JP2002534158A - 視覚による点検手段を有する生体***物捕集器 - Google Patents

視覚による点検手段を有する生体***物捕集器

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JP2002534158A
JP2002534158A JP2000591941A JP2000591941A JP2002534158A JP 2002534158 A JP2002534158 A JP 2002534158A JP 2000591941 A JP2000591941 A JP 2000591941A JP 2000591941 A JP2000591941 A JP 2000591941A JP 2002534158 A JP2002534158 A JP 2002534158A
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ダッキオーリ ヴィンチェンツォ
エヴァンジェリースタ オリンド
スザンネ ドミーニク トゥルーネ エヴァ
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    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/44Devices worn by the patient for reception of urine, faeces, catamenial or other discharge; Portable urination aids; Colostomy devices
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、着用者の肛門周辺領域または尿生殖器領域に取り付けるための乳児、小児、または成人用のヒト***物処理装着具に関し、該装着具は、視覚による点検手段を備える。好ましい実施態様の本発明は、視覚による袋(11)の内部の点検を可能とするために、袋(11)の衣服に面した部分(17)中にウインド(46)を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、乳児、小児、または成人に適したヒト***物処理装着具(huma
n waste management device)に関する。該装着具は
、糞便物を入れるための袋を備えており、該袋は内容物を視覚により点検するた
めの手段を提供するように設計されている。
【0002】 (発明の背景) ヒト***物処理装着具は、主に失禁患者、特に寝たきりの患者による装着され
るように設計された既知の製造品である。このようなヒト***物処理装着具は、
着用者の肛門周辺領域または尿生殖器領域に取りつけられ、糞便物および他の生
体排出物を捕捉して直ちに入れることが意図されている。今日そのほとんどが知
られているこのような装着具は、比較的長く狭いチューブから構成され、該チュ
ーブの一方の端には開口部と接着可能な取りつけ器具とが配置されている。
【0003】 このような装着具は、例えば失禁患者用の使い捨てプラスチック袋を詳細に記
述した次の文献、米国特許第3,577,989号に開示されている。米国特許
第4,784,656号は、糞便物を捕集するための入れ物を記述している。こ
の入れ物は、側の端に沿って熱で封をした熱可塑性フィルムシートから形成され
ている。1対のパネルの熱可塑性シート材料から成る捕集袋を備える失禁患者用
糞便捕集器を教示するGB2 152 387は上記の範囲に入る。好ましい実
施態様において、捕集袋は、PVCなどの合成プラスチック材料でつくられた前
壁および後壁から実質的に成るEP 245 064に開示された袋である。G
B2 215 605には、袋の後壁がさらに針状フィルムを具備する合成プラ
スチック材料パネルを備える瘻孔用(ostonomy)袋を開示している。
【0004】 尿処理装着具は、たとえば以下の文献で開示されている。GB1,092,2
74は、プラスチック材料の開口部を有する捕集袋を備える女児用の尿捕集器を
開示している。この開口部の基部は、幼児の下部肛門周辺領域に係合するように
なされたくさび様突起部を備えている。この捕集器は接着材料によって着用者の
体にしっかりと固定される。GB 2,268,882は、一つ目の結合構成要
素によって囲まれている円形の瘻孔口を備えるプラスチック材料の造孔用(ur
ostomy)小袋/袋を開示し、これにより着用者に取り付けることができる
相補うもう一方の結合構成要素に該小袋を固定することができる。米国特許第4
,804,377号は、小児尿試料捕集器を開示している。この捕集器は、丸く
わずかに卵型の開口部を備える、接着取付け用の長方形フランジを備えている。
EP 140478は、単一の開口部を有する平坦な袋として形成された、好ま
しくはポリプロプレンまたはポリエチレンの防水性バリアを有する使い捨ておむ
つを開示している。米国特許第1,092,274号および米国特許第3,29
2,626号は、女児用の尿捕集器を開示している。中国特許出願CN1079
381は円形および楕円形の開口部を有する幼児用の尿袋を開示している。
【0005】 上記で引用した文献に開示されたヒト***物処理装着具はすべて、これらが尿
生殖器領域または生来もしくは人工の肛門に取り付けられるかどうかとは関係な
く、一般に寝たきり患者に用いられる。したがって、それらは通常病院に保管さ
れ、訓練された管理人、例えば看護婦により用いられる。しかしながら、近年の
特許出願(EPO出願第97110603.4;「形状化糞便処理装着具(Sh
aped Faecal management device)」および同時
係属出願において、乳児の使用においても最適にされた糞便処理装着具が開示さ
れている。このような使用は、ヒト***物処理装着具を種々の方法で保管し、移
送し、保持すること、例えば母親がハンドバッグの中に1つ以上の装着具を持つ
ことを望むようなことを包含する。したがって、小さくかつ扱い易い形態のヒト
***物処理装着具を提供することが望まれる。通常、これは袋(11)を折りた
たむことにより達成される。乳児へ用いる場合に、理想的には、母親は片手を乳
児のために用い、例えば乳児の足を持ち上げ、もう一方の手で装着具を用いる。
さらに、その使用は、種々の状況下で行われるために、早く好都合であるべきで
ある。装着具の使用は説明を要さず、訓練してない人によって直感的に行うこと
ができることが望ましい。
【0006】 したがって、好ましくは一方の手のみを用いて、素早くかつ容易に配置し、取
り扱うことができるヒト***物処理装着具への要求が今なお存在する。
【0007】 今や、ひもなどの展開手段(unfolding means)を有するヒト
***物処理装着具を提供することにより、上で概説したすべての問題に取り組む
ことができることを見出した。
【0008】 (発明の概要) 本発明は、乳児、小児、または成人に適したヒト***物処理装着具に関する。
本発明は主に、ひもなどの展開手段を有するこのような装着具を提供することに
ある。
【0009】 (発明の詳細な説明) 本発明はヒト***物処理装着具に関する。このようなヒト***物処理装着具は
、肛門領域に取り付けられるように設計され、主として糞便を捕集するために使
用される糞便処理装着具(10)であってもよいし、尿管に取り付けられ、主と
して尿を捕集するために使用される尿処理装着具であってもよい。ヒト***物処
理装着具は、尿および糞便の両方を捕集する装着具でもよく、したがって、上記
の領域の両方に取り付けることもできる。上記のヒト***物処理装着具はすべて
、1回だけ使用してその後処分されるように設計されることが好ましい。
【0010】 糞便処理装着具(10)を図1に示す。
【0011】 (ヒト***物処理装着具の全体的説明) 通常、ヒト***物処理装着具は、図2を見るとわかるように、開口部(21)
と、着用者の肛門周辺領域に接着取り付けされる、開口部を囲むフランジ(12
)とを有する袋(11)を備えている。当技術分野で知られているあらゆるヒト
***物処理装着具を本発明に従って構成することができる。
【0012】 本明細書で用いる袋(11)は、***された尿を閉じ込めるための軟質性の(
flexible)入れ物である。袋(11)は、捕捉された物質を安全に封じ
込めるように設計され、通常は液体不透過性であり、しかも通気性であることが
できる。袋(11)は、使用のときと、着席時など通常の装着条件で袋(11)
に圧力が加えられたときに、破裂に耐えるのに十分な強度を有するように設計さ
れている。
【0013】 種々の形状の袋が本発明の範囲に含まれる。具体的に、好ましい形状は、平坦
な円形袋、円錐形袋、切頭円錐袋、および角錐袋または切頭円錐袋、ならびに平
坦なT字形袋である。
【0014】 衣服に面した部分(17)は、ヒト***物処理装着具(10)が装着されてい
るときには一般に着用者から離れて位置し、衣服を着用しているときには衣服の
方に向いて位置する、袋(11)の部分である。衣服に面した部分(17)は開
口部(21)を備えていない。衣服に面した部分(17)のサイズおよび形状、
特に縦および横のサイズおよび形状は、袋周囲縁(18)によって画定される。
該縁(18)または封が具備する材料片は衣服に面した部分(17)の一部を形
成しない。
【0015】 本発明によれば、この袋材料は1つまたは複数の層、好ましくは2つまたは3
つの層を備えることができる。通常、少なくとも部分的に糞便または尿に接触す
る袋(11)の内側の層を内層と呼ぶ。通常、少なくとも部分的に着用者の皮膚
および着用者の衣服に接触する袋の最も外側の層を外層と呼ぶ。
【0016】 袋材料の層は、好ましくは袋を液体不透過性をする任意の材料を含むことがで
きる。層は、特に不織布またはフィルムなど任意の材料を含むことができる。本
発明の好ましい実施形態では、不織布層(non−woven layer)と
フィルムとから積層体を形成することができる。積層体は、当業者に知られてい
る手段によって形成することができる。
【0017】 不織布層はいずれも、フェルト生地(felt fabrics)、スパンレ
ース生地(spunlaced fabrics)、流動ジェット絡み生地(f
luid jet entangled fabrics)、エアレイド生地(
air−laid fabrics)、ウェットレイド生地(wet−laid
fabrics)、ドライレイド生地(dry−laid fabrics)
、溶融吹込生地(melt−blown fabrics)、ステープルファイ
バー梳毛生地(staple fibre carding fabrics)
、不織布(spunbonded fabrics)、縫合生地(stitch
−bonded fabrics)、アパーチャ生地(apertured f
abrics)、およびこれらの組み合わせなどを含むことができる。
【0018】 上記の任意の層に対して適当なフィルム材料には、熱可塑性材料が含まれるこ
とが好ましい。熱可塑性材料は、あらゆるタイプのホットメルト接着剤、ポリオ
レフィン、特にポリエチレン、ポリプロピレン、アモルファスポリオレフィンな
ど;セルロース木材パルプ、綿、ジュート、麻などの天然繊維を含む繊維または
高分子結合剤を含む溶融可能な成分を含有する材料;繊維ガラス、レーヨン、ポ
リエステル、ポリオレフィン、アクリル、ポリアミド、アラミド、ポリテトラフ
ルオロエチレンメタル、ポリイミドなどの合成繊維;複合高融点/低融点ポリマ
ー、コポリマーポリエステル、塩化ポリビニル、酢酸ビニル/塩化ビニルコポリ
マー、コポリマーポリアミド、いくつかの成分材料が溶融可能でないブレンドを
含有する材料、などの接着剤;例えばEXXAIREの名称のEXXON Ch
emical Co.,III社(米国)から供給されているまたはESPOI
R NOの名称でMitsui Toatsu Co.社(日本)から供給され
ている、微孔性フィルムを有する空気または蒸気透過性の材料;およびDuPo
nt社から入手可能なHytrel(商標)およびELF Atochem社か
ら入手可能なPebax(商標)などのモノリシック通気性材料の中から選択す
ることができる。
【0019】 好ましい実施態様において、任意の層に含まれるフィルムは、着用者の体によ
って発せられる水蒸気の捕捉および濃縮の問題および短期間使用後の熱く、じと
じとした、不快な状態の問題を回避するために、空気などのガスや水蒸気などの
蒸気に対して透過性である。
【0020】 袋の外層は不織布層を備えることができる。このような材料層は、着用者の皮
膚に平坦でない表面を与えることにより、閉塞の問題を著しく軽減し、皮膚の健
康を大きく改善する。
【0021】 本発明の好ましい一実施形態において、袋は2層を具備する。外層は不織布層
を具備し、内層はフィルムを具備することが好ましい。
【0022】 本発明の他の好ましい実施形態において、袋は3層、好ましくは1層のフィル
ムと2層の不織布層を具備することが好ましい。さらにより好ましい実施形態に
おいて、フィルムが2層の不織布層の間に介在する。この層配列は独立(clo
sed)繊維構造を生じ、この構造は着用者の皮膚と接触したとき特に快適な感
触を与える。さらに別の好ましい実施形態において、内層はフィルムを備え、他
の2つの層は不織布を備える。
【0023】 袋材料が備える不織布層は疎水性でも親水性でもよい。袋材料がフィルム層を
備えていない場合、少なくとも1つの不織布層は疎水性であることが好ましい。
結果として、ヒト***物処理装着具(10)の着用者に面した部分(16)およ
び衣服に面した部分(17)を通る場合に液体透過が妨げられる。袋材料がフィ
ルムまたは疎水性不織布層を備えている場合、他の不織布層は親水性でよい。
【0024】 通常、不織布層をフッ素化学物質(fluorchemical)または他の
疎水性仕上げ剤などの表面活性材料で処理し、必要な疎水性を与える。しかしな
がら、不織布層は、ホットメルト接着剤などの液体不透過性材料のコーティング
で処理してもよいし、あるいはシリコーンまたはゴムや植物蝋および鉱蝋などの
他の疎水性化合物のコーティングで均一に処理してもよく、あるいは、例えば、
ナノ粒子またはプラズマコーティング技術を用いて物理的に処理してもよい。
【0025】 不織布層は、着用者に面した部分(16)および衣服に面した部分(17)の
触覚的に知覚できる柔らかさを改善する薬剤で処理することもできる。剤には、
植物油、動物油または合成油、シリコンオイルなどが含まれるがこれらに限定さ
れるものではない。これらの剤が存在すると、着用者の触感に脂っぽさまたは油
っぽさを与えることなく、不織布層に絹様またはフランネル様の感触を付与する
ことが知られている。さらに、アニオン性、カチオン性、非イオン性、および両
性の界面活性剤を含む界面活性材料を添加し、柔らかさおよび表面の滑らかさを
一層増すことができる。
【0026】 さらに、所望の治療用または保護用コーティングローションの便益を付与する
ために、不織布層をローションで含浸してもよい。着用者に面した部分(16)
および衣服に面した部分(17)にコーティングされたローションは、通常の接
触および着用者の動きおよび/または体温によって着用者の皮膚に移すことがで
きる。一般的には、ローションの形態の鉱油が、着用者の皮膚に滑らかな保護コ
ーティングを付与するのに有効であると認められている。不織布層にクリーム製
剤の固体油層を含浸させたり、例えばベビーオイルを含有する圧力または熱また
は水破壊性カプセルを不織布層に取り入れることも可能である。
【0027】 本発明によれば、必要な袋(11)の形状に応じて、袋(11)は、一体形成
片の材料で形成してもよいし、同一または異なる材料であって、かつそれぞれの
周囲部分で封をしたいくつかの分離した材料で形成してもよい。袋の好ましい形
状は、特にその意図する用途、すなわち、装着具が寝たきりの患者に使用される
か、失禁症を患う患者または人工の腸を必要とする患者に使用されるか、幼児に
使用されるかに依存する。
【0028】 本明細書中に記載される袋は、双方とも分離された材料片を備える、着用者に
面した部分(16)および衣服に面した部分(17)を有することが好ましい。
着用者に面した部分(16)および衣服に面した部分(17)は、袋(11)の
周囲で封をし、これにより袋周囲縁(18)が形成される。着用者に面した部分
(16)および衣服に面した部分(17)はそれぞれ、2以上の材料片を独立し
て具備することができる。衣服に面した部分(17)は1つのみの材料片を具備
することが好ましく、着用者に面した部分(16)も1つのみの材料片を具備す
ることが最も好ましい。
【0029】 着用者に面した部分(16)、衣服に面した部分(17)、およびこれらの部
分のいずれかが具備する材料片は、接着結合、熱結合、圧力結合などの当業者に
知られている手段によって互いにしっかりと固定され、所望の袋の形態(con
figuration)を与える。着用者に面した部分(16)および衣服に面
した部分(17)が一緒になって封がされている縁(18)は、袋(11)の外
側ではなく内側に設けることができ、したがって袋(11)の外面(30)では
なく袋(11)の内面(15)にも及ぶ。
【0030】 本発明の好ましい一実施形態において、袋(11)は吸収性材料を含むことが
できる。吸収性材料は、液体を吸収し保持することのできる任意の吸収性材料を
具備することができる。吸収性材料は、使い捨ておむつや、一般にエアーフェル
ト(airfelt)と称される粉砕木材パルプのような他の吸収性用品に広く
用いられている広範な液体吸収性材料を含む。他の適当な吸収性材料の例には、
セルロースクレープ詰物、コフォームを含む溶融吹込ポリマー、化学的に硬化、
修飾または架橋したセルロース繊維、ティッシュラップおよびティッシュ積層を
含むティッシュ、吸収性フォーム、吸収性スポンジ、高吸収性ポリマー、吸収性
ゲル化材、あるいは他の公知の任意の吸収性材料またはその組合せが含まれる。
【0031】 吸収性材料は、袋(11)中に任意の適切な方法で配置することができる。た
とえば、吸収性材料は袋内に緩く配置してもよいし、袋(11)の内面(15)
にしっかりと固定してもよい。不織布およびフィルム基質に吸収性材料をしっか
りと固定する任意の知られた技術を用いて、吸収性材料を袋の内面(15)にし
っかりと固定することができる。吸収性材料は、任意の所望の形状または形態(
たとえば、長方形、卵型、円形など)を有するように配置することもできる。
【0032】 袋(11)は、開口部(21)を備え、これにより袋の空洞内に格納する前に
人体から糞便または尿を受け取る。開口部(21)はフランジ(12)に囲まれ
、円形、偏長(oblong)、ハート形などの任意の形または大きさでよく、
対称的でも非対称的でもよい。開口部は縦方向または横方向へ偏長形状を有する
ことが好ましく、開口部の輪郭は、各主軸が実質的に直交する2個の楕円の形で
あることが最も好ましい。
【0033】 フランジ(12)は、永久的な取付けまたは取外し可能な取付けを付与するこ
とができる当業者に知られている任意の手段によって、袋(11)に取り付けら
れる。しかしながら、フランジは接着剤によって袋に取り付けられることが好ま
しい。通常、袋は、入ってくる糞便物または尿にとって妨害とならないよう、フ
ランジの外側周辺に面してフランジに取り付けられる。
【0034】 フランジは、装着具を意図する着用者群に応じて任意のサイズで提供される。
同様に、フランジは任意の形で提供することができ、対称でやや偏長な形をとる
ことが好ましく、好ましくは複数のローブ(lobe)(14)を備える。
【0035】 フランジは、衣服が面した部分(22)および着用者が面した部分(23)を
備えている。好ましい実施形態では、これらは2つの大きな、実質的に平坦な表
面であるが、フランジ(12)は、着用者の肛門周辺領域および/または尾骨領
域に合うように設計された糞便処理装着具(10)の場合および生殖器領域およ
び/または肛門周辺領域に合うように設計された尿処理装着具(10)の場合に
は、突起、すなわち、前部突起(28)および/または後部突起(29)を備え
ることもできる。
【0036】 フランジ(12)は、肛門周辺領域または尿生殖器領域に容易に配置できるよ
うに柔らかく、軟質性で、かつ展性の(malleable)材料で作るべきで
ある。通常の材料には、不織布材、織布、連続気泡熱可塑性フォーム、独立気泡
熱可塑性フォーム、連続気泡フォームおよび伸縮不織布の複合物、およびフィル
ムが含まれる。ポリエチレンの独立気泡フォームが効果的であることが判明して
いるが、連続気泡ポリウレタンフォームを使用することがより好ましい。このよ
うなフォームは、0.1mmから5mmの一般的な範囲内の厚さと、5g/m から250g/m、より好ましくは50g/mの密度とを有することが好ま
しい。他の熱可塑性フォーム材料、またはこのようなフォームの前述の特性(す
なわち、柔らかさ、軟質性、伸縮性、および収縮性)を有する他の適切なプラス
チックシート材料を使用することもできる。使用中、開口部(21)を画定して
いるフランジ(12)の表面の端が別のものへ意図せずに付着することを防止す
る材料のスカートまたはフラップを形成するために、フランジ(12)の衣服に
面した部分(22)の材料が画定された開口部領域内にまで及ぶことが好ましい
【0037】 着用者に面した部分(16)および衣服に面した部分(17)は、袋(11)
の周囲で封をし、これにより袋周囲縁(18)が形成される。着用者に面した部
分(16)および衣服に面した部分(17)はそれぞれ、2以上の材料片を独立
して具備することができる。衣服に面した部分(17)は1つのみの材料片を具
備することが好ましく、着用者に面した部分(16)も1つのみの材料片を具備
することが最も好ましい。
【0038】 着用者に面した部分(16)、衣服に面した部分(17)、およびこれらの部
分のいずれかが具備する材料片は、接着結合、熱結合、圧力結合などの当業者に
知られている手段によって互いにしっかりと固定され、所望の袋の形態(con
figuration)を与える。着用者に面した部分(16)および衣服に面
した部分(17)が一緒になって封がされている縁(18)は、袋(11)の外
側ではなく内側に設けることができ、したがって袋(11)の外面(30)では
なく袋(11)の内面(15)にも及ぶ。
【0039】 したがって、種々の形状の袋が本発明の範囲内に属する。特に、好ましい形状
は、平坦な円形袋、円錐形袋、切頭円錐袋、および角錐袋または切頭円錐袋、な
らびに平坦なT字形袋である。
【0040】 本発明の好ましい一実施形態において、袋(11)は吸収性材料を含むことが
できる。吸収性材料は、液体を吸収し保持することのできる任意の吸収性材料を
具備することができる。吸収性材料は、使い捨ておむつや、一般にエアーフェル
ト(airfelt)と称される粉砕木材パルプのような他の吸収性用品に広く
用いられている広範な液体吸収性材料を含む。他の適当な吸収性材料の例には、
セルロースクレープ詰物、コフォームを含む溶融吹込ポリマー、化学的に硬化、
修飾または架橋したセルロース繊維、ティッシュラップおよびティッシュ積層を
含むティッシュ、吸収性フォーム、吸収性スポンジ、高吸収性ポリマー、吸収性
ゲル化材、あるいは他の公知の任意の吸収性材料またはその組合せが含まれる。
【0041】 吸収性材料は、袋(11)中に任意の適切な方法で配置することができる。た
とえば、吸収性材料は袋内に緩く配置してもよいし、袋(11)の内面(15)
にしっかりと固定してもよい。不織布およびフィルム基質に吸収性材料をしっか
りと固定する任意の知られた技術を用いて、吸収性材料を袋の内面(15)にし
っかりと固定することができる。吸収性材料は、任意の所望の形状または形態(
たとえば、長方形、卵型、円形など)を有するように配置することもできる。
【0042】 袋(11)は、開口部(21)を備え、これにより袋の空洞内に格納する前に
人体から糞便または尿を受け取る。開口部(21)はフランジ(12)に囲まれ
、円形、偏長(oblong)、ハート形などの任意の形または大きさでよく、
対称的でも非対称的でもよい。開口部は縦方向または横方向へ偏長形状を有する
ことが好ましく、開口部の輪郭は、各主軸が実質的に直交する2個の楕円の形で
あることが最も好ましい。
【0043】 フランジ(12)は、永久的な取付けまたは取外し可能な取付けを付与するこ
とができる当業者に知られている任意の手段によって、袋(11)に取り付けら
れる。しかしながら、フランジは接着剤によって袋に取り付けられることが好ま
しい。通常、袋は、入ってくる糞便物または尿にとって妨害とならないよう、フ
ランジの外側周辺に面してフランジに取り付けられる。
【0044】 フランジは、装着具を意図する着用者群に応じて任意のサイズで提供される。
同様に、フランジは任意の形で提供することができ、対称でやや偏長な形をとる
ことが好ましく、好ましくは複数のローブ(lobe)(14)を備える。
【0045】 フランジは、衣服が面した部分(22)および着用者が面した部分(23)を
備えている。好ましい実施形態では、これらは2つの大きな、実質的に平坦な表
面であるが、フランジ(12)は、着用者の肛門周辺領域および/または尾骨領
域に合うように設計された糞便処理装着具(10)の場合および生殖器領域およ
び/または肛門周辺領域に合うように設計された尿処理装着具(10)の場合に
は、突起、すなわち、前部突起(28)および/または後部突起(29)を備え
ることもできる。
【0046】 フランジ(12)は、肛門周辺領域または尿生殖器領域に容易に配置できるよ
うに柔らかく、軟質性で、かつ展性の(malleable)材料で作るべきで
ある。通常の材料には、不織布材、織布、連続気泡熱可塑性フォーム、独立気泡
熱可塑性フォーム、連続気泡フォームおよび伸縮不織布の複合物、およびフィル
ムが含まれる。ポリエチレンの独立気泡フォームが効果的であることが判明して
いるが、連続気泡ポリウレタンフォームを使用することがより好ましい。このよ
うなフォームは、0.1mmから5mmの一般的な範囲内の厚さと、5g/m から250g/m、より好ましくは50g/mの密度とを有することが好ま
しい。他の熱可塑性フォーム材料、またはこのようなフォームの前述の特性(す
なわち、柔らかさ、軟質性、伸縮性、および収縮性)を有する他の適切なプラス
チックシート材料を使用することもできる。使用中、開口部(21)を画定して
いるフランジ(12)の表面の端が別のものへ意図せずに付着することを防止す
る材料のスカートまたはフラップを形成するために、フランジ(12)の衣服に
面した部分(22)の材料が画定された開口部領域内にまで及ぶことが好ましい
【0047】 本発明によれば、ヒト***物処理装着具(10)は該装着具を着用者にしっか
りと固定する取付け手段をさらに備えている。このような手段は、ストラップを
含み、より好ましくは、フランジ(12)の着用者に面した部分(23)に塗布
される生体適合性(body−compatible)の感圧接着剤(20)を
備えている。
【0048】 使用前に接着剤(20)を保護するために、接着剤(20)は、シリコーン処
理した紙などのリリース手段(図示せず)で覆われていることが好ましい。接着
剤(20)はフランジの着用者に面した部分(23)全体を覆うことができ、フ
ランジ(12)はより好ましくは少なくとも1箇所、好ましくは2箇所から6箇
所の非接着部分を有する。これらの部分は接着剤なしでもよいし、あるいは不活
性化または覆われた接着剤を含有してもよい。図1から明らかなとおり、好まし
い実施形態において、非接着性であり、これにより接着剤との接触を回避しなが
ら装着具の設置および取り外しを容易にするように役立つことができるローブ(
14)をフランジ(12)の両側に提供するために、接着剤はフランジ(12)
の着用者に面した部分(23)全体に塗布しない。しかしながら、これらのロー
ブ(14)もリリース紙によって覆われることが好ましい。着用者の皮膚にヒト
***物装着具(10)を適用する前に、もしあればリリース手段を除く。
【0049】 本発明によれば、処理装着具を着用者の肛門周辺領域または尿生殖器領域へ取
り付けるために、ヒドロコロイド接着剤やヒドロゲル接着剤などの医学上承認さ
れた任意の耐水感圧性接着剤を使用することができる。比較的痛みのない適用お
よび除去を可能とする一方、敏感な肛門周辺領域において着用者の皮膚にフラン
ジを固定するための所望の接着性を付与する特に有効な接着剤は、3次元マトリ
ックスを形成する可塑剤含有架橋ポリマーから形成される。
【0050】 スロットコーティング、スパイラル、または溶球塗布(bead appli
cation)または印刷などの当技術分野で知られている任意の手段によって
、接着剤(20)をフランジ(12)の着用者に面した部分(23)に塗布する
ことができる。通常、接着剤(20)は、企図される最終用途に応じて、重量ベ
ースで20g/mから2500g/m、より好ましくは500g/mから
2000g/cm、最も好ましくは700g/mから1500g/m塗布
される。たとえば、小児に使用されるヒト***物処理装着具(10)の場合、接
着剤(20)の量は、接着剤の量は進行中の成人失禁者に対して設計したヒト排
泄物処理装着具(10)の場合より少なくすることができる。
【0051】 (本発明の詳細な説明) 本発明の袋(11)の形状をより詳しく明らかに説明するために、以下の項目
において、まず本明細書で用いる多くの用語を定義する。
【0052】 袋の形状は、袋を形成する材料により専ら画定される形状として理解する。し
たがって、袋(11)の形状は完全に幾何学的考慮によって画定される一方、袋
の形状の性質は、袋を形成する材料の内層に等しい圧力がかかるように該袋を空
気などのガスで膨らませたときに、より明確に同定することができる。しかしな
がら、袋を形成する材料が実質的に伸びないように圧力を十分に低くしなければ
ならない。
【0053】 材料片は、該袋(11)を、平らな表面上に平坦に置くことができる、袋(1
1)に用いられる材料から切り出した材料の一片に関して理解される。
【0054】 衣服に面した部分(17)は、糞便処理装着具(10)が装着されているとき
には一般に着用者から離れて配置され、衣服を着用しているときには衣服の方を
向いて配置されている、袋(11)の部分である。衣服に面した部分(17)は
開口部(21)を備えていない。衣服に面した部分(17)のサイズおよび形状
、特に縦および横のサイズおよび形状は、袋周囲縁(18)によって画定される
。該縁(18)または封が具備する材料片は衣服に面した部分(17)の一部を
形成しない。
【0055】 着用者に面した部分(16)は、開口部(21)を備え、糞便処理装着具(1
0)が装着されているときに一般に着用者の方を向いて配置されている、袋(1
1)の部分である。着用者に面した部分(16)のサイズおよび形状は、袋周囲
縁(18)によって画定される。該縁(18)または封に備えられている材料片
は着用者に面した部分(16)の一部を形成しない。
【0056】 衣服に面した部分(17)の表面領域、着用者に面した部分(16)の表面領
域、およびウインド(46)の表面領域は、上記部分の外表面(30)の領域で
ある。縁(18)が具備する材料は考慮しない。
【0057】 衣服に面した部分(17)について用いられる中心は、衣服に面した部分(1
7)の表面領域の中心である。
【0058】 本発明によれば、ウインドなどのヒト***物処理装着具用の視覚による点検手
段は、実施、着用者の満足度、および管理者の都合に必須のものである。
【0059】 このような視覚による点検手段は、透明な領域により提供される少なくとも1
つのウインド(46)の形態で提供することができ、該透明な領域は透明度がよ
り低い袋(11)の部分に囲まれている。より透明度の低いこれらの領域を不透
明領域と呼ぶ。本明細書に用いる透明とは、ASTM1003−92によって測
定したときに10%以下の不透明度(透明度の反対)をいう。本明細書で用いる
不透明とは、ASTM1003−92によって測定したときに10%より大きい
不透明度をいう。
【0060】 ウインド(46)およびその他の袋(11)の部分は、材料に関して同じでは
ない。ウインド(46)は、「ウインド材料」で提供される一方、その他の袋(
11)の部分は「袋材料」で提供される。
【0061】 ウインド材料は、適当な透明プラスチック材料から選択することができ、好ま
しい材料の中にポリエチレンおよびポリエステルがある。ウインド材料は、2つ
以上の層を備えていてもよく、2層以上の積層体を備えていてもよい。ウインド
材料は、十分な透明度を付与する不織布材を備えていてもよいが、不織布材を備
えていないことが好ましい。
【0062】 ウインド材料はポリエチレンの単層で提供されることが最も好ましい。そのよ
うな層の厚さは、10ミクロンと50ミクロンの間であることが好ましい。
【0063】 ウインド材料は、熱結合、超音波結合、接着結合などの当業者に知られた方法
により袋材料と合わせることできる。
【0064】 ウインド(46)は、円形、楕円形、三角形、長方形、四角形などの任意の形
状で提供することができる。円形が好ましい。
【0065】 ウインド(46)は、任意のサイズで提供することができる。個々のウインド
(46)はそれぞれ、1cmから100cmの表面領域を有することが好ま
しい。装着具(10)が備えるウインド(46)の総表面面積は、不透明領域の
総表面面積の1%から99%が好ましく、より好ましくは2%から50%、さら
により好ましくは5%から30%、最も好ましくは7%から20%である。
【0066】 該装着具は任意の数のウインドを備えていてもよく、1個から5個のウインド
を備えていることが好ましく、1個から2個のウインドを備えていることがより
好ましい。本発明の好ましい一実施形態において、2個のウインド(46)を備
える乳児が使用するための糞便処理装着具が提供される。双方のウインド(46
)は透明なポリエチレンホイルでつくられる。両方とも円形であり、直径5cm
である。該糞便処理装着具(10)の衣服に面した部分(17)は円形で、直径
18cmである。
【0067】 ウインド(46)は袋(11)の任意の位置に提供することができる。好まし
い一実施態様において、装着具(10)は1つのみのウインド(46)を備える
。ウインド(46)は、袋(11)の衣服に面する側の中心または中心近くに提
供されてもよい。ウインド(46)の最も好ましい位置は、図4に示したように
、ウインド(46)の中心を通る垂直な線が開口部(21)の中心を横切る位置
である。
【0068】 ウインド(46)のこの位置によって、典型的には、人が糞便処理装着具(1
0)を着用者に適用し、開口部(21)を通して着用者の肛門を見ることが可能
となる。装着具(10)の適切な機能のために、開口部(21)は肛門に合わせ
て設けられるゆえ、ウインド(46)は装着具(10)の配置に非常に有用であ
る。
【0069】 別の好ましい実施態様において、装着具(10)は、着用者に面した部分(1
6)または衣服に面した部分(17)のいずれかに位置し、かつ袋(11)の後
端部(rear end)を向いたウインド(46)を1つのみ備える。衣服に
面した部分(17)上の位置が好ましい。袋(11)の後端部は、糞便処理装着
具(10)が装着されている場合、尾骨に最も近い端部として理解される。着用
者に面した部分(16)および衣服に面した部分(17)と袋周囲縁(18)と
の2つの部分を備える好ましい実施態様の袋(11)において、ウインド(46
)は、縁(18)の尾骨末端(coccygeal end point)に近
い縁(18)に近接して付与することができる。縁(18)の尾骨末端は、着用
者の尾骨に最も近い縁(18)の末端であり、したがって一般に開口部(21)
の中心から最も離れている縁(18)の末端として理解する。縁(18)は、ウ
インド(46)の部分を具備してもよいし、具備しなくてもよい。
【0070】 別の好ましい実施態様において、装着具(10)は2つのウインド(46)を
備え、一方は衣服に面した部分(17)の中心位置にあり、もう一方は縁(18
)の尾骨末端に近接していることが好ましい。
【0071】 別の好ましい実施態様において、装着具(10)を衣服または使い捨ておむつ
と組み合わせる場合、ウインド(46)はこの組み合わせに最も適合するように
選ぶことが好ましい。おむつは、該おむつを取り除くことなく装着具の点検が可
能となるように、ヒト***物処理装着具のウインド(46)に合わせてあるウイ
ンドを具備するように応用してもよい。
【0072】 袋(11)が別の点検手段を備えることができる本発明の別の実施態様におい
て、それらは光学手段でもよいし、電子工学手段でもよい。このような点検手段
は、全体的にまたは部分的にのみ袋(11)が備えていてもよいし、糞便処理装
着具(10)の他の部分が備えていてもよい。1つの点検手段は、化学反応によ
り色を変化させる湿度表示計である。
【0073】 (ヒト***物処理装着具と組み合わせて装着するおむつの詳細な説明) 本発明のヒト***物処理装着具は、衣服またはおむつ(50)、好ましくは図
2に引用する使い捨ておむつと組み合わせて使用するときに特に有用かつ有益で
あることが見出されている。以下の項目で、糞便処理装着具(10)について述
べるが、尿処理装着具もおむつ(50)との組み合わせに適している。例えば、
糞便処理装着具(10)は、使い捨ておむつ(50)を用いる前に、まず着用者
の肛門周辺領域に置くことが好ましい。特に、おむつ(50)は、糞便処理装着
具(10)上に位置し、好都合な方法で着用者の体を取り巻いてしっかり固定す
る。尿と糞便物との間の非常に良好な分離を付与することに加えて、特に、典型
的な着用者群には高齢の着用者、非常に若い着用者、および不健康な着用者が含
まれるためにときどき生じ得る皮膚の痛みが糞便処理装着具(10)とおむつ(
50)とを組み合わせた系によって実際に減少することが見出されている。実際
には、糞便処理装着具(10)の存在により、着用者の皮膚とおむつ(50)、
すなわち、おむつ(50)の吸収コア(58)の一部との間で分離層を形成する
。このおむつ(50)は、好都合なタイプとすることもできるし(その実施態様
を以下に記載するが、限定する例では全くない)、本発明の技術にしたがって、
効果的で心地よい方法で糞便処理装着具(10)を含むように適合させることも
できる。
【0074】 本明細書に用いられる「使い捨ておむつ」とは、生体排出物を吸収し、入れる
製品をいう。より具体的には、着用者の体に対してまたは近くに置いて、生体か
ら***される種々の***物を吸収し、入れる製品であって、かつ1回使用後に捨
ててしまうこと(すなわち、それらを洗濯したり、さもなくば再保存したり再利
用したりはしないこと)を意図する製品であり、好ましくはリサイクルしたり、
堆肥にしたり、さもなくば環境に適合する方法で処分することを意図する製品で
ある。
【0075】 図3は、外面の一部をカットして内部が見えるようにした、糞便処理装着具(
10)上の着用者に配置する前の、本発明を具現するおむつ(50)の斜視図で
ある。図3で見ることができるように、好ましいおむつ(50)は、胴体部(5
2)および再固定可能な機械的固定装着具(54)を備える。好ましい胴体部(
52)は、液体透過トップシート(56)、吸収コア(58)、液体不透過バッ
クシート(60)、および弾性的収縮性脚用カフ(elastically c
ontractible leg cuffs)(62)を備える。脚用カフ(
62)はそれぞれ、サイドフラップ(64)および1つ以上の弾性構成要素(6
6)を備えることが好ましい。分かり易くするため、たった1つの弾性構成要素
(66)をサイドフラップ(64)中に示す。トップシート(56)、吸収コア
(58)、バックシート(60)、サイドフラップ(64)、および弾性構成要
素(66)は、種々の周知形態で組み立てることができる。好ましい使い捨てお
むつの形態は、米国特許第3,860,003号に示され一般的に記述され、さ
らにより好ましい使い捨ておむつの形態は、WO93/16669に示され一般
的に記述されている。好ましいおむつの形態において、バックシート(60)は
トップシート(56)と合わせ、吸収コア(58)はトップシート(56)とバ
ックシート(60)との間に配置し、サイドフラップ(64)は吸収コア(58
)の各サイドエッジから外側にまたはこれに沿って広がり、弾性構成要素(66
)は各サイドフラップ(64)と調整可能に関連する。
【0076】 図3は、胴体部(52)を示しており、該胴体部中でトップシート(56)お
よびバックシート(60)が一緒に広がり、吸収コア(58)の縦および横の寸
法よりも一般に大きな縦および横の寸法を有している。トップシート(56)は
バックシート(60)上に重ねられ、これにより胴体部(52)の周辺部(68
)が形成される。
【0077】 胴体部(52)は、内表面(74)および外表面(76)を有する。バックシ
ート(60)を用いる場合、該バックシートは一般に胴体部(52)の外表面(
76)を形成する。内表面(74)は、外表面(76)の反対側のおむつ(50
)の表面であり、示された実施態様において、トップシート(56)により形成
されている。一般に、おむつ(50)の内表面(74)は、外表面(76)とと
もに広がる表面であって、おむつ(50)を着用した場合に着用者と接触するよ
り広い部分のための表面である。
【0078】 胴体部(52)の吸収コア(58)は、一般に圧縮可能で、心地よく、着用者
の皮膚に痛みを与えず、尿などの液体および他の生体***物を吸収し保持するこ
とが可能な、任意の吸収手段とすることができる。吸収コア(58)は、種々の
サイズおよび形状(例えば、長方形、砂時計、T字形状、対称形など)で製造す
ることができ、かつ使い捨ておむつや、エアフェルトと一般に呼ばれる粉砕され
た木材パルプなどのその他の吸収用製品に広く用いられる種々の液体吸収性材料
料から製造することができる。その他の適当な吸収性材料料の具体例には、セル
ロースクレープ詰物、コフォームを含む溶融ポリマー、架橋セルロース繊維、テ
ィッシュラップを含むティッシュ、吸収フォーム、吸収スポンジ、超吸収ポリマ
ー、吸収ゲル化材料、または他の既知の吸収性材料または材料の組合せが含まれ
る。吸収コア(58)の形態および構成も種々のものとすることができる(例え
ば、吸収コア(58)は、種々の厚さ帯、親水性勾配、超吸収性勾配、または低
平均密度および低平均坪量獲得帯(lower average basis
weight acquisition zones)を有していてもよいし、
あるいは1つ以上の層または構造を有していてもよい。)さらに、吸収コア(5
8)のサイズおよび吸収能力は、幼児から成人まで及ぶ着用者に適応させるため
に種々のものとすることができる。
【0079】 バックシート(60)は液体(例えば尿)透過性であり、薄いプラスチックフ
ィルムから製造されることが好ましく、熱可塑性プラスチックから製造されるこ
とがより好ましいが、他の軟質性の液体透過性材料も用いることができる。本明
細書に用いられる「軟質性」という用語は、伸展性で(compliant)、
人体の全身の形状および外形に容易に合致する材料をいう。バックシート(60
)は、吸収コア(58)中に吸収され入れられた滲出物がおむつ(50)と接触
して下着や寝具類などの製品を汚すことを妨げる。したがって、バックシート(
60)はポリエチレンまたはポリプロピレンの熱可塑性プラスチックなどの高分
子フィルム、またはフィルムコーティングされた不織布材などの複合材料を備え
ていてもよい。代表的なフィルムは、Tredegar Industries
Inc.(米国、インディアナ州テレホート)またはBP−Chemical
Plas Tec, Rotbuchenstrasse 1, D−800
0(ドイツ、ミュンヘン)により製造されたものである。
【0080】 バックシート(60)は、より布様の外観を付与するように織られていること
が好ましい。さらに、バックシート(60)は、例えば微小な開口部を設けるこ
とにより滲出物がバックシート(60)を通り抜けること妨げておく一方、吸収
コア(58)から蒸気が漏れるようにされていてもよい。バックシート(60)
のサイズは、吸収コア(58)および選択された正確なおむつの設計により決定
される。
【0081】 おむつのトップシート(56)は、伸展性で、柔らかい感じを与え、着用者の
皮膚に対して痛みを与えない。さらに、トップシート(56)は、液体(例えば
尿)がその層厚を容易に通り抜けることを可能とする液体透過性である。適当な
トップシート(56)は、多孔性フォーム、網目状フォーム、アパーチャフィル
ム;または天然繊維(例えば、木材または綿繊維)の織布または不織布または天
然繊維と合成繊維との組み合わせから得られる織布または不織布などの種々の材
料から製造することができる。吸収コア(58)中で保持できる液体から着用者
の皮膚を隔離する材料でつくられることが好ましい。
【0082】 トップシート(56)の製造に用いることができる製造技術が多数ある。例え
ば、トップシート(56)は繊維の不織布であってもよい。代表的なトップシー
ト(56)は、繊維業界の当業者に周知の手段によりボール紙製であって(ca
rded)、熱により結合される。適したトップシート(56)は、Verat
ec Inc.,International Paper Company事
業部(米国、マサチューセッツ州ウォルポール)により製造される。失禁用の衣
服に特に好ましいトップシート(56)は、成形された熱可塑性フィルムである
【図面の簡単な説明】
本発明は、以下の附属の図面と組み合わせて上記の記載から一層よく理解でき
るものと信じる。
【図1】 本発明に係る好ましい糞便処理装着具(10)の斜視図である。
【図2】 図1に示された好ましい糞便処理装着具(10)の断面図である。
【図3】 アプリケーター(40)を備える本発明に係る別の好ましい糞便処理装着具(
10)の断面図である。
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 エヴァ スザンネ ドミーニク トゥルー ネ イタリア イ−65123 ペスカーラ ヴィ ア エンメ. カスターグナ 52 Fターム(参考) 4C098 AA09 CC18 CD01 DD10 DD23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋(11)を備えたヒト***物処理装着具であって、前記袋
    (11)が少なくとも1つの透明領域と少なくとも1つの不透明領域を備えるこ
    とを特徴とするヒト***物処理装着具。
  2. 【請求項2】 前記透明領域が前記不透明領域の総表面領域の7%から20
    %の総表面面積を有することを特徴とする、請求項1に記載のヒト***物処理装
    着具。
  3. 【請求項3】 前記透明領域がそれぞれ独立して1cmおよび100cm の間の表面領域を有することを特徴とする、請求項1から2のいずれか1項に
    記載のヒト***物処理装着具。
  4. 【請求項4】 前記袋(11)が透明領域を1つのみ有することを特徴とす
    る、請求項1から3のいずれか1項に記載のヒト***物処理装着具。
  5. 【請求項5】 前記透明領域が実質的にプラスチック材料からなることを特
    徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のヒト***物処理装着具。
  6. 【請求項6】 前記不透明領域が不織布材を備えることを特徴とする、請求
    項1から5のいずれか1項に記載のヒト***物処理装着具。
  7. 【請求項7】 前記不透明領域が前記不織布材を備える積層体を備えること
    を特徴とする、請求項6に記載のヒト***物処理装着具。
  8. 【請求項8】 前記袋(11)が、着用者に面した部分(16)、衣服に面
    した部分(17)、および袋周囲縁(18)を備えることを特徴とする、請求項
    1から7のいずれか1項に記載のヒト***物処理装着具。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つの前記透明領域が前記衣服に面した部分(1
    7)の中心を含むことを特徴とする、請求項8に記載のヒト***物処理装着具。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの前記透明領域が前記袋周囲縁(18)の
    尾骨末端に近接していることを特徴とする、請求項8に記載のヒト***物処理装
    着具。
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