JP2003001236A - 有害汚染物質の除去処理剤および除去処理方法 - Google Patents

有害汚染物質の除去処理剤および除去処理方法

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JP2003001236A JP2001185478A JP2001185478A JP2003001236A JP 2003001236 A JP2003001236 A JP 2003001236A JP 2001185478 A JP2001185478 A JP 2001185478A JP 2001185478 A JP2001185478 A JP 2001185478A JP 2003001236 A JP2003001236 A JP 2003001236A
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soil
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平暉 勝部
Hatsuo Koyaizu
初男 小柳津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】広範囲な汚染土壌等から有害汚染物質を除去す
るのに有効な除去処理剤を安価に提供する。 【解決手段】汚染土壌や汚染焼却灰中の有害汚染物質を
除去するための除去処理剤であって、水分子クラスター
を細分化処理してなる高浸透性水と、同高浸透性水に混
在する高炭素質で高多孔質の微粉末状の活性炭を主要構
成成分とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土壌や焼却灰等を
汚染している有害汚染物質を除去するための除去処理
剤、および、土壌や焼却灰等から有害汚染物質を除去す
るための除去処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、工場や塵焼却施設の近辺、工場や
塵焼却施設の跡地では、工場や塵焼却施設から漏洩、飛
散したPCB(ポリ塩化ビフェニル類)、PCDD(ダ
イオキシン類)等有害汚染物質による土壌、残存する焼
却灰、地下水等の汚染が大きな問題になっており、有害
汚染物質を除去する有効な除去処理方法の開発が要請さ
れている。現在、有害汚染物質を除去する除去処理方法
として種々の方法が提案されていて、かなりの成果をあ
げている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、有害汚
染物質を除去する除去処理方法としては、有害汚染物質
により汚染された土壌、焼却灰、地下水等が広範囲にわ
たることから、広範囲な汚染区域を簡単な手段で安価に
除去処理できる方法が要請されているが、このような簡
単かつ安価で有効な除去処理方法は未だ開発されてはい
ないのが実状である。従って、本発明の目的は、簡単か
つ安価で、特に、広範囲な汚染区域において有効な除去
処理方法、および、当該除去処理方法にとって極めて有
効な除去処理剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、有害汚染物質
の除去処理剤および除去処理方法に関するもので、本発
明に係る有害汚染物質の除去処理剤は、水分子クラスタ
ーを細分化処理してなる高浸透性水と、同高浸透性水に
混在する高炭素質で高多孔質の微粉末状の活性炭を主要
構成成分とすることを特徴とするものであり、また、本
発明に係る有害汚染物質の除去処理方法は、当該除去処
理剤を使用して土壌または焼却灰中に含まれる有害汚染
物質を除去することを特徴とするものである。
【0005】本発明に係る有害汚染物質の除去処理剤に
おいては、前記高浸透性水と前記活性炭の混合比率は
5:10〜100:30の範囲にあること、前記高浸透
性水は、強磁場処理された水に炭素数2〜4のカルビノ
ールが35wt%〜55wt%混合する水溶液を被処理
液とし、同被処理液中の水分子クラスターを細分化処理
および融合処理して調製されるものであること、前記活
性炭は、炭素化率が90%以上、比表面積が1000m
2/g以上、pHが9.0〜11.0である高炭素質で
高多孔質の活性炭であること等が好ましい。
【0006】本発明に係る有害汚染物質の除去処理剤に
おいては、除去処理の対象とする有害汚染物質は、土壌
または焼却灰を汚染している各種の有害化学物質であ
り、例えば、汚染土壌、焼却灰中のポリ塩化ビフェニー
ル類、ダイオキシン類、重金属類、その他の有機系また
は無機系物質である。
【0007】本発明に係る有害汚染物質の除去処理方法
では、本発明に係る上記した除去処理剤を、汚染されて
いる土壌層または焼却灰層上に散布するか、土壌または
焼却灰に混ぜ合わせる方法を採用する。当該除去処理剤
を汚染されている土壌層または焼却灰層上に散布する方
法を採る場合には、当該除去処理剤を散布された土壌層
または焼却灰層上に水を散布するようにすることが好ま
しい。
【0008】
【発明の作用・効果】本発明に係る有害汚染物質の除去
処理剤は、水分子クラスターを細分化処理してなる高浸
透性水と、同高浸透性水に混在する高炭素質で高多孔質
の微粉末状の活性炭を主要構成成分とするものである。
【0009】当該高浸透性水は、本発明の発明者の一人
が開発して特願2001−146519号出願にて提案
している機能性水であって、pHが7.0〜7.5の範
囲で、比重が0.95〜0.97の範囲にあって、不燃
性で添加物に対して特別な化学反応を示さないものであ
る。当該高浸透性水は、土壌、木材、石材、プラスチッ
ク、その他の固体材料に対する浸透性が極めて高いもの
であるが、さらには、各種の液体や微粉末状の固体を、
木材、土壌層、セラミック材、プラスチック材、石材等
の内部に誘導する物質誘導作用を有することを確認して
いる。
【0010】一方、高炭素質で高多孔質の微粉末状の活
性炭(活性炭の微粉末)は、炭素化率が90%以上、比
表面積が1000m2/g以上、pHが9.0〜11.
0である高炭素質で高多孔質の活性炭であって、一般の
活性炭に比較して、高い炭素化率、高い比表面積で、特
異なpH領域を有し、内部構造的には、無数の微細な細
孔が連続した内部構造を呈しているものである。当該活
性炭は、各種物質に対する吸着機能が極めて高いもので
あるが、内部構造的には、水分子クラスターの最小分子
集団を通過させる機能を有し、また、物理特性的には、
電磁場域を形成してその周囲から自由電子(−e)を誘
導し、陽イオン(+e)を排除する機能を有し、かつ、
特定周波数の輻射波を大量に発生させる機能を有するも
のと推測される。
【0011】従って、本発明に係る有害汚染物質の除去
処理剤によれば、当該高浸透性水は、その高浸透作用と
当該活性炭の内部構造的な作用とが相まって、当該活性
炭の微粉末を土壌層や焼却灰層中へ誘導して、土壌層や
焼却灰層内に広く分散させるとともに深く浸透させる。
一方、土壌層や焼却灰層中に広くかつ深く分散した当該
活性炭の微粉末は、その内部構造的かつ物理特性的作用
により、土壌層や焼却灰層中に含まれる有害汚染物質を
大量に取込み、取込んだ有害汚染物質を分解または変性
して無害な物質にする。このことは、換言すれば、土壌
層や焼却灰層中に広く分散している有害汚染物質を効果
的に除去することになる。
【0012】当該除去処理剤においては、これらの機能
が有効に作用して土壌層や焼却灰層を広範囲に汚染する
大量の有害汚染物質を迅速かつ効果的に変性することに
より、土壌や焼却灰中の有害汚染物質を除去することが
できる。
【0013】また、当該除去処理剤を、汚染されている
土壌や焼却灰に混ぜ合わせた場合にも同様であって、当
該除去処理剤を構成する当該活性炭の微粉末は高浸透性
水の作用により土壌や焼却灰内で広く分散して、土壌層
や焼却灰層中に含まれる有害汚染物質を大量に取込み、
取込んだ有害汚染物質を分解または変性して無害な物質
にする。
【0014】しかして、当該除去処理剤は、高浸透性水
と高炭素質で高多孔質の微粉末状の活性炭から実質的に
構成されているもので、当該高浸透性水および当該活性
炭は安価に製造することができるものであって、当該除
去処理剤はさほど高価なものではないことから、当該除
去処理剤の大量の使用が可能である。
【0015】本発明に係る有害汚染物質の除去処理方法
は、当該除去処理剤を使用することを主要とするもの
で、当該除去処理剤を、汚染されている土壌層または焼
却灰層上に散布するか、汚染されている土壌または焼却
灰に混ぜ合わせる方法を採用するものである。
【0016】一般に、活性炭の微粉末は、土壌改良剤の
一種として土壌層上に散布して施される場合があるが、
この場合には、散布している途中で風等により飛散する
割合が高くて、土壌層に対して効率よく分散させること
ができない。また、散布された土壌改良剤は、土壌層上
に留まって土壌層中に浸透することが皆無または皆無に
近く、土壌中に広く分散させるためには、広範囲の土壌
を掘り起こして、掘り起こした土壌と活性炭の微粉末と
を十分に混ぜ合わせる必要がある。
【0017】しかしながら、本発明に係る防除処理剤を
構成する活性炭の微粉末は、高浸透性水を伴っているた
め、当該除去処理剤を汚染されている土壌層または焼却
灰層上に散布しても、強風の場合以外には、散布の途
中、風により飛散するようなことはほとんどなく、か
つ、散布後の活性炭の微粉末は、当該高浸透性水の物質
誘導作用により土壌層や焼却灰層中に浸透して広くかつ
深く分散して、有害汚染物質に対して分解、変質等の機
能を発揮して、大量の有害汚染物質を除去すべく機能す
る。
【0018】この場合、当該除去処理剤を散布された土
壌層や焼却灰層上に、さらに、水を適宜散布すれば、す
でに散布されて土壌層や焼却灰層中に存在する高浸透性
水の物質誘導作用により、散布された水は迅速に土壌層
や焼却灰層中に浸透し、この際、土壌層や焼却灰層中の
当該活性炭の微粉末を伴ってさらに深く浸透させて、分
散する範囲をさらに拡大させる。
【0019】なお、本発明に係る防除処理剤を土壌や焼
却灰の混ぜ合わせる手段を採用する場合にも同様であっ
て、土壌や焼却灰中に適宜混在する当該活性炭の微粉末
は、土壌や焼却灰中に存在する高浸透性水の誘導作用に
より分散されて、分散する範囲を拡大する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、有害汚染物質の除去処
理剤、および、当該除去処理剤を使用した有害汚染物質
の除去処理方法である。有害汚染物質の除去処理剤は、
高浸透性水と、当該高浸透性水に混在する高炭素質で高
多孔質の活性炭の微粉末を主要構成成分とするものであ
る。
【0021】当該除去処理剤を構成する高浸透性水は、
水分子クラスターを細分化処理してなるもので、実際に
は、細分化処理された細分化状態の水分子クラスター
を、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のカ
ルビノールに融合させて安定化したものである。
【0022】当該高浸透性水を調製する一例を示すなら
ば、強磁場処理された純水、精製水、一般水等に炭素数
2〜4のカルビノールを35wt%〜55wt%混合し
てなる水溶液を被処理液とし、当該被処理液を噴霧状態
で10℃以下の温度で撹拌することにより、当該被処理
液中の水分子クラスターを細分化し、その後、細分化状
態の水分子クラスターを80℃〜83℃の範囲の温度
で、カルビノール分子と融合させる。これにより、細分
化状態の水分子クラスターが長期間安定に維持される高
浸透性水が調製される。当該高浸透性水は、細分化状態
の水分子クラスターに起因する高浸透作用を有している
とともに、各種の液体や微粉末状の固体を土壌層や、焼
却灰層等へ誘導する物質誘導作用を有している。
【0023】図1は、当該高浸透性水を製造する装置を
概略的に示すもので、当該高浸透性水は、構成成分とし
て、純水、高度に精製された精製水、水道水等の一般水
(水道水で可)と、カルビノールであるエチルアルコー
ル(工業用アルコールで可)、イソプロピルアルコール
(工業用アルコールで可)とを採用して、図1に示す製
造装置を使用することにより製造することができる。
【0024】図1に示す製造装置は水として精製水を採
用するもので、水処理装置11、精製水貯留タンク1
2、精製水処理装置13、アルコール貯留タンク14、
水分子クラスターの細分化装置15、水分子クラスター
の融合装置16、機能性水貯留タンク17(高浸透性水
の貯留タンク)を備えている。これらの装置および貯留
タンクは、各供給管路11a〜16aを介して連結され
ているとともに、各供給管路11a〜16aには供給ポ
ンプが介装されている。
【0025】水処理装置11は、活性炭物質および医療
用濾過繊維からなる複合濾過システムを内蔵しているも
ので、供給される一般水道水を濾過して精製度が98%
またはそれ以上の精製度に処理する。精製された精製水
は、供給管路11aを通して精製水貯留タンク12に供
給される。なお、水処理装置11においては、必要によ
り、複合濾過システムをイオン交換樹脂を有するイオン
交換システムに置換することができ、これにより、精製
水を純水またはこれに近似する高い純度の精製水に調製
することができる。
【0026】精製水処理装置13は、精製水貯留タンク
12から供給される精製水を、強磁場領域を通過させる
ことにより強磁場処理して細分化装置15に供給するも
ので、強磁場領域を形成するための活性炭を内蔵してい
る。活性炭は、埋設されている磁石の作用で、精製水処
理装置13内に強磁場領域を形成し、活性炭層を通過す
る精製水中の水分子クラスターの回転に変化を生じさせ
て、次工程である細分化工程での水分子クラスターの細
分化機能を高め、かつ、次々工程である水分子クラスタ
ーとアルコール分子との結合化機能を高める。
【0027】細分化装置15は、精製水処理装置13を
通過して供給される強磁場処理済みの精製水と、アルコ
ール貯留タンク14から供給されるアルコールを混合撹
拌して、水分子クラスターを細分化するもので、精製水
およびアルコールを供給する各供給管路13a,14a
が接続する噴射ノズル、およびモータ駆動する撹拌機を
内蔵している。細分化装置15においては、精製水およ
びアルコールが所定の比率、例えば精製水に対してアル
コールが35wt%〜55wt%の範囲の適宜の比率で
噴射ノズルに供給され、噴射ノズルから両成分が噴霧状
態で同時に細分化装置15内に供給される。噴霧状態で
供給された精製水およびアルコールは、撹拌機の駆動に
より均一に混合されるとともに、水分子クラスターが細
分化される。
【0028】当該製造装置においては、細分化装置15
の容量が150Lに設定されていて、精製水およびアル
コールの設定された全量が供給された時点から10分
間、撹拌機を1000回/分の回転数で駆動して水分子
クラスターの細分化処理を行って、処理液が100Lに
なるようにしている。
【0029】融合装置16は、細分化装置15から供給
される処理液を加熱撹拌して細分化された水分子クラス
ターとアルコール分子の融合を図るもので、電熱ヒータ
およびモータ駆動する撹拌機を内蔵している。細分化装
置15から供給管路15aを通して供給された処理液
は、融合装置16内にて撹拌状態で加熱されて、水分子
クラスターとアルコール分子が融合する。かかる融合で
は、細分化された水分子クラスターがアルコール分子を
取込み、水分子クラスターはこの状態で細分化状態を長
期間安定に維持する形態を採る。
【0030】当該製造装置においては、融合装置16の
容量が150Lに設定されていて、撹拌機を500回/
分の回転数で駆動して82℃〜105℃の範囲で加熱す
ることにより、供給された処理液の融合を図るようにな
っている。融合装置15の運転では、好ましくは、処理
液が融合温度(80℃〜83℃)に達した時点、また
は、その後所定時間(数10秒)経た時点で撹拌および
加熱を停止し、処理液を自然冷却するようにする。
【0031】これにより、融合装置16内で高浸透性水
が調製され、調製された高浸透性水は供給管路16aを
通して機能性水貯留タンク17に供給されて貯留され
る。機能性水貯留タンク17内に貯留される高浸透性水
は、必要時には流出管路17aを通して採取される。
【0032】本発明に係る除去処理剤を構成する高炭素
質で高多孔質の活性炭は、炭素化率が90%以上、比表
面積が1000m2/g以上、pHが9.0〜11.0
である高炭素質で高多孔質の活性炭である。当該活性炭
は、例えば、ヤシ殻とオガ粉を使用して、通常のヤシ殻
炭を製造する炭化工程で燻炭を生成し、当該燻炭を真空
状態で数時間で熱処理することにより生成される。この
場合、熱処理温度を1000℃〜1300℃の範囲で適
宜制御することにより、炭素化率が90%〜96%、比
表面積が1000m2/g以上のものが調製される。当
該活性炭は、好ましくは比表面積が1200m2/g以
上であって、熱処理温度を適宜制御することにより、比
表面積が2000m2/gまでの任意の比表面積のもの
を調製することができる。
【0033】当該除去処理剤を構成する高浸透性水と高
炭素質で高多孔質の活性炭の微粉末の割合は、汚染され
ている土壌や焼却灰の汚染度や、土壌や焼却灰に対する
浸透状態に応じて適宜設定される。これら両者の容量に
割合は、5:10〜100:30の範囲である。
【0034】当該活性炭は、一般の活性炭に比較して、
高炭素化率、高比表面積で、特異なpH領域を有し、内
部構造的には、無数の微細な細孔が連続した内部構造を
呈しているものであり、各種物質に対する吸着機能が極
めて高いものであるが、内部構造的には、水分子クラス
ターの最小分子集団を通過させる機能を有し、また、物
理特性的には、電磁場域を形成してその周囲から自由電
子(−e)を誘導し、陽イオン(+e)を排除する機能
を有し、かつ、特定周波数の輻射波を大量に発生させる
機能を有するものと推測される。
【0035】従って、当該除去処理剤においては、当該
高浸透性水は、その高浸透作用と当該活性炭の内部構造
的な作用とが相まって、当該活性炭の微粉末を土壌や焼
却灰内に誘導して、広く分散させるとともに深く浸透さ
せる。一方、土壌や焼却灰内で広くかつ深く分散した当
該活性炭の微粉末は、その内部構造的かつ物理特性的作
用により、土壌や焼却灰内に広く分散している有害汚染
物質を大量に取込み、取込んだ有害汚染物質を分解また
は変性して無害な物質に変換する。
【0036】土壌や焼却灰中の有害汚染物質としては、
ポリ塩化ビフェニル類(PCB)、ダイオキシン類(P
CDD)、その他の有機塩素系化合物であるジクロロメ
タン、ジクロロエタン、四塩化炭素、トリクロロエタ
ン、テトラクロロエチレン、ジクロロプロパン、有機燐
化合物、シアン化合物、カドミウム、鉛、砒素、水銀等
を挙げることができる。当該除去処理剤は、これらの有
害汚染物質に対して有効に作用する。
【0037】当該除去処理剤を使用する有害汚染物質の
第1の除去処理方法は、当該除去処理剤を、汚染されて
いる土壌層または焼却灰層上に散布する方法であり、第
2の除去処理方法は、汚染されている土壌層を掘り起し
て、この土壌群に当該除去処理剤を散布して混ぜ合わせ
るか、または、汚染されている焼却灰を集めてこの焼却
灰群に当該除去処理剤を散布して混ぜ合わせる方法であ
る。
【0038】上記した第1の除去処理方法においては、
当該除去処理剤を野外で土壌層や焼却灰層上に散布する
手段を採るが、当該防除処理剤を構成する活性炭の微粉
末は高浸透性水を伴っているため、強風以外では、当該
除去処理剤は散布の途中に風により飛散するようなこと
はほとんどなく、かつ、散布後の活性炭の微粉末は、当
該高浸透性水の物質誘導作用により、土壌層や焼却灰層
内に浸透して広くかつ深く分散して、広く分散している
大量の有害汚染物質に対して吸着、分解、変質等の機能
を発揮して、大量の有害汚染物質を吸着、分解、変性等
してこれを除去すべく機能する。
【0039】この場合、当該除去処理剤を散布された土
壌層や焼却灰層上に、さらに、水を適宜散布することが
好ましい。当該除去処理剤を散布された土壌層や焼却灰
層上に水を散布すれば、すでに散布されて土壌層や焼却
灰層中に浸透している高浸透性水は、散布された水を誘
導して迅速に土壌層や焼却灰層中に浸透させ、同時に、
土壌層や焼却灰層内の当該活性炭の微粉末をさらに深く
広く分散させて、分散する範囲をさらに拡大させる。
【0040】また、上記した第2の除去処理方法におい
ては、当該除去処理剤を野外や屋内で、掘り起こした土
壌群や集積された焼却灰群に散布して混ぜ合わせる手段
を採るが、この場合においても、当該除去処理剤を構成
する活性炭の微粉末は高浸透性水を伴っているため、当
該活性炭が風やその他に原因で飛散するようなことはほ
とんどなく、かつ、混ぜ合わされた活性炭の微粉末は、
当該高浸透性水の誘導作用により土壌群や焼却灰群内に
浸透して広く分散し、有害汚染物質に対して吸着、分
解、変性等の機能を発揮して、土壌群や焼却灰群内に大
量に分散している有害汚染物質を除去すべく機能する。
【0041】
【実施例1】本実施例では、本発明に係る除去処理剤を
構成する高炭素質で高多孔質の活性炭の各種の有害汚染
物質に対する除去作用を確認する実験を試みた。本実験
では、活性炭である供試剤として、炭素化率が95%、
比表面積が1500m2/g、pHが9.5である高炭
素質で高多孔質の活性炭を採用した。また、除去処理す
るための供試体としては、汚染された畑土(供試体
1)、焼却灰を埋め立てた汚染された土壌(供試体
2)、汚染された排水(供試体3)、工場内の汚染され
た土壌(供試体4)、他の工場内の汚染された土壌(供
試体5)を採用した。
【0042】供試体1は、六価クロムを含有するもの
で、1kgの供試体1に水1Lと供試剤33ccを添加
して、20分間緩やかに撹拌して除去処理した後、No
5c濾紙で濾過し、得られた濾過液中の六価クロムを測
定した。測定は、環境庁告示第13号に告示された方法
によって行った。
【0043】供試体2は、砒素、鉛、カドミウム、水
銀、クロム、シアン化合物を含有するもので、供試体1
と同様に除去処理して濾過し、得られた濾過液中の各成
分を測定した。測定は、砒素につてはDDTC−Ag吸
光光度法によって、鉛およびカドミウムについては原子
吸光法によって、水銀については還元気化原子吸光法に
よって、全クロムについてはジフェニルカルバジド吸光
光度法によって、シアン化合物についてはピリジン−ピ
ラゾロン吸光光度法によって行った。
【0044】供試体3はPCBを含有するもので、35
0ccの供試体3に供試剤40ccを添加し、緩やかに
撹拌して、1時間、2時間、および、3時間除去処理し
た後に、各除去処理後の液中のPCBを測定した。測定
は、JIS K0102(昭和46年環境庁告示第59
号)によって行った。
【0045】供試体4はトリクロロエチレン、テトラク
ロロエチレンを含有しているもので、350ccの供試
体4に水200ccと供試剤40ccを添加した混合物
を、環境庁告示第46号溶出試験に付して、溶出液中の
上記した各成分を測定した。測定は、JIS K012
5 5.2(ヘッドスペース−ガスクロマトグラフ質量
分析法)によって行った。
【0046】供試体5はベンゼンを含有しているもの
で、100ccの供試体5に水50ccと供試剤3gを
添加した混合物を、環境庁告示第46号溶出試験に付し
て、溶出液中のベンゼンを測定した。測定は、JIS
K0125 5.2(ヘッドスペース−ガスクロマトグ
ラフ質量分析法)によって行った。
【0047】これらの実験で採用した各供試体の有害汚
染物質による汚染濃度、および、供試剤による除去処理
後の有害汚染物質による汚染濃度を表1に示す。但し、
表1において、汚染物質の欄中の「シアン」はシアン化
合物を意味し、「PCB(1)、PCB(2)、PCB(3)」
はPCB(ポリ塩化ビフェニル類)に対する処理時間が
1時間、2時間および3時間であることを意味し、「TC
エチレン」はトリクロロエチレン、「TeCエチレン」は
テトラクロロエチレンをそれぞれ意味する。また、汚染
濃度の処理後の欄中の「ND」は検出下限未満を意味
し、「0.0005mg/L〉」は、0.0005mg/L未満を
意味する。
【0048】
【表1】
【0049】本実験で使用した供試剤である活性炭は、
本発明に係る除去処理剤を構成する活性炭であるが、表
1を参照すると、当該活性炭は、土壌汚染や地下水汚染
の原因である各種の重金属、無機化合物、PCB、各種
の有機系溶剤に対する捕捉作用、分解作用、変性作用が
極めて高いことが確認される。従って、当該活性炭は、
汚染されている土壌、汚染されている焼却灰、汚染され
ている地下水中の汚染物質を除去処理するのに極めて有
効であるものと判断される。
【0050】
【実施例2】本実施例では、本発明に係る除去処理剤を
使用して、PCBで汚染されている土壌層内のPCBに
対する除去作用を確認する実験を試みた。本実験では、
高浸透性水と高炭素質で高多孔質の活性炭の微粉末を適
宜の割合で配合した複数種類の除去処理剤を供試剤とし
て採用した。各供試剤を構成する活性炭は、炭素化率が
95%、比表面積が1500m2/g、pHが9.5で
ある高炭素質で高多孔質の活性炭である。また、各供試
剤を構成する高浸透性水は、炭素数が2〜4のカルビト
ールと水を構成成分とするもので、細分化状態にある水
分子クラスターがカルビトールと融合して安定した状態
にあり、pHが7.0〜7.5の範囲、比重が0.95
〜0.97の範囲で、不燃性で添加物に対して特別な化
学反応を示さないものである。
【0051】除去処理するための供試体は、PCBを使
用して人工的に調製した汚染土壌であって、汚染度が1
ppm以下〜1000ppm以下の範囲のものであり、
各汚染土壌を縦、横1mで高さが任意の立方形状の枠体
に充填して、縦、横、高さが1mの立方形状の汚染土壌
層を複数個形成した。形成された供試体上に各供試剤を
散布し、さらに、水道水を供試剤と同容量だけ散布して
30分間放置して、供試剤が供試体内に十分に浸透した
状態を確認する。30分放置した後、各供試体ともに、
一供試体の任意の部位10カ所からサンプルを採取し、
これらを均一に混合してPCBの測定用試料とした。P
CBの測定は、ガスクロマトグラフ法(底質調査方法I
I15)によって行った。
【0052】本実験では、PCBが検出下限未満になる
まで捕捉、分解、変性されて除去される時点での、除去
処理前の汚染土壌中のPCBの量(汚染濃度)と除去処
理剤の組成の関係を検討した。その結果を表2に示す。
【0053】但し、表2において、供試剤の組成比(P
W:NC)中のPWは本発明に係る除去処理剤を構成す
る高浸透性水を意味し、NCは本発明に係る除去処理剤
を構成する高炭素質で高多孔質の活性炭を意味する。ま
た、散布量比は、汚染土壌に対する供試剤(除去処理
剤)の散布量比を意味する。また、必要散布量(to
n)は、実際の最小の処理規模に近い状態(汚染土壌1
00m3)を想定した場合の除去処理剤の必要な散布量
(重量)を意味する。
【0054】
【表2】
【0055】表2を参照すると、本発明に係る除去処理
剤は、PCBに汚染された土壌からPCBを捕捉し、分
解し、変性する作用が極めて高いことが確認される。従
って、当該除去処理剤は、PCBで汚染されている土壌
からPCBを除去処理するために極めて有効であるもの
と判断される。この場合、当該除去処理剤として、土壌
の汚染度に応じて適宜の組成比の除去処理剤を調製する
ことにより、少ない量の除去処理剤で大量の汚染土壌の
処理を行うことができる。
【0056】
【実施例3】本実施例では、本発明に係る除去処理剤を
使用して、ダイオキシン類で汚染されている焼却灰層内
のダイオキシン類に対する除去作用を確認する実験を試
みた。本実験では、高浸透性水と、高炭素質で高多孔質
の活性炭の微粉末を2:1の割合で混合して調製した除
去処理剤を供試剤として採用した。供試剤を構成する活
性炭および浸透性水は、実施例2で使用した活性炭およ
び浸透性水と同じものである。
【0057】除去処理するための供試体は、ダイオキシ
ン類で汚染している焼却灰を集めて、汚染された焼却灰
を縦、横1mで高さが任意の立方形状の枠体に充填した
もので、縦、横、高さが1mの立方形状の汚染された焼
却灰層である。本実験では、形成された供試体上に各供
試剤を100L均等に散布し、供試剤が供試体内に十分
に浸透した状態になるまで30分間放置した。30分放
置した後、供試体の任意の部位10カ所からサンプルを
採取し、これらを均一に混合してダイオキシン類を測定
するための測定用試料とした。ダイオキシン類の測定
は、クロマトグラフの測定法によって行った。得られた
結果を表3、表4、表5および表6に示す。
【0058】但し、表3において、ジベンゾフランにお
けるTeCDFは2,3,7,8−TeCDF、PeC
DF(1)は1,2,3,7,8−PeCDF、PeCD
F(2)は2,3,4,7,8−PeCDF、HxCDF
(1)は1,2,3,4,7,8−HxCDF、HxCD
F(2)は1,2,3,6,7,8−HxCDF、HxC
DF(3)は1,2,3,7,8,9−HxCDF、 Hx
CDF(4)は2,3,4,6,7,8−HxCDF、 H
pCDF(1)は1,2,3,4,6,7,8−HpCD
F、HpCDF(2)は1,2,3,4,7,8,9−H
pCDF、PCDFsは2,3,7,8−PCDFsを
意味する。
【0059】また、表4において、ダイオキシンにおけ
るTeCDDは2,3,7,8−TeCDD、PeCD
Dは1,2,3,7,8−PeCDD、HxCDD(1)
は1,2,3,4,7,8−HxCDD、HxCDD
(2)は1,2,3,6,7,8−HxCDD、HxCD
D(3)は1,2,3,7,8,9−HxCDD、HpC
DDは1,2,3,4,6,7,8−HpCDD、PC
DDsは2,3,7,8−PCDDsを意味する。
【0060】また、表3および表4において、TEQ値
は、2,3,7,8−TCDDに換算した毒性等価値を
意味する。
【0061】
【表3】
【0062】
【表4】
【0063】
【表5】
【0064】
【表6】
【0065】これの各表を参照すると、毒性評価の対象
となっている2,3,7,8−塩素置換ジベンゾフラン
(2,3,7,8−PCDFs)の実測濃度は、1g当
たり55480pgから813pgに減少していて、そ
の分解率は98.5%となっている。また、毒性等価量
(TEQ)でも、3804pg−TEQ/gから73.
5pg−TEQ/gに減少していて、その分解率は9
8.1%となっている。一方、2,3,7,8−塩素置
換ダイオキシン(2,3,7,8−PCDDs)も同様
な結果であって、その実測濃度は、1g当たり1119
10pgから1442pgに減少していて、その分解率
は98.7%となっている。また、毒性等価量(TE
Q)でも4257pg−TEQ/gから71.3pg−
TEQ/gに減少していて、その分解率は98.3%と
なっている。
【0066】2,3,7,8−塩素置換体以外の異性体
も含めた全異性体の濃度、すなわち、同族体濃度の分解
率は、ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDFs)で96.
1%〜98.8%、総濃度で97.5%となっている。
また、ダイオキシン(PCDDs)でも同様な分解率に
なっており、この分解率は上記した2,3,7,8−塩
素置換体のものとほぼ近似していることから、2,3,
7,8−塩素置換体と他の異性体はほぼ同様に分解され
ているものと推測される。このように、本発明に係る除
去処理剤は、焼却灰層内のダイオキシン類に対する除去
作用が極めてよくて、極めて有効な除去処理剤であるこ
とが確認される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る除去処理剤を構成する高浸透性水
を調製するための製造装置の一例を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
11…水処理装置、12…精製水貯留タンク、13…精
製水処理装置、14…アルコール貯留タンク、15…細
分化装置、16…融合装置、17…機能性水貯留タン
ク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C01B 31/08 (72)発明者 小柳津 初男 静岡県掛川市下垂木2190−41 有限会社シ オン内 Fターム(参考) 2E191 BA13 BA15 BB01 BC01 BD11 4D004 AA36 AA41 AB06 AC07 CA34 CC03 CC11 CC15 DA03 DA10 DA20 4D061 DA03 DB06 EA17 FA13 FA20 4G046 HA01 HB05 HC02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水分子クラスターを細分化処理してなる高
    浸透性水と、同高浸透性水に混在する高炭素質で高多孔
    質の微粉末状の活性炭を主要構成成分とすることを特徴
    とする有害汚染物質の除去処理剤。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の有害汚染物質の除去処理
    剤において、前記高浸透性水と前記活性炭の混合比率は
    5:10〜100:30の範囲にあることを特徴とする
    有害汚染物質の除去処理剤。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の有害汚染物質の
    除去処理剤において、前記高浸透性水は、強磁場処理さ
    れた水に炭素数2〜4のカルビノールが35wt%〜5
    5wt%混合する水溶液を被処理液とし、同被処理液中
    の水分子クラスターを細分化処理および融合処理して調
    製されるものであることを特徴とする有害汚染物質の除
    去処理剤。
  4. 【請求項4】請求項1または2に記載の有害汚染物質の
    除去処理剤において、前記活性炭は、炭素化率が90%
    以上、比表面積が1000m2/g以上、pHが9.0
    〜11.0である高炭素質で高多孔質の活性炭であるこ
    とを特徴とする有害汚染物質の除去処理剤。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4に記載の有害汚
    染物質の除去処理剤において、除去処理の対象とする有
    害汚染物質は、土壌または焼却灰を汚染している有害化
    学物質であることを特徴とする有害汚染物質の除去処理
    剤。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3または4に記載の有害汚
    染物質の除去処理剤において、除去処理の対象とする有
    害汚染物質は汚染土壌または焼却灰中のポリ塩化ビフェ
    ニール類またはダイオキシン類であることを特徴とする
    有害汚染物質の除去処理剤。
  7. 【請求項7】請求項1,2,3,4,5または6に記載
    の有害汚染物質の除去処理剤を使用して土壌または焼却
    灰中に含まれる有害汚染物質を除去する方法であり、当
    該除去処理剤を汚染されている土壌層または焼却灰層上
    に散布することを特徴とする有害汚染物質の除去処理方
    法。
  8. 【請求項8】請求項1,2,3,4,5または6に記載
    の有害汚染物質の除去処理剤を使用して土壌または焼却
    灰中に含まれる有害汚染物質を除去する方法であり、当
    該除去処理剤を汚染されている土壌層または焼却灰層上
    に散布した後、当該除去処理剤を散布された土壌層また
    は焼却灰層上に水を散布することを特徴とする有害汚染
    物質の除去処理方法。
  9. 【請求項9】請求項1,2,3,4,5または6に記載
    の有害汚染物質の除去処理剤を使用して土壌または焼却
    灰中に含まれる有害汚染物質を除去する方法であり、当
    該除去処理剤を汚染されている土壌または焼却灰に混ぜ
    合わせることを特徴とする有害汚染物質の除去処理方
    法。
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