JP2003022053A - 画像表示装置及び画像表示方法 - Google Patents

画像表示装置及び画像表示方法

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JP2003022053A
JP2003022053A JP2001204591A JP2001204591A JP2003022053A JP 2003022053 A JP2003022053 A JP 2003022053A JP 2001204591 A JP2001204591 A JP 2001204591A JP 2001204591 A JP2001204591 A JP 2001204591A JP 2003022053 A JP2003022053 A JP 2003022053A
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Jun Iwama
純 岩間
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホールド型の画像表示装置の駆動方式を改善
して、効果的に動画ボケを抑制する。 【解決手段】 画像表示装置は、行列状に配された画素
11を有する表示パネル0と、画素11の各行に接続さ
れており、行単位で画素11を順次選択する行駆動回路
21と、画素11の各列に接続されており、順次選択さ
れた画素11に画像信号を書き込んで保持する列駆動回
路22とを備えており、もって一フィールド分の画像を
表示する。行駆動回路21は、一フィールドに割り当て
られた期間で画素11の各行を先後二回選択する。列駆
動回路22は、先に選択された時点で一旦黒レベルの画
像信号を画素に書き込んで保持した後、後に選択された
時点で実際の画像信号を書き込み保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像表示装置及びそ
の駆動方法に関する。より詳しくは、アクティブマトリ
クス液晶ディスプレイなどで代表されるホールド型の画
像表示装置における動画ボケの抑制技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ホールド型の画像表示装置は、表示パネ
ルと行駆動回路と列駆動回路とで構成されている。表示
パネルは行列状に配された画素を有する。行駆動回路
は、画素の各行に接続されており、行単位で画素を順次
選択する。列駆動回路は画素の各列に接続されており、
上述した行駆動回路による線順次走査により選択された
画素に画像信号を書き込んで保持し、もって一フィール
ド分の画像を表示する。ホールド型の画像表示装置は、
一フィールドに亘って画像信号を保持し、輝度が一定に
維持される点に特徴がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アクティブマトリクス
方式の液晶ディスプレイで代表されるホールド型の画像
表示装置は、表示画像が動的に変化する場合でも、画素
に新しい画像信号が書き込まれるまでは、一定の電圧が
画素に保持される為、当該画素の輝度は一定である。こ
れに対し、CRTで代表される非ホールド型の画像表示
装置は画素の輝度がインパルス状に変化していて、この
表示方法が動画特性には有利に働いている。アクティブ
マトリクス液晶ディスプレイでは線順次で画像信号(デ
ータ)の書き込み動作を行なっており、この線順次走査
を一フィールドに一回行なうことが基本的な駆動方式と
なっている。しかし、この駆動方式では、いわゆる動画
ボケが生じてしまう。ホールド型の画像表示装置は、表
示される画像の輝度が画像信号の一フィールド期間に亘
り原理的にほぼ一定に保たれる。この様なホールド型の
特性は、人間の視覚の残像効果と連関して、動画を表示
する際に動きボケなどの新たな画質劣化を生じる。
【0004】動きボケなどの画質劣化を抑制する為の技
術が、例えば特開平9−325715号公報に開示され
ており、図8を参照して簡単に説明する。図示する様
に、直視型の画像表示装置は、一定の輝度で発光し続け
る光源ランプ101、駆動信号に応じて透過率が変化す
る透過型の表示パネル102、シャッタ103、駆動回
路104、パルス発生回路105を備えている。表示パ
ネル102は、例えばTFT型の液晶ディスプレイなど
であり、光源ランプ(バックライト)101からの光の
透過動作を一定の表示期間継続しながら電気的な画像信
号を画像表示光に変換するもので、光源ランプ101と
観察者との間に配されている。駆動回路104は、表示
パネル102の入力信号である画像信号と同期信号とに
より、表示パネル102を駆動する為の駆動信号を発生
して、その駆動信号を表示パネル102に出力する。駆
動信号により画像信号に応じて表示パネル102の透過
率を変化させ、光源ランプ101からの光を変調するこ
とによって画像を表示している。シャッタ103は、表
示光の透過をオン/オフさせる。シャッタ103として
は、例えばテレビジョン表示に必要な階調表示には適さ
ないが、光の透過を高速にオン/オフできるポリマー分
散液晶デバイスや強誘電性液晶デバイスなどが使用でき
る。パルス発生回路105は、入力された同期信号の垂
直同期に同期したシャッタ制御パルスを発生させ、その
シャッタ制御パルスによってシャッタ103における表
示光の透過を制御する。その結果、観察者に表示される
画像表示光は、表示パネル102の他シャッタ103に
よっても変調を受けることになる。これらのシャッタ制
御パルスを用いることにより、図8に示すホールド型の
表示パネルにおいて観察者に表示される画像表示光は、
各フィールドとともにフィールド期間の50%〜20%
の時間のみに制限される。これにより、観察者の残像効
果を遮断し、画像ボケを抑制する。
【0005】一般に液晶ディスプレイに動画を表示する
場合、液晶自体の応答速度によるボケも問題であるが、
同時に輝度が変化する際にデータがホールドされ続ける
ことによるボケの存在がある。これを解消する為には、
CRTの輝度変化の様に、インパルス的な応答にすれば
よい。そこで、上述した従来技術では、バックライトを
明滅させることでCRTに類似する輝度変化を作り出し
ている。しかしながら、本来輝度の変化は走査に応じて
行毎に時間差があるにも関わらず、バックライトを明滅
させる場合は、同一画面で同時に全ての画素の輝度が変
化し、不具合を生じる可能性がある。更に、動画のボケ
を抑制する手段としては、走査速度を高くし、輝度変化
の過程を補間してインパルス状にする手法も考えられる
が、行駆動回路及び列駆動回路共に動作が複雑化すると
ともに、補間処理による回路の複雑さが増す。加えて補
間処理自体による新たな動画質劣化の問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した従来の技術の課
題に鑑み、本発明はホールド型の画像表示装置の駆動方
式を改善して、効果的に動画ボケを抑制することを目的
とする。係る目的を達成するために以下の手段を講じ
た。即ち、行列状に配された画素を有する表示パネル
と、画素の各行に接続されており、行単位で画素を順次
選択する行駆動回路と、画素の各列に接続されており、
順次選択された画素に画像信号を書き込んで保持する列
駆動回路とを備え、もって一フィールド分の画像を表示
する画像表示装置において、前記行駆動回路は、一フィ
ールドに割り当てられた期間で画素の各行を先後二回選
択し、前記列駆動回路は、先に選択された時点で一旦黒
レベルの画像信号を画素に書き込んで保持した後、後に
選択された時点で実際の画像信号を書き込み保持するこ
とを特徴とする。
【0007】好ましくは、前記列駆動回路はノーマリブ
ラックモードで動作し、画素の各行が選択される毎に極
性が0Vを中心として反転する画像信号を画素の各列に
出力するとともに、画素が先に選択された時点で一旦黒
レベルに対応した0Vの画像信号を書き込む。更には、
前記列駆動回路は、極性反転により画像信号が0Vを横
切る時、所定時間だけ画像信号を0Vに維持し、これを
画素に書き込む様にしても良い。又、前記表示パネル
は、行状の放電チャネルを備えたプラズマセルと列状の
信号電極を備えた液晶セルとを重ねた積層構造を有し、
該放電チャネルと該信号電極とが交差する部分で画素を
構成する。
【0008】本発明によれば、アクティブマトリクス液
晶ディスプレイの様なホールド型画像表示装置の駆動方
法において、動画像を表示する際、真の画像信号(表示
データ)を各画素にホールドする前に、一旦黒データを
ホールドしている。これにより、動画を観察した時に生
じる人間の視覚の積分効果(残像効果)を弱め、もって
動画像のボケを抑制することが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る画像表
示装置の基本的な構成を示す模式図である。図示する様
に、本画像表示装置は表示パネル0と行駆動回路21と
列駆動回路22とで構成されている。表示パネル0は行
列状に配された画素11を有する。行駆動回路21は、
走査ラインXを介して画素11の各行に接続されてお
り、行単位で画素11を順次選択する。列駆動回路22
は、信号ラインYを介して画素11の各列に接続されて
おり、線順次走査により選択された画素11に画像信号
(表示データ)を書き込んで保持し、もって一フィール
ド分の画像を表示する。係る構成を有する画像表示装置
の具体例としては、例えばアクティブマトリクス液晶デ
ィスプレイが挙げられる。特に、TFTをアクティブ素
子に用いた液晶ディスプレイでは、走査ラインXと信号
ラインYとの交差部に薄膜トランジスタ(TFT)を介
して画素電極が接続された構成となっている。ホールド
型画像表示装置の他の例としては、例えばプラズマアド
レス液晶ディスプレイが挙げられる。このプラズマアド
レス液晶ディスプレイは、プラズマセルと液晶セルを重
ねた積層構造を有している。プラズマセル側に形成され
た放電チャネルが走査ラインXとして機能し、液晶セル
側に形成された信号電極が信号ラインYとして機能し、
両者が交差する部分に画素が規定される。
【0010】図2を参照して、図1に示した画像表示装
置の動作を説明する。行駆動回路21は、一フィールド
に割り当てられた期間で画素11の各行を先後二回選択
する。具体的には、行駆動回路21は各走査ラインX
1,X2,X3に対して順次走査信号を出力し、対応す
る画素行を選択する様にしている。その時、各走査信号
波形は、一フィールド内で二個のパルスを含んでおり、
タイミングTbとタイミングTpで先後二回画素行を選
択している。これに対し、列駆動回路22は先に選択さ
れた時点Tbで一旦黒レベルの画像信号を画素に書き込
んで保持した後、後に選択された時点Tpで実際の画像
信号を書き込んで保持する。図示する様に、液晶ディス
プレイを駆動する場合、列駆動回路22は走査ライン毎
に極性が反転し又同一画素に対してはフィールド毎にも
極性が反転した画像信号波形を各信号ラインYに出力し
ており、いわゆる交流駆動が行なわれている。列駆動回
路22は画像信号(表示データ)を各信号ラインYに送
り出し、行駆動回路21は表示データを対応する走査ラ
インの画素行に書き込んでホールドする。通常、行駆動
回路21は一フィールドに一回の線順次走査を行なう。
これに対し本発明では図示の様に、タイミングTbで黒
表示に相当するデータを少なくとも一水平周期以前に一
旦ホールドしている。次に、真の表示データをホールド
する為タイミングTpでパルスの発生がある。以上の様
に、行駆動回路21は、一フィールドで先後二回線順次
走査を行なって、先に黒表示データを書き込み次に真の
表示データを書き込んでいる。これによりインパルス的
なCRTの輝度変化に近似させ、もって動画ボケを抑制
するものである。
【0011】図3は、図2に示したタイミングチャート
の詳細図である。前述した様に、画像信号は交流波形で
あり、0Vを中心にして極性が反転している。交流駆動
を行なう液晶ディスプレイは、ノーマリホワイトモード
とノーマリブラックモードがある。ノーマリホワイトモ
ードは、0V印加で白を表示する。これに対しノーマリ
ブラックモードは、0V印加で黒表示となる。図示の例
は、ノーマリブラックモードであり、黒表示に相当する
データは画像信号波形の0V付近の電位レベルとなる。
図示する様に、最初のタイミングTbで走査信号波形に
パルスが発生し、対応する画素行が選択される。この
時、画像信号波形の0Vレベルが画素に書き込まれる
為、黒表示となる。その後一水平期間以上経過したタイ
ミングTpで再びパルスが発生し、同一の画素行が選択
される。この時には、当該画素に割り当てられた真の画
像データが書き込まれることになる。この様に、列駆動
回路(データドライバ)は、画素の各行が選択される毎
に極性が0Vを中心として反転する画像信号を画素の各
列に出力するとともに、画素が先に選択された時点で一
旦黒レベルに対応した0Vの画像信号を書き込んでい
る。一方行駆動回路(スキャンドライバ)は各行につき
時間をずらせて二度選択する様に走査信号波形を出力し
ている。一般に、スキャンドライバはシフトレジスタを
含んでおり、スタートパルスを順次転送して選択パルス
を出力している。通常スキャンドライバは一フィールド
の先頭でスタートパルスの入力を受け、これをシフトレ
ジスタで転送りする構造である。よって、スタートパル
スを一つ追加する程度の簡単な処理で、図3に示した走
査信号波形を作り出すことが可能であり、従来の行駆動
回路からの大幅な変更なしに動画特性の改善が可能であ
る。勿論、列駆動回路(データドライバ)は通常と同様
に交流の画像信号波形を出力すればよく、黒データを書
き込む為に0V近辺の電位を利用している。画像信号波
形が0Vを横切るタイミングに合わせて、最初の選択パ
ルスを出力すればよい。このタイミングが図3の波形図
ではTbで表わされている。
【0012】図4は、画素の輝度変化を示す波形図であ
る。図の最上段に画像信号波形を表わしている。尚、1
Vは一垂直走査期間を表わしている。画像信号波形で〇
印を付した電位レベルがサンプリングホールドされる部
分である。最初の〇印が黒レベルを表わし、次の〇印が
実際の表示レベルを表わしている。次の垂直走査期間で
も同様な走査が繰り返される。図4の二段目は走査信号
波形を表わしており、1H(一水平走査期間)以上離れ
たタイミングTb及びTpでそれぞれ選択パルスが発生
する。図の三段目は画素の電位変化を表わしている。こ
こで、実線は本発明に従って先後二回選択した場合の電
位変化を表わし、点線は従来の様に一フィールドで一回
選択した場合の電位変化を表わしている。図の最下段
は、画素の電位変化に応じた、実際の輝度変化を表わし
ている。実線が本発明の場合の輝度変化であり、点線が
従来の場合の輝度変化である。
【0013】上述した様に、画像信号波形で〇印を付し
たところの電位レベルが画素に書き込まれる。本発明に
従って、実際に表示するデータを書き込むより前のタイ
ミングTbで、0V付近の電圧を書き込むと、画素の輝
度は一度黒レベルに向かって低下する。その後、タイミ
ングTpで実際に表示すべきデータを書き込み、その輝
度応答が起こる。この様な駆動をすることで、従来の駆
動では点線で示す様にホールド型の輝度変化を示してい
たものが、実線で示す様にCRTに類似したインパルス
的な輝度変化が得られる。
【0014】図5は、本発明に係る画像表示装置の改良
例を示す模式図であり、列駆動回路から出力される画像
信号波形を表わしている。図示する様に、0V付近の電
位レベルをより書き込み易くする為、ライン毎に極性が
変化する途中で、0Vの電位が発生できる様に、列駆動
回路(データドライバ)を改善している。すなわち、列
駆動回路は、極性反転により画像信号が0Vを横切る
時、所定時間だけ画像信号を0Vに維持し、これを画素
に書き込む様にしている。
【0015】図6は、本発明に係る画像表示装置に組み
込まれる表示パネルの具体的な構成例を示す模式的な断
面図である。図示の例は、いわゆるプラズマアドレス液
晶パネルであり、液晶セル1とプラズマセル2と両者の
間に介在する共通の中間シート3とからなるフラット構
造を有する。中間シート3は極薄の板ガラスなどからな
りマイクロシートと呼ばれている。プラズマセル2は中
間シート3に接合した下側のガラス基板4から構成され
ており、両者の空隙に放電可能な気体が封入されてい
る。下側のガラス基板4の内表面にはストライプ状の放
電電極が形成されている。これらの放電電極は各々アノ
ード電極A及びカソード電極Kとして機能する。放電電
極はスクリーン印刷法などにより平坦なガラス基板4に
印刷できるので、生産性や作業性に優れている。アノー
ド電極A及びカソード電極Kを一対づつ区切る様に隔壁
7が形成されており、放電可能な気体が封入された空隙
を分割して放電チャネルXを構成する。この隔壁7もス
クリーン印刷法により形成でき、その頂部が中間シート
3の一面側に当接している。一対の隔壁7で囲まれた放
電チャネルX内で、互いに反対極性となるアノード電極
Aとカソード電極Kとの間にプラズマ放電を発生させ
る。なお、中間シート3と下側のガラス基板4はガラス
フリットなどにより互いに接合している。
【0016】一方、液晶セル1は透明な上側のガラス基
板8を用いて構成されている。このガラス基板8は中間
シート3の他面側に所定の間隙を介してシール材などに
より接着されており、間隙には電気光学物質として液晶
9が封入されている。上側のガラス基板8の内表面には
信号電極Yが形成されている。この信号電極Yと放電チ
ャネルXの交差部にマトリクス状の画素が形成される。
又、ガラス基板8の内表面にはカラーフィルタ13も設
けてあり、各画素に例えばRGB三原色を割り当てる。
係る構成を有するフラットパネルは透過型であり、例え
ばプラズマセル2が入射側に位置し、液晶セル1が出射
側に位置する。又、バックライト12がプラズマセル2
側に取り付けられている。
【0017】係る構成を有するプラズマアドレス液晶表
示パネルでは、プラズマ放電が行なわれる行状の放電チ
ャネルXを線順次で切換え走査すると共に、この走査に
同期して表示セル1側の列状信号電極Yに画像信号を印
加することにより表示駆動が行なわれる。放電チャネル
X内にプラズマ放電が発生すると内部はほぼ一様にアノ
ード電位になり、一行毎の画素選択が行なわれる。即
ち、一本の放電チャネルXは走査線一ライン分に対応
し、サンプリングスイッチとして機能する。プラズマサ
ンプリングスイッチが導通した状態で各信号電極に画像
信号が印加されると、サンプリングが行なわれ画素の階
調(明暗)が制御できる。プラズマサンプリングスイッ
チが非導通状態になった後にも画像信号はそのまま画素
内に保持される。表示セル1は画像信号に応じてバック
ライト12からの入射光を出射光に変調し画像表示を行
なう。
【0018】図7は画素を2個だけ切り取って示した模
式図である。この図においては、理解を容易にする為に
二本の信号電極Y1,Y2と、一本のカソード電極K1
及び一本のアノード電極A1を備えた一本の放電チャネ
ルX1が示されている。個々の画素11は、信号電極Y
1又はY2と、液晶9と、中間シート3と、放電チャネ
ルX1とからなる積層構造を有している。放電チャネル
X1はプラズマ放電中ほぼ実質的にアノード電位に接続
される。この状態で各信号電極Y1,Y2に画像信号を
印加すると液晶9及び中間シート3に電荷が注入され
る。一方、プラズマ放電が終了すると放電チャネルX1
が絶縁状態に戻る為浮遊電位となり、注入された電荷は
各画素11に保持される。所謂サンプリングホールド動
作が行なわれている。従って、放電チャネルX1は個々
の画素11に設けられた個々のサンプリングスイッチン
グ素子として機能するので模式的にスイッチングシンボ
ルS1を用いて表わされている。一方、信号電極Y1,
Y2と放電チャネルX1との間に保持された液晶9及び
中間シート3は、サンプリングキャパシタとして機能す
る。線順次走査によりサンプリングスイッチS1が導通
状態になると画像信号がサンプリングキャパシタに書き
込まれ、信号電圧レベルに応じて各画素の点灯あるいは
消灯動作が行なわれる。サンプリングスイッチS1が非
導通状態になった後にも信号電圧はサンプリングキャパ
シタに保持され、表示装置のアクティブマトリクス動作
が行なわれる。なお、実際に液晶9に印加される実効電
圧は中間シート3との容量分割により決定される。
【0019】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、一
フィールド内で一旦黒レベルを画素に書き込んだ後次に
実際の表示レベルを書き込んでいる。これにより、CR
Tの輝度変化の様にインパルス的な応答が得られる。本
発明はこの駆動方法を取ることで、液晶などのホールド
型デバイスで疑似的にCRT的な輝度変化を実現し、も
って動画特性を改善している。回路構成上は、従来の駆
動回路からの大幅な変更なしに動画特性の改善をするこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像表示装置の基本的な構成を示
すブロック図である。
【図2】図1に示した画像表示装置の動作説明に供する
波形図である。
【図3】図1に示した画像表示装置の動作説明に供する
波形図である。
【図4】図1に示した画像表示装置の動作説明に供する
波形図である。
【図5】図1に示した画像表示装置の動作説明に供する
波形図である。
【図6】図1に示した画像表示装置に含まれる表示パネ
ルの一例を示す断面図である。
【図7】図6に示した表示パネルの動作説明に供する模
式図である。
【図8】従来の画像表示装置の一例を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
0・・・表示パネル、11・・・画素、21・・・行駆
動回路、22・・・列駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 624 G09G 3/20 624A 641 641R 660 660V Fターム(参考) 2H089 HA36 QA06 TA09 TA18 2H093 NA16 NA31 NA41 NA51 NA71 NC22 NC23 NC34 ND49 5C006 AA01 AC23 AF44 AF46 BB16 BB18 BC03 BC12 FA29 5C080 AA10 BB05 DD03 EE19 EE28 FF11 JJ02 JJ04 JJ06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配された画素を有する表示パネ
    ルと、 画素の各行に接続されており、行単位で画素を順次選択
    する行駆動回路と、 画素の各列に接続されており、順次選択された画素に画
    像信号を書き込んで保持する列駆動回路を備え、もって
    一フィールド分の画像を表示する画像表示装置におい
    て、 前記行駆動回路は、一フィールドに割り当てられた期間
    で画素の各行を先後二回選択し、 前記列駆動回路は、先に選択された時点で一旦黒レベル
    の画像信号を画素に書き込んで保持した後、後に選択さ
    れた時点で実際の画像信号を書き込み保持することを特
    徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記列駆動回路はノーマリブラックモー
    ドで動作し、画素の各行が選択される毎に極性が0Vを
    中心として反転する画像信号を画素の各列に出力すると
    ともに、画素が先に選択された時点で一旦黒レベルに対
    応した0Vの画像信号を書き込むことを特徴とする請求
    項1記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記列駆動回路は、極性反転により画像
    信号が0Vを横切る時、所定時間だけ画像信号を0Vに
    維持し、これを画素に書き込むことを特徴とする請求項
    2記載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記表示パネルは、行状の放電チャネル
    を備えたプラズマセルと列状の信号電極を備えた液晶セ
    ルとを重ねた積層構造を有し、該放電チャネルと該信号
    電極とが交差する部分で画素を構成することを特徴とす
    る請求項1記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 行列状に配された画素を有する表示パネ
    ルを駆動する為、行単位で画素を順次選択する行駆動手
    順と、順次選択された画素に画像信号を書き込んで保持
    する列駆動手順とを行ない、もって一フィールド分の画
    像を表示する画像表示方法において、 前記行駆動手順は、一フィールドに割り当てられた期間
    で画素の各行を先後二回選択し、 前記列駆動手順は、先に選択された時点で一旦黒レベル
    の画像信号を画素に書き込んで保持した後、後に選択さ
    れた時点で実際の画像信号を書き込み保持することを特
    徴とする画像表示方法。
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