JP2003000592A - 超音波を用いた検査機器に用いる結合材及びプローブ、並びにこのプローブを備えた検査機器 - Google Patents

超音波を用いた検査機器に用いる結合材及びプローブ、並びにこのプローブを備えた検査機器

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JP2003000592A
JP2003000592A JP2001184062A JP2001184062A JP2003000592A JP 2003000592 A JP2003000592 A JP 2003000592A JP 2001184062 A JP2001184062 A JP 2001184062A JP 2001184062 A JP2001184062 A JP 2001184062A JP 2003000592 A JP2003000592 A JP 2003000592A
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English (en)
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Takanobu Yamauchi
隆伸 山内
Tatsuya Kobayashi
達矢 小林
Satoshi Yamada
聡 山田
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度で再現性の高い測定を可能とする結合
材,プローブ及び検査機器を提供する。 【解決手段】 略球状の変形可能な材質からなる結合材
10がプローブ1の先端に結合材支持部材11によって
支持される。超音波を送出し検査対象からの反射波を受
信するセンサ部14から離間する結合材10は、検査時
にプローブ1を検査対象の表面に当接・押圧することに
より、変形してセンサ部14の端面141に当接する。
このとき、結合材10と検査対象表面との接触及び結合
材10とセンサ部14の端面141との接触が点接触か
ら面接触へと移行し、センサ部14と検査対象表面との
間は結合材10によって満たされるとともに、結合材支
持部材11によって送出される超音波の波長λの1/4
の距離に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波を用いて物
体内部の構造を検査する機器のセンサ部と検査対象の表
面との間に介在させる結合材、このような結合材を備え
たプローブ、このようなプローブを備えた検査機器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような超音波を用いて物体内
部の構造を検査する機器において、センサ部と検査対象
の表面との間に介在させる結合材としては、特開昭49
−70485号公報に開示された技術が知られている。
この結合材は、超音波プローブの先端にシリコンゴム系
の部材を一体的に接続された、凸面レンズ形状をなす部
材によって形成されていた。このような凸面レンズ形状
をなす部材1000を先端に備えた超音波プローブ10
0を図14(a)に示す。また、このプローブは、結合
材が形成されているプローブの先端に直接ゼリー等を塗
布して使用するものであった。
【0003】また、従来、図14(b)に示すように結
合材2000の表面が平面形状のプローブ200があっ
た。このように結合材の表面が平面形状の場合には、検
査対象の表面形状によっては接触させた際に空気が入り
込む可能性があるので、これを防止するためにゼリー等
を塗布する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来技術に係る構成では、結合材は接着剤等でプ
ローブの先端に完全に固定された状態であり、結合材が
汚れたり破損した場合にはプローブごと交換しなければ
ならなかった。
【0005】また、人体に対してゼリー等を使用する場
合には、測定後にゼリーを拭き取る手間が必要となり、
ゼリー塗布に対する不快感を示す被検者もいた。
【0006】また、検査対象物の表面にプローブを押し
つける力が一定しないため、これが誤差要因となって正
確な測定が難しかった。特に、検査対象物が皮下脂肪の
場合には、皮膚面にプローブを強く押しつけると脂肪層
が変形し、正しい厚さを測定することが難しかった。
【0007】本発明は、かかる従来技術の課題を解決す
るためになされたものであって、その目的とするところ
は、センサ部と検査対象との間に介在し、高精度で再現
性の高い測定を可能とする結合材及びこの結合材を用い
たプローブ並びにこのようなプローブを用いた検査機器
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、超音波を用いて物体内部の構造を検査す
る機器に用いられ、送出された超音波の検査対象からの
反射波を検出するセンサ部と該検査対象との間に介在す
る結合材であって、前記検査対象表面による押圧力によ
って変形可能な材質からなり、前記検査対象側の表面形
状が該検査対象側に凸な曲面をなす結合材である。
【0009】このような結合材を用いれば、結合材が検
査対象に当接し押圧される際に、検査対象との接触が、
検査対象側に凸な曲面の頂部における点接触から、さら
に押圧されることによって結合材が変形して面接触へと
移行し、結合材と検査対象表面との間の空気を押し出
し、気泡の生成を排除することができる。従って、超音
波を効率よく伝播させ、高精度の検査が可能となる。ま
た、結合材を検査対象表面への押圧により変形可能な材
質によって形成しているので、検査対象が人体等の生体
のように押圧力によって変形するものであっても、検査
対象側の変形量を低減することができ、変形を含まない
平常の状態に近い状態で内部構造の検査を行うことがで
きる。特に、皮下脂肪厚等を測定する場合に有効であ
る。
【0010】本発明における検査対象は、限定されない
が、上述のように人体、ヒトを含む生物一般、食肉等の
食品等、あるいは工業製品のような人工の無生物でもよ
く、超音波によって内部構造を検査できる物であればこ
れらに限られない。
【0011】前記結合材の全体形状が略球状をなすこと
が好適である。
【0012】前記センサ部側の表面形状がセンサ部側に
凸な曲面をなすことが好適である。
【0013】このように、結合材の全体形状を略球状あ
るいは、検査対象側とセンサ部側の両方の表面形状をそ
れぞれの側に凸な曲面とすれば、結合材の変形によっ
て、センサ部との間の空気をも押し出すことができる。
【0014】また、本発明は、超音波を用いて物体内部
の構造を検査する機器に用いられ、送出された超音波の
検査対象からの反射波を検出するセンサ部を備えたプロ
ーブであって、前記センサ部と前記検査対象との間に介
在し、前記検査対象表面による押圧力によって変形可能
な材質からなるとともに、該検査対象側の表面形状が検
査対象側に凸な曲面をなす結合材と、前記結合材を支持
する結合材支持部と、を備えたプローブである。
【0015】このようなプローブを用いれば、プローブ
が検査対象に当接し押圧される際に、結合材と検査対象
との接触が、検査対象側に凸な曲面の頂部における点接
触から、さらに押圧されることによって結合材が変形し
て面接触へと移行し、結合材と検査対象表面との間の空
気を押し出し、気泡の生成を排除することができる。従
って、超音波を効率よく伝播させ、高精度の検査が可能
となる。また、結合材を検査対象表面への押圧により変
形可能な材質によって形成しているので、検査対象が人
体等の生体のように押圧力によって変形するものであっ
ても、検査対象側の変形量を低減することができ、変形
を含まない平常の状態に近い状態で内部構造の検査を行
うことができる。特に、皮下脂肪厚等を測定する場合に
特に有効である。
【0016】前記係合材支持部は前記結合材を着脱可能
に支持するとともに、前記結合材支持部はプローブ本体
に対して着脱可能に設けられていることが好適である。
【0017】このようにすれば、結合材が汚れたり、破
損又は劣化した場合でも、結合材を取り外して交換すれ
ばよく、プローブ全体を交換する必要がないので、維持
費が廉価で、使用者が容易にメンテナンスできるプロー
ブを提供することができる。また、結合材が汚れた場合
に、結合材だけを取り外して洗浄することができ、必ず
しもプローブ全体を防水構造にする必要がなくなる。ま
た、複数人でプローブを共用する場合に、皮膚に接する
部分を使い分けたいという要望に対応することができ
る。
【0018】前記結合材支持部は検査対象表面に当接す
る当接部を備え、前記結合材支持部は、前記当接部に当
接する検査対象表面に対して前記センサ部を所定距離だ
け隔てて対向するように位置させる位置決め部を構成す
ることが好適である。
【0019】このように結合材支持部によってセンサ部
を位置決めすることにより、検査を行う際の検査対象に
対するセンサ部の距離を一定とすることができるので、
再現性の高い検査が可能となる。
【0020】前記結合材は、検査対象からの押圧力によ
って前記当接部によって位置決めされたセンサ部と検査
対象表面との間隙を満たすことが好適である。
【0021】このように、結合材支持部によってセンサ
部が位置決めされるとともに、結合材がセンサ部と検査
対象表面との間隙を満たすことにより、検査に用いられ
る超音波の伝播経路の特性が一定となるので、再現性の
高い検査が可能となる。
【0022】前記結合材は、プローブを検査対象表面に
当接させない状態では、前記センサ部との間に間隙を有
し、プローブを検査対象表面に当接させた状態で、該検
査対象からの押圧力によって前記当接部によって位置決
めされたセンサ部と検査対象表面との間隙を満たすこと
が好適である。
【0023】このように、プローブを検査対象表面に当
接させない非検査時には、センサ部と結合材との間に間
隙が存在し、プローブを検査対象表面に当接させる検査
時には、結合材とセンサ部とが接触するようにすれば、
結合材とセンサ部との間に予め入ってしまった空気が残
存して検査に影響を与えるようなことがないので、高精
度の検査が可能となる。
【0024】前記結合材の前記センサ部側の表面形状が
センサ部側に凸な曲面をなすことが好適である。
【0025】このように、センサ部側の表面形状をセン
サ部側に凸な曲面とすることにより、プローブを検査対
象表面に当接させ、結合材が検査対象表面によって押圧
されるたびに凸な曲面の頂部からセンサ部に当接し、徐
々に変形して接触を点接触から面接触へと移行させるの
で、結合材とセンサ部との間の空気を押し出し、気泡の
生成を排除することができる。従って、超音波を効率よ
く伝播させ、高精度の検査が可能となる。
【0026】前記結合材の全体形状が略球状をなすこと
が好適である。
【0027】検査のために送出される超音波の波長λに
対して、プローブを検査対象表面に当接させた状態にお
いて結合材によって満たされた前記検査対象表面とセン
サ部との間隔を(2n+1)/4λ(nは0又は正の整
数)とすることが好適である。
【0028】このようにすれば、結合材において反射す
る超音波が互いに打ち消し合うので、結合材を透過する
超音波のエネルギーが大きくなるので、効率の良い検査
が可能となる。
【0029】前記結合材の検査対象側を滑り性の良い材
質にて形成することが好適である。
【0030】このようにすれば、例えば、ヒトの皮下脂
肪厚を測定する場合等のように、適当なポイントを探す
ために皮膚面にプローブを接触させたままで移動させる
場合に、操作性が向上する。例えば、結合材として滑り
性の良いシリコン系ゴムや、ゲル状体を選択すれば良
い。結合材の表面にさらに軽く水等をつけることにより
滑り性を向上させることもできる。
【0031】検査対象との接触状態を検出する接触状態
検出手段を備えることが好適である。
【0032】このようにすれば、常に、適切な接触状態
で検査を行うことができ、不適切な接触状態での検査を
防止することもできるので、再現性が向上するとともに
高精度の検査が可能となる。
【0033】前記接触状態検出手段は、前記当接部に設
けられた少なくとも2つの電極を含むことが好適であ
る。
【0034】このように検査対象表面に当接する2つ以
上の電極を用いれば、プローブと検査対象表面との接触
状態の変化による電極間の電気的状態の変化を、電流又
は電圧の電気信号の形で検出することができる。
【0035】前記接触状態検出手段は、検査対象によっ
て押圧された結合材によって押圧されるスイッチを含む
ことが好適である。
【0036】このようにすれば、プローブと検査対象と
が適切な接触状態にある場合には、検査対象によって押
圧された結合材の反発力によってスイッチが押圧される
ので、プローブと検査対象との接触状態及び押圧状態を
検出することができる。
【0037】また、本発明は、送出された超音波の検査
対象からの反射波を検出するセンサ部を備えたプローブ
を有し、超音波を用いて検査対象内部の構造を検査する
検査機器であって、前記プローブとして前記発明に係る
プローブを備えた検査機器である。
【0038】このように、上述した発明に係るプローブ
を備えることにより、それぞれ上述したような効果を奏
する検査機器を提供することができる。
【0039】また、本発明は、送出された超音波の検査
対象からの反射波を検出するセンサ部を備えたプローブ
を有し、超音波を用いて検査対象内部の構造を検査する
検査機器であって、前記プローブとして構成される前記
発明に係るプローブと、前記接触状態検出手段によって
検出された接触状態を報知する接触状態報知手段と、を
備えた検査機器である。
【0040】このように、上述した発明に係るプローブ
を備えることにより、それぞれ上述したような効果を奏
する検査機器を提供することができる。
【0041】前記接触状態検出手段によって検出された
接触状態に応じて検査を開始することが好適である。
【0042】このようにすれば、プローブと検査対象表
面とが常に一定の接触状態にある場合に検査が行われる
ので、高再現性かつ高精度の検査が可能となる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0044】(第1の実施形態)図1(a)は本発明の
第1の実施形態に係るプローブ1の構造を示す断面図で
ある。本実施形態では、人体の皮下脂肪厚を測定する検
出装置及びプローブについて説明する。
【0045】略円筒形状のプローブ1は、ケーブル2を
介して検査装置本体に接続されている。プローブ1の端
部には略球形の結合材10と結合材10を支持する結合
材支持部材11とが設けられている。プローブ本体12
の中空内部には種々の電気的素子を含む回路が配置され
た基板13が収納されており、基板13に接続されたケ
ーブル2がプローブ本体12の端部の孔121を通して
外部へと引き出されている。プローブ本体12の端部に
は段部122を介してより小径の円筒形状のセンサ支持
部123が形成されている。センサ部14は基板13に
接続されるとともに、センサ支持部11の軸方向端面の
開口部1231から結合材側に露出するように支持され
ている。
【0046】結合材支持部材11は軸方向両端部が開口
する略円筒形状をなす。結合材支持部材11の一方の端
部の内周側には周方向に凸部111が形成されており、
結合材支持部材11をプローブ本体12のセンサ支持部
123の外周に嵌合させる際に、センサ支持部123の
段部側の外周に設けられた溝1232と結合材支持部材
の凸部111とを嵌合させ、両者を固定する。結合材支
持部材11の他方の端部は、内周側に湾曲し、先端側に
向けて次第に縮径する形状をなす。結合材10は、結合
材支持部材11の中空内部に収容されている。結合材1
0の外径は、結合材支持部材11の径方向でみると、結
合材支持部材11の内径とほぼ同一に形成されている。
結合材10の外径は結合材支持部材11の先端部112
の開口部の径よりも大きいので、結合材支持部材11の
先端部112によって、結合材10の一部が開口部11
3から露出する状態で結合材10の移動は規制される。
また、結合材支持部材11の軸方向の長さ及び結合材1
0の大きさは、プローブ1が検査対象表面に接触しない
状態では、結合材10はセンサ部14の端面141から
離間し、後述するようにプローブ1を検査対象表面に接
触した状態では、結合材10が変形しセンサ部14の端
面141に当接する程度の長さに設定されている。
【0047】結合材支持部材11の先端部112には、
端面1121に露出する電極15,16が設けられてい
る。先端部112側からプローブ1をみた図1(b)に
示すように、電極15,16は例えば互いに対向する周
方向の2ヶ所に設けられる。電極15,16には、結合
材支持部材11の内周に沿ってプローブ本体12側まで
延びる線状又は板状の導体151,161が電気的に接
続されている。この導体151,161に電気的に接続
又は一体に設けられた導体製の接続部152,162が
結合材支持部材11のプローブ本体側端面に配置されて
いる。一方のプローブ本体12の段部端面にも導体製の
接続部17,18が設けられ、この接続部17,18と
基板13とは導線171,181によって電気的に接続
されている。結合材支持部材側の接続部152,162
とプローブ本体側の接続部17,18は互いに対向する
ように設けられており、結合材支持部材11とプローブ
本体12とを嵌合させる際に互いに接触することにより
電気的に接続される。電極15,16と接続部152,
162とを接続する導体151,161は、結合材支持
部材11の内周に沿って配置しても良いし、内周面に刻
設された溝又は凹部内に配置して良い、結合材支持部材
内部11に埋設するようにしても良い。
【0048】結合材10としては、例えば、硬度30°
以下のシリコン系ゴム等を用いることができるがこれに
限られない。また、滑り性の良いシリコン系ゴム等を用
いれば、プローブを検査対象の表面に接触させたままで
表面に沿って移動させて使用することができる。軽く水
等をつけると一層滑り性を高めることができる。
【0049】図2はプローブ1と検査対象表面3とを接
触させた状態を示す。プローブ1と検査対象表面3とが
接触すると、結合材10が変形し、結合材支持部材11
の端面1121が検査対象表面3に当接する。このと
き、結合材10が介在するセンサ部14の端面141と
検査対象表面3との間の距離が検出に使用する超音波の
波長λの1/4となるように結合材支持部材11の軸方
向長さ及び結合材10の大きさを設定する。このように
設定すれば、結合材10は音響整合層として機能するの
で、送出される超音波が効率良く進行する。ここでは、
結合材10が介在するセンサ部14の端面141と検査
対象表面3との距離を検出に使用する超音波の波長λの
1/4としているが、波長λの1/4の奇数(2n+
1)倍となるようにしても同様の効果が得られる。
【0050】また、結合材10を検査対象表面3への押
圧により変形可能な材質によって形成しているので、検
査対象が人体等の生体のように押圧力によって変形する
ものの場合には、検査対象側の変形量を低減することが
でき、プローブ1の押圧によって測定すべき皮下脂肪厚
を変化させてしまうことがなく、変形を含まない平常の
状態に近い状態で検査を行うことができる。
【0051】また、結合材10を球体として形成しても
良い。結合材10を球体として形成することにより、プ
ローブ1を皮膚のような検査対象表面に沿って移動させ
る場合に、結合材10自体が転動することにより、プロ
ーブと検査対象表面とを接触させたまま容易に移動させ
ることができる。
【0052】図3は、結合材10の交換方法を説明する
図である(図では電極等の詳細構造は省略してい
る。)。結合材10と、プローブ本体12及び結合材支
持部材11は別部材として構成されており、プローブ本
体12と結合材支持部材11も取り外し可能に嵌合して
いるので、結合材支持部材11をプローブ本体12から
取り外すことによって結合材10を容易に取り出すこと
ができる。従って、結合材10が汚れたり、破損した
り、劣化した場合にも、結合材10を交換するだけで良
く、従来のプローブのようにプローブ自体を交換する必
要がない。このため使用者自身が容易にメンテナンスを
行うことができ、維持費も抑制することができる。
【0053】図4は、本発明の第1の実施形態に係るプ
ローブ1を備えた検出装置4の内部構成の概略を示すブ
ロック図である。
【0054】結合材支持部材11の先端部112に設け
られた電極15,16は基板13上の接触検知回路19
に接続されている。センサ部14は、検出装置本体5か
らの指示に応じて、超音波の送信パルスの出力及び反射
波の受信を行う。また、センサ部14は基板13上の送
受信回路20に接続されている。送受信回路20は、検
出装置本体5との信号等の送受信を行う。
【0055】検出装置本体5には、主として、装置各部
を制御するとともに種々の情報処理を行うCPU51、
検出値等の情報を表示するLCD等の表示部52、検出
に必要な情報等を設定する設定スイッチ53、検出装置
全体の電源を投入・切断するための電源スイッチ54、
検出値,検査プログラム等の情報を記憶するメモリ5
5、接触状態の異常等を使用者に報知するブザーやラン
プ等の報知部56が備えられ、プローブ1の送受信回路
20との間でケーブル2を介して信号等の送受信を行
う。
【0056】図5は、本実施形態に係る検出装置におけ
る検出時の処理の流れを示すフローチャートである。
【0057】まず、例えば、図示しない検査開始スイッ
チにより、検査の開始が指示されると、メモリ55のリ
セット等の処理により初期状態となる(ステップ1)。
次に、表示部52にプローブ1と検査対象表面3との接
触状態が表示される(ステップ2)。このような表示は
ダイアグラム等によって行えば、使用者に分かりやす
い。プローブ1と検査対象表面3の接触状態が判定され
(ステップ3)、接触していなければ、接触していない
旨が表示され、接触していれば、その旨を表示するとと
もに、センサ部14を介して超音波の送信パルスを出力
する(ステップ4)。次に、検査対象による超音波パル
スの反射波を受信し、受信エコーの検波結果を解析する
(ステップ5)。解析によって得られた皮下脂肪厚を表
示部52に出力する(ステップ6)。
【0058】プローブ1と検査対象表面3との接触状態
は、2つの電極間17,18に所定の電圧を印加してお
き、電極17,18が検査対象の表面に接触した場合に
両電極間に発生する電圧又は両電極17,18間に流れ
る電流の値を検出することによって判定することができ
る。また、電極17,18を検査対象表面3に接触させ
た場合の接触ノイズの変化を検出することによって、プ
ローブ1と検査対象表面3との接触状態を判定するよう
にすることもできる。
【0059】また、上述の実施形態では、2つの電極1
7,18を設けているが、周方向により多くの電極を配
置しても良い。このように3個以上の電極を用いると、
プローブと検査対象表面との接触状態に応じてそれぞれ
の電極間の電気的接続状態が異なる可能性があるので、
電気的接続状態の相違を検出することによって、軸ぶれ
のようにプローブの検査対象表面に対する姿勢の適・不
適を判定することができる。
【0060】また、本実施形態では、人体の皮下脂肪厚
を測定する場合について説明しているが、ヒト以外の動
物の皮下脂肪厚を測定するようにしても良いし、皮下脂
肪厚以外の内部構造を検出する装置に用いることもでき
る。また、野菜等の植物を検査対象として内部構造を検
出することもできるし、機械や金属等の無生物を検査対
象として内部構造を検出するようにすることもできる。
【0061】(第2の実施形態)図6は本発明の第2の
実施形態に係るプローブ21の構造を示す断面図であ
る。第1の実施形態に係るプローブ1と同様の構成につ
いては同様の符号を用いて説明を省略する。
【0062】略円筒形状のプローブ本体12及び結合材
支持部材11は第1の実施形態とほぼ同様の形状を有す
る。
【0063】本実施形態では、プローブ本体12のセン
サ支持部123の開口1231に対して、センサ部24
は軸方向に摺動可能に支持されている。センサ部24の
基板13側の端面241の中央部には円錐台形状の凸部
242が設けられている。また、基板13のセンサ部2
4側には、凸部242に対向する位置にスイッチ22が
設けられている。センサ部24と基板13とは導線23
等により電気的に接続される。センサ部24の基板13
側端面241と対向する基板13のセンサ部24側端面
131との間にはセンサ部24を結合材10側に突出す
るように付勢するバネ25が設けられている。バネ25
は、センサ部24の凸部242の外周とスイッチ22の
外周を覆うように巻回するつる巻きバネであるが、セン
サ部24を結合材10側に付勢する手段であれば、これ
に限らない。
【0064】結合材支持部材11の内部に収容された結
合材10は、第1の実施形態と同様に変形可能である。
しかし、本実施形態では、プローブ21が検査対象の表
面に接触しない状態でも、結合材10はセンサ部24の
端面243に接触し、バネ25で付勢されたセンサ部2
4によって、先端部112側に押圧される。結合材支持
部材11の先端部112側は縮径しているので、プロー
ブ21を検査対象表面から離間させた状態では、先端部
112側に押圧された結合材10はセンサ部24と結合
材支持部材11の先端部112との間で挟持された状態
で、結合材10の一部が開口部113から露出して保持
される。
【0065】図7に示すようにプローブ21が検査対象
表面3に当接し、押圧されると、検査対象表面3によっ
て結合材10はセンサ部24側へと押圧される。センサ
部24はセンサ部支持部123に摺動可能に支持され、
バネによって付勢されているので、結合材10によって
押圧されたセンサ部24はバネ25の付勢力に抗してス
イッチ22側へと押し込まれる。結合材10によって押
し込まれたセンサ部24の凸部242がスイッチ22を
押すことによって、プローブ21が検査対象表面3に所
定の押圧力で接触したものと判断する。本実施形態で
は、このようにしてプローブ21の検査対象表面3に対
する接触状態を検出することができる。
【0066】また、バネ25の付勢力やスイッチの動作
力を調整することにより、適切な押圧力が実現でき、測
定再現性を向上させることができる。すなわち、バネ2
5の付勢力を、プローブ21が、所定の押圧状態で検査
対象表面に押圧された場合に、スイッチ22がオンとな
るように設定する。このようにすれば、スイッチ22の
オン・オフによって当該押圧力が測定に適正な押圧力で
あるか否かを判断し、適正な押圧状態であることを検出
することによって、測定値を確定させる、あるいは測定
をスタートさせるようにすることができる。このとき、
スイッチ22の動作力、すなわち、どの程度押し込まれ
た場合にオンとなるかを調整することによっても同様に
押圧状態を検出することができる。また、スイッチ22
は、上述の実施形態のようにバネ25によって付勢され
たセンサ部24が押し込まれることによってオンとなる
ような構成に限られない。例えば、プローブを軽く検査
対象表面3に接触させ、徐々にプローブを押しつけてゆ
き、結合材10に一定の押圧力が作用したときに、その
押圧力によって結合材10に生じる変形によってスイッ
チがオンとなり、スイッチがオンとなった状態が適切な
押圧状態として、測定値を確定させる、あるいは測定を
開始させるようにすることもできる。この場合も結合材
10がどの程度変形したときにスイッチ22をオンさせ
るかを調整することにより、検査対象表面に対するプロ
ーブの押圧状態を検出することができる。
【0067】図8は、本発明の第2の実施形態に係るプ
ローブ21を備えた検出装置40の内部構成の概略を示
すブロック図である。
【0068】検出装置本体5の構成は第1の実施形態と
同様であるので、説明を省略する。本実施形態に係るプ
ローブ21には、上述したようにセンサ部24によって
押圧又は解除されるスイッチ22が設けられ、送受信回
路20に電気的に接続されている。プローブ21には接
触状態を検出するための電極が設けられていない点を除
いて、プローブ21の他の構成要素及びプローブ21と
検出装置本体5との接続構造は第1の実施形態と同様で
ある。
【0069】図9は、本実施形態に係る検出装置40に
おける検出時の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【0070】まず、例えば、図示しない検査開始スイッ
チにより、検査の開始が指示されると、メモリのリセッ
ト等の処理により初期状態となる(ステップ11)。次
に、表示部52にプローブ21と検査対象表面との接触
状態が表示される(ステップ12)。スイッチ22がオ
ンか否かが判定され(ステップ13)、スイッチ22が
オンでなければ、プローブ21と検査対象の表面とが接
触していない旨が表示され、スイッチ22がオンであれ
ば、プローブ21と検査対象の表面とが接触している旨
を表示するとともに、センサ部24を介して超音波の送
信パルスを出力する(ステップ14)。次に、検査対象
による超音波パルスの反射波を受信し、受信エコーの検
波結果を解析する(ステップ15)。解析によって得ら
れた皮下脂肪厚を表示部52に出力する(ステップ1
6)。
【0071】(他の実施形態)以下に本発明の他の実施
形態について説明する。
【0072】図10〜13に結合材の形状が異なるプロ
ーブの実施形態を示す。プローブ1本体の内部構造は第
1の実施形態と同様であるので、同様の符号を用いて説
明を省略する(図10〜13では、電極等の詳細構造は
省略している。)。
【0073】結合材はいずれも結合材支持部材11の先
端部1121とセンサ部14の端面141との間に挟持
されており、プローブ1が検査対象表面に当接しない状
態でも結合材はセンサ部14の端面に接触している。
【0074】図10に示す第4の実施形態では、結合材
101は、円柱の一方の端面を半球状に形成した形状を
なす。結合材支持部材11の開口部113からは結合材
101の半球部1011が露出し、結合材101の周面
1012が結合材支持部材11の内周面114に接触
し、結合材101の平坦な端部1013がセンサ部14
の端面141及びセンサ部支持部123の端面1233
に接触している。
【0075】本実施形態においても、プローブ1を検査
対象表面に当接させ、押圧することにより、結合材10
1が変形する。本実施形態では、半球部1011が変形
して結合材支持部材11との間に存在する空間を埋める
が、結合材101の端部1013とセンサ部14との接
触状態は変化しない。
【0076】図11に示す第5の実施形態では、結合材
102は、円柱の一方の端面を半球状とし、他方の端面
を頂点が丸みを帯びた円錐台形状に形成されている。結
合材支持部材11の開口部113からは結合材102の
半円球部1021が露出し、結合材1021の周面10
22が結合材支持部材11の内周面114に接触し、結
合材102の円錐台部1023の頂点1024がセンサ
部14の端面141に接触している。
【0077】本実施形態では、プローブ1を検査対象表
面に当接させ、押圧する際には、半球部1021と検査
対象表面との接触、及び円錐台部1023とセンサ部1
4の端面141との接触がともに点接触から面接触へと
移行し、それぞれの間の空気を押し出し、センサ部14
と検査対象表面との間隙を結合材102が満たす。
【0078】図12に示す第6の実施形態では、結合材
103は、円錐台の底面どうしを接合した形状を有す
る。一方の円錐台部1031が結合材支持部材11の開
口部113から露出し、円錐台の底面の外周部1032
が結合材支持部材11の内周面114に接触し、他方の
円錐台部1033の頂点10331がセンサ部14の端
面141に接触している。
【0079】本実施形態では、プローブ1を検査対象表
面に当接させ、押圧する際には、円錐台部1031と検
査対象表面との接触、及び円錐台部1033とセンサ部
14の端面141との接触がともに点接触から面接触へ
と移行し、それぞれの間の空気を押し出し、センサ部1
4と検査対象表面との間隙を結合材103が満たす。
【0080】図13に示す第7の実施形態では、結合材
104は、円柱の両方の端面を半球状とした形状に形成
されている。結合材支持部材11の開口部113からは
結合材104の一方の半球部1041が露出し、円柱の
外周部1042が結合材支持部材11の内周面114に
接触し、結合材104の他方の半球部1043の頂部1
0431がセンサ部14の端面141に接触している。
【0081】本実施形態では、プローブ1を検査対象表
面に当接させ、押圧する際には、半球部1041と検査
対象表面との接触、及び円錐台部1043とセンサ部1
4の端面141との接触がともに点接触から面接触へと
移行し、それぞれの間の空気を押し出し、センサ部14
と検査対象表面との間隙を結合材104が満たす。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、超音波を用いて物体内
部の構造を検査する機器において、超音波を効率よく伝
播させ、高精度の検査を可能とする結合材及びプローブ
を提供することができる。また、検査対象が人体等の生
体のように押圧力によって変形するものであっても、検
査対象側の変形量を低減することができ、変形を含まな
い平常の状態に近い状態で内部構造の検査を行うことが
できる。また、本発明によれば、超音波を用いて物体内
部の構造を検査する機器において、超音波を効率よく伝
播させ、高精度の検査が可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の第1の実施形態に係るプ
ローブ1の構造を示す断面図であり、図1(b)は同プ
ローブ1を先端部側からみた図である。
【図2】図2は本発明の第1の実施形態に係るプローブ
と検査対象表面とを接触させた状態を示す図である。
【図3】図3は本実施形態に係る結合材の交換方法を説
明する図である。
【図4】図4は本発明の第1の実施形態に係るプローブ
を備えた検出装置の内部構成の概略を示すブロック図で
ある。
【図5】図5は本発明の第1の実施形態に係る検出装置
における検出時の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図6】図6は本発明の第2の実施形態に係るプローブ
の構造を示す断面図である。
【図7】図7は本発明の第2の実施形態に係るプローブ
と検査対象表面とを接触させた状態を示す図である。
【図8】図8は本発明の第2の実施形態に係るプローブ
を備えた検出装置の内部構成の概略を示すブロック図で
ある。
【図9】図9は本発明の第2の実施形態に係る検出装置
における検出時の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図10】図10は本発明の第3の実施形態に係るプロ
ーブの構造を示す断面図である。
【図11】図11は本発明の第4の実施形態に係るプロ
ーブの構造を示す断面図である。
【図12】図12は本発明の第5の実施形態に係るプロ
ーブの構造を示す断面図である。
【図13】図13は本発明の第6の実施形態に係るプロ
ーブの構造を示す断面図である。
【図14】図14は従来技術に係るプローブを示す図で
ある。
【符号の説明】
1,21 プローブ 10,101,102,103,104 結合
材 11 結合材支持部材 12 プローブ本体 14 センサ部 15,16 電極 22 スイッチ 52 表示部 56 報知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 達矢 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 株式会社オムロンライフ サイエンス研究所内 (72)発明者 山田 聡 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 株式会社オムロンライフ サイエンス研究所内 Fターム(参考) 2G047 AA12 AC05 EA09 EA10 GA05 GE03 4C301 AA01 DD22 EE11 GA01 GC01

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波を用いて物体内部の構造を検査す
    る機器に用いられ、送出された超音波の検査対象からの
    反射波を検出するセンサ部と該検査対象との間に介在す
    る結合材であって、 前記検査対象表面による押圧力によって変形可能な材質
    からなり、 前記検査対象側の表面形状が該検査対象側に凸な曲面を
    なす結合材。
  2. 【請求項2】 前記結合材の全体形状が略球状をなす請
    求項1に記載の結合材。
  3. 【請求項3】 前記センサ部側の表面形状がセンサ部側
    に凸な曲面をなす請求項1に記載の結合材。
  4. 【請求項4】 超音波を用いて物体内部の構造を検査す
    る機器に用いられ、送出された超音波の検査対象からの
    反射波を検出するセンサ部を備えたプローブであって、 前記センサ部と前記検査対象との間に介在し、前記検査
    対象表面による押圧力によって変形可能な材質からなる
    とともに、該検査対象側の表面形状が検査対象側に凸な
    曲面をなす結合材と、 前記結合材を支持する結合材支持部と、を備えたプロー
    ブ。
  5. 【請求項5】 前記係合材支持部は前記結合材を着脱可
    能に支持するとともに、前記結合材支持部はプローブ本
    体に対して着脱可能に設けられている請求項4に記載の
    プローブ。
  6. 【請求項6】 前記結合材支持部は検査対象表面に当接
    する当接部を備え、 前記結合材支持部は、前記当接部に当接する検査対象表
    面に対して前記センサ部を所定距離だけ隔てて対向する
    ように位置させる位置決め部を構成する請求項4又は5
    に記載のプローブ。
  7. 【請求項7】 前記結合材は、検査対象からの押圧力に
    よって前記当接部によって位置決めされたセンサ部と検
    査対象表面との間隙を満たす請求項4乃至6のいずれか
    に記載のプローブ。
  8. 【請求項8】 前記結合材は、 プローブを検査対象表面に当接させない状態では、前記
    センサ部との間に間隙を有し、 プローブを検査対象表面に当接させた状態で、該検査対
    象からの押圧力によって前記当接部によって位置決めさ
    れたセンサ部と検査対象表面との間隙を満たす請求項7
    に記載のプローブ。
  9. 【請求項9】 前記結合材の前記センサ部側の表面形状
    がセンサ部側に凸な曲面をなす請求項7又は8に記載の
    プローブ。
  10. 【請求項10】 前記結合材の全体形状が略球状をなす
    請求項9に記載のプローブ。
  11. 【請求項11】 検査のために送出される超音波の波長
    λに対して、 プローブを検査対象表面に当接させた状態において結合
    材によって満たされた前記検査対象表面とセンサ部との
    間隔を(2n+1)/4λ(nは0又は正の整数)とし
    た請求項7乃至10のいずれかに記載のプローブ。
  12. 【請求項12】 前記結合材の検査対象側を滑り性の良
    い材質にて形成した請求項4乃至11のいずれかに記載
    のプローブ。
  13. 【請求項13】 検査対象との接触状態を検出する接触
    状態検出手段を備えた請求項4乃至12のいずれかに記
    載のプローブ。
  14. 【請求項14】 前記接触状態検出手段は、前記当接部
    に設けられた少なくとも2つの電極を含む請求項13に
    記載のプローブ。
  15. 【請求項15】 前記接触状態検出手段は、検査対象に
    よって押圧された結合材によって押圧されるスイッチを
    含む請求項13に記載のプローブ。
  16. 【請求項16】 送出された超音波の検査対象からの反
    射波を検出するセンサ部を備えたプローブを有し、超音
    波を用いて検査対象内部の構造を検査する検査機器であ
    って、 前記プローブとして請求項4乃至12のいずれかに記載
    のプローブを備えた検査機器。
  17. 【請求項17】 送出された超音波の検査対象からの反
    射波を検出するセンサ部を備えたプローブを有し、超音
    波を用いて検査対象内部の構造を検査する検査機器であ
    って、 前記プローブとして構成される請求項13乃至15のい
    ずれかに記載のプローブと、 前記接触状態検出手段によって検出された接触状態を報
    知する接触状態報知手段と、 を備えた検査機器。
  18. 【請求項18】 前記接触状態検出手段によって検出さ
    れた接触状態に応じて検査を開始する請求項17に記載
    の検査機器。
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