JP2003013467A - 土砂垂直搬送装置 - Google Patents

土砂垂直搬送装置

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JP2003013467A
JP2003013467A JP2001202151A JP2001202151A JP2003013467A JP 2003013467 A JP2003013467 A JP 2003013467A JP 2001202151 A JP2001202151 A JP 2001202151A JP 2001202151 A JP2001202151 A JP 2001202151A JP 2003013467 A JP2003013467 A JP 2003013467A
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earth
conveyor
plate
sand
casing
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JP2001202151A
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Yasuo Hosohora
安男 細洞
Katahito Sasaki
賢仁 佐々木
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NISSEI KOKI KK
Original Assignee
NISSEI KOKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土木建築の分野で土砂を上方に搬送するため
の土砂垂直搬送装置に関して、あらゆる土質について確
実に上昇運搬と排出とが実現できて、搬送能率の高く、
垂直搬送部を延長容易にした土砂の垂直搬送装置を提供
する。 【解決手段】 土砂投入部と垂直搬送部と土砂搬出部と
を周回する土砂搬送用のチェーンコンベアと、該コンベ
アの垂直搬送部の周囲を囲む縦型ケーシングとを含み、
チェーンコンベアが、連接された多数のコンベアチェー
ンとチェーン上に一定間隔で固定したプレートリフター
とから成り、各プレートリフターが、対応するチェーン
に長手方向に沿って固定した背面板と、該背面板のほぼ
後端側から前方に突出した仕切り板と、から成り、縦型
ケーシング内で各コンベアチェーンのプレートリフター
の背面板と仕切り板と、ケーシングの両側の側面板と前
面板とにより区分された空間に土砂を保持して上方に搬
送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、土木建築の分野で土砂を上方に
搬送するための土砂垂直搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】土砂垂直搬送装置は、土木建築工事の際
に生じる多量の土砂を垂直に輸送するための機械であ
る。例えば、地下基礎工事、地下随道、地下鉄道の工事
現場では、地下深部において多量の掘削土が発生するの
で、これを排出したり処理するために、一旦地上まで揚
げる必要がある。
【0003】このために、従来から、揚土のための専用
のコンベアが使用されている。従来のコンベアには、例
えば、バケット方式があり、これは、垂直なケーシング
内を上下に周回するチェーンに一定間隔で多数のバケッ
トを固定して、上向きのバケット中に逐次、土砂を装入
して、チェーンを引き上げて、地上ではバケットの横方
向への傾斜動作により排出するものであった。
【0004】別の例は、ケースプレートコンベア方式
で、パイプ状の垂直のケーシング内を昇降して周回する
1対のチェーンの間に一定間隔でプレートないしパンを
ほぼ水平に取り付け、下部で各パン上に土砂を逐次乗
せ、次いで、パンを引き上げ、上部でパンを傾斜させ
て、排出する装置が知られていた。
【0005】さらに、別の例は、垂直ベルトコンベア方
式で、搬出ベルトは、その左右両側のヒレとその間の前
後方向の仕切りヒレにより区切らた多数の連接された容
器をなし、少なくとも立上り部は、搬出ベルトに並列に
して容器開口部をカバーするシーリングベルトを備えて
おり、搬出ベルトの横進部で各容器に土砂が装入され、
立上り部でその開口部がシーリングベルトで蓋をされな
がら上方に移動し、上部ではシーリングベルトが外され
て開口部から土砂が排出されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のコンベアは、何
れも垂直に土砂を揚げるために工夫されたものではある
が、上記のバケット方式は、排出した後のバケット内に
土砂が残り、特に、粘凋な土質では残留量が多くて、能
率が低下し、さらに、ケーシング内では、バケットから
突出した礫がケーシングに引っかかったり落下したりし
て、ケーシングやバスケットを破損させることがあり、
また、この方式は、垂直土揚げにしか使用できず、傾斜
したケーシングでは利用できなかった。
【0007】上記のケースプレートコンベア方式は、一
般には、パンの触れやパンの傾斜によって、パンから土
砂が落ちやすく、粘凋な粘土質ならともかく、石や礫を
含む土砂には使い難かった。又、大きな石や礫が、パイ
プのケーシングに引っかかり、パンやケーシングを破損
させる惧れが高かった。
【0008】また、従来の垂直ベルトコンベア方式は、
ゴムにより形成したベルトコンベアには、ヒレにより形
成した多数の容器を連続して配置するので、横進部から
立上り部に移行する際に容器内の土砂が落ちてコンベア
の曲折部分で土砂が溜まって成長して、これが、搬送量
を減じ、能率が悪かった。他方、シーリングベルトで容
器内の土砂を押さえつけるので、土砂が容器内に押し固
まってしまい、容器から完全に排出するのが難しく、こ
れも排出量を減ずる原因となっていた。また。大きな石
ないし礫は、シーリングベルトの蓋を不完全にして隙間
から土砂が落ちこぼれたり、あるいは、コンベアのゴム
の押さえ力が足らないと、石・礫が落下することにな
る。
【0009】本発明は、以上の問題に鑑み、土砂を揚げ
るに際して、粘性土、砂質土、礫土などのあらゆる土質
について、確実に上昇運搬と排出とが実現できて、搬送
能率の高い垂直搬送装置を提供しようとするものであ
る。本発明は、特に、狭い立坑での掘削度の搬出の好適
な土砂垂直搬送装置を提供するものである。本発明は、
特に、逆打ち工法に適用容易に搬送部を上方に順次延長
容易にした土砂垂直搬送装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の土砂垂直搬送装
置は、上方搬送部においてチェーンコンベアの各チェー
ン上に固定したプレートリフターを、該プレートリフタ
ーを取り囲む縦型ケーシング内で、上昇させて、各プレ
ートリフターに保持した土砂を上昇させるものである。
【0011】即ち、本発明の装置は、土砂投入部と上方
搬送部と土砂搬出部とを周回する土砂搬送用のチェーン
コンベアと、このコンベアの周囲を囲む縦型ケーシング
とを含み、上記のプレートリフターが、各チェーンに長
手方向沿って固定した背面板と該背面板のほぼ後端側か
らほぼ垂直に突出した仕切り板とから成っており、上方
搬送部において縦型ケーシング内で各コンベアチェーン
のプレートリフターの背面板と仕切り板とにより区分さ
れた空間に土砂を保持して上方に搬送するものである。
【0012】このような装置は、上記の土砂投入部が、
垂直に配置した該コンベアの下端を支持するスプロケッ
トホィールと、スプロケットホィールの上方にプレート
リフターに土砂を投入する投入ホッパーとを有するもの
が採用でき、この構造は、ホッパーが、垂直な縦型ケー
シングの側部開口部に取りつけることができ、ホッパー
の設置に特別の場所を取らず、コンパクト化できる利点
がある。
【0013】上記の土砂搬出部が、該コンベアの少なく
とも搬送側コンベア面をほぼ横方向に向けてコンベア上
端を支持して駆動するスプロケットホィールと、コンベ
ア上端の直下に設けて土砂を受容する土砂搬出口とから
構成できる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の装置は、土砂投入部と上
方搬送部と土砂搬出部に沿ってチェーンコンベアのロー
ラを支持案内するガイドレールが配設され、上下のスプ
ロケットホィールの間でチェーンコンベアは、ガイドレ
ールに案内されて、周回する。上記のケーシングは、好
ましくは、チェーンコンベアのプレートリフターを内部
に囲繞して、ガイドレールに取着されるのが好ましく、
これにより、上記の仕切り板の周縁とケーシング内面と
の隙間を狭く規制することができる。
【0015】この構造は、上方搬送部では、プレートリ
フターを含んで、上昇側と下降側のチェーンコンベアを
それぞれケーシングで囲み、上昇側と下降側とのケーシ
ングは、チェーンコンベアのそれぞれのガイドレールに
より固定するので、両側のガイドレール間は覆われない
ので、ガイドレールを、山地構造から、適当な支持部材
により固定して立設することができる。本発明のこの構
造において、ガイドレール、ケーシング、チェーンコン
ベアの継ぎ足することにより、垂直搬送部の高さは、数
メートルから百数十メートルの高さにすることが容易に
できる。上方搬送部においては、チェーンコンベアは、
垂直だけでなく傾斜して配置されてもよく、チェーン
コンベアを垂直な位置と傾斜した位置とを適度に組合せ
てもよい。チェーンコンベアを傾斜させる場合には、上
昇側のチェーンコンベアは、プレートリフターを上側に
して、チェーンコンベアを下側に傾斜させるのが好まし
い。以下の実施形態では、上方搬送部においては、チェ
ーンコンベアとこれを囲繞するケーシングとを垂直に立
設ないし支持されている形態を示すこととし、以下に
は、このような垂直に配置した上方搬送部を、特に、垂
直搬送部と呼ぶことにする。
【0016】上記の土砂投入部が、垂直に配置した該コ
ンベアの下端を支持する下側のスプロケットホィール
と、当該スプロケットホィールの上方にプレートリフタ
ーに土砂を投入する投入ホッパーと、を有する物が好ま
しい。ホッパーは、縦型ケーシングの側面の開口部に、
上方より斜め下方に向ける斜め側板を含む。
【0017】上記の土砂搬出部が、該コンベアの少なく
とも搬送側コンベア面をほぼ横方向に向けてコンベア上
端を支持して駆動する上側のスプロケットホィールと、
スプロケットホィールの下側で、コンベア上端の直下に
設けて土砂を搬出する土砂搬出口とから成るものがよ
い。
【0018】
【実施例】図1と図5には、本発明の実施形態に係る土
砂垂直搬送装置1の概要を示すが、土砂垂直搬送装置1
は、コンベア本体30とケーシング2とから成り、コン
ベア本体30は、チェーンコンベア3が、下側のスプロ
ケットホィール51と上側のスプロケットホィール56
との間に周回可能に架設されて、下側のスプロケットホ
ィール51を下端とする土砂投入部1aと上下に移動す
る垂直搬送部1bとは、ほぼ垂直に立設され、上側のス
プロケットホィール56を他端とする上部の土砂搬出部
1cが斜め上方に傾斜して配置されている。上側スプロ
ケットホィール56を回転駆動するためのモータMが配
置されて、上側スプロケットホィール56の回転によ
り、チェーンコンベア3が周回移動する。チェーンコン
ベア3には、後述のように、一定間隔毎のコンベアチェ
ーン31a、31bに土砂を運搬するためのプレートリ
フタ4が取り付られている。
【0019】ケーシング2は、この例では、土砂投入部
1aと垂直搬送部1bと土砂搬出部1cとに区分されて
いる。土砂投入部1aには、下側のスプロケットホィー
ル周りに下降から上昇に転ずるチェーンコンベア3を囲
んで、上昇側にプレートリフタ4に土砂を投入する投入
口12を斜め上方に開口するように設けてある。
【0020】垂直搬送部1bのケーシング2は、チェー
ンコンベア3に取り付けたプレートリフタ4の両側と前
面側の三方側面220、221、221を非接触的に囲
むように配置されている。この例では、垂直搬送部1b
のケーシング2は、上昇側チェーンコンベア3と下降側
チェーンコンベア3とに別体に固定されている。
【0021】土砂搬出部1cのケーシング2は、チェー
ンコンベア3の土砂搬出部1cを取り囲んで、チェーン
コンベア3の折り返し位置である上側のスプロケットホ
ィール56の直下位置に、土砂搬出口13を備え、上側
スプロケットホィール56の上方には、スプロケットホ
ィール56を回転駆動するためのモータMが配置されて
いる。
【0022】図2及び図3には、この実施形態の搬送装
置1におけるチェーンコンベア3とプレートリフタ4の
一部を示すが、チェーンコンベア3は、多数のコンベア
チェーン31a、31bを成す1対のリンクプレート3
1aが、他の対のリンクプレート31bに回動可能にリ
ンクされる。リンクプレート31aの両端の軸孔を設
け、他の対のリンクプレート31aの軸孔と共にピン軸
33が挿通されて、互いに隣接するリンクプレートによ
り連接され、チェーンコンベアをなしている。各対のリ
ンクプレート31a,31bの間には、各ピン軸33に
ローラ32が外装され、回転自在に枢支されて、ローラ
チェーンを成している。ローラ32は、レールガイド上
を転動しながら、チェーンコンベア3全体を、ガイドレ
ール25に沿って案内させる。
【0023】チェーンコンベア3には、左右1対で同期
して移動するように配置され、一定数のチェーン31a
毎に、プレートリフタ4が固定されているが、各プレー
トリフタ4は、対応するチェーンのリンクプレート31
aにその長手方向沿って固定した背面板41と該背面板
41のほぼ後端側から前方に突出した仕切り板42とか
ら成っている。
【0024】プレートリフタ4のチェーンコンベア3へ
の固定には、左右のチェーンの各リンクプレート31a
からアタッチメント420を設けて、このアタッチメン
ト420にプレートリフタ4の背面板41の裏面に取着
した取付け板421、422を介して、この例では、ボ
ルト43の締めつけにより固定されている。単位プレー
トリフタ4を接続した各リンクプレート31aは、、両
端の孔同士に、ローラ32を介して多数ピン軸33を挿
通して、リフターを接続しないリンクプレート31bと
交互に連結して、プレートリフタ4を一定間隔で接続し
た無端のキャタピラコンベアにされる。
【0025】この例に示すプレートリフタ4は、背面板
41と仕切り板42とが、一体の鋼板からほぼ直角に折
り曲げ加工され、背面板41と仕切り板42とにより土
砂を支持して輸送できる強さを確保している。さらに、
この例は、背面板41の先側と仕切り板42の先側とを
左右に設けた斜め部材46を結合して補強してある。さ
らに、プレートリフター4の背面板41の先側の下面に
は、その前のプレートリフター4の背面板41の後端側
の下面に近接する突起片44が固定されて(この例では
溶接されている)、前後の背面板を狭い隙間にするよう
にしてして、隙間からの落下を極力低減している。
【0026】チェーンコンベア3は上側と下側とのスプ
ロケットホィール56、51の区間を周回するが、それ
らスプロケットホィール56、51間では、チェーンコ
ンベア3を支持案内するガイドレール25が土砂投入部
1aと垂直搬送部1bと土砂搬出部1cに沿って配設さ
れている。1対のチェーンコンベア3に対して、対応す
る1対のガイドレール25が配置され、各コンベアチェ
ーン31a、31b間に設けたローラ32が、ガイドレ
ール25の溝251内で転動しながら案内されて、移動
する。ガイドレール25は、土砂投入部1aから垂直搬
送部1bは、この例では、ほぼ、垂直に配置され、土砂
搬出部1cでは緩いカーブを描いて横方向に向けられて
いる。
【0027】ガイドレール25として溝型鋼材又はH型
鋼材を使用して、鋼材の凹み溝251の内面を各コンベ
アチェーン31a、31b間に設けたローラが転動し
て、チェーンコンベア3の軌道が決められる。図示の例
は、H型鋼材をガイドレール25に使用している。
【0028】垂直搬送部1bにおけるケーシング2は、
図3に示すように、断面矩形状の概ね垂直な筒状をな
し、前面板220と、両側の側面板221と、該側面部
221から裏面側に曲げ切欠きを設けた裏面板223と
から、裏面側を切り開いた筒状に形成されている。ケー
シング2の垂直搬送部1bは、ケーシング2の裏面板2
23が、ガイドレール25のH型鋼の垂直な前面部25
2に溶接固定されて、ガイドレール25に沿って上下方
向に配設されている。
【0029】このように、チェーンコンベア3に搭載し
た各プレートリフタ4は、ケーシング2内の土砂投入部
1aと垂直搬送部1bの内側を昇降し、土砂は、各プレ
ートリフタ4の仕切り板42を底面とし、プレートリフ
タ4の背面板41と、ケーシング2の両側面板221、
221及と前面板220とを四囲の側面とする空間に、
土砂を収容して、各プレートリフタ4の上昇により上昇
させることができる。
【0030】チェーンコンベア3に搭載した各プレート
リフタ4とケーシング2との位置関係については、プレ
ートリフタ4は、ガイドレール25により案内され、垂
直搬送部1bにおけるケーシング2は、ガイドレール2
5を介して上記のように位置決めされるので、プレート
リフタ4の仕切板41とケーシング2の内面との隙間を
非常に狭く設定することができる。この例では、プレー
トリフタ4の前部とケーシング2の正面板との隙間A、
プレートリフタ4の側縁とケーシング2の両側面板との
隙間B、及び裏面板223の内面との隙間Cを、何れ
も、30mm、好ましくは、5〜15mmの範囲に設定
される。これらの隙間が、5mm以下では、長期の使用
に伴い、プレートリフタ4がケーシングに接触する恐れ
があり、15mmを越えると、砂や礫の落下の頻度が大
きくなる。
【0031】このような狭い隙間A、B、Cにすること
によって、土砂投入部1aでのスプロケットホィール5
1の直上の位置で各プレートリフタ4上に土砂が投入さ
れても、垂直搬送部1bを上昇する間で、プレートリフ
タ4とケーシング2との上記隙間A、B、Cから土砂の
落下や、隙間の礫の噛みを極力防止することができる。
【0032】土砂投入部1aの詳細を図4に示すが、チ
ェーンコンベア3の下端側は、垂直搬送部1bに連続し
て垂下して、その折り返し部位が下側のスプロケットホ
ィール51により支持されている。この例では、プロケ
ットホィール51は、適当な外部構造に固定したテーク
アップを設けて下側のスプロケットホィール51を下方
に押圧して、チェーンコンベア3の張力を保持してい
る。このための機構として、テークアップが、機体6と
当該機体6から下方に伸びる1対の支持材62と、この
支持材62に嵌って上下に摺動し且つスプロケットホィ
ール51の軸52を軸支する軸受53と、機体6を螺合
貫通して軸受53に先端が当接して位置決めする調整ね
じ部材61とを備えている。調整ねじ部材61の回動調
節により機体6に対して軸受53を前後に(即ち上下
に)進退させ。従って、調整ねじ部材61により、下側
のスプロケットホィール51を上下進退させて、チェー
ンコンベア3の下端部の保持とその張力の調整をするこ
とができる。
【0033】上記の土砂投入部1aは、垂直に配置した
該コンベアの下端を支持するスプロケットホィール51
と、スプロケットホィールの上方にプレートリフタ4に
土砂を投入する投入ホッパー211とを有するものが採
用できる。
【0034】土砂投入部1aで、下側のスプロケットホ
ィール51の直上位置は、スプロケットホィールを周回
して上昇側のチェーンコンベア3が、垂直搬送部1bに
向ってプレートリフタ4が上昇する。この状態では、上
昇側のチェーンコンベア3は、仕切り板42が概ね横の
底板となるので、ここに、ホッパー211から土砂を投
入すれば、各プレートリフタ4の仕切り板42が投入さ
れた土砂を切り取りながら一部の土砂を受止し、さらに
上昇して垂直搬送部1bに移行すれば、土砂は、プレー
トリフタ4の周囲がケーシング2に囲まれて上記のリフ
タ4により区分される空間内に保持したまま順次上昇さ
れる。
【0035】土砂投入部1aは、別の形態として、投入
のために特別な水平コンベア部を設けて水平コンベア部
上にホッパーを配置して、ホッパー上の土砂を水平コン
ベア部のプレートリフター上に投入することもできる。
しかし、上記のように、下側のスプロケットホィール5
1の直上の位置ではあって、垂直縦型ケーシング2の下
端側に、開口部を設け、開口部に上方に向って広がる上
広がりのホッパーを取りつけて構成すれば、この機構
は、水平コンベア部を特に設ける必要なく、ホッパー2
11の設置に特別の場所を取らず、コンパクト化できる
利点がある。
【0036】他方の土砂搬出部1cは、該チエーンコン
ベア3の少なくとも搬送側コンベア面をほぼ横方向に向
け配置し、コンベア上端を上側のスプロケットホィール
56が支持してチエーンコンベア3を周回駆動し、コン
ベア上端の直下に土砂搬出口を設けて、土砂を排出する
ようにされている。
【0037】図1及び図5において、コンベア上端側の
上側のスプロケットホィール56は、スプロケットホィ
ール56ののスプロケットとそれぞれのチェーンコンベ
ア3のローラ32とが噛み合って、チェーンコンベアの
周回を駆動するもので、スプロケットホィールは回転軸
により軸支されて、回転軸の一端部には、駆動モータM
の回転軸とを駆動輪うチェーン58を噛み合う別体のス
プロケットホィール57が固定されている。
【0038】土砂搬出部1cにおいては、チェーンコン
ベア3は、横型のケーシング23に収容固定されるが、
横型ケーシング23は、その一端の下方で、縦型ケーシ
ング2の上端に接合され、横型のケーシング2の他端側
は、チェーンコンベアの上端を覆って閉止して、その下
部側に排出口13を成す開口部を形成している。
【0039】排出口13は、チェーンコンベアの上端側
で、上部側のスプロケットホィール56の直下には、ケ
ーシング2に開口部を設けて形成されるが、上昇搬出さ
れてきた土砂を、上端部側から排出口13を通過させ
て、落下させるようにしている。土砂搬出部1cを上部
側のスプロケットホィール56側に移動するプレートリ
フタ4は、背面板41を底板にして土砂を支えて背面板
41より後方の仕切り板42が上方に立った姿勢であ
り、チェーンコンベア3が上部側のスプロケットホィー
ル56を回って反転する際には、プレートリフタ4の背
面板41が上面から下面に反転して、背面板41上の土
砂を確実に落下させることかできる。
【0040】
【発明の効果】本発明の搬送装置は、チェーンコンベア
が、コンベアチェーン上に一定間隔で固定して、対応す
るチェーンに長手方向に沿って固定した背面板と、該背
面板のほぼ後端側から前方に突出した仕切り板と、から
成るプレートリフターと、プレートリフターを囲繞する
縦型ケーシング2とからなり、縦型ケーシング2内で各
コンベアチェーンのプレートリフターの背面板と仕切り
板と、ケーシング2の両側の側面板と前面板とにより区
分された空間に土砂を保持して上方に搬送するようにし
たので、仕切り板の周縁部とケーシング内面との隙間を
極力小さくして、土砂の隙間からの落下を防止しなが
ら、コンベアの簡単な構成で、長い上方搬送部に渡り効
率的に土砂を搬送することができる。
【0041】特に、土砂投入部と上方搬送部と土砂搬出
部に沿ってチェーンコンベアのローラを支持案内するガ
イドレール25を配設して、上記のケーシング2が、プ
レートリフターを内部に囲繞して、ガイドレール25に
取着されて、上記の仕切り板とケーシング2内面との隙
間を規制することにより、その隙間の調節が容易とな
り、搬送中の隙間からの土砂の落下を防止して、搬送効
率を高めることができる。
【0042】上記の土砂投入部が、垂直に配置した該コ
ンベアの下端を支持する下側のスプロケットホィール
と、当該スプロケットホィールの上方にプレートリフタ
ーに土砂を投入する投入ホッパーと、を有する構成にす
れば、土砂投入部が簡単に構成することができる。この
ようなホッパーには、縦型ケーシングの側面の開口部
に、上方より斜め下方に向ける斜め側板を含む構造にし
て、土砂投入部が簡素化できる。
【0043】さらに、土砂搬出部が、該コンベアの少な
くとも搬送側コンベア面をほぼ横方向に向けてコンベア
上端を支持して駆動する上側のスプロケットホィール
と、スプロケットホィールの下側で、コンベア上端の直
下に設けて土砂を搬出する土砂搬出口とから構成すれ
ば、コンベアで輸送された土砂の搬出が容易で、且つプ
レートリフターの構造が簡単であるから、プレートリフ
ターからほとんど完全に土砂を回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る土砂垂直搬送装置に
おけるチェーンコンベアの模式的斜視図を示す。
【図2】 本発明の実施の形態に係る土砂垂直搬送装置
の垂直搬送部における横断面図を示す。
【図3】 本発明の実施形態に係る土砂垂直搬送装置の
垂直搬送部における縦断面図を示す。
【図4】 本発明の実施形態に係る土砂垂直搬送装置の
土砂投入部における縦断面図を示す。
【図5】 本発明の実施形態に係る土砂垂直搬送装置の
外観を示す側面図である。
【符号の説明】
1 土砂垂直搬送装置 1a 土砂投入部 1b 垂直搬送部 1c 土砂搬出部 12 土砂投入口 13 土砂搬出口 2 ケーシング 25 ガイドレール 3 チェーンコンベア 31a リンクプレート 33 ピン軸 32 ローラ 4 プレートリフター 41 背面板 42 仕切り板 51 下側のスプロケットホィール 56 上側のスプロケットホィール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土砂投入部と上方搬送部と土砂搬出部と
    を周回する土砂搬送用のチェーンコンベアと、該コンベ
    アの少なくとも上方搬送部の周囲を囲む縦型ケーシング
    とを含み、チェーンコンベアが、連接された多数のコン
    ベアチェーンとチェーン上に一定間隔で固定したプレー
    トリフターとから成り、各プレートリフターが、対応す
    るチェーンに長手方向に沿って固定した背面板と、該背
    面板のほぼ後端側から前方に突出した仕切り板と、から
    成り、縦型ケーシング内で各コンベアチェーンのプレー
    トリフターの背面板と仕切り板とケーシングの両側の側
    面板と前面板とにより区分された空間に土砂を保持して
    上方に搬送する土砂垂直搬送装置。
  2. 【請求項2】 土砂投入部と上方搬送部と土砂搬出部に
    沿ってチェーンコンベアのローラを支持案内するガイド
    レールが配設され、少なくとも上方搬送部において上記
    のケーシングが、プレートリフターを内部に囲繞して、
    ガイドレールに固定されて、上記の仕切り板とケーシン
    グ内面との隙間を規制する請求項2に記載の装置。
  3. 【請求項3】 上記の土砂投入部が、略垂直に配置した
    コンベアの下端を支持する下側のスプロケットホィール
    と、当該スプロケットホィールの上方にプレートリフタ
    ーに土砂を投入する投入ホッパーと、を有する請求項1
    に記載の装置。
  4. 【請求項4】 該ホッパーが、縦型ケーシングの側面の
    開口部に、上方より斜め下方に向ける斜め側板を含む請
    求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 上記の土砂搬出部が、該コンベアの少な
    くとも搬送側コンベア面をほぼ横方向に向けてコンベア
    上端を支持する上側のスプロケットホィールと、スプロ
    ケットホィールの下側で、コンベア上端の直下に設けて
    土砂を搬出する土砂搬出口とから成る請求項1ないし4
    いずれかに記載の装置。
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