JP2003001047A - 除湿デバイスと前記除湿デバイスを使用した冷風発生装置 - Google Patents

除湿デバイスと前記除湿デバイスを使用した冷風発生装置

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JP2003001047A JP2001187701A JP2001187701A JP2003001047A JP 2003001047 A JP2003001047 A JP 2003001047A JP 2001187701 A JP2001187701 A JP 2001187701A JP 2001187701 A JP2001187701 A JP 2001187701A JP 2003001047 A JP2003001047 A JP 2003001047A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の構成のものは、吸湿性ハニカムを回転
させているために、機器のサイズが大きくなるという課
題を有している。 【解決手段】 液移動できるように保持された吸湿体4
を2つの送風回路に区分けして、一方を除湿回路7、他
方を再生回路14に配置するとともに、結露水を加湿す
ることで除湿空気と、冷風を発生できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低湿度の空気を供
給することによって室内を除湿したり、あるいは衣類を
乾燥したりする除湿デバイスや、部分的な冷房が可能で
省エネルギーに寄与できる可搬型の除湿・冷風発生デバ
イスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の除湿デバイスとして、従来、冷
却方式のものと吸着方式のものが使用されている。冷却
方式のものは、圧縮方式とも呼ばれており、コンプレッ
サーを用いたヒートポンプの蒸発器によって、空気をそ
の露点温度以下に冷却して結露水を除去して除湿する構
成となっている。この構成のものは、約20〜30℃付
近の中温の空気を除湿する場合に有効なものである。す
なわち、低温・低湿時や50℃以上の高温時には、サイ
クル動作が厳しくなり、実質的に除湿は困難となるもの
である。またこの構成のものは、金属製のコンプレッサ
ーや、蒸発器、凝縮器を搭載しているため、重量が重
く、かつ運転音が大きいという欠点を有するものであ
る。
【0003】また吸着方式のものは、ゼオライトやシリ
カゲル等の吸着材を担持したハニカムを用いて、空気中
の湿気を吸着材により吸着して除湿する構成となってい
るものである。この構成のものは、繰り返し使用するた
めには、湿気を吸着した吸着材を再生する、すなわち、
吸着した湿気を脱着する必要がある。再生には2通りあ
り、湿気を吸着する吸湿過程と再生過程を交互に繰り返
すバッチ式と、厚肉円盤状のハニカムを回転させて、そ
の一部を加熱して再生する連続式とがある。バッチ式、
連続式のいずれを選択するかは、用途、コスト、サイ
ズ、等により決定される。床下乾燥機にはバッチ式が、
衣類乾燥や屋内の除湿に使用する除湿機には連続式のも
のが実用化されている。
【0004】図5は、前記除湿機の構成を示す断面図で
ある。この構成のものは、厚肉円盤状のゼオライトが担
持されたセラミック製の吸湿性ハニカム57を、ベルト
58及びモータ59により回転させながら、送風ファン
60を運転して、室内の空気66を送風する構成として
いるものである。つまり、この送風によって室内の空気
66が吸湿性ハニカム57を通過するときに、前記空気
中の水分が吸湿性ハニカム57に吸着されて乾燥するも
のである。こうして乾燥した空気67を、再び室内に送
風するようにして、室内の除湿が進行するものである。
【0005】このとき、吸湿性ハニカム57が吸着した
水分量が飽和に達する前に、この構成のものは、吸湿性
ハニカム57を再生している。すなわち、加熱器61と
ファン62と吸湿性ハニカム57の一部と空冷熱交換器
63とからなる再生回路64を使用している。室内の空
気は、空冷熱交換器63を通過して再生回路64内の高
温・高湿の空気を冷却した後に、吸湿性ハニカム57を
通過する。なお、吸湿性ハニカム57は、アルミナある
いはシリカ等の無機繊維から構成したセラミックペーパ
ーの平らなものと波状に付形したものとを無機質バイン
ダーで接着して形成したハニカム骨格を有し、このハニ
カム骨格にゾルの状態でゼオライトやシリカゲル等の吸
着材を坦持した後に焼結して構成している。
【0006】この構成によって、吸湿性ハニカム57の
一部には、加熱器61によって加熱された空気が、ファ
ン62による送風によって接触している。従って、この
部分が吸着していた水分は脱着されて水蒸気となる。こ
の水蒸気は、空冷熱交換器63内で冷却される。冷却に
よって生じた結露水は、配管64から除湿水回収容器6
5に案内される。
【0007】このとき、前記しているように、吸湿性ハ
ニカム57が駆動モータ59によって回転駆動されてい
るため、前記吸湿性ハニカム57の再生部分は時系列的
に変化し、円盤状の吸湿性ハニカムの全体が再生される
ものである。
【0008】また、従来使用されている冷房装置には、
コンプレッサーを用いたヒートポンプ(エアコン)や、
ペルチェ素子を用いた電子冷凍装置や、水の気化熱を利
用した冷風扇、吸着材を用いたデシカント冷房装置等が
ある。
【0009】エアコンは室内全体を冷房する場合に適し
ており、個別対応の冷風発生デバイスとしてはあまり普
及していないのが現状である。その理由として、使い勝
手の点で解決すべき課題が多いことが考えられる。すな
わち、地球温暖化やオゾン層破壊の恐れのあるフロンを
使用している点や、コンプレッサーを搭載しているため
に、音や振動が大きく、重量が重いという点がある。ま
たエアコンから発生する冷風は、低湿度となっており肌
や喉が乾燥するもので、人体に悪影響を与えるという問
題も有している。
【0010】ペルチェ素子を用いた電子冷凍装置は、価
格が高い、また大きさや重量等の面で問題を有している
ものである。
【0011】また、冷風扇は、水の気化熱を利用して空
気に加湿することで冷風を得るものであるが、夏場は湿
度がもともと高いために、加湿量が低下して満足すべき
冷風感を得ることができない。また、必要以上の加湿は
かびなどの発生を助長する等の問題を有している。
【0012】また、デシカント冷房の場合には、ゼオラ
イトやシリカゲルなどの吸着材が担持されたハニカムロ
ーターを主要部品として使用しており、これを回転させ
る構成としているものである。このため、機器サイズが
大きくなるという問題を有している。
【0013】近年、地球環境問題が大いに叫ばれてお
り、省エネルギー性に優れ、人にも優しい個別対応の冷
風発生デバイスの登場が熱望されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の除
湿デバイスは、ゼオライトやシリカゲル等の吸着材の再
生に高温を必要としており、再生に要するエネルギーが
大きいという課題を有している。
【0015】また、用いた吸着材は、低湿度雰囲気での
除湿能力が高い反面、吸着材の自重の30%程度しか水
分を吸着することができない、つまり吸着容量が小さい
ため、バッチ式としたときには、頻繁に吸湿と再生を繰
り返す必要があり、機器に及ぼす熱的ストレスが大き
く、信頼性が十分ではないという課題を有するものとな
る。
【0016】また、連続式の構成としたときには、吸湿
性ハニカムを回転させているために、機器のサイズが大
きくなるとともに、吸湿と再生のバランスをとった最適
な吸湿性ハニカムの回転速度を設定する必要があった。
従って、低湿度並びに高湿度空気を除湿するいずれの場
合にも除湿量はほぼ一定となるものである。高湿度空気
を除湿するためには、さらに吸湿性ハニカムのサイズを
大きくして、再生に要するエネルギーを高める必要があ
るが、実用上サイズの限界があるという課題を有してい
る。
【0017】また、冷風扇やデシカント冷房は、水の気
化熱を利用しているため、湿気を含んだ冷風を発生する
ことができる。これは、人体にはやさしい冷風といえ
る。とくに、デシカント冷房は、一旦除湿して得た除湿
空気を室外空気で冷却したのちに加湿するため、屋内で
使用する場合に湿度上昇が無く、また、室内空気の湿度
が高い場合にも十分な冷風が得られる点で優れている。
【0018】しかしながら、デシカント冷房の場合に
は、前述したようなサイズの点や、除湿空気の冷却を室
外空気で行うために、持ち運びができないという点や、
個別には使用できないという課題を有しているものであ
る。
【0019】また冷風扇の場合には、前記したように、
夏場には満足すべき冷風感を得ることができない、ある
いは、必要以上の加湿が行われたときには、かびなどの
発生を助長することになり、屋内の使用には不向きであ
るという課題を有している。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、通気性を有
し、通気された空気中の水分を吸着し、吸着した水分が
移動できる吸湿体と、前記吸湿体を少なくとも2つの送
風回路に区分する仕切り板と、前記区分された一方の送
風回路を除湿回路としこの除湿回路に送風する送風ファ
ンと、他方の区分された送風回路を再生回路とし、この
再生回路に加熱空気を送風する送風ファン及び加熱手段
と、前記除湿回路の入り口の室内空気で再生回路を構成
する吸湿体の出口の空気を冷却する結露用熱交換器と、
除湿回路を構成する吸湿体の出口の空気を再生回路の入
り口の空気で冷却する冷却用熱交換器とを構成要件とし
て有している除湿デバイスとしている。
【0021】送風された室内の空気は、除湿回路を構成
する吸湿体を通過するときに吸湿体によって水分が吸着
され、乾燥空気となって室内に吹き出される。このと
き、吸着された水分は、再生回路を構成する吸湿体に移
動し、再生回路を流れる熱風によって再び水蒸気とな
る。
【0022】この水蒸気を含んだ高湿の空気は、結路用
熱交換器に入って外気によって冷却され、結露水が生ず
ることによって除湿される。
【0023】また、除湿回路を出た除湿空気は冷却用熱
交換器に入って室内の空気によって冷却され、温度上昇
の少ない除湿空気となって室内に送風される。
【0024】こうして、吸湿体を回転させることなく静
止させた状態で連続的に除湿と再生を行うことができ
る。また、再生に要する熱エネルギーも少なくて済み、
吸着容量も大きくとれ、小型の装置に構成できる。さら
に、再生回路の吸湿体出口空気を除湿回路入り口空気で
冷却することにより室内空気中の湿気を結露水として除
去できるとともに、除湿回路の吸湿体出口空気を再生回
路入り口空気で冷却する構成としているので、温度上昇
の少ない除湿空気とすることができる。
【0025】また、結露水の気化熱を利用して周囲を冷
房するものであり、この加湿に必要な水は除湿空気から
自己補給でき、水の補給が不要で、無駄な加湿のない冷
風発生デバイスともできるものである。
【0026】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、通気
性を有し、通気された空気中の水分を吸着し、吸着した
水分が移動できる吸湿体と、前記吸湿体を少なくとも2
つの送風回路に区分する仕切り板と、前記区分された一
方の送風回路を除湿回路としこの除湿回路に送風する送
風ファンと、他方の区分された送風回路を再生回路と
し、この再生回路に加熱空気を送風する送風ファン及び
加熱手段と、前記除湿回路の入り口の室内空気で再生回
路を構成する吸湿体の出口の空気を冷却する結露用熱交
換器と、除湿回路を構成する吸湿体の出口の空気を再生
回路の入り口の空気で冷却する冷却用熱交換器とを構成
要件として有している除湿デバイスとしている。
【0027】送風された室内の空気は、除湿回路を構成
する吸湿体を通過するときに吸湿体によって水分が吸着
され、乾燥空気となって室内に吹き出される。このと
き、吸着された水分は、再生回路を構成する吸湿体に移
動し、再生回路を流れる熱風によって再び水蒸気とな
る。
【0028】この水蒸気を含んだ高湿の空気は、結路用
熱交換器に入って外気によって冷却され、結露水が生ず
ることによって除湿される。
【0029】また、除湿回路を出た除湿空気は冷却用熱
交換器に入って室内の空気によって冷却され、温度上昇
の少ない除湿空気となって室内に送風される。
【0030】こうして、吸湿体を回転させることなく静
止させた状態で連続的に除湿と再生を行うことができ
る。また、再生に要する熱エネルギーも少なくて済み、
吸着容量も大きくとれ、小型の装置に構成できる。さら
に、再生回路の吸湿体出口空気を除湿回路入り口空気で
冷却することにより室内空気中の湿気を結露水として除
去できるとともに、除湿回路の吸湿体出口空気を再生回
路入り口空気で冷却する構成としているので、温度上昇
の少ない除湿空気とすることができる。
【0031】また、結露水の気化熱を利用して周囲を冷
房するものであり、この加湿に必要な水は除湿空気から
自己補給でき、水の補給が不要で、無駄な加湿のない冷
風発生デバイスともできるものである。送風された室内
の空気は、除湿回路を構成する吸湿体を通過するときに
吸湿体によって水分が吸着され、乾燥空気となって室内
に吹き出される。このとき、吸着された水分は、再生回
路を構成する吸湿体に移動し、再生回路を流れる熱風に
よって再び水蒸気となる。
【0032】この水蒸気を含んだ高湿の空気は、結路用
熱交換器に入って外気によって冷却され、結露水が生ず
ることによって除湿される。
【0033】また、除湿回路を出た除湿空気は冷却用熱
交換器に入って室内の空気によって冷却され、温度上昇
の少ない除湿空気となって室内に送風される。
【0034】こうして、吸湿体を回転させることなく静
止させた状態で連続的に除湿と再生を行うことができ
る。また、再生に要する熱エネルギーも少なくて済み、
吸着容量も大きくとれ、小型の装置に構成できる。さら
に、再生回路の吸湿体出口空気を除湿回路入り口空気で
冷却することにより室内空気中の湿気を結露水として除
去できるとともに、除湿回路の吸湿体出口空気を再生回
路入り口空気で冷却する構成としているので、温度上昇
の少ない除湿空気とすることができる。
【0035】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載した構成に加え、吸湿体は、通気性及び吸液性を有す
る坦持体と、この担持体に担持した吸水性樹脂と吸湿性
を有する無機塩類とを有する構成の除湿デバイスとして
いる。
【0036】吸水性樹脂と吸湿性を有する無機塩類を担
持させた吸湿体を使用することによって、吸湿保持でき
る水分の量を従来のものより多量とでき、また、吸湿し
た水分の気化が小さいエネルギーで効率的に行え、しか
も簡単な構成で装置を小型に形成できるものとなる。
【0037】請求項3に記載した発明は、請求項2に記
載した構成に加え、吸湿体は、少なくとも一部を透湿性
と防水性を兼ね備えたシートで被覆した構成の除湿デバ
イスとしている。
【0038】吸湿体を透湿性と防水性シートを兼ね備え
たシートで覆うようにしているため、吸湿して生じた無
機塩類の水溶液が一部に偏り、その部位で一時的に吸水
性樹脂及び坦持体を合わせた吸液量を越えた場合でも、
無機塩類の水溶液の溢流を防止できる。また、吸湿体と
それを収納するケーシング材料との接触を回避でき、ケ
ーシング材料の信頼性を高めることができる。
【0039】請求項4に記載した発明は、請求項1から
3のいずれか1項に記載した構成に加え、結露用熱交換
器は、直交ハニカムで構成した除湿デバイスとしてい
る。
【0040】結露用熱交換器を直交ハニカムで構成する
ことによって、簡単な構成で効率的に高湿となった再生
空気から除湿ができ、この除湿水を利用して冷房ができ
る除湿デバイスとしている。
【0041】請求項5に記載した発明は、請求項1から
4のいずれか1項に記載した構成に加え、冷却用熱交換
器は直交ハニカムで構成した除湿デバイスとしている。
【0042】冷却用熱交換器を直交ハニカムで構成する
ことによって、簡単な構成で効率的に除湿空気の温度を
下げることができ、室内の温度上昇を防止できる除湿デ
バイスとしている。
【0043】請求項6に記載した発明は、請求項1から
5のいずれか1項に記載した除湿デバイスと、結露用熱
交換器で生じた結露水を冷却用熱交換器の出口の空気で
加湿する加湿器とを構成要件として有する冷風発生装置
としている。
【0044】結露用熱交換器で生じた結露水を除湿回路
の冷却用熱交換器の出口に設けている加湿器で加湿で
き、適度な湿気を含んだ肌に優しい冷風を発生できる。
【0045】請求項7に記載した発明は、請求項6に記
載した構成に加え、加湿器を、上部に結露用熱交換器か
らの結露水を導入する開口部を有し下端部を閉塞してな
る一方の流路と、冷却用熱交換器の出口の空気が通過す
る他方の流路を有し、前記一方の流路より他方の流路に
移動した結露水を加湿できる直交ハニカムで構成した冷
風発生装置としている。
【0046】加湿器を直交ハニカムで構成することによ
って、冷却用熱交換器の出口の除湿空気に効率良く加湿
を行うことができ、冷房効果を高めた冷風発生装置して
いる。
【0047】請求項8に記載した発明は、請求項7に記
載した構成に加え、直交ハニカムの結露水導入流路に、
水に対して負の溶解熱を有する吸熱材を配置した構成の
冷風発生装置している。
【0048】直交ハニカムの結露水導入流路に、水に対
して負の溶解熱を有する吸熱材を配置した構成とするこ
とによって、水の気化熱と負の溶解熱の両方を利用した
冷房ができる冷風発生装置としている。
【0049】請求項9に記載した発明は、請求項7また
は8に記載した構成に加え、直交ハニカムの結露水流入
流路に、吸熱材を坦持した吸水性樹脂を配置した構成の
冷風発生装置としている。
【0050】直交ハニカムの結露水流入流路に吸熱材を
坦持した吸水性樹脂を配置した構成とすることによっ
て、吸熱材を安定に分散保持でき、特性の安定した冷風
発生装置とできる。
【0051】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて説明する。図1は本実施例の除湿デバイスの構成
を示す説明図である。また図2は、この除湿デバイスに
使用している吸湿体の構成を示す断面図で、図1に示し
ているX方向から見た正面図である。
【0052】すなわち、本実施例の除湿デバイス1は、
送風フアン2によって吸気した室内の空気3を、除湿側
吸湿体4aを通過させることによって除湿して、乾燥し
た空気5を冷却用熱交換器6で冷却して再び室内に送風
する循環を行って、室内を乾燥する構成としているもの
である。この除湿側の空気回路を除湿回路7としてい
る。
【0053】また、前記除湿回路7の上部は再生回路1
4となっている。再生回路14は、加熱器8と、再生用
送風ファン9と、前記除湿側吸湿体4aと一体となって
いる再生側吸湿体4bによって構成している。すなわ
ち、加熱器8に通電して発生するジュール熱によって高
温となった空気を再生用送風ファン9の送風によって再
生側吸湿体4b中を通過させているものである。
【0054】このとき、前記除湿側吸湿体4aでは、送
風ファン2が送風した室内の空気中の水分を吸着してお
り、また吸着した水分が前記再生側吸着体4bに拡散さ
れている。従って、前記高温となった空気は、この再生
側吸着体4bに拡散した水分を気化して水蒸気とするも
のである。このため、再生回路14には高湿の空気が流
れる。
【0055】再生側の吸湿体4bを出た高湿高温の空気
10は結露用熱交換器11で、前記送風ファン2が送風
する室内の空気3が有する熱量と熱交換されて、冷却さ
れる。このため、高湿高温空気10中の水分は、結露水
12となって結露水収納容器13中に貯液される。
【0056】ここで用いた除湿側吸湿体4aと再生側吸
着体4bとは、図2に示しているように1つの吸湿体4
によって構成している。本実施例では吸湿体4は、ハニ
カム体によって構成している。すなわち吸湿体4は、例
えば、セラミックハニカムを使用した担持体20の骨格
に、吸水性樹脂21の溶液を所定量坦持し、乾燥させた
後に、塩化カルシウムまたは塩化リチウム等の吸湿性を
有する無機塩類22の水溶液を所定量坦持し、乾燥して
作製している。こうして作成された吸湿体4は、担持体
20の周囲に吸水性樹脂21の皮膜が形成されており、
この吸水性樹脂21の皮膜中に無機塩類22が保持され
た形となっている。この吸湿体4を除湿回路7と再生回
路14に渡って配置している。この除湿回路側の吸湿体
を、前記しているように除湿側吸湿体4aとしており、
再生回路側の吸湿体を再生側吸湿体4bと称しているも
のである。
【0057】除湿側吸湿体4aと再生側吸湿体4bは、
仕切板23によって仕切られている。仕切板23は、そ
の幅を坦持体20としたハニカム体の波形形状のピッチ
以上とした設定としている。従って除湿側吸湿体4aと
再生側吸湿体4bとは仕切板23によって区分けされて
おり、両回路の空気の混合は生じない。
【0058】前記吸水性樹脂21として本実施例では、
ポリN−ビニルアセトアミドまたはポリビニルアルコー
ル系重合体またはポリアルキレンオキサイド系重合体を
単独、もしくは組み合わせて用いているものである。
【0059】また本実施例では、吸湿体4は、少なくと
も一部を透湿性と防水性を兼ね備えたシートで被覆して
いる。本実施例では、このシートとして、テフロン(登
録商標)の多孔質フィルムあるいはシリコン樹脂を表面
に塗布したプラスチックフィルムを使用している。
【0060】以下、本実施例の動作について説明する。
送風ファン2の運転によって、室内の空気3が除湿側吸
湿体4aに接触すると、除湿側吸湿体4aは、空気中に
含まれている水分を吸着する。すなわち、除湿側吸着体
4aは吸水性樹脂21と無機塩類22を有しているもの
である。
【0061】これまで、吸湿性の強い材料として、ゼオ
ライトやシリカゲル等の吸着材や塩化カルシウムや塩化
リチウム等の無機塩類が知られている。無機塩類は吸着
材に比べて吸湿容量が大きく、この特長を生かして押入
などの乾燥剤として実用化されている。しかしながら、
除湿デバイスとして用いる場合には、無機塩類が吸湿し
て液体となる潮解性、及び種々の水和塩タイプの結晶形
態をとることによる体積変化が大きな短所となり、過去
に実用化された経緯があるものの現在では吸着材に取っ
て代わられている。
【0062】発明者らは、鋭意研究の結果、無機塩類の
潮解性を解決するために本実施例で使用している吸水性
樹脂21が有効であり、無機塩類22と吸水性樹脂21
とを組み合わせることで吸湿性能が高く、潮解性・体積
変化の短所を克服できることを見出しているものであ
る。
【0063】吸着材と無機塩類の材料単独での吸湿性能
は、吸湿速度はほぼ同じであり、吸湿容量は吸着材が自
重の30%程度であるのに対して、本実施例で使用して
いる無機塩類22は自重の200〜300%にも達して
いる。また、再生時の温度は、ゼオライトが150℃以
上、シリカゲルが120〜130℃であるのに対して、
本実施例で使用している無機塩類22は約110℃であ
る。すなわち、本実施例で使用している無機塩類22が
もっとも再生が容易である。また、この無機塩類22と
吸水性樹脂21を組み合わせた場合においても、無機塩
類22の特性は維持できるものである。
【0064】無機塩類22の水溶液を吸液できる吸水性
樹脂21として、ポリN−ビニルアセトアミド、ポリビ
ニルアルコール系重合体、ポリアルキレンオキサイド系
重合体が好ましい。これらの吸水性樹脂21は自重の1
0倍以上の吸液性を有している。また、無機塩類22と
しては、アルカリ金属・アルカリ土類金属とハロゲン元
素とを組み合わせた化合物が吸湿性能が高く好ましい。
具体的には、塩化カルシウム、塩化リチウム、塩化マグ
ネシウム、臭化カルシウム、臭化リチウム等を単独で、
または組み合わせて用いることができる。
【0065】この結果、吸湿体4aを通過した空気は空
気中の水分が吸着されて、乾燥空気5となる。この乾燥
空気5は冷却熱交換器6に入る。冷却用熱交換器6は、
前記乾燥空気が通過する通風路と、再生用送風ファン9
が吸気、送風する外気が通過する通風路とを有するハニ
カム体によって構成している。本実施例では、このハニ
カム体は、前記2つの通風路が直交する構成の直交型ハ
ニカム体を使用しているものである。従って、前記乾燥
空気5は、再生用送風ファン9が送風する外気30によ
って冷却され、殆ど室温となって室内に送風される。
【0066】この結果、乾燥空気5の送風によって室内
の温度が高まることはないものである。
【0067】このように本実施例では、送風ファン2が
送風する室内の空気3が、除湿されて、乾燥空気5とな
って室内に送風される循環を繰り返すことによって、室
内の除湿(乾燥)は進行する。
【0068】このとき吸湿体4aが吸着した水分は、無
機塩類22の水溶液となっており、無機塩類22の吸着
容量を超えた分が、担持体20の骨格を伝って、再生側
吸湿体4bに拡散する。
【0069】再生側吸湿体4bは、図2に示しているよ
うに、波形の送風経路を有しており、この送風経路には
加熱器8によって加熱された空気が、再生用送風ファン
9によって送風されてる。このため、前記再生側吸湿体
4bに拡散した水分は、気化して担持体20から脱着
し、水蒸気となる。従って、再生側吸湿体4bを通過す
る空気は、この水蒸気によって高温高湿の空気となって
いる。
【0070】この高温高湿の空気10は、再生用送風フ
ァン9の送風によって、結露用熱交換器11に送風され
る。結路用熱交換器11は、前記高温高湿の空気10が
通過する通風路と、送風ファン2が吸気、送風する室内
の空気3が通過する通風路とを有するハニカム体によっ
て構成している。本実施例では、このハニカム体は、前
記2つの通風路が直交する構成の直交型ハニカム体を使
用しているものである。従って、高温高湿の空気10
は、室内の空気3によってその露点温度以下に冷却され
る。この結果、高温高湿の空気10が有している水分
は、結露して水滴12となる。この水滴12は、除湿水
収納容器13に貯液される。
【0071】このとき、本実施例で使用している無機塩
類22は、前記説明のように、飽和吸着容量を超えた水
分を担持体20に放出している。この水分は坦持体20
・吸水性樹脂21によって、再生側吸湿体4bへ拡散し
てゆく。この吸着水分の放出によって、無機塩類20の
吸着能力は回復する。
【0072】このようにして、除湿側吸湿体4a側では
除湿が、再生側吸湿体4bでは再生が連続的に行われる
ものである。
【0073】発明者らは、厚み75mm、幅100m
m、長さ200mm、除湿・再生分割比7:3の吸湿体
仕様とすることによって、現行の衣類乾燥機の除湿量と
同等の除湿量(250g/h)とすることができること
を確認している。
【0074】なお、前記実施例では除湿側吸湿体4aを
2つに分割した例を示したが、再生側吸湿体4bを2つ
に分割しても良いことは言うまでもない。なお、実施例
においては、吸湿体4を垂直に配置したが、水平に配置
しても良いことは言うまでもない。また、坦持体として
ハニカム体を用いたが、繊維体を用いても良い。さら
に、吸湿体4のケーシング材料との接触部に透湿性・防
水性シートで被覆してケーシング材料の腐食を防止して
安全性を高めることができる。
【0075】以上のように本実施例によれば、吸湿体4
として、ハニカム体を担持体20として用い、吸水性樹
脂21と無機塩類22とをこの担持体20に担持させた
構成として、吸湿体4が吸湿保持できる水分の量を従来
よりも多量とでき、また、吸湿した水分の気化が小さい
エネルギーで効率的に行え、しかも簡単な構成で装置を
小型に形成でき、また、吸湿と再生とを同時で行うこと
ができ、特に再生のサイクルが必要ではなく熱的ストレ
スが小さいため、十分な信頼性を有する除湿デバイスを
実現できるものとなっている。
【0076】また本実施例では、除湿水収納容器13を
使用している。除湿水収納容器13内には、室内の空気
3から除湿された水滴12が収容されている。この除湿
水は、周囲から気化熱を奪って気化するものである。す
なわち、本実施例の構成したときには、除湿水の気化熱
を利用して冷房ができるものである。しかもこの冷房に
必要な水は、除湿部から自己補給できるものであり、水
の補給が不要で、無駄な加湿のないものとなっている。
【0077】(実施例2)続いて本発明の第2の実施例
について説明する。図3は、本実施例の冷風発生装置の
構成を示す説明図である。本実施例は図1で説明した構
成に、加湿器25を加えた構成としているものである。
【0078】加湿器25は、乾燥空気27を結露水12
で加湿するもので、図4に示した構成となっている。図
4は、本実施例の加湿器25の構成を示す斜視図であ
る。本実施例の加湿器25は、例えば親水性を有するセ
ラミック製の直交ハニカムによって構成している。すな
わち、1つの流路は、上部に配置している結露用熱交換
器11が発生する結露水12が流入する流路26となっ
ている。この流路26は、上部が開口部となっており、
下端部は閉塞されている。また前記流路26に直交する
形で設けている流路28は、冷却用熱交換器6の出口の
空気27が通過する。
【0079】この構成とすることによって、加湿器25
は、冷却用熱交換器6の出口の除湿空気27を加湿でき
るものである。従って、本実施例によれば、冷房効果を
高めた冷風発生装置を提供できる。
【0080】このとき、特に図示していないが、加湿器
25の結露水導入流路に水に対して負の溶解熱を有する
吸熱材を配置する構成とすることができる。この構成と
した場合には、前記吸熱材の負の溶解熱と、水の気化熱
の両方を利用でき、より効果的な冷風発生装置とするこ
とができる。
【0081】前記吸熱材としては、塩化カルシウム6水
塩、硫酸ナトリウム10水塩、酢酸ナトリウム3水塩等
の無機・有機水和塩、及びエリスリトールなどの糖アル
コールを用いることができる。
【0082】また、こうした吸熱材を坦持した吸水性樹
脂を加湿器25の結露水流入流路に配置することで、吸
熱材を吸水性樹脂中に分散保持して安定した冷熱発生を
実現できる。吸水性樹脂としては、ポリN−ビニルアセ
トアミド、熱可塑性ポリウレタン、ポリビニルアルコー
ル重合体、ポリアルキレンオキサイド系重合体を単独、
もしくは組み合わせて用いることができる。これらはい
ずれも無機塩類水溶液に対して優れた吸液性を有してい
る。熱可塑性ポリウレタン、ポリビニルアルコール重合
体、ポリアルキレンオキサイド系重合体は、メタノール
等の溶媒に可溶で、坦持体に坦持したり、また熱可塑性
を有しているので種々の形状に加工することもできる。
一方、ポリN−ビニルアセトアミドは不溶であるので、
これを粉砕してバインダーとともに用いることができ
る。なお、吸水性樹脂の種類により無機塩類水溶液の吸
液量が異なることは言うまでもない。
【0083】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、通気性を有
し、通気された空気中の水分を吸着し、吸着した水分が
移動できる吸湿体と、前記吸湿体を少なくとも2つの送
風回路に区分する仕切り板と、前記区分された一方の送
風回路を除湿回路としこの除湿回路に送風する送風ファ
ンと、他方の区分された送風回路を再生回路とし、この
再生回路に加熱空気を送風する送風ファン及び加熱手段
と、前記除湿回路の入り口の室内空気で再生回路を構成
する吸湿体の出口の空気を冷却する結露用熱交換器と、
除湿回路を構成する吸湿体の出口の空気を再生回路の入
り口の空気で冷却する冷却用熱交換器とを有する構成と
して、従来のような吸湿体を回転させることなく静止さ
せた状態で連続的に除湿と再生を行うことができ、ま
た、再生に要する熱エネルギーも少なくて済み、吸着容
量も大きくとれ、また、温度上昇の少ない除湿空気とし
た小型の装置とした除湿デバイスを実現するものであ
る。
【0084】請求項2に記載した発明は、吸湿体は、通
気性及び吸液性を有する坦持体と、この担持体に担持し
た吸水性樹脂と吸湿性を有する無機塩類とを有する構成
として、吸湿保持できる水分の量を従来のものより多量
とでき、また、吸湿した水分の気化が小さいエネルギー
で効率的に行え、しかも簡単な構成で装置を小型に形成
できる除湿デバイスを実現するものである。
【0085】請求項3に記載した発明は、吸湿体は、少
なくとも一部を透湿性と防水性を兼ね備えたシートで被
覆してなる構成として、一時的に吸水性樹脂及び坦持体
を合わせた吸液量を越えた場合でも、無機塩類の水溶液
の溢流を防止でき、吸湿体とそれを収納するケーシング
材料との接触を回避でき、ケーシング材料の信頼性を高
めることができる除湿デバイスを実現するものであ
る。。
【0086】請求項4に記載した発明は、結露用熱交換
器は、直交ハニカムで構成して、簡単な構成で効率的に
高湿となった再生空気から除湿ができ、この除湿水を利
用して冷房ができる除湿デバイスを実現するものであ
る。
【0087】請求項5に記載した発明は、冷却用熱交換
器は、直交ハニカムで構成して、簡単な構成で効率的に
除湿空気の温度を下げることができ、室内の温度上昇を
防止できる除湿デバイスを実現するものである。
【0088】請求項6に記載した発明は、請求項1から
5のいずれか1項に記載した除湿デバイスと、結露用熱
交換器で生じた結露水を冷却用熱交換器の出口の空気で
加湿する加湿器とを有する構成として、適度な湿気を含
んだ肌に優しい冷風を発生できる冷風発生装置を実現す
るものである。
【0089】請求項7に記載した発明は、加湿器は、上
部に結露用熱交換器からの結露水を導入する開口部を有
し下端部を閉塞してなる一方の流路と、冷却用熱交換器
の出口の空気が通過する他方の流路を有し、前記一方の
流路より他方の流路に移動した結露水を加湿できる直交
ハニカムで構成して、除湿空気に効率良く加湿を行うこ
とができ、冷房効果を高めた冷風発生装置を実現するも
のである。
【0090】請求項8に記載した発明は、直交ハニカム
の結露水導入流路に、水に対して負の溶解熱を有する吸
熱材を配置した構成として、水の気化熱と負の溶解熱の
両方を利用した冷房ができる冷風発生装置を実現するも
のである。
【0091】請求項9に記載した発明は、直交ハニカム
の結露水流入流路に、吸熱材を坦持した吸水性樹脂を配
置した構成として、吸熱材を安定に分散保持でき、特性
の安定した冷風発生装置を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である除湿デバイスの構
成を示す説明図
【図2】同、吸湿体の構成を示す正面図
【図3】本発明の第2の実施例である冷風発生装置の構
成を示す断面図
【図4】同、加湿器の構成を示す斜視図
【図5】従来の除湿デバイスの構成を示す説明図
【符号の説明】
4 吸湿体 4a 除湿側吸湿体 4b 再生側吸湿体 6 冷却用熱交換器 7 除湿回路 8 加熱器 11 結露用熱交換器 14 再生回路 20 坦持体 21 吸水性樹脂 22 無機塩類 23 仕切板 25 加湿器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L053 BC03 BC05 BC10 4D052 AA08 BA02 BB01 CE00 DA01 DA06 DB01 DB04 FA01 FA04 FA05 HA01 HA03 HA12 HA14 HA27 HB02 HB06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性を有し、通気された空気中の水分
    を吸着し、吸着した水分が移動できる吸湿体と、前記吸
    湿体を少なくとも2つの送風回路に区分する仕切り板
    と、前記区分された一方の送風回路を除湿回路としこの
    除湿回路に送風する送風ファンと、他方の区分された送
    風回路を再生回路とし、この再生回路に加熱空気を送風
    する送風ファン及び加熱手段と、前記除湿回路の入り口
    の室内空気で再生回路を構成する吸湿体の出口の空気を
    冷却する結露用熱交換器と、除湿回路を構成する吸湿体
    の出口の空気を再生回路の入り口の空気で冷却する冷却
    用熱交換器とを有する除湿デバイス。
  2. 【請求項2】 吸湿体は、通気性及び吸液性を有する坦
    持体と、この担持体に担持した吸水性樹脂と吸湿性を有
    する無機塩類とを有する請求項1に記載した除湿デバイ
    ス。
  3. 【請求項3】 吸湿体は、少なくとも一部を透湿性と防
    水性を兼ね備えたシートで被覆してなる請求項2に記載
    した除湿デバイス。
  4. 【請求項4】 結露用熱交換器は、直交ハニカムで構成
    した請求項1から3のいずれか1項に記載した除湿デバ
    イス。
  5. 【請求項5】 冷却用熱交換器は、直交ハニカムで構成
    した請求項1から4のいずれか1項に記載した除湿デバ
    イス。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項に記載し
    た除湿デバイスと、結露用熱交換器で生じた結露水を冷
    却用熱交換器の出口の空気で加湿する加湿器とを有する
    冷風発生装置。
  7. 【請求項7】 加湿器は、上部に結露用熱交換器からの
    結露水を導入する開口部を有し下端部を閉塞してなる一
    方の流路と、冷却用熱交換器の出口の空気が通過する他
    方の流路を有し、前記一方の流路より他方の流路に移動
    した結露水を加湿できる直交ハニカムで構成した請求項
    6に記載した冷風発生装置。
  8. 【請求項8】 直交ハニカムの結露水導入流路に、水に
    対して負の溶解熱を有する吸熱材を配置した請求項7に
    記載した冷風発生装置。
  9. 【請求項9】 直交ハニカムの結露水流入流路に、吸熱
    材を坦持した吸水性樹脂を配置した請求項7または8に
    記載した冷風発生装置。
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