JP2002542139A - 軽量コンクリート - Google Patents

軽量コンクリート

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、再生されたガラスまたは高炉スラグからの、破砕された泡ガラスを、結合材で結合されたキャスティング材料の骨材として使用することにより得られる、広範囲の用途を可能とする建築材料に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、結合材、特にセメント、および少なくとも1つの軽量骨材を含む、
流動可能な、かつ硬化可能なキャスティング・コンパウンド、特に軽量コンクリ
ートに、プレハブ・エレメントに、現場打ち構造部材に関し、また打込まれた構
造部材およびエレメントにおいて、構造化表面を製造する方法にも関する。
【0002】 泡ガラスが、市場においてプレートの形状で、またはバラ材料として提供され
ている。泡ガラスのプレートを製造する目的で、新ガラスをある範囲の混和材と
混合し、型枠内で焼付け、それにより発泡させ、次いで完全に冷却してプレート
に切断する。バラ材料の泡ガラス塊は、鉱物質混和材と混合しておいた旧ガラス
粉末を、最高約900度まで焼付けて製造する泡ガラス層の破片である。ガラス
の出所は小さな役割を果たすのみである。新ガラスは、泡ガラスのバラストを製
造するのにも使用できる。この泡ガラスのバラストを製造する方法は、例えば、
欧州特許第0292424号に記載されている。
【0003】 泡ガラスは比較的高い圧縮強度を有する不活性な断熱材料として周知である。
泡ガラスのバラストは、とりわけ、周辺の断熱、建造物下方の粒状基礎に使用さ
れ、道路建設における均圧層の軽量バラストとして使用される。これに関しては
、泡ガラスの低い単位容積質量、および断熱特性を先ず利用しているが、泡ガラ
スの良好かつ安定な圧縮性をも利用している。その上、バラストの圧縮された構
造体でも見られる透水性が、特に評価される。この透水性は、ほとんど一様な大
きさを有する泡ガラス塊の間の、大きな空隙のある断面に基づくものである。微
粉が存在しないおかげで、フラッシュする危険がなく透水性を永続的に利用する
ことができる。組織内の個々の泡ガラス塊が、泡ガラス塊表面における無数の破
壊されて開口した気孔の鋭い端部で掴む作用によって、互いにかみ合っているの
で、泡ガラスのバラストは、約45°という極めて急な安息角を示す。したがっ
て、泡ガラスのバラストは、斜面を確保する領域にも使用できる。
【0004】 本明細書において、用語「ガラス」は、あらゆる組成の新ガラス、あらゆる出
所からの旧ガラス、焼却プラントのスラグ、および特に高炉スラグなど、広い範
囲のガラス質の、ガラス様材料を意味すると理解すべきである。製鉄所からの高
炉スラグは、ほとんどエネルギーを消費しない方法で泡ガラスに加工することが
できる。それにより得られる製品は、下記においてさらに記述する旧ガラスから
得られる泡ガラス製品よりも、明らかに一層高い圧縮強度と、より低い単位容積
質量を示す。さらに、そのコストは、比較的高いエネルギー消費を要する旧ガラ
スから得られる泡ガラス製品のコストよりも、遥かに有利である。
【0005】 「Enzyklopaedie Naturwissenschaft un
d Technik」、Verlag Moderne Industrie、
Munich 1980によれば、通常のコンクリート(普通コンクリート)は
、単位容積質量(かさ密度)2.2〜2.5t/m3、圧縮強度16〜60MP
a(=N/mm2)、および熱伝導率1.97W/mKを有する。より軽い重量
と、より低い熱伝導係数を得るため、砂、砂利、または砕石からなる骨材の幾分
かを、種々のより軽量な、気体を内蔵する骨材、例えば軽石または膨張粘土で置
き換えることができ、あるいは粘性のある気泡含有超微粉モルタルを散在させる
ことができる。結果として軽量コンクリートが得られる。前述の百科事典によれ
ば、軽量コンクリートを4つのグループに細別することができる。
【0006】 第1のグループは、緻密な軽量骨材コンクリートであり、高層および工業的建
物ならびに橋梁に構造的に使用できるものである。パラメータは、単位容積質量
1.4〜1.9t/m3、圧縮強度16〜45MPa(=N/mm2)、および熱
伝導率0.58〜1.38W/mKである。このコンクリートには、通常のコン
クリート骨材を使用するが、それらを一部軽量骨材で置き換える。膨張粘土およ
び膨張スレートが特殊骨材として規定される。粒子構造のタイプは、密閉形であ
る。EP0012114において、またJP−A−10 203836において
、この第1のグループに属するコンクリートのため、さらに可能な軽量骨材とし
て、泡ガラス塊を提案している。
【0007】 EP0012114には、有機および無機物質からなるペースト状膨張剤でガ
ラス粉末から泡ガラス粒状体を製造する方法が記載されている。粒状体は泡ガラ
ス体の破片からなり、粒状体コンパウンド1cm3 当り、ほぼ同一の大きさを有
する100,000から300万個の小気泡を含む。粒状体は圧縮強度130k
g/cm2 ほどである。一実施形態において、粒状体の粒子は、ビード状の端部
を有する。ビード状の端部を得るため、例えば砂糖コーティング・ドラムに類似
した装置内で、端部を潰すようなやり方で粒状体を機械的にかきまぜる。開示に
よれば、この方法で得られる粒状体は、微細な気孔があり、極めて軽量であり、
軽量コンクリートのための骨材として、またはプラスチックの充填剤として使用
することができる。
【0008】 軽量モルタルの充填材料としての用途がある球形の泡ガラス体を製造する周知
の方法から、またプレート様泡ガラスを製造する周知の方法から進んで、JP−
A−10 203836では、実質的により古い特許明細書であるEP0292
424による方法とほとんど同様な方法を記載している。開示によれば、この方
法により不定形の塊状の形態を有する泡ガラスが得られ、相対密度0.2、付着
水の比率7%、および平均粒子直径3cmを示している。この泡ガラスの有利な
用途として、下記が提示されている。 −軟弱地盤の場合に地表面をかさ上げし、それにより横に流れる運動を抑制で
きること、 −排水層、例えばテニスコートの下側、 −屋根領域または床領域における断熱、 −コンクリートに添加して重量を低減する骨材、 −防音、および地震に対する保護。
【0009】 軽量コンクリートの第2のグループは、「Enzyklopaedie Na
turwissenschaft und Technik」によれば、微粒子
気孔軽量骨材コンクリートで構成される。微粒子気孔軽量骨材コンクリートは中
空ブロック、大型スラブ、および大型ブロックの形態で構造的に、また断熱用に
使用できる。パラメータは、単位容積質量1.0〜1.4t/m3、圧縮強度2
.5〜8MPa(=N/mm2)、および熱伝導率0.41〜0.58W/mKで
ある。膨張粘土および膨張スレートだけでなく、軽石スラグ、焼結灰、および他
の骨材も、このコンクリートの骨材として規定される。粒子構造のタイプは、開
口形である。
【0010】 第3のグループは、泡コンクリート(ガス−シリケート・コンクリート、気泡
コンクリート)で構成され、構造的に、また断熱用に壁用構造部材、ルーフィン
グ・スラブ、および断熱コンクリートの形態で使用できる。泡コンクリート・ブ
ロックもまた周知である。パラメータは、単位容積質量0.3〜1.0 t/m 3 、圧縮強度0.5〜15MPa(=N/mm2)、および熱伝導率0.058〜
0.41W/mKである。微細砂、フライアッシュ、およびスラグ砂が、このコ
ンクリートの骨材として規定される。粒子構造のタイプは微細気孔形である。
【0011】 前述の百科事典によれば、断熱スラブの形態で単に断熱用に使用できる断熱コ
ンクリートは第4のグループを構成する。パラメータは、単位容積質量0.3t
/m3 、圧縮強度は耐荷重ユニットとして不適、また熱伝導率0.035〜0.
35W/mKである。珪藻土およびパーライトが、このコンクリートの骨材とし
て規定される。
【0012】 これらの4つのコンクリート・グループでは明らかに、軽量コンクリートの周
知のタイプである場合、熱伝導係数を0.5W/mK未満まで低下させ、または
単位容積質量を1.4t/m3 未満まで低下させるとすぐに、圧縮強度が16N
/mm2 未満まで低下することが示される。単位容積質量を1立方メートル当り
約1トンとする場合、最大圧縮強度15N/mm2 であり、約0.4W/mKよ
りも良好な熱伝導率が達成されないことも、推断できる。8MPaを超える圧縮
強度は、骨材として膨張粘土または膨張スレートを使用する場合、または微粉砕
骨材、および気体形成混和材から泡コンクリートを製造する場合にのみ到達され
る。しかし、膨張粘土または膨張スレートは、限られた資源を利用しており、ま
た泡コンクリートは、品質保証という理由で、荷重支持用現場打ちコンクリート
には使用できない。
【0013】 したがって、この検討からさらに、単位容積質量1.4t/m3 未満、および
熱伝導率0.58W/mK未満として現場で打込み可能な建設用コンクリートは
存在しないと推論できる。おそらく、泡コンクリートもまた現場で打込みできる
であろう。しかし、その品質は極めて外部条件に依存している。したがって、所
望される気孔の形成を、すなわち断熱性、軽量性および耐荷重強度を達成するこ
とを目指すが、さらには実際容積さえも目標であるが、それらが保証されるもの
ではない。
【0014】 旧ガラスが、暫くの間コンクリート骨材として使用されている。この目的で、
ガラス製造砂となるように旧ガラスを破砕する。2000年1月18日付けのS
chweizer Ingenieur und Architekt、Iss
ue No.3において、Begleitkommission SIA 16
2(スイス構造工学推進委員会)は、「Betonbauten」(コンクリー
ト構造物)という、コンクリート中の砂の代替物として旧ガラスを使用すること
についての意見を発表している。この記事において、アルカリ−ケイ酸塩反応を
参照し、ガラスが危険性のある骨材であり、コンクリートの気孔水に溶解してい
るアルカリと反応することができる危険性を指摘している。この反応により、か
さのある反応生成物が得られ、それにより内部応力、およびひび割れ、およびコ
ンクリート組織の破壊に至る恐れがある。さらに、ふた(アルミニウム、鉛)お
よびラベルなどの、ガラスと極めて異なる材料が旧ガラスと一緒に破砕され、別
途に問題を生じる恐れがあることを指摘している。さらに、この記事では、セメ
ント・マトリックスと、ガラス粒子の平滑な表面との接合がむしろ弱く、ガラス
の使用によりその後のコンクリートのリサイクルが困難になる恐れがあると指摘
している。この理由により、Begleitkommission SIA 1
62およびAG SIA 162−4「Beton」(コンクリート)は、建設
用コンクリート中の砂の代替物として旧ガラスを使用することに反対する助言を
行っている。
【0015】 したがって、本発明の目的は、単位容積質量、圧縮強度、および/または熱伝
導率に関して、現況技術と比較して、関連的に良好な、かつ予め決定可能な性状
を有する流動可能な、硬化するコンパウンドを作り出すことである。具体的には
、建築物工事および土木工学的工事に適し、現場において型枠中に現場打ちコン
クリートとして打込み可能な、粒状軽量骨材を有する建設用コンクリートを提供
しようとするものである。廃棄物製品またはリサイクルされた1次材料を、軽量
骨材に使用可能とするものである。
【0016】 本発明によれば、結合材、および少なくとも1つの軽量骨材を有する流動可能
な、かつ硬化可能なキャスティング・コンパウンドは、軽量骨材が、破砕された
泡ガラス塊と、例外的に、必要な場合、砂と、充填材などの一層微細な混和材と
からなり、すべての粒状骨材が破砕された泡ガラスからなることを特徴とする。
【0017】 結合材として、先ずセメントを考慮に入れる。その結果、軽量骨材として破砕
された泡ガラス塊を有する軽量コンクリートが得られる。さらに、無機だけでな
く、有機結合材をも使用することができる。軽量骨材は単一の骨材の形態で存在
でき、または、砂などの従来の小粒子骨材と混合できる。破砕の過程における、
またはそれに続く破砕粒子のふるい分けの過程における粒度は、破砕された泡ガ
ラス塊の用途によって選択することができる。使用分野によって、単一粒子材料
、または所望されるふるい分析曲線に対応する種々の粒度の混合物を目指すこと
になる。硬化可能なキャスティング・コンパウンドに、破砕された泡ガラス塊を
使用することによって、キャスティング・コンパウンドから打込む品物の単位容
積質量を低下させることができるだけでなく、多数の破壊された気孔が開口して
いる破砕された塊の表面構造のおかげで、例えば結合材と破砕された塊との接合
も極めて強固になる。セメントの場合、その接合力は、砂利骨材とセメントとの
間の接合力よりも大きい。この優れた接合力により、普通コンクリートと比較し
て高い圧縮強度、およびより良好な引張り曲げ強度を得ることが可能である。
【0018】 このような軽量コンクリートは、収縮およびクリープに関して、普通コンクリ
ートと同様な挙動を示す点で卓越している。横伸長比および蒸気伝導係数は、普
通コンクリートの場合と同様に評価される。しかし、単位容積質量によって決ま
る熱伝導係数は、他の微粒子気孔軽量骨材コンクリートの場合よりも明らかに低
い。熱膨張係数は、普通コンクリートの熱膨張係数を約15%下回っている。気
孔形成混和材のおかげで、耐火性が高く、高い凍害への、および凍結融解塩への
抵抗性を達成することができる。
【0019】 軽量骨材として単一粒子材料を使用する場合、大きな貫流断面を有する極めて
軽量な浸透性コンクリートを製造することができ、あるいは比較的小粒子の場合
、断熱プラスタを製造することができる。フラー(Fuller)ふるい分析曲
線を有する骨材を使用する場合、耐圧性の、閉粒子構造を得ることができる。こ
の場合すべての粒度分を泡ガラス塊で形成でき、あるいは1つまたは複数の粒度
、例えば0〜1mm、を普通砂として添加できる。ふるい分析曲線はまた、目的
に適ったやり方でフラー曲線と異なるものにすることができる。
【0020】 普通コンクリート、または従来の軽量コンクリートにおける場合のように、キ
ャスティング・コンパウンドに1つまたは複数の混和材を添加することもできる
。特に有利なものは、気泡形成混和材であり、コンクリートの凍害へのおよび凍
結融解塩への抵抗性へのプラス効果のほかに、骨材中のある比率の微粒子を置き
換えることもできる。セメントの比率を低減する目的で、充填材を使用すること
もできる。
【0021】 泡ガラスの閉気孔構造のおかげで、湿気の影響下でも泡ガラス塊は内部では乾
燥したままであり、気孔は気体を充填したままである。泡ガラスは、湿潤なモル
タル内に埋め込むことができ、その結果気孔含量がゼロになることはない。泡ガ
ラスは不活性なので、軽量骨材が他の物質、例えば酸および油、に接触する際の
いかなる反応も問題外のままである。コンクリートのアルカリ性による鉄筋の耐
腐食保護性が危うくなることはない。この点について、ガラスがコンクリートの
化学的性質に影響を及ぼすことがないからである。
【0022】 有機樹脂または他の合成材料、石灰、カゼイン、水ガラスなども結合材として
使用できる。特に、排水溝、シャフト床、ウォータ・バーなどの小型プレハブ・
ユニットには、合成材料が適している。石灰およびカゼインは、プラスタおよび
表面領域で、より容易に使用できる。
【0023】 泡ガラス塊を角張ったように破砕するのが有利である。最初の泡ガラス体を角
張って破砕する結果として、それらの容積はほとんど失われない。泡ガラス・コ
ンクリートを製造する当初の試みとして出願人は、良好なコンクリートの組織を
得るには円形粒子が必要であるとの専門家の意見に従って、円形粒子を製造した
。しかし、泡ガラスを角張って破砕するのと対照的に、大量の不良品および過度
の微粉生成を招いた。破砕された泡ガラス塊が、端部および隅部で互いに一緒に
固定され、かつ掴む作用により大きいすきまを有して互いにかみ合うが、骨材と
して角張った泡ガラス片を有するキャスティング・コンパウンドのワーカビリテ
ィおよび圧縮性は、驚くべきことに、まさに円形粒子を有するキャスティング・
コンパウンドのワーカビリティおよび圧縮性同様に良好である。
【0024】 緻密な、耐圧性のある、かつ軽量な構造体を得ようとするならば、キャスティ
ング・コンパウンド内に粒度の異なる泡ガラス塊を存在させるのが有利である。
軽量骨材および結合材だけからの構造体を得るためには、軽量骨材がフラー曲線
に近いふるい分析曲線を示すのが有利である。
【0025】 要求に一致する骨材の曲線を作ることを目指して、泡ガラスを破砕し、粒度分
にふるい分け、目的に適うやり方で粒度分を混合する。粒度分の量、材料、およ
び粒度に関するキャスティング・コンパウンドまたは骨材の組成は、物質空間計
算に基づいて推算することが便利である。この手段によって、構造部材のラムダ
値および圧縮強度に関する特定の要求条件に近づけることができる。これにより
、用途の目的に適った範囲についての特定の組成物を製造することができる。し
たがって、例えば窓のコーニスのため、圧縮強度を犠牲にして断熱性を向上させ
ることができ、また地階壁部用の現場打ちコンクリートのため、断熱性を犠牲に
して圧縮強度を増加させることができる。安全のため、建設工事を実施する前に
試験用立方体を試験し、また工程では計算したパラメータを再測定し、それによ
り測定に基づいて組成物を適合させる。
【0026】 キャスティング・コンパウンドに繊維補強材または繊維片補強材を添加し、そ
の補強材が、気孔形成混和材のように、粒度0〜0.5mmを有する、充填材ま
たは骨材などの微粉を同様に置き換えることができるのが有利である。さらに、
この補強材は、硬化したコンパウンドの荷重支持容量を増加させる。
【0027】 泡ガラス塊は、ガラスおよび/またはガラス様材料から、また活性化剤から製
造するのが有利である。膨張炉内または膨張管内における膨張の過程で、ガラス
内に気孔形成をもたらす活性化剤は、炭化ケイ素および炭素、ならびにほう砂ま
たは少なくとも1つの金属酸化物からなる。
【0028】 液体溶融物中に気体生成発泡剤を混入することにより、液体スラグまたは液体
ガラスを直接発泡させることができる。発泡剤は、熱いスラグと接触した直後に
気体を放出し、スラグを発泡させる。
【0029】 現在未発表の製鉄所からの高炉スラグを発泡させるための方法における場合、
混入操作は次のように実施される。回転する円盤上に液体スラグを注ぐ。遠心力
により、スラグは円盤上に広がり、それにより大表面を有する薄膜を形成する。
ここで、炭化ケイ素および炭素、ならびにほう砂または少なくとも1つの金属酸
化物を含む混合物である発泡剤をこの膜上に粉末の形態で散布する。そのときス
ラグは直ちに発泡し始める。円盤の端部では、スラグ/発泡剤混合物が、管状の
壁に相対して外側に投げつけられる。スラグの温度はまだ溶融温度を上回ってい
るので、スラグは流下し続け、壁に沿って発泡する。壁の下端では、泡がプレー
ト・コンベア上に滴り落ち、コンベアで連続的に運び出される。
【0030】 発生するスラグ発泡物の温度は、1,000℃を超える。したがって、少なく
とも最初は、コンベア・ベルト上の発泡物は未だ軟らかく、その内部では粘稠で
ある。空気と接触して、受動的に冷却するに任せた結果、スラグ発泡物は壊れて
、ほとんど一様に粒化した塊になる。これらの熱いスラグ発泡物塊は、プレート
・コンベアにより積み上げられる。
【0031】 旧ガラスから泡ガラス塊を製造することを目指して、ガラスまたはガラス様材
料からなる粉末を、1.5〜2.5%の量の、粉末の形態の活性化剤と混合し、
単一の工程段階で、混合物を750および950℃の間の温度で膨張させる。
【0032】 得られた製品は、グラスゴール体であり、冷却中に適正な条件を与えると、自
動的に壊れて単一粒子材料になる。このような泡ガラスの製造方法は、欧州特許
EP0292424に記載され、それにつきこの時点で明確に参照するものであ
る。この方法では、下記の混合物の1つを活性化剤として提示している。 A)乾燥状態における、炭化ケイ素50〜80重量部、ほう砂20〜50重量
部、および炭素1〜10重量部、または、 B)炭化ケイ素85〜95重量部、酸化マンガン1〜10重量部、および炭素
1〜10重量部、または、 C)乾燥状態における、炭化ケイ素45〜50重量部、炭素1〜10重量部、
酸化銅20〜26重量部、および酸化鉛20〜26重量部。
【0033】 活性化剤およびガラス粉末を均一にする前に、工程操作の良好な実施を確実に
することを目指して、金属酸化物、例えば酸化銅または酸化鉛を、活性化剤B)
と混合したいガラス粉末に添加することもできる。金属酸化物の量は、ガラス粉
末の0.5〜1.5重量パーセントと規定する。炭素としてファーネス・ブラッ
クが好ましい。ファーネス・ブラックはほとんど完全に酸化され、このことが気
孔の大きさを一定にするため有利な点である。酸化マンガンとして褐色砂岩を使
用できる。
【0034】 この方法による泡ガラスは、スラグ発泡物と同様に、高い圧縮強度が卓越して
いる。両者とも臭気が薄く、不活性である。目的に適ったやり方で性状を変える
ことができる。少なくともグラス・ゴールは着色用混和剤によって着色できる。
酸化鉛または鉛ガラスの形態で鉛を添加することにより、例えば、放射線に関す
る透過性が低下する。
【0035】 このようなキャスティング・コンパウンドのための泡ガラス塊は、有利な点と
して、1N/mm2を超える、好ましくは3N/mm2を超える、特に好ましいや
り方では平均して5N/mm2 を超える圧縮強度を示す。上述の方法から得られ
る泡ガラス塊の圧縮強度は、平均して最高6N/mm2 以上までの「値」を示す
ことができる。軽量骨材の高い圧縮強度は、硬化したキャスティング・コンパウ
ンドの高い圧縮強度を保証する。補強した試験品の圧縮強度は、専ら補強した試
験品に使用する骨材泡ガラスにおけるこの値のおかげで、30N/mm2 を超え
、45N/mm2 以上にも及び、これは少なくともタイプIおよびタイプIIコ
ンクリート間の限界範囲に対応し、したがってコンクリートおよび鉄筋コンクリ
ート製中間ストレス付与および高ストレス付与構造部材に適したコンクリートに
対応する。
【0036】 泡ガラス塊は、有利な点として、気孔内に液体が貫入することができないよう
に、密閉気泡を有する。この手段によって、例えば湿潤な環境内でも、泡ガラス
塊の断熱性は変化しないままである。このようなコンパウンドの単位容積質量も
、例えば、水を取り入れた結果、ある限界値以内で変化するのみとすることがで
きる。気孔に結合材を充填することはできない。
【0037】 特殊用途向けのこのようなキャスティング・コンパウンド、例えば、二重床用
軽量裏込めコンクリート、木−コンクリート複合体、階段、支柱、まぐさ窓など
静荷重支持可能な軽量コンクリート・プレハブ・ユニット、パラペット、間仕切
り壁、断熱エレメント、床材、壁被覆材、防音エレメントなど非荷重支持エレメ
ント、の場合、泡ガラス塊の単位容積質量および/または気孔の大きさは、キャ
スティング・コンパウンドのこの用途に合致することが有利である。高い圧縮強
度のためには、高い単位容積質量、および気孔の大きさが小さいことを目指すべ
きであると考えることができる。空気伝送吸音性状としては、高い単位容積質量
を有する開口した、大量の気孔の骨格がおそらく有利であり、低い単位容積質量
のためには、大気孔、薄壁の泡ガラス組織がおそらく有利である。
【0038】 キャスティング・コンパウンドの特殊な用途、例えばX線区域における放射線
遮蔽のために、防空壕向けに、あるいは、放射線の放出があるふるい分け生産区
域、または打込み床、タイル、棚などの場合の装飾的表面という目的のためには
、泡ガラス塊の性状がキャスティング・コンパウンドのこの用途に合致すること
が有利である。この目的のため、泡ガラス塊生産用の原料組成物の、目的に適っ
た配合として、例えば鉛または顔料の添加が好都合である。
【0039】 これまで、コンクリート・コンパウンド中に、コンクリート用軽量骨材を単一
粒子材料の形態で装入しており、その結果として、ほぼフラーふるい分析曲線を
示す特別な粒度を添加した。しかし、流動可能、かつ硬化可能なキャスティング
・コンパウンド、特に、結合材、特にセメント、および少なくとも1つの軽量骨
材を有する軽量コンクリートの場合、骨材は、全体としてバランスのとれたふる
い分析曲線を示すことが有利である。この目的のために、軽量骨材は、少なくと
も3つの粒度を有して、好ましくは5つを超える粒度を有して、特に好ましいや
り方では、少なくとも8つの粒度を有して、0および最大粒度の間で分級されて
いるふるい分析曲線を示すのが有利である。この手段によって、軽量骨材の比率
を増加させることができる。この場合、軽量骨材は、骨材の80%、好ましくは
90%、特に好ましいやり方では100%を構成するのが有利である。
【0040】 本発明はまた、結合材、および少なくとも1つの骨材から成形するプレハブ・
ユニット、例えばタイルまたは外装スラブ、舗装石、装飾バー、パラペット・エ
レメント、プレハブ階段、ねじれ壁、床版、支持はり、まぐさ窓、コーニス、再
製石工品としてのコンクリート・ブロックなどに関する。本発明によれば、この
ようなエレメントは骨材として破砕された泡ガラス塊を含む。その利点は、上記
で説明している。プレハブ生産の過程において、特にプレハブ・ユニットの重量
が決定的な因子である。材料の、低い単位容積質量における優れた圧縮強度およ
び引張り曲げ強度によって、例えばフロア間の階段を一体製作し、クレーンで移
動させることができる。同一重量の普通コンクリートと比較して、壁用エレメン
トおよび荷重支持構造部材は、最高2倍までの容積を占めることができる。
【0041】 このようなプレハブ・エレメントは、有利な点として、切削、鋸掛け、研摩、
および/またはミリング加工した表面を呈することができる。研摩、鋸掛けなど
により得られる表面は、多孔質の泡ガラス骨材を有する粒子構造を示す。この構
造は、例えば、装飾的に、音響的に、またはプラスタをより良く付着させる目的
で利用できる。例として、下記のものを列挙できる。すなわち、棒でバラバラに
切断した円盤から構成されるタイル、装飾的および音響分散的効果のある壁パネ
ル、装飾の目的で、別個の壁エレメントと置換して同一面とした、縁取りされた
棒、軽量であり、したがって取り換えの際に戻しやすいノンスリップ表面を有す
る舗装石。可能な用途については、ほとんどいかなる限界もない。
【0042】 本発明は、同様にまた、泡ガラス塊を骨材として現場打ちする多層階の建物、
および土木工学的構造物に適する構造部材に関する。それらの用途分野は、例え
ば、荷重支持用および非荷重支持用の壁、柱、天井、および床、杭、断熱基礎床
版、路面、橋梁、支持床およびノンスリップ床張り材料である。重いコンクリー
ト、または従来の軽量コンクリートで製造できるほとんどいずれの構造部材もま
た、泡ガラス・コンクリートで製造できる。これに関連して、特に軽量性および
圧縮強度、閉気孔性および断熱容量、耐化学薬品性、打込み性、ポンプ圧送性、
混合物におけるバランス性などの特別な利点を活用することができる。
【0043】 このような構造部材またはエレメントは、有利な点として、単位容積質量1,
400kg/m3未満、好ましくは1,200未満、特に好ましいやり方では約
1,000kg/m3または1,000kg/m3未満を示している。軽量構造部
材によりしばしば、基礎を小さくし、構造部材の寸法を縮小し、またはスパンを
広くとることが可能になる。比重が軽くなれば、エレメントはそれだけさらに大
きくすることができる。構造物の自重を低減することは、特に橋梁または高層建
築物の建設において、または支持力の乏しい地形上の構造物のために大きな利点
である。このような軽量建築材料で、水中で浮かぶようにケーブル格納容器を建
造することができる。
【0044】 このような構造部材またはエレメントは、有利な点として、少なくとも12、
好ましくは18、特に好ましいやり方では25N/mm2 を超える圧縮強度であ
る。強度等級Bn150およびBn250から出発して、軽量コンクリートまた
は同等の軽量建築材料を静荷重を受ける構造部材に使用することができる。
【0045】 構造部材またはエレメントが、最大0.4、好ましくは0.35未満、特に好
ましいやり方では0.32W/mK未満の熱伝導率を示すならば、構造部材また
はエレメントはさらに断熱的なやり方で、またそれにより、火災に関する建築物
の安全性を増大させるやり方で使用することができる。
【0046】 構造部材またはエレメントは、有利な点として、圧縮強度、N/mm2 、の単
位容積質量(乾燥)、kg/m3 、に対する比率が1:80を超え、好ましくは
1:60を超え、特に好ましいやり方では1:50を超える点が卓越している。
この比率の値が大きいほど、より軽量な構造部材で同等またはより大きい荷重を
支えて行くので、より有利である。
【0047】 本発明はまた、打込んだ構造部材において、構造化表面を製造する方法に関す
る。この方法では、結合材、および骨材としての泡ガラス塊を有するキャスティ
ング・コンパウンドを、型枠または型に注入し、キャスティング・コンパウンド
が硬化した後で、その表面を侵食する。表面を侵食する目的で、結合材で形成さ
れる外皮の研摩、ミリング除去、かき落し、突っつき、びしゃんたたきなどを行
う。次いで、気孔の多い骨材を有する、組織のある構造により、新しい表面を成
形する。これにより、装飾的な、ノンスリップの、音響的に興味のある表面が得
られる。
【0048】 次いで、破壊され開口している気孔を閉じるため、この表面を封かんすること
ができる。打込む前に、結合材および/または泡ガラス塊を着色することができ
る。この手段により、構造部材に着色効果を作り出すことができる。
【0049】 本発明は、実施形態に基づいて下記において、より詳細に説明されるであろう
。ガラス・ダストの入力側層厚によって決まるプレート厚さを有する、焼付けた
泡ガラスが膨張炉を離れる。プレート内に生じる温度差という理由によって、こ
の泡ガラス・プレートは破壊され、プレート厚さに依存する、またプレートの表
面構造に依存する、一様な大きさの塊になる。塊の最小の標準寸法は、約10/
25mmである。より小さい粒度とするため、この粒子を破砕しなければならな
い。泡ガラス・コンクリートの、第1の実験シリーズにおいて、膨張炉を出る単
一粒子材料を単に破砕することにより、フラー曲線にほぼ近い泡ガラス塊のふる
い分析曲線が得られ、この泡ガラス塊により、コンクリートを試製し、試験を行
う。
【0050】 この実験シリーズに使用した泡ガラスの0〜16mmふるい分析曲線は、0お
よび1mmの間の粒度分28%(コンクリート用砂利約12%)、1および4m
mの間の粒度分18.3%(コンクリート用砂利約24%)、および4および1
6mmの間の粒度分53.7%(コンクリート用砂利約64%)という比率を有
する。この場合、目標とするフラー曲線の理想的な比率と比較して、0および0
.25mmの間の部分は、明らかに平均未満の比率を表わしており、また0.2
5および1mmの間の部分は、明らかに平均を超える比率を表わしている。した
がって、平均を超えるセメント比率を考慮に入れなければならない。さらに、気
孔形成混和材を混入する。この第1の実験シリーズから、4つのコンクリート混
合物を下記に実施形態として選んでいる。
【0051】 第1のコンクリートは、充填材のないセメント650kg/m3 、水258k
g/m3、0〜1mm泡ガラス120kg/m3、1〜4mm泡ガラス79kg/
3、4〜16mm泡ガラス231kg/m3、およびモルタル中に気孔を形成す
る目的のコンクリート混和剤3.9kg/m3 から製造する。これらのものから
、28日後に単位容積質量1,350kg/m3 を示すコンクリートが得られる
。この数値は、乾燥後1,220kg/m3 に低下する。圧縮強度は25N/m
2の値]を示し、引張曲げ強度は3N/mm2[の値]を示す。乾燥コンクリー
トの熱伝導率は約0.38W/mKに達し、弾性係数は約8,500N/mm2 に達する。
【0052】 セメント550kg/m3、水153 l/m3、コンクリート混和剤3.3k
g/m3、および同一のふるい分析曲線を有する泡ガラス460kg/m3を有す
る第2のコンクリートにより、28日後に1,265kg/m3 のコンクリート
が得られる。乾燥した場合、依然として1,100kg/m3 の質量がある。2
8日後の圧縮強度は22N/mm2であり、引張曲げ強度は2.8N/mm2であ
る。乾燥コンクリートの熱伝導率は約0.34W/mKであり、弾性係数は約7
,000N/mm2である。
【0053】 セメント450kg/m3、水233 l/m3、気孔形成コンクリート混和剤
2.7kg/m3、および泡ガラス505kg/m3からなるコンクリートは、2
8日後に湿潤における単位容積質量1,190kg/m3 、乾燥における単位容
積質量1,040kg/m3を示す。この時点における圧縮強度は19N/mm2 であり、引張曲げ強度は2.5N/mm2である。熱伝導率および弾性係数は、
約0.31W/mKおよび6,000N/mm2である。
【0054】 セメント350kg/m3、水217 l/m3、コンクリート混和剤2.1k
g/m3 、および同一のふるい分析曲線を有する0〜16mm泡ガラス535k
g/m3から、乾燥した場合、依然として970kg/m3の質量があるコンクリ
ートを製造している。28日後における圧縮強度および引張曲げ強度は、それぞ
れ12N/mm2および2.2N/mm2である。断熱性は約0.27W/mKの
値に達し、弾性係数は約4,500N/mm2の値に達する。
【0055】 これらの値により、骨材がこれまで理想的と見做しているフラーふるい分析曲
線から明らかにずれているが、もはや現在の分類に合致しないコンクリートが得
られている。驚くべきことに、泡ガラス・コンクリートは、普通コンクリートの
ように打込み可能であり、またポンプ圧送が可能である。コンクリートの分離は
、振動させた場合でもほんの僅かである。すなわち、現場において普通コンクリ
ートのように処理することが可能である、単位容積質量1.4t/m3 未満を有
するコンクリートが得られ、このコンクリートが、単位容積質量に関して同等で
ある従来の軽量骨材コンクリートの圧縮強度の、少なくとも3から5倍の圧縮強
度と、同時に約25から35%優秀である断熱性とを示している。
【0056】 泡ガラスの粒度分布は、ドラム・クラッシャで改良することができる。泡ガラ
ス骨材における粒度分布は、ドラム・クラッシャで破砕し、引き続きふるい分け
し、かつふるい分けておいた種々の粒度から所望のふるい分析曲線を作り上げる
ことによって、最適化することができる。圧縮強度に有利なように骨材の粒度分
布を改良することによって、また鋼繊維補強材の添加によって、本発明のさらな
る発展形態として、1,300kg/m3 を少し上回る単位容積質量において、
最高30 N/mm2 を超える圧縮強度を得ることができる。その結果、1:4
5を超える、上述の単位における、圧縮強度および単位容積質量の間の性能比率
が得られる。これは、単位容積質量2.5t/m3 、および圧縮強度55N/m
2 を有する重いコンクリートの性能に相当する。良好な粒度組成において、9
00から1,000kg/m3 を有する、本発明による軽量コンクリートの圧縮
強度は、依然として13および17N/mm2 の間である。単位容積質量1,0
00から1,100kg/m3において、17および21N/mm2の間の圧縮強
度を得ることができ、単位容積質量1,100から1,200kg/m3 では、
21および26N/mm2 の間の圧縮強度を得ることができる。さらに配合を工
夫することを通じて、これらの値における向上を期したい。補強された構造部材
に関して測定することができる、圧縮強度45N/mm2 の場合、上記の比率は
1/30を超えるものとなる。
【0057】 要約すると、破砕した泡ガラスを、結合材で結合したキャスティング・コンパ
ウンドの骨材として使用することにより、極めて広範囲の用途を可能とする建築
材料が得られたということができる。特に評価されるのは、 建設における物理的特性に関する、 −小さい単位容積質量および低い熱伝導率における、高い圧縮強度および高い
引抜き抵抗性、 −低い熱伝導係数および低い弾性係数による、高い耐火容量、 −低い熱膨張係数による、良好な容積不変性、 −閉気孔、非吸収性骨材による、低い吸水容量、 −硬化セメント・ペーストの高含量による、鉄筋の高い耐食保護性、それだけ
でなく、特にそのワーカビリティ、 −その混和性および運搬性(軽量)、 −その打込み性およびポンプ圧送性、 −その圧縮性および振動性、 などの、その性状である。
【0058】 さらに、破砕し、鋸掛けし、または研摩した構造部材の光学的、音響的、およ
び/または触感的効果は、 −打込み、または敷設した床張り材料、 −例えば壁および天井において、視覚的表面を形成する、打込み、または運搬
された構造部材、 −音響エレメントおよび防音エレメント、 −装飾的エレメント において評価される。
【0059】 高炉スラグから得られた泡ガラス塊による実験は現在利用できない。上記に挙
げた、旧ガラスに由来する泡ガラス塊における結果が、高炉スラグ製品の軽量性
および圧縮強度のために、おそらく、高炉スラグ製品によって凌駕される可能性
がある。旧ガラスまたは高炉スラグなどの廃棄物から得られ、その結果加わる環
境両立性および生態学的価値は、過小評価すべきでない本建築材料のさらなる品
質である。さらに、発泡高炉スラグの生産コストは低く、したがってその製品を
、従来のコンクリート用砂利に競合するものとして考慮することが可能である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年4月23日(2001.4.23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 20/00 C04B 20/00 B 22/02 22/02 38/08 38/08 B // C04B 103:54 103:54 103:60 103:60 111:40 111:40 111:82 111:82 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結合材、特にセメント、骨材、および任意選択で充填材およ
    び/または混和材を有する、流動可能な、かつ硬化可能なキャスティング・コン
    パウンド、特に軽量コンクリートであって、砂よりも大きな粒度を有するすべて
    の骨材が、破砕された泡ガラスからなることを特徴とするキャスティング・コン
    パウンド。
  2. 【請求項2】 すべての骨材が、破砕された泡ガラスからなることを特徴と
    する請求項1に記載のキャスティング・コンパウンド。
  3. 【請求項3】 泡ガラスが角張ったように破砕されることを特徴とする請求
    項1または2に記載のキャスティング・コンパウンド。
  4. 【請求項4】 泡ガラス塊が、異なった粒度で存在することを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれか一項に記載のキャスティング・コンパウンド。
  5. 【請求項5】 骨材が、フラー曲線に近似するふるい分析曲線を示すことを
    特徴とする請求項4に記載のキャスティング・コンパウンド。
  6. 【請求項6】 繊維補強、または繊維板補強を特徴とする請求項1ないし5
    のいずれか一項に記載のキャスティング・コンパウンド。
  7. 【請求項7】 破砕された泡ガラスが、ガラス、および/またはガラス様材
    料、特に高炉スラグに活性化剤を添加することにより作られることを特徴とする
    請求項1ないし6のいずれか一項に記載のキャスティング・コンパウンド。
  8. 【請求項8】 泡ガラス塊が、1N/mm2を超える、好ましくは3N/m
    2を超える、特に好ましいやり方では平均して5N/mm2を超える平均圧縮強
    度を示すことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載のキャスティ
    ング・コンパウンド。
  9. 【請求項9】 泡ガラス塊が、閉気孔を有することを特徴とする請求項1な
    いし8のいずれか一項に記載のキャスティング・コンパウンド。
  10. 【請求項10】 泡ガラス塊の単位容積質量(かさ密度)および/または気
    孔の大きさが、キャスティング・コンパウンドの用途に合致していることを特徴
    とする、軽量裏込めコンクリート、静荷重支持軽量コンクリート・プレハブ・ユ
    ニット、非荷重支持エレメント、床材、防音エレメントなどのための請求項1な
    いし9のいずれか一項に記載のキャスティング・コンパウンド。
  11. 【請求項11】 泡ガラス塊の性状がキャスティング・コンパウンドのこの
    用途に合致するように、例えば鉛または顔料を添加することによる、泡ガラス塊
    生産のための原料組成物の、目的に適った配合を特徴とする、特殊な用途、例え
    ば放射線遮蔽、装飾的表面のための請求項1ないし10のいずれか一項に記載の
    キャスティング・コンパウンド。
  12. 【請求項12】 軽量骨材が、少なくとも3つの粒度分を有して、好ましく
    は5つを超える粒度分を有して、特に好ましいやり方では少なくとも8つの粒度
    分を有して、0および最大粒度の間で分級されている、ふるい分析曲線を示すこ
    とを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一項に記載の、流動可能な、かつ
    硬化可能なキャスティング・コンパウンド。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれか一項に記載のキャスティン
    グ・コンパウンドから現場打ちされる、多層階の建物または土木工学的構造物に
    適する構造部材、または前記キャスティング・コンパウンドから成形されるプレ
    ハブ・エレメント。
  14. 【請求項14】 切削、鋸掛け、研摩、および/またはミリング加工した表
    面を特徴とする請求項13に記載の構造部材またはエレメント。
  15. 【請求項15】 単位容積質量が1,400kg/m3未満、好ましくは1
    ,200未満、特に好ましいやり方では約1,000kg/m3または1,00
    0kg/m3未満であることを特徴とする請求項13または14に記載の構造部
    材またはエレメント。
  16. 【請求項16】 少なくとも12、好ましくは18、特に好ましいやり方で
    は25N/mm2を超える圧縮強度を特徴とする請求項13ないし15のいずれ
    か一項に記載の構造部材またはエレメント。
  17. 【請求項17】 最大0.4、好ましくは0.35未満、特に好ましいやり
    方では0.32W/mK未満の熱伝導率を特徴とする請求項13ないし16のい
    ずれか一項に記載の構造部材またはエレメント。
  18. 【請求項18】 1:80を超え、好ましくは1:60を超え、特に好まし
    いやり方では1:50を超える圧縮強度、N/mm2、の単位容積質量(乾燥)
    、kg/m3、に対する比率を特徴とする請求項13ないし17のいずれか一項
    に記載の構造部材またはエレメント。
  19. 【請求項19】 結合材、および骨材として破砕された泡ガラス塊を有する
    キャスティング・コンパウンドを、型枠または型に注入し、キャスティング・コ
    ンパウンドが硬化した後で、その表面を侵食する、例えば研摩し、またはびしゃ
    んたたきを行うことを特徴とする、打込まれた構造部材における、構造化表面を
    製造する方法。
  20. 【請求項20】 表面が封かんされることを特徴とする請求項19に記載の
    方法。
  21. 【請求項21】 結合材、および/または泡ガラスが、打込みの前に着色さ
    れることを特徴とする請求項19または20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 破砕し、粒度分にふるい分けることにより、泡ガラスを調
    製すること、および破砕した粒度分を、要求条件に一致するように混合すること
    を特徴とする請求項1ないし12のいずれか一項に記載のキャスティング・コン
    パウンドを製造する方法。
  23. 【請求項23】 泡ガラスの粒度分の量、材料、および粒度に関するキャス
    ティング・コンパウンドの組成、または骨材の組成を、物質空間計算に基づいて
    推算することを特徴とする請求項22に記載の方法。
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