JP2002541255A - Her族チロシンキナーゼの分解および/または阻害方法および組成物 - Google Patents
Her族チロシンキナーゼの分解および/または阻害方法および組成物Info
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Abstract
Description
ン抗生物質のホモ−およびヘテロダイマーと相互反応する2個の分子を有する二
官能性分子に関する。これらの二官能性分子はHER族チロシンキナーゼの分解
および/または阻害を促進するように作用し、またHER−キナーゼを過剰発現
する癌の治療に有効である。
されている。概念上、このアイデアは有毒物質を癌細胞に選択的に送達すること
にあり、これにより患者に対する一般的毒性が減少される。多くの癌細胞種が増
加したレベルのホルモンレセプターおよび類似レセプターを有することが見出さ
れてきたことから、この方法は理論的には可能である。一例として、乳癌細胞は
高められたレベルのHER2レセプターまたはエストロゲンレセプターを有する
ことがあり、これらのレセプターは癌細胞のホルモン刺激増殖をもたらす。他方
で、アンドロゲンレセプターは多くの前立腺癌の増殖に必要であり、また進行し
た前立腺癌では、アンドロゲンレセプターの突然変異がしばしば、生じる。
用の実行可能性についての研究で用いられている。すなわち、一例として、ラム
(Lam)等はヒト乳癌に対する可能性のある細胞毒性薬剤としてエストロゲン−ニ
トロソ尿素結合体について報告しており(Cancer Treatment Reports,71:901 〜
906(1987) )、またブリックス(Brix)等は抗新生物剤としてアンドロゲン結合ア
ルキル化剤を使用する研究について報告している(J.Cancer Res.,116:538 〜53
9(1990) )。また、エイゼンブランド(Eisenbrand)等によるActa Oncologica,28
:203〜211(1989) も参照されたい。マイヤーズ(Myers)およびヴィレメズ(Villem
ez)は不完全ジフテリア毒素にカプリングした黄体形成ホルモンの使用可能性を
開示している(Biochem.Biophys.Res.Commun.,163:161〜164(1989) )。
HA)は、天然ベンゾキノイドアンサマイシン(ansamycin) 抗生物質である(ウ
エハラ(Uehara)等によるMol.Cell.Biol.,6,2198 〜2206(1986))。この種の医薬
は、シャペロンタンパク質hsp90に存在する特定のポケットに結合する(ス
テッビンス(Stebbins),C.E. 等によるCell,89,239 〜250(1997);プロドロモウ(P
rodromou)等によるNat.Struct Biol.,4,477〜482(1997) )。このポケットの医
薬による占拠は、高次構造上の成熟にhsp90を必要とするタンパク質のサブ
セットのプロテアソームにおける分解をもたらす(シュナイダー(Schneider)等
によるProc.Natl.Acad.Sci.(USA)93,14536〜14541(1996);サーメリー(Csermely)
等によるPharmacol.Ther.,79,129〜168(1998);シェイベル(Scheibel)等によるBi
ochem.Pharmacol.,56,675 〜682(1998) )。これらは、膜貫通チロシンタンパク
質キナーゼのHER−およびインスリン−レセプター族、Rafセリンキナーゼ
およびステロイドレセプターを包含する。腫瘍細胞に対するGMの付与は、Rb
−依存性G1増殖停止およびアポトーシスを導く。
する腫瘍細胞系は、特に低濃度の医薬により阻害される(ミラー(Miller)等によ
るCancer Res.,54,2724 〜2730(1994);シュヌール(Schnur)等によるJ.med.Chem.
,38,3806 〜3812(1995);ハートマン(Hartmann)等によるInt.J.Cancer,70,221 〜
229(1997) )。これらの発見は、GMおよび関連医薬が種々の腫瘍の治療に有用
でありうることを意味している。GM類縁化合物である17−アリルアミノGM
は、フェーズ1臨床試験でまもなく試験されるものと見做される。しかしながら
、アンサマイシンにより影響を受ける多くの重要なシグナル伝達分子の数は、こ
れらが不適当な毒性を有することがあることを示唆している。さらに、ベンゾキ
ノイド抗生物質は、エストロゲン、アンドロゲンおよびプロゲステロンレセプタ
ーを包含するレセプターのインビボでの選択的分解を誘発することができる。国
際特許公開No.WO98/51702 は、アンサマイシン抗生物質またはその他のhsp9
0結合部分および標的タンパク質に特異的に結合するターゲティング部分を包含
する組成物の、このような標的タンパク質の選択的分解を刺激する能力およびこ
のような組成物の化学療法剤としての使用を開示している。
おいて重要な役割を演じ、活性化された場合、発癌性(oncogenic) であり得る(
ツァハー(Tzahar)等によるBiochim.Biophys.Acta.,1377,M25 〜37(1998);ロス(R
oss)等によるStem Cells,16,413 〜428(1998) )。HER1およびHER2の過
剰発現は、種々のヒト悪性腫瘍で生じる。HER2遺伝子の増幅は、ヒト乳癌お
よびその他の癌に共通する症状であり、乳癌では、貧弱な治療後結果を伴う。H
ER1およびHER2は、治療法開発にかかわる魅力的な標的である。これらの
レセプターのそれぞれに対する抗体は、動物モデルにおいて抗腫瘍効果を有する
ことが証明されている(ファン(Fan)等によるCurr.Opin.Oncol.,10,67〜73(1998
))。最近、抗−HER2抗体は、HER2タンパク質が過剰発現される乳癌の
治療に有用であることが証明された(ロス(Ross)等による上記刊行物;ペグラム
(Pegram)等によるJ.Clin.Oncol.,16,2659 〜2671(1998))。しかしながら、この
治療効果は少数の患者でしか見出されず、通常、長続きしない。これが抗体によ
る標的の阻害の無効果によるものかどうかは不明であるが、明らかに、HER2
阻害のための別のさらに効果的な方法が求められている。
R発現性癌の治療において化学療法剤として使用することができるHER族チロ
シンキナーゼを選択的に標的し、これを分解するために用いることができる組成
物に対する実質的なニーズが残されている。本発明の目的は、このような組成物
を提供することにある。 本発明のもう一つの目的は、HER陽性癌の治療方法を提供することにある。
に結合する2個の連結したhsp結合部分を含有する二官能性分子が、HER族
チロシンキナーゼの分解および/または阻害の誘発に有効であることを見出した
。一例として、下記構造を有する組成物は、別種のキナーゼに実質的な影響を及
ぼすことなく、HER族チロシンキナーゼの選択的分解および/または阻害を提
供する: 従って、これらの化合物は癌細胞を強力に殺滅するが、ゲルダナマイシンに比
較して少数のタンパク質にしか影響しないことから、本発明の組成物は減少した
毒性を伴って、HER陽性癌の治療に使用することができる。
生物質が結合するポケット内でhsp90に結合する2個のhsp−結合部分を
含有し、これら2個のhsp−結合性分子はリンカーにより相互に連結している
。好適化合物は、少なくとも1個の、さらに好ましくは両方のhsp−結合部分
が、ゲルダナマイシンまたはヘルビマイシンなどのアンサマイシン抗生物質であ
る化合物である。
詳細に説明するように、このリンカーは種々の長さを有することができる。リン
カーの長さの変更は、相違する活性レベルおよび特異性のプロフィールをもたら
す。一般に、リンカーは炭素原子1〜9個の長さであり、線状炭素鎖または置換
炭素鎖であることができ、例えば二重結合若しくは三重結合、アリール基又は二
級若しくは三級アミンを包含する(図1参照)。
できる。ホモダイマーの場合、ゲルダナマイシンのようなアンサマイシン抗生物
質と適当な長さおよび構造のジアミンとを、DMSO中で反応させると、ホモダ
イマーが実質的収率で調製される。ヘテロダイマーの製造の場合、ゲルダナマイ
シンのようなアンサマイシン抗生物質を先ず、第二の非アミン官能性基を有する
第一モノアミンと反応させる。生成する生成物を次いで、この官能性基を通じて
第二の種類のhsp−結合部分に共有結合させる。この方法により製造すること
ができるヘテロダイマーの例には、ゲルダナマイシン−ヘルビマイシンヘテロダ
イマーがある。
の誘発に有効であるが、例えばゲルダナマイシンそれ自体に比較して、狭い作用
範囲および大きい選択性を有する。いずれか特定の作用メカニズムに拘束しよう
とするものではないが、本発明による化合物の活性および選択性は、HER−キ
ナーゼに結合する細胞外成長因子が同族の別の一員とホモダイマー形成またはヘ
テロダイマー形成を受けさせるという事実から生じるものと見做される。これは
、ダイマーの構成成分のチロシンキナーゼ活性を活性化し、それらの自己ホスホ
リル化を生じさせ、マイトジェンシグナルの伝達を開始させる。hsp90とH
ER−キナーゼとの直接の相互作用は納得のいくように立証されていないけれど
も、HER2および別種のキナーゼのゲルダナマイシンに対する感受性がキナー
ゼの触媒ドメインを必要とするという事実は、hsp90が、HER−キナーゼ
の触媒ドメインと相互作用しそうだということを示唆している。
、我々はこのヘテロダイマーの各要素がhsp90と相互作用するものと推測し
た。従って、本発明によるダイマーはHER−キナーゼヘテロダイマーの両サブ
ユニットと相互作用し、これにより活性形態のHER−キナーゼに対して、より
効果的に、かつより特異的に標的するものと信じられる。この作用のメカニズム
はHER−キナーゼの分解に少なくとも基づくものと見做されるが、HER−キ
ナーゼの活性の阻害を包含することもあり、または幾つかの場合、HER−キナ
ーゼの活性の阻害から完全に誘導されることもある。
性について試験された各種化合物を示している。被験化合物には、ゲルダナマイ
シン、種々の長さのリンカーを有するゲルダナマイシンホモダイマー、ゲルダナ
マイシンに結合したキノンまたは環形成−開環ゲルダナマイシンを有する種およ
び他方の末端に置換基を有していないリンカーに結合したゲルダナマイシンが包
含される。各場合において、リンカーはゲルダナマイシン部分(1個または2個
以上)の17−炭素に結合する。hsp90に結合したGMの結晶構造は、結合
性ポケットに埋もれていない唯一のものであることを示す(ステッビンス(Stebb
ins)等によるCell,89,239 〜250(1997) )。
胞中のHER2およびRafタンパク質キナーゼの分解の誘発の効力について評
価した。これらの結果を表1にまとめて示す。この表において、GM部分は「O
」で表わされており;炭素リンカーは「−」で表わされており;キノンは「□」
で表わされており;開環−アンサ環(ansaring)を有するGM部分は「>」または
「<」で表わされている。図示されているように、ゲルダナマイシンダイマーの
性質はリンカー鎖長さの関数として変化する。GMそれ自体は45nMのIC5
0をもってHER2分解を誘発させる。炭素4〜7個を有するリンカーを備えた
ダイマーはHER2に対する活性を保有する(IC50:60〜70nM)。こ
れよりも長いリンカーを備えたダイマーは活性を失う;12炭素−結合化合物は
、750nMのIC50を有する。
よりもHER2に対して増大した特異性を示した。4炭素結合ダイマー(GMD
−4c)は被験化合物の中で、最大の選択性を有していた。GMは200nMの
IC50をもってRaf分解を生じさせる。GMD−4cは遥かに低い活性を有
し、IC50は3200nMである。選択性は鎖長さの増加にともない減少する
;7炭素結合したダイマー(GMD−7c)はHER2に対して活性を保持し(
IC50:70nM)、またRafに対してはGMよりも僅かに低い活性を有す
る(IC50:500nM)。リンカー炭素が8個よりも多くなるに従い、両方
の標的に対する活性は平行して減少する。
評価した。GMはHER−キナーゼ、Raf−1、エストロゲンレセプターを経
過時間にわたり分解し、またIGF−1レセプターを僅かにゆっくりと分解する
。GMD−4cハイブリッド分子はウエスターンブロット法および免疫組織化学
的分析法の両方で同一速度論をもってHER2発現を減少させる。しかしながら
、これらの条件下において、GMD−4cはRaf−1またはIGF−1発現に
は作用しない。エストロゲンレセプターレベルは一時的に減少するが、24時間
後にベースラインに戻った。急速に移動するHER2−免疫反応性のバンドは、
12時間後、GMD−4cによる処置後に主として現われた。この形態は、細胞
内小胞に蓄積し、未熟なHER2に相当する。グリコシル化試験は、このHER
2形態が部分的にグリコシル化され、またエンドグリコシダーゼHに対して感受
性であることを示した。
にまとめて示されている。ブチルアミノGM(GM−リンカー),すなわち4炭
素リンカーが1個のゲルダナマイシン残基に結合されている分子およびGMおよ
びキノンの4炭素結合ヘテロダイマー(GM−キノン)は、HER2およびRa
f−1の両方に対してGMに比較して、適度に弱い;これらは選択性ではない。
GMD−aa、すなわち両方のGM部分のアンサ環が開環しているGMD−4c
は不活性である。GM部分の1個のみの環が開環しているダイマーであるGMD
−aは、両方の標的に対してより大きく減少した活性しか有しない(IC50H
ER2:500nM、IC50Raf−1:3500nM)。これらのデータは
、GMD−4cの選択性が両方のGM部分に依存することを示唆している。
性を有するものと見做すことができる、より弱いかまたはより急速に代謝される
医薬の性質である。この問題を進めるために、GMおよびGMD−4cを相違す
る濃度および頻度で細胞に添加した。12時間で4回高濃度でGMD−4cを添
加した場合でさえも、選択性を保有していた。従って、この代謝速度は、見出さ
れた選択性の理由であるようには見えない。
害剤であり(表1)、GMの場合の25nMのIC50および1個の環が開環し
ているダイマーGMD−aの場合の650nMのIC50に比較して、MCF−
7に対して100nMのIC50を有していた。HER2が高度に過剰発現され
るSKBR3はまた、GMD−4cに対して非常に感受性であることがまた、見
出された。大部分の上皮癌細胞系はHER−キナーゼ族の1のメンバーまたはそ
れ以上のメンバーを発現する。細胞に対するGMD−4cの効果が特異的である
かどうかを評価するために、我々は32D造血細胞系を使用した。HER−キナ
ーゼ族のメンバーの中で、このマウスIL−3依存性骨髄祖先細胞系(progenito
r cell line)で発現するものはない。ワン(Wang)等によるProc.Natl.Acad.Sci.(
USA),95,6809〜6814(1998)。GMは32Dの強力な阻害剤であり、GMD−4c
はその成長に認知できるほどには作用しない。
的分解および/または阻害を誘発させ、またHER族キナーゼ含有腫瘍細胞系の
成長を特異的に阻害するものと結論した。この研究は、親の分子とは相違し、親
の分子よりもさらに制限された標的の範囲を有する選択的アンサマイシンを合成
することができることを支持している。この場合、この選択性のメカニズムはい
まだに不明であるが、両方のGM部分の存在に依存し、またリンカーの長さの関
数である。GMD−4cは、HER−キナーゼヘテロダイマーと選択的に相互作
用することができるが、GMに比較して、相違するhsp90族のメンバーと優
先的に相互作用することができる。
り多くのヒト腫瘍で過剰発現され、これらの幾つかの成長の維持に重要であるも
のと見做されている。抗HER2抗体は、このタンパク質を過剰発現する或る種
の乳癌の治療において活性を有するが、その応答は通常、部分的であり、また持
続時間はあまり長くない。抗体に制限された用途しかない理由は不明であるが、
HER−キナーゼの機能の不完全な阻害に関連し得る。そのような場合、これら
のキナーゼを破壊する医薬はさらにより有効であると見做される。この理由で、
非選択性アンサマイシンである17−アリルアミノ−ゲルダナマイシンを、フェ
ーズ1試験で試験するつもりである。GMD−4cは、HER−キナーゼの破壊
に有効である化合物であるが、その他の鍵となるシグナル伝達タンパク質に対す
るその効果が弱められるのでGMに比較して毒性がかなり低いようである。この
ことは、ヒト腫瘍における成長レセプターを妨げるための新規な戦略を表わして
いる。
有するヒト患者を包含する患者が、そこにアンサマイシン抗生物質が結合するh
sp90のポケットに結合する連結した第一および第二hsp結合部分を含有す
る化学化合物の治療有効用量または多回用量を患者に投与することによって処置
される。好適化合物は、少なくとも1個のhsp結合部分が例えばゲルダナマイ
シンのようなアンサマイシン抗生物質である化合物である。GMD−4cは最も
好適である。利用される特定の投与量は、効力と毒性とのバランスを反映し、未
だ行われていないが臨床試験を通してのみ、決定することができる。試験方法の
確立および適当な投与量および処置頻度の決定は、当業者の問題である。
dward Sausville)(Drug Synthesis and Chemistry Branch,National Cancer Ins
titute)により好意をもって提供されたゲルダナマイシンを、100%ジメチル
スルホキシド(DMSO)に溶解し、次いで図2のゲルダナマイシン誘導体の製造に使
用する前まで−20℃で保存した。GM類似体は図1に記載の方法に従い製造し
た。この方法はシュヌール(Schnur)等による方法(J.Med.Chem.,38,3813〜3820(1
995))から修正された方法である。簡単に説明すると、ゲルダナマイシンダイマ
ー(GMD)は、GMをDMSO中で適当なジアミン0.5当量で処理すること
によって調製した。アンサ環−開環したGMD化合物(GMD−aおよびGMD
−aa)は、GMD−4cのメタノール分解(NaOMe/MeOH)によって
調製した。GM−キノンは、GMを先ず、過剰の1,4−ジアミノブタンで処理
し、次いで2−メトキシ−1−ヒドロキシメチルキノンを添加することによって
合成した。
ml中のゲルダナマイシン10mg(0.0178mmol)の混合物に、1,
4−ジアミノブタン0.94ml(0.5当量)を添加した。室温において暗所
で4時間にわたり撹拌した後、反応の完了をTLCにより判断した。この混合物
を濃縮し、次いでシリカゲル上におけるフラッシュクロマトグラフイ(5%Me
OH/CH2Cl2)により精製し、ダイマー生成物8.5mg(85%)を得た
。
方法に従った。CHCl31.5ml中のGDM(6.1mg、0.01mmo
l)の混合物に、2mlバイアル中で1,6−ジアミノヘキサン11.6mg(
10当量)を添加した。この反応混合物を室温において暗所で1時間にわたり撹
拌した。クロロホルムを水により洗い(3×2ml)、次いで濃縮した。この混
合物に、ヘルビマイシンA8.6mg(0.015mmol)およびCH2Cl2 0.5mlを添加した。この混合物を、密封したバイアル中で24時間にわたり
40℃に加熱した。この混合物をシリカゲル上におけるフラッシュクロマトグラ
フイ(5〜7%のMeOH/CH2Cl2)により直接に精製し、C−19結合
(ヘルビマイシンの番号)ヘテロダイマー1.2mgおよびC−17結合(ヘル
ビマイシンの番号)ヘテロダイマー3.4mgを得た(45%)。
)から入手し、10%の熱不活性化ウシ胎児血清(Gemini Bioproducts)、2m
Mグルタミンおよびペニシリンおよびストレプトマイシンそれぞれ50単位/m
lを補給したDME/F12(1:1)において37℃で含水5%CO2/空気
雰囲気中に保持した。
5)(Z−8)に対するポリクローナル抗体は、Santa Cruz Biotechnology,Inc
. から購入した。エストロゲンレセプターに対するモノクローナル抗体(クロー
ンH−151)は、StressGen Biotechnology Corp. から入手した。IGF−I
レセプターのβ−サブユニットに対するポリクローナル抗体は、Dr.L-H ワン(Wa
ng)(Mt.Sinai Medical Center,New York) から好意をもって提供された。
よび選択性を評価した。MCF−7細胞を、3〜24時間の期間にわたり、1μ
Mゲルダナマイシンまたは誘導体に暴露した。この暴露後、細胞を氷冷リン酸塩
緩衝塩類溶液(PBS)で2回、洗浄し、掻き取りにより採取し、次いで微量遠
心分離管中に移した。免疫ブロット法の場合(HER2、Raf−1、ER)、
細胞をSDS細胞溶解緩衝液(50mMトリス(Tris)−HCl、pH7.5、2
%SDS、10%グリセロールおよび1mM DTT)により細胞溶解させ、1
0分間煮沸し、次いで短時間、音波処理した。免疫沈殿法の場合(IGF−IR
)、細胞をNP40細胞溶解緩衝液(50mMトリス−HCl、pH7.5、1
%ノニデット−P40(Nonidet P40) 、150mM NaCl、1mM Na3
VO4、40mM NaF、1mMフェニルメチルスルホニルフルオライド(P
MSF)およびアプロニチン、ロイペプチンおよび大豆トリプシンインヒビター
それぞれ10μg/ml)により、4℃で20分間、細胞溶解させた。この細胞
溶解物は、微量遠心分離管中で4℃において15分間にわたり14,000×g
で遠心分離することによって清浄にした。この上清は実験試料として採取した。
示に従い測定した。IGF−IRを検出する場合、試料を抗IGF−IR抗体に
より免疫沈降させた。免疫複合体(immunocmplexes)をプロテインA−セファロー
ス(Sepharose) ビーズ(Pharmacia) 上に採取し、細胞溶解緩衝液により3回、洗
浄した。試料をSDS−PAGEに付し、ニトロセルロース膜に電気移動させ、
ECLキット(Amersham)を用いて、製造業者の指示に従い検出し、次いでGel
Doc1000(Bio-Rad) を用いて定量した。タンパク質分解にかかわるIC
50は、24時間処置後において、MCF−7細胞中の対照に比較してタンパク
質(HER2またはRaf−1)の50%を分解させるのに要する各医薬の量と
して表わされる。
/ウエルで置いた。プレート形成後の2日間の時点で、細胞を相違する濃度の医
薬またはビヒクルDMSO(0.1%)で処理した。MCF−7細胞は4日間、
処理した;適当な医薬またはビヒクルを有する培地は、2日間毎に変えた;細胞
をトリプシン処理し、採取し、次いでコールター(Coulter) 計数器で計数した;
細胞成長にかかわるIC50は対照ビヒクルに比較して、MCF−7成長を50
%阻害するのに要する各医薬の量として表わされる。
果は表1にまとめて示されている。この表において、各数値は3回の別々の実験
の平均値を表わす。GMは、HER−キナーゼ、Raf−1、エストロゲンレセ
プターの長時間の分解を、またIGF−Iレセプターのさらにゆっくりとした長
時間の分解を生じさせる。GMD−4cハイブリッド分子は、ウエスターンブロ
ット法および免疫組織化学的分析の両方で同一の速度論をもってHER2発現を
減少させる。しかしながら、これらの条件下で、GMD−4cはRaf−1また
はIGF−I発現には作用しない。エストロゲンレセプターレベルは一時的に減
少したが、24時間でベースラインに戻った。
な説明を評価するために、細胞を下記のとおりに種々の処理パターンで0.25
μM、0.5μMおよび1μMの濃度でゲルダナマイシンまたはGMD−4cの
どちらかにより処理した:0時点で1回の処理;0時点および3時間の時点での
処理;0時点および6時間の時点での処理;0時点および12時間の時点での処
理および;0時点、3時間の時点、6時間の時点および12時間の時点での処理
。処理パターンの関数として、HER−2およびRaf−1の量について、有意
の差異は見出されなかった。
デン(Yosef Yarden)(The Weizmann Institute of Science,Israel) から好意を
もって提供された。これは、10%熱不活性化FBS、2nmインターロイキン
3(R & D systems)、2mMグルタミンならびにペニシリンおよびストレプトマ
イシンそれぞれ50単位/mlを補給したRPMI−1640に保持した。 32D細胞に対するゲルダナマイシンおよびGMD−4cの効果は、種々の濃
度の化合物で処理した後、血球計(hematocytometer)を用いて連続する3日間に
わたり毎日、細胞数を計数することによって評価した。この結果を図3にまとめ
て示す。図示されているように、ゲルダナマイシンは、これらの細胞に対して非
常に有毒であったが、GMD−4cはほとんどそうではなかった。これにより、
HER族チロシンキナーゼを発現する細胞に対するGMD−4cの作用の選択性
が確認される。
ン被覆カバースライド上で処理した。細胞は−20℃において20分間、100
%メタノールで固定し、室温において10分間にわたりPBS中で再水和し、次
いで37℃において30分間、PBS中の2%ウシ血清アルブミン(BSA)、
10%正常ヤギ血清および0.05%ツイーン(Tween)-20からなるブロック溶液
でブロックした。HER2およびRaf−1は、Santa Cruz由来の抗体(それぞ
れSC284 およびSC133 );IGF−IR、Calbiochem Oncogene Science 由来の
抗体(Ab1)により免疫検出した。これらのスライドを、室温において1時間
、ブロック緩衝剤中の一次抗体の11000希釈液とともにインキュベートし、
次いでブロック緩衝剤中の150希釈液としてAlexa−546結合したヤギ
抗ウサギIgG二次抗体(A-11010 、Molecular Probes)、または1100希釈
液として蛍光イソチオシアネート−結合したヤギ抗マウスIgG(F276、Molecu
lar Probes)とともにインキュベートした。
ュベート後に、PBS中の0.05%ツイーン−20中の0.5%BSA 1m
lにより3回、洗浄した。DNAは二次抗体溶液(最終濃度3μg/ml) 中に
含有されているビスベンズイミドにより染色した。ガラススライド上に、ベクタ
シールド(Vectashield)(Vector) を用いてカバースリップを設置し、蛍光の消失
を防止した。免疫蛍光は、ツァイス(Zeiss) エピ蛍光顕微鏡(epifluoroscence
microscope)により40Xおよび100Xでローダミンおよびビスベンズイミド
検出用の適当なフィルターを用いておよび共焦顕微鏡により検出した。
かしながら、ゲルダナマイシンで処理された細胞における3種全部の抗体につい
ては、減少された染色が観察された。GMD−4cで処理された細胞の場合、蛍
光レベルの有意の減少は、抗HER2抗体についてのみ観察された。
異性について試験された種々の化合物の構造を示す。
ンおよびGMD−4cの効果を示す。
Claims (14)
- 【請求項1】 アンサマイシン抗生物質が結合するhsp90のポケットに
結合する第一および第二−hsp−結合部分を含有する化学化合物であって、該
結合部分はリンカーにより相互に連結している、上記化学化合物。 - 【請求項2】 第一hsp−結合部分がアンサマイシン抗生物質である、請
求項1に記載の化学化合物。 - 【請求項3】 第一hsp−結合部分および第二hsp−結合部分がそれぞ
れ、アンサマイシン抗生物質である、請求項2に記載の化学化合物。 - 【請求項4】 少なくとも1個のhsp−結合部分がゲルダナマイシンであ
る、請求項3に記載の化学化合物。 - 【請求項5】 第一hsp−結合部分および第二hsp−結合部分がゲルダ
ナマイシンである、請求項4に記載の化学化合物。 - 【請求項6】 リンカーが炭素原子4〜7個の長さを有する、請求項5に記
載の化学化合物。 - 【請求項7】 リンカーが炭素原子4個の長さを有する、請求項6に記載の
化学化合物。 - 【請求項8】 少なくとも1個のhsp−結合部分がゲルダナマイシンであ
る、請求項1に記載の化学化合物。 - 【請求項9】 第一hsp−結合部分および第二hsp−結合部分がゲルダ
ナマイシンである、請求項8に記載の化学化合物。 - 【請求項10】 リンカーが炭素原子4個から7個の長さを有する、請求項
9に記載の化学化合物。 - 【請求項11】 リンカーが炭素原子4個の長さを有する、請求項10に記
載の化学化合物。 - 【請求項12】 HER族チロシンキナーゼを発現する細胞の破壊方法であ
って、請求項1〜11のいずれかに記載の化学化合物を当該細胞に投与すること
を包含する、上記破壊方法。 - 【請求項13】 癌を患う患者における癌の治療方法であって、請求項1〜
11のいずれかに記載の化学化合物を含有する治療組成物を患者に投与すること
を包含する、上記治療方法。 - 【請求項14】 癌がHER陽性癌である、請求項13に記載の方法。
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