JP2003000219A - 刻タバコの製造システムおよびその製造方法 - Google Patents

刻タバコの製造システムおよびその製造方法

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JP2003000219A
JP2003000219A JP2001187003A JP2001187003A JP2003000219A JP 2003000219 A JP2003000219 A JP 2003000219A JP 2001187003 A JP2001187003 A JP 2001187003A JP 2001187003 A JP2001187003 A JP 2001187003A JP 2003000219 A JP2003000219 A JP 2003000219A
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shredded tobacco
shredded
cut tobacco
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Nobuyasu Endo
信康 遠藤
Takashi Koyama
孝 小山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刻タバコの気流乾燥を安定して行え、刻タバ
コの品質および膨嵩性の向上を図ることができる刻タバ
コの製造システムおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】 刻タバコの製造方法を実施する製造シス
テムは、タバコ葉を裁刻して得た刻タバコに第2加香装
置8にて第2添加液を付与し、この後、刻タバコを気流
乾燥する前に、刻選別装置10にて刻タバコを互いに絡
まり合った大きな塊部分とばら部分とに選別し、刻タバ
コのばら部分は気流乾燥にて乾燥処理されるが、刻タバ
コの塊部分は刻解除装置12にて解された後に気流乾燥
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タバコ葉を裁刻し
て刻タバコを製造する製造システムおよびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、改良した刻タバコの製造シ
ステムおよびその製造方法を特願2000-038570号として
既に出願している。この出願の製造システムおよび製造
方法は、タバコ葉を刻タバコに裁刻してからその刻タバ
コの乾燥処理前に、刻タバコに香料を含む添加液を付与
するようにしている。
【0003】このように乾燥処理前の刻タバコの段階
で、刻タバコに添加液を付与すれば、刻タバコ中の添加
液の含有率が効率良く高められ、この結果、乾燥後にお
ける刻タバコ中の残存香料が増加し、その品質向上に大
きく寄与するものとなる。また、刻タバコ中の添加液の
含有率、つまり、その含水率が高く、そして、刻タバコ
の乾燥が気流乾燥にて処理される場合にあっては、刻タ
バコ中の水分が急激に蒸発することで、刻タバコに縮
れ、いわゆるカールを発生させることができ、このよう
な刻タバコのカールはその膨嵩性を高め、刻タバコの充
填効率を大きく改善することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに乾燥処理前にて、刻タバコ中の添加剤の含有率が高
いと、このような刻タバコは密着性が強まるため、互い
に絡まり合って大きな塊を作り易い。刻タバコが大きな
塊の状態で気流乾燥機の風送管に投入されると、風送管
内にて良好に分散されず、その乾燥処理が不十分なもの
となる。このため、乾燥処理後における刻タバコの含水
率にばらつきが発生し、刻タバコの品質の安定化が損な
われるばかりでなく、刻タバコに所望のカールを付与で
きないことにもなる。
【0005】本発明は上述した事情に基づいてなされた
もので、その目的とするところは、刻タバコの気流乾燥
を良好に行え、乾燥後における刻タバコの品質安定化を
図る一方、カール付きの刻タバコを確実に製造すること
ができる刻タバコの製造システムおよびその製造方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の刻タバコの製造システム(請求項1)は、
調湿されたタバコ葉に第1添加液を付与する第1添加装
置と、第1添加装置から受取ったタバコ葉を裁刻して刻
タバコに形成する裁刻機と、刻タバコに第2添加液を付
与する第2添加装置と、第2添加装置から刻タバコを受
取り、刻タバコを互いに絡まり合った所定の大きさ以上
の塊部分と、この塊部分以外のバラ部分とに選別する選
別装置と、選別装置から刻タバコのばら部分を受取って
乾燥する気流乾燥機と、乾燥後の刻タバコに香料を含む
最終添加剤を付与する第3添加装置とを備えており、そ
して、本発明の刻タバコの製造方法(請求項6)は請求
項1のシステムを使用して実施される。
【0007】上述の製造システムおよび製造方法によれ
ば、刻タバコの乾燥処理に先立ち、刻タバコは塊部分と
ばら部分とに選別され、そのばら部分が気流乾燥機に供
給されて、この気流乾燥機にて乾燥処理を受ける。選別
装置は、搬送面を有した振動コンベアと、この振動コン
ベアにその搬送面の上方に位置して設けられ、刻タバコ
中のばら部分を搬送面に向けて通過させる一方、その塊
部分を保持しながら移送する振動篩とを含む(請求項
2)。
【0008】このように選別装置によれば、振動篩上に
て刻タバコが振動されることで、刻タバコ中の塊部分の
解しが促進され、振動篩を通過する刻タバコ量が増加す
る。また、振動篩は刻タバコの塊部分を移送させるの
で、その塊が選別装置内にて滞留することはない。好ま
しくは、振動篩は、刻タバコ中のばら部分を通過させる
篩面を振動コンベアの搬送方向に間隔を存して複数備え
ており、そして、各篩面は、搬送面の幅方向に所定の間
隔を存し、かつ、その移送方向に向けて上方に傾斜した
ロッドの配列から形成されている(請求項3)。
【0009】上述の選別装置によれば、刻タバコの塊部
分が移送される過程にて、塊部分は篩面を通過する度
に、篩面以外の振動篩上に落下し、この落下により塊部
分の解しがさらに促進される。刻タバコの製造システム
は、刻タバコの塊部分を受取って、この塊部分をばら状
態に解し、解した刻タバコを排出する解除装置をさらに
備えることができる(請求項4)。
【0010】このような解除装置は刻タバコの塊部分を
解し、解した刻タバコはばら状態となることで、気流乾
燥機での乾燥処理に適したものとなる。好ましくは、解
除装置は、選別装置から刻タバコの塊部分を受取るべく
選別装置に直結され、そして、製造システムは、選別装
置からの刻タバコのばら部分と解除装置から排出された
ばら状態の刻タバコを受取り、これらを一緒にして気流
乾燥機に向けて供給する供給経路をさらに含む(請求項
5)。
【0011】このような製造システムによれば、第2添
加液の付与を受けた刻タバコは全て気流乾燥機に連続的
に導かれる。具体的には、上述の解除装置は、上部に刻
タバコの塊部分を受入れる入口を有するとともに、下部
に排出口を有するハウジングと、ハウジング内に回転可
能に設けられ、周面から突出した複数のピンを有するド
ラムと、ドラムの下部を覆いかつ所定のパターンで分布
された開口を有するバスケットとを含んでいる(請求項
6)。
【0012】このような解除装置によれば、ハウジング
内にその入口から刻タバコの塊部分が投入されると、塊
部分はドラムの回転に伴い、ピンとの衝突を繰り返して
解され、そして、バスケットの開口を通じて、ハウジン
グの排出口に導かれる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、刻タバコの製造システム
およびその製造方法を示す。製造システムは、ラミナタ
バコ(タバコ葉)のコンディショニング装置2、第1加
香装置(第1添加装置)4、蔵置サイロ5、裁刻機6、
第2加香装置(第2添加装置)8、刻選別装置10、刻
解除装置12、気流乾燥機14および第3加香装置(第
3添加装置)16を含む。
【0014】コンディショニング装置2はラミナタバコ
の供給を受け、このラミナタバコに水、蒸気および熱な
どを加えて、その含水率を所定の値に調整する。第1加
香装置4は、コンディショニング装置2にて調湿された
後のラミナタバコに第1添加液を付与し、その含水率を
17〜35重量%、好ましくは19〜28重量%に調整
する。
【0015】ここで、第1添加液はラミナタバコの種類
により異なる。具体的には、ラミナタバコがブライト種
(黄色種)やオリエント種である場合、第1添加液はプ
ロピレングリコール(PG)やグリセリン(G)等の保
湿剤を主成分とし、甘草エキス等の香料を加えた水溶液
が好適し、これに対し、ラミナタバコがバーレー種であ
る場合、第1添加液はプロピレングリコール等の保湿剤
にココア等の香料を加えた水溶液が好適する。
【0016】第1加香装置4にて第1添加液が付与され
たラミナタバコは、必要に応じて蔵置サイロ5にて所定
期間貯蔵された後に裁刻機6に供給され、裁刻機6にて
刻タバコに裁刻され、そして、刻タバコは裁刻機6から
第2加香装置8に供給される。第2加香装置8は刻タバ
コに第2添加液を付与し、刻タバコの含水率を17〜3
5重量%、好ましくは19〜28重量%に維持する。第
2添加液もまたタバコラミナの種類によって異なるが、
そのラミナの種類に応じて第1添加液と同様なものを使
用できる。
【0017】この後、刻タバコは第2加香装置8から刻
選別装置10に供給され、この刻選別装置10にて、刻
タバコは互いに絡まり合った大きな塊部分と、このよう
な塊部分以外のばら部分とに選別される。刻タバコのば
ら部分は刻選別装置10から気流乾燥機14に向けて供
給され、そして、刻タバコの塊部分は刻解除装置12を
経た後、気流乾燥機14に向けて供給される。
【0018】気流乾燥機14は、160〜300℃、好
ましくは180〜260℃の気流温度にて刻タバコを乾
燥処理し、その含水率を9〜14重量%、好ましくは1
2〜14重量%まで急速に減少させる。この後、乾燥処
理された刻タバコは第3加香装置16に供給され、この
第3加香装置16にて刻タバコに第3添加液が付与され
る。第3添加液はメントールアネトール、シンナムアル
デヒド、バニリン、エチルバニリン、ペパーミント油又
はスペアミント油等を含む水溶液からなり、このような
第3添加液により刻タバコにトップフレーバが付与され
ることになる。
【0019】そして、トップフレーバが付与された後の
刻タバコは第3加香装置16から巻上機18に向けて供
給され、巻上機18にて刻タバコは巻紙に包み込まれ、
シガレットが製造される。上述した製造システム中、刻
選別装置10および刻解除装置12を除いて、コンディ
ショニング装置2、第1〜3加香装置4,8,16、蔵
置サイロ5,裁刻機6および気流乾燥機14は公知であ
るので、これらの構成の具体的な図示およびその説明は
省略し、以下には刻選別装置10および刻解除装置12
についてのみ説明する。
【0020】図2は刻選別装置10および刻解除装置1
2を示し、刻選別装置10は振動コンベア20を備えて
いる。振動コンベア20は加振機構22により振動され
る搬送面24を有する。振動コンベア20にはその搬送
面24を上方から覆うようにして、振動篩26が装着さ
れており、振動篩26は振動コンベア20と一体に振動
する。振動コンベア20の搬送方向でみて、振動篩26
の上流端にはホッパ28が配置され、このホッパ28は
たとえばベルトコンベア30を介して前述した第2加香
装置8に接続されている。したがって、第2加香装置8
にて第2添加液の付与を受けた刻タバコTは、第2加香
装置8からベルトコンベア30を通じてホッパ28、つ
まり、振動篩26の上流端に直ちに供給される。
【0021】振動篩26は、振動コンベア20の搬送方
向に間隔を存して配置された3つの篩面32と、これら
篩面32の上流側にそれぞれ配置された受け面34とか
ら構成されている。受け面34は、振動コンベア20の
搬送面24と平行であり、そして、前述したホッパ28
は最も上流に位置する受け面34の直上に配置されてい
る。
【0022】図3に示すように各篩面32は、搬送面2
4の幅方向に所定の間隔を存して配列された複数の丸ロ
ッド36から形成され、これら丸ロッド36は対応する
受け面34から上方に向け傾斜した状態で振動コンベア
20の搬送方向に延びている。したがって、各篩面32
は振動コンベア20の搬送方向に対し、上昇する方向に
傾斜している。
【0023】ここで、各篩面32における丸ロッド36
の間隔は、たとえば10〜30mmの範囲にあり、また、
その長さは200〜300mmの範囲にあるのが好まし
い。そして、各篩面32の下流縁とその前方に位置する
受け面34との間の高さは20〜50mmの範囲にある。
前述したように振動篩26上に供給された刻タバコT
は、振動コンベア20と一体にして振動篩26が振動す
ることで、振動コンベア20の搬送方向に移送され、各
篩面32を順次通過する。ここで、前述したように刻タ
バコTは第2添加液の付与を受けているので、その含水
率、つまり、密着性が高いことから、互いに絡まり合っ
て大きな塊を作り易い状態にある。
【0024】このような刻タバコTの塊のうち、振動篩
26における各丸ロッド36間の間隔よりも大きな塊部
分は振動篩26を通過できないので、振動篩26上を移
送され、しかしながら、丸ロッド36間の間隔よりも小
さい塊を含むばら状の刻タバコT、つまり、刻タバコT
のばら部分は振動篩26を通過することで、振動コンベ
ア20の搬送面24上に落下し、この後、搬送面24上
を搬送される。ここで、各丸ロッド36の周面は滑らか
であるから、刻タバコTのばら部分が振動篩26を通過
する際、その刻タバコが破砕されることもない。
【0025】刻タバコTの塊は振動篩26から受ける振
動や、各篩面32から下流の受け面34上に落下する際
の衝撃により解され、その結合が強固でかつ大きな塊部
分のみが振動篩26上を移送され、したがって、刻タバ
コTは振動篩26上の塊部分と、搬送面24上のばら部
分とに選別される。搬送面24上の刻タバコTのばら部
分は、その下流端に設けた排出口38からシュート40
を通じてベルトコンベア42上に供給され、このベルト
コンベア42により前述した気流乾燥機14に向けて供
給される。
【0026】一方、振動篩26上に残る刻タバコTの塊
部分は振動篩26の下流端から刻解除装置12を介して
ベルトコンベア42に供給され、刻解除装置12は図2
から明らかなようにベルトコンベア42の上方に配置さ
れている。より詳しくは、刻解除装置12はハウジング
44を備え、このハウジング44は上部に入口46を有
し、この入口46を通じて刻タバコTの塊部分が刻選別
装置10、つまり、振動篩26からハウジング44内に
投入される。また、ハウジング44の下面は排出口48
として開口し、この排出口48はシュート50を介して
ベルトコンベア42に接続されている。
【0027】ハウジング44内にはドラム52が回転可
能に配置されている。このドラム52はその外周面の一
部が入口46を通じて露出し、図2でみて時計方向に回
転される。ドラム52の外周面には多数のピン54が突
設され、これらピン54の配列は図4に示されている。
図4はドラム52における外周面の展開図を示し、この
展開図から明らかなように、ピン54はドラム52の回
転方向に隣接するV字配列にて配置され、隣接するV字
配列はドラム52の軸線方向に互いにずれた状態にあ
る。
【0028】ドラム52の下側の半周部分はバスケット
56により覆われ、このバスケット56はハウジング4
4内に脱着可能にして装着可能となっている。バスケッ
ト56はその全面に分布された多数の円形開口58を有
し、これら円形開口58の分布パターンは図5のバスケ
ット56の展開図に示されている。なお、円形開口58
は内径10〜40mmで、そして、バスケット56の開口
率は20〜60%であるのが好ましい。
【0029】入口46を通じてハウジング44内に投入
された刻タバコTの塊部分はドラム52の外周面に受止
められ、そして、ドラム52の回転に伴いバスケット5
6に向けで移送される。この際、刻タバコTの塊部分は
ピン54との衝突を繰り返して解され、そして、解され
てばら状になった刻タバコTはバスケット56の円形開
口58を通じて排出口48に導かれ、そして、この排出
口48からシュート50を介してベルトコンベア42上
に供給される。したがって、刻解除装置12からのはら
状態の刻タバコTは、刻選別装置10から供給される刻
タバコTのばら部分と合流し、そして、気流乾燥機14
に向けて供給される。
【0030】ここで、ドラム52の周速はピン54によ
り刻タバコTが破砕されない程度に抑制され、たとえば
1.5〜13.5m/sの範囲、好ましくは1.5〜4.
5m/sの範囲にある。上述したように第2加香装置8か
ら供給される刻タバコT中に大きな塊部分が存在してい
ても、この塊部分は刻選別装置10により刻タバコTの
ばら部分と分離され、この後、刻解除装置12にて解さ
れてばら状となるので、気流乾燥機14に刻タバコTの
塊部分がそのまま供給されてしまうことはない。
【0031】したがって、気流乾燥機14に供給された
刻タバコTはその乾燥気流中に良好に分散されることに
なり、所望の含水率まで均一に乾燥される。この結果、
刻タバコTの品質が安定するばかりでなく、刻タバコT
にカールを確実に発生させることができ、刻タバコTの
膨嵩性を高めることができる。また、刻解除装置12
は、刻タバコTの塊をピン54により機械的に解すもの
であるけれども、この時点での刻タバコTはその含水率
が高いので、柔軟性を十分に有し、しかも、そのドラム
52の周速が抑えられているので、刻解除装置12での
刻タバコTの破砕は防止される。
【0032】本発明は、上述の一実施形態に制約される
ものではなく種々の変形が可能である。図1に示した製
造システムおよび製造方法において、ラミナタバコは同
一種類のタバコ葉であってもよいし、複数種のタバコ葉
を混合したものであってもよい。
【0033】また、図2に示した刻選別装置12の振動
篩26は4つ以上の篩面32を備えていてもよいし、ま
た、振動篩26に代えて、図6に示すような振動篩60
を使用してもよい。この振動篩60の篩面は振動コンベ
ア20の搬送方向に延びる多数のスリットから形成され
ている。さらに、図2に示されているように刻解除装置
12は刻選別装置10に直結され、刻選別装置10にて
選別された刻タバコTの塊部分を直ちに解すものとなっ
ているが、刻選別装置10から刻解除装置12を分離
し、刻解除装置12での解し処理をバッチ処理としても
よい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の刻タバコ
の製造システムおよびその製造方法(請求項1,7)に
よれば、刻タバコに第2添加液を付与した後、その刻タ
バコを気流乾燥する前に、刻タバコに対して選別処理を
行っているので、刻タバコが互い絡まり合った大きな塊
の状態のままで気流乾燥されることはなく、刻タバコは
乾燥気流中に良好に分散し、所望の含水率まで均一に乾
燥される。この結果、刻タバコの品質が安定するばかり
でなく、刻タバコにカールを確実に発生させることがで
き、その膨嵩性を高めることができる。
【0035】選別装置は振動コンベアに振動篩を設ける
だけで簡単に実現され(請求項2)、そして、その振動
篩の篩面が上方に向けて傾斜したロッドの配列から形成
されていると(請求項3)、刻タバコの破砕を招くこと
なく、その選別を効率良く行える。そして、製造システ
ムに解除装置が備えられていれば(請求項4)、この解
除装置にて、刻タバコを選別した得た塊部分を解すこと
で、その解した刻タバコを気流乾燥機に向けて供給する
ことができる。
【0036】また、解除装置が選別装置に直結されてい
れば(請求項5)、刻タバコの製造効率が高まり、そし
て、解除装置はピン付きの回転可能なドラムと、バスケ
ットとを組合せることで(請求項6)、簡単に得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の製造システムおよび製造方法を示
した概略図である。
【図2】図1の刻選別装置および刻解除装置を部分的に
破断して示した図である。
【図3】刻選別装置における振動篩の一部を拡大して示
した斜視図である。
【図4】刻解除装置におけるドラムの外周面を展開して
示した図である。
【図5】刻解除装置のバスケットを展開して示した図で
ある。
【図6】変形例の振動篩を示した断面図である。
【符号の説明】
4 第1加香装置(第1添加装置) 6 裁刻機 8 第2加香装置(第2添加装置) 10 刻選別装置 12 刻解除装置 14 気流乾燥機 16 第3加香装置(第3添加装置) 20 振動コンベア 24 搬送面 26 振動篩 32 篩面 36 丸ロッド 44 ハウジング 46 入口 52 ドラム 54 ピン 56 バスケット 58 開口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調湿されたタバコ葉に第1添加液を付与
    する第1添加装置と、 前記第1添加装置から受取った前記タバコ葉を裁刻して
    刻タバコに形成する裁刻機と、 前記刻タバコに第2添加液を付与する第2添加装置と、 前記第2添加装置から前記刻タバコを受取り、前記刻タ
    バコが絡まり合った所定の大きさ以上の塊部分と、前記
    塊部分以外のばら部分とに選別する選別装置と、 前記選別装置から前記刻タバコの前記ばら部分を受取っ
    て乾燥する気流乾燥機と、 乾燥後の前記刻タバコに香料を含む最終添加剤を付与す
    る第3添加装置とを備えたことを特徴とする刻タバコの
    製造システム。
  2. 【請求項2】 前記選別装置は、 搬送面を有した振動コンベアと、 前記振動コンベアに前記搬送面の上方に位置して設けら
    れ、前記刻タバコ中の前記ばら部分を前記搬送面に向け
    て通過させる一方、前記刻タバコの前記塊部分を保持し
    ながら移送する振動篩とを含むことを特徴とする請求項
    1に記載の刻タバコの製造システム。
  3. 【請求項3】 前記振動篩は、前記刻タバコ中の前記ば
    ら部分を通過させる篩面を前記振動コンベアの搬送方向
    に間隔を存して複数備えており、 前記各篩面は、前記搬送面の幅方向に所定の間隔を存
    し、かつ、前記移送方向に向けて上方に傾斜したロッド
    の配列から形成されていることを特徴とする請求項2に
    記載の刻タバコの製造システム。
  4. 【請求項4】 前記刻タバコの前記塊部分を受取って、
    前記塊部分をばら状態に解し、解した刻タバコを排出す
    る解除装置をさらに備えることを特徴とする請求項1〜
    3の何れに記載の刻タバコの製造システム。
  5. 【請求項5】 前記解除装置は、前記選別装置から前記
    刻タバコの前記塊部分を受取るべく前記選別装置に直結
    されており、 前記選別装置からの前記刻タバコの前記ばら部分と前記
    解除装置から排出されたばら状態の前記刻タバコをそれ
    ぞれ受取り、これらを一緒にして前記気流乾燥機に向け
    て供給する供給経路をさらに含むことを特徴とする請求
    項4に記載の刻タバコの製造システム。
  6. 【請求項6】 前記解除装置は、 上部に前記刻タバコの前記塊部分を受入れる入口を有す
    るとともに、下部に排出口を有するハウジングと、 前記ハウジング内に回転可能に設けられ、周面から突出
    した複数のピンを有するドラムと、 前記ドラムの下部を覆いかつ所定のパターンで分布され
    た開口を有するバスケットとを含むことを特徴とする請
    求項4又は5に記載の刻タバコの製造システム。
  7. 【請求項7】 調湿されたタバコ葉に第1添加液を付与
    した後に、前記タバコ葉を裁刻して刻タバコに形成し、 前記刻タバコに第2添加液を付与した後、前記刻タバコ
    を互いに絡まり合った所定の大きさ以上の塊部分と、こ
    の塊部分以外のばら部分とに選別し、 前記刻タバコの前記ばら部分を気流乾燥して得た前記刻
    タバコに香料を含む最終添加剤を付与することを特徴と
    する刻タバコの製造方法。
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