JP2002532309A - インクジェット媒体における改良 - Google Patents

インクジェット媒体における改良

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ベイカー,ジュリー
エム. ヒギンス,ジョン
ディー. パーブリック,マルコム
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イーストマン コダック カンパニー
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 インクジェットインク画像のための画像記録要素は、支持体、インク受容層、および上部層を含んでなり、当該上部層は、親水性成分および疎水性成分を両方共含有しているポリマーまたは2種以上のこのようなポリマーの混合物を含んでなり、前記ポリマーまたはポリマー混合物は 0.003〜 0.5g/m2 の量で当該上部層に存在している。当該上部層は、好ましくは、親水性置換基および疎水性置換基を両方共含有しているポリマー、例えばアクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステルもしくはメタクリル酸エステルのポリマーおよびコポリマーまたはこのようなポリマーもしくはコポリマーの塩から選ばれるポリマーを含んでなる。基層(ゼラチンを含んでいてもよい)は、好ましくは、3〜20μmの厚みを有する。当該支持体は従来の支持体、例えば紙シートであってもよい。本発明は、たとえ高湿度条件下でさえも、インクジェット画像のための乾燥時間を改良することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明の技術分野 本発明は、インクジェットインク像形成、特にインクジェットインク画像記録
要素およびそれらの製造方法に関する。
【0002】背景 典型的なインクジェット記録または印刷システムにおいては、ノズルから記録
要素または媒体に向かってインク液滴が高速で射出され、当該媒体上に画像を作
成する。当該インク液滴(または記録用液体)は、一般に、染料または顔料など
の記録用薬剤、および大量のキャリア液体、特に溶媒を含んでなる。当該溶媒(
またはキャリア液体)は概して水、有機材料(例えば1価アルコールまたは多価
アルコール)または水と1種以上の水混和性溶媒(例えば1価アルコールまたは
多価アルコール)との混合溶媒で作られる。
【0003】 上記記録要素は、概して、少なくとも一方の表面にインク受容層または画像形
成層を有する支持体または支持体材料を含んでなる。これらの要素には、反射式
に見ることを目的とする、不透明な支持体を通常有するもの、および透過光によ
って見ることを目的とする、透明な支持体を通常有するものが含まれる。
【0004】 インクジェットインク装置で使用するための多種多様な異なるタイプの画像記
録要素がこれまで提案されているけれども、当該技術分野には未解決の問題が多
く存在しており、既知の製品には、それらの商業的有用性を厳しく制限してきた
多くの欠陥が存在している。
【0005】 このような画像記録要素において写真画質の画像を達成および維持するために
は、記録要素が、 ・容易に濡れ、パドリング(puddling)、すなわち隣接するインクドットの合体
(不均一な濃度につながる)がまったく無く、 ・画像にじみをまったく示さず、 ・高濃度のインクを吸収し、素速く乾燥して、次のプリントまたは他の表面に
接して積み重ねられた際に要素がいっしょにブロッキングを起こすのを防止する
能力を示し、 ・高レベルの光沢を提供し、典型的なインク溶媒に対して十分に不溶性である
ことによって光沢の差異の発現を防止し、 ・支持体および/または層(複数であってもよい)の間の相互作用に起因する
不連続性もしくは欠陥(例えば亀裂、はじき、櫛筋など)をまったく示さず、 ・未吸収の染料が自由表面で凝集して染料の結晶化(像形成領域においてブル
ーミングまたはブロンジング作用を生ずる)を起こすことができず、 ・水または日光、タングステン灯、もしくは蛍光灯による輻射線との接触に由
来する退色を防止するように画像堅牢度が最適化されている、 ものであるべきであることは周知である。
【0006】 インクジェットインク画像のための画像記録要素(本明細書においてはインク
ジェット媒体またはインクジェット受容体とも称する)は、従来は、インク受容
層または画像形成層(本明細書においては基層とも称する)の頂部に塗布された
上部層または「オーバーコート」層を有する。特に、基層がゼラチンまたはポリ
マーを含有している場合には、オーバーコート層が使用されてきた。オーバーコ
ート層は、下にある層のための物理的保護を提供する、粘着性を低下させる、光
沢のある外観を提供する、インク受容表面を提供する、特定の構成成分を担持す
る、または製造を容易にするなどの種々の機能を果たすことができる。オーバー
コート層は、概してインクジェット受容体に使用される下にある基層よりも薄い
のが通常であり、このようなオーバーコート層は一般的に約1μmの厚みである
【0007】 上記の如く、インクジェット媒体または受容体がインクの適用後に素速く乾燥
することが望ましい。上部層またはオーバーコート層を省くことによって、印刷
された画像を乾燥するのにかかる時間(インクジェットプリンターから出た直後
の印刷画像に1枚の普通紙を差し挟み、転写したインクの濃度によって測定)を
短縮することが可能な場合もある。しかしながら、この方法は、オーバーコート
層が提供しようとしていた好都合な性質の損失を必要とするので、乾燥時間の短
縮方法としては不満足である。
【0008】本発明の要約 本発明は、その態様の1つにおいて、順に、支持体、インク受容層、および上
部層を含んでなる、インク画像、とりわけインクジェットインク画像のための画
像記録要素であって、当該上部層が、親水性成分および疎水性成分を両方共含有
しているポリマーまたは2種以上のこのようなポリマーの混合物を含んでなり、
前記ポリマーまたはポリマー混合物が 0.003〜 0.5g/m2 の量で当該上部層に
存在している画像記録要素を提供する。
【0009】 本発明は、そのもう1つの態様において、インク画像、とりわけインクジェッ
トインク画像のための画像記録要素を調製するための方法であって、支持体およ
びインク受容層を含む先駆要素を形成させる工程、並びに当該先駆要素の、当該
支持体から遠い側の表面に、親水性成分および疎水性成分を両方共含有している
ポリマーまたは2種以上のこのようなポリマーの混合物を 0.003〜 0.5g/m2 の量で適用することによって、前記表面上に上部層を形成させる工程を含む方法
をも提供する。
【0010】 上記インク受容層を、本明細書においては、便宜上、「基層」とも称する。し
かしながら、当該支持体の、当該基層および上部層から遠い側の表面、または当
該支持体と前記基層との間、または当該基層と上部層との間のいずれかに位置し
ている1層以上のさらなる層の存在を妨げるものではない。
【0011】図面の簡単な説明 図1は、本発明に係る第1の画像記録要素について、一連の乾燥時間に対して
全ステータスA反射濃度を測定した実験の結果を示すグラフである。
【0012】 図2は、本発明に係る第2の画像記録要素について、一連の乾燥時間に対して
全ステータスA反射濃度を測定した実験の結果を示すグラフである。
【0013】 図1および図2の両方において、従来の画像記録要素について得られた結果が
比較のために含まれている。
【0014】具体的な態様の説明 本発明において、記録要素は不透明でも、半透明でも、または透明でもよい。
従って、本発明の記録要素において利用される支持体は特に限定されず、種々の
支持体を用いることができる。従って、普通紙、樹脂コート紙、種々のプラスチ
ック(例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートおよびポ
リエステルジアセテートなどのポリエステルタイプの樹脂、ポリカーボネートタ
イプの樹脂、ETFEなどのフッ素タイプの樹脂)、金属箔、種々のガラス材料
などを支持体として用いることができる。本発明の支持体が透明である場合、透
明な記録要素を得ることができ、頭上投映機における透明画として使用すること
ができる。
【0015】 本発明において用いられる支持体は自立型支持体であるのが好ましい。「自立
型」とは、支持する支持体の存在無しに独立に存在することが可能なフィルムの
シートなどの支持体材料を意味する。
【0016】 特定の好ましい態様においては、支持体はシートまたはシート状構造物であろ
う。この支持体の厚みは通常は12〜 500μm、概して75〜 300μmであろう。
【0017】 支持体に対する基層の接着性を高めることが望まれる場合には、溶媒吸収層ま
たは基層を支持体に適用する前に、支持体の表面にコロナ放電処理を施してもよ
く、あるいは、ハロゲン化フェノールまたは部分的に加水分解された塩化ビニル
−酢酸ビニルのコポリマーから形成される層などの下引塗料を、支持体の表面に
適用することもできる。
【0018】 とりわけ、支持体が薄いシートまたはシート状構造物である場合には、カール
傾向を低減または排除するために、支持体の、基層および上部層(オーバーコー
ト層)から遠い側に、コーティング(例えばゼラチン層)を適用するのが好都合
である場合もある。
【0019】 基層は、インク溶媒を吸収するためのスポンジ層であることを主な目的とする
。それ自体は、一般に、親水性または多孔質の材料を主に含んでなる。従って、
通常は、基層は、当該技術分野において周知のいずれの添加物を有するかもしく
は有していない親水性ポリマーまたはポリマーの組み合わせからなっていてもよ
い。基層は通常は3〜20μmの厚みを有する。しかしながら、1層以上のさらな
るインク受容層(場合によっては構成が基層と異なっていてもよい)を基層に適
用することを妨げるものではない。
【0020】 基層としてまたは基層において使用することが考えられる親水性材料には、ゼ
ラチン、アセチル化ゼラチン、フタル化ゼラチン、酸化ゼラチン、キトサン、ポ
リアルキレンオキシド、ポリビニルアルコール、改質ポリビニルアルコール、ス
ルホン化ポリエステル、部分加水分解ポリ(酢酸ビニル/ビニルアルコール)、
ポリアクリル酸、ポリ1-ビニルピロリドン、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム
、ポリ2-アクリルアミド -2-メタンスルホン酸、およびポリアクリルアミド並び
にこれらの材料の混合物が含まれる。これらのポリマーと疎水性モノマーとのコ
ポリマーを使用してもよい。
【0021】 基層において有用な他の材料には、例えば、セルロース誘導体、キチンおよび
澱粉が含まれる。
【0022】 セラミック粒子または硬質高分子粒子の添加によって、塗布時の発泡もしくは
膨張によって、または非溶媒の導入により層において相分離を誘発させることに
よって、多孔質構造を基層に導入してもよい。一般に、基層を多孔質にしなくと
も親水性にするだけで十分である。このことは、とりわけ、多孔性が光沢の損失
を引き起こすことがある写真画質プリントの場合にあてはまる。任意選択的に、
ポリエステル、ポリメタクリレートおよびポリビニルベンゼン含有コポリマーな
どの1種以上の材料を含んでなる第2の相を導入することによって基層に剛性を
付与してもよい。
【0023】 基層のpHを調整して、膨潤度(水容量)を最適化し、光沢を高め、または染
料のマイグレーションを最少化してもよい。例えば、本発明の1つの態様におい
ては、層のpHを 3.5まで下げて膨潤容量を改良し、それにより、インク乾燥時
間を短縮し、耐水堅牢度を付与する。もう1つの態様においては、画像記録層の
pHを 8.5まで上げて、光沢を高め、表面での染料の結晶化に起因するブロンジ
ングを低減する。
【0024】 本発明の特定の好ましい態様において、基層の50%〜 100%は、水の取込みを
最大化するために、このようなゼラチンの等電点から遠く離れたpHとなるよう
に改質された写真グレードのゼラチンを含んでなる。層の残り(存在する場合に
は)は、前記ゼラチンと相溶性であり、機能的性質に悪影響を及ぼさないポリマ
ーまたは無機材料からなっていてもよい。
【0025】 少量(基層の2質量%〜10質量%)の媒染剤を添加して、耐水堅牢度をさらに
高めてもよい。有用な媒染剤は米国特許第 5,474,843号明細書において開示され
ている(この開示は引用により本明細書に取り入れられる)。
【0026】 上記に示した如く、上記上部層は、親水性成分および疎水性成分を両方共含有
している1種以上のポリマーを含んでなる(例えば本質的にそれらからなる)。
特定の態様においては、ポリマー主鎖(またはその一部)が、このような成分の
1種(特に疎水性成分)を構成していてもよい。しかしながら、好ましいポリマ
ーは、以下の官能基、すなわち親水性置換基および疎水性置換基を両方共含有し
ている。一般に、このような置換基は、ポリマー主鎖からの側基であっても、ま
たは別の方法でポリマー主鎖に導入されていてもよい。種々のポリマーにより、
様々な程度の疎水性および親水性をオーバーコート層に付与するので、当業者は
個々の要求条件を満たすように個々のポリマーを選ぶことができるであろう。
【0027】 好適なポリマーには、カルボン酸基および/またはそれらのエステルおよび/
またはそれらの塩を含有しているものが含まれる。特定の好ましい態様において
は、上部層またはオーバーコート層は、少なくとも1種のアクリル系ポリマー、
とりわけ、(i)アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステルもしくはメタ
クリル酸エステルのポリマー、(ii)アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エ
ステルおよびメタクリル酸エステルの少なくとも1種から誘導される単位を含む
コポリマー、並びに(iii )前述のポリマー(i)およびコポリマー(ii)の塩
からなる群より選ばれる少なくとも1種のポリマーを含んでなる。好ましいアク
リル酸エステルおよびメタクリル酸エステルは、アルキルエステル、とりわけC 1 〜C6 アルキルエステル、より特別にはメチルエステルまたはエチルエステル
である。好適な塩には、アルカリ金属塩、例えばナトリウム塩またはカリウム塩
が含まれる。
【0028】 上記コポリマーは、2種以上のアクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステ
ルおよびメタクリル酸エステルから誘導される単位から本質的になっていてもよ
い。しかしながら、他の好適なコポリマーは、前記の酸およびエステルの少なく
とも1種から誘導される単位と共に、1種以上の他のモノマー種、例えばエチレ
ングリコール、エチレンオキシド、カルボン酸(例えばマレイン酸)、またはア
クリル酸アミドもしくはメタクリル酸アミドから誘導される単位を含んでなる。
ブロックコポリマーおよびグラフトコポリマーを含む、種々のタイプのコポリマ
ーを考慮に入れることができる。これらのポリマーおよびコポリマーの架橋もま
た考慮に入れることができる。
【0029】 実例として、ポリ(メタクリル酸メチル−コ−ポリエチレングリコールメタク
リレート)コポリマーにおいては、メタクリル酸メチル基はエーテル化基よりも
疎水性であり、ゆえに後者は親水性基を構成する。ポリ(アクリル酸−コ−マレ
イン酸)においては、アクリル酸部分の方がより疎水性であり、ゆえにマレイン
酸部分が親水性成分を構成する。ポリメタクリル酸メチルにおいては、ポリマー
主鎖が疎水性成分とみなされ、ゆえにメタクリル酸エステル基が親水性成分とみ
なされる。
【0030】 本発明に係る上部層を形成させるには、構成ポリマーまたはポリマー混合物を
一般に 0.003〜 0.5g/m2 の量で適用する。特定の好ましい態様においては、
ポリマーまたはポリマー混合物のレイダウンは 0.004〜 0.2g/m2 、より好ま
しくは 0.005〜 0.1g/m2 の範囲にある。目安として、均一に適用するものと
仮定すると、1g/m2 のレイダウンは1μmの厚みを生ずる。
【0031】 上記レイダウンでポリマーを適用して本発明に係るトップコートを形成させる
と、不連続な上部層を生ずることが見出された。この上部層は、原子間力顕微鏡
によって測定した場合に、表面積の50〜75%を概して覆っているであろう。この
不連続性はランダム分布であってもよい。出願人は理論に拘束されることを望む
ものではないけれども、このような両親媒性「オーバーコート」ポリマーは、そ
れらが塗布される条件および下にある基材の性状によって型取り(template)(ま
たは「誘導」もしくは「制約」)されるので、「オーバーコート」ポリマー(複
数種であってもよい)が呈する配座は、インクジェット要素または媒体の上部表
面において疎水性基が支配的となり、親水性基は下にある層(基材または基層)
に向かって引き下げられる傾向があるであろうと信じられている。しかしながら
、疎水性ドメインが表面に出現するにもかかわらず、上部層における不連続性に
より、インクジェットインクが親水性ドメインに迅速に移動し、その結果として
乾燥時間が改良されると信じられている。
【0032】 画像記録要素は他の画像記録物品またはその画像記録要素を使用しようとする
画像記録装置の駆動機構もしくは移送機構と接触するので、当該要素に、添加剤
(例えば界面活性剤、滑剤、艶消し粒子など)を、それらが重要な性質を過度に
低下させない程度に任意選択的に添加してもよい。
【0033】 基層および上部層を含む上述の層は、従来の塗布手段によって、支持体材料、
例えば当該技術分野において一般的に使用されている透明または不透明な支持体
材料に塗布してもよい。塗布方法には、線巻きロッドコーティング、スロットコ
ーティング、スライドホッパーコーティング、グラビア、カーテンコーティング
などが含まれるけれども、これらに限定されるものではない。これらの方法の中
には、両方の層を同時に塗布することが可能な、製造時の経済的観点から好まし
いものもある。
【0034】 本発明に係る記録要素を像形成させるのに使用されるインクは、よく知られて
いるインクである。概してインクジェット印刷において使用されているインク組
成物は、溶媒またはキャリア液体、染料または顔料、湿潤剤、有機溶媒、洗剤、
増粘剤、防腐剤などを含んでなるインク組成物である。多価アルコールなどの有
機材料が主たるキャリアまたは溶媒液体であるインクを使用してもよいけれども
、溶媒またはキャリア液体は単に水のみを含んでなっていてもよく、または水を
主成分とする1種以上の他の水混和性溶媒(例えば多価アルコール)との混合物
であってもよい。特に有用なのは、水と多価アルコールとの混合溶媒である。こ
のような組成物において使用される染料は概して水溶性の直接染料または酸タイ
プの染料である。このような液体組成物は、例えば、米国特許第 4,381,946号お
よび同 4,781,758号の各明細書(これらの各々における教示は引用により本明細
書に取り入れられる)を含む従来技術において詳細に記載されている。
【0035】 本明細書において開示されている記録要素は主にインクジェットプリンターに
おいて有用であると称してきたけれども、それらをペンプロッター集成装置用の
記録媒体として使用することもできる。ペンプロッターは、インク溜めと接触し
ている毛管の束からなるペンを使用して記録媒体の表面に直接書き込むことによ
って作動する。
【0036】 本発明に係る画像記録要素は、より厚い上部層を含有している従来の要素と比
較して優れた乾燥時間を示す。実に、本発明の特定の態様における乾燥時間の改
良は、単に上部層またはオーバーコート層を省くことによって得られるものを超
えている。本発明に係る記録要素は、高湿度条件下でさえ優れた乾燥時間を示す
ことができる。そのうえ、上部層または「オーバーコート」層の使用によって提
供される通常の望ましい性質を保持しつつ、乾燥時間における改良を得ることが
できる。例えば、本発明によれば、素速く乾燥するだけでなく、高度の光沢を示
し、写真画質印刷の過酷な要求条件(高いインクレイダウン)下でブロッキング
や裏移り(offset)をまったく示さない画像記録要素を得ることが可能である。像
形成された要素は典型的な印刷用染料に対する十分な耐水堅牢度および耐光堅牢
度を示す。さらに、当該要素は低コストで容易に製造することができる。
【0037】 本発明を以下の例において、以下の例によって説明する。
【0038】例1 インクジェットインク画像のための画像記録要素の数種類の試料を調製した。
各々の試料は、樹脂コート紙支持体を含んでなるものとし、カールを克服するた
めに、その裏にゼラチン層を塗布した。支持体の表側に、7.63g/m2 のゼラチ
ンレイダウンで、ゼラチンインク吸収層を支持体に塗布した。このインク吸収層
は、媒染剤として作用するカチオン性ラテックスポリマー( (m-およびp-クロロ
メチル) エテニルベンゼンとN,N-ジメチルメタンアミンで四級化された2-メチル
-2-プロペン酸1,2-エタンジイルエステル)を 848mg/m2 および高分子艶消し
剤(20μmの限定凝集ポリスチレンビーズ)を129.16mg/m2 含むものとした。
【0039】 上記ゼラチンインク吸収層に極薄上部層またはオーバーコートを適用した。こ
のオーバーコートを 0.006g/m2 の量で塗布し、結果として 0.005〜 0.1μm
の範囲の厚みを有する層とした。各々の試料には、オーバーコートとして異なる
ポリマーを塗布した。以下のように、これらの試料にA〜Hのラベルを付けた。
【0040】 試料 ポリマー ─────────────────────────────────── A ポリメタクリル酸メチル B ポリ(メタクリル酸メチル−コ−メタクリル酸) C ポリ(メタクリル酸メチル−コ− ポリエチレングリコールメタクリレート)コポリマー D ポリ(アクリル酸−コ−マレイン酸)、ナトリウム塩 E 軽度に架橋されたポリアクリル酸ナトリウム塩 F ポリ(アクリル酸−コ−アクリルアミド)、カリウム塩 G ポリアクリル酸ナトリウム塩 −架橋されたグラフトポリエチレンオキシド H ポリアクリル酸(平均分子量 450,000)
【0041】 HP PhotoSmart Printer を使用して、以下の設定で、上記試料に画像を適用し
た。HP PhotoSmart 光沢写真印画紙、最高印刷画質、および PhotoSmart 最高色
。インクジェットプリンターから試料が出た直後の印刷画像に挟み込まれた普通
紙片に転写されたインクの濃度によって、各々の印刷画像を乾燥させるのにかか
った時間を評価した。各々の場合において、一連の評価を行い、特定の所定の期
間の後に普通紙に転写されたインクの濃度を測定した。一般に、普通紙上のイン
ク濃度が低いほど、試料がより速く乾燥したことになる。これらの評価は相対湿
度80%において行った。このような条件は、素速く乾燥する能力を過酷な条件で
試験するものである。
【0042】 下記の表Iに、像形成された紙がプリンターを出てから種々の時間間隔の後に
普通紙に転写されたインクの濃度についての結果を示す。これらの結果は、対照
標準(画像記録要素は Kodak(商標)Inkjet Photographic Quality Paper Phot
o Weightとした)と比較して、試料A〜Hについて示してある。
【0043】 表Iの結果は、普通紙に転写されたインクの濃度が低いことによって示されて
いるように、すべての高分子オーバーコートが乾燥時間を改良することを示して
いる。
【0044】 上記試料BおよびDと同じ手法で調製されたインクジェット画像記録要素の試
料について、ある範囲の乾燥時間にわたって、全ステータスA反射濃度を測定す
ることによって、さらなる試験を行った。HP PhotoSmart Printer を使用し、80
%RHにおいて試験を行った。比較のために、同様の試験を、従来のインクジェッ
トインク画像用画像記録要素(セルロース化合物を含んでなる上部層が1g/m 2 で塗布されている)についても行った。これらの結果を図1(ポリマーB)お
よび図2(ポリマーD)に示す。
【0045】 本発明に係るポリマーオーバーコートの被覆面積の程度は、原子間力顕微鏡(
AFM)によって調べた。AFMにおいては、位相イメージングによってタッピ
ングモード走査時のカンチレバーの振動の位相をマッピングし、組成、接着性、
摩擦性、および粘弾性の変化を検出する。位相モードでは、位相モード画像から
計算される支持面積測定(bearing area measurement)によって付着の程度を評価
することが可能である。
【0046】 試料Dと同様に調製されたものであるけれども、ポリ(アクリル酸−コ−マレ
イン酸)のレイダウンが様々である試料について、上記AFM測定を行った。各
々の場合に、3枚の画像を取り、それらから幾何平均支持面積付着量(bearing a
rea coverage) を計算した。これらの結果を下記の表IIに示す。
【0047】 表IIの結果から導き出されるべき結論は、上記ポリ(アクリル酸−コ−マレイ
ン酸)を含んでなるオーバーコートは不連続であり、付着の程度が約50%〜約75
%の範囲内で変化しているということである。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】 勿論、上記説明は単に本発明の例であり、本発明の範囲内で詳細な変更を行う
ことができることは理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1の画像記録要素について、一連の乾燥時間に対して全ステー
タスA反射濃度を測定した実験の結果を示すグラフである。
【図2】 本発明に係る第2の画像記録要素について、一連の乾燥時間に対して全ステー
タスA反射濃度を測定した実験の結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パーブリック,マルコム ディー. イギリス国,ハートフォードシャー ダブ リュディー2 3エヌエックス,ブッシィ ー,コールドハーバー レーン 84 Fターム(参考) 2C056 EA01 FC06 2H086 BA13 BA15 BA33 BA34 BA35 BA36 BA41

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順に、支持体、インク受容層、および上部層を含んでなる、
    インク画像のための画像記録要素であって、 当該上部層が、親水性成分および疎水性成分を両方共含有しているポリマーま
    たは2種以上のこのようなポリマーの混合物を含んでなり、前記ポリマーまたは
    ポリマー混合物が 0.003〜 0.5g/m2 の量で当該上部層に存在していることを
    特徴とする画像記録要素。
  2. 【請求項2】 上記上部層中のポリマーまたはポリマー混合物が 0.004〜 0
    .2g/m2 の量で存在している、請求項1に記載の要素。
  3. 【請求項3】 上記上部層中のポリマーまたはポリマー混合物が 0.005〜 0
    .1g/m2 の量で存在している、請求項2に記載の要素。
  4. 【請求項4】 上記上部層が、親水性置換基および疎水性置換基を両方共含
    有しているポリマーを含んでなる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の要素。
  5. 【請求項5】 上記上部層が、(i)アクリル酸、メタクリル酸、アクリル
    酸エステルもしくはメタクリル酸エステルのポリマー、(ii)アクリル酸、メタ
    クリル酸、アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルの少なくとも1種か
    ら誘導される単位を含むコポリマー、並びに(iii )当該ポリマー(i)および
    コポリマー(ii)の塩からなる群より選ばれる少なくとも1種のポリマーを含ん
    でなる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の要素。
  6. 【請求項6】 前記エステルがC1 〜C6 アルキルエステルである、請求項
    5に記載の要素。
  7. 【請求項7】 前記エステルがメチルエステルまたはエチルエステルである
    、請求項6に記載の要素。
  8. 【請求項8】 前記塩がアルカリ金属塩である、請求項5〜7のいずれか1
    項に記載の要素。
  9. 【請求項9】 前記塩がナトリウム塩および/またはカリウム塩である、請
    求項8に記載の要素。
  10. 【請求項10】 上記コポリマーが、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル
    酸エステルまたはメタクリル酸エステルではない少なくとも1種のモノマーの単
    位をも含んでなる、請求項5〜9のいずれか1項に記載の要素。
  11. 【請求項11】 前記モノマーが、エチレングリコール、エチレンオキシド
    、マレイン酸またはアクリル酸アミドである、請求項10に記載の要素。
  12. 【請求項12】 上記基層が、ゼラチン、アセチル化ゼラチン、フタル化ゼ
    ラチン、酸化ゼラチン、キトサン、ポリアルキレンオキシド、ポリビニルアルコ
    ール、改質ポリビニルアルコール、スルホン化ポリエステル、部分加水分解ポリ
    (酢酸ビニル/ビニルアルコール)、ポリアクリル酸、ポリ1-ビニルピロリドン
    、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム、ポリ2-アクリルアミド -2-メタンスルホ
    ン酸、およびポリアクリルアミド並びにこれらの材料の混合物からなる材料の群
    より選ばれる、請求項1〜11のいずれか1項に記載の要素。
  13. 【請求項13】 上記基層がゼラチンを含んでなる、請求項12に記載の要
    素。
  14. 【請求項14】 上記基層が3〜20μmの厚みを有する、請求項1〜13の
    いずれか1項に記載の要素。
  15. 【請求項15】 上記基層および上記上部層の少なくとも一方が艶消し粒子
    を含んでいる、請求項1〜14のいずれか1項に記載の要素。
  16. 【請求項16】 原子間力顕微鏡によって測定した場合に、上記上部層が不
    連続であり、表面積の50〜75%を覆っている、請求項1〜15のいずれか1項に
    記載の要素。
  17. 【請求項17】 上記上部層の不連続性がランダム分布である、請求項16
    に記載の要素。
  18. 【請求項18】 インクジェットインク画像に好適な、請求項1〜17のい
    ずれか1項に記載の要素。
  19. 【請求項19】 インク画像のための画像記録要素を調製するための方法で
    あって、 支持体およびインク受容層を含む先駆要素を形成させる工程、並びに 当該先駆要素の、当該支持体から遠い側の表面に、親水性成分および疎水性成
    分を両方共含有しているポリマーまたは2種以上のこのようなポリマーの混合物
    を 0.003〜 0.5g/m2 の量で適用することによって、前記表面上に上部層を形
    成させる工程、 を含む方法。
  20. 【請求項20】 請求項2〜18のいずれか1項に記載の画像記録要素の調
    製に関する、請求項19に記載の方法。
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