JP2003002330A - 容器、容器用蓋、容器用カバー材、カード型光ディスク、自動販売機、ならびに容器の提供方法 - Google Patents

容器、容器用蓋、容器用カバー材、カード型光ディスク、自動販売機、ならびに容器の提供方法

Info

Publication number
JP2003002330A
JP2003002330A JP2001187179A JP2001187179A JP2003002330A JP 2003002330 A JP2003002330 A JP 2003002330A JP 2001187179 A JP2001187179 A JP 2001187179A JP 2001187179 A JP2001187179 A JP 2001187179A JP 2003002330 A JP2003002330 A JP 2003002330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
lid
vending machine
cover material
handled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001187179A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Naiki
研二 内貴
Toru Sasaki
透 佐々木
Kunihiko Mishima
邦彦 三島
Kazunao Watanabe
和直 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suntory Ltd
Daiko Advertising Inc
Toppan Inc
Original Assignee
Suntory Ltd
Toppan Printing Co Ltd
Daiko Advertising Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suntory Ltd, Toppan Printing Co Ltd, Daiko Advertising Inc filed Critical Suntory Ltd
Priority to JP2001187179A priority Critical patent/JP2003002330A/ja
Publication of JP2003002330A publication Critical patent/JP2003002330A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Packaging For Recording Disks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 景品を収容することができ、自動販売機での
販売が可能な蓋付容器を提供する。 【解決手段】 内周面に錘11を取り付けた容器本体1
と、容器本体1の開口部内周面に嵌合する嵌合部3、嵌
合部3上に形成され、貨幣を収容できる凹部42を有す
る下蓋部4、および下蓋部4にヒンジを介して開閉自在
に取り付けられた上蓋部5を備えた蓋2とからなる容
器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機で提供
される容器、容器用の蓋、容器用のカバー材、容器の収
容物であるカード型光ディスク、自動販売機、ならびに
自動販売機を使用した容器の提供方法に関するものであ
る。
【0002】
【発明の背景】従来の飲料用自動販売機では、消費者は
所定の金額を自動販売機に投入し、自分の欲する飲料の
入った缶容器を買い求めるというのが一般的であり、こ
れまでは飲料以外のものを求めることもなかった。一
方、店頭販売では、景品を取り付けたペットボトル等の
飲料容器の販売が一般的に行われている。
【0003】このようにペットボトル等に景品を取り付
けることで飲料の販売量が増加することが知られてお
り、かかる景品を目的に飲料を購入する消費者も存在す
る。したがって、店頭販売に限らず、自動販売機におい
ても景品を提供することにより、飲料の販売促進を図る
ことが可能であると考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、自動販売機で
販売する缶容器の外側に単なる袋等により景品を取り付
けると、自動販売機内での缶容器の円滑な取り扱いが難
しくなり、自動販売機自体の故障を招く可能性もある。
また、通常の缶容器内に壊れやすい景品を収容した場合
には、自動販売機からの排出時に缶容器の回転によって
景品が壊れてしまう可能性があり、収容する景品には制
限があった。
【0005】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、景品を収容することができ、自動販売機
での販売が可能な容器、そのような容器用の蓋およびカ
バー材、そのような容器の収容物として好適な景品、そ
れら容器を提供することのできる自動販売機、ならびに
自動販売機を使用したそれら容器の提供方法を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る第1の容器は、自動販売機で取り扱い
可能な形状を有する容器であって、当該容器内に収容す
る収容物の動きを制限することのできる収容物保持部材
が当該容器内に設けられたことを特徴とする(請求項
1)。
【0007】上記容器(請求項1)によれば、壊れやす
い物、傷付きやすい物等の収容物(景品等)を容器内に
収容し、自動販売機で取り扱った場合でも、容器内での
収容物の動きが制限されるため、収容物が損傷すること
を防止することができる。
【0008】上記容器(請求項1)において、前記収容
物は板状の物であり、前記収容物保持部材は、当該容器
の周方向の回転に対する前記収容物の動きを制限するも
のであってもよい(請求項2)。
【0009】上記容器(請求項2)によれば、カード型
光ディスク等の板状の収容物を容器内に収容し、当該容
器を自動販売機内で周方向に回転させた場合(排出時
等)であっても、容器内での板状収容物の動きが制限さ
れるため、板状収容物の割れ、欠け等の損傷を防止する
ことができる。
【0010】上記容器(請求項2)において、前記収容
物保持部材は、前記容器の径方向に互いに対向する間隙
が形成されるように前記容器の内周面に取り付けられて
いてもよい(請求項3)。
【0011】上記容器(請求項3)によれば、前記互い
に対向する間隙に板状収容物の両端部を挿入することに
より、当該容器の周方向の回転に対する板状収容物の動
きを制限することができる。また、特に収容物保持部材
を複数とし、それら収容物保持部材相互の間隙に板状収
容物の両端部を挿入できるようにすれば、容器の内径に
近い幅を有する板状物を収容することができる。
【0012】上記容器(請求項3)において、前記収容
物保持部材は、断面円弧状の板状の部材であるのが好ま
しい(請求項4)。このような形状の収容物保持部材は
低コストで製造することができる。また、このような収
容物保持部材を取り付けた容器はバランスが良好であ
り、自動販売機内での移動等がスムーズである。
【0013】上記容器(請求項1〜4)において、前記
収容物保持部材は、収容物を収容した当該容器を、自動
販売機にて排出可能な重さにすることのできる錘を兼ね
ていてもよい(請求項5)。
【0014】上記容器(請求項5)によれば、容器内に
重量の軽い物を収容した場合であっても、自動販売機内
での容器の移動等を可能にし、当該容器を自動販売機に
て確実に排出することができる。すなわち、上記容器
(請求項5)によれば、容器内に収容する収容物の重さ
を考慮する必要がない。
【0015】本発明に係る第1の容器用蓋は、自動販売
機で取り扱い可能な形状を有する有底開口容器の開口部
に着脱可能に取り付けられる容器用蓋であって、貨幣を
収容することのできる収容部を設けたことを特徴とする
(請求項6)。
【0016】上記容器用蓋(請求項6)によれば、収容
部に貨幣を収容することができるため、消費者が購入し
た容器の収容物(景品等)が消費者の要求する飲料等で
なくとも、消費者はその貨幣を使用することにより、あ
らためて所望の飲料等を購入することができる。また、
容器内に収容された物は、当該容器用蓋を取り外すこと
により、容易に取り出すことができる。
【0017】本発明に係る第2の容器用蓋は、自動販売
機で取り扱い可能な形状を有する有底開口容器の開口部
に着脱可能に取り付けられる容器用蓋であって、前記有
底開口容器の開口部に嵌合する嵌合部と、前記嵌合部上
に形成され、貨幣を収容することのできる凹部が設けら
れた下蓋部と、前記下蓋部の凹部を開閉可能に閉塞する
上蓋部とを備えたことを特徴とする(請求項7)。
【0018】上記容器用蓋(請求項7)によれば、下蓋
部の凹部に貨幣を収容することができるため、消費者が
購入した容器の収容物(景品等)が消費者の要求する飲
料等でなくとも、消費者は、上蓋部を開いて下蓋部の凹
部から貨幣を取り出し、その貨幣を使用することによ
り、あらためて所望の飲料等を購入することができる。
また、容器の中に収容された物は、当該容器用蓋を取り
外すことにより、容易に取り出すことができる。
【0019】上記容器用蓋(請求項7)において、前記
上蓋部は、ヒンジ部を介して開閉自在に前記下蓋部に取
り付けられているとともに、前記上蓋部および/または
前記下蓋部に設けられた係合部材によって前記下蓋部に
係合可能となっているのが好ましい(請求項8)。
【0020】上記容器用蓋(請求項8)においては、上
蓋部は下蓋部に取り付けられているため、下蓋部の凹部
から貨幣を取り出すときに、上蓋部のやり場に困ること
がない。また、上蓋部は下蓋部に係合可能となっている
ため、当該容器用蓋に外力が加わった場合等に上蓋部が
開いてしまうことを防止することができる。
【0021】上記容器用蓋(請求項7,8)において、
前記下蓋部の凹部中央部には、凸部が形成されているの
が好ましい(請求項9)。この場合における貨幣は、硬
貨であるのが好ましい。このように下蓋部の凹部中央部
に凸部が形成されていると、容器の移動(回転)に伴う
硬貨の移動経路は、その凸部の周方向に略限られるた
め、硬貨の大きな移動による衝撃で当該容器用蓋が容器
から外れてしまうこと、あるいは上蓋部が開いてしまう
こと等を防止することができる。
【0022】上記容器用蓋(請求項9)において、前記
凸部には孔が形成されており、前記上蓋部には、前記凸
部の孔に挿入される突起が形成されているのが好ましい
(請求項10)。この突起が凸部の孔に挿入されること
により、上蓋部の下蓋部に対する位置決めを容易に行う
ことができるとともに、上蓋部の下蓋部に対する固定を
より確実なものとすることができる。
【0023】本発明に係る第2の容器は、自動販売機で
取り扱い可能な形状を有し、前記容器用蓋(請求項6〜
10)が開口部に着脱可能に取り付けられてなるもので
ある(請求項11)。
【0024】上記容器(請求項11)によれば、容器内
に所定の物(景品等)を収容し、容器用蓋に貨幣を収容
することにより、消費者は容器内に収容された物を入手
できるとともに、容器用蓋に収容された貨幣を取り出し
使用することにより、あらためて所望の飲料等を購入す
ることができる。また、容器内に収容された物は、当該
容器用蓋を取り外すことにより、容易に取り出すことが
できる。
【0025】本発明に係る第3の容器は、前記容器(請
求項1〜5)の開口部に前記容器用蓋(請求項6〜1
0)が着脱可能に取り付けられてなるものである(請求
項12)。
【0026】上記容器(請求項12)によれば、容器内
に所定の物(景品等)を収容し、容器用蓋に貨幣を収容
することにより、消費者は容器内に収容された物を入手
できるとともに、容器用蓋に収容された貨幣を取り出し
使用することにより、あらためて所望の飲料等を購入す
ることができる。また、容器内に収容された物は、当該
容器用蓋を取り外すことにより、容易に取り出すことが
できる。さらに、壊れやすい物、傷付きやすい物等の収
容物(景品等)を容器内に収容し、自動販売機で取り扱
った場合でも、容器内での収容物の動きが制限されるた
め、収容物が損傷することを防止することができる。
【0027】本発明に係る第4の容器は、前記容器(請
求項11,12)において、前記容器用蓋に貨幣が収容
されてなるものである(請求項13)。
【0028】上記容器(請求項13)によれば、容器内
に所定の物(景品等)を収容することにより、消費者は
容器内に収容された物を入手できるとともに、容器用蓋
に収容された貨幣を取り出し使用することにより、あら
ためて所望の飲料等を購入することができる。また、容
器内に収容された物は、当該容器用蓋を取り外すことに
より、容易に取り出すことができる。
【0029】本発明に係る第5の容器は、前記容器(請
求項1〜5,11〜13)において、カード型光ディス
クが収容されてなるものである(請求項14)。
【0030】カード型光ディスクは、種々の音楽情報や
映像情報を記録することができるとともに、通常の円盤
型のものと異なり、取引、携帯、展示等に適しているた
め、かかるカード型光ディスクを収容した容器(請求項
14)によれば、消費者の当該容器に対する購入意欲を
高めることができる。なお、カード型光ディスクとして
は、一例として、カード型コンパクトディスク(CD−
EXTRA仕様)が挙げられるが、これに限定されるも
のではなく、カード型のDVD(Digital Versatile Di
sc)等であってもよい。
【0031】本発明に係る容器用カバー材は、自動販売
機で取り扱われる有底有蓋の略円筒状の容器の端部に取
り外し可能に装着される容器用カバー材であって、前記
容器の端部側面に対応する形状を有し、前記容器のフラ
ンジ部に係合可能となっているスカート部と、前記スカ
ート部から連続し、前記容器の上面または下面を被うカ
バー部とを備え、前記カバー部には、前記スカート部と
の連続部よりも凸になっている凸部が形成されているこ
とを特徴とする(請求項15)。
【0032】上記容器用カバー材(請求項15)によれ
ば、当該容器用カバー材と当該容器用カバー材を取り付
ける容器との間に所定の物(景品等)を収容することが
でき、特に当該容器用カバー材には凸部が形成されてい
るため、その収容物は極めて薄い物に限定されない。
【0033】上記容器用カバー材(請求項15)におい
て、前記カバー部の凸部は、当該容器用カバー材を前記
容器に装着したときに、当該凸部の高さが前記容器の上
端または下端から3mm以下、特に1.5mm以下とな
るように形成されているのが好ましい(請求項16)。
凸部の高さをこのように設定することにより、当該容器
用カバー材を取り付けた容器は、通常の自動販売機で問
題なく取り扱うことができる。
【0034】本発明に係る第6の容器は、自動販売機で
取り扱われる有底有蓋の略円筒状の容器の端部に、前記
容器用カバー材(請求項15,16)が装着されてなる
ものである(請求項17)。
【0035】上記カバー材付き容器(請求項17)によ
れば、容器用カバー材と容器との間に所定の物(景品
等)を収容することができ、特に当該容器用カバー材に
は凸部が形成されているため、その収容物は極めて薄い
物に限定されない。
【0036】本発明に係る第7の容器は、前記容器(請
求項17)において、前記容器用カバー材と前記容器と
の間の空間に景品が収容されてなるものである(請求項
18)。
【0037】上記カバー材付き容器(請求項18)によ
れば、消費者は、容器に入った飲料等の商品以外に景品
(極めて薄い物に限定されない景品)をも入手すること
ができるため、かかる景品の入手を目的とする消費者の
存在により、自動販売機において飲料等の商品の販売促
進を図ることが可能である。
【0038】本発明に係る第8の容器は、自動販売機で
取り扱われる有底有蓋の略円筒状の容器の端部側面に対
応する形状を有し、前記容器のフランジ部に係合可能と
なっているスカート部と、前記スカート部から連続し、
前記容器の上面または下面を被うカバー部とを備えた容
器用カバー材が装着された容器であって、前記容器用カ
バー材と前記容器との間の空間に景品が収容されてなる
ことを特徴とする(請求項19)。
【0039】上記カバー材付き容器(請求項19)によ
れば、消費者は、容器に入った飲料等の商品以外に景品
をも入手することができるため、かかる景品の入手を目
的とする消費者の存在により、自動販売機において飲料
等の商品の販売促進を図ることが可能である。
【0040】本発明に係る第1のカード型光ディスク
は、少なくとも幅が、自動販売機で取り扱われる略円筒
状の容器(具体的には350ml缶)の内径より若干小
さく設定されていることを特徴とする(請求項20)。
【0041】上記カード型光ディスク(請求項20)
は、従来のカード型光ディスクよりも大きいため、より
多くの情報量を記憶することができ、かつ、自動販売機
で取り扱われる容器内に収容することができるため、自
動販売機にて景品または商品として提供することができ
る。
【0042】本発明に係る第2のカード型光ディスク
は、記録形式がコンパクトディスクフォーマットである
ことを特徴とする(請求項21)。このようなカード型
光ディスク(請求項21)は、パーソナルコンピュータ
におけるCD−ROMドライブ装置のみならず、CDプ
レイヤーでも使用することができ、潜在ユーザ数が多い
ため、景品または商品として好適である。
【0043】上記カード型光ディスク(請求項20,2
1)の記憶容量は、73MBとすることができる(請求
項22)。このように従来のカード型光ディスクよりも
大きい記憶容量を有するカード型光ディスクは、多くの
情報を要求する消費者には有益な景品または商品となり
得る。
【0044】本発明に係る自動販売機は、前記第4また
は第5の容器(請求項13,14)および/または前記
第7または第8の容器(請求項18,19)と、通常の
商品容器とが収納されているものである(請求項2
3)。
【0045】上記自動販売機(請求項23)によれば、
消費者は、所定の物(カード型光ディスク等の景品な
ど)が容器内に収容され貨幣が容器用蓋に収容された容
器(A)、景品がカバー材と飲料等の容器との間に収容
されたカバー材付き容器(B)、または通常の飲料等の
容器(C)のいずれかを取得することができ、特に、容
器(A)を取得した場合には、容器用蓋に収容された貨
幣を取り出し使用することにより、所望の飲料等が入っ
た容器(B)または容器(C)をあらためて取得するこ
とができる。このような自動販売機(請求項23)によ
れば、自動販売機自体を改良することなく、消費者に、
単なる飲料等の商品の購入にとどまらず、いずれの容器
が取得できるかの期待感を与えてゲーム感覚を楽しませ
ることができ、飲料等の商品の販売促進を図ることが可
能となる。
【0046】本発明の第1の容器提供方法は、自動販売
機において、販売可能な商品のいずれかが選択される
と、請求項13もしくは14に記載の容器または通常の
商品容器のいずれかを排出することを特徴とする(請求
項24)。
【0047】上記容器提供方法(請求項24)によれ
ば、消費者は、所定の物(カード型光ディスク等の景品
など)が容器内に収容され貨幣が容器用蓋に収容された
容器(A)、または通常の飲料等の容器(C)のいずれ
かを取得することができ、特に、容器(A)を取得した
場合には、容器用蓋に収容された貨幣を取り出し使用す
ることにより、所望の飲料等が入った容器(C)をあら
ためて取得することができる。このような容器提供方法
(請求項24)によれば、自動販売機自体を改良するこ
となく、消費者に、単なる飲料等の商品の購入にとどま
らず、いずれの容器が取得できるかの期待感を与えてゲ
ーム感覚を楽しませることができ、飲料等の商品の販売
促進を図ることが可能となる。
【0048】本発明の第2の容器提供方法は、自動販売
機において、販売可能な商品のいずれかが選択される
と、請求項18もしくは19に記載の容器または通常の
商品容器のいずれかを排出することを特徴とする(請求
項25)。
【0049】上記容器提供方法(請求項25)によれ
ば、消費者は、景品がカバー材と飲料等の容器との間に
収容されたカバー材付き容器(B)、または通常の飲料
等の容器(C)のいずれかを取得することができる。こ
のような容器提供方法(請求項25)によれば、自動販
売機自体を改良することなく、消費者に、単なる飲料等
の商品の購入にとどまらず、いずれの容器が取得できる
かの期待感を与えてゲーム感覚を楽しませることがで
き、飲料等の商品の販売促進を図ることが可能となる。
【0050】本発明の第3の容器提供方法は、自動販売
機において、販売可能な商品のいずれかが選択される
と、請求項13もしくは14に記載の容器、請求項18
もしくは19に記載の容器、または通常の商品容器のい
ずれかを排出することを特徴とする(請求項26)。
【0051】上記容器提供方法(請求項26)によれ
ば、消費者は、所定の物(カード型光ディスク等の景品
など)が容器内に収容され貨幣が容器用蓋に収容された
容器(A)、景品がカバー材と飲料等の容器との間に収
容されたカバー材付き容器(B)、または通常の飲料等
の容器(C)のいずれかを取得することができ、特に、
容器(A)を取得した場合には、容器用蓋に収容された
貨幣を取り出し使用することにより、所望の飲料等が入
った容器(B)または容器(C)をあらためて取得する
ことができる。このような容器提供方法(請求項26)
によれば、自動販売機自体を改良することなく、消費者
に、単なる飲料等の商品の購入にとどまらず、いずれの
容器が取得できるかの期待感を与えてゲーム感覚を楽し
ませることができ、飲料等の商品の販売促進を図ること
が可能となる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。 〔第1の容器〕最初に、本発明の一実施形態による第1
の容器について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よる第1の容器(以下「容器A」という。)の斜視図
(上蓋部が若干開いた状態)であり、図2(a)は同実
施形態による容器Aにおける容器本体開口部の正面図で
あり、図2(b)は同実施形態による容器Aの錘の斜視
図であり、図3(a)は同実施形態による容器Aの蓋の
斜視図(上蓋部が大きく開いた状態)であり、図3
(b)は同実施形態による容器Aの蓋の側面図(上蓋部
が大きく開いた状態)であり、図4は同実施形態による
容器Aにおける容器本体と蓋との嵌合部分の断面図であ
り、図5は同実施形態による容器Aの容器本体内にカー
ド型コンパクトディスクを収容する様子を示す説明図で
ある。
【0053】本実施形態における容器Aは、図1に示す
ように、容器本体1と蓋2とから構成される。容器本体
1は有底円筒状になっており、その開口部上端は容器本
体1の外側に折り曲げられフランジを形成している。こ
のように容器本体1の開口部上端を外側に折り曲げるこ
とにより、容器本体1の内径と略同一の幅の物を収容す
ることが可能となる。
【0054】容器本体1の内周面10には、図2(a)
に示すように錘11が2枚取り付けられている。図2
(b)に示すように、錘11は、容器本体1の内周面1
0に沿うように断面円弧状の板状となっており、2枚の
錘11は同一の形状とされている。
【0055】各錘11は、容器本体1の内周面10にお
いて径方向に互いに対向する位置に設けられており、錘
11相互の間隙12(2箇所ある)も径方向に互いに対
向する位置となり、2箇所の間隙12の幅は一定となっ
ている。
【0056】錘11および間隙12を上記のように配置
させることにより、例えば、板状物の幅方向両端部をそ
れぞれ間隙12に挿入すれば、容器本体1の内径に近い
幅の板状物を容器本体1内に収容することができる。ま
た、このように収容された板状物は、容器Aが周方向に
回転した場合であっても、板状物の幅方向端部が錘11
の端部に当接して容器本体1内での動きが制限されるた
め、その板状物が損傷することを防止することができ
る。さらに、錘11を上記のように配置した容器本体1
はバランスが良好であり、自動販売機内での移動等がス
ムーズである。
【0057】なお、本実施形態における錘11は2枚設
けられているが、円弧方向の幅を小さくして4枚、6枚
等にすることも可能である。
【0058】錘11の総重量は、容器本体1内に所定の
物が収容された際に、容器Aが自動販売機内で移動等す
ることができ、自動販売機にて確実に排出される重量で
あれば特に限定されることはない。錘11の材質は、容
器本体1内で安定する形状に成形されるものであれば特
に限定されず、各種金属、樹脂、無機材料等を用いるこ
とができる。
【0059】一方、本実施形態における蓋2は、図3
(a),(b)および図4に示すように、容器本体1の
開口部内周面に嵌合する嵌合部3と、嵌合部3上に形成
された下蓋部4と、下蓋部4にヒンジ40を介して開閉
自在に取り付けられた上蓋部5とから構成されている。
【0060】嵌合部3は、容器本体1の開口部に対応す
る形状を有する環状部31と、下蓋部4から環状部31
を支持する複数(本実施形態では4枚)の支持板32
と、環状部31の外周面に形成された複数(本実施形態
では4本)の突条部33とを備えている。環状部31の
外径は、容器本体1の開口部の内径よりも若干小さく設
定されており、図4に示すように、環状部31の外周面
に形成された突条部33が容器本体1の開口部内周面1
0に接触するようになっている。
【0061】下蓋部4は、容器本体1の開口部(フラン
ジ部)外径と略同一の外径を有する外周部41と、外周
部41の内側に形成された凹部42とから構成され、全
体として皿状の形状を有する。
【0062】図4に示すように、外周部41は、蓋2を
容器本体1の開口部に取り付けたときに、外周部41の
下面が容器本体1の開口部上端面に当接するようになっ
ている。この外周部41には、複数(本実施形態では3
つ)の矩形孔43が形成されている。
【0063】凹部42の中央部には凸部44が設けられ
ており、凸部44の中心には孔45が形成されている。
凹部42の深さは、100円硬貨および10円硬貨の厚
みよりも僅かに大きく設定されており、外周部41と凸
部44とに囲まれる凹部42の大きさ(面積)は、少な
くとも100円硬貨1枚および10円硬貨2枚が入るよ
うに設定されている。
【0064】上蓋部5は、下蓋部4の外周部41の外径
と略同一の外径を有する円盤状に形成されており、上蓋
部5の下面において、下蓋部4の矩形孔43に対応する
位置に係合爪51が、下蓋部4の凸部44の孔45に対
応する位置に突起52が設けられている。
【0065】ヒンジ40を軸にして上蓋部5が下蓋部4
側に回動すると、上蓋部5の係合爪51が下蓋部4の矩
形孔43に挿入されて係合し、上蓋部5の突起52が下
蓋部4の凸部44の孔45に挿入され、上蓋部5の下面
と下蓋部4の外周部41の上面とが密着する。このよう
にして、上蓋部5は下蓋部4の凹部42をしっかりと閉
塞することができる。なお、下蓋部4を閉じた上蓋部5
は、ヒンジ40を軸とする回動方向上方に所定の力を加
えることにより開くことができる。
【0066】蓋2は、通常はプラスチック成形品からな
り、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑
性樹脂を射出成形等することにより製造することができ
る。
【0067】蓋2の容器本体1への取り付けに際して
は、蓋2の嵌合部3を容器本体1の開口部に挿入し、下
蓋部4の外周部41下面を容器本体1の開口部上端面に
当接させて蓋2の位置を定める(図4参照)。容器本体
1に取り付けた蓋2は、所定の力で引っ張れば容易に容
器本体1から取り外すことができる。すなわち、蓋2は
容器本体1から取り外し自在な構成をなしている。
【0068】ここで、容器本体1内に景品としてのカー
ド型コンパクトディスク6を収容し、蓋2の下蓋部4の
凹部42に100円硬貨1枚および10円硬貨2枚を収
容する様子を図5に示す。
【0069】本実施形態におけるカード型コンパクトデ
ィスク6は、コンパクトディスクフォーマットの記録形
式で音楽情報および映像情報を記憶してなるものであ
る。このカード型コンパクトディスク6の幅W(短手方
向の長さ)は、容器本体1の内径D(錘11の間隙12
−間隙12部分の直径)よりも若干小さく、通常のカー
ド型コンパクトディスクの幅よりも大きい。具体的に
は、本実施形態におけるカード型コンパクトディスク6
の幅Wは、62〜65mmとなっているのが好ましく、
特に63〜64mmとなっているのが好ましく、本実施
形態では63.5mmである。
【0070】一方、カード型コンパクトディスク6の長
さ方向のサイズは、カード型コンパクトディスク6がC
D−ROMドライブ装置やCDプレイヤー等で使用で
き、かつ容器本体1内に収まるものであれば特に限定さ
れないが、通常は、カード型コンパクトディスク6の対
角線の長さが80mm以上となり、カード型コンパクト
ディスク6の長さが120mm以下となるように設定す
るのが好ましい。本実施形態におけるカード型コンパク
トディスク6の長さは、88.9mmである。
【0071】本実施形態におけるカード型コンパクトデ
ィスク6の記憶容量は73MBであり、通常のカード型
コンパクトディスク6の記憶容量よりも大きくなってい
るため、情報量の大きい音楽情報および映像情報を記録
することが可能である。このようなカード型コンパクト
ディスク6は、消費者の所有欲をそそり、容器本体1内
に収容する景品または商品として好適なものである。な
お、カード型コンパクトディスク6の記憶容量は、73
MBより大きくすることも可能である。
【0072】蓋2の下蓋部4の凹部42には、通常の飲
料缶の販売額である100円硬貨1枚および10円硬貨
2枚が収容されるが、これらの硬貨の移動経路は、下蓋
部4の凹部42中央部に形成された凸部44の周方向に
限られるため、硬貨の大きな移動による衝撃で蓋2が容
器本体1から外れてしまうこと、あるいは上蓋部2が開
いてしまうこと等を防止することができる。
【0073】上記カード型コンパクトディスク6は、長
手方向に容器本体1内に挿入され、容器本体1内におい
て、当該カード型コンパクトディスク6の幅方向両端部
が錘11の間隙12部分に位置するように収容される。
このように収容することにより、容器Aが周方向に回転
した場合であっても、カード型コンパクトディスク6の
幅方向端部が錘11の端部に当接して容器本体1内での
動きが制限されるため、カード型コンパクトディスク6
の割れ、欠け等の損傷を防止することができる。なお、
このカード型コンパクトディスク6は、包装袋に挿入し
てから容器本体1内に収容してもよい。
【0074】カード型コンパクトディスク6を容器本体
1内に収容した後、蓋2を容器本体1の開口部に取り付
けるが、この取り付けは、上述したように蓋2の嵌合部
3を容器本体1の開口部に挿入し、下蓋部4の外周部4
1下面を容器本体1の開口部上端面に当接させることに
より行えばよい。
【0075】上記のように容器本体1内にカード型コン
パクトディスク6を収容し、蓋2の下蓋部4の凹部42
に100円硬貨1枚および10円硬貨2枚を収容した容
器Aと、通常の飲料缶(120円)とのいずれかが提供
されるように、両者を一定の割合で収納した自動販売機
においては、飲料缶を要求した消費者が容器Aを取得し
た場合であっても、上蓋部5を開いて下蓋部4の凹部4
2から100円硬貨1枚および10円硬貨2枚(120
円)を取り出し、再度自動販売機に投入することによ
り、あらためて通常の飲料缶を取得することが可能であ
る。かかる自動販売機は、消費者に娯楽とゲーム感覚を
提供し、飲料缶の販売促進を図ることができる。
【0076】〔第2の容器〕次に、本発明の一実施形態
による第2の容器について説明する。図6は本発明の一
実施形態による第2の容器(以下「容器B」という。)
の分解側面図であり、図7は同実施形態による容器Bに
おけるカバー材の斜視図である。
【0077】本実施形態における容器Bは、図6に示す
ように、通常の飲料缶7と、飲料缶7の上端部71に装
着されるカバー材8とから構成される。
【0078】カバー材8は、図6および図7に示すよう
に、飲料缶7の上端部71の側面に対応する形状を有す
るスカート部81と、スカート部81から連続し、飲料
缶7の上面73を被うカバー部82とからなる。
【0079】スカート部81の上部には、飲料缶7のフ
ランジ部72に係合可能となっている環状凸部83が形
成されており、この環状凸部83からスカート部81の
中段にかけては、空気抜き用の凸部80が複数(本実施
形態では4個)形成されている。
【0080】スカート部81は、飲料缶7の上端部71
よりも僅かに大きく形成されており、カバー材8が飲料
缶7に装着されたときに、飲料缶7の上端部71の側面
に密着するようになっている。このとき、スカート部8
1の環状凸部83が飲料缶7のフランジ部72に係合す
ることにより、カバー材8は飲料缶7にしっかりと装着
されることとなる。
【0081】一方、カバー部82には、スカート部81
との連続部分よりも凸になっている凸部84が形成され
ている。この凸部84の高さH(カバー部82を飲料缶
7に装着したときの飲料缶7の上端から凸部84の上端
までの距離)は、カバー材8を装着した飲料缶7を自動
販売機で取り扱うのに障害とならない高さにする必要が
あり、具体的には3mm以下、特に1.5mm以下であ
るのが好ましい。また、凸部84の大きさ(面方向の広
がり)および形状は特に限定されず、収容したい景品の
形状に合わせればよい。
【0082】カバー材8は、通常は変形可能なプラスチ
ック成形品からなり、例えば、ポリスチロール、ポリエ
チレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂からなるプラ
スチックシートを真空成形することにより製造すること
ができる。このようなカバー材8は、所定の力を加えて
若干変形させることにより、飲料缶7に対する装着およ
び飲料缶7からの取り外しが可能である。
【0083】容器Bにおいて、景品Eは、飲料缶7の上
面73と、カバー材8のカバー部82の凸部84との間
の空間に収容され(図6参照)、カバー材8のカバー部
82に凸部84が形成されていることにより、景品Eを
極めて薄い物に限定する必要がない。なお、本実施形態
における景品Eは、例えば携帯電話用ストラップ等に取
り付け可能なアクセサリーである。
【0084】このように景品Eを収容した容器Bを自動
販売機で提供することにより、消費者は本来欲していた
飲料の他に景品Eも得ることができ、景品Eが消費者の
所有欲をそそるものであれば、飲料缶7の購買意欲を刺
激することが可能になる。
【0085】〔容器提供方法〕次に、本発明の一実施形
態による容器提供方法について説明する。図8は、本発
明の一実施形態による容器提供方法のフローチャートを
示す図である。
【0086】本実施形態による容器提供方法は、通常の
自動販売機を使用して、容器Aにおいて容器本体1内に
カード型コンパクトディスク6を収容し、蓋2の下蓋部
4の凹部42に100円硬貨1枚および10円硬貨2枚
を収容したもの(以下「容器A’」という。)、容器B
において、飲料缶7の上面73と、カバー材8のカバー
部82の凸部84との間の空間に景品Eを収容したもの
(以下「容器B’」という。)、および通常の飲料缶
(120円)のいずれかを提供するものである。したが
って、自動販売機の容器収納部には、容器A’と容器
B’と通常の飲料缶とを一定の割合で収納する。
【0087】消費者が上記自動販売機で飲料缶を求める
場合、以下に示す手順で自動販売機が作動することにな
る。自動販売機は、最初に、貨幣投入口に貨幣が投入さ
れたか否かを判断する(ステップS1)。消費者が自動
販売機の貨幣投入口に硬貨または紙幣を投入し、自動販
売機が貨幣投入口に貨幣が投入されたことを検知した場
合には、次に、自動販売機は投入された貨幣が120円
以上であるか否かを判断する(ステップS2)。
【0088】自動販売機は、投入された貨幣が120円
以上であると判断した場合には、飲料缶の販売が可能に
なったことを報知する(ステップS3)。具体的には、
自動販売機内に飾られた商品見本の前に設けたボタンを
点灯させることで、消費者に飲料缶の販売が可能である
ことを報知する。この報知に基づき、消費者は自己が欲
する飲料缶のボタンを押すことになる。
【0089】消費者によって所定のボタンが押される
と、自動販売機はそれを検知し、自動販売機内に収納さ
れた容器A’、容器B’または飲料缶のいずれかを自動
販売機の取出口に排出する(ステップS4)。これら3
種類の容器は、自動販売機ごと、または各商品(飲料缶
の種類)ごとに用意されており、いずれかの商品を選択
した場合、3種類の容器のいずれかが取出口に排出され
る。
【0090】次に、自動販売機は、投入された金額が購
入された飲料缶の金額より多くないか否か、すなわち釣
り銭を排出する必要があるか否かを判断する(ステップ
S5)。自動販売機は、釣り銭を排出する必要がなけれ
ば作動を終了し、釣り銭を排出する必要があれば、該当
する金額の釣り銭を自動販売機の釣り銭返却口に排出し
(ステップS6)、作動を終了する。
【0091】ここで、消費者が飲料缶を取得した場合に
は、この飲料缶は本来消費者が欲していた商品であるた
め、消費者は、通常の自動販売機で飲料缶を取得した場
合と同様の満足感を得ることができる。
【0092】また、消費者が容器B’を取得した場合に
は、消費者は自己が欲する飲料缶とともに景品Eをも得
ることができるため、消費者の満足感は、飲料缶だけを
取得した場合と比較して大きなものとなる。
【0093】さらに、消費者が容器A’を取得した場合
には、消費者はカード型コンパクトディスク6を得るこ
とができるため、満足感は極めて大きなものとなる。こ
の場合、容器A’には消費者が欲する飲料が入っていな
いが、蓋2の上蓋部5を開いて下蓋部4の凹部42から
100円硬貨1枚および10円硬貨2枚(120円)を
取り出し、再度自動販売機の貨幣投入口に投入すること
により、あらためて所望の飲料缶を求めることができ
る。
【0094】上記のような容器提供方法によれば、自動
販売機自体を改良することなく、消費者に、単なる飲料
缶の購入にとどまらず、いずれの容器が取得できるかの
期待感を与えてゲーム感覚を楽しませることができ、商
品の販売促進を図ることが可能となる。
【0095】以上説明した実施形態は、本発明の理解を
容易にするために記載されたものであって、本発明を限
定するために記載されたものではない。したがって、上
記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲
に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
景品を収容することができ、自動販売機での販売が可能
な容器、そのような容器用の蓋およびカバー材、そのよ
うな容器に収容する景品として好適なカード型光ディス
ク、それら容器を提供することのできる自動販売機、な
らびに自動販売機を使用したそれら容器の提供方法が提
供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による容器Aの斜視図(上
蓋部が若干開いた状態)である。
【図2】(a)は同実施形態による容器Aにおける容器
本体開口部の正面図であり、(b)は同実施形態による
容器Aの錘の斜視図である。
【図3】(a)は同実施形態による容器Aの蓋の斜視図
(上蓋部が大きく開いた状態)であり、(b)は同実施
形態による容器Aの蓋の側面図(上蓋部が大きく開いた
状態)である。
【図4】同実施形態による容器Aにおける容器本体と蓋
との嵌合部分の断面図である。
【図5】同実施形態による容器Aの容器本体内にカード
型コンパクトディスクを収容する様子を示す説明図であ
る。
【図6】本発明の一実施形態による容器Bの分解側面図
である。
【図7】同実施形態による容器Bにおけるカバー材の斜
視図である。
【図8】本発明の一実施形態による容器提供方法のフロ
ーチャートを示す図である。
【符号の説明】
1…容器本体 11…錘 2…(容器用)蓋 3…嵌合部 4…下蓋部 42…凹部 5…上蓋部 6…カード型コンパクトディスク 7…飲料缶 8…(容器用)カバー材 81…スカート部 82…カバー部 84…凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07F 9/00 G07F 9/00 C (72)発明者 佐々木 透 東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目33番8号 サ ントリーフーズ株式会社内 (72)発明者 三島 邦彦 東京都港区芝公園二丁目4番1号 株式会 社大広内 (72)発明者 渡辺 和直 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 3E036 AA04 CA02 CA10 FA01 FB01 3E044 AA01 DE04 3E062 AA04 AA20 AB02 AC01 BA20 BB06 BB09 3E084 AA02 AA12 BA03 CA01 FA06 FC12 GB06 GB12 JA20 LA15 LA17

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動販売機で取り扱い可能な形状を有す
    る容器であって、当該容器内に収容する収容物の動きを
    制限することのできる収容物保持部材が当該容器内に設
    けられたことを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 前記収容物は板状の物であり、前記収容
    物保持部材は、当該容器の周方向の回転に対する前記収
    容物の動きを制限するものであることを特徴とする請求
    項1に記載の容器。
  3. 【請求項3】 前記収容物保持部材は、前記容器の径方
    向に互いに対向する間隙が形成されるように前記容器の
    内周面に取り付けられていることを特徴とする請求項2
    に記載の容器。
  4. 【請求項4】 前記収容物保持部材は、断面円弧状の板
    状の部材であることを特徴とする請求項3に記載の容
    器。
  5. 【請求項5】 前記収容物保持部材は、収容物を収容し
    た当該容器を、自動販売機にて排出可能な重さにするこ
    とのできる錘を兼ねていることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の容器。
  6. 【請求項6】 自動販売機で取り扱い可能な形状を有す
    る有底開口容器の開口部に着脱可能に取り付けられる容
    器用蓋であって、 貨幣を収容することのできる収容部を設けたことを特徴
    とする容器用蓋。
  7. 【請求項7】 自動販売機で取り扱い可能な形状を有す
    る有底開口容器の開口部に着脱可能に取り付けられる容
    器用蓋であって、 前記有底開口容器の開口部に嵌合する嵌合部と、 前記嵌合部上に形成され、貨幣を収容することのできる
    凹部が設けられた下蓋部と、 前記下蓋部の凹部を開閉可能に閉塞する上蓋部とを備え
    たことを特徴とする容器用蓋。
  8. 【請求項8】 前記上蓋部は、ヒンジ部を介して開閉自
    在に前記下蓋部に取り付けられているとともに、前記上
    蓋部および/または前記下蓋部に設けられた係合部材に
    よって前記下蓋部に係合可能となっていることを特徴と
    する請求項7に記載の容器用蓋。
  9. 【請求項9】 前記下蓋部の凹部中央部には、凸部が形
    成されていることを特徴とする請求項7または8に記載
    の容器用蓋。
  10. 【請求項10】 前記凸部には孔が形成されており、前
    記上蓋部には、前記凸部の孔に挿入される突起が形成さ
    れていることを特徴とする請求項9に記載の容器用蓋。
  11. 【請求項11】 自動販売機で取り扱い可能な形状を有
    し、請求項6〜10のいずれかに記載の容器用蓋が開口
    部に着脱可能に取り付けられてなる容器。
  12. 【請求項12】 請求項1〜5のいずれかに記載の容器
    の開口部に請求項6〜10のいずれかに記載の容器用蓋
    が着脱可能に取り付けられてなる容器。
  13. 【請求項13】 前記容器用蓋に貨幣が収容されてなる
    請求項11または12に記載の容器。
  14. 【請求項14】 カード型光ディスクが収容されてなる
    請求項1〜5または11〜13のいずれかに記載の容
    器。
  15. 【請求項15】 自動販売機で取り扱われる有底有蓋の
    略円筒状の容器の端部に取り外し可能に装着される容器
    用カバー材であって、 前記容器の端部側面に対応する形状を有し、前記容器の
    フランジ部に係合可能となっているスカート部と、 前記スカート部から連続し、前記容器の上面または下面
    を被うカバー部とを備え、 前記カバー部には、前記スカート部との連続部よりも凸
    になっている凸部が形成されていることを特徴とする容
    器用カバー材。
  16. 【請求項16】 前記カバー部の凸部は、当該容器用カ
    バー材を前記容器に装着したときに、当該凸部の高さが
    前記容器の上端または下端から3mm以下となるように
    形成されていることを特徴とする請求項15に記載の容
    器用カバー材。
  17. 【請求項17】 自動販売機で取り扱われる有底有蓋の
    略円筒状の容器の端部に、請求項15または16に記載
    の容器用カバー材が装着されてなる容器。
  18. 【請求項18】 前記容器用カバー材と前記容器との間
    の空間に景品が収容されてなる請求項17に記載の容
    器。
  19. 【請求項19】 自動販売機で取り扱われる有底有蓋の
    略円筒状の容器の端部側面に対応する形状を有し、前記
    容器のフランジ部に係合可能となっているスカート部
    と、前記スカート部から連続し、前記容器の上面または
    下面を被うカバー部とを備えた容器用カバー材が装着さ
    れた容器であって、前記容器用カバー材と前記容器との
    間の空間に景品が収容されてなることを特徴とする容
    器。
  20. 【請求項20】 幅が、自動販売機で取り扱われる略円
    筒状の容器の内径より若干小さく設定されていることを
    特徴とするカード型光ディスク。
  21. 【請求項21】 記録形式がコンパクトディスクフォー
    マットであることを特徴とするカード型光ディスク。
  22. 【請求項22】 記憶容量が73MBであることを特徴
    とする請求項20または21に記載のカード型光ディス
    ク。
  23. 【請求項23】 請求項13もしくは14に記載の容器
    および/または請求項18もしくは19に記載の容器
    と、通常の商品容器とが収納されている自動販売機。
  24. 【請求項24】 自動販売機において、販売可能な商品
    のいずれかが選択されると、請求項13もしくは14に
    記載の容器または通常の商品容器のいずれかを排出する
    ことを特徴とする容器提供方法。
  25. 【請求項25】 自動販売機において、販売可能な商品
    のいずれかが選択されると、請求項18もしくは19に
    記載の容器または通常の商品容器のいずれかを排出する
    ことを特徴とする容器提供方法。
  26. 【請求項26】 自動販売機において、販売可能な商品
    のいずれかが選択されると、請求項13もしくは14に
    記載の容器、請求項18もしくは19に記載の容器、ま
    たは通常の商品容器のいずれかを排出することを特徴と
    する容器提供方法。
JP2001187179A 2001-06-20 2001-06-20 容器、容器用蓋、容器用カバー材、カード型光ディスク、自動販売機、ならびに容器の提供方法 Pending JP2003002330A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001187179A JP2003002330A (ja) 2001-06-20 2001-06-20 容器、容器用蓋、容器用カバー材、カード型光ディスク、自動販売機、ならびに容器の提供方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001187179A JP2003002330A (ja) 2001-06-20 2001-06-20 容器、容器用蓋、容器用カバー材、カード型光ディスク、自動販売機、ならびに容器の提供方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003002330A true JP2003002330A (ja) 2003-01-08

Family

ID=19026506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001187179A Pending JP2003002330A (ja) 2001-06-20 2001-06-20 容器、容器用蓋、容器用カバー材、カード型光ディスク、自動販売機、ならびに容器の提供方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003002330A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005107469A (ja) * 2003-09-08 2005-04-21 Dainippon Printing Co Ltd 缶用ラベル
JP3159519U (ja) * 2009-12-28 2010-05-27 日本コカ・コーラ株式会社 容器
JP3159776U (ja) * 2010-03-12 2010-06-03 日本コカ・コーラ株式会社 容器
CN101948033A (zh) * 2010-09-10 2011-01-19 中国计量科学研究院 一种砝码包装运送装置
JP2016501789A (ja) * 2012-11-29 2016-01-21 グアラ パック エッセ.ピー.アー.GUALA PACK S.p.A. おもちゃ装置を備えたキャップ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005107469A (ja) * 2003-09-08 2005-04-21 Dainippon Printing Co Ltd 缶用ラベル
JP4502178B2 (ja) * 2003-09-08 2010-07-14 大日本印刷株式会社 缶用ラベル
JP3159519U (ja) * 2009-12-28 2010-05-27 日本コカ・コーラ株式会社 容器
JP3159776U (ja) * 2010-03-12 2010-06-03 日本コカ・コーラ株式会社 容器
CN101948033A (zh) * 2010-09-10 2011-01-19 中国计量科学研究院 一种砝码包装运送装置
JP2016501789A (ja) * 2012-11-29 2016-01-21 グアラ パック エッセ.ピー.アー.GUALA PACK S.p.A. おもちゃ装置を備えたキャップ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5551559A (en) Media disk storage container with printed paperboard sheets
US5915550A (en) Case and tray for holding two media storage units
US4805769A (en) Compact disc security holder
US5285893A (en) Storage case for multiple compact discs and related printed material
US20050183974A1 (en) Package for electronic storage media
US5477961A (en) Storage container for digital media and associated materials
US20050205437A1 (en) Method and apparatus for merchandising dispensable products
WO2002007133A1 (en) Promotional system
US5476173A (en) Packaging construction
JP3531322B2 (ja) 記憶された又は記憶すべき高記録密度の情報を有する少なくとも1つのデイスク(コンパクトデイスク)を収容するカセット
US7097069B2 (en) Vendable prize delivery mechanism for local dispensing of promotional items
JP2003002330A (ja) 容器、容器用蓋、容器用カバー材、カード型光ディスク、自動販売機、ならびに容器の提供方法
US5082101A (en) Coin operated vending machine
CA2385152C (en) Carrier and dispenser device for planar items
KR102137790B1 (ko) 카트리지 공급장치를 이용한 카드전용 키오스크 판매기
AU2778800A (en) Media disk storage container with spine cover
JP2009102032A (ja) 販売用容器
JP3025185B2 (ja) 容器入り飲料の販売方法
KR200261772Y1 (ko) 자동판매기
JP2001291150A (ja) 自動販売機及び商品の販売方法
JP2017076381A (ja) 自動販売機および商品収容装置
JP2010108468A (ja) 自動販売機
JPH11191174A (ja) 自動販売機用飲料容器及び自動販売機の販売口構造
WO2000052685A1 (en) Business card in the form of a cd-rom
JP3985380B2 (ja) 自動販売機