JP2002518574A - 塗装可能で着色状態で成形可能な熱可塑性オレフィン調合物における導電性の変更 - Google Patents
塗装可能で着色状態で成形可能な熱可塑性オレフィン調合物における導電性の変更Info
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Abstract
Description
リエーテルとマレアート化ポリプロピレンを含む改良された熱可塑性オレフィン
(TPO)ブレンドに関する。
できるため、望ましいものである。しかしながら静電塗装技術においては、基材
が導電性を持つ必要がある。材料そのものが導電性を持たない場合、静電塗装に
おける塗料の塗着効率を向上させるには材料に導電性を持たせる必要がある。こ
れは導電性を持つ下地塗膜を塗布することにより、行うことが出来る。従来、XE
NOY(商標)や熱可塑性オレフィン(TPO)の様な電気的絶縁体の熱可塑性材料か
らなる射出成形品は、静電塗装を向上させるため導電性プライマーの塗膜を使用
していた。その様な下地塗膜の塗布は、製造行程をより煩雑にしている。
導電率を向上させた熱可塑性ポリマー・ブレンドを用いて、上述のような表面に
導電率を与える方法を改良するものである。このバルク材の導電率は、導電性を
有する黒鉛をポリマー・ブレンドに添加することにより得られるものであった。
具体的には、上記ブレンドは、少なくとも結晶性ポリマーとアモルファス又は半
晶質ポリマーを含み、黒鉛の少なくとも一部が結晶性ポリマー内に分散している
。その様な電気的に変更されたバルク材、特にTPOは、自動車工業において静電
塗装方法を用いて塗装されるバンパー・フェイシア、インストルメント・パネル
、及びミラー筐体を含む多様な成形部品に対して使用されている。黒鉛は黒色で
あるので、最終製品は黒色となる。TPOに対する密着性を向上させるため、ベー
スコートとクリアコートの塗布前に、上記黒鉛により変更されたTPOに密着促進
層が塗布されるのが一般的である。
せるのに有用な、変更された熱可塑性オレフィン(TPO)に関する。その様な変
更されたTPOプラスチック・ブレンドは、ポリマー材とアルカリ金属塩の実質的
に一様な混合物を含む。アルカリ金属塩は、ポリマー・ブレンドに25℃において
少なくとも10-12 S/cmの導電率を持たせる量だけ、上記ブレンド中に配合される
。
化ポリプロピレン、(c)エラストマー、(d)オキシプロピレンアミン又はオキシエ
チレンアミンの10から100の繰り返し単位からなる線状又は分岐ポリマーである
アミン末端ポリエーテル、の反応生成物である。上記ポリプロピレンが、30,000
から120,000の数平均分子量、40から50%の結晶化度、及び1から10 dg/minのメル
トフローレートを持つ。上記マレアート化ポリプロピレンが、10,000から60,000
の数平均分子量を持つ。上記エラストマーが、23,000から50,500の数平均分子量
、10から50%の結晶化度、及び1.2から9.0 dg/minのメルトフローレートを持つ。
ミン末端ポリエーテルに混合されるのが好ましいが、必須の条件では無い。上記
アミン末端ポリエーテルが、他のポリマー成分との反応前にマレアート化ポリプ
ロピレンと反応させられることが可能である。
での利用に際し有用なプラスチック材料を提供するという利点を持つ。つまり、
自動車の色と調和する、又は良く合う様に着色することが出来る。プラスチック
材は、塗料とTPO基材の間の密着性を向上するためのプライマー塗膜を塗布する
こと無く塗装され得る。
開示されている。
の変更に関し、静電塗装の効率を向上させる。上記変更されたブレンドは、例え
ば押出し成形により製造され、所望に塗装され得る部品に形成されることが出来
る。有利なことには、アルカリ金属塩の添加を通じてブレンドに導電性が与えら
れるため、商業的に望ましい静電塗装技術を用いて塗装されることが出来る。先
に述べた様に、静電塗装技術は、より環境面で好ましく商業的に効率的な部品塗
装を可能とする。さらに、黒鉛が持つ黒色とは対照的に、アルカリ金属塩は無色
であるためTPOブレンドへ添加されてもブレンドを着色することは無い。そのた
め、部品は必ずしも全てが塗装される必要は無く、むしろ本発明の材料は部品の
ある部分が着色状態で成形されそして他の部分のみを塗装することを可能とする
。これは、アルカリ金属が着色をさせないために、黒鉛が用いられた場合の様な
単なる黒色とはならず、種々に着色され得るためである。それらの色は、使用さ
れる製品と調和した、又は良く合ったものとされ得る。例えば、バンパー・フェ
イシアの様な自動車分野での部品に用いられた場合、車両に合った色とされるこ
とが出来、黒色である必要は無くなる。着色状態で成形された部品は、自動車分
野での利用の機会を増加させることは明らかである。
せ、TPOプラスチックに塗布される装飾面としてのトップコートの密着を促進す
るためにTPO上に一般的に塗布されるプライマー塗膜の必要を無くすことを見出
した。コスト及び工数という点で、商品としての生産上有利なことは明らかであ
る
ラスチックを形成するポリマー材、及び(II) 導電性を与えるアルカリ金属塩、
の充分に均一な混合物を含む。具体的には、本発明のポリマー材は以下の4つの
成分の反応生成物である、すなわち、(a)ポリプロピレン、(b)マレアート化ポリ
プロピレン、(c)エラストマー、そして、(d)オキシプロピレンアミン又はオキシ
エチレンアミンの繰り返し単位からなる線状又は分岐ポリマーであるアミン末端
ポリエーテル(本技術領域においてJeffamineとして知られている)、である。
ポリオキシエチレンアミンは、NH2CH(CH3)CH2-(OCH2CH2)n-NH2なる化学式で表さ
れ、またポリオキシプロピレンアミンは、NH2CH(CH3)CH2-(OCH2CH(CH3))n-NH2な
る化学式で表される。アミン末端ポリエーテルは10から100の繰り返し単位を持
ち(つまりn=10〜100)、20から60の繰り返し単位を持つのが好ましい。
る。混合の過程で生じるであろうと思われる反応の1つは、僅かに余剰であるア
ミン末端ポリエーテルとマレアート化ポリプロピレンとの間で生じるものであり
、すなわちアミン末端ポリエーテルがポリプロピレンにグラフトされる際に生じ
る。つまり、アミン末端ポリエーテル1モル中のアミン末端基が、マレアート化
ポリプロピレン1.01から1.05モル中の無水マレイン酸の官能基と反応すると思わ
れるが、それらの比率は重要では無い。当業者には既知の様に、マレアート化ポ
リプロピレンは本発明において有用なものであり、一般的にCH3CH2CH2-(CH(CH3)
CH2C4H3O3)n-なる化学式で表され、10,000から60,000の数平均分子量を持つ。本
発明において最適なマレアート化ポリプロピレンは、概して、160℃において35
から250 cpsの粘度、0.88から0.93 g/cm3の密度、及び10から45の酸価という特
性も持つ。
る過程で通常生じると思われるが、アミン末端ポリエーテルを先に別個にマレア
ート化ポリプロピレンにグラフトさせる必要があるならば、代わりにオフライン
で行うことも出来る。後者の方法、つまりオフラインで行われる場合、このグラ
フトされたアミン末端ポリエーテルは、その後残りの2つの成分であるポリプロ
ピレン及びエラストマーと押出し行程中に混合されることになろう。
n)を持ち、50,000から80,000の数平均分子量を持つのがより好ましい。それら
の結晶化度は40から50%、メルトフローレートは1から70 dg/minである。本発明
において有用なポリプロピレンの例としては、Exxon Chemical Company製の、0.
905 g/cm3の密度、1.9 dg/minのメルトフローレート、67,070近辺のMn、3.51と
等しいMw/Mn、及び1240 MPaと等しい曲げ率を持つEscorene 1042、及び、0.906
g/cm3の密度、34 dg/minのメルトフローレート、48,021近辺のMn、2.58と等しい
Mw/Mn及び1170MPaの曲げ率を持つEscorene 1105、である。本明細書の内容から
当業者には、更に他のものが自明であろう。
%の結晶化度、1.2から9.0 dg/minのメルトフローレート、及び23,000から50,500
の数平均分子量を持つエラストマーである。その様なエラストマーは、エチレン
・プロピレン、エチレン・ブタン、エチレン・ヘキセン、又はエチレン・オクテ
ンなどを含み得る。本発明の教示事項から当業者には、更に他のものが自明であ
ろう。上記材料の典型的なものは、1.95から2.65のMw/Mnを持つ、Exxon Chemica
l Company製のExact 4033、3125、及び/又は3022(エチレン−ブチレン・コポ
リマー)である。
量比で使用される:ポリプロピレンが55から75部、マレアート化ポリプロピレン
が8から15部、アミン末端ポリエーテルが2から10部、及びエラストマーが10から
25部である。ポリプロピレンが60から70部、マレアート化ポリプロピレンが10か
ら12部、特にエチレン・オキシドの繰り返し単位を持つアミン末端ポリエーテル
が4から6部、及び特にエチレン−ブチレン・コポリマー・エラストマーである
エラストマーが10から22部を持つブレンドが、より好ましい。
の20から25%を占めることになる。ポリプロピレンの配合量は生成されるブレン
ドに要求される弾性率に大きく依存し、強度が高い材料ほどポリプロピレンの配
合量がより大きい。
その様な導電率を持たせるために、アルカリ金属塩がブレンドに組込まれる。使
用出来るアルカリ金属イオンは、これらに限定するものではないが、リチウム、
ナトリウム及びカリウムである。塩は、例えば塩化リチウム、臭化物、チオシア
ン酸塩、ヘキサフルオロリン酸塩、アセテート、トリフルオロメタン・スルホナ
ート、及びそれらいずれかの混合物などの塩化物であり得る。アミン末端ポリエ
ーテルのポリエチレン・オキシド(EO)とポリプロピレン・オキシド(PO)単位
体が、アルカリ金属塩を溶媒和するよう作用し、それで射出成形された塗装可能
なTPO部品にイオン伝導性を与えると同時に基材の塗装性を維持すると考えられ
る。しかしながら、本理論の理解も妥当性も、本発明の実施には必要無い。
アミン末端ポリエーテルのグラフト体にまず添加されその後それらを残りのポリ
マー成分に添加する様にも出来る。添加される塩の量は、エチレン・オキシド又
はプロピレン・オキシドの繰り返し単位のアルカリ金属陽イオンに対するモル比
として、規定される。その比は5対1から30対1の範囲内にあるのが望ましい。
例えば、エチレン・オキシド・アミン末端ポリエーテルについては、エチレン・
オキシド繰り返し単位の数は24近辺である。それで、アミン末端ポリエーテル1
モルは、エチレン・オキシド繰り返し単位24モルに相当する。アルカリ金属塩に
対して10対1の比とするには、アルカリ金属塩が2.4モル必要である。
ースコートとクリアコートの塗布に先立ち密着促進層の塗布が必要であると考え
ていた。また、導電性を持つ密着促進剤及び/又はプライマーを使用しない場合
、接地による電荷の発散が効率的に行えないためベースコート及びクリアコート
に対する静電塗装の塗着効率は50%低下する。高い塗着効率を維持し、かつ密着
促進剤及び/又はプライマーを使用しないことによるコストの削減を実現するた
めに、塗装可能なTPO樹脂の導電性についての変更が望まれている。構造的に高
い導電性を持つ黒鉛を用いた塗装可能なTPOの電導性における変更についての初
期の試みにより、黒鉛とアミンの間に実質的な相互作用があることが明らかとな
っている。その様な相互作用は、静電荷分布を満足するのに必要な黒鉛の量を増
加させ、かつ基材に対するベースコートの密着性を減少させる。その相互作用は
、アミンの極性と導電性を持つ黒鉛の表面積が大きいことに伴うものと推測され
る。
電率を持たせる量だけ、そのブレンド中に配合される。ブレンドの生成行程にお
いて、アルカリ金属塩は、他のポリマー成分との反応に先立ってアミン末端ポリ
エーテルに混合されるのが好ましい。上述の様に、アミン末端ポリエーテルは、
他のポリマー成分との反応に先立ってマレアート化ポリプロピレンと反応させら
れることも出来る。それで、グラフトされたアミン末端ポリエーテルを形成し、
その後そのグラフトされたアミン末端ポリエーテルにアルカリ金属塩を混合し、
そしてそれらが押出し成形機中にて残りの成分と混合されて最終的な導電性を持
つブレンドを生成するよう反応させるのを最適と考えるのが、最も好ましい。
的な安定化を図るため生成行程中に安定剤などの他の添加物がポリマー・ブレン
ドに配合される。その様な一般的な添加材は、例えば、それらに限定するもので
はないが、立体障害性フェノール、亜リン酸塩、ホスホナイト、立体障害性アミ
ン光安定剤、及び紫外線吸収剤などの酸化防止剤を含み得る。また、本発明の開
示事項から当業者に理解される様に、金属ステアラート、油脂及びワックス酸、
アミド、あるいはエステル化ポリオール・エステルなどの型内側の離型剤、及び
チオエステル、低分子量オレフィン・ワックス、グリセロール・モノステアラー
ト、あるいはエトキシル化油脂アミンなどの潤滑剤が、生成行程を補助する付加
物として使用され得る。
たプラスチックの成分を列挙したものである。また、それらの材料の塗料密着性
試験結果も示す。
キシエチレン)が4部、及びリチウム・トリフルオロメタンスルホナートが2部
、バレル温度が190℃の単軸スクリュー押出成形機中にて混合され、そしてペレ
ットに加工された。その反応生成物に、ポリプロピレン(Escorene 1042)が64
部、及びエチレン・ブチレン・ゴム(Exact 4033)が21部加えられた。ブレンド
全体は、加熱領域が200から220℃に調整された二軸スクリュー押出成形機により
混合され、押出し成形されて、ペレットに加工された。試料はその後射出成形さ
れ、単層のベースコート及び単層又は二層のクリアコートが塗装され、そして12
1℃で30分間硬化処理がなされた。塗料の焼付け行程から72時間後、クロスハッ
チ密着性試験法により密着性が試験された。ASTM D257-66の規格に従う体積抵抗
率の測定の結果、2.5 X 10-9 S/cmの値を示した。
amineの融点より高温で混合された。その混合物はその後、Eastman T43マレアー
ト化ポリプロピレンの10部に加えられ、ポリオキシエチレン・ジアミンがポリプ
ロピレン鎖に完全にグラフトされる様に単軸スクリュー押出成形機により190℃
にて混合された。その後その溶融生成物は、ポリプロピレン(Escorene 1105)
の60部及びエチレン・ブチレン・ゴム(Exact 3035)の22部とともに別個の二軸
スクリュー押出成形機に供給され、210℃にて混合され、そしてペレットに加工
された。試料は実施例1と同様に塗装され、試験された。
レンが12部、Jeffamineが5部、塩化カリウムが1.5部、エチレン・ブチレン・ゴ
ム(Exact 3022)が21.04部、黒鉛が0.06部、及び酸化チタンが0.5部、バンバリ
ー・ミキサーに供給され、200 rpmの回転数で4分間混合された。その結果生成
されたブレンドは、190℃に調整された単軸スクリュー押出成形機に供給され、
そしてペレットに加工された。部品は実施例1と同様に、射出成形され塗装され
た。その結果、塗料密着性は良好であり、体積抵抗率は1 X 10-11 S/cmと測定さ
れた。この材料は、灰色に着色された状態で成形されたプラスチックで、部分的
に塗装されて用いられるのに適している。
・トリフルオロメタン・スルホナートが1部で、190℃に調整された単軸スクリ
ュー押出成形機により混合され、そしてペレットに加工された。それらのペレッ
トはその後、ポリプロピレン(Escorene 1105)の75部及びエチレン・ブチレン
・ゴム(Exact 3022)の10部と、200℃に調整された二軸スクリュー押出成形機
により混合され、ペレットに再加工された後射出成形された。射出成形された試
料板について、体積抵抗率が測定され、その後塗装及びクロスハッチ密着性試験
が行われた。95%の密着率と1 X 10-9 S/cmの体積抵抗率が得られた。
こで説明した反応条件を、先に説明した実施例にて実際に用いられたものに置換
えても、同様な好結果を再度得ることが出来る。
Claims (7)
- 【請求項1】 静電塗装の効率を向上するために導電性が変更された熱可塑性
オレフィン・ポリマー・ブレンドであって、 I. (a) 30,000から120,000の数平均分子量、40から50%の結晶化度、及び1から10
dg/minのメルトフローレートを持つポリプロピレン、 (b) 10,000から60,000の数平均分子量を持つマレアート化ポリプロピレン、 (c) 23,000から50,500の数平均分子量、10から50%の結晶化度、及び1.2から9.0
dg/minのメルトフローレートを持つエラストマー、 (d) オキシプロピレンアミン又はオキシエチレンアミンの、10から100の繰り返
し単位を持つ線状又は分岐ポリマーであるアミン末端ポリエーテル、 の反応生成物であるポリマー材と、 II. ポリマー・ブレンドに25 ℃において少なくとも10-12 S/cmの導電率を持た
せる量だけ上記ポリマーブレンド中に配合されるアルカリ金属塩と、 の均一な混合物からなる変更されたブレンド。 - 【請求項2】 上記アルカリ金属塩は、上記の他のポリマー・ブレンド成分と
の反応前に上記アミン末端ポリエーテルと混合される、請求項1に記載の変更さ
れた熱可塑性ポリマーブレンド。 - 【請求項3】 上記アミン末端ポリエーテルは、上記の他のポリマー・ブレン
ド成分との反応前に上記マレアート化ポリプロピレンと反応させられる、請求項
1又は2に記載の変更された熱可塑性ポリマーブレンド。 - 【請求項4】 上記アルカリ金属塩は、リチウム、ナトリウム及びカリウムの
塩から選択される、請求項1乃至3のいずれかに記載の変更された熱可塑性ポリ
マーブレンド。 - 【請求項5】 上記塩は、塩化物、臭化物、チオシアン酸塩、ヘキサフルオロ
リン酸塩、アセテート、及びトリフルオロメタン・スルホナートから選択される
、上記請求項のいずれかに記載の変更された熱可塑性ポリマーブレンド。 - 【請求項6】 重量で、ポリプロピレンを55から75部、マレアート化ポリプロ
ピレンを8から15部、アミン末端ポリエーテルを2から10部、及びエラストマー
を10から25部含む上記請求項のいずれかに記載の変更された熱可塑性ポリマーブ
レンド。 - 【請求項7】 上記請求項のいずれかに記載の変更された熱可塑性ポリマーブ
レンドからなる、導電性が変更されて静電塗装に適合された熱可塑性樹脂成形品
。
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