JP2003016266A - 手続システム及びそのための記憶媒体 - Google Patents

手続システム及びそのための記憶媒体

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JP2003016266A JP2001143510A JP2001143510A JP2003016266A JP 2003016266 A JP2003016266 A JP 2003016266A JP 2001143510 A JP2001143510 A JP 2001143510A JP 2001143510 A JP2001143510 A JP 2001143510A JP 2003016266 A JP2003016266 A JP 2003016266A
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泰明 茅野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 代理店やユーザからサービス提供会社へ送信
される手続データの改竄や架空の手続のねつ造を牽制で
きる手続システムを提供する。 【解決手段】 申込者の保険契約に関する必要事項が入
力され手続データに対して第1の電子署名が付与され
る。第1の電子署名が付されたことを条件として手続デ
ータのプリントアウトを可能とする。プリント時には、
プリント時刻とプリント回数とが記録される。また、電
子署名の付与や手続データのプリントアウトを含む、一
連のイベントの内容及び発生時刻がイベント履歴データ
として記録される。そして、手続データ、第1の電子署
名、プリントデータ及びイベント履歴データに対して第
2の電子署名が付与され、それらを外部のメイン端末装
置へ送信することで手続データの不正な改変が防止でき
る。また、処理中のイベント履歴やプリント時刻・回数
のデータもメイン端末装置へ送る事で、不正な改変を検
出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを利
用した保険契約などの手続システムに関する。
【0002】
【従来の技術】保険の契約は保険代理店を通じて行われ
ることが多い。従来、保険代理店は保険会社と専用線で
接続された端末装置を備え、その端末装置を利用して契
約のための必要な処理を行っていた。即ち、契約者が保
険代理店を訪問し、必要な事項を決定、指定すると、保
険代理店の担当者が前述の端末装置を操作して申込書及
び契約書を作成する。申込書の控え及び契約書は一部が
契約者に渡される。また、申込書及び契約書の原本は郵
便などにより保険会社へ送られる一方、申込及び契約デ
ータは専用線を介して保険会社へ送られ、契約が計上さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、代理店におい
て作成された申込データや契約データが保険会社へ送ら
れるまでに、誤って変更されたり、意図的に改竄された
りすることが起こりうる。また、悪質な場合には架空の
保険契約を作り上げることも起こりうる。
【0004】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あり、代理店やユーザからサービス提供会社へ送信され
る手続データの改竄や架空の手続のねつ造を牽制するこ
とが可能な手続システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、手続システムにおいて、必要事項を入力して、申込
者の手続データを作成する手続データ作成手段と、前記
手続データに対して第1の電子署名を付与する第1署名
手段と、前記第1署名手段により第1の電子署名が付さ
れた後にのみ前記手続データを契約書類としてプリント
アウトするプリント手段と、前記プリント手段によるプ
リント時刻及びプリント回数を示すプリントデータを作
成するプリントデータ作成手段と、少なくとも前記電子
署名の付与及び前記手続データのプリントアウトを含む
イベントの内容及び発生時刻をイベント履歴データとし
て作成するイベント履歴作成手段と、前記手続データ、
前記第1の電子署名、前記プリントデータ及び前記イベ
ント履歴データに対して第2の電子署名を付与する第2
署名手段と、前記手続データ、前記第1の電子署名、前
記プリントデータ、前記イベント履歴データ、及び前記
第2の電子署名を外部の端末装置へ送信する送信手段
と、を備えることを特徴とする。
【0006】上記の構成によれば、申込者の保険契約に
関する必要事項が入力され手続データが作成される。そ
の手続データに対して第1の電子署名が付与される。第
1の電子署名が付されたことを条件として手続データの
プリントアウトが可能となり、該データが契約書類とし
てプリントアウトされる。プリント時には、プリント時
刻とプリント回数とがプリントデータとして記録され
る。また、電子署名の付与や手続データのプリントアウ
トを含む、一連のイベントの内容及び発生時刻がイベン
ト履歴データとして記録される。そして、手続データ、
第1の電子署名、プリントデータ及びイベント履歴デー
タに対して第2の電子署名が付与され、それらが外部の
メイン端末装置へ送信される。このように手続データに
対して電子署名が付されるので、手続データの不正な改
変が防止できる。また、処理中のイベント履歴やプリン
ト時刻・回数のデータも記録され、手続データと共にさ
らに電子署名を付与した後で外部端末装置へ送られるの
で、イベント履歴やプリント時刻・回数のなどのデータ
からも不正な改変を検出することができ、安全な保険契
約を行うことができる。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の手続システムにおいて、前記契約書類の再プリント要
求が入力された場合に、再プリント理由の入力を要求す
る理由要求手段と、入力された再プリント理由を理由デ
ータとして保存する理由データ保存手段と、を備え、前
記第2署名手段は前記理由データを含めて第2の署名を
付与し、前記送信手段は前記理由データを含めて送信す
ることを特徴とする。これにより、再プリントが行われ
た場合にはその理由がデータとして外部端末装置へ送ら
れるので、保険会社などはイベント履歴データやプリン
トデータなどと共に再プリント理由を検討して、不正な
再プリントが行われていないかを調べることができる。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の手続システムにおいて、前記プリント手段は、
前記プリント回数を示す情報を前記契約書類上にプリン
トすることを特徴とする。プリントアウトされた契約書
類の原本は保険会社へ郵便などで送られる。よって、保
険会社では、契約書類上に示されるプリント回数と、送
信されてきたプリントデータ中のプリント回数とを比較
して、不正に多くのプリントが行われていないかを調べ
ることができる。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の手続システムにおいて、前記プリント手段は、
少なくとも前記手続データの全部又は一部に基づいて電
子透かしデータを生成し、前記手続データに挿入して電
子透かし入り契約書類をプリントアウトすることを特徴
とする。これにより、保険会社側では契約書類の紙面上
から電子透かしデータを抽出することにより、契約書類
の紙面上に改変が加えられていないかを調べることがで
きる。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の手続システムにおいて、前記契約書類の再プリント要
求が入力された場合に、再プリント理由の入力を要求す
る理由要求手段と、入力された再プリント理由を理由デ
ータとして保存する理由データ保存手段と、前記手続デ
ータ、前記理由データ及び前記電子署名の少なくともい
ずれかを書き換え不能な状態で記録媒体に記録する手段
とを備えることを特徴とする。これにより、外部の端末
装置へ送信されるデータの改変を防止することができ
る。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
の手続システムにおいて、前記手続データ、前記第1の
電子署名、前記プリントデータ、前記イベント履歴デー
タ及び前記第2の電子署名をネットワークを介して受け
取る受け取り手段と、前記第2の電子署名を復号化する
ことにより、前記手続データ、前記第1の電子署名、前
記プリントデータ及び前記イベント履歴データに対する
改変の有無を検出する第1検出手段と、を備えることを
特徴とする。これにより、プリントデータやイベント履
歴データなどの改変を自動的に検出することができる。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
手続システムにおいて、前記第1の署名を復号化するこ
とにより、前記手続データに対する改変の有無を検出す
る第2検出手段を備えることを特徴とする。これによ
り、手続データに対する改変を検出することができる。
【0013】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7
のいずれかに記載の手続システムにおいて、前記手続デ
ータ作成手段は、ネットワークを介して接続された契約
者端末から前記必要事項を受け取ることを特徴とする。
これにより、申込者は自己の端末装置を使って保険契約
を行うことができる。
【0014】請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8
のいずれかに記載の手続システムにおいて、前記手続デ
ータ作成手段は、前記第1署名手段により第1の電子署
名が付された時点以後の前記手続データの内容変更を不
能とする。また、請求項10に記載の発明は、請求項1
乃至8のいずれかに記載の手続システムにおいて、前記
手続データ作成手段は、前記プリント手段に対するプリ
ント指示が入力された時点以後の前記手続データの内容
変更を不能とする。また、請求項11に記載の発明は、
請求項1乃至8のいずれかに記載の手続システムにおい
て、前記手続データ作成手段は、前記手続データを前記
外部の端末装置へ送信する指示が入力された時点以降の
前記手続データの内容変更を不能とする。また、請求項
12に記載の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載
の手続システムにおいて、前記手続データに手続番号を
付与する手段をさらに備え、前記手続データ作成手段
は、前記手続データに前記手続番号が付与された時点以
降の前記手続データの内容変更を不能とする。これによ
り、手続データが確定した後での不正な改変を防止する
ことができる。
【0015】請求項13に記載の発明は、請求項9乃至
12のいずれか一項に記載の手続システムにおいて、前
記手続データ作成手段は、前記手続データの入力フィー
ルドを書き込み不能とすることにより内容変更を不能と
する。また、請求項14に記載の発明は、請求項9乃至
12のいずれか一項に記載の手続システムにおいて、前
記手続データ作成手段は、前記手続データを画像データ
化することにより内容変更を不能とする。
【0016】請求項15に記載の発明は、コンピュータ
により読みとり可能な記憶媒体であって、前記コンピュ
ータを、必要事項を入力して、申込者の手続データを作
成する手続データ作成手段と、前記手続データに対して
第1の電子署名を付与する第1署名手段と、前記第1署
名手段により第1の電子署名が付された後にのみ前記手
続データを契約書類としてプリントアウトするプリント
手段と、前記プリント手段によるプリント時刻及びプリ
ント回数を示すプリントデータを作成するプリントデー
タ作成手段と、少なくとも前記電子署名の付与及び前記
手続データのプリントアウトを含むイベントの内容及び
発生時刻をイベント履歴データとして作成するイベント
履歴作成手段と、前記手続データ、前記第1の電子署
名、前記プリントデータ及び前記イベント履歴データに
対して第2の電子署名を付与する第2署名手段と、前記
手続データ、前記第1の電子署名、前記プリントデー
タ、前記イベント履歴データ、及び前記第2の電子署名
を保険会社の端末装置へ送信する送信手段と、して動作
させるためのプログラムを記憶する。
【0017】よって、当該記憶媒体を端末装置などのコ
ンピュータに読み込むことにより、その端末装置を本発
明の手続システムとして動作させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態について説明する。
【0019】図1に、本発明による手続システムの概略
構成を示す。本実施形態においては、契約者6がある保
険会社の代理店を訪問し、海外旅行傷害保険の契約を行
う場合を想定している。保険会社の代理店には代理店端
末2と、プリンタ3と、ライトワンスメディア4とが配
置される。代理店端末2は、汎用パーソナルコンピュー
タにより構成することができ、CD−ROMなどの記憶
媒体9に記憶された保険契約プログラムを実行すること
により手続システムの代理店端末として機能する。プリ
ンタ3は申込書や契約書をプリントアウトするために利
用される。ライトワンスメディア4は、例えばCD−R
など一度のみ書き込みが可能(一度書き込みしたデータ
の書き換えは不可能)な媒体である。代理店端末2はネ
ットワーク7を介してA社サーバ1を介して保険会社サ
ーバ5と接続されており、ネットワーク7の1つの好適
な例はインターネットである。A社サーバ1は、代理店
端末を利用して行われた契約データなどを受け取り、バ
ックアップなどを管理すると共に保険会社へ送る処理を
行う。
【0020】まず、契約手続きの流れを概説する。契約
者(申込者)6は代理店の店舗を訪問し、店員の案内に
従って保険契約を行う。即ち、契約者6は契約に必要な
事項を店員に伝え、店員は代理店端末2を操作して必要
事項を入力して申込データを作成する。申込データはプ
リンタ3により紙に出力され、申込書となる。契約者は
この申込書に署名、捺印を行い店員に渡す。店員は申込
書の1部を契約者用控えとして契約者へ渡す。次に、店
員は代理店端末2を操作し、申込データに基づいて契約
データを作成し、プリンタから契約書として出力する。
契約書の写しは契約者へ渡される。こうして、契約者は
申込書の控えと契約書をもらい、代理店での手続きを終
える。なお、契約データは申込データの内容を含むもの
とする。
【0021】店員は作成された契約データをネットワー
ク7を通じ、A社サーバ1を介して保険会社サーバ5へ
送信する。また、代理店の店員はプリントアウトした申
込書及び契約書(以下、「契約書類」と呼ぶ。)を原本
として保険会社へ渡す。これは、郵送又は人手を介して
行われる。保険会社は契約書類の内容と、ネットワーク
7を介して受け取った契約データの内容とを照合し、契
約後に変更や改竄が行われていないかを確認する。両者
が一致すれば適正な契約であるとして処理する。
【0022】本発明においては、主として代理店で契約
書類及び契約データが作成されてから保険会社により受
領されるまでの間に生じうる故意又は不意の変更や不正
な改竄(以下、まとめて単に「改変」と呼ぶ。)を検出
することを目的とする。そのため、代理店における契約
書類及び契約データの作成時にそのような改変を防止す
るためのいくつかの防止対策を施す。代理店において生
じ得る改変は、大別して、実際に行われた契約の内容を
改竄してから保険会社へ計上する場合(タイプ1)と、
現実には存在していない架空の契約を作り上げる場合
(タイプ2)とが考えられる。本発明では、それぞれの
タイプの改変について防止策が施されている。なお、上
記のような改変には、代理店内における店員の処理に起
因して行われるものの他に、ネットワーク7上で送信さ
れる間に契約データに対して行われるものも考えられる
が、そのような改変も本発明の手法により検出すること
が可能である。
【0023】次に、主としてタイプ1に対する防止策で
ある、電子署名を付す手法を図2を参照して概説する。
電子署名は一般的に以下のように行われる。署名者は、
署名対象データをハッシュ関数で処理し、結果として得
られるハッシュ値を署名者の秘密鍵(公開鍵暗号方式の
場合)又は共通鍵(共通鍵暗号方式の場合)で暗号化す
る。この暗号化の結果得られるデータが電子署名と呼ば
れ、対象となるデータと共に送信される。なお、「電子
署名」とは一般的には公開鍵暗号方式によって暗号化し
たデータのみを指し、共通鍵暗号方式によるものを含ま
ない場合もあるが、本明細書では両者を含めて電子署名
と呼ぶ。受け取り側は予め署名者の公開鍵(公開鍵暗号
方式の場合)又は共通鍵(共通鍵暗号方式)を所持して
おり、受け取った電子署名をその鍵で復号化してハッシ
ュ値を得る。また、同時に受け取った署名対象データを
同じハッシュ関数で処理してハッシュ値を計算し、電子
署名の復号化により得られたハッシュ値と比較する。両
者が一致すれば、署名者からのデータに改変が行われて
いないことが確認される。
【0024】さて、図2(A)を参照し、店員が申込者
との間で必要事項を代理店端末2に入力すると、契約デ
ータが作成される。契約データの内容について申込者の
確認が得られると、店員は電子署名を行う。即ち、その
契約データに対して、時刻などから生成される一意性の
ある値(ID、証券番号などとすることができる)を付
加し、両データの集合について電子署名を作成、付加し
て保存する。その後、計上処理により、契約データ、I
D及び電子署名を保険会社へ送信する。保険会社側で
は、持っている鍵で電子署名を復号化してハッシュ値を
得る。次に、一緒に送信された契約データとIDの集合
についてのハッシュ値を計算し、電子署名を復号化して
得たハッシュ値と比較する。両者が一致すれば、契約デ
ータに対して改変が行われていないことが確認される。
【0025】ここで重要なことは、代理店において電子
署名を行う際に使用する鍵に代理店の店員がアクセスで
きないようにすることである。本発明では代理店におけ
る改変防止を1つの目的としているので、代理店の人間
が鍵にアクセスできると、契約データを改竄することが
できてしまう。従って、例えば代理店端末2において実
行される保険契約プログラムにおいて、店員が電子署名
の指示を行うと自動的に所定の鍵を使用して電子署名が
行われるようにし、それ以外の方法では店員が電子署名
を行うことができないようにしておくことが必要であ
る。この要求が満たされれば、代理店における電子署名
で使用する鍵は、共通鍵であっても、代理店の秘密鍵で
あっても構わない。
【0026】さらに、本発明においては契約時に代理店
端末2において行われる手続き、処理(以下、「イベン
ト」と呼ぶ。)についてイベント履歴を記録する。この
概要を図2(B)に示す。例えば、契約データを代理店
端末2に保存した時刻、契約書原本のプリントアウト時
刻、保険会社へ契約データを送信した時刻などをイベン
ト履歴データとして記録しておく。即ち、イベントの内
容を示すイベントIDとイベントの実行時刻とをイベン
ト履歴データとして記録する。そして、契約データ及び
イベント履歴データについて代理店端末2の保険契約プ
ログラムに従って電子署名が作成、付加される。それら
のデータはネットワーク7を通じ、A社サーバ1を介し
て保険会社へ送信される。保険会社では、電子署名を復
号化して契約データとイベント履歴データの内容を取得
し、内容を調査する。例えば、各イベントが正しい順序
で行われているか、イベントが不正に複数回行われては
いないか、などをチェックする。これにより、不正な改
変を検出することができる。なお、A社サーバは後述の
ように契約データのバックアップなど所定のデータを保
存する。また、上記のイベント履歴データも保存し、そ
の後の証明などに利用する。
【0027】次に、上述の対策を含む本発明の保険契約
手続きについて図1、図3乃至8を参照して説明する。
図3は保険契約手続きの流れを示すフローチャートであ
り、図4及び5は保険契約手続き中に作成される契約デ
ータの構成を概念的に示す。また、図6乃至8は保険契
約手続き中に代理店端末2のディスプレイ上に表示され
る画面例である。
【0028】図3において、符号20はデータマークで
あり、データマークで示された各時点(D1〜D5)で
の契約データの構成が対応する符号D1〜D5で図4及
び5に示されている。符号22乃至31はイベント履歴
記録タイミングを示す。即ち、代理店端末2の保険契約
手続きにおいて、符号22乃至31が付された各ステッ
プで行われた処理内容及びその処理の実行時刻がイベン
ト履歴として逐次記録されていく。符号32は電子透か
し処理を行うステップを示し、符号34はライトワンス
記録処理を行うステップを示しているが、それらの詳細
については後述する。
【0029】まず、契約者(申込者)6が代理店を訪
れ、店員との話し合い後に契約を行う。店員は代理店端
末2を操作して図6(A)に示す入力画面を表示させ
る。そして、契約者6に必要事項を質問し、入力画面上
の必要事項を入力していく(ステップS2)。店員が項
目[Next]をクリックすることによりこの画面の入力が
終了したことを指定すると、次に図6(B)に示す保険
料計算画面が表示され、さらに入力が続けられる。そし
て、保険料に関する事項の入力が終了すると、店員は図
6(B)の状態で[Next]を指定し、保険料に関する入
力の終了を指示する。これにより、契約データの内容が
決定し、この時点では図4(A)に示す契約データのみ
が存在することになる。また、図6(B)に示す保険料
計算画面で店員が[Next]を指定した時に、イベント内
容として必要事項の入力ステップが終了したこと、及び
その時刻がイベント履歴データとして記録される(図3
の符号22参照)。なお、イベント内容については、履
歴を記録すべきイベントに対して予めイベントIDが付
与されており、イベントIDと完了時刻とがイベント履
歴データとして記録される。
【0030】こうして図6(A)及び(B)に例示する
事項の入力が完了すると、図7(A)に示す契約内容確
認画面が表示され、申込者に提示される(ステップS
4)。申込者は内容を確認し、誤りがあれば訂正を店員
に依頼する。申込者の確認が得られると、店員は[電子
署名]を指定する(ステップS6)。これにより、まず
その契約を示すID(証券番号となる)が生成される。
また、これと同時に、入力画面上の入力フィールドをロ
ックし、それ以降の入力ができないようにすることがで
きる。これにより、電子署名付与後に不正に契約内容を
改変することが防止される。電子署名の付与により入力
フィールドがロックされた後に内容の変更が必要になっ
た場合は、例えば「内容変更」ボタンなど(図示せず)
を押すことにより入力フィールドのロックを解除するよ
うに構成することができる。
【0031】なお、電子署名の付与とIDの付与のタイ
ミングが異なる方式を採用する場合には、契約IDが付
与されたタイミングで入力フィールドをロックするよう
に構成することもできる。
【0032】こうして、前述のように、予め用意された
鍵を使用して契約データとIDの集合に対して電子署名
が生成され、付与される。電子署名後のデータは、図4
(B)に示すように、契約データ、ID及び電子署名を
含むことになる。また、符号24に示すように、契約デ
ータの生成及び電子署名の生成・付与についてのイベン
ト履歴が記録される。
【0033】電子署名が行われると、図7(B)に示す
ように[プリント]ボタンが表示され(図7(A)の状
態では[プリント]ボタンは未だ表示されていない)、
契約書のプリントアウトが可能となる。逆に言えば、本
発明の保険契約プログラムは、電子署名が完了する前に
は契約書をプリントアウトできないように作成されてい
る。これは、電子署名前に契約内容をプリントアウトし
て契約者に渡した後、内容を改変して電子署名を付する
ことにより、店員が不正な計上を行うことを防止するた
めである。
【0034】なお、上述のように電子署名付与時(ステ
ップS6)に入力フィールドをロックしない場合は、
[プリント]ボタンが押された時に入力フィールドをロ
ックするように構成することもできる。これにより、デ
ータの内容とプリント出力された紙の契約書の内容が一
致することが確保される。
【0035】店員は[プリント]ボタンを押して契約書
をプリントアウトし(ステップS8)、一部を契約者控
えとして契約者へ渡し、一部を原本として一時的に保存
する。ここで、符号26により示されるように、プリン
ト処理についてのイベント履歴が記録される。また、プ
リント時刻及びプリント回数のデータが生成され、その
結果この時点でのデータは図4(C)に示すようにな
る。また、プリント回数はプリントアウトされた契約書
にも記される。例えば、プリント回数を意味する数字、
記号、バーコードなどを契約書のある部分に印字する。
これにより、後に保険会社でその契約書が何回目のプリ
ントであるかを調べることができる。
【0036】なお、何らかの理由で契約内容の変更が必
要となった場合は、店員は内容変更を指示し、処理はス
テップS2へ戻り、別の新規契約として最初から処理を
行う。この際、それまでに行った契約は無効となる。こ
の内容変更指示についてのイベント履歴が記録される。
【0037】一方、内容の変更ではなく、契約書の再プ
リントが必要となる場合がある。例えば、プリンタ3内
で用紙がつまり、契約書が破れてしまった場合や店員が
誤って契約書を破損してしまった場合などである。この
場合、再プリント処理を行う。再プリントの指示につい
てもイベント履歴が記録される。再プリント処理では、
まず、再プリントの理由を入力することが要求される
(ステップS12)。これは、後で保険会社側で再プリ
ントの理由を審査し、不正に契約書がプリントされたこ
とを検出するためである。店員が再プリント理由を入力
すると再プリント理由データが生成される。また、理由
問い合わせ及び再プリント理由の入力についてのイベン
ト履歴が記録される。この時点でデータは図4(D)に
示すようになる。そして、処理はステップS8へ戻り、
契約書が再度プリントアウトされる。再プリント後は、
図4(D)に示すデータ中のプリント時刻及びプリント
回数の内容は更新されていることになる。
【0038】こうして、契約書が出力され契約者に渡さ
れると、後は代理店と保険会社サーバとの間の処理とな
る。店員は、これまでの処理で作成されたデータに、そ
の時点までのイベント履歴データを加え計上用データと
してセーブする(ステップS10)。このとき、それら
データ全体に対して電子署名が付され、イベント履歴も
記録される(符号31)。よって、セーブされる計上用
データは、再プリントがなされていない場合は図5
(A)のようになり、再プリントがなされた場合は図5
(B)のようになる。
【0039】次に、計上用データはネットワーク7を通
じ、A社サーバ1を介して保険会社サーバ5へ送信され
る(ステップS14)。なお、こうして手続データを含
む形状用データが保険会社サーバ5へ送信される時に、
手続データの入力フィールドをロックするように構成す
ることもできる。この処理は、代理店端末2で実行され
る保険契約プログラムの内容により、1件ずつ送信する
ようにしても良いし、1日分をまとめて送信するように
しても良い。計上処理時の代理店端末2上の表示画面例
を図8に示す。この状態で、店員は[個別計上]又は
[一括計上]のいずれかを指定して計上処理を行う。
【0040】次に、代理店の店員はステップS8でプリ
ントアウトした契約書原本を郵便などで保険会社へ送る
(ステップS16)。保険会社は、ステップS14でネ
ットワーク7を通じて送られた契約データと、郵送で送
られた契約書類とを比べて内容を調査する(ステップS
18)。この調査は以下のように行われる。
【0041】まず、図5に示すように、契約データ(イ
ベント履歴、プリント時刻及び回数などを含む)全体に
対して付された電子署名データを復号化してハッシュ値
を取得し、契約データ全体から計算したハッシュ値と比
較する。両者が一致すれば、計上用データがセーブされ
た後に代理店内でもしくはネットワーク上で改変がなさ
れていないことが確認できる。次に、契約データに含ま
れるイベント履歴の内容を調べ、イベントの順序やイベ
ントの回数が適正であるかをチェックする。さらに、郵
送された契約書類上に記されたプリント回数の部分をO
CRなどで読み取り、プリント回数データと比較する。
両者が一致しなければ、不正に再プリントが行われたこ
とが発見できる。
【0042】さらに、契約データ及びIDに対して付さ
れた電子署名を復号化してハッシュ値を取得し、契約デ
ータから計算したハッシュ値と比較して契約データの内
容に改変がなされていないかを確認する。さらに、契約
データの内容と契約書類の記載内容とを比較する。以上
の検査により、不正な改変を高い信頼度で検出すること
ができる。
【0043】不正な改変が発見された場合、保険会社は
その契約を無効とする(ステップS22)。一方、発見
されない場合、その契約を有効なものとして処理する。
以上により、保険契約処理が終了する。
【0044】なお、契約データの受け渡しなどの業務を
行うA社サーバ1は、契約後に種々の形態でデータの管
理を行うことができる。例えば、A社サーバ1は契約デ
ータの原本を保管することができる。別の方法として、
契約データのバックアップデータのみを保管し、原本を
保険会社へ送ることもできる。また、原本及びバックア
ップデータは保管せず、付与された電子署名データのみ
を保管することもできる。さらには、それら全て又はい
ずれかの組み合わせを保管することもできる。A社サー
バは、こうして保管したデータについて後に契約者や保
険会社などから請求があった場合に証明を行うことがで
きる。
【0045】次に、電子透かしを利用した改変検出手法
について図9(A)を参照して説明する。電子透かしと
は、画像などのデータに対して、その一部の値を変更す
ることにより透かしデータを挿入する手法であり、これ
を利用することによりプリントアウト後の契約書類の紙
面上に施された改変を検出することができる。
【0046】上記の例において、ステップS8のプリン
トアウト時に、契約データ、ID(証券番号)、プリン
ト時刻、プリント回数のハッシュ値を計算し、これを不
可視透かしデータとして契約書の一部又は背景全体の画
像データに挿入する。そして、電子透かしが挿入された
画像が契約書の一部に含まれてプリントアウトされる。
契約書は郵便で保険会社へ送られる。保険会社は、受け
取った契約書から透かしデータ(ハッシュ値)を検出す
る。また、受け取った契約書の紙面上のデータをOCR
などで読み取り、ハッシュ値を計算し、両者を比較す
る。一致すれば契約書紙面上への改変は無いと判断され
る。契約書紙面上で例えば、保険料の数字などに改変が
なされていれば、改変後の契約データのハッシュ値は透
かしに挿入されたハッシュ値とは異なるはずであり、こ
れにより改変が検出できる。
【0047】次に、ライトワンスメディア4を使用した
改変検出方法について説明する。ライトワンスメディア
とは、例えばCD−Rのように一度のみのデータ書き込
みが可能な媒体である。図3に示す保険契約手続きにお
いて、契約書の再プリント指示がなされた場合は、契約
データ、理由データ及び電子署名の少なくともいずれか
がライトワンスメディアに記録される。即ち、保険契約
手続きの進行に伴って図4及び5に示すようにデータが
作成されていくが、それらをライトワンスメディア4に
も記録する。また、入力された再プリント理由も記録す
る。このライトワンスメディア4は、所定量のデータが
記録されると保険会社により回収される。保険会社は、
ライトワンスメディア4に記録された契約データを、ネ
ットワーク7を通じて受け取った契約データ、並びに郵
送された契約書類の内容と照合する。そして、ライトワ
ンスメディア4に記録された契約データがいずれかと相
違、矛盾している場合は改変が行われたと推測すること
ができる。
【0048】具体的には先ず、ネットワーク7を通じて
送信された契約データ又は郵送による契約書類の内容
が、ライトワンスメディア内に記録された内容と一致す
るか否かを検査する。一致している場合は、次に内容的
に矛盾が無いかどうかを検査する。ライトワンスメディ
ア4に記録された内容は書き換え不能であるので、正し
い内容とみなすことができる。よって、例えばプリント
アウトされた後で契約書類上に改変がなされたり、ネッ
トワーク7を通じて保険会社へ送信される前又は送信中
に改変がなされた場合は、改変後の内容はライトワンス
メディア4の内容とは一致しなくなる。これにより、契
約書類及びネットワークを通じて送信される契約データ
に対する改変を検出することができる。また、図9
(B)に示すように、再プリントが行われている場合
に、再プリント前後の契約データ内容の変化と再プリン
ト理由とが矛盾する場合なども改変があった可能性があ
る。
【0049】なお、CD−Rのように構造的に書き換え
不能な記録媒体を使用する代わりに、構造的には書き換
えが可能であるが書き換えを不能とする処理がなされて
いる媒体(例えば、書き換え不能なように処理されたI
Cカードなど)を使用することもできる。
【0050】次に、タイプ2の改変、即ち、架空の契約
をねつ造したことを検出する方法について説明する。
【0051】まず、1つの手法として、契約データに契
約者の電子署名を付す方法を図10を参照して説明す
る。この手法は公開鍵暗号方式を利用するものであり、
契約者は自己の公開鍵及び秘密鍵を作成する。また、こ
の公開鍵を予め認証局に登録して公開鍵証明書を取得し
ておくこともできる。図3に示す保険契約手続きのステ
ップS6で、ICカードや記録ディスクなどの媒体を代
理店端末2に挿入するなどの手法により、契約データに
対して秘密鍵で電子署名を行う。この電子署名は契約デ
ータと共にネットワーク7を介して保険会社へ送られ
る。また、プリントアウトされる契約書類の紙面上にこ
の電子署名を書き込む。保険会社は契約データを受け取
り、契約者の公開鍵を入手して復号化し、ハッシュ値を
比較することにより、その契約者自身が契約に同意した
ことを確認することができる。また、契約書類を受け取
り、紙面に書き込まれた署名を検出することによって
も、その契約者が確かに契約したことを確認することが
できる。なお、契約者が予め認証局に登録して公開鍵証
明書を持っている場合は、それを契約データに添付して
保険会社に送ることによりその契約者が実在することが
確認できるので、架空の契約を検出することができる。
【0052】ここで、契約者が秘密鍵で電子署名を行う
際は、そのデータが代理店端末2内に残らないような処
理を行うことが必要となる。代理店端末2に契約者の秘
密鍵の複写データなどが残っていると、代理店の人間が
その秘密鍵を使用して架空の契約を作ることができるか
らである。1つの方法として、例えば契約者のICカー
ド内に秘密鍵を記録し、ICカード側に契約データを読
み込んで暗号化を施し、その結果得られる電子署名のみ
を代理店端末2に送ることができる。なお、後述のよう
に、代理店端末2がインターネットなどのネットワーク
を通じて契約者の端末と接続されている場合は、契約者
は自己の端末上で電子署名を作成して代理店端末へ送る
ことができる。
【0053】また、契約者が公開鍵暗号方式を利用でき
ない場合は、電話番号により契約者の存在確認を行うこ
とができる。図11(A)に示すように、代理店は契約
成立後に契約者に契約番号を伝えると共に、電話会社に
登録されている電話番号で保険会社に電話して契約番号
を告げるか、又は登録されている端末から発信して契約
番号を送信するように依頼する。契約者が保険会社に電
話をすると、保険会社はその発信元情報を得ることがで
きる。よって、その電話番号に対して登録されている人
物を電話会社に問い合わせる。登録されている人物が契
約者と一致しない場合は、契約者本人以外による不正な
契約であると判断される。契約者の端末から契約番号を
送信する場合も同様に不正な契約を検出することができ
る。
【0054】さらに別の方法として、画像データを利用
して本人確認をする手法を図11(B)を参照して説明
する。契約が成立して契約書をプリントアウトした後、
店員は契約者が自らの顔写真付きの身分証明書を持った
状態で契約者の顔画像をデジタルカメラなどにより撮影
し、CD−Rなどのライトワンスメディアに契約データ
と共に記録する。保険会社では、この画像を開き、契約
データ中の契約者の情報と画像中の身分証明書の情報と
を照合し、さらに画像中の契約者の顔写真と身分証明書
中の顔写真とを照合して、確かにその契約者による契約
であることを確認することができる。なお、画像データ
をライトワンスメディアに記録する代わりに、ネットワ
ークを介して直接保険会社へ送信することもできる。
【0055】上記の実施形態では、契約に伴う処理を実
行するためのプログラムが代理店端末内に予め用意され
ており、契約処理後に契約データ及びイベント履歴デー
タをA社サーバ1へ送るように構成している。その代わ
りに、契約処理のためのプログラムをA社サーバ1内に
用意し、契約処理時には代理店端末2とA社サーバ1と
の間で必要な通信処理を行いつつ契約データ及びイベン
ト履歴データを作成するように構成することもできる。
【0056】また、上記の説明では図1に示すように、
契約者が代理店で契約を行う場合を示した。しかし、図
12に示すように、代理店端末2と契約者端末10との
間をネットワーク7を介して通信し、ネットワーク上で
契約処理を行うこともできる。この場合、代理店端末装
置2は、必要事項の入力フォームデータを契約者端末1
0へ送信し、契約者自らが必要事項を入力して契約デー
タを作成する。契約データ作成後は、図1の場合と同様
に必要な電子署名などを行って契約手続きを進めること
ができる。また、契約者は署名・捺印の代わりに契約者
端末装置を使用して電子署名を付すこともできる。
【0057】また、代理店を介さずに契約者が直接保険
会社のウェブサイトなどにアクセスして契約手続を行う
場合にも本発明を適用することができる。その場合は、
契約者であるユーザの端末装置が代理店端末2と同様の
機能を実行することになる。
【0058】また、上記の説明では契約データの不正な
内容変更を防止するために、契約書の電子フォームの入
力フィールドをロックする手法を挙げているが、その代
わりに、契約データ自体を画像データ化することによ
り、以後の改変を防止することも可能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の手続シス
テムによれば、契約データ及び契約書類についての不正
な改変を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる手続システムの概略
構成を示す図である
【図2】契約データの不正改変を検出する方法を示す図
である。
【図3】保険契約手続きの流れを示すフローチャートで
ある。
【図4】図3に示す契約データの構成を示す図である。
【図5】図3に示す契約データの構成を示す他の図であ
る。
【図6】図3の保険契約手続き中に代理店端末に表示さ
れる画面例を示す。
【図7】図3の保険契約手続き中に代理店端末に表示さ
れる他の画面例を示す。
【図8】図3の保険契約手続き中に代理店端末に表示さ
れるさらに他の画面例を示す。
【図9】契約書類及び契約データの不正処理を検出する
方法を示す。
【図10】契約書類及び契約データの不正処理を検出す
る他の方法を示す。
【図11】契約書類及び契約データの不正処理を検出す
るさらに他の方法を示す。
【図12】本発明にかかる手続システムの他の概略構成
を示す図である。
【符号の説明】
1…A社サーバ 2…代理店端末 3…プリンタ 4…ライトワンスメディア 5…保険会社サーバ 6…契約者 7…ネットワーク 9…記憶媒体 10…契約者端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栃原 聖一 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 新堀 英二 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 茅野 泰明 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 岩本 圭司 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 5J104 AA09 LA05 LA06 NA02 NA05 NA11 PA07 PA10

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 必要事項を入力して、申込者の手続デー
    タを作成する手続データ作成手段と、 前記手続データに対して第1の電子署名を付与する第1
    署名手段と、 前記第1署名手段により第1の電子署名が付された後に
    のみ前記手続データを契約書類としてプリントアウトす
    るプリント手段と、 前記プリント手段によるプリント時刻及びプリント回数
    を示すプリントデータを作成するプリントデータ作成手
    段と、 少なくとも前記電子署名の付与及び前記手続データのプ
    リントアウトを含むイベントの内容及び発生時刻をイベ
    ント履歴データとして作成するイベント履歴作成手段
    と、 前記手続データ、前記第1の電子署名、前記プリントデ
    ータ及び前記イベント履歴データに対して第2の電子署
    名を付与する第2署名手段と、 前記手続データ、前記第1の電子署名、前記プリントデ
    ータ、前記イベント履歴データ、及び前記第2の電子署
    名を外部の端末装置へ送信する送信手段と、を備えるこ
    とを特徴とする手続システム。
  2. 【請求項2】 前記契約書類の再プリント要求が入力さ
    れた場合に、再プリント理由の入力を要求する理由要求
    手段と、 入力された再プリント理由を理由データとして保存する
    理由データ保存手段と、を備え、 前記第2署名手段は前記理由データを含めて第2の署名
    を付与し、 前記送信手段は前記理由データを含めて送信することを
    特徴とする請求項1に記載の手続システム。
  3. 【請求項3】 前記プリント手段は、前記プリント回数
    を示す情報を前記契約書類上にプリントすることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の手続システム。
  4. 【請求項4】 前記プリント手段は、少なくとも前記手
    続データの全部又は一部に基づいて電子透かしデータを
    生成し、前記手続データに挿入して電子透かし入り契約
    書類をプリントアウトすることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の手続システム。
  5. 【請求項5】 前記契約書類の再プリント要求が入力さ
    れた場合に、再プリント理由の入力を要求する理由要求
    手段と、 入力された再プリント理由を理由データとして保存する
    理由データ保存手段と、 前記手続データ、前記理由データ及び前記電子署名の少
    なくともいずれかを書き換え不能な状態で記録媒体に記
    録する手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記
    載の手続システム。
  6. 【請求項6】 前記手続データ、前記第1の電子署名、
    前記プリントデータ、前記イベント履歴データ及び前記
    第2の電子署名をネットワークを介して受け取る受け取
    り手段と、 前記第2の電子署名を復号化することにより、前記手続
    データ、前記第1の電子署名、前記プリントデータ及び
    前記イベント履歴データに対する改変の有無を検出する
    第1検出手段と、を備えることを特徴とする請求項1に
    記載の手続システム。
  7. 【請求項7】 前記第1の署名を復号化することによ
    り、前記手続データに対する改変の有無を検出する第2
    検出手段を備えることを特徴とする請求項6に記載の手
    続システム。
  8. 【請求項8】 前記手続データ作成手段は、ネットワー
    クを介して接続された契約者端末から前記必要事項を受
    け取ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記
    載の手続システム。
  9. 【請求項9】 前記手続データ作成手段は、前記第1署
    名手段により第1の電子署名が付された時点以後の前記
    手続データの内容変更を不能とする請求項1乃至8のい
    ずれかに記載の手続システム。
  10. 【請求項10】 前記手続データ作成手段は、前記プリ
    ント手段に対するプリント指示が入力された時点以後の
    前記手続データの内容変更を不能とする請求項1乃至8
    のいずれかに記載の手続システム。
  11. 【請求項11】 前記手続データ作成手段は、前記手続
    データを前記外部の端末装置へ送信する指示が入力され
    た時点以降の前記手続データの内容変更を不能とする請
    求項1乃至8のいずれかに記載の手続システム。
  12. 【請求項12】 前記手続データに手続番号を付与する
    手段をさらに備え、前記手続データ作成手段は、前記手
    続データに前記手続番号が付与された時点以降の前記手
    続データの内容変更を不能とする請求項1乃至8のいず
    れかに記載の手続システム。
  13. 【請求項13】 前記手続データ作成手段は、前記手続
    データの入力フィールドを書き込み不能とすることによ
    り内容変更を不能とする請求項9乃至12のいずれか一
    項に記載の手続システム。
  14. 【請求項14】 前記手続データ作成手段は、前記手続
    データを画像データ化することにより内容変更を不能と
    する請求項9乃至12のいずれか一項に記載の手続シス
    テム。
  15. 【請求項15】 コンピュータにより読みとり可能な記
    憶媒体であって、前記コンピュータを、 必要事項を入力して、申込者の手続データを作成する手
    続データ作成手段と、 前記手続データに対して第1の電子署名を付与する第1
    署名手段と、 前記第1署名手段により第1の電子署名が付された後に
    のみ前記手続データを契約書類としてプリントアウトす
    るプリント手段と、 前記プリント手段によるプリント時刻及びプリント回数
    を示すプリントデータを作成するプリントデータ作成手
    段と、 少なくとも前記電子署名の付与及び前記手続データのプ
    リントアウトを含むイベントの内容及び発生時刻をイベ
    ント履歴データとして作成するイベント履歴作成手段
    と、 前記手続データ、前記第1の電子署名、前記プリントデ
    ータ及び前記イベント履歴データに対して第2の電子署
    名を付与する第2署名手段と、 前記手続データ、前記第1の電子署名、前記プリントデ
    ータ、前記イベント履歴データ、及び前記第2の電子署
    名を外部の端末装置へ送信する送信手段と、して動作さ
    せるためのプログラムを記憶した記憶媒体。
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