JP2003020249A - 光学ガラス - Google Patents

光学ガラス

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    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/062Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight
    • C03C3/064Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight containing boron
    • C03C3/068Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight containing boron containing rare earths

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 下記の屈折率、アッベ数、ガラス転移温度を
有し、かつ、耐失透性及び光線透過性が優れ、精密プレ
ス成形に使用するガラスプリフォーム材の成形及び精密
プレス成形に適した光学ガラスの提供。 【解決手段】 屈折率(nd)1.70〜1.75、ア
ッベ数(νd)45.0〜54.0、ガラス転移温度
(Tg)500〜580℃、質量%で、SiO2 5%を
超え15%まで、B23 20〜30%未満、但し、S
iO2+B23 25%を超え40%まで、La23
1%を超え30%未満、Y23 5%を超え15%ま
で、ZrO2 1〜8%、Nb25 0.1〜5%、T
255%を超え12%まで、但し、ZrO2+Nb2
5+Ta25 7〜20%、ZnO 0〜10%、Ca
O 0 〜 10%、SrO 0〜5%、BaO 0〜
10%、但し、ZnO+CaO+SrO+BaO 5〜
15%の範囲の各成分を含有し、920℃で2時間保温
して失透を生じない特徴を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屈折率(nd)が
1.70〜1.75およびアッベ数(νd)が45.0
〜54.0の範囲の光学定数を有し、精密プレス成形に
使用するガラスプリフォーム材の成形および精密プレス
成形に適した、低いガラス転移温度(Tg)および優れ
た耐失透性を有する硼珪酸ランタン系の光学ガラスに関
する。
【0002】
【従来の技術】ガラスの精密プレス成形は、加熱して軟
化させたガラスプリフォーム材を所定形状のキャビティ
を有する成形型を用いて高温下で加圧成形することによ
って、最終製品形状またはそれに極めて近い形状および
面精度を有するガラス成形品を得る手法であり、当該精
密プレス成形によれば成形後、研削、研磨をすることな
く、または、ほとんど研削、研磨をすることなく所望形
状の成形品を高い生産性のもとに製造することが可能で
ある。このため、現在では球面レンズおよび非球面レン
ズ等のガラス成形品が精密プレス成形によって製造され
るようになりつつある。
【0003】近年、光学機器の小型軽量化が著しく進行
している中で、光学機器の光学系を構成するレンズの枚
数を減少化させる目的で非球面レンズが多く用いられる
ようになってきている。非球面レンズを従来の研削、研
磨による方法で、大量に、しかも、安価に製造すること
は非常に困難であるため、上記精密プレス成形は、特に
非球面レンズを製造するのに最適な成形方法である。精
密プレス成形によってガラス成形品を得るにあたって
は、上記のようにガラスプリフォーム材を高温下で加圧
成形することが必要であるので、この際使用される成形
型も高温に曝され、かつ、高い圧力が加えられる。この
ため、ガラスプリフォーム材を構成する光学ガラスにつ
いては、プレス成形の際の高温環境により成形型の成形
面が表面酸化して損耗したり、高いプレス圧力によって
成形型の成形面が損傷することを抑制するという観点か
ら、ガラス転移温度(Tg)をできるだけ低くすること
が望まれている。
【0004】精密プレス成形するためのガラスプリフォ
ーム材を製造する方法としては、ガラスブロック材から
切断してガラス塊を得、このガラス塊を研削、研磨し
て、最終製品であるレンズ形状に近い形状や球状のガラ
スプリフォーム材を製造する方法があるが、ガラスブロ
ック材の切断工程、研削、研磨工程が必要であり、これ
らの工程に時間を要するという問題点がある。また、ガ
ラス溶融装置に接続されている流出管の先端から溶融ガ
ラスを滴下または流下させて、金型等で受けて成形し、
冷却してガラスプリフォーム材を得る方法があり、この
方法では、ガラスブロック材からの切断、研削、研磨を
必要とせず、溶融ガラスから直接ガラスプリフォーム材
を得ることができるため、ガラスプリフォーム材を製造
する方法としては、現在、この後者の方法が最も量産性
が高く、製造コストも最も安価な方法である。後者の方
法により得られるガラスプリフォーム材の形状は、両凸
のレンズ状あるいは球状であり、両凸のレンズ状は、多
くの場合、最終製品である非球面レンズ等の形状に近い
形状であるため、精密プレス成形時の形状変化量を小さ
くすることができ、レンズ自体の量産性も格段に向上さ
せる効果を有している。また、球状の場合、精密プレス
成形時の形状変化量は大きくなることが多いが、通常、
成形面が凹面である成形型の下型の中央に、ガラスプリ
フォーム材をセットしやすいというメリットがある。
【0005】ところで、旧来のガラスのプレス成形技術
では、ガラスプリフォーム材やプレスしたガラス成形品
の表面に失透が生じても、プレス成形後の研削または研
磨により表面失透の部分が除去されるため、ガラス内部
に失透が生じさえしなければ問題にはならなかった。し
かし、精密プレス成形では、成形後、研削、研磨をする
ことなく、または、ほとんど研削、研磨をすることな
く、精密プレスしたガラス成形品をレンズ等の光学素子
として用いるため、ガラスプリフォーム材やガラス成形
品の表面にのみ失透が生じても製品として用いることが
できない。すなわち、精密プレス成形に使用するガラス
プリフォーム材および精密プレス成形に使用する光学ガ
ラスは、上述したようにガラス転移温度(Tg)が低い
ことに加えて、ガラスプリフォーム材の成形に適した温
度で失透が発生せず、さらに、得られたガラスプリフォ
ーム材を精密プレス成形する際にも失透が発生しないこ
とが要求される。
【0006】ガラスの失透は、ガラスが、核生成温度域
と、核生成温度域よりも高温側の結晶成長温度域とが重
複している温度域にあるときに発生し、ガラスがこの温
度域に曝されている時間が長い程、結晶が成長して失透
が進行する。前述した、溶融ガラスを滴下または流下さ
せてガラスプリフォーム材を製造する方法においては、
流出管の先端から滴下または流下させる溶融ガラスの粘
度が低すぎると、表面の曲面が滑らかで、球状あるいは
両凸レンズ状に近い形状のプリフォーム材が得難くな
り、また、溶融ガラスの粘度が高すぎると、流出管先端
からプリフォーム1個分の重量のガラスを滴下させるこ
と、および、流出管先端から流下する溶融ガラス流か
ら、表面張力等により、プリフォーム1個分の重量のガ
ラス塊を分離させることが、いずれも困難になるため、
滴下または流下させる溶融ガラスの粘度(η)を、lo
gη=約1.5〜約2.5の範囲内になるように調整す
ることが望ましい。
【0007】ところで、流出管の先端から滴下または流
下する溶融ガラス自体は、温度が急速に下がり、通常、
核生成温度域と、結晶成長温度域とが重複している温度
域に長く留まらないため、失透が比較的生じにくいが、
流出管先端の周縁部に付着したガラスは、核生成温度域
と、結晶成長温度域とが重複している温度域の上限値を
下回る温度域、すなわち失透が生じる温度域に長時間曝
されるため失透が生じやすい。そして、この失透したガ
ラスが滴下または流下する溶融ガラスに徐々に巻き込ま
れるため、プリフォーム材の成形開始後、時間が経つに
つれて、ガラスプリフォーム材に失透が含まれるように
なる。上述した失透を防止する方法として、所定時間毎
に、流出管先端の温度をガラスの失透が消失する温度ま
で一時的に高める方法があるが、流出管先端の温度を上
げている間は、上述したように、ガラスの粘度が低すぎ
て、表面の曲面が滑らかで、球状あるいは両凸レンズ状
に近い形状のプリフォーム材を得ることが困難になるた
め、頻繁に流出管先端の温度を上げると、生産効率が著
しく低下してしまう。したがって、ガラスプリフォーム
材を安定かつ連続的に製造するためには、核生成温度域
と、結晶成長温度域とが重複している温度域の上限値が
なるべく低く、かつ、プリフォーム材の成形に適した温
度で長時間保温しても失透が生じないガラスであること
が要求される。
【0008】また、ガラスプリフォーム材を加熱、軟化
させて精密プレス成形する際は、核生成温度域と、結晶
成長温度域とが重複している温度域の下限値を上回る温
度域にガラスプリフォーム材が曝されることにより失透
が生じるため、核生成温度域と、結晶成長温度域とが重
複している温度域の下限値がなるべく高く、かつ、プ精
密プレス成形に適した温度で保温しても失透が生じない
ガラスであることが要求される。
【0009】非球面レンズ等に用いられる光学ガラス
は、種々の光学定数を有するものが求められているが、
その中で屈折率(nd)が1.70〜1.75、アッベ
数(νd)が45〜54程度の光学定数を有するガラス
も求められており、従来、上記範囲の光学定数を有する
ガラスとしては、硼珪酸ランタン系ガラスおよび硼酸ラ
ンタン系ガラスが代表的なガラスとして知られている
が、これらの組成系のガラスは、ガラス転移温度(T
g)が高く、しかも失透を生じやすいものが多いため、
前述の理由から、ガラス転移温度(Tg)がより低く、
かつ、耐失透性が優れたガラスが求められている。ま
た、光学ガラスにおける光線透過性の優劣の一般的な目
安は、短波長側で、反射損失を含み分光透過率が80%
を示す波長であり、この波長が短いほど光線透過性が良
く着色の少ない光学ガラスと言えるが、屈折率(nd)
が1.70以上の硼珪酸ランタン系ガラスおよび硼酸ラ
ンタン系ガラスでは、上記80%を示す波長が、400
nm以上であるものが多く、光線透過性の改善も求めら
れている。
【0010】例えば、特開昭54−3115号公報に
は、B23−SiO2−La23−ZrO2−SnO2
二価金属酸化物系の光学ガラスが開示されている。この
ガラスは、優れた光線透過性を有しているものの、ガラ
ス転移温度(Tg)が高く、精密プレス成形に使用する
のには不適当である。また、ランタン系光学ガラスの溶
融、清澄は、通常、白金または白金合金製の坩堝や清澄
槽を備えた溶融装置を使用して行われるが、このガラス
は、ガラス溶融中に坩堝や清澄槽のPtとSnとが合金
化し、この合金化した部分は、耐熱性が劣るため、坩堝
や清澄槽に穴が開き、そこから溶融ガラスが流出する事
故を起こすことがある。その原因は、ガラスに必須成分
として含まれているSnO2が溶融または清澄中に還元
されて、SnOとなり、さらにSnとなるためと考えら
れる。このような事故は、稀にしか起こらないが、一度
発生すると、直ちに溶融を中止して溶融ガラスを流出さ
せて廃棄し、溶融装置を解体し、合金化した白金または
白金合金を改鋳して、穴の開いた坩堝や清澄槽を補修し
なければならないため、経済的損失は非常に大きい。し
たがって、このガラスは、坩堝や清澄槽等の溶融ガラス
と接触する部分が、白金または白金合金で形成されてい
る溶融装置を用いて、安全かつ大量に生産するのには不
向きであると言わざるを得ない。
【0011】また、特開昭60−221338号公報に
は、低いガラス転移温度(Tg)を有する、B23−L
23−Y23−Li2O−二価金属酸化物系の光学ガ
ラスが開示されている。このガラスは、耐失透性の向上
を目的としたものであるが、前述した、溶融ガラスを滴
下または流下させる方法により、ガラスプリフォーム材
を成形するには、耐失透性が十分ではない。
【0012】また、従来、ガラス転移温度(Tg)が低
いガラスとして、PbO成分を含有するガラスや弗素成
分を含有するガラスも知られているが、PbO成分を含
有するガラスは、精密プレス成形時にガラスが金型と融
着し易いために、金型を繰り返し使用することが困難で
あり、精密プレス成形に使用するには不適当である。ま
た、弗素成分を含有するガラスは、プリフォーム材を成
形する際に、溶融ガラスの表面層から弗素成分が選択的
に揮発しプリフォーム材に曇りを生じたり、プリフォー
ム材を精密プレス成形するときに弗素成分が揮発して金
型に付着し、金型表面や精密プレスしたガラス成形品の
表面に曇りを生じたりするなどの理由により、精密プレ
ス成形に使用するガラスプリフォーム材を製造したり、
精密プレス成形に使用したりするためのガラスとしては
適していない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来のガラスに見られる諸欠点を総合的に改善し、屈折
率(nd)が1.70〜1.75、アッベ数(νd)が
45.0〜54.0の範囲の光学定数および500〜5
80℃の範囲の低いガラス転移温度(Tg)を有し、か
つ、耐失透性および光線透過性が優れ、精密プレス成形
に使用するガラスプリフォーム材の成形および精密プレ
ス成形に適した硼珪酸ランタン系の光学ガラスを提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記目的を
達成するために鋭意試験研究を重ねた結果、従来、具体
的に開示されていない、ごく限られた特定の組成範囲の
SiO2−B23−La23−Y23−ZrO2−Nb2
5−Ta25−Li2O−ZnOおよび/またはCaO
および/またはSrOおよび/またはBaO系組成にお
いて、前記所望の範囲の光学定数および低いガラス転移
温度を有し、優れた光線透過性を維持しつつ、プリフォ
ーム成形時および精密プレス成形時における耐失透性が
一段と優れた光学ガラスが得られることを見いだし、本
発明をなすに至った。
【0015】すなわち、前記目的を達成するための請求
項1に記載の本発明の光学ガラスの特徴は、屈折率(n
d)が1.70〜1.75およびアッベ数(νd)が4
5.0〜54.0の範囲の光学定数を有し、ガラス転移
温度(Tg)が500〜580℃の範囲にあり、質量%
で、 SiO2 5%を超え15%まで、 B23 20 〜 30%未満、 ただし、SiO2+B23 25%を超え40%まで、 La23 21%を超え30%未満、 Y23 5%を超え15%まで、 Gd23 0 〜 10%未満、 ZrO2 1 〜 8%、 Nb25 0.1 〜 5%、 Ta25 5%を超え12%まで、 ただし、ZrO2+Nb25+Ta25 7 〜 20
%、 ZnO 0 〜 10%、 CaO 0 〜 10%、 SrO 0 〜 5%、 BaO 0 〜 10% ただし、ZnO+CaO+SrO+BaO 5 〜 1
5%、 Li2O 1 〜 8%、 Sb23 0 〜 1%、 As23 0 〜 1% の範囲の各成分を含有し、920℃で2時間保温して失
透を生じないところにある。
【0016】また、請求項2に記載の本発明の光学ガラ
スの特徴は、請求項1に記載の光学ガラスにおいて、ガ
ラス転移温度(Tg)+80℃で30分間保温して失透
を生じないところにある。
【0017】また、請求項3に記載の本発明の光学ガラ
スの特徴は、請求項1に記載の光学ガラスにおいて、ガ
ラス転移温度(Tg)+140℃で30分間保温して失
透を生じないところにある。
【0018】本発明の光学ガラスは、優れた耐失透性を
有するが、流出管の先端から溶融ガラスを滴下または流
下させる方法により、ガラスプリフォーム材を安定かつ
連続的に製造するためには、920℃で2時間保温して
失透を生じないことが好ましい。また、精密プレス成形
する際のガラスプリフォーム材の温度は、プレス圧力の
高低によって異なるが、プレス圧力を高くしても成形型
が損耗しない場合は、ガラス転移温度(Tg)+80℃
であれば十分であり、プレス圧力を低くする場合は、ガ
ラス転移温度(Tg)+140℃であれば十分である。
精密プレス成形工程そのものに要する時間は、通常、数
十秒程度であるが、精密プレス成形前のガラスプリフォ
ーム材を加熱、軟化させる工程および精密プレス成形後
のガラス成形品を徐冷する工程を考慮すると、安全を見
て、上述した温度で30分間保温しても失透が生じない
ことが望まれる。したがって、ガラス転移温度(Tg)
+80℃で30分間保温しても、失透が生じないことが
好ましく、さらに、ガラス転移温度(Tg)+140℃
で30分間保温しても、失透が生じないことがより好ま
しい。
【0019】また、請求項4に記載の本発明の光学ガラ
スの特徴は、請求項1、請求項2または請求項3に記載
の光学ガラスにおいて、弗素、PbO、WO3およびS
nO2成分を含有しないところにある。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の光学ガラスにおいて、各
成分の組成範囲を前記のように限定した理由を以下に述
べる。
【0021】SiO2成分は、ガラスの耐失透性を向上
させ、かつ、優れた光線透過性を維持するために、5%
を超えて含有させる必要があるが、その量が15%を超
えると、低いガラス転移温度(Tg)を維持し難くな
る。したがって5%を超え15%までの範囲に限定され
る。
【0022】B23成分は、ガラスの耐失透性を向上さ
せ、かつ、ガラス転移温度(Tg)を低く保つために添
加する成分であるが、その量が20%未満ではガラスの
耐失透性が悪くなり、また、その量が30%以上である
とガラスの化学的耐久性が悪くなり、所望の光学定数も
得難くなる。したがって、20〜30%未満の範囲に限
定される。
【0023】SiO2およびB23成分の合計量は、優
れた耐失透性と目標の光学定数を維持するため、25%
を超え40%までの範囲とすべきである。また、特に光
線透過性が優れたガラスを得るためには、SiO2およ
びB23成分の合計量が32%を超えることがより好ま
しい。
【0024】La23成分は、ガラスの屈折率を高め、
かつ、分散を低く(アッベ数を大きく)するのに有効な
成分であるが、21%以下ではガラスの屈折率を所望の
値にすることができず、また、その量が30%以上では
ガラスの耐失透性が悪くなる。したがって、21%を超
え30%未満の範囲に限定される。また、その量を27
%以下にすると、耐失透性が優れたガラスが得やすくな
るため、より好ましい。
【0025】Y23成分は、ガラスの屈折率を高め、か
つ、分散を低く(アッベ数を大きく)するのに有効な成
分であるとともに、ガラスの耐失透性を改善する効果を
有する成分であるが、その量が5%以下では目的とする
耐失透性を得難く、また、15%を超えると逆に耐失透
性が悪くなる。したがって、5%を超え15%までの範
囲に限定される。
【0026】Gd23成分は、ガラスの屈折率を高め、
分散を低く(アッベ数を大きく)するのに有効な成分で
あるが、その量が10%以上であるとガラスの耐失透性
が悪くなる。したがって、0〜10%未満の範囲に限定
される。
【0027】ZrO2成分は、光学定数を調整し、か
つ、ガラスの耐失透性を改善する効果があるが、その量
が1%未満では顕著な効果が見られず、また、8%を超
えると逆に耐失透性が悪くなる。したがって、1〜8%
の範囲に限定される。
【0028】Nb25成分は、光学定数を調整し、か
つ、ガラスの耐失透性を改善する効果があるが、その量
が0.1%未満では顕著な効果が見られず、また、5%
を超えると逆に耐失透性が悪くなる。したがって、0.
1〜5%の範囲に限定される。
【0029】Ta25成分は、光学定数を調整し、か
つ、ガラスの耐失透性を改善する効果があるが、その量
が5%以下では顕著な効果が見られず、また、12%を
超えると逆に耐失透性が悪くなる。したがって、5%を
超え12%までの範囲に限定される。
【0030】また、本発明において、ガラスプリフォー
ム成形温度域における耐失透性および精密プレス成形温
度域における耐失透性の双方が優れたガラスを得るため
には、ZrO2、Nb25およびTa25の3成分を共
存させることが特に重要であり、これら3成分の合計量
が7%未満では耐失透性の向上について顕著な効果が見
られず、これら3成分の合計量が20%を超えると逆に
失透し易くなってしまう。したがってこれら3成分の合
計量は7〜20%の範囲に限定される。また、特に耐失
透性が優れたガラスを得やすくするためには、これら3
成分の合計量を11.5%以上とすることがより好まし
い。
【0031】ZnO成分は、ガラス転移温度(Tg)を
低め、かつ、ガラスの耐失透性を改善する効果がある
が、その量が10%を超えると逆に耐失透性が悪くな
る。したがって、0〜10%の範囲に限定される。
【0032】CaO、SrOおよびBaOの各成分は、
いずれも、光学定数を調整し、かつ、ガラスの耐失透性
を改善する効果があるが、CaO、SrOおよびBaO
成分の量が、それぞれ、10%、5%および10%を超
えると、逆に耐失透性が悪くなり、ガラスの化学的耐久
性も悪化する。
【0033】また、ZnO、CaO、SrOおよびBa
O成分から選ばれる1種または2種以上の合計量が5%
未満では、ガラスの耐失透性が十分に向上せず、また、
これらの成分の合計量が15%を超えると逆に耐失透性
が悪化する傾向がある。したがってこれらの成分の合計
量が5〜15%の範囲で、ガラスの耐失透性が良好とな
る。また、特に耐失透性が優れたガラスを得るには、こ
れらの成分の合計量を14%以下とすることがより好ま
しい。
【0034】Li2O成分は、ガラス転移温度(Tg)
を下げる効果を有する成分であるが、1%未満ではその
効果が得られず、また、8%を超えると耐失透性が急激
に低下する。したがって、1〜8%の範囲に限定され
る。
【0035】Sb23およびAs23成分は、ガラス溶
融時の脱泡のために添加しうるが、脱泡効果を得るに
は、これらの成分の量は、それぞれ、1%までで十分で
ある。
【0036】また、本発明の光学ガラスには、上記成分
の他に、光学定数の調整、溶融性の向上、化学的耐久性
の向上等のために、本発明の目的から外れない範囲で、
Na 2O、K2O、Rb2O、Cs2O、MgO、Ti
2、HfO2、Al23、P25、Ga23、In
23、GeO2、TeO2、CeO2、Tl2O、Bi23
、TeO2、Yb23等の成分を適当量含有させること
ができる。
【0037】また、弗素およびPbO成分は、前述した
ように、ガラスプリフォーム成形および精密プレス成形
をする際に好ましくない影響を及ぼす成分であるため、
本発明の光学ガラスに含有させるべきではなく、WO3
成分は、ガラスの光線透過性を悪化させて、着色度を大
きくする成分であるため、本発明の光学ガラスに含有さ
せるべきではない。さらに、SnO2成分も、前述した
ように、ガラス溶融中に白金坩堝等に穴が開く重大な事
故を起こすリスクのある成分であるため、本発明の光学
ガラスに含有させるべきではない。
【0038】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について説明す
るが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。表1〜表3に、本発明にかかる光学ガラスの実施例
(No.1〜No.10)の及び従来の光学ガラスの比
較例(No.A〜No.E)の組成を示し、各実施例お
よび各比較例で得られたガラスの屈折率(nd)、アッ
ベ数(νd)、ガラス転移温度(Tg)および着色度を
示した。
【0039】ここで、ガラス転移温度(Tg)は、日本
光学硝子工業会規格「光学ガラスの熱膨張の測定方法」
JOGIS08−1975により、長さ50±5mm、直径
4±0.5mmの丸棒とした試料を、4℃毎分の一定速
度で上昇するように加熱し、温度と試料の伸びを測定し
て得られた熱膨張曲線から求めた。また、着色度は、日
本光学硝子工業会規格「光学ガラスの着色度の測定方
法」JOGIS02−1975に準じ、平行に対面を研磨し
た厚さ10±0.1mmの試料の反射損失を含む分光透
過率を測定し、透過率80%を示す波長の整数第1位を
4捨5入し、10nmを単位として示したものであり、
着色度の値が小さいほど短波長側での光線透過性が優れ
ていることを意味する。
【0040】なお、本発明の実施例No.1〜No.1
0の光学ガラスは、いずれも酸化物、炭酸塩および硝酸
塩などの通常の光学ガラス原料を表1および表2の組成
比になるように、所定の割合で秤量混合した後、300
ccの白金製坩堝に投入し、組成による溶融性の難易度
に応じて、1000〜1300℃の温度で2〜4時間溶
融し、撹拌、均質化した後、降温して金型等に鋳込み、
徐冷することにより容易に得られた。
【0041】また、表4および表5には、上記各実施例
および各比較例のガラスの失透試験結果を示した。ここ
で、ガラスプリフォーム成形時の耐失透性を評価するた
めの失透試験1は、表1〜表3に示した各実施例および
各比較例の組成比になるように、所定の割合で秤量混合
したガラス原料100gを、それぞれ、白金製の50c
c坩堝に入れて、電気炉中で、ガラス組成による溶融性
の難易度に応じて、1200〜1300℃の温度で2時
間溶融し、失透のない完全なガラス融液とした後、降温
して、1000℃、980℃、920℃、900℃およ
び880℃の各温度で2時間保温した後、炉外に取り出
して、失透の有無を顕微鏡により観察したものである。
観察の結果、失透が認められないガラス試料は○印、表
面にのみ失透が認められたガラス試料は△印、内部にも
失透が認められたガラス試料は×印で示した。
【0042】また、精密プレス成形時の耐失透性を評価
するための失透試験2は、表1〜表3に示した各実施例
および各比較例のガラスを10mm角の立方体とした試
料を、それぞれ、耐熱性セラミックスの平板上に置き、
電気炉に入れ、Tg+80℃、Tg+100℃、Tg+
120℃およびTg+140℃の各温度まで昇温して、
これらの温度で30分間保温した後、炉外に取り出して
失透の有無を顕微鏡により観察したものである。観察の
結果、失透が認められないガラス試料は○印、表面にの
み失透が認められたガラス試料は△印、内部にも失透が
認められたガラス試料は×印で示した。
【0043】
【表1】 (質量%)
【0044】
【表2】(質量%)
【0045】
【表3】(質量%)
【0046】
【表4】
【0047】
【表5】
【0048】表1〜表3に見られるとおり、本発明の実
施例(No.1〜No.10)のガラスは、いずれも、
屈折率(nd)が1.70〜1.75、アッベ数(ν
d)が45.0〜54.0の範囲内であり、500〜5
80℃の範囲内の低いガラス転移温度(Tg)を有して
いる。また、本発明の実施例(No.1〜No.10)
のガラスは、37〜39の着色度を有しており、可視域
の短波長側から近紫外域における光線透過性が、表3に
示した比較例の従来の光学ガラスと比較して、同等、も
しくは、より優れていることがわかる。
【0049】また、表4および表5に見られるとおり、
本発明の実施例(No.1〜No.10)のガラスは、
失透試験1の結果、920℃で失透が生じず、失透が生
じない温度が比較例のガラスよりも低く、また、失透試
験2では、Tg+140℃で失透が生じず、失透が生じ
ない温度が比較例のガラスよりも高く、本発明の実施例
の光学ガラスは、いずれも、比較例の従来の光学ガラス
と比べて、ガラスプリフォーム材成形時の温度域および
精密プレス成形時の温度域での耐失透性が共に一段と優
れており、特に、溶融ガラスを滴下または流下させる方
法によるガラスプリフォーム材の成形および精密プレス
成形に適していることがわかる。
【0050】
【発明の効果】以上述べたとおり、本発明の光学ガラス
は、屈折率(nd)が1.70〜1.75およびアッベ
数(νd)が45.0〜54.0の範囲の光学定数を有
する特定組成範囲のSiO2−B23−La23−Y2
3−ZrO2−Nb25−Ta25−Li2O−ZnOお
よび/またはCaOおよび/またはSrOおよび/また
はBaO系の光学ガラスであるから、ガラス転移温度
(Tg)が500〜580℃と低く、かつ、ガラスプリ
フォーム材成形時の温度域および精密プレス成形時の温
度域での耐失透性が優れ、しかも、着色度が小さく光線
透過性も優れているため、精密プレス成形に使用するガ
ラスプリフォーム材の成形および精密プレス成形に適し
ており、有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G062 AA04 BB05 DA03 DA04 DB01 DB02 DC04 DD01 DD02 DE01 DE02 DE03 DF01 EA03 EB01 EB02 EC01 EC02 ED01 ED02 EE01 EE02 EE03 EF01 EF02 EF03 EG01 EG02 EG03 FA01 FB01 FB02 FC03 FD01 FD02 FE01 FF01 FG02 FG03 FH03 FH04 FJ03 FJ04 FK04 FL01 FL02 GA01 GA02 GA10 GB01 GC01 GD01 GD02 GE01 HH01 HH02 HH03 HH05 HH06 HH07 HH09 HH11 HH13 HH15 HH17 HH18 HH20 JJ01 JJ03 JJ04 JJ05 JJ07 JJ10 KK01 KK03 KK04 KK05 KK07 KK08 KK10 MM02 NN29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈折率(nd)が1.70〜1.75お
    よびアッベ数(νd)が45.0〜54.0の範囲の光
    学定数を有し、ガラス転移温度(Tg)が500〜58
    0℃の範囲にあり、質量%で、 SiO2 5%を超え15%まで、 B23 20 〜 30%未満、 ただし、SiO2+B23 25%を超え40%ま
    で、 La23 21%を超え30%未満、 Y23 5%を超え15%まで、 Gd23 0 〜 10%未満、 ZrO2 1 〜 8%、 Nb25 0.1 〜 5%、 Ta25 5%を超え12%まで、 ただし、ZrO2+Nb25+Ta25 7 〜 20
    %、 ZnO 0 〜 10%、 CaO 0 〜 10%、 SrO 0 〜 5%、 BaO 0 〜 10%、 ただし、ZnO+CaO+SrO+BaO 5 〜 1
    5%、 Li2O 1 〜 8%、 Sb23 0 〜 1%、 As23 0 〜 1% の範囲の各成分を含有し、920℃で2時間保温して失
    透を生じないことを特徴とする光学ガラス。
  2. 【請求項2】 ガラス転移温度(Tg)+80℃で30
    分間保温して失透を生じないことを特徴とする請求項1
    に記載の光学ガラス。
  3. 【請求項3】 ガラス転移温度(Tg)+140℃で3
    0分間保温して失透を生じないことを特徴とする請求項
    1に記載の光学ガラス。
  4. 【請求項4】 弗素、PbO、WO3およびSnO2成分
    を含有しないことを特徴とする請求項1、請求項2また
    は請求項3に記載の光学ガラス。
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