JP2003015166A - 電気泳動表示装置 - Google Patents

電気泳動表示装置

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JP2003015166A
JP2003015166A JP2001200894A JP2001200894A JP2003015166A JP 2003015166 A JP2003015166 A JP 2003015166A JP 2001200894 A JP2001200894 A JP 2001200894A JP 2001200894 A JP2001200894 A JP 2001200894A JP 2003015166 A JP2003015166 A JP 2003015166A
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substrate
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electrophoretic display
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JP2001200894A
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Shinya Takagi
伸哉 高木
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気泳動表示装置において、縦置きに設置し
た場合や基板を折り曲げたときに発生する、粒子の隔壁
を越える移動を抑制し、安定した画像を表示する。 【解決手段】 一対の基板と、該基板に形成された電極
と、該基板間に充填された分散媒と、該分散媒に分散さ
れた帯電泳動粒子と、基板の一方に形成されもう一方の
基板と接して設けられた、該帯電泳動粒子と該分散媒を
小区間に分割する隔壁とを有する電気泳動表示装置にお
いて、該隔壁が形成されていないもう一方の基板が、該
隔壁と接する側に柔軟な表面層を有する電気泳動表示装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気泳動粒子が電
極間を移動することにより表示が行われる電気泳動表示
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報機器の発達に伴い、低消費電
力且つ薄型の表示装置のニーズが増しており、これらニ
ーズに合わせた表示装置の研究、開発が盛んに行われて
いる。中でも液晶表示装置は、液晶分子の配列を電気的
に制御し液晶の光学的特性を変化させる事ができ、上記
のニーズに対応できる表示装置として活発な開発が行わ
れ商品化されている。
【0003】低消費電力、眼への負担軽減などの観点か
ら反射型表示装置が期待されている。その1つとして、
Harold D.Lees等により発明された電気泳
動表示装置(米国特許第3612758号明細書)が知
られている。他にも、特開平9−185087号公報に
も電気泳動表示装置が提案されている。
【0004】以下、この電気泳動表示装置について説明
する。図4は、そのような電気泳動表示装置の構造の一
例(粒子が水平に移動する例)を示す断面図である。同
図4に示す電気泳動表示装置は、所定間隙を開けた状態
に配置された一対の基板3a,3bと、これらの基板3
a,3bの間に充填された分散媒2と、分散媒2に分散
された帯電泳動粒子1と、一方の基板3bに沿うように
配置された第1電極4a及び第2電極4bと、さらに基
板3a,3bの間隙を、画素ごとに仕切るように配置さ
れた隔壁7から構成されている。この装置において、帯
電泳動粒子1は、正極性又は負極性に帯電されている
(図4では、正極性に帯電されている)ため、電極4
a,4bに印加する電圧の極性に応じていずれかの電極
4a又は4bに電気泳動するが、帯電泳動粒子1や各電
極4a,4bが配置される領域は着色されているため、
表示装置全体として画像を表示できるようになってい
る。
【0005】また、図5には、粒子が垂直に移動する電
気泳動表示装置の一例を示した。図5では、分散媒2を
帯電泳動粒子1と異なる色に着色することで、画像を表
示することができる。図4および図5のいずれの電気泳
動表示装置においても、隔壁5によって両基板間の距離
は、一定に保持される。
【0006】さらに、このような電気泳動表示装置にお
いては、隔壁7と基板3aの間に隙間がある場合、電気
泳動する粒子が隔壁を越えて隣の区間に移動し粒子の濃
度ムラが発生、あるいは表示面を鉛直方向に設置したと
きに粒子が該隙間を通過して粒子の濃度ムラが発生す
る。これら粒子の濃度ムラは、画像の表示不良につなが
る。この問題を解決するために、隔壁7と、基板3aあ
るいは基板3bを接着層8で接着することで(例えば、
基板3bに隔壁が形成される場合は、もう一方の基板3
aと隔壁7が接着される)、帯電泳動粒子1が隔壁7を
越えて移動する隙間を無くすことが試みられており、そ
の結果、隔壁7と基板3a、3bとで小区間に分割され
た完全に閉じられた部屋が構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、隔壁が
基板と接着された電気表示装置では、表示基板を折り曲
げた場合に、隔壁と基板との接着部に折り曲げ応力が集
中し隔壁が破損したり、あるいは接着部が剥離するとい
う問題があった。
【0008】この問題を解決するために、特開平1−1
14828号公報には、膨潤性材料からなる隔壁を使用
することにより、分散媒中で隔壁を膨潤させて隔壁と上
基板との隙間を封止した電気泳動表示装置が記載されて
いる。また、特開平1−142537号公報には、弾性
部材からなる隔壁を、上基板で押さえ込むことにより、
隔壁と上基板との隙間を封止した電気泳動表示装置が記
載されている。
【0009】しかしながら、どちらの提案の隔壁材料に
も、合成ゴム、天然ゴムを使うために、隔壁のパターニ
ングはスクリーン印刷、打ち抜き加工、ドリル加工であ
り、高精度な微細加工ができないという問題があった。
また、隔壁自体が柔らかいので、折り曲げ時に隔壁自体
が変形し、その結果、分散媒の対流が発生して、粒子の
電極間の移動を妨害したり、粒子の電気泳動に関係なく
粒子を移動させるという問題があり、表示画像の劣化を
引き起こすものであった。
【0010】そこで、本発明は、電気泳動表示装置を折
り曲げた時でも、隔壁が破損することなく隔壁と基板と
が封止された状態を維持し、安定な画像を表示する電気
泳動表示装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事情を考慮
してなされたものであり、第1の発明としては、一対の
基板と、該基板に形成された電極と、該基板間に充填さ
れた分散媒と、該分散媒に分散された帯電泳動粒子と、
基板の一方に形成されもう一方の基板と接して設けられ
た、該帯電泳動粒子と該分散媒を小区間に分割する隔壁
とを有する電気泳動表示装置において、該隔壁が形成さ
れていないもう一方の基板が、該隔壁と接する側に柔軟
な表面層を有することを特徴とする電気泳動表示装置を
要旨とする。
【0012】また、前記隔壁が形成されていない前記基
板が、前記柔軟な表面層の材料からなることを特徴とす
る。また、前記柔軟な表面層のゴム硬度が10以上90
以下の範囲であることを特徴とする。また、前記柔軟な
表面層のゴム硬度が20以上85以下の範囲であること
を特徴とする。
【0013】また、前記柔軟な表面層が、前記帯電泳動
粒子が分散された前記分散媒によって膨潤することを特
徴とする。また、前記柔軟な表面層が、シリコン樹脂か
らなることを特徴とする。また、前記帯電泳動粒子が分
散された前記分散媒が、脂肪族炭化水素系溶媒であるこ
とを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の電気泳動表示装置は、一対の基板と、該基板に
形成された電極と、該基板間に挟持された帯電泳動粒子
と該帯電泳動粒子が分散された分散媒とからなり、かつ
基板の一方に該帯電泳動粒子と該分散媒を小区間に分割
する隔壁が形成された電気泳動表示装置において、該隔
壁が形成されていないもう一方の基板が、該隔壁と接す
る側に柔軟な表面層を有することを特徴とする。
【0015】次に、図1乃至図3を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。なお、これらの図は、本
発明に係る電気泳動表示装置の構成を示す断面図の一例
である。
【0016】本発明は、いわゆる帯電泳動粒子1が水平
移動する電気泳動表示装置(図1参照)にも垂直移動す
る電気泳動表示装置(図2参照)にも適用できる。ここ
で、水平移動型とは、図1に示すように、第1電極4a
及び第2電極4bの両方をいずれか一方の基板3a又は
3bに沿うように配置し、帯電泳動粒子1が基板3a,
3bに沿って移動するように構成したものを意味する。
これに対して、垂直移動型とは、図2に示すように、分
散媒2を挟み込むように第1電極4a及び第2電極4b
を別々の基板側に配置し、帯電泳動粒子1が基板3a,
3bに対して垂直方向(法線方向)に移動するように構
成したものを意味する。なお、図1ならびに図2に例示
した帯電泳動粒子は、正極性に帯電しているものとす
る。
【0017】以下、図1の水平移動型の電気泳動表示装
置を1例として説明する。本発明に係る電気泳動表示装
置は、図1に示すように、複数の帯電泳動粒子1と、こ
れらの帯電泳動粒子1が分散された分散媒2とを備え、
電圧を印加して前記帯電泳動粒子1を移動させることに
基き、種々の画像を表示するようになっている。
【0018】この場合、所定間隙を開けた状態に一対の
基板3a,3bを配置し、上述した帯電泳動粒子1及び
分散媒2をこれらの基板3a,3bの間に配置すると良
い。また、帯電泳動粒子1及び分散媒2の近傍に第1電
極4a及び第2電極4bを配置し、これらの電極4a,
4bの間に電圧を印加することによって帯電泳動粒子1
を移動させ、種々の画像を表示させると良い。
【0019】本発明においては、基板3a,3bの間隙
を、少なくとも一つ以上の画素ごとに仕切るように隔壁
7が配置されている。隔壁7は基板のどちらか一方の表
面に形成されている(図1では基板3bに隔壁7が形成
される)。隔壁の配置ならびに隔壁間の距離は、均一で
あれば特に限定はされない。
【0020】本発明の隔壁の形成されていないもう一方
の基板(図1では基板3a)は、隔壁7の上部が接する
側に、柔軟な表面層9を有している。柔軟な表面層9
は、隔壁7で押さえつけられた場合、その接触部分が凹
状に変形することにより、基板3aと隔壁7との間の隙
間が封止される。その結果、電気泳動表示装置の基板自
体を折り曲げた場合でも、隔壁7は破損することなく隔
壁7と基板3aとの間の隙間は封止された状態を維持
し、さらに隔壁自体が変形することもないので、帯電泳
動粒子1は電極間を安定して移動することができ、安定
に画像を表示することができる。
【0021】本発明の柔軟な表面層9は、ゴム硬度が1
0以上90以下が好ましく、さらに20以上85以下が
好ましい。ゴム硬度が10未満の場合は、表面が柔らか
すぎてタック性が生じて粒子が張り付いたりする傾向が
あり、一方、ゴム硬度が90を超える場合は、硬くなり
すぎて隔壁と基板との隙間を封止できなくなる傾向があ
る。
【0022】なお、本発明における柔軟な表面層のゴム
硬度は、JIS規格K6253記載のデュロメーター硬
さ試験に準拠し、被膜厚み8mm以上で、A型デュロメ
ーターゴム硬度計(高分子計器(株)製、型式ASKE
R−JA型)にて測定した値を表す。
【0023】また、本発明の柔軟な表面層9は、本発明
に用いる帯電泳動粒子1が分散された分散媒2によって
膨潤してもよい。さらに、本発明の範囲内であれば、隔
壁が形成されていない基板(図1では基板3a)が、柔
軟な表面層の材料からなるものであってもよい。この場
合には、基板が柔軟な表面層を兼ねることができる。
【0024】本発明の柔軟な表面層9の材料としては、
本発明の範囲を満たすものであれば、特に限定はされな
いが、例えば、ポリブタジエン、ポリブタジエンスチレ
ン共重合体、エチレンエチルアクリレート共重合体、エ
チレンブチルアクリレート共重合体、ポリウレタン、シ
リコン樹脂、天然ゴム、熱可塑性エラストマー樹脂等が
挙げられる。中でもシリコン樹脂が好ましく、コーティ
ング用シリコン樹脂、ポッティング用シリコン樹脂、接
着用シリコン樹脂が容易に入手可能な点で使用でき、例
えばペルガンZ、シルポット184(いずれもダウコー
ニング社製)、SE1750、SE4486、SE44
10、JCR6182、CY5205、JCR612
2、PRX305(いずれも東レダウコーニング社
製)、KE1091、KE1602、KE103、KE
106、KE1800T(いずれも信越化学社製)が具
体的には挙げられる。これらを単独あるいは2種類以上
混合して用いることができる。
【0025】本発明の柔軟な表面層9を、隔壁の形成さ
れていない基板(図1では基板3a)上に形成する方法
としては、上記の材料を用いて、スピンコート法、グラ
ビアコート法、スプレーコート法、バーコート法等の公
知の方法で形成することができるが、特に限定されるも
のではない。また、上記した柔軟な表面層9の材料を用
いて、溶液からのキャスト法あるいは溶融押し出し法等
の公知の方法により成形したフィルムを、本発明の隔壁
の形成されていない基板(図1では基板3a)として使
用することもできる。
【0026】本発明の柔軟な表面層9の厚みは、隔壁7
で押さえつけられた部分が凹状に変形して、基板3aと
隔壁7との間の隙間が封止できる範囲であればよく、1
μm以上100μm以下が好ましい。また、表面層9が
形成される基板3aが観測者側に配置される場合は、表
面層9は透明であることが好ましい。
【0027】本発明の電気泳動表示装置には、帯電泳動
粒子1と該帯電泳動粒子が分散された分散媒2を使用す
る。
【0028】本発明にて用いる帯電泳動粒子1の平均粒
径は、0.05μm以上20μm以下の範囲が好まし
い。粒子材料としては、無機材料、高分子材料、あるい
はこれらの複合材料のいずれでも特に限定はされない
が、具体的には二酸化チタン、シリカ、アルミナ、カー
ボンブラック、黒鉛等の無機材料、ポリエチレン、ポリ
エステル、ポリメタクリレート、ポリアクリレート、ポ
リスチレン、ポリ尿素、フェノールノボラック型エポキ
シ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、環状脂
肪族エポキシ樹脂、グリシジルエステル系エポキシ樹
脂、ポリメタクリル酸エステル、エチレン−アクリル酸
共重合樹脂等の高分子材料が挙げられる。
【0029】また、本発明に用いる帯電泳動粒子として
は、本発明の範囲内で市販の球状粒子を用いることがで
きる。例えば、ミクロパール(積水化学工業(株)
製)、ナトコスペーサー粒子(ナトコ(株)製)、エポ
カラー粒子(日本触媒化学工業(株)製)、ケミスノー
(総研化学(株)製)、トスパール(GE東芝シリコー
ン(株)製)等が挙げられるが、特に限定されるもので
はない。
【0030】本発明の帯電泳動粒子1は、使用する電気
泳動表示装置の表示方法に合わせて着色することができ
るが、それらの着色剤としては本発明の範囲内で特に限
定はされない。具体的な着色剤としては、酸化チタン、
カーボンブラック、ニグロシン、鉄黒、アニリンブル
ー、カルコイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリ
ンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、
メチレンブルークロリド、フタロシアニンブルー、マラ
カイトグリーン・オキサレート、ランプブラック、ロー
ズベンガル、C.I.ピグメント・レッド、C.I.ピ
グメント・イエロー、C.I.ピグメント・ブルー、
C.I.ダイレクトレッド1、C.I.ダイレクトレッ
ド4、C.I.アシッドレッド1、C.I.ベーシック
レッド1、C.I.モーダントレッド30、C.I.ダ
イレクトブルー1、C.I.ダイレクトブルー2、C.
I.アシッドブルー9、C.I.アシッドブルー15、
C.I.ベーシックブルー3、C.I.ベーシックブル
ー5、C.I.モーダントブルー7、C.I.ダイレク
トグリーン6、C.I.ベーシックグリーン4、C.
I.ベーシックグリーン6、黄鉛、カドミウムイエロ
ー、ミネラルファストイエロー、ネーブルイエロー、ナ
フトールイエローS、ハンザイエローG、パーマネント
イエローNCG、タートラジンレーキ、モリブデンオレ
ンジ、パーマネントオレンジGTR、ベンジジンオレン
ジG、カドミウムレッド、パーマネントレッド4R、ウ
ォッチングレッドカルシウム塩、ブリリアントカーミン
3B、ファストバイオレッドB、メチルバイオレッドレ
ーキ、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、
ビクトリアブルーレーキ、キナクリドン、ローダミン
B、ファーストスカイブルー、ピグメントグリーンB、
マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリー
ンG等の顔料、あるいはValifast Red、V
alifast Yellow、Oplas Red、
Oil Scarlet〔オリエント化学社製〕、Oi
l Blue V、Oil Green、Bright
Green、Sudan IV、Sudan III
〔大和化工社製〕、Sumiplast Blue、S
umiplast Red HFG、Sumiplas
t Red HF4G、Sumiplast Yell
ow、WhiteflourB〔住友化学工業社製〕、
Macrolex Red GS〔バイエル・ジャパン
社製〕;Microlis Blue、Microli
s Green〔日本チバガイギー社製〕等の油性染
料、Orient Oil Black〔オリエント化
学社製〕、Sumikaron Brilliant
Blue、Sumikaron Violet〔住友化
学工業社製〕、Kayacryl Black、Kay
alon Polyester Blue、Kayar
on Polyester Red〔日本化薬社製〕等
の染料が挙げられる。また、これらの着色剤の中で、単
独で帯電泳動粒子として使用できる顔料は、本発明の範
囲内で使用することができる。
【0031】本発明の分散媒2としては導電率の低い高
絶縁性有機溶媒が使用される。具体的には、ベンゼン、
トルエン、キシレン、ナフテン系炭化水素などの芳香族
炭化水素系溶媒、ヘキサン、シクロヘキサン、ケロシ
ン、パラフィン系炭化水素溶媒、イソパラフィン系炭化
水素等の脂肪族炭化水素系溶媒、クロロホルム、トリク
ロロエチレン、ジクロロメタン、トリクロロトリフルオ
ロエチレン、臭化エチルなどのハロゲン化炭化水素系溶
媒、あるいはシリコンオイル、高純度石油等が挙げられ
るが、中でも脂肪族炭化水素系溶媒が好適に使用され、
具体的にはアイソパーG、H,M,L(いずれもエクソ
ン化学社製)、Shellsol(昭和シェルジャパ
ン)、IPソルベント1016、1620、2028、
2835(出光石油化学)が挙げられる。これらを単
独、あるいは2種類以上混合して用いることができる。
【0032】一方、本発明に用いる分散媒2は、使用す
る電気泳動表示装置の表示方法に合わせて粒子と異なる
色に着色することができる。着色剤としては、分散媒2
に溶解可能な油溶性染料であれば特に限定はされない
が、具体的には、オイルイエロー3G、ファーストオレ
ンジG、オイルレッド5B、オイルバイオレット#マク
ロレックスブルーRR,スミプラストグリーンG、オイ
ルブラウンGR,スーダンブラックX60、Valif
ast Red、Valifast Yellow、O
plas Red、Oil Scarlet〔オリエン
ト化学社製〕、Oil Blue V、Oil Gre
en、Bright Green、SudanIV、S
udanIII〔大和化工社製〕、Sumiplast
Blue、Sumiplast Red HFG、S
umiplast Red HF4G、Sumipla
st Yellow、WhiteflourB〔住友化
学工業社製〕、Macrolex Red GS〔バイ
エル・ジャパン社製〕、Microlis Blue、
Microlis Green〔日本チバガイギー社
製〕、Orient Oil Black〔オリエント
化学社製〕、Sumikaron Brilliant
Blue、Sumikaron Violet〔住友
化学工業社製〕、Kayacryl Black、Ka
yalon Polyester Blue、Kaya
ron Polyester Red〔日本化薬社製〕
等が挙げられる。
【0033】分散媒2には、必要に応じて荷電制御剤を
含有しても良く、分散媒2に可溶な陰イオン界面活性
剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤、金属石鹸、
非イオン界面活性剤、フッ素系界面活性剤、ブロック型
ポリマー、グラフト型ポリマーなどを単独、または2種
以上混合して用いても良い。
【0034】基板3a,3bには、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)、ポリエーテルサルフォン(PE
S)、ポリイミド(PI)、ポリエチレンナフタレ−ト
(PEN)、ポリカーボネート(PC)等のポリマーフ
ィルム或いはガラス、石英等の無機材料を使用すること
ができる。
【0035】また、電極4a,4bには、パターニング
可能な導電性材料ならどのようなものでも使用でき、酸
化インジウムすず(ITO)、アルミ、チタンなどを挙
げることができる。
【0036】なお、図1に示す水平移動型電気泳動表示
装置では、一方の電極4bが画素全体に形成され、他方
の電極4aは、電極4bとは異なる高さに、画素の一部
に該電極4bと重なるように形成されているが、もちろ
んこれに限られるものではなく、両電極4a,4bを同
一高さに形成しても良い(この場合、電極4bは画素全
体には形成できず、電極4a,4bは重なり合うことは
ない)し、あるいは電極が画素毎に分割されて形成され
ていても良い。
【0037】さらに、電極4a,4b等を覆うように絶
縁層6を形成すると良く、絶縁層を形成した場合には、
各電極4a,4bから帯電泳動粒子1への電荷注入を防
止できる。この絶縁層6に用いる材料としては、薄膜で
ピンホールが形成されにくいものが良い。具体的には、
高い透明性を有するポリイミド樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリアクリレート樹脂、ポリメタクリレート樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ノボラッ
ク樹脂、エポキシ樹脂等を挙げることができる。
【0038】隔壁7は、柔軟な表面層9よりもゴム硬度
が高い樹脂材料が用いられ、隔壁の上部が柔軟な表面層
と接して、柔軟な表面層が隔壁で押さえつけられた場
合、表面層の接触部分が凹状に変形することにより、隙
間が封止されるものであればよい。隔壁のゴム硬度は、
90以上100以下の範囲が好ましく、具体的な隔壁材
料としては、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
アクリレート樹脂、ポリメタクリレート樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ノボラック樹脂、
エポキシ樹脂等を挙げることができる。
【0039】隔壁7を形成する方法としては、光感光性
樹脂層を塗布した後露光及びウエット現像を行う方法、
印刷法によって形成する方法、隔壁を形成した後に基板
に接着する方法、光透過性の基板表面にモールドによっ
て形成しておく方法、等を挙げることができる。隔壁の
幅は50μm以下が好ましく、隔壁が50μmを超える
と、表示欠陥(粒子の動きが認識されない部分)として
目立つので好ましくない。また、隔壁の高さは10μm
以上100μm以下が好ましい。
【0040】水平移動型の場合、上述した第1電極4a
及び第2電極4bの内、いずれか一方の電極が配置され
た領域には帯電泳動粒子1と同じ色を付し、他方の電極
が配置された領域には異なる色に着色することができ
る。この場合、電極自体を着色してもよく、着色層を、
電極とは別に設けてもよく、電極と重なるように絶縁層
を配置すると共にその絶縁層を着色してもよく、それら
のいずれでも良い。
【0041】垂直移動型の場合、帯電粒子を分散させる
分散媒2を、粒子1と異なる色に着色することができ
る。これらにより2色表示が可能となるが、隣接される
複数の画素で異なる色を表示することにより、表示装置
全体としてはカラー表示をすることができる。
【0042】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。本実施の形態によれば、隔壁が形成されていない基
板の柔軟な表面層に、隔壁が押し付けられることにより
隔壁と基板との隙間が封止されるために、電気泳動表示
装置の基板自体を折り曲げた場合でも、隔壁は破損する
ことなく隔壁と基板との間の隙間は封止された状態が維
持され、さらに隔壁自体が変形することもないので、粒
子は安定して電極間を移動することができる。その結
果、電気泳動表示装置を折り曲げた際にも、安定して画
像を表示することができる。
【0043】
【実施例】以下、水平移動型の電気泳動表示装置の実施
例に沿って本発明を更に詳細に説明する。なお、本発明
における柔軟な表面層のゴム硬度は、JIS規格K62
53記載のデュロメータ−硬さ試験に準拠し、被膜厚み
8mm以上で、A型デュロメータ−ゴム硬度計(高分子
計器(株)製 型式ASKER−JA型)にて測定を行
った。
【0044】実施例1 本実施例においては、図3(e)に示す電気泳動表示装
置を作製した。なお、図3は、本発明に係る電気泳動表
示装置の製造方法を示す断面工程図である。
【0045】まず、基板3bとしてのポリイミド(P
I)フィルムの表面に厚み100nmでアルミを蒸着し
て第2電極4bを形成した(図3(a))。なお、ポリ
イミドフィルム3bには50mm×50mmの寸法で2
00μmの厚さのものを用いた。次に、第2電極4bの
表面には、酸化チタン微粒子を混合させて白色化させた
ポリイミド樹脂層を形成し、絶縁層6とした。
【0046】この絶縁層6の表面には第1電極4aを、
図3(b)に示すように、第2電極4bと重なるように
1つの画素における一部の領域に形成した。そして、こ
の第1電極4aを覆うように透明ポリイミドからなる絶
縁層6を形成した。なお、この第1電極4aは、暗黒色
の炭化チタンを成膜し、フォトリソグラフィー及びドラ
イエッチングによりライン状にパターニングして形成し
た。第1電極4aの厚みは50nmであり、線幅は35
μm、第1電極4aの間隔は120μmとした。
【0047】そして、絶縁層6の表面には、画素と画素
とを仕切るように隔壁7を形成した。この隔壁7は、光
感光性ポリイミドワニスの塗布工程、および露光及びウ
エット現像工程という工程を3回繰り返すことにより高
さ30μm、幅12μm、間隔120μmで形成した。
この際、基板の両端の端部支持部材5も同時に形成し、
高さ25μm、幅20μmであった。
【0048】次に、基板の両端の端部支持部材5の上面
(基板3aとの接合面)に熱融着性の接着層8を形成
し、帯電泳動粒子1として、黒色に着色されたナトコビ
ーズ(ナトコ(株)製、平均粒径6μm)を2重量部
と、イソパライフィン系炭化水素の脂肪族炭化水素系溶
媒であるアイソパーG(エクソン社製)からなる分散媒
2を100重量部と、帯電制御剤としてのオクテン酸ジ
ルコニウム0.1重量部を混合して分散液を調整し、そ
の分散液を隔壁7内に充填した(図3(c)参照)。
【0049】また、厚さ200μmのPETフィルムか
らなる基板3aの表面には、本発明の柔軟な表面層9と
して、シリコン樹脂であるペルガンZ(ダウコーニング
社製)を、厚み50μmで形成させた。この柔軟な表面
層のゴム硬度は、83であった(図3(d)参照)。
【0050】本発明の柔軟な表面層9が形成された基板
3aと接着層8の位置合せを行った後、加熱して基板3
aと端部支持部材5を接着し、本発明の電気泳動表示装
置とした(図3(e)参照)。得られた電気泳動表示装
置において、分散液が充填された画素の上下間の距離は
27μmであった。なお、第1電極4aの上部は黒色に
視認され、第1電極4aが配置されていない領域の上部
は絶縁層6の白色が視認される。
【0051】作製した表示装置を用いて、印加電圧は±
50V、電圧印加時間10msecで表示を行った。
【0052】本実施例に用いた帯電泳動粒子1は、正極
性に帯電しているため、電圧が印加された場合には負極
性の電極上に速やかに移動する。例えば、第2電極4b
を正極性にし第1電極4aを負極性にした場合、黒色帯
電泳動粒子1が移動してきて第1電極4a(及び白色の
絶縁層6)を覆い、基板3aの観測者側から見ると、黒
色粒子1と白色領域(第1電極4a以外の領域)が認識
されることとなり、その画素は白表示を行うこととなる
(図1(a)参照)。
【0053】これと反対に、第2電極4bを負極性にし
第1電極4aを正極性にした場合、黒色帯電泳動粒子1
は白色領域(第1電極4a以外の領域)に移動するた
め、基板3aの観測側から見ると、黒色の第1電極4a
と、黒色粒子1で覆われた白色の絶縁層6が視認され、
画素としては黒表示を行うこととなる(図1(b)参
照)。応答速度は30msec以下であった。
【0054】次に、印加電圧の極性を0.5秒毎にスイ
ッチングさせながら、表示面が鉛直方向になるように表
示装置を設置し、3時間駆動させたが、表示不良は起こ
らなかった。次いで、表示装置の基板自体を折り曲げた
が、表示不良は起こらなかった。
【0055】これらのことから、本発明により、電気泳
動表示装置の基板自体を折り曲げた場合でも、隔壁の破
損がなく、隔壁と基板との間の隙間が封止された状態に
維持され、さらに隔壁自体が変形することもないので、
粒子は安定して電極間を移動することがわかる。
【0056】実施例2 本実施例においては、帯電泳動粒子としてポリエステル
とカーボンブラックからなる黒色粒子1を3重量部と、
イソパライフィン系炭化水素であるアイソパーG(エク
ソン社製)からなる分散媒2を100重量部と、帯電制
御剤としてアルケニルこはく酸ポリイミド(シェブロン
ケミカル社製、OLOA1200)を0.5重量部とを
混合して分散液を調整して用いた。その他の構成や製造
方法は実施例1と同様にして電気泳動表示装置を作製し
た。実施例1で作製した表示装置を用いて、印加電圧は
±50V、電印加時間10msecで表示を行った。
【0057】本実施例に用いた帯電泳動粒子1は、負極
性に帯電しているため、電圧が印加された場合には正極
性の電極上に速やかに移動する。例えば、第2電極4b
を正極性にし、第1電極4aを負極性にした場合、黒色
帯電泳動粒子1は白色領域(第1電極4a以外の領域)
に移動するため、基板3aの観測側から見ると、黒色の
第1電極4aと、黒色粒子1で覆われた白色の絶縁層6
が視認され、画素としては黒表示を行うこととなる。
【0058】これと反対に、第2電極4bを負極性にし
第1電極4aを正極性にした場合、黒色帯電泳動粒子1
が移動してきて第1電極4aを覆い、基板3aの観測側
から見ると、黒色粒子1と白色領域(第1電極4a以外
の領域)が認識されることとなり、その画素は白表示を
行うこととなる。応答速度は30msec以下であっ
た。
【0059】次に、印加電圧の極性を0.5秒毎にスイ
ッチングさせながら、表示面が鉛直方向になるように表
示装置を設置し、3時間駆動させたが、表示不良は起こ
らなかった。次いで、表示装置の基板自体を折り曲げた
が、表示不良は起こらなかった。
【0060】実施例3 本実施例においては、厚さ200μmのPETフィルム
からなる基板3aの表面にシリコン樹脂であるシルポッ
ト184(ダウコーニング社製、ゴム硬度45)を厚み
50μmで形成させる以外は、実施例1と同じ条件で電
気泳動表示装置を作製した。なお、印加電圧は±50
V、電圧印加時間10msecで表示を行った。本実施
例における帯電泳動粒子1は、正極性に帯電しているた
め、負極性の電極を覆うようにして移動した。応答速度
は30msec以下であった。
【0061】次に、印加電圧の極性を0.5秒毎にスイ
ッチングさせながら、表示面が鉛直方向になるように表
示装置を設置し、3時間駆動させたが、表示不良は起こ
らなかった。次いで、表示装置の基板自体を折り曲げた
が、表示不良は起こらなかった。
【0062】実施例4 本実施例においては、厚さ200μmのPETフィルム
からなる基板3aの表面にシリコン樹脂であるKE10
6(信越化学社製、ゴム硬度59)を厚み50μmで形
成させる以外は、実施例1と同じ条件で電気泳動表示装
置を作製した。なお、印加電圧は±50V、電圧印加時
間10msecで表示を行った。本実施例における帯電
泳動粒子1は、正極性に帯電しているため、負極性の電
極を覆うようにして移動した。応答速度は30msec
以下であった。
【0063】次に、印加電圧の極性を0.5秒毎にスイ
ッチングさせながら、表示面が鉛直方向になるように表
示装置を設置し、3時間駆動させたが、表示不良は起こ
らなかった。次いで、表示装置の基板自体を折り曲げた
が、表示不良は起こらなかった。
【0064】実施例5 本実施例においては、厚さ200μmのPETフィルム
からなる基板3aの替わりに、シリコン樹脂であるペル
ガンZ(ダウコーニング社製、ゴム硬度83)のフィル
ム(厚み200μm)を使用する以外は、実施例1と同
じ条件で電気泳動表示装置を作製した。なお、印加電圧
は±50V、電圧印加時間10msecで表示を行っ
た。本実施例における帯電泳動粒子1は、正極性に帯電
しているため、負極性の電極を覆うようにして移動し
た。応答速度は30msec以下であった。
【0065】次に、印加電圧の極性を0.5秒毎にスイ
ッチングさせながら、表示面が鉛直方向になるように表
示装置を設置し、3時間駆動させたが、表示不良は起こ
らなかった。次いで、表示装置の基板自体を折り曲げた
が、表示不良は起こらなかった。
【0066】比較例1 厚さ200μmのPETフィルムだけからなる基板3a
を使用し、隔壁7の上部と基板3aを接着する以外は、
実施例1と同じ条件で電気泳動表示装置を作製した。な
お、印加電圧は±50V、電圧印加時間10msecで
表示を行った。本実施例における帯電泳動粒子1は、正
極性に帯電しているため、負極性の電極を覆うようにし
て移動した。応答速度は30msec以下であった。
【0067】次に、印加電圧の極性を0.5秒毎にスイ
ッチングさせながら、表示面が鉛直方向になるように表
示装置を設置し、3時間駆動させたが、表示不良は起こ
らなかった。次いで、表示装置の基板自体を折り曲げた
が、隔壁の破損ならびに隔壁と基板との間の接着部の剥
離が発生し、表示不良が起こった。
【0068】比較例2 厚さ200μmのPETフィルムからなる基板3aの表
面にシリコン樹脂であるJCR6120F(東レダウコ
ーニング社製、ゴム硬度7)を厚み50μmで形成させ
る以外は、実施例1と同じ条件で電気泳動表示装置を作
製した。なお、印加電圧は±50V、電圧印加時間10
msecで表示を行った。本実施例における帯電泳動粒
子1は、正極性に帯電しているため、負極性の電極を覆
うようにして移動したが、基板3a表面に形成されたシ
リコン樹脂層に粒子が付着し、表示のコントラストが大
きく低下した。
【0069】比較例3 厚さ200μmのPETフィルム(ゴム硬度99)だけ
からなる基板3aを使用する以外は、実施例1と同じ条
件で電気泳動表示装置を作製した。なお、印加電圧は±
50V、電圧印加時間10msecで表示を行った。帯
電泳動粒子1は、正極性に帯電しているため、負極性の
電極を覆うようにして移動した。応答速度は30mse
c以下であった。
【0070】次に、印加電圧の極性を0.5秒毎にスイ
ッチングさせながら、表示面が鉛直方向になるように表
示装置を設置し駆動させたが、30分以内で粒子が隔壁
を超えて隣の区間に移動し表示の濃度ムラが生じた。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
隔壁が形成されていない基板に形成された柔軟な表面層
に、隔壁が押し付けられることにより隔壁と基板との隙
間が封止されるために、電気泳動表示装置を縦置きした
ときに粒子が隔壁を越えて移動することが抑制されるば
かりではなく、電気泳動表示装置の基板を折り曲げた場
合でも、隔壁は破損せず隔壁と基板との間の隙間は封止
された状態を維持され、さらに隔壁自体が変形すること
もないので、粒子は安定して電極間を移動することがで
き、安定した画像を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気泳動表示装置の構造の一例を
示す断面図である。
【図2】本発明に係る電気泳動表示装置の構造の一例を
示す断面図である。
【図3】本発明に係る電気泳動表示装置の製造方法を示
す工程図である。
【図4】従来の電気泳動表示装置の構造の一例を示す断
面図である。
【図5】従来の電気泳動表示装置の構造の一例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 帯電泳動粒子 2 分散媒 3a,3b 基板 4a 第1電極 4b 第2電極 5 端部支持部材 6 絶縁層 7 隔壁 8 接着層 9 柔軟な表面層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板と、該基板に形成された電極
    と、該基板間に充填された分散媒と、該分散媒に分散さ
    れた帯電泳動粒子と、基板の一方に形成されもう一方の
    基板と接して設けられた、該帯電泳動粒子と該分散媒を
    小区間に分割する隔壁とを有する電気泳動表示装置にお
    いて、該隔壁が形成されていないもう一方の基板が、該
    隔壁と接する側に柔軟な表面層を有することを特徴とす
    る電気泳動表示装置。
  2. 【請求項2】 隔壁が形成されていない前記基板が、前
    記柔軟な表面層の材料からなることを特徴とする請求項
    1記載の電気泳動表示装置。
  3. 【請求項3】 前記柔軟な表面層のゴム硬度が10以上
    90以下の範囲であることを特徴とする請求項1または
    2記載の電気泳動表示装置。
  4. 【請求項4】 前記柔軟な表面層のゴム硬度が20以上
    85以下の範囲であることを特徴とする請求項1または
    3記載の電気泳動表示装置。
  5. 【請求項5】 前記柔軟な表面層が前記帯電泳動粒子が
    分散された前記分散媒によって膨潤することを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかの項に記載の電気泳動表示
    装置。
  6. 【請求項6】 前記柔軟な表面層がシリコン樹脂からな
    ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかの項に記
    載の電気泳動表示装置。
  7. 【請求項7】 前記帯電泳動粒子が分散された前記分散
    媒が脂肪族炭化水素系溶媒であることを特徴とする請求
    項1または5記載の電気泳動表示装置。
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