JP2002538282A - 粉末コーティング組成物 - Google Patents

粉末コーティング組成物

Info

Publication number
JP2002538282A
JP2002538282A JP2000603315A JP2000603315A JP2002538282A JP 2002538282 A JP2002538282 A JP 2002538282A JP 2000603315 A JP2000603315 A JP 2000603315A JP 2000603315 A JP2000603315 A JP 2000603315A JP 2002538282 A JP2002538282 A JP 2002538282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forming
components
component
film
colored film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000603315A
Other languages
English (en)
Inventor
コーディナー、アンドリュー、ジョージ
Original Assignee
インターナショナル コーティングス リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by インターナショナル コーティングス リミテッド filed Critical インターナショナル コーティングス リミテッド
Publication of JP2002538282A publication Critical patent/JP2002538282A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/03Powdery paints
    • C09D5/032Powdery paints characterised by a special effect of the produced film, e.g. wrinkle, pearlescence, matt finish
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/03Powdery paints
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S524/00Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
    • Y10S524/904Powder coating compositions
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S525/00Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
    • Y10S525/934Powdered coating composition
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31786Of polyester [e.g., alkyd, etc.]
    • Y10T428/31794Of cross-linked polyester

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)
  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、粉末粒子が、複合粒子に一緒に融合または結合された各々の粒子成分の凝集物である粉末コーティング組成物であって、それらの各々の粒子成分が、30μmより大きくないDv.99を有する着色フィルム形成性主要成分および1種またはそれ以上の非着色フィルム形成性成分を含み、少なくとも1種の成分(2a)が20μmより大きく且つ一緒にされた該着色成分のDv.99より高いDv.99を有し、しかも組成物において着色フィルム形成性主要成分対非着色フィルム形成性成分の比が重量により1:99〜60:40の範囲にある上記粉末コーティング組成物を提供する。一層大きな寸法の非着色フィルム形成性成分の量が最大化されると、費用的利点を提供しそして本発明は或る範囲の着色粉末コーティング組成物の迅速な且つ融通の効く製造を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) この発明は粉末コーティング組成物に関しそしてそれらの使用に関する。 粉末コーティング組成物は、通常顔料のような1種またはそれ以上の着色用剤
と共に固体のフィルム形成性樹脂を一般に含み、そして場合によりそれらはまた
1種またはそれ以上の性能添加剤類(performance additiv
es)を含む。それらは通常、例えばフィルム形成性重合体および(それ自体が
他のフィルム形成性重合体であってもよい)対応する硬化剤を導入している、熱
硬化性のものである。
【0002】 本組成物は、フィルム形成性重合体(1種または複数種)の軟化点以上の温度
であってしかし重大な予備反応が起こる温度以下の温度で、例えば押し出し機中
で(任意の着色剤および性能添加剤を含む)諸成分を緊密に混合することにより
一般に造られる。押し出し物は、通常、平らなシートに圧延され、例えば所望の
粒子寸法に粉砕(微細化)することにより粉末にされる。ほとんどの市販の静電
スプレー装置のために必要とされる寸法分布は15〜75ミクロン、好ましくは
、25〜50ミクロンあるいはさらに特定的には、20〜45ミクロンの範囲の
Dv.50を有し、120ミクロンまで、多くの場合は10〜120ミクロンで
ある。
【0003】 (背景技術) 現在、粉末コーティング製造方法は、種々の色での或る範囲の十分に光沢のあ
るコーティングを市場で提供することを製造者に可能にしている。しかしながら
減少した光沢仕上げで手に入れることが出来る製品の範囲は限られている。
【0004】 若干の他の低い水準、例えばサテン光沢(55〜65%光沢)または無光沢(
matt)(<30%光沢)への光沢の減少は、顕微鏡規模でざらざらである表
面を造ることにより達成される。これは相容れることが出来ない(和合しない)
成分または非相容性(非和合性)を生ずる成分を用いることにより達成されるこ
とが出来る。例えばアクリル系成分と、ポリエステル、エポキシ、ポリエステル
−エポキシまたはポリウレタン成分とは相容れることが出来なく(非和合性)そ
して単相(安定な相)を形成するようにブレンドすることが出来ない。フィルム
形成中の非相容性はまた、初期には混和性(相容性)であるが、硬化中に非相容
性になる成分を用いることにより達成されることが出来る。従って、例えば同様
な化学作用そしてほぼ同じゲル化時間の2つの系は相容性であるが、異なるゲル
時間を有する成分は初期に相容性であるが硬化(および分子量増加)が進行する
につれて非相容性となる。したがって、光沢減少化剤は、フィルムを硬化するた
めに使用される主要な触媒よりも一層速いゲル化時間を与える第2の触媒を含む
。別法として、酸官能性ポリエステルを用いて、例えば迅速なゲル化(反応性)
粉末および遅延ゲル化粉末は異なる官能性のポリエステルを用いて別々に造られ
、微細化段階後に混合されるかあるいはさらに普通には成分が微細化される前に
混合される;これらの成分は、同じ色および同じ粒子寸法を有すべきである。し
かしながら、減少された光沢のコーティング組成物の小さな回分(バッチ)の生
成は、非経済的である。異なる方法はTiger社から市販の“グロスキラー(
光沢止め剤)”と称される製品を使用し、これは微細化段階の後に混合される。
しかしながら、この製品、透明(着色されていない)粉末コーティングは、グロ
スキラーの存在が、フィルム中の透明なグロスキラー粉末の粒子により生成され
る輝き(スパークル)から検出されるようになる前に、慣用の着色された粉末コ
ーティングに限られた量においてのみ加えることが出来る。それ故に、その製品
は2、3パーセントの点だけ光沢を調節することに制限される。
【0005】 したがって、上記問題を回避する、減少された光沢仕上げ塗りの広い範囲にお
いての粉末コーティング組成物の必要性がある。
【0006】 顧客への引渡しの速さはまた、重要な要件であるが、従来の粉末コーティング
製造方法は別々の処理として予備混合、押し出しおよび粉砕に依存しており、こ
れら工程のひと通りの時間を長くさせそして小さな回分(バッチ)の製品の生産
はまた、非経済的である。製品を大きな範囲で貯蔵することは引渡しの速さの問
題を解決するが、非常に融通性がない方法でありそして費用的に有効でない。
【0007】 EP372860Aは、基材に適用された混合された色が均質な外観を有する
十分に小さな寸法の粒子(寸法において<20μmそして有利には<10μm)
が使用される、粉末コーティングのための色混合方法を記載している。基材に適
用するまえに、混合物は、その混合物を、凝集性塊から、慣用手段により適用さ
れうる自由流動性および流動化可能な粉末に転換するために、小さな寸法の粒子
が例えば機械融合により複合粒子に融合されるかまたは結合される凝集化の方法
に一般に付される。したがって、或る範囲の主として着色された粉末コーティン
グ組成物は慣用の溶融押し出し工程において慣用的に製造され、そしてその生成
物は非常に小さい粒子寸法に粉砕される。次に或る範囲の他の色は、所望の割合
でのこれらの着色粉末主成分を混合しそして凝集化することにより製造されるこ
とが出来る。これは、必要とされる際に容易に任意の所望の色合いを生成するた
めに混合されそして凝集化される、比較的に少ない主要な着色粉末主成分の貯蔵
を可能にし、少ない量の生産が市場で実施可能になる。
【0008】 ある範囲の異なる減少された光沢および他の審美的効果を有する或る範囲の着
色粉末コーティングの融通性ある生産のための凝集化技術は、ある程度EP53
9385Aに記載されている。
【0009】 光沢減少化は、例えば、<5μmの平均粒子寸法の非着色非相容性の粒子を加
えることにより、あるいは主要なフィルム形成成分の重合体とは異なる官能性を
有する重合体の<20μmの平均粒子寸法の初期に相容性の粒子を加えることに
より達成される。光沢減少化剤の量は、40重量%までの量がまた開示されてい
るけれども、例えば5または10重量%である。
【0010】 (発明の開示)発明の概要: 本発明は、粉末粒子が、複合粒子に一緒に融合された又は結合された各粒子成
分の凝集物である、粉末コーティング組成物において、各粒子成分は、 (1)30μmより大きくないDv.99を有する、1種またはそれ以上の着
色フィルム形成性主要成分、および (2)少なくとも1種の成分(2a)が (i)20μmより大きいDv.99を有しそして (ii)成分(1)より一層高いEv.99または一層高いDv.50、
あるいは1種より多い着色成分(1)が存在する場合は一緒にされたこれらの成
分より一層高いDv.99または一層高いDv.50を有する、 1種またはそれ以上の非着色フィルム形成性成分 を含み、該組成物において、着色フィルム形成性主要成分(1種または複数種)
対非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)の比が、重量により1:99
〜60:40の範囲にある、前記粉末コーティング組成物を提供する。
【0011】 当業界において理解されているように、容量100分位数(volume percentil
es)(変量の分布を100の部分に等分したときの分割量)Dv.xは示された
粒子寸法以下にある、粒子の合計容量のパーセンテージ(x)と示された粒子寸
法(D)について示す:合計容量のパーセンテージ(100−x)は示された寸
法またはそれ以上にある。したがって、例えばDv.50はサンプルの中央粒子
寸法でありそして粒子寸法分布グラフ上でDv.99はこの粒子寸法以下の曲線
下の面積が粒子の99容量%を表す粒子寸法軸にそって読み取られた曲線上の点
である。かくして、Dv.99=30μmは粒子の99%が、30μm以下であ
る(しかし29μm以下ではない)ことを示す。(疑念を回避するために、本明
細書に示されるすべての粒子寸法は容量によることに留意されるべきである)。
容量100分位数は、レーザー回折技術により、例えばMalvern Mas
tersizerにより測定出来る。
【0012】 驚くべきことに、(Dv.99にしたがって判断されるかまたはDv.50に
したがって判断されるかでの)着色主要成分のより有意義に一層大きな粒子寸法
の非着色成分を高い割合で用いてさえ、それにもかかわらずその一層大きな寸法
成分の粒子は肉眼で視ることが出来ず、その結果その成分は単一色の外観を提供
する。
【0013】 着色主要成分は着色用物質およびフィルム形成性重合体を含む。したがって、
それは、例えば通常の粉末コーティング用添加剤を含有するが特定化された(減
少された)粒子寸法を有するそれ自体において、粉末コーティング用組成物とし
て構成されてもよい。通常、組成物において、各々が30μmより大きくないD
v.99を有する、少なくとも2種の着色主要成分が存在するであろう。
【0014】 非着色フィルム形成性成分は通常、またそれ自体において粉末コーティング組
成物であるが、特定の粒子寸法を有する;着色フィルム形成性主要成分より一層
高いDv.99および(または)一層高いDv.50を有する少なくとも1種の
非着色フイルム形成性成分が存在すべきである。(通常、他方より一層高いDv
.99を有する1成分はまた、一層高いDv.50を有しそしてまたはその逆の
ことも言える)。通常各々が30μmより大きくないDv.99を有する2種ま
たはそれ以上の着色フィルム形成性主要成分及び20μmより大きく、一緒にさ
れた着色フィルム形成性主要成分のDv.99より高いDv.99を有する(或
いはDv.99>20μmおよび一緒にされた着色フイルム形成性主要成分のD
v.50より一層高いDv.50を有する)少なくとも1種の非着色フィルム形
成性成分が存在する。非常に多くの場合、非着色フィルム形成性成分は、各々の
着色フィルム形成性主要成分より一層高いDv.99(あるいは一層高いDv.
50)を有するであろう。好ましくは、非着色フィルム形成性成分は、少なくと
も40μmの、例えば少なくとも50μmのまたは55μmより大きい、例えば
50〜65μmの範囲におけるDv.99を有する。好ましくは、それは、75
μmより大きくないDv.90そして有利には少なくとも8μmの、特に12〜
30μmの範囲でのDv.50を有するであろう。そのような非着色フィルム形
成性成分は、小さな寸法の着色成分に関連して、一層低い製造費用の有利性を有
しておりそれらの使用は組成物中の重合体/顔料の比の容易な調節を可能にする
【0015】 本発明はまた、多くの異なる仕上げ塗りにおいて粉末コーティングの製造のた
めに粉末コーティング組成物に、凝集化するための以下の別々の成分を含むキッ
トを提供する: ・各々が30μmより大きくないDv.99を有する複数の着色フィルム形成
性主要成分、および ・少なくとも1種が各々の着色フィルム形成性成分より高いDv.99または
Dv.50を有し、そして20μmより大きい、好ましくは40μmより大きく
そして好ましくは90μmより大きくないDv.99を有する、1種またはそれ
以上の非着色フィルム形成性成分。
【0016】 そのようなキットは、減少された仕上げ塗りが、着色主要成分と非相容性(非
和合性)であるあるいはフィルム形成中にそれらと非相容性になる非着色成分の
使用により製造される、或る範囲の着色粉末コーティング組成物の迅速な且つ融
通性のある製造を可能にする。
【0017】 本発明はまた、特定された割合で、上に特定された各々の粒子成分の凝集化さ
れていない混合物からなる粉末コーティング組成物を提供する。
【0018】発明の詳細な記載および好ましい態様の記載: 各々の粒子成分は、例えば、 (1)フィルム形成性成分の合計の1〜60重量%の量で、各々が30μmよ
り大きくないDv.99を有する1種またはそれ以上の、通常は2種またはそれ
以上の着色フィルム形成性主要成分、および (2)(a)合計のフィルム形成性成分の10〜99重量%の量で、各々が、
20μmより大きいDv.99を有しそして各々が着色フィルム形成性主要成分
(1)より一層高いDv.99(または一層高いDv.50)を有し、あるいは
1種より多くのそのような成分が存在する場合は一緒にされたそれらの成分より
一層高いDv.99(または一層高いDv.50)を有する1種またはそれ以上
の非着色フィルム形成性成分、そして所望の場合、 (b)フィルム形成性成分の合計の30重量%までの量で、1種またはそれ以
上の他の非着色フィルム形成性成分、 を含むことが出来る。
【0019】 上記において、1種の非着色フィルム形成性成分(2a)が存在する場合、こ
れは好ましくは90μmまでのDv.99を有しそして2種またはそれ以上の非
着色フィルム形成性成分(2a)が存在する場合、好ましくは少なくとも1種そ
して多くの場合、すべてのそのような成分は90μmまでのDv.99を有する
【0020】 さらに特定的には、本発明は、各々の粒子成分が、 (1)各々が30μmより大きくないDv.99を有する1種またはそれ以上
、通常は2種またはそれ以上の着色フィルム形成性主要成分、および (2)(a)各々が20μmより大きいDv.99を有しそして各々が着色フ
ィルム形成性主要成分(1)より一層高いDv.99またはDv.50を有する
か、あるいは1種より多くのそのような成分(1)が存在する場合は一緒にされ
たそのような成分より一層高いDv.99またはDv.50を有する1種または
それ以上の非着色フィルム形成性成分、そして所望の場合、 (b)1種またはそれ以上の他の非着色フィルム形成性成分、 を含み、組成物中の着色フィルム形成性主要成分(1種または複数種)対非着色
フィルム形成性成分(1種または複数種)の比が、重量により1:99〜60:
40の範囲にあり、 各々のフィルム形成性成分の各粒子は、その少なくとも1部分がフィルム形成
性樹脂である固体重合体結合剤システムからなり、組成物中のその樹脂は組成物
にフィルム形成性の性質を与えるのに十分な量にある、粉末コーティング組成物
において、 下記複合粒子が空気流動化可能でありそして基材へのそれらの適用に伴う機械
的および(または)静電的力下に、下記複合粒子中の各粒子に破壊を起こさせる
ことなしに静電スプレーにより基材に適用されることが出来るように、各粒子成
分を凝集化することより形成された複合粒子からなる、或る外観および性能特性
を有するコーティングを提供するために適当な粉末コーティング組成物を提供す
る。
【0021】 1:99から、例えば、2:98から、好ましくは5:95からそして60:
40まで、例えば50:50より多くない、有利には40:60より多くないそ
して好ましくは30:70より多くない、組成物中の着色フィルム形成性主要成
分(1種または複数種)対非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)の比
が特に述べられるべきであろう。
【0022】 有利には、非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)(2a)の最小重
量は、5:2の着色フィルム形成性主要成分(1種または複数種)(1)対非着
色フィルム形成性成分(1種または複数種)(2a)の比に相当する。好ましく
は非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)(2a)の重量は少なくとも
、着色フィルム形成性成分(1種または複数種)(1)の重量であり、そして好
ましくは非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)(2a)の重量は少な
くとも他の非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)の重量である。好ま
しくは非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)(2a)の重量は、少な
くとも、一緒にされた他のフィルム形成性成分(1種または複数種)(1)およ
び(2b)の重量である。
【0023】 1つの態様において、非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)(2a
)は、20μより大きくそして40μmまでのDv.99を有し、組成物中の着
色フィルム形成性主要成分(1種または複数種)対非着色フィルム形成性成分(
1種または複数種)の比は、重量により1:99〜30:70、例えば2:98
〜30:70の範囲にある。
【0024】 他の態様において、非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)は40μ
mより大きくそして好ましくは90μmより大きくないDv.99を有し、組成
物中の着色フィルム形成性主要成分(1種または複数種)対非着色フィルム形成
性成分(1種または複数種)の比は、重量により1:99〜60:40、例えば
2:98〜30:70の範囲にある。
【0025】 したがって、着色フィルム形成性主要成分(1種または複数種)(1)は、フ
ィルム形成性成分の合計の重量により、例えば少なくとも2%、例えば少なくと
も5%そして例えば50%より多くなく、有利には40%より多くなく、そして
好ましくは30%より多くなくてもよい。合計のフィルム形成性成分の重量によ
り20%より多くない、例えば10〜20%の着色フィルム形成性主要成分(1
種または複数種)の含有量が特に述べられるべきであろう。
【0026】 非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)(2)は、フィルム形成性成
分の合計の重量により例えば少なくとも10%、好ましくは少なくとも20%、
さらに好ましくは少なくとも30%、特に少なくとも40%、さらに特定的には
少なくとも50%、有利には少なくとも60%、例えば少なくとも70%そして
例えば95%までであってよい。合計のフィルム形成性成分の重量により90%
まで、例えば80〜90%の非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)の
含有量が述べられるべきであろう。
【0027】 非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)(2a)は、フィルム形成性
成分の合計の重量により、例えば少なくとも10%、好ましくは少なくとも20
%、さらに好ましくは少なくとも30%、特に少なくとも40%、さらに特定的
には少なくとも50%、有利には少なくとも60%、例えば少なくとも70%そ
して例えば95%までであってよい。
【0028】 本組成物はまた、凝集物中の粒子成分としてさらに別の非着色フィルム形成性
成分(成分(2b))を含む場合、(i)≦20μmであるDv.99及び(i
i)着色フィルム形成性成分あるいは一緒にされた、本組成物中のすべての複数
の着色フィルム形成性成分のDv.99(またはDv.50それぞれ)より高く
ないDv.99(またはDv.50)を有する成分(1種または複数種)(2b
)が、一緒にされたフィルム形成性成分のすべてに基づいて計算されて例えば3
0重量%より多くなく存在することが出来る。フィルム形成性成分の合計の重量
に基づいて計算されて15%より多くない、例えば10重量%またはそれ以下の
非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)(2b)の含有量が特に述べら
れるべきであろう。
【0029】 EP372860AおよびEP539385Aにおいて記載されている凝集化
着色粉末コーティング組成物と比較して、本発明の組成物は高い割合の非着色フ
ィルム形成性成分を含有し、そして各々の着色成分は有意義に高い含有量の顔料
を必ず含有している。さらに成分(1種または複数種)(2a)中の非着色粒子
の粒子寸法は、驚くべきことに視覚上の均質性に影響することなしに、着色主要
成分(1種または複数種)の粒子寸法より有意義に大きくすることが出来る。か
くして、予期とは異なり、また、EP372860AおよびEP539385A
における示唆とは異なって、例えばDv.99>40μmを有する非着色成分(
1種または複数種)の有意義な量を含有する粉末は、助けを受けていないヒトの
眼によって着色粒子と非着色粒子との間の差を明瞭に認識されることが出来ない
粉末コーティングフィルムを生成するために使用されることが出来る。一層大き
な寸法の非着色成分(1種または複数種)の水準を最大化することにより、費用
上の有利性を与えるだろう。
【0030】 所望ならば、本組成物は着色フィルム形成性主要成分(1種または複数種)(
1)および非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)(2a)および場合
により(2b)ばかりでなく、1種またはそれ以上の非フィルム形成性成分、例
えば手ざわり調節剤(texturing agent)、金属性顔料または雲母顔料あるいは
非フィルム形成性性能成分をも、凝集物中の粒状成分として含むことが出来る。
所望ならば、非フィルム形成性成分は、残りの成分と混合しそして凝集化するま
えに、マスターバッチを形成するために、1種のフィルム形成性成分、例えば非
着色フィルム形成性成分と予備混合されてもよい。別法として、例えば、非フィ
ルム形成性添加剤が、押し出し機中で非着色フィルム形成性成分と混合されそし
て次に微細化され、粒子寸法に依存して、所望の審美性添加剤または性能添加剤
をまた含有する、非着色フィルム形成性成分(2a)または(2b)を提供する
ことが出来る。
【0031】 凝集物中に包含させるためのフィルム形成性粒子成分はそれ自体で凝集物の形
であってよい。通常、そのような成分は、非フィルム形成性成分、例えば手ざわ
り調節用(texturing)添加剤あるいは金属性顔料または雲母顔料と共
に非着色フィルム形成性成分の凝集化により形成されるだろう。
【0032】 本組成物の各々のフィルム形成性成分は少なくとも1種の固体フィルム形成性
樹脂を含みそしてそのために必要な任意の硬化剤を含み、そして通常は押し出し
処理および必要な粒子寸法への粉末化により形成される。フィルム形成性成分が
着色化されている場合、1種の着色剤または複数の着色剤(顔料および(または
)染料)は、一般に、フィルム形成性樹脂(1種または複数種)プラス任意の硬
化剤と共に押し出され、その結果、それらから形成された粒子がフィルム形成性
樹脂、着色剤および適用可能な場合は硬化剤を含むことになる。
【0033】 例えばサテン光沢(55〜65%光沢)または無光沢(<30%光沢)あるい
は或る他の水準への光沢の減少は、複数の非相容性(非和合性)成分あるいは非
相容性を生ずる複数の成分を用いて、顕微鏡規模でざらざらしている表面を造る
ことにより達成されることが出来る。同様な化学的性質を有するが異なるゲル化
時間を有する複数のフィルム形成性成分は、フィルム形成中に非相容性(非和合
性)を提供し、光沢における減少はそのような手段により達成される。通常、2
種(またはそれ以上)のフィルム形成性主要成分はお互いに相容性であるが、1
種の非相容性の非着色フィルム形成性成分が存在してもよい。例えば着色フィル
ム形成性主要成分(1種または複数種)とは異なる官能性を有し、場合によりま
た異なる触媒を含有する非着色フィルム形成性成分が存在してもよい(これらの
両者は異なるゲル化時間に導く)。例えば、着色成分と非着色成分とは異なる官
能性のポリエステルに基づいていてもよい。イソシアネート類(典型的にはイソ
フェロン(isopherone)ジイソシアネート)で硬化されるヒドロキシ官能性ポリ
エステル類を用いるポリウレタンのシステムについて、ラジカル的に異なる官能
性を有するヒドロキシ官能性ポリエステル類、例えば非着色成分のために7の官
能性を有するヒドロキシ官能性ポリエステルおよび着色主要成分(1種または複
数種)のために用いられる2の官能性を有するヒドロキシ官能性ポリエステルが
使用されうる。他の可能性は、それら自体お互いに非相容性である複数の重合体
材料、例えばポリエステルとアクリル系重合体を使用することである。
【0034】 同じ寸法の粉末の50:50の非融合混合物を一般に使用する従来の先行技術
の光沢減少方法とは対照的に、本発明の融合されたまたは結合された組成物を用
いて、良好な光沢減少を、実質的に異なる割合の光沢減少性添加剤で達成するこ
とが出来る。凝集化された材料はまた、乾燥ブレンドされた生成物のような固体
状態における粒子分離を受けず、したがって、輸送および噴霧の後でさえ生成物
の均一性を提供する。
【0035】 したがって、非着色成分は、異なる仕上げ塗りを提供するための製品範囲の拡
大化のために使用されることが出来る。また、異なる化学作用を用いることによ
り、それらは異なる性能特性を提供するために使用されることが出来る。その異
なる化学作用は、例えば異なるフィルム形成性重合体の使用、例えばポリエステ
ルとアクリルとの使用またはポリエステルとエポキシとの使用から生ずることが
できるが、しかしまた、異なる硬化剤の使用、例えば一方の成分中のエポキシ硬
化剤と一緒のポリエステルと、他方の成分中のPRIMIDのようなビス(ベー
タ−ヒドロキシアルキルアミド)硬化剤と一緒のポリエステルとの使用から生ず
ることができる。
【0036】 また、あるいは別法として、本発明の組成物の1種の非着色フィルム形成性成
分は、着色フィルム形成性主要成分(1種または複数種)と相容性であってよも
よい。通常、すべての着色フィルム形成性主要成分はお互いに相容性である。
【0037】 本発明のキットの非着色フィルム形成性成分は、特定の粒子寸法の製造された
非着色コーティング組成物であるかまたは使用直前に寸法において減少されてい
る慣用の粒子寸法の製造された非着色コーティング組成物であることが出来る。
有利には、任意の粒子タイプのフィルム形成性化学作用(chemistry)(例えば
、酸官能性ポリエステル、ヒドロキシ官能性ポリエステル)のために、本発明の
キットはその化学作用のすべての粉末コーティング組成物に適している“汎用の
”光沢減少用成分を含んでいる。本発明はまた、貯蔵水準および製造容量を減少
させる一方で費用を減少させる利点を有している。それは、顧客に安く提供させ
るべき非常に迅速な且つ融通の効くサービスを可能にして、経済的に要求に応じ
て小容量の粉末コーティング組成物を提供することを可能にする。
【0038】 有利には、一緒にされた複数の着色フィルム形成性主要成分は、これらの成分
の合計重量に基づいて計算して、少なくとも5重量%、例えば少なくとも10重
量%、そして一般的には70重量%または75重量%より多くなく、例えば60
重量%より多くなく、例えば20〜40重量%の顔料を含有する。有利には、各
々は、その成分の重量に基づいて計算して少なくとも8重量%の顔料を含有して
いる。キット中の着色フィルム形成性主要成分の数は、少なくとも7、例えば7
〜30の範囲にあることが出来る。
【0039】 着色主要成分において使用されることが出来る顔料の例は、例えば二酸化チタ
ン白、赤色および黄色の酸化鉄類、クロム顔料およびカーボンブラックのような
無機顔料、例えばフタロシァニン、アゾ、アントラキノン、チオインジゴ、イソ
ベンゾアントロン、トリフェンジオキサン(triphendioxane)、キナクリドン顔
料のような有機顔料、建染め染料顔料類および酸のレーキ類、塩基性染料および
媒染染料である。染料が顔料の代わりにまたは顔料に加えて使用されることが出
来る。本コーティング組成物の各々の着色主要成分は、1種の着色剤(顔料また
は染料)を含有してもよくあるいは1種より多くの着色剤を含有してもよい。適
当な場合、費用を最小にしながら不透明度を助けるために充填剤が用いられるこ
とが出来る。
【0040】 別法として、特に追加される顔料が、混合された着色フィルム形成性主要成分
の色に近いならば、凝集化するまえに、追加の顔料を別の成分として加えること
が出来る。この方法において加えられる任意の顔料は、5%までの量がまた可能
であるかもしれないけれども、一般には合計の組成物の重量に基づいて重量によ
り3%より多くなく、好ましくは1%までである。したがって、小さな色の領域
にわたって成分の色を置き換えるために、例えば3重量%より多くない量、さら
に特定的には1重量%までの量で顔料が使用されることが出来、これはバッチの
薄い色あいづけまたは色補正のために使用される。
【0041】 好ましくは、本組成物中の顔料の合計重量は、50%までの量がまた潜在的に
可能であるけれども、少なくとも0.5%、さらに特定的には少なくとも5%そ
して好ましくは30%より多くない。
【0042】 1種またはそれ以上の他の別の成分(3)がまた、存在することが出来る。他
の任意の成分は、例えばEP539385Aに記載されている性能添加剤および
審美性添加剤を包含する。これらの成分は、所望ならば、最終凝集化の前に、他
の成分、例えば非着色フィルム形成性成分と、異なる成分として残っている成分
、例えば(2a)および(3)と予め混合されることが出来る。別法として、そ
れらの添加剤は、しばしばそれ自体がそれ自体で粉末コーティング組成物として
構成される非着色フィルム形成性重合体と、マスターバッチにおいて一緒にされ
てもよく、そのマスターバッチは非着色フィルム形成性成分(2a)または(2
b)、多くの場合(2a)を形成するために、例えば重合体と添加剤との共同押
し出しに続く粉砕によるかまたは非着色フィルム形成性粉末との粒状添加剤の凝
集化により製造される。そのような追加の審美性添加剤は、例えば合計の組成物
の重量により0.5〜50重量%の量で存在することが出来る。非フィルム形成
性性能添加剤は、一般に組成物の5重量%より多くない量で、例えば0.5〜5
重量%の量で存在する。本発明の組成物中に他の成分(1種または複数種)が存
在する場合、本組成物中の特定の着色フィルム形成性主要成分(1種または複数
種)および(または)特定の非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)の
パーセンテージは、したがって変えられることが出来るが、着色フィルム形成性
主要成分(1種または複数種)対非着色フィルム形成性成分(1種または複数種
)の比は一般に同じままの状態にある。
【0043】 本発明の組成物は、特定の着色フィルム形成性主要成分(1種または複数種)
を、例えば少なくとも1重量%、例えば少なくとも2重量%、しばしば少なくと
も5重量%を含有することが出来る。多くの場合、本組成物は、上記特定された
寸法の非着色フィルム形成性成分(2a)を、少なくとも20重量%、例えば少
なくとも30重量%または少なくとも40重量を含有するだろう。好ましくは本
組成物中の非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)の含有量は、重量に
より少なくとも40%、例えば少なくとも50%そして有利には少なくとも60
%そして好ましくは70%である。上に特定された寸法の非着色フィルム形成性
成分(1種または複数種)(2a)の少なくとも40重量%、例えば少なくとも
50重量%そして有利には少なくとも60重量%そして好ましくは少なくとも7
0重量%の量が特に述べられるべきであろう。
【0044】 着色フィルム形成性主要成分(1種または複数種)(1)対特定された寸法の
非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)(2a)の比について、1:9
9から、例えば2:98から、好ましくは5:95からそして60:40まで、
例えば50:50まで、有利には40:60までそして好ましくは30:70ま
での比が特に述べられるべきであろう。
【0045】 好ましくは、着色フィルム形成性主要成分の各々において、すべての成分粒子
は<25μmである。有利には、着色フィルム形成性主要成分は、<20ミクロ
ンの粒子を少なくとも90容量%、さらに特定的には<10ミクロンの粒子を少
なくとも90容量%そして有利には本成分は、少なくとも6μm、有利には25
μmまでのDv.99を有する。有利には各々のそのような成分のDv.50は
、18μmまで、好ましくは15μmまで、例えば12μmまで、有利には少な
くとも2μm、例えば2〜8μm、好ましくは2〜6μmまたは8〜12μmの
範囲内にあり:≧2μm及び≦5μmのDv.50値が特に述べられるべきであ
ろう。
【0046】 しかしながら、本発明のキットの着色フィルム形成性主要成分は、一層大きな
粒子寸法のものであってそして次に使用直前に寸法において減少させることが出
来る。したがって、本発明はまた、多くの異なる色での粉末コーティングを製造
するための粉末コーティング組成物に凝集化するために、以下の別々の成分を含
むキットを提供する: ・少なくとも7つの異なって着色されたフィルム形成性主要成分、 ・着色フィルム形成性主要成分と相容性であり、フィルム形成中にそれと相容
性の状態にあり、しかも40μmより大きく、好ましくは90μmより大きくな
いDv.99を有する非着色フィルム形成性成分;および ・着色フィルム形成性主要成分と非相容性であるかあるいはフィルム形成中に
それと非相容性になり、しかも40μmより大きくそして好ましくは90μmよ
り大きくないDv.99を有する非着色フィルム形成性成分。
【0047】 本発明の1つの態様において、粉末コーティング組成物の各々の粒子成分は、 ・30μmより大きくないDv.99を有する2種またはそれ以上の着色フィ
ルム形成性主要成分、および ・少なくとも1種の成分が着色フィルム形成性主要成分(1種または複数種)
の少なくとも1種、好ましくはそれらすべてより一層高いDv.99または一層
高いDv.50を有し、20μmより大きくそして好ましくは90μmより大き
くないDv.99を有する、1種またはそれ以上の非着色フィルム形成性成分、
を含み、着色フィルム形成性主要成分対特定化寸法の非着色フィルム形成性成分
(1種または複数種)の比が重量により1:99〜30:70の範囲にある。
【0048】 本発明の別の態様において、粉末コーティング組成物の各々の粒子成分は、 ・30μmより大きくないDv.99を有する2種またはそれ以上の着色フィ
ルム形成性主要成分、および ・少なくとも1種の成分が40μmより大きくそして好ましくは90μmより
大きくないDv.99を有する、1種またはそれ以上の非着色フィルム形成性成
分を含み、着色フィルム形成性主要成分対特定化寸法の非着色フィルム形成性成
分(1種又は複数種)の比が重量により1:99〜60:40の範囲にある。
【0049】 好ましくは、非着色フィルム形成性成分(2a)あるいは少なくとも1種のそ
して有利には各々の非着色フィルム形成性成分(2a)は、少なくとも30μm
、さらに特定的には35μmそして有利には少なくとも40μmのDv.99を
有する。少なくとも8μm、そして35μmまで、例えば30μmまでのDv.
50を有しそして(または)少なくとも14μmのDv.90を有する非着色フ
ィルム形成性成分が、特に述べられるべきであろう。少なくとも10μmそして
35μmまで、例えば12〜30μmの範囲のDv.50を有し、そして(また
は)少なくとも18μmのDv.90を有し、そして75μmより大きくないD
v.90を有する非着色フィルム形成性成分(2a)がまた、特に述べられるべ
きであろう。
【0050】 非着色成分(1種または複数種)(2a)は例えば、一緒にした着色成分(1
種または複数種)のDv.99値またはDv.50値の少なくとも2倍、例えば
少なくとも3倍であるDv.99またはDv,50を有することが出来る。例え
ば成分(1種又は複数種)(2a) のDv.99は、1種の成分(1)または一緒
になった複数の成分(1)のDv.99より大きく、少なくとも20μm、例え
ば少なくとも30μmでもよい。
【0051】 本発明の粉末コーティング組成物は、原則として(例えばポリアミド類に基づ
いて)熱可塑性システムが代わりに用いられることが出来るが、一般に熱硬化性
システムであろう。
【0052】 熱硬化性樹脂が使用される場合、固体重合体結合剤システムは、一般に熱硬化
性樹脂のための固体硬化剤を含む;別法として2種の共反応性フィルム形成性熱
硬化性樹脂を使用することが出来る。したがって、本発明に従う熱硬化性粉末コ
ーティング組成物は、カルボキシ官能性ポリエステル樹脂類、ヒドロキシ官能性
ポリエステル樹脂類、エポキシ樹脂類および官能性アクリル樹脂から選ばれた1
種またはそれ以上のフィルム形成性重合体を含有することが出来る。カルボキシ
官能性ポリエステル樹脂が特に述べられるべきであろう。
【0053】 カルボキシ官能性ポリエステルフィルム形成性樹脂は、例えばポリエポキシド
硬化剤と共に使用されることが出来る。そのようなカルボキシ官能性ポリエステ
ルシステムは、現在最も広く使用されている粉末コーティング材料である。その
ポリエステルは、一般に10〜100の範囲の酸価、1,500〜10,000
の数平均分子量Mnおよび30〜85℃、好ましくは少なくとも40℃のガラス
転移温度を有する。該ポリエボキシドは、例えばトリグリシジルイソシアヌレー
ト(TGIC)のような低い分子量のエポキシ化合物、ビスフェノールAのジグ
リシジルテレフタレート縮合グリシジルエーテルのような化合物あるいは光安定
化エポキシ樹脂であることが出来る。別法として、そのようなカルボキシ官能性
ポリエステルフィルム形成性樹脂は、テトラキス(2−ヒドロキシエチル)アジ
ポアミドのようなビス(ベータ−ヒドロキシアルキルアミド)硬化剤と共に用い
られる。
【0054】 別法として、ヒドロキシ官能性ポリエステル類は、封鎖されたイソシアネート
官能性硬化剤あるいは例えばメラミン樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂あるい
はグリコール尿素ホルムアルデヒド樹脂、例えばシアナミドカンパニー(Cya
namid Company)により供給される物質“Powderlink 1174”またはヘキサヒドロキシメチルメラミンのようなアミン−ホルムアル
デヒド縮合物と共に用いられることが出来る。ヒドロキシ官能性ポリエステルの
ための封鎖されたイソシアネート硬化剤は、例えばウレット(uret)ジオン
タイプのように非常に封鎖されていてもよくあるいはカプロラクタム封鎖タイプ
、例えばイソフェロン(isopherone)ジイソシアネートであってもよ
い。
【0055】 追加の可能性として、エポキシ樹脂類は、例えばジシアンジアミドのようなア
ミン官能性硬化剤と共に用いられることが出来る。エポキシ樹脂のためのアミン
官能性硬化剤の代わりに、フェノール系物質、好ましくは、過剰のビスフェノー
ルAとのエピクロロヒドリンの反応により形成された物質(即ち、ビスフェノー
ルAとエポキシ樹脂とを付加させることにより造られたポリフェノール類)を使
用することが出来る。官能性アクリル樹脂、例えばカルボキシ−、ヒドロキシ−
またはエポキシ−官能性樹脂は適当な硬化剤と共に使用されることが出来る。
【0056】 フィルム形成性重合体の混合物を使用することが出来る:例えばカルボキシ官
能性ポリエステルは、カルボキシ官能性アクリル樹脂および両方の重合体を硬化
するように働くビス(ベータ−ヒドロキシアルキルアミド)のような硬化剤と共
に使用されることが出来る。追加の可能性として、混合された結合剤システムに
ついて、カルボキシ−、ヒドロキシ−またはエポキシ−官能性のアクリル樹脂は
エポキシ樹脂またはポリエステル樹脂(カルボキシ−またはヒドロキシ−官能性
)と共に使用されることが出来る。そのような樹脂の組み合わせは共硬化性であ
るように選ばれることが出来、例えばエポキシ樹脂と共硬化されるカルボキシ官
能性アクリル樹脂またはグリシジル官能性樹脂と共硬化されるカルボキシ官能性
ポリエステルが選ばれることが出来る。しかしながら、一層通常的には、そのよ
うな混合された結合剤システムは1種の硬化剤を用いて硬化されるように配合さ
れる(例えばヒドロキシ官能性アクリル樹脂およびヒドロキシ官能性ポリエステ
ルを硬化させるために、封鎖されたイソシアネート類の使用)。他の好ましい配
合は2種の重合体結合剤の混合物の各々の結合剤のための異なる硬化剤の使用を
包含する(例えば、封鎖されたイソシアネートで硬化されるヒドロキシ官能性ア
クリル樹脂と一緒に使用される、アミンで硬化されるエポキシ樹脂)。
【0057】 述べられることが出来る他のフィルム形成性重合体は、各々がヒドロキシ官能
性であってもまたはカルボキシ官能性であってもよい、官能性フルオロ重合体、
官能性フルオロクロロ重合体および官能性フルオロアクリル重合体を包含し、そ
してそれらは、官能性重合体のための適当な硬化剤と共に、単独のフィルム形成
性重合体として使用されてもよくあるいは1種またはそれ以上の官能性アクリル
、ポリエステル、および(または)エポキシ樹脂と一緒に使用されてもよい。
【0058】 述べられることが出来る他の硬化剤はエポキシフェノールノボラック類および
エポキシクレゾールノボラック類;メチルエチルケトオキシムで封鎖されたイソ
フェロンジイソシアネート、アセトンオキシムで封鎖されたテトラメチレンジイ
ソシアネート、メチルエチルケトオキシムで封鎖されたDesmodur W(
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート硬化剤)のような、オキシム類で封鎖
されたイソシアネート硬化剤;モンサントより供給される“Santolink
LSE 120”のような光安定化エポキシ樹脂;およびダイセルにより供給
される“EHPE−3150”のような脂環式ポリエポキシド類を包含する。
【0059】 コーティングの機能は、勿論、保護であるがしかし、外観がまた重要であり、
そしてフィルム形成性樹脂および他の成分は、所望の性能および外観特性を与え
るように選ばれる。性能に関して、コーティングは一般に耐久性であるべきであ
りそして良好な機械特性、例えば硬さ、可撓性または機械的衝撃への抵抗性に加
えて、良好な耐天候性、耐汚染性または耐汚れ性、耐薬品性または耐溶媒性そし
て(または)耐腐食性を示す;必要とされる正確な特性は意図した用途により左
右されるだろう。本組成物は、勿論、基材上に緊密な密着性のフィルムを形成で
きなくてはならずそして基材上への組成物の良好な流動および水平化が必要とさ
れる。したがって、本粉末コーティング組成物は一般に、例えば流動促進剤、可
塑剤、安定剤、例えばUV劣化に対する安定剤、ベンゾインのような耐ガス剤、
または充填剤のような1種またはそれ以上の性能添加剤をまた含有する。そのよ
うな添加剤は、粉末コーティング組成物において使用するための既知の且つ標準
の添加剤である。任意のそのような添加剤は、適当な場合に凝集化処理における
別の成分として別に導入されることが出来るけれども、通常これらの性能添加剤
は押し出しまたは他の均質化処理のまえにそして(または)その間に任意のフィ
ルム形成性成分中に導入されるだろう。
【0060】 混合および凝集化方法は、EP372860AおよびEP539385Aに記
載されている。
【0061】 凝集物は、例えば、自由流動性および流動化可能な粉末を構成する複合粒子を
生成するために、各々の成分の混合物の機械融合(mechanofusion
)により、例えば60〜80℃の範囲の温度での機械融合によるかあるいは顆粒
化剤としてメタノールまたは他の適当な溶媒を用いての顆粒化により造られるこ
とが出来る。
【0062】 粉末の良好な流動性は、基材への適用の目的のために必要とされる。粉末の流
動性は、それらの粒子寸法により支配されそして粒子寸法はまた、粉末の適用効
率をコントロールする;小さな粒子を有する粉末、即ち有意量において<10ミ
クロン、さらに特定的には<5ミクロンである小さな粒子粉末は貧弱な流動性お
よび貧弱な適用特性を示す。
【0063】 本発明はまた、特定の割合で、特定の1種またはそれ以上の着色フィルム形成
性主要成分および1種またはそれ以上の特定の非着色フィルム形成性成分、そし
て所望ならば、1種またはそれ以上の他の非着色フィルム形成性成分そして(ま
たは)1種またはそれ以上の非フィルム形成性成分を用意し、そして本組成物が
空気流動可能であり且つ静電スプレーにより基材に適用されることが出来るよう
に、それらの成分を混合し且つ凝集することからなる、本発明の粉末コーティン
グ組成物の製造方法を提供する。
【0064】 凝集化は、もし凝集されなかったならば、得られたコーティングにおいて回分
(バッチ)毎に変化を生じさせる、例えば(異なる静電荷電の故に)それ自体の
適用処理中あるいは(粒子寸法および(または)粒子密度における差の故に)そ
れに伴う回収および再循環中にあるいは輸送中に起こる、適用中および取扱中の
構成成分の分離を防止する。
【0065】 生成された複合粒子は、“核を有する液果”が異なる大きさのものであるけれ
ども、お互いに結合されたキイチゴ(核を有する液果)の個々の粒子を有するキ
イチゴにたとえられることが出来そして勿論、全体として粉末中に異なる組成お
よび異なる大きさの“キイチゴ”がまた存在するであろう。電子顕微鏡下に融合
凝集された粉末を調べてみると、一方の粒子が他方の粒子に結合されておりそし
てその複合物中の各々の粒子は凝集まえよりも一層丸くなっている。しかしなが
ら従来の粉末コーティング組成物を電子顕微鏡下に調べたときに、粉末粒子は尖
った端を有するるかまたは角ばっているのが見られそして別々の明確に区別され
た粒子として観察され;それらはお互いに融合されていない。
【0066】 さらに、(溶融押し出し機中で融合により生成される)単一色だけの粒子を含
有する、従来の均一に着色された粉末コーティング組成物とは異なって、本発明
の粉末コーティング組成物は、数種の異なって着色された粒子と数種の着色され
ていない粒子との混合物からなるが、しかしそれにもかかわらず、基材に適用の
際に単一色の外観を与える。
【0067】 本発明に従う凝集化粉末コーティング組成物は、原則として粉末コーティング
技術の任意の適当な方法により、例えば静電スプレーコーティングによりあるい
は流動化床法または静電流動化床法により、基材に適用することが出来る。
【0068】 基材への粉末コーティング組成物の適用後、(適当な場合、適用組成物の硬化
を包含する)連続コーティングへの、得られた粘着性の粒子の転換は、熱処理に
より、そして(または)放射性エネルギー、特に赤外線照射、紫外線照射または
電子ビーム照射により行われることが出来る。
【0069】 通常90℃に低下された温度が或る樹脂、特にエポキシ樹脂のために使用され
るけれども、粉末は、通常5〜30分の期間そして通常150〜220℃の範囲
の温度で熱の適用(加熱焼き付け(stoving)処理)により基材上で通常、硬化
され;それらの粉末粒子は溶融しそして流動しそしてフィルムが形成される。硬
化時間および温度は使用される組成物配合にしたがって相互に依存しておりそし
て以下の代表的な範囲を述べることが出来る:
【0070】 温度(℃) 時間 280〜100* 10秒〜40分 250〜150 15秒〜30分 220〜160 5分〜20分
【0071】 * 90℃まで低下させた温度は、或る樹脂、特に或る種のエポキシ 樹脂のために使用されることが出来る。
【0072】 本発明はまた、本発明に従う凝集化組成物を、例えば静電スプレーコーティン
グ法により基材に適用し、そして適用された組成物を加熱して粒子を溶融しそし
て融合させそして適当な場合、コーティングを硬化させることからなる、基材上
にコーティングを形成する方法を提供する。
【0073】 フィルムは任意の適当な厚さであることが出来る。装飾的な仕上げ塗りのため
に、20ミクロンほどの低いフィルム厚さが述べられるべきであるが、25〜1
20ミクロンの範囲内にあるのがフィルム厚さにとってさらに通常的であり、普
通の範囲は、或る適用のためには30〜80ミクロン、そして他の適用のために
は、60〜120ミクロンまたは一層好ましくは60〜100ミクロンであり、
一方では80〜150ミクロンのフィルム厚さは普通ではないが、しかしまれな
ことではない。
【0074】 基材は、金属、熱安定なプラスチック材料、木材、ガラスあるいはセラミック
または織物材料からなることが出来る。有利には、金属基材は本組成物の適用の
まえに、化学的にまたは機械的に清浄化されそして好ましくは、例えば燐酸鉄、
燐酸亜鉛またはクロム酸亜鉛を用いての化学的予備処理に付される。金属以外の
基材は、一般に適用前に予備加熱されあるいは静電スプレー適用の場合において
、そのような適用を助ける材料と共に予備加熱される。
【0075】 (発明を実施するための最良の形態) 以下の例は本発明を例示する。各々の場合において粒子寸法はMalvern
Instrumentsより市販のMalvern Mastersizer Xレーザー光散乱装置上で測定された。
【0076】実施例: 各成分の製造: 白色、黒色および赤色に着色されたフィルム形成性成分および異なる非着色フ
ィルム形成性成分が以下の配合物を混合することにより造られた。
【0077】成分A:白色粉末コーティング組成物 ルチル二酸化チタン白色顔料 600g カルボン酸官能性ポリエステル樹脂 360g ビス(ベータ−ヒドロキシアルキルアミド)硬化剤 13g ベンゾイン脱ガス剤 4g 流動調節剤 18g 表面ワックス 5g
【0078】成分B:黒色粉末コーティング組成物 カーボンブラック顔料 175g カルボン酸官能性ポリエステル樹脂 772g ビス(ベータ−ヒドロキシアルキルアミド)硬化剤 27g ベンゾイン脱ガス剤 4g 流動調節剤 18g 表面ワックス 4g
【0079】成分C:赤色粉末コーティング組成物 アースレッド(Earth Red)酸化鉄顔料 125g カルボン酸官能性ポリエステル樹脂 650g ビス(ベータ−ヒドロキシアルキルアミド)硬化剤 24g ベンゾイン脱ガス剤 2g 流動調節剤 18g 表面ワックス 4g 充填剤(重晶石) 177g
【0080】 着色された成分A〜Cについて、それらの成分は乾燥混合されそして100℃
の温度で操作する押し出しブレンダーに供給された。その押出機は顔料入り樹脂
の一枚のシートを生成し、これは100μm以下の粒子寸法にすりつぶされてそ
して6バールの粉砕空気圧力で100AFGジェット−ミル(製造者Hosak
awa Micron)上で粉末にされそして7000rpmの速度で分級され
た。
【0081】 成分A、BおよびCについての粒子寸法分布は以下のとおりであった: Dv.50=3.5μm Dv.90=5.9μm Dv.99=8.2μm
【0082】 成分A〜Cのポリエステルは、18〜30の酸価を有した。
【0083】成分D:非着色粉末コーティング組成物 カルボン酸官能性ポリエステル樹脂 650g ビス(ベータ−ヒドロキシアルキルアミド)硬化剤 24g ベンゾイン脱ガス剤 2g 流動調節剤 18g 表面ワックス 4g 充填剤(重晶石) 302g
【0084】成分E:光沢減少のための非着色粉末コーティング組成物 カルボン酸官能性ポリエステル樹脂 575g 充填剤(重晶石) 333g ベンゾイン脱ガス剤 4g 表面ワックス 4g 流動調節剤 18g ビス(ベータ−ヒドロキシアルキルアミド)硬化剤 65g
【0085】 非着色成分DおよびEについて、ジェット粉砕(jet-milling)が、3000
rpmで行われた以外は、成分A〜Cについての方法が繰り返された。
【0086】 成分DおよびEについての粒子寸法分布は以下のとおりである: Dv.50=18.4μm Dv.90=36.2μm Dv.99=51.0μm
【0087】 成分Dのポリエステルは18〜30の酸価を有しそして成分Eのポリエステル
は40〜90の酸価を有した。
【0088】成分F:手ざわり調節(Texturing)のための非着色粉末コーティング組成物 カルボン酸官能性ポリエステル樹脂 780g 手ざわり調節剤(PTFEワックス、シリコーン 220g ワックス、セルロースアセチルブチレート、エステル 変性ポリエーテル)
【0089】 その成分を乾燥混合しそして100℃の温度で操作する押し出しブレンダーに
供給した。これは空気分級化衝撃ミル中で粉末にすりつぶされた。
【0090】 成分Fについての粒子寸法分布は以下のとおりである: Dv.50= 36μm Dv.90= 82μm Dv.99=118μm
【0091】 成分Fのポリエステルは18〜30の酸価を有した。
【0092】成分G:疑似真珠効果のための非着色粉末コーティング組成物 成分 E 800g 雲母顔料(例えば英国、ドーセット、プーレの 200g Merck Ltd.市販のIriodin 9111)
【0093】 それらの成分は、温度を54℃にして、合計で30分間、Henschel FM10ミキサー中で一緒にブレンドされた。凝集化粉末を110μmのスチー
ルメッシュ中に通過させて篩にかけた。
【0094】 成分Gについての粒子寸法分布は次のとおりである: Dv.50=13μm Dv.90=24μm Dv.99=38μm
【0095】成分HおよびI 成分AおよびBが上記のとおりにして造られたが、6バールの粉砕空気圧力で
100AFGジェットミル上で粉末化されそして12000rpmの速度で分級
された。これらの成分はそれぞれ成分Hおよび成分Iと再標識化された。
【0096】 成分HおよびIについての粒子寸法分布は以下のとおりであった: Dv.50=2.6μm Dv.90=5.3μm Dv.99=6.4μm
【0097】成分J:摩擦適用(Tribo application)のための非着色粉末コーティング組成
カルボン酸官能性ポリエステル樹脂 875g ビス(ベータ−ヒドロキシアルキルアミド)硬化剤 50g ベンゾイン脱ガス剤 2g 流動調節剤 26g 摩擦静電(tribostatic)添加剤 47g
【0098】 それらの成分を乾燥混合しそして100℃の温度で操作する押し出しブレンダ
ーに供給した。その押し出し機は、非着色樹脂の1枚のシートを生成し、それを
100μm以下の粒子寸法にすりつぶしそして6バールの粉砕空気圧力で100
AFGジェット−ミル(製造者Hosakawa Micron)上で粉末にし
、6500rpmの速度で分級した。
【0099】 成分Jについての粒子寸法分布は以下のとおりである: Dv.50=5.3μm Dv.90=8.2μm Dv.99=9.4μm
【0100】 成分Jのポリエステルは18〜30の酸価を有した。
【0101】成分K:非着色粉末コーティング組成物(ポリエステル/エポキシ) カルボン酸官能性ポリエステル樹脂 440g グリシジル官能性ビスフェノールAエポキシ樹脂 290g (タイプIIおよびタイプIIIエポキシ) ベンゾイン脱ガス剤 2g 流動調節剤 18g 充填剤(重晶石) 250g
【0102】 それらの成分を乾燥混合しそして100℃の温度で操作する押し出しブレンダ
ーに供給した。空気分級化衝撃ミル中でこれを粉末にすりつぶした。
【0103】 成分Kについての粒子寸法分布は以下の通りである: Dv.50=28μm Dv.90=58μm Dv.99=72μm
【0104】 成分Kのポリエステルは18〜30の酸価を有した。
【0105】凝集化粉末コーティング組成物の製造および使用: 例 1: 成分A 187.5g 成分B 16.7g 成分C 100.0g 成分D 695.8g を含む混合物は、54℃の温度を取り入れている水ジャケットを用いて、合計3
0分間Henschel FM10ミキサー中で一緒にブレンドされた。凝集化
粉末は110μmスチールメッシュ中に通過させて篩にかけられ、次に、アルミ
ニウムQパネル上にGema PCG−1コロナスプレーガンにより静電的に適
用された。これらは次に推奨された時間および温度で加熱焼き付け(stove)さ
れた。
【0106】 均質なほの暗いピンク色を有する滑らかな光沢のあるコーティングが生成され
た。
【0107】例 2: 成分A 187.5g 成分B 16.7g 成分C 100.0g 成分D 545.8g 成分E 150.0g を含む混合物を例1におけるようにして凝集化しそして基材に適用しそして加熱
焼き付けした。
【0108】 それらの酸価により示されるように、成分Eのポリエステルは、成分A〜Dと
は異なる官能性を有し、したがって異なるゲル化時間を有し、そして均質なほの
暗いピンク色を有する、60°角度で光沢度30%の滑らかなつやの鈍いコーテ
ィングが生成された。
【0109】例 3: 成分A 65g 成分B 75g 成分C 80g 成分D 760g 成分F 20g を含む混合物を、54℃の温度を取り入れて、合計で30分間Henschel
ミキサー中で一緒にブレンドした。凝集化粉末を110μmスチールメッシュ中
に通過させて篩にかけ、次にアルミニウムQパネル上に、Gema PCG−1
コロナスプレーガンにより静電的に適用した。次にこれは推奨される時間および
温度で加熱焼き付けされた。
【0110】 均質な暗褐色の色を有する手ざわりのある光沢のあるコーティングが生成され
た。
【0111】例 4: 成分A 250g 成分B 125g 成分D 475g 成分G 150g を含む混合物を、54℃の温度を取り入れて、合計で30分間Henschel
ミキサー中で一緒にブレンドした。凝集化粉末を110μmスチールメッシュ中
に通過させて篩にかけ、次にアルミニウムQパネル上に、Gema PCG−1
コロナスプレーガンにより静電的に適用した。次にこれは推奨される時間および
温度で加熱焼き付けされた。
【0112】 均質な灰色の色を有しそして疑似真珠金属効果を有した滑らかなつやの鈍いコ
ーティングが生成された。
【0113】例 5: 成分H 40g 成分I 120g 成分D 670g 成分E 70g 成分J 100g を含む混合物を、54℃の温度を取り入れて、合計で30分間Henschel
ミキサー中で一緒にブレンドした。凝集化粉末を110μmスチールメッシュ中
に通過させて篩にかけ、次にアルミニウムQパネル上に摩擦静電性(tribo
static)ガンにより静電的に適用した。次にこれは推奨される時間および
温度で加熱焼き付けされた。
【0114】 均質な木炭色を有する滑らかなサテン光沢のあるコーティングが生成された。
【0115】例 6: 成分A 187.5g 成分B 16.7g 成分C 100.0g 成分K 695.8g を含む混合物を、54℃の温度にしている水ジャケットを用いて、合計30分間
Henschel FM10ミキサー中で一緒にブレンドした。凝集化粉末を、
110μmスチールメッシュ中に通過させて篩にかけ、次にアルミニウムQパネ
ル上に、GemaPCG−1コロナスプレーガンにより静電的に適用した。次に
これは推奨される時間および温度で加熱焼き付けられた。
【0116】 均質なほの暗いピンク色を有する滑らかな光沢のあるコーティングが生成され
た。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年3月21日(2001.3.21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項18
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項28
【補正方法】変更
【補正の内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 コーディナー、アンドリュー、ジョージ イギリス国 タイン アンド ウエア、ゲ ーツヘッド、ウエストバーン アベニュ 272 Fターム(参考) 4D075 AA09 BB26Z CA03 CA32 CA33 CA34 CA44 CA48 CB04 DB01 DB13 DB14 DB20 DB21 DB31 EA02 EB22 EB32 EB33 EB35 EB38 EB45 EB56 EB57 EC04 EC11 EC54 EC60 4J038 DB002 DD001 KA03 KA08 MA02

Claims (68)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末粒子が、複合粒子に一緒に融合され又は結合された各粒
    子成分の凝集物である、粉末コーティング組成物であって、該各粒子成分が、 (1)30μmより大きくないDv.99を有する1種またはそれ以上の着色
    フィルム形成性主要成分、および (2)少なくとも1種の成分(2a)が、(i)20μmより大きいDv.9
    9を有し、そして(ii)成分(1)より一層高いDv.99または一層高いD
    v.50あるいは1種より多い着色成分が存在する場合は一緒にされたこれらの
    着色成分より一層高いDv.99または一層高いDv.50を有する、1種また
    はそれ以上の非着色フィルム形成性成分、 を含み、その組成物において着色フィルム形成性主要成分(1種または複数種)
    対非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)の比が重量により1:99〜
    60:40の範囲にある、前記粉末コーティング組成物。
  2. 【請求項2】 1種の非着色フィルム形成性成分または複数種のその成分(
    2a)がフィルム形成性成分の合計の少なくとも10重量%の量で存在する、請
    求項1に記載の粉末コーティング組成物。
  3. 【請求項3】 (i)1種の着色フィルム形成性成分または一緒にされた複
    数のその成分のDv.99より高くなく、そして(ii)20μmより小さいD
    v.99を有する非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)が、フィルム
    形成性成分の合計の重量に基づいて計算して30重量%より多くなく存在する、
    請求項1または2に記載の粉末コーティング組成物。
  4. 【請求項4】 粉末粒子が、複合粒子に一緒に融合され又は結合された各粒
    子成分の凝集物である、粉末コーティング組成物において、該各粒子成分が、 (1)フィルム形成性成分の合計の重量により1〜60%の量で、各々が30
    μmより大きくないDv.99を有する1種またはそれ以上の着色フィルム形成
    性主要成分、および (2)(a)フィルム形成性成分の合計の重量により10〜99%の量で、各
    々が20μmより大きいDv.99を有しそして各々が着色フィルム形成性主要
    成分(1)より一層高いDv.99および(又は)一層高いDv.50あるいは
    1種より多いそのような成分(1)が存在する場合は一緒にされたそれらの成分
    (1)より一層高いDv.99および(又は)一層高いDv.50を有する1種
    またはそれ以上の非着色フィルム形成性成分、そして所望ならば、 (b)フィルム形成性成分の合計の重量により30%までの量で、1種または
    それ以上の他の非着色フィルム形成性成分、 を含む、前記粉末コーティング組成物。
  5. 【請求項5】 2種またはそれ以上の着色フィルム形成性主要成分(1)が
    存在する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉末コーティング組成物。
  6. 【請求項6】 粉末粒子が、複合粒子に一緒に融合され又は結合された各粒
    子成分の凝集物である、粉末コーティング組成物において、該各粒子成分は、 (1)30μmより大きくないDv.99を有する2種またはそれ以上の着色
    フィルム形成性主要成分、および (2)少なくとも1種の成分(2a)が、20μmより大きくそして着色成分
    (1)のDv.99より一層高く、そして1種より多くのそのような成分(1)
    が存在する場合は一緒にされたそれらの成分のDv.99より一層高いDv.9
    9を有する、1種またはそれ以上の非着色フィルム形成性成分 を含み、その組成物において、着色フィルム形成性主要成分(1)対非着色フィ
    ルム形成性成分(1種または複数種)(2)の比が重量により1:99〜30:
    70の範囲にある、前記粉末コーティング組成物。
  7. 【請求項7】 1種の非着色フィルム形成性成分または複数種のその成分(
    2a)がフィルム形成性成分の合計の少なくとも10重量%の量で存在する、請
    求項6に記載の粉末コーティング組成物。
  8. 【請求項8】 (i)1種の着色フィルム形成性成分または一緒にされた複
    数種のその成分のDv.99より高くなく、そして(ii)20μmより小さい
    Dv.99を有する非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)が、フィル
    ム形成性成分の合計の重量に基づいて計算して、30重量%より多くなく存在す
    る、請求項6または7に記載の粉末コーティグ組成物。
  9. 【請求項9】 1種の非着色フィルム形成性成分または少なくとも1種の非
    着色フィルム形成性成分が、少なくとも30μmのDv.99を有する、請求項
    1〜8のいずれか1項に記載の粉末コーティング組成物。
  10. 【請求項10】 1種の非着色フィルム形成性成分または少なくとも1種の
    非着色フィルム形成性成分が、少なくとも35μmのDv.99を有する、請求
    項9に記載の粉末コーティング組成物。
  11. 【請求項11】 1種の非着色フィルム形成性成分または少なくとも1種の
    非着色フィルム形成性成分が、少なくとも40μmのDv.99を有する、請求
    項10に記載の粉末コーティング組成物。
  12. 【請求項12】 粉末粒子が、複合粒子に一緒に融合され又は結合された各
    粒子成分の凝集物である、粉末コーティング組成物において、該各粒子成分は (1)30μmより大きくないDv.99を有する2種またはそれ以上の着色
    フィルム形成性主要成分、および、 (2)少なくとも1種の成分(2a)が40μmより大きいDv.99を有す
    る、1種またはそれ以上の非着色フィルム形成性成分、 を含み、組成物において、着色フィルム形成性主要成分対非着色フィルム形成性
    成分(1種または複数種)の比が、重量により1:99〜60:40の範囲にあ
    る、前記粉末コーティング組成物。
  13. 【請求項13】 1種の非着色フィルム形成性成分または複数種のその成分
    (2a)がフィルム形成性成分の合計の少なくとも10重量%の量で存在する、
    請求項12に記載の粉末コーティング組成物。
  14. 【請求項14】 (i)1種の着色フィルム形成性成分または一緒にされた
    複数のその成分のDv.99より高くなく、そして(ii)20μmより小さい
    Dv.99を有する非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)が、フィル
    ム形成性成分の合計の重量に基づいて計算して30重量%より多くなく存在する
    、請求項12または13に記載の粉末コーティング組成物。
  15. 【請求項15】 着色フィルム形成性主要成分(1)対非着色フィルム形成
    性成分(1種又は複数種)(2a)の比が重量により1:99〜50:50の範
    囲にある、請求項1〜14のいずれか1項に記載の粉末コーティング組成物。
  16. 【請求項16】 着色フィルム形成性主要成分(1)対非着色フィルム形成
    性成分(1種又は複数種)(2a)の比が重量により1:99〜40:60の範
    囲にある、請求項15に記載の粉末コーティング組成物。
  17. 【請求項17】 着色フィルム形成性主要成分(1)対非着色フィルム形成
    性成分(1種または複数種)(2a)の比が重量により1:99〜30:70の
    範囲にある、請求項16に記載の粉末コーティング組成物。
  18. 【請求項18】 着色フィルム形成性主要成分(1)対非着色フィルム形成
    性成分(1種又は複数種)(2a)の比が重量により5:95〜30:70の範
    囲にある、請求項1〜17のいずれか1項に記載の粉末コーティング組成物。
  19. 【請求項19】 1種の非着色フィルム形成性成分又は複数種のその成分(
    2)が、フィルム形成性成分の合計の重量により少なくとも50%の量で存在す
    る、請求項1〜18のいずれか1項に記載の粉末コーティング組成物。
  20. 【請求項20】 1種の非着色フィルム形成性成分又は複数種のその成分(
    2)が、フィルム形成性成分の合計の重量により少なくとも60%の量で存在す
    る、請求項19に記載の粉末コーティング組成物。
  21. 【請求項21】 1種の非着色フィルム形成性成分又は複数種のその成分(
    2)が、フィルム形成性成分の合計の重量により少なくとも70%の量で存在す
    る、請求項20に記載の粉末コーティング組成物。
  22. 【請求項22】 1種の非着色フィルム形成性成分又は複数種のその成分(
    2a)が、フィルム形成性成分の合計の重量により少なくとも20%の量で存在
    する、請求項2〜21のいずれか1項に記載の粉末コーティング組成物。
  23. 【請求項23】 1種の非着色フィルム形成性成分又は複数種のその成分(
    2a)が、フィルム形成性成分の合計の重量により少なくとも30%の量で存在
    する、請求項22に記載の粉末コーティング組成物。
  24. 【請求項24】 1種の非着色フィルム形成性成分又は複数種のその成分(
    2a)が、フィルム形成性成分の合計の重量により少なくとも40%の量で存在
    する、請求項23に記載の粉末コーティング組成物。
  25. 【請求項25】 1種の非着色フィルム形成性成分又は複数種のその成分(
    2a)が、フィルム形成性成分の合計の重量により少なくとも50%の量で存在
    する、請求項24に記載の粉末コーティング組成物。
  26. 【請求項26】 1種の非着色フィルム形成性成分又は複数種のその成分(
    2a)が、フィルム形成性成分の合計の重量により少なくとも60%の量で存在
    する、請求項25に記載の粉末コーティング組成物。
  27. 【請求項27】 非着色フィルム形成性成分(1種または複数種)(2b)
    がフィルム形成性成分の合計の重量に基づいて計算して15重量%より多くなく
    存在する、請求項1〜26のいずれか1項に記載の粉末コーティング組成物。
  28. 【請求項28】 2種またはそれ以上の相容性(和合性)着色フィルム形成
    性主要成分(1)が存在する、請求項1〜24のいずれか1項に記載の粉末コー
    ティング組成物。
  29. 【請求項29】 1種の非着色フィルム形成性成分(2a)あるいは(2a
    )と(2b)との下で挙げられた非着色フィルム形成性成分の少なくとも1つが
    、フィルム形成中に着色フィルム形成性主要成分(1)と相容性(和合性)であ
    る、請求項1〜28のいずれか1項に記載の粉末コーティング組成物。
  30. 【請求項30】 1種の非着色フィルム形成性成分(2a)あるいは(2a
    )と(2b)との下で挙げられた非着色フィルム形成性成分の少なくとも1つが
    、着色フィルム形成性主要成分(1種または複数種)(1)と非相容性(非和合
    性)であるかあるいはフィルム形成中に該成分(1)と非相容性(非和合性)に
    なる、請求項1〜29のいずれか1項に記載の粉末コーティング組成物。
  31. 【請求項31】 着色フィルム形成性主要成分(1種または複数種)(1)
    がポリエステルを含有する、請求項1〜30のいずれか1項に記載の粉末コーテ
    ィング組成物。
  32. 【請求項32】 非着色フィルム形成性成分(2a)あるいは(2a)と(
    2b)との下で挙げられた非着色フィルム形成性成分の少なくとも1つが、着色
    フィルム形成性主要成分(1種または複数種)(1)のポリエステルとは異なる
    官能性を有するポリエステルを含有する、請求項30および31に記載された粉
    末コーティング組成物。
  33. 【請求項33】 ポリエステルを含有する非着色フィルム形成性成分(2a
    )または(2b)を含み、その成分と着色フィルム形成性主要成分(1種又は複
    数種)(1)とは異なる硬化剤を含有し、その硬化剤の1つがエポキシ硬化剤ま
    たは共反応性エポキシ樹脂である、請求項31または32に記載の粉末コーティ
    ング組成物。
  34. 【請求項34】 それ自体が、非フィルム形成性成分と複合粒子を形成する
    ように融合または結合された非着色フィルム形成性成分の凝集物である非着色フ
    ィルム形成性成分(2a)または(2b)を含む、請求項1〜33のいずれか1
    項に記載の粉末コーティング組成物。
  35. 【請求項35】 成分(2a)または(2b)が手ざわり調節用添加剤(te
    xturing additive)を含む、請求項1〜34のいずれか1項に記載の粉末コーテ
    ィング組成物。
  36. 【請求項36】 凝集化成分(2a)または(2b)が雲母を含む、請求項
    34に記載の粉末コーティング組成物。
  37. 【請求項37】 非着色フィルム形成性成分(2a)又は複数の非着色フィ
    ルム形成性成分(2a)の少なくとも1種が90μmより大きくないDv.99
    を有する、請求項1〜36のいずれか1項に記載の粉末コーティング組成物。
  38. 【請求項38】 1種の非着色フィルム形成性成分または複数の非着色フィ
    ルム形成性成分(2a)の少なくとも1種が少なくとも14μmのDv.90を
    有する、請求項1〜37のいずれか1項に記載の粉末コーティング組成物。
  39. 【請求項39】 1種の非着色フィルム形成性成分または複数の非着色フィ
    ルム形成性成分(2a)の少なくとも1種が少なくとも18μmのDv.90を
    有する、請求項38に記載の粉末コーティング組成物。
  40. 【請求項40】 1種の非着色フィルム形成性成分または複数の非着色フィ
    ルム形成性成分(2a)の少なくとも1種が75μmより大きくないDv.90
    を有する、請求項1〜39のいずれか1項に記載の粉末コーティング組成物。
  41. 【請求項41】 1種の非着色フィルム形成性成分または複数の非着色フィ
    ルム形成性成分(2a)の少なくとも1種が50〜65μmの範囲のDv.99
    を有する、請求項1〜40のいずれか1項に記載の粉末コーティング組成物。
  42. 【請求項42】 1種の非着色フィルム形成性成分または複数の非着色フィ
    ルム形成性成分(2a)の少なくとも1種が、5〜45μmの範囲のDv.50
    を有する、請求項1〜41のいずれか1項に記載の粉末コーティング組成物。
  43. 【請求項43】 1種の非着色フィルム形成性成分または複数の非着色フィ
    ルム形成性成分(2a)の少なくとも1種が少なくとも8μmのDv.50を有
    する、請求項42に記載の粉末コーティング組成物。
  44. 【請求項44】 1種の非着色フィルム形成性成分または複数の非着色フィ
    ルム形成性成分(2a)の少なくとも1種が少なくとも40μmのDv.99お
    よび少なくとも10μmのDv.50を有する、請求項43に記載の粉末コーテ
    ィング組成物。
  45. 【請求項45】 1種の非着色フィルム形成性成分または複数の非着色フィ
    ルム形成性成分(2a)の少なくとも1種が12〜30μmの範囲のDv.50
    を有する、請求項43または44に記載の粉末コーティング組成物。
  46. 【請求項46】 1種の着色フィルム形成性主要成分または複数の着色フィ
    ルム形成性主要成分(1)の少なくとも1種が6〜25μmの範囲のDv.99
    を有する、請求項1〜45のいずれか1項に記載の粉末コーティング組成物。
  47. 【請求項47】 1種の着色フィルム形成性主要成分又は複数の着色フィル
    ム形成性主要成分(1)の少なくとも1種が18μmより大きくないDv.50
    を有する、請求項1〜46のいずれか1項に記載の粉末コーティング組成物。
  48. 【請求項48】 1種の着色フィルム形成性主要成分または複数の着色フィ
    ルム形成性主要成分(1)の少なくとも1種が、15μmより大きくないDv.
    50を有する、請求項47に記載の粉末コーティング組成物。
  49. 【請求項49】 1種の着色フィルム形成性主要成分または複数の着色フィ
    ルム形成性主要成分(1)の少なくとも1種が2〜12μmの範囲のDv.50
    を有する、請求項48に記載の粉末コーティング組成物。
  50. 【請求項50】 着色フィルム形成性主要成分が、これらの成分の合計重量
    に基づいて計算して、合計で5〜70重量%の顔料を含有する、請求項1〜49
    のいずれか1項に記載の粉末コーティング組成物。
  51. 【請求項51】 着色フィルム形成性主要成分が、これらの成分の合計重量
    に基づいて計算して、合計で0.5〜50重量%の顔料を含有する、請求項1〜
    50のいずれか1項に記載の粉末コーティング組成物。
  52. 【請求項52】 凝集物の各々の粒子成分が1種またはそれ以上の非フィル
    ム形成性成分(3)を含む、請求項1〜51のいずれか1項に記載の粉末コーテ
    ィング組成物。
  53. 【請求項53】 凝集物の各々の粒子成分が手ざわり調節剤(texturing ag
    ent)(3)を含む、請求項52に記載の粉末コーティング組成物。
  54. 【請求項54】 1種の非フィルム形成性成分または複数種のその成分が、
    組成物の合計の粒子成分の重量により50%までを構成する、請求項52または
    53に記載の粉末コーティング組成物。
  55. 【請求項55】 多くの異なる色での粉末コーティングの製造のために、粉
    末コーティング組成物に凝集化するための以下の別々の粒子成分を含むキット: ・各々が30μmより大きくないDv.99を有する、複数の異なって着色さ
    れたフィルム形成性主要成分、および ・各々が一層高いDv.99および(または)一層高いDv.50を有し、各
    々のDv.99が40μmより大きい、1種またはそれ以上の非着色フィルム形
    成性成分。
  56. 【請求項56】 非着色フィルム形成性成分または複数の非着色フィルム形
    成性成分の少なくとも1種が90μmより大きくないDv.99を有する、請求
    項55に記載のキット。
  57. 【請求項57】 少なくとも7つの異なって着色されたフィルム形成性主要
    成分を含む、請求項55または56に記載のキット。
  58. 【請求項58】 フィルム形成中に着色フィルム形成性主要成分と相容性(
    和合性)である非着色フィルム形成性成分、および着色フィルム形成性主要成分
    な成分と非相容性(非和合性)であるかあるいはフィルム形成中にそれと非相容
    性(非和合性)となる非着色フィルム形成性成分を含む、請求項55〜57のい
    ずれか1項に記載のキット。
  59. 【請求項59】 多くの異なった色での粉末コーティングを製造するための
    凝集化粉末コーティング組成物の製造のための以下の別々の粒子成分を含むキッ
    ト: ・少なくとも7つの異なって着色されたフィルム形成性主要成分、 ・着色フィルム形成性主要成分と相容性(和合性)でありそしてフィルム形成
    中に相容性の状態のままでありそして40μmより大きく且つ90μmより大き
    くないDv.99を有する非着色フィルム形成性成分、および ・着色フィルム形成性主要成分と非相容性であるかあるいはフィルム形成中に
    それと非相容性になりそして40μmより大きくそして90μmより大きくない
    Dv.99を有する非着色フィルム形成性成分。
  60. 【請求項60】 30μmより大きくないDv.99を有する粉末に、着色
    フィルム形成性主要成分を粉末化するための手段を含む、請求項59に記載のキ
    ット。
  61. 【請求項61】 異なる成分が、請求項31〜53のいずれか1項に特定化
    されたとおりである、請求項55〜60のいずれか1項に記載のキット。
  62. 【請求項62】 少なくとも3種の非着色フィルム形成性成分を含む、請求
    項55〜61のいずれか1項に記載のキット。
  63. 【請求項63】 成分を凝集化して流動可能な粉末を生成するための手段を
    含む、請求項55〜62のいずれか1項に記載のキット。
  64. 【請求項64】 特定された割合で、特定された1種またはそれ以上の着色
    フィルム形成性主要成分(1)、および1種またはそれ以上の特定された非着色
    フィルム形成性成分(2a)そして所望ならば、他の非着色フィルム形成性成分
    (2b)および非フィルム形成性成分(3)から選ばれた1種またはそれ以上の
    他の成分を用意し、そして本組成物が空気流動可能であり且つ静電スプレーによ
    り基材に適用されることが出来るように、それらの成分を混合し且つ複合粒子に
    凝集することからなる、請求項1〜54のいずれか1項に記載の粉末コーティン
    グ組成物の製造方法。
  65. 【請求項65】 複数の異なって着色されたフィルム形成性主要成分および
    40μmより大きいDv.99を有する1種またはそれ以上の非着色フィルム形
    成性成分を含むキットから、請求項1に記載されたとおりの粉末コーティング組
    成物を製造する方法であって、着色フィルム形成性主要成分の少なくとも1種を
    粉砕して、30μmより大きくないDv.99を有する粉末を提供し、そしてそ
    の粉砕された着色フィルム形成性主要成分(1種または複数種)、および粉砕さ
    れた1種のその成分あるいは一緒にされた複数のその成分のDv.99あるいは
    Dv.50より高いDv.99あるいはDv.50を有する少なくとも1種の特
    定された非着色フィルム形成性成分を、請求項1において特定された割合で混合
    し且つ凝集して、本組成物が空気流動化可能でありそして静電スプレーにより基
    材に適用出来るような、複合粒子を形成することからなる上記方法。
  66. 【請求項66】 請求項64または65において記載された通りの方法によ
    り造られた場合の粉末コーティング組成物。
  67. 【請求項67】 請求項1〜54のいずれか1項または請求項66に記載さ
    れたとおりの凝集化組成物を基材に適用しそしてその適用された組成物を加熱し
    て連続コーティングを形成することからなる、基材上にコーティングを形成する
    方法。
  68. 【請求項68】 請求項67において記載されたとおりの方法によりコーテ
    ィングされた基材。
JP2000603315A 1999-03-10 2000-03-09 粉末コーティング組成物 Pending JP2002538282A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9905522A GB9905522D0 (en) 1999-03-10 1999-03-10 Powder coating compositions
GB9905522.0 1999-03-10
PCT/GB2000/000871 WO2000053684A1 (en) 1999-03-10 2000-03-09 Powder coating compositions

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002538282A true JP2002538282A (ja) 2002-11-12

Family

ID=10849363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000603315A Pending JP2002538282A (ja) 1999-03-10 2000-03-09 粉末コーティング組成物

Country Status (25)

Country Link
US (1) US6797749B1 (ja)
EP (1) EP1161500B1 (ja)
JP (1) JP2002538282A (ja)
KR (1) KR100678792B1 (ja)
CN (1) CN1262612C (ja)
AT (1) ATE287931T1 (ja)
AU (1) AU778260B2 (ja)
BR (1) BR0009264A (ja)
CA (1) CA2367249A1 (ja)
CZ (1) CZ20013249A3 (ja)
DE (1) DE60017718T2 (ja)
DK (1) DK1161500T3 (ja)
ES (1) ES2237409T3 (ja)
GB (2) GB9905522D0 (ja)
HU (1) HUP0200289A2 (ja)
MX (1) MXPA01009105A (ja)
MY (1) MY123549A (ja)
NO (1) NO20014365L (ja)
NZ (1) NZ514400A (ja)
PL (1) PL352028A1 (ja)
PT (1) PT1161500E (ja)
TR (1) TR200102593T2 (ja)
TW (1) TW526248B (ja)
WO (1) WO2000053684A1 (ja)
ZA (1) ZA200107137B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7105201B2 (en) * 2002-07-26 2006-09-12 H.B. Fuller Licensing & Financing, Inc. Versatile processes for preparing and using novel composite particles in powder coating compositions
ES2336602T3 (es) 2005-07-11 2010-04-14 Akzo Nobel Coatings International Bv Proceso de revestimiento electrostatico con lecho de polvo fluidizado.
US9156996B2 (en) * 2005-10-21 2015-10-13 Valspar Sourcing, Inc. Powder coloring system
US20090252869A1 (en) * 2008-04-07 2009-10-08 Antonio Rodrigo Powder coating composition
DE102011083071A1 (de) * 2011-09-20 2013-03-21 Karl Wörwag Lack- Und Farbenfabrik Gmbh & Co. Kg Verfahren und Kit zur Herstellung eines getönten Pulverlacks
KR101675997B1 (ko) * 2015-07-16 2016-11-14 주식회사 대마 비전도체 분체도장 판넬 및 그 판넬 제조방법
WO2024079131A1 (en) * 2022-10-12 2024-04-18 Akzo Nobel Coatings International B.V. Powder coating composition comprising dry blended components

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62270672A (ja) 1986-10-06 1987-11-25 Asahi Chem Ind Co Ltd 粉体塗装用のポリエチレン系樹脂粉体組成物
US5856378A (en) 1988-12-02 1999-01-05 Courtaulds Coatings (Holdings) Limited Powder coating compositions
DE68922898T2 (de) 1988-12-02 1995-12-21 Courtaulds Coatings Holdings Gefärbte Pulver-Beschichtungszusammensetzungen.
GB9012315D0 (en) * 1990-06-01 1990-07-18 Courtaulds Coatings Holdings Powder coating compositions
GB8828225D0 (en) * 1988-12-02 1989-01-05 Int Paint Plc Coating compositions
ATE135729T1 (de) * 1990-06-01 1996-04-15 Courtaulds Coatings Holdings Gefärbte pulverbeschichtungszusammensetzungen
GB9223300D0 (en) 1992-11-06 1992-12-23 Courtaulds Coatings Holdings Powder coating compositions and their use
US5855965A (en) 1992-11-06 1999-01-05 Basf Lacke +Farben, Ag Process for the production of a powder coating, apparatus for carrying out the process, and powder formulation for carrying out the process
FR2731005B1 (fr) 1994-12-29 1997-04-04 Atochem Elf Sa Composition en poudre a base de polyamide pour le revetement de substrats metalliques
KR19980024309A (ko) * 1996-09-05 1998-07-06 후지이 히로시 분체 도료, 이의 도장 방법 및 이로부터 제조된 도막
JP3267925B2 (ja) * 1998-04-07 2002-03-25 京セラミタ株式会社 粉体塗料の調色方法

Also Published As

Publication number Publication date
TR200102593T2 (tr) 2002-04-22
ATE287931T1 (de) 2005-02-15
CN1262612C (zh) 2006-07-05
AU778260B2 (en) 2004-11-25
GB2363610A8 (en) 2002-01-17
WO2000053684A1 (en) 2000-09-14
GB9905522D0 (en) 1999-05-05
PT1161500E (pt) 2005-06-30
NO20014365L (no) 2001-10-24
DE60017718T2 (de) 2006-01-12
PL352028A1 (en) 2003-07-28
MY123549A (en) 2006-05-31
NO20014365D0 (no) 2001-09-07
CA2367249A1 (en) 2000-09-14
CZ20013249A3 (cs) 2002-02-13
EP1161500B1 (en) 2005-01-26
GB0124319D0 (en) 2001-11-28
EP1161500A1 (en) 2001-12-12
GB2363610A (en) 2002-01-02
DE60017718D1 (de) 2005-03-03
ES2237409T3 (es) 2005-08-01
GB2363610B (en) 2003-03-26
ZA200107137B (en) 2002-08-28
TW526248B (en) 2003-04-01
NZ514400A (en) 2004-04-30
HUP0200289A2 (en) 2002-05-29
MXPA01009105A (es) 2002-04-24
DK1161500T3 (da) 2005-05-23
KR100678792B1 (ko) 2007-02-05
US6797749B1 (en) 2004-09-28
KR20010108289A (ko) 2001-12-07
AU2933000A (en) 2000-09-28
BR0009264A (pt) 2001-11-20
CN1350567A (zh) 2002-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU761729B2 (en) Powder coating compositions
JP4405938B2 (ja) 原料ミックス粉末組成物およびその製造法
EP1659156B1 (en) Coating Powder compositions and method
US20090136737A1 (en) Powder coating materials
CA2626393C (en) Powder coloring system
JP2002538282A (ja) 粉末コーティング組成物
KR20030076391A (ko) 코팅 분말 조성물 및 방법
US6858257B1 (en) Powder coating composition
Duda Powder Coatings
JP2006016432A (ja) 熱硬化型粉体塗料の調色方法