JP2003018519A - データ放送システム、受信端末装置、コンテンツ提供サーバ及びコンテンツ提供方法 - Google Patents

データ放送システム、受信端末装置、コンテンツ提供サーバ及びコンテンツ提供方法

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JP2003018519A
JP2003018519A JP2001197379A JP2001197379A JP2003018519A JP 2003018519 A JP2003018519 A JP 2003018519A JP 2001197379 A JP2001197379 A JP 2001197379A JP 2001197379 A JP2001197379 A JP 2001197379A JP 2003018519 A JP2003018519 A JP 2003018519A
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data broadcasting
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Osami Suzuki
修美 鈴木
Shigeru Tashiro
成 田代
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Toshiba Corp
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存のインフラでは困難であった様々な番組
形態を実現し、いつでもどこでも所望の情報が得られ、
視聴者の使用状況に応じた適切なサービスを提供し得る
データ放送システム等を提供すること。 【解決手段】 番組で使用するコンテンツ及び各コンテ
ンツの提示の仕方を規定した提示制御データを、番組毎
に任意のチャンネルに割り当てて多重伝送するデータ放
送システムである。ユーザ端末には、当該端末において
リアルタイム受信により再生されるリアルタイム受信型
コンテンツ、選択されて初めて蓄積を実行し再生される
第1の蓄積型コンテンツ、予め自動的に蓄積され、選択
された場合に再生される第2の蓄積型コンテンツ、前記
リアルタイム受信型コンテンツと前記第1または第2の
蓄積型コンテンツとを併用するパラレルコンテンツ、の
少なくともいずれかからなる複数のコンテンツ群が、一
連の番組として提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に移動体や携帯
端末向けのデータ放送サービスを提供するデータ放送シ
ステムと、このシステムに用いる受信端末装置及びその
周辺技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、テレビジョン放送の分野では、地
上波放送、衛星放送のデジタル化が進められ、一部実用
化に至っている。しかしながら、いずれも基本的に固定
された端末装置向けの放送であり、移動体や携帯端末を
対象とする場合に、その使用状況に応じた適切なサービ
スを提供することは技術的に困難であると考えられる。
特に、上記の放送における番組内容は、いずれも全ての
端末装置において同じように再生されるものであり、ユ
ーザの指定、放送局側の指定、使用条件により番組内容
の一部を選択的に再生することはできない。
【0003】一方、主に移動体や携帯端末に向けて映
像、音声、文字等からなるマルチメディア情報を放送す
るデータ放送システムのニーズが高まってきているが、
その実現に際し、従来のテレビジョン放送では技術的に
困難であった上記の課題を解決することが必要不可欠で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、主
に移動体や携帯端末向けのデータ放送サービスを提供す
るにあたり、既存のインフラでは困難であった様々な番
組形態を実現し、いつでもどこでも所望の情報が得ら
れ、視聴者の使用状況に応じた適切なサービスを提供し
得ることが求められている。
【0005】本発明は、上記の課題を解決し、既存のイ
ンフラでは困難であった様々な番組形態を実現し、いつ
でもどこでも所望の情報が得られ、視聴者の使用状況に
応じた適切なサービスを提供し得るデータ放送システム
と、このシステムに用いる受信端末装置及びその周辺装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、番組で使用するコンテンツ及び各コンテン
ツの提示の仕方を規定した提示制御データを、番組毎に
任意のチャンネルに割り当てて多重伝送するデータ放送
システムにおいて、端末においてリアルタイム受信によ
り再生されるリアルタイム受信型コンテンツ、選択され
て初めて蓄積を実行し再生される第1の蓄積型コンテン
ツ、予め自動的に蓄積され、選択された場合に再生され
る第2の蓄積型コンテンツ、前記リアルタイム受信型コ
ンテンツと前記第1または第2の蓄積型コンテンツとを
併用するパラレルコンテンツ、の少なくともいずれかか
らなる複数のコンテンツ群を一連の番組として提供する
ことを特徴とする。
【0007】上記データ放送システムに用いられる受信
端末装置は、前記一連の番組の中からユーザが希望の番
組を選択するための番組選択手段と、この番組選択手段
の選択操作に応じて前記リアルタイム受信型コンテン
ツ、第1、第2の蓄積型コンテンツ、パラレルコンテン
ツ、の少なくともいずれかからなる複数のコンテンツ群
を選択的にまたは同時に受信復調し、再生または蓄積す
る再生・蓄積処理手段を具備することを特徴とする。
【0008】上記データ放送システムに用いられるコン
テンツ提供方法としては、データ放送によって提供され
る第1のコンテンツと、Web上で提供される前記第1
のコンテンツに関連した第2のコンテンツとを連動させ
て提供したり、データ放送によるコンテンツの提供を行
うに際して、インターネットによって個人認証を行うこ
とを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。まず、本発明に係るデータ
放送システムの概要について説明する。このデータ放送
システムは、主に移動体に搭載された端末装置や携帯端
末に向けて映像、音声、文字等からなるマルチメディア
情報を放送する際に、放送サービスとして、単に番組を
提供するだけでなく、番組内容自体が使用者側のニー
ズ、使用状況に柔軟に対応可能な情報提示を行えること
を主眼とする。また、複数の放送サービスの融合、さら
には既存のメディアとの融合を図ることで、新たな視点
からの放送サービスを提供する。
【0010】上記放送サービス実現のため、本システム
は、放送衛星或いは通信衛星を利用した主に移動体や携
帯端末向けに放送するものとし、伝送方式としてCDM
(Code Division Multiplex)方式、符号化方式として
MPEG4(Moving PictureCoding Experts Group4)
を採用し、かつ衛星から端末装置へのダウンリンクにS
バンドを使用することで、車載端末装置や携帯情報端末
装置等の移動端末装置においても、映像や音声、文字等
からなるマルチメディア情報を受信できるようにしたも
のである。
【0011】ところで、このシステムは先に述べたよう
にMPEG4の使用を想定している。MPEG4は、従
来の動画像符号化方式が画像を一つのシーンとして単純
に符号化するのを基本としているのに対し、複数のAV
Os(Audio /Visual Objects:人物や背景に代表され
る構成要素)からなる階層化された映像/音響信号を合
成することによってシーンを表現するものである。各階
層構成要素としては、自然画像/音響でもよく、また合
成画像/音響でも構わない。また、シーン全体を表すも
のでも、一部を表すものでも構わない。さらに各構成要
素の重なり具合や時間的/空間的関係にも大きな自由度
がある。
【0012】すなわち、MPEG4を使用する本システ
ムでは、送信側において、一つのシーンを構成する複数
のコンテンツ(オブジェクト)と、これらのコンテンツ
を合成するためのシーン記述データとをそれぞれ最適な
アルゴリズムでエレメンタリストリームに符号化し、し
かるのち多重化して送信する。また受信側では、受信し
た各オブジェクト及びシーン記述データをそれぞれ復号
したのち、シーン記述データの内容に従って各オブジェ
クトを合成してディスプレイやスピーカ等の提示装置へ
出力する。
【0013】このようなシステム構成によれば、番組内
容の各シーンを1以上のコンテンツによって構成し送信
しているので、受信側で必要に応じてコンテンツを選択
し再生することが可能となる。このことから、ユーザの
指定、放送局側の指定、使用条件により番組内容の一部
を選択的に再生することができるようになり、番組内容
自体が使用者側のニーズ、使用状況に柔軟に対応可能な
情報提示を行うことが可能となる。
【0014】ところで、シーン記述データのみに従って
各コンテンツを合成して提示しようとすると、端末装置
の状況によっては不適切な提示が行われる可能性があ
る。例えば、コンテンツに地域性がある場合に、このコ
ンテンツを常に表示したとすると、端末装置には自己の
現在位置とは無関係のコンテンツが表示されることにな
る。
【0015】一方、上記のような新たな放送システムに
あっては、複数の放送局がそれぞれ独立して放送サービ
スエリアを特定することで、全国放送、地域別放送が任
意に選択可能とすることが提唱されている。この場合、
移動体搭載の端末装置や携帯端末においては、移動に伴
って必要とする放送サービスを同時に受けられれば、ユ
ーザにとって有意義である。また、既存のメディア、例
えば地上波放送(テレビ放送、ラジオ放送)、公衆通信
網を通じた通信手段との融合が図れれば、ユーザに新た
な生活環境を提供することになり、情報化社会の発展に
寄与することができる。
【0016】以下に、上記の課題をふまえたデータ放送
システムについて、実施形態をあげて説明する。
【0017】図1は本発明係るデータ放送システムの全
体像を示す概念図である。本システムは衛星放送の一種
であるが、ここでは既存の固定端末向けのBSまたはC
S衛星デジタル放送と区別するため、モバイル衛星放送
(MSB)システムと称し、その放送波をMSB波とし
て説明する。
【0018】このモバイル衛星放送システムは、少なく
とも一つの送信局10と、衛星制御局20と、静止衛星
30とを備えている。
【0019】送信局10は、複数の番組プロバイダによ
り作成・編集された番組情報を受け取り、各番組情報を
チャネル多重したのち放送信号に変換して、例えばKu
バンド(12.5〜18GHz)の上り伝送路を介して
静止衛星30へ送信する。チャネル多重方式としては、
CDM(Code Division Multiplex)方式が用いられ
る。
【0020】静止衛星30は、例えば2.5m級の口径
を有するKuバンド用アンテナ31と、15m級の口径
を有するSバンド(例えば2.6GHz)用アンテナ3
2とを備えている。そして、上記送信局10から送信さ
れた放送信号を、上記Kuバンド用アンテナ31で受信
したのち、トランスポンダでSバンドの信号に変換す
る。そして、この変換された放送信号を上記Sバンド用
アンテナ32からSバンドの下り伝送路を介してサービ
スエリアに向け送信する。尚、上記静止衛星30に搭載
する上り伝送用アンテナ31の口径は2.5m級より小
さいものでもよく、またSバンド用アンテナ32の口径
についても15m級に限らず8m級であってもよい。
【0021】尚、衛星制御局20は、静止衛星30の動
作状態を監視し制御するものである。
【0022】サービスエリアでは、例えばオフィスや家
庭に固定的に設置された放送受信装置(図示せず)や、
車載或いは携帯型の移動可能な端末装置40が、上記静
止衛星30からSバンドの下り伝送路へ送信された放送
信号を受信することができる。尚、上記Sバンドの下り
伝送路では、256kbps の伝送容量を有する複数のチ
ャネル(例えば30チャネル)が多重化される。また、
伝送情報の符号化方式としてMPEG4が用いられる。
【0023】なお、各携帯受信端末や車載受信端末40
は、公衆網(電話回線)を通じて各種サーバにアクセス
したり、インターネット(Web)等のネットワークに
接続することが可能となっている。
【0024】ところで、上記送信局10及び端末装置4
0はそれぞれ次のように構成される。図2は送信局10
の構成を示す回路ブロック図、図3は端末装置40の構
成を示す回路ブロック図である。
【0025】先ず送信局10は、オーサリング装置11
を備えている。オーサリング装置11は、各番組プロバ
イダから供給された音響データAU1〜AUn、映像デ
ータMP1〜MPn及び文字データTX1〜TXnを選
択的に用いて、MPEG4に応じたシーン情報を生成す
る。このシーン情報は、複数のオブジェクト、つまり上
記音響データ、映像データ及び文字データと、これらの
オブジェクトを合成するためのシーン記述データとを有
する。
【0026】上記オーサリング装置11から出力された
音響データ、映像データ、文字データ及びシーン記述デ
ータは、それぞれ音響オブジェクト符号化部12、映像
オブジェクト符号化部13、文字オブジェクト符号化部
14及びシーン記述符号化部15に入力される。これら
の符号化部12〜15では、それぞれ上記音響データ、
映像データ、文字データ及びシーン記述データがその性
質に対応した最適なアルゴリズムによりエレメンタリス
トリームに符号化される。この符号化されたエレメンタ
リストリームは、続いて多重化部16で所定のフォーマ
ットに従い多重化されて多重化ストリームとなる。そし
て、この多重化ストリームは送信部17でデジタル変調
され、さらにKuバンドの放送信号に変換されたのち、
送信アンテナ18から静止衛星30に向け送信される。
【0027】次に端末装置40は、上記静止衛星30か
ら送信されたSバンドの放送信号を受信アンテナ41で
受信して受信部42に入力する。受信部42では、上記
放送信号に対し周波数変換及びデジタル復調が行われ、
この復調された多重化ストリームは多重分離部43に入
力される。多重分離部43は、上記多重化ストふリーム
を複数のエレメンタリストリームに分離し、これらのエ
レメンタリストリームをそれぞれ音響オブジェクト復号
化部44、映像オブジェクト復号化部45、文字オブジ
ェクト復号化部46及びシーン記述復号化部47に入力
する。
【0028】音響オブジェクト復号化部44、映像オブ
ジェクト復号化部45、文字オブジェクト復号化部46
及びシーン記述復号化部47は、それぞれ対応する上記
エレメントストリームを復号処理して音響オブジェク
ト、映像オブジェクト、文字オブジェクト及びシーン記
述データを再生し、この復号された音響オブジェクト、
映像オブジェクト及び文字オブジェクトを選択部49を
介して合成部50Aに入力する。
【0029】また上記シーン記述復号部47で復号され
たシーン記述データは、シーン記述解析部48に入力さ
れる。シーン記述解析部48は、上記シーン記述データ
を解析し、その解析データSCを選択部49に与えてシ
ーンを合成するに必要なオブジェクトを通過させる。ま
たシーン記述解析部48は、シーン記述解析データSC
を合成部50Aにも与える。
【0030】ところで、端末装置40は、予め使用状況
に応じた処理を行うための状況判断データベース55A
を有している。この状況判断データベース55Aには、
提示すべきオブジェクトの種別情報が記憶してある。オ
ブジェクトはデフォルトデータと設定データとに分けて
管理されている。このうちデフォルトデータは、端末装
置40の出荷時に既に書き込まれたデータである。設定
データは、端末ユーザが図示しないキー入力部の操作に
より任意に設定できる。
【0031】合成部50Aは、提示制御手段51Aと、
データベース更新制御手段52Aとを備えている。
【0032】提示制御手段51Aは、例えばバッテリ使
用中、商用電源使用中(バッテリ充電中)のいずれであ
るか判断し、その判断結果から端末装置40の使用形
態、すなわち携帯中か固定受信かを判別し、その状況に
応じた現在位置を、上記位置判断データベース55Aに
記憶されている地域と比較する。そして、現在位置を含
む地域が記憶されている場合に、この地域に対応するオ
ブジェクトを上記選択部49から入力された複数の受信
オブジェクトの中から選択し、この選択したオブジェク
トをシーン記述解析データSCに従って合成して、ディ
スプレイ53またはスピーカ54或いはその両方に供給
する。
【0033】DB更新制御手段52Aは、送信局10か
らシーン記述データを使用してDB更新データが送られ
た場合に、シーン記述解析部48により解析された更新
データの内容に従い、状況判断データベース55A内の
該当データを更新する処理を行う。更新処理には、既に
登録されているオブジェクトの変更及び削除、追加があ
る。
【0034】なお、図示しないが、端末装置40は携帯
電話機能を搭載し、電話回線を通じて各種サーバへアク
セスしたり、インターネットに接続する機能を有してい
る。
【0035】上記システム構成において、具体的な放送
サービスとして、スタンドアローン機能、車載機能、携
帯電話との連動(発注、決済、課金機能との一体化)、
他の主要メディアとの融合が考えられる。
【0036】スタンドアローン機能としては、通常のテ
レビジョン放送(リアルタイム型コンテンツ)による映
画、ドラマ、ニュース、スポーツ中継、バラエティー等
の一般的な番組の他、データ・音声番組として映画や音
楽等のプロモーション番組、情報誌コンテンツ、ショー
トサブジェクト、活字情報、朗読、ショッピング情報、
通常の音声・音楽番組、ゲーム配信等があげられる。
【0037】車載機能としては、ITS/CARナビゲ
ーション機能、CARサーバーシステムとの合体(高速
インターネットとの連携等)、アップスケールエンター
テイメント(トータルエンターテイメントセンターとの
連携)、ゲームセンター(ゲーム制作会社との連携)等
の機能が考えられる。
【0038】携帯電話との連動には、TVコマース(シ
ョッピング、チケット販売、バンキング他)、POD
(プログラム・オンデマンド)、映画、アニメ、ゲー
ム、音楽、書籍朗読、活字情報の入手、証券ビジネス、
個人教育(予備校型モデル等)、拡張情報通信モード
(メール、インターネット)、SOHO活動支援、ハン
ドヘルド・ナビゲーション等が考えられる。
【0039】他の主要メディアとの融合には、地上波デ
ジタル放送機能との相互補完、eプラットホームとの連
動(大容量記録装置による蓄積データのブリッジメディ
アによる情報移動)、ゲーム、通勤電車中で視聴可能と
する朝刊等が考えられる。
【0040】また、利用形態別に端末の仕様を考える
と、図4に示すように、既存PC(パーソナルコンピュ
ータ)や既存PDAに放送波受信アンテナを取り付け
る、車載用端末を着脱自在として携帯端末として利用可
能とする、他の通信回線(ISDN、ADSL、FTT
H等に接続され、専用受信端末をセットすることで内蔵
バッテリの充電、蓄積番組データの記録・再生、フラッ
シュメモリによるブリッジ処理を行うドックを用いると
いった方法も考えられる。特に、ドックの基本機能とし
ては、充電機能、HDDによるデータ蓄積と携帯端末へ
のダウンロード機能、放送受信、通信回線からの情報入
力、各種メモリカードへのダウンロード機能、高性能ス
ピーカの搭載、インターネットアクセス機能を装備する
ことも考えられる。
【0041】また、蓄積型コンテンツでは、家庭・オフ
ィス用として個別端末で閉じた構成でスポーツくじや競
馬、ゲーム、学習といったアプリケーションを実行する
コンテンツが考えられる他、車載用としてGPSや携帯
電話と併用することで、車内環境に適した情報利用を実
現できる。
【0042】図5は、受信携帯端末の具体的な構成を示
すもので、基本的には既存のPDA(Personal Digital
Assistants)と同様な機能を有し、さらにMSB受信
機能、携帯電話機能を付加し、受信用のOSを組み込ん
だ構成となっている。
【0043】図5において、101は液晶表示画面、1
02はサブ表示画面(LEDで背面から適宜点灯表示)
であり、サブ表示画面には、MSB波受信可否表示部1
03、受信感度表示部104、フラッシュメモリーカー
ド挿入有無表示部105、携帯電話受信感度表示部10
6、音量表示部107、バッテリ残量表示部108等が
ある。また、操作部には、選択・実行ボタン109、チ
ャンネル選択ボタン110、ボリューム調整ボタン11
1、サブメニュー表示ボタン112、EPG(電子番組
ガイド)ボタン113、関連番組表示ボタン114、青
(A)、赤(B)、緑(C)、黄(D)の選択用ボタン
115を備える。また、端末上部には、一対のアンテナ
116が配置される。
【0044】次に、本システムによって実現可能な幾つ
かのアプリケーションについて、具体的に説明する。
【0045】(第1の実施例)第1の実施例では、本シ
ステムによって実現される、マルチチャンネル及びマル
チメディアによる放送サービスを説明する。
【0046】図6は、本システムによる、マルチチャン
ネル及びマルチメディアによる放送サービスでのデータ
の流れを示したフローチャートである。図6において、
端末AにおいてEPG(Electronic Program Guide:電
子チャンネル表)が表示される。ユーザは、当該EPG
に表示された複数のコンテンツ(マルチチャンネル)の
中から、所望するコンテンツを選択する(ステップS1
1)。
【0047】図7は、端末Aに表示されたEPG画面を
示した図である。ユーザは、例えば図7に示した選択・
実行ボタン109のUP/DOWN操作により、カーソ
ルを所望するコンテンツに移動させ、決定ボタンを押し
下すことにより、コンテンツを選択することができる。
なお、当該コンテンツによって提供される情報は、動画
或いは静止画等のイメージデータ、音声データ、図形デ
ータ、文字データの全てを含む(マルチメディア)。
【0048】端末Aは、選択されたコンテンツに関する
ストリームデータを受信し(ステップS12)、そのデ
ータ属性を判別する(ステップS13)。ここで、コン
テンツのデータ属性ついて説明する。EPG画面に表示
された各コンテンツは、端末Aがリアルタイムにデータ
を受信して再生されるもの(リアルタイム受信型)、当
該EPG画面において選択されて初めて蓄積を実行し再
生するもの(第1の蓄積型)、予め当該端末に蓄積され
ており、そのまま蓄積データを再生するもの(第2の蓄
積型)、リアルタイムと第1或いは第2の蓄積型とを併
用するもの(パラレル型)、或いはこれらを任意に組み
合わせたもの(複合型)等に分類することができる。特
に、パラレル型の具体例としては、第1或いは第2の蓄
積型のコンテンツであるイメージデータを再生した場合
に、当該再生と平行してリアルタイムで音声データを受
信し、BGMとして再生するコンテンツがある。
【0049】ステップS13において、コンテンツの属
性をリアルタイム型であると判別した場合には、端末A
は衛星からデータをリアルタイム受信し(ステップS1
4A)、再生(ユーザによるチャンネル視聴)を行う。
【0050】また、ステップS12において、コンテン
ツの属性を第1の蓄積型であると判別した場合には、端
末Aは一旦衛星からデータを受信・蓄積し(ステップS
14B)、当該蓄積されたデータを読み出してコンテン
ツの再生(ユーザによるチャンネル視聴)を行う。
【0051】また、ステップS13において、コンテン
ツの属性を第2の蓄積型であると判別した場合には、端
末Aはメモリに蓄積されたデータを読み出し(ステップ
S14C)、コンテンツの再生(ユーザによるチャンネ
ル視聴)を行う。
【0052】また、ステップS13において、コンテン
ツの属性をパラレル型であると判別した場合には、端末
Aは衛星からのデータをリアルタイム受信し、さらに一
旦衛星からデータを受信・蓄積するか或いはメモリに蓄
積されたデータを読み出し(ステップS14D)、コン
テンツの再生(ユーザによるチャンネル視聴)を行う。
【0053】また、ステップS13において、コンテン
ツの属性を複合型であると判別した場合には、端末Aは
適宜、リアルタイム受信、データ蓄積/読み出し等を行
い(ステップS14E)、コンテンツの再生(ユーザに
よるチャンネル視聴)を行う。
【0054】なお、コンテンツの再生中或いは終了後に
おいてコンテンツの変更がある場合には、再びステップ
S11に戻り、同様の手順にて選択されたコンテンツが
再生される。
【0055】この様な構成によれば、ユーザは、種々の
チャンネルから所望のチャンネルを個別に選択し、任意
のタイミングで視聴することができる。また、コンテン
ツ提供側では、リアルタイム型、第1或いは第2の蓄積
型といったコンテンツの提供形態を、例えばデータ量等
に応じて設定することで、適切かつ自由度の高いコンテ
ンツを提供することが可能となる。
【0056】(第2の実施例)第2の実施例は、本シス
テムの端末Aにおいて予め蓄積されたコンテンツ、特
に、全てを再生するためには、再生するための情報(い
わゆる「再生キー」)が必要なコンテンツを再生するア
プリケーションについて説明する。
【0057】図8は、端末Aにおいて、予め当該端末A
内に蓄積されたコンテンツ再生に関する操作の一例を示
したフローチャートである。図8において、端末Aに蓄
積されているコンテンツのEPG画面が表示される(ス
テップS21)。なお、端末Aに蓄積されているコンテ
ンツの内容は、当該端末Aのダウンロード蓄積機能によ
って自動更新等がなされる。この機能については、後で
詳しく説明する。
【0058】次に、ユーザによって所定のチャンネルの
選択がなされると(ステップS22)、選択されたチャ
ンネルに応じたコンテンツが再生される(ステップS2
3)。なお、ステップS22において選択されたコンテ
ンツは、その全てを再生するためには、途中で再生する
ための情報(以下「再生キー」と称する。)の入力が必
要なものであるとする。
【0059】次に、コンテンツ再生の途中において、再
生キーの入力を促す画面が表示される(ステップ2
4)。この様に再生キーを請求するコンテンツは、例え
ば途中から有料となるものが考えられる。この場合には
「有料コンテンツのご利用」等のユーザに有料である
旨、継続した再生には再生キーの入力が必要である旨等
が表示される。端末Aは、ユーザの所定の操作に応答し
て、携帯電話機能により再生キーを提供する場所(放送
を提供する放送センター、或いはコンテンツプロバイダ
等)に自動的にアクセスし、再生キーの取得を行う。こ
の様に、再生キーを請求するコンテンツでは、再生され
るチャンネル中に接続先の電話番号が含まれ、センター
等に自動的にアクセス、再生キーの入力が実行されるこ
とが好ましい。しかし、端末Aとは別の携帯電話にて再
生キーを入力する場合には、別途再生キーを入力する構
成であってもかまわない。
【0060】その他、有料コンテンツの料金徴収方法と
しては、例えば、放送センターが再生キーの取得(購
入)に応じて処理し、受信料等に加算されユーザから徴
収する構成が考えられる。
【0061】再生キーが入力されると、再びコンテンツ
再生画面に戻って、コンテンツの視聴が可能となる(ス
テップS25)。こうして、本システムにより、放送波
を利用して、それぞれのユーザが所望する個別のコンテ
ンツを提供することができる。
【0062】なお、本サービスの変形例としては、例え
ば次のようなものがある。
【0063】当然ではあるが、コンテンツは有料ではな
く、無料なものであってもよい。例えば、広告を目的と
した無料映像、サービスを目的とした無料ミニゲーム
(データ量の少ない、簡易なゲーム)等を提供する構成
であってもよい。この場合には、図8のフローは、ステ
ップS23で終了する構成となる。
【0064】ところで、端末Aは、所定のタイミングに
て、衛星Aによって発信される放送波中の所望するチャ
ンネルに対応する情報(すなわち、予め選択されたチャ
ンネルに対応する情報)を、自動的にダウンロードし、
メモリAに蓄積する(自動フィルタリング蓄積機能)。
端末Aは、この自動フィルタリング蓄積機能によって、
定期的にメモリA内に蓄積された情報を更新するが、そ
の更新の形態には、例えば次の4つがある。
【0065】第1の形態は、メモリAに蓄積されたチャ
ンネルが端末Aにおいて再生されるか否かに関わらず、
新たに受信したチャンネル情報を常に上書きするもので
ある。この形態によれば、ユーザは、特別な操作を行わ
ずに、自動的に端末A内の蓄積チャンネル情報を最新の
内容に更新することが可能である。
【0066】第2の形態は、受信したチャンネル情報の
うち、メモリA内の既に再生されたチャンネルに対応す
る情報のみ上書きするものである。こうすることで、ユ
ーザの利用状況に応じた個別のデータ更新がなされ、例
えば後日再生予定としていたチャンネルが、ユーザの知
らぬ間に上書により消去されており、再生不可能となっ
てしまうといった弊害を防止することが可能である。ま
た、ユーザは、再生したチャンネルの内容を、人為的な
操作なしで最新の内容に更新することが可能である。
【0067】第3の形態は、上書きするメモリA内のチ
ャンネル情報はどれかを、衛星からの放送波の受信の度
に例えばユーザが対話形式で選択可能なものである。ユ
ーザの利用状況に応じた個別のデータ更新がなされ、例
えば後日再生予定としていたチャンネルが、ユーザの知
らぬ間に上書により消去されており、再生不可能となっ
てしまうといった弊害を防止することが可能である。
【0068】第4の形態は、既存のチャンネルデータに
上書きせずに、ハードディスクの容量の許す限り新たな
情報を蓄積するものである。この場合には、過去のチャ
ンネル内容を複数確保し、任意のタイミングで再生する
ことが可能である。
【0069】なお、上記説明においては、受信側、すな
わち端末A側の自動フィルタリング機能により提供する
情報(すなわち、端末Aが蓄積する情報)を選別する構
成である。これに対し、例えば、例えば個人情報に基づ
いて予め端末Aに属性を持たせ、送信側、すなわち衛星
から提供する情報を属性ごとに分類し、その属性を有す
る端末のみが受信できる形態にて情報を提供する構成で
あってもよい。例えば、端末Aは個人使用とされること
が多いことから、「20代男性の所持する端末」という
旨の属性を端末Aに持たせ、衛星側で発信する情報を、
当該属性をもつ端末が受信する、選別された情報を発信
する。この様な構成は、例えば、所定の顧客層を狙った
商品等の広告を配信する場合に実益がある。
【0070】(第3の実施例)第3の実施例は、本シス
テムにおいて提供されたコンテンツを端末内に蓄積する
場合、特に、表示されたチャンネルと平行して放送され
ているいわゆる裏チャンネルを蓄積する場合のアプリケ
ーションについて説明する。
【0071】図9は、本アプリケーションにおいて端末
Aが実行する、コンテンツ受信からコンテンツ蓄積まで
の一連の処理を示したフローチャートである。図9にお
いて、まず端末AにEPG画面が表示される(ステップ
S31)。
【0072】ユーザが、EPG画面の中から所望するチ
ャンネルを選択すると(ステップS32)、端末Aは選
択されたチャンネルに関するデータを取得し、コンテン
ツを再生する(ステップS33)。なお、本チャンネル
とは、裏チャンネルに対する概念である。また、ステッ
プS33におけるデータの取得は、選択されたチャンネ
ルが提供するコンテンツの種類に応じて、リアルタイム
受信等が実行される。
【0073】図10は、本システムにおいて提供される
チャンネルのタイムテーブルの一例を示している。前述
のステップS32において、ユーザが図10に示すチャ
ンネル1のコンテンツAを選択したとする。一方、同時
間帯においては、チャンネル3において、コンテンツA
に関連するコンテンツB(いわゆる裏チャンネル)が放
送されている。この場合、ステップS33の表示画面に
は、コンテンツAの画像とともに、現在視聴する映像チ
ャンネルに関連する裏チャンネル(コンテンツB)が放
送されていることを知らせる情報を表示することが好ま
しい。
【0074】そこで、表示画面に、図7に示すように、
表示されたチャンネルの内容に関連する裏チャンネルが
存在することを表す情報「dボタン」を表示する。当該
dボタンの表示により、ユーザは、所望する情報を提供
しているチャンネルが、表示されているもの以外にも存
在することを容易に把握することができる。また、例え
ば当該dボタンをクリックすることにより(ステップS
34)、スクリプト或いはインタラプトがかかり、チャ
ンネルは1から3に変更され、裏チャンネルであるコン
テンツBが表示される(ステップS35)。なお、端末
Aの関連番組表示ボタン114を押下操作しても同様の
処理がなされる。
【0075】チャンネル3に変更されると、コンテンツ
Bの映像が画面に表示される。ユーザは所定の操作を行
うことにより、コンテンツBのデータの端末Aへの蓄
積、或いは蓄積予約をすることが可能である(ステップ
S36)。なお、こうして設定されたコンテンツBの蓄
積が完了した場合には、音声あるいは映像等によってユ
ーザにその旨を知らせる構成であることが好ましい。
【0076】ステップS36での処理が完了すると、チ
ャンネル3から元のチャンネル1に変更され、ユーザは
引き続きコンテンツAを享受することができる(ステッ
プS37)。また、ユーザは、好きな時間・場所で、コ
ンテンツBを再生し視聴することが可能である。
【0077】(第4の実施例)デジタル放送システム
(モバイル放送)では、デジタル放送の特色を利用し
て、他のメディアとのコンテンツの共有化・連動化が可
能である。第4の実施例では、デジタル放送(モバイル
放送)と他のメディアとのコンテンツの連動についての
アプリケーションについて説明する。ここで具体的に取
り上げるのは、デジタル放送(モバイル放送)とインタ
ーネット通信とのコンテンツを連動させて、放送と通信
とを融合させた新たなコンテンツ提供方法である。
【0078】図11は、本アプリケーションにおいて端
末Aが実行する、デジタル放送(モバイル放送)のコン
テンツ受信から、インターネット上で提供されている共
通したコンテンツにアクセスするまでの一連の処理を示
したフローチャートである。
【0079】図11において、まず、EPG画面が表示
される(ステップS41)。ユーザにより、表示された
EPG画面から所望するチャンネルが選択される(ステ
ップS42)。今の場合、選択されたチャンネルは、イ
ンターネットと連動するコンテンツを提供するものであ
る。端末Aは、選択されたインターネット連動型のコン
テンツのデータを受信する(ステップS43)。このと
き、当該データ放送チャンネルに付随して、コンテンツ
を共有するWebページのURLデータも受信される。
【0080】受信したデータに基づきコンテンツが再生
され、ユーザよるチャンネル視聴が行われる(ステップ
S44)。今、視聴者は、多くのカタログが表示される
ショッピングに関するコンテンツを受信し、視聴してい
るとする。つぎつぎにページをめくり、気に入った内容
のページに関連するWebサイトにアクセスを望む場合
には、ユーザは、所定の操作により、本端末Aの携帯電
話機能を利用して、所望するWebサイトにアクセスす
ることができる(ステップS45)。
【0081】接続されたWebサイトにおいて、ユーザ
が希望する場合には、後述する個人認証等の手続によ
り、インターネット上での購入を実行することも可能で
ある(ステップS46)。
【0082】この様に、デジタル放送(モバイル放送)
を他のメディアとのコンテンツの共有化・連動化するこ
とで、新たなコンテンツ提供方法を実現することができ
る。その結果、ユーザに対して、より多くの情報サービ
スを簡易且つ迅速に提供することが可能である。
【0083】(第5の実施例)第5の実施例では、特に
個人認証を必要としたコンテンツ提供方法について、勝
馬投票権を端末から購入する場合のアプリケーションに
ついて詳しく説明する。このアプリケーションは、デジ
タル放送(モバイル放送)の同時マルチチャンネル受信
機能及びその常時蓄積機能によって実現されるものであ
る。これにより、全国各地で行われている競馬にリアル
タイムでアクセスし、かつ馬券購入及び結果の入手と、
配当を即時入金可能なサービスを提供することができ
る。図12にその処理手順を示す。
【0084】図12において、まず、テンキーボタンに
て、同時マルチチャンネル受信機能により受信するチャ
ンネルを選択し(ステップS51)、当該チャンネルを
同時受信する(ステップS52)。このとき、各チャン
ネルに共通して使用可能な、例えば開催地毎のマークシ
ートによる勝馬投票券の雛形等も同時に受信される。
【0085】受信した複数のチャンネルの中で、映像サ
ービスを受けるチャンネルを選択し設定する(ステップ
S53)。
【0086】次に、ユーザのセキュリティコードを入力
し、個人認証を行う(ステップS54)。チャンネルが
提供するコンテンツによっては、個人認証等により本人
であることを確認する必要がある。この様なコンテンツ
では、その進行の段階において、セキュリティコード等
の入力を要求することとし、本人と確認できた場合にの
み当該コンテンツを享受できることが好ましい。なお、
入力されたセキュリティコードは、当該端末Aの携帯電
話機能によって放送センター等に伝送され、登録確認が
行われる。センターにおいて個人認証が確認されると、
端末Aは、センターのサーバからスクリプトファイル
(再生キー)を受信し、当該受信に応じて、以後のコン
テンツの再生が開始される。
【0087】コンテンツの進行に応じて、端末Aは、選
択された所定の開催地におけるレース情報(各レースに
出走する馬情報、各レースの予測情報等)を受信・蓄積
し、再生する(ステップS55)。このとき、ステップ
S52において受信したマークシートの雛形を使用する
場合には、ユーザの利便性の観点から、受信したレース
情報に基づいて、開催地、レース番号等が既に塗りつぶ
されたものを表示することが好ましい。こうすること
で、ユーザのマークミスを未然に防ぐことが可能であ
る。
【0088】ユーザは、再生されたレース情報等を参考
に、単勝、馬番連勝、枠番連勝の勝馬投票種目と、各種
目ごとのレース結果予想を入力する。入力されたレース
結果予想は、当該チャンネルに関するデータと共に蓄積
されたプログラムに従って、例えばインターネット等を
介して投票サーバにアップロードされる(ステップS5
6)。
【0089】引き続き他のレースを行う場合には、上記
ステップS55及びステップS56の処理が繰り返され
る。
【0090】レース後において、各レース結果の情報か
らシームレスで取り出し、レース結果或いは配当金を確
認することができる。ユーザは、インターネットを通じ
て、配当金を銀行に振り込む手続を行うことができる
(ステップS57)。
【0091】この様に、個人認証を必要としたコンテン
ツとして提供することで、ユーザは、所望の時間・場所
にて安全にサービスを受けることができる。
【0092】(第6の実施例)第6の実施例では、デジ
タル放送(モバイル放送)と他のメディアとを融合させ
て実施される、インタラクティブな情報提供を実現する
アプリケーションについて、詳しく説明する。本システ
ムを利用したインタラクティブな情報提供サービスにつ
いては種々考えられるが、ここでは、端末Aが有するデ
ータ放送でのマルチチャンネル同時受信機能、蓄積機能
及び通信機能を利用した、インタラクティブな教育サー
ビスの提供を例として説明する。
【0093】[個人学習の場合]図13は、個人学習サ
ービスにおいて実行される処理のフローチャートを表し
ている。図13において、端末Aは、マルチチャンネル
同時受信機能により、複数の教育チャンネルを同時受信
し、メモリ内に蓄積する(ステップS61)。
【0094】続いて、端末Aは、蓄積された複数の教育
コンテンツ中から、ユーザのレベルに合ったカリキュラ
ムデータを、デジタル放送(モバイル放送)側サーバか
ら衛星を介してダウンロードする(ステップS62)。
このとき、新作コンテンツ、或いは有料コンテンツ等の
特別なコンテンツは、セキュリティコードを入力し、個
人認証された後にダウンロードされる構成であることが
好ましい。
【0095】ユーザは、ダウンロードされたコンテンツ
を端末A或いは他の接続機器において再生し、学習する
ことができる(ステップS63)。
【0096】ユーザがステップS63において学習した
結果は、端末Aが有する通信機能(携帯電話機能)によ
り、インターネット等を介して評価センターに送信され
(ステップS64)、当該評価センターにて添削、評価
レポートの作成等が実行され、インターネット等を介し
てその結果をユーザに伝送する。ユーザは評価レポート
を受け取り(ステップS65)、その評価に応じた教育
コンテンツを選択・購入したり、或いは評価に基づいた
教育アドバイスを享受することができる。
【0097】[学校等の集団学習の場合]図14は、学
校等の集団学習サービスにおいて実行される処理のフロ
ーチャートを表している。図6Bにおいて、端末Aは、
マルチチャンネル同時受信機能により、複数の教育チャ
ンネルを同時受信し、メモリ内に蓄積する(ステップS
66)。
【0098】続いて、端末Aは、蓄積された複数の教育
コンテンツ中から、ユーザのレベルに合ったカリキュラ
ムデータを、デジタル放送(モバイル放送)側サーバか
ら衛星を介してダウンロードする(ステップS67)。
このとき、コンテンツの特性に応じて、個人認証された
後にダウンロードされる構成であることが好ましい。
【0099】ダウンロードされたコンテンツは、例えば
教師が有する端末Aとデータ通信が可能な、各生徒が有
する知育器具(補助器具)に一斉(送信)配布され、生
徒は個々に学習・解答等を行う(ステップS68)。
【0100】各生徒が学習・解答等を終えると、その結
果は教師が有する端末Aにアップロードされ、即時集計
と個別の評価レポートが作成される(ステップS6
9)。
【0101】各生徒は、個別のレポート評価に応じた教
育コンテンツを選択・購入し、或いは評価に基づいた教
育アドバイスを享受することができる。
【0102】また、端末Aにアップロードされた各生徒
の解答等は、当該端末Aが有する通信機能(携帯電話機
能)により、インターネット等を介して評価センターに
送信される構成であってもよい。当該評価センターで
は、各生徒に関する評価レポートの作成等が実行され、
インターネット等を介してその結果を端末Aに伝送すれ
ば、より行き届いた教育サービスを提供することができ
る。
【0103】なお、本実施例では、インタラクティブな
教育情報サービスを例として説明した。しかし、インタ
ラクティブを必須要件とせず、例えば、デジタル放送
(モバイル放送)のみによる教育情報サービスによって
も、充分な教育的効果を期待でき、かつ、産業上実益が
あることは言うまでもない。
【0104】その他、以下のような実施例も考えられ
る。
【0105】映画等のプロモーションビデオを放送する
場合、音声はそのまま流し、動画については主要なコマ
の静止画を音声に合わせて表示させる。このようにする
ことで、1作品のデータ容量を節約することができ、よ
り多くのコンテンツを送ることができる。
【0106】携帯型の受信端末を収容して充電を行うド
ックには、ハードディスク等の記録媒体を設け、当該受
信端末に蓄積されたデータを保存し、要求に応じて保存
されたデータを連結された受信端末に提供する。さら
に、データ放送を受信する機能を有すると、予約記録等
が可能となる。
【0107】受信端末装置は、自動車のダッシュボード
にセットするような移動体搭載型の場合、移動体から着
脱自在とし、単独で使用可能とすると、利便性に優れた
ものとなる。
【0108】受信端末装置は、携帯端末として、個人管
理情報を管理するアプリケーションを搭載する。これに
より、ユーザの端末活用度が向上する。
【0109】受信端末装置は、ブリッジメディアにより
データの交換を行う機能を有する。これにより、データ
保存管理が容易となる。
【0110】既存のPCやPDAといった情報処理装置
で本データ放送を受信可能とするため、その外部インタ
フェースであるカードスロット装着型のデータ放送受信
用アンテナ装置を提供し、前記情報処理装置に組み込ん
で、データ放送受信コンテンツを再生提示するためのプ
ログラム(ソフトウェア)を提供する。
【0111】以下、本発明に係るデータ放送(デジタル
放送(モバイル放送))の具体的なアプリケーションを
説明する。
【0112】デジタル放送(モバイル放送)による教育
番組 <家庭で> デジタル放送(モバイル放送)教育番組で学習する
場合に、欲しいコンテンツをモバイル端末で購入可能と
する。モバイル端末にダウンロードもしくは通常e−コ
マースにより自宅に配送してもらう。
【0113】 Learning Pad(知育機器)とテキスト
(通常の絵本状のもの)で学習可能とする。学習結果
(問題に対する回答)をモバイル端末を通じてサーバに
アップロードすることで、評価レポート(ランク、対策
等)を画面データもしくは端末FAX機能により受け取
れるようにする。
【0114】 カスタマイズされたコンテンツ(テキ
スト等)を端末通信機能で購入可能とする。端末でダウ
ンロードしたり、FAX機能で印刷可能とする。
【0115】<学校で> 端末を用いてコンテンツ(テスト)を一斉配布する
ことができる。
【0116】 生徒はLearning Padで各々学習し、設
問に回答すると、端末を通じてサーバにアップロードさ
れる。
【0117】 教師は学習結果を端末にアップロード
する。これにより、各生徒は自己の学習結果をいつでも
閲覧可能となる。
【0118】 回答が各端末からサーバにアップロー
ドされるため、即時集計と評価が可能となる。
【0119】 学習教材の購入等に利用できる。
【0120】<旅行先で> 夏休みの旅行中でも、教育番組をいつでもどこでも
見れる。
【0121】 昼間の番組を蓄積し、夜ゆっくり再生
して学習できる。
【0122】<企業内教育> SFAとして企業内活用が可能となる。一人一台モ
バイル端末を使って経済番組を見ることができる。
【0123】<高齢者福祉> 端末を言語障害等のリハビリに利用できる。
【0124】 病室にて一人一台対応可能であり、同
室者に迷惑をかけずに利用できる。
【0125】(2)デジタル放送(モバイル放送)によ
るビジネス活用 “ストックチャンネル”(仮称)(一日経済の動きを報
道する番組)で常時株価チェックすることができる。
【0126】(3)デジタル放送(モバイル放送)によ
る業務上の活用 テーマパーク対応番組(ディズニーランドチャンネ
ル、ユニバーサルスタジオチャンネル)を放送し、テー
マパーク入場者にモバイル端末を有料または無料で貸与
し、本日のアトラクションや案内等を蓄積データから逐
次検索できるようにする。また、迷った場合のナビゲー
ション機能にも利用できるようにする。例えば、子供に
子機を持たせ、使い迷子になった場合は、親がモバイル
端末から子機に通信機能で会話し、もしくは子機の発す
る電波で子供の居場所がわかるような機能にする。
【0127】また、テーマパーク内の従業員に一人1台
持たせて、業務マニュアルを逐次閲覧できるようにした
り、客の問い合わせに対応できるようにする。
【0128】 モバイル端末を店のテーブルに1台ず
つ設置し、客が個別に逐次、任意のモバイル番組を見れ
るようにして、カフェとのしての品質を向上させる。
【0129】 航空機、新幹線内の各シートに、液晶
TVの代わりにモバイル端末を設置する。
【0130】(4)旅行企画番組“Around the World
チャンネル”(仮称) 番組で各種ツアーを紹介する。既存の旅行代理店の
ツアー紹介とオリジナルものの両方が望ましい。特に、
従来の旅ものにはないより具体的なホテル、所要時間、
費用等の詳細を含めた、聴視者の要求に応える情報番組
とする。
【0131】(5)携帯端末としての活用 どこでもいつでも機能の活用 旅行先、リゾート、キャンプ地、車の中で利用できる。
例えば、カーナビ機能+駅ナビ機能、飛行機ナビ(経
路、運賃、時刻表等)機能、テーマーパークやイベン
ト、観光地での名所旧跡等の検索機能、時間待ちや夜の
アイドルタイムでの利用が考えられる。
【0132】 双方向機能 デジタル放送(モバイル放送)で紹介されたツアーを端
末から申し込む。例えば、モバイル端末に、行きたい場
所、泊まりたいホテル、日程等を入力することで、自動
的に旅行者にアクセスし、申し込み手続きが完了する。
放送加入旅行会社とのオークションにより、価格、サー
ビス等が本人に提示される。本人は一番自分の気に入っ
たツアーを端末で申し込む。旅行検索機能を使い、行き
たい場所や日程等希望を端末に入力することで、種々の
コースを検索できる。
【0133】(6)デジタル放送(モバイル放送)ビジ
ネスモデル提案 デジタル放送(モバイル放送)を利用した双方向型
のスポーツくじシステム デジタル放送(モバイル放送)の双方向性を利用して、
いつでも、どこでもスポーツくじを購入できるようにす
る。ICカードに個人データ(氏名、住所、口座番号な
ど)、ポイントカード等の機能をもたせる。ICカード
には個人コードを付加する。このICカードにより、スポ
ーツくじ購入のための個人認証を行う。
【0134】ICカードは携帯性があり、かつスポーツ
くじ的な役割も果たす。ICカードに加算されるポイン
トはスポーツくじ購入に利用できる他、マイレージポイ
ント等への変換も可能。
【0135】<システム>ユーザはスポーツくじ購入の
ためにICカードを購入する。モバイル端末等に、IC
カードを挿入するか、読取機能により、個人認証を行
う。
【0136】スポーツくじチャンネルより、過去の試合
データ、試合結果予想、チーム・選手データをチェック
する。必要であれば、データをHDDにダウンロードす
る。端末付属のキーにより、購入する(または予約す
る)試合を選択する。シングル/マルチの選択、購入口
数の選択を行う。試合の勝敗の選択を行う。全て選択を
終えたら、確定、購入ボタンを押す。ICカードには発
券番号が記録される。また、ポイントが加算される。
【0137】ユーザの購入データは通信回線経由で、ス
ポーツくじチャンネルサイトに送信され、個人データと
ともに管理される。結果はスポーツくじチャンネルを受
信することにより、確認できる。当選金は自動的に口座
に振り込まれる。ただし、自動振込みは3等までとし、
1等、2等に関しては、直接払い戻しを行うものとす
る。
【0138】(7)有名人・著名人の画像(静止、動
画)データを用いた番組連動型双方向ゲーム デジタル放送(モバイル放送)で放送されるTV番組と
連動して、有名人・著名人の静止画像または動画像をデ
ータ放送として流す。各画像にはポイント及びデータ・
コードを付しておき、トレーディングカード的な役割を
もたせる。画像によりポイントは異なる。画像を集める
ことにより、ポイントが貯まり、集めたポイントにより
ランキングをつける。また、ネット経由で画像のトレー
ディングを行ってもよい。
【0139】流される画像データの予定表と連動する番
組の予定表を予め発表しておく。ただし、どの番組でど
の画像データが流れるかは不明とする。これにより、番
組の視聴意欲を持たせることができる。
【0140】<システム>視聴者は予めトレーディング
ゲームへの参加登録をするか、クイズに初めて参加する
際に個人登録をしておく。参加登録すると個人コードが
与えられる。デジタル放送(モバイル放送)により、T
V番組を視聴する。番組の途中、または最後に番組と連
動したクイズとともに画像データを流す。ただし、どの
ような画像なのかはクイズに答えなければ確認すること
ができない。クイズは選択問題とする。
【0141】番組は蓄積機能を使っていつでも視聴可能
であるが、画像データには一定の取得期限をつけてお
き、期限をすぎるとクイズに答えても、画像データを取
得することはできない。
【0142】端末のキーを使って、クイズに回答する。
クイズの結果とともに選択した番号の画像が表われる。
はずれた場合、画像は表われない。
【0143】視聴者は画像を取得するかどうかの選択を
行い、取得するのであればHDDにダウンロードする。
【0144】画像には固有のデータ・コードがついてい
るので、ネット経由で個人コードとデータ・コードを送
信する。各データはゲームサイトで管理される。
【0145】番組視聴、クイズに参加、画像取得してい
くとともにポイントが貯まり、週/月単位でランキング
上位者あるいは優勝者には特典を与える。
【0146】持っている画像の情報は視聴者同士で交換
することができ、ネット経由でトレーディングも行え
る。
【0147】(8)防災チャンネル デジタル放送(モバイル放送)が全国同一周波数である
こと、個人携帯性があることから、地震などの自然災害
の際の情報をスムーズに伝達するための防災チャンネル
を設ける。阪神大震災において、電話回線等が一定期間
通信困難になったことを踏まえて、防災用に特別のチャ
ンネルを確保する。普段は気象情報や地震予報などを流
す。
【0148】(9)端末ドック デジタル放送(モバイル放送)の特徴であるマルチチャ
ンネル受信機能、常時蓄積機能及び高音質音楽放送、通
信機能を常時バージョンをアップし、更に他メディアへ
のアクセスを可能とする端末充電機能付収納アダプター
を用意する。以下、このアダプターをドックと称する。
【0149】携帯機能付モバイル端末の充電中(つまり
使用時以外)に流されている放送を端末のチューナーか
ら充電器(ドック)に内蔵された小型ハードディスクに
蓄積する。蓄積された情報は、フラッシュメモリにダウ
ンロードするか、端末のメモリに直接ダウンロードでき
る。フラッシュメモリにダウンロードされた情報は端末
のスロットに挿入することにより、いつでもどこでも取
り出し楽しむことができる。
【0150】デジタル放送(モバイル放送)の高音質音
楽放送をこのドックに内蔵されているハイファイスピー
カで長時間聴取できることにより、書斎(SO−HO)
等でのリラクゼーションツールとなる。
【0151】デジタル放送(モバイル放送)波のみなら
ず本ドックにはISDN、ADSL、FTTHの各メデ
ィアからの入力機能を有する事により、使用者が必要と
する全ての情報がこのドックに蓄積され、フラッシュメ
モリを通じて情報のモバイル化が完成する。また、上記
蓄積されたデータは使用者の設定した優先順位で情報の
序列を行う。“自動優先序列マネジメントシステム”
(秘書機能)を内蔵するようにしてもよい。
【0152】このドックは本体に小型バッテリを内蔵
し、コードレス対応を図ることにより、自宅、オフィ
ス、車内とシームレスな超小型個人データ管理センター
(サーバ)となり、デジタル放送(モバイル放送)の特
徴を最大限活かしたコアコンポーネントとして位置づけ
られる。
【0153】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、既存のイ
ンフラでは困難であった様々な番組形態を実現し、いつ
でもどこでも所望の情報が得られ、視聴者の使用状況に
応じた適切なサービスを提供し得るデータ放送システム
と、このシステムに用いる受信端末装置及びその周辺装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明係るデータ放送システムの全体
像を示す概念図である。
【図2】図2は、送信局10の構成を示す回路ブロック
図である。
【図3】図3は、端末装置40の構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【図4】図4は、端末の利用形態別の仕様を示した概念
図である。
【図5】図5は、受信携帯端末の具体的な構成を示した
図である。
【図6】図6は、本システムによる、マルチチャンネル
及びマルチメディアによるモバイル放送サービスでのデ
ータの流れを示したフローチャートである。
【図7】図7は、端末Aに表示されたEPG画面を示し
た図である。
【図8】図8は、端末Aにおいて、予め当該端末A内に
蓄積されたコンテンツ再生に関する操作の一例を示した
フローチャートである。
【図9】図9は、第3の実施例に係るアプリケーション
において端末Aが実行する、コンテンツ受信からコンテ
ンツ蓄積までの一連の処理を示したフローチャートであ
る。
【図10】図10は、本システムにおいて提供されるチ
ャンネルのタイムテーブルの一例を示している。
【図11】図11は、第4の実施例に係るアプリケーシ
ョンにおいて端末Aが実行する、モバイル放送のコンテ
ンツ受信から、インターネット上で提供されている共通
したコンテンツにアクセスするまでの一連の処理を示し
たフローチャートである。
【図12】図12は、第5の実施例に係るアプリケーシ
ョンにおいて、端末Aにて実行される処理手順を示した
フローチャートである。
【図13】図13は、個人学習サービスにおいて実行さ
れる処理のフローチャートを表している。
【図14】図14は、学校等の集団学習サービスにおい
て実行される処理のフローチャートを表している。
【符号の説明】
10…送信局 11…オーサリング装置 12〜15…符号化部 16…多重化部 17…送信部 18…送信アンテナ 20…衛星制御局 30…静止衛星 31…上り伝送用アンテナ 32…Sバンド用アンテナ 40…端末装置 41…受信アンテナ 42…受信部 43…多重分離部 44…音響オブジェクト復号化部 45…映像オブジェクト復号化部 46…文字オブジェクト復号化部 47…シーン記述復号化部 48…シーン記述解析部 49…選択部 50A…合成部 51A…提示制御手段 52A…データベース更新制御手段 53…ディスプレイ 54…スピーカ 55A…状況(位置)判断データベース 103…MSB波受信可否表示部 104…受信感度表示部 105…フラッシュメモリーカード挿入有無表示部 106…携帯電話受信感度表示部 107…音量表示部 108…バッテリ残量表示部 109…選択・実行ボタン 110…チャンネル選択ボタン 111…ボリューム調整ボタン 112…サブメニュー表示ボタン 113…EPGボタン 114…関連番組表示ボタン 115…選択用ボタン 116…アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/907 H04N 7/173 630 5/93 G06F 13/00 550P 7/025 H04N 5/91 L 7/03 5/781 510C 7/035 7/08 A 7/08 Z 7/081 B 7/16 5/93 E 7/173 630 // G06F 13/00 550 Fターム(参考) 5C025 AA30 CA02 CA09 CB10 DA01 DA04 DA05 5C052 AA01 AA17 AB03 AB04 AC08 CC06 CC11 DD04 GA03 GA06 GA09 GB01 GB06 GB07 GB08 GB09 GE06 GE08 5C053 FA10 FA14 FA20 FA23 FA27 GA11 GB06 GB09 GB11 GB37 HA30 JA01 JA15 JA21 KA04 LA06 LA11 LA15 5C063 AA01 AB03 AB07 AB11 AC02 AC05 AC10 CA23 CA36 DA02 DA03 DA07 DA13 DB10 5C064 BA01 BB01 BB10 BC01 BC18 BC23 BC25 BD02 BD08 BD09

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】番組で使用するコンテンツ及び各コンテン
    ツの提示の仕方を規定した提示制御データを、番組毎に
    任意のチャンネルに割り当てて多重伝送するデータ放送
    システムにおいて、 端末においてリアルタイム受信により再生されるリアル
    タイム受信型コンテンツ、選択されて初めて蓄積を実行
    し再生される第1の蓄積型コンテンツ、予め自動的に蓄
    積され、選択された場合に再生される第2の蓄積型コン
    テンツ、前記リアルタイム受信型コンテンツと前記第1
    または第2の蓄積型コンテンツとを併用するパラレルコ
    ンテンツ、の少なくともいずれかからなる複数のコンテ
    ンツ群を一連の番組として提供することを特徴とするデ
    ータ放送システム。
  2. 【請求項2】番組で使用するコンテンツ及び各コンテン
    ツの提示の仕方を規定した提示制御データを、番組毎に
    任意のチャンネルに割り当てて多重伝送するデータ放送
    システムに用いられ、 端末においてリアルタイム受信により再生されるリアル
    タイム受信型コンテンツ、選択されて初めて蓄積を実行
    し再生される第1の蓄積型コンテンツ、予め自動的に蓄
    積され、選択された場合に再生される第2の蓄積型コン
    テンツ、前記リアルタイム受信型コンテンツと前記第1
    または第2の蓄積型コンテンツとを併用するパラレルコ
    ンテンツ、の少なくともいずれかからなる複数のコンテ
    ンツ群が一連の番組として提供されるとき、 前記一連の番組の中からユーザが希望の番組を選択する
    ための番組選択手段と、 この番組選択手段の選択操作に応じて前記リアルタイム
    受信型コンテンツ、第1、第2の蓄積型コンテンツ、パ
    ラレルコンテンツ、の少なくともいずれかからなる複数
    のコンテンツ群を選択的にまたは同時に受信復調し、再
    生または蓄積する再生・蓄積処理手段を具備することを
    特徴とするデータ放送システムの受信端末装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の各種コンテンツの補完情報
    を、通信回線を通じて提供することを特徴とするデータ
    放送システムのコンテンツ提供サーバ。
  4. 【請求項4】請求項1記載のコンテンツの再生におい
    て、再生キーが必要な場合には、通信回線を介して前記
    再生キーを所定のサーバから取得する通信機能を有する
    ことを特徴とするデータ放送システムの受信端末装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の再生キーの取得に応じて、
    ユーザに対して課金を行うことを特徴とするデータ放送
    システムの課金方法。
  6. 【請求項6】請求項1記載のコンテンツの中から予め選
    択されたコンテンツのみを自動的に受信し、対応するコ
    ンテンツの内容を更新する機能を有することを特徴とす
    るデータ放送システムの受信端末装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載のコンテンツの中から予め選
    択されたコンテンツのうち、指定したコンテンツに対応
    するもののみその内容を更新する機能を有することを特
    徴とするデータ放送システムの受信端末装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載のコンテンツの中から予め選
    択されたコンテンツのうち、自動的に更新するコンテン
    ツを対話的に選択する機能を有することを特徴とするデ
    ータ放送システムの受信端末装置。
  9. 【請求項9】請求項1記載のコンテンツのうち、所定の
    コンテンツ再生中に於いて、当該再生されたコンテンツ
    に関連するコンテンツがリアルタイムで放送されている
    場合、或いは、当該端末内に蓄積されている場合には、
    その旨を表示或いは音声で知らせる機能を有することを
    特徴とするデータ放送システムの受信端末装置。
  10. 【請求項10】請求項9の場合に、前記関連するコンテ
    ンツに移動するためのユーザインタフェースを有する請
    求項9記載のデータ放送システムの受信端末装置。
  11. 【請求項11】請求項1記載のデータ放送によって提供
    される第1のコンテンツと、Web上で提供される前記
    第1のコンテンツに関連した第2のコンテンツと、を連
    動させて提供することを特徴とするデータ放送システム
    のコンテンツ提供方法。
  12. 【請求項12】請求項1記載のデータ放送によってコン
    テンツの提供を行い、インターネットによって個人認証
    を行うことを特徴とするデータ放送システムのコンテン
    ツ提供方法。
  13. 【請求項13】動画及び音声からなるコンテンツを放送
    する場合に、動画中の主要な静止画のみを抽出し、音声
    と同期させて放送することを特徴とするデータ放送シス
    テムのコンテンツ提供方法。
  14. 【請求項14】請求項2記載の受信端末装置と連結され
    たとき、当該受信端末装置に蓄積されたデータを保存
    し、要求に応じて保存されたデータを連結された受信端
    末装置に提供するデータ放送システムのデータ記憶装
    置。
  15. 【請求項15】前記受信端末装置が可搬型のとき、搭載
    電池の充電機能を有することを特徴とする請求項14の
    データ放送システムのデータ記憶装置。
  16. 【請求項16】さらに、請求項1記載のデータ放送を受
    信する機能を有することを特徴とする請求項14のデー
    タ放送システムのデータ記憶装置。
  17. 【請求項17】前記受信端末装置は、移動体搭載型で、
    移動体から着脱自在とし、単独で使用可能とすることを
    特徴とする請求項2記載のデータ放送システムの受信端
    末装置。
  18. 【請求項18】前記受信端末装置は、個人管理情報を管
    理するアプリケーションを搭載することを特徴とする請
    求項2記載のデータ放送システムの受信端末装置。
  19. 【請求項19】前記受信端末装置は、ブリッジメディア
    によりデータの交換を行う機能を有することを特徴とす
    るデータ放送システムの受信端末装置。
  20. 【請求項20】請求項1記載のデータ放送を受信するア
    ンテナ装置であって、情報処理装置の外部インタフェー
    スと接続して受信信号を出力することを特徴とするデー
    タ放送システムの受信アンテナ装置。
  21. 【請求項21】前記情報処理装置に組み込まれ、請求項
    1記載のデータ放送受信コンテンツを再生提示すること
    を特徴とするデータ放送受信再生プログラム。
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