JP2002517526A - オレフィンの共重合 - Google Patents

オレフィンの共重合

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JP2002517526A JP2000552175A JP2000552175A JP2002517526A JP 2002517526 A JP2002517526 A JP 2002517526A JP 2000552175 A JP2000552175 A JP 2000552175A JP 2000552175 A JP2000552175 A JP 2000552175A JP 2002517526 A JP2002517526 A JP 2002517526A
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Abstract

(57)【要約】 エチレン及び/又はプロピレン、及びα−オレフィンを選ばれた2,6−ピリジンカルボキサルデヒドビス(イミン類)及び2,6−ジアシルピリジンビス(イミン類)の或る鉄又はコバルト錯体と接触させることによりエチレン及び/又はプロピレン、及びα−オレフィンを共重合させることができる。製造されたポリマーは、その一部は新規であり、そして成形樹脂として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
選ばれた2,6−ピリジンカルボキシアルデヒドビス(イミン類)及び2,6
−ジアシルピリジンビス(イミン類)の鉄及びコバルト錯体はエチレン及び/又
はプロピレン及びα−オレフィン類の共重合のための触媒である。新規なポリマ
ーを製造することができる。
【0002】
【発明の分野】
線状低密度ポリエチレン(LLDPE)の如きエチレン及び/又はプロピレン
及びα−オレフィン類のコポリマーは年間数百万トンが製造されている商業的に
重要な製品である。これらのポリマーは、繊維、フイルム、成形樹脂用などの無
数の方法で使用される。大抵の場合に、エチレンとα−オレフィン類は、触媒、
しばしば遷移金属化合物又は錯体を使用して共重合される。これらの触媒は、製
造されるポリマーの単位重量当たりのコスト、製造されるポリマーの構造、ポリ
マーから触媒を除去する必要がありうること、触媒の毒性等において変わり得る
。エチレンを共重合することは商業的に重要であるので、新しい重合触媒が絶え
ず探求されている。
【0003】 E.L.Small,et al.,J.Am.Chem.Soc.,vol
.120,p.4049−4050(1998),及びG.J.P.Brito
vsek,et al., J.Chem.Soc.,Chem.Commun
.,p.849−850(1998)は、2,6−ピリジンカルボキシアルデヒ
ドビス(イミン類)及び2,6−ジアシルピリジンビス(イミン類)のFe又は
Co錯体を含有する触媒を使用するエチレンの重合を報告している。α−オレフ
ィンとエチレンの共重合は報告されていない。
【0004】
【発明の要約】
本発明は、式
【0005】
【化8】
【0006】 の化合物を、エチレン及びプロピレンの1つ又は両方、及び式H2C=CHR21
のα−オレフィン、及び、 a)MからX-、アルキル基又は水素化物基を引き抜いてWX-、(WR20-
又はWH-を形成することができ中性ルイス酸であって、アルキル基又は水素化
物をMに移行させることもできる第1の化合物W、但しWX-は弱配位性のアニ
オン(weakly coordinating anion)であるものとす
る、又は b)アルキル基又は水素化物基をMに移行させることができる第2の化合物と
MからX-、水素化物又はアルキル基を引き抜いて弱配位性のアニオンを形成す
ることができる中性ルイス酸である第3の化合物との組み合わせ、 上記式中、 MはCo又はFeであり、 各Xはアニオンであり、 nは、1つ又は複数の該アニオン上の負電荷の総数が(II)に存在するFe
又はCo原子の酸化状態に等しいような1、2又は3であり、 R1、R2及びR3は、各々独立に、水素、ヒドロカルビル、置換されたヒドロ
カルビル、又は不活性官能基であり、 R4及びR5は、各々独立に、水素、ヒドロカルビル、不活性官能基又は置換さ
れたヒドロカルビルであり、 R6及びR7はアリール又は置換されたアリールであり、 R20はアルキルでありそして R21はアルキルである、 と約−100℃〜約+200℃の温度で接触させることを含んで成る第1の重合
方法に関する。
【0007】 本発明はまた、式
【0008】
【化9】
【0009】 の三座配位子のCo[II]、Co[III]、Fe[II]又はFe[III
]錯体を、エチレン及びプロピレンの1つ又は両方、及び式H2C=CHR21
α−オレフィン 上記式中、 R1、R2及びR3は、各々独立に、水素、ヒドロカルビル、置換されたヒドロ
カルビル、又は不活性官能基であり、 R4及びR5は、各々独立に、水素、ヒドロカルビル、不活性官能基又は置換さ
れたヒドロカルビルであり、そして R6及びR7はアリール又は置換されたアリールであり、 R21はアルキルであり、 但し、Co[II]、Co[III]、Fe[II]又はFe[III]原子
はまた、それに、空の配位部位(empty coordination si
te)又はエチレンにより置き換えられ(displaced)うる配位子及び
エチレンに付加する(add)ことができる配位子が結合させられているものと
する、と、約−100℃〜約+200℃の温度で接触させることを含んで成る第
2の重合方法にも関する。
【0010】 本発明はまた、エチレン及びプロピレンの1つ又は両方、式 H2C=CHR2 1 のオレフィン、及び式
【0011】
【化10】
【0012】 の化合物 上記式中、 MはCo又はFeであり、 R1、R2及びR3は、各々独立に、水素、ヒドロカルビル、置換されたヒドロ
カルビル、又は不活性官能基であり、 R4及びR5は、各々独立に、水素、ヒドロカルビル、不活性官能基又は置換さ
れたヒドロカルビルであり、そして R6及びR7はアリール又は置換されたアリールであり、 R21はアルキルであり、 T1は水素化物、又はアルキル、又は任意の他のアニオン配位子であってそれ
にエチレン又はα−オレフィンを挿入する(insert)ことができるアニオ
ン配位子であり、 Yはエチレンより置き換えられうる中性配位子又は空の配位部位(vacan
t coordination site)であり、 Qは相対的に非配位性のアニオンであり、 Pは二価のポリオレフィン基であり、そして T2は末端基である、 の化合物を、約−100℃〜約+200℃の温度で接触させることを含んで成る
第3の重合方法にも関する。
【0013】
【発明の詳細】
本明細書では或る用語が使用される。それらのいくつかは下記のとおりである
【0014】 ● 「ヒドロカルビル基」は、炭素と水素のみを含有する一価の基である。特
記しない限り、ヒドロカルビル基は本明細書では1〜約30個の炭素原子を含有
するのが好ましい。
【0015】 ● 「置換されたヒドロカルビル」は本明細書では、これらの基を含有する化
合物がさらされるプロセス条件下に不活性である1個もしくはそれ以上の置換基
を含有するヒドロカルビル基を意味する。置換基はまた実質的にプロセスを妨害
しない。特記しない限り、置換されたヒドロカルビル基は本明細書では1〜約3
0個の炭素原子を含有することが好ましい。「置換された」という意味にはヘテ
ロ芳香族環が包含される。水素原子のすべてはトリフルオロメチルにおける如く
置換されうる。
【0016】 ●「(不活性)官能基」は本明細書では、該基を含有する化合物がさらされる
プロセス条件下に不活性であるヒドロカルビル又は置換されたヒドロカルビル以
外の基を意味する。官能基はまたそれらが存在している化合物が参加している本
明細書に述べたいかなるプロセスも実質的に妨害しない。官能基の例は、ハロ(
フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨード)、例えば−OR18[ここでR18はヒドロ
カルビル又は置換されたヒドロカルビルである]の如きエーテルを包含する。官
能基がR4及びR5の如きコバルト又は鉄原子の近くにありうる場合には、官能基
は、金属原子に配位するものとして示されるR4及びR5を含有する化合物におけ
る基よりも強く金属原子に配位するべきではない。即ちそれらは所望の配位して
いる基を置換するべきではない。
【0017】 ● 「アルキルアルミニウム化合物」は、少なくとも1つのアルキル基がアル
ミニウム原子に結合している化合物を意味する。アルコキシド、水素化物及びハ
ロゲンの如き他の基も化合物中のアルミニウム原子に結合することができる。
【0018】 ● 「中性ルイス塩基」は、ルイス塩基として作用することができる、イオン
ではない化合物を意味する。このような化合物の例はエーテル類、アミン類、ス
ルフィド類及び有機ニトリル類を包含する。
【0019】 ● 「カチオン性ルイス酸」は、ルイス酸として作用することができるカチオ
ンを意味する。このようなカチエンの例はナトリウム及び銀カチオンである。
【0020】 ● 相対的に非配位性の(又は弱配位性の)アニオンは一般にこのように当該
技術分野で言われているこれらのアニオンを意味し、そしてこのようなアニオン
の配位能力は知られておりそして文献に検討されている。例えば、W.Beck
.,et al.,Chem.Rev.,vol.88p.1405−1421
(1988)及びS.H.Stares.Chem.Rev.,vol.93,
p.927−942(1993)参照。この両方共引用により本明細書に加入さ
れる。このようなアニオンの中でも、すぐ前の節におけるアルミニウム化合物及
びX-から形成されたアニオンであり、R9 3AlX-、R9 2AlClX-、R9Al
Cl2-及び「R9AlOX-」、式中、R9はアルキルである、を包含する。他
の有用な非配位性アニオンは、BAF-{BAF=テトラキス[3,5−ビス(
トリフルオロメチル)フェニル]ボレート}、SbF6 -、PF6 -、及びBF4 -
トリフルオロメタンスルホネート、p−トルエンスルホネート、(RfSO22-及び(C654-を包含する。
【0021】 ● 空の配位部位は、それに結合された配位子を持たない潜在的配位部位を意
味する。かくして、エチレン分子が空の配位部位の近くにあるならば、エチレン
又は他のオレフィン分子は金属原子に配位することができる。
【0022】 ● 「二価のポリオレフィン基」は、1個もしくはそれ以上のエチレン及び/
又はα−オレフィン反復単位を含有する基−Z−を意味する。
【0023】 ●エチレン、プロピレン又はα−オレフィンに付加することができる配位子は
、金属原子に配位した配位子であってそれにエチレン分子(又は配位したエチレ
ン分子)を挿入して(insert)重合を開始し又は連続させることができる
配位子を意味する。例えば、これは反応(式中、Lは配位子である)
【0024】
【化11】
【0025】 の形態をとることができる。この式の左側の構造の化合物(IX)(下記参照)
への類似性に留意されたい。
【0026】 鉄及びコバルト錯体における本発明において配位子として有用な化合物は、一
般式
【0027】
【化12】
【0028】 式中、R1、R2及びR3は、各々独立に、水素、ヒドロカルビル、置換された
ヒドロカルビル、又は不活性官能基であり、R4及びR5は、各々独立に、水素、
ヒドロカルビル、不活性官能基又は置換されたヒドロカルビルであり、そしてR 6 及びR7はアリール又は置換されたアリールである、 の2,6−ピリジンジカルボキサルデヒド又は2,6−ジアシルピリジン類のジ
イミン類である。
【0029】 (IV)は、式
【0030】
【化13】
【0031】 の化合物の、式 H2NR6又はH2NR7の化合物[式中、R1、R2及びR3は、
各々独立に、水素、ヒドロカルビル、置換されたヒドロカルビル、又は不活性官
能基であり、R4及びR5は、各々独立に、水素、ヒドロカルビル又は置換された
ヒドロカルビルであり、R4及びR5は各々ヒドロカルビル又は置換されたヒドロ
カルビルであり、そしてR6及びR7はアリール又は置換されたアリールである]
との反応により製造することができる。これらの反応はギ酸の如きカルボン酸に
よりしばしば触媒される。
【0032】 好ましい式(IV)の化合物及び(IV)が配位子である化合物は、(I)、
(II)、(IV)、(VII)、(IX)及び(XII)の如き化合物中に存
在していようがいまいが、化合物(III)
【0033】
【化14】
【0034】 [(III)は(IV)のサブセット(subset)であることに留意され
たい]の化合物である。(III)において、従って(III)の式に合致する
(I)、(II)、(IV)、(VII)、(IX)及び(XII)において、 R1、R2及びR3は水素であり;及び/又は R1及びR3は水素でありそしてR2はトリフルオロメチルであり;及び/又は R9、R10、R11、R14、R15及びR16は、各々独立に、ハロゲン、1〜6個
の炭素原子を含有するアルキル、又は水素であり、これらの各々は水素であるこ
とがより好ましく;及び/又は R10及びR15はメチルであり;及び/又は R8及びR13は、各々独立に、ハロゲン、フェニル又は1〜6個の炭素原子を
有するアルキルであり、そして各R8及びR13は1〜6個の炭素原子を含有する
アルキルであることが特に好ましくそしてR8及びR13がメチルであることが更
に好ましく;及び/又は、 R12及びR17は、各々独立に、ハロゲン、フェニル、水素又は1〜6個の炭素
原子を含有するアルキルであり、そして各R12及びR17が1〜6個の炭素原子を
有するアルキルであることが特に好ましく、そしてR12及びR17がメチルである
ことが更に好ましく;及び/又は、 R4及びR5は、各々独立に、ハロゲン、チオアルキル、水素又は1〜6個の炭
素原子を含有するアルキルであり、そしてR4及びR5が各々独立に水素又はメチ
ルであることが特に好ましく;及び/又は、 R8、R10、R13、R15及びR17は水素であり、そしてR9、R11、R14及びR 16 はヒドロカルビル又は置換されたヒドロカルビルである、 ことが好ましい。
【0035】 やはり(III)において、従って(III)の式に合致する(I)、(II
)、(IV)、(VII)、(IX)及び(XII)において、 R6が、
【0036】
【化15】
【0037】 であり、 R7が、
【0038】
【化16】
【0039】 であり、 R8及びR13が、各々独立に、水素、ヒドロカルビル、置換されたヒドロカル
ビル、又は不活性官能基であり、 R9、R10、R11、R14、R15及びR16は、各々独立に、水素、ヒドロカルビ
ル、置換されたヒドロカルビル、又は不活性官能基であり、 R12及びR17は、各々独立に、水素、ヒドロカルビル、置換されたヒドロカル
ビル、又は不活性官能基であり、 但し、互いにビシナルなR8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R 16 及びR17のいかなる2つも一緒になって環を形成することができるものとする
、ことが好ましい。
【0040】 特に好ましい化合物(III)において[及び(I)、(II)、(IV)、
(VII)、(IX)及び(XII)においても]、 R1、R2、R3、R9、R11、R14及びR16は水素であり、そしてR4、R5、R 8 、R10、R12、R13、R15及びR17はメチルであり; R1、R2、R3、R9、R10、R11、R14、R15及びR16は水素であり、R8
びR13はクロロであり、そしてR4、R5、R12及びR17はメチルであり; R1、R2、R3、R9、R10、R11、R12、R14、R15、R16及びR17は水素で
あり、R4及びR5はメチルであり、そしてR8及びR13はフェニルであり; R1、R2、R3、R4、R5、R9、R10、R11、R14、R15及びR16は水素であ
り、そしてR8、R12、R13及びR17はi−プロピルであり;そして R1、R2、R3、R4、R5、R10、R8、R10、R13、R15及びR17は水素であ
り、そしてR9、R11、R14及びR16はトリフルオロメチルである。
【0041】 本明細書に記載の重合方法では、Co又はFe原子のまわりの三座配位子によ
り引き起こされる少なくともいくらかの立体的寄り集まり(steric cr
owding)があることが好ましいことは結果から分かる。従って、金属原子
に近い基は相対的に大きいことが好ましい。(III)が三座配位子であるなら
ば立体的寄り集まりを制御することは相対的に簡単である。何故ならば、立体的
寄り集まりの制御はR8、R12、R13及びR16のサイズを制御することにより簡
単に達成されるからである。これらの基は、9−アントラセニルの如き縮合した
環系(fused ring systems)の一部であることもできる。
【0042】 第1の重合方法においては、Xが塩化物、臭化物、及びテトラフルオロボレー
トであることが好ましい。MがFe[II]又はFe[III]であることも好
ましい。
【0043】 本明細書で説明した第1の重合方法においては、鉄又はコバルト錯体(II)
をエチレン、α−オレフィン、及び中性ルイス酸Wと接触させ、該中性ルイス酸
Wは(II)からX-、水素化物又はアルキルを引き抜いて弱配位性のアニオン
を形成することができ、そして金属原子をアルキル化しなければならないか又は
水素化物イオンを金属原子に付加させることができなければならないか、あるい
は追加のアルキル化剤又は水素化物アニオンを金属原子に付加することができる
試薬が存在しなければならない。中性ルイス酸はもともと電荷を持たない(即ち
イオン性ではない)。適当な中性ルイス酸はSbF5、Ar3B(ここでArはア
リールである)及びBF3である。適当なカチオン性ルイス酸又はブレンステッ
ド酸はBaBAF、トリフルオロメタンスルホン酸銀、HBF4又は[C65
(CH32+[B(C654- を包含する。(II)(及び中性ルイス酸
又はカチオン性ルイス酸又はブレンステッド酸の存在を必要とする同様な触媒)
が金属原子に既に結合しているアルキル又は水素化物基を含有しないこれらの場
合には、中性ルイス酸又はカチオン性ルイス酸もしくはブレンステッド酸は金属
をアルキル化するか又は金属に水素化物を付加もし、又は別々のアルキル化剤も
しくは水素化剤、即ち、アルキル基又は水素化物を金属原子に結合させる、アル
キル化剤又は水素化剤が存在する。
【0044】 R20が1〜4個の炭素原子を含有することが好ましく、R20がメチル又はエチ
ルであることが更に好ましい。
【0045】 例えば、アルキルアルミニウム化合物(次節参照)が(II)をアルキル化す
ることができる。しかしながら、アルキルアルミニウム化合物のすべてが金属原
子からX-又はアルキル基を引き抜くのに十分に強いルイス酸ではないことがあ
りうる。その場合に、引き抜きを行うのに十分に強い別のルイス酸が存在しなけ
ればならない。
【0046】 金属をアルキル化することができる好ましい中性ルイス酸は、R19 3Al、R1 9 AlCl2、R19 2AlCl及び「R19AlO」(アルキルアルミノキサン類)
、式中、R19は1〜25個の炭素原子、好ましくは1〜4個の炭素原子を含有す
るアルキルである、の如き選ばれたアルキルアルミニウム化合物である。適当な
アルキルアルミニウム化合物は、メチルアルミノキサン(一般式[MeAlO] n を有するオリゴマーである)、(C25)AlCl、C25AlCl2及び[(
CH32CHCH23Alを包含する。
【0047】 NaBH4の如き金属水素化物を使用して水素化物基を金属Mに結合させるこ
とができる。
【0048】 本明細書で説明した第2の重合方法では、(I)のコバルト又は鉄錯体を重合
プロセスに加えるか又は重合プロセスにおいてその場で形成させる。事実、1種
より多くのこのような錯体をプロセスの進行中に、例えば最初の錯体の形成中に
及び次いでその錯体のこのような錯体を含有するリビング末端ポリマー(liv
ing ended polymer)を形成するための反応中に、形成させる
ことができる。
【0049】 最初にその場で形成させることができるこのような錯体の例は、
【0050】
【化17】
【0051】 式中、R1〜R7及びMは前記したとおりであり、T1は水素化物、又はアルキ
ル、又は任意の他のアニオン性配位子であってそれにエチレン又はα−オレフィ
ンを挿入する(insert)ことができるアニオン性配位子であり、Yはエチ
レン、プロピレンもしくはα−オレフィンにより置き換えられることができる中
性配位子又は空の配位部位(vacant coordination sit
e)であり、「平行な線」は金属に配位したエチレン分子であり、そしてQは相
対的に非配位性アニオンである、 を包含する。錯体は、プロセスに直接加えることができ又はその場で形成させる
ことができる。例えば、(VII)は(II)とアルキルアルミニウム化合物の
如き中性ルイス酸との反応により形成させることができる。その場でこのような
錯体を形成する他の方法は、鉄[II]アセチルアセトネートの如き適当な鉄又
はコバルト化合物、(I)及びアルキルアルミニウム化合物を加えることである
。アセチルアセトネートに類似のアニオンが存在する及びルイス酸又はブレンス
テッド酸との反応により除去されうる他の金属塩。例えば、金属ハライド及びカ
ルボキシレート(アセテートの如き)を、特にもしそれらがプロセス媒体に僅か
に可溶性であるならば、使用することができる。これらの前駆体金属塩はプロセ
ス媒体中に少なくとも幾分可溶性であることが好ましい。
【0052】 重合が開始された後、錯体は、
【0053】
【化18】
【0054】 式中、R1〜R7、M及びQは上記したとおりであり、そしてPはエチレン及び
/又はプロピレン及び/又はα−オレフィン由来の反復単位を含有する二価のポ
リマー基であり、そしてT2は末端基、例えば、上記T1に列挙された基である、
の形態にあることができる。当業者は、(IX)が本質的にいわゆるリビング末
端を含有するポリマーであることに気が付くであろう。Mは(VII)、(VI
II)及び(IX)において+2酸化状態にあることが好ましい。(VII)、
(IX)及び(XII)の如き化合物は重合プロセスの環境に類似した環境から
離れて安定であっても安定でなくてもよいが、それらはNMR分光法、特に1
NMR及び13CNMRの1つ又は両方により、特に低い温度で検出されることが
できる。特にこれらのタイプの重合「中間体」のためのこのような技術は知られ
ており、例えば世界特許出願(World Patent Applicati
on)96/23010、特に実施例197〜203を参照されたい。これは引
用により本明細書に含める。
【0055】 (VII)、(IX)及び(XII)は、第3の重合方法においてエチレンを
重合させるのに、いかなる「助触媒」(“co−catalyst”)又は「活
性化剤」(“acivators”)の不存在下においても使用することもでき
る。プロセスにおける成分を除いて、温度、圧力、重合媒体等の如き第3の方法
におけるプロセス条件は第1及び第2重合方法におけると同じであることができ
、そしてこれらの方法のための好ましい条件は第3の重合方法にとっても好まし
い。
【0056】 本発明におけるすべての重合方法において、エチレン共重合が行われる温度は
約−100℃〜約+200℃、好ましくは−60℃〜約+150℃、更に好まし
くは−50℃〜約+100℃である。
【0057】 共重合のために式H2C=CHR21の1種又はそれ以上のα−オレフィンを使
用することができる。R21が1〜18個の炭素原子、更に好ましくは2〜8個の
炭素原子を有すること及び/又はR21がn−アルキルであることが好ましい。エ
チレンはプロピレン及び大抵のα−オレフィンよりも相当速くこれらの触媒によ
り重合されるので、α−オレフィン(類)の実質的な導入を達成するためには、
重合におけるエチレンの濃度は、好ましくはプロピレン及びα−オレフィン類の
濃度に比べて相対的に低くするべきである。これは、好ましくは1.0MPa未
満、更に好ましくは500kPa未満、特に好ましくは300kPa未満の低い
分圧で(すべてのこれらのエチレン分圧は絶対分圧である)エチレンを使用する
ことを最もしばしば伴うであろう。α−オレフィンがガスであるならば、その分
圧は好ましくは相対的に高くするべきである。α−オレフィンが液相で使用され
るならば、その液体濃度は好ましくは相対的に高くするべきである。
【0058】 生成物コポリマーのNMR分析は、末端基は飽和及び不飽和(オレフィン)の
両方であるが、通常飽和末端基が不飽和末端基より数でまさることを示す。飽和
末端基は、重合において存在するアルキルアルミニウム化合物が関与する開始及
び連鎖移動により生じ得ると推測される。不飽和末端基はβ−水素化物放出型機
構(β−hydride elimination type mechani
sm)により生じると考えられる。小さな割合のオレフィン末端(olefin
ic ends)は内部オレフィンであると思われるが、オレフィン末端の大部
分は通常α−オレフィン(末端オレフィン(terminal olefins
))である。
【0059】 生成物コポリマーは、少なくとも0.5モル%(総計)、更に好ましくは0.
75モル%(総計)、特に好ましくは1モル%(総計)、高度に好ましくは少な
くとも約2モル%(総計)の、生成物コポリマーに導入した(incorpor
ated)α−オレフィン(類)を有することが好ましい。1−ヘキセンがコモ
ノマーである場合には、導入した百分率対短鎖分岐[すべてのこのような分岐は
ブチルであると推測される]は下記の表に示される。
【0060】
【表1】
【0061】 本発明で製造されるエチレンとH2C=CHR21とのコポリマーにおいて、ポ
リマーは−R21分岐及びメチル分岐を含有するであろう。H2C=CHR21の総
量は、適当な式、例えば炭素原子1000個当たりの分岐又は導入したH2C=
CHR21のモル%、に従って計算されたポリマー中の−R21分岐の総計とみなさ
れる。コポリマー中のメチル分岐は末端基と関連している(しかし末端基それ自
体ではない)と考えられる。例えば、メチル分岐と関連した末端基は 〜〜〜〜〜CH2CH(CH3)CH2CH2CH3 及び 〜〜〜〜〜CH2CH(CH3)CH2CH2CH2CH3 であり、これらはそれぞれ1−ペンテン及び1−ヘキセンについてのメチル分岐
関連基であり(そしてより高級及び低級な同族体について同様な構造)、式中「
〜〜〜〜〜」はポリマー鎖の残りである。このような基は13C−NMRにより検
出可能である。何故ならば、鎖端付近のメチル分岐は更にポリマー鎖の内部のメ
チル分岐とは幾分異なるからである。例えば本発明の実施例参照。メチン炭素原
子を越える(鎖端に向かう)基は実際には−R21であることに留意されたい。換
言すれば、メチル分岐は−R21基と同じ炭素原子に結合している。すべてのポリ
マー鎖がこのような鎖端を有するわけではないが、通常それらの少なくとも一部
はこれらのコポリマー中に存在する。
【0062】 好ましいモノマーの組み合わせは、エチレンと式H2C=CHR21の1種もし
くはそれ以上のオレフィンである。
【0063】 重合プロセス中、しばしばオレフィンコモノマーH2C=CHR21の一部又は
大部分が重合において使用されないであろう。重合プロセスの終わりにおけるこ
の使用されていないコモノマーの試験は、それが通常本質的に変わっておらず(
異性化されていない)、それ故それは回収することができそして所望により重合
に再循環することができることを示す。この再循環は、精製なしで行うことがで
き、又はコモノマーは例えば蒸留により精製されて重合に再循環させることがで
きる。
【0064】 本発明の重合方法は、種々の液体、特に非プロトン性有機液体の存在下に行う
ことができる。触媒系、エチレン、プロピレン、α−オレフィン及びポリオレフ
ィンはこれらの液体に可溶性又は不溶性であることができるが、明らかにこれら
の液体は重合が起こるのを妨げてはいけない。適当な液体は、アルカン類、シク
ロアルカン類、選ばれたハロゲン化炭化水素類及び芳香族炭化水素類を包含する
。特定の有用な溶媒はヘキサン、トルエン及びベンゼンを包含する。
【0065】 本発明における共重合は、例えば、シリカもしくはアルミナのような支持体又
はポリマーのような有機支持体上に(II)、(III)、(IV)又は(VI
I)を支持し、それをルイス酸(W、例えばアルキルアルミニウム化合物の如き
)又はブレンステッド酸により活性化させそしてそれをオレフィンにさらすこと
により、最初に固体状態((II)、(III)、(IV)又は(VII)は固
体であると仮定する)で行うこともできる。支持体はルイス酸又はブレンステッ
ド酸、例えば、モンモリロナイトの如き酸性クレー、の代理をすることができる
こともある。支持された触媒を製造する他の方法は、シリカ又はアルミナのよう
な支持体上で、重合を開始すること、あるいは少なくとも、他のオレフィン又は
1−ヘキセンの如きオレフィンのオリゴマーの鉄又はコバルト錯体を製造するこ
とである。これらの「不均一な」触媒は気相又は液相における重合を触媒するの
に使用することができる。気相は、モノマーが気相にある間に触媒粒子と接触す
るように輸送されることを意味する。
【0066】 水素は本明細書で説明した重合方法のすべてにおいて連鎖移動剤として使用す
ることができる。
【0067】 本明細書で説明した重合方法のすべてにおいて、エチレン及び/又はプロピレ
ンのオリゴマー及びコポリマーが製造される。それらは分子量においてオリゴマ
ーから低い分子量のオイル及びワックス、より高い分子量のポリオレフィン類、
までの範囲にあることができる。1つの好ましい生成物は約10又はそれ以上、
好ましくは約40又はそれ以上の重合度(DP)を有するポリマーである。「D
P」はポリマー分子中の反復(モノマー)単位の平均数を意味する。
【0068】 実施例においては、与えられた圧力はゲージ圧である。ポリマー分岐のNMR
分析の方法及び13C−NMRにより決定される分岐を説明するのに本明細書で使
用される表示法は米国特許第5880241号(世界特許出願96/23010
の対応特許)に見いだされる。この特許は引用により本明細書に加入する。ジイ
ミン類配位子及びそれらのCo及びFe錯体の合成は、B.L.Small,e
t al.,J.Am.Chem.Soc.,vol.120,p.4049−
4050(1998),及びG.J.P.Britovsek,et al.,
J.Chem.Soc.,Chem.Commun.,p.849−850(1
998)に見いだされる。これらは両方とも引用により本明細書に加入される。
下記の略号及び用語が使用される。
【0069】 DSC − 示差走査熱量測定法 GC − ガスクロマトグラフィー GPC − ゲルパーミエーションクロマトグラフィー HOF − 融解熱 IBAO − トリイソブチルアルミニウムと0.6当量の水との反応により
製造されたイソブチルアルミノキサン MMAO−3A − いくらかのイソブチル基を含有するメチルアルミノキサ
ン Mn − 数平均分子量 MeOH − メタノール PMAO − ポリメチルアルミノキサン PMAO−IP − ポリメチルアルミノキサン(Akzo,トルエン中12
.8重量%アルミニウム) PDI − 数平均分子量(Mn)で割った重量平均分子量 TCB − 1,2,4−トリクロロベンゼン Tm − 融点 実施例1
【0070】
【化19】
【0071】 窒素雰囲気下にドライボックスにおいて、(XIII)(8mg、0.015
ミリモル(mmol))を重量を測ってシュレンクフラスコ(Schlenk
flask)に入れそして20mlの無水トルエン中でスラリー化した。1−オ
クテン(3ml、ナトリウムからの蒸留により乾燥された)を加えそしてシュレ
ンクフラスコを密封し、ドライボックスから取り出した。フラスコをエチレンで
よくフラッシングしそして35kPaに加圧した。PMAO−IP(0.8ml
)を加え、すると溶液は橙色になりそして温かくなった。30分の後、反応をM
eOHの添加によりクエンチした。固体ポリマーをろ過し、MeOH/10%H
Cl、MeOH及び最後にアセトンでよく洗浄し、そして真空下に乾燥した。収
率=2.7g白色ポリマー。DSC(10℃/分、N2);Tm=123.2℃
、100℃のピークにおけるショルダ。GPC(120℃、TCB):Mn=1
500,PDI=5.6。低下した(純粋なポリエチレンから)融点はコモノマ
ーの導入(incorporation)を示す。
【0072】 実施例2 窒素雰囲気下にドライボックスにおいて、(XIII)(7.5mg、0.0
14ミリモル)を重量を測ってシュレンクフラスコに入れそして10mlの無水
トルエン中でスラリー化した。1−ヘキセン(3ml、ナトリウムからの蒸留に
より乾燥された)を加えそしてシュレンクフラスコを密封し、ドライボックスか
ら取り出した。フラスコをエチレンでよくフラッシングしそして35kPaに加
圧した。PMAO−IP(0.8ml)を加え、すると溶液は緑色になりそして
温かくなった。30分の後、反応をMeOHの添加によりクエンチした。固体ポ
リマーをろ過し、MeOH/10%HCl、MeOH及び最後にアセトンでよく
洗浄し、そして真空下に乾燥した。収率=6.0g白色ポリマー。DSC(10
℃/分、N2);Tm=126.3℃、ピークの低い温度側におけるショルダ。
GPC(120℃、TCB):Mn=2420,PDI=8.0。13C−NMR
分析は合計で2.5モル%の1−ヘキセンの導入を示した。分岐は>75%ブチ
ル分岐(1,2又は2,1導入)であった。アミル及びメチル分岐も低いレベル
で観察された。エチル又はプロピル分岐は観察されなかった。
【0073】 実施例3 窒素雰囲気下にドライボックスにおいて、(XIII)(2.0mg)を重量
を測ってフラスコに入れそして35mlの1−ヘキセン(Aldrich,99
+%、Al23を通してろ過されそして活性化された分子ふるいの上で貯蔵され
た)中でスラリー化した。フラスコの栓をし、そしてドライボックスから取り出
した。PMAO−IP(1.0ml)を5mlの無水トルエンに加え、こびん(
vial)に入れそしてドライボックスから取り出した。1−ヘキセンスラリー
を窒素の雰囲気下で100mlのParrR撹拌式オートクレーブに入れた。撹
拌を開始しそして反応器を50℃に加熱した。PMAO溶液を次いで140kP
aエチレンと共に反応器に加えた。10分の後、反応をMeOHの添加によりク
エンチした。固体ポリマーをろ過し、MeOH/10%HCl、MeOH及び最
後にアセトンでよく洗浄し、そして真空下に乾燥した。収率=7.8g白色ポリ
マー。DSC(10℃/分、N2);Tm=102.0℃、112.0℃に小さ
なピークを有する。GPC(120℃、トリクロロベンゼン);Mn=2534
,PDI=2.3。13C−NMR分析(TCB中5重量%、120℃)は合計で
3.9モル%の1−ヘキセンの導入を示した。この内大部分はブチル分岐(1,
2又は2,1導入)をもたらした。痕跡量のアミル及びメチル分岐も観察された
。エチル又はプロピル分岐は観察されなかった。観察されたNMRを帰属と一緒
に下記に示す。D、E及びFの帰属は下記の構造において示され、「P」はポリ
マー鎖の残りを示す。
【0074】
【表2】
【0075】 実施例4 窒素雰囲気下にドライボックスにおいて、(XIII)(6.1mg、0.0
11ミリモル)を重量を測ってシュレンクフラスコに入れそして10mlの無水
トルエン中でスラリー化した。1−ヘキセン(5ml、ナトリウムからの蒸留に
より乾燥された)及び無水トルエン(15ml)を加えそしてシュレンクフラス
コを密封し、ドライボックスから取り出した。フラスコを0℃に冷却しそしてエ
チレンでよくフラッシングしそして35kPaに加圧した。PMAO−IP(0
.9ml)を加え、すると溶液は緑色になりそして温かくなった。30分の後、
反応をMeOHの添加によりクエンチした。固体ポリマーをろ過し、MeOH/
10%HCl、MeOH及び最後にアセトンでよく洗浄し、そして真空下に乾燥
した。収率=2.7g白色ポリマー。DSC(10℃/分、N2);Tm=12
7.6℃、ピークの低い温度側におけるショルダ。GPC(120℃、トリクロ
ロベンゼン):Mn=2120,PDI=19.1。13C−NMR分析は合計で
1.2モル%の1−ヘキセンの導入を示した。メチル及びブチル分岐のみが観察
された(1,2又は2,1導入)。
【0076】 比較実施例A 窒素雰囲気下にドライボックスにおいて、(XIII)(7.5mg、0.0
14ミリモル)を重量を測ってシュレンクフラスコに入れそして10mlの無水
トルエン中でスラリー化した。無水トルエン(30ml)を加えそしてシュレン
クフラスコを密封し、ドライボックスから取り出した。フラスコを0℃に冷却し
、次いでエチレンでよくフラッシングしそして35kPaに加圧した。PMAO
−IP(0.9ml)を加え、すると溶液は橙色になりそして温かくなった。3
0分の後、反応をMeOHの添加によりクエンチした。固体ポリマーをろ過し、
MeOH/10%HCl、MeOH及び最後にアセトンでよく洗浄し、そして真
空下に乾燥した。収率=1.9g白色ポリマー。DSC(10℃/分、N2);
Tm=132.7℃。GPC(120℃、トリクロロベンゼン);Mn=290
0,PDI=19.1。
【0077】 実施例5 窒素下にドライボックスにおいて、(XIII)(1.8mg)を、ホークシ
リンダー(Hoke cylinder)において1−ヘキセン(25ml、A
ldrich,99+%、活性化されたAl23を通してろ過されそして活性化
された分子ふるいの上で貯蔵された)中に入れそして密封した。PMAO−IP
(0.9ml)をこびん中の2mlの無水トルエン中に入れそして密封した。こ
の容器をドライボックスから取り出した。1−ヘキセンスラリーをParrR
拌式オートクレーブに入れた。エチレン(70kPa)を加え、撹拌を開始しそ
して混合物を75℃に加熱した。PMAO−IP溶液を追加の160kPaエチ
レンと共に反応器に加えた。81分の後、反応をMeOHの添加によりクエンチ
した。固体ポリマーをろ過し、MeOH/10%HCl、MeOH及び最後にア
セトンでよく洗浄し、そして真空下に乾燥した。収率=1.61g白色ポリマー
。DSC(10℃/分、N2);Tm=(第2ヒート(2nd heat))=1
15.5℃。GPC(135℃、TCB);Mn=1090,PDI=1.8。 13 C−NMR分析は合計で1.4モル%の1−ヘキセンの導入を示した。100
0個のCH2基当たり短鎖分岐の観察された数はメチル1.9、ブチル7.1及
びアミル1.4であった。
【0078】
【化20】
【0079】 実施例6 窒素下にドライボックスにおいて、(XIV)(6.0mg)をシュレンクフ
ラスコに入れそして無水トルエン(5ml)及び1−ヘキセン(10ml、Al
drich 99+%、活性化されたAl23を通してろ過されそして活性化そ
れた分子ふるいの上に貯蔵された)を加えた。フラスコを密封しそしてドライボ
ックスから取り出した。フラスコをエチレンでフラッシングしそしてPMAO−
IP(0.9ml)を加えた。30分の後、反応をMeOH/10%HClの添
加によりクエンチした。固体ポリマーをろ過し、MeOH/10%HCl、Me
OH及び最後にアセトンでよく洗浄し、そして真空下に乾燥した。収率=2.4
3g白色ポリマー。DSC(10℃/分、N2);Tm(第2ヒート)=123
.1℃、109.2℃(ブロード)。GPC(135℃、TCB);Mn=16
20,PDI=8.4。13C−NMR分析は合計で2.1モル%の1−ヘキセン
の導入を示した。1000個のCH2基当たり短鎖分岐の観察された数はメチル
0.8、ブチル10.5及びアミル1.5であった。
【0080】 実施例7 窒素下にドライボックスにおいて、(XIII)(3.0mg)をシュレンク
フラスコに入れそして無水トルエン(5ml)及び1−ヘキセン(10ml、A
ldrich 99+%、活性化されたAl23を通してろ過されそして活性化
それた分子ふるい上で貯蔵された)を加えた。フラスコを密封しそしてドライボ
ックスから取り出した。フラスコをエチレンでフラッシングしそしてMMAO−
3A(0.45ml、Akzo,ヘプタン中6.42重量%Al)を加えた。3
0分の後、反応をMeOH/10%HClの添加によりクエンチした。固体ポリ
マーをろ過し、MeOH/10%HCl、MeOH及び最後にアセトンでよく洗
浄し、そして真空下に乾燥した。収率=1.1g白色ポリマー。DSC(10℃
/分、N2);Tm(第2ヒート)=121.0℃、〜80℃(ブロード)。G
PC(135℃、TCB);Mn=1507,PDI=6.6。13C−NMR分
析は合計で6.4モル%の1−ヘキセンの導入を示した。1000個のCH2
当たり短鎖分岐の観察された数はメチル1.9、ブチル30.5及びアミル0.
5であった。更に、イソブチル末端がポリマー上に観察され(MMAO活性化剤
からの)、そしてこの場合にイソブチル末端はメチル分岐全体に含まれなかった
【0081】 実施例8 窒素下にドライボックスにおいて、(XIII)(6.3mg)をシュレンク
フラスコに入れそして無水トルエン(5ml)及び1−ヘプテン(10ml、N
aから蒸留された)を加えた。フラスコを密封しそしてドライボックスから取り
出した。フラスコをエチレンでフラッシングしそしてPMAO−IP(0.9m
l)を加えた。30分の後、反応をMeOH/10%HClの添加によりクエン
チした。固体ポリマーをろ過し、MeOH/10%HCl、MeOH及び最後に
アセトンでよく洗浄し、そして真空下に乾燥した。収率=0.87g白色ポリマ
ー。DSC(10℃/分、N2);Tm(第2ヒート)=122.3℃。GPC
(135℃、TCB);Mn=2680,PDI=5.9。13C−NMR分析(
TCB中10重量%、120℃)は合計で5.3モル%の1−ヘプテンの導入を
示した。1000個のCH2基当たり短鎖分岐の観察された数はメチル2.3及
びアミル24.6であった。観察されたNMRを帰属と共に下記に示す。D、E
及びFの帰属は下記の構造に示され、「P」はポリマー鎖の残りを表す。
【0082】
【表3】
【0083】 比較実施例B 窒素下にドライボックスにおいて、(XIII)(6.3mg)をシュレンク
フラスコに入れそして無水トルエン(15ml)を加えた。フラスコを密封しそ
してドライボックスから取り出した。フラスコをエチレンでフラッシングしそし
てPMAO−IP(0.9ml)を加えた。30分の後、反応をMeOH/10
%HClの添加によりクエンチした。固体ポリマーをろ過し、MeOH/10%
HCl、MeOH及び最後にアセトンでよく洗浄し、そして真空下に乾燥した。
収率=1.1g白色ポリマー。DSC(10℃/分、N2);Tm(第2ヒート
)=127.2℃。GPC(135℃、TCB);Mn=1220,PDI=9
.0。13C−NMR分析では枝分かれは観察されなかった。
【0084】 実施例9 窒素下にドライボックスにおいて、(XIV)(6.0mg)をシュレンクフ
ラスコに入れそして無水トルエン(5ml)及び1−ヘプテン(10ml、Na
から蒸留された)を加えた。フラスコを密封しそしてドライボックスから取り出
した。フラスコをエチレンでフラッシングしそしてPMAO−IP(0.9ml
)を加えた。30分の後、反応をMeOH/10%HClの添加によりクエンチ
した。固体ポリマーをろ過し、MeOH/10%HCl、MeOH及び最後にア
セトンでよく洗浄し、そして真空下に乾燥した。収率=0.95g白色ポリマー
。DSC(10℃/分、N2);Tm(第2ヒート)=123.4℃。110.
6℃。GPC(135℃、トリクロロベンゼン);Mn=2540,PDI=5
.3。13C−NMR分析は合計で3.0モル%の1−ヘプテンの導入を示した。
1000個のCH2基当たり短鎖分岐の観察された数はメチル0.7及びアミル
14.4であった。
【0085】 比較実施例C 窒素下にドライボックスにおいて、(XIV)(6.0mg)をシュレンクフ
ラスコに入れそして無水トルエン(15ml)を加えた。フラスコを密封しそし
てドライボックスから取り出した。フラスコをエチレンでフラッシングしそして
PMAO−IP(0.9ml)を加えた。30分の後、反応をMeOH/10%
HClの添加によりクエンチした。固体ポリマーをろ過し、MeOH/10%H
Cl、MeOH及び最後にアセトンでよく洗浄し、そして真空下に乾燥した。D
SC(10℃/分、N2);Tm(第2ヒート)=131.2。GPC(135
℃、TCB);Mn=1410,PDI=20.0。13C−NMR分析では枝分
かれは観察されなかった。
【0086】 実施例10 窒素下にドライボックスにおいて、(XIII)(6.1mg)をシュレンク
フラスコに入れそして無水トルエン(5ml)及び1−ペンテン(10ml、活
性化されたAl23を通してろ過されそして活性化された分子ふるい上で貯蔵さ
れた)を加えた。フラスコを密封しそしてドライボックスから取り出した。フラ
スコをエチレンでフラッシングしそしてPMAO−IP(0.9ml)を加えた
。30分の後、反応をMeOH/10%HClの添加によりクエンチした。固体
ポリマーをろ過し、MeOH/10%HCl、MeOH及び最後にアセトンでよ
く洗浄し、そして真空下に乾燥した。収率=0.82g白色ポリマー。DSC(
10℃/分、N2);Tm(第2ヒート)=117.8℃。〜90℃(ブロード
)。GPC(135℃、TCB);Mn=1028,PDI=3.8。13C−N
MR分析は合計で10.0モル%の1−ペンテンの導入を示した。1000個の
CH2基当たり短鎖分岐の観察された数はメチル6.3及びプロピル50.9で
あった。上澄液のGC分析は、未反応の1−ペンテンの無視できる異性化を示し
た。
【0087】 実施例11 窒素下にドライボックスにおいて、(XIII)(1.4mg)をこびん中の
〜6mlの無水トルエン中に入れた。1−ペンテン(30ml、活性化されたA
23を通してろ過されそして活性化された分子ふるい上で貯蔵された)、無水
トルエン(5ml)及びPMAO(0.5ml、Akzo、トルエン中10.9
重量%Al)をホークシリンダー(Hoke cylinder)に入れそして
密封した。この容器をドライボックスから取り出した。1−ペンテンスラリーを
100mlのPaarR撹拌式オートクレーブに入れた。エチレン(41kPa
)を加えそして撹拌を開始した。触媒溶液を追加の10psiエチと共に反応器
に加えた。12分の後、反応をMeOHの添加によりクエンチングした。固体ポ
リマーをろ過し、MeOH/10%HCl、MeOH及び最後にアセトンでよく
洗浄し、そして真空下に乾燥した。収率=1.6g白色ポリマー。DSC(10
℃/分、N2);Tm(第2ヒート)=123.6℃。13C−NMR分析は合計
で0.8モル%の1−ペンテンの導入を示した。
【0088】 実施例12 窒素下にドライボックスにおいて、(XIII)(3.0mg)をシュレンク
フラスコに入れそして無水トルエン(5ml)及び1−ペンテン(10ml、活
性化されたAl23を通してろ過されそして活性化された分子ふるい上で貯蔵さ
れた)を加えた。フラスコを密封しそしてドライボックスから取り出した。フラ
スコをエチレンでフラッシングしそしてMMAO−3A(0.45ml、Akz
o、ヘプタン中6.42重量%Al)を加えた。30分の後、反応をMeOH/
10%HClの添加によりクエンチした。固体ポリマーをろ過し、MeOH/1
0%HCl、MeOH及び最後にアセトンでよく洗浄し、そして真空下に乾燥し
た。収率=1.9g白色ポリマー。DSC(10℃/分、N2);Tm(第2ヒ
ート)=128.0℃。GPC(135℃、TCB);Mn=1716,PDI
=7.0。13C−NMR分析(TCB中10重量%、120℃)は合計で4.5
モル%の1−ペンテンの導入を示した。1000個のCH2基当たり短鎖分岐の
観察された数はメチル2.4、プロピル21.7及びアミル0.4であった。開
始剤により存在するいかなるイソプロピル又はイソブチル末端基もメチル基総計
に含められていない。観察されたNMRは帰属と共に下記に示される。A、B、
C、D、E及びFの帰属は下記の構造において示され、「P」はポリマー鎖の残
りを表す。
【0089】
【化21】
【0090】
【表4】
【0091】 実施例13 窒素下にドライボックスにおいて、(XIII)(3.0mg)をシュレンク
フラスコに入れそして無水トルエン(5ml)及び1−ペンテン(10ml、活
性化されたAl23を通してろ過されそして活性化された分子ふるい上で貯蔵さ
れた)を加えた。フラスコを密封しそしてドライボックスから取り出した。フラ
スコをエチレンでフラッシングしそしてAlEt3(0.3ml、トルエン/ヘ
キサン中の0.1M溶液)及びB(C653(トルエン0.5ml中の0.0
146g)を加えた。30分の後、反応をMeOH/10%HClの添加により
クエンチした。固体ポリマーをろ過し、MeOH/10%HCl、MeOH及び
最後にアセトンでよく洗浄し、そして真空下に乾燥した。収率=0.21g白色
ポリマー。DSC(10℃/分、N2);Tm(第2ヒート)=127.6℃。1 3 C−NMR分析は合計で0.64モル%の1−ペンテンの導入を示した。
【0092】 実施例14 窒素下にドライボックスにおいて、(XIII)(3.0mg)をシュレンク
フラスコに入れそして無水トルエン(5ml)及び1−ペンテン(10ml、活
性化されたAl23を通してろ過されそして活性化された分子ふるい上で貯蔵さ
れた)を加えた。フラスコを密封しそしてドライボックスから取り出した。フラ
スコをエチレンでフラッシングしそしてIBAO−0.65(0.45ml、A
kzo、トルエン中3.5重量%Al)を加えた。90分の後、反応をMeOH
/10%HClの添加によりクエンチした。固体ポリマーをろ過し、MeOH/
10%HCl、MeOH及び最後にアセトンでよく洗浄し、そして真空下に乾燥
した。DSC(10℃/分、N2);Tm(第2ヒート)=115.5℃(双峰
(bimodal))。GPC(135℃、TCB);Mn=1957、PDI
=8.9。13C−NMR分析(TCB中10重量%、140℃)は合計で8.2
モル%の1−ペンテンの導入を示した。1000個のCH2基当たり短鎖分岐の
観察された数はメチル3.4及びプロピル39.0(重なりによりアミルは積分
されなかった)。開始剤により存在するいかなるイソプロピル又はイソブチル末
端基も、メチル基総計には含められていない。A、B、C、D、E及びFの帰属
は下記の構造において示され、「P」はポリマー鎖の残りを表す。
【0093】
【化22】
【0094】
【表5】
【0095】 注: Me分岐の存在は、これらが活性化剤から生じたものではないことを示唆
する。
【0096】 実施例15 窒素下にドライボックスにおいて、(XIII)(4.5mg)をシュレンク
フラスコに入れそして無水トルエン(5ml)及び4−メチル−1−ペンテン(
10ml、活性化されたAl23を通してろ過されそして活性化された分子ふる
い上で貯蔵された)を加えた。フラスコを密封しそしてドライボックスから取り
出した。フラスコをエチレンでフラッシングしそしてPMAO−IP(0.9m
l)を加えた。90分の後、反応をMeOH/10%HClの添加によりクエン
チした。固体ポリマーをろ過し、MeOH/10%HCl、MeOH及び最後に
アセトンでよく洗浄し、そして真空下に乾燥した。収率=4.65g岐宿ポリマ
ー。DSC(10℃/分、N2);Tm(第2ヒート)=121.4℃、100
.6℃(ブロード)。GPC(135℃、TCB);Mn=1740、PDI=
5.0。13C−NMR分析は合計で4.1モル%の4−メチル−1−ペンテンの
導入を示した。
【0097】 実施例16 窒素雰囲気下のドライボックスにおいて、鉄錯体 2,6−ジアセチルピリジ
ンビス(2,4,6−トリメチルフェニルイミン)鉄ジクロリド(1.5mg、
2.86μモル)を重量を測ってこびんに入れそしてトルエン(Aldrich
,無水99.8%)で10mlに希釈した。触媒0.45mg(0.86μモル
)を含有する3mlのアリコートをトルエン50mlと共に注入容器(inje
ctor vessel)に移した。第2の容器に、CaH2精製した1−オク
テン(Aldrich,98%)100mlをMMAO−3A(Akzo No
bel)2mlと混合した。これらの溶液を600mlのPaarRオートクレ
ーブ反応器に圧力により移した。重合温度は120℃でありそしてエチレン圧力
は860kPaであり、これは圧力調節器により調節された。重合を30分間行
った。反応をメタノールでクエンチした。固体ポリマーをろ過しそしてアセトン
で洗浄した。収率=2.68g、DSC(10℃/分):Tm=126.2℃、
HOF=212J/g。
【0098】 実施例17 窒素雰囲気下のドライボックスにおいて、実施例16の同じストック溶液から
の3mlのアリコートをトルエン50mlで希釈しそして注入容器に移した。第
2の容器に、CaH2精製した1−オクテン(Aldrich,98%)80m
lをMMAO−3A(Akzo Nobel)2mlと混合した。これらの溶液
を600mlのPaarRオートクレーブ反応器に圧力により移した。重合温度
は60℃でありそしてエチレン圧力は860kPaであり、これは圧力調節器に
より調節された。重合を30分間行った。反応をメタノールでクエンチした。固
体ポリマーをろ過しそしてアセトンで洗浄し、そして真空下に乾燥した。収率=
38.9g、DSC(10℃/分):Tm=132.7℃、HOF=226J/
g。
【0099】 実施例18 窒素雰囲気下のドライボックスにおいて、鉄錯体 [2,6−ジアセチルピリ
ジンビス{(3,5−トリフルオロメチル)フェニルイミン}]鉄ジクロリドを
重量測定し(6mg、9.7μモル)そしてトルエン(Aldrich、無水、
99.8%)100mlに希釈し、そして塩化メチレン(Aldrich)20
滴を加えた(spiked)。この溶液に、MMAO−3A(Akzo、Nob
el)5.6mlを加えた。この触媒溶液をカニューレを介して触媒ポンプの供
給容器に移した。ポンピング速度は15分間一定であり、使用される触媒3.8
mgをもたらした。コモノマーについては、CaH2精製した1−ヘキセン(A
ldrich,99%)85mlを供給容器を通して反応器に移した。500m
lのZipperclaveR反応器にヘキサン(Aldrich、無水、95
%+)165mlを仕込んだ。重合を50℃及び1.01MPaのエチレン圧力
で行った。30分の後、反応をメタノールでクエンチした。固体ポリマーをろ過
しそしてアセトンで洗浄しそして真空下に乾燥した。収率=1.4g、DSC(
10℃/分):Tm=126.6℃、約118℃におけるショルダーを伴う。H
OF=194J/g。GPC Mw=11345、PDI=7.44。
【0100】 比較実施例 触媒ポンプ供給容器において入手可能な同じ鉄錯体溶液を使用して上記実施例
18を繰り返した。コモノマーはこの実施例には加えなかった。触媒ポンピング
速度は実験の最初の15分間一定であり、使用される触媒2.3mgをもたらし
た。500mlのZipperclaveR反応器にヘキサン(Aldrich
、無水、95%)250mlを仕込んだ。重合を50℃及び1.01MPaのエ
チレン圧力で行った。30分の後、反応をメタノールでクエンチした。固体ポリ
マーをろ過しそしてアセトンで洗浄しそして真空下に乾燥した。収率=3.4g
、DSC(10℃/分):Tm=130.3℃、HOF=278J/g。Mw=
14434、PDI=6.03。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年5月22日(2000.5.22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 E.L.Small,et al.,J.Am.Chem.Soc.,vo
l.120,p.4049−4050(1998),及びG.J.P.Brit
ovsek,et al., J.Chem.Soc.,Chem.Commu
n.,p.849−850(1998)は、2,6−ピリジンカルボキサルデヒ
ドビス(イミン類)及び2,6−ジアシルピリジンビス(イミン類)のFe又は
Co錯体を含有する触媒を使用するエチレンのホモ重合を報告している。これら
の触媒はホモポリエチレン類を製造するためにWO98/27124において及
びホモポリプロピレン類を製造するためにWO98/30612において同様に
開示されている。 α−オレフィンとエチレンの共重合はこれらの刊行物には報告されていない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AU,BA,BB,BG,BR ,CA,CN,CU,CZ,EE,GD,GE,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KP,KR,L C,LK,LR,LT,LV,MG,MK,MN,MX ,NO,NZ,PL,RO,SG,SI,SK,SL, TR,TT,UA,UZ,VN,YU,ZA (72)発明者 マツコード,エリザベス・フオレスター アメリカ合衆国デラウエア州19707ホツケ シン・ヘムロツクドライブ514 Fターム(参考) 4J015 DA09 DA37 4J028 AA01A AB00A AC46A AC47A BA00A BA01B BA02B BB00A BB01B BC12B BC25B EB02 EB04 EB07 EB08 EB09 EB10 ED02 ED04 ED05 ED09 FA07 GA01 GA19 4J100 AA02P AA15Q AA16Q AA17Q AA19Q CA04 FA10 FA28 4J128 AA01 AB00 AC46 AC47 BA00A BA01B BA02B BB00A BB01B BC12B BC25B EB02 EB04 EB07 EB08 EB09 EB10 ED02 ED04 ED05 ED09 FA07 GA01 GA19

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 の化合物を、エチレン及びプロピレンの1つ又は両方、式H2C=CHR21のα
    −オレフィン、並びに、 a)MからX-及びアルキル基又は水素化物基を引き抜いてWX-、WR20又は
    WHを形成することができそしてアルキル基又は水素化物をMに移行させること
    もできる中性ルイス酸である第1の化合物W、但しWX-は弱配位性のアニオン
    であるものとする、又は b)アルキル基又は水素化物基をMに移行させることができる第2の化合物と
    、MからX-、水素化物又はアルキル基を引き抜いて弱配位性のアニオンを形成
    することができる中性ルイス酸である第3の化合物との組み合わせ、 上記式中、 MはCo又はFeであり、 各Xはアニオンであり、 nは、1つ又は複数の該アニオン上の負電荷の総数が(II)に存在するFe
    又はCo原子の酸化状態に等しいような1、2又は3であり、 R1、R2及びR3は、各々独立に、水素、ヒドロカルビル、置換されたヒドロ
    カルビル、又は不活性官能基であり、 R4及びR5は、各々独立に、水素、ヒドロカルビル、不活性官能基又は置換さ
    れたヒドロカルビルであり、 R6及びR7はアリール又は置換されたアリールであり、 R20はアルキルでありそして R21はアルキルである、 と約−100℃〜約+200℃の温度で接触させることを特徴とする重合方法。
  2. 【請求項2】 式 【化2】 の三座配位子のCo[II]、Co[III]、Fe[II]又はFe[III
    ]錯体を、エチレン及びプロピレンの1つ又は両方、及び式H2C=CHR21
    α−オレフィン、 上記式中、 R1、R2及びR3は、各々独立に、水素、ヒドロカルビル、置換されたヒドロ
    カルビル、又は不活性官能基であり、 R4及びR5は、各々独立に、水素、ヒドロカルビル、不活性官能基又は置換さ
    れたヒドロカルビルであり、 R6及びR7はアリール又は置換されたアリールであり、そして R21はアルキルであり、そして 但しCo[II]、Co[III]、Fe[II]又はFe[III]原子は
    また、それに、空の配位部位又は該エチレンにより置き換えられうる配位子及び
    該エチレンに付加することができる配位子が結合させられているものとする、 と、約−100℃〜約+200℃の温度で接触させることを特徴とする重合方法
  3. 【請求項3】 エチレンが存在し、そしてプロピレンは存在しない請求項1
    又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 R6が、 【化3】 であり、 R7が、 【化4】 であり、 R8及びR13が、各々独立に、水素、ヒドロカルビル、置換されたヒドロカル
    ビル、又は不活性官能基であり、 R9、R10、R11、R14、R15及びR16は、各々独立に、水素、ヒドロカルビ
    ル、置換されたヒドロカルビル、又は不活性官能基であり、 R12及びR17は、各々独立に、水素、ヒドロカルビル、置換されたヒドロカル
    ビル、又は不活性官能基であり、 但し、互いにビシナルなR8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R 16 及びR17の任意の2つは一緒になって環を形成することができるものとする、
    請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 R1、R2及びR3が水素であり、 R9、R10、R11、R14、R15及びR16は、各々独立に、ハロゲン、1〜6
    個の炭素原子を含有するアルキル、又は水素であり、 R8及びR13は、各々独立に、ハロゲン、フェニル又は1〜6個の炭素原子を
    含有するアルキルであり、 R12及びR17は、各々独立に、ハロゲン、フェニル、水素又は1〜6個の炭素
    原子を含有するアルキルであり、そして R4及びR5は、各々独立に、水素又は1〜6個の炭素原子を含有するアルキル
    である、 請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 R4及びR5が各々水素又はメチルである請求項5に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 Xが塩化物、臭化物又はテトラフルオロボレートである請求
    項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】 該中性ルイス酸がアルキルアルミニウム化合物である請求項
    5に記載の方法。
  9. 【請求項9】 該アルキルアルミニウム化合物がポリメチルアルミノキサン
    である請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 該温度が約−50℃〜約100℃である請求項5に記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 MがFeである請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 該錯体がFe[II]又はFe[III]錯体である請求
    項2に記載の方法。
  13. 【請求項13】 R21がn−アルキルである請求項1、2、11又は12に
    記載の方法。
  14. 【請求項14】 エチレン及びプロピレンの1つ又は両方、式 H2C=CHR21のα−オレフィン、並びに、式 【化5】 の化合物 上記式中、 MはCo又はFeであり、 R1、R2及びR3は、各々独立に、水素、ヒドロカルビル、置換されたヒドロ
    カルビル、又は不活性官能基であり、 R4及びR5は、各々独立に、水素、ヒドロカルビル、不活性官能基又は置換さ
    れたヒドロカルビルであり、 R6及びR7はアリール又は置換されたアリールであり、 R21はアルキルであり、 T1は水素化物、又はアルキル、又は任意の他のアニオン配位子であってそれ
    にエチレン又はα−オレフィンを挿入することができるアニオン配位子であり、 Yはエチレンにより置き換えられうる中性配位子又は空の配位部位であり、 Qは相対的に非配位性のアニオンであり、 Pは二価のポリオレフィン基であり、そして T2は末端基である、 を、約−100℃〜約+200℃の温度で接触させることを特徴とする重合方法
  15. 【請求項15】 エチレンが存在しそしてプロピレンは存在しない請求項1
    4に記載の方法。
  16. 【請求項16】 該化合物が(VII)である請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 該化合物が(IX)である請求項15に記載の方法。
  18. 【請求項18】 該化合物が(XII)である請求項15に記載の方法。
  19. 【請求項19】 R6が、 【化6】 であり、 R7が、 【化7】 であり、 R8及びR13が、各々独立に、水素、ヒドロカルビル、置換されたヒドロカル
    ビル、又は不活性官能基であり、 R9、R10、R11、R14、R15及びR16は、各々独立に、水素、ヒドロカルビ
    ル、置換されたヒドロカルビル、又は不活性官能基であり、 R12及びR17は、各々独立に、水素、ヒドロカルビル、置換されたヒドロカル
    ビル、又は不活性官能基であり、 但し、互いにビシナルなR8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R 16 及びR17の任意の2つは一緒になって環を形成することができるものとする、
    請求項15に記載の方法。
  20. 【請求項20】 該温度が約−50℃〜約100℃である請求項15に記載
    の方法。
  21. 【請求項21】 MがFeである請求項15に記載の方法。
  22. 【請求項22】 R21がn−アルキルである請求項15又は21に記載の方
    法。
  23. 【請求項23】 エチレンと式 H2C=CHR21のオレフィンの1種もし
    くはそれ以上とのコポリマーであって、該コポリマーはメチル分岐及び−R21
    岐を有し、そして該分岐の全体は少なくとも0.5モル%のH2C=CHR21
    導入を示すことを特徴とするコポリマー。
  24. 【請求項24】 該導入が少なくとも1モル%である請求項23に記載のコ
    ポリマー。
  25. 【請求項25】 該メチル分岐の各々が炭素原子に結合しており、そして−
    21基もまた該炭素原子に結合している請求項23又は24に記載のコポリマー
  26. 【請求項26】 R21がn−アルキルである請求項23又は24に記載のコ
    ポリマー。
  27. 【請求項27】 R21がn−アルキルである請求項25に記載のコポリマー
  28. 【請求項28】 該化合物又は錯体が基体上に支持されている請求項1、2
    、又は14に記載のコポリマー。
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