JP2002515769A - 固定コアーワイヤとフレキシブルな放射線不透過性マーカを有する注入ガイドワイヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 近接本体部分と遠位本体部分内の遠位ワイヤコイル中の近接内部鞘（２４）とをハウジングする近接コネクタの位置併せされた管腔により形成された注入管腔内で完全な，先細りのコアワイヤを有する注入ガイドワイヤ又はカテーテル。該コアワイヤ（５６）はコネクタハウジング（２０）に固定され，近接内部鞘と遠位コイル上を伸長する。複数の注入側孔（５４）は注入管腔との液体の移送中の外側鞘の遠位注入区画中に形成される。近接内部鞘（２４）と遠位ワイヤコイルとの接続箇所において，遠位ワイヤコイルより高い放射線不透過性を有する材料の放射線不透過性ワイヤコイル（４０）が近接ワイヤコイルの隣接巻回間のスペースに巻回される。

Description

【発明の詳細な説明】 固定コア−ワイヤとフレキシブルな放射線不透過性マーカを有する 注入ガイドワイヤ 発明の詳細な説明 発明の属する技術分野 本発明は，患者の血管にカテーテルを配置する際に共通して使用される医学的 カテーテルとガイドワイヤに関し，特に，ガイドワイヤ又は血管カテーテルのい ずれかとして使用されることができる血管ワイヤに関する。 従来の技術 医学的カテーテルとガイドワイヤは，遠位端部分が所望位置になるまで，体内 の狭い通路，典型的には血管を通過することができる器具である。ガイドワイヤ は，典型的には該ガイドワイヤ上をカテーテルを導くために使用される。 心臓血管のガイドワイヤは，典型的に硬いコアワイヤを有し，該カテーテルが ガイドワイヤ上を進むように，カテーテルの管腔(lumen)の中に収容される径を 有している。一つの正に共通のガイドワイヤの構造は，長く，フレキシブルで， 近接端と遠位端とを有する螺旋コイルを有している。該遠位端は，患者の血管シ ステムの中に挿入される。該内部コアワイヤは，典型的には，該コイルの近接端 と遠位端とに付けられた該コアワイヤの近接端と遠位端により該コイルの管腔を 通って伸長する。内科医は，体外の近接端で行われる操作により該ガイドワイヤ の遠位端の送りと送る位置を制御する。それから，カテーテルはガイドワイヤ上 を進む。ガイドワイヤは，該ガイドワイヤが使用される手順の間，位置されるか ，外される。 ガイドワイヤ上をカテーテルを送るために，それは外径が等しいか，又は径が 増加せず減少しなければならない。さらに，カテーテルとガイドワイヤとは，好 ましくは，より大きな放射線不透過性(radiopacity)を持ち，それ故に伸長され たカテーテル又はガイドワイヤ本体よりも，透視下で一層よく見える放射線不透 過性のマーカで構成される。それらのマーカは，内科医が患者の体内で伸長され た本体に沿った遠位端又は中間点の位置を見ることを可能とする。ガイドワイヤ とカテーテルの両者がそのようなマーカにより供される時には，それらが一つ又 は両者上に長く位置して，それらが他の一つをマスクする，すなわち混同するこ とに注意しなければならない。この点で，遠位端区画又は部分における全ワイヤ コイルを高い放射線不透過性マークにより作ることは望ましくない。なぜならば ，透視の下で明るさがあると，その上に導入されるカテーテル上のいずれかの放 射線不透過性マークをマスクするから。 幾つかのガイドワイヤは，該ワイヤコイルの周囲に又はその中に外部鞘を持つ ガイドワイヤの管腔を定義するワイヤコイルにより構成され，ガイドワイヤとし て，又は，例えば米国特許５，１７８，１５８、５，１８４，６２７及び５，２ １１，６３６に開示されているような注入(infusion)カテーテルとしての両用途 に応用される。それらは，細管の端と端孔又は側孔との間で注入液又は体液を運 ぶための注入側孔と管腔を持つ閉じられた遠位端，又は遠位端軸周りの開口端孔 を備える。ガイドワイヤとして操作するために，及び曲がりくねった血管路を通 って所望の注入位置へ送るために，全体の外側直径はできるだけ小さいこと，及 び該構成が操作される近接端から遠位端への送りと優れた操縦性能又は回転性能 を容易に提供できることが必要である。さらに，該構成は典型的に，中間と遠位 端区画でフレキシビリテイを増加することを要求する。十分な注入性能を提供す るために，側壁の厚さは最小にされて，潜在的な注入量を最大にしなければなら ない。この側壁の構成はまた注入中の高い液圧に耐えねばならない。 使用において，狭い内径，フレキシビリテイ及びコラム(column)の強さの故に ，注入ガイドワイヤの遠位端部分は血管中を所望位置へ送られ得る。それから， 内科医は注入ガイドワイヤ上をカテーテルを該位置へ送ることができる。設計に よって，内科医は注入ガイドワイヤをカテーテル管腔から外すことができ，また カテーテルで処理する間，それを位置内に残すことができる。薬又は剤(agents) が注入ガイドワイヤの遠位端から，該管腔を通り，そして，カテーテルを使用す る処置の間，またはそれに続く間のいずれかに，遠位端ワイヤコイルの露出され たターン(turns)の間のスペースを通って又は鞘の中の側孔を通って，又は遠位 端 管腔開口を通って，注入されることができる。代わって，遠位端血圧は管腔中の 液体カラムを通して監視され得る。 さらなる注入ガイドワイヤは米国特許５，３２２，５０８に開示されている。 ここにおいて，部分的な長さのコアワイヤが金属ハイポチユーブ(hypotube)ガイ ドワイヤ本体の遠位端に付けられ，そしてハイポチユーブの遠位端にまた付けら れたワイヤコイル内で遠位に伸長する。全長コアワイヤが無いハイポチユーブ構 成は，最大寸法の断面，比較的高い注入流れ割合を適応させ得る注入管腔，を提 供し得る。しかし，遠位にある注入側孔の前の遠位端コアワイヤ伸長の付属品で の締め付けは，妨げるもののないハイポチューブ管腔により与えられる利点を否 定する。さらに，ハイポチューブは，ガイドワイヤが捩じれて又は回転して送ら れる間に，ガイドワイヤの長さ方向への１：１トルク伝送は提供しない。 最近，臨床的に使用される２タイプの注入ガイドワイヤがある。一つは’６２ ７特許に開示されたタイプの閉鎖端を有するもの，他は’１５８特許に開示され たタイプの開放端を有するもので，”コンバーテイブル(convertible)ワイヤ“ として時々引用されるもの。’１５８及び’６２７特許は，注入ワイヤ及び一定 直径の注入管腔を持つ外側鞘内で全長，巻回されたワイヤ本体を有するコンバー テイブルワイヤを説明している。各ケースにおいて，近接区画はワイヤコイルと 外側鞘との間にポリイミド管を有し，該区画を強化し，注入(infusate)圧力の増 加を可能とする。’１５８特許に開示された該コンバーテイブルワイヤは，注入 管腔の遠位端孔を通して該注入を伝える。’６２７特許に開示された該注入ワイ ヤは，閉鎖された遠位端と，該ワイヤコイルを覆う外側鞘中でカットされた複数 の注入側孔とを有している。両ケースにおいて，取り外し可能なコアワイヤは， コンバーテイブルワイヤ又は注入ワイヤが処置位置に送られる際の操縦性のため の十分な管腔強度を供する。 それらの注入ワイヤとコンバーテイブルワイヤの使用において，注入治療が望 まれる時，該コアワイヤが残されていると，それが注入管腔の大部分を占め，流 れ抵抗を増加し，流れ割合を大きく減少させることから，該コアワイヤは，完全 に取り除かれねばならない。該コアワイヤの操作は，多くの内科医には煩わしい 。さらに，全長コイル構成（及び非貼り付け(non-attached)コアワイヤ）の故に ， 該コアが取り除かれると，それは操作性や回転性を有していない。内科医は注入 ワイヤが既に展開された後で，遠位端を他の管(vessel)に送ることを望む。該先 端を送る能力無しに，それらはしばしばコンバーテイブルワイヤ全体を引っ込め るように強制され，それから，正規のガイドワイヤを所望の区画に位置させ，ガ イドワイヤ上を注入カテーテルを追随して送り，それから正規のガイドワイヤを 取り外し，それを注入ワイヤで置き換える。 ’６３６特許は注入ワイヤの注入管腔中のコアワイヤ全体を開示しているが， 描かれた実施形態の全ては，スローな安定した割合での注入のための小さな断面 積を残している，少なくとも一つの全長外側ワイヤコイルと同軸の鞘を有してい る。ガイドワイヤの長さ方向に沿って高い圧力降下が生じ，遠位のコイルワイヤ の巻回間の該スローな注入割合と該注入圧は，近接端の管腔に入る液体の圧力に 比較的敏感である。 放射線不透過性のマーカに関して，’６２７特許は内部鞘の遠位端に接し，か つ連続する内部コアワイヤ上に位置される典型的な帯状マーカを開示する。この 帯状マーカはそのポイントで注入ワイヤ本体の硬直を引き起こす。さらに米国特 許４，５３８，６２２号は，より低い放射線不透過性のガイドワイヤコイルの巻 回中に巻かれた短い放射線不透過性のコイルと，それを所定位置に保持するため にコアワイヤを持つ該コイルの巻回と該ギヤップを満たすような鑞付の使用とを 開示している。その結果としての大部分は硬くなり，ガイドワイヤは鑞付された 長さ方向に沿って，及び代わってネカテイブにガイドワイヤの動きに影響する遠 位の長さ方向に沿って，近接端よりも固くなる。 操作性が改善され，高い注入流の割合を保持する注入ワイヤは，それ故に大き な改善であろう。さらに，開示されたタイプの注入ワイヤと，他のガイドワイヤ とカテーテルにおいて，外側直径を増加せず，注入管腔を制限しない改善された 放射線不透過性のマーカはまた大きな改善である。 発明が解決しようとする課題 それゆえに，本発明の基本的な目的は，注入管腔の妨げられていない直径と注 入の流れ割合とを最大にして，改善された操作性を有する最小外部直径の注入ガ イドワイヤを提供することである。 改善された放射線不透過性のマーカ，又はガイドワイヤ本体の柔軟性への影響 を最小にして，ガイドワイヤの外側直径を増加することなく，そしてそこから注 入管腔に侵入しないガイドワイヤ等に組み込まれるマーカを提供することが，本 発明のさらなる目的である。 課題を解決するための手段 それらの及び本発明の他の目的は，患者の体の選択された路を通って血管又は 体腔内の部分に導かれ，そして血管又は体腔に薬又は剤を注入するために適合さ れるガイドワイヤの近接及び遠位端間に近接及び遠位部分を有するフレキシブル で伸長された医学的な注入ガイドワイヤであって， 管状の内部鞘であって，そこに形成された内部鞘管腔と，該ガイドワイヤ近接 端から該近接部分を通り遠位内部鞘端へ遠位に伸長する第１の長さとを有するフ レキシブルで伸長された管状の近接内部鞘と； 遠位ワイヤコイルであって，そこに形成された遠位コイル管腔と，該ガイドワ イヤ遠位端から，該遠位部分を通り該遠位内部鞘端との接続での近接ワイヤコイ ル端に近づいて伸長する第２の長さとを有する，フレキシブルで伸長され螺旋状 に巻回された遠位ワイヤコイルと； 該近接内部鞘を受けるため，及び該内部鞘管腔と該遠位コイル管腔とが該接続 で実質的に同軸に位置合わせされ，そして注入径を有する注入管腔を規定するよ うに，そこの遠位部分中で該遠位ワイヤコイルを受けるため，そこに形成された 外側鞘管腔を有する該近接及び遠位端間に伸長する実質的に一定の外径の伸長さ れた，管状の外側鞘であって，該外側鞘は，該注入管腔，該遠位ワイヤコイルの 隣接巻回及び該外側鞘の該遠位部分の外部への該注入口との間で，液体を送るこ とを可能とするためにそこの該遠位部分中に形成された少なくとも一つの注入口 とを有する，該外側鞘と； 近接コアワイヤ端と遠位コアワイヤ端と，該近接端から外側鞘の遠位端に伸長 する該注入管腔内に位置される該注入径よりも小さい外径とを有する伸長された 硬いコアワイヤと； 該遠位コアワイヤ端を，該外側鞘内で該遠位ワイヤコイルの該遠位端に取り付 けるための手段と；及び 該近接コアワイヤ端を該外側及び内側環状鞘の該近接端に取り付けるための手 段とを備えたことを特徴とする注入ガイドワイヤ，において実現される。 本発明の注入ガイドワイヤは，該コアワイヤを位置内に維持して，従来の注入 ワイヤ又はコンバーテイブルワイヤに等しい又はそれを越える注入流れ割合と向 上した操作上の利点を提供する。 遠位ワイヤコイルを有するタイプの注入ガイドワイヤにおいて，放射線不透過 性マーカは本発明のさらなる観点に従って，外側鞘管腔内で内部管状鞘及び遠位 ワイヤコイルと同軸に位置合わせされて配置され得る。好ましくは，遠位ワイヤ コイルはそこの近接ワイヤコイル端に少なくとも隣接した部分の隣接コイル巻回 間に少なくとも複数のスペースを持って形成され，該放射線不透過性手段は，複 数のコイル巻回と，そこに形成されたさらなる内部コイル管腔とを有する放射線 不透過性ワイヤコイル，遠位コイル管腔とさらなるコイル管腔が注入管腔と実質 的に同軸に位置合わせされるように，隣接遠位ワイヤコイル巻回間の同様の複数 のスペース内に配置される。 巻回されたワイヤ放射線不透過性マーカは，内部鞘により適用された圧力によ り遠位ワイヤコイルと同軸の位置合わせが維持され，そして外側鞘により遠位ワ イヤコイルと内部鞘の長手方向の位置合わせを維持する。半田付け又は接着結合 が無いことは，巻回されたワイヤ放射線不透過性マーカ及び全注入ガイドワイヤ がフレキシブルであることを可能とし，そこにおいてそれは遠位ワイヤコイルと 絡み合わされる。 図面の簡単な説明 添付図面と一緒に考察される以下の詳細な説明を参照することによりより理解 されるように，本発明の他の目的，利点及び特徴は容易に認識されるであろう。 図面を通して同様の部分には同様の参照符号が指定される。 図１は，本発明の一つの実施形態に従った注入ワイヤの平面図である。 図２は，図１の注入ワイヤの近接端の部分図である。 図３は，図１の注入ワイヤの近接端の端部断面図である。 図４は，図１の注入ワイヤの中間区画の部分的断面図である。 図５は，図１の注入ワイヤの遠位端区画の部分的断面図である。 図６は，本発明のさらなる観点に従った肝要な放射線不透過性マーカを含む， 図１の注入ワイヤの改変された中間区画の部分的断面図である。 発明の実施の形態 図１−５を参照して，これらは，創意に富む注入ガイドワイヤを構成する本発 明の好ましい実施形態に従った注入ガイドワイヤ１０を示している。フレキシブ ルに伸長された医学的注入ガイドワイヤ１０は，患者の体の中の選択された路を 通して血管又は体腔中の場所に導入するために，及び血管又は体腔中に薬又は剤 を注入するために，採用されるガイドワイヤ近接端１６と遠位端１８との間で， 近接部分１２と遠位部分１４とを有する。好ましくは，注入ガイドワイヤ１０の 利用可能な全体長は１４５ｃｍのオーダであり，外径は約０．０３５インチであ る。遠位部分１４は好ましくは約３．０ｃｍから約２０．０ｃｍの範囲である。 図１−３に示すように，近接端１２はルエラ(luer)コネクタハウジング２０と ，ガイドワイヤ近接端１６から，そこに形成された内部鞘管腔３０を有する近接 端部分１２を通って遠位に伸長する，最初の長さ部分のフレキシブルで，伸長さ れた，管状の，近接端内部鞘２４とを備えている。内部鞘２４は，そこに内部鞘 ３０を規定する，例えば外径が０．０２９５インチ，内径が０．０２７５インチ の，好ましくはポリイミドの，好ましくは高強度，薄い壁管である。ポリイミド 内部鞘２４の近接端は，雄コネクタ取り付け部品２６と，その上に装着された装 着雌コネクタナット３２の間で，それの他の端が朝顔形に開いて，圧着されてい る緊張解放(strain relief)２８の一端の管腔内で密封される。 ポリイミド内部鞘２４は近接端１２を通り，ガイドワイヤ遠位端１８にある遠 位ワイヤコイル端へ伸長する第二の長さ部分のフレキシブルで，伸長され，螺旋 状に巻回された遠位ワイヤコイル４０の近接端との接続点３６へ遠位に伸長する 。 ワイヤコイル４０は，好ましくはワイヤコイル注入管腔４２を規程する約０． ０２１インチの内径と約０．０２９インチの外径のワイヤコイルに巻回される約 ０．００４インチ径の円形(circular)断面ステンレス鋼ワイヤにより形成される 。図４に示すように，該ワイヤコイル４０の近接端はポリイミド鞘２４の遠位端 内部鞘管腔３０の中へ強制される(forced)。 図１に戻って，伸長された管状の外側鞘５０は，それの近接部分中の近接内部 鞘２４とそれの遠位部分中の遠位ワイヤコイル４０とを受けるためにそこに形成 され外側鞘管腔５２を有する近接及び遠位置部分１２，１４を通って伸長する。 内部鞘管腔３０と遠位ワイヤコイル管腔４２はそれらの接続３６で実質的に同軸 に位置合わせされ，それらは接続３６を通つて遠位へ徐々に少しづつつ減少する 注入径を有する注入管腔３４を規程する。外側鞘５０は注入ガイドワイヤの長さ に渡って実質的に一定の外径を供する。外側鞘５０は，その遠位部分に形成され た少なくとも一つの注入口５４_nを有し，注入管腔と，遠位ワイヤコイル４０の 隣接包囲ターンと，及び外側鞘５０の遠位部分での外側への注入口（複数）５４_n との間で液体を送ることを可能とする。 内部注入管腔と注入口（複数）との間での注入を可能とするために，遠位ワイ ヤコイル４０の隣接ターンはワイヤ径の約半分又は約０．００２インチ離れてい る。好ましくは，数ｎと注入口５４_nの間隔は，遠位部分１４の長さの関数に関 して選択され得る。例えば，３．０ｃｍには数ｎ＝８，６．０ｃｍには数ｎ＝１ ４，９．０ｃｍには数ｎ＝２０，及び１２．０ｃｍには数ｎ＝２６。 外側鞘５０は，内部ポリイミド鞘２４と該遠位ワイヤコイル４０の上で収縮す ることができる，好ましくはテフロン（登録商標，ＰＴＦＥ）収縮管であり，所 定位置に該組立を固定し，つるつるした(lubricous)外側表面を供する。熱を加 える前に，側孔又は注入口５４_nは，遠位ワイヤコイル４０の分離されたターン 上で収縮される該管の遠位部分でカットされ，又は形成される。接続３６の該ポ リイミド内部鞘２４／ワイヤコイル４０において，収縮された外側鞘５０は，粘 着，鑞付，半田等を必要とせずに，該組立体を一緒に固定して，該接続３６のフ レキシブルな領域を形成する。 図３には，近接コアワイヤ端５８と，遠位コアワイヤ端６０とを持ち，注入管 腔の注入径より小さい外径の伸長された硬い(stiffening)コアワイヤ５６が示さ れている。該硬いコアワイヤ５６は，位置合わせされた軸周りの管腔３０と４２ の中に配置され，ガイドコアワイヤ１０の近接及び遠位端１６，１８の間を伸長 する。硬いコアワイヤ５６全体は好ましくは０．０１６インチ径のステンレス鋼 コアワイヤで構成され，遠位端１８で０．００６５インチに先細る。連続した先 細りは，内部ポリイミド鞘２４と遠位ワイヤコイル４０に正に近接して開始され る。理想的には，該先細りの０．００９”径の部分は遠位ワイヤコイル４０の最 も近接した部分端に位置される。該先細りは，接続３６の以遠において注入管腔 が狭くなるものの，該コアワイヤ５６により占有されない注入管腔の中には比較 的一定の断面積の注入通路領域を供する。 コアワイヤ５６全体は，遠位コアワイヤ端６０で，図５に示すように，鑞付ボ ール４４を形成する遠位ワイヤコイル４０の遠位端に鑞付される。鑞付はコアワ イヤ端６０を完全に連結し，操作性を増加しトルクを伝達する。コアワイヤ遠位 端６０は，より強い鑞付力の機械的固着を形成するために，鑞付に先立って平ら にされ得る。遠位コアワイヤ端６０と遠位ワイヤコイル４０とはまた，鑞付付け が好ましいが，半田，溶接，又は接着される得る。短いプラチナ管から作られた プラチナマーカ管４６は，コアワイヤ５６と遠位ワイヤコイル４０との間で鑞付 ボール４４（又は固着手段）に包まれる。 鑞付ボール４４はまた内部注入圧力に対して該注入ワイヤの遠位端を閉じる役 割をする。これは，該外側鞘５０が熱収縮する時に有効とされる。該熱収縮管鞘 ５０の先端は鑞付ボール４４の先で収縮し，それを中にロックし，遠位後部の残 りは約０．０１５インチ長に短くトリミングされる。 コアワイヤ５６の近接端は，近接ルエラ コネクタ ハウジング２０に取り付 けられ，それによって内部及び外部の管状鞘２４と５０の近接端に取り付けられ る。該取り付けは，コネクタハウジング２０を回転させることにより，遠位コア ワイヤ端６０（及びガイドワイヤ１０の遠位端１８）を操作できるような方法で ある。図３に示すように，近接コアワイヤ端５８は，コネクタハウジング２０内 部の締め付け溝３８内に適合する形状に曲げられる。コネクタハウジング２０は 人為的に係合されるように受け入れられる外側表面６４を有し，血管を通って注 入ガイドワイヤ１０を送りかつ回転するように操作される，ハブ部品６２を含ん でいる。該ハブ部品６２は，注入液体を注入管腔３４に伝えるとともに，近接コ アワイヤ端５８を受けるための内部導水管６６を有する。近接コアワイヤ端５８ はあるサイズの一つの平面中で横に曲げられた形状に形成され，該曲げられた形 状が該導水管６６と位置合わせされた注入管腔３４を通して遠位に送られること を阻止し，そして注入ガイドワイヤ１０の送りと回転の間，導水管６６と注入管 腔３４中での回転からコアワイヤ５６を固定する。一対の平坦側壁６８，７０は ，ハブ部品６２内で導水管６６からいずれか一つの側上で横に伸長し，近接コア ワイヤ端５８の曲げられた形状を受け取るための，及びそこで回転を抑制するた めの，締め付け溝３８の空洞を形成する。 該曲げられた形状の，近接コアワイヤ端５８は，代わって，導水管６６の開口 を離れ，近接コネクタハウジング２０中に挿入され，モールドされることができ る。 ハブ部品外側表面６４に伝えられた回転動は，コアワイヤ５６に伝えられ，そ して該コアワイヤを通して，遠位コアワイヤ端６０を外側鞘５０内で遠位ワイヤ コイル４０の遠位端に取り付けている鑞付ボール４４に伝えられる。該コアワイ ヤ５６の遠位端は遠位ワイヤコイル４０の遠位端に鑞付されることから，ガイド ワイヤ遠位端１８を操作することができる。該コアワイヤ５６は内科医によりガ イドワイヤ遠位端１８に形成され，操作性が改善されることができる。 位置合わせされた近接内部鞘の注入管腔３４と該遠位ワイヤコイルの中の先細 りのコアワイヤ５６，上述されたような近接及び遠位端５８，６０は，上記で参 照された’６２７及び’６３６特許の側孔注入ガイドワイヤのワイヤコイル全長 の代わりをする。該結果としてのネット断面領域は同じ外径内で，それぞれ’６ ３６と’６２７特許の側孔注入ガイドワイヤの流れ割合に対比できる，又は越え る流れ割合を可能とする流れ管腔を提供する。例えば，下記の異なる注入長さに 関して，１００psiでの室温水のための流れ割合が明白にされる。 ３．０ｃｍ ２８ｃｃ／ｍｉｎ ６．０ｃｍ ３０ｃｃ／ｍｉｎ ９．０ｃｍ ３２ｃｃ／ｍｉｎ １２．０ｃｍ ３４ｃｃ／ｍｉｎ ガイドワイヤ１０の使用は，スロー点滴すなわち滴を垂らす注入と，散布する 注入の両者に効果がある。ガイドワイヤ１０はさらに破裂又は先端漏れが無い３ ５０psiに達する圧力に耐える。 本発明のさらなる観点に戻って，最近の注入ガイドワイヤ（及び他の同様のカ テーテル）はステンレス鋼コイル又は管状鞘上に位置され，そしてＰＴＦＥ収縮 管により囲まれた高い放射線不透過性マーカバンドを使用する。代わって，マー カバンドは側壁コイルと，又は鞘と，又はそこの管腔内部と接着され，溶接され 又は鑞付される。この層形成の方法は，接続における硬さの増加を引きおこし， 及び全外径の増加，又は内部管腔径の減少を引き起こす。 本発明のこの観点に従って，図６に示すように，好ましくは遠位ワイヤコイル ４０と同じ０．００４インチワイヤ径の，同じピッチで，内径，外径で巻回され たプラチナ スプリング マーカ ワイヤ コイル４８は，遠位ワイヤコイル４ ０の巻中に巻回される。該ワイヤ４０と４８とは，ワイヤ径の１／４のギヤップ で好ましくは同じ方向に巻回される。これは二つのコイルが精密な適当なマンド レルに上に好ましくは一緒に巻回されることを可能とする。プラチナマーカワイ ヤコイル４８は，短くてよく（例．０．００５０”長），コイル巻は，良いかみ 合わせを供するために，数回一緒に巻回されるのみでよい。 二つのワイヤコイル４８と４０は，一緒に巻回され，約０．０７５インチ長の 高い放射線不透過性マーカを形成する。プラチナマーカワイヤコイル４８の端と ，ステンレス鋼の遠位ワイヤコイル４０の近接端の数回の巻回の両者は，内部鞘 管腔３０の遠位端開口内で絡み合い固定(interference fit)される。内部鞘管腔 ３０はワイヤコイル４８の端が横に動くことを防ぎ，保持し，そして遠位ワイヤ コイル管腔４２の径を一定に維持し，そして外側鞘５０は，接着鑞付又は半田を 必要とせずに，内部鞘管腔３０から絡み合ったコイルの長手方向の置換又は分離 を阻止する。ステンレス遠位ワイヤコイル４０の近接端でのプラチナワイヤコイ ル４８巻回は，注入区画の近接端をマークするための放射線不透過性マーカとし て機能する。 上記したように，本発明のこの観点は，従前の放射線不透過性マーカに代わっ て，既知のガイドワイヤ，注入ワイヤ，コンバーテイブル ワイヤ及びカテーテ ルに組み込まれ得る。該プラチナワイヤコイルはステンレスワイヤコイルと絡み 合う方法で巻回される故に，マーカ区画での管腔の減少又は外径の増加は無い。 その結果の接続は，透視検査下で容易に見られる放射線不透過性マーカを提供し ，それはマーカ無しと実質的に同じフレキシビリテイを維持し，放射線不透過性 がより低いステンレス鋼コイルの特定の内径及び外径を維持する。その結果の製 品は，凹凸や径の増加がない外表面と，ガイドワイヤ上を流れ又は辿るためにい かなる付加的な制限も伴わない内部管腔を有する。 本発明の幾つかの好ましい実施の形態とその変形を詳細に説明したが，他の変 形及び利用方法及び同様の医学的応用は当業者には明であろう。従って，種々の 応用，変形，及び代替が本発明の本質又は請求項の範囲を離れること無く等価に なされることができる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．患者の体の選択された路を通って血管又は体腔内の部分に導かれ，そして 血管又は体腔に薬又は剤を注入するために適合されるガイドワイヤの近接及び遠 位端間に近接及び遠位部分を有するフレキシブルで伸長された医学的な注入ガイ ドワイヤであって， 管状の内部鞘であって，そこに形成された内部鞘管腔と，前記ガイドワイヤ 近接端から前記近接部分を通り遠位内部鞘端へ遠位に伸長する第１の長さとを有 するフレキシブルで伸長された管状の近接内部鞘と； 遠位ワイヤコイルであって，そこに形成された遠位コイル管腔と，前記ガイ ドワイヤ遠位端から，前記遠位部分を通り前記遠位内部鞘端との接続での近接ワ イヤコイル端に近づいて伸長する第２の長さとを有する，フレキシブルで伸長さ れ螺旋状に巻回された遠位ワイヤコイルと； 前記近接内部鞘を受けるため，及び前記内部鞘管腔と前記遠位コイル管腔と が前記接続で実質的に同軸に位置合わせされ，そして注入径を有する注入管腔を 規定するように，そこの遠位部分中で前記遠位ワイヤコイルを受けるため，そこ に形成された外側鞘管腔を有する前記近接及び遠位端間に伸長する実質的に一定 の外径の伸長された，管状の外側鞘であって，前記外側鞘は，前記注入管腔，前 記遠位ワイヤコイルの隣接巻回及び前記外側鞘の前記遠位部分の外部への前記注 入口との間で，液体を送ることを可能とするためにそこの前記遠位部分中に形成 された少なくとも一つの注入口とを有する，前記外側鞘と； 近接コアワイヤ端と，前記注入管腔内に位置され，前記近接端から前記前記 ガイドワイヤの前記遠位端にそこに伸長する遠位コアワイヤ端とを有する伸長さ れた硬いコアワイヤであって，前記コアワイヤは，前記近接部分中で前記注入径 よりも小さい第１の外側コアワイヤ径を持つ第１のコアワイヤ区画と，前記遠位 部分中で前記第１のコアワイヤ径よりも小さい第２のコアワイヤ径を持つ第２の コアワイヤ区画と，及び前記第１のコアワイヤ径と前記第２のコアワイヤ径との 間の先細りのコアワイヤ径を有する前記接続をもたらす第３のコアワイヤ区画と を有する，前記コアワイヤと； 前記遠位コアワイヤ端を，前記外側鞘内で少なくとも部分的に前記遠位ワイ ヤコイルの前記遠位端に取り付けるための手段と；及び 前記注入管腔を長手方向に通おして前記注入管腔を最小限にしか妨害しない ように前記注入管腔内に配置され，前記近接コアワイヤ端を前記外側及び内側環 状鞘の前記近接端に結合するための手段と， を備えたことを特徴とする注入ガイドワイヤ。 ２．さらに，前記外側鞘管腔内で前記内部管状鞘と前記遠位ワイヤコイルとに 同軸に位置合わせされて配置された放射線不透過性手段を具備することを特徴と する，前記請求項１に記載された注入ガイドワイヤ。 ３．前記遠いワイヤコイルは，そこの前記近接ワイヤコイル端に隣接する少な くとも一つの部分中のそこの隣接コイル巻回間の少なくとも複数のスペースをも って形成され；及び 前記放射線不透過性手段は，複数のコイル巻回とそこに形成されるさらなる 内部コイル管腔とを有する放射線不透過性ワイヤコイルを備え，前記複数のコイ ル巻回は隣接する遠位ワイヤコイル巻回の間の同様の複数のスペース内に配置さ れ，前記遠いコイル管腔と前記さらなるコイル管腔が前記注入管腔と実質的に同 軸に位置合わせされるように，そこでの同軸の位置合わせを維持される， ことを特徴とする，前記請求項２に記載された注入ガイドワイヤ。 ４．前記外側鞘内で前記遠位ワイヤコイルの前記遠位端に前記遠位コアワイヤ 端を取り付けるための手段が閉鎖端，ボール鑞付結合を備える，ことを特徴とす る，前記請求項３に記載された注入ガイドワイヤ。 ５．前記近接コアワイヤ端を前記外側及び内側管状鞘の前記近接端に結合する ための前記手段が，さらに 前記注入管腔へ注入液を送るため，及び前記近接コアワイヤ端を受けるため に，そこの血管と導管を通って前記注入ガイドワイヤを進めかつ回転するのに従 事するするのに適した外側表面を有するハブ部材と； 前記注入ガイドワイヤを進めかつ回転する間に，前記導管内で及び前記注入 管腔内で前記近接コアワイヤ端を回転しないように固定するために前記導管内に 形成されたコアワイヤ固定手段と， を備えることを特徴とする，前記請求項４に記載された注入ガイドワイヤ。 ６．前記コアワイヤは前記近接コアワイヤ端で一つの平面中で曲げられた形状 に形成され，前記近接コアワイヤ端は前記曲げられた形状の前記コアワイヤが， 前記導管及び前記位置合わせされた注入管腔とを通って，遠位に進められること を阻止するサイズであり；そして 前記コアワイヤ固定手段は，さらに，前記ハブ部材内で前記導管から伸長し て，前記曲げられた形状の前記コアワイヤを受けるための，及びそこの回転を抑 制するための穴を形成する一対の平坦な側壁を備え，ここにおいて，前記ハブ部 材上に伝えられた回転の動きが前記コアワイヤに伝えられ，そして前記コアワイ ヤを通って，前記外側鞘内で前記遠位ワイヤコイルの前記遠位端に前記遠位コア ワイヤ端を取り付けるための前記手段に伝えられる， ことを特徴とする，前記請求項５に記載された注入ガイドワイヤ。 ７．前記遠位コアワイヤ端を，前記外側鞘の中で前記遠位ワイヤコイルの前記 遠位端に取り付けるための前記手段が閉鎖端，ボール鑞付結合を備えていること を特徴とする前記請求項１に記載された注入ガイドワイヤ。 ８．前記近接コアワイヤ端を前記外側及び内側管状鞘の前記近接端に結合する ための前記手段が，さらに 前記注入管腔に注入液を送るため，及び前記近接コアワイヤ端を受けるため ，そこの血管及び導管を通って前記注入ガイドワイヤを進めかつ回転するのに従 事するのに適した外側表面を有するハブ部材と； 前記注入ガイドワイヤを進め及び回転する間に，前記導管と前記注入管腔中 で前記近接コアワイヤが回転しないように固定するために前記導管中に形成され たコアワイヤ固定手段と， を備えていることを特徴とする前記請求項７に記載された注入ガイドワイヤ 。 ９．前記コアワイヤは，前記近接コアワイヤ端で一つの平面内で曲げられた形 状に形成され，前記曲げられた形状は前記導管と前記位置合わせされた注入管腔 とを通って遠位に進ことから阻止されるサイズであり；そして 前記コアワイヤ固定手段は，さらに， 前記ハブ部材内で前記導管から伸長して，前記曲げられた形状の前記コアワ イヤを受けるための，及びそこの回転を抑制するための穴を形成する一対の平坦 な側壁を備え，ここにおいて，前記ハブ部材上に伝えられた回転の動きが前記コ アワイヤに伝えられ，そして前記コアワイヤを通って，前記外側鞘内で前記遠位 ワイヤコイルの前記遠位端に前記遠位コアワイヤ端を取り付けるための前記手段 に伝えられる， ことを特徴とする，前記請求項８に記載された注入ガイドワイヤ。 １０．前記近接コアワイヤ端を前記外側及び内側管状鞘に結合するための前記手 段は，さらに 前記注入管腔に注入液を送るため，及び前記近接コアワイヤ端を受けるため ，そこの血管及び導管を通って前記注入ガイドワイヤを進め及び回転するのに従 事するのに適した外側表面を有するハブ部材と； 前記注入ガイドワイヤを進め及び回転する間に，前記導管と前記注入管腔中 で前記近接コアワイヤが回転しないように固定するために前記導管中に形成され たコアワイヤ固定手段と， を備えていることを特徴とする前記請求項１に記載された注入ガイドワイヤ 。 １１．前記コアワイヤは，前記近接コアワイヤ端で一つの平面内で曲げられた形 状に形成され，前記曲げられた形状は前記導管と前記位置合わせされた注入管腔 とを通って遠位に進ことから阻止されるサイズであり；そして 前記コアワイヤ固定手段は，さらに， 前記ハブ部材内で前記導管から伸長して，前記曲げられた形状の前記コアワ イヤを受けるための，及びそこの回転を抑制するための穴を形成する一対の平坦 な側壁を備え，ここにおいて，前記ハブ部材上に伝えられた回転の動きが前記コ アワイヤに伝えられ，そして前記コアワイヤを通って，前記外側鞘内で前記遠位 ワイヤコイルの前記遠位端に前記遠位コアワイヤ端を取り付けるための前記手段 に伝えられる， ことを特徴とする，前記請求項１０に記載された注入ガイドワイヤ。 １２．所定の長さの及びそこに形成された第１の内部コイル管腔を有する第１の フレキシブルで，伸長され，螺旋に巻回されたワイヤコイルにより形成されるタ イプのフレキジブルで伸長された医学装置において， すくなくとも前記第１のワイヤコイルの部分中に形成された複数の隣接コイ ル巻回間の複数のスペースと； 複数の放射線不透過性ワイヤコイル巻回中に形成された前記第１のワイヤコ イルよりも高い放射線不透過性を有し，そしてそこに形成された第２の内部コイ ル管腔を有する材料の第２の放射線不透過性ワイヤコイルと； 前記第１のワイヤコイルの隣接ワイヤコイル巻回間の前記複数のスペース内 で絡み合わせた前記複数の放射線不透過性ワイヤコイル巻を配置するための手段 と；実質的に同軸に位置合わせされた前記第１と第２のワイヤコイルと，及び実 質的に制限のない前記第１と第２の内部コイル管腔と，を維持するための手段と ；， を備えた改善された放射線不透過性マーカを備えることを特徴とする医学装 置。 １３．前記第１と第２のワイヤコイルは実質的に同じ外側コイル径と内側コイル 径を有するワイヤコイル巻に巻回される，ことを特徴とする前記請求項１２の医 学装置。 １４．前記維持手段は，さらに前記第１と第２のコイルワイヤの外径を受け，そ して接触するための内部管腔を有し，そしてそこへ圧縮力を適用する鞘を具備す ることを特徴とする，前記請求項１３に記載された医学装置。 １５．前記維持手段は，さらに前記第１と第２のコイルワイヤの外径を受け，そ して接触するための内部管腔と，そしてそこへ圧縮力を適用する鞘を具備するこ とを特徴とする，前記請求項１２に記載された医学装置。 １６．放射性不透過性マーカをそこに形成される第１の内部コイル管腔を有し， 第１のフレキシブルで，伸長され，螺旋に巻回された所定長のワイヤコイルによ り形成されるタイプのフレキシブルで伸長された医学装置を組立てる方法におい て， 少なくとも前記第１のワイヤコイルの部分中に複数の隣接コイル巻回間の複 数のスペースを形成する工程と； 第２の内部コイル管腔を有する複数の放射性不透過性ワイヤコイル巻回をも って前記第１のワイヤコイルよりも高い放射線不透過性を有する材料の第２の放 射線不透過性ワイヤコイルを形成する工程と； 前記第１と第２のワイヤコイルと内部コイル管腔が実質的に同軸に位置合わ せされるように，前記第１のワイヤの隣接ワイヤコイル巻回間の前記複数のスペ ース間内に前記複数の放射性不透過性ワイヤコイル巻回を配置する工程と； 実質的に同軸に位置合わせされた前記第１と第２のワイヤコイルと，及び制 限のない前記第１と第２の内部コイル管腔と，を維持するための工程と， を備えたことを特徴とする，前記医学装置を組立てる方法。 １７．さらに，実質的に同じ外径と内部コイル管腔径を有するワイヤコイル巻回 中に前記第１と第２のワイヤコイルを巻回する工程を備えることを特徴とする， 前記請求項１６に記載された方法。 １８．前記維持工程は，さらにそこの外径に圧縮力を適用するために，外側鞘の 内部管腔中に前記同軸に位置合わせされた第１と第２のワイヤコイルを挿入する ことを特徴とする，前記請求項１７に記載された方法。 １９．前記維持工程は，さらにそこの外径に圧縮力を適用するために，外側鞘の 内部管腔中に前記同軸に位置合わせされた第１と第２のワイヤコイルを挿入する ことを特徴とする，前記請求項１６に記載された方法。