JP2002535570A - 円周方向と半径方向の剛性が変化するフォイルスラスト軸受 - Google Patents

円周方向と半径方向の剛性が変化するフォイルスラスト軸受

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JP2002535570A
JP2002535570A JP2000595068A JP2000595068A JP2002535570A JP 2002535570 A JP2002535570 A JP 2002535570A JP 2000595068 A JP2000595068 A JP 2000595068A JP 2000595068 A JP2000595068 A JP 2000595068A JP 2002535570 A JP2002535570 A JP 2002535570A
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パツトン サヴイリー，マーシヤル
スコツト ガンダーセン，エリツク
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アライド・シグナル・インコーポレーテツド
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Abstract

(57)【要約】 スラスト羽根車とスラスト板を有する改良されたフォイルスラスト軸受はスラスト板に隣接された下側スプリング要素を含む。下側スプリング要素は一実施形態では交互に配した複数の第１開口とスプリング部を有し、少なくとも各スプリング部は周期的形状を有し、先行端部と後方端部とを備える。周期的形状は先行端部と後方端部との間で変化する複数のピッチで区画される。同じく周期的形状を区画するのは先行端部と後方端部との間で長手方向に変化する複数の周期的要素である。スラスト軸受円板が下バネ要素とスラスト羽根車との間に位置する。この円板は段付形状を円板に提供する複数の変位領域を備える。これらの変位領域は下側スプリングの各第１開口の複数の円周位置に整合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 （背景技術） 本発明は一般に軸受に関し、特にフォイルスラスト軸受に関する。
【０００２】 軸受流体としての周囲空気の入手容易性は流体軸受を特に高速回転機械用とし
て興味深いものとする。応用範囲には例えばターボ同期発電機とターボ圧縮機が
含まれる。
【０００３】 流体軸受は一般に二つの相対的に可動の要素（即ち軸受と羽根車）を備える。
軸受と羽根車の間の所定間隔は空気のような流体で充填される。間隔内に置かれ
たフォイル（または従順な材料の薄いシート）は隣接軸受面間の流体力学的膜力
により偏向される。フォイルは流体軸受の流体力学的特性を強めると共に、通常
の軸受破損が生じ得る極端な負荷状態での動作をも改善する。従ってフォイルは
相対的に可動の要素の便宜的偏心率の付加的な利点をもたらすと共にクッション
および緩衝効果を提供する。
【０００４】 可動軸受要素間にフォイルを適切に位置させるためには、通常個々に間隔を置
いた複数のフォイルをフォイル軸受ディスク上に取り付け、ディスクを軸受要素
の一方の上に位置させる。他に通常行なわれることは、別個の柔順な剛化要素あ
るいはバネをフォイルの下に設けて必要な柔順性を供給することである。代表的
なフォイルスラスト軸受の諸例が米国特許第５，５４７，２８６号、第４，８７
１，２６７号、第４，６８２，９００号、第４，６６８，１０６号、第４，６２
４，５８３号、第４，６２１，９３０号、第４，５９７，６７７号、第４，４５
９，０４７号、第４，３３１，３６５号、第４，３１５，３５９号、第４，３０
０，８０６号、第４，２７７，１１３号、第４，２７７，１１１号、第４，２４
７，１５５号に示されている。
【０００５】 上述の設計特性を包含するにも拘わらず、フォイルスラスト軸受の負荷容量は
未だに、軸受と羽根車との間に作られた流体膜が与える圧力との軸受の柔順性に
依存する。スラスト軸受に対する圧力特性は変化するし、また最大負荷容量と組
み合わされた最適な圧力特性と付帯的な流体膜厚を適合させるためには、スラス
ト軸受は圧力特性に類似して剛性が変化するように設計することが望まれる。
【０００６】 昨今のフォイルスラスト軸受は負荷容量が限定される。この限定は圧力特性と
その負荷容量への影響の変動への限定的な評価のみを表わすバネ設計に由来する
。あるバネ設計では半径方向に変化する剛性を得ようとする。半径方向に変化す
る剛性の設計の例は米国特許第５，１１０，２２０号、第４，６６８，１０６号
、第４，２７７，１１２号に示される。しかしながらこれらはバネの支持点を越
える過剰なパッドの偏向のために負荷容量を限定し勝ちである。
【０００７】 上述のバネ設計の限定と取り組みために、米国特許第５，２４８，２０５号は
波形形状を有する複数組のアーチ形バネを提供する。それぞれのバネには方形の
スロットが設けられ、その数、寸法、位置は変更される。このような変更はバネ
の半径方向と円周方向の双方を変化させることを企図する。しかしながらこのよ
うな変更を伴うスロットを必要とすることは、バネの作製を煩雑にする。
【０００８】 フォイルスラスト軸受のバネの半径方向と円周方向の双方の剛性を変化させる
他の試みが米国特許第５，３１８，３６６号に見られる。そこでは複数の波形バ
ネが組みで備えられる。いずれの組においてもバネはフォイルの外縁に向けて幅
を増加する。そして各組の各バネはフォイルの先端縁に向けて幅が減少する。し
かしながらバネの各組毎の、そして個々のバネ毎の形状変更は製造を煩雑とする
。
【０００９】 理解されるように改善されたフォイルスラスト軸受を提供する必要がある。特
に円周方向と半径方向またはいずれか一方のみの剛性変化を許すフォイルスラス
ト軸受が必要とされる。更には軸受が生じる流体膜圧の変化に相関し得る円周方
向剛性を許容する改善されたフォイルスラスト軸受も必要とされる。他の需要は
昨今の技術と比較すれば少ない製造工程で製造され、しかも剛性の変化する下バ
ネ要素付きフォイルスラスト軸受にある。
【００１０】 （発明の開示） スラスト羽根車とスラスト軸受ディスクを有する改良されたフォイルスラスト
軸受において、本発明は動作的に軸受ディスクと連係し、且つ周期的形状を有す
る少なくとも一つのスプリング部を具備し、スプリング部は先端縁部と後端縁部
を備え、周期的形状は先端縁部と後端縁部との間で寸法が変わる複数のピッチで
区画される下側スプリング要素を提供する。
【００１１】 またスラスト羽根車とスラスト軸受ディスクとを有する改良されたフォイルス
ラスト軸受において、本発明はディスクと動作的に連係し、且つ周期的形状を有
する少なくとも一つのスプリング部を具備し、スプリング部は先端縁部と後端縁
部とを備え、周期的形状は先端縁部と後端縁部との間で長手方向が変化する複数
の周期要素により区画される下側スプリング要素を提供する。
【００１２】 本発明のこれらの、また他の特徴、形態と利点は下記の図面、説明および請求
の範囲を参照すれば更に理解される。
【００１３】 （発明を実施するための最良の形態） 図１には本発明の一実施形態によるフォイルスラスト軸受１０が示されている
。フォイルスラスト軸受１０は概してスラストランナー１１、スラスト軸受ディ
スク１４、下バネ材若しくはスラスト軸受スティフナー２２並びにスラスト板２
８を含む構成体を備える。この構成体は典型的にはニッケル基材の合金で形成さ
れる。フォイルスラスト軸受１０に対する種々の出願が本発明の技術範囲内にあ
るが、フォイルスラスト軸受１０はタービン交流発電機およびタービンコンプレ
ッサのような高速回転機械の特別な利点を持つことに留意する。
【００１４】 本発明の第１の実施形態を特に詳述するに、図１に示すようにスラストランナ
ー１１は回転軸１２に連結され、図１に示される矢示方向にスラストランナー１
１が回転される。ランナー１１にはランナー面１３が含まれ、ランナー面１３は
スラスト板２８の軸受面１５に対面される。スラストランナー１１とスラスト板
２８との間にスラスト軸受ディスク１４が配設される。
【００１５】 本発明の図示の実施形態は図２を併照するにスラスト軸受ディスク１４は米国
特許第４，６２４，５８３号明細書に示される態様のものである。スラスト軸受
ディスク１４は環状に形成され、多数の軸受パッド若しくはフォイル１６を具備
する。パッド１６はフォイルスラスト軸受１０の構成体が互いに連係されるとき
、ランナー面１３に対し対向若しくは対面される。図２に示されるように各パッ
ド１６は実質的に形状が環状の扇形をなしているが、台形のような別の形状にも
し得る。パッド１６はランナー面１３に対面するスラスト軸受ディスク１４の全
面に亙って円周方向に配設される。従って各パッド１６はスラストランナー１１
が図１に示される方向に回転するとき、先行端部１７および後方端部１９を持つ
。パッド１６を含むこの実施形態においては円周方向に互いに実質的に等距離を
置いて配列されるが、独特の空間を使用して本発明が想起される。更に図２に示
すように１０個のパッド１６が使用され得るが、本発明においては１０個のパッ
ド１６を増減して構成できる。
【００１６】 パッド若しくはフォイル１６は図２に示す如く多数のスロット１８に交互に配
置される。従って本発明の独特の実施形態において一のパッド１６はスロット１
８に交互に位置させる。スロット１８の機能は流体例えば空気の流れを実質的に
非拘束することによってスラスト軸受ディスク１４を流通させ、ランナー面１３
と軸受面１５との間に流体フィルムが形成される。特にこの実施形態においては
全スロット１８がＬ字状の外形に作成する。且つ全スロットは米国特許第４，６
２４，５８３号に示すように他の形態をとることもできる。更にスロット１８は
同一の形状でなくとも良く、相互に異ならせても良い。加えてスロット１８は全
く割愛してもよく、且つフォイルスラスト軸受１０は受理される形態を提供でき
る。
【００１７】 図２および図４に示すように各スロット１８に隣接させて、一対の伝達領域２
０が配置され、伝達領域２０は隣接するパッド１６間に段差の形態にされ、全ス
ラスト軸受ディスク１４を超えて形成される。この種の形状は米国特許第４，６
２４，５８３号に開示のものにしてもよい。この実施形態のスラスト軸受ディス
ク１４には更に多数のノッチ２１が含まれ、ノッチ２１はスラスト軸受ディスク
１４の外縁または周縁に沿って配置され、且つスロット１８が隣接される。ノッ
チ２１は多数のノッチ３０と整合され、ノッチ３０は以下で詳述するように下側
スプリング材２２に設けられ、且つ下側スプリング材２２に対しスラスト軸受デ
ィスク１４の回転が固定される。またスラスト軸受ディスク１４は多数のホール
３４を具備しており、ホール３４はハウジングスラスト板または軸受ハウジング
（図示せず）に対しスラスト軸受ディスク１４を保持するようにピンを受容する
。
【００１８】 図２に示すようにスラスト軸受ディスク１４は下側スプリング若しくはスラス
ト軸受スティフェナー即ち下側スプリング２２に連係され、図３に示すようによ
り詳細には下側スプリングに連係される。下側スプリング２２は実質的に外形が
適合され、スラスト軸受ディスク１４の外寸が適合するように形成される。この
実施形態において下側スプリング２２が多数のスプリング部分２３が具備され、
各スプリング部２３がパッド１６の存在下で配設される。図３に示すようにスプ
リング部２３は実質的に同一の形態並びに寸法にし、且つ計画観点から平行四辺
形の形態にもできる。上述のように形成されるにかかわらず、本発明に対する期
待にはスプリング部２３の全てが同一の外形および寸法にする要はない。独特の
形状にもかかわらず、各スプリング部２３は先行端部２４と後方端部２５が具備
されており、ランナー１１の回転方向に寄り決定される。スプリング部２３の一
の先行端部２４および後方端部２５の周方向の位置決めは、スプリング部２３に
持たせるパッド１６の先行端部１７および後方端部１９の位置決めが実質的に同
一になるように構成される。更に相互に異なる領域が用いられ得るが、本発明に
よる実施形態ではスプリング部２３を有しており、スプリング部２３は互いに周
方向の位置が実質的に同じになるように設けられる。
【００１９】 スプリング部２３の好適な構成は良好に示されるように断面形状で図４に示さ
れる。図４に断面形状で波形に示されるが、他の断面形状で示すこともできる。
反復形状では多数の変化するピッチＰ１、Ｐ２が開示される。一般に且つ下述す
るようにピッチは変化する流体フイルム圧力を相関関係を待たせるべく寸法を変
え、ランナー面１３および軸受面１５の間を展開させる。特に一のスプリング部
２３におけるピッチが先行端部２４から後方端部２５において増加する。更に特
に各スプリング部２３において周方向の中央点を有し、また換言すれば先行端部
２４および後方端部２５間の中央点を有し、ピッチの寸法は先行端部２４と実質
的に中央点との間から段部の形態で減少する。中央点からピッチは同一の後方端
部２５に対し寸法が決まる。
【００２０】 図４に明らかに示すように単一のスプリング部２３に対するピッチ寸法が低減
される。周方向の中央点は指定の「Ｍ」である。種々のピッチはＰ３＝Ｐ４＝Ｐ
５でＰ１〉Ｐ２〉Ｐ３となるよう寸法および距離を決める。上述のようにピッチ
は種々の相関関係にされて変化され、流体フィルム圧力が変わる。この相関関係
は図５に示される基準により開示され得る。図５のスポットは現在の技術におい
てフォイルスラスト軸受に対し特徴に作用するよう示される。液体フィルムの厚
さはスラストランナーと軸受ディスクとのあいだで作動され、周方向の中央点に
沿って下側スプリングの先行端部からの厚さが良好に低減される。その後流体フ
ィルムの厚さが同一にされる。逆に典型的軸受において流体フィルム圧力は中央
点に沿い且つ同一に保持させるように先行端部から増大される。従って下側スプ
リング力に対抗する流体圧力との相関関係が持たせられ、概して周方向の中央点
に対し先行端部から流体圧力を増加し、その後スプリング力を実質的に同一にさ
れる。付与点でスプリングに力が与えられ、本発明において付与点が変えられる
。
【００２１】 図３に再参照するに、下側スプリング材またはスラスト軸受スティフナー２２
２が中央Ｃから開示され、放射ラインＲは下側スプリングの外部あるいは周方向
端部に延出される。方向ラインＤはスプリング部２３に対する波形の長手方向軸
線に沿って延びる。本実施形態において方向ラインＤが放射ラインＲと交差する
。そのような交差の存在から下側スプリング２２の実際の放射ラインに連係され
る。同時にスプリング部２３は長手軸を有していてランナー１１の移動方向に対
し直角をなす。直角の方向性は周方向に変わるように下側スプリング２２が剛性
になり得る。
【００２２】 下側スプリングまたはスティフナー２２は更に多数の第１連結部材２７が具備
され、第１連結部材２７は隣接するスプリング部２３間に物理的な連結を提供す
るように下側スプリング２２の内縁部に沿って周方向に位置決めされる。一対の
第２連結部材３５は各スプリング部２３と下側スプリング２２の外側または周方
向の端部領域との間に固定される。第２連結部材３５は下側スプリング２２の保
持部にスプリング部２３を固定する部分が提供される。各対の第２連結部材３５
の中間への配置は第２の開口２９により行われ、スプリング部２３が終端になる
ように領域を設定する。計４つの装着部材（例えば２連結部材２７と別の２連結
部材３５）は図３に示されるようにフォイルスラスト軸受１０に対し方向付けし
てスプリング部２３を保持する。一方２または３の装着部材は充分に再生して提
供できる。逆にスプリング部２３は米国特許第５，４９８，０８２号明細書に開
示されるように別体板材を溶接することも考えられる。
【００２３】 またスティフナー２２は多数の第１の開口２６を有しており、スプリング部２
３間に配置できる。この第１の開口部２６は各スプリング部２３間の物理的な空
所に配設できる。スラスト軸受ディスク１４のように下側スプリング２２は多数
のノッチ３０を有し、これらのノッチ３０は外側端部に沿って配置される。
【００２４】 本発明の下側スプリング２２の作成には、従来の方法が利用し得る。例えばス
プリング部２３を含む下側スプリング２２の大部分はスタンプで作成し得る。第
１と第２の開口２６，３１は光化学機械加工あるいは機械的押抜きで形成し得る
。しかしながら先行技術とは対照的に、本発明は製造工程の一部を削減すること
が理解されよう。例えば米国特許第５，２４８，２０５号における多数寸法の多
数の開口の作成には、比較的多数の工程が必要である。他方本発明の下側スプリ
ング２２は比較的少数の工程で作成し得る比較的少数の異なる開口を有する。
【００２５】 フォイルスラスト軸受１０の動作時には軸１２が回転し、羽根車１１も同様に
回転する。羽根車１１の回転で流体フィルムがランナー面１３と軸受面１５との
間に立ち上がる。パッドあるいはフォイル１６の各々について、流体フィルム圧
が先行端部１９から後方端部１７まで増加する。同時にスプリング部２３の各々
がそれらのフォイル１６のそれぞれに負荷支持を提供する。特にスプリング部２
３は円周方向に変化するスプリング剛性を有することによって、変化する支持を
提供する。円周方向における付加的な変化は半径線Ｒに対する方向Ｄを変えるこ
とによって得られる。代表的設計では内径から外径まで増加する剛性を有する。
この変化する剛性のためにスプリング部２３と、従ってフォイル１６とが変化す
る流体圧特性に整合し得る。
【００２６】 変化する円周方向剛性に加えて図３および図４に示す実施形態は変化する半径
方向剛性を提供する。半径方向変化は異なる半径位置での波形の数（即ち周期要
素）を変える複数の刻み目３６によって達成される。図３で最も良く判るように
、刻み目３６は一寸法の周期的要素から次の寸法の周期的要素までの無効の空間
を実質的に表わす。それによって方向Ｄの波形の長手方向長さが変化せしめられ
る。更に周期的要素は周期的要素群に形成され、各群は下側スプリング２２の半
径の異なる位置のものとする。理解され得るようにいずれかの周期要素群の波形
の数を増やせば剛性を増すことになるが、いずれか一つの周期要素群の波形の数
を減らせば剛性は減ることになる。
【００２７】 例として図３において各スプリング部２３は２つの刻み目３６を付して示され
る。しかしながら本発明は各スプリング部２３の刻み目の数を同数とすることを
必要としないことが理解されよう。更に図３の実施形態は各スプリング部２３に
刻み目３６を示すが、スプリング部３３の全てが刻み目３６を有することを企図
しない。更に本発明は変化する半径方向剛性と変化する円周方向剛性を同時に備
えることを要せず、一種の剛性のみを備えるものでもよいことを企図する。
【００２８】 当業熟練者は本発明が改良されたフォイルスラスト軸受を、特に改良された下
側スプリングあるいはスラスト軸受剛性材を提供することが理解されよう。本発
明による改良されたフォイルスラスト軸受は所与の応用において最適化され得る
円周方向に可変の剛性を提供する。加えて本発明は半径方向に可変の剛性を提供
する。更に例えば各種寸法の開口を下側スプリングまたは剛化材の各スプリング
部に作成する多数の製造工程の必要性を削除した製造方法によって円周方向可変
剛性を提供する。また本発明はフォイルスラスト軸受の全製造コストを低減し得
る軸受ディスクと下側スプリングの改良された組合せを提供する一方、円周方向
と半径方向に可変の手段を提供する。
【００２９】 言うまでもなく上記は発明の望ましい実施形態に関するものであり、下記の請
求の範囲に述べる発明の精神と範囲を逸脱することなく変更が可能であることを
理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図１】 図１は本発明の一実施形態におけるフォイルスラスト軸受の分解図である。
【図２】 図２は図１に示すフォイルスラスト軸受に用い得るスラスト軸受ディスクの平
面図である。
【図３】 図３は図２に示す軸受ディスクと動作的に連係する下側スプリング要素の平面
図である。
【図４】 図４は図１の４−４線に沿うフォイルスラスト軸受の断面図である。
【図５】 図５は図１に示すフォイルスラスト軸受における流体膜厚と圧力対円周方向距
離のグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ， ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，Ｃ Ｚ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ ，ＧＭ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ， ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，Ｌ Ｔ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ， ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，Ｕ Ａ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 ガンダーセン，エリツク スコツト アメリカ合衆国 カリフオルニア州 92845，ガーデン グロウブ，リツチモン ド アベニユー 5521 Ｆターム(参考） 3H022 AA02 BA06 CA15 DA19 3J011 AA04 AA11 BA06 3J012 AB01 AB12 BB02 CB05 DB04 EB08 FB01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 スラスト羽根車とスラスト軸受ディスクを有する改良された
    スラスト軸受において、スラスト軸受ディスクと動作的に連係し、且つ周期的形
    状を有する少なくとも一つのスプリング部を備え、スプリング部は先端縁部と後
    端縁部とを具備し、周期的形状は先端縁部と後端縁部との間で寸法が変わる複数
    のピッチで区画される下側スプリングでなるフォイルスラスト軸受。
  2. 【請求項２】 複数のピッチは先端縁部から後端縁部に向って寸法を減少す
    る請求項１のフォイルスラスト軸受。
  3. 【請求項３】 複数のピッチはスラスト軸受ディスクとスラスト羽根車との
    間に生じ得る可変流体圧と相関関係を持たせて寸法を減少する請求項１のフォイ
    ルスラスト軸受。
  4. 【請求項４】 複数のスプリング部を更に備える請求項１のフォイルスラス
    ト軸受。
  5. 【請求項５】 複数のスプリング部内に位置させた複数の第１開口を更に備
    える請求項４のフォイルスラスト軸受。
  6. 【請求項６】 スラスト羽根車とスラスト軸受ディスクを有するスラスト軸
    受において、スラスト軸受ディスクと動作的に連係し、且つ周期的形状を有する
    少なくとも一つのスプリング部を具備し、スプリング部は先行端部と後方端部と
    を具備し、周期的形状が先行端部と後方端部の間において長手方向の寸法が変化
    する複数の周期的要素によって区画される下側スプリング要素を備えるフォイル
    スラスト軸受。
  7. 【請求項７】 スラスト羽根車とスラスト軸受ディスクとを有するスラスト
    軸受において、スラスト軸受ディスクと動作的に連係し、且つ周期的形状を有す
    る少なくとも一つのスプリング部を具備し、スプリング部が先行端部と後方端部
    を具備し、周期的形状が先行端部から後方端部に向けて寸法を減少する複数のピ
    ッチにより区画されてなる下側スプリングを備えるフォイルスラスト軸受。
  8. 【請求項８】 スラスト羽根車とスラスト軸受ディスクとを有するスラスト
    軸受において、スラスト軸受ディスクと動作的に連係し、且つ波形形状を有する
    複数のスプリング部を具備し、スプリング部は各々先行端部と後方端部とを具備
    し、波形形状は長手方向長さにおいて変化する複数の周期要素並びにスラスト軸
    受ディスクとスラスト羽根車との間に生じ得る可変流体圧と相関して寸法を変化
    する複数のピッチによって区画される下側スプリング要素を備えるフォイルスラ
    スト軸受。
  9. 【請求項９】 スラスト羽根車とスラスト板とを有するスラスト軸受におい
    て、スラスト板に近接して配置されると共に、複数の交互に配される第１開口と
    スプリング部とを備える下側スプリング要素であって、少なくとも一つのスプリ
    ング部は周期的形状を有すると共に先行端部と後方端部を具備し、周期的形状は
    下側スプリング要素の変化する半径の複数の周期的要素と先行端部および後方端
    部の間で変化する複数のピッチとで区画されるものと、下側スプリング要素とス
    ラスト羽根車との中間に位置されるスラスト軸受ディスクであって、スラスト軸
    受ディスクの段形形状を提供する複数の変移領域を備え、変移領域は第１開口の
    複数の円周位置とほぼ整合して位置されるものとでなるフォイルスラスト軸受。
  10. 【請求項１０】 スラスト羽根車と、スラスト羽根車に対面するスラスト板
    と、スラスト板と動作的に連係し且つ複数の交互に配される第１の開口とスプリ
    ング部とを具備し、各スプリング部は波形形状を有すると共に先行端部と後方端
    部とを備え、波形形状は先行端部から後方端部まで長さを増加する複数の周期的
    要素と先行端部から実質的にスプリング部の各々の円周方向中央点まで減少する
    が中央点から後方端部まではほぼ一定のピッチとによって区画されるものと、下
    側スプリング要素と動作的に連係するスラスト軸受ディスクであって、ディスク
    の段付形状を提供する複数の変移領域を有し、変移領域は第１開口の円周方向の
    複数位置にほぼ整合して位置せしめられるものとよりなる回転機器用のフォイル
    スラスト軸受。
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