JP2003001776A - 積層シート - Google Patents

積層シート

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JP2003001776A
JP2003001776A JP2001190485A JP2001190485A JP2003001776A JP 2003001776 A JP2003001776 A JP 2003001776A JP 2001190485 A JP2001190485 A JP 2001190485A JP 2001190485 A JP2001190485 A JP 2001190485A JP 2003001776 A JP2003001776 A JP 2003001776A
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sheet
laminated
ultraviolet
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thermoplastic polyester
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JP2001190485A
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Hiroyuki Ueno
裕之 上野
Katsumi Yamaguchi
勝己 山口
Minoru Fujishima
稔 藤島
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Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、優れた耐候性、断熱性、剛性及び
柔軟性を有する農業用シートに特に好適な積層シートを
提供する。 【解決手段】 本発明の積層シートAは、熱可塑性ポリ
エステル系樹脂発泡シート1の表面に、紫外線吸収能又
は紫外線遮断能を有する熱可塑性樹脂フィルム2が積層
一体化されてなるので、引張強度等の剛性及び柔軟性に
優れており、破損させることなく所望形状に変形させて
断熱材として種々の用途に使用することができ、更に、
熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡シート1の表面に紫外
線吸収能又は紫外線遮断能を有する熱可塑性樹脂フィル
ム2が積層一体化されて熱可塑性ポリエステル系樹脂発
泡シート1の紫外線による劣化が抑制されているので、
屋外において使用された場合にあっても、優れた柔軟
性、剛性及び断熱性を長期間に亘って発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた耐候性、断
熱性、剛性及び柔軟性を有し、特に農業用シートとして
使用するのに好適なシートに関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性ポリエステル系樹脂は、芳香族
ジカルボン酸と二価アルコールとの重縮合によって得ら
れる鎖状重合体である。そして、この熱可塑性ポリエス
テル系樹脂は、耐熱性、耐薬品性及び機械的強度に優れ
ていることから農業用シートに広く用いられている。
【0003】一方、従来から野菜等の促成栽培としてハ
ウス栽培やトンネル栽培が広く行われており、このよう
な栽培に農業用シートが汎用されている。具体的には、
合成樹脂材や金属パイプ等を組み合わせて形成された骨
組、或いは、畝に沿って一定間隔毎に配設された凸円弧
状骨材上に上記熱可塑性ポリエステル系樹脂からなる農
業用シートを張設し、この農業用シートで囲まれた空間
部において野菜等の促成栽培を行ったり、又は、長尺状
の農業用シートを畝に沿って被覆することにより畝の保
温或いは畝中の水分の蒸散を防止している。
【0004】しかしながら、上記熱可塑性ポリエステル
系樹脂は、周波数が350nm以下の紫外線を強く吸収
する性質を有することから、紫外線劣化による機能低下
が著しく、耐候性に劣り、農業用シートのように屋外で
用いる場合には、その劣化が著しいものであった。
【0005】そこで、上記熱可塑性ポリエステル系樹脂
からなる農業用シートの耐候性を向上させるべく、特公
昭57−6470号公報には、特定の化学構造を有する
紫外線吸収剤を添加してなるポリエチレンテレフタレー
トフィルムが開示され、又、特開平9−183199号
公報には、ポリエステルフィルムの少なくとも片面にベ
ンゾトリアゾール系モノマ共重合アクリル樹脂からなる
層が積層されてなる積層フィルムが開示されている。
【0006】一方、農業用シートには、例えば、ハウス
栽培やトンネル栽培における上記骨組或いは凸円弧状骨
材上に張設する時や畝に沿って被覆させる時のように、
使用にあたって引張り力が加わるので、農業用シートは
適度な剛性を必要とするとともに、骨組や凸円弧状骨材
に沿って張設させるために適度な柔軟性を必要とし、更
に、適度な断熱性も必要である。
【0007】しかしながら、上記特公昭57−6470
号及び特開平9−183199号公報に記載されたフィ
ルムに適度な柔軟性を付与しようとすると、フィルム厚
みを一定厚み以下に抑えなければならず、これではフィ
ルムに十分な断熱性を付与することができないといった
問題点が発生する一方、上記フィルムに十分な断熱性を
付与しようとするとフィルム厚みが厚くなりすぎて柔軟
性が低下してしまうといった別の問題点が生じるといっ
た問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決し、優れた耐候性、断熱性、剛性及び柔軟性を有
する農業用シートに特に好適な積層シートを提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の積層シートA
は、図1に示したように、熱可塑性ポリエステル系樹脂
発泡シート1の表面に、紫外線吸収能又は紫外線遮断能
を有する熱可塑性樹脂フィルム2が積層一体化されてな
る。
【0010】上記熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡シー
ト1を構成する熱可塑性ポリエステル系樹脂は、芳香族
ジカルボン酸と二価アルコール、即ち、ジオールとの重
縮合によって得られる鎖状重合体であり、上記芳香族ジ
カルボン酸としては、例えば、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルエ
ーテルジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン
酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸等が挙げられ、テ
レフタル酸が好ましい。
【0011】又、二価アルコ−ルとしては、例えば、エ
チレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメ
チレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ジエチ
レングリコール等が挙げられ、エチレングリコールが好
ましい。
【0012】そして、上記熱可塑性ポリエステル系樹脂
としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、
ポリブチレンナフタレート、ポリシクロヘキサンテレフ
タレート等が挙げられ、引っ張強度及び耐衝撃性等の剛
性の点からポリエチレンテレフタレ−トが好ましい。な
お、上記熱可塑性ポリエステル系樹脂は、単独で用いら
れても併用されてもよく、又、ポリエチレンテレフタレ
−トを用いる場合には、ペットボトルの回収品を用いて
もよい。
【0013】なお、上記熱可塑性ポリエステル系樹脂発
泡シート1の物性を損なわない範囲内において、上記芳
香族ジカルボン酸にトリメリト酸等のトリカルボン酸や
ピロメリト酸等のテトラカルボン酸を添加したり、或い
は、二価アルコールに、グリセリン等の三価アルコール
やペンタエリスリトール等の四価アルコールを添加して
もよい。
【0014】上記熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡シー
ト1の密度は、高いと、得られる積層シートの断熱性が
低下することがあり、又、低いと、熱可塑性ポリエステ
ル系樹脂発泡シートの連続気泡率が高くなり、得られる
積層シートの断熱性が低下するとともに剛性が低下する
ことがあるので、0.09〜0.90g/ccが好まし
い。
【0015】又、上記熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡
シート1の連続気泡率は、高いと、得られる積層シート
の断熱性及び剛性が低下することがあるので、45%以
下が好ましい。なお、上記熱可塑性ポリエステル系樹脂
発泡シート1の連続気泡率は、ASTM D−2856
に準拠し、1−1/2−1気圧法にて測定したものをい
う。
【0016】具体的には、熱可塑性ポリエステル系樹脂
発泡シートを一辺25mmの平面正方形状に切断し、こ
の切断片を厚み方向に複数枚重ね合わせて厚みが約25
mmの試験片を作製する。この要領で5個の試験片を作
製し、各試験片の連続気泡率を空気比較式比重計(東京
サイエンス社製 商品名「1000型」)を用いて、1
−1/2−1気圧法により測定し、その平均値を連続気
泡率とする。
【0017】更に、上記熱可塑性ポリエステル系樹脂発
泡シート1の熱伝導率は、高いと、得られる積層シート
の断熱性及び剛性が低下することがあるので、0.05
5W/mk以下が好ましい。なお、上記熱可塑性ポリエ
ステル系樹脂発泡シート1の熱伝導率は、JIS A1
412に準拠して平版熱流計法にて雰囲気温度20℃で
測定したものをいう。
【0018】従って、上記熱可塑性ポリエステル系樹脂
発泡シート1としては、密度が0.09〜0.90g/
ccで且つ連続気泡率が45%以下であって、更に、熱
伝導率が0.055W/mk以下の熱可塑性ポリエステ
ル系樹脂発泡シートが好ましく、密度が0.09〜0.
90g/ccで且つ連続気泡率が45%以下であって、
更に、熱伝導率が0.055W/mk以下のポリエチレ
ンテレフタレ−ト発泡シートがより好ましい。
【0019】又、上記熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡
シート1の表面(片面)、好ましくは、表裏面(両面)
に積層一体化される紫外線吸収能又は紫外線遮断能を有
する熱可塑性樹脂フィルム2としては、上記熱可塑性ポ
リエステル系樹脂発泡シート1に入射する紫外線を吸収
し或いは遮断して上記熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡
シート1が紫外線によって劣化するのを概ね防止するこ
とができるものであれば、特に限定されず、例えば、紫
外線吸収剤を含有する熱可塑性樹脂フィルム、表面に紫
外線吸収層が積層一体化されてなる熱可塑性樹脂フィル
ム、表面にアルミニウム等の金属を蒸着させてなる熱可
塑性樹脂フィルム等が挙げられる。
【0020】上記熱可塑性樹脂フィルム2を構成する熱
可塑性樹脂としては、特に限定されず、例えば、低密度
ポリエチレン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリ
エチレン、超低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、エチレン−α−オレフィン共重合体等のポリエチレ
ン系樹脂、ホモポリプロピレン、プロピレン−α−オレ
フィン共重合体等のポリプロピレン系樹脂等のポリオレ
フィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ
ブチレンナフタレート、ポリシクロヘキサンテレフタレ
ート等のポリエステル系樹脂、分子鎖にジフェニルアル
カンを有する芳香族ポリカーボネート等のポリカーボネ
ート系樹脂等が挙げられ、ポリエステル系樹脂、ポリオ
レフィン系樹脂が好ましく、ポリエステル系樹脂がより
好ましく、ポリエチレンテレフタレートが特に好まし
い。なお、上記α−オレフィンとしては、エチレン−α
−オレフィン共重合体の場合には、例えば、プロピレ
ン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オ
クテン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘプテン等が
挙げられ、プロピレン−α−オレフィン共重合体の場合
には、例えば、エチレン、1−ヘキセン、4−メチル−
1−ペンテン、1−オクテン、1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘプテン等が挙げられる。
【0021】又、上記熱可塑性樹脂フィルム中に含有さ
れ或いは熱可塑性樹脂フィルムの表面に積層一体化され
る紫外線吸収層に含まれる紫外線吸収剤としては、従来
から汎用のものが用いられ、例えば、サリチル酸系化合
物、シアノアクリレート系化合物、ベンゾフェノン系化
合物、2−〔2’−ヒドロキシ−3’−(3”,4”,
5”,6”−テトラヒドロフタルイミドメチル)−5’
−メチルフェニル〕ベンゾトリアゾール等のベンゾトリ
アゾール系化合物等が挙げられ、350nm以下の紫外
線吸収能に優れたベンゾトリアゾール系化合物が好まし
く、2−〔2’−ヒドロキシ−3’−(3”,4”,
5”,6”−テトラヒドロフタルイミドメチル)−5’
−メチルフェニル〕ベンゾトリアゾールがより好まし
い。
【0022】そして、上記紫外線吸収剤を含有する熱可
塑性樹脂フィルムにおける紫外線吸収剤の含有量として
は、多いと、押出時における熱可塑性樹脂の溶融粘度が
小さくなりすぎてフィルム状に製膜することができない
ことがあり、又、少ないと、熱可塑性樹脂フィルムの紫
外線吸収能が低下することがあるので、熱可塑性樹脂フ
ィルム中、0.05〜2重量%が好ましい。
【0023】更に、上記紫外線吸収剤を含有する熱可塑
性樹脂フィルムの製造方法としては、例えば、熱可塑性
樹脂及び紫外線吸収剤を押出機に供給してインフレーシ
ョンフィルム法やTダイ法等の押出成形法により製造す
る方法が挙げられる。
【0024】表面に紫外線吸収層が積層一体化されてな
る熱可塑性樹脂フィルムの製造方法としては、例えば、
グラビアロールコート法、リバースロールコート法、カ
ーテンロールコート法等の汎用の塗布方法を用いて熱可
塑性樹脂フィルムの表面に紫外線吸収剤を含有する薬液
を塗布する方法が挙げられる。
【0025】又、表面に金属を蒸着させてなる熱可塑性
樹脂フィルムの製造方法としては、例えば、真空蒸着法
やスパッター蒸着法等の蒸着法を用いて熱可塑性樹脂フ
ィルムの表面に金属被膜を積層一体化させる製造方法等
が挙げられる。なお、金属蒸着に先立って熱可塑性樹脂
フィルム表面にアンカーコートを設けたり或いは熱可塑
性樹脂フィルムの表面をコロナ放電処理しておけば、熱
可塑性樹脂フィルム表面に強固な金属被膜を形成するこ
とができ好ましい。
【0026】上記金属としては、例えば、アルミニウ
ム、金、銀、クロム、インコネル合金等が挙げられ、熱
可塑性樹脂フィルムへの蒸着が容易で且つ耐蝕性に優れ
ていることから、アルミニウムが好ましい。又、上記金
属被膜の厚みは、厚いと、得られる積層シートの柔軟性
が低下することがあり、又、薄いと、金属被膜の剛性が
低下することがあるので、200〜900Åが好まし
い。
【0027】更に、上記熱可塑性樹脂フィルム2の表面
を保護層により被覆してもよい。このように熱可塑性樹
脂フィルム2の表面を保護層により保護することによ
り、熱可塑性樹脂フィルム2自体又は熱可塑性樹脂フィ
ルム2に積層一体化させた金属被膜若しくは紫外線吸収
層の酸化を防止し、熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡シ
ートに対する紫外線の入射を確実に阻止して熱可塑性ポ
リエステル系樹脂発泡シートの紫外線劣化を防止し、積
層シートの耐候性を長期間に亘って良好に維持すること
ができる。
【0028】上記保護層としては、熱可塑性樹脂フィル
ム又は熱可塑性樹脂フィルムに積層一体化した金属被膜
若しくは紫外線吸収層の酸化を防止することができるも
のであれば、特に限定されず、例えば、低密度ポリエチ
レン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、超低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチ
レン−α−オレフィン共重合体等のポリエチレン系樹
脂、ホモポリプロピレン、プロピレン−α−オレフィン
共重合体等のポリプロピレン系樹脂等のポリオレフィン
系樹脂等が挙げられ、優れた耐候性を有することから高
密度ポリエチレンが好ましい。なお、α−オレフィンに
ついては、熱可塑性樹脂フィルムを構成するポリオレフ
ィン系樹脂の場合と同様であるのでその説明を省略す
る。
【0029】又、積層シートAを農業用シートとして用
いる場合には、上記熱可塑性樹脂フィルム2は一軸延伸
されていることが好ましい。ここで、農業用シートは、
上述の如く、例えば、図2に示したように、畝Cの保温
や畝C中の水分の蒸散を防止するために、幅方向に凸円
弧状に湾曲させた状態にして畝C上に被覆させて用いら
れたり、或いは、トンネル栽培のように畝に沿って一定
間隔毎に配設された凸円弧状骨材上に幅方向に凸円弧状
に湾曲させた状態にして被覆させて用いられたりという
ようにシート幅方向に凸円弧状に湾曲させて用いられる
ことが多い。
【0030】そして、上記積層シートAは、一軸延伸さ
れた熱可塑性樹脂フィルム2に起因して、熱可塑性樹脂
フィルム2の延伸方向に直交する方向の曲げ変形に対し
ては腰が強くこの方向を支軸点にしては湾曲させ難い反
面、熱可塑性樹脂フィルム2の延伸方向に平行する方向
の曲げ変形に対してはそれ程の腰はなく、この延伸方向
の所望部位を支軸点として上述したように軸方向に容易
に湾曲できる。
【0031】従って、積層シートAを長尺状とし、この
積層シートAの熱可塑性樹脂フィルム2を一軸延伸し、
この熱可塑性樹脂フィルム2の延伸方向を積層シートA
の長さ方向に合致させておけば、積層シートAを所定長
さだけ巻き出した上で幅方向に凸円弧状に湾曲させると
いった簡単な作業だけでもって、積層シートAを幅方向
に凸円弧状に確実に湾曲させることができ、その凸円弧
状湾曲部を積層シートAの長さ方向に連続的に形成する
ことができる。よって、積層シートAを凸円弧状に湾曲
させた状態にして畝上や凸円弧状骨材上に簡単に且つ確
実に被覆させて農作業の効率化を図ることができる。
【0032】次に、上記積層シートAの製造方法につい
て説明する。上記積層シートAの熱可塑性ポリエステル
系樹脂発泡シートの製造方法としては、従来から汎用さ
れている発泡シートの製造方法を用いることができ、例
えば、熱可塑性ポリエステル系樹脂及び発泡剤を押出
機に供給して溶融混練し、押出機の先端に取付けられた
サーキュラーダイから円筒状に熱可塑性ポリエステル系
樹脂発泡体を押出発泡し、続いて、上記熱可塑性ポリエ
ステル系樹脂発泡体を円筒状マンドレルにて拡径させて
大径の円筒状に成形した後、この円筒状の熱可塑性ポリ
エステル系樹脂発泡体の一部を内外面間に亘って切り裂
いて切開することによってシート状に開く熱可塑性ポリ
エステル系樹脂発泡シートの製造方法、熱可塑性ポリ
エステル系樹脂及び発泡剤を押出機に供給して溶融混練
し、押出機の先端に取付けられたTダイから熱可塑性ポ
リエステル系樹脂発泡シートを押出す熱可塑性ポリエス
テル系樹脂発泡シートの製造方法等が挙げられる。な
お、上記発泡剤としては、発泡体の製造に汎用されてい
るものであれば、特に限定されず、アゾジカルボンアミ
ド、ヒドラドジカルボンアミド等の化学発泡剤の他、ブ
タン、イソペンタン等の物理発泡剤の何れであってもよ
い。
【0033】そして、上記熱可塑性ポリエステル系樹脂
発泡シートの表面(片面)或いは表裏面(両面)に、紫
外線吸収能又は紫外線遮断能を有する熱可塑性樹脂フィ
ルムを積層一体化する方法としては、汎用の方法が用い
られ、例えば、上記熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡シ
ートの表面(片面)或いは表裏面(両面)に上記熱可塑
性樹脂フィルムを熱融着させて積層一体化する方法、上
記熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡シートの表面(片
面)或いは表裏面(両面)に上記熱可塑性樹脂フィルム
を接着剤層を介して積層一体化させる方法等が挙げられ
る。
【0034】又、上記では、上記熱可塑性ポリエステル
系樹脂発泡シート1及び上記熱可塑性樹脂フィルム2の
夫々を予め製造しておき、熱可塑性ポリエステル系樹脂
発泡シート1の表面(片面)或いは表裏面(両面)に上
記熱可塑性樹脂フィルム2を積層一体化させる方法を説
明したが、二つの押出機を用意し、一の押出機に熱可塑
性ポリエステル系樹脂及び発泡剤を供給する一方、他の
押出機に熱可塑性樹脂及び紫外線吸収剤を供給し、これ
ら二つの押出機を合流金型に連結させて共押出しすると
ともに、合流金型に接続したサーキュラーダイから紫外
線吸収剤を含有する熱可塑性樹脂フィルムが内外面の何
れかに積層一体化された円筒状の熱可塑性ポリエステル
系樹脂発泡体を押出発泡し、続いて、上記熱可塑性ポリ
エステル系樹脂発泡体を円筒状マンドレルにて拡径して
大径の円筒状に成形した後、この円筒状の熱可塑性ポリ
エステル系樹脂発泡体の一部を内外面間に亘って切り裂
いて切開することによってシート状に開く積層シートの
製造方法であってもよい。
【0035】続いて、上記積層シートAの使用要領につ
いて説明する。ここでは、積層シートAとして、熱可塑
性樹脂フィルム2を一軸延伸するとともに、熱可塑性樹
脂フィルム2の延伸方向をシートの長さ方向に合致させ
てなる一定幅を有する長尺帯状の積層シートを例に挙
げ、この積層シートAを農業用シートBとして用い、こ
の農業用シートBを用いて畝を保温する場合の要領につ
いて説明する。
【0036】上記農業用シートBを用いて畝を被覆し畝
を保温するには、巻回状態の長尺帯状の農業用シートB
から所定長さだけ農業用シートを巻き出す。そして、農
業用シートBをその熱可塑性樹脂フィルム2が上側とな
った状態とした上で、農業用シートBの左右端部、即
ち、幅方向の両端部を夫々を把持し、この農業用シート
Bの幅方向の中央部に対してその左右端部を下方に向か
って移動させることにより農業用シートBを凸円弧状に
湾曲させる。
【0037】すると、上記農業用シートBは、柔軟な熱
可塑性ポリエステル系樹脂発泡シート1の一面に柔軟な
薄い熱可塑性樹脂フィルム2が積層一体化されていると
ともに、上記熱可塑性樹脂フィルム2は農業用シートB
の長さ方向に一軸延伸されていることから、幅方向の中
央部の一軸延伸部を支軸点として幅方向に凸円弧状に簡
単に湾曲する。
【0038】そして、上記凸円弧状の農業用シートBを
畝C上に重ね合わせた後、農業用シートBの両端部に土
を載せて農業用シートBの両端部を固定することによっ
て、農業用シートBによって畝Cを簡単に且つ確実に被
覆することができる(図2参照)。
【0039】この状態においては、上記農業用シートB
は、その一部が熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡シート
からなるので優れた断熱性を有し、畝を確実に保温して
植物の育成を促進させることができる。なお、上記農業
用シートBの幅方向の中央部には植物を植生するための
開口部B1、B1・・・がシートBの長さ方向に所定間隔毎
にシートBの表裏面間に亘って貫設されている。
【0040】又、上記熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡
シート1は、その表面(外面)に紫外線吸収能又は紫外
線遮断能を有する熱可塑性樹脂フィルム2が積層一体化
されて完全に被覆された状態となっているので、熱可塑
性ポリエステル系樹脂発泡シート1に紫外線は殆ど入射
しない。従って、熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡シー
ト1は、紫外線による劣化を殆ど受けることはなく長期
間に亘って優れた断熱性を保持する。
【0041】
【作用】本発明の積層シートは、熱可塑性ポリエステル
系樹脂発泡シートの表面に、紫外線吸収能又は紫外線遮
断能を有する熱可塑性樹脂フィルムが積層一体化されて
なるので、断熱性に優れている。
【0042】そして、上記積層シートの熱可塑性ポリエ
ステル系樹脂発泡シートが柔軟性を有するとともに引張
強度等の剛性にも優れていることから、上記積層シート
は、破損することなく所望形状に容易に変形させること
ができ、種々の用途、特に農業用シートとして好適に用
いることができる。
【0043】更に、上記積層シートの熱可塑性ポリエス
テル系樹脂発泡シートの表面には、紫外線吸収能又は紫
外線遮断能を有する熱可塑性樹脂フィルムが積層一体化
されており、熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡シートに
紫外線が入射するのを概ね防止しており、よって、熱可
塑性ポリエステル系樹脂発泡シートが紫外線によって劣
化し、断熱性や柔軟性等が低下するといったことはな
く、屋外で用いた場合にあっても上記優れた性能を長期
間に亘って維持する。
【0044】
【実施例】(実施例1)図3に示したように、一段目の
口径65mmの二軸押出機3と二段目の口径65mmの
単軸押出機4とを接続管5を介して連結してなるタンデ
ム押出機を用い、ペットボトルの回収フレーク(極限粘
度=0.70、8mmメッシュパス品)100重量部、
四フッ化エチレン樹脂粉末(旭ガラス社製 商品名「フ
ルオン169J」)0.01重量部、架橋剤として無水
ピロメリト酸0.5重量部及び架橋助剤として炭酸ソー
ダ0.1重量部からなる樹脂組成物を予め配合装置で均
一に混合した上で上記二軸押出機3に供給し溶融混練し
た。なお、上記二軸押出機3のシリンダー温度を240
〜285℃に維持するとともに、二軸押出機3のシリン
ダーに設けられたベント口(図示せず)から余分な水分
及び揮発成分を除去した。
【0045】続いて、上記一段目の二軸押出機3で溶融
混練された樹脂組成物を275℃に維持された接続管5
を通じて二段目の単軸押出機4に供給して更に溶融混練
するとともに、上記単軸押出機4のシリンダ途中の供給
口(図示せず)から発泡剤としてブタン0.7重量部を
供給した。なお、上記単軸押出機4のシリンダー温度を
265〜275℃に維持した。
【0046】そして、上記単軸押出機4の先端部に一体
的に取付けた口径105mmのサーキュラー金型6から
上記樹脂組成物を大気中に円筒状に押出発泡させた後、
直径269mmで且つ長さが950mmの表面温度が2
5℃に維持された円筒状マンドレル7にて拡径させて大
径の円筒状に成形し、円筒状のポリエチレンテレフタレ
ート発泡体を作製した。
【0047】続いて、上記円筒状のポリエチレンテレフ
タレート発泡体の一部をその内外面間に亘ってカッター
8を用いて切り裂くことによってシート状に開いてポリ
エチレンテレフタレート発泡シート1を作製し巻き取っ
た。なお、ポリエチレンテレフタレート発泡シート1
は、その密度が0.30g/ccであり且つ連続気泡率
が12.3%であり、更に、その熱伝導率は0.032
W/mkであった。
【0048】一方、表面に厚さ500Åのアルミニウム
被膜が蒸着され且つ裏面にエチレン−酢酸ビニル共重合
体からなる厚さ40μmの接着剤層が積層一体化されて
いるとともに長さ方向に4倍に一軸延伸されてなる全体
の厚さが53μmの長尺状ポリエチレンテレフタレート
フィルム2(2a、2b)を用意した。又、上記アルミニウ
ム被膜表面には、厚み17μmの高密度ポリエチレンか
らなる保護層が積層一体化されていた。
【0049】そして、図4に示したように、上記長尺状
のポリエチレンテレフタレート発泡シート1を巻き出
し、表面温度が70℃の予備加熱ロール9、9にて予備
加熱した後、上記ポリエチレンテレフタレート発泡シー
ト1と上記ポリエチレンテレフタレートフィルム2aとを
該ポリエチレンテレフタレートフィルム2の接着剤層が
内側となるように重ね合わせた状態にして表面温度20
0℃の加熱ロール10a とこれに対向するロール11a との
間に連続的に供給し、上記ポリエチレンテレフタレート
発泡シート1の表面にポリエチレンテレフタレートフィ
ルム2aを接着剤層を介して積層一体化させて複合シート
12を作製し、続いて、この複合シート12におけるポリエ
チレンテレフタレート発泡シート1の裏面側にポリエチ
レンテレフタレートフィルム2bをその接着剤層が内側と
なるように重ね合わせた状態にして、複合シート12とポ
リエチレンテレフタレートフィルム2bとを表面温度20
0℃の加熱ロール10b とこれに対向するロール11b との
間に連続的に供給し、複合シート12におけるポリエチレ
ンテレフタレート発泡シート1の裏面にポリエチレンテ
レフタレートフィルム2bを接着剤層を介して積層一体化
させて積層シートAを得た。なお、上記加熱ロール10a
、10b 間及び上記加熱ロール10b の下流側の夫々に
は、表面温度が25℃の一対の冷却ロール13a 、13a 、
13b 、13b が配設されている。
【0050】(実施例2)ポリエチレンテレフタレート
発泡シート1の表面(片面)にのみポリエチレンテレフ
タレートフィルム2を積層一体化したこと以外は実施例
1と同様にして積層シートAを作製した。
【0051】(実施例3)ポリエチレンテレフタレート
フィルムとして、表面に2−〔2’−ヒドロキシ−3’
−(3”,4”,5”,6”−テトラヒドロフタルイミ
ドメチル)−5’−メチルフェニル〕ベンゾトリアゾー
ルを0.5重量%含有してなる高密度ポリエチレンから
なる厚さ20μmの紫外線吸収層が積層一体化されてい
るとともに裏面にエチレン−酢酸ビニル共重合体からな
る厚さ40μmの接着剤層が積層一体化されてなる全体
の厚さが75μmのポリエチレンテレフタレートフィル
ムを用いたこと以外は、実施例1と同様にして積層シー
トを得た。
【0052】上記の如くして得られた積層シートの耐候
性を下記に示した方法により測定し、その結果を表1に
示した。
【0053】(耐候性)積層シートをJIS K625
1−1993に準拠したダンベル1号にて打ち抜いて引
張試験片を3個、作製した。この引張試験片を温度が4
3℃で且つ湿度が30%である恒温槽内に載置し、紫外
線照射機(スガ試験機社製 商品名「サンシャインスー
パーロングライフウェザーメーターWEL−SUM−H
C・B型」)を用いて、各引張試験片にポリエチレンテ
レフタレートフィルム側から紫外線を30時間、60時
間、120時間照射した。
【0054】しかる後、テンシロン万能試験機(オリエ
ンテック社製 商品名「UCT−10T」)を用いて、
チャック間隔70mm、引張速度50mm/min、雰
囲気温度23℃にて引張試験片の幅方向の引張強度を測
定した。
【0055】一方、引張試験片への紫外線照射前に各引
張試験片の引張強度を上記と同様の要領で測定してお
き、各紫外線照射時間後における引張試験片の引張強度
の紫外線照射前における各引張試験片の引張強度に対す
る百分率を算出し、耐候性の指標とした。
【0056】なお、比較例として、ポリエチレンテレフ
タレートフィルムを全く積層していないポリエチレンテ
レフタレート発泡シートについても上記と同様の要領で
耐候性を測定した。
【0057】
【表1】
【0058】
【発明の効果】請求項1に記載の積層シートは、熱可塑
性ポリエステル系樹脂発泡シートの表面に、紫外線吸収
能又は紫外線遮断能を有する熱可塑性樹脂フィルムが積
層一体化されてなることを特徴とするので、引張強度等
の剛性及び柔軟性に優れており、破損させることなく所
望形状に変形させて断熱材として農業用途等、種々の用
途に使用することができる。
【0059】しかも、上記熱可塑性ポリエステル系樹脂
発泡シートは、その表面に紫外線吸収能又は紫外線遮断
能を有する熱可塑性樹脂フィルムが積層一体化されて紫
外線の入射が抑制され、紫外線による劣化が抑制されて
いるので、屋外において使用された場合にあっても、優
れた柔軟性、剛性及び断熱性を長期間に亘って発揮す
る。
【0060】又、請求項2に記載の積層シートは、請求
項1に記載の積層シートにおいて、熱可塑性樹脂フィル
ムの表面に金属を蒸着することにより紫外線遮断能を付
与しているので、熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡シー
トへの紫外線の入射を完全に防止して紫外線による劣化
を確実に防止することができ、屋外の使用においても長
期間に亘って優れた柔軟性、剛性及び断熱性を維持する
ことができる。
【0061】更に、請求項3に記載の積層シートは、請
求項2に記載の積層シートにおいて、金属表面に保護層
を一体的に設けていることを特徴とするので、熱可塑性
樹脂フィルム表面の金属面の酸化劣化を防止して、熱可
塑性ポリエステル系樹脂発泡シートに紫外線が入射して
熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡シートが劣化するのを
確実に抑制することができる。従って、紫外線の照射が
強い環境下においても、積層シートは、優れた柔軟性、
剛性及び断熱性を長期間に亘って確実に持続することが
できる。
【0062】最後に、請求項4に記載の積層シートは、
長尺状の熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡シートの表面
に、紫外線吸収能或いは紫外線遮断能を有し且つシート
の長さ方向に一軸延伸された熱可塑性樹脂フィルムが積
層一体化されてなることを特徴とするので、優れた柔軟
性、剛性及び断熱性を有しており、農業用シートとして
用いられた場合、畝を保温する時や促成栽培に使用する
時にも破損することなく所望形状に簡単に変形させて用
いることができる。
【0063】そして、一般に農業用シートは凸円弧状に
湾曲させて用いられることが多いところ、上記積層シー
トによれば、その熱可塑性樹脂フィルムは一軸延伸さ
れ、その延伸方向に直交する方向を支軸点にしての湾曲
は行い難い反面、延伸方向を支軸点にしての湾曲は比較
的容易に行い得るので、上記積層シートをその幅方向に
凸円弧状に湾曲させ、この凸円弧状湾曲部をシートの長
さ方向に連続的に形成することができ、農業用途に円滑
に用いて農作業の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層シートを示した縦断面図である。
【図2】本発明の積層シートを農業用シートとして用い
た場合の使用状態の一例を示した斜視図である。
【図3】熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡シートの製造
装置を示した模試図である。
【図4】本発明の積層シートの製造装置を示した模試図
である。
【符号の説明】
1 熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡シート 2 熱可塑性樹脂フィルム A 積層シート B 農業用シート
フロントページの続き Fターム(参考) 2B024 DB01 EA01 2B029 EB03 EB14 EC02 EC03 EC05 EC09 EC14 4F100 AB01C AK01B AK05 AK18 AK41A AK68G AR00D BA02 BA03 BA04 BA07 BA10A BA10D CA02 CA07B DE01 DJ01A EC18 EH17 EH66C EJ02 EJ37B GB01 JB16A JB16B JD09B JJ02 JK01 JK17 JL09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡シート
    の表面に、紫外線吸収能又は紫外線遮断能を有する熱可
    塑性樹脂フィルムが積層一体化されてなることを特徴と
    する積層シート。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂フィルムの表面に金属を蒸
    着することにより紫外線遮断能を付与していることを特
    徴とする請求項1に記載の積層シート。
  3. 【請求項3】 金属表面に保護層を一体的に設けている
    ことを特徴とする請求項2に記載の積層シート。
  4. 【請求項4】 長尺状の熱可塑性ポリエステル系樹脂発
    泡シートの表面に、紫外線吸収能或いは紫外線遮断能を
    有し且つシートの長さ方向に一軸延伸された熱可塑性樹
    脂フィルムが積層一体化されてなることを特徴とする積
    層シート。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011229407A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 C I Kasei Co Ltd 農業用ポリオレフィン系樹脂フィルムおよびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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