JP2003011298A - ストレッチ包装用フィルム - Google Patents

ストレッチ包装用フィルム

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JP2003011298A
JP2003011298A JP2001196855A JP2001196855A JP2003011298A JP 2003011298 A JP2003011298 A JP 2003011298A JP 2001196855 A JP2001196855 A JP 2001196855A JP 2001196855 A JP2001196855 A JP 2001196855A JP 2003011298 A JP2003011298 A JP 2003011298A
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JP
Japan
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ethylene
film
stretch
packaging
olefin copolymer
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JP2001196855A
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English (en)
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Akiyo Hashimoto
陽世 橋本
Tomohiro Yokota
知宏 横田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性、柔軟性、伸展性、耐熱性、自己粘着
性、復元性(変形回復性)等のストレッチ包装用フィル
ムとして必要な諸性能に優れるとともに、成形性やハン
ド包装適性にも優れ、かつ、性能面およびコスト面でポ
リ塩化ビニル系樹脂製のストレッチ包装用フィルムに代
替し得る、いわゆる環境に優しいストレッチ包装用フィ
ルムを提供する。 【解決手段】 3層以上の積層フィルムであって、該積
層フィルムの中心層は、ポリプロピレン系樹脂100重
量部に対して、密度が0.875〜0.885g/cm
3 であり、分子量分布(Mw/Mn)が1.8〜2.1
であるエチレン−α−オレフィン共重合体5〜40重量
部が含有されてなるポリオレフィン系樹脂組成物から形
成されており、かつ、該積層フィルムの表面層は、メル
トフローレート(MFR)が1.0〜8.0g/10分
であり、密度が0.910g/cm 3 以下であるエチレ
ン−α−オレフィン共重合体から形成されていることを
特徴とするストレッチ包装用フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ストレッチ包装用
フィルムに関する。 【0002】 【従来の技術】ストレッチ包装用フィルムは、種々の内
容物(被包装物)を包装するのに広く使用されており、
特に青果物や魚、肉、惣菜などの生鮮食品等の食品のト
レー包装用として好適に使用されている。 【0003】このストレッチ包装用フィルムを用いて食
品をトレー包装する際には、通常、発泡スチロール等か
らなるプラスチック容器に被包装食品を入れ、その容器
にストレッチ包装用フィルムを被せてフィルムの端部を
引っ張り、フィルム自身を伸ばしながら容器を包み込む
ようにする。 【0004】上記トレー包装においては、被包装食品の
商品価値を高めるためにタイトで美麗な包装外観が求め
られるので、ストレッチ包装用フィルムには、透明性、
柔軟性、伸展性、自己粘着性、復元性(変形回復性)等
に優れていることが要求される。 【0005】従来、上記ストレッチ包装用フィルムとし
ては、価格、使い易さ等の点から、可塑化ポリ塩化ビニ
ル系樹脂を主成分とするものが広く使用されてきた。し
かし近年においては、環境汚染問題が重要視されてお
り、塩素を含むポリ塩化ビニル系樹脂の使用はあらゆる
分野で問題視されている。 【0006】このため最近では、ポリ塩化ビニル系樹脂
の代替材料として、ポリオレフィン系樹脂を用いたスト
レッチ包装用フィルムの開発が盛んに行われている。 【0007】ポリオレフィン系樹脂を用いたストレッチ
包装用フィルムとしては、例えば、密度が0.910g
/cm3 程度の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、酢酸ビ
ニル含有量が10モル%のエチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリブタジエン等からなるフィルムが挙げられる。 【0008】しかし、上記のようなポリオレフィン系樹
脂を用いたストレッチ包装用フィルムには、包装時の自
己粘着性や復元性(変形回復性)等のストレッチ包装用
フィルムとして必要な性能が十分に得られないという問
題点がある。このため、一旦包装したフィルムが直ぐに
容器から外れたり、フィルム自身に皺が生じて、包装外
観が損なわれることがある。 【0009】また、透明性に関しては、ストレッチ包装
用フィルム1枚ずつをポリ塩化ビニル系樹脂製のストレ
ッチ包装用フィルムと比較しても差が視認されないが、
紙管を中芯としてフィルムを750m巻き程度の巻物と
した状態で比較すると、ポリ塩化ビニル系樹脂製のフィ
ルムは巻き外面から紙管が視認されるのに対し、上記の
ようなポリオレフィン系樹脂を用いたフィルムは巻き外
面から紙管を視認することが困難であり、透明性が劣っ
ているという問題点がある。 【0010】このような問題点を解決するために種々の
試みがなされており、例えば、特開昭61−44635
号公報には、プロピレンと、炭素数2または4〜8のα
−オレフィンの中から選ばれた少なくとも1種のα−オ
レフィンとのランダム共重合体であって、α−オレフィ
ン含有量が4〜19重量%で、メルトフローレートが1
〜10g/10分のプロピレン−α−オレフィンランダ
ム共重合体を主成分とする層の両面に、酢酸ビニル含有
量が5〜25重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を
主成分とする層が積層されてなるストレッチ包装用フィ
ルムが開示されており、また、特開昭62−51440
号公報には、一般式A−(B−A)n(ここで、Aはモ
ノビニル置換芳香族炭化水素の重合体ブロック、Bは共
役ジエンのエラストマー性重合体ブロック、nは1〜5
の整数である)で表されるブロック共重合体の水素添加
誘導体を主成分とする層の両面に、酢酸ビニル含有量が
5〜25重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を主成
分とする層が積層されてなるストレッチ包装用フィルム
が開示されている。 【0011】しかし、上記両公報に開示されているよう
なストレッチ包装用フィルムは、フィルム自身が降伏点
を有しているため、ハンド包装(手包装)においてフィ
ルムを横方向に引っ張った際に、皺や白化を発生し、包
装の歩留りが著しく低下するという問題点がある。ま
た、巻き外観を比較すると、透明性がポリ塩化ビニル系
樹脂製のストレッチ包装用フィルムより劣るため、第一
印象が良くないという問題点もある。 【0012】また、その他のスチレン系エラストマーを
用いたストレッチ包装用フィルムも開発されているが、
その他のスチレン系エラストマーを用いたフィルムに
は、性能は向上しているものの、コストが高くなり、実
用性が乏しいという問題点がある。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の問題点に鑑み、透明性、柔軟性、伸展性、耐熱
性、自己粘着性、復元性(変形回復性)等のストレッチ
包装用フィルムとして必要な諸性能に優れるとともに、
成形性やハンド包装適性にも優れ、かつ、性能面および
コスト面でポリ塩化ビニル系樹脂製のストレッチ包装用
フィルムに代替し得る、いわゆる環境に優しいストレッ
チ包装用フィルムを提供することにある。 【0014】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よるストレッチ包装用フィルムは、3層以上の積層フィ
ルムであって、該積層フィルムの中心層は、ポリプロピ
レン系樹脂100重量部に対して、密度が0.875〜
0.885g/cm3 であり、分子量分布(Mw/M
n)が1.8〜2.1であるエチレン−α−オレフィン
共重合体5〜40重量部が含有されてなるポリオレフィ
ン系樹脂組成物から形成されており、かつ、該積層フィ
ルムの表面層は、メルトフローレート(MFR)が1.
0〜8.0g/10分であり、密度が0.910g/c
3 以下であるエチレン−α−オレフィン共重合体から
形成されていることを特徴とする。 【0015】本発明のストレッチ包装用フィルムの中心
層を形成するポリオレフィン系樹脂組成物に用いられる
ポリプロビレン系樹脂としては、例えば、プロピレンの
単独重合体、プロピレンと該プロピレンと共重合可能な
プロピレン以外の各種α−オレフィンとの共重合体、ポ
リプロピレン系アロイ樹脂等が挙げられ、好適に用いら
れるが、なかでもプロピレン−エチレンランダム共重合
体、プロピレン−エチレンブロック共重合体、ポリプロ
ピレン系アロイ樹脂等が特に好適に用いられる。これら
のポリプロピレン系樹脂は、単独で用いられても良い
し、2種類以上が併用されても良い。 【0016】上記プロピレン以外のα−オレフィンとし
ては、特に限定されるものではないが、例えば、エチレ
ン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン、4−メ
チル−1−ペンテン等が挙げられる。これらのプロピレ
ン以外のα−オレフィンは、単独で用いられても良い
し、2種類以上が併用されても良い。 【0017】上記ポリプロピレン系アロイ樹脂とは、ポ
リプロピレン系樹脂を主成分とし、これに例えばプロピ
レン−エチレンブロック共重合体、スチレン−共役ジエ
ン−スチレンブロック共重合体またはその水素添加物な
どのエラストマー成分(ゴム成分)が微分散されてなる
樹脂を意味する。 【0018】主成分としてのポリプロピレン系樹脂中に
エラストマー成分(ゴム成分)を微分散させる方法とし
ては、特に限定されるものではないが、例えば、加熱溶
融したポリプロピレン系樹脂中にエラストマー成分(ゴ
ム成分)を添加して、均一に混練することにより微分散
させる方法や、ポリプロピレン系樹脂の重合系中にエラ
ストマー成分(ゴム成分)を添加して、ポリプロピレン
系樹脂の重合とエラストマー成分(ゴム成分)の微分散
とを同時に一括して行う方法等が挙げられる。 【0019】ストレッチ包装用フィルムをハンド包装で
使用する場合、人手による引っ張り作業が必ず付随する
ので、ストレッチ包装用フィルムを構成する中心層は柔
軟性に富むことが好ましく、上記ポリプロピレン系樹脂
のなかでも、柔軟性に優れることから、プロピレン−エ
チレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体、ポリプロピレン系アロイ樹脂等が特に好適
に用いられる。 【0020】また、上記ポリプロピレン系樹脂は、特に
限定されるものではないが、融点が140℃以上である
ものが好ましい。ポリプロピレン系樹脂の融点が140
℃未満であると、中心層の耐熱性が不十分となり、スト
レッチ包装用フィルムで加熱食品を包装する時に支障を
来すことがある。 【0021】本発明のストレッチ包装用フィルムの中心
層を形成するポリオレフィン系樹脂組成物に用いられる
エチレン−α−オレフィン共重合体としては、例えば、
メタロセン触媒を用いて重合された、エチレンと該エチ
レンと共重合可能なエチレン以外の各種α−オレフィン
との共重合体等が挙げられ、好適に用いられる。これら
のエチレン−α−オレフィン共重合体は、単独で用いら
れても良いし、2種類以上が併用されても良い。 【0022】上記エチレン以外のα−オレフィンとして
は、特に限定されるものではないが、例えば、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン、4−メ
チル−1−ペンテン等が挙げられる。これらのエチレン
以外のα−オレフィンは、単独で用いられても良いし、
2種類以上が併用されても良い。 【0023】本発明においては、上記エチレン−α−オ
レフィン共重合体の密度が0.875〜0.885g/
cm3 であることが必要である。 【0024】エチレン−α−オレフィン共重合体の密度
が0.875g/cm3 未満であると、エチレン−α−
オレフィン共重合体自身の粘着性(ベタツキ)が強くな
りすぎて、輸送時や取扱い時にトラブルが発生しやすく
なって成形性が低下し、逆にエチレン−α−オレフィン
共重合体の密度が0.885g/cm3 を超えると、ハ
ンドラッパーによりトレー包装する際に、ストレッチ包
装用フィルムに引っ張り皺が発生しやすくなる。 【0025】また、本発明においては、上記エチレン−
α−オレフィン共重合体の分子量分布(Mw/Mn)が
1.8〜2.1であることが必要である。 【0026】エチレン−α−オレフィン共重合体のMw
/Mnが1.8未満であると、中心層の腰が弱くなって
ストレッチ包装用フィルムの包装作業性が低下したり、
ストレッチ包装用フィルムに配向が発生して包装仕上が
り悪くなり、逆にエチレン−α−オレフィン共重合体の
Mw/Mnが2.1を超えると、エチレン−α−オレフ
ィン共重合体自身の粘着性が強くなりすぎて、輸送時や
取扱い時にトラブルが発生しやすくなって成形性が低下
したり、エチレン−α−オレフィン共重合体中の低分子
量成分がストレッチ包装用フィルムの表面層に移行して
粘着性が強くなり、包装作業性が低下する。 【0027】エチレン−α−オレフィン共重合体の密度
およびMw/Mnが上記範囲を同時に満たすことによ
り、ストレッチ包装用フィルムは優れた成形性および優
れた物性を発現するものとなる。 【0028】本発明のストレッチ包装用フィルムの中心
層を形成するポリオレフィン系樹脂組成物は、前記ポリ
プロピレン系樹脂100重量部に対して、上記エチレン
−α−オレフィン共重合体5〜40重量部が含有されて
なることが必要であり、好ましくは10〜40重量部で
ある。 【0029】上記ポリオレフィン系樹脂組成物におい
て、ポリプロピレン系樹脂100重量部に対するエチレ
ン−α−オレフィン共重合体の含有量が5重量部未満で
あると、中心層の腰が弱くなってストレッチ包装用フィ
ルムの包装作業性が低下し、逆にポリプロピレン系樹脂
100重量部に対するエチレン−α−オレフィン共重合
体の含有量が40重量部を超えると、ストレッチ包装用
フィルムの耐熱性が不十分となったり、コストが高くな
る。 【0030】本発明のストレッチ包装用フィルムの中心
層を形成するポリオレフィン系樹脂組成物には、必須成
分であるポリプロピレン系樹脂およびエチレン−α−オ
レフィン共重合体以外に、本発明の課題達成を阻害しな
い範囲で必要に応じて、例えば、低温時における防曇性
を付与するための防曇剤や、充填剤、軟化剤、可塑剤、
界面活性剤、カップリング剤、酸化防止剤(老化防止
剤)、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、着色剤、滑
剤、帯電防止剤、難燃剤等の各種添加剤の1種類もしく
は2種類以上が添加されていても良い。 【0031】上記防曇剤としては、例えば、ジグリセリ
ンオレートなどの高級脂肪酸エステル類等が挙げられ
る。これらの防曇剤は、単独で用いられても良いし、2
種類以上が併用されても良い。 【0032】上記防曇剤の添加量は、特に限定されるも
のではないが、ポリオレフィン系樹脂組成物中の1〜3
重量%であることが好ましい。ポリオレフィン系樹脂組
成物中における防曇剤の添加量が1重量%未満である
と、トレー包装された食品等が店頭に陳列された時に温
度差による結露が生じて、ストレッチ包装用フィルムが
曇りを発生し、内容物を視認できなくなることがあり、
逆にポリオレフィン系樹脂組成物中における防曇剤の添
加量が3重量%を超えると、押出成形時にスクリューが
空回りして、成形性が低下したり、総材料費が高くなる
ことがある。 【0033】上記ポリオレフィン系樹脂組成物の調製方
法は、特別なものではなく、例えば、押出機、ニーダ
ー、バンバリーミキサー、ロール等の通常の攪拌混練機
を用いて、常温下もしくは加熱下で、必須成分であるポ
リプロピレン系樹脂およびエチレン−α−オレフィン共
重合体の各所定量と必要に応じて添加される各種添加剤
の1種類もしくは2種類以上の各所定量とを均一に攪拌
混練することにより、所望のポリオレフィン系樹脂組成
物を得ることができる。 【0034】本発明のストレッチ包装用フィルムの表面
層は、メルトフローレート(MFR)が1.0〜8.0
g/10分であり、密度が0.910g/cm3 以下で
あるエチレン−α−オレフィン共重合体から形成され
る。 【0035】上記エチレン−α−オレフィン共重合体と
しては、例えば、メタロセン触媒を用いて重合された、
エチレンと該エチレンと共重合可能なエチレン以外の各
種α−オレフィンとの共重合体等が挙げられ、好適に用
いられる。これらのエチレン−α−オレフィン共重合体
は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用され
ても良い。 【0036】上記エチレン以外のα−オレフィンとして
は、特に限定されるものではないが、例えば、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン、4−メ
チル−1−ペンテン等が挙げられる。これらのエチレン
以外のα−オレフィンは、単独で用いられても良いし、
2種類以上が併用されても良い。 【0037】上記エチレン−α−オレフィン共重合体の
MFRが1.0g/10分未満であると、成形性が悪く
なって、成形加工時にストレッチ包装用フィルムにスジ
や皺が発生し、逆にエチレン−α−オレフィン共重合体
のMFRが8.0g/10分を超えると、成形加工時に
エチレン−α−オレフィン共重合体が流動しすぎて却っ
て成形性が低下したり、表面層の物性が不十分となる。 【0038】また、上記エチレン−α−オレフィン共重
合体の密度が0.910g/cm3を超えると、ストレ
ッチ包装用フィルムを引っ張った際に皺が発生しやすく
なり、包装外観(包装仕上がり)が損なわれる。 【0039】MFRが上記範囲を満たし、かつ、密度が
上記上限値以下であるエチレン−α−オレフィン共重合
体を用い、Tダイ成形により急冷条件を選択することに
より、透明性に優れるストレッチ包装用フィルムを得る
ことができる。上記透明性の程度は、紙管を中芯として
フィルムを750m巻き程度の巻物とした時に、巻き外
面から紙管を視認することができるポリ塩化ビニル系樹
脂製のストレッチ包装用フィルムと同等となる。また、
上記エチレン−α−オレフィン共重合体を用いることに
より、密度が0.910g/cm3 を超えるエチレン−
α−オレフィン共重合体を用いた場合と比較して、表面
層は自己粘着性に優れるものとなるので、ハンドラッパ
ーでハンド包装する際の包装作業性が向上する。 【0040】本発明のストレッチ包装用フィルムの表面
層は、上記エチレン−α−オレフィン共重合体に、本発
明の課題達成を阻害しない範囲で必要に応じて、例え
ば、低温時における防曇性を付与するための防曇剤や、
充填剤、軟化剤、可塑剤、界面活性剤、カップリング
剤、酸化防止剤(老化防止剤)、熱安定剤、光安定剤、
紫外線吸収剤、着色剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤等の
各種添加剤の1種類もしくは2種類以上が添加されてな
るエチレン−α−オレフィン共重合体組成物から形成さ
れても良い。 【0041】上記防曇剤としては、例えば、ジグリセリ
ンオレートなどの高級脂肪酸エステル類等が挙げられ
る。これらの防曇剤は、単独で用いられても良いし、2
種類以上が併用されても良い。また、上記防曇剤の添加
量は、特に限定されるものではないが、前記中心層形成
用のポリオレフィン系樹脂組成物の場合と同様の理由に
より、エチレン−α−オレフィン共重合体組成物中の1
〜3重量%であることが好ましい。 【0042】上記エチレン−α−オレフィン共重合体組
成物の調製方法は、特別なものではなく、例えば、押出
機、ニーダー、バンバリーミキサー、ロール等の通常の
攪拌混練機を用いて、常温下もしくは加熱下で、必須成
分であるエチレン−α−オレフィン共重合体の所定量と
必要に応じて添加される各種添加剤の1種類もしくは2
種類以上の各所定量とを均一に攪拌混練することによ
り、所望のエチレン−α−オレフィン共重合体組成物を
得ることができる。 【0043】本発明においては、中心層の一方の面に形
成される表面層および他方の面に形成される表面層は、
同一の組成であっても良いし、異なる組成であっても良
い。 【0044】本発明のストレッチ包装用フィルムを構成
する中心層および表面層の層厚比は、特に限定されるも
のではないが、表面層/中心層/表面層が1/1/1〜
1/8/1であることが好ましい。 【0045】上記層厚比において、中心層の厚みが表面
層の厚み未満であると、中心層が相対的に薄くなりすぎ
るため、ストレッチ包装用フィルムの物性が不十分とな
ることがあり、逆に中心層の厚みが表面層の厚みの8倍
を超えると、ストレッチ包装用フィルムの全幅にわたっ
て安定した層厚比で成形することが困難となることがあ
る。 【0046】また、本発明においては、中心層の一方の
面に形成される表面層および他方の面に形成される表面
層は、同一の厚みであっても良いし、異なる厚みであっ
ても良い。 【0047】本発明のストレッチ包装用フィルムの成形
方法としては、例えば、Tダイを用いる共押出成形法、
押出ラミネーション成形法、ドライラミネーション成形
法、インフレーション成形法、溶液キャスティング成形
法等が挙げられ、いずれの方法が採られても良いが、な
かでも、生産性に優れることから、Tダイを用いる共押
出成形法を採ることが好ましい。尚、中心層形成用のポ
リオレフィン系樹脂組成物および/または表面層形成用
のエチレン−α−オレフィン共重合体組成物の調製とス
トレッチ包装用フィルムの成形とは、一括して同時に行
われても良い。 【0048】本発明のストレッチ包装用フィルムは、T
ダイを用いる共押出成形法で成形することにより、透明
性や自己粘着性をさらに向上させることができる。例え
ば、インフレーション成形法で成形したストレッチ包装
用フィルムは、徐々に冷却されることによる原料樹脂の
結晶成長によってヘーズ(曇価)が1.5%前後が限界
となる。これに対し、Tダイを用いる共押出成形法で成
形したストレッチ包装用フィルムは、内部が30℃程度
に冷却されているロールで溶融した原料樹脂を直接的に
冷却するので、原料樹脂の結晶成長を抑制することが可
能であり、ヘーズ(曇価)が0.5%以下の優れた透明
性を発現するものとなる。また、表面層形成用のエチレ
ン−α−オレフィン共重合体としてMFRが1.0〜
8.0g/10分のエチレン−α−オレフィン共重合体
を用いることにより、高速製膜が可能となり、成形性は
より優れたものとなる。 【0049】こうして得られる本発明のストレッチ包装
用フィルムは、特に限定されるものではないが、総厚み
が8〜20μmであることが好ましく、より好ましくは
10〜15μmである。ストレッチ包装用フィルムの総
厚みが8μm未満であると、手にまとわりつきやすくな
って、包装作業性が損なわれることがあり、逆にストレ
ッチ包装用フィルムの総厚みが20μmを超えると、コ
ストが高くなることがある。 【0050】 【作用】本発明のストレッチ包装用フィルムは、ポリプ
ロピレン系樹脂の特定量に対して、特定の密度および特
定のMw/Mnを有するエチレン−α−オレフィン共重
合体の特定量が含有されてなるポリオレフィン系樹脂組
成物から中心層が形成され、かつ、特定のMFRおよび
特定の密度を有するエチレン−α−オレフィン共重合体
もしくはその組成物から表面層が形成されてなるので、
透明性、柔軟性、伸展性、耐熱性、自己粘着性、復元性
(変形回復性)等のストレッチ包装用フィルムとして必
要な諸性能に優れるとともに、成形性やハンド包装適性
にも優れるものとなる。 【0051】 【発明の実施の形態】本発明をさらに詳しく説明するた
め以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。 【0052】(実施例1)密度が0.890g/cm3
であり、MFRが3.5g/10分であるプロピレン−
エチレン共重合体を70重量%含有するリアクターポリ
プロピレン樹脂100重量部に対して、密度が0.88
0g/cm3 であり、Mw/Mnが1.9であり、MF
Rが3.5g/10分であるエチレン−1−ヘキセン共
重合体(A)30重量部およびジグリセリンオレート2
重量部を添加し、均一に混練して、中心層形成用のポリ
オレフィン系樹脂組成物を調製した。また、MFRが
3.5g/10分であり、密度が0.898g/cm3
であるエチレン−1−ヘキセン共重合体(a)100重
量部に対して、ジグリセリンオレート2重量部を添加
し、均一に混練して、表面層形成用のエチレン−α−オ
レフィン共重合体組成物を調製した。 【0053】Tダイを用いた共押出成形法により、上記
ポリオレフィン系樹脂組成物およびエチレン−α−オレ
フィン共重合体組成物を3層構成で押出し、内部が30
℃のロールで冷却して、層厚比が表面層/中心層/表面
層=1/3/1であり、総厚みが12μmであるストレ
ッチ包装用フィルムを作製した。 【0054】(比較例1)表面層形成用のエチレン−α
−オレフィン共重合体組成物として、MFRが2.0g
/10分であり、密度が0.917g/cm3 であるエ
チレン−1−ヘキセン共重合体(b)100重量部に対
して、ジグリセリンオレート2重量部を添加し、均一に
混練して調製したエチレン−α−オレフィン共重合体組
成物を用いたこと以外は実施例1の場合と同様にして、
層厚比が表面層/中心層/表面層=1/3/1であり、
総厚みが12μmであるストレッチ包装用フィルムを作
製した。 【0055】(比較例2)中心層形成用のポリオレフィ
ン系樹脂組成物の調製において、リアクターポリプロピ
レン樹脂100重量部に対するエチレン−1−ヘキセン
共重合体(A)の添加量を3重量部としたこと以外は実
施例1の場合と同様にして、層厚比が表面層/中心層/
表面層=1/3/1であり、総厚みが12μmであるス
トレッチ包装用フィルムを作製した。 【0056】(比較例3)中心層形成用のポリオレフィ
ン系樹脂組成物の調製において、密度が0.898g/
cm3 であり、Mw/Mnが2.1であり、MFRが
3.5g/10分であるエチレン−1−ヘキセン共重合
体(B)を用いたこと以外は実施例1の場合と同様にし
て、層厚比が表面層/中心層/表面層=1/3/1であ
り、総厚みが12μmであるストレッチ包装用フィルム
を作製した。 【0057】(比較例4)中心層形成用のポリオレフィ
ン系樹脂組成物の調製において、リアクターポリプロピ
レン樹脂100重量部に対するエチレン−1−ヘキセン
共重合体(A)の添加量を50重量部としたこと以外は
実施例1の場合と同様にして、層厚比が表面層/中心層
/表面層=1/3/1であり、総厚みが12μmである
ストレッチ包装用フィルムを作製した。 【0058】実施例1および比較例1〜比較例4で得ら
れたストレッチ包装用フィルムの性能{降伏点の有
無、復元性、ヘーズ(曇価)、巻物の外観、皺
の発生数、耐熱性}を以下の方法で評価した。その結
果は表1に示すとおりであった。 【0059】降伏点の有無:JIS K−7127
「プラスチックフィルム及びシートの引張試験方法」に
準拠して、引張試験機を用い、引張速度200mm/分
でストレッチ包装用フィルムの幅方向の引張試験を行
い、応力−歪み曲線チャートから降伏点の有無を確認し
た。 【0060】復元性:引張試験機を用い、幅20mm
にカットしたストレッチ包装用フィルムをチャック間距
離50mmにセットし、引張速度50mm/分で引っ張
った時の50%モジュラスおよび100%モジュラスを
測定し、100%モジュラス/50%モジュラスを算出
して、復元性を評価した。上記100%モジュラス/5
0%モジュラスの数値が高いほど復元性に優れている。 【0061】ヘーズ(曇価):JIS K−7105
「プラスチックの光学的特性試験方法」に準拠して、ス
トレッチ包装用フィルムのヘーズ(曇価:%)を測定し
た。 【0062】巻物の外観:幅400mm、総厚み12
μmのストレッチ包装用フィルムを、巻き長さ750m
で紙管に巻き付けた巻物を作製した後、巻き外面から目
視で紙管を観察し、下記判定基準により巻物の外観を評
価した。 〔判定基準〕 ○‥‥紙管の継ぎ目を視認できた。 ×‥‥紙管の継ぎ目を視認できなかった。 【0063】皺の発生数:ハンドラッパーを用いて、
120mm×200mmサイズのトレーをストレッチ包
装用フィルムで手包装した後、包装外観(包装仕上が
り)を目視で観察し、皺の発生数を確認した。尚、評価
はn=10で行い、その平均値を皺の発生数(本)とし
た。 【0064】耐熱性:120mm×200mmサイズ
のトレーに300gの重りを入れ、ストレッチ包装用フ
ィルムによりフィルム包装したものを3段積みにした状
態で電子レンジに入れ、500Wにて加熱した。加熱2
分後に電子レンジから取り出して、フィルムの状態を目
視で観察し、下記判定基準により耐熱性を評価した。 〔判定基準〕 ○‥‥フィルム同士の熱融着がなく、かつ、フィルムの
穴空きも認められなかった。 △‥‥フィルム同士の熱融着は若干あったが、フィルム
の穴空きは認められなかった。 ×‥‥フィルム同士の熱融着が激しく、かつ、フィルム
の穴空きも認められた。 【0065】 【表1】【0066】表1から明らかなように、本発明による実
施例1のストレッチ包装用フィルムは、降伏点を有さ
ず、復元性、透明性{ヘーズ(曇価)}、巻物の外観、
包装外観(皺の発生数)および耐熱性の全てについて優
れていた。 【0067】これに対し、表面層形成用のエチレン−α
−オレフィン共重合体として、密度が0.910g/c
3 を超えていたエチレン−1−ヘキセン共重合体
(b)を用いた比較例1のストレッチ包装用フィルム
は、降伏点を有しており、復元性、透明性、巻物の外観
および包装外観が悪かった。また、中心層形成用のポリ
オレフィン系樹脂組成物において、リアクターポリプロ
ピレン樹脂100重量部に対するエチレン−1−ヘキセ
ン共重合体(A)の含有量が5重量部未満であった比較
例2のストレッチ包装用フィルムおよびエチレン−α−
オレフィン共重合体として、密度が0.885g/cm
3 を超えていたエチレン−1−ヘキセン共重合体(B)
を用いた比較例3のストレッチ包装用フィルムは、いず
れも降伏点を有しており、復元性および包装外観が劣っ
ていた。さらに、中心層形成用のポリオレフィン系樹脂
組成物において、リアクターポリプロピレン樹脂100
重量部に対するエチレン−1−ヘキセン共重合体(A)
の含有量が40重量部を超えていた比較例4のストレッ
チ包装用フィルムは、耐熱性が悪かった。 【0068】 【発明の効果】以上述べたように、本発明のストレッチ
包装用フィルムは、透明性、柔軟性、伸展性、耐熱性、
自己粘着性、復元性(変形回復性)等のストレッチ包装
用フィルムとして必要な諸性能に優れるとともに、成形
性やハンド包装適性にも優れ、かつ、性能面およびコス
ト面でポリ塩化ビニル系樹脂製のストレッチ包装用フィ
ルムに代替し得る、いわゆる環境に優しいストレッチ包
装用フィルムでもあるので、例えば食品等のストレッチ
包装分野に好適に使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23:08) Fターム(参考) 3E086 AD17 BA04 BA15 BB41 BB90 CA01 CA17 CA22 4F100 AH02 AH02H AK03A AK04 AK07A AK08 AK62A AK62B AK62C AL05A BA03 BA06 BA10B BA10C EH20 EH202 GB15 GB23 JA06B JA06C JA07A JA13A JA13B JA13C JK08 JK13 JK17 JL13 JN01 YY00A YY00B YY00C 4J002 BB052 BB121 BB141 BB151 BB152 BP021 FD200 GF00 GG02

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 3層以上の積層フィルムであって、該積
    層フィルムの中心層は、ポリプロピレン系樹脂100重
    量部に対して、密度が0.875〜0.885g/cm
    3 であり、分子量分布(Mw/Mn)が1.8〜2.1
    であるエチレン−α−オレフィン共重合体5〜40重量
    部が含有されてなるポリオレフィン系樹脂組成物から形
    成されており、かつ、該積層フィルムの表面層は、メル
    トフローレート(MFR)が1.0〜8.0g/10分
    であり、密度が0.910g/cm3 以下であるエチレ
    ン−α−オレフィン共重合体から形成されていることを
    特徴とするストレッチ包装用フィルム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006315700A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Okamoto Ind Inc 食品包装用ストレッチフィルム
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CN113891798A (zh) * 2019-06-06 2022-01-04 日本他喜龙希爱株式会社 伸缩膜

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