JP2002509522A - 身体ケア組成物 - Google Patents

身体ケア組成物

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ポール クラリツィア,マリオ
アルバート スナイダー,マイケル
アントニオ カルバラーダ,ホセ
マーテ トージャーソン,ピーター
エドワード ジュニア ボリク,レイモンド
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(57)【要約】 この発明は、コポリマー錯体とこのコポリマー錯体を可溶化または分散する揮発性で疎水性の溶媒成分を含む身体ケア組成物に関する。このコポリマー錯体は、脂肪酸をコポリマーにより錯体化して形成されるもので、このコポリマーには、疎水性モノマー、ポリマー全体の重量で窒素官能基を有する親水性モノマーを1%以上含む親水性モノマー、および随意に疎水性マクロマーが含まれている。

Description

【発明の詳細な説明】 身体ケア組成物 技術分野 これは、1996年10月23日に出願した出願番号08/736,316号の一部継続出願であ る。 この発明は、コポリマー錯体とこのコポリマー錯体を可溶化または分散する揮 発性で疎水性の溶媒成分を含む身体ケア組成物に関する。このコポリマー錯体は 、脂肪酸をコポリマーにより錯体化して形成されるもので、この錯体には、疎水 性モノマー、窒素官能基を有する親水性モノマーを、ポリマー全体の重量で1% 以上含む親水性モノマー、および随意に疎水性マクロモノマーが含まれている。 これらの組成物は、髪や皮膚への送達と沈積および髪や皮膚に保持される特性が 優れている。 発明の背景 たとえば、髪のケアではスタイルの保持は、一般に、永続性のある化学的変性 製品か一時的スタイリング製品を塗布して行う。通常、「ヘアパーム」と呼ばれ る永続性のある化学的変性製品では、髪の毛の繊維ジサルファイド結合を切断し 、髪の毛の繊維の形状と方向を変えるために種々の硫黄含有化合物で髪が処理さ れる。しかし、ヘアパーム製品には、髪に過酷な作用があって髪を損傷し、また 、作用が長期にわたり持続し、元にもどるのが難しいという欠点がある。逆に、 一時的スタイリング製品は髪の毛の繊維の化学結合を普通は切断することはない 。この種の一時的スタイリング製品は、通常、髪の毛の繊維を被覆し、それらを ひとまとめにするようにポリマー性樹脂やゴムを含むジェル、ローション、ムー スまたはスプレイの形態をしている。一時的スタイリング製品は、大抵、使いに くく、また、最初に塗布してスタイリングが完了すると、髪を別のスタイルにつ く り直すには追加の製品をさらに塗布しないとできないという欠点がある。スタイ リングを行いその効果を持続させるためには、コンディショナやシャンプーなど のすすぎ落としする種類の製品を使用することが好ましい。しかし、この種のす すぎ落としする種類の製品は、髪の毛に本質的に必要で、かつ、すすぎの間に簡 単に除去できないようなスタイリング剤を必要とする。すすぎ落としする種類の 組成物にとくに有用なスタイリング兼ホールド(すなわち、持続)剤は疎水性ポ リマー物質である。しかし、この種の疎水性物質は、繰り返し使用していると、 髪の毛に見た目にわるい残滓が堆積していく。この残滓は髪の毛の軸を完全に取 り囲み、通常のシャンプーを行っても除去できない性質のものである。したがっ て、そのような組成物に関連した残滓や欠点のない、ヒトの髪を一時的にスタイ リングし、ホールドする改善された組成物が必要である。同様に、石鹸と水で簡 単に洗い落とせるような皮膚に皮膜を形成する組成物も必要である。 驚いたことに、1種以上の酸モノマー、1種以上の窒素含有モノマーおよび窒 素含有基と錯体を形成した1種以上の脂肪酸を有するコポリマーを含むコポリマ ー錯体を含むヘアケア製品が、改善された「洗い落とし」特性の他に、一時的な スタイリングを持続する優れた効果を持っていることが発見された。この発明の コポリマー錯体は、可溶性か分散性であり、疎水性溶媒により容易に沈積し、水 性キャリア界面活性剤溶液により容易に洗い流せるものである。これらの組成物 は、シャンプー、コンディショナ、ムース、ジェル、ローション、スプレイなど を含むがこれらに限定されない多数の形態の製品に加工することができる。 前述のヘアケア効果の他に、この発明のコポリマー錯体と揮発性で疎水性の溶 媒成分は、皮膚に局所塗布する多種多様な美容および薬剤組成物に混和するのに も役立つことが判明している。これらの物質は、皮膚上に簡単、かつ、一様に広 がり、肌の感触がよく、その上非常に本質的に必要である局所組成物を提供する 。さらに、これらの組成物は、多種多様な美容および薬剤活性物質の皮膚への浸 透または皮膚を介して全身に行き渡らせるのを促進する吸蔵に役立つ。 この発明の組成物には、髪または皮膚に塗布するのに適したコポリマー錯体と 揮発性で疎水性の溶媒成分が含まれている。コポリマー錯体には、1種以上の窒 素含有官能基と窒素含有官能基と錯体を形成した1種以上の脂肪酸が含まれてい る。 したがって、この発明の一つの目的は、改善された溶解度または分散特性を有 するコポリマー錯体を提供することである。 この発明のもう一つの目的は、疎水性溶媒成分に溶けるか分散でき、その上水 性界面活性剤溶液により容易に洗い落とせるコポリマー錯体を提供することであ る。 この発明のもう一つの目的は、スタイリングおよび/またはホールド特性が改 善され、かつ、美観が改善されているヘアケア組成物の形で身体ケア組成物を提 供することである。 この発明のもう一つの目的は、多種多様な美容物質や薬剤活性物質を皮膚へ、 および/または皮膚を介して送達し保持するのに有用な局所美容および薬剤組成 物の形で身体ケア組成物を提供することである。 この発明のもう一つの目的は、髪をスタイリングし、ホールディングするのに 有用なすすぎ用組成物を提供することである。 この発明のもう一つの目的は、髪をスタイリングし、ホールディングする方法 を提供することである。 この発明のもう一つの目的は、皮膚美容物質や薬剤活性物質を送達し保持する 方法を提供することである。 これらの目的は他の目的を含め、以下に述べる詳細説明から明らかになるであ ろう。 発明の概要 この発明の組成物は身体ケア組成物に関するもので、下記AとBの両成分を含 む、すなわち、 A.)下記aとbを含むコポリマー錯体であって: a.)A、B両モノマー・ユニットを繰り返し共重合して形成された骨格を有す るコポリマーであって、その骨格に疎水性のCマクロモノマー・ユニットが随意 にグラフトされており、かつ、A、BおよびCの各ユニットの相対的重量%が下 記のようになっている配合物を重合して調製されたコポリマー: i)Bモノマー・ユニットおよびCマクロモノマー・ユニットと共重合可能 であり、コポリマーの重量で約10〜約99%の1種以上の疎水性Aモノマー・ ユニット、 ii)Aモノマー・ユニットおよびCマクロモノマー・ユニットと共重合可能 であり、コポリマーの重量で約1〜約40%の1種以上の親水性Bモノマー・ユ ニットであって、Bモノマー・ユニットの内、コポリマーの重量で約1%以上は 一つ以上の窒素含有官能基を有するBモノマーから選択するBモノマー・ユニッ ト;および iii)Cユニットが、A、B両モノマー・ユニットと共重合可能であり、数 平均分子量が約1,500〜約50,000である疎水性マクロモノマー・ユニットで、コ ポリマーの重量で0〜約50%の1種以上のCマクロモノマー・ユニット;およ び b.)脂肪酸がBモノマー・ユニットの窒素含有官能基と錯体を形成する錯体形 成脂肪酸とを含み、 コポリマーと脂肪酸の重量比が約50:1〜約1;1であるコポリマー錯体、 および B.)沸点が1気圧で約260℃以下、溶解度パラメータが約8.5(cal/cm3)1/2 以下である、コポリマー錯体が溶けるか分散できるコポリマー錯体の揮発性で疎 水性の溶媒成分。 別の実施態様では、この発明は身体ケア組成物の製造方法に関し、下記ステッ プを含む:すなわち、 a.)A、B両モノマー・ユニットを繰り返し共重合して形成された骨格を有す るコポリマーを調製するステップあって、その骨格に疎水性のCマクロモノマー ・ユニットがグラフトされ、かつ、このコポリマーがA、BおよびCの各ユニ ットの相対的重量%が下記のようになっている配合物を重合して調製するステッ プと: i)Bモノマー・ユニットおよびCマクロモノマー・ユニットと共重合可能 でありコポリマーの重量で約10〜約99%の1種以上の疎水性Aモノマー・ユ ニット、 ii)Aモノマー・ユニットおよびCマクロモノマー・ユニットと共重合可能 であり、コポリマーの重量で約1〜約40%の1種以上の親水性Bモノマー・ユ ニットであって、Bモノマー・ユニットの内、コポリマーの重量で約1%以上は 一つ以上の窒素含有官能基を有するBモノマーから選択するBモノマー・ユニッ ト;および iii)Cユニットが、A、B両モノマー・ユニットと共重合可能であり、数 平均分子量が約1,500〜約50,000である疎水性マクロモノマー・ユニットで、コ ポリマーの重量で0〜約50%の1種以上のCマクロモノマー・ユニット;およ び b.)コポリマーと脂肪酸の重量比が約50:1〜約1;1の範囲で、脂肪酸に よりコポリマーを錯体化するステップ;および c.)沸点が1気圧において約260℃以下、溶解度パラメータが約8.5(cal/ cm3)1/2以下である揮発性で疎水性の溶媒にコポリマー錯体を溶解または分散さ せるステップ。 別の実施態様では、この発明は身体ケア組成物に関するもので、混合する前に 下記AとBを含む、すなわち、 A.)下記aとbを含むコポリマー錯体であって: a.)A、B両モノマー・ユニットを繰り返し共重合して形成された骨格を有す るコポリマーであって、その骨格に疎水性のCマクロモノマー・ユニットが随意 にグラフトされており、かつ、A、BおよびCの各ユニットの相対的重量%が下 記のようになっている配合物を重合して調製されたコポリマー: i)Bモノマー・ユニットおよびCマクロモノマー・ユニットと共重合可能 であり、コポリマーの重量で約10〜約99%の1種以上の疎水性Aモノマ ー・ユニット、 ii)Aモノマー・ユニットおよびCマクロモノマー・ユニットと共重合可能 であり、コポリマーの重量で約1〜約40%の1種以上の親水性Bモノマー・ユ ニットであって、Bモノマー・ユニットの内、コポリマーの重量で約1%以上は 一つ以上の窒素含有官能基を有するBモノマーから選択するBモノマー・ユニッ ト;および iii)Cユニットが、A、B両モノマー・ユニットと共重合可能であり、数 平均分子量が約1,500〜約50,000である疎水性マクロモノマー・ユニットで、コ ポリマーの重量で0〜約50%の1種以上のCマクロモノマー・ユニット;およ び b.)脂肪酸がBモノマー・ユニットの窒素含有官能基と錯体を形成する錯体形 成脂肪酸とを含み、コポリマーと脂肪酸の重量比が約50:1〜約1;1である コポリマー錯体、および B.)沸点が1気圧で約260℃以下、溶解度パラメータが約8.5(cal/cm3)1/2 以下である、コポリマー錯体が溶けるか分散できるコポリマー錯体の揮発性で疎 水性の溶媒成分。 とくに明記しないかぎり、この明細書で使われるパーセンテージと比はすべて 全組成物の重量によるものである。とくに明記しないかぎり、重量%はすべて活 性物質の重量をベースにしている。とくに明記しないかぎり、測定はすべて25 ℃でなされている。この明細書の発明には、必須成分、並びに随意成分とこの明 細書に記載された成分が含まれている。 発明の詳細な説明 必須成分 この発明の組成物には、髪と皮膚に塗布するのに適したコポリマー錯体と揮発 性で疎水性の溶媒成分が含まれ、コポリマー錯体には脂肪酸と錯体を形成したコ ポリマーが含まれている。 この発明のコポリマーはグラフト・コポリマーを含むことができる。「グラフ ト・コポリマー」という用語は、ポリマー科学ではよく知られている用語であり 、 この明細書では「骨格」と呼ばれている別のポリマー部分にポリマー性化学部分 (すなわち、「グラフト」)を付加または「グラフト」して得られるコポリマー を記述するのに用いる。骨格は通常グラフトよりも分子量が大きい。したがって 、グラフト・コポリマーは、ポリマー性側鎖を持つポリマーであり、または、ポ リマーにポリマー性側鎖をグラフトまたは組み込んで形成されているポリマーで あると説明することができる。グラフトが組み込まれるポリマーは、ホモポリマ ーでもコポリマーでもよい。グラフト・コポリマーは種々のモノマー・ユニット から導かれる。 この発明のコポリマーは、マクロモノマー・ユニットが「グラフト」するか得 られたコポリマーに組み込まれるように、モノマー・ユニットとマクロモノマー ・ユニットを共重合してつくることができる。「マクロモノマー」という用語は ポリマー科学ではよく使用される用語であり、重合性部分を含むポリマー物質を 記述するのに使われる。言い換えると、マクロモノマーは、重合反応に使用して 、マクロモノマー自身、他のモノマーまたは他のマクロモノマーとポリマーを形 成することができる、本質的には、高分子量タイプのモノマー、ビルディング、 ブロックである高分子量モノマーである。 この明細書では、「親水性」という用語は一貫して水に親和力があるという普 通の意味で使われ、一方、「疎水性」という用語は一貫して水に親和力がないと いう普通の意味で使われる。マクロモノマー・コポリマーおよびコポリマー用溶 媒を含む、モノマー・ユニットとポリマー性物質に関連して、この明細書で使わ れているように、「親水性」はほぼ水に可溶であることを意味する。「ほぼ水に 可溶」とは、蒸留水(または等価な水)に、25℃で、0.2重量%の濃度、そ して好適には1.0重量%の濃度で可溶な物質を指している。対照的に、「疎水 性」はほぼ水に不溶であることを意味する。「はほぼ水に不溶」とは、蒸留水( または等価な水)に、25℃で、0.2重量%の濃度、そして好適には0.1重量 %の濃度で不溶な物質を指している。 この明細書で使われている「溶ける」とか「溶解度」という用語は、ある物質 が溶液、すなわち、真の溶液かコロイド溶液を形成する能力を意味している。真 の溶液は、一つ以上の物質(溶質)が一つ以上の物質(溶媒)に分子またはイオ ンレベルで均一に分散した混合物である。溶液のこれら2つの部分は相と呼ばれ る。コロイド状の分散体は溶液と呼ばれることが多い。コロイド粒子は分子より 大きいので、そのような分散体を溶液と呼ぶのは厳密には正しくないが、しかし ながら、この用語は文献で広く使われている。この明細書で使われている「分散 できる」とか「分散度」という用語は、ある物質が分散体、すなわち、2相系を 形成しうることを意味している。2相系では、一つの相はバルク物質全体に分布 した細かく分割された粒子(コロイドのサイズ領域にあることが多い)からなり 、これらの粒子は分散相または内部相であり、バルク物質は連続相または外部相 である。 この明細書では、「すすぎ落とすとか洗い落とす」という用語は、この発明の 組成物が製品の塗布の間にまたは後に髪および/または皮膚から最終的にすすぐ か洗われることを意味するのに使われている。この発明のすすぎ製品の非制限例 には、ヘアコンディショナ、シャンプーおよび石鹸がある。 この明細書で使われている「本質的に必要」とか「本質的必要性」という用語 は、化学または薬剤活性物質が表面角質層または髪に結合または保持されること を意味している。 この明細書で使われている「ヒトの髪と皮膚に塗布するのに適している」とい う用語は、そのように記載されたこの発明の組成物または成分が、不当な毒性、 不適合性、不安定性、アレルギー反応などなしにヒトの髪、頭皮および皮膚に接 触して使用するのに適していることを意味している。 前述の定義は、この明細書でそのように述べた他の物質にも適用される。ただ し、そのような物質に関する他の定義が上で述べた定義と一致する範囲に限定さ れる。 この発明の組成物には、次のような必須成分が含まれている。コポリマー錯体 この発明の髪と皮膚のケア組成物には、髪と皮膚のケア組成物の重量に基づい て、約0.25〜約30%、好適には約2〜約15%、そしてより好適には約2 〜約10%のコポリマー錯体が含まれている。コポリマー錯体には、脂肪酸と錯 体を形成した一つ以上の窒素含有モノマーを有するコポリマーが含まれている。コポリマー この発明のコポリマー錯体には、コポリマー錯体の重量に基づいて、約35〜 約99%、好適には約40〜約90%、そしてより好適には約50〜約70%の コポリマーが含まれている。髪と皮膚のケア組成物の全重量に基づいて、重量で 、約0.1〜約10%、好適には約1〜約5%、そしてより好適には約1.5〜約 3.5%のコポリマーが含まれている。 この発明のコポリマーの重量平均分子量は、グラム/モル単位で、約10,000以 上である。粘度、加工、美観、処方時の相溶性などの実際的な理由で発明の適用 が制約される場合を除いて分子量の上限はない。重量平均分子量は、一般的に約 5,000,000未満、より一般的には約2,500,000未満、さらに、通常は約1,500,000 未満である。重量平均分子量は、好適には約10,000〜約5,000,000、より好適に は約50,000〜約2,000,000、さらに一層好適には約75,000〜約1,000,000、最も好 適には約75,000〜約500,000である。 この発明のコポリマーは、A、B両モノマー・ユニットをランダムに繰り返し 共重合して形成される。Aモノマーはコポリマーの要件を満たすように選択され た重合性エチレン系不飽和モノマーが好ましい。この明細書で使われている「重 合性」とは、通常の何らかの合成方法を用いて重合しうるモノマーを意味する。 通常のラジカル開始方法を用いて重合しうるモノマーが好適である。この明細書 では、「エチレン系不飽和」という用語は、一つ以上の重合性炭素-炭素二重結 合(これには1〜4個の置換基がありうる)を含むモノマーを意味するのに使わ れる。Bモノマー・ユニットは、Aと共重合性であり、極性モノマーから選択し た、好適にはTgまたはTmが約−20℃より上である親水性モノマーであり、 そしてコポリマーの重量で、1%以上の親水性Bモノマーを1個以上の窒素含有 官能基を有する親水性Bモノマーから選択する。ポリマーの骨格を形成するA、 B両モノマー・ユニットは、コポリマーが必要な特性を持ち、かつ、分子量とこ の明細書で述べた他の要件を満たすかぎり、多種多様な構造から選択することが できる。この発明のコポリマーは、随意に、Cマクロモノマー・ユニットを組み 込むことができる。Cマクロモノマー・ユニットは、ポリマー性の部分およびA 、B両モノマーと共重合できる部分を含む1種以上の疎水性マクロモノマー・ユ ニットから選択する。Cマクロモノマー・ユニットはコポリマーの疎水性側鎖を 形成する。 これらのコポリマーは、A、B両モノマー配合物を重合してつくられ、かつ、 重合反応機に装入したモノマーの重量%により特性が決まる。Cマクロモノマー を随意に重合反応に組み込むことができる。 当業者には、とくに実施例から明らかになるように、このコポリマーには骨格 にグラフトされた一つ以上の疎水性側鎖がある。当該技術では周知のことである が、グラフト共重合プロセスでは、ポリマー骨格に共有結合し、かつ、ポリマー 骨格にぶら下がっている疎水性側鎖がゼロのものもあれば、一方では、一つまた は二つ以上のものもあるポリマー分子の混合物が得られる。ポリマー試料の疎水 性側鎖の量と数平均分子量およびポリマー試料の数平均分子量から、ポリマー骨 格あたりの疎水性側鎖の平均数を計算することができる。 この発明のコポリマー錯体は、揮発性で疎水性の溶媒成分の含有率が0.5% 以下であるフィルムに乾燥した場合、コポリマーの粘着性が過度なものではなく 、さわっても「ねばねば」しないようなものであるためには、TgまたはTmが −20℃以上、より好適には20℃以上である必要がある。この明細書で用いて いる、略語「Tg」はポリマー骨格のガラス転移温度のことであり、略語「Tm 」は骨格の結晶性融点を指している。ただし、特定のポリマーについてそのよう な転移があればの話しである。好適には、TgとTmはともに約−20℃以上、 より好適には約20℃以上である。 グラフト・コポリマーは次のような基準を満たす必要がある: (1)ポリマー側鎖部分は骨格部分に共有結合し、かつ (2)ポリマー側鎖部分の数平均分子量は約1,500〜約50,000である。 この発明のコポリマーは、A、B両モノマー配合物を重合してつくられる。C マクロモノマーを随意に重合反応に組み込むことができる。これらのコポリマー はモノマーとマクロモノマーのラジカル重合により合成することができる。ラジ カル重合方法の一般的原理はよく知られている。たとえば、John Wiley & Sons から1991年に発行された、Odianの「Principles of Polymerization」の第3版 、198-334頁を参照のこと。すなわち、所定のモノマーとマクロモノマーを、反 応が完了した時に反応物の粘度が適度になるように適当な量の溶媒とともに反応 機に入れる。望ましくない重合停止剤、とくに酸素、を必要により除去する。こ れは排気、またはアルゴンや窒素などの不活性ガスでパージして行う。開始剤を 加え、これが熱的開始剤ならば、温度を重合を開始する温度まで上げると反応が 起きる。代わりに、レドックス重合や放射線重合を用いることもできる。重合は 高レベルの転化率を達成するのに必要なだけ長時間にわたり行うことができ、通 常、数時間から数日に及ぶ。次いで溶媒を、蒸発または非溶媒を加えてコポリマ ーを沈殿させて除去する。必要により、コポリマーはさらに精製することができ る。 バッチ反応の代わりに、半連続方法または連続方法によりコポリマーをつくる ことができる。半連続方法では、重合反応中に、モノマーまたはマクロモノマー は2回以上に分けて加えられる。この方法は、重合中反応速度が異なる数種類の モノマーからコポリマーがつくる場合に利点がある。それぞれの時点における反 応に入れるモノマーの比率を、当業者は、最終製品のポリマーがより均一な構造 を持つように調整することができる。言い換えると、最終製品のポリマーは、反 応に使用した各種モノマーについて、より一貫したモノマー含有率分布を持つこ とになる。 関連コポリマーおよびそれらの製造方法の例は、1987年9月15日に発行された Mazurekの米国特許第4,693,935号、1988年3月1日に発行されたClemens らの米国特許第4,728,571号に詳しく記載されている。なお、これらの特許はこ の明細書の参考文献の一部である。グラフト・ポリマーは、さらに、それぞれ19 92年11月24日と1996年1月2日に発行されたHayamaらの米国特許第5,166,276号 と第5,480,634号、1991年10月29日に発行されたSuzukiらの米国特許第5,061,481 号、1992年4月21日に発行されたBolichらの米国特許第5,106,609号、1992年3 月31日に発行されたBolichらの米国特許第5,100,658号、1992年3月31日に発行 されたAnsher-Jacksonらの米国特許第5,100,657号、および1992年4月14日に発 行されたBolichらの米国特許第5,104,646号で開示されている。なお、これらの 特許はすべてこの明細書の参考文献の一部である。 コポリマーの組成は、重合反応機に加えられた各モノマーの量、または連続ま たは半連続方法で使われた各モノマーの量により決まる。 個々のモノマー・ユニットとマクロモノマー・ユニットの配合を適切に選択し 、当業者のできる範囲で各ユニットの具体的な相対的比率を選択することにより 、種々の物理特性およびヘアケア製品で通常使われる他の成分との相溶性につい て、コポリマーを最適なものにすることができる。Aモノマー・ユニット この発明のコポリマーには、疎水性コポリマーの重量で、約10〜約99%、 好適には約40〜約80%、そしてより好適には約50〜約70%のAモノマー ・ユニットが含まれている。 Aモノマー・ユニットは共重合性疎水性モノマーまたはそれらの混合物、好適 にはエチレン系不飽和モノマーから選択する。単独のAモノマー・ユニットを使 用するかまたは2種以上のAモノマー・ユニットの配合物を使用できる。Aモノ マーはコポリマーの要件を満たすように選択する。Aユニットは、揮発性で疎水 性の溶媒成分に溶けるか分散できるものが好ましい。この明細書では、「共重合 できる」とは、イオン重合、乳化重合、分散重合、チーグラーナッタ重合、ラジ カル重合、グループ移動重合またはステップ成長重合などの1種以上の通常の合 成技術を用いた重合反応においてBモノマーまたはCマクロモノマーと反応また は重合できることを意味するのに使われている。この発明では、通常のラジカル 開始技術を用いて共重合できるモノマーやマクロモノマーが好適である。この明 細書では、「エチレン系不飽和」という用語は、一つ以上の重合性炭素−炭素二 重結合(1〜4個の置換基がありうる)を含む物質を意味するのに使われる。 この明細書で有用な疎水性Aモノマーの非制限種類には、C1-C18アルコール 類の不飽和カルボン酸エステル類、不飽和アルコール類(約12〜約30個の炭 素原子を有するものが好ましい)、不飽和炭化水素類、不飽和アルキル基を含む 芳香族炭化水素類、カルボン酸類のビニルエステル類、ビニルエーテル類、カル ボン酸類のアリル(allyl)エステル類、アリル(allyl)エーテル類およびそれ らの混合物からなる群から選択したモノマーがある。 疎水性モノマーの代表例には、メタノール、エタノール、メトキシエタノール 、1-プロパノール、1-ブタノール、2-メチル-1-プロパノール、1-ペンタノ ール、1-デカノール、2-エチルヘキサノール、シクロヘキサノールなどのC1- C18アルコール類のアクリル酸エステル類やメタクリル酸エステル類、ジシクロ ペンチル-アクリレート、4-ビフェニル-アクリレート、ペンタクロロフェニル- アクリレート、3,5-ジメチルアダマンチル-アクリレート、4-メトキシカルボ ニルフェニル-メタクリレート、トリメチルシリル-メタクリレート、メチル-ス チレン、t-ブチル-スチレン、イソプロピル-スチレンなどのスチレン類、ビニ ル-アセテート、ビニル-ネオノナノエート、ビニル-ピバレートなどのビニル-エ ステル類、ビニル-クロライド、ビニル-トルエン、イソブチル-ビニル-エーテル とs-ブチル-ビニル-エーテルを含むアルキル-ビニル-エーテル類、アリル(all yl)クロライド、アリル(allyl)アセテート、1,2-ブタジエン、1,3-ブタ ジエン、1,3-ヘキサジエン、1,3-シクロヘキサジエン、ビシクロヘプタジエ ン、2,3-ジカルボキシメチル-1,6-ヘキサジエン、エチレン、プロピレン、 イソプレン、1-ブテン、2-ブテン、イソブチレン、インデン、ノルボルミレン 、β-ピネン、α-ピネンおよびそれらの混合物がある。 Aモノマー・ユニットとして使用するのに適した好適な疎水性モノマーには、 n-ブチル-メタクリレート、イソブチル-メタクリレート、t-ブチル-アクリレ ート、t-ブチル-メタクリレート、2-エチルヘキシル-メタクリレート、メチル -メタクリレート、t-ブチル-スチレンおよびそれらの混合物からなる群から選 択したモノマーがある。より好適なのは、t-ブチル-スチレン、t-ブチル-アク リレート、t-ブチル-メタクリレート、2-エチルヘキシル-メタクリレートおよ びそれらの混合物からなる群から選択したモノマー・ユニットである。Bモノマー・ユニット この発明のコポリマーには、コポリマーの重量で、約1〜約40%、好適には 約5〜約30%、そしてより好適には約10〜約20%のBモノマー・ユニット が含まれている。 Bモノマー・ユニットは親水性共重合性モノマー、好適にはAモノマー・ユニ ットと共重合できる1種以上のモノマーを含むエチレン系不飽和モノマーから選 択する。単独のBモノマー・ユニット使用するかまたは2種以上のBモノマー・ ユニットの配合物を使用できる。Bモノマーはコポリマーの要件を満たすように 選択する。この明細書では、「共重合できる」とは、イオン重合、乳化重合、分 散重合、チーグラーナッタ重合、ラジカル重合、グループ移動重合またはステッ プ成長重合などの1種以上の通常の合成技術を用いた重合反応においてAモノマ ーまたはCマクロモノマーと反応または重合できることを意味するのに使われて いる。この発明では、通常のラジカル開始技術を用いて共重合できるモノマーや マクロモノマーが好適である。この明細書では、「エチレン系不飽和」という用 語は、一つ以上の重合性炭素−炭素二重結合(1〜4個の置換基がありうる)を 含む物質を意味するのに使われる。Bモノマー・ユニットは親水性モノマーから 選択し、ここで、コポリマーの重量に基づいて、コポリマーの1重量%以上の、 1種以上の窒素含有基を有する親水性モノマーが含まれている。親水性モノマー は、これらのモノマーのポリマーのTgかTmが約−20℃より上になるように 選択するのが好ましい。 親水性Bモノマーは水溶性であることが好ましい。この明細書で使われている 「窒素含有官能基」という用語は、アミノ官能基、それらの酸付加塩、4級化ア ミノ官能基および窒素含有複素環からなる群から選択した窒素含有官能基を意味 する。窒素含有官能基は約5より下のpHでそれがカチオン性であるようなpk aを持っていることが好ましい。好適なアミノ官能基は、エチレン系不飽和3級 アルキルアミン類である。このようなアミノ官能基を組み込んでいるモノマーに は、ジアルキルアミノ-アルキル-アクリレート類とジアルキルアミノ-アルキル- メタクリレート類、このグループ内でとくに好適なのは、ジアルキルアミノエチ ルメタクリレートなどの約2〜8個の炭素原子のアミノアルキル基を有するモノ マーである。メタクリルアミドプロピル-ジメチル-アミンなどの1〜8個、好適 には2〜5個の炭素原子のアミノアルキル基を有するジアルキルアミノアルキル アクリルアミド類またはジアルキルアミノアルキルメタクリルアミド類もこの明 細書で使用するのに適している。一般に1〜4個の炭素原子のアルキル基を有す る上記3級アミン類のアルキル4級化誘導体も、この発明の組成物で使用できる 。しかし、コポリマーの重量に基づいて、約1%以上は1種以上の窒素含有官能 基を有するBモノマー・ユニットであることが不可欠な条件として残されている 。Cマクロモノマー・ユニット この発明のコポリマーは、コポリマーの重量で、約0〜約50%、好適には約 5〜約40%、そしてより好適には約15〜約30%のCマクロモノマー・ユニ ットを含むことができる。 Cマクロモノマー・ユニットはA、B両モノマーと共重合できる疎水性マクロ モノマーであり、このCマクロモノマーは、好適には、エチレン系不飽和部分を 持っている。この明細書では、単独のCマクロモノマー・ユニットを使用するか 、2種以上のCマクロモノマー・ユニットの配合物を使用できる。Cマクロモノ マーはコポリマーの要件を満たすように選択する。この明細書では、「共重合で きる」とは、上で述べた1種以上の通常の合成技術を用いた重合反応においてA 、B両モノマーと反応または重合できることを意味するのに使われている。 この明細書で有用なCマクロモノマーには、ポリマー部分と共重合性部分が含 まれており、この共重合性部分は好適にはエチレン系不飽和部分である。通常、 好適なCマクロモノマーは、末端にエチレン系不飽和部分を有するものである。 この明細書で用いている「末端に何かを有する」とは、エチレン系不飽和部分が マクロモノマーの末端またはその近くにあることを意味している。 Cマクロモノマーは、当該技術に習熟したポリマー化学者にはよく知られてい る種々の合成方法を用いて合成することができる。さらに、これらのマクロモノ マーは、市販のポリマーから出発して合成することができる。Cマクロモノマー の数平均分子量は、約1,500〜約50,000、好適には約5,000〜約50,000、より好適 には約5,000〜約30,000、そして最も好適には約8,000〜約25,000である。 好適には、Cマクロモノマー・ユニットは、ポリシロキサン・マクロモノマー 類、ポリアルキレン・マクロモノマー類およびそれらの混合物からなる群から選 択する。 ポリシロキサン系Cマクロモノマーは下記一般式で表される: X(Y)nSi(R)3-mm 式中、Xは、ビニル基などのAモノマーと共重合できるエチレン系不飽和基であ り;Yは2価連結基であり;Rは水素、ヒドロキシル、低級アルキル(たとえば 、C1-C4)、フェニル、C1-C4アルキル置換アリル(aryl)、C1-C4アルコ キシ、C1-C4アルキルまたはジアルキルアミノであり;Zは数平均分子量が約1 500以上の1価シロキサン・ポリマー部分であり、本質的には共重合条件下では 反応性はなく、そして上で述べたビニル・ポリマー骨格からぶら下がっており; nは0か1であり;そしてmは1〜3の整数である。 好適には、Cマクロモノマーは次の化学式から選択した化学式を持っている: または X-CH2-(CH2)s−Si(R1)3-m-Zm または これらの化学式において、sは整数で、0〜6、好適には0〜2、より好適には 0か1であり;mは整数で、1〜3、好適には1であり;Pは0か1であり;q は2〜6の整数であり;R2はC1-C10アルキルまたはC1-C4アルキル置換アリ ル(aryl)からなる群から選択し、好適にはC1-C6アルキルまたはC1-C4アル キル置換アリル(aryl)、より好適にはC1-C2アルキルであり;nは整数で0 〜4、好適には0か1、より好適には0であり;R1は水素、ヒドロキシル、C1 -C4アルキル、C1-C4アルコキシ、C1-C4アルキルまたはジアルキルアミノ、 フェニル、C1-C4アルキル置換アリル(aryl)であり、好適にはR1はC1-C4 アルキルであり;Xは下記式で表され式中、R3は水素または-COOH、好適には水素であり;R4は水素、メチルま たは-CH2COOH、好適にはメチルであり;Zは下記式で表され 式中、R5、R6およびR7は、独立に、C1-C4アルキル、C1-C4アルコキシ、C 1-C4アルキルまたはジアルキルアミノ、フェニル、C1-C4アルキル置換アリル (aryl)、水素またはヒドロキシル、好適にはR5、R6およびR7はC1-C4アル キルであり;そしてrは整数で、約20〜約900、好適には約20〜約675、より好適 には約100〜約325である。最も好適には、R5、R6およびR7はメチル、P=0 、そしてq=3である。 ポリアルキレン系マクロモノマーは、下記一般式により表され: [I]n-[W]m-E 式中、Iは随意に存在する開始剤(すなわち、n=0または1)であり、Wは疎 水性モノマー・ユニットであり、Eは末端に存在する基であり、そしてmは約10 〜約2000の整数である。 Iは随意に存在する化学的開始剤部分である。IはCマクロモノマーの合成で 使われた化学開始剤または溶媒から誘導することができる。Iが誘導できるその 種の開始剤の非制限例には、水素イオン、水素ラジカル、ハイドライド・イオン 、水酸化物イオン、ヒドロキシル・ラジカル、過酸化物ラジカル、過酸化物アニ オン、C1-C20カルボカチオン類、C1-C20カルバニオン類、C1-C20炭素ラジ カル、C1-C20脂肪族および芳香族アルコキシ・アニオン類、アンモニウム・イ オン、置換アンモニウム・イオン類(たとえば、C1-C20アルキルおよびC1-C 20アルコキシ置換)およびそれらの混合物がある。Iは有用な溶媒すべてから導 くことができ、その非制限例には、水、メタノール、エタノール、プロパノール 、イソプロパノール、アセトン、ヘキサン、ジクロロエタン、クロロホルム、ベ ンゼン、トルエンおよびそれらの混合物がある。 Wは一つ以上の疎水性モノマー・ユニットから選択する。この種のモノマーの 非制限種類には、C1-C18アクリレート・エステル類、C1-C18(アルク)アク リレート・エステル類、C2-C30直鎖および分岐鎖アルケン類、スチレン類、C 1-C30ビニル・エーテル類、C4-C30直鎖または分岐鎖ジエン類およびそれらの 混合物がある。 W基の非制限例には、n-ブチル-アクリレート、ドデシル-アクリレート、エ チル-アクリレート、2-エチルブチル-アクリレート、n-ヘプチル-アクリレー ト、n-ヘキシル-アクリレート、イソブチル-アクリレート、イソデシル-アクリ レート、イソプロピル-アクリレート、3-メチルブチル-アクリレート、2-メチ ルペンチル-アクリレート、ノニル-アクリレート、オクチル-アクリレート、1- プロピル-アクリレート、2-エチルヘキシル-メタクリレート、オクチル-メタク リレート、n-ドデシル-メタクリレート、n-オクタデシル-メタクリレート、n -デシル-メタクリレート、n-ペンチル-メタクリレート、イソブチレン、イソプ レン、1,2-ブタジエン、1,3-ブタジエン、5-メチル-1-ヘキセン、6-メチ ル-1-ヘプテン、4,4-ジメチル-1-ペンテン、イソブチル-ビニル-エーテル、 スチレン、2-メチル-スチレン、3-メチル-スチレン、4-メチル-スチレン、2 -t-ブチル-スチレン、3-t-ブチル-スチレン、4-t-ブチル-スチレンおよび それらの混合物からなる群から選択したものがある。 Eは共重合部分または「末端に存在する」基である。好適には、Eはエチレン 系不飽和部分である。より好適には、Eはビニル、アリル(allyl)、アクリロ イル、メタクリロイル、エタクリロイル、2-ビニルベンジル、3-ビニルベンジ ル、4-ビニルベンジル、2-ビニルベンゾイル、3-ビニルベンゾイル、4-ビニ ルベンゾイル、1-ブテニル、1-プロペニル、イソブテニル、シクロヘキシル、 シクロペンテニルおよびそれらの混合物からなる群から選択する。さらにいっそ う好適には、Eはビニル、アリル(allyl)、アクリロイル、メタクリロイル、 エタクリロイル、3-ビニルベンジル、4-ビニルベンジル、3-ビニルベンゾイ ル、4-ビニルベンゾイル、1-ブテニル、1-プロペニル、イソブテニルおよび それらの混合物からなる群から選択する。最も好適には、Eはビニル、アリル( allyl)、アクリロイル、メタクリロイル、エタクリロイル、3-ビニルベンジル 、4-ビニルベンジルおよびそれらの混合物からなる群から選択する。 この明細書で有用なポリシロキサン系およびポリアルキレン系Cマクロモノマ ー・ユニットの非制限例には、ポリジメチルシロキサン、ポリジエチルシロキサ ン、ポリフェニルメチルシロキサン、ポリフェニルエチルシロキサン、ポリ(n -ブチル-アクリレート)、ポリ(ドデシル-アクリレート)、ポリ(2-エチルヘ キシル-アクリレート)、ポリ(2-エチルブチル-アクリレート)、ポリ(エチ ル-アクリレート)、ポリ(n-ヘプチル-アクリレート)、ポリ(n-ヘキシル- アクリレート)、ポリ(イソブチル-アクリレート)、ポリ(イソデシル-アクリ レート)、ポリ(イソプロピル-アクリレート)、ポリ(3-メチルブチル-アク リレート)、ポリ(2-メチルフェニル-アクリレート)、ポリ(ノニル-アクリ レート)、ポリ(オクチル-アクリレート)、ポリ(プロピル-アクリレート)、 ポリ(2-エチルヘキシル-メタクリレート)、ポリ(トリデシル-メタクリレー ト)、ポリ(ヘキシル-メタクリレート)、ポリ(デシル-メタクリレート)、ポ リ(オクチル-メタクリレート)、ポリ(オクタデシル-メタクリレート)、ポリ (ドデシル-メタクリレート)、ポリ(n-ペンチル-メタクリレート)、ポリ( イソブチレン)、ポリ(イソプレン)、水素化ポリ(1,2-ブタジエン)、水素 化ポリ(1,4-ブタジエン)、水素化ポリ(イソプレン)、ポリ(1,2-ブタジ エン)、ポリ(1-ブテン)、ポリ(5-メチル-1-ヘキセン)、ポリ(6-メチ ル-1-ヘプテン)、ポリ(4,4-ジメチル-1-ペンテン)、ポリ(イソブチル- ビニル-エーテル)、ポリ[4-t-ブチル-ビニル-ベンゼン-co-2-エチルヘキ シル-アクリレート]、ポリ[2-エチルヘキシル-アクリレート-co-オクチル- アクリルアミド]、ポリ[2-エチル-ビニル-ベンゼン-co-オクチル-メタクリ レート]およびそれらの混合物のアクリロイル、メタクリロイル、3-ビニルベ ンジルおよび4-ビニルベンジルが末端に存在するポリマーからなる群から選択 したものがある。 2種以上のランダムに反復するモノマー・ユニットを含む「コポリマー」型C マクロモノマーがこの明細書で有用である。これらの「コポリマー」型マクロモ ノマーの非制限例には、アクリロイルを末端に有するポリ[co(4-t-ブチル- ビニル-ベンゼン)(2,4-ジメチル-ビニル-ベンゼン)]、ポリ[co(4-t-ブ チル-ビニル-ベンゼン)(2-エチルヘキシル-アクリレート)]、ポリ[co(2, 4-ジメチル-ビニル-ベンゼン)(2-エチルヘキシル-アクリレート)]、ポリ[c o(2-エチル-ビニル-ベンゼン)(オクチル-メタクリレート)]などがある。この発明のポリマーの非制限例 この発明の錯体をつくるのに有用なポリマーの非制限例には、ポリ[(t-ブチ ルアクリレート-co-ジメチルアミノプロピルアクリルアミド)-グラフト-ポリ( ジメチルシロキサン)]、ポリ[(4-t-ブチルスチレン-co-ジメチルアミノプ ロピルアクリルアミド)-グラフト-ポリ(ジメチルシロキサン)]、ポリ[(4-t- ブチルアクリレート-co-ジメチルアミノプロピルアクリルアミド)-グラフト- ポリ(イソブチレン)]、ポリ[(4-t-ブチルスチレン-co-ジメチルアミノプ ロピルアクリルアミド)-グラフト-ポリ(イソブチレン)]、ポリ[(4-t-ブチル スチレン-co-ジメチルアミノプロピルアクリルアミド)-グラフト-ポリ(2-エ チルヘキシル-メタクリレート)]、ポリ[(4-t-ブチルアクリレート-co-ジ メチルアミノプロピルアクリルアミド)-グラフト-ポリ(イソブチレン)]、ポリ [(4-t-ブチルアクリレート-co-ジメチルアミノエチルメタクリレート)-グ ラフト-ポリ(ジメチルシロキサン)]、ポリ[(4-t-ブチルスチレン-co-ジメ チルアミノエチルメタクリレート)-グラフト-ポリ(ジメチルシロキサン)]、ポ リ[(4-t-ブチルアクリレート-co-ジメチルアミノエチルメタクリレート)- グラフト-ポリ(イソブチレン)]、ポリ[(4-t-ブチルスチレン-co-ジメチル アミノエチルメタクリレート)-グラフト-ポリ(イソブチレン)]、ポリ[(4-t- ブチルスチレン-co-ジメチルアミノエチルメタクリレート)-グラフト-ポリ(2 -エチルヘキシル-メタクリレート)]、ポリ[(4-t-ブチルアクリレート-co- スチレン-co-ジメチルアミノエチルメタクリレート)-グラフト-ポリ(イソ ブチレン)]、およびそれらの混合物からなる群から選択したものがある。この発明の好適なポリマー この発明で使用するのにとくに好適なポリマーには、下記のポリマーがある( 重量%は重合反応に加えた反応物の量を指しており、仕上がりポリマーの量では ない): (I)N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート10重量%、イソブチルメタ クリレート70重量%および重量平均分子量約20,000のポリジメチルシロキサン ・マクロモノマー20重量%の重合反応から得られたコポリマー。 (II)N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート20重量%、t-ブチル-メタ クリレート62重量%および重量平均分子量約15,000のポリジメチルシロキサン ・マクロモノマー18重量%の重合反応から得られたコポリマー。 (III)t-ブチルアクリレート50重量%、t-ブチル-メタクリレート10重量 %、N,N-ジメチルアミノプロピルメタクリレート10重量%、エチルヘキシル -メタクリレート10重量%および重量平均分子量約10,000のポリジメチルシロ キサン・マクロモノマー20重量%の重合反応から得られたコポリマー。 (IV)t-ブチルアクリレート60重量%、N,N−ジメチルアミノエチルメタク リレート15重量%、エチルヘキシル-メタクリレート10重量%および重量平 均分子量約10,000のポリジメチルシロキサン・マクロモノマー15重量%の重合 反応から得られたコポリマー。 (V)t-ブチルアクリレート70重量%、N,N-ジメチルアミノプロピルメタ クリレート10重量%および重量平均分子量約10,000のポリイソブチレン・マク ロモノマー20重量%の重合反応から得られたコポリマー。 (VI)t-ブチルアクリレート75重量%、N,N-ジメチルアミノエチルメタク リレート5重量%および重量平均分子量約10,000のポリ-2-エチルヘキシルメタ クリレート・マクロモノマー20重量%の重合反応から得られたコポリマー。 (VII)t-ブチルアクリレート70重量%、N,N-ジメチルアミノエチルメタク リレート10重量%およびエチルヘキシルメタクリレート20重量%の重合反応 から得られたコポリマー。脂肪酸 この発明のコポリマー成分には、コポリマー錯体の重量に基づいて、約1〜約 50%、好適には約10〜約40%、そしてより好適には約15〜約30%の錯 体形成脂肪酸が含まれている。 この発明の組成物で使用する脂肪酸は、長鎖脂肪酸が好ましい。代表的な脂肪 酸には、脂肪酸スルホネート類、脂肪酸カルボキシレート類、ポリカルボキシレ ート類およびそれらの誘導体がある。説明に役立つ実例となるカルボン酸には、 2-エチルヘキサン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノレイン 酸およびベヘン酸などの飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖の脂肪族、脂環式 、芳香族モノカルボン酸と芳香族多塩基カルボン酸がある。適切なポリカルボキ シレート類には、ポリアクリレート類、ポリマレエート類、ポリアセテート類、 ポリヒドロキシルアクリレート類およびポリメタクリレート類がある。ポリカル ボキシレート類のコポリマーも、この明細書で使用するのに適している。 窒素含有モノマーにより形成されたコポリマー錯体と錯体を形成する脂肪酸が 、揮発性で疎水性の溶媒成分に溶けることはこの発明にとって不可欠な条件であ る。理論的な根拠はないが、窒素含有官能基を疎水性溶媒成分から守り、可溶化 および/または分散したコポリマー錯体の安定性を改善するために脂肪酸はコポ リマー骨格の窒素含有官能基と結合していると考えられている。 この発明のコポリマーは、重合中または重合後の最終的錯体形成段階の部分と して、脂肪酸と錯体を形成することができる。錯体形成の段階では、コポリマー と脂肪酸の重量比は好適には約50:1〜約1:1、より好適には約3:1〜約 10:7、より一層好適には約15:7〜約10:7である。揮発性で疎水性の溶媒成分 この発明の組成物には、さらに、組成物の重量に基づいて、約1〜約99.7 5%、好適には約4〜約50%、そしてより好適には約4〜約20%のコポリマ ー錯体用の揮発性で疎水性の溶媒が含まれている。 この明細書で用いている「溶媒」という用語は、1種以上の様々な物質を溶解 したり分散するのに適した液体を意味する。この明細書で用いている「溶媒成分 」という用語は、単一溶媒または混合溶媒を含む液体を意味する。この明細書で 用いている「揮発性」という用語は、溶媒が当該科学技術分野の熟練者が承知し ている周辺条件(たとえば、1気圧、25℃)でかなりの蒸気圧を示すことを意 味する。とくに、この溶媒成分は1気圧において、沸点が約260℃以下、好適 には約230℃以下、より好適には約215℃以下、そして最も好適には約21 0℃以下であり、かつ、溶解度パラメータが約8.5(cal/cm31/2以下である 。さらに、この溶媒の沸点は、一般に、約50℃以上、好適には約90℃以上で ある。溶媒成分は、髪や皮膚に局所塗布するのに使用できる必要がある。この発 明のモノマー・ユニットおよび/またはマクロモノマー・ユニットから構成され たコポリマーは、この発明の脂肪酸錯体形成剤と一旦錯体を形成したならば、揮 発性で疎水性の溶媒に溶けるか分散しなければならない。 揮発性で疎水性の溶媒成分として使用するのに適した疎水性溶媒は、分岐鎖炭 化水素類、シリコーン類およびそれらの混合物からなる群から選択する。 この明細書で溶媒成分として有用な疎水性分岐鎖炭化水素には、好適には約7 〜約14個、より好適には約10〜約13個、そして最も好適には約11〜約1 2個の炭素原子が含まれている。不飽和炭化水素を排除するという意図はないが 、飽和炭化水素が好適である。この種の好適な分岐鎖炭化水素の例には、上記鎖 長範囲のイソパラフィン類がある。イソパラフィン類は、Exxon Chemical Co. から商業的に入手でき、その例にはIsopar E(C8-C9イソパラフィン類)、Iso parTMHおよびK(C11-C12イソパラフィン類)およびIsoparTML(C11-C13イソ パラフィン類)またはそれらの混合物がある。適切な分岐鎖炭化水素には、他に 、イソドデカンとイソウンデカンがある。イソドデカンが好適で、PermethylTM9 9AとしてPresperse社(米国ニュージャージ州サウス・プレインフィールド)か ら商業的に入手できる。 揮発性で疎水性の溶媒成分として有用なシリコーン類には、フェニル-ペンタ メチル-ジシロキサン、フェニルエチルペンタメチル-ジシロキサン、ヘキサメチ ル-ジシロキサン、メトキシ-プロピルヘプタメチル-シクロテトラシロキサン、 クロロプロピル-ペンタメチル-ジシロキサン、ヒドロキシプロピル-ペンタメチ ル-ジシロキサン、オクタメチル-シクロテトラシロキサン、デカメチル-シクロ ペンタシロキサンおよびそれらの混合物などの揮発性シロキサン類がある。シリ コーン類の中でより好適なのは、シクロメチコン類であり、その例にはヘキサメ チル-ジシロキサン、オクタメチル-シクロテトラシロキサンおよびデカメチル- シクロペンタシロキサンがあり、これらは、それぞれ、普通はD4およびD5シクロ メチコンと呼ばれている。 揮発性で疎水性の溶媒成分の溶解度パラメータが約8.5(cal/cm31/2以下 であるかぎり、水、C1-C6アルコール類またはそれらの混合物などの親水性溶 媒を少量、この明細書で使用することができる。 この発明のコポリマー錯体は、重量で、約0.2%、好適には約0.5%、そし てより好適には約1%の濃度でこの揮発性で疎水性の溶媒成分に溶けるか分散で きる。 改善されたヘア・スタイリングの実施態様では、コポリマー錯体と揮発性で、 疎水性の溶媒は、コポリマー錯体と溶媒の混合物の粘度が5,000cpsを上回り、好 適には約7,000〜約250,000cps、そしてより好適には約7,000〜約15,000cpsであ るように混合されることが好ましい。粘度はすべて、Bohlin cone and plate vi scometer Model VOR(cone直径30mm;cone角度2.5°)を用いて、25℃/ 剪断速度10sec-1にて測定し、センチポイズで表している。理論的な根拠は ないが、このような高粘度の実施態様は、ポリマーの沈積効率および/またはポ リマー液滴のウエルド形態を改善し、ヘアスタイルと持続性が改善されると考え られている。キャリア ヘアケアおよび局所スキンケア組成物 この発明のコポリマーは、ムース、ジェル、ローション、クリーム、軟膏、ト ニック、スプレイ、エアロゾル、シャンプー、コンディショナ、リンス、固形石 鹸、ハンドおよびボディ用ローション、顔面モイスチャーライザ、棒状固体ジェ ル、日焼け防止剤、にきび止め製剤、局所鎮痛剤、マスカラ、発刊抑制剤、脱臭 剤などを含む多種多様な製品に処方することができる。この種の製品の処方に随 意に使用されるキャリアは揮発性で疎水性の溶媒成分と混和しないことが必要で ある。この明細書で使われている「混和しない」という用語は、キャリアにおけ る揮発性で疎水性の溶媒成分の溶解度が、重量で、2%未満、好適には1%未満 、最も好適には0.1%未満であり、キャリアと揮発性で疎水性の溶媒成分を配 合すると少なくとも2つの液相が形成されることを意味する。随意のキャリアと 追加成分は製品の種類により変わり、当業者は日常的に選択することができる。 以下、これらのキャリアと追加成分の一部について説明する。ヘアケア組成物 この発明のヘアケア組成物は、1種のキャリアまたは髪に塗布するのに適した キャリアの混合物を含むことができる。キャリアは組成物の、約0.5〜約99. 5%、好適には約5.0〜約99.5%、より好適には約10.0〜約98.0%に て存在するのが好ましい。この明細書では、「髪に塗布するのに適した」という フレーズは、キャリアが髪の美観を損ねたり、負の影響を与えず、また、下にあ る皮膚に刺激を与えないことを意味するのに使われている。 この発明のヘアケア組成物とともに使用するのに適したキャリアには、たとえ ば、ヘアスプレイ、ムース、トニック、ジェル、シャンプー、コンディショナお よびリンスの処方に使われるものがある。適切なキャリアは、使用される個々の コポリマーに左右され、また、処方された製品が、塗布された表面に残るか(た とえば、ヘアスプレイ、ムース、トニックまたはジェル)、それとも、使用後す すぎ落とされるか(たとえば、シャンプー、コンディショナ、リンス)により左 右される。 この明細書で使われるキャリアには、ヘアケア組成物で通常使われている広範 囲の成分が含まれる。キャリアには、使用されている追加コポリマーを溶かした り分散する溶媒が含まれ、水、C1-C6アルコール類およびそれらの混合物が好 適であり、そして水、メタノール、エタノール、イソプロパノールおよびそれら の混合物がより好適である。キャリアは、アセトン、炭化水素類(イソブタン、 ヘキサン、デセンなど)、ハロゲン化炭化水素類(フレオンなど)、リナロール 、エステル類(エチル-アセテート、ジブチル-フタレートなど)、揮発性シリコ ーン誘導体(とくに、たとえば、25℃で約2.5センチポイズの粘度を有する フェニル-ペンタメチル-ジシロキサン、メトキシ-プロピルヘプタメチル-シクロ テトラシロキサン、クロロプロピル-ペンタメチル-ジシロキサン、ヒドロキシプ ロピル-ペンタメチル-ジシロキサン、オクタメチル-シクロテトラシロキサン、 デカメチル-シクロペンタシロキサン、シクロメチコンおよびジメチコンなどの シロキサン類)およびそれらの混合物を含むがこれらに限定されない多種多様な 追加物質も含むことができる。ヘアケア組成物がヘアスプレイ、トニック、ジェ ルまたはムースである場合は、好適な溶媒には、水、エタノール、揮発性シリコ ーン誘導体およびそれらの混合物がある。この種の混合物で使用される溶媒は、 互いに混和できても、できなくてもよい。ムースやエアロゾル、ヘアスプレイは 、その物質を泡として(ムースの場合)または細かい均一なスプレイとして(エ アロゾル、ヘアスプレイの場合)送り出すために通常の噴射剤を使用することも できる。適切な噴射剤の例には、トリクロロフロロメタン、ジクロロジフロロメ タン、ジフロロエタン、ジメチルエーテル、プロパン、n-ブタンまたはイソブ タンなどの物質がある。低粘度のトニックまたはヘアスプレイ製品は、乳化剤を 使用することもできる。適切な乳化剤の例には、非イオン性、カチオン性、アニ オン性の各界面活性剤またはそれらの混合物がある。フッ素系界面活性剤はとく に好適であり、その製品がヘアスプレイ組成物であればとくに好適であり、また 、製品が、アルコール類などの揮発性有機溶媒のレベルが比較的低く、そして水 のレベルが比較的高い(たとえば、約10重量%以上の水)スプレイ組成物であ れば最も好適である。そのような乳化剤を使用する場合は、組成物の約0.01 〜約7.5%のレベルで存在するのが好ましい。噴射剤のレベルは、所望のレベ ル に調節できるが、一般には、ムース組成物の約3〜約30%、そしてエアロゾル 、ヘアスプレイ組成物の約15〜約70%である。 適切なスプレイ容器が当該技術で知られており、これらの容器には、通常の非 エアロゾル、ポンプスプレイ、すなわち、「アトマイザ」エアロゾル容器または 上で説明した噴射剤を有する缶類および噴射剤として圧縮空気を用いたポンプ・ エアロゾル容器がある。ポンプ・エアロゾル容器は、たとえば、1978年3月7日 のOlofssonの米国特許第4,077,441号、1989年7月25日のTerStegeの米国特許第4 ,850,577号に開示されている。なお、両特許はこの明細書の参考文献の一部であ る。また、1992年2月21日に出願されたGosselin,Lund,SojkaおよびLefebvreの 米国特許出願第07/839,648号、「大直径バブルを利用したスプレイ装置を組み込 んだコンジュマ製品容器」でも開示されている。圧縮空気 スプレイという商品名でThe Procter & GambleCo.から現在市販もされている。 ヘアケア組成物がコンディショナやリンスである場合は、キャリアは多種多様 なコンディショニング物質を含むことができる。ヘアケア組成物がシャンプーで ある場合は、キャリアは界面活性剤、浮遊剤、増粘剤などを含むことができる。 ヘアケア組成物で有用な種々の追加成分は、1992年4月21日に発行されたBolich ,Jr.らの米国特許第5,106,609号、および1983年6月7日に発行されたBolich ,Jr.らの米国特許第4,387,090号に記載されている。なお、両特許はこの明細 書の参考文献の一部である。これらの追加成分の一部について以下に説明する。局所スキンケア組成物 この発明の局所美容および薬剤組成物は、キャリアを含むことができる。キャ リアは「美容上および/または薬剤として使用できる」必要があり、このことは キャリアが皮膚に局所塗布するのに適しており、美観上良い特性があり、この発 明のコポリマーと相溶性があり、さらに、都合の悪い安全上の問題や毒性の懸念 を引き起こすことがないことを意味している。 キャリアは多種多様な形をとることができる。たとえば、水中油型、油中水型 、水中油中水型、およびシリコーン・エマルジョン中水中油型、を含むがこれら に限定されないエマルジョン・キャリアがこの明細書で有用である。これらのエ マルジョンは、たとえば、約100〜約200,000cpsという広範囲の粘度をカバーす ることができる。これらのエマルジョンはメカニカル・ポンプ容器または通常の 噴射剤を用いた圧縮エアロゾル容器を用いたスプレイの形で送達することもでき る。これらのキャリアはムースの形で送達することもできる。適切な局所キャリ アには、他に、オイル類、アルコール類およびシリコーン類などの無水液体溶媒 (たとえば、鉱油、エタノール、イソプロパノール、ジメチコン、シクロメチコ ンなど);水性ベース単一相液体溶媒(たとえば、ヒドロアルコール性溶媒系) ;およびこれら無水および水性ベース単一相溶媒の増粘タイプ(たとえば、溶媒 の粘度が適切なゴム、樹脂、ワックス、ポリマー、塩類などの添加により固体ま たは半固体を形成するように上げられている場合)がある。この発明で有用な局 所用キャリア系の例は次の4つの文献に記載されている。なお、これらの文献は すべてこの明細書の参考文献の一部である。すなわち、「日焼け関連製品の処方 集(Sun Products Formulary)」Cosmetics & Toiletries,vol.105,pp.122- 139(1990/12月);「日焼け関連製品の処方集(Sun Products Formulary)」Cosm etics & Toiletries ,vol.102,pp.117-136(1987/3月);1990年10月2日に発 行されたFigueroaらの米国特許第4,960,764号;および1981年3月3日に発行さ れたFukudaらの米国特許第4,254,105号である。 スキンケア組成物のキャリアは、この発明の組成物の重量で、好適には約50 〜約99%、より好適には約75〜約99%、最も好適には約85〜約95%含 まれている。 美容上および/または薬剤として使用できる局所キャリアには、ヒドロ-アルコ ール系と水中油型エマルジョンがある。キャリアがヒドロ-アルコール系である 場合、キャリアは約1〜約50%のエタノール、イソプロパノールまたはそれら の混合物および約40〜約99%の水を含むことができる。より好適なのは、約 5〜約60%のエタノール、イソプロパノールまたはそれらの混合物および約4 0〜約95%の水を含むキャリアである。とくに好適なのは、約20〜約50% のエタノール、イソプロパノールまたはそれらの混合物および約50〜約80% の水を含むキャリアである。キャリアが水中油型エマルジョンである場合、キャ リアはこれらのエマルジョンをつくるための通常の賦形剤を含むことができる。 これらの局所組成物を処方する場合に有用な追加成分については、さらに、以下 で述べることにする。 追加成分 この明細書のヘアケアおよび局所スキンケア組成物では、多種多様な追加成分 を用いることができる。非制限例には、下記成分が含まれる:薬剤活性物質 この発明の組成物、とくに局所スキンケア組成物は、安全で有効な量の薬剤活 性物質を含むことができる。この明細書では、「安全で有効な量」というフレー ズは、正しい医学的診断の範囲で、治療を受けている状態を好ましい方向に有意 に改善するのに十分高いが、重篤な副作用を回避するのに十分低い(妥当な効果 /リスク比において)量の薬剤を意味する。薬剤活性物質の安全で有効な量は、 個々の活性物質、組成物が活性物質を皮膚に浸透させる能力、組成物の投与量、 治療を受ける個々の状態、治療を受ける患者の年齢や身体的状態、状態の重篤度 、治療期間、併用されている治療法の特性およびその他の要因により変わる。 この発明の組成物で使用できる薬剤活性物質は、組成物の重量で、好適には約 0.1〜約20%、より好適には約0.1〜約10%、そして最も好適には約0. 1〜約5%の範囲で含まれる。薬剤活性物質の混合物も使用できる。 薬剤活性物質の非制限例には、下記のような物質がある: この発明の組成物で有用な薬剤活性物質には、にきび止め作用のある活性物質 がある。この発明で使用するのに好適なにきび止め作用のある活性物質には、サ リチル酸、硫黄、乳酸、グリコール酸、ピルビン酸、尿素、レゾルシンおよびN -アセチルシステインなどの角質溶解剤;レチン酸およびその誘導体(たとえば 、シス体とトランス体)などのレチノイド類;過酸化ベンゾイル、オクトピロッ クス、エリスロマイシン、亜鉛、テトラサイクリン、トリクロサン、アゼライン 酸とその誘導体、フェノキシ-エタノールとフェノキシ-プロパノール、エチルア セテート、クリンダマイシンおよびメクロサイクリンなどの抗生物質と抗菌剤; フラバノイド類などのセボスタット;アルファおよびベータ-ヒドロキシ酸;お よびスシムノール-サルフェートとその誘導体、デオキシコレートおよびコレー トなどの胆汁酸塩類がある。この明細書で使用するのに好適なのはサリチル酸で ある。 この発明の組成物で有用な薬剤活性物質には、鎮痛作用のある活性物質がある 。この発明で使用するのに適した鎮痛作用のある活性物質には、メチル-サリシ レートなどのサリチル酸誘導体、カプサイシンなどのトウガラシ属の種と誘導体 および非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDS)がある。NSAIDSは下記部 類、すなわち、プロピオン酸誘導体、酢酸誘導体、フェナミン酸誘導体、ビフェ ニルカルボン酸誘導体およびオキシカム類から選択できる。これらのNSAID Sのすべてがこの明細書の参考文献の一つである、1991年1月15日に発行された Sunshineらの米国特許第4,985,459号に詳しく記載されている。最も好適なNS AIDSは、アスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェン、ナプロキセン 、ベノキサプロフェン、フルルビプロフェン、フェノプロフェン、フェンブフェ ン、ケトプロフェン、インドプロフェン、ピルプロフェン、カルプロフェン、オ キサプロジン、プラノプロフェン、ミロプロフェン、チオキサプロフェン、スプ ロフェン、アルミノプロフェン、チアプロフェン酸、フルプロフェンおよびブク ロキシン酸を含むがこれらに限定されないプロピオン系NSAIDSである。ヒ ドロコルチゾンなどを含むステロイド系抗炎症薬も有用である。 この発明の組成物で有用な薬剤活性物質には、かゆみ止め薬がある。この発明 の組成物に加えるのに好適なかゆみ止め作用のある活性物質には、薬剤として使 用できるメトジリジンとトリメプラジンの各塩がある。この発明の組成物で有用 な薬剤活性物質には、麻酔作用のある活性物質がある。この発明の組成物に加え るのに好適な麻酔作用のある活性物質には、薬剤として使用できるリドカイン、 ブピバカイン、クロルプロカイン、ジブカイン、エチドカイン、メピバカイン、 テトラカイン、ディクロナイン、ヘキシルカイン、プロカイン、コカイン、ケタ ミン、プラモキシンおよびフェノールの各塩がある。この発明の組成物で有用な 薬剤活性物質には、抗菌作用のある活性物質(抗菌薬、抗真菌薬、抗原虫薬およ び抗ウイルス薬)がある。この発明の組成物に加えるのに好適な抗菌作用のある 活性物質には、薬剤として使用できる、b-ラクタム薬、キノロン薬、シプロフ ロキサシン、ノルフロキサシン、テトラサイクリン、エリスロマイシン、アミカ シン、トリクロサン、ドキシサイクリン、カプレオマイシン、クロルヘキシジン 、クロルテトラサイクリン、オキシテトラサイクリン、クリンダマイシン、エタ ムブトール、メトロニダゾール、ペンタミジン、ゲンタマイシン、カナマイシン 、リネオマイシン、メタサイクリン、メテナミン、ミノサイクリン、ネオマイシ ン、メチルマイシン、パロモマイシン、ストレプトマイシン、トブラマイシン、 ミコナゾールおよびアマンファジンの各塩がある。この発明の組成物に加えるの に好適な抗菌薬には、テトラサイクリン、エリスロマイシン-エストレート、エ リスロマイシン-ステアレート(塩)、アミカシン-サルフェート、ドキシサイクリ ン塩酸塩、カプレオマイシン-サルフェート、クロルヘキシジン-グルコネート、 クロルヘキシジン塩酸塩、クロルテトラサイクリン塩酸塩、オキシテトラサイク リン塩酸塩、クリンダマイシン塩酸塩、エタムブトール塩酸塩、メトロニダゾー ル塩酸塩、ペンタミジン塩酸塩、ゲンタマイシン-サルフェート、カナマイシン- サルフェート、リネオマイシン塩酸塩、メタサイクリン塩酸塩、メテナミン-ヒ ップレート、メテナミン-マンデレート、ミノサイクリン塩酸塩、ネオマイシン- サルフェート、メチルマイシン-サルフェート、パロモマイシン-サルフェート、 ストレプトマイシン-サルフェート、トブラマイシン-サルフェート、ミコナゾー ル塩酸塩、アマンファジン塩酸塩、アマンファジン-サルフェート、トリクロサ ン、オクトピロックス、パラクロロメタキシレノール、ナイスタチン、トルナフ テー トおよびクロトリマゾールがある。 この明細書では、日焼け止め剤も有用である。多種多様な日焼け止め剤が、19 92年2月11日に発行されたHaffeyらの米国特許第5,087,445号、1991年12月17日 に発行されたTurnerらの米国特許第5,073,372号、1991年12月27日に発行されたT urnerらの米国特許第5,073,371号、およびSegarinらのCosmetics Science and T echnology の第8章189頁以降に記載されている。なお、これらの特許と文献はす べてこの明細書の参考文献の一部である。これらの日焼け止め剤の中で、この発 明の組成物においてとくに有用なものは、2-エチルヘキシル-p-メトキシシナ メート、2-エチルヘキシル-N,N-ジメチル-p-アミノベンゾエート、p-アミ ノ安息香酸、2-フェニルベンツイミダゾール-5-スルホン酸、オクトクリレン 、オキシベンゾン、ホモメンチル-サリシレート、オクチル-サリシレート、4, 4'-メトキシ-t-ブチルジベンゾイルメタン、4-イソプロピル-ジベンゾイルメ タン、3-ベンジリデン-カンファ、3-(4-メチルベンジリデン)カンファ、二酸 化チタン、酸化亜鉛、シリカ、酸化鉄およびそれらの混合物からなる群から選択 したものがある。 有用な日焼け止め剤には、他に、1990年6月26日に発行されたSabatelliの米 国特許第4,937,370号、および1991年3月12日に発行されたSabatelliの米国特許 第4,999,186号に開示されているものがある。なお、これらの特許はこの明細書 の参考文献の一部である。これらの特許で開示された日焼け止め作用のある活性 物質には、単一分子に、2つの別々の発色団があり、これらは異なる紫外線吸収 スペクトルを示す。発色団の一つは主としてUVB放射線領域で吸収し、もう一 つはUVA放射線領域で強く吸収する。これらの日焼け止め作用のある活性物質 は、従来のものに比べて、高効率で、UV吸収の幅が広く、皮膚浸透性が低く、 また、効果の持続性が長い。これらの日焼け止め剤の中でとくに好適なのは、2 ,4-ジヒドロキシベンゾフェノンの4-N,N-(2-エチルヘキシル)メチルアミノ 安息香酸エステル、4-ヒドロキシジベンゾイルメタンの4-N,N-(2-エチルヘ キシル)メチルアミノ安息香酸エステル、2-ヒドロキシ-4-(2-ヒ ドロキシエトキシ)ベンゾフェノンの4-N,N-(2-エチルヘキシル)メチルアミ ノ安息香酸エステル、4-(2-ヒドロキシエトキシ)ジベンゾイルメタンの4-N, N-(2-エチルヘキシル)メチルアミノ安息香酸エステルおよびそれらの混合物か らなる群から選択したものがある。 一般的には、この明細書で有用な組成物は、約0.5〜約20%の日焼け止め 剤を含むことができる。正確な量は、選択した日焼け止め剤と所望の日焼け保護 因子(SPF)により変動する。SPFは発赤に対する日焼け止め剤の効果の目 安として使われている。この明細書の参考文献の一つである、連邦官報43巻1 66号38206-38269頁、1978年8月25日、を参照のこと。 ジヒドロキシアセトン、グリセルアルデヒド、インドール類およびそれらの誘 導体などを含む日に当たらずに日焼け作用のある活性物質も、この発明で有用で ある。これらの日に当たらずに日焼け作用のある活性物質は、日焼け止め剤と併 用して用いることもできる。 有用な活性物質には、他に、ハイドロキノン、アスコルビン酸、コージ酸およ びナトリウム-ビサルファイトを含むがこれらに限定されない皮膚漂白(または 色を薄くする)作用のある活性物質がある。 ヘアケア組成物に対してとくに有用な活性物質には、他に、亜鉛ピリチオン、 オクトピロックス、二硫化セレン、硫黄、コールタールなどのふけ止め作用のあ る活性物質がある。 有用な活性物質には、他に、発汗抑制作用のある活性物質がある。この明細書 で使用するのに適しているのは、発汗抑制活性を有する化合物、組成物またはそ れらの混合物を含むものである。分泌停止金属塩類、とくにアルミニウム、ジル コニウムおよび亜鉛の無機および有機塩類、並びにそれらの混合物は、この明細 書で使用するのに好適な発汗抑制物質である。アルミニウム-ハライド類、アル ミニウム-ヒドロキシ-ハライド類、ジルコニル-オキサイド-ハライド類、ジルコ ニル-ヒドロキシ-ハライド類およびそれらの混合物などのアルミニウムとジルコ ニウムの塩類はとくに好適である。 さらに、脱臭作用のある活性物質は、静菌剤の形でこの発明の組成物に加えら れる。適切な脱臭静菌剤には、2,2'-メチレンビス(3,4,6-トリクロロフェ ノール)、2,4,4'-トリクロロ-2'-ヒドロキシ(ジフェニルエーテル)、亜鉛フ ェノールスルホネート、2,2'-チオビス(4,6-ジクロロフェノール)、p-クロ ロ-m-キシレノール、ジクロロ-m-キシレノールなどがある。最も好適なのは、 2,4,4'-トリクロロ-2'-ヒドロキシ(ジフェニルエーテル)で、これは一般に トリクロサンとして知られており、Irgasan DP-300という商標でCiba-Geigy社か ら入手できる。トリクロサンを用いる場合、それは、組成物の重量で、約0.0 5〜約0.9%、好適には約0.1〜約0.5%の範囲で存在する。他の種類の静 菌剤には、N-ラウロイル-サルコシン-ナトリウム、N-パルミトイル-サルコシ ン-ナトリウム、ラウロイル-サルコシン、N-ミリストイル-グリシン、N-ラウ ロイル-サルコシン-カリウムおよびアルミニウム-クロルヒドロキシ-ラクテート (Chloracelという商標でReheis Chemical Co.から販売された)がある。コンディショナ この明細書で有用であり、かつ、ヘアケア組成物でとくに有用なコンディショ ニング剤には、炭化水素類、シリコーン流体およびカチオン性物質がある。 炭化水素類は直鎖または分岐鎖のいずれでもよく、約10〜約16個、好適に は約12〜約16個の炭素原子を含むことができる。適切な炭化水素類の例には 、デカン、ドデカン、テトラデカン、トリデカンおよびそれらの混合物がある。 この明細書で有用なシリコーン、コンディショニング剤には、環状または線状 ポリジメチルシロキサン類、フェニルおよびアルキル-フェニル-シリコーン類、 およびシリコーン、コポリオール類がある。線状揮発性シリコーン類の粘度は、 一般に、25℃で約5センチストークス未満であり、一方、環状物質の粘度は約 10センチストークス未満である。 この明細書で有用なカチオン性コンディショニング剤には、4級アンモニウム 塩類または脂肪族アミン類の塩類がある。これらのカチオン性コンディショニン グ剤は、この発明の錯体形成剤とは別に、コンディショニングする目的でこの明 細書で使われる。好適な4級アンモニウム塩類はジアルキル-ジメチル-アンモニ ウム-クロライドで、この場合アルキル基は12〜22個の炭素原子を持ち、長 鎖脂肪酸から導かれる。4級アンモニウム塩類の代表的な例には、ジタロウ-ジ メチル-アンモニウム-クロライド、ジタロウ-ジメチル-アンモニウム-メチル-サ ルフェート、ジヘキサデシル-ジメチル-アンモニウム-クロライドおよびジ(水素 化タロウ)アンモニウム-クロライドがある。この明細書で有用な4級アンモニウ ム塩類には、他に、タロウ-プロパン-ジアンモニウム-ジクロライドのようなジ カチオニックスがある。この明細書では、4級イミダゾリニウム塩類も有用であ る。この種の物質の例には、1-メチル-1-[(ステアロイルアミド)エチル]-2- ヘプタデシル-4,5-ジヒドロイミダゾリニウム-クロライド、1-メチル-1-[( パルミトイルアミド)エチル]-2-オクタデシル-4,5-ジヒドロイミダゾリニウ ム-クロライドおよび1-メチル-1-[(タロウアミド)エチル]-2-タロウ-イミダ ゾリニウム-メチル-サルフェートなどのC12-22アルキル基含有イミダゾリニウ ム塩類がある。この明細書では、脂肪族アミン類の塩類も有用である。この種の 化合物の例には、ステアリルアミン塩酸塩、ソイアミン塩酸塩およびステアリル アミン-フォーメートがある。有用なコンディショニング剤は、この明細書の参 考文献の一つである、1983年6月7日に発行されたBolichの米国特許第4,387,09 0号で開示されている。湿潤剤とモイスチャーライザ この発明の組成物は、1種以上の湿潤剤とモイスチャーライザを含むことがで きる。多種多様な物質を用いることができ、その各々の物質は、約0.1〜約2 0%、より好適には約1〜約10%、そして最も好適には約2〜約5%のレベル で存在させることができる。これらの物質には、尿素、グアニジン、グリコール 酸とグリコレート塩類(たとえば、アンモニウムと4級アルキル-アンモニウム )、乳酸とラクテート塩類(たとえば、アンモニウムと4級アルキル-アンモニ ウム)、種々の形態のアロエベラ(たとえば、アロエベラ・ゲル)、ソルビトー ル、グリセロール、ヘキサントリオール、プロビレン-グリコール、ブチレン- グリコール、ヘキシレン-グリコールなどのポリヒドロキシ-アルコール類、ポリ エチレン-グリコール類、砂糖と澱粉、砂糖と澱粉誘導体(たとえば、アルコキ シ-グルコース)、ヒアルロン酸、ラクタミド-モノエタノールアミン、アセタミ ド-モノエタノールアミンおよびそれらの混合物がある。好適な湿潤剤兼モイス チャーライザは、グリセロール、ブチレン-グリコール、ヘキシレン-グリコール およびそれらの混合物である。界面活性剤 この発明の組成物、とくにシャンプーとコンディショナの両組成物は1種以上 の界面活性剤を含むことができる。これらの界面活性剤は、この発明の組成物の キャリアにとって有用な付加物であり、この発明のコポリマーを溶かしたり、分 散したり、またはコポリマーと錯体を形成する必要はない。シャンプーでは、レ ベルは組成物の、好適には約10〜約30%、より好適には約12〜約25%で ある。コンディショナでは、界面活性剤の好適なレベルは、約0.2〜約3%で ある。この発明の組成物で有用な界面活性剤には、アニオン性、非イオン性、カ チオン性、双性イオン性および両性の各界面活性剤がある。この明細書で有用な 多種多様な界面活性剤が、1992年9月29日に発行されたMcCallらの米国特許第5, 151,209号、1992年9月29日に発行されたSteuriらの米国特許第5,151,210号、お よび1992年6月9日に発行されたWellsらの米国特許第5,120,532号で開示されて いる。なお、これらの特許はすべてこの明細書の参考文献の一部である。 これらの界面活性剤の非制限例には、アルキル-サルフェート類やアルキル-エ ーテル-サルフェート類などのアニオン性界面活性剤がある。これらの物質の化 学式は、それぞれ、 ROSO3MおよびRO(C24O)xSO3M であり、式中、Rは炭素原子数が約10〜約20個のアルキルまたはアルケニル であり、xは1〜10であり、そしてMはアンモニウム、ナトリウム、カリウム などの水溶性カチオンおよびトリエタノールアミンである。適切な別種のアニオ ン性界面活性剤は、下記式の有機、硫酸反応生成物の水溶性塩類である: R1−SO3−M 式中、R1は炭素原子数が約8〜約24個、好適には約12〜約18個の直鎖ま たは分岐鎖の飽和脂肪族炭化水素基からなる群から選択し、そしてMはカチオン である。アニオン性合成界面活性剤の例には、さらに、イセチオン酸でエステル 化し、次いで水酸化ナトリウムで中和した脂肪酸(たとえば、ココナッツ油から 導かれる脂肪酸)の反応生成物;すなわち、脂肪酸が、たとえば、ココナッツ油 から導かれた、メチル-タウライドの脂肪酸アミドのナトリウムまたはカリウム 塩がある。アニオン性合成界面活性剤の例には、さらに他に、サクシナメート類 、炭素原子数が約12〜約24個であるオレフィン-スルホネート類、およびb- アルキルオキシ-アルカン-スルホネート類と呼ばれる種類がある。他に、非石鹸 系合成アニオン性界面活性剤が、この明細書の参考文献の一つである、Allured Publishing社から発行されたMcCutcheon's Detergent and Emulsifiers ,1984 A nnual に多数記載されている。この明細書の参考文献の一つである、1975年12月3 0日に発行されたLaughlinらの米国特許第3,929,678号にも、他の多くのアニオン 性界面活性剤並びに他の種類の界面活性剤が開示されている。 この明細書で有用な非イオン性界面活性剤は、アニオン性、両性または双性イ オン性の各界面活性剤と併用することが好ましい。これらの非イオン性界面活性 剤は、有機疎水性化合物(脂肪族かアルキル芳香族系である)とアルキレン-オ キサイド基(親水性である)の縮合によりつくられる化合物として幅広く定義す ることができる。 この発明の組成物において有用なカチオン性界面活性剤は、すべてがこの明細 書の参考文献の一部である、下記文書で開示されている。すなわち、M.C.Publi shing Co.,McCutcheon's Detergent and Emulsifiers (北米版1979):ニュ ーヨークのInterscience Publishersから1949年に発行されたSchwartzらのSurfa ce Active Agents ,Their Chemistry and Technology ;1964年11月3日に発行さ れたHilferの米国特許第3,155,591号:1975年12月30日に発行 されたLaughlinらの米国特許第3,929,678号:1976年5月25日に発行されたBaile yらの米国特許第3,959,461号:1983年6月7日に発行されたBolich,Jr.の米国 特許第4,387,090号である。カチオン性界面活性剤は、この発明の組成物に加え られる場合は、約0.05〜約5%の範囲で存在する。 双性イオン性界面活性剤は、脂肪族4級アンモニウム、ホスホニウムおよびス ルホニウム化合物の誘導体として幅広く記述できるものにより例示できる。ここ で、脂肪族基は直鎖または分岐鎖であり、また、脂肪族置換基の一つは約8〜約 18個の炭素原子を含み、さらに、置換基には、たとえば、カルボキシ、スルホ ネート、サルフェート、ホスフェートまたはホスホネートなどのアニオン性の水 溶性にする基が含まれている。ベタイン類などの他の双性イオン性界面活性剤も 、この発明で使用できる。ベタイン類の例には、ココ-ジメチル-カルボキシメチ ル-ベタイン、ラウリル-ジメチル-カルボキシメチル-ベタイン、ラウリル-ジメ チル-アルファカルボキシエチル-ベタイン、セチル-ジメチル-カルボキシメチル -ベタイン、ラウリル-ビス-(2-ヒドロキシエチル)-カルボキシメチル-ベタイン 、ステアリル-ビス-(2-ヒドロキシプロピル)-カルボキシメチル-ベタイン、オ レイル-ジメチル-ガンマカルボキシプロピル-ベタイン、ラウリル-ビス-(2-ヒ ドロキシプロピル)-アルファカルボキシメチル-ベタイン、ココ-ジメチル-スル ホプロピル-ベタイン、ステアリル-ジメチル-スルホプロピル-ベタイン、ラウリ ル-ジメチル-スルホエチル-ベタイン、ラウリル-ビス-(2-ヒドロキシエチル)- スルホプロピル-ベタインなどの高級アルキル-ベタイン類;およびアミドベタイ ン類とアミドスルホベタイン類がある(ここでRCONH(CH2)3基がベタイン の窒素原子に結合している)。 この発明の組成物で使用できる両性界面活性剤の例には、脂肪族2級および3 級アミン類の誘導体として幅広く記述できるものがある。ここで、脂肪族基は直 鎖または分岐鎖であり、また、脂肪族置換基の一つは約8〜約18個の炭素原子 を含み、さらに、置換基には、たとえば、カルボキシ、スルホネート、サルフェ ート、ホスフェートまたはホスホネートなどのアニオン性の水溶性にする基が含 まれている。この定義に収まる化合物の例には、3-ドデシル-アミノプロピオン 酸ナトリウム、3-ドデシル-アミノプロパンスルホン酸ナトリウム、米国特許第 2,658,072号の開示に従ってイセチオン酸ナトリウムとドデシルアミンを反応さ せてつくられるN-アルキルタウリン類、米国特許第2,438,091号の開示に従って つくられるN-高級アルキルアスパラギン酸および米国特許第2,528,378号に記載 され、かつ、「Miranol」という商品名で販売されているものがある。カルボン酸コポリマー増粘剤 この明細書の組成物で有用なもう一つの成分は、カルボン酸コポリマー増粘剤 である。これらの架橋ポリマーには、アクリル酸や置換アクリル酸、およびこれ らのアクリル酸や置換アクリル酸の塩類やエステル類から導かれた一つ以上のモ ノマーが含まれている。ここで、架橋剤は2つ以上の炭素−炭素二重結合を含ん でおり、多価アルコールから導かれる。これらのポリマーは、この発明の脂肪酸 に加えて、増粘作用を与えるために含まれており、この発明のコポリマーを溶か したり分散させる必要はなく、また、これらのコポリマーと錯体を形成する必要 もない。この明細書で使用するのに好適なポリマーは、一般に2種類ある。第1 の種類のポリマーは、アクリル酸モノマーまたはその誘導体の架橋ホモポリマー である(たとえば、アクリル酸には第2および第3炭素位置に、C1-4アルキル 、-CN、-COOHおよびそれらの混合物からなる群から独立に選択した置換基 がある)。第2の種類のポリマーは、アクリル酸モノマーまたはその誘導体(す ぐ上のセンテンスで説明した)、短鎖アルコール(すなわち、C1-4)-アクリレ ート-エステル・モノマーまたはそれらの誘導体(たとえば、エステルのアクリ ル酸部分には第2および第3炭素位置に、C1-4アルキル、-CN、-COOHお よびそれらの混合物からなる群から独立に選択した置換基がある)およびそれら の混合物からなる群から選択した第1のモノマー;および長鎖アルコール(すな わち、C8-40)アクリレート-エステル・モノマーまたはそれらの誘導体(たと えば、エステルのアクリル酸部分には第2および第3炭素位置に、C1-4アルキ ル、-CN、-COOHおよびそれらの混合物からなる群から独立に選択 した置換基がある)である第2モノマーを有する架橋コポリマーである。この明 細書では、これら2種類のポリマーの併用も有用である。 第1の種類の架橋ホモポリマーでは、モノマーは、アクリル酸、メタクリル酸 、エタクリル酸およびそれらの混合物から選択するのが好ましく、中でもアクリ ル酸が最も好ましい。第2の種類の架橋コポリマーでは、アクリル酸モノマーま たはその誘導体は、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸およびそれらの混 合物からなる群から選択するのが好ましく、中でもアクリル酸、メタクリル酸お よびそれらの混合物が最も好ましい。短鎖アルコール-アクリレート-エステル・ モノマーまたはその誘導体は、C1-4アルコール-アクリレート-エステル類、C1 -4アルコール-メタクリレート-エステル類、C1-4アルコール-エタクリレ-エス テル類、およびそれらの混合物からなる群から選択するのが好ましく、C1-4ア ルコール-アクリレート-エステル類、C1-4アルコール-メタクリレート-エステ ル類、およびそれらの混合物が最も好ましい。長鎖アルコール-アクリレート-エ ステル・モノマーは、C8-40アルキル-アクリレート-エステル類から選択し、C 8-30アルキル-アクリレート-エステル類が好ましい。 これら両種類のポリマーにおいて、架橋剤は分子あたり1個以上のアルケニル -エーテル基を含む多価アルコールのポリアルケニル-ポリエーテルであり、ここ で、親の多価アルコールには、3個以上の炭素原子と3個以上のヒドロキシル基 がある。好適な架橋剤は、スクロースのアリル(allyl)-エーテル類とペンタエ リスリトールのアリル(allyl)-エーテル類およびそれらの混合物からなる群か ら選択したものである。この発明で有用なこれらのポリマーは、1992年2月11日 に発行されたHaffeyらの米国特許第5,087,445号、1985年4月5日に発行されたH uangらの米国特許第4,509,949号、1957年7月2日に発行されたBrownの米国特許 第2,798,053号にさらに詳細に記載されている。なお、これらの特許はこの明細 書の参考文献の一部である。これもこの明細書の参考文献の一つである、CTF A International Cosmetic Ingredient Dictionary ,第4版,1991,12と8 0頁も参照のこと。 この明細書で有用な商業的に利用できる第1の種類のホモポリマーの例には、 スクロースのアリル(allyl)-エーテル類またはペンタエリスリトールを用いて 架橋したアクリル酸のホモポリマーであるcarbomerがある。carbomerはB.F. 用な商業的に利用できる第2の種類のコポリマーの例には、スクロースのアリル (allyl)-エーテルまたはペンタエリスリトールを用いて架橋した、アクリル酸 、メタクリル酸またはそれらの短鎖(すなわち、C1-4アルコール)エステル類 の中の1種以上のモノマーとC10-30アルキル-アクリレートのコポリマーがある 。これらのコポリマーは、アクリレート類とC10-30アルキル-アクリレート Pemulene TR-2としてB.F.Goodrich社から商業的に利用できる。言い換えると、 この明細書で有用なカルボン酸ポリマー増粘剤の例には、carbomer類、アクリレ ート類とC10-30アルキル-アクリレートのクロスポリマーおよびそれらの混合物 からなる群から選択したものがある。 この発明の組成物は、約0.025〜約1%、より好適には約0.05〜約0. 75%、そして最も好適には約0.10〜約0.50%のカルボン酸ポリマー増粘 剤を含むことができる。乳化剤 この明細書の組成物は種々の乳化剤を含むことができる。これらの乳化剤は、 この明細書の組成物の種々のキャリア成分を乳化するのに役立つものであり、こ の発明のコポリマーを溶かしたり、分散する必要はない。適切な乳化剤には先行 特許および他の文献で開示された多種多様な非イオン性、カチオン性、アニオン 性および双性イオン性の各乳化剤がある。Allured Publishing社から発行された McCutcheonのDetergent and Emulsifiers,北米版(1986);1991年4月30日に発 行されたCiottiらの米国特許第5,011,681号;1983年12月20日に発行されたDixon らの米国特許第4,421,769号;および1973年8月28日に発行されたDickertらの米 国特許第3,755,560号を参照のこと。なお、これらの文 献や特許はすべてこの明細書の参考文献の一部である。 適切な種類の乳化剤には、グリセリンのエステル類、プロピレン-グリコール のエステル類、ポリエチレン-グリコールの脂肪酸エステル類、ポリプロピレン- グリコールの脂肪酸エステル類、ソルビトールのエステル類、ソルビタン無水物 のエステル類、カルボン酸コポリマー類、グルコースのエステル類とエーテル類 、エトキシ-エーテル類、エトキシ-アルコール類、アルキル-ホスフェート類、 ポリオキシエチレン-脂肪族エーテル-ホスフェート類、脂肪酸アミド類、アシル -ラクチレート類、石鹸およびそれらの混合物がある。 適切な乳化剤には、ポリエチレン-グリコール20 ソルビタン-モノラウレート (Polysorbate 20)、ポリエチレン-グリコール5 ソヤ-ステロール、Steareth- 20、Ceteareth-20、PPG-2メチル-グルコース-エーテル-ジステアレート、Ceteth -10、Polysorbate 80、セチル-ホスフェート、セチルリン酸カリウム、ジエタノ ールアミン-セチル-ホスフェート、Polysorbate 60、グリセリル-ステアレート 、PEG-100ステアレートおよびそれらの混合物があるがこれらに限定されない。 乳化剤は個別でも、または、2種以上の混合物としても使用でき、また、この発 明の組成物は約0.1〜約10%、より好適には約1〜約7%、そして最も好適 には約1〜約5%の乳化剤を含むことができる。皮膚軟化剤 この発明の方法において有用な組成物は、随意に1種以上の皮膚軟化剤も含む ことができる。適切な皮膚軟化剤の例には、揮発性および非揮発性のシリコーン 油、分岐鎖の多い炭化水素類、非極性カルボン酸とアルコール-エステル類およ びそれらの混合物があるが、これらに限定されるわけではない。この発明で有用 な皮膚軟化剤は、さらに、この明細書の参考文献の一つである、1990年4月24日 に発行されたDecknerらの米国特許第4,919,934号に記載されている。 この発明で有用な組成物は、重量で、通常約1〜約50%、好適には約1〜約 25%、そしてより好適には約1〜約10%の皮膚軟化剤を全体として含むこと ができる。追加成分 多種多様な追加成分をこの明細書の組成物に加えることができる。これらの非 制限追加成分の例には、ビタミン類とその誘導体(たとえば、アスコルビン酸、 ビタミンE、トコフェリル-アセテート、レチン酸、レチノール、レチノイド類 など)、低pH増粘剤(たとえば、ポリアクリルアミドとC13-14イソパラフィ ンおよびSeppic社からSepigelとして利用できるlaureth-7)、Allied Colloids からSalcare SC92として利用できるpolyquaterniumおよび鉱油、Allied Colloid sからSalcare SC95として利用できる架橋メチル4級ジメチルアミノメタクリレ ートと鉱油、樹脂類、ゴム類およびキサンタンゴム、カルボキシメチル-セルロ ーズ、ヒドロキシメチル-セルローズ、ヒドロキシエチル-セルローズ、アルキル 変性ヒドロキシアルキル-セルローズ(たとえば、セチル-ヒドロキシエチル-セ ルローズなどの長鎖アルキル変性ヒドロキシエチル-セルローズ)およびマグネ シウム-アルミニウム-シリケートなどの増粘剤、カチオン性ポリマーと増粘剤( たとえば、ローヌ、プーランからJaguar Cシリーズとして入手できる、グアル- ヒドロキシプロピルトリモニウム-クロライドとヒドロキシプロピル-グアル-ヒ ドロキシプロピルトリモニウム-クロライドなどのカチオン性グアルゴム誘導体 )、膜形成特性と組成物の本質的必要性を補助するポリマー(たとえば、エイコ センとビニルピロリドンのコポリマーで、その1例はGAF ステアレートなどの浮遊剤、組成物の抗菌性を維持する防腐剤、DMSO、1- ドデシルアザシクロペンタン-2-オン(Upjohn Co.からAzoneとして入手できる )などの皮膚浸透助剤、酸化防止剤、キレート化剤と金属イオン封鎖剤、および 香料、着色剤、精油、皮膚知覚剤、アストリンゼン、皮膚鎮静剤、皮膚治癒剤な どの美観成分がある。なお、最後に挙げた美観成分の非制限例には、パンテノー ルとその誘導体(たとえば、エチル-パンテノール)、パントテン酸とその誘導 体、クローブ油、メントール、しょうのう、ユーカリ油、オイゲノール、メチル -ラクテート、ウイッチヘーゼル留出物、アラントイン、ビザバロール、ジ カリウム-グリシリジネートなどがある。ヘアケアおよびスキンケア組成物の使用方法 この発明のヘアケアおよびスキンケア組成物は、ヘアケア組成物については髪 のスタイリング、ホールディング、クレンジング、コンディショニングなどのそ の製品に適切な効果を、また、スキンケア組成物の場合は、モイスチャーリゼー ション、日焼け止め、にきび止め、しわ止め、人工的な日焼け、鎮痛、および他 の美容上および薬事的効果を発揮するために普通の方法で使用できる。この種の 使用方法は、用いる組成物の種類に左右されるが、一般に、髪または皮膚に塗布 する有効量の製品が含まれている。次いで、これらは髪や皮膚からすすがれる( シャンプーや一部のコンディショニング剤の場合)か、髪(スプレイ、ムースま たはジェル製品の場合)または皮膚(スキンケア組成物の場合)にそのまま残さ れる。「有効量」とは、所望の効果を発揮するのに十分な量を意味する。ヘアリ ンス・ムースおよびジェル製品は、髪を湿らせるために髪を乾燥し、スタイリン グする前に、塗布するのが好ましい。そのような組成物を髪に塗布した後に、ユ ーザーは通常の方法で髪を乾燥し、スタイルする。ヘア・スプレイは、通常、乾 燥とスタイリングがなされた後、乾燥した髪に塗布する。美容および薬剤局所ス キンケア組成物は、皮膚に塗布し、擦り込まれる。 実施例 下記実施例により、この発明の範囲にある好適な実施例についてさらに詳しく 説明する。この発明の精神と範囲を逸脱することなく、この発明の多数の変形態 様が可能であるから、これらの実施例は説明のためだけのものでありこの発明を 制約するものと解釈すべきではない。 成分は化学名またはCTFA名で確認している。 以下の合成方法は、この発明のコポリマーの合成に有用な方法の代表例である 。 実施例1 ポリ[(t-ブチル-アクリレート)-(ジメチルアミノプロピルアクリルアミド)-グ ラフト-ポリジメチルシロキサン]の合成 70部のt-ブチル-アクリレート、10部のジメチルアミノプロピルアクリル アミドおよび20部の分子量13,000のポリジメチルシロキサン・マクロモノマー (ミネソタ州セントポールの3M社から商業的に利用できる)をフラスコに入れ る。反応溶媒としてアセトンを加え、モノマー濃度を20%にする。反応容器を 不活性ガス、好適には窒素またはアルゴンでパージする。開始剤である、2,2' -アゾビスイソブチロニトリルを所望の分子量に適したレベルで添加する。通常 これは、モノマーの量に対して約0.5〜約1.0%の範囲にある。60℃まで加 熱し、攪拌しながら、6時間60℃に保つ。次いで、室温まで冷却して反応を止 める。オーブンの中で反応溶媒を除去してポリマーを精製する。 実施例2 ポリ[(t-ブチル-アクリレート)-(ジメチルアミノエチルメタクリレート)-グラ フト-ポリジメチルシロキサン]の合成 60部のt-ブチル-アクリレート、20部のジメチルアミノエチルメタクリレ ートおよび20部の分子量13,000のポリジメチルシロキサン・マクロモノマー( ミネソタ州セントポールの3M社から商業的に利用できる)をフラスコに入れる 。反応溶媒としてアセトンを加え、モノマー濃度を20%にする。反応容器を不 活性ガス、好適には窒素またはアルゴンでパージする。開始剤である、2,2'- アゾビスイソブチロニトリルを所望の分子量に適したレベルで添加する。通常こ れは、モノマーの量に対して約0.5〜約1.0%の範囲にある。60℃まで加熱 し、攪拌しながら、6時間60℃に保つ。次いで、室温まで冷却して反応を止め る。オーブンの中で反応溶媒を除去してポリマーを精製する。実施例3 ポリ[(t-ブチル-アクリレート)-(ジメチルアミノエチルメタクリレート)-(2- エチルヘキシルメタクリレート) 70部のt-ブチル-アクリレート、10部のジメチルアミノエチルメタクリレ ートおよび20部の2-エチルヘキシルメタクリレートをフラスコに入れる。反 応溶媒としてアセトンを加え、モノマー濃度を20%にする。反応容器を不活性 ガス、好適には窒素またはアルゴンでパージする。開始剤である、2,2'-アゾ ビスイソブチロニトリルを所望の分子量に適したレベルで添加する。通常これは 、モノマーの量に対して約0.5〜約1.0%の範囲にある。60℃まで加熱し、 攪拌しながら、6時間60℃に保つ。次いで、室温まで冷却して反応を止める。 オーブンの中で反応溶媒を除去してポリマーを精製する。 実施例4 ポリ[(t-ブチル-アクリレート)-(ジメチルアミノプロピルアクリルアミドラフ ト-ポリイソブチレン]の合成 70部のt-ブチル-アクリレート、10部のジメチルアミノプロピルアクリル アミドおよび20部のポリイソブチレン・マクロモノマーをフラスコに入れる。 反応溶媒としてアセトンを加え、モノマー濃度を20%にする。反応容器を不活 性ガス、好適には窒素またはアルゴンでパージする。開始剤である、2,2'-ア ゾビスイソブチロニトリルを所望の分子量に適したレベルで添加する。通常これ は、モノマーの量に対して約0.5〜約1.0%の範囲にある。60℃まで加熱し 、攪拌しながら、6時間60℃に保つ。次いで、室温まで冷却して反応を止める 。オーブンの中で反応溶媒を除去してポリマーを精製する。 実施例5 ポリ[(t-ブチル-アクリレート)-(ジメチルアミノエチルメタクリレート)-グラ フト-ポリイソブチレン]の合成 60部のt-ブチル-アクリレート、20部のジメチルアミノエチルメタクリレ ートおよび20部のポリイソブチレン・マクロモノマーをフラスコに入れる。反 応溶媒としてアセトンを加え、モノマー濃度を20%にする。反応容器を不活性 ガス、好適には窒素またはアルゴンでパージする。開始剤である、2,2'-アゾ ビスイソブチロニトリルを所望の分子量に適したレベルで添加する。通常これは 、モノマーの量に対して約0.5〜約1.0%の範囲にある。60℃まで加熱し、 攪拌しながら、6時間60℃に保つ。次いで、室温まで冷却して反応を止める。 オーブンの中で反応溶媒を除去してポリマーを精製する。実施例6 ポリ[(t-ブチル-アクリレート)-(ジメチルアミノエチルメタクリレート)-(2- エチルヘキシルメタクリレート)]の合成 70部のt-ブチル-アクリレート、10部のジメチルアミノエチルメタクリレ ートおよび20部の2-エチルヘキシルメタクリレートをフラスコに入れる。反 応溶媒としてアセトンを加え、モノマー濃度を20%にする。反応容器を不活性 ガス、好適には窒素またはアルゴンでパージする。開始剤である、2,2'-アゾ ビスイソブチロニトリルを所望の分子量に適したレベルで添加する。通常これは 、モノマーの量に対して約0.5〜約1.0%の範囲にある。60℃まで加熱し、 攪拌しながら、6時間60℃に保つ。次いで、室温まで冷却して反応を止める。 オーブンの中で反応溶媒を除去してポリマーを精製する。 用いたモノマーとマクロモノマーを変えることにより、上の実施例1−6で与 えられた一般的方法はこの発明の他のコポリマーの製造に使用できる。 実施例7 この発明のヘア・コンディショナ組成物の代表例を下に示す。 [成分] [重量%] 水 全部で100% 疎水性変性ヒドロキシエチルセルローズ[1] 0.25% ステアラルコニウム-クロライド 0.87% セチル-アルコール 1.85% ステアリル-アルコール 0.21% ステアラミドプロピル-ジメチルアミン 0.50% メチルクロロイソチアゾリノン- 0.03% メチルイソチアゾリノン 香料 0.33% コポリマー#1 2.00% ミリストレイン酸 0.27% シクロメチコンD4 9.63% [2]GEから商業的に利用できる[3] Akzoから商業的に利用できる この製品は、コポリマー#1をシクロメチコンD4(溶媒)に分散し、次いで ミリストレイン酸を加えてつくる。その溶液を65℃に加熱し、溶媒へのコポリ マーの添加を容易にするために適切なホモジナイザを用いる。他の成分(Kathon と香料を除く)を、固体を溶融するのに十分高い温度(80℃)で別の容器で混 合する。ポリマーと溶媒の混合物およびジメチコン・ゴムを45℃以下に冷却し た後、他の成分に別々に加える。最後に、Kathonと香料を加え、生成物を室温ま で冷却する。この組成物を髪に塗布すると、コンディショニングとスタイリング 効果が得られ、この効果が持続する。 実施例8 この発明のヘア・コンディショナ組成物の代表例を下に示す。 [成分] [重量%] 水 全部で100% 疎水性変性ヒドロキシエチルセルローズ[1] 0.50% ステアラルコニウム-クロライド 0.87% セチル-アルコール 1.85% ステアリル-アルコール 0.21% ステアラミドプロピル-ジメチルアミン 0.50% メチルクロロイソチアゾリノン- 0.03% メチルイソチアゾリノン 香料 0.33% コポリマー#2 2.00% オレイン酸 0.71% イソドデカン 9.63% [2]GEから商業的に利用できる この製品は、コポリマー#2をイソドデカン(溶媒)に分散し、次いでオレイ ン酸を加えてつくる。その溶液を65℃に加熱し、溶媒へのコポリマーの添加を 容易にするために適切なホモジナイザを用いる。他の成分(Kathonと香料を除く )を、固体を溶融するのに十分高い温度(80℃)で別の容器で混合する。ポリ マーと溶媒の混合物およびジメチコン・ゴムを45℃以下に冷却した後、他の成 分に別々に加える。最後に、Kathonと香料を加え、生成物を室温まで冷却する。 この組成物を髪に塗布すると、コンディショニングとスタイリングの効果が得ら れ、この効果が持続する。 実施例9 この発明のヘア・シャンプー組成物の代表例を下に示す。 [成分] [重量%] 水 全部で100% ラウリル硫酸アンモニウム 3.14% Laureth硫酸アンモニウム 13.56% セチル-アルコール 0.45% ステアリル-アルコール 0.19% ココ-モノエタノールアミド 3.00% エチレン-グリコール-ジステアレート 2.00% トリセチル-メチル-アンモニウム-クロライド 0.50% メチルクロロイソチアゾリノン- 0.03% メチルイソチアゾリノン 香料 0.20% コポリマー#1 4.00% パルミトレイン酸 0.60% イソドデカン 7.40% この製品は、コポリマー#1をイソドデカン(溶媒)に分散し、次いでパルミ トレイン酸を加えてつくる。その溶液を65℃に加熱し、溶媒へのコポリマーの 添加を容易にするために適切なホモジナイザを用いる。他の成分を、固体を溶融 するのに十分高い温度で別の容器で混合する。ポリマーと溶媒の混合物を冷却し た後、他の成分に別々に加える。この組成物を髪に塗布すると、クレンジングと スタイリングの効果が得られ、この効果が持続する。 実施例10 この発明のヘア・シャンプー組成物の代表例を下に示す。 [成分] [重量%] 水 全部で100% ココアミドプロピル-ベタイン 8.30% ラウリル硫酸アンモニウム 2.12% Laureth硫酸アンモニウム 6.35% ココ-モノエタノールアミド 1.50% ヒドロキシプロピル-メトセルローズ(K15) 0.25% エチレン-グリコール-ジステアレート 1.50% トリセチル-メチル-アンモニウム-クロライド 0.50% メチルクロロイソチアゾリノン- 0.03% メチルイソチアゾリノン 香料 0.20% コポリマー#1 3.00% オレイン酸 0.50% イソドデカン 10.00%[1] Akzoから商業的に利用できる この製品は、コポリマー#1をイソドデカン(溶媒)に分散し、次いでオレイ ン酸を加えてつくる。その溶液を65℃に加熱し、溶媒へのコポリマーの添加を 容易にするために適切なホモジナイザを用いる。他の成分を、固体を溶融するの に十分高い温度で別の容器で混合する。ポリマーと溶媒の混合物を冷却した後、 他の成分に別々に加える。 実施例11 この発明のヘア・スタイリング・ジェル組成物の代表例を下に示す。 [成分] [重量%] ポリマー溶媒ミックス コポリマー#1 1.25% パルミトレイン酸 0.19% プレミックス 水 43.00% 水素化ジタロウジモニウム-クロライド 1.00% (Quaternium-18) メインミックス 水 48.47% トリエタノールアミン 1.00% パンテノール 0.05% 香料 0.20%[1] C11-C12イソパラフィン、Exxon Chemical Co.から入手できる トレイン酸を加えてつくる。その溶液を65℃に加熱し、溶媒へのコポリマーの 添加を容易にするために適切なホモジナイザを用いる。Quaternium-18を80℃ で水と混合する。ポリマーと溶媒の混合物を、高低いずれかの温度でプレミック スを含有するQuaternium-18に加える。他の成分を周辺温度で別の容器で 混合する。Quaternium-18プレミックスとポリマー/溶媒の混合物を必要により冷 却し、他の成分に加える。この組成物を髪に塗布すると、クレンジングとスタイ リングの効果が得られ、この効果が持続する。 実施例12 この発明のスプレイーオン・ジェル・ヘア組成物の代表例を下に示す。 [成分] [重量%] 水 全部で100% タロウトリモニウム-クロライド 0.10% 水素化ジタロウジモニウム-クロライド 0.90% (Quaternium-18) パンテノール 0.05% 香料 0.20% コポリマー#3 1.00% オレイン酸 0.18% ヘキサメチル-ジシロキサン 3.00% この製品は、コポリマー#2をヘキサメチル-ジシロキサン(溶媒)に分散し 、次いでオレイン酸を加えてつくる。その溶液を65℃に加熱し、溶媒へのコポ リマーの添加を容易にするために適切なホモジナイザを用いる。他の成分を、固 体を溶融するのに十分高い温度(70℃)で別の容器で混合する。ポリマーと溶 媒の混合物を高低いずれかの温度で他の成分に加える。この組成物を髪に塗布す ると、コンディショニングとスタイリングの効果が得られ、この効果が持続する 。実施例13 この発明のヘア・スタイリング・リンス組成物の代表例を下に示す。 [成分] [重量%] プレミックスA 水 8.14% ジタロウジモニウム-クロライド(Varisoft 470) 1.43% アモジメチコン 0.10% プレミックスB 水 5.45% ステアラルコニウム-クロライド 0.30% パンテノールDL 0.225% パンチル-エチル-エーテル 0.025% メインミックス 水 67.05% 疎水性変性ヒドロキシエチルセルローズ[1] 1.23% キサンタン・ゴム 0.25% クエン酸 0.02% クエン酸ナトリウム 0.09% セチル-アルコール 0.12% ステアリル-アルコール 0.08% ポリマー溶媒ミックス コポリマー#1 2.00% シクロメチコンD4 10.00% ミリストレイン酸 0.30% メチルクロロイソチアゾリノン- 0.03% メチルイソチアゾリノン 香料 0.33% ベンジル-アルコール 0.50% [2]GEから商業的に利用できる この製品は、コポリマー#1をシクロメチコンD4(溶媒)に分散し、次いで ミリストレイン酸を加えてつくる。その溶液を65℃に加熱し、溶媒へのコポ リマーの添加を容易にするために適切なホモジナイザを用いる。プレミックスA とBを70℃で材料を配合してつくる。プレミックスAはコロイド・ミルに通し て、38℃まで冷却する。「メインミックス」の成分を、ベンジル-アルコール を除いて、65℃で混合する。次いで、ポリマー溶液を「メインミックス」に添 加する。メインミックスをコロイド・ミルに通して、38℃まで冷却する。プレ ミックスとメインミックスを38℃で配合する。次いで、ベンジル-アルコール を加える。この組成物を髪に塗布すると、コンディショニングとスタイリングの 効果が得られ、この効果が持続する。 実施例14 この発明のヘア・スタイリング・ムース組成物の代表例を下に示す。 [成分] [重量%] 水 全部で100% タロウトリモニウム-クロライド 0.10% 水素化ジタロウジモニウム-クロライド 0.90% (Quaternium-18) ラウラミン-オキサイド 0.20% パンテノール 0.05% 香料 0.20% コポリマー#2 1.00% オレイン酸 0.36% ヘキサメチル-ジシロキサン 3.00% イソブタン 7.00% この製品は、コポリマー#2をヘキサメチル-ジシロキサン(溶媒)に分散し 、次いでオレイン酸を加えてつくる。その溶液を65℃に加熱し、溶媒へのコポ リマーの添加を容易にするために適切なホモジナイザを用いる。他の成分(イソ ブタンを除く)を、固体を溶融するのに十分高い温度(70℃)で別の容器で混 合する。ポリマーと溶媒の混合物をこれらが冷却された後、他の成分に加える。 ア ルミニウム・エアロゾル缶に93部のこのバッチを充填し、位置にクリンプされ ているバルブを取り付け、最後に7部のイソブタンを圧入する。この組成物を髪 に塗布すると、コンディショニングとスタイリングの効果が得られ、この効果が 持続する。 実施例15 この発明のヘア・スタイリング・スプレイ組成物の代表例を下に示す。 [成分] [重量%] 水 全部で100% パンテノール 0.05% 香料 0.20% コポリマー#1 2.00% パルミトレイン酸 0.30% シクロメチコンD4 7.00% イソブタン 25.00% この製品は、コポリマー#1をシクロメチコンD4(溶媒)に分散し、次いで バルミトレイン酸を加えてつくる。その溶液を65℃に加熱し、溶媒へのコポリ マーの添加を容易にするために適切なホモジナイザを用いる。他の成分(イソブ タンを除く)を、別の容器で混合する。ポリマーと溶媒の混合物を他の成分に加 える。アルミニウム・エアロゾル缶に75部のこのバッチを充填し、位置にクリ ンプされているバルブを取り付け、最後に25部のイソブタンを圧入する。この 組成物を髪に塗布すると、コンディショニングとスタイリングの効果が得られ、 この効果が持続する。 実施例4−12で規定された組成物を普通の方法で髪に塗布すると、髪に粘着 性のある・こわばった感じを残すことなく、髪をコンディショニングし、スタイ リングする効果が得られ、この効果が持続する。 実施例16 この発明のヘア・スタイリング・リンス組成物の代表例を下に示す。 [成分] [重量%] プレミックスA 水 8.14% ジタロウジモニウム-クロライド(Varisoft 470) 1.43% アモジメチコン 0.10% プレミックスB 水 5.45% ステアラルコニウム-クロライド 0.30% パンテノールDL 0.225% パンチル-エチル-エーテル 0.025% メインミックス 水 70.47% 疎水性変性ヒドロキシエチルセルローズ[1] 1.23% キサンタン・ゴム 0.25% クエン酸 0.02% クエン酸ナトリウム 0.09% セチル-アルコール 0.12% ステアリル-アルコール 0.08% ポリマー溶媒ミックス コポリマー#1 2.00% シクロメチコンD4 6.58% ミリストレイン酸 0.30% メチルクロロイソチアゾリノン- 0.03% メチルイソチアゾリノン 香料 0.33% ベンジル-アルコール 0.50% [2]GEから商業的に利用できる この製品は、コポリマー#1をシクロメチコンD4(溶媒)に分散し、次いで ミリストレイン酸を加えてつくる。その溶液を65℃に加熱し、溶媒へのコポリ マーの添加を容易にするために適切なホモジナイザを用いる。プレミックスAと Bを70℃で材料を配合してつくる。プレミックスAはコロイド・ミルに通して 、38℃まで冷却する。「メインミックス」の成分を、ベンジル-アルコールを 除いて、65℃で混合する。次いで、ポリマー溶液を「メインミックス」に添加 する。メインミックスをコロイド・ミルに通して、38℃まで冷却する。プレミ ックスとメインミックスを38℃で配合する。次いで、ベンジル-アルコールを 加える。この組成物を髪に塗布すると、コンディショニングとスタイリングの効 果が得られ、この効果が持続する。 実施例17 この発明のヘア・スタイリング・リンス組成物の代表例を下に示す。 [成分] [重量%] プレミックスA 水 8.14% ジタロウジモニウム-クロライド(Varisoft 470) 1.43% アモジメチコン 0.10% プレミックスB 水 5.45% ステアラルコニウム-クロライド 0.30% パンテノールDL 0.225% パンチル-エチル-エーテル 0.025% メインミックス 水 71.35% 疎水性変性ヒドロキシエチルセルローズ[1] 1.23% キサンタン・ゴム 0.25% クエン酸 0.02% クエン酸ナトリウム 0.09% セチル-アルコール 0.12% ステアリル-アルコール 0.08% ポリマー溶媒ミックス コポリマー#1 2.00% シクロメチコンD4 5.7% ミリストレイン酸 0.30% メチルクロロイソチアゾリノン- 0.03% メチルイソチアゾリノン 香料 0.33% ベンジル-アルコール 0.50% [2]GEから商業的に利用できる この製品は、コポリマー#1をシクロメチコンD4(溶媒)に分散し、次いで ミリストレイン酸を加えてつくる。その溶液を65℃に加熱し、溶媒へのコポリ マーの添加を容易にするために適切なホモジナイザを用いる。プレミックスAと Bを70℃で材料を配合してつくる。プレミックスAはコロイド・ミルに通して 、38℃まで冷却する。「メインミックス」の成分を、ベンジル-アルコールを 除いて、65℃で混合する。次いで、ポリマー溶液を「メインミックス」に添加 する。メインミックスをコロイド・ミルに通して、38℃まで冷却する。プレミ ックスとメインミックスを38℃で配合する。次いで、ベンジル-アルコールを 加える。この組成物を髪に塗布すると、コンディショニングとスタイリングの効 果が得られ、この効果が持続する。 実施例18 この発明のヘア・スタイリング・リンス組成物の代表例を下に示す。 [成分] [重量%] プレミックスA 水 8.14% ジタロウジモニウム-クロライド(Varisoft 470) 1.43% アモジメチコン 0.10% プレミックスB 水 5.45% ステアラルコニウム-クロライド 0.30% パンテノールDL 0.225% パンチル-エチル-エーテル 0.025% メインミックス 水 72.08% 疎水性変性ヒドロキシエチルセルローズ[1] 1.23% キサンタン・ゴム 0.25% クエン酸 0.02% クエン酸ナトリウム 0.09% セチル-アルコール 0.12% ステアリル-アルコール 0.08% ポリマー溶媒ミックス コポリマー#1 2.00% イソドデカン 4.97% ミリストレイン酸 0.30% メチルクロロイソチアゾリノン- 0.03% メチルイソチアゾリノン 香料 0.33% ベンジル-アルコール 0.50% [2]GEから商業的に利用できる この製品は、コポリマー#1をシクロメチコンD4(溶媒)に分散し、次いで ミリストレイン酸を加えてつくる。その溶液を65℃に加熱し、溶媒へのコポリ マーの添加を容易にするために適切なホモジナイザを用いる。プレミックスAと Bを70℃で材料を配合してつくる。プレミックスAはコロイド・ミルに通して 、38℃まで冷却する。「メインミックス」の成分を、ベンジル-アルコールを 除いて、65℃で混合する。次いで、ポリマー溶液を「メインミックス」に添加 する。メインミックスをコロイド・ミルに通して、38℃まで冷却する。プレミ ックスとメインミックスを38℃で配合する。次いで、ベンジル-アルコールを 加える。この組成物を髪に塗布すると、コンディショニングとスタイリングの効 果が得られ、この効果が持続する。 実施例19 日焼け止め剤組成物 通常の混合方法を用いて下記成分を配合して、水中油型エマルジョンをつくる 。 [成分] [重量%] フェーズA 水 全部で100% Carbomer 954[1] 0.24 Carbomer 1342[2] 0.16 EDTAジナトリウム 0.05 フェーズB イソアラキジル-ネオペンタノエート[3] 2.00 PVPエイコセン・コポリマー[4] 2.00 オクチル-メトキシシナメート 7.50 オクトクリレン 4.00 オキシベンゾン 1.00 二酸化チタン 2.00 セチル-パルミテート 0.75 ステアロキシトリメチルシランおよび ステアリル-アルコール[5] 0.50 グリセリル-トリベヘネート 0.75 ジメチコン 1.00 トコフェリル-アセテート 0.10 DEA-セチル-ホスフェート 0.20 フェーズC 水 2.00 トリエタノールアミン99% 0.60 フェーズD 水 2.00 ブチレン-グリコール 2.00 DMDMヒダントインおよび ヨードプロピル-ブチルカルバメート[6] 0.25 DLパンテノール 1.00 フェーズE シクロメチコンD4 4.00 コポリマー#2 1.00 オレイン酸 0.36 [3]GAF社からGanexV-240として入手できる。[4] ダウコーニングからDC 580ワックスとして入手できる。[5] CrodaからSynchrowax HRCとして入手できる。[6] LonzaからGlydant Plusとして入手できる。 適切な容器で、フェーズA成分を水に分散させ、75〜85℃に加熱する。別 の容器でフェーズB成分(DEA-セチル-ホスフェートを除く)を配合し、溶融 するまで85〜90℃に加熱する。ついで、DEA-セチル-ホスフェートを液体 フェーズBに加え、撹拌して溶解させる。次いで、この混合物をフェーズAに加 え、エマルジョンを形成する。フェーズC成分を配合して溶解させ、このエマル ジョンに加える。次いで、攪拌しながらこのエマルジョンを40〜45℃に冷却 する。別の容器で、フェーズD成分を40〜45℃に加熱し、透明な溶液になる まで混合し、次いで、この溶液をエマルジョンに加える。最後に、エマルジョン を35℃に冷却し、フェーズE成分を65℃で配合し、溶媒へのコポリマーの添 加を容易にするために適切なホモジナイザを用いる。フェーズEを35℃に冷却 し、添加、混合する。 このエマルジョンは皮膚に局所塗布して紫外線の有害な作用から保護するのに 有用である。 実施例20 顔面モイスチャーライザ 疎水性カチオン性界面活性剤を含有する、塗布後そのまま残す種類の顔面用エ マルジョン組成物は、通常の混合方法を用いて下記成分を配合して調製する。 [成分] [重量%] フェーズA 水 全部で100% グリセリン 3.00 セチル-パルミテート 3.00 セチル-アルコール 1.26 Quaternium-22 1.00 グリセリル-モノヒドロキシ-ステアレート 0.74 ジメチコン 0.60 ステアリン酸 0.55 オクチルドデシル-ミリステート 0.30 水酸化カリウム 0.20 Carbomer 1342 0.125 EDTAテトラナトリウム 0.10 DMDMヒダントインおよび ヨードプロピル-ブチルカルバメート 0.10 Carbomer 951 0.075 フェーズB イソドデカン 4.00 実施例2からのコポリマー 1.00 オレイン酸 0.36 適切な容器でフェーズA成分を配合して、エマルジョンを形成する。コポリマ ー#2をイソドデカン(溶媒)に分散させ、ステアラミンを添加してフェーズB を調製する。この溶液を65℃に加熱し、溶媒へのコポリマーの添加を容易にす るために適切なホモジナイザを用いる。フェーズBを冷却し、通常の混合方法を 用いてフェーズAに混合する。 このエマルジョンは、モイスチャーライザとして皮膚に塗布すると効果がある 。 実施例21 この発明の発汗抑制組成物の代表例を下に示す。 [成分] [重量%] PPG2ミリスチル-プロピオネート 34.00% グリセリルC18-C36ワックス酸エステル 0.40% シクロメチコン 32.75% コポリマー#3 1.00% オレイン酸 0.18% アルミニウム-クロロヒドレート 19.00% PPG5 Ceteth-20 7.50% 水 1.50% PPG2ミリスチル-プロピオネートとグリセリルC18-C36ワックス酸エステ ルを混合し、75℃に加熱する。クロロヒドレートを分散させる。コポリマー# 3をシクロメチコン(溶媒)に分散させ、次いでジメチルミリスタミンを加える 。この溶液を65℃に加熱し、溶媒へのコポリマーの添加を容易にするために適 切なホモジナイザを用いる。シクロメチコン混合物をクロロヒドレート分散体に 加える。PPG5 Ceteth-20と水を混合し、オイルと香料を加え、冷却する。 実施例22 この発明のにきび止め剤組成物の代表例を下に示す。 [成分] [重量%] コポリマー溶媒ミックス コポリマー#3 1.00% オレイン酸 0.18% メインミックス 水 全部で100% エタノール(SDA40) 40.00% トリエタノールアミン 1.00% サリチル酸 2.00%[1] C11-C12イソパラフィン、Exxon Chemical Co.から入手できる ルパルミタミンを加えて調製する。その溶液を65℃に加熱し、溶媒へのコポリ マーの添加を容易にするために適切なホモジナイザを用いる。他の成分を周辺温 度にて別の容器で混合する。コポリマーと溶媒のプレミックスを必要により冷却 し、他の成分に加える。この組成物を皮膚に塗布すると、耐水性が改善され、に きびの治療に効果がある。 実施例23 この発明のにきび止め剤組成物の代表例を下に示す。 [成分] [重量%] コポリマー溶媒ミックス コポリマー#3 1.00% オレイン酸 0.18% メインミックス 水 全部で100% エタノール(SDA40) 20.00% トリエタノールアミン 1.00% イブプロフェン 2.00%[1] C11-C12イソパラフィン、Exxon Chemical Co.から入手できる ルパルミタミンを加えて調製する。その溶液を65℃に加熱し、溶媒へのコポリ マーの添加を容易にするために適切なホモジナイザを用いる。他の成分を周辺温 度にて別の容器で混合する。コポリマーと溶媒のプレミックスを必要により冷却 し、他の成分に加える。この組成物を皮膚に塗布すると、耐水性が改善され、鎮 痛作用がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 08/833,817 (32)優先日 平成9年4月9日(1997.4.9) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 08/833,818 (32)優先日 平成9年4月9日(1997.4.9) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AU,BR,CA,C N,JP,KR,MX (72)発明者 スナイダー,マイケル アルバート アメリカ合衆国オハイオ州、メイソン、ラ ークメドー、コート 9391 (72)発明者 カルバラーダ,ホセ アントニオ アメリカ合衆国、オハイオ州、シンシナ チ、ヘンプステッド、ドライブ 972 (72)発明者 トージャーソン,ピーター マーテ アメリカ合衆国、オハイオ州、ワシント ン、エヌ、ダブリュ、ユーエス、ルート 34、4127 (72)発明者 ボリク,レイモンド エドワード ジュニ ア アメリカ合衆国、オハイオ州、メインヴィ ル、ストライカー、ロード 7201

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.身体ケア組成物であって、 A.)下記aとbを含むコポリマー錯体であって: a.)A、B両モノマー・ユニットを繰り返し共重合して形成された骨格を持ち 、前記骨格に疎水性のCマクロモノマー・ユニットが随意にグラフトされたコポ リマーであって、かつ、前記コポリマーが前記A、BおよびCの各ユニットの相 対的重量%が下記のようになっている配合物を重合して調製されたコポリマー: i)前記Aモノマー・ユニットが前記Bモノマー・ユニットおよび前記Cマ クロモノマー・ユニットと共重合可能であり、前記コポリマーの重量で約10〜 約99%の1種以上の疎水性Aモノマー・ユニット、 ii)前記Bモノマー・ユニットが前記Aモノマー・ユニットおよび前記Cマ クロモノマー・ユニットと共重合可能であり、前記コポリマーの重量で約1〜約 40%の1種以上の親水性Bモノマー・ユニットであって、前記Bモノマー・ユ ニットの内、前記コポリマーの重量で約1%以上は一つ以上の窒素含有官能基を 有するBモノマーから選択するBモノマー・ユニット、および iii)前記Cユニットが、前記A、B両モノマー・ユニットと共重合可能で あり、数平均分子量が約1,500〜約50,000である疎水性マクロモノマー・ユニッ トであって、前記コポリマーの重量で0〜約50%、好適には5〜40%の1種 以上のCマクロモノマー・ユニット; b.)脂肪酸が前記Bモノマー・ユニットの窒素含有官能基と錯体を形成する錯 体形成脂肪酸、 前記コポリマーと前記脂肪酸の重量比が約50:1〜約1:1であるコポリマ ー錯体、 および B.)沸点が1気圧で約260℃以下、溶解度パラメータが約8.5(cal/cm3)1/2 以下である前記コポリマー錯体用の揮発性で疎水性の溶媒成分であって、前記 コポリマー錯体が溶けるか分散できる揮発性で疎水性の溶媒成分とを含む身体ケ ア組成物。 2.請求の範囲第1項に記載の身体ケア組成物であって、前記A、B両モノマー ・ユニットがエチレン系不飽和モノマー・ユニットであり、前記Cマクロモノマ ー・ユニットにポリマー部分とエチレン系不飽和部分、好適にはポリアルキレン がある身体ケア組成物。 3.請求の範囲第1項または第2項の身体ケア組成物であって、前記ポリアルキ レン系マクロモノマーが、下記一般式に相当し: [I]n-[W]m-E 式中、Iは開始剤部分、nは0または1であり、Wは疎水性モノマー・ユニット であり、Eは末端に存在する基であり、そしてmは10〜約2000の整数である身体 ケア組成物。 4.請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項に記載の身体ケア組成物であ って、Iは、水素イオン、水素ラジカル、ハイドライド・イオン、水酸化物イオ ン、ヒドロキシル・ラジカル、過酸化物ラジカル、過酸化物アニオン、C1-C20カ ルボカチオン類、C1-C20カルバニオン類、C1-C20炭素ラジカル、C1-C20脂肪族お よび芳香族アルコキシ・アニオン類、アンモニウム・イオン、C1-C20アルキル 置換アンモニウム・イオン類、C1-C20アルコキシ置換アンモニウム・イオン類お よびそれらの混合物から導かれた開始剤からなる群から選択し;Wは、n-ブチ ル-アクリレート、ドデシル-アクリレート、エチル-アクリレート、2-エチルブ チル-アクリレート、n-ヘプチル-アクリレート、n-ヘキシル-アクリレート、 イソブチル-アクリレート、イソデシル-アクリレート、イソプロピル-アクリレ ート、3-メチルブチル-アクリレート、2-メチルペンチル-アクリレート、ノニ ル-アクリレート、オクチル-アクリレート、1-プロピル- アクリレート、2-エチルヘキシル-メタクリレート、オクチル-メタクリレート 、n-ドデシル-メタクリレート、n-オクタデシル-メタクリレート、n-デシル- メタクリレート、n-ペンチル-メタクリレート、イソブチレン、イソプレン、1 ,2-ブタジエン、1,3-ブタジエン、5-メチル-1-ヘキセン、6-メチル-1-ヘ プテン、4,4-ジメチル-1-ペンテン、イソブチル-ビニル-エーテル、スチレン 、2-メチル-スチレン、3-メチル-スチレン、4-メチル-スチレン、2-t-ブチ ル-スチレンおよびそれらの混合物からなる群から選択し;そしてEはビニル、 アリル(allyl)、アクリロイル、メタクリロイル、エタクリロイル、3-ビニル ベンジル、4-ビニルベンジル、3-ビニルベンゾイル、4-ビニルベンゾイル、 1-ブテニル、1-プロペニル、イソブテニルおよびそれらの混合物からなる群か ら選択する身体ケア組成物。 5.請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか1項に記載の身体ケア組成物であ って、前記マクロモノマー・ユニットを、ポリ(n-ブチル-アクリレート)、ポ リ(ドデシル-アクリレート)、ポリ(2-エチルヘキシル-アクリレート)、ポ リ(2-エチルブチル-アクリレート)、ポリ(エチル-アクリレート)、ポリ( n-ヘプチル-アクリレート)、ポリ(n-ヘキシル-アクリレート)、ポリ(イソ ブチル-アクリレート)、ポリ(イソデシル-アクリレート)、ポリ(イソプロピ ル-アクリレート)、ポリ(3-メチルブチル-アクリレート)、ポリ(2-メチル ペンチル-アクリレート)、ポリ(ノニル-アクリレート)、ポリ(オクチル-ア クリレート)、ポリ(プロピル-アクリレート)、ポリ(2-エチルヘキシル-メ タクリレート)、ポリ(トリデシル-メタクリレート)、ポリ(ヘキシル-メタク リレート)、ポリ(デシル-メタクリレート)、ポリ(オクチル-メタクリレート )、ポリ(オクタデシル-メタクリレート)、ポリ(ドデシル-メタクリレート) 、ポリ(n-ペンチル-メタクリレート)、ポリ(イソブチレン)、ポリ(イソプ レン)、水素化ポリ(1,2-ブタジエン)、水素化ポリ(1,3-ブタジエン)、 水素化ポリ(イソプレン)、ポリ(1,2-ブタジエン)、ポリ(1-ブテ ン)、ポリ(5-メチル-1-ヘキセン)、ポリ(6-メチル-1-ヘプテン)、ポリ (4,4-ジメチル-1-ペンテン)、ポリ(イソブチル-ビニル-エーテル)、ポリ [4-t-ブチル-ビニル-ベンゼン-co-2-エチルヘキシル-アクリレート]、ポ リ[2-エチルヘキシル-アクリレート-co-オクチル-アクリルアミド]、ポリ [2-エチル-ビニル-ベンゼン-co-オクチル-メタクリレート]およびそれらの 混合物の末端にアクリロイル、メタクリロイル、2-ビニルベンジル、3-ビニル ベンジルおよび4-ビニルベンジルの各基を有するポリマーからなる群から選択 する身体ケア組成物。 6.請求の範囲第1項ないし第5項のいずれか1項に記載の身体ケア組成物であ って、前記コポリマー錯体のコポリマーが前記A、BおよびC各ユニットの下記 相対的重量%の配合物、すなわち、 a.40〜80%の前記疎水性Aユニット、 b.5〜30%の前記親水性Bユニット、および c.5〜40%の重量平均分子量が5,000〜50,000である前記疎水性Cユ ニット、 を重合して調製される身体ケア組成物。 7.身体ケア組成物であって、 A.)下記aとbを含むコポリマー錯体であって: a.)A、B両モノマー・ユニットを繰り返し共重合して形成された骨格を持ち 、前記骨格に疎水性のCマクロモノマー・ユニットが随意にグラフトされたコポ リマーであって、かつ、前記コポリマーが前記A、BおよびCの各ユニットの相 対的重量%が下記のようになっている配合物を重合して調製されたコポリマー: i)前記Aモノマー・ユニットが前記Bモノマー・ユニットおよび前記Cマ クロモノマー・ユニットと共重合可能であり、前記コポリマーの重量で約10〜 約99%の1種以上の疎水性Aモノマー・ユニット、 ii)前記Bモノマー・ユニットが前記Aモノマー・ユニットおよび前記Cマ クロモノマー・ユニットと共重合可能であり、前記コポリマーの重量で約1〜約 40%の1種以上の親水性Bモノマー・ユニットであって、前記Bモノマー・ユ ニットの内、前記コポリマーの重量で約1%以上は一つ以上の窒素含有官能基を 有するBモノマーから選択するBモノマー・ユニット、および iii)前記Cユニットが、前記A、B両モノマー・ユニットと共重合可能で あり、数平均分子量が約1,500〜約50,000である疎水性マクロモノマー・ユニッ トであって、前記コポリマーの重量で0〜約50%、好適には5〜40%の1種 以上のCマクロモノマー・ユニット; b.)脂肪酸が前記Bモノマー・ユニットの窒素含有官能基と錯体を形成する錯 体形成脂肪酸、 前記コポリマーと前記脂肪酸の重量比が約50:1〜約1;1であるコポリマ ー錯体と、 B.)沸点が1気圧で約260℃以下、溶解度パラメータが約8.5(cal/cm3)1/2 以下であるコポリマー錯体の揮発性で疎水性の溶媒成分、および C.)コポリマー錯体が揮発性で疎水性の溶媒成分に溶けるか分散できる揮発性で 疎水性の溶媒成分と混ざらないキャリアとを含む身体ケア組成物。 8.髪をスタイリングし、コンディショニングする組成物であって、 A.)下記aとbを含むコポリマー錯体であって: a.)A、B両モノマー・ユニットを繰り返し共重合して形成された骨格を持ち 、前記骨格に疎水性のCマクロモノマー・ユニットが随意にグラフトされたコポ リマーであって、かつ、前記コポリマーが前記A、BおよびCの各ユニットの相 対的重量%が下記のようになっている配合物を重合して調製されたコポリマー: i)前記Aモノマー・ユニットが前記Bモノマー・ユニットおよび前記Cマ クロモノマー・ユニットと共重合可能であり、前記コポリマーの重量で約10〜 約99%の1種以上の疎水性Aモノマー・ユニット、 ii)前記Bモノマー・ユニットが前記Aモノマー・ユニットおよび前記Cマ クロモノマー・ユニットと共重合可能であり、前記コポリマーの重量で約1〜約 40%の1種以上の親水性Bモノマー・ユニットであって、前記Bモノマー・ユ ニットの内、前記コポリマーの重量で約1%以上は一つ以上の窒素含有官能基を 有するBモノマーから選択するBモノマー・ユニット、および iii)前記Cユニットが、前記A、B両モノマー・ユニットと共重合可能であ り、数平均分子量が約1,500〜約50,000である疎水性マクロモノマー・ユニット であって、前記コポリマーの重量で0〜約50%、好適には5〜40%の1種以 上のCマクロモノマー・ユニット; b.)脂肪酸が前記Bモノマー・ユニットの窒素含有官能基と錯体を形成する錯 体形成脂肪酸、 前記コポリマーと前記脂肪酸の重量比が約50:1〜約1;1であるコポリマ ー錯体、 および B.)沸点が1気圧で約260℃以下、溶解度パラメータが約8.5(cal/cm3)1/2 以下であるコポリマー錯体の揮発性で疎水性の溶媒成分を含み、 前記コポリマー錯体が揮発性で疎水性の溶媒成分に溶けるか分散でき、かつ、コ ポリマー錯体と揮発性で疎水性の溶媒成分との混合物の粘度が、5,000cpsを超え る髪をスタイリングし、コンディショニングする組成物。 9.ヘアケア組成物であって、 I.)髪をスタイリングし、コンディショニングする成分であって、 A.)下記aとbを含むコポリマー錯体であって: a.)A、B両モノマー・ユニットを繰り返し共重合して形成された骨格を持ち 、前記骨格に疎水性のCマクロモノマー・ユニットが随意にグラフトされたコポ リマーであって、かつ、前記コポリマーが前記A、BおよびCの各ユニットの相 対的重量%が下記のようになっている配合物を重合して調製されたコポリマー: i)前記Aモノマー・ユニットが前記Bモノマー・ユニットおよび前記Cマ クロモノマー・ユニットと共重合可能であり、前記コポリマーの重量で約10〜 約99%の1種以上の疎水性Aモノマー・ユニット、 ii)前記Bモノマー・ユニットが前記Aモノマー・ユニットおよび前記Cマ クロモノマー・ユニットと共重合可能であり、前記コポリマーの重量で約1〜約 40%の1種以上の親水性Bモノマー・ユニットであって、前記Bモノマー・ユ ニットの内、前記コポリマーの重量で約1%以上は一つ以上の窒素含有官能基を 有するBモノマーから選択するBモノマー・ユニット、および iii)前記Cユニットが、前記A、B両モノマー・ユニットと共重合可能で あり、数平均分子量が約1,500〜約50,000である疎水性マクロモノマー・ユニッ トであって、前記コポリマーの重量で0〜約50%、好適には5〜40%の1種 以上のCマクロモノマー・ユニット; b.)脂肪酸が前記Bモノマー・ユニットの窒素含有官能基と錯体を形成する錯 体形成脂肪酸、 前記コポリマーと前記脂肪酸の重量比が約50:1〜約1;1であるコポリマ ー錯体、 および B.)沸点が1気圧で約260℃以下、溶解度パラメータが約8.5(cal/cm31/2 以下であるコポリマー錯体の揮発性で疎水性溶媒成分であって、前記コポリマー 錯体が溶けるか分散できる揮発性で疎水性の溶媒成分とを含み、コポリマー錯体 と揮発性で疎水性の溶媒成分との混合物の粘度が、5,000cpsを超える髪をスタイ リングし、コンディショニングする組成物、および II.)揮発性で疎水性の溶媒成分に混ざらないキャリアとを含むヘアケア組成物。 10.身体ケア組成物であって、 A.)下記aとbを含むコポリマー錯体であって: a.)A、B両モノマー・ユニットを繰り返し共重合して形成された骨格を持ち 、 前記骨格に疎水性のCマクロモノマー・ユニットが随意にグラフトされたコポリ マーであって、かつ、前記コポリマーが前記A、BおよびCの各ユニットの相対 的重量%が下記のようになっている配合物を重合して調製されたコポリマー: i)前記Aモノマー・ユニットが前記Bモノマー・ユニットおよび前記Cマ クロモノマー・ユニットと共重合可能であり、前記コポリマーの重量で約10〜 約99%の1種以上の疎水性Aモノマー・ユニット、 ii)前記Bモノマー・ユニットが前記Aモノマー・ユニットおよび前記Cマ クロモノマー・ユニットと共重合可能であり、前記コポリマーの重量で約1〜約 40%の1種以上の親水性Bモノマー・ユニットであって、前記Bモノマー・ユ ニットの内、前記コポリマーの重量で約1%以上は一つ以上の窒素含有官能基を 有するBモノマーから選択するBモノマー・ユニット、および iii)前記Cユニットが、前記A、B両モノマー・ユニットと共重合可能で あり、数平均分子量が約1,500〜約50,000である疎水性マクロモノマー・ユニッ トであって、前記コポリマーの重量で0〜約50%、好適には5〜40%の1種 以上のCマクロモノマー・ユニット; b.)脂肪酸が前記Bモノマー・ユニットの窒素含有官能基と錯体を形成する錯 体形成脂肪酸、 前記コポリマーと前記脂肪酸の重量比が約50:1〜約1;1であるコポリマ ー錯体、 および B.)沸点が1気圧で約260℃以下、溶解度パラメータが約8.5(cal/cm3)1/2 以下である前記コポリマー錯体の揮発性で疎水性溶媒成分とを含み、 前記コポリマー錯体が前記揮発性で疎水性の溶媒成分に溶けるか分散できる身体 ケア組成物。 11.請求の範囲第1項ないし第10項のいずれか1項に記載の身体ケア組成物 であって、前記A、B両モノマー・ユニットはエチレン系不飽和化合物であり、 前記Cマクロモノマー・ユニットは下記一般式で表され: X(Y)nSi(R)3-mm 式中、Xは、前記A、B両モノマーと共重合できるビニル基であり、 Yは2価連結基であり、 Rは水素、C1-C4アルキル、C1-C4アルキル置換アリル(aryl)またはC 1-C4アルコキシであり、 Zは、本質的には共重合条件下では反応性はなく、数平均分子量が約1500以 上の1価シロキサン・ポリマー部分であり、かつ、重合後ビニル・ポリマー骨格 からぶら下がっており、 nは0か1であり、そして mは1〜3の整数である、 身体ケア組成物。 12.請求の範囲第1項ないし第11項のいずれか1項に記載の身体ケア組成物 であって、前記疎水性Aユニットを、アクリル酸エステル類、メタクリル酸エス テル類、ビニル化合物、ビニリデン化合物、不飽和炭化水素、有機酸および有機 酸無水物のC1-C18アルコール-エステル類およびそれらの混合物からなる群か ら選択し、好適には、t-ブチル-アクリレート、t-ブチル-メタクリレート、t -ブチル-スチレン、2-エチルヘキシル-メタクリレートおよびそれらの混合物か らなる群から選択した身体ケア組成物。 13.請求の範囲第1項ないし第12項のいずれか1項に記載の身体ケア組成物 であって、前記親水性Bユニットを、ジアルキルアミノアクリレート類、ジアル キルアミノメタクリレート類、ジアルキルアミノアルキルアクリルアミド類、ジ アルキルアミノアルキルメタクリルアミド類、それらの酸塩類、それらの4級付 加塩類およびそれらの混合物からなる群から選択し、好適にはN,N-ジアルキル アミノエチルアクリレート、N,N-ジアルキルアミノエチルメタクリレート、N , N-ジアルキルアミノプロピルアクリレート、N,N-ジアルキルアミノプロピル メタクリレート、それらの酸塩類、それらの4級付加塩類およびそれらの混合物 からなる群から選択した身体ケア組成物。 14.請求の範囲第1項ないし第13項のいずれか1項に記載の身体ケア組成物 であって、前記ポリシロキサン含有Cユニットが、 または X-CH2-(CH2)s-Si(R1)3-m-Zm または これらの化学式において、sは0〜6の整数であり;mは1〜3の整数であり; pは0であり;qは2〜6の整数であり;R1は水素、ヒドロキシル、低級アル キル、アルコキシ、アルキルアミノ、アリル(aryl)、またはアルキルアリル( aryl)であり;R2はC1-C6アルキルまたはC7-C10アルキルアリル(aryl)で あり;nは0〜4の整数であり;Xは下記式で表され 式中、R3は水素または-COOHであり;R4は水素、メチルまたは-CH2 COOHであり;Zは下記式で表され 式中、R5、R6およびR7は、独立に、低級アルキル、アルコキシ、アルキルア ミノ、アリル(aryl)、アルキルアリル(aryl)、水素またはヒドロキシルであ り;そしてrは20〜675の整数である、 からなる群から選択した化学式を持つ身体ケア組成物。 15.請求の範囲第1項ないし第14項のいずれか1項に記載の身体ケア組成物 であって、前記ポリシロキサン含有Cユニットが、 の化学式を持ち、式中、mは1であり;pは0であり;qは3であり;R1はメ チルであり;Xは下記式で表され 式中、R3は水素であり;R4はメチルであり;Zは下記式で表され 式中、R5、R6およびR7は、すべてメチルであり;そしてrは100〜325の整数 である、身体ケア組成物。 16.請求の範囲第1項ないし第15項のいずれか1項に記載の身体ケア組成物 であって、前記錯体形成脂肪酸を、脂肪酸スルホネート類、脂肪酸カルボキシレ ート類、ポリカルボキシレート類、それらの誘導体、それらの塩類およびそれら の混合物からなる群から選択し、好適には脂肪酸カルボキシレートである身体ケ ア組成物。 17.請求の範囲第1項ないし第16項のいずれか1項に記載の身体ケア組成物 であって、前記脂肪酸カルボキシレートを、2-エチルヘキサン酸、パルミチン 酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノレイン酸、ベヘン酸、それらの塩類および それらの混合物からなる群から選択する身体ケア組成物。 18.請求の範囲第43項に記載の身体ケア組成物であって、前記コポリマー錯 体のコポリマーが前記A、BおよびC各ユニットの下記相対的重量%の配合物 a.40〜80%の前記疎水性Aユニット、 b.5〜30%の前記親水性Bユニット、および c.5〜40%の数平均分子量が5,000〜30,000である前記ポリシロキサン 含有Cユニット、 を重合して調製する身体ケア組成物。 19.請求の範囲第1項ないし第18項のいずれか1項に記載の身体ケア組成物 であって、前記揮発性で疎水性の溶媒成分を、疎水性で揮発性のC7-C14分岐炭 化水素類、揮発性で、疎水性のシリコーン類、およびそれらの混合物からなる群 から選択し、好適にはヘキサメチル-ジシロキサン、イソドデカン、シクロメチ コンおよびそれらの混合物からなる群から選択する身体ケア組成物。 20.請求の範囲第1項ないし第19項のいずれか1項に記載の身体ケア組成物 であって、さらに、ムース、ジェル、ローション、クリーム、軟膏、トニック、 スプレイ、エアロゾル、シャンプー、コンディショナ、リンス、固形石鹸、ハン ドおよびボディ用ローション、顔面モイスチャーライザ、棒状固体ジェルからな る群から選択したキャリア、好適にはシャンプーを含む身体ケア組成物。 21.請求の範囲第1項ないし第20項のいずれか1項に記載の身体ケア組成物 であって、前記組成物が、さらに、好適にはアルキル-サルフェート類、エトキ シ-アルキル-サルフェート類およびそれらの混合物からなる群から選択した10 〜30重量%の合成界面活性剤組成物を含む身体ケア組成物。 22.請求の範囲第1項ないし第21項のいずれか1項に記載の身体ケア組成物 であって、前記組成物が、さらに、 A.0.1〜10%の脂質賦形剤、および B.0.05〜5%のカチオン性界面活性剤 を含むコンディショニング剤を含む身体ケア組成物。 23.請求の範囲第1項ないし第22項のいずれか1項に記載の身体ケア組成物 であって、前記組成物がコンディショナである身体ケア組成物。 24.請求の範囲第1項ないし第23項のいずれか1項に記載の身体ケア組成物 であって、前記組成物が、さらに、にきび止め作用のある活性物質、鎮痛作用の ある活性物質、かゆみ止め作用のある活性物質、麻酔作用のある活性物質、抗菌 作用のある活性物質、日焼け止め作用のある活性物質、日に当たらずに日焼け作 用のある活性物質、皮膚漂白作用のある活性物質、ふけ止め作用のある活性物質 、脱臭作用のある活性物質およびそれらの混合物からなる群から選択した薬剤活 性物質を含む身体ケア組成物。 25.身体ケア組成物であって、 A.)下記aとbを含むコポリマー錯体であって: a.)A、B両モノマー・ユニットを繰り返し共重合して形成された骨格を持ち 、前記骨格にシロキサン・ベースのCマクロモノマー・ユニットが随意にグラフ トされたコポリマーであって、かつ、前記コポリマーが前記A、BおよびCの各 ユニットの相対的重量%が下記のようになっている配合物を重合して調製された コポリマー: i)前記Aモノマー・ユニットが前記Bモノマー・ユニットおよび前記Cマ クロモノマー・ユニットと共重合可能であり、前記コポリマーの重量で約10〜 約99%の1種以上の疎水性Aモノマー・ユニット、 ii)前記Bモノマー・ユニットが前記Aモノマー・ユニットおよび前記Cマ クロモノマー・ユニットと共重合可能であり、前記コポリマーの重量で約1〜約 40%の1種以上の親水性Bモノマー・ユニットであって、前記Bモノマー・ユ ニットの内、前記コポリマーの重量で約1%以上は一つ以上の窒素含有官能基を 有するBモノマーから選択するBモノマー・ユニット、および iii)前記Cユニットが、前記A、B両モノマー・ユニットと共重合可能で あり、数平均分子量が約1,500〜約50,000であるポリシロキサン含有マクロモノ マー・ユニットであって、前記コポリマーの重量で0〜約50%、好適には5〜 40%の1種以上のCマクロモノマー・ユニット; b.)脂肪酸が前記Bモノマー・ユニットの窒素含有官能基と錯体を形成する錯 体形成脂肪酸、 前記コポリマーと前記脂肪酸の重量比が約50:1〜約1;1であるコポリマ ー錯体と、 B.)沸点が1気圧で約260℃以下、溶解度パラメータが約8.5(cal/cm3)1/2 以下であるコポリマー錯体の揮発性で疎水性の溶媒成分、および C.)コポリマー錯体が揮発性で疎水性の溶媒成分に溶けるか分散できる揮発性で 疎水性の溶媒成分と混ざらないキャリアとを含む身体ケア組成物。 26.髪をスタイリングし、コンディショニングする組成物であって、 A.)下記aとbを含むコポリマー錯体であって: a.)A、B両モノマー・ユニットを繰り返し共重合して形成された骨格を持ち 、前記骨格にシロキサン・ベースのCマクロモノマー・ユニットが随意にグラフ トされたコポリマーであって、かつ、前記コポリマーが前記A、BおよびCの各 ユニットの相対的重量%が下記のようになっている配合物を重合して調製された コポリマー: i)前記Aモノマー・ユニットが前記Bモノマー・ユニットおよび前記Cマ クロモノマー・ユニットと共重合可能であり、前記コポリマーの重量で約10〜 約99%の1種以上の疎水性Aモノマー・ユニット、 ii)前記Bモノマー・ユニットが前記Aモノマー・ユニットおよび前記Cマ クロモノマー・ユニットと共重合可能であり、前記コポリマーの重量で約1〜約 40%の1種以上の親水性Bモノマー・ユニットであって、前記Bモノマー・ユ ニットの内、前記コポリマーの重量で約1%以上は一つ以上の窒素含有官能基を 有するBモノマーから選択するBモノマー・ユニット、および iii)前記Cユニットが、前記A、B両モノマー・ユニットと共重合可能で あり、数平均分子量が約1,500〜約50,000であるポリシロキサン含有マクロモノ マー・ユニットであって、前記コポリマーの重量で0〜約50%、好適には5〜 40%の1種以上のCマクロモノマー・ユニット; b.)脂肪酸が前記Bモノマー・ユニットの窒素含有官能基と錯体を形成する錯 体形成脂肪酸、 前記コポリマーと前記脂肪酸の重量比が約50:1〜約1;1であるコポリマ ー錯体、 および B.)沸点が1気圧で約260℃以下、溶解度パラメータが約8.5(cal/cm3)1/2 以下であるコポリマー錯体の揮発性で疎水性の溶媒成分を含み、 前記コポリマー錯体が揮発性で疎水性の溶媒成分に溶けるか分散でき、かつ、コ ポリマー錯体と揮発性で疎水性の溶媒成分との混合物の粘度が、5,000cpsを超え る髪をスタイリングし、コンディショニングする組成物。 27.ヘアケア組成物であって、 I.)髪をスタイリングし、コンディショニングする成分であって、 A.)下記aとbを含むコポリマー錯体であって: a.)A、B両モノマー・ユニットを繰り返し共重合して形成された骨格を持ち 、前記骨格にシロキサン・ベースのCマクロモノマー・ユニットが随意にグラフ トされたコポリマーであって、かつ、前記コポリマーが前記A、BおよびCの各 ユニットの相対的重量%が下記のようになっている配合物を重合して調製された コポリマー: i)前記Aモノマー・ユニットが前記Bモノマー・ユニットおよび前記Cマ クロモノマー・ユニットと共重合可能であり、前記コポリマーの重量で約10〜 約99%の1種以上の疎水性Aモノマー・ユニット、 ii)前記Bモノマー・ユニットが前記Aモノマー・ユニットおよび前記Cマ クロモノマー・ユニットと共重合可能であり、前記コポリマーの重量で約1〜約 40%の1種以上の親水性Bモノマー・ユニットであって、前記Bモノマー・ユ ニットの内、前記コポリマーの重量で約1%以上は一つ以上の窒素含有官能基 を有するBモノマーから選択するBモノマー・ユニット、および iii)前記Cユニットが、前記A、B両モノマー・ユニットと共重合可能で あり、数平均分子量が約1,500〜約50,000であるポリシロキサン含有マクロモノ マー・ユニットであって、前記コポリマーの重量で0〜約50%、好適には5〜 40%の1種以上のCマクロモノマー・ユニット; b.)脂肪酸が前記Bモノマー・ユニットの窒素含有官能基と錯体を形成する錯 体形成脂肪酸、 前記コポリマーと前記脂肪酸の重量比が約50:1〜約1;1であるコポリマ ー錯体、 および B.)沸点が1気圧で約260℃以下、溶解度パラメータが約8.5(cal/cm3)1/2 以下であるコポリマー錯体の揮発性で疎水性溶媒成分であって、前記コポリマー 錯体が溶けるか分散できる揮発性で疎水性の溶媒成分とを含み、 コポリマー錯体と揮発性で疎水性の溶媒成分との混合物の粘度が、5,000cpsを超 える髪をスタイリングし、コンディショニングする組成物、および II.)揮発性で疎水性の溶媒成分に混ざらないキャリアとを含むヘアケア組成物。
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