JP2002533276A - エレベータ用の引張り部材 - Google Patents
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Abstract
Description
に関する。
とを連結する2本またはそれ以上のロープ、ロープを駆動する駆動綱車、及び駆
動綱車を回転させる機械を備えている。これらのロープは、鋼製ワイヤをよった
ものつまり捻ったものであり、綱車は、鋳鉄からなるものである。機械として、
ギアを備えたもの、もしくは備えていないもののどちらを利用することもできる
。ギアを備えた機械によって、より小型で低コストの高速モータを使用すること
が可能となるが、付加的な整備及び空間が必要となる。
ト効率が高いことが分かっているが、これらを使用する際には制限がある。1つ
の制限は、ロープと綱車との間の牽引力である。このような牽引力は、ロープの
接触角を増大させること、もしくは綱車に溝部を切りこむこと、によって、増加
させることができる。しかし、これらの技術を利用した場合、摩耗(接触角)も
しくはロープ圧力(切りこみ)が増大することに起因して、ロープの耐久性が低
下してしまう。牽引力を増加させる他の方法は、合成材料から形成されたライナ
を綱車の溝部に設けることである。このようなライナによって、ロープ及び綱車
の摩耗が緩和されると同時に、ロープと綱車との間の摩擦係数が増加する。
イヤロープの柔軟性及び疲労特性に関する。エレベータの安全規約では、現在、
各鋼製ロープの最小直径d(CENではdmin=8mm、ANSIではdmin=9
.5mm(3/8“))が規定され、かつ牽引式エレベータのD/d比が40以
上であること(D/d≧40)が要求されている。Dは、綱車の直径である。こ
れにより、綱車の直径Dは、少なくとも320mm(ANSIでは380mm)
と規定される。綱車の直径Dが大きいほど、エレベータ装置を駆動するために機
械に要求されるトルクが大きくなる。
合成繊維からなる荷重運搬ストランドを有するロープが、エレベータの鋼製ワイ
ヤロープに替わるものとして提案されている。このような提案を行っている最近
の文献には、グラデンベック等に付与された米国特許第4,022,010号、
ウィルコックスに付与された米国特許第4,624,097号、クリース等に付
与された米国特許第4,887,422号、およびデアンジェリス等に付与され
た米国特許第5,566,786号が含まれる。これらに文献には、鋼繊維をア
ラミド繊維に替えることの利点として、重量に対する引張り強度の比率の向上、
およびアラミド材料による柔軟性の向上とともに、ロープと綱車の合成繊維間で
牽引力が向上する可能性があることが挙げられている。
短いことである。ロープ圧力(Prope)は、ロープが綱車上を移動する際に発生
するものであり、ロープにおける張力(F)に正比例し、かつ綱車の直径D及び
ロープの直径dに反比例する(つまりPropeはF/(Dd)に比例する)。加え
て、綱車に切りこみを入れるといった牽引力増大技術が適用された綱車の溝部形
状によって、ロープが受ける最大ロープ圧力がいっそう増大する。
、またこれにより綱車直径Dが減少する可能性があるが、ロープは、なおも大き
なロープ圧力にさらされる。綱車直径Dとロープ圧力は逆比例するので、アラミ
ド繊維からなる従来のロープによって得られる綱車直径の減少が制限されている
。加えて、アラミド繊維は、高い引張り強度を有する一方で、横方向の負荷を受
けたときに損傷しやすい。D/dの必要条件が減少しても、結果的に生じるロー
プ圧力によってアラミド繊維が不当に損傷され、ロープの耐久性が低下するおそ
れがある。
び技術者は、エレベータ装置を駆動するための、効率及び耐久性が優れた方法及
び装置の開発に努めている。
有し、ここで、アスペクト比は、引張り部材の幅w対厚さtの比として定義され
る(アスペクト比=w/t)。
より、ロープ圧力を分配するように最適化された幅寸法によって定められる接触
面が得られる。従って、引張り部材における最大圧力が最小化される。さらに、
アスペクト比が1に等しい円形ロープに比べて、アスペクト比を増加させること
により、引張り部材の断面積を一定に保ちながら引張り部材の厚さを減少させる
ことができる。
複数の独立した荷重運搬コードを有する。このコーティング層は、個々のコード
を分離するとともに、駆動綱車との接触面を定める。
ることができる。これにより、同様の荷重運搬能力を有する従来のロープを備え
るエレベータに比べて最大ロープ圧力がかなり減少する。さらに、同等の負荷容
量に対して、(曲げ方向に測定された)有効なロープ直径“d”が減少する。従
って、D/d比を減少させることなく、綱車直径“D”の値を小さくすることが
できる。さらに、綱車の直径Dが最小となることで、ギアボックスを必要とする
ことなく、低コストで、かつ小型の高速モータを駆動機械として使用可能となる
。
ストランドによって構成される。このような材料の重量、強度、耐久性、そして
特に柔軟性を有するコードを本発明の引張り部材に組み込むことによって、最大
ロープ圧力を許容限度内に維持する一方で、許容できる駆動綱車直径をさらに減
少させることができる。上述したように、綱車の直径が小さいと、綱車を駆動す
る機械に要求されるトルクが減少するとともに、回転速度が増加する。従って、
より小さく、かつ低コストの機械を使用してエレベータ装置を駆動することが可
能となる。
ランドから形成されている。適切な寸法および構成とされた柔軟性を有する金属
材料のコードを、本発明の引張り部材に組み込むことによって、駆動綱車の許容
直径が減少すると同時に、ロープの最大圧力を許容限界値以下に維持することが
できる。
層は、鋳鉄もしくは他の金属材料からなる駆動綱車と接触する従来の鋼製ロープ
に比べて牽引力を向上させる。第2に、コーティング層によって、金属製コード
が密閉され、従来の鋼製ロープで要求されるコードの連続的な潤滑の必要がなく
なる。第3に、コーティング層は、コードの隣接するストランド間の空間を満た
し、ワイヤ間の接触を防止する。このような接触は、コードのフレッチングや劣
化につながる。
剤や炎などの環境要因による偶然の損傷を防止する。これは、特に火事の場合に
重要である。非金属製および金属製コードの両方に関して、コーティング層を難
燃性成分で形成することができる。難燃性のコーティング層は、熱および火災に
弱いおそれのある非金属製コードに対する火災の影響を最小に抑える。さらに、
鋼や他の金属製コードは、本質的に難燃性であるが、難燃性のコーティングを有
することで、燃えてロープから遊離したコーティング層材料が、昇降路内で周囲
に損傷を与える事態を避けることができるという付加的な利点が得られる。コー
ティング層を難燃性にすることで、コーティング層材料がロープから分離して周
囲に損傷を与えるおそれが少なくなる。
す。本発明の他の特定の実施例では、エレベータ装置の牽引駆動装置は、アスペ
クト比が1よりも大きい引張り部材とこの引張り部材を受けるように形状づけら
れた牽引面を有する駆動綱車とを含む。引張り部材は、その幅寸法によって定め
られる接触面を備える。綱車の牽引面と接触面は、相補的な形状となっており、
牽引力を与えるとともに引張り部材と綱車の間の接触状態を案内する。他の構成
では、牽引駆動装置は、駆動綱車と接触する複数の引張り部材を含み、綱車は、
両側に設けられた一対のリムと隣接する引張り部材の間に設けられた1つまたは
それ以上のデバイダを備えている。一対のリムとデバイダは、引張り部材を案内
するように機能し、ロープが緩んだ場合などに全体のアライメントに問題が起こ
るのを防止する。
り部材の摩耗を最小にする材料によって綱車の牽引面が定められる。1つの構成
では、牽引面は、綱車に備えられた綱車ライナと一体に設けられている。他の構
成では、牽引面は、駆動綱車に接合されたコーティング層によって定められてい
る。更に他の構成では、駆動綱車は、牽引面を定めている材料から形成される。
に説明したが、引張り部材は、間接ロープ式エレベータ装置、リニアモータ駆動
のエレベータ装置、および釣合いおもりを有する自動推進式エレベータなど、引
張り部材の駆動に駆動綱車を使用しないエレベータ用途でも有用かつ有益であり
うる。このような用途では、エレベータ装置に必要な空間を減少させるために綱
車の減少した寸法が有用でありうる。本発明に係る上記および他の目的、特徴、
および利点は、以下の実施形態および添付図面によっていっそう明らかになる。
かご14、釣合いおもり16、牽引駆動装置18、及び機械20を備えている。
牽引駆動装置18は、かご14と釣合いおもり16とを相互に連結する引張り部
材22と、駆動綱車24と、を備えている。綱車24の回転により、引張り部材
22、ひいてはかご14及び釣合いおもり16が移動するように、引張り部材2
2は綱車24と接触している。機械20は、綱車24と係合して、これを回転さ
せる。ギアを備えた機械20が図示されているが、この構成は単に例示的なもの
であり、本発明は、ギアを備えた機械または備えていない機械のどちらでも利用
可能である。
22は、共通コーティング層28の内部に複数のコード26を含む単一部材であ
る。各ロープ26は、商業的に入手可能なアラミド繊維といった高強度の合成非
金属繊維のストランドがよられたものつまり捻られたものから形成されている。
コード26は、長さが等しく、コーティング層28内で幅方向にほぼ等間隔で離
間されており、かつ幅寸法に沿って直線状に配置されている。コーティング層2
8は、ポリウレタン材料、好ましくは熱可塑性ウレタンより形成され、この材料
は、個々のコード26の他のコード26に対する長手方向移動を拘束するように
、複数のコード26上およびその中を通って押し出される。他の実施例には、透
明な材料を使用するものも含まれ、このような材料は、平形ロープの目視検査を
容易とするので有利でありうる。もちろん、色は、構造には無関係である。牽引
力、摩耗性、コード26への牽引負荷の伝達、環境要因に対する耐性などのコー
ティング層に要求される機能を十分に満たせば、他の材料もコーティング層28
として使用可能である。さらに、熱可塑性ウレタンの機械的性質に満たない他の
材料を使用した場合には、綱車直径を飛躍的に縮小するという本発明の更なる利
点が完全に得られないおそれがある。熱可塑性ウレタンの機械的性質を利用した
場合には、綱車直径が100ミリメートル以下に縮小可能である。コーティング
層28は、駆動綱車24の対応する面と接触する接触面30を定める。
の長さに対して横方向に測定した幅wと、綱車24を中心とした引張り部材22
の曲げ方向に測定した厚さt1を有する。各コード26は、直径dを有し、かつ
距離sによって離間されている。さらに、コード26と接触面30の間のコーテ
ィング層28の厚さt2、およびコード26と反対側の面との間の厚さt3は、
t1=t2+t3+dとなるように定められる。
が得られ、ここで、アスペクト比は、幅w対厚さt1の比(アスペクト比=w/
t1)として定義される。アスペクト比が1の場合は、従来の円形ロープで一般
的な円形の断面に対応する。アスペクト比が高いほど、引張り部材22の断面が
より平坦になる。引張り部材22を平らに延ばすと、断面積すなわち荷重運搬能
力を犠牲にすることなく、引張り部材22の厚さt1が最小となるとともに幅w
が最大となる。この形状により、ロープ圧力が引張り部材22の幅に亘って分配
されるとともに、断面積つまり荷重運搬能力が同等な円形ロープに比べて最大ロ
ープ圧力が減少する。コーティング層28内に5本の独立したコード26が配置
されている図2の引張り部材22では、アスペクト比が5より大きい。アスペク
ト比は、5より大きく図示されているが、アスペクト比が1より大きく、特にア
スペクト比が2より大きい引張り部材によって利点が得られると思われる。
び引張り部材22に亘るロープの応力分配によって決定される。荷重を考慮する
と、隣接するコード26の離間距離sを最小とし、コード26間のコーティング
材料の量を減少させることが望ましい。しかし、ロープの応力分配を考慮すると
、隣接するコード26間のコーティング層における過剰な応力を防止するように
、コード26を互いに近接した距離で設けることが制限されうる。これらの考慮
すべき事項に基づいて、荷重運搬に関する特定の必要条件に対して離間距離を最
適化することができる。
材料の摩耗特性によって決定される。上述したように、コーティング層28内の
過剰な応力を防止すると同時に、引張り部材22の耐用年数が最大となるように
十分な材料を提供することが望ましい。
る。図1に示したように、引張り部材22は、単一の綱車24上を移動するので
、頂面32が綱車24と接触しない。この用途では、引張り部材22が綱車24
上を移動するときのひずみに耐えうる十分な厚さを有する限り、厚さt3を非常
に薄くすることができる。また、厚さt3内の張力を減少させるように、引張り
部材の表面32に溝を切ることが望ましい場合もある。一方、引張り部材22を
、第2の綱車の周りで反対方向に曲げる必要のあるエレベータ装置で使用する場
合には、t2と同等な厚さt3が要求されうる。この用途では、引張り部材22
の頂面32と下面30の両方が接触面となり、これらの面の摩耗と応力に関する
必要条件は同様となる。
上述のように、コード26の柔軟性が最大、かつ応力が最小となるように、厚さ
dをできる限り小さく維持することが望ましい。
いるものを示したが、コスト、耐性および製造の容易性などの理由により、アス
ペクト比が1より大きいものを含め、他の形状を有する個々のロープを引張り部
材22に利用することも可能である。実施例では、長円形ロープ34(図6b)
、平形つまり方形のロープ36(図6c)、もしくは、引張り部材22の幅に亘
って配置された単一の平形ロープ38(図6d)、が利用されている。図6dの
実施例の利点は、ロープ圧力がより均一に分散されるため、引張り部材22にお
けるロープの最大圧力が、他の形状の場合よりも低減されることである。ロープ
はコーティング層内部に挿入され、コーティング層によって接触面が定められて
いるため、実際のロープ形状は、牽引力のためにはあまり重要ではなく、他の目
的のために最適化されうる。
れたものから形成され、各ストランドは、7本の金属ワイヤが捻られたものから
なる。本発明のこの構成の好適な実施例では、高炭素鋼が用いられる。鋼は、冷
間引抜きされるとともに亜鉛めっきされ、このような処理によって得られる周知
の強度及び耐食性を有することが好ましい。コーティング層は、好ましくは、エ
ーテルベースで、かつ難燃性成分を含んでいるポリウレタン材料である。難燃性
は、本質的に難燃性であるコーティング材料を選択するか、もしくは添加剤を加
えてコーティング層材料を難燃性とすることができる。このような添加剤の例に
は、リン酸エステル、メラミン、ハロゲンが含まれる。
トランド27は、7本のワイヤを有しており、中心ワイヤ31の周りに6本のワ
イヤ29が捻られた状態となっている。各コード26は、中心に配置された1本
のストランド27aと、中心のストランド27aの周りに捻られた6本の外側ス
トランド27bと、を有する。好ましくは、中心ストランド27aを構成する個
々のワイヤ29の捻りパターンは、中心ストランド27aの中心ワイヤ31の周
りに単一方向に捻られたものであり、外側ストランド27bのワイヤ29は、外
側ストランド27bの中心ワイヤ31の周りに反対方向に捻られている。ストラ
ンド27aにおいてワイヤ29が中心ワイヤ31の周りに捻られているのと同一
の方向で、外側のストランド27bは、中心ストランド27aの周りに捻られて
いる。例えば、1つの実施例では、個々のストランドが中心ワイヤ31を有して
おり、中心ストランド27aでは、中心ワイヤ31の周りに6本のワイヤ29が
時計方向に捻られ、外側ストランド27bでは、ワイヤ29が反時計方向に捻ら
れている。さらに、コード26のレベルでは、外側ストランド27bは、中心ス
トランド27aの周りに時計方向に捻られている。捻りの方向によって、コード
の全ワイヤにおける荷重分配特性が改善される。
用いることが重要である。各ワイヤ29,31の直径は、0.25ミリメートル
未満であり、好ましくは、約0.10〜0.20ミリメートルである。特定の実
施例では、ワイヤの直径は、0.175ミリメートルである。小さな寸法のワイ
ヤを好んで用いることによって、直径の小さな綱車を使用することができるとい
う利点が得られる。直径の小さなワイヤは、平形ロープのストランドに過剰な応
力を加えることなく、(直径約100ミリメートルの)小さな直径の綱車の曲げ
半径に耐えうる。本発明のこの特定の実施例において、好ましくは全直径が約1
.6ミリメートルの、複数の細いコード26を平形ロープのエラストマに挿入し
ているため、各コードに加わる圧力が、従来技術のロープよりもはるかに低減さ
れる。nを平形ロープ内部の平行なコードの数とすると、所定の荷重およびワイ
ヤ断面積に対して、コード圧力は少なくともn-1/2に減少する。
各コード26における中心ストランド37aの中心ワイヤ35の直径が大きくな
っている。例えば、上述した実施例の(直径0.175ミリメートルの)ワイヤ
29が利用される場合、全コードの内中心ストランドの中心ワイヤ35のみが、
約0.20〜0.22ミリメートルの直径を有する。このように中心ワイヤの直
径を変更することの効果は、ストランド37aの周りに捻られているストランド
37b間の接触が低減されるだけでなく、ワイヤ35を囲んでいるワイヤ29間
の接触が低減されることである。このような実施例では、コード26の直径は、
上述した実施例の1.6ミリメートルよりも僅かに大きくなる。
、図8の実施例の概念を発展させることによって、ワイヤとワイヤとの間、スト
ランドとストランドとの間、の接触がさらに低減されている。本発明のコードは
、3つの異なる寸法のワイヤを用いて構成されている。この実施例では、最も太
いワイヤは、中心ストランド200の中心ワイヤ202である。中間の直径を有
するワイヤ204は、中心ストランド200の中心ワイヤ202の周りに配置さ
れており、中心ストランド200の一部となっている。この中間の直径を有する
ワイヤ204は、さらに、全ての外側ストランド210の中心ワイヤ206とな
っている。最も小さな直径のワイヤは、208の符号が付されており、各外側ス
トランド210において各ワイヤ206に巻きついている。この実施例の全ワイ
ヤの直径もまた、0.25mm未満である。代表的な実施例では、ワイヤ202
を0.21mm、ワイヤ204を0.19mm、ワイヤ206を0.19mm、
ワイヤ208を0.175mm、とすることができる。この実施例では、ワイヤ
204およびワイヤ206は、直径が等しく、単に配置に関する情報を提供する
ために、別個に符号が付されている。本発明は、ワイヤ204およびワイヤ20
6の直径が等しいものに限定されない。用いられているワイヤの全ての直径は、
単に例示的なものであり、中心ストランドの外側ワイヤ間の接触が低減され、外
側ストランドの外側ワイヤ間の接触が低減され、かつ外側ストランド間の接触が
低減されるような接合の原理に従って再編成することが可能である。(単に例示
的な目的のために)記載された実施例では、外側ストランドの外側ワイヤ間には
、0.14mmの間隔が得られる。ワイヤ間の空間は、コードにコーティング層
を施す工程においてコーティング材料で満たされる。この結果、コーティング層
が、ワイヤ間の接触を減少させることに寄与する。
いる。基部40は、鋳鉄からなるとともに、溝部46を構成するように綱車24
の両側に配置された一対のリム44を備えている。ライナ42は、牽引面50を
有する基部48と、綱車24のリム44によって支持されている一対のフランジ
52と、を備えている。ライナ42は、例えば出願人が有する米国特許第5,1
12,933号に記載されているようなポリウレタン材料、もしくは、コーティ
ング層28の接触面30とともに所望の牽引力を提供し、かつ摩耗性を有するよ
うな他の適した材料から形成される。引張り部材22もしくは綱車24を交換す
る際のコストは高いため、牽引駆動装置18において、綱車24もしくは引張り
部材22ではなく、綱車のライナ42が摩耗することが望ましい。従って、ライ
ナ42は、牽引駆動装置18において、犠牲層として機能する。ライナ42は、
接合もしくは他の一般的方法により溝部46内に保持されているとともに、引張
り部材22を受容するための牽引面50を画定している。牽引面50は、直径D
を有する。牽引面50と接触面30との間の接触によって、エレベータ装置12
を駆動するための牽引力が得られる。上述した牽引部材とともに利用される綱車
の直径は、従来技術の綱車よりも飛躍的に減少する。特に、本発明の平形ロープ
とともに利用される綱車の直径は、100mm以下にまで減少されうる。当業者
にはすぐ認識されうるように、このように綱車の直径が減少することによって、
非常に小さな機械を使用することが可能となる。実際、機械の寸法は、例えば一
般的な8人乗りエレベータのための低層用ギアレス装置において通常の寸法の1
/4に減少されうる。このことは、100mmの綱車によって必要なトルクが約
1/4に低減し、モータの回転速度が増大するためである。従って、図示されて
いる機械にかかるコストが減少する。
いない綱車とともに引張り部材22を利用することも可能なことは、当業者には
明らかであろう。ライナ42に代えて、ポリウレタンといった選択された材料の
層を綱車にコーティングすることもでき、もしくは、綱車を、適切な合成材料か
ら形成つまり成形することも可能である。このような実施例は、綱車の寸法が減
少したことにより、綱車のライナを交換するよりも単に綱車全体を交換する方が
低コストであることが確認された場合にコスト効率が良好となりうる。
54が画定されている。リム44およびライナ42のフランジ52は、引張り部
材22と綱車24との間の接触に対する境界面を定め、引張り部材22が綱車2
4から外れないようにこの接触状態を案内するようになっている。
は、牽引駆動装置18は、3本の引張り部材56および駆動綱車58を備えてい
る。各引張り部材56の形状は、図1および図2に関して説明した引張り部材2
2と同様である。駆動綱車58は、基部62、綱車58の両側に配置された一対
のリム64、一対のデバイダ66および3つのライナ68を備えている。デバイ
ダ66は、横方向に、リム64から離間されているとともに、互いに離間されて
おり、ライナ68を受容する3つの溝70を画定している。図2に関して説明し
たライナ42と同様に、各ライナ68は、1つの引張り部材56を受容する牽引
面74を画定する基部72と、リム64もしくはデバイダ66に隣接する一対の
フランジ76と、を備えている。さらに図2に示されているように、ライナ42
は、引張り部材の端部とライナ42のフランジ76との間にスペース54が存在
しうる幅となっている。
凸面形状の牽引面88を有する綱車86が示されている。このような牽引面88
の形状によって、運転中、平形引張り部材90が中心位置に保持される。図5に
は、被覆されたコード96によって定められる、形状づけられた接触面94を有
する引張り部材92が示されている。駆動綱車98は、ライナ100を備えてお
り、このライナ100は、引張り部材92の外形に対して相補的な外形を有する
牽引面102を有する。このような相補的形状によって、引張り部材が接触状態
で案内されるとともに、引張り部材92と駆動綱車98との間の牽引力が増大す
る。
大圧力が著しく減少し、これに対応して、綱車の直径および要求されるトルクが
減少する。このようなロープの最大圧力の減少は、引張り部材の断面のアスペク
ト比が1より大きいことに起因する。このような形状の場合、引張り部材が図6
dに示されたようなものであるとすると、ロープの最大圧力の概算値は、以下の
ように計算される。
状の場合も、ロープの最大圧力は、ほぼ同様となるが、個々のロープが不連続な
ことに起因して僅かに大きい値となる。円形ロープが円形状溝部内にある場合、
ロープの最大圧力の概算値は、以下のように計算される。
プの最大圧力が少なくとも27%大きい値となる。より重要なことは、幅wがコ
ードの直径dよりもはるかに大きいことであり、これによって、ロープの最大圧
力が著しく減少する。従来のロープ用溝部が切り込まれている場合には、ロープ
の最大圧力はいっそう大きくなるため、平形引張り部材を用いることによって、
ロープの最大圧力を相対的に減少させることができる。本発明の引張り部材の他
の利点は、引張り部材の厚さt1が、同等の荷重運搬能力を有する円形ロープの
直径dよりもはるかに小さいことである。このことによって、引張り部材の柔軟
性が、従来のロープよりも向上する。
囲から逸脱することなく、様々な変更、省略および追加を行うことができること
は、当業者には認識されよう。
施例の断面図である。
に相補的な形状を有する駆動綱車と引張り部材を示す、他の実施例の断面図であ
る。
る単一のコードの拡大断面図である。
トランドは、7本のワイヤを有しており、中心ワイヤ31の周りに6本のワイヤ
29が捻られた状態となっている。各コード26は、中心に配置された1本のス
トランド27aと、中心のストランド27aの周りに捻られた6本の外側ストラ
ンド27bと、を有する。好ましくは、中心ストランド27aを構成する個々の
ワイヤ29の捻りパターンは、中心ストランド27aの中心ワイヤ31の周りに
単一方向に捻られたものであり、外側ストランド27bのワイヤ29は、外側ス
トランド27bの中心ワイヤ31の周りに反対方向に捻られている。ストランド
27aにおいてワイヤ29が中心ワイヤ31の周りに捻られているのと同一の方
向で、外側のストランド27bは、中心ストランド27aの周りに捻られている
。例えば、1つの実施例では、個々のストランドが中心ワイヤ31を有しており
、中心ストランド27aでは、中心ワイヤ31の周りに6本のワイヤ29が時計
方向に捻られ、外側ストランド27bでは、ワイヤ29が反時計方向に捻られて
いる。さらに、コード26のレベルでは、外側ストランド27bは、中心ストラ
ンド27aの周りに時計方向に捻られている。捻りの方向によって、コードの全
ワイヤにおける荷重分配特性が改善される。
Claims (5)
- 【請求項1】 エレベータ装置のかごに吊り上げ力を提供する引張り部材であ
って、該引張り部材は、エレベータ装置の回転可能な綱車と接触可能に設けられ
ており、該引張り部材は、コーティング層内に挿入された荷重運搬コードを有し
ており、 前記荷重運搬コードは、金属材料で形成されており、前記コーティング層は、
非金属材料で形成されていることを特徴とする引張り部材。 - 【請求項2】 離間された複数の金属製コードを含み、前記コーティング層は
、該離間された複数の金属製コードを囲んでいることを特徴とする請求項1記載
の引張り部材。 - 【請求項3】 前記コーティング層は、難燃性であることを特徴とする請求項
1記載の引張り部材。 - 【請求項4】 前記各コードは、隣接するワイヤ間に空間が生じるように、複
数のワイヤによって構成されており、前記コーティング層がこれらの空間を満た
していることを特徴とする請求項1記載の引張り部材。 - 【請求項5】 エレベータ装置のかごに吊り上げ力を提供する引張り部材であ
って、該引張り部材は、幅w、曲げ方向に測定された厚さt、および該引張り部
材の幅寸法によって定められる接触面を有し、該引張り部材は、厚さtに対する
幅wの比率として定義されるアスペクト比が1より大きく、該引張り部材は、共
通のコーティング層内に挿入された複数の独立した荷重運搬コードを含んでおり
、該コーティング層は、難燃性であることを特徴とする引張り部材。
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