JP2003018172A - ネットワークシステムおよび制御方法 - Google Patents

ネットワークシステムおよび制御方法

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JP2003018172A JP2001201560A JP2001201560A JP2003018172A JP 2003018172 A JP2003018172 A JP 2003018172A JP 2001201560 A JP2001201560 A JP 2001201560A JP 2001201560 A JP2001201560 A JP 2001201560A JP 2003018172 A JP2003018172 A JP 2003018172A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送路あるいは伝送装置で異常が発生した際
に、伝送復旧までの時間を短縮する。 【解決手段】 伝送方向が互いに逆向きのループ型伝送
路L1,L2に、伝送装置(マスタ装置1とプロセッサ
装置2〜6)が接続されている。このようなネットワー
クシステムにおいて、各伝送装置は下流の伝送装置に向
かって伝送路L1,L2上にキャリア信号を送信してお
り、例えばプロセッサ装置4,5間で異常が発生してキ
ャリア信号の中断が起これば、下流側の伝送装置4,5
は伝送路異常をマスタ装置1に通知する。すると、マス
タ装置1はループバック開始の電文を編集し両方の伝送
路L1,L2に送信する。プロセッサ装置4,5は、前
記電文を受信して伝送制御状態をループバックモードに
設定し、迂回路を構成する。これによって、ループバッ
クによるデータ伝送が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の伝送装置を
2重のループ状伝送路に接続したネットワークシステ
ム、およびネットワークシステム制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】2重ループのネットワークシステムは種
々考えられており、基本構成は、1台の親局伝送装置
(マスタ装置)と、複数台の子局伝送装置(プロセッサ
装置)とが2つのループ状伝送路に接続されたもので、
2つのループ状伝送路はループバックを考慮して伝送方
向が互いに逆を向くように構成されている。
【0003】通常、ループ状伝送路の一方は運用系とし
てアプリケーションデータの伝送に使用され、他方は待
機系として使用される。そして、運用系に異常があった
場合や計画的な切換え指示があった場合には、運用系と
待機系を切り換えるループ交代制御が実行され、また伝
送路あるいは伝送装置に異常が発生して、ループ伝送路
として伝送が不能な場合には、異常な装置の伝送路を迂
回して正常な装置だけで伝送を行うループバック制御が
実行されるのが一般的である。
【0004】こうした異常時の制御として、特開平9−
326816号公報には、受信状態を監視して異常があ
った場合に、各プロセッサ装置において出力停止および
迂回路の構成制御を行い、所定時間経過後に、マスタ装
置において伝送状態をチェックして、最終的な切換え決
定指令を送信することが提案されている。
【0005】また、特開平8−65328号公報には、
伝送路の異常を検知する方法として、伝送データの制御
部を拡張してエラー検出用の情報を付加し、一定の周期
で上記データを送信して、下流の装置で受信状態を監視
することにより伝送路の異常を検知し、異常を検知した
装置が付加情報をセットして下流へ送信することで、マ
スタ装置で回線の異常発生および発生個所を検知し、ル
ープ交代あるいはループバックの指示を行うことが提案
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術のうち特開平9−326816号公報の場合
は、異常を検知したプロセッサ装置で独自に迂回路を構
成して、また異常発生により全プロセッサ装置がシーケ
ンシャルに構成を変更した上、全プロセッサ装置の状態
が安定するまで待った後にマスタ装置で最終判定を行う
ので、異常発生から回復までの時間がかかるという問題
がある。
【0007】また、特開平8−65328号公報の場合
は、異常検出用のデータが受信されないことで異常判定
するため、エラー検出用データの送信周期以上の、無通
信時間のタイマー監視を行う必要があり、そのための時
間を要するという問題がある。
【0008】回線上の異常をマスタ装置で集中監視して
指示を行う方式は、いったん指示した内容で伝送が回復
しない場合、再度状態確認後にリトライを行うことにな
るため、伝送が最終的に回復するまでに時間がかかる。
鉄道用の信号制御ネットワークにおいては、伝送の故障
が即時運行停止、最悪の場合には事故の要因となるた
め、一般のネットワークよりはるかに短い時間で伝送を
復旧させる必要がある。
【0009】本発明は、伝送路あるいは伝送装置で異常
が発生した際に、伝送復旧までの時間を短縮することを
課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、伝送方向が互いに逆向きの2つのループ
型伝送路に1つの親局伝送装置と複数の子局伝送装置が
接続され、前記ループ型伝送路のうち、一方の伝送路を
運用系とし、他方の伝送路を待機系として、前記各伝送
装置間で通信を行うネットワークシステムにおいて、下
流側の伝送装置に向かって伝送路上にキャリア信号を送
信するキャリア信号送信手段と、前記キャリア信号の受
信を監視してキャリア信号に中断があれば、前記親局伝
送装置に伝送路異常の通知を行う監視手段と、前記親局
伝送装置に設けられ、前記伝送路異常の通知を受け取っ
て伝送路上の故障箇所を判定するとともに、両方の伝送
路で異常が通知された場合には、ループバック開始の電
文を編集し両方の伝送路に送信する電文編集・送信手段
と、前記子局伝送装置に設けられ、前記親局伝送装置か
らの電文を受信して伝送制御状態をループバックモード
に設定するループバックモード設定手段と、前記親局伝
送装置に設けられ、前記電文送信から所定時間経過後に
開通確認の電文を伝送路に送信し、該電文の帰還があっ
たときにループバック完成と判断する判断手段とを備え
たことを特徴としている。
【0011】上記構成によれば、伝送路に異常が発生す
ると、その伝送路異常の通知は直ちに親局伝送装置に伝
えられる。特に、両方の伝送路で異常が発生した場合、
異常を検知した子局伝送装置で独自に迂回路を構成する
ことはせず、伝送路異常の通知は全て親局伝送装置に伝
えられる。そして親局伝送装置は、伝送路異常の通知を
受け取ってループバック開始の電文を編集し、その電文
を両方の伝送路に送信するので、子局伝送装置側では前
記電文を受信して直ちに伝送制御状態をループバックモ
ードに設定することができる。これによって、ループバ
ックによるデータ伝送が可能となり、伝送復旧までの時
間を短縮することができる。
【0012】なお、上記構成において、親局伝送装置
に、一方の伝送路でのみ異常が通知された場合には、運
用系と待機系の伝送路を切り換えるループ交代のモード
が設定される。
【0013】また、開通確認の電文が帰還しない場合に
は、親局伝送装置は、システムで予め定義した最小迂回
構成情報にてループバック開始の電文を編集し、再度送
信する。
【0014】さらに、上記構成のネットワークシステム
には、以下の要素を付加することができる。すなわち、
親局伝送装置に設けられ、伝送路の障害が回復した否か
を調べるループチェック電文を所定の周期で両方の伝送
路に送信するループチェック電文送信手段と、子局伝送
装置に設けられ、前記ループチェック電文を受信すると
ともに、そのループチェック電文を、受信した方の伝送
路に送信するループチェック電文受信・送信手段と、親
局伝送装置に設けられ、前記ループチェック電文が両方
の伝送路で帰還した場合に、ループバック解除電文を両
方の伝送路に送信するループバック解除電文送信手段
と、子局伝送装置に設けられ、前記ループバック解除電
文を受信した場合に、伝送制御状態を通常モードに設定
する通常モード設定手段と、を付加することができる。
【0015】また、本発明のネットワークシステム制御
方法は、伝送方向が互いに逆向きの2つのループ型伝送
路に1つの親局伝送装置と複数の子局伝送装置が接続さ
れ、前記ループ型伝送路のうち、一方の伝送路を運用系
とし、他方を伝送路を待機系として、前記各伝送装置間
で通信を行うネットワークシステムを制御する際に、下
流側の伝送装置に向かって伝送路上にキャリア信号を送
信するとともに、前記キャリア信号の受信を監視してキ
ャリア信号に中断があれば、前記親局伝送装置に伝送路
異常の通知を行い、前記伝送路異常の通知を受け取った
前記親局伝送装置は、伝送路異常の通知より伝送路上の
故障箇所を判定するとともに、両方の伝送路で異常が通
知された場合には、ループバック開始の電文を編集して
両方の伝送路に送信し、前記ループバック開始の電文を
受信した前記子局伝送装置は、伝送制御状態をループバ
ックモードに設定する一方、前記親局伝送装置は、前記
ループバック開始の電文を送信してから所定時間経過後
に開通確認の電文を伝送路に送信し、この開通確認の電
文の帰還があったときにループバック完成と判断するこ
とを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は、本発明に係るネットワーク
システムの概略構成を示している。本ネットワークシス
テムには、親局伝送装置として1台のマスタ装置Mと、
子局伝送装置として5台のプロセッサ装置P1〜P5が
設置され、マスタ装置Mおよびプロセッサ装置P1〜P
5は、伝送方向が互いに逆向きの2重のループ状伝送路
L1,L2で接続されている。なお、プロセッサ装置は
5台に限らず、2台乃至4台、または6台以上あっても
よい。また以下の説明では、マスタ装置Mはマスタ装置
1とし、プロセッサ装置P1〜P5はそれぞれプロセッ
サ装置2〜6という。
【0017】図2は、マスタ装置1またはプロセッサ装
置2〜6である伝送装置の内部構成を示している。伝送
装置は、1系のCPU20Aおよび2系のCPU20B
と、CPU20Aに接続されたNCP22A,22B
と、CPU20Bに接続されたNCP22C,22D
と、NCP22A,22Cに接続されたNIF24A
と、NCP22B,22Dに接続されたNIF24Bと
を備えている。
【0018】CPU20A,20Bはアプリケーション
処理を実行するプロセッサで、CPU間通信路21で互
いに接続され、状態情報あるいは制御情報を交換して、
2重系機能を実行する。NCP22A,22B,22
C,22Dは、伝送路の通信制御を行うネットワークコ
ントローラで、NCP22A,22Cは伝送路L1を、
NCP22B,22Dは伝送路L2をそれぞれ制御す
る。また、NCP22A,22BはNCP間通信路23
Aで、NCP22C,22DはNCP間通信路23Bで
それぞれ接続され、各々双方向で電文の送受信を行う。
NIF24A,24Bは、それぞれ伝送路L1,L2へ
の入出力を制御するネットワークインタフェースであ
る。
【0019】なお、以下の説明では、CPU20A,2
0Bを総称してCPU20と、NCP22A,22B,
22C,22Dを総称してNCP22と、NIF24
A,24Bを総称してNIF24という。
【0020】図3は、NIF24の内部構成を示してい
る。NIF24は、NCP I/F31と、セレクタ3
2と、レシーバ33と、ドライバ34とを備えている。
NCP I/F31はNCP22(NCP22A,22
CおよびNCP22B,22D)と接続され、データの
送受信、モード設定および監視機能を有する。レシーバ
33およびドライバ34は伝送路L1,L2に接続さ
れ、それぞれデータの受信および送信を制御する。セレ
クタ32は、レシーバ33からの受信データまたはNC
P I/F31からの送信データを、NCP I/F31
からの制御により択一的に選択し、ドライバ34へ出力
する機能を有する。
【0021】図4は、送受信データフォーマットを示し
ている。図に示すように、送受信データは、ビット同期
のための開始フラグ40、送信元アドレス41、機能コ
ード42、データ部43、フレームチェックシーケンス
44(FCS)、および終了フラグ45から構成されて
いる。
【0022】次に、上記構成のネットワークシステムに
おける動作について説明する。まず、他装置からのデー
タ受信の手順について、図5および図6を用いて説明す
る。NCP22は、送信処理を行っていない時、NIF
24のセレクタ32を、レシーバ33からの受信データ
を選択するモード(スルーモード)に設定する。NIF
24は、受信データを電気的に中継して、ドライバ34
を介して伝送路L1またはL2へ送信すると同時に、N
CP I/F31を介してNCP22へ受信データを送
る。
【0023】NCP22は、送られてきた受信データの
フレームチェックを行い、正常なフレームであれば機能
コードをチェックし、予め設定されている機能コード表
を検索して一致した場合に、CPU共有メモリに受信デ
ータをセットする。そして、受信データのフレーム異常
時あるいは機能コード不一致の場合、その受信データを
破棄する。
【0024】データ送信の手順を図7〜10を用いて示
す。NCP22は、CPU20から送信要求があると、
NIF24のセレクタ32を、受信データを遮断してN
CP I/F31からの送信データを選択するモード
(S&Fモード)に設定する。NCP22は、セレクタ
32の切換え確認後、帰還監視タイマーT1を起動し
て、NIF24に送信データを送る(図7)。
【0025】送信データがループ伝送路(ここでは伝送
路L1)を一巡して送信元に帰還すると、NIF24か
らNCP22にデータが送られる(図8)。NCP22
は、受信データの送信元アドレスをチェックして自装置
のアドレスであれば、送信データの帰還と判断して、N
IF24のセレクタ32をスルーモードに戻し、帰還監
視タイマーT1をキャンセルして、送信処理を正常終了
する。NCP22は、送信データが帰還せずに帰還監視
タイマーT1がタイムアウトした場合、送信データ不帰
還として送信処理を異常終了する。
【0026】NCP22で送信処理中に受信したデータ
は、NIF24のセレクタ32がS&Fモードで保持さ
れるため、電気的な中継は行われずにNCP22へ引き
込まれる(図9および図10)。
【0027】NCP22は、S&Fモードで受信したデ
ータのフレームチェックを行い、異常なフレームであれ
ば、その受信データを破棄する。フレームチェックの結
果、正常なフレームであれば、送信中データに続けて再
送信する。また、正常なフレームであれば、機能コード
をチェックし、予めCPU20から設定されている機能
コード表を検索して一致した場合に、CPU共有メモリ
に受信データをセットする。
【0028】2重ループの伝送路は、一方を運用系、他
方を待機系とし、伝送装置間で交換するアプリケーショ
ン電文は運用系の伝送路に送信する。運用系、待機系の
指示はマスタ装置1にて行い、マスタ装置1は、一日一
回定期的に伝送路の系を切り換える他、図示しない端末
を用いて、作業員の操作指示により伝送路の系を切り換
えて、ループ交代を実施する。
【0029】プロセッサ装置2〜6においては、マスタ
装置1からのアプリケーション電文を受信した伝送系を
運用系として認知し、自装置の送信要求があった場合に
は、認知された運用系に送信する。
【0030】次に、伝送異常時のループ交代実施の手順
について、図11および図12を用いて説明する。伝送
路L1,L2、あるいは伝送装置(マスタ装置1やプロ
セッサ装置2〜6内のNIF等)に異常が発生すると、
送信データが伝送路L1,L2を一巡して帰還できなく
なるため、NCPは、送信処理において帰還タイムアウ
トエラーを検知して、マスタ装置1へ通知する。
【0031】マスタ装置1のCPUは、NCPから送信
データ帰還タイムアウトを通知された場合、当該伝送路
を異常と判断して、運用系と待機系の伝送路を切り換え
る。例えば図11において、伝送路L1が運用系の時、
プロセッサ装置4のL1側のNIFに異常が発生する
と、マスタ装置1の送信処理において、送信データ帰還
タイムアウトを検出し、図12に示すように、L2側を
運用系として送信を行う。プロセッサ装置は、マスタ装
置のアプリケーション電文が待機系と認知していた方で
受信することで、伝送ループの切換えを認識する。
【0032】ここで、回線異常の検知について述べる。
NIFのドライバ34は、伝送路L1,L2に常時キャ
リア信号を発信している。そして、NIFのレシーバ3
3は、伝送路L1,L2の上流側にあるNIFからのキ
ャリア信号を監視し、キャリア信号が中断した場合、N
CP I/F部31を介して、NCPに対してキャリア
断を通知する。
【0033】全てのNIFがキャリア信号を発信し、そ
の下流側のNIFで受信するため、伝送路L1,L2の
異常は、異常個所のすぐ下流のNIFでのみ検知し、さ
らに下流のNIFでは検知しない。
【0034】さらに、回線異常の通知について述べる。
NCPは、NIFからのキャリア断信号を監視し、キャ
リア断を検知した場合、プロセッサ装置のNCPは、キ
ャリア断を検知した伝送路に、マスタ装置に向けて回線
状態電文を送信する。
【0035】例えば図13において、プロセッサ装置P
3とP4の間の伝送路L1に異常が発生した場合、プロ
セッサ装置P4のNIFでキャリア断を検知してNCP
に通知し、プロセッサ装置P4のNCPが、伝送路L1
に、回線状態電文を送信する。
【0036】さらに図14に示すように、プロセッサ装
置P3とP4の間の伝送路L2に異常が発生した場合、
プロセッサ装置P3が、伝送路L2に、回線状態電文を
送信する。
【0037】次に、マスタ装置のループバック開始制御
の手順について、図15〜17を用いて説明する。マス
タ装置1は、回線状態電文受信後、以下の手順(10
0)〜(110)でループ交代あるいはループバックの
制御を実施する。なお、マスタ装置1のNIFでキャリ
ア断を検知した場合は、回線異常電文の送信は行わない
が、以下の説明で回線状態電文受信とは、マスタ装置1
のNIFでキャリア断を検知した場合も含むものとす
る。 (100)回線状態異常電文を受信した伝送路と反対側
の伝送路の状態をチェックして、反対側の伝送路で回線
状態異常電文を受信していない場合は、運用系ループと
待機系ループを交換する。 (101)ループ制御モードをループバック移行中にす
る。 (102)回線状態異常電文から送信元アドレスを取り
出し、予め定義したネットワーク割付表(表1)から回
線異常を検知した装置の装置番号を求める。例えば、受
信した回線異常電文の送信元アドレスが41であれば、
装置番号5(プロセッサ装置P4)で異常検知したと判
定する。
【0038】
【表1】
【0039】(103)両伝送路L1,L2の回線異常
検知装置の装置番号と、予め定義した迂回路構成表(表
2)から、迂回路を構成する装置のアドレスを求め、迂
回路構成データに記録する。例えば、L1側の異常検知
装置が5で、L2側の異常検知装置が4であれば、迂回
指定は4:5、すなわち装置番号4(プロセッサ装置P
3)で伝送路L1から伝送路L2への迂回、装置番号5
(プロセッサ装置P4)で伝送路L2から伝送路L1へ
の迂回と判定する。
【0040】
【表2】
【0041】(104)迂回路構成表に迂回路指定が定
義されていない場合は、ループバック不可と判断し、ル
ープ制御モードを両系ループ停止にして終了する。 (105)記録した迂回路構成データに従い、迂回路を
構成する装置の指示を、ループバック開始指示電文に編
集する。ループバック開始指示電文には、伝送路L1か
ら伝送路L2へ迂回する装置のアドレス、および伝送路
L2から伝送路L1へ迂回する装置のアドレスを設定す
る。 (106)ループバック開始指示電文を両方の伝送路L
1,L2に送信し、タイマーT2を起動する(図1
5)。 (107)タイマーT2タイムアウト後、伝送路L1に
開通確認電文を送信し、タイマーT3を起動する。 (108)開通確認電文が帰還した場合、ループ制御モ
ードをループバック制御中にする(図17)。 (109)開通確認電文が帰還しないままタイマーT3
がタイムアウトした場合で、迂回路構成の指示が予め定
義した最小迂回構成(図22)の場合は、ループ制御モ
ードを両系ループ停止にして終了する。 (110)開通確認電文が帰還しないままタイマーT3
がタイムアウトした場合で、迂回路構成の指示が最小迂
回構成でない場合は、予め定義した最小迂回構成表に従
って迂回路を構成する装置を求め、迂回路構成データに
記録し、手順(105)に戻る。
【0042】プロセッサ装置のループバック開始制御の
手順について説明する。プロセッサ装置は、マスタ装置
からループバック開始指示電文を受信後、以下の手順
(200)〜(203)でループバックの制御を実施す
る。 (200)ループ制御モードをループバック移行中にす
る。 (201)受信したループバック開始指示電文を、NC
P間通信路を用いて、対向ループ側のNCPへ転送する
(図16)。 (202)ループバック開始指示電文の迂回路構成装置
をチェックして、自装置であれば、NIFをS&Fモー
ドに設定し、ループバック開始指示電文の伝送路L1か
ら伝送路L2への迂回(図19)、または伝送路L2か
ら伝送路L1への迂回(図20)の指示に従い、NCP
間の通信路を設定する。 (203)開通確認電文を受信後、ループ制御モードを
ループバック移行中にする。
【0043】ループバック制御中の動作について述べ
る。マスタ装置は、システム規定の周期で、ループチェ
ック電文を、両方の伝送路に送信する。プロセッサ装置
は、受信したループチェック電文を対向ループ側への迂
回は行わず、受信したループ側に送信する(図18)。
したがって、伝送路の障害が回復すると、マスタ装置に
ループチェック電文が帰還する。
【0044】次に、マスタ装置のループバック解除の手
順について説明する。マスタ装置は、両方の伝送路でル
ープチェック電文が帰還した場合、以下の手順(30
0)〜(303)でループバック解除の制御を実施す
る。 (300)ループ制御モードをループバック解除中にす
る。 (301)ループバック解除電文を両方の伝送路に送信
し、帰還タイムアウト監視タイマーT1を起動する(図
21)。 (302)ループバック解除電文が帰還した場合は、ル
ープ制御モードを通常モードにする。 (303)ループバック解除電文が帰還せず、帰還タイ
ムアウト監視タイマーT1がタイムアウトした場合は、
ループ制御モードをループバック移行中にして、迂回路
構成データに従い、再度ループバック開始の制御を行
う。
【0045】プロセッサ装置のループバック解除手順に
ついて説明する。プロセッサ装置は、マスタ装置からル
ープバック解除電文を受信した場合、以下の手順(40
0)〜(401)でループバック解除の制御を実施す
る。 (400)ループ制御モードを通常モードにする。 (401)迂回路を構成していたプロセッサ装置では、
手順(202)で設定したNCP間の通信路を解除し、
受信したループバック解除電文を受信したループ側に送
信する。
【0046】本実施の形態によれば、以下の効果が期待
できる。 図23に示すように、伝送装置の各コンポーネントが
2重系で構成されるため、一方の系(例えば、NCP2
2A)に異常が発生した場合でも、残った他方の系(例
えば、NCP22Cおよび22D)で伝送制御を継続可
能である。 データ送受信の手順において説明したように、S&F
モードになった装置でフレーム異常のデータを破棄する
ため、伝送途中でフレームに異常が生じたデータは、適
切に除去される。 ループ交代実施の手順において説明したように、運用
系・待機系の切換えはマスタ装置が管理し、プロセッサ
装置はマスタ装置からのアプリケーション電文受信ルー
プを運用系と認識する方式のため、ループ交代に特別な
伝送手順を必要としない。 回線異常検知の手順において説明したように、伝送路
の各NIF間でキャリア信号を監視するため、回線上で
異常が発生した場合、異常個所に隣接する下流の装置の
みで異常を検出でき、異常個所を容易に特定できる。 回線状態監視をNCPが独自のタイミングで実施する
ため、マスタ装置あるいはCPUからの制御を必要とせ
ず、異常発生を迅速に検出・通知することができる。 ループバック開始制御の手順において説明したよう
に、ループバックさせる装置を、マスタ装置に集約した
回線状態から判断するため、異常個所の判断と迂回装置
の特定を迅速に行うことができる。 迂回路構成を取れない場合は、システムで予め定義し
た最小迂回構成に移行するため、システムの稼働に最低
限必要な装置で伝送を回復させることができ、伝送中断
の時間を最短にすることができる。 ループバック解除の手順において説明したように、マ
スタ装置から周期的にループチェックを行うため、伝送
路の回復を自動的に検知することができる。 図21に示すように、ループバック解除電文を両方の
ループに迂回させずに送信するため、ループバック中は
伝送路の外側に位置していた装置も含めて、ループ伝送
路上の全装置の伝送状態をリセットすることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
伝送路あるいは伝送装置で異常が発生すると、ループバ
ックモードが直ちに設定されるので、伝送復旧までの時
間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るネットワークシステムの概略構成
図である。
【図2】伝送装置(マスタ装置またはプロセッサ装置)
の内部構成図である。
【図3】NIFの構成図である。
【図4】送受信データのデータフォーマットを示した図
である。
【図5】伝送装置におけるデータ受信経路を示した図で
ある。
【図6】NIF内部におけるデータ受信経路を示した図
である。
【図7】伝送装置におけるデータ送信経路を示した図で
ある。
【図8】伝送装置におけるデータ帰還時のデータの流れ
を示した図である。
【図9】NIF内部におけるS&F時のデータの流れを
示した図である。
【図10】伝送装置におけるS&F時のデータの流れを
示した図である。
【図11】運用系に異常が発生した状態を示した図であ
る。
【図12】図11の状態から待機系にループ交代を行っ
た状態を示した図である。
【図13】伝送路L1の回線異常がマスタ装置に通知さ
れる様子を示した図である。
【図14】伝送路L2の回線異常がマスタ装置に通知さ
れる様子を示した図である。
【図15】ループバック開始指示電文が送信されている
様子を示した図である。
【図16】受信したループバック開始指示電文を対向ル
ープ側のNCPへ転送する様子を示した図である。
【図17】ループバック制御中のデータの流れを示した
図である。
【図18】ループチェック電文が送信されている様子を
示した図である。
【図19】伝送路L1から伝送路L2へのループバック
経路を示した図である。
【図20】伝送路L2から伝送路L1へのループバック
経路を示した図である。
【図21】ループバック解除電文が送信されている様子
を示した図である。
【図22】最小迂回構成を示した図である。
【図23】一方の系に異常が発生した時の迂回経路を示
した図である。
【符号の説明】
1 マスタ装置 2〜6 プロセッサ装置 L1,L2 ループ伝送路 20A,20B CPU 21 CPU間伝送路 22A〜22D NCP(ネットワークコントローラ) 23A,23B NCP間伝送路 24A,24B NIF(ネットワークインタフェー
ス) 31 NCP I/F 32 セレクタ 33 レシーバ 34 ドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千葉 清志 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所交通システム事業部水戸交通 システム本部内 (72)発明者 薗部 正和 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 西尾 学 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 国藤 隆 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 傅 雄一郎 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日 本旅客鉄道株式会社内 Fターム(参考) 5K031 AA08 DA02 DA12 EA03 EA10 EA12 EB05 EB12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送方向が互いに逆向きの2つのループ
    型伝送路に1つの親局伝送装置と複数の子局伝送装置が
    接続され、前記ループ型伝送路のうち、一方の伝送路を
    運用系とし、他方の伝送路を待機系として、前記各伝送
    装置間で通信を行うネットワークシステムにおいて、 下流側の伝送装置に向かって伝送路上にキャリア信号を
    送信するキャリア信号送信手段と、前記キャリア信号の
    受信を監視してキャリア信号に中断があれば、前記親局
    伝送装置に伝送路異常の通知を行う監視手段と、 前記親局伝送装置に設けられ、前記伝送路異常の通知を
    受け取って伝送路上の故障箇所を判定するとともに、両
    方の伝送路で異常が通知された場合には、ループバック
    開始の電文を編集し両方の伝送路に送信する電文編集・
    送信手段と、 前記子局伝送装置に設けられ、前記親局伝送装置からの
    電文を受信して伝送制御状態をループバックモードに設
    定するループバックモード設定手段と、 前記親局伝送装置に設けられ、前記電文送信から所定時
    間経過後に開通確認の電文を伝送路に送信し、該電文の
    帰還があったときにループバック完成と判断する判断手
    段と、を備えたことを特徴とするネットワークシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のネットワークシステム
    において、 前記開通確認の電文が帰還しない場合には、前記親局伝
    送装置は、システムで予め定義した最小迂回構成情報に
    てループバック開始の電文を編集し、再度送信すること
    を特徴とするネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のネットワークシステム
    において、 前記親局伝送装置に設けられ、伝送路の障害が回復した
    否かを調べるループチェック電文を所定の周期で両方の
    伝送路に送信するループチェック電文送信手段と、 前記子局伝送装置に設けられ、前記ループチェック電文
    を受信するとともに、そのループチェック電文を、受信
    した方の伝送路に送信するループチェック電文受信・送
    信手段と、 前記親局伝送装置に設けられ、前記ループチェック電文
    が両方の伝送路で帰還した場合に、ループバック解除電
    文を両方の伝送路に送信するループバック解除電文送信
    手段と、 前記子局伝送装置に設けられ、前記ループバック解除電
    文を受信した場合に、伝送制御状態を通常モードに設定
    する通常モード設定手段と、を備えたことを特徴とする
    ネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のネットワークシステム
    において、 前記電文編集・送信手段は、一方の伝送路でのみ異常が
    通知された場合には、運用系と待機系の伝送路を切り換
    えるループ交代の電文を伝送路に送信することを特徴と
    するネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 伝送方向が互いに逆向きの2つのループ
    型伝送路に1つの親局伝送装置と複数の子局伝送装置が
    接続され、前記ループ型伝送路のうち、一方の伝送路を
    運用系とし、他方を伝送路を待機系として、前記各伝送
    装置間で通信を行うネットワークシステムを制御する際
    に、 下流側の伝送装置に向かって伝送路上にキャリア信号を
    送信するとともに、前記キャリア信号の受信を監視して
    キャリア信号に中断があれば、前記親局伝送装置に伝送
    路異常の通知を行い、 前記伝送路異常の通知を受け取った前記親局伝送装置
    は、伝送路異常の通知より伝送路上の故障箇所を判定す
    るとともに、両方の伝送路で異常が通知された場合に
    は、ループバック開始の電文を編集して両方の伝送路に
    送信し、 前記ループバック開始の電文を受信した前記子局伝送装
    置は、伝送制御状態をループバックモードに設定する一
    方、 前記親局伝送装置は、前記ループバック開始の電文を送
    信してから所定時間経過後に開通確認の電文を伝送路に
    送信し、この開通確認の電文の帰還があったときにルー
    プバック完成と判断することを特徴とするネットワーク
    システムの制御方法。
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