JP2003021038A - 水力発電機 - Google Patents

水力発電機

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JP2003021038A
JP2003021038A JP2001205089A JP2001205089A JP2003021038A JP 2003021038 A JP2003021038 A JP 2003021038A JP 2001205089 A JP2001205089 A JP 2001205089A JP 2001205089 A JP2001205089 A JP 2001205089A JP 2003021038 A JP2003021038 A JP 2003021038A
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JP
Japan
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rotor
stator
casing
generator
hydroelectric generator
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JP2001205089A
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English (en)
Inventor
Motoi Sawazaki
基 澤▲崎▼
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Nidec Shibaura Corp
Original Assignee
Nidec Shibaura Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Hydraulic Turbines (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小形、かつコンパクトな構造を有して低コス
トであり、発電効率及び耐久性に優れる水力発電機を提
供する。 【解決手段】 固定子3を収納した筒状のハウジング2
と、前記ハウジング2の中空部に流体の流路13を形成
するケーシング10と、前記固定子3の内側にあって、
前記ケーシング10内の流路13に回転自在に配された
マグネット部20とブレード21を備えた回転子15と
から構成され、流路13に流体を流して回転子15を回
転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水力発電機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の水力発電機の1例を示す縦
断面図である。図2において、水力発電機30は、円筒
状の防水性フレーム31と、このフレーム31の内側に
配された流水口35を備えた第1フレーム支持体32と
第2フレーム支持体33と排水口36を備えた第3フレ
ーム支持体34がO−リング48a,48b,48cを
挟み固定され、前記3個のフレーム支持体により支持さ
れフレーム31内に収納された回転子37と固定子38
とから構成され、そしてフレーム31内に流路47が形
成されている。
【0003】回転子37は、回転軸39と、この回転軸
39の流水口36側に固定されたブレード44aを備え
た羽根車44と、回転軸39の排水口36側に固定され
たヨーク40とその先端部に設けられたマグネット41
とからなるロータ部42とで構成され、軸受43a、4
3bを介して第1フレーム支持体32と第3フレーム支
持体34により水力発電機1の中心線上に配され回転自
在に取り付けられている。
【0004】発電部分を構成する固定子38は、鉄心4
4と、それに巻回された巻線45からなり、前記マグネ
ット41の外周に沿ってフレーム31の内側に配設さ
れ、発電された電力を外部へ送る送電線46を巻線45
の端部に接続している。そして、固定子38は、第2フ
レーム支持体33と第3フレーム支持体34とO−リン
グ49a,49bを挟み固定された回転子37のロータ
部42を覆う円筒状の防水性カバー46により、流路4
7と遮断され防水が施されている。
【0005】上記水力発電機30の流路47に水が流れ
ると、水圧によって羽根車44に設けられたブレード4
4aに回転力が発生し、この回転が回転軸39を経由し
てロータ部42を回転させて、マグネット41と固定子
38の誘導作用により発電するようになっている。
【0006】上記構成による水力発電機30では、回転
軸39の長手方向に羽根車44とロータ部42が別々に
配されて回転子37を構成しているので発電機が大きく
なると共に、この回転子37や固定子38を収納し支持
する支持部材やカバーなどの部品数が多く、組立性も悪
くなりコスト高になるという問題がある。
【0007】また、羽根車44と同軸にあるロータ部4
2にも水圧による負荷がかかり、羽根車44の回転を抑
制しようとする影響を与え、羽根車44の回転損失を生
じて発電効率を低下させるという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するものであり、小形、かつコンパクトな構造
を有して低コストであり、発電効率及び耐久性に優れる
水力発電機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の水力発電機
は、固定子を収納した筒状のハウジングと、前記ハウジ
ングの中空部に流体の流路を形成するケーシングと、前
記固定子の内側にあって、前記ケーシング内の流路に回
転自在に配されたマグネット部とブレードを備えた回転
子とから構成され、流路に流体を流して回転子を回転さ
せ発電を行うことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、前記筒状のハウジング
が、モールド樹脂により成形され、前記固定子を内蔵し
たことを特徴とする請求項1に記載の水力発電機であ
る。
【0011】この水力発電機によれば、回転子に回転運
動を発生させるブレードを備えた羽根車部分と、発電機
に誘起電圧を生起させるマグネット部分とが一体化され
て回転子を構成し、かつ固定子の内側のケーシング内部
に前記の一体化された回転子を配置することができるの
で、水力発電機の回転子回転機能と発電機能とが一ヶ所
に集約されたコンパクトな構造となり、発電機の小形化
を可能とする。さらに、前記構造により、従来発電機の
ような外殻フレームや支持部材などの構成部材と、その
組立に伴うO−リング、ねじ類などの部品数を削減する
ことができる。
【0012】また、回転子の一体化、小形軽量化により
回転子の回転性が向上し、さらにケーシング内の流路も
短縮されて流体の損失が低減されるので、回転子の回転
効率が向上し発電効率を改善することができる。
【0013】さらに、ハウジングがモールド樹脂により
成形され、前記固定子及び基板などを内蔵することによ
り、ハウジングの防水性が良好となると共に、回転子の
振動などの影響が減少し、電子部品や配線などの損傷を
防ぎ、水力発電機の耐久性を向上することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、以下
に図面に基づいて説明する。
【0015】図1は、実施形態の水力発電機1の縦断面
図である。水力発電機1は固定子3を内蔵する筺状のハ
ウジング2と、ハウジング2の内側に流路を形成するケ
ーシング10と、ケーシング10の内部に収納された回
転子15とで構成されている。
【0016】ハウジング2は、モールド樹脂により成形
され、その内部に水力発電機の発電部分を構成する鉄心
6とそれに巻回された巻線7とからなる固定子3と、発
電された電力を調整する電子部品を備えた基板4と、こ
の基板4に接続され発電機1の外部へ導かれた送電線5
の接続部分が内蔵され、ハウジング2をモールドする際
に固定子3,基板4,送電線5の接続部を同時にモール
ドするものである。
【0017】ケーシング10は、ハウジング2の内側に
配された排水口12を有して固定軸19の一端部を支持
するケーシング(A)8と、前記ケーシング(A)8と
O−リング14を挟み締結された流入口11を有して固
定軸19の他端部を支持するケーシング(B)9とから
なり、ケーシング10内に流路13を形成し、かつハウ
ジング2内への水の侵入や発電機1の外部への漏水を防
止している。
【0018】回転子15は、固定軸19と、固定軸19
に軸受17a、17bとスラストワッシャー16によっ
て回転自在に支持され取り付けられた羽根車18と、羽
根車18の端部に取り付けられた磁性体からなるマグネ
ット部20と、その先端に設けられたブレード21から
構成されている。
【0019】そして固定軸19は、回転子15のマグネ
ット部20と固定子3の鉄心6とが対向するようにケー
シング(A)8とケーシング(B)9の両支持部におい
て挟持され固定している。
【0020】前記マグネット部20を形成する磁性体と
しては通常の永久磁石や耐摩耗性、耐衝撃性に優る磁性
樹脂材料を成型したものが使用でき、さらに、羽根車1
8とマグネット部20を前記磁性樹脂材料で一体化して
成型したも使用することができる。
【0021】水力発電機1の流入口11から水が流れ込
むと、流路13を流れる水流によって回転子15の先端
に設けられたブレード21に水圧がかかり回転子15に
回転運動を発生させ、これに伴ってマグネット部20が
回転し、マグネット部20に対向して設けられている固
定子3に磁界が生じて誘起電圧が発生し発電が開始さ
れ、基板4で調整された電力は送電線5を通して外部へ
送られ、その後水流は排水口12から排水される。
【0022】上記構成による水力発電機1は、羽根車1
8とマグネット部20とブレード21が一体化されて回
転子15を構成して固定軸19に取り付けられ、また回
転子15が固定子3の内側に配されて水力発電機1の同
一断面上に配設されているので、水力発電機1の内部構
造をコンパクト化すると共に、回転子15と固定子9が
占める発電機1の固定軸方向距離が大幅に短縮され、水
力発電機1の大幅な小形化が実現される。
【0023】また、この水力発電機1では、内部構造の
コンパクト化だけでなく、従来発電機のような外殻フレ
ームや支持部材などの構成部材の削減、その組立に伴う
O−リングやねじ類などの部品数の削減ができるように
なり、さらに発電機の組立工程が簡略化され、水力発電
機1のコスト低減が可能となる。
【0024】また、上記構造により、回転子15は機能
が一体化され小形軽量となり、さらにケーシング10内
の流路13も従来のものに比べ大幅に短縮され水流も単
純化され流れやすくなり、回転子15の回転損失を生じ
ることがなく、回転子15の回転効率が向上し発電効率
を改善することができる。
【0025】さらに、ハウジング2が、エポキシ樹脂な
ど耐水、絶縁性に優れたモールド樹脂により成形され、
その内部に固定子3や基板4、送電線5の接続部を内蔵
しているので、従来の発電機のような外殻フレームが不
要となるだけでなく、ケーシング10の隙間からの水の
侵入による漏電や錆による腐食を防ぎ、さらに回転子1
5の振動による固定子内の断線や部品損傷が防止され、
水力発電機1の耐久性を向上することができる。
【0026】従って、本発明により、超小形で高効率、
高信頼性を有して、低コスト化を実現する水力発電機を
得ることができる。
【0027】なお、上記実施形態では、モールド樹脂に
より成形されたハウジングに固定子を内蔵した水力発電
機によって説明したが、鋼板やアルミダイキャスト製な
どの外殻によりハウジングを形成し、その内部に固定子
を収納した水力発電機においても、上記の小形、低コス
ト化などの諸性能を満足することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の水力発電
機によれば、コンパクトな構造を有して発電機を小形化
することができ、しかも発電効率に優れかつ耐久性のよ
い高信頼性を得られる、安価な水力発電機を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の水力発電機の縦断面図である。
【図2】 従来例の水力発電機の縦断面図である。
【符号の説明】
1……水力発電機 2……ハウジング 3……固定子 8……ケーシング(A) 9……ケーシング(B) 10……ケーシング 13……流路 15……回転子 18……羽根車 19……固定軸 20……マグネット部 21……ブレード
フロントページの続き Fターム(参考) 3H072 AA06 AA26 BB07 BB31 CC01 CC42 CC95 5H605 AA02 AA07 BB02 BB10 BB17 CC01 CC02 CC03 CC04 CC05 CC10 DD05 DD09 DD13 DD16 DD32 EB01 EB16 FF06 GG04 GG06 GG18 5H607 AA05 AA12 BB02 BB07 BB14 BB26 CC01 CC03 CC05 DD03 DD08 DD19 FF27 GG07 GG11 JJ01 JJ05 JJ06 JJ10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子を収納した筒状のハウジングと、 前記ハウジングの中空部に流体の流路を形成するケーシ
    ングと、 前記固定子の内側にあって、前記ケーシング内の流路に
    回転自在に配されたマグネット部とブレードを備えた回
    転子とから構成され、 流路に流体を流して回転子を回転させ発電を行うことを
    特徴とする水力発電機。
  2. 【請求項2】 前記筒状のハウジングが、モールド樹脂
    により成形され、前記固定子を内蔵したことを特徴とす
    る請求項1に記載の水力発電機。
JP2001205089A 2001-07-05 2001-07-05 水力発電機 Pending JP2003021038A (ja)

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