JP2002531785A - 転がり部材を備えた装置 - Google Patents

転がり部材を備えた装置

Info

Publication number
JP2002531785A
JP2002531785A JP2000585569A JP2000585569A JP2002531785A JP 2002531785 A JP2002531785 A JP 2002531785A JP 2000585569 A JP2000585569 A JP 2000585569A JP 2000585569 A JP2000585569 A JP 2000585569A JP 2002531785 A JP2002531785 A JP 2002531785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radial bearing
rolling member
radius
ring
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000585569A
Other languages
English (en)
Inventor
ファイテン ヴェンデリン
ノイバウアー ヴェルナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens AG filed Critical Siemens AG
Publication of JP2002531785A publication Critical patent/JP2002531785A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H13/00Gearing for conveying rotary motion with constant gear ratio by friction between rotary members
    • F16H13/06Gearing for conveying rotary motion with constant gear ratio by friction between rotary members with members having orbital motion
    • F16H13/08Gearing for conveying rotary motion with constant gear ratio by friction between rotary members with members having orbital motion with balls or with rollers acting in a similar manner

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 転がり部材を備えた装置に関する。該装置には主回転軸線、該主回転軸線に対して同軸的に整合された第1の少なくとも1つのラジアル軸受を設けてあり、該ラジアル軸受が少なくとも1つの第1の内側リング、1つの第1の外側リング及び第1の転がり部材から成っており、該転がり部材が前記第1の内側リングと第1の外側リング部材との間を転動するようになっていて、第1の半径及び第1の副回転軸線を有している。さらに該装置には主回転軸線に対して同軸的に整合された第2の少なくとも1つのラジアル軸受を設けてあり、該ラジアル軸受が少なくとも1つのリング及び該リングに沿って転動する第2の転がり部材から成っており、該転がり部材が第2の半径及び第2の副回転軸線を有している。第1の転がり部材と第2の転がり部材とが互いに連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、転がり部材を備えた装置に関する。
【0002】 プラネタリーギア(planetary gear)の形の、転がり部材を備えた装置は(2)
に記載されている。
【0003】 (1)に記載のラジアル軸受によっては高いラジアル力が受け止められるもの
の、アキシャル力は全く若しくはわずかにしか受け止められない。この場合にラ
ジアル力は、ラジアル軸受によって支承された軸の回転軸線に対して垂直方向に
向いた力を意味している。アキシャル力は回転軸線に対して平行に向いた力を意
味している。
【0004】 (1)に記載のラジアル軸受、いわゆるニードルベアリングは転がり軸受の種
類に属する。該ラジアル軸受は外側リング及び内側リングの2つの2つのレース
リング、ニードルの形の転がり部材、並びに転がり部材保持器から成っている。
【0005】 レースリングが互いに次のように連結されており、転がり部材が内側リングの
外周面並びに外側リングの内周面に沿って転動する。転がり部材保持器が転がり
部材を互いに所定の間隔に保っている。
【0006】 (1)に記載の軸受は軸の案内及び支持のために用いられるものの、軸へのト
ルクの伝達のためには用いられ得ない。
【0007】 トルクの伝達及び変化は伝動装置によって実施される。
【0008】 (2)からいわゆる縮小された遊星連結ギア(planetary coupled gear)が公知
である。該縮小されたプラネタリーギアの種類に属する。
【0009】 プラネタリーギアは内歯のリングギア(ring gear)、外歯のプラネットホイー
ル(planet wheel)、外歯のサンギア(sun wheel)並びにキャリア(carrier)から成
っている。
【0010】 キャリアによって互いに結合されたプラネットホイール(遊星歯車)がサンギ
アの周りを回転し、この場合、プラネットホイールの歯部がサンギアの歯部に係
合している。さらに、プラネットホイールがリングギアによって取り囲まれてい
て、リングギアに沿って転動するようになっており、この場合、プラネットホイ
ールの歯部がリングギアの歯部に係合している。
【0011】 縮小された遊星連結ギアにおいては、2つのプラネタリーギアが、それぞれ第
1のプラネタリーギアの1つのプラネットホイールと第2のプラネタリーギアの
1つのプラネットホイールとを結合することによって連結されている。
【0012】 (2)に記載の第1のプラネタリーギアは、第1の内歯のリングギア、第1の
外歯のプラネットホイール、第1の外歯のサンギア並びに第1のキャリアから成
っている。
【0013】 (2)に記載の第2のプラネタリーギアは、第2の内歯のリングギア、第2の
外歯のプラネットホイール、並びに第2のキャリアから成っている。
【0014】 第1のプラネタリーギアが第2のプラネタリーギアに堅く結合されている。第
1のプラネットホイールが外側から第1のリングギアによって取り囲まれており
、第2のプラネットホイールが外側から第2のリングギアによって取り囲まれて
いる。この場合、第1のプラネットホイールの歯部が第1のリングギアの歯部に
係合している。同じことが第2のプラネットホイールにも当てはまる。プラネッ
トホイールの歯部が内側で第1のサンギアの歯部に係合していて、第1のサンギ
アに沿って転動する。
【0015】 第1のリングギア、例えば該リングギアを遊星連結ギアのケーシングにねじ結
合することによって固定されている。
【0016】 遊星連結ギアへの入力が第1のサンギアを介して行われる。このことは、例え
ば駆動軸を第1のサンギアに結合することによって実施される。第1のサンギア
が第1のプラネットホイールを、ひいては該第1のプラネットホイールに堅く結
合された第2のプラネットホイールも駆動する。第1のプラネットホイールが第
1のサンギアの周囲を転動し、かつ第1の内歯のリングギアに沿って転動する。
第2のプラネットホイールが内歯の第2のリングギアに沿って転動して、ひいて
は第2のリングギアを駆動する。
【0017】 遊星連結ギアからの出力が第2のリングギアを介して行われ、該リングギアが
例えば被駆動軸(出力軸)に結合されている。
【0018】 (2)に記載の連結ギアはi=−16.24の伝達比を有している。該伝達比
は、次に示す式に基づく出力回転数(被駆動回転数)と入力回転数(駆動回転数
)との比を意味しており: i=出力回転数/入力回転数である。
【0019】 伝達比のマイナスの値は、被駆動軸が駆動軸と逆向きに回転することを意味し
ている。
【0020】 (2)に記載の遊星連結ギアには種々の欠点がある。該遊星連結ギアによって
は入力回転数の加速しか実施できない。1よりも小さい伝達比iは実施できない
。該遊星連結ギアの使用は制限されている。
【0021】 さらに(2)に記載の遊星連結ギアは、軸の軸受の機能を満たすことができな
い。(2)によって公知の遊星連結ギアにおいては、駆動軸及び被駆動軸の付加
的な及び別個の支承が必要である。このことは比較的大きな構造につながり、コ
ストが高くなる。
【0022】 従って本発明の課題は、遊星連結ギアをさらに改善して、軸の支承のために使
用でき、加速及び減速が実施できるようにすることである。
【0023】 前記課題を解決するために本発明に基づく構成では、転がり部材を備えた装置
が次の構成部分を有しており: a)主回転軸線、 b)主回転軸線に対して同軸的に整合された第1の少なくとも1つのラジアル軸
受、該ラジアル軸受が少なくとも1つの第1の内側リング、1つの第1の外側リ
ング及び第1の転がり部材から成っており、該転がり部材が前記第1の内側リン
グと第1の外側リング部材との間を転動するようになっていて、第1の半径及び
第1の副回転軸線を有しており、 c)主回転軸線に対して同軸的に整合された第2の少なくとも1つのラジアル軸
受、該ラジアル軸受が少なくとも1つのリング及び該リングに沿って転動する第
2の転がり部材から成っており、該転がり部材が第2の半径及び第2の副回転軸
線を有しており、 さらに該装置において、第1の転がり部材と第2の転がり部材とが互いに連結さ
れている。
【0024】 本発明の特別な利点として、前記装置が軸の支承のためにも、トルクの伝達の
ためにも用いられる。これによって、機能的な2つの特性が一緒に得られる。従
って、このような機能的な特性を有する構成によって小さな構造の装置が可能に
なり、コストが減少される。
【0025】 本発明の有利な構成が従属項に記載してある。有利には第1の半径と第2の半
径とが互いに異なっている。別の実施態様ではそれぞれ1つの第1の転がり部材
と1つの第2の転がり部材とが次のように連結されており、即ち、第1の副回転
軸線と第2の副回転軸線とが主回転軸線に対して同じ距離を有している。
【0026】 本発明の別の実施態様では、それぞれ1つの第1の転がり部材と1つの第2の
転がり部材とが次のように連結されており、即ち、第1の副回転軸線と第2の副
回転軸線とが主回転軸線に対して異なる距離を有している。
【0027】 特に簡単には連結が、それぞれ1つの第1の転がり部材と1つの第2の転がり
部材とを唯一の部材にまとめることによって行われている。該部材が有利には円
錐形状若しくは円筒形状を有している。
【0028】 唯一の部材を円筒形状として形成されている場合には、該円筒体が有利には1
つの段部によって分けられた2つの部分円筒から成っており、第1の部分円筒が
第1の半径を有しており、第2の部分円筒が第2の半径を有している。
【0029】 有利には、装置が第3の副回転軸線を有する軸にトルクを伝達するために使用
される。このために、第1の外側リングにトルクが生ぜしめられる。トルクが第
1のラジアル軸受及び第2のラジアル軸受を用いて軸に伝達される。該軸が少な
くとも1つのラジアル軸受に結合されている。
【0030】 特に簡単な構成では、軸が第1のラジアル軸受に次のように結合されており、
即ち、第3の副回転軸線が主回転軸線とが合致している。
【0031】 有利には、装置が減速比の軸の駆動のために使用される。このために、第1の
外側リングが駆動部に連結されている。リングが固定されている。駆動部、例え
ばモータを用いてトルクが第1の外側リングに生ぜしめられ、かつ第1のラジア
ル軸受及び第2のラジアル軸受を介して軸に伝達される。
【0032】 さらに別の実施態様では、第1の半径が第2の半径よりも大きくなっている。
これによって装置が軸の支承に加えて伝動装置としても用いられて、入力回転数
と軸の回転数との間の高い減速比が達成される。
【0033】 第1の半径と第2の半径との間の別の比によって、別の減速比若しくは伝達比
が得られる。
【0034】 次に本発明の実施例を図面に示して、詳細に説明する。
【0035】 図1は軸の支承及び駆動並びに軸の回転数の伝達及び変化のための装置の構造を
示している。該装置は次の構成部分を備えており: ケーシング101、 第1のラジアル軸受の孔直径dII1及び平均的な外径dIA1を有する内側リ
ング102、 回転軸線dWK120を有する転がり部材103、 転がり部材保持器115、 第1のラジアル軸受の平均的な孔直径dAI1及び外径dAA1を有する外側リ
ング104、 第2のラジアル軸受の孔直径dII2及び平均的な外径dIA2を有する内側リ
ング105、 第3のラジアル軸受の孔直径dII3及び平均的な外径dIA3を有する内側リ
ング106、 第3のラジアル軸受の平均的な孔直径dAI3及び外径dAA3を有する外側リ
ング107、 第4のラジアル軸受の孔直径dII4及び平均的な外径dIA4を有する内側リ
ング108、 回転軸線d(対称軸線112)及び半径rを有する被駆動軸109、 孔直径dHI及び外径dHAを有するスリーブ110、 孔直径dKIを有する円錐ホイール111、 ねじ結合部116、及び 円錐ホイール114を有するモータ113。
【0036】 第1のラジアル軸受の内側リング102及び第3のラジアル軸受の内側リング
106が被駆動軸109に次のように取り付けられており、即ち第1のラジアル
軸受の内側リング102の孔及び第3のラジアル軸受の内側リング106の孔が
被駆動軸109の回転軸線d112に対して同軸的に整合させられている。両方
の内側リング102,106が被駆動軸109にプレス嵌めされている。
【0037】 両方の内側リング102,106の、被駆動軸109の回転軸線d112に関
して半径方向外側に向けられた側面、即ちレース面に沿って転がり部材103を
転動させるようになっており、転がり部材が被駆動軸109の回転軸線d112
に関して半径方向及び軸線方向で転がり部材保持器115に案内されていて、レ
ース面で転がり部材103の回転軸線dWK120を基準とした平均的な半径r I1 ,rI3を有している。
【0038】 転がり部材103は、両側で対称的な円錐形状を有している。レース面は、転
がり部材103の形状に対応して形成された表面を有している。転がり部材10
3の軸線方向の位置が、両方の内側リング102,106に関して対称的に設定
されている。即ち、rI1=rI3である。
【0039】 第1のラジアル軸受の外側リング104及び第3のラジアル軸受の外側リング
107が次のように配置されており、即ち、転がり部材103が、内側リング1
02,106に対応して両方の外側リング104,107の、被駆動軸の回転軸
線d112に関して半径方向外側に向けられた側面(レース面)に沿って転動す
るようになっている。
【0040】 さらに、第1のラジアル軸受の外側リング104及び第3のラジアル軸受の外
側リング107はスリーブ110内に次のように配置されており、即ち、両方の
外側リング104,107及びスリーブ110の孔が被駆動軸109の回転軸線
d112に対して同軸的に整合させられており、両方の外側リング104,10
7がスリーブ110内にプレス嵌めされている。
【0041】 スリーブ110の、被駆動軸109の回転軸線d112に関して半径方向外側
に向けられた側面に、円錐ホイール(ベベルホイール[bevel wheel])111が
プレス嵌めによって取り付けられている。
【0042】 円錐ホイール111が、モータ113によって該モータに取り付けられた対応
する円錐ホイール114を介して駆動される。
【0043】 第2のラジアル軸受の内側リング105及び第4のラジアル軸受の内側リング
108が、ねじ結合部116によってケーシング101に固定されている。両方
の内側リング105,108の軸線方向の位置が次のように設定されており、即
ち、転がり部材103が両方の内側リング105,108のレース面で転がり部
材103の回転軸線dWK120を基準とした平均的な半径rI2,rI4を有
しており、rI2=rI4である。
【0044】 転がり部材103の両側で対称的な円錐形状は次のように形成されており、即
ち、半径rI1が半径rI2よりもわずかだけ大きく、若しくは半径rI3が半
径rI4よりもわずかだけ大きくなっている。同様のことが装置の内側リング及
び外側リングにも当てはまる。ここで、 dIA1=dIA3AI1=dAI3IA2=dIA4 である。さらに、 r=dII1/2=dII3/2 dAI1=dIA1+2*rI1AI3=dIA3+2*rI1I1=rI2+rAA1=dAA3=dHIII2=dII4=dII1+2*rIA2=dIA4=dIA1+2*rHA=dKI である。
【0045】 レース面上での転がり部材103のできるだけ摩擦のない転動が、装置をオイ
ル潤滑してカプセル状に密閉することによって達成される。
【0046】 ケーシング101に切欠きが設けてあり、これによって装置の円錐ホイール1
11へのモータ113の円錐ホイール114の係合が可能である。さらにケーシ
ング101は被駆動軸109のための2つの切欠きを有している。
【0047】 モータ113によって円錐ホイール111に生ぜしめられた回転数n1が次に
述べる伝達比i12によって被駆動軸109に被駆動回転数nで伝達される:
【0048】
【数1】
【0049】 rI2=2.4mm、dIA1=49.96mm、及びdIA2=50mmであ
る装置にとって、−0.005の伝達比が得られる。
【0050】 円錐ホイールに生ぜしめられる回転数n=10000rpmで、被駆動軸回
転数n=n*i12=−49.53rpmが得られる。
【0051】 装置の、被駆動軸109の支承部及び伝動部として機能は、第1及び第2のラ
ジアル軸受の使用によってすでに達成されるものの、第3及び第4のラジアル軸
受による補足的な対称の構成によって、装置の安定性並びに機械的に有効な力伝
達に関する改善が得られる。
【0052】 図2は、図1と同じく、軸の支承及び駆動並びに軸の回転数の伝達及び変化の
ための装置の構造を示している。該装置は次の構成部分を備えており: ケーシング201、 第1のラジアル軸受の孔直径dII1及び外径dIA1を有する内側リング20
2、 半径rK1の第1の球体203a、 半径rK2の第2の球体203b、 第1の転がり部材保持器215、 第2の転がり部材保持器216、 第1のラジアル軸受の孔直径dAI1及び外径dAA1を有する外側リング20
4、 第2のラジアル軸受の孔直径dII2及び外径dIA2を有する内側リング20
5、 第2のラジアル軸受の孔直径dAI2及び外径dAA2を有する外側リング21
6、 第3のラジアル軸受の孔直径dII3及び外径dIA3を有する内側リング20
6、 第3のラジアル軸受の孔直径dAI3及び外径dAA3を有する外側リング20
7、 第4のラジアル軸受の孔直径dII4及び外径dIA4を有する内側リング20
8、 第4のラジアル軸受の孔直径dAI4及び外径dAA4を有する外側リング21
7、 回転軸線d(対称軸線)212及び半径rを有する被駆動軸209、 第1の孔直径dH1、第2の孔直径dH2及び外径dHAを有するスリーブ21
0、 孔直径dKIを有する円錐ホイール211、 ねじ結合部218、及び 円錐ホイール214を有するモータ213。
【0053】 第1のラジアル軸受の内側リング202及び第3のラジアル軸受の内側リング
206が被駆動軸209に次のように取り付けられており、即ち第1のラジアル
軸受の内側リング202の孔及び第3のラジアル軸受の内側リング206の孔が
被駆動軸209の回転軸線d212に対して同軸的に整合させられている。両方
の内側リング202,206が被駆動軸209にプレス嵌めされている。
【0054】 両方の内側リング202,206の、被駆動軸209の回転軸線d212に関
して半径方向外側に向けられた側面、即ちレース面に沿って第1のラジアル軸受
の第1の球体203a及び第3のラジアル軸受の第1の球体203aが転動する
ようになっており、この場合、第1のラジアル軸受の第1の球体203aが第1
の転がり部材保持器215内に案内され、かつ第3のラジアル軸受の第1の球体
203aが第2の転がり部材保持器216内に案内されている。
【0055】 さらに第1の転がり部材保持器215は、第1のラジアル軸受の第1の球体2
03aも第2のラジアル軸受の第2の球体203bも案内するように形成されて
いる。第1の球体203aと第2の球体203bとは互いに同一である(rK1 =rK2)。第2のラジアル軸受の第2の球体203bの、第1の転がり部材保
持器215による案内は次のように行われており、即ち、第2のラジアル軸受の
第2の球体203bの回転軸線若しくは中心点が第1のラジアル軸受の第1の球
体203aの回転軸線若しくは中心点に対して軸線方向へ、かつ被駆動軸209
の回転軸線d212に関し半径方向外側へずらされている(軸線方向のずらし量
、半径方向のずらし量r)。同じことが、第4のラジアル軸受の第2の球
体203b、第3のラジアル軸受の第1の球体203a及び、所属の第2の転が
り部材保持器216にも当てはまる。
【0056】 第1のラジアル軸受の外側リング204及び第3のラジアル軸受の外側リング
207が次のように配置されており、即ち、第1の球体203aが両方の外側リ
ング204,207の、被駆動軸209の回転軸線d112に関して半径方向外
側に向けられた側面(レース面)に沿って転動するようになっている。
【0057】 さらに、第1のラジアル軸受の外側リング204及び第3のラジアル軸受の外
側リング207はスリーブ210内に次のように配置されており、即ち、両方の
外側リング204,207及びスリーブ210の孔が被駆動軸209の回転軸線
d212に対して同軸的に整合させられており、両方の外側リング204,20
7がスリーブ210内にプレス嵌めされている。
【0058】 スリーブ210の、被駆動軸209の回転軸線d212に関して半径方向外側
に向けられた側面に、円錐ホイール211がプレス嵌めによって取り付けられて
いる。
【0059】 円錐ホイール211が、モータ213によって該モータに取り付けられた対応
する円錐ホイール214を介して駆動される。
【0060】 第2のラジアル軸受が、第1の転がり部材保持器215及び該第2のラジアル
軸受の第2の球体203bの、第1のラジアル軸受の第1の球体203aに対し
て転がり部材保持器によって生ぜしめられた軸線方向及び半径方向のずらし量(
、r)に関連してスリーブ210内に取り付けられている。同じことが第
4のラジアル軸受にも当てはまる。
【0061】 スリーブ210が相応に適合され、従って異なる孔を有している(dH1,d H2 )。第2のラジアル軸受の外側リング216及び第4のラジアル軸受の外側
リング217がスリーブ210内にプラス嵌めによって取り付けられている。
【0062】 孔及び軸受リングの直径にとって次のことが当てはまり: dIA1=dIA3AI1=dAI3AI2=dAI4IA2=dIA4 である。さらに、 r=dII1/2=dII3/2 dAI1=dIA1+2*rK1AI3=dIA3+2*rK1AI2=dIA2+2*rK2AI4=dIA4+2*rK2AA1=dAA3=dH1H2=dH1+2*rAA2=dAA4=dH2=dAA1+2*rAI2=dAI4=dAI1+2*rII2=dII4=dII1+2*rIA2=dIA4=dIA1+2*rHA=dKI である。
【0063】 さらに、第2のラジアル軸受の内側リング205及び第4のラジアル軸受の内
側リング208が、ねじ結合部218によってケーシング201に固定されてい
る。
【0064】 レース面上での第2の球体203bのできるだけ摩擦のない転動が、装置をオ
イル潤滑してカプセル状に密閉することによって達成される。
【0065】 ケーシング201に切欠きが設けてあり、これによって装置の円錐ホイール2
11へのモータ213の円錐ホイール214の係合が可能である。さらにケーシ
ングは被駆動軸209のための2つの切欠きを有している。
【0066】 モータ213によって装置の円錐ホイール211に生ぜしめられた回転数n が次に述べる伝達比i12によって被駆動軸に被駆動回転数nで伝達される:
【0067】
【数2】
【0068】 rK1=rK2=2.2mm、 r=19mm、r=1.5mm、 dH1=31.4mm、dHA=33mm、 dIA1=46mm、及びdIA2=49mmである装置にとって、−0.00
5の伝達比が得られる。
【0069】 装置の別の幾何学的な寸法は前述の式によって求められる。
【0070】 円錐ホイール211に生ぜしめられる回転数n=10000rpmで、被駆
動軸回転数n=n*i12=−53.73rpmが得られる。
【0071】 装置の、被駆動軸209の支承部及び伝動部として機能は、第1及び第2のラ
ジアル軸受の使用によってすでに達成されるものの、第3及び第4のラジアル軸
受による補足的な対称の構成によって、装置の安定性に関する改善が得られる。
【0072】 次に前記実施例の変化例について述べる。
【0073】 各実施例において、被駆動軸の別の伝達比i12及び/又は別の回転方向が次
のことによって実施でき、即ち、 ・両側で対称的な円錐形状が大きい(急な)若しくは小さい(緩やかな)円錐勾
配を有しており、 ・第1の球体rK1の半径と第2の球体rK2の半径とが異なっており、 ・1つのラジアル軸受の1つのリングの直径が大きく及び/又は小さくされ、 ・1つのラジアル軸受の別のリングがケーシングに固定される。
【0074】 これに対応して装置の別の構成部分も適合される。
【0075】 転がり部材の両側で対称的な円錐形状の代わりに、第1の半径rI1=rI3 と第2の半径rI2=rI4の2つの部分円筒を有する対称的な円筒形の部材が
転がり部材として用いられてよい。
【0076】 転がり抵抗の減少のために、適当にオイル潤滑されてカプセル状に密閉された
ラジアル軸受が用いられてよい。相応のシールが設けられ得る。
【0077】 本発明の先行技術として次の出版物が挙げられる: (1) DUBBEL Taschenbuch fuer den Maschinenbau, Hrsg. W. Beitz, K. -H.
Kuetter, 1995, Springer Verlag Berlin, ISBN 3-540-57650-9, G4 Waelzlager
ungen, G 74-78(DUBBEL 機械構成のためのポケットブック、編集者 W・バイツ
、K.-H・キュッター、1995年, スプリンガー出版 ベルリン、 ISBN 3-540-5765
0-9, G4 転がり軸受、G 74-78頁)、 (2) DUBBEL Taschenbuch fuer den Maschinenbau, Hrsg. W. Beitz, K. -H.
Kuetter, 1995, Springer Verlag Berlin, ISBN 3-540-57650-9, G8 Zahnradget
riebe, G 146-148(DUBBEL 機械構成のためのポケットブック、編集者 W・バイ
ツ、K.-H・キュッター、1995年, スプリンガー出版 ベルリン、 ISBN 3-540-57
650-9, G8 歯車伝動装置、G 146-148頁)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 軸の支承及び駆動のための装置の概略図。
【図2】 軸の支承及び駆動のための装置の概略図。
【符号の説明】
102 内側リング、 103 転がり部材、 104 外側リング、
105,106 内側リング、 107 外側リング、 108 内側リ
ング、 109 被駆動軸、 110 スリーブ、 111 円錐ホイー
ル、 113 モータ、 114 円錐ホイール、 115 転がり部材
保持器、 116 ねじ結合部、 201 ケーシング、 202 内側
リング、 203a,203b 球体、 204 外側リング、 205
,206 内側リング、 207 外側リング、 208 内側リング、
209 被駆動軸、 210 スリーブ、 211 円錐ホイール、
213 モータ、 214 円錐ホイール、 215 転がり部材保持器、
216,217 外側リング、 218 ねじ結合部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転がり部材を備えた装置であって、次の構成部分を有してお
    り、即ち a)主回転軸線、 b)主回転軸線に対して同軸的に整合された第1の少なくとも1つのラジアル軸
    受、該ラジアル軸受が少なくとも1つの第1の内側リング、1つの第1の外側リ
    ング及び第1の転がり部材から成っており、該転がり部材が前記第1の内側リン
    グと第1の外側リング部材との間を転動するようになっていて、第1の半径及び
    第1の副回転軸線を有しており、 c)主回転軸線に対して同軸的に整合された第2の少なくとも1つのラジアル軸
    受、該ラジアル軸受が少なくとも1つのリング及び該リングに沿って転動する第
    2の転がり部材から成っており、該転がり部材が第2の半径及び第2の副回転軸
    線を有しており、 該装置において、第1の転がり部材と第2の転がり部材とが互いに連結されてい
    ることを特徴とする、転がり部材を備えた装置。
  2. 【請求項2】 複数の第1のラジアル軸受が設けられている請求項1記載の
    装置。
  3. 【請求項3】 複数の第2のラジアル軸受が設けられている請求項1又は2
    記載の装置。
  4. 【請求項4】 第1の半径と第2の半径とが互いに異なっている請求項1か
    ら3のいずれか1項記載の装置。
  5. 【請求項5】 それぞれ1つの第1の転がり部材と1つの第2の転がり部材
    とが次のように連結されており、即ち、第1の副回転軸線と第2の副回転軸線と
    が主回転軸線に対して同じ距離を有している請求項1から4のいずれか1項記載
    の装置。
  6. 【請求項6】 それぞれ1つの第1の転がり部材と1つの第2の転がり部材
    とが次のように連結されており、即ち、第1の副回転軸線と第2の副回転軸線と
    が主回転軸線に対して異なる距離を有している請求項1又は2記載の装置。
  7. 【請求項7】 それぞれ1つの第1の転がり部材と1つの第2の転がり部材
    とが唯一の部材にまとめられている請求項1から6のいずれか1項記載の装置。
  8. 【請求項8】 唯一の部材が円錐形状を有している請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 唯一の部材が、第1の半径と第2の半径とを有する円筒形の
    部材である請求項7記載の装置。
  10. 【請求項10】 トルクの伝達のために使用され、この場合、トルクが第1
    の外側リングに生ぜしめられるようになっており、かつトルクが第1のラジアル
    軸受及び第2のラジアル軸受を用いて、第3の副回転軸線を有する軸に伝達され
    るようになっており、該軸が少なくとも1つのラジアル軸受に結合されている請
    求項1から9のいずれか1項記載の装置。
  11. 【請求項11】 軸が第1のラジアル軸受に次のように結合されており、即
    ち、第3の副回転軸線が主回転軸線とが合致している請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 軸の駆動のために使用され、この場合、第1の外側リング
    が駆動部に連結されており、リングが固定されている請求項10又は11記載の
    装置。
  13. 【請求項13】 減速比の軸の駆動のために使用され、この場合、第1の半
    径が第2の半径よりも大きくなっている請求項12記載の装置。
JP2000585569A 1998-12-02 1999-12-01 転がり部材を備えた装置 Withdrawn JP2002531785A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19855680 1998-12-02
DE19855680.2 1998-12-02
PCT/DE1999/003804 WO2000032962A1 (de) 1998-12-02 1999-12-01 Anordnung mit wälzkörpern

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002531785A true JP2002531785A (ja) 2002-09-24

Family

ID=7889781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000585569A Withdrawn JP2002531785A (ja) 1998-12-02 1999-12-01 転がり部材を備えた装置

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP1135631A1 (ja)
JP (1) JP2002531785A (ja)
WO (1) WO2000032962A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1316598B1 (it) 2000-08-07 2003-04-24 Caen Microelettronica E Sistem Manufatto tessile con fibre illuminate, capo di abbigliamento daquesto ottenuto e metodo di produzione del manufatto.
CN110259900B (zh) * 2019-06-20 2021-04-06 成都中良川工科技有限公司 一种用于传动的回转装置、包括其的传动设备和传动方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3011364A (en) * 1959-02-04 1961-12-05 Barden Corp Ball bearing speed reducer
US3477315A (en) * 1967-12-18 1969-11-11 Elmer Fred Macks Dynamoelectric device with speed change mechanism
FR2318354A1 (fr) * 1975-07-15 1977-02-11 Sofermo Mecanisme d'articulation compacte
JPS5929864A (ja) * 1982-08-10 1984-02-17 Matsushita Electric Works Ltd 遊星減速機
JPS60220253A (ja) * 1984-04-14 1985-11-02 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 摩擦ロ−ラ式減速機

Also Published As

Publication number Publication date
WO2000032962A1 (de) 2000-06-08
EP1135631A1 (de) 2001-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4391163A (en) Planetary gear assembly
US7988583B2 (en) Final reduction gear device
KR20030079933A (ko) 유성 변속장치
JPH08170706A (ja) 自動無段変速機
US5025671A (en) High ratio planetary type traction roller transmission
US9593756B2 (en) Bearing assembly configured to handle axial and radial loads
JP2000065162A (ja) 減速機
JP2003074667A (ja) 混成差動歯車装置
US8951158B2 (en) Planetary friction gear continuously variable transmission
JPH07239004A (ja) 動力伝達装置
JP2002531785A (ja) 転がり部材を備えた装置
US8529390B2 (en) Internal rocker arm type epicycle wheel system with bidirectional input and unidirectional output
US4827799A (en) Variable planetary transmission for a motorcycle or remote-control car
JP3994659B2 (ja) 摩擦ローラ式変速装置
US10047838B2 (en) Speed changer
JP3617645B2 (ja) マイクロトラクションドライブ
CN112943878B (zh) 减速机
JP2003336705A (ja) マイクロトラクションドライブ
JPH0633802B2 (ja) 多段式変速機
US11852224B2 (en) Gear unit for an electric drive system of a motor vehicle and electric drive system with such a gear unit
JPH1089431A (ja) 摩擦伝動装置
JP2997832B2 (ja) 遊星変速装置の入出力結合機構
JPH09201004A (ja) 摩擦式変速機と電動機の結合方法
JP2021014868A (ja) ローラ式差動減速装置
JPH04210149A (ja) トラクション型変速装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070206