JP2003010735A - 遠心分離機 - Google Patents

遠心分離機

Info

Publication number
JP2003010735A
JP2003010735A JP2001205738A JP2001205738A JP2003010735A JP 2003010735 A JP2003010735 A JP 2003010735A JP 2001205738 A JP2001205738 A JP 2001205738A JP 2001205738 A JP2001205738 A JP 2001205738A JP 2003010735 A JP2003010735 A JP 2003010735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction value
display
rotor
control
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001205738A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihisa Sagawa
典久 佐川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP2001205738A priority Critical patent/JP2003010735A/ja
Publication of JP2003010735A publication Critical patent/JP2003010735A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Centrifugal Separators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩擦熱の発生に対する補正値が回転数に対し
て大きく変化する場合、減速・停止の際に、温度表示が
異常に低くなる。このため使用者がサンプルの凍結や活
性を損なうのではないかという不安感を抱いてしまう問
題があった。 【解決手段】 ロータ13の減速中の補正値を制御と表
示でそれぞれ保持するようにし、また表示の補正値は減
速開始時の制御補正値を利用することとし、更に一定時
間その補正値を維持することで、表示の変化を抑えられ
る構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サンプルを自在に
着脱し、更に高速で回転させる遠心分離機のような機器
のロータ温度表示に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の遠心分離機はサンプルに合わせ
て使用者が回転数・運転時間(分離時間)・制御温度等
のいわゆる分離条件を決めて運転する。ロータ温度を使
用者の要求に合わせて制御するにあたり、高速回転する
ような高級な機種では摩擦熱の発生を防止するために、
真空中でロータを回転させ、赤外線センサなどを用いて
精度の高い制御・表示を実施している。
【0003】一方、低価格機では、大気中での回転で回
転室の温度をサーミスタなどで測定して制御している。
ロータの形状の違い、回転数の違いで摩擦による発熱量
が違うためロータ判別機構と回転数検出機構からの値を
用いて補正を行うことで、従来は制御精度の維持を実施
している。
【0004】温度表示についても同様の考え方で実施し
ていた。但し実際には、冷却機のオン/オフにより温度
センサの入力値は数度の範囲で上昇・下降する。ロータ
の質量があるのでロータ自身は制御温度に近い値であ
リ、温度表示は温度センサからの測定値と制御値の差を
縮小して表示するのが通例である。しかし、減速すると
共に、回転数が低くなり、発生する摩擦熱は小さくなる
ことから、制御補正値が大きい値から小さい値に変化す
る。このためロータの種類によっては補正値が大きく変
化し、表示も変化が大きいという不具合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の回転検出及びロータ判別に対する処理にてその制御機
能は達成可能である。また、摩擦熱に対する補正値は通
常低回転になるほど小さくなり、減速中は冷却機をオフ
するように制御され、制御における問題点は発生しな
い。表示においても回転中は補正値に対して逆の考えで
表示されるので問題はない。しかし、減速状態になり、
補正値が小さくなリ、表示温度が制御温度値に対して低
くなる。設定した温度に対して、表示値が低くなるの
で、凍結あるいはサンプルの活性などに対し使用者が不
安を抱く場合がある。ロータの減速時間が十分に長時間
である場合はロータの摩擦熱により不安は小さいものと
なるが、軽量ロータで減速時間が短時間の場合は回転室
の温度は冷えたままであり、不安の解消ができない。
【0006】本発明の目的は、ロータの減速中の補正値
を制御と表示でそれぞれ保持するようにし、また表示の
補正値は減速開始時の制御補正値を利用することとし、
更に一定時間その補正値を維持することで、表示の変化
を抑え使用者に不安を抱かせないようにすることであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、ロータ
の減速中の補正値を制御と表示でそれぞれ保持するよう
にし、また表示の補正値は減速開始時の制御補正値を利
用することとし、更に一定時間その補正値を維持するこ
とで、表示の変化を抑えるようにすることにより達成さ
れる。
【0008】
【発明の実施の形態】本実施例における遠心分離機を図
1〜図4を用いて説明する。図1は本実施例における遠
心分離機を示すブロック図、図2(a),(b)は本実
施例における遠心分離機の処理を示すフローチャート、
図3は遠心分離機の一部縦断側面図、図4は本実施例に
おける遠心分離機の回転数に対する補正値を示すグラフ
である。
【0009】図1及び図3に示すように、使用者は試験
管14に試料を入れ、回転体13に挿入し、駆動装置1
5の上に装着してドア18を閉じ、操作・表示部17に
設けられたスタートSW19をオンして回転させる。回
転信号発生器16は回転に応じた信号が発生する。信号
処理部4は操作・表示部17から設定された回転数・温
度にて安定制御するように制御装置1が駆動部16・冷
却機24を制御する。
【0010】図4に示すように回転数及びロータの種類
によって補正値を有している。図3の断面図に示したよ
うなお椀を伏せた形状のアングルロータや、図示してい
ないがバケットが回転と共にスウィングするタイプのス
ィングロータなどがある。スィングロータは風損による
発熱量が多く、使用できる回転数は低く、一方補正値は
大きい。アングルロータはその形状から発熱量はスウィ
ングロータより小さく、また使用回転数は高い。
【0011】そのなかで、分離サンプル量が多い場合、
形状が大きくなるので、必然的に補正値は大きくなる。
高回転になるに従い摩擦熱の発生が大きくなるので補正
値も大きくなる。停止状態を含む低回転時はサンフ゜ルの凍
結などを防止するためにマイナスの補正値を持たせる。
温度制御の詳細は示さないが、使用者が設定した温度に
対して、補正値分をマイナスした温度で制御する。
【0012】一方表示は温度センサの測定値に対し、プ
ラスして表示する。なお、一般的には詳細は示さないが
制御域の近傍では計算した表示値と設定値の差を4分の
1に縮小して設定値に加えるなどの処理をすることでロ
ータの質量による温度変化の修正を実施している。ま
た、外乱による測定ミスを防止するため、移動平均処理
(数回前の測定値から今回の測定値の平均値を計算す
る)を実施している。
【0013】一例として図2(a),(b)の処理フロ
ーに拠れば、制御処理において、減速開始時に表示用の
補正値として、その時の回転数の補正値を記憶する。減
速するにつれて、制御補正値は小さくなるので冷却機は
オフする。ロータの質量があるのでロータ自身は制御温
度に近い値であリ、温度表示は温度センサからの測定値
に対し、補正値をプラスした値が適切である。
【0014】前述したように、冷却機はオフしているの
で、適当な時間経過とともに、装置の設置場所の温度の
影響を受けて、回転室も徐々に温度が上昇してくる。一
定時間の経過後に表示用の補正値を制御用の補正値に再
度変化させることで表示の変化量を小さく抑えることが
できる。なお、前述したが、移動平均処理をすること
で、更に表示の不安を解除できる。ドアが開けられたと
きは、大気が進入して、回転室の温度は大きく変化す
る。この場合、使用者は表示の変化に対して不安を抱く
ことはない。
【0015】また、ロータ質量の大きい場合、減速時間
が長く、その間に摩擦熱で回転室の温度上昇があるの
で、表示補正値の変更を減速途中で数回実施すること
で、より実温に近い表示が可能である。軽量ロータの場
合は減速時間が短く、摩擦熱の発生が少なく、停止後に
補正値を変更することが望ましい。なお、処理プログラ
ムを工夫して、0回転の補正値を取りこむタイミングを
停止後に数回に分けて実施することは本考案の変形例と
して容易に考えられる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、ロータの減速中の補正
値を制御と表示でそれぞれ保持し、表示の補正値は減速
開始時の制御補正値を利用し、更に一定時間その補正値
を維持することで、表示の変化を抑え使用者に不安を抱
かせないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる遠心分離機を示すブロック図で
ある。
【図2】 本発明になる遠心分離機の処理を示すフロー
チャートである。
【図3】 本発明になる遠心分離機を示す一部縦断側面
図である。
【図4】 本発明になる遠心分離機の補正値の一例を示
すグラフである。
【符号の説明】
1は制御装置、2はロータ判別信号発生器、3はインタ
ーフェース、4は信号処理部、5は記憶素子、11は遠
心分離機筐体、12は回転室、13はロータ、14は試
験管、15は駆動装置、16は回転信号発生器、17は
操作・表示部、18はドア、19はスタートSW、20
はストップSW、21は回転速度表示部、22は温度表
示部、23は温度センサ、24は冷却機、25はドアス
イッチである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を収容するロータと、該ロータを判
    別のための判別機構と、前記ロータを回転させるドライ
    ブシャフトと、該ドライブシャフトに回転力を与えるモ
    ータと、該モータの回転を検出して回転数を算出する機
    構と、回転室内の温度を測定する温度センサとを有し、
    更に回転数に応じた制御補正値に対応して温度制御され
    る遠心分離機において、減速開始時の回転数に応じた制
    御補正値を表示補正用に記憶することを特徴とする遠心
    分離機。
  2. 【請求項2】 減速開始から一定時間経過後に、その時
    の回転数に応じた制御補正値を表示補正用に記憶するこ
    とを特徴とする請求項1記載の遠心分離機。
  3. 【請求項3】 ドアを開けた時に回転数に応じた制御補
    正値を表示補正用に記憶することを特徴とする請求項1
    記載の遠心分離機。
  4. 【請求項4】 表示用の補正値の変更回数と変更時間を
    前記ロータの種類に応じて変更することを特徴とする請
    求項1記載の遠心分離機。
JP2001205738A 2001-07-06 2001-07-06 遠心分離機 Pending JP2003010735A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001205738A JP2003010735A (ja) 2001-07-06 2001-07-06 遠心分離機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001205738A JP2003010735A (ja) 2001-07-06 2001-07-06 遠心分離機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003010735A true JP2003010735A (ja) 2003-01-14

Family

ID=19041996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001205738A Pending JP2003010735A (ja) 2001-07-06 2001-07-06 遠心分離機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003010735A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103785547A (zh) * 2012-10-31 2014-05-14 日立工机株式会社 离心机
JP2016010754A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 日立工機株式会社 遠心機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103785547A (zh) * 2012-10-31 2014-05-14 日立工机株式会社 离心机
JP2014091060A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Hitachi Koki Co Ltd 遠心機
CN103785547B (zh) * 2012-10-31 2017-11-03 日立工机株式会社 离心机
JP2016010754A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 日立工機株式会社 遠心機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10788736B2 (en) Image stabilization apparatus and control method thereof
US7055368B2 (en) Automatic calibration of an imbalance detector
EP3633271B1 (en) Domestic appliance comprising a monitoring sytem for the door
CN107462674B (zh) 空气检测装置及方法
JP2004337851A (ja) 遠心分離機ロータの故障発生可能性を低減させるためのモータトルク制御
CN105092255B (zh) 涡扇发动机风扇整机配平方法及***
JP2003010735A (ja) 遠心分離機
JP3520304B2 (ja) ウィンデイジに基づく遠心機ロータの確認および冷却制御機構
JP5674236B2 (ja) 遠心分離機
US7407473B2 (en) Centrifuge sleep mode control
JP4593822B2 (ja) 遠心機
JPH02203139A (ja) 換気扇
WO2016009900A1 (ja) 揺動式ダイナモメータシステム及びその制御方法
JP2004085150A5 (ja)
JP3509310B2 (ja) 遠心機の予冷運転制御方法
JPH05200172A (ja) 電気かみそり
JPH08131896A (ja) 遠心分離機
JP2006334528A (ja) 遠心分離機
JP3385671B2 (ja) 遠心分離機
JP3622295B2 (ja) 遠心機
JP5849715B2 (ja) 遠心分離機
JPH094413A (ja) タービンロータの接触振動検出及び防止方法
JPH0213096Y2 (ja)
JP2013000690A (ja) 遠心分離機
JP2561676Y2 (ja) 遠心分離機の温度表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070918

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080226