JP2002520593A

JP2002520593A - 材料物性の放射線監視

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Publication number: JP2002520593A
Application number: JP2000559422A
Authority: JP
Inventors: パーミー、リチャード、ジョン
Original assignee: エイブイエスメトロロジイリミテッド
Priority date: 1998-07-08
Filing date: 1999-07-08
Publication date: 2002-07-09
Also published as: EP1093576A1; AU747564B2; GB2340934A; AU4637499A; GB9814701D0; US6385284B1; WO2000003236A1; GB9916059D0; CA2336839A1

Abstract

(57)【要約】材料の物性（例：処理された肉製品の比重や密度、紙巻きタバコ棒のタバコの重量等）を監視する装置、組立体、および方法である。監視装置は、監視されている物性を有する材料に放射線３０を指向されるようになされた装置１９と、照射された材料を通り抜けた、残りの測定放射線のレベルを感知し、感知された該測定放射線のレベルを代表する各測定信号を発するようになされた第１感知装置２３と、監視されている物性を有する材料の放射線吸収特性よりも低いか、高いかのいずれかである、予め定めた放射線吸収特性を有するとともに、放射線３０の経路（所望により、物性監視すべき材料の近傍または内部）に位置するようになされた基準装置１８と、射された前記基準装置を通り抜けた、残りの基準放射線のレベルを感知し、感知された該基準放射線のレベルを代表する基準信号を発するようになされた第２感知装置２２と、前記測定信号と基準信号を処理し、監視装置の可変動作パラメータのいずれかを考慮して修正された、実際の監視物性を代表する補正測定信号を発するようになされた装置１３０とを含む。本発明は、作動状態に基づいて監視装置を較正する方法をも提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】本発明は、例えば、Ｘ線ビームのような、浸透性放射線または回折性放射線を
用い、測定すべき物性を有する材料による該放射線の吸収量を測定して製造され
た肉製品の比重や密度、引いては一定横断面積の紙巻きタバコ棒のタバコの重量
のような材料の物性の監視に関するものである。

【０００２】本発明は、特に、肉処理業界で使用されるが、その他の製品処理業界（例：タ
バコ処理業界、薬剤処理業界、プラスチック処理業界）でも使用される。

【０００３】典型的には、比重のような監視されている物性を有する材料を、放射線ビーム
（例：Ｘ線）の経路に配置し、センサーまたはセンサー列で、物性値を代表する
信号（製品によって吸収される放射線量によって定まり、したがって、センサー
の受ける残りの放射線量によって定まる）を発生させる。

【０００４】肉処理業界では、肉製品スラリーまたは各種サイズの粒子から成るエマルジョ
ン（乳状液）の比重を監視して、製品中の脂肪割合の変化を測定することができ
る。従来法によると、比重の違いは極めて僅かな信号変化をもたらすに過ぎない
ため、以前よりも高い精度で処理される肉製品の比重を監視する技術を開発する
必要のあることが判った。

【０００５】タバコ業界では、伝統的に、紙巻きタバコ状態に形成された位置におけるタバ
コのベータ線吸収量を監視することによってタバコの重量制御が決定されている
。この技術は、巻きタバコの重量密度を維持するための閉ループ系の一部を形成
し、タバコ製品の原価が高いことを考慮すると、とりわけ重要である。現在、放
射能源（例：ベータ線発生源）の使用は、放射能源の取扱いと廃棄に関する法規
制上の配慮を要するが故に、益々望ましくないものになりつつある。

【０００６】調剤業界では、容器中の調合された粉末薬剤または容器（例：ブリスターパッ
ク＝水ぶくれ形状の包装体）中の錠剤の正確な重量を測定するために、同様な監
視技術が用いられている。

【０００７】医療業界でも、包装体中の詰め物の正確な量を測定するために、類似の技術が
用いられている。

【０００８】また、食品業界では、製品の存在および／または塊を正確に測定するために、
類似の監視技術が用いられている。

【０００９】しかし、すべて現在の放射線吸収監視技術は、製品に吸収されない動径放射線
を受けるため、センサで生じる信号が、監視行程中に変わる不確定な動作パラメ
ータにより影響される。このような可変動作パラメータは、放射線吸収監視技術
において、放射線発生器、例えば、Ｘ線ビーム発生器への促進電圧、発生器の放
射線ビーム流れ及び非常に多くのケースにおける監視環境を取巻く温度変化を含
む。

【００１０】このような動作パラメータにおけるこれら変化は、監視行程中の他ものと同様
に、不正確な監視測定の結果であり、もし製品の物性が正確に決定されるべき場
合には望ましくない。概して云えば、物性の監視で要求される正確性を与えるに十分な程度にこれら
パラメータのいくつかあるいはすべてを安定させることは困難である。従って、本発明は、製造された製品の物性を監視する既知の放射線吸収技術に
関連して上記記述の不利益を解消し、または少なくとも実質的に減少した装置、
組立方法を提供することを目的とする。

【００１１】すなわち、本発明の第一の観点は、処理された肉製品の比重や密度、紙巻きタ
バコ棒のタバコの重量のような材料の物性を監視するための装置を提供すること
にあり、該装置は：（a）監視すべき物性を有する材料に放射線を指向させる装置；（b）放射された材料から通る残りの測定放射線のレベルを感知すると共に残りの測定放射線の前記感知レベルに応じたそれぞれの測定信号を発する第１感知装置；（c）所望により監視されている物性を有する材料の近傍または内部、放射線の経路に位置するようにされ、そして監視されている物性を有する材料の予め決められた低いおよび/または高い放射線吸収特性に対応する放射線吸収特性を有する基準装置；（d）前記照射された基準装置から通る残りの基準放射線のレベルを感知すると共に残り基準放射線の前記第2レベルを代表する基準信号を発する第2感知装置；および（e）測定及び基準信号を処理すると共に装置の可変動作パラメータのいずれかを考慮して修正された、実際の監視されている物性を代表する補正測定信号を発する装置を備える。

【００１２】本発明の第2の観点によれば、処理された肉製品の比重や密度、紙巻きタ
バコ棒のタバコの重量のような材料の物性を監視する組立体を提供することで
あり、該組立体は：（i）監視されている物性を有する材料を収納する室；（ii）監視されている物性を有し前記室に収納された材料に放射線を指向さ
せる装置；（iii）前記室内の照射された材料から通り抜ける残りの測定放射線のレベ
ルを感知すると共に残りの測定放射線の前記感知されたレベルを代表する測定
信号を発する第1感知装置；（iv）所望により前記室の近傍または内部、放射線の経路に位置するように
され、そして前記室内にあって監視されている物性を有する材料の予め決めら
れた低いおよび/または高い放射線吸収特性に対応する放射線吸収特性を有す
る基準装置；（v）前記照射された基準装置から通る残りの基準放射線のレベルを感知す
ると共に残りの基準放射線のレベルを代表する基準信号を発する第2感知装置
；および（vi）測定及び基準信号を処理すると共に装置の可変動作パラメータのいず
れかを考慮して修正された、実際の監視されている物性を代表する補間測定信
号を発する装置を備える。

【００１３】本発明の第３の観点は、加工肉製品の比重あるいは密度、引いては紙巻きタバ
コ棒のタバコの重量のような材料の物性を監視する方法にあり、該方法は、監視されている物性を有する材料に放射線を指向させる段階と、照射された材料から通り抜ける残りの測定放射線のレベルを感知する段階、前記感知された残留測定放射線レベルを表す測定信号を発する段階、放射線の経路中に、所望により、その監視されている物性を有する材料の近傍
にあるいは材料内に、監視されている物性を有する材料の所定の低高放射線吸収
特性及び／又は高放射線吸収特性に対応している放射線吸収特性を有する基準装
置を位置決めする段階、前記放射された基準装置から通り抜ける残りの基準放射線のレベルを感知する
段階、前記感知された残りの基準放射線のレベルを代表する基準信号を発する段階、測定及び基準信号を処理し、該方法の可変動作パラメータを考慮に入れるよう
に補間され及び実際の監視されている物性を代表する補間測定信号を発する段階
を有している。

【００１４】上に定義された本発明の３つの観点全てにおいて、採用された放射線は好まし
くは適当なＸ線源によって生成されたＸ線である。いかに記載される好適実施例
においては、Ｘ線源は材料に及び材料中に及び基準装置に及び基準装置中に指向
された発散Ｘ線ビームを提供する。

【００１５】さらに、本発明の装置及び組立体の場合には、照射された材料から通過する残
りの測定放射線のレベルを感知する及びそれら感知された残留測定放射線レベル
を代表する測定信号提供する第１感知装置は適当な形であってよい。以下に記載
される好適実施例においては、そのような第１感知装置は、その監視されている
物性を有する照射された材料から受け取ったＸ線の残りの測定レベルを代表する
測定信号を発することができるＸ線検出器を有してもよい。

【００１６】放射線の経路中に位置決め可能である或は位置決めされる基準装置は、放射線
吸収特性が物性が監視されている或は監視されている材料の予め定められた低放
射線吸収特性及び高放射線吸収特性にそれぞれ対応している一対の離隔された基
準要素を有していることが好ましい。

【００１７】さらに、上に定義された本発明の装置及び組立体の場合には、上に示された一
対の離隔した基準要素のような基準装置から通り抜ける残りの基準放射線のレベ
ルを感知する第２感知装置は、受けた残留基準放射線のレベルを代表する基準信
号を発することができる、例えば、Ｘ線検出器のような適当な形であってよい。

【００１８】２つの離隔した基準要素が採用された場合、各規準要素は、恐らく第１感知装
置に組み入れられた、自分自身の第２感知装置を有してよい。その様な場合には
、全３つの感知装置からのそれぞれの測定及び基準信号は適当な処理装置によっ
て処理され、材料の本当の物性を表す補間測定信号を発する。この態様において
、監視過程の間に変動し、材料からの残りの測定放射線の検出されたレベルに望
ましくない態様で影響する本発明の装置、組立体及び方法の動作パラメータは、
基準信号を使って較正され、材料の監視された物性の本当の値を提供する。

【００１９】少なくとも、監視されるべき材料のパラメータが関する限りにおいて、以下に
説明される基準要素のような基準装置の材料の放射線吸収特性は、物性が監視さ
れている材料の放射線吸収特性に非常に近いか、ほぼ同じであることが好ましい
。

【００２０】放射線吸収特性が、物性が監視されるあるいは監視されている材料の予め定め
られた低放射線吸収特性及び高放射線吸収特性にそれぞれ対応している一対の離
隔した基準要素のような基準装置は、定期的に、無条件に較正され得る。例えば
、本発明の監視組立体においては、放射線源及び少なくとも第２感知装置は、材
料室の近傍から、予め認証された構成要素が放射線、例えば、Ｘ線ビーム経路中
に移動し得る位置であって、エックス線源と感知装置との間の位置へ動き得る。
その様な構成要素は、材料の放射線吸収特性の予め定められた低パーセンテージ
許容レベル及び高低パーセンテージ許容レベルに対応すると認証され、放射線経
路中に位置決めされた基準装置中に監視過程中に起きる中間或は長期ドリフトを
較正する事に使用される。この配置は、監視装置、監視組立体、特にそれの信号
処理装置の直線性を較正する事に使用されても良い。

【００２１】追加的にあるいは互換的に、そのような較正は、自動化された機構によってＸ
線または他の放射線を介して割り出されることができる一連の認証された基準に
よって容易に行われうる。

【００２２】また、そのような較正は、所定の時間間隔において生じるようプログラム化さ
れることができる。

【００２３】好適には、本発明装置および組立体の少なくともそれらの構成要素の結合構造
は、監視方法に関連されていて、感知装置および基準装置の一様な放射線を維持
するために、対称的であるかまたは実質的に対称的である。

【００２４】さらに、Ｘ線の放射が行われることができるけれども、他の形式の適当な放射
線が上述の本発明装置、組立体および方法において採用されうることは理解され
るべきである。

【００２５】本発明がより十分に理解されうるために、本発明の第２の見解に係りかつ本発
明の第１の見解に係る監視装置を組み込んだ監視組立体が、処理される肉製品の
脂肪含有量を監視するためのものであり、ここでは例によってかつ添付の図面を
参照して説明されよう。

【００２６】

【発明の実施の形態】

まず図１を参照すると、全体的に１で指示されるユニットは、処理される肉製
品の可変の脂肪含有量に従った製品の比重を監視するためのものであって、全体
的に長方形の支持キャビネット２を含み、この支持キャビネットにはそのそれぞ
れの下方隅部において４つの調節自在の脚３が取り付けられている。全体的に１
１で指示されたマニホールドは、キャビネット２の上方区域に横切って取り付け
られかつ入口１２、出口１３、これらの入口１２と出口１３との中間にあってか
つそことそれぞれの導管１５，１６を介して連通する室１４を含むものである。

【００２７】肉の乳状液の形態をした処理された肉製品は、入口１２が肉加工機械の出口（
図示せず）に接続されているとき、左から右へマニホルド１１を通して供給され
ることができる。

【００２８】室１４の内部切断面は、そこを通って供給される肉の乳状液がまた実質的に一
様な切断面をしたものとなるように、実質的に一様にされたものである。

【００２９】室１４の対向したそれぞれの前および後の側部に、図２に示されかつこれ以下
に詳細に説明されるように、各々に基準要素１８を取り付けている一対の副室１
７が位置されている。

【００３０】マニホルド１１の下方であるが、しかし室１４と副室１７とに直線的に並んで
支持キャビネット２に、Ｘ線源１９が取り付けられている。Ｘ線源１９のための
電源、および関連した制御機器は、図１に全体的に２０で示されるように、キャ
ビネット２の下方区域に取り付けられている。

【００３１】Ｘ線源１９と同様に、マニホルド１５の上方ではあるが、しかし室１４および
副室１７と直線状に並んでキャビネット２内に、全体的に２１で指示されかつＸ
線を検知するためのそれぞれ外側部分２２および内側部分２３を有するＸ線セン
サー配列が、また以下においてより詳細に説明されるように、取り付けられてい
る。

【００３２】ユニット１の作業においては、マニホルド１１の入口１２が肉処理機器の出口
に接続され、そしてマニホルド１１の出口１３がさらに肉の乳状液の処理または
包装のための任意の適当な機器に接続されている。

【００３３】乳状液は、マニホルド１１を通って左から右へ供給され、そしてＸ線源１９が
拡散するＸ線束を、図２において３０で示すように、そこを通って乳状液が供給
されている室１４内に、かつ基準要素１８が取り付けられている副室１８を通っ
て向けている。

【００３４】基準要素１８は、任意の適当な、安定した、非吸湿性の材料から作られ、かつ
室１４を通って供給される肉の乳状液の所定の低および高放射線吸収特性に実質
的に相当する放射線吸収特性を有している。

【００３５】Ｘ線センサー配列２１の内部、中間部分２３（第１の感知装置）は、室１４を
貫通しかつそこから通過し、そしてこれにより乳状液を貫通しかつそこからの残
りの測定Ｘ線のレベルを検知して、それらの感知された残りの測定Ｘ線レベルの
代表的なそれぞれの測定信号を提供する。

【００３６】同様に、Ｘ線センサ列２１の外方部分２２(第２固定装置)は各基準要素１８を
通りかつそこからの残留基準Ｘ線のレベルを検出して残留基準Ｘ線の検知された
レベルを示す基準信号を提供する。

【００３７】該組立体の種々の電気的要素から処理装置までケーブルが通る脚１３１により
キャビネット２の上方に支持されたハウジング１３０内に位置した処理装置(図
示せず)は、次に測定と基準の信号を処理し、各基準要素２２からの基準信号を
用いて、室１４内の肉混濁液の比重を示しかつ補正された補間測定信号を提供し
、例えば監視環境の周囲温度の変化のほかにＸ線源１９に適用された加速電圧、
発生器１９のＸ線電流のような、該組立体の任意の可変の作動パラメータを考慮
する。

【００３８】肉混濁液の実際の監視された比重を示す、これらの補正された補間測定信号は
、また混濁液の脂肪成分を示す。

【００３９】比重が監視されている肉混濁液の対応の脂肪成分を表示するビデオスクリーン
１３２はハウジング１３０の前壁に設けられている。

【００４０】時折、基準要素１８は完全に再較正する必要があり、このことは、図２の実線
で示されるように、装置１の前部にある作動監視位置から、図２の鎖線で示され
るように、装置１の後部にある較正位置までＸ線センサ列２１とＸ線源１９とを
一致して動かすことによって行われる。

【００４１】さらに、または代替的に、かかる再較正は、概略的に３２で指示された動力機
構によってＸ線３０を介して指示しうる、図１と図２における３１で全体を示さ
れる一組の保証された基準によって容易にしてもよい。

【００４２】較正位置において、Ｘ線センサ列は２１'で全体的に指示され、それらの各外
方および内方の部分は２２'と２３'で示されている。発散Ｘ線は３０'で示され
、Ｘ線源は１９'で示されている。

【００４３】基準要素１８と対応している予保証較正要素１８'は、Ｘ線源１９'とＸ線セン
サ列２１'との間でＸ線３０'の進路内へ動かされる。これらの較正要素１８'は
、肉混濁液の放射線吸収特性の完全に所定の低および高割合の許容レベルに一致
するのを保証され、また監視処理の間基準要素１８に生じたかもしれない任意の
中間または長期のドリフトを較正するのに用いられる。上記に指摘したように、
この構成は、監視装置および、例えば、測定と基準の信号処理装置のような組立
体の直線性を較正するのにも用いてもよい。

【００４４】かかる再較正は、所定の時間間隔で起こるようにプログラム可能である。

【００４５】また、該組立体は監視マニホルド１１を通る肉混濁液の流れを自動的に制御す
るように配設可能であり、かくして肉混濁液の流れは再較正中に抑制または終わ
らせられ、それにより全ての処理済み肉製品の混濁液の脂肪成分を監視するのを
確実にする。

【００４６】本発明の装置、組立体および方法が、汚染物、特に金属、石、ガラス、骨およ
び種々のプラスチック材のような固形汚染物を製品から除去する目的で、他の製
品の物性を監視するのにも用いられてもよいことを認識すべきである。

【００４７】本発明の装置、組立体および方法の変更において、上記実施例のＸ線センサ列
２１のような第１と第２の放射線検知装置は、一定温度に維持された等温ブロッ
ク上にこれと熱的に密着させて取り付けてもよく、それによりさもないと監視の
結果に有害な効果のあるような、本発明の装置および(または)組立体の要素から
あらゆる温度変動を実質的に除去する。該装置および組立体の監視精度の維持の
助けになるのに加えて、処理装置の入力増幅器および(または)その関連の回路も
また等温ブロックに熱的に接続してもよい。

【００４８】さらに、または代替的に、検知装置および(または) 監視室の温度は測定信号
に適当な補正信号を提供すべく監視しかつ用いてもよい。

【００４９】上記実施例は放射線の浸透および吸収の形態としてＸ線を採用しているが、浸
透回折放射線の形態のように他の形態の放射線を用いてもよい。

【００５０】紙巻きタバコ棒のタバコの重量のような、他の材料の物性もまた本発明の方法
および装置を用いて監視してもよいことを認識すべきである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明組立体を取り込んだ監視ユニットの正面図である。

【図２】図１のユニットの側面図であって、組立体のいくつかの構成要素のそれぞれの
作動および較正位置を示す。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ【要約の続き】に基づいて監視装置を較正する方法をも提供する。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】処理された肉製品の比重や密度、引いては紙巻タバコ棒のタ
バコの重量のような材料の物性を監視する装置であって、（ａ）監視されている物性を有する材料に放射線を指向するようになされた
装置と；（ｂ）放射線を受けた材料を通過した残りの測定放射線のレベルを感知し、
感知された該残りの測定放射線のレベルを代表するそれぞれの測定信号を発する
ようになされた第１感知装置と；（ｃ）随時、監視されている物性を有する材料の近くか、その内部を通過す
る放射線の経路に位置するように配置され、物性を監視されるべき材料の予定さ
れた低いおよび／または高い放射線吸収特性に対応する放射線吸収特性をもつ基
準装置と；（ｄ）前記放射線を受けた基準装置を通過した残りの基準放射線のレベルを
感知し、該感知された残りの基準放射線のレベルを代表する基準信号を発するよ
うになされた第２感知装置と；（ｅ）測定及び基準信号を処理し、監視装置の可変動作パラメータを考慮し
て修正され、実際に監視されている物性を代表する補間測定信号を発する装置とを有することを特徴とする監視装置。
【請求項２】前記第１感知装置は、放射線を受けた監視されている物性を
有する材料から受取った放射線の残りの測定値レベルを代表する測定信号を発す
ることができる放射線検出器を有することを特徴とする請求項１による装置。
【請求項３】放射線の経路に置かれるか、置くことができる前記基準装置
は、監視されている物性を有する材料のそれぞれ予定された低いおよび高い吸収
特性に対応する放射線吸収特性をもつ１対の隔置された基準要素からなることを
特徴とする請求項１または請求項２による装置。
【請求項４】前記一対の離間した基準要素のそれぞれに対応した一対の前
記第２感知装置を含む請求項３による装置。
【請求項５】前記第２感知装置および前記第１感知装置が互いに組み合わ
されていることを特徴とする請求項１から請求項４までの何れか１項に記載の装
置。
【請求項６】前記第１感知装置および第２感知装置からの測定信号および
基準信号のそれぞれを処理し、実際の監視されている物性を表わす補間測定信号
を発するようになされた装置を含む請求項１から請求項５までの何れか１項に記
載よる装置。
【請求項７】前記基準装置は、監視されている物性を有する材料と放射線
吸収特性が同じか、または非常に近い材料から構成されていることを特徴とする
請求項１から請求項６までの何れか１項による装置。
【請求項８】前記放射線指向装置が、Ｘ線源を有することを特徴とする請
求項１から請求項７までの何れか１項による装置。
【請求項９】前記第１感知装置および前記第２感知装置がＸ線検出器を有
することを特徴とする請求項１から請求項８までの何れか１項による装置。
【請求項１０】前記放射線指向装置が、監視されている物性を有する材料
上に、または材料内部に指向される放射線の分岐ビームを発するようになされた
ことを特徴とする請求項１から請求項９までの何れか１項に記載の装置。
【請求項１１】前記装置の少なくとも材料の物性の監視に関連する構成要
素の形状が実質的に対称であり、もって前記基準装置および感知装置の放射線を
均一に維持するようになっていることを特徴とする請求項１から請求項１０まで
の何れか１項による装置。
【請求項１２】処理された肉製品の比重や密度、引いては紙巻タバコ棒の
タバコの重量のような材料の物性を監視するための組立体であって、（i）監視されている物性を有する材料を収容するようになされた室と、（ii）放射線を前記室内へ、すなわち前記室内に収容された監視されている物
性を有する材料へと指向するようになされた装置と、（iii）前記室内に収容された照射された材料を通り抜けた残りの測定放射線
レベルを感知し、感知した該残りの放射線レベルを代表する測定信号を発するる
ようになされた第１感知装置と、（iv）放射線通路内で前記室内に、あるいは前記室に隣接して位置決めされる
基準装置であって、前記室内に収容した監視されている物性を有する材料の、予
め測定した低いかまたは高い放射線吸収特性に対応した放射線吸収特性を有する
基準装置と、（v）前記照射された基準装置を通過した残りの準放射線レベルを感知し、感
知した該残りの基準放射線レベルを代表する基準信号を発するようになされた第
２感知装置と、（vi）前記測定信号および基準信号を処理する装置であって、組立体の任意の
可変動作パラメータを考慮して修正された、実際の監視されている物性を代表す
る補正測定信号を発するように配置れた装置とを有することを特徴とする組立体
。
【請求項１３】前記第１感知装置が放射線検出器を有し、該放射線検出器
は、監視されている物性を有する照射された材料を通過して前記第１感知装置で
受け取られる放射線の残りの測定レベルを代表する測定信号を発することが可能
能であることを特徴とする請求項１２による組立体。
【請求項１４】放射線の通路内に位置決めされた前記基準装置が、一対の
離間した基準要素を有し、該一対の離間した基準要素は、監視されている物性を
有する材料の予め測定した低い放射線吸収特性および高い放射線吸収特性にそれ
ぞれ対応した放射線吸収特性を有することを特徴とする請求項１２または請求項
１３による組立体。
【請求項１５】前記一対の離間した基準要素のそれぞれに対応した一対の
前記第２感知装置を含む請求項１４による組立体。
【請求項１６】前記第２感知装置および前記第１感知装置が互いに組み合
わされていることを特徴とする請求項１２から請求項１５までの何れか１項によ
る組立体。
【請求項１７】前記第1及び第2感知装置からの測定及び基準信号のそれぞ
れを処理するように配置されて前記材料の実際の監視されている物性を代表する
補正測定信号を発する装置を含む、請求項１２から請求項１６までの何れか１項
に記載の組立体。
【請求項１８】前記基準装置が監視されている物性を有する材料のそれに
非常に近いかまたは実質的に同じ放射線吸収特性の材料を有する、請求項１２か
ら請求項１７までの何れか１項に記載の組立体。
【請求項１９】前記放射線指向装置がＸ線源である、請求項１２から請求
項１８までの何れか１項に記載の組立体。
【請求項２０】前記第1及び第2検出装置がＸ線検出器である、請求項１２
から請求項１９までの何れか１項に記載の組立体。
【請求項２１】前記放射線指示装置が監視されるている物性を有する材料
に、あるいは該材料中に指向されるべき放射線の発散ビームを発するようになさ
れた、請求項１２から請求項２０までの何れか１項に記載の組立体。
【請求項２２】前記材料の物性の監視と関連する前記装置の構成要素の形
状が実質的に対称であり、もって前記基準及び感知装置の均一な放射を維持する
ようになされた、請求項１２から請求項２１までの何れか１項に記載の組立体。
【請求項２３】処理された肉製品の比重あるいは密度、引いては紙巻きタ
バコ棒の重量のような材料物性を監視する方法であって、監視されている物性を有する材料中に放射線を指向させる段階と、照射された材料を通り抜けた、残りの測定放射線のレベルを検出する段階と、感知された前記残りの測定放射線のレベルを代表する測定信号を発する段階と
、監視されている物性を有する材料の放射線吸収特性よりも低いか、高いかのい
ずれか一方である、予め定められた放射線吸収特性に対応する放射線吸収特性を
有すると共に、放射線の経路、所望により監視されている物性を有する材料の近
傍または内部に位置させる段階と、照射された前記基準装置を通り抜けた、残りの基準放射線レベルを感知する段
階と、感知された前記残りの基準放射線のレベルを代表する基準信号を発する段階と
、前記測定及び基準信号を処理し、前記方法の可変動作パラメータの何れかを考
慮して修正された、実際の前記監視されている物性を代表する補正測定信号を発
する段階とを含む方法。
【請求項２４】前記放射線が前記監視されている物性を有する材料中に発
散ビームとして指向される、請求項２３に記載の方法。
【請求項２５】残りの測定放射線のレベルは、放射線検出器により検出さ
れ、放射線検出器は、監視されている物性を有する照射された材料からの放射線
検出器により受け取られる残りの測定放射線のレベルを代表する測定信号を発す
る、請求項２３または請求項２４による方法。
【請求項２６】放射線経路内に配置される前記基準装置は、対を成して間
隔を置かれた基準要素を備え、基準要素の放射線吸収特性は、監視されている物
性を有する照射された材料の所定の低吸収特性と高吸収特性とにそれぞれ対応す
る、請求項２３、請求項２４あるいは請求項２５による方法。
【請求項２７】対を成して間隔を置かれ照射された基準要素からの残りの
基準放射線のレベルは、対を成す検出装置のそれぞれにより検出される、請求項
２６による方法。
【請求項２８】測定信号と基準信号とはそれぞれ、材料の実際の物性を代
表する補間された測定信号を発するように処理される、請求項２３から請求項２
７までの何れか１項による方法。
【請求項２９】前記基準装置は、監視されている物性を有する材料に非常
に近いかあるいは監視されている物性を有する材料とほぼ同じ放射線吸収特性を
備える、請求項２３から請求項２８までの何れか１項による方法。
【請求項３０】放射線は、Ｘ線放射線である、請求項２３から請求項２９
までの何れか１項による方法。
【請求項３１】請求項１から請求項１１までの何れか１項による装置の、
あるいは請求項１２から請求項２２までの何れか１項による組立体の基準装置を
較正する方法であり、少なくても一つの、監視されている物性を有する材料の放
射線線吸収特性の絶対的に予め定められた低パーセント許容レベルと絶対的に予
め定められた高パーセント許容レベルとに対応するよう認証された少なくても一
つの予め認証された較正要素を、少なくても第二検出装置と放射線源との間に、
配置する段階と、前記少なくても一つの予め認証された較正要素からの放射線に
対応する信号を発生する段階と、その信号を採用して前記基準装置内の中期ある
いは長期ドリフトを較正する段階と、を含む方法。
【請求項３２】プログラムされているならば、前記基準装置の較正は所定
の時間間隔で行われる、請求項３１による方法。
【請求項３３】較正は、監視動作位置から離れて行われる、請求項３１ま
たは請求項３２による方法。
【請求項３４】較正は、放射線線経路に沿って間隔を置いてなされた直列
の認証された較正要素を使用して行われる、請求項３１、請求項３２または請求
項３３による方法。
【請求項３５】直列の認証された較正要素を間隔を置いて配置することは
、モーターを有する機構により行われる、請求項３４による方法。