JP2002532520A - 気道病治療および気道用薬剤送達のための化合物および方法 - Google Patents

気道病治療および気道用薬剤送達のための化合物および方法

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Abstract

(57)【要約】 塩、糖、糖アルコールまたは有機オズモライトのごとき浸透的に活性な化合物を罹患気道表面に投与することによって、慢性閉塞性気道疾患が治療される。該化合物は液体または乾燥粉末エアロゾル製剤として投与することができる。該方法によって治療することができる病気は嚢胞性線維症、慢性気管支炎、およびシリア線毛運動障害を含む。本発明の製剤は、気道表面で、気管支拡張剤、ナトリウムチャネルブロッカー、抗生物質、酵素またはプリノセプターアゴニストのような他の活性剤と組み合わせて使用することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 [優先権の陳述] 本出願は、引用することにより本明細書の一部をなすものとする1999年6
月7日に出願された米国仮特許出願シリアル番号60/137,991号および
1998年12月22日に出願された米国仮特許出願シリアル番号60/113
,785からの優先権を主張する。
【0002】 [連邦援助の陳述] 本出願はNational Institute of Healthからの補助金番号HL51818下で
政府の援助によりなされた。米国政府は本出願においてある種の権利を有する。
【0003】 [発明の分野] 本発明は気道表面を水和するのに有用な方法および組成物に関する。
【0004】 [発明の背景] 慢性閉塞性肺病は肺における粘液分泌の保持によって特徴付けられる。かかる
病気の例は嚢胞性線維症、慢性気管支炎、および一次または二次のシリア線毛運
動障害を含む。かかる病気は米国においてほぼ1500万人の患者を侵し、6番
目の死亡の先導的原因である。保持された粘液分泌の蓄積によって特徴付けられ
る他の気道または肺病は、静脈洞炎(頂部呼吸器感染に関連する鼻傍洞の炎症)
および肺炎を含む。
【0005】 Andersonに対する米国特許第5,817,028号は(喘息に対する
罹患を評価するための)空気通過狭化の誘発または対象における痰の誘導、ある
いはそれらの両方のための方法を記載する。このような技術を用いて痰を誘導し
、粘液繊毛クリアランスを誘導できることが示唆されている。示唆された物質は
塩化ナトリウム、塩化カルシウム、マンニトールおよびデキストロースを含む。
【0006】 [発明の概要] 本発明のある目的、利点および新規な特徴は以下の記載で述べ、以下の考察に
より当業者に明らかであり、あるいは本発明の実施により理解することができる
【0007】 本発明の第1の態様は、かかる治療が必要な対象において慢性閉塞性肺疾患を
治療する方法である。当該方法は、塩、糖、糖アルコール、有機オズモライト、
または他の浸透的に活性な化合物のような、非吸収性の浸透的に活性な化合物(
以下、「活性化合物」という)を、気道表面の液体の容量を増加させるのに有効
な量で、対象の気道表面に投与することを含む。
【0008】 前記の1つの具体例において、気管支拡張剤を活性化合物に先立ってまたはそ
れと同時に患者に投与して、活性化合物によって誘導されうる気管支収縮を阻害
する。
【0009】 活性化合物は、活性化合物をリポソーム中にカプセル化したり、または化合物
を生分解性ポリマー中にカプセル化したりすることなどにより、遅延放出製剤ま
たは制御放出製剤として投与することができる。
【0010】 本発明の第2の態様は、それを必要とする対象の気道表面に活性剤を投与する
治療方法である。この方法は、ビヒクル中の治療上有効量で活性剤を投与するこ
とを含み、該ビヒクルは気道表面の液体の容量を増加させるのに有効な量で本発
明の浸透的に活性な化合物を含む。
【0011】 本発明の第3の態様は、必要とする患者の肺の洗浄方法である。該方法は、患
者の肺の罹患した部分(葉)に、罹患した肺部分を洗浄するのに有効な量で、本
発明の活性化合物を含む液体を投与することを含み、該活性化合物は、液体が投
与される肺の部分の気道表面の液体の容量を増加させるのに有効な量で溶液中に
存在させる。
【0012】 活性化合物単独として、あるいは他の種類の活性剤(例えば、気管支拡張剤類
、プリン作動性(purinergic)受容体類、抗生物質類、酵素類、抗炎症剤類等)
と組み合わせて用いる活性化合物として使用される本発明の活性化合物は、液滴
類、スプレー類、呼吸に適する粒子または呼吸に適さない粒子のエアロゾル、経
気管支鏡洗浄(transbronchoscopic lavage)のごときいずれかの適当な手段に
よって(鼻孔表面を含めた)気道表面に投与することができる。本発明の活性化
合物は、水性または非水性(例えば、固体粒状)の形態で投与することができる
【0013】 また、気道表面への投与のための活性成分とともに、あるいはそれなしでの本
発明の活性化合物の製剤もまた、本発明の一態様である。
【0014】 前述の方法を行うための医薬の調製用の本発明の活性化合物の使用もまた、本
発明の一態様である。
【0015】 ここに記載する方法および製剤の1つの目的は、気道表面の液体の容量、特に
液体層の容量を拡大または増加させ、それにより、咳クリアランス、粘膜繊毛(
mucociliary)クリアランス、および/または粘膜の液体依存性クリアランスを
増加させまたはそれを容易とすることにある。
【0016】 本発明の前記および他の態様は、以下に記載する明細書で詳細に記載する。
【0017】 [発明の詳細な説明] さて、以下、本発明をより詳細に記載するが、ここに、本発明の好ましい具体
例を例示する。しかしながら、本発明は多くの異なる形態で具体化することがで
き、ここに記載する具体例に限定されると理解されるべきではない。むしろ、こ
れらの具体例は、この開示が当業者に発明の範囲を十分に伝えるように提供され
る。特に他に規定しない限り、本明細書で使用する技術的および科学的用語は、
本発明が属する分野の当業者によって通常理解されるのと同一の意味を有する。
全ての刊行物、特許出願、特許、およびここに言及する他の文献は引用すること
により本明細書の一部をなすものとする。
【0018】 本発明の活性化合物は、浸透的に活性な分子または化合物である(すなわち、
「オズモライト」である)。本発明の「浸透的に活性な」化合物は気道または肺
上皮表面で膜不透過性(すなわち、実質的に非吸収性)である。本明細書で用い
る用語「気道表面」および「肺表面」は、気管支および細気管支、肺胞表面、お
よび鼻孔および洞表面を含む。本発明の活性化合物はイオン性オズモライト(す
なわち、塩)であってもよく、あるいは非イオン性オズモライト(すなわち、糖
、糖アルコール、および有機オズモライト)であってもよい。性質がラセミ体で
ある活性化合物の両ラセミ形態は、本発明で有用な活性化合物の群に含まれるこ
とを特に意図する。
【0019】 イオン性オズモライトである本発明の活性化合物は、いずれの医薬上許容され
るアニオンおよび医薬上許容されるカチオンも含む。好ましくは、アニオンおよ
びカチオンのいずれか(または双方)は、それらが投与される気道表面に関して
、非吸収性(すなわち、浸透的に活性であって、迅速な能動輸送に従わない)。
そのような化合物は、限定されるものではないが、FDA認可の市販されている
塩に含まれるアニオンおよびカチオンを含み(例えば、Remington:The Science
and Practice of Pharmacy、第II巻、1457頁(第19版、1995)参照
)、それらの通常の組合せを含めたいずれの組合せで使用することもできる。
【0020】 本発明を実施するのに使用することができる医薬上許容されるアニオンは、以
下のものに限定されるものではないが、酢酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香
酸塩、重炭酸塩、酒石酸水素塩、臭化物、エデト酸カルシウム、カンシラート(
camsylate)(カンファースルホネート(camphorsulfonate))、炭酸塩、塩化
物、クエン酸塩、二塩化水素塩、エデテート(edetate)、エディシレート(edisyl
ate)(1,2エタンジスルフォネート)、エストレート(estolate)(ラウリル硫
酸塩)、エシレート(esylate)(1,2エタンジスルフォネート)、フマル酸塩
、グルセプテート(gluceptate)、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリコリルア
ルサニレート(glycollylarsanilate)(pグリコルアミドフェニルアルソネート
)、ヘキシルレゾロシネート(hexylresorcinate)、ヒドラバミン(hydrabamine)
(N,N’ジ(デヒドロアビエチル)エチレンジアミン)、臭化水素酸塩、塩酸
塩、ヒドロキシナフトエート(hydroxynaphthoate)、ヨウ化物、イセチオネート
(isethionate)、乳酸塩、ラクトビオネート(lactobionate)、リンゴ酸塩、
マレイン酸塩、マンデレート(mandelate)、メシラート(mesylate)、メチルブロ
マイド、メチルニトレート、メチルスルフェート、ムケート(mucate)、ナプシレ
ート(napsylate)、硝酸塩、パモエート(pamoate)(エンボネート(embonate))、
パントテン酸塩、リン酸塩もしくは二リン酸塩、ポリガラクツロネート、サリチ
ル酸塩、ステアリン酸塩、塩基性酢酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、タンニン酸塩、
タルトレート(tartrate)、テオクレート(teoclate)(8クロロテオフィリネー
ト)、トリエチイオダイド(triethiodide)、重炭酸塩等を含む。特に好ましいア
ニオンは、硫酸塩、硝酸塩、グルコン酸塩、ヨウ化物、重炭酸塩、臭化物および
リン酸塩を含む。塩化物が気道表面によって吸収される点において、それは好ま
しくないアニオンである。
【0021】 本発明を実施するのに使用することができる医薬上許容されるカチオンは、以
下のものに限定されるものではないが、ベンザチン(N,N’ジベンジルエチレ
ンジアミン)、クロロプロカイン、コリン、ジエタノールアミン、エチレンジア
ミン、メグルミン(NメチルDグルカミン)、プロカイン、Dリシン、Lリシン
、Dアルギニン、Lアルギニン、トリエチルアンモニウム、NメチルDグリセノ
ール等のごとき有機カチオンを含む。特に好ましい有機カチオンは3炭素、4炭
素、5炭素および6炭素有機カチオンである。本発明の実施で有用な金属カチオ
ンは、限定されるものではないが、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグ
ネシウム、カリウム、ナトリウム、亜鉛、鉄、アンモニウム等を含む。特に好ま
しいカチオンは、カリウム、コリン、リチウム、メグルミン、Dリシン、アンモ
ニウム、マグネシウムおよびカルシウムを含む。ナトリウムは気道表面によって
吸収される点で、それは本発明の目的ではより好ましくないカチオンである。本
発明の活性化合物の右旋性(D)形態および左旋性(L)形態の間に関しては、
D形態が好ましい。
【0022】 本発明を実施するのに活性化合物として使用することができる塩の具体的な例
は、限定されるものではないが、塩化カリウム、塩化コリン、ヨウ化コリン、塩
化リチウム、塩化メグルミン、塩化Lリシン、塩化Dリシン、塩化アンモニウム
、硫酸カリウム、硝酸カリウム、グルコン酸カリウム、ヨウ化カリウム、塩化第
二鉄、塩化第一鉄、臭化カリウム等を含む。単一の塩または異なる塩類の組合せ
いずれかを用いて本発明を実施することができる。異なる塩類の組合せが好まし
い。異なる塩類を用いる場合は、アニオンまたはカチオンの内の一方は異なる塩
類の間で同一とすることができる。
【0023】 また、本発明の活性化合物は糖、糖アルコールおよび有機オズモライトのごと
き非イオン性オズモライトも含む。本発明の実施で有用な糖および糖アルコール
は、限定されるものではないが、三炭糖(例えば、グリセロール、ジヒドロキシ
アセトン)、四炭糖(例えば、エリスロール、トレオースおよびエリスルロース
のDおよびLの双方の形態)、五炭糖(例えば、リボース、アラビノース、キシ
ロース、リキソース、プシコース、フルクトース、ソルボースおよびタガトース
のDおよびLの双方の形態)、および六炭糖(例えば、アルトース、アロース、
グルコース、マンノース、グロース、イドース、ガラクトースおよびタロースの
DおよびLの双方の形態、ならびにアロヘプツロース(allo-heptulose)、アロ
ヘプロース(allo-hepulose)、グルコヘプツロース(gluco-heptulose)、マン
ノヘプツロース(manno-heptulose)、グロヘプツロース(gulo-heptulose)、
イドヘプツロース(ido-heptulose)、ガラクトヘプツロース(galacto-heptulo
se)、タロヘプツロース(talo-heptulose)のDおよびL双方の形態)を含む。
本発明の実施で有用なさらなる糖はラフィノース、ラフィノース系オリゴ糖およ
びスタキオースを含む。本発明で有用な各糖または糖アルコールの還元形態であ
るD体およびL体の双方の形態もまた本発明の範囲内にある活性化合物である。
例えば、グルコースは還元されるとソルビトールとなる。本発明の範囲内では、
ソルビトール、および糖または糖アルコールあるいはそれらの両方の他の還元形
態(例えば、ダルシトール(dulcitol)、アラビトール)は従って本発明の活性
化合物である。本発明のイオン性オズモライトに関しては、本発明の活性化合物
の右旋性(D)形態および左旋性(L)形態の間では、D形態が好ましい。
【0024】 本発明の活性化合物は、加えて、「有機オズモライト」と呼ばれる非イオン性
オズモライトのファミリーを含む。用語「有機オズモライト」は、一般に、腎臓
における細胞内浸透性を制御するのに使用される分子をいう。例えば、J.S.Hand
lerら、Comp.Biochem.Physiol,117,301-306(1997);M.Burg,Am.J.Physiol268,F983
-F996(1995)参照。本発明者は本発明のいずれかの特定の理論に拘束されるつも
りはないが、これらの有機オズモライトは、気道または肺表面の細胞外容量を制
御するのに有用なようである。本発明において活性化合物として有用な有機オズ
モライトは、限定されるものではないが、3つの主なクラスの化合物、ポリオー
ル(多価アルコール)、メチルアミンおよびアミノ酸を含む。本発明の実施で有
用と考えられるポリオール有機オズモライトは、これらに限定されるものではな
いが、イノシトール、ミオイノシトールおよびソルビトールを含む。本発明の実
施で有用なメチルアミン有機オズモライトは、限定されるものではないが、コリ
ン、ベタイン、カルニチン(L体、D体およびDL形態)、ホスホリルコリン、
リゾホスホリルコリン、グリセロホスホリルコリン、クレアチンおよび硫酸クレ
アチンを含む。本発明のアミノ酸有機オズモライトは、限定されるものではない
が、グリシン、アラニン、グルタミン、グルタメート、アスパルテート、プロリ
ンおよびタウリンのDおよびL形態を含む。本発明の実施で有用なさらなるオズ
モライトはチフロース(tihulose)およびサルコシンを含む。哺乳動物有機オズ
モライトが好ましく、ヒト有機オズモライトが最も好ましい。しかしながら、あ
る種の有機オズモライトは細菌、酵母および海洋動物起源のものである、これら
の化合物もまた本発明の範囲内の有用な活性化合物である。
【0025】 ある状況下では、オズモライト前駆体を対象に投与することができ、従って、
これらの化合物もまた本発明の実施で有用である。本明細書中で用いる用語「オ
ズモライト前駆体」とは、代謝工程(異化および同化によってオズモライトに変
換される化合物をいう。本発明のオズモライト前駆体、限定されるものではない
が、グルコース、グルコースポリマー、グリセロール、コリン、ホスファチジル
コリン、リゾホスファチジルコリンおよび無機リン酸塩を含み、これはポリオー
ルおよびメチルアミンの前駆体である。本発明の範囲内にあるアミノ酸オズモラ
イトの前駆体は蛋白質、ペプチドおよびポリアミノ酸を含み、これは加水分解さ
れてオズモライトアミノ酸を生じ、およびトランスアミノ化のごとき代謝工程に
よってオズモライトアミノ酸に変換できる代謝前駆体も含む。例えば、アミノ酸
グルタミンの前駆体はポリLグルタミンであり、グルタメートの前駆体はポリL
グルタミン酸である。
【0026】 また、化学的に修飾されたオズモライトまたはオズモライト前駆体もまた本発
明の範囲に含まれる。そのような化学的修飾はオズモライト(または前駆体)へ
のさらなる化学基を連結することを含み、これはオズモライトまたはオズモライ
ト前駆体の効果を変化させまたは増強する(例えば、オズモライト分子の分解を
阻害する)。そのような化学的修飾は薬物またはプロドラッグで利用されており
、当該分野で知られている(例えば、米国特許第4,479,932号および第
4,540,564号、Shek,Eら、J.Med.Chem19、113−
117(1976)、Bodor,Nら、J.Pharm.Sci.67:10
45−1050(1978)、Bodor,Nら、J.Med.Chem.26
:313−318(1983)、Bodor,Nら、J.Pharm.Sic.
75:29−35(1986)参照)。
【0027】 一般に、細菌の増殖を促進しないか、あるいは事実それを遅らせまたは遅延さ
せる本発明の浸透的に活性な化合物(イオン性および非イオン性の双方)が好ま
しい。
【0028】 本発明の活性化合物、方法および組成物は、かかる治療が必要な対象において
慢性閉塞性気道または肺疾患の治療のための治療剤として有用である。本明細書
中で記載する活性化合物、組成物および方法は、患者において痰または粘液試料
の生産を誘導するためにも用いることができる。加えて、本明細書中に記載する
活性化合物、組成物および方法は、患者の肺または気道洗浄に用いることができ
る。また、本明細書中に記載する活性化合物および組成物は、対象の気道に導入
すべき他の活性剤と共に投与することもでき、事実、他の活性剤のためのビクク
ルまたは単体として機能することができる。
【0029】 本発明に従って治療される適当な対象は、鳥類および哺乳動物双方の対象、好
ましくは哺乳動物を含む。本発明に従って治療される必要のあるいずれの哺乳動
物対象も適当であり、獣医学目的のイヌ、ネコおよび他の動物を含む。ヒト対象
が好ましい。両性のおよびいずれの発育段階の(すなわち、新生児、幼児、若者
、青年、成人)ヒト対象も、本発明に従って治療することができる。好ましい対
象は、限定されるものではないが、嚢胞性線維症、慢性気管支炎、気腫、一次ま
たは二次のシリア線毛運動障害、静脈洞炎および肺炎を含めた慢性閉塞性気道ま
たは肺疾患に罹ったヒトを含む。嚢胞性線維症を罹ったヒト対象が特に好ましい
【0030】 本明細書中に開示する活性化合物は、点鼻剤、ミスト等によるごとき当該分野
で知られているいずれかの適当な手段によって対象の鼻孔通路、洞および肺を含
めた気道表面に投与することができる。本発明の1つの具体例において、本発明
の活性化合物は経気管支鏡洗浄によって投与される。本発明の好ましい具体例に
おいて、本発明の活性化合物は、対象が吸入する活性化合物を含む呼吸に適する
粒子のエアロゾル懸濁液を投与することによって肺気道表面に沈積する。呼吸に
適する粒子は液体または固体であってもよい。対象の肺にエアロゾル粒子を投与
するための多数の吸入器が知られている。
【0031】 Inhale Therapeutic Systems社,Palo Alto、カリフォルニア州米国によって開
発されたもののごとき吸入器を用いることができ、これは限定されるものではな
いが、米国特許第5,740,794号、第5,654,007号、第5,45
8,135号、第5,775,320号および第5,785,049号に開示さ
れたものを含む。出願人は、特に、本明細書中で引用された全ての特許文献は、
引用することにより本明細書の一部をなすものとする。また、限定されるもので
はないが、米国特許第5,622,166号、第5,577,497号、第5,
645,051号および第5,492,112号に開示されたものを含めた、Du
ra Pharmaceuticals Inc社,San Diego、カリフォルニア州米国によって開発され
たもののごとき吸入器も使用することができる。加えて、限定されるものではな
いが、米国特許第5,826,570号、第5,813,397号、第5,81
9,726号および第5,655,516号に開示されたものを含めた、Aradig
m Corp.社,Hayward、カリフォルニア州米国によって開発された吸入器も用いるこ
とができる。
【0032】 活性化合物を含む液体粒子のエアロゾルは、圧力駆動エアロゾルネブライザー
、または超音波ネブライザーを用いるごとくいずれの適当な手段によっても製造
することもできる。例えば、米国特許第4,501,729号参照。ネブライザ
ーは、圧縮ガス、典型的には空気または酸素の加速によって、狭いベンチュリー
オリフィスを通して、または超音波撹拌によって有効成分の溶液または懸濁液を
治療エアロゾルに変換する市販のデバイスである。ネブライザーで用いる適当な
製剤は液体担体中の有効成分を含み、該有効成分は製剤の40%w/w、好まし
くは20%w/w未満よりなる。担体は典型的には水(最も好ましくは、滅菌し
た発熱因子を含まない水)または希薄水性アルコール溶液である。また、ペルフ
ルオロカーボン担体を用いることもできる。もし製剤が滅菌されていなければ、
任意の添加剤は、保存剤、例えば、ヒドロキシ安息香酸メチル、抗酸化剤、フレ
ーバー剤、揮発性油、緩衝剤および界面活性剤を含む。
【0033】 活性化合物を含む固体粒子のエアロゾルは、同様に、いずれかの固体粒状医薬
エアロゾル発生器で製造することができる。対象に固体粒状医薬を投与するため
のエアロゾル発生器は、前記で説明した呼吸に適する粒子を生成し、ヒトへの投
与に適した率で医薬の所定の計量用量を含有するある容量のエアロゾルを発生す
る。1つの例示的なタイプの固体粒状エアロゾル発生器は注入器である。注入に
よる投与に適した適当な製剤は、注入器によって送達することができる、あるい
は鼻吸入剤により鼻孔に取り入れることができる微粉末を含む。注入器において
は、粉末(例えば、本明細書中に記載した治療を行うのに有効なその計量用量)
を、典型的にはゼラチンまたはプラスチックで作成されたカプセルまたはカート
リッジに含有させ、これは現場で刺されるかまたは開けられ、粉末の吸入に際し
てデバイスを通って、あるいは手動で操作されるポンプによって引かれた空気に
よって送達される。注入器で使用される粉末は有効成分単独または有効成分、ラ
クトースのごとき適当な粉末希釈剤、および任意の界面活性剤を含む粉末ブレン
ドいずれかよりなる。有効成分は典型的には製剤の0.1〜100%w/wを含
む。第2のタイプの例示的エアロゾル発生器は計量用量吸入器を含む。計量用量
吸入器は圧縮エアロゾル分配器であり、典型的には、液化プロペラント中の有効
成分の懸濁液または溶液を含有する。使用する間、これらのデバイスは計量容量
(典型的には、10〜150μl)を送達するのに適したバルブを通じて製剤を
排出して、有効成分を含有する微粒子スプレーを生じる。適当なプロペラントは
、ある種のクロロフルオロカーボン化合物、例えば、ジクロロジフルオロメタン
、トリクロロフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロメタンおよびそれらの混
合物を含む。このような製剤は、加えて、一種以上の共溶媒、例えば、エタノー
ル、オレイン酸またはソルビタントリオレエートのごとき界面活性剤、抗酸化剤
および適当なフレーバー剤を含有することができる。
【0034】 固体または液体粒子から形成されたかを問わず、エアロゾルは、1分当たり約
10〜150リットル、より好ましくは1分当たり約30〜150リットル、最
も好ましくは1分当たり約60リットルの割合でエアロゾル発生器によって製造
することができる。より多量の医薬を含有するエアロゾルはより迅速に投与する
ことができる。
【0035】 本明細書中で開示した活性化合物の投与量は、治療すべき疾患および対象の状
態に応じて変化するが、一般には約0.1または1〜30、50または100ミ
リ浸透圧モルの塩とすることができ、気道表面に沈積する。1日の用量は1回ま
たは数回の単位用量投与に分割することができる。
【0036】 本発明の浸透的に活性な化合物と共に、他の活性剤をそれを必要とする対象に
同時に投与することができる。本明細書中で用いるごとく、用語「同時に」とは
、組み合わされた効果を生じるのに時間的に十分接近していることを意味する(
すなわち、同時には一致してとすることができるか、あるいはそれは相互の前後
の短い時間内に起こる2以上の事象とすることができる)。他の活性剤と共に投
与する場合、本発明の活性化合物は他の活性剤のためのビヒクルまたは担体とし
て機能することができるか、または他の活性剤と同時に単に投与することができ
る。本発明の活性化合物は、他の有効成分を気道表面に投与するための乾燥した
または液体のビヒクルとして使用することができる。そのような他の活性剤は、
その慣用的な方法および投与量で、他の活性剤のためのビヒクルまたは担体とし
て働くと考えることができる本発明の活性化合物と組み合わせて、それらが意図
された病気または障害を治療するのに投与することができる。特に気道表面の水
和(すなわち、本発明の浸透的に活性な化合物の活性)が(例えば、有効成分の
摂取を促進または増強することによって、他の有効成分の作用メカニズムに寄与
することによって、あるいはいずれかの他のメカニズムによって)他の有効成分
の活性を促進する場合に、いずれのそのような他の有効成分を用いることもでき
る。本発明の好ましい具体例において、本発明の活性化合物をもう1つの活性剤
と共に投与する場合、本発明の活性化合物は他の活性剤に関して追加の効果を有
する。すなわち、他の活性剤の所望の効果は本発明の活性化合物の同時投与によ
って増強される。
【0037】 特に、気管支拡張剤類は本発明の活性化合物と同時に投与することができる。
本発明の実施で用いることができる気管支拡張剤類は、以下に限定されるもので
はないが、エピネフリン、イソプロテレノール、フェノテロール、アルブテレオ
ール(albutereol)、テルブタリン、ピルブテロール、ビトルテロール(bitolt
erol)、メタプロテレノール、イソエタリン、サルメテロール(salmeterol)、
キシナフォエートを含めたβアドレナリン作動性アゴニスト(β-adrenergic ag
onist)、ならびに限定されるものではないが臭化イプラトロピウムを含めた抗
コリン作動性剤、ならびにテオフィリンおよびアミノフィリンのごとき化合物を
含む。これらの化合物は本明細書中に記載した活性化合物に先立ってまたはそれ
と同時に公知の技術に従って投与することができる。
【0038】 本発明の活性化合物と共に投与することができる他の有効成分はイオン輸送モ
ジュレーターおよび慢性閉塞性肺疾患に罹った対象の治療で有用であることが知
られている他の活性剤(例えばDNase、抗生物質等)を含む。
【0039】 本発明の活性化合物と共に活性剤として投与することができるイオン輸送モジ
ュレーターは、アミロリド、ベンズアミルまたはフェンナミルのごときナトリウ
ムチャネルブロッカー、UTP、UTP−γ−Sのごときプリノセプター(purin
oceptor)(特にP2Y2)受容体アゴニスト、ジヌクレオチドP2Y2受容体アゴ
ニスト、およびβアゴニストを含む。かくして、本発明の方法をビヒクル系とし
て用いて、Pendergastらに対する米国特許第5,837,861号、
Stuttsらに対する米国特許第5,635,160号、Boucherらに
対する第5,656,256号、Boucherらに対する第5,292,49
8号、およびBoucherらに対する第4,501,729号に記載された活
性化合物を投与することができ、ここに引用することにより本明細書の一部をな
すものとする。
【0040】 本明細書中に記載した製剤と組み合わせて投与することができる他の有効成分
は核酸類またはオリゴヌクレオチド類、(アデノウイルス、アデノ関連ウイルス
、およびレトロウイルス遺伝子導入ベクターを含めた)ウイルス遺伝子導入ベク
ター類、酵素類、インスリン、ソマトスタチン、オキシトシン、デスモプレッシ
ン、黄体ホルモン放出ホルモン、ナファレリン、ロイプロリド、副腎皮質刺激ホ
ルモン、セクレチン、グルカゴン、カルシトニン、成長ホルモン放出ホルモン、
成長ホルモン等のごときホルモン薬剤類または生理学的に活性な蛋白質類もしく
はペプチド類を含む。本発明を実施するのに使用することができる酵素薬剤は、
これに限定されるものではないが、例えば嚢胞性線維症の治療のためのDNAs
e、例えば、気腫の治療におけるエラスターゼを阻害するためのα1抗トリプシ
ン等を含む。本発明の方法で用いるステロイドを含めた適当な抗炎症剤は、以下
のものに限定されるものではないが、ベクロメタゾンジプロピオネート、プレド
ニゾン、フルニゾロン、デキサメタゾン、プレドニゾロン、コルチゾン、テオフ
ィリン、アロブテロール、クロモリンナトリウム、エピネフリン、フルミソリド
、テルブタリン硫酸、アルファトコフェロール(ビタミンE)、ジパルミトイル
ホスファチジルコリン、サルメテロールおよびフルチカゾンジプロピオネートを
含む。使用することのできる抗生物質の例は、以下のものに限定されるものでは
ないが、テトラサイクリン、クロラムフェニコール、アミノグリコシド、例えば
、トブラマイシン、ベータラクタム、例えば、アンピシリン、セファロスポリン
、エリスロマイシンおよびその誘導体、クリンダマイシン等を含む。適当な抗ウ
イルス剤はアシクロビル、リバビリン、ガンシクロビルおよびホスカルネットを
含む。適当な抗新生物形成剤は、以下のものに限定されるものではないが、エト
ポシド、タキソールおよびシスプラチンを含む。抗ヒスタミン剤は、以下のもの
に限定されるものではないが、ジフェンヒドラミンおよびラニタジンを含む。ペ
ンタミジンおよびその類似体のごとき抗ニューモシスティスカリニ(Pneumocyst
is carinii)肺炎剤も使用することができる。リファンピン、エリスロマイシン
、クロルエリスロマイシン等のごとき抗肺炎薬物。二価カチオン(例えば、EG
TA、EDTA)のキレーター、去痰剤、および粘液分泌を緩和するのに有用な
他の薬剤(例えば、nアセチルLシステイン)もまた本発明の実施で望まれれば
投与することができる。
【0041】 本発明は、慢性治療、すなわち複数の治療が組合せによる治療効果を達成する
ように、相互に時間的に近接して2回以上の投与が反復される治療において特に
有用である。例えば、1週間を通じて別々の日に、1週間当たり2、3、4、5
、6または7回行うことができる。該治療は2、4、または6日以上の期間、2
または4週間以上毎日、2または4カ月以上毎日等行うことができる。例えば、
投与工程は治療すべき疾患の持続する間、1日当たり3、4、5または6回行う
ことができ、慢性疾患であれば、慢性的に治療を受ける。
【0042】 本明細書に記載した化合物、組成物および方法は、有効治療量の組成物を対象
の肺に投与することによって、それを必要とする患者において、肺または肺葉の
洗浄に使用することができる。洗浄は、公知の技術に従って、一定容量の流体を
肺の所望の葉に滴下することによって気管支鏡で行うことができる。例えば、3
0ミリリットル〜3リットル、典型的には300ミリリットルを使用する。洗浄
は単一の投与または反復投与でよい。例えば、3回の洗浄である。滴下流体の一
部は既知の技術に従って、滴下後に、除去または吸引する。洗浄溶液は水性溶液
とすることができるか、あるいは血液置換で使用するようなペルフルオロカーボ
ンとすることができる。
【0043】 本発明の活性化合物を含有する固体または液体粒状試薬製剤は、呼吸に適した
粒子、すなわち、吸入に際して、口および喉頭を通って気管支、細気管支、およ
び(必要であれば)肺の肺胞へと通過するのに十分に小さいサイズの粒子を含む
べきである。細気管支は気道表面への送達に特に好ましい標的である。一般に、
サイズが1〜5または6ミクロン(より具体的には、サイズが約4.7ミクロン
未満)の範囲の粒子は呼吸可能である。エアロゾルに含まれる非呼吸可能なサイ
ズの粒子は喉で沈積し、飲み込まれる傾向にあり、エアロゾル中の呼吸に適さな
い粒子の量は好ましくは最小化される。鼻孔投与では、10〜500μmの範囲
の粒子サイズが鼻孔中での保持を確保するのに好ましい。
【0044】 本発明による製剤の製造において、本発明の活性化合物は、とりわけ、許容さ
れる担体と混合することができる。該担体は、勿論、製剤中のいずれかの他の成
分と適合するという意味で許容でき、患者にとって有害であってはならない。該
担体は固体または液体あるいは双方であってよく、好ましくは、単位用量の製剤
、例えば、0.5〜99重量%の活性化合物を含有することができるカプセルと
して化合物と共に処方される。1以上の活性化合物を本発明の製剤に取り込むこ
とができ、この製剤は、実質的には成分を混合することよりなる製剤のよく知ら
れた技術のいずれかによって調製することができる。
【0045】 活性化合物の呼吸可能な乾燥粒子を含有する組成物は、活性化合物を乳鉢およ
び乳棒で粉砕し、次いで、ミクロン化された組成物を400メッシュのスクリー
ンを通して大きな凝集体を破壊または分離することによって調製することができ
る。
【0046】 医薬組成物は、所望により、エアロゾルの処方を促進するように働く分散剤を
含有することができる。適当な分散剤はラクトースであり、これは適当な比率(
例えば、重量で1:1の比率)で活性剤とブレンドすることができる。
【0047】 前述したことは本発明を説明するもので、本発明を限定するものと解釈するべ
きではない。本発明は以下の請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等物
もそれに含まれる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/205 A61K 31/205 31/685 31/685 31/7004 31/7004 33/00 33/00 33/02 33/02 33/14 33/14 33/26 33/26 A61P 11/00 A61P 11/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS, JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,L R,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN ,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,T R,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA ,ZW Fターム(参考) 4C084 AA17 AA18 MA13 NA14 ZA592 ZA612 ZA632 ZB112 ZB262 ZB332 ZB352 ZB382 ZC032 ZC132 ZC422 4C086 AA01 AA02 DA34 EA01 HA02 HA11 HA14 HA17 HA24 HA26 MA01 MA04 MA13 NA14 ZA59 4C206 AA01 AA02 CA05 FA41 FA44 JA08 MA01 MA02 MA04 MA33 NA14 ZA59

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気道表面の液体の容量を増加させるのに有効な量で、浸透的
    に活性な化合物を対象の気道表面に投与することを含む、かかる治療を必要とす
    る対象において慢性閉塞性肺疾患を治療する方法。
  2. 【請求項2】 前記浸透的に活性な化合物がイオン性オズモライトである請
    求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記イオン性オズモライトが塩である請求項2に記載の方法
  4. 【請求項4】 前記浸透的に活性な化合物が非イオン性オズモライトである
    請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記非イオン性オズモライトが糖である請求項4に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 前記非イオン性オズモライトが糖アルコールである請求項4
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記非イオン性オズモライトが有機オズモライトである請求
    項4に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記塩が、塩化コリン、ヨウ化コリン、塩化リチウム、塩化
    メグルミン、塩化Lリシン、塩化Dリシン、塩化アンモニウム、硫酸カリウム、
    硝酸カリウム、グルコン酸カリウム、ヨウ化カリウム、塩化第二鉄、塩化第一鉄
    および臭化カリウムよりなる群から選択される請求項3に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記非イオン性オズモライトが、グリセロール、ジヒドロキ
    シアセトンエリスロース、トレオース、およびエリトルロース、リボース、アラ
    ビノース、キシロース、リキソース、プシコース、フルクトース、ソルボース、
    およびタガトース、アルトース、アロース、グルコース、マンノース、グロース
    、イドース、ガラクトース、およびタロース、アロヘプツロース、アロヘプロー
    ス、グルコヘプツロース、マンノヘプツロース、グロヘプツロース、イドヘプツ
    ロース、ガラクトヘプツロース、およびタロヘプツロースよりなる群から選択さ
    れる請求項4に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記有機オズモライトがポリオール化合物である請求項7
    に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記有機オズモライトがメチルアミン化合物である請求項
    7に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記有機オズモライトがアミノ酸である請求項7に記載の
    方法。
  13. 【請求項13】 前記有機オズモライトが、ベタイン、タウリン、イノシト
    ール、ミオイノシトール、グリセロホスホリルコリンおよびチフロースよりなる
    群から選択される請求項7に記載の方法。
  14. 【請求項14】 さらに、前記浸透的に活性な化合物の投与に先立って、ま
    たはそれと同時に、気管支収縮を阻害するのに十分な量で気管支拡張剤を前記対
    象に投与する工程を含む請求項1に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記対象が、嚢胞性線維症に罹っている請求項1に記載の
    方法。
  16. 【請求項16】 前記対象が、慢性気管支炎に罹っている請求項1に記載の
    方法。
  17. 【請求項17】 前記対象が、次または二次のシリア線毛運動障害に罹って
    いる請求項1に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記対象が、肺炎に罹っている請求項1に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記対象が、静脈洞炎に罹っている請求項1に記載の方法
  20. 【請求項20】 前記投与工程が、エアロゾル吸入剤投与工程である請求項
    1に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記投与工程が、経気管支鏡洗浄によって行われる請求項
    1に記載の方法。
  22. 【請求項22】 浸透的に活性な化合物を含むビヒクル中の治療上有効量の
    活性剤を投与する工程を含み、該浸透的に活性な化合物が気道表面の液体の容量
    を増加させるのに有効な量で含まれることを特徴とする、必要としている対象の
    気道表面に該活性治療剤を投与する方法。
  23. 【請求項23】 前記活性剤が、抗生物質類、抗ウイルス剤類、気管支拡張
    剤類、イオン輸送モジュレーター類、酵素類、去痰剤類、ウイルス遺伝子導入ベ
    クター類、抗炎症剤類、ホルモン類、抗ヒスタミン剤類、抗新生物形成剤類、お
    よび抗ニューモシスティス肺炎剤類よりなる群から選択される請求項22に記載
    の方法。
  24. 【請求項24】 前記活性剤がナトリウムチャネルブロッカーである請求項
    23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記活性剤がP2Y2受容体アゴニストである請求項23
    に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記活性剤がDNaseである請求項23に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記活性剤がステロイドである請求項23に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記活性剤がペンタミジンである請求項23に記載の方法
  29. 【請求項29】 前記活性剤がトブラマイシンである請求項23に記載の方
    法。
  30. 【請求項30】 罹患した肺部分を洗浄するのに有効な量で患者の肺の罹患
    部分に浸透的に活性な化合物を含有する液体を投与する工程を含み、該浸透的に
    活性な化合物が、液体が投与される肺部分の気道表面の水の容量を増加させるの
    に有効な量で、溶液状で含有されることを特徴とする、それを必要とする患者の
    肺の洗浄方法。
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