壁との間にリント
を通過させる隙間を設けるようにしたので、リントはこ
の隙間を通り、結果、電極のコーナ部にリントが引っか
かりにくくなる。したがって、電極にリントがたまっ
て、電解槽内で水の流れが悪くなったり、電気分解の効
率が低下したりするのを防止できる。
【0018】上記第1の発明に係る洗濯機においては、
さらに、前記電解槽の上部には、前記複数の電極の上部
側を保持する電極保持部を設け、前記電極保持部を、前
記複数の電極の表面に沿った方向に相前後してそれぞれ
設けられ、前記複数の電極のうち、一方側の電極の上部
をその上方から保持して他方側の電極の上方にはリント
を通過させる空間を設けた第1保持部材と、前記複数の
電極のうち、他方側の電極の上部をその上方から保持し
て一方側の電極の上方にはリントを通過させる空間を設
けた第2保持部材とで構成したものとすることが望まし
い。
【0019】複数の電極の上部を一つの保持部材で上方
から保持する構成とした場合には、この保持部材がリン
トの流れを妨げ、保持部材にリントが引っかかってしま
う虞がある。この構成では、複数の電極のうち、一方側
の電極は第1保持部材で上方から保持し、この第1保持
部材の横にはリントが通過する空間を設けるようにし
た。また、他方側の電極は第2保持部材で上方から保持
し、この第2保持部材の横にはリントが通過する空間を
設けるようにした。このため、リントは第1保持部材お
よび第2保持部材の横の空間を通リ抜けて上部通水路に
達し、上部通水路から洗濯槽へ戻る。よって、電極保持
部にリントが引っかかりにくくでき、電解槽内にリント
がたまるのを防止できる。
【0020】上記第1の発明に係る洗濯機においては、
さらに、前記第1保持部材の前記一方側の空間に対向す
る側面と前記第1保持部材側の前記電解槽の内壁との間
の角度が鈍角となるようにするとともに、前記第2保持
部の前記一方側の空間に対向する側面とこの第2保持部
側の前記電解槽の内壁との間の角度が鈍角となるように
することが望ましい。
【0021】この構成では、一方側の空間に対向する第
1保持部材や第2保持部材の側面、即ち、水の流れの上
流側に向く側面が流れの方向に傾斜することになり、水
やリントの流れを妨げにくい。よって、リントをより引
っかかりにくくできる。
【0022】上記課題を解決する本願の第2の発明に係
る洗濯機は、筐体内に弾性的に支持され、洗濯兼脱水槽
を内装する外槽と、この外槽の外側に設け、外槽内に溜
めた水を電気分解する電解装置とを備え、この電解装置
による電気分解で生成された電解水を用いて洗濯物の洗
濯を行う洗濯機であって、この電解装置は、電解槽と、
電解槽内に配置した複数の電極とを有し、前記電解槽、
または前記外槽の前記電解槽近傍の位置に、前記電極の
端子から出て前記電極に通電するための通電回路につな
がるリード線を保持するリード線保持部を設けたことを
特徴としている。
【0023】この構成では、リード線を電極端子との接
続部に近い位置で保持することができる。このため、脱
水時に外槽が振動しても、少なくとも電極端子に近いと
ころではリード線が大きく揺れることがない。したがっ
て、電極端子との接続部にかかる負荷を低減でき、リー
ド線の断線を防止できる。
【0024】上記第2の発明に係る洗濯機においては、
さらに、前記リード線保持部を、前記外槽と前記電解槽
とを連通する通水路の存在によりできる前記電解槽と前
記外槽との間の空間に位置するよう設けることが望まし
い。
【0025】通水路の存在により、外槽と電解槽との間
にはある程度の空間ができる。この構成では、この空間
内にリード線保持部が位置するよう、電解槽における外
槽に対向する外面や外槽における電解槽に対向する外面
にリード線保持部を設ける。したがって、リード線保持
部が触れられにくくなるので、不所望にリード線が外さ
れるのを防止できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る洗濯機の一実
施形態である全自動洗濯機について図面に基づき説明す
る。なお、左右の方向は正面視によるものとする。
【0027】図1は、本実施形態の全自動洗濯機の構成
を示す側面断面図である。この洗濯機の筐体1の内部に
は、有底円筒形状の外槽2が前吊棒3及び後吊棒4(図
では各1本ずつが見えているが実際には各2本ずつ存在
する)により前方に向けて傾斜するように吊支されてい
る。この外槽2の上部前方への突出に対応して、筐体1
の前面上部も張り出している。なお、筐体1の前面は大
きく開口しており、この開口部16は着脱可能に前面パ
ネル17によって覆われている。このため、前面パネル
17の上部が外槽2の上部の張り出しに対応して張り出
すことになる。
【0028】外槽2の内部には、周壁に多数の脱水孔を
有する洗濯兼脱水槽5が脱水槽軸6を中心に回転自在に
軸支されている。外槽2及び洗濯兼脱水槽5は本発明の
洗濯槽を構成している。洗濯兼脱水槽5の底部には、外
槽2内に水流を発生させ洗濯物を撹拌するためのパルセ
ータ7が配置されている。外槽2の底部には、パルセー
タ7及び洗濯兼脱水槽5を駆動する駆動機構10が設け
られている。この駆動機構10は、脱水槽軸6、脱水槽
軸6に内装された、パルセータ7の回転軸である翼軸
9、脱水槽軸6及び翼軸9と同軸的に設けられたモータ
8、モータ8の動力を翼軸9のみに伝えるか、翼軸9と
脱水槽軸6の両方に伝えるかを切り換えるクラッチを備
える。そして、この駆動機構10により、主として洗い
運転や濯ぎ運転時にはパルセータ7のみを一方向又は両
方向に回転させ、脱水運転時には洗濯兼脱水槽5とパル
セータ7とを一体に一方向(これを正転方向とする)に
回転させる。なお、洗濯兼脱水槽5は、モータ8が1回
転することにより1回転する。一方、翼軸9の途中には
減速機構(図示せず)が備えられているので、パルセー
タ7は、減速機構による減速比にしたがって回転する。
【0029】外槽2の上部後方には、内部に収容した洗
剤等を投入するための洗剤容器11aを備えた注水口1
1が設けられている。注水口11には、途中に給水バル
ブ13が設けられた給水管12が接続されており、給水
バルブ13が開放されると、外部の給水栓等から給水管
12を通して注水口11に水道水が流れ込み、下方の外
槽2内に向けて注水口11から水道水が吐き出される。
外槽2の底部の前端部、つまり最低部には排水管14の
一端が接続されており、この排水管14は排水バルブ1
5により開閉されるようになっている。排水管14の他
端は、図示しないが、起立自在な排水ホースを介して外
部の排水溝に連なっている。排水バルブ15の開閉動作
は上述したクラッチの切換動作と関連しており、付設さ
れたトルクモータ(図1中では省略)が動作していない
ときには排水バルブ15は閉鎖した状態で、パルセータ
7は洗濯兼脱水槽5と切り離されて単独で回転可能とな
っており、トルクモータを作動させてワイヤを途中まで
牽引すると、排水バルブ15が閉鎖した状態でパルセー
タ7と洗濯兼脱水槽5とが連結され、ワイヤを更に牽引
するとパルセータ7と洗濯兼脱水槽5とが連結されたま
ま排水バルブ15が開放する。
【0030】上述のように本実施形態の洗濯機では、外
槽2及び洗濯兼脱水槽5を前方に傾斜させることによっ
て、その上面開口が鉛直上方よりも前方を向いている。
即ち、外槽2の中心軸線CLは鉛直線VLに対して、予
め定める傾斜角度αだけ傾くように配置されている。そ
のため、この洗濯機の前方に立った使用者が洗濯兼脱水
槽5の底部を視認し易く、また洗濯物を取り出し易くす
ることができる。ここで、傾斜角度αを5〜20度程度
の範囲とすれば、十分に洗濯物を取り出し易くできると
ともに、筐体1の突出をあまり大きくせずにすむ。本実
施例ではこの傾斜角度αを約10度に設定している。
【0031】さて、外槽2の外周壁下部には、電解装置
31が備えられている。この電解装置31はユニット化
されており、外槽2とは別体に作られ、ネジなどにより
外槽2に取り付けられている。この電解装置31は、電
解槽32と、この電解槽32内に配置された複数の電極
33と、電解槽32の上部と外槽2とを連通する上部通
水路34と、電解槽32の下部と外槽2とを連通する下
部通水路35とを有している。
【0032】電解装置31は、図2に示すように、外槽
2の前側の下部に、正面視で右寄りに取り付けられ、筐
体1内の隅部と外槽2との間の空きスペースを利用して
配置されている。また、電解装置31には、トランス6
1等を含む通電回路(図示せず)が電気的に接続されて
いる。トランス61は、通常、大重量であるが、正面視
で右寄りとなる、筐体1のコーナをなして高強度の前面
部62に安定して固定される。また、トランス61を外
槽2の底部64に取り付けてもよく、この場合、トラン
ス61の大重量を利用して、外槽2の振動を抑制するの
に好ましい。
【0033】電解装置31およびトランス61は、筐体
1のサービス用開口部16の近傍にあり、サービス用開
口部16を通して、組立作業、修理や交換等のメンテナ
ンス作業、リサイクルのための分解作業等が容易にな
る。また、電解装置31およびトランス61は互いに接
近しているので、相互の電気的接続も容易である。さら
に、電解装置31およびトランス61は、ビス締めによ
り着脱可能に固定されるので、上述の作業にとって好ま
しい。
【0034】また、電解装置31およびトランス61
は、モータ回転制御用電装部品、例えば、モータ8に内
蔵されたモータ用回転センサ(図示せず)、筐体1の左
側の前面部63に取り付けられたインバータ駆動部(図
示せず)を含む制御用回路基板65、これらを接続する
配線部品(図示せず)等から離れた位置に固定されてい
る。これにより、トランス61等から電解時に生じるノ
イズがモータ8の回転制御に及ぼす悪影響を抑制でき
る。
【0035】以下、電解装置31の構成について詳細に
説明する。なお、ここでは、外槽2に取り付けられた状
態で、正面を向いている面を電解装置31の前面として
説明する。
【0036】電解槽32は、図3および図4に示すよう
に、底面部76と、この底面部76の周囲から立ち上が
る前面部71、後面部72、右側面部73および左側面
部74と、天面部75とを有している。これら各面部7
1〜76により囲まれる内部に電極33が配置され、水
が溜められるようになっている。電解槽32は、前面部
71および後面部72が対向する方向に沿って、薄くな
るように形成されている。即ち、電解槽32は、奥行寸
法(約20mm)が横幅寸法(約90mm)や高さ寸法
(約90mm)に比べてかなり小さい、薄箱形状をして
いる。電解槽32は、上面が開放した下ケース78と下
面が開放した上ケース79とをネジなどで結合して構成
される。結合面にはシール材(図示せず)が介在されて
おり、結合面からの水漏れを防止している。電解槽32
の材料は、オレフィン樹脂、例えば、ポリプロピレン
(PP)を含む。この樹脂は、外槽2にも利用され、洗
剤や漂白剤等の薬剤を含む水に対して耐薬品性を高くで
きる。
【0037】電解槽32の天面部75は、2段の傾斜が
ついている。天面部75は、左側面部74側から中央部
に向けて徐々に高くなり、中央部で一旦下がった後、右
側面部73側に向けて徐々に高くなる。右側面部73の
近傍の天面部75が高くなった位置に対応する後面部7
2から上部通水路34が延び出している。この上部通水
路34の真下であり、電解槽32の下端位置となる後面
部72から下部通水路35が延び出している。
【0038】一対の通水路34,35は、互いに略平行
に、上下方向に沿って並んでいる。通水路34,35は
平面視で電解槽32から垂直に延びておらず、やや内側
に倒れるよう斜めに延びている。通水路34,35は断
面円形の管からなり、電解槽32の後面部72と一体に
形成されている。なお、一対の通水路34,35は、電
解槽32内と外槽2内とを連通し、水を通すことのでき
る空間を区画する部材であればよく、形状は管に限定さ
れないし、電解槽32と別体に形成されることや、外槽
2と一体に形成されることも考えられる。また、流入と
流出とに対応する一対の通水路34,35があればよ
く、これらのうちの少なくとも一方の通水路を、複数の
通水路により構成して、例えば、3つ以上の通水路を設
けることも考えられる。また、一対の通水路を一体に形
成することも考えられる。
【0039】また、一対の通水路34,35は、図3に
示すように、パッキン81を介して外槽2に連結されて
いる。パッキン81は両通水路34,35について同様
であり、通水路34について説明する。
【0040】パッキン81は、筒状のゴム等の弾性部材
からなる。通水路34の外周面に、パッキン81の内周
が嵌め入れられている。パッキン81の外周が、外槽2
の外側面66(周壁面)にある接続孔67に、外槽2の
外側から嵌め入れられている。パッキン81は、管状の
通水路34と接続孔67との間で長い封止距離を確保す
る。パッキン81は、その筒の径方向に所定量圧縮され
た状態で取り付けられ、接続孔67の内周と通水路34
の外周との間を封止する。パッキン81は、その筒の径
方向、および軸方向に沿って弾性変形できる。これによ
り、パッキン81は、対応する接続孔67および通水路
34のそれぞれの寸法誤差を吸収できる。また、パッキ
ン81は、一対の通水路34,35同士のピッチと、一
対の接続孔67同士のピッチとの間の寸法誤差を吸収で
きる。パッキン81は、外槽2に温水を溜めたときに生
じる熱変形を吸収し、破損や漏水を防止することができ
る。なお、パッキン81として、上述の筒状のものの
他、Oリングやシート状のもの等を利用することもでき
る。
【0041】また、電解槽32には、一対の通水路3
4,35の近傍に、外槽2にビス締めするための複数、
例えば、4つの取付部80が形成されている。取付部8
0の挿通孔を通るビス86が、外槽2の外側面66に立
設されたボス68に外側からねじ込まれている。このよ
うに、取付部80を通水路34,35の近傍に設けてい
るので、通水路34,35と外槽2とが強固に固定さ
れ、脱水時などに外槽2が振動しても、シール力が低下
せず、水漏れを起こさない。
【0042】電極33は、図3に示すように、前面部7
1と平行に配置され、この前面部71に対応した大きさ
の平板状をなしている。電極33は、ベース材の表面に
酸化触媒となる薄膜部材をコーティングしてなり、互い
に対向して配置されている。ベース材は、例えばチタン
製であり、薄膜部材としては、例えば白金が用いられて
いる。薄膜部材としては、他に、金、パラジューム、白
金イリジューム、酸化チタンなどがある。電極33の大
きさは、およそ横60mm×縦70mmとしている。
【0043】各平板状の電極33は、所定の電極間ピッ
チに保たれている。電極33同士の間隔(D1参照)
は、例えば、2mm以上且つ5mm以下の寸法とするの
が好ましい。間隔が2mm未満の場合には、糸屑が電極
33同士の間に入ると付着し易くなり、電解効率が低下
し易くなることがあるからであり、また、耐久性も低下
することがある。また、間隔が5mmを超えると、電解
効率を高く維持するために高い電圧を印加する必要があ
り、実用的に構成することが困難になる。間隔は2mm
以上且つ5mm以下であれば、高い耐久性と高い電解効
率とを、実用的に実現することができる。本実施形態で
は、電極33同士の間隔を2mmとしている。
【0044】電解槽32内には、互いに逆の極性とされ
る2枚(一対)の電極33が最低限配置されればよい。
電極33の枚数は、必要な電解性能に応じて決められ
る。本実施形態では5枚の電極33を配置しており、互
いに隣接する2つの電極33が互いに逆極性となるよう
に、電極33の極性を交互に入れ換えて配置している。
即ち、前から1番目、3番目、5番目の電極33を端子
部分で連結して同極性となるようにし、2番目と4番目
の電極33を端子部分で連結して同極性となるようにす
る。
【0045】図3および図4に示すように、電極33
は、その上下両端部を電解槽32により保持される。電
極33の下端部は、電解槽32の底面部76に保持され
る。即ち、電極33の端子84の根元部には、端子カバ
ー85がはめ込まれており、この端子カバー85がつい
た根元部が底面部76に設けられたはめ込み凹所40に
はめ込まれて保持される。このとき、端子84の先端部
は、電解槽32の外に導出される。なお、端子カバー8
5とはめ込み凹所40との間は、水漏れ防止のためにO
リングなどのシール材によりシールされる。
【0046】電極33の上端部は、電極保持部41によ
り保持される。電極保持部41は、前面部71の内面お
よび天面部75の内面から形成された第1保持部材42
と、後面部72の内面および天面部75の内面から形成
された第2保持部材43とで構成される。第1保持部材
42の下端部には、2つのスリット44が形成され、こ
れらスリット44にそれぞれ前から1番目と2番目の電
極33の上端部を入れることにより、これらの電極33
を保持する。第1保持部材42は、左右方向における略
中央部に位置して、これらの電極33の中央部分を保持
している。第1保持部材42の後側、即ち3番目以降の
電極33の上方には空間が確保される。第2保持部材4
3の下端部にも、2つのスリット(図示せず)が形成さ
れ、これらスリットにそれぞれ前から4番目と5番目の
電極33の上端部を入れることにより、これらの電極3
3を保持する。第2保持部材43は、左右方向における
中央よりも左寄りに位置して、これらの電極33の左端
部分を保持している。第2保持部材43の前側、即ち3
番目以前の電極33の上方には空間が確保される。第1
保持部材42の後端部42aと第2保持部材43の前端
部43aとの前後方向の距離は3番目の電極33の厚さ
と等しくし、3番目の電極33の上端部を、第1保持部
材42の後端部42aと第2保持部材43の前端部43
aとで挟むことにより保持している。第1保持部材42
は、その左側面42b(流路空間Aに対向する側面)と
前面部71の内面(内壁)との間の角度R1が鈍角とな
るよう右側にやや傾いており、第2保持部材43も、そ
の左側面43bと後面部72の内面との間の角度R2が
鈍角なるように右側にやや傾いている。第1保持部材4
2と第2保持部材43の左右方向の距離は10mm以上
となるようにしている。
【0047】図4に示すように、電極33の左側端部
(左側縁)と電解槽32の左側面部74との間の隙間
(空間)は、電極33の右側端部(右側縁)と電解槽3
2の右側面部73との間の隙間(空間)よりもかなり大
きくして(約20mmとする)、後述する気泡(エア)
の流路となる流路空間Aを形成している。また、電極3
3の上端部(上縁)と左側端部との間のコーナ部Bと天
面部75の内面(内壁)との間に、後述する水やリント
を通過させるような約10mmの隙間を形成している。
なお、流路空間Aに対応する前面部71は、後述するエ
ア供給口に向けて流路空間Aが徐々に狭くなるよう、後
面部72側に向かって傾斜させている。
【0048】本実施形態の全自動洗濯機には、図2に示
すように、洗浄力を高めるために、外槽2の底部64か
ら気泡を発生させる気泡発生装置88が設けられてい
る。気泡発生装置88は、エアポンプ89と、このエア
ポンプ89の空気吐出口に接続されて空気(エア)を送
るためのエアホース90と、エアホース90の端部が接
続されて外槽2内に空気を吹き出すためのノズル(図示
せず)とを有している。洗濯時に気泡発生装置88を動
作させると、ノズルから空気が吹き出し、洗濯兼脱水槽
5の孔を通りその内部に入り、パルセータ7の下方に気
泡が発生する。この気泡は、回転するパルセータ7によ
り攪拌されて、多数の微細な気泡に砕かれる。この微細
な気泡が洗濯物に接触して破裂する際に、超音波を発生
する。このときに超音波領域の衝撃波が生じ、これによ
り、洗濯物に付着している汚れ成分の剥離が促進される
ので、気泡を加えない場合に比べて洗浄能力を高めるこ
とができる。
【0049】気泡発生装置88は、洗浄力を高めるもと
もとの機能に加えて、電解槽32の下部から電解槽32
内にエアを供給するためのエア供給装置としての機能を
有する。上述のエアホース90は、途中で分岐してい
て、一方の端部がノズルに至り、他方の端部が電解槽3
2につながっている。電解槽32の底面部76における
流路空間Aに臨む位置には、エア供給口91が形成され
ている。このエア供給口91にエアホース90がつなが
っており、エアポンプ89が動作すると、電解槽32内
にエアが供給される。
【0050】図5に示すように、電解槽32から導出さ
れた電極33の端子84にはリード線45が接続され
る。このリード線45は通電回路につながる。前から1
番目、3番目、5番目の端子84および一方のリード線
45がボルトによって連結されている。また、2番目、
4番目の端子84および他方のリード線45がボルトに
よって連結されている。
【0051】電解槽32における後面部72の左側面7
4よりの中央位置にはリード線保持部50が設けられて
いる。このリード線保持部50は、下ケース78と一体
に形成されたL字形のフック部51と、上ケース79に
一体に形成され、フック部51の先端部に向かって突出
するリブ52とで構成される。図3に示すように、この
リード線保持部50は、通水路34,35があるために
できる電解槽32の後面部72外面と外槽2の外側面6
6との間の空間に位置することになる。電極33の端子
84から出たリード線45が、フック部51の先端部と
リブ52との隙間からフック部51内に収容されること
により、電極33の端子84との接続部の近くでリード
線45が保持される。なお、リード線保持部50は外槽
2側に設けるようにしてもよい。
【0052】電解装置31の組立は、以下のようになさ
れる。電解槽32の下ケース78と上ケース79とを分
離させた状態で、下ケース78内に電極33を組み込
む。下ケース78と上ケース79とを合わせ、その合わ
せ目を封止し、電解装置31の組立が完了する。箱状の
電解槽32を有する電解装置31では、外槽2への組み
付け前にそれ単体で、例えば、封止性能や電解性能を試
験することができる。そして、一対の通水路34,35
を、パッキン81を介して、外槽2の接続孔67に外側
から嵌め入れる。電解槽32の取付部80を外槽2のボ
ス68にビス締め固定する。電極33の端子84と通電
回路30とをリード線45により電気的に接続する。ま
た、逆の操作により、電解装置31を外槽2から取り外
すことができる。メンテナンス作業やリサイクルのため
の分解作業が容易である。
【0053】本実施形態の全自動洗濯機は、電解装置3
1の動作により外槽2内に溜めた水を電気分解し、生成
した電解水を用いて洗濯物を洗い、すすぐことで、洗剤
を用いずに洗濯を行う洗剤ゼロコースの洗濯運転を行
う。
【0054】洗剤ゼロコースにおいて、外槽2内に水が
溜められ、電解洗いが開始されると、パルセータ7が回
転し、洗濯兼脱水槽5内で水流を発生させる。同時に、
電解装置31が動作する。即ち、通電回路により電極3
3に通電される。さらには、エアポンプ89が動作し、
外槽2内および電解槽32内にエアが供給される。
【0055】外槽2内の水、即ち、水道水には、鉄、カ
ルシウム、マグネシウム、塩素などの含有物が微量に含
まれている。電解槽32内では電気分解が行われて電解
水が生成される。生成された電解水中には活性酸素が発
生しているとともに、次亜塩素酸(HClO)および次
亜塩素酸イオン(HClO−)が発生している。より具
体的に述べると、陽極(+側)となる電極33側では、
水とこれに含有された塩素との化学反応により次亜塩素
酸および次亜塩素酸イオンが発生する。また、次亜塩素
酸が分解される際などに活性酸素が発生する。
【0056】エアポンプ89の動作によりエア供給口9
1から電解槽32内へ供給されたエアは、気泡Eとな
り、電解槽32の流路空間A内で浮き上がり、上部通水
路34を通って外槽2へと流れる(図4の一点鎖線の矢
印参照)。これに伴い、エアの流れによって電解槽32
内に溜まった水が流動されるようになる(図4の破線矢
印参照)。これにより、下部通水路35を通って外槽2
内から水が電解槽32へ流入する。また、上部通水路3
4を通って電解槽32で生成された電解水が外槽2へ流
出する。即ち、外槽2と電解槽32との間で水が活発に
行き来する。
【0057】エア供給口91と上部通水路34とは、正
面視で対角線上になるように配置されている。これによ
り、エアが電解槽32内を流れる距離が長くなる。した
がって、水を動かし易くでき、電解槽32内の水がムラ
なく流動する。また、エアは流路空間Aを流れ、電極3
3の間には行きにくい。したがって、エアに起因する電
解効率の低下を抑制できる。
【0058】洗濯物に付着した汚れは、主に、水流の
力、および、パルセータ7で砕かれて微細化した気泡が
洗濯物に接触して破裂する際に発生する超音波の力によ
り剥離される。剥離された汚れは水とともに電解槽32
内に流れ込み、電解槽32で活性酸素の効果により分解
される。これにより、剥離した汚れの洗濯物への再付着
が防止され、結果、洗濯物が洗われる。電解槽32内で
発生した次亜塩素酸や次亜塩素酸イオンは、電解水とと
もに外槽2内に送り込まれる。しかし、電解洗いでは、
次亜塩素酸や次亜塩素酸イオンの大半が汚れ中の雑菌に
作用してしまうため洗濯物への除菌効果は小さい。
【0059】電解洗いが終わると電解すすぎが実行さ
れ、電解洗いと同じように電解槽32内では電気分解が
行われる。電解槽32内で発生し外槽2内に電解水とと
もに送られてきた次亜塩素酸や次亜塩素酸イオンは、今
度は、大半が洗濯物に付着した雑菌に作用して洗濯物が
除菌される。
【0060】ところで、電解洗いや電解すすぎ時に、洗
濯物からリント(糸くず)が出て、これが水に混ざって
電解槽32内に入ってくることがある。電解槽32内に
入ってきたリントは、エアの流れに伴う水の流れと同様
に流れる。このとき、電極33のコーナ部Bと天面部7
5との間には、10mmというリントを通過させるだけ
の十分な隙間が設けられているので、リントはこの隙間
部分を通過し、コーナ部Bには引っかかりにくい。さら
に、リントは、図3の矢印に示すように、第2保持部材
43の前にできた空間および第1保持部材42の後にで
きた空間を通過する。このとき、第1保持部材42およ
び第2保持部材43の傾きによって、リントは第1保持
部材42および第2保持部材43にも引っかかりにく
い。こうして、上部通水路34に達したリントは、上部
通水路34を通って外槽2内へと戻っていく。したがっ
て、電解槽32内にリントが入ってきたとしても、電解
槽32内にはリントがたまりにくい。
【0061】また、脱水時には、外槽2が激しく振動す
ることがある。このような場合であっても、リード線4
5はリード線保持部50によって電極33の端子84と
の接続部の近くで保持されているので、リード線45が
大きく揺れることがない。よって、接続部には大きな負
荷がかからないので、リード線45が断線する心配がな
い。なお、リード線保持部50は、通水路34,35の
存在によりできる電解槽32と外槽2との間の空間、即
ち、隠れた部分に設けられることになるので、リード線
保持部50が触れられにくく、不所望にリード線45が
外されるのを防止できる。
【0062】以上、本発明の洗濯機の一実施形態につい
て説明したが、本発明は、例えば、以下に示すように、
上記の実施形態に限定されるものではない。
【0063】本発明の洗濯機は、全自動洗濯機に限定さ
れない。外槽と外槽内に設けられた横軸型のドラムとで
洗濯槽を構成する、いわゆるドラム式洗濯機でもよい。
また、特に第1の発明に係る洗濯機は、洗濯槽を一槽と
し脱水槽を別に設けた、いわゆる二槽式洗濯機でもよ
い。
【0064】本発明は、水道水のみを電気分解するもの
に限られない。水道水の電気分解を促進するため、食塩
や炭酸水素ナトリウムなどを水道水に加えて被電解溶液
とし、これを電気分解するようにしてもよい。
【0065】その他、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更
や修正を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による全自動洗濯機の側面
断面図。
【図2】図1に示す全自動洗濯機の正面一部断面図。
【図3】電解装置の構成を示す要部の平面図。
【図4】図3のX−X断面図。
【図5】電解装置の構成を示す斜視図。
【符号の説明】
1 筐体 2 外槽(洗濯槽) 5 洗濯兼脱水槽(洗濯槽) 31 電解装置 32 電解槽 33 電極 34 上部通水路 35 下部通水路 89 エアポンプ(エア供給装置) 90 エアホース(エア供給装置) 91 エア供給口 41 電極保持部 42 第1保持部材 43 第2保持部材 50 リード線保持部 51 フック部 52 リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 賢司 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA01 AA03 AA13 AA15 AA21 BA11 CB06 CB38 CB48 DB03 DB08 GA25 MA02 4D061 DA03 DA07 DB01 DB07 DB09 EA02 EA03 EB02 EB05 EB17 EB20 EB30 EB31 ED06 ED12 ED13 ED15 GA04 GB30 GC04 GC16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯槽と、この洗濯槽の外側に設け、こ
    の洗濯槽内に溜めた水を電気分解する電解装置とを備
    え、この電解装置による電気分解で生成された電解水を
    用いて洗濯物の洗濯を行う洗濯機であって、 この電解装置は、電解槽と、電解槽内に配置した複数の
    電極と、前記電解槽の上部と前記洗濯槽とを連通する上
    部通水路と、前記電解槽の下部と前記洗濯槽とを連通す
    る下部通水路とを有し、 前記電極における一方の側端部とこれに対向する前記電
    解槽の内壁との間にできる一方側の空間を、他方の側端
    部とこれに対向する前記電解槽の内壁との間にできる他
    方側の空間よりも大きくして、この一方側の空間に臨む
    前記電解槽の下部にエアが供給されるエア供給口を設け
    るとともに、この供給口から前記電解槽内にエアを供給
    するためのエア供給装置を設けたことを特徴とする洗濯
    機。
  2. 【請求項2】 前記上部通水路を、前記一方側の空間と
    は反対側に設けるとともに、前記一方の側端部と上端部
    との間にできる前記電極のコーナ部と前記電解槽の天面
    内壁との間に、前記洗濯槽から前記電解槽内に入り込ん
    できたリントを通過させる隙間を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 前記電解槽の上部には、前記複数の電極
    の上部側を保持する電極保持部を設け、 前記電極保持部を、前記複数の電極の表面に沿った方向
    に相前後してそれぞれ設けられ、前記複数の電極のう
    ち、一方側の電極の上部をその上方から保持して他方側
    の電極の上方にはリントを通過させる空間を設けた第1
    保持部材と、前記複数の電極のうち、他方側の電極の上
    部をその上方から保持して一方側の電極の上方にはリン
    トを通過させる空間を設けた第2保持部材とで構成した
    ことを特徴とする請求項2に記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 前記第1保持部材の前記一方側の空間に
    対向する側面と前記第1保持部材側の前記電解槽の内壁
    との間の角度が鈍角となるようにするとともに、前記第
    2保持部の前記一方側の空間に対向する側面とこの第2
    保持部側の前記電解槽の内壁との間の角度が鈍角となる
    ようにしたこと特徴とする請求項3に記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 筐体内に弾性的に支持され、洗濯兼脱水
    槽を内装する外槽と、この外槽の外側に設け、外槽内に
    溜めた水を電気分解する電解装置とを備え、この電解装
    置による電気分解で生成された電解水を用いて洗濯物の
    洗濯を行う洗濯機であって、 この電解装置は、電解槽と、電解槽内に配置した複数の
    電極とを有し、 前記電解槽、または前記外槽の前記電解槽近傍の位置
    に、前記電極の端子から出て前記電極に通電するための
    通電回路につながるリード線を保持するリード線保持部
    を設けたことを特徴とする洗濯機。
  6. 【請求項6】 前記リード線保持部を、前記外槽と前記
    電解槽とを連通する通水路の存在によりできる前記電解
    槽と前記外槽との間の空間に位置するよう設けたことを
    特徴とする請求項5に記載の洗濯機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2113602A1 (en) 2008-04-29 2009-11-04 Haier Group Corporation Washing machine with a waterway system
JP2010172547A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Toshiba Corp ドラム式洗濯機
JPWO2013111788A1 (ja) * 2012-01-23 2015-05-11 シャープ株式会社 水浄化装置および消毒液製造装置

Cited By (4)

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