JP2003000665A - 下肢用マッサージ機とこのマッサージ機を用いた椅子型マッサージ装置 - Google Patents

下肢用マッサージ機とこのマッサージ機を用いた椅子型マッサージ装置

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JP2003000665A JP2001190372A JP2001190372A JP2003000665A JP 2003000665 A JP2003000665 A JP 2003000665A JP 2001190372 A JP2001190372 A JP 2001190372A JP 2001190372 A JP2001190372 A JP 2001190372A JP 2003000665 A JP2003000665 A JP 2003000665A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のマッサージ部材を下肢の長さ方向に並
設しなくても同下肢を広範囲に押圧できるようにして、
下肢を広範囲かつ適切にマッサージできるマッサージ機
を安価に得られるようにする。 【解決手段】 下肢用マッサージ機1は、一つの下肢6
を間に挟み込める程度に離れた状態で相対向して配置さ
れその下肢6の長さ方向に長い板材よりなる左右一対の
横マッサージ部材7,7と下肢を裏側から支持するよう
に左右一対の横マッサージ部材7,7の間に配設されそ
の下肢の長さ方向に長い板材よりなる底マッサージ部材
12とを有する揉み手段8と、左右一対の横マッサージ
部材7,7をその長手方向が互いに逆向きに傾斜した状
態で接近離反させるとともにその接近離反の際に各横マ
ッサージ部材7,7の長手方向の前記下肢6の長さ方向
に対する傾斜度合いを変化させる第1の駆動手段14
と、底マッサージ部材12を下肢6に対向する方向に往
復運動させる第2の駆動手段34とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下肢用マッサージ
機とこのマッサージ機を用いた椅子型マッサージ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、人体の背中や臀部だけでなく
下肢(特に、膝下から足首近傍にかけての部分)をマッ
サージすることができる椅子型マッサージ装置として、
例えば、特許第3012780号公報に記載されたもの
があり、このマッサージ装置は、人体の臀部を下方から
支持する座部と、この座部の後端部に設けられかつ内部
にマッサージ機構を有する背もたれ部と、その座部の前
端部に連結されかつ下肢に対するマッサージ機能を有す
るフットレストとを備えている。
【0003】かかるフットレストは、左右の両側壁と中
間壁との間で下肢を収容できる左右一対の施療凹部を備
えており、その両側壁の内側面と中間壁の両側面、及び
施療凹部の底面とにそれぞれエアバッグが設けられてい
る。このため、従来のフットレストでは、各エアバッグ
をエア給排装置で膨張・収縮させることにより、各施療
凹部内に嵌め込まれた両下肢を同時にマッサージできる
ようになっている。上記フットレストに使用されている
エアバッグの場合、通常、中央部の膨らみが最も大きく
両端部に向かうほど膨らみが小さくなっているので、下
肢の長手方向の狭い範囲でしか十分な押圧力が得られ
ず、所望のマッサージ効果を得るためにはユーザーが自
ら下肢を施療凹部に沿って移動させる必要があるという
欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、例えば特開平
11−347082号公報に示すように、複数のエアバ
ッグを各施療凹部の長手方向に沿って隣接して並設し、
この複数のエアバッグに同時又は順次にエアを給排する
ようにして、下肢をその長手方向の広範囲に渡って効果
的にマッサージできるようにしたフットレストが既に提
案されている。しかるに、かかるマッサージ機では、一
つの施療凹部の左右両側に複数のエアバッグ(マッサー
ジ部材)を同凹部の長手方向に沿って並設する必要があ
るため、専ら部品点数が多くなって製造コストが高くな
るという欠点がある。
【0005】また、エアバッグ式のマッサージ機の場
合、コンプレッサー、エア配管、電磁弁及びその弁の制
御手段等よりなるエア給排装置が必要となる点で、元
来、装置が大型かつ高価であるという欠点があるとこ
ろ、複数のエアバッグを同時又は順次に膨張・収縮させ
るためにはそのエア給排装置の制御手段のプログラムも
複雑になり、この点で製造コストがますます増大するこ
とになる。一方、かかるエアバッグ式のマッサージ機に
内在する根本的な欠点を解消する手段として、施療凹部
を構成する両壁部そのものを下肢に対して接近・離反さ
せる機構を採用することが考えられる。
【0006】しかしながら、施療凹部を構成する両壁部
を単に平行移動させて下肢に対して接近・離反させる
と、その両側壁が下肢の太い部分(例えば、ふくらは
ぎ)だけを押圧し下肢の細い部分(例えば、足首の近
傍)を好適にマッサージすることはできない。また、そ
の両壁部を平行移動させるだけでは、下肢に対する揉み
上げ又は揉み下げといった複雑なマッサージ運動を行う
こともできない。本発明は、このような実情に鑑み、複
数のマッサージ部材を下肢の長さ方向に並設しなくても
同下肢を広範囲に押圧できるようにして、下肢を広範囲
かつ適切にマッサージできるマッサージ機を安価に得る
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明は次の技術的手段を講じた。すなわち、
本発明の下肢用マッサージ機は、一つの下肢を間に挟み
込める程度に離れた状態で相対向して配置されておりそ
の下肢の長さ方向に長い板材よりなる左右一対の横マッ
サージ部材と下肢を裏側から支持するように左右一対の
横マッサージ部材の間に配設されておりその下肢の長さ
方向に長い板材よりなる底マッサージ部材とを有する揉
み手段と、左右一対の横マッサージ部材をその長手方向
が互いに逆向きに傾斜した状態で接近離反させるととも
に、その接近離反の際に当該各横マッサージ部材の長手
方向の前記下肢の長さ方向に対する傾斜度合いを変化さ
せる第1の駆動手段と、前記底マッサージ部材を下肢に
対向する方向に往復運動させる第2の駆動手段とを備え
たものである。
【0008】この場合、左右一対の横マッサージ部材の
間に一つの下肢を間に挟み込んだ状態で第1の駆動手段
を作動すると、長手方向が互いに逆向きに傾斜した状態
で各横マッサージ部材が接近離反し、その間に挟み込ま
れた下肢をマッサージする。そして、本発明では、横マ
ッサージ部材が単に平行移動するだけでなく、その接近
離反の際に下肢の長さ方向に対する横マッサージ部材の
長手方向の傾斜度合いが変化するので、横マッサージ部
材が下肢の長さ方向に渡る太さの異なる各部分を適切に
押圧する。このため、複数の横マッサージ部材を下肢の
長さ方向に沿って並設しなくても、下肢の長さ方向に渡
る広範囲の部分を適切にマッサージすることができる。
【0009】また、各横マッサージ部材が接近離反する
際に、下肢の長さ方向に対する各横マッサージ部材の長
手方向の傾斜度合いが変化するので、下肢の長手方向に
関する揉み上げ又は揉み下げといった複雑なマッサージ
運動を行えるようになる。さらに、第2の駆動手段を作
動すると、底マッサージ部材が下肢に対向する方向に往
復運動して下肢を押圧するようになり、この際、底マッ
サージ部材が下肢の長さ方向に長い板材によって形成さ
れているので、その長さに渡る広範囲の部分をマッサー
ジすることができるようになる。
【0010】上記の本発明において、第1の駆動手段に
より、左右一対の横マッサージ部材の長手方向一端部同
士が近づくと同方向他端部同士が遠ざかりかつその長手
方向一端部同士が遠ざかると同方向他端部同士が近づく
ように当該左右一対の横マッサージ部材を駆動するよう
にすれば、左右一対の横マッサージ部材の長手方向両端
部によって下肢の長さ方向に離れた施療部分を異なるタ
イミングで交互にマッサージすることができ、下肢に対
するマッサージ効果を向上できるようになる。また、第
1の駆動手段により、左右一対の横マッサージ部材を互
いに接近離反させる際に、同横マッサージ部材の幅方向
の前記下肢の太さ方向に対する傾斜度合いを変化させる
ようにすれば、下肢の太さ方向においても、下肢に対す
る揉み上げ又は揉み下げといった複雑なマッサージ運動
を行うことができる。さらにこの場合、底マッサージ部
材を同時に作動すれば下肢の太さ方向に関する揉み上げ
の効果を一層高めることも可能となる。
【0011】上記の作用を行う第1の駆動手段は、より
具体的には、左右一対の横マッサージ部材に対して相対
回転自在となるようにその各横マッサージ部材を板厚方
向に貫通する回転軸と、この回転軸の軸方向中途部に固
定されかつ同回転軸に対して傾斜したカム面を前記各横
マッサージ部材に当接させている左右一対のカム部材
と、前記左右一対の横マッサージ部材が前記回転軸の軸
方向に移動するのを許容した状態で同回転軸に連れ回り
されるのを規制するガイド部材と、を備えたものを採用
することができる。
【0012】更に、本発明において、左右一対の横マッ
サージ部材を板厚方向に弾性変形可能な板ばねより構成
すれば、当該横マッサージ部材が下肢を強く押圧し過ぎ
ることによってユーザーが痛みを覚えるのを防止するこ
とができる。第2の駆動手段は、前記底マッサージ部材
を下肢に対向する方向へ平行に移動するように構成する
ことも可能であるが、好ましくは、底マッサージ部材の
長手方向の下肢の長さ方向に対する傾斜度合いを変化さ
せながら底マッサージ部材を下肢に対向する方向へ往復
運動するように構成することが推奨される。これにより
下肢の長さ方向に渡る太さの異なる部分を適切に押圧す
るようなことが可能となる。
【0013】また、第2の駆動手段は、前記第1の駆動
手段を構成する前記回転軸と、この回転軸に固定されて
おりその外周部に前記底マッサージ部材に当接しかつ回
転軸からの距離が周方向で変化するカム面を形成してい
るカム部材と、を備えた構成とすることができる。これ
により、回転軸及びカム部材による簡素な構造により底
マッサージ部材を往復運動することができ、また、第
1、第2の駆動手段の回転軸が共用されることから、部
品点数を少なくすることができるとともに構造の簡素化
やコンパクト化に寄与するものとなる。
【0014】また、底マッサージ部材は、その長手方向
一端部側が前記カム部材に当接され、その長手方向他端
部側が下肢の太さ方向に弾性変形可能な支持部材によっ
て支持されている構成とすることができる。これによ
り、底マッサージ部材は、支持部材で支持された他端部
側を支点として一端部側を往復揺動運動することとな
り、前述したような底マッサージ部材の長手方向の下肢
の長さ方向に対する傾斜度合いを変化させながら往復運
動する構成が容易に実現できる。さらに、支持部材によ
って弾力的にやわらかく下肢を支持することが可能とな
る。
【0015】本発明において、二つの揉み手段を、同手
段の各横マッサージ部材と底マッサージ部材との間で構
成される下肢の施療凹部が同じ方向に向くように左右に
離れて並設するようにすれば、二つの揉み手段によって
一対の下肢を同時にマッサージすることができる。そし
て、この場合、回転軸を回転させるための駆動モータを
二つの揉み手段の間に配置するようにすれば、当該マッ
サージ機の幅方向寸法をコンパクト化することができ
る。以上説明した下肢用マッサージ機は、床やベッドの
上に載置して使用する単体のマッサージ機として使用す
ることもできるし、椅子型マッサージ装置のフットレス
トとして使用することもできる。
【0016】すなわち、本発明の椅子型マッサージ装置
は、人体の臀部を下方から支持する座部と、この座部の
後端部に連結された背もたれ部と、前記座部の前部に設
けられかつ前記下肢用マッサージ機を有するフットレス
トと、を備えたものである。なお、このフットレスト
は、座部の前端部に着脱自在又は一体に連結してもよい
し、座部の前端部から離れた状態で配置してもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図10に示すように、本実施形態
の下肢用マッサージ機1は、下肢専用として単体で用い
られるマッサージ機1であり、ケーシング2と、該ケー
シングに内蔵された二つの揉み手段8,8とを有してい
る。ケーシング2は、持ち運びが可能な程度の大きさと
され、横向きの略円筒形に形成された胴部2Aと、この
胴部2Aの左右側部を閉鎖する側壁部2Bとを有してい
る。また、ケーシング2の側面形状(側壁部2Bの形
状)は、上下高さよりも前後長さがやや大きくなるよう
な略卵形状又は楕円形状を呈し、平面形状は、前後長さ
よりも左右幅が大きい略長方形状を呈している。
【0018】左右の側壁部2Bには、マッサージ機1を
持ち運びする際に用いる把手2Cがそれぞれ設けられて
いる。ケーシング2の胴部2Aは、下側の略半分を構成
するベース体2Dと、上側の略半分を構成する蓋体2E
とを有し、この蓋体2Eには、その上面から前面及び後
面にまで及ぶ前後広範囲に左右一対の開口部9が設けら
れている。そして、前記した二つの揉み手段8,8は、
ケーシング2内における左右の開口部9,9に対応する
位置に配設されており、各開口部9,9には、それぞれ
揉み手段8,8を覆うようにして伸縮自在な布材よりな
る保護カバー10が設けられている。
【0019】蓋体2Eの中央部には、揉み手段8,8の
操作スイッチ45や、揉み手段8,8の作動状態等を示
すランプ46等が設けられている。また、蓋体2Eの中
央裏面には、揉み手段8,8の制御基板が設けられてい
る。図1及び図2に示すように、ケーシング2内には、
ベース体2Dの左右両側に立設された支持ブラケット3
に回転自在に支持された回転軸4と、この回転軸4を駆
動するための駆動モータ5と、人の下肢の長さ方向に長
い板材よりなる左右一対の横マッサージ部材7,7とこ
の左右一対の横マッサージ部材7,7の間に配設されか
つ下肢の長さ方向に長い板材よりなる底マッサージ部材
12とを有する二つの前記揉み手段8,8と、を備えて
いる。
【0020】前記回転軸4は、その軸方向がベース体2
Dの長手方向(左右方向)と一致するように配設され、
その両端部が前記支持ブラケット3に内蔵したベアリン
グに回転自在に挿通されている。また、回転軸4は、ベ
ース体2Dのやや後側(図1の上側)に偏った位置に配
設されている。前記駆動モータ5は電動モータよりな
り、ベース体2Dの長手方向(左右)中央部でかつ前記
二つの揉み手段8,8の間に配置されている。この駆動
モータ5の駆動軸は、回転軸4の軸方向中央部が貫通し
ているギヤケース11に接続され、このギヤケース11
内に内蔵されたウォームギア及びウォームホイールより
なる伝動機構を介して駆動モータ5から回転軸4に動力
が伝達されるようになっており、この動力伝達によって
回転軸4が図4の矢印C方向に回転するようになってい
る。
【0021】なお、前記駆動モータ5は正逆回転自在に
構成してもよく、この場合回転軸4は、図4の矢印C方
向とその反対方向とに切り換えて回転できるものとな
る。左右の揉み手段8,8は、前記回転軸4が相対回転
自在となるように貫通されている左右一対の前記横マッ
サージ部材7,7と、各横マッサージ部材7,7の間で
下肢6を裏側(下側)から支持する前記底マッサージ部
材12と、を備えている。各横マッサージ部材7,7
は、一つの下肢6を間に挟み込める程度に離れた状態で
相対向して配置され、かつ、その下肢6の長さ方向に長
い板材より構成されている。
【0022】より具体的には、各横マッサージ部材7,
7は、下肢6の膝下部分から足首の近傍部分に行き渡る
程度の長手方向長さLを備えており、下縁が略直線状
で、上縁及び前後縁が丸みを帯びた弯曲形状に形成され
ている。また、底マッサージ部材12は、下肢の長さ方
向に長い略長方形の板材より構成されており、その前部
側(図1の下側)が平面視でやや先細り状とされてい
る。底マッサージ部材12は、横マッサージ部材7より
もやや短く形成されている。
【0023】しかして、左右一対の横マッサージ部材
7,7と底マッサージ部材12とによって、下肢6の膝
下部分を丁度嵌め込むことができ且つ同下肢6の長さ方
向に長い溝形状の施療凹部13が形成されるようになっ
ている。そして、二つの揉み手段8,8は、ギアケース
11と左側の支持ブラケット3との間、及び、同ギアケ
ース11と右側の支持ブラケット3との間にそれぞれ配
置されており、上記施療凹部13が互いに同じ方向(前
後方向)に向くように左右に離れて並設されている。
【0024】図3に示すように、各揉み手段8,8にお
ける左右一対の横マッサージ部材7,7の対向面には、
複数の押圧突部38a,38bを有する押圧体39が設
けられている。この押圧体39は、ゴム等の弾性材料よ
り形成されており、横マッサージ部材7,7の上縁に沿
うように円形状の小さい押圧突部38aを複数突設し、
この押圧突部38aの下側に、前後方向に長く形成され
た大きい押圧突部38bを突設している。また、図3に
示すように各押圧突部38a,38bの内部は中空状と
され、この中空部にはスポンジ等よりなるクッション材
40が装填されており、適度な弾力性が確保されてい
る。
【0025】本実施形態の下肢用マッサージ機1は、各
横マッサージ部材7,7の長手方向の下肢6の長さ方向
に対する傾斜度合いが変化するように、当該各横マッサ
ージ部材7,7を接近離反させる第1の駆動手段14
と、前記底マッサージ部材12を下肢6に対向する方向
(図2の上下方向)に往復運動させる第2の駆動手段3
4とを備えている。第1の駆動手段14は、前記回転軸
4と、この回転軸4の軸方向中途部に固定された左右一
対のカム部材15,15と、各横マッサージ部材7,7
が回転軸4の軸方向に移動するのを許容した状態で同回
転軸4に連れ回りされるのを規制するガイド部材16,
16と、を備えている。
【0026】図1及び図2に示すように、回転軸4は、
各横マッサージ部材7,7に対して相対回転自在となる
ように、各横マッサージ部材7,7の後部(図1の上
側)寄りでかつ幅方向下側寄りの部分を板厚方向に貫通
しており、この貫通部分に各カム部材15,15が設け
られている。図3に示すように、カム部材15は、円柱
体をその軸心に対して斜めに切断した形状に形成された
表裏一対の挟持プレート17,18と、この両挟持プレ
ート17,18間に挟み込まれた短筒状の中央プレート
19とを備えており、これらの各プレート17〜19は
回転軸4の軸方向に沿ってそれらを貫通する固定ビス2
0によって一体化されている。
【0027】各挟持プレート17,18は、キー結合と
止め輪又は回り止めピン等によって回転軸4に対して軸
方向にも回転方向にも移動しないように固定されてい
る。他方、中央プレート19は、その表裏に両挟持プレ
ート18,19の傾斜面を当接させた状態でその両プレ
ート17,18に固定されている。従って、中央プレー
ト19は、その軸心が回転軸4に対して傾斜した状態で
配置されており、同回転軸4に対して傾斜したカム面2
1を外周部に備えている。この中央プレート19は、横
マッサージ部材7のボス部22に摺動自在に嵌め込まれ
ており、この際、中央プレート19のカム面21がボス
部22の端面に当接するようになっている。このため、
横マッサージ部材7は、回転軸4の軸心方向に対して傾
斜した状態で同回転軸4に回転自在に連結されている。
【0028】図1及び図2に示すように、一つの揉み手
段8を構成する左右のカム部材15,15の回転軸4に
対する傾斜方向は互いに逆向きとなるように設定されて
おり、これにより、左右一対の横マッサージ部材7,7
はその長手方向が互いに逆向きに傾斜した状態で接近離
反するようになっている。前記ガイド部材16は、横マ
ッサージ部材7の下縁後側から下方に突設したガイドピ
ン23と、このガイドピン23が係合する凹状のガイド
レール24とを備えている。図2に示すように、このガ
イドレール24は、ベース体2Dにおける回転軸4の直
下に同回転軸4と同じ方向に向けて延設されており、ガ
イドピン23の突出端部を軸方向(図2の左右方向)に
移動自在でかつその軸方向に直交する方向には移動でき
ないようにガイドしている。
【0029】このため、各横マッサージ部材7,7は、
その下縁部に設けたガイドピン23により、回転軸4の
軸方向に移動するのを許容した状態で、同回転軸4に対
して連れ回りするのが規制されるようになっている。一
方、図1に示すように、左右一対の横マッサージ部材
7,7には回転軸4が貫通されており、この貫通部分に
設けたカム部材15の傾斜したカム面21によって各横
マッサージ部材7,7を接近離反させているので、この
各横マッサージ部材7,7は、その長手方向一端部同士
が近づくと同方向他端部同士が遠ざかり、かつ、その長
手方向一端部同士が遠ざかると同方向他端部同士が近づ
くようになっている。
【0030】また、左右一対の横マッサージ部材7,7
は、ガイドピン23によって回転軸4に対する連れ回り
が規制されており、この状態で前記カム部材15の傾斜
したカム面21によって駆動されるので、それらの横マ
ッサージ部材7,7が接近離反する際には、同横マッサ
ージ部材7の長手方向の下肢6の長さ方向(図1の上下
方向)に対する傾斜度合いが順次変化するとともに、同
横マッサージ部材7の幅方向の下肢6の太さ方向(図2
の上下方向)に対する傾斜度合いも順次変化するように
なっている。
【0031】一方、本実施形態の横マッサージ部材7
は、板厚方向に弾性変形可能なプラスチック製の板ばね
より構成されており、これにより、当該横マッサージ部
材7が下肢6を強く押圧し過ぎることによってユーザー
が痛みを覚えるのを防止するようにしている。また、図
1に示すように、前記回転軸4は、横マッサージ部材
7,7の後部寄りを貫通しているため、横マッサージ部
材7は、回転軸4よりも後側(足首側)の部分L1が短
くなり、前側(ふくらはぎ側)の部分L2が長くなって
いる。
【0032】そのため、足首側に比べてふくらはぎ側で
左右一対の横マッサージ部材7,7の離反距離が大きく
なり、その間に足首よりも太いふくらはぎ部分を好適に
嵌め込むことができ、逆に、足首側に比べてふくらはぎ
側で左右一対の横マッサージ部材7,7の接近距離が小
さくなるため、その間に嵌め込んだふくらはぎを深く押
圧することができるようになっている。但し、ふくらは
ぎ側では、横マッサージ部材7,7の長さL2が長く確
保されていて板厚方向に撓み(弾性変形)を生じ易くな
っているため、ふくらはぎを深く押圧したとしてもその
撓みによってユーザーが痛みを覚えるほどに過度に押圧
してしまうようなことが防止される。
【0033】また、足首側では、ふくらはぎ側に比べて
横マッサージ部材7,7の接近距離が大きくなるが、足
首側では横マッサージ部材7,7の長さL2が短くなっ
て撓みが抑えられるため、その分強く押圧することがで
きるようになっており、これによって下肢の長さ方向に
渡って略均一な押圧力を得ることができる。図4に示す
ように、第2の駆動手段34は、前記回転軸4と、該回
転軸4に対して偏心した状態で固定されかつその外周部
に形成したカム面を前記底マッサージ部材12に当接さ
せているカム部材35と、を備えている。
【0034】前記カム部材35は円盤状に形成されてお
り、その中心から偏心した位置で前記回転軸4が貫通
し、該回転軸4と一体的に回転するようになっている。
したがってカム部材35のカム面(外周面)は、回転軸
4からの距離が周方向で変化するようになっている。底
マッサージ部材12は、その後部側の下面に固定したリ
ング状の連結部材37を介してカム部材35のカム面に
当接するようになっており、この連結部材37は、カム
部材35の外周部に相対回転自在に嵌合されている。
【0035】底マッサージ部材12の前部下面は、ベー
ス体2Dから上方に立設した支持部材36の上端に連結
されている。本実施形態の支持部材36は、弾性変形可
能なコイルバネによって構成されている。駆動モータ5
の作動によって回転軸4を図4の矢印C方向に回転する
と、カム部材35が回転軸4の軸心を中心として前後上
下に回転する。そして、底マッサージ部材12の後部側
は、カム部材35の回転に伴って、矢印D1,D2で示
すように前後方向(長手方向)に移動しながら前部側の
支持部材36を支点として上下方向(下肢6に対向する
方向)に往復揺動運動するようになっている。
【0036】また、底マッサージ部材12は、その後部
側が最も下がったときに前部側よりもやや低くなり、後
部側が最も上がったときに前部側よりも高くなるように
揺動範囲が設定されており、支持部材36は、底マッサ
ージ部材12の後部側の前後上下運動に伴う前部側の前
後運動や傾斜の変化を弾性変形することによって吸収す
るようになっている。したがって、底マッサージ部材1
2は、その長手方向の下肢の長さ方向に対する傾斜度合
いを変化させながら下肢に対向する方向へ往復運動し、
下肢6を下側から押圧してマッサージするようになって
いる。
【0037】また、底マッサージ部材12は、前部側を
支点として後部側を上下に揺動運動しているため、細い
足首側において大きく上下に揺動し、足首側に比べて太
いふくらはぎ側へいくに従いその上下揺動量が小さくな
り、下肢の長さ方向に渡り略均一な押圧力でマッサージ
することができるようになっている。また、底マッサー
ジ部材12は、上下揺動と合わせて前後にも運動するた
め、下肢6の長さ方向に関する揉み上げ又は揉み下げと
いった複雑なマッサージも可能となっている。
【0038】底マッサージ部材12の上面の前部及び後
部には、小さいローラよりなる押圧突部43aが設けら
れ、前後中途部には大きいローラよりなる押圧突部43
bが設けられている。また、後部側の小ローラ43aと
大ローラ43bとの間には、小突起よりなる押圧突部4
3cが複数設けられている。これら押圧突部43a〜4
3cは、下肢6に対して指圧的な作用をなし、大、小の
ローラにより構成された押圧突部43a,43bは、前
後方向に回転するように設けられており、その回転によ
って底マッサージ部材12の前後移動に伴う下肢6に対
する摩擦を和らげている。
【0039】次に、本実施形態の下肢用マッサージ機1
の作用(特に、横マッサージ部材7の作用)について説
明する。まず、当該マッサージ機1によって人の下肢6
をマッサージするには、人の両下肢6を各揉み手段8,
8の左右一対の横マッサージ部材7,7の間(施療凹部
13の内部)にそれぞれ挟み込み、駆動モータ5を作動
させて前記第1,第2駆動手段14、34によって各横
マッサージ部材7,7を接近離反運動させるとともに底
マッサージ部材12を上下に往復運動させる。このさ
い、各横マッサージ部材7,7はその長手方向が互いに
逆向きに傾斜した状態で接近離反し、その間に挟み込ま
れている下肢6を左右からマッサージし、底マッサージ
部材12は、下肢6を下側からマッサージする。
【0040】図5〜図8は、その場合の横マッサージ部
材7,7によるマッサージ運動の仕方を示したものであ
り、このうち、図5及び図6は、各揉み手段8,8の時
間的変化に伴う動きを示す平面図であり、図7及び図8
は、図5及び図6に対応する正面図である。すなわち、
図5(b)は、図5(a)の状態から回転軸4が四分の
一回転した状態を示し、図6(c)は、図5(a)の状
態から回転軸4が四分の二回転した状態を示し、図6
(d)は、図5(a)の状態から回転軸4が四分の三回
転した状態を示している。また、図7(a)(b)及び
図8(c)(d)は、それぞれ、図5(a)(b)及び
図6(c)(d)に対応する正面図である。
【0041】まず、図5(a)に示すように、各横マッ
サージ部材7,7の幅方向上端縁7Aは、その一端側
(後端側)が最も接近しかつ他端側(前端側)が最も離
反した状態となるように回転軸4に対して互いに逆向き
に傾斜しており、図7(a)に示すように、各横マッサ
ージ部材7,7の長手方向一端縁7B及び他端縁7C
(横マッサージ部材7,7の板面)は略垂直に直立した
状態になっている。この図5(a)及び図7(a)の状
態から回転軸4が図示a方向に四分の一回転すると、図
5(b)に示すように、各横マッサージ部材7,7の上
端縁7A同士が互いに近づき、各横マッサージ部材7,
7の長手方向が回転軸4に対して略垂直になり、図7
(b)に示すように、各横マッサージ部材7,7の長手
方向一端縁7B及び他端縁7Cは、その上端側が最も近
づいた状態になるように傾斜する。
【0042】この図5(b)及び図7(b)の状態から
回転軸4が更に四分の一回転すると、図6(c)に示す
ように、各横マッサージ部材7,7の幅方向上端縁7A
は、その一端側(後端側)が最も離反しかつ他端側(前
端側)が最も接近した状態となるように回転軸4に対し
て互いに逆向きに傾斜し、図8(c)に示すように、各
横マッサージ部材7,7の長手方向一端縁7B及び他端
縁7C(横マッサージ部材7,7の板面)は略垂直に直
立した状態になる。また、この図6(c)及び図8
(c)状態から更に回転軸4が四分の一回転すると、図
6(d)に示すように、各横マッサージ部材7,7の幅
方向上端縁7A同士が互いに離れ、各横マッサージ部材
7,7の長手方向が回転軸4に対して略垂直になり、図
8(d)に示すように、各横マッサージ部材7,7の長
手方向一端縁7B及び他端縁7Cは、その上端側が最も
離れた状態になるように傾斜する。
【0043】そして、この図6(d)及び図8(d)状
態から更に回転軸4が四分の一回転すると、各横マッサ
ージ部材7,7は元の図5(a)及び図7(a)の状態
に戻ることになる。このように、本実施形態の下肢用マ
ッサージ機1によれば、下肢6の長さ方向に長い板状に
形成された左右一対の横マッサージ部材7,7が、単に
下肢6に向かって平行移動するだけでなく、その接近離
反の際に下肢6の長さ方向に対する長手方向の傾斜度合
いが変化するので、横マッサージ部材7が下肢6の長さ
方向に渡る太さの異なる各部分を適切に押圧する。
【0044】このため、複数の横マッサージ部材を下肢
6の長さ方向に沿って並設しなくても、単一の横マッサ
ージ部材7によって下肢6の長さ方向に渡る広範囲の部
分を適切にマッサージすることができる。また、各横マ
ッサージ部材7,7が接近離反する際に、下肢6の長さ
方向に対する各横マッサージ部材7,7の長手方向の傾
斜度合いが変化するので、下肢6の長さ方向に関する揉
み上げ又は揉み下げといった複雑なマッサージ運動を行
うことができる。また、左右一対の横マッサージ部材
7,7の長手方向一端部同士が近づくと同方向他端部同
士が遠ざかりかつその長手方向一端部同士が遠ざかると
同方向他端部同士が近づくようになっている(図5
(a)及び図6(c)参照)ので、左右一対の横マッサ
ージ部材7,7の長手方向両端部によって下肢6の長さ
方向に離れた施療部分を異なるタイミングで交互にマッ
サージすることができ、この点でも下肢6に対するマッ
サージ効果を向上することができる。
【0045】更に、両横マッサージ部材7,7が接近離
反する際に、その幅(上下)方向の下肢6の太さ方向に
対する傾斜度合いも変化するようになっているので、下
肢6の太さ方向においても、下肢6に対する揉み上げ又
は揉み下げといった複雑なマッサージ運動を行うことが
できる。一方、底マッサージ部材12は、図7(b)に
示すように、横マッサージ部材7,7の上端縁7A同士
が近づいたとき(下肢6を揉み下げたとき)に下方に下
がり、図8(d)に示すように、横マッサージ部材7,
7の上端縁7A同士が遠ざかったとき(下肢6を揉み上
げたとき)に上方に上がるようになっている。
【0046】したがって、横マッサージ部材7,7によ
って下肢6を揉み下げたときには、底マッサージ部材1
2を下げることによって過度に下肢6を押圧することが
ないようにし、横マッサージ部材7,7によって下肢6
を揉み上げたときに、底マッサージ部材12を上げるこ
とによって揉み上げ作用を一層高めるようにしている。
但し、底マッサージ部材12は、上記と逆のタイミング
(横マッサージ部材7,7によって下肢6を揉み下げた
ときに底マッサージ部材12を上げて強くマッサージ
し、横マッサージ部材7,7によって下肢6を揉み上げ
たときに底マッサージ部材12を下げる)で運動させる
ことも可能である。
【0047】上記に説明した下肢用マッサージ機1は、
図9に示すように、下肢6のうち足首より下の部分6a
をマッサージするために利用することができる。この場
合、足の甲の両側を左右一対の横マッサージ部材7,7
の間に挟み込み、足の裏を底マッサージ部材12上に載
せた状態で利用すれば、足の甲の両側と足の裏との双方
を同時にマッサージすることが可能となる。特に、底マ
ッサージ部材12によって、足の裏の長さ方向に渡る広
範囲の部分を効果的に押圧することができる。
【0048】また、大ローラよりなる押圧突起43b
は、マッサージ機1の左右中央寄りに配設されており、
かかる配置によって土踏まずの部分を好適に押圧できる
ようになっている。図8及び図9は、上記の下肢用マッ
サージ機1を用いた椅子型マッサージ装置27の具体例
を示している。このうち、図8のマッサージ装置27
は、座部28を床に対して直に載置する座椅子型のもの
であり、人体の臀部を下方から支持する当該座部28
と、この座部28の後端部に連結された背もたれ部29
と、を備えている。この背もたれ部29の内部には揉み
又は叩きマッサージを行えるマッサージ機構30が上下
移動自在に内蔵されており、座部28の内部には背もた
れ部29の傾斜角度を切り換えるためのリクライニング
機構(図示せず)が設けられている。
【0049】座部28の前方にはフットレスト31が配
置されており、このフットレスト31は、前記実施形態
の下肢用マッサージ機1の内部構造を全体的に起毛布等
よりなるカバー部材32で覆うことによって構成されて
いる。この椅子型マッサージ装置27によれば、ユーザ
ーは、座部28に座った状態で背もたれ部29内のマッ
サージ機構30によって背中や首をマッサージしなが
ら、座部28の前方に配置されたマッサージ機1内蔵の
フットレスト31によって下肢6(特にふくらはぎ部
分)をマッサージすることができる。
【0050】なお、上記フットレスト31(下肢用マッ
サージ機1)は、座部28に対して着脱自在に連結する
ことにしてもよい。また、フットレスト31は、上記第
1の実施形態で示した下肢用マッサージ機1(図10参
照)と同様の外観、形状に形成することもできる。図9
のマッサージ装置27は、座部28を床から離れた高い
所に配置した通常椅子型のものであり、人体の臀部を下
方から支持する当該座部28と、この座部28を下方か
ら支持する脚部33と、座部28の後端部に連結された
背もたれ部29と、を備えている。この背もたれ部29
の内部にも前記マッサージ機構30が上下移動自在に内
蔵されており、座部28の内部には背もたれ部29の傾
斜角度を切り換えるためのリクライニング機構(図示せ
ず)が設けられている。
【0051】座部28の前端部には、内部に下肢用マッ
サージ機1を内蔵した前記フットレスト31が上下揺動
自在に連結されており、このフットレスト31は、背も
たれ部29の傾斜角度に対応して座部28に対する傾斜
角度を変更できるようになっている。本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく適宜設計変更可能であ
る。例えば、本発明の下肢用マッサージ機1は、単一の
揉み手段8のみを有するものであってもよい。
【0052】また、第2駆動手段34は、底マッサージ
部材12の下面をカム部材35の外周部(カム面)上に
単に載せただけの構成とすることができ、カム部材35
の形状は、円形状に限らず楕円形、長円形等に形成する
ことができる。支持部材36は、弾性変形可能な板バネ
やゴム、合成樹脂材等により構成することができる。ま
た、弾性変形可能な部材で構成せずに、底マッサージ部
材12を左右方向の軸によって枢支する構成としてもよ
い。底マッサージ部材12の長手方向中途部を支持部材
36で支持することによって底マッサージ部材12にシ
ーソー運動をさせるようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
左右一対の横マッサージ部材によって下肢の左右両側に
おける長さ方向に渡る広範囲の部分を押圧し、底マッサ
ージ部材によって下肢の裏側の長さ方向に亘る広範囲の
部分を押圧することができるので、複数のマッサージ部
材を下肢の長さ方向に並設する必要がなく、下肢を広範
囲かつ適切にマッサージできるマッサージ機を安価に得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】下肢用マッサージ機の平面図である。
【図2】下肢用マッサージ機の正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】揉み手段によるマッサージ運動の仕方を示す平
面図である。
【図6】揉み手段によるマッサージ運動の仕方を示す平
面図である。
【図7】揉み手段によるマッサージ運動の仕方を示す正
面図である。
【図8】揉み手段によるマッサージ運動の仕方を示す正
面図である。
【図9】下肢用マッサージ機を下肢の足首よりも下側部
分に適用した場合の平面図である。
【図10】下肢用マッサージ機の全体斜視図である。
【図11】座椅子型マッサージ装置の斜視図である。
【図12】通常椅子型マッサージ装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 下肢用マッサージ機 4 回転軸 5 駆動モータ 6 下肢 7 横マッサージ部材 8 揉み手段 12 底マッサージ部材 13 施療凹部 14 第1の駆動手段 15 カム部材 16 ガイド部材 21 カム面 27 椅子型マッサージ装置 28 座部 29 背もたれ部 31 フットレスト 34 第2の駆動手段 35 カム部材 36 支持部材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの下肢(6)を間に挟み込める程度
    に離れた状態で相対向して配置されておりその下肢
    (6)の長さ方向に長い板材よりなる左右一対の横マッ
    サージ部材(7,7)と下肢(6)を裏側から支持する
    ように左右一対の横マッサージ部材(7,7)の間に配
    設されておりその下肢(6)の長さ方向に長い板材より
    なる底マッサージ部材(12)とを有する揉み手段
    (8)と、 左右一対の横マッサージ部材(7,7)をその長手方向
    が互いに逆向きに傾斜した状態で接近離反させるととも
    に、その接近離反の際に当該各横マッサージ部材(7,
    7)の長手方向の前記下肢(6)の長さ方向に対する傾
    斜度合いを変化させる第1の駆動手段(14)と、 前記底マッサージ部材(12)を下肢(6)に対向する
    方向に往復運動させる第2の駆動手段(34)とを備え
    ていることを特徴とする下肢用マッサージ機。
  2. 【請求項2】 第1の駆動手段(14)は、左右一対の
    横マッサージ部材(7,7)の長手方向一端部同士が近
    づくと同方向他端部同士が遠ざかりかつその長手方向一
    端部同士が遠ざかると同方向他端部同士が近づくように
    当該左右一対の横マッサージ部材(7,7)を駆動する
    請求項1に記載の下肢用マッサージ機。
  3. 【請求項3】 第1の駆動手段(14)は、左右一対の
    横マッサージ部材(7,7)を互いに接近離反させる際
    に、同横マッサージ部材(7,7)の幅方向の前記下肢
    (6)の太さ方向に対する傾斜度合いを変化させる請求
    項1又は2に記載の下肢用マッサージ機。
  4. 【請求項4】 第1の駆動手段(14)は、左右一対の
    横マッサージ部材(7,7)に対して相対回転自在とな
    るようにその各横マッサージ部材(7,7)を板厚方向
    に貫通する回転軸(4)と、この回転軸(4)の軸方向
    中途部に固定されかつ同回転軸(4)に対して傾斜した
    カム面(21)を前記各横マッサージ部材(7,7)に
    当接させている左右一対のカム部材(15,15)と、
    前記左右一対の横マッサージ部材(7,7)が前記回転
    軸(4)の軸方向に移動するのを許容した状態で同回転
    軸(4)に連れ回りされるのを規制するガイド部材(1
    6)と、を備えている請求項1〜3のいずれかに記載の
    下肢用マッサージ機。
  5. 【請求項5】 左右一対の横マッサージ部材(7,7)
    は、板厚方向に弾性変形可能な板ばねよりなる請求項1
    〜4のいずれかに記載の下肢用マッサージ機。
  6. 【請求項6】 第2の駆動手段(34)は、前記底マッ
    サージ部材(12)の長手方向の下肢(6)の長さ方向
    に対する傾斜度合いを変化させるようにして当該底マッ
    サージ部材(12)を下肢(6)に対向する方向へ往復
    運動させる請求項1〜5のいずれかに記載の下肢用マッ
    サージ機。
  7. 【請求項7】 第2の駆動手段(34)は、前記第1の
    駆動手段(14)を構成する前記回転軸(4)と、この
    回転軸(4)に固定されておりその外周部に前記底マッ
    サージ部材(12)に当接しかつ回転軸(4)からの距
    離が周方向で変化するカム面を形成しているカム部材
    (35)と、を備えている請求項4に記載の下肢用マッ
    サージ機。
  8. 【請求項8】 前記底マッサージ部材(12)は、その
    長手方向一端側が前記カム部材(35)に当接し、その
    長手方向他端側が弾性変形自在な支持部材(36)によ
    って支持されている請求項7に記載の下肢用マッサージ
    機。
  9. 【請求項9】 二つの揉み手段(8,8)が、同手段
    (8)の左右一対の横マッサージ部材(7,7)と底マ
    ッサージ部材(12)との間で構成される下肢(6)の
    施療凹部(13)が同じ方向に向くように左右に離れて
    並設されている請求項1〜8のいずれかに記載の下肢用
    マッサージ機。
  10. 【請求項10】 二つの揉み手段(8,8)が、同手段
    (8)の左右一対の横マッサージ部材(7,7)と底マ
    ッサージ部材(12)との間で構成される下肢(6)の
    施療凹部(13)が同じ方向に向くように左右に離れて
    並設され、前記回転軸(4)を回転させるための駆動モ
    ータ(5)が二つの揉み手段(8,8)の間に配設され
    ている請求項4,7又は8に記載の下肢用マッサージ
    機。
  11. 【請求項11】 人体の臀部を下方から支持する座部
    (28)と、この座部(28)の後端部に連結された背
    もたれ部(29)と、前記座部(28)の前部に設けら
    れかつ請求項1〜10のいずれかに記載の下肢用マッサ
    ージ機(1)を有するフットレスト(31)と、を備え
    ている椅子型マッサージ装置。
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