JP2002509331A - エラー訂正コードを含む磁気媒体上へのデータの格納のための方法及び装置 - Google Patents
エラー訂正コードを含む磁気媒体上へのデータの格納のための方法及び装置Info
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Abstract
Description
少なくとも2レベルのエラー訂正を実施するかかる方法及び装置に関する。
置に関する要求が絶えず増大している。該フォーマットを用いるDDSリード/ラ イト機構では、データは、磁気媒体がコーティングされたテープからなる細長い
記録媒体上に、1つ又は2つ以上の電磁ヘッドを支持する回転ドラムにより、ヘ
リカルスキャン方式で記録される。該テープは、2つのスプール又はリール間に
延びる経路に沿ってモータ駆動式キャプスタンにより移動され、及び部分的に前
記ドラムの周囲に巻き付けられる。該ドラムのヘッドの回転面は、テープの移動
平面に対して所定角をなすよう配置され、これにより、テープの中心線に対して
所定角をなして該テープの幅方向に横切って延びる連続する複数のトラックに沿
って該テープを各ヘッドが横切るようになっている。該機構は、テープ上への記
録に適した信号(エラー検出及び訂正コードを含む)へとデータをエンコードし
、及びかかる信号を調整して記録媒体の特性に最適に適合する形式にするための
、適当な回路を備えている。データ読み出しのために、更に別の回路が配設され
る。該回路は、テープ上に格納されている磁界の変動を導出し、それに対応する
信号を導出し、かかる信号を調整して後続の処理のための形式にし、エンコード
されたデータをデコードし、及びエラーの検出及び訂正を行うものである。
6で規定されたもの、「3.81mm Wide Magnetic Tape Cartridge for Information
Interchange - Helical Scan Recording - DDS-3 Format using 125mm Length
Tapes(情報交換用3.81mmワイド磁気テープカートリッジ - ヘリカルスキャン記
録 - 125m長のテープを用いたDDS-3フォーマット)」)。なお、該引用をもって
その内容全体を本書中に包含させたものとする。
より、エラーチェック及び検出が達成される。更に、読み出し時の最終的なデー
タチェックを提供するために、トラックチェックサムが、テープ上に書き込むべ
き各データトラックに対応して生成されてフラグメントヘッダ中に格納され、そ
の幾つかが各トラックに組み込まれる。このため、読み出し時には、このトラッ
クチェックサムアルゴリズムが、テープから読み出されるデータバイトに適用さ
れ、その際のトラックチェックサムが該テープへの書き込み時に計算されて格納
されたトラックチェックサムと一致しない場合には当該トラックが拒絶される。
コードワード(codeword)又は誤って訂正されたコードワードを含むもの(以下で
説明する))を拒絶するよう機能することが望ましい。既存のトラックチェック
サムは十分良好に機能するが、このシステムには意外でありかつ重要な欠点が存
在することを本出願人は発見した。即ち、かかるトラックチェックサムは、大部
分の誤修正を識別しないものである。本出願人の分析により、データバイト中の
「修正」が生じた誤修正されたコードワードは該コードワードのみからなり、ト
ラックチェックサムはこの障害を明らかにするものとはならないことが判明した
。この現象が生じる理由は、全バイト(データ及びパリティ)のXOR演算の結
果がゼロになるという固有の特性を有するように該コードワードが構成されるこ
とにある。DDS3の場合にも、トラックチェックサムは、関連するトラックのデー
タバイトのXOR演算を行うことにより計算される。
であると仮定すると、特定の良好な又は誤修正されたコードワードのパリティバ
イトのXOR演算結果が例えば二進値Aとなる場合には、データバイトのXOR
演算結果もまた二進値Aとならなければならない(これによりデータバイトとパ
リティバイトとのXOR演算結果がゼロとなる)。この特定のコードワードを誤
修正した場合には、該「修正」はデータバイト中にしか含まれず、パリティバイ
トが変更されないため、該パリティバイトのXOR演算結果は依然と同様に二進
値Aとなる。データバイトが変更された場合であっても、誤修正のXOR演算結
果はゼロであるという要件を見たすために、該データバイトのXOR演算結果は
二進値Aになる。しかし、該データバイトは同一のチェックサム(並びにXOR
演算の結果)に全て寄与し、トラックチェックサムは無変更のままとなり、よっ
て、この種の誤修正の場合には、コードワードの固有のXOR特性とチェックサ
ムの計算に用いられる演算との間の相関関係に起因して、トラックチェックサム
は、「修正」の全てがデータバイト中に現れる誤修正されたコードワードを明ら
かにするものとはならない。
ゴリズムを修正することにより以前のコードワードにおける誤修正を検出するた
めの信頼性の高い方法を提供することを決定した。この誤修正を高い信頼性で検
出する能力はまた、第3レベルC3訂正が実施される場合に重要かつ有利な結果を
提供するものとなる。
を識別し、及びそれに従ってかかるコードワードにマークを行おうとしてきた。
エラー訂正コーディングのインタリーブ及びマルチレベル構造のため、コードワ
ードが(3レベルシステムにおいて)C1及びC2レベルで失敗した場合には、配列
中のコードワードの位置を知ることにより、次のレベルのコードワードにおける
疑わしい複数バイトの位置を識別する。エラー訂正コーディングの構造は、特定
のコードワード中のバイトが既知のマッピングに従って後続のコードワード中の
位置へとマップすることを意味している。このため、C2ステージで失敗したコー
ドワードをフラグとして使用してC3コードワード中の特定のバイトをC3訂正アル
ゴリズムに知らせ、これによりそれらがエラーではなく「消跡(erasure)」とし て扱われるようにすることができる。
に対応する(該コードワードを構成する)データバイト位置を決定して、次のC3
レベルに対してエラーの位置が既知となるようにすることが可能である。N個の パリティバイトを有するリードソロモンコードは、「e」エラー及び「v」消跡を
訂正することが可能なものである(ここで、2e+v≦N であり、消跡は既知の位置
における不良バイトである)。典型的なC3訂正コードワードは2つのパリティバ
イト(即ちN=2)を有しており、このため、C3訂正アルゴリズムは単一のエラー (e=1)又は2つの消跡(v=2)を訂正することができる。2つの訂正が行われる
場合、これはダブルエラー訂正と呼ばれる。したがって、誤修正されたC2コード
ワードを消跡として高い信頼性でマークする能力は、C3アルゴリズムがダブルエ
ラー訂正を実行できることを意味するものとなる。これまで、高信頼性の誤訂正
検出方法の欠如は、C3ステージでのダブルエラー訂正の試行が現実的でないこと
を意味してきた。
を有する誤修正チェックが提供される方法及び装置を提供する。
ムを格納するための装置を提供する。該装置は、 前記複数のデータレコードを複数のデータバイトからなる複数のグループへと
グループ化するグループフォーマット手段と、 前記複数のグループの各々を複数のサブグループへと分割するサブグループ処
理手段であって、その各サブグループが、1つ又は複数のデータトラックに対応
するデータバイトからなる、サブグループ処理手段と、 前記1つのデータトラックについて又は前記複数のデータトラックの各々毎に
1つ又は2つ以上のチェックサムを計算するトラックチェックサム計算手段と、 前記各サブグループを少なくとも1つの別個の配列へと変換する変換手段であ
って、その1つの配列又は複数の配列の各々がデータトラックに1つずつ対応す
るものである、変換手段と、 前記1つの配列又は複数の配列の各々の列をエンコードしてデータバイト及び
パリティバイトからなる第1の(C1)ECCコードワードを提供する、第1のエラ ー訂正コードエンコード手段と、 前記1つの配列又は複数の配列の各々の行をエンコードしてデータバイト及び
パリティバイトからなる第2の(C2)ECCコードワードを提供する、第2のエラ ー訂正コードエンコード手段とを備えており、 前記トラックチェックサム計算手段が、前記1つのトラック又は複数のトラッ
クの各々毎に別個のトラックチェックサムを計算し、これにより、前記ECCコー ドワードのデコード時に、データバイト中に誤訂正が存在する誤訂正コードワー
ドが、対応するオリジナルのコードワードと同じ寄与を対応するトラックチェッ
クサムに与えるという実質的にランダムな(無作為の)蓋然性しか有さないよう
にする、というものである。
が第2のエラー訂正コードエンコード手段の前に動作する必要があることを意図
したものではないことを強調しておく。
ゴリズムを選択することは、トラックチェックサムが誤訂正の検出に関して従来
の訂正アルゴリズムよりも一層信頼性の高いものであることを意味している。こ
れはまた、トラックチェックサムを使用して大幅に向上した訂正率で誤訂正コー
ドワードをマークすることを可能にする。
のリードソロモンコードアルゴリズムを適用する。
する。α0にルートを有するリードソロモンコードワードが使用される特定の一 例では、トラックチェックサムは、関連するトラックにおけるデータバイトの算
術加算をベースとして計算することが可能である。
で処理することが可能であるが、前記磁気媒体上に書き込むための複数のデータ
フラグメントを各トラック毎に提供するよう前記エンコードされた配列を変換す
る手段と、前記データフラグメントの各々毎にフラグメントヘッダを提供するフ
ラグメントヘッダ手段とを備えており、前記フラグメントヘッダの内の少なくと
も幾つかが、現在のトラックに関する対応するトラックチェックサムを識別する
データバイトを含んでいることが装置にとって好ましい。
ことにより、第3レベルでのダブルエラー訂正が容易化される。したがって、本
装置は、好適には、1グループを形成するトラックの各々にまたがるそれぞれの
対応するバイト位置からコードワードを計算する第3のエラー訂正コードエンコ
ード手段を備えるものとなる。
へと拡張される。該方法は、 前記データレコードを複数のデータバイトからなる複数のグループへとグルー
プ化し、 前記複数のグループの各々を複数のデータバイトからなる複数のサブグループ
へと分割し、該サブグループの各々が1つ又は複数のデータトラックに対応する
ものであり、 前記1つのデータトラックについて又は前記複数のデータトラックの各々毎に
1つ又は複数のトラックチェックサムを計算して格納し、 前記サブグループの各々を少なくとも1つの個々の配列へと変換し、該配列の
各々がデータトラックに1つずつ対応するものであり、 前記1つの配列又は複数の配列の各々の列をエンコードしてデータバイト及び
パリティバイトからなる第1のエラー訂正コードワードを形成し、 前記1つの配列又は複数の配列の各々の行をエンコードしてデータバイト及び
パリティバイトからなる第2のエラー訂正コードワードを形成し、 前記トラックチェックサムを計算するステップが、前記1つのトラックについ
て又は複数のトラックの各々について個々のトラックチェックサムを計算して、
前記エラー訂正コードワードのデコード時に、データバイト中に誤訂正が存在す
る誤訂正コードワードが、対応するオリジナルのコードワードと同じ寄与を対応
するトラックチェックサムに与えるという実質的にランダムな(無作為の)蓋然
性しか有さないようにする、というものである。
拡張されるものである。該方法は、テープからデータを取り出し、該データから
前記トラックチェックサムを抽出し、コードワードをデコードして各トラック毎
のデータバイトを獲得し、該デコードされたデータバイトについてトラックチェ
ックサムを計算し、それらチェックサムが一致しない場合に障害の発生を知らせ
る、という各ステップを有するものである。
クサムが第2レベルのエラー訂正の後に使用されて第2のコードワード障害が知
らされ、これにより、第2レベルのコードワード障害に対応する第3レベルのコ
ードワード中のあらゆるバイトが識別され及び第3レベルのエラー訂正アルゴリ
ズムに対して消跡としてマークされる。
又は以下で説明するように拡張することが可能である。
してかかる実施例を詳細に説明することとする。
修正されたトラックチェックサムアルゴリズムとを含むものである。該修正され
たトラックチェックサムアルゴリズムは、より信頼性の高いC2誤訂正標識である
チェックサムを提供するものである。該修正されたアルゴリズムに従って決定さ
れるトラックチェックサムは、C2誤訂正(C3誤訂正が使用されない場合)の後、
又はC3誤訂正の後に基本データの最終チェックとして使用することが可能なもの
である。以下でより詳細に説明するように、C3誤訂正が使用されない場合には、
該修正されたトラックチェックサムアルゴリズムを使用することにより、最終チ
ェックとしてC2誤訂正を検出するための遙かに信頼性の高い方法が提供される。
またC3誤訂正が使用される場合には、C2誤訂正のチェック及びマークを高い信頼
性で実行する能力は、C2修正不能コードワード及びC2誤訂正の両方をC3に対して
消跡としてマークしてC3訂正コードの全能力を使用することが可能になることを
意味するものとなる。
基本グループモジュール10により384,296バイトの基本グループへとグループ化 される。該基本グループモジュール10に続き、C3訂正プロセッサ14及びトラック
チェックサム生成器20が配設されている。便宜上、C3訂正プロセッサ14及びトラ
ックチェックサム生成器20は、サブグループにより導入されるバイト命名法(by
te nomenclature)を用いて簡単に説明するが、かかる構成要素については以下 で一層詳細に説明することとする。
G1サブグループへと分割される。各G1サブグループは、0〜17,467まで番号付け された17,468バイトのサイズを有するものである。各G1サブグループはまた、1 〜22(図2参照)の範囲の実行番号を1つずつ有している。エラー訂正コード(E
CC3)プロセッサ14は、22個のG1サブグループの各々からデータを導出して23番目
のG1サブグループを形成する。エラー訂正コードC3はGF(28)リードソロモンコー
ド(46,44,3)である。GF(28)での計算は次のように規定されるべきである。 G(x)=x8+x4+x2+1 GF(28)における基本要素(primitive element)αは00000010である。
不良トラックを訂正することができるものである。
mise)されてG2サブグループが形成される。該G2サブグループにおいては、全て のバイトは依然としてD0〜D17467に番号付けされている。それらの順番はG1サブ
グループの場合と同じである。次いで、G3モジュール18がG2サブグループを操作
して、17468バイトの各G2サブグループが、(図3に示すように)G3サブグルー プのトラックAにおいてG2サブグループのグループバイトD0〜D8733、G3サブグル
ープのトラックBにおいてG2サブグループのグループバイトD8734〜D17467、と配
列されるようにする。各トラックにおいてバイトがワードへと割り当てられる。
偶数番号が付されたバイトが下位バイトに割り当てられる一方、奇数番号が付さ
れたバイトが上位バイトに割り当てられる。各トラックの最初のワード(ワード
番号0)は、論理フレーム識別子(LFID)及びデータフォーマット識別子(DFID )として知られる2バイトを含む。
の相関性を有さないアルゴリズムに従ってトラックチェックサムを生成する。こ
のため、該トラックチェックサムアルゴリズムは、各トラック毎にチェックサム
として算術加算を使用する。1トラック中のバイトが加算されて16ビットの結果
が形成され、この場合、16ビットを越える桁上げは却下される(即ち、該加算は
モジュロ216で計算される)。トラックAについては、トラックチェックサム(T
CS(A))は次式により与えられる。
ループに関連する上述のような監視用バイトである。1トラック内のあらゆるC2
コードワードにおける基本データバイトは全て、同一のトラックチェックサムに
寄与するものである、ということに留意されたい。トラックチェックサムの計算
は、算術加算であり、それ故、C2パリティバイトの計算に使用されるXOR演算と は全く相関性がない。
、トラックチェックサムが変化しない蓋然性(即ち1/216)は、「1.5×10-6 」となる。
2つの配列対から構成される(図4参照)。符号、フラグメント番号、及びシリ
アル番号が、次式を用いて各バイトに割り当てられる。 符号 : (-1)a フラグメント番号: i(mod78)+9 シリアル番号 : (2(u+Integer(i/78))-(Integer(i/78))(mod2)) Integer=商の整数部分 i = 0 〜 4367 a = 0 (Aiu,Ailバイトの場合) a = 1 (Biu,Bilバイトの場合) u = 0 (Aiu,Biuバイトの場合) u = 1 (Ail,Bilバイトの場合) ここで図4を参照する。同図には、トラックA及びBに対応してプラス及びマイ
ナスという名称が付された2つの配列が示されている。各配列において、各バイ
トは、そのフラグメント番号(0〜95)とそのシリアル番号(0〜123)とで識別 される。
バイトが分配される。次いで、該テーブルの非ハッチング部分におけるデータバ
イトが、該配列内に既に割り当てられているバイトにわたって計算された2つの
リードソロモンエラー検出及び訂正コードC1,C2を用いてエンコードされる。C1 コードワードは列方向に延び、C2コードワードは行方向に延びる。
トにおける0〜111の範囲のシリアル番号を有するバイト位置について、それ以外
のフラグメントの全てにおける同一のシリアル番号を有するバイトから計算され
る。
番号を有するバイト位置について、それと同一のフラグメントにおけるそれ以外
の全てのバイトから計算される。0〜8又は87〜95の範囲のフラグメント番号を有
するフラグメントでは、C1バイトは、以前に計算されたC2バイトから計算される
。C1は、GF(28)リードソロモンコード(62,56,7)である。この表現は、コード ワードが62バイト長であり、その内の56バイトがデータバイトであり、及び7バ
イトの区切り(separation)を有していることを示している。C2は、GF(28)リード
ソロモンコード(32,26,7)である。
いては、偶数のシリアル番号を有するデータバイトは、該列のC1コードワードの
内の1つに属し、奇数のシリアル番号を有するデータバイトは、同列における他
のC1コードワードに属する。C2のインタリーブ深さは3フラグメントであり、こ
のため、あらゆる行において第3のフラグメントは同じコードワードに属し、1
行中に3つのC2コードワードが存在する。エラー訂正コード(ECC)バイトは、 次の関係を満たす。
読まれ、 C2の場合には、 m = 0,1,2 n = 0,1,...,111 である。
8バイトのヘッダを前置することにより132バイトのメインデータフラグメント となる。該ヘッダは、図5に示すような制御及び監視データを含むものであるが
、サブコードバイト番号0〜3について言及する必要がある。該サブコードバイ
トは、16個の4バイトパックアイテムとして配列されたサブコード情報を含むも
のである。各トラックは96個のフラグメントを含み、該フラグメントの各々は、
1つのパックアイテムを組み込んだそれ自体のヘッダを有しており、各パックア
イテムが1トラックについて6回繰り返されるようになっている。該実施態様で
は、図6に示すように、トラックA,Bについてパックアイテム番号5がトラック チェックサム専用に割り当てられる。
次いで該基本グループが22個のサブグループへと分割され、それらの各サブグル
ープが1フレームでテープ上に書き込まれる。各フレームは2トラック(A,B)か らなり、該トラックの各々は、基本データと、それ以外の当該フォーマットによ
り付与された監視及び誤差訂正用データとを含んでいる。テープ上の1グループ
は、22個のフレームと追加のエラー訂正コードフレームとから構成される(C3訂
正が実施される場合)。
合、各トラックから1バイトが取得されて、2つのパリティバイトを有するC3コ
ードワードが生成される。該C3パリティバイトは、テープ上の1グループに付与
される上述の23番目のフレームに格納される。C3の使用は随意選択的なものであ
る。
のG4サブグループへと変換され、該G4サブグループの各々は、96個のフラグメン
トから各々構成される2つのトラックを備えたものとなる。
ビット→10ビットエンコーディングを受けた後、従来の態様でテープに書き込ま
れる。
訂正コーディングを利用して、読み出されるデータにおけるエラーの検出及び訂
正が行われる。
訂正を可能にする。訂正の際に、N個のパリティバイトを有するリードソロモン コードワードは、2e+v≦N(eはランダムエラーの数、vはコードワード内の既知の
位置におけるエラー(消跡)の数)である場合には常に訂正される。また、2e+v>N
である場合には、コードワードは訂正不能であり誤訂正される可能性がある。誤
訂正は、訂正中には検出することができない。
な書物、例えば、Richard E Blahut著の「Theory and Practice of Error Contr
ol Codes」(ISDN 0-201-10102-5, Addison-Wesley Publishing Company Inc.)に
記載されている。本引用をもってその開示内容を本書に取り込んだものとする。
ードが良好であり訂正は行わないことを示す「適正(correct)」、コードワード がエラーを有しており当該アルゴリズムにより訂正されることを示す「訂正可能
」、訂正アルゴリズムがコードワードを訂正して有効ではあるが誤ったコードワ
ードが生成されたことを示す「誤訂正」、又はコードワードが不正でありアルゴ
リズムにより不正なものとして識別されたことを示す「訂正不能」となる。誤訂
正及び訂正不能は「失敗」と呼ばれる。
いては消跡としてマークされる。
内に延びるものであることが想起されよう。したがって、C2訂正アルゴリズムが
例えばフラグメント9において最初のコードワードを訂正不能なものとして識別
した場合、これは、フラグメント9中の偶数シリアル番号におけるバイトをそれ
に対応する(訂正不能が生じる)C2コードワードにおいて消跡としてマークする
ことができることを意味する。
ため、該マルチレベルインタリーブ式エラー訂正方式は、テープからのデータの
読み出し時におけるエラーに対して高い許容性を提供するものとなる。
最終チェックとして用いられる。テープからデータを読み出す装置により不正な
基本データが検出されることが重要である。
容易に検出することができる。しかし、C2誤訂正は、C2訂正中に検出することが
できず、トラックチェックサムにより検出されるのが望ましい。トラックチェッ
クサムの計算に関する上述のアルゴリズムは、リードソロモンコードワード生成
ルールとは全く相関性がなく、このためC2誤訂正を検出するための信頼性の高い
方法を提供するものとなる。
ワードをC3に対して消跡としてマークしてC3コードの全能力を訂正に利用できる
ようにすることが望ましい。この場合も、トラックチェックサムアルゴリズムが
リードソロモンコードワード生成ルールとの相関性を全く有さないため、これを
達成することが可能となる。
ディングを受けて、ヘッダを含むデータフラグメントが得られる。該ヘッダが再
フォーマットモジュール30により抽出され、トラックチェックサム値がトラック
チェックサムチェッカー32により読み出される。次いでデータフラグメントがG4
再フォーマッタ34によりG4サブグループフォーマットへと戻され、次いで該G4サ
ブグループがC1及びC2訂正アルゴリズムを受けて、C1及びC2コードワードにおけ
る訂正可能なエラー及びその場所が検出される。これには、上述のようにC1訂正
不能をC2アルゴリズムに対して消跡としてマークして6つのC2パリティバイトか
ら得ることができる能力を良好に利用することが含まれる。
マットモジュール36〜40によりG1サブグループフォーマットへと戻される。トラ
ックチェックサムが再計算され、これが、トラックチェックサムチェッカー32に
より、ヘッダから取り出されたトラックチェックサムと比較されて、C2誤訂正(
C2訂正アルゴリズムによりマークされたC2訂正不能)が識別される。
ッカーがC2誤訂正をC3訂正アルゴリズムモジュール42に対して消跡としてマーク
し、これにより、2つの消跡がマークされている場合に、C3訂正アルゴリズムが
ダブルエラー訂正を行うのが容易となり、C3コードの全能力を訂正に用いること
が可能となる。次いで、トラックチェックサムを、最終データチェックとしてC3
訂正済データに用いることが可能となる。
で消跡としてマークすることでC2ダブルエラー訂正を可能にすることにより達成
される訂正率の改善を示すものである。
、良好なC1訂正の確率として規定されるものである。
中の3バイトしか補正できない)ものと仮定する。表1は様々な値のPについてP
c1を示したものである。C1訂正率、即ち、C1コードワードが1つ又は2つ以上の
エラーを含む確率は、同表に示すとおりである。
次表の通り与えられる。
善を与え(表1の他の行はこれと同等の良好な改善を示すものとなり)、これは
明らかに重要な利益である。
決定する必要があるが、これはチェックサムからは取り出されない。これは、C3
へ渡されるC2消跡フラグにおける「エラー率」である。上記表1は、C2失敗に関
する幾つかの望ましくない場合を与えるものであるが、そのうちの何パーセント
が誤訂正であるかを推定する必要がある。これは、計算が困難なものであるが、
誤訂正において生成されたエラー位置が0〜255の範囲にわたってランダムである
場合には、4が0〜31(32はC2コードワードの長さ)の範囲内にある可能性は、(
32/256)4=2.4×10-4となる。これに基づき、現行(従来)のトラックチェックサ
ムアルゴリズムと本書で説明するアルゴリズムとの比較を表3に示す。
提供するものである。該フォーマットでは特別なバイトは必要とされない。これ
はハードウェアで容易に実施できる。16ビット加算器は多数のゲートを使用する
ことがなく、インタリーブも存在しないからである。
格納及び読み出しの概要を表すブロック図である。
分離されたG2サブグループを示す説明図である。
説明図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 複数のデータレコードからなるストリームを磁気媒体上に格納する装置であっ
て、 前記複数のデータレコードを複数のデータバイトからなる複数のグループへと
グループ化するグループフォーマット手段と、 前記複数のグループの各々を複数のサブグループへと分割するサブグループ処
理手段であって、その各サブグループが、1つ又は複数のデータトラックに対応
するデータバイトからなる、サブグループ処理手段と、 前記1つのデータトラックについて又は前記複数のデータトラックの各々毎に
1つ又は2つ以上のチェックサムを計算するトラックチェックサム計算手段と、 前記各サブグループを少なくとも1つの別個の配列へと変換する変換手段であ
って、その1つの配列又は複数の配列の各々がデータトラックに1つずつ対応す
るものである、変換手段と、 前記1つの配列又は複数の配列の各々の列をエンコードしてデータバイト及び
パリティバイトからなる第1の(C1)ECCコードワードを提供する、第1のエラ ー訂正コードエンコード手段と、 前記1つの配列又は複数の配列の各々の行をエンコードしてデータバイト及び
パリティバイトからなる第2の(C2)ECCコードワードを提供する、第2のエラ ー訂正コードエンコード手段とを備えており、 前記トラックチェックサム計算手段が、前記トラックについて別個のトラック
チェックサムを計算して、前記ECCコードワードのデコード時に、データバイト 中に誤訂正が存在する誤訂正コードワードが、対応するオリジナルのコードワー
ドと同じ寄与を対応するトラックチェックサムに与えるという実質的にランダム
な蓋然性しか有さないようにする、複数のデータレコードからなるストリームを
磁気媒体上に格納する装置。 - 【請求項2】 前記第1及び第2のエラー訂正コードエンコード手段が、リードソロモンコー
ディングを適用し、各トラックチェックサムが、前記トラックのデータバイトに
ついてのXOR演算又はそれと論理的に等価なものでないアルゴリズムを用いて計 算される、請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 各トラックチェックサムが、前記トラック中のデータバイトの算術加算に基づ
いて計算される、請求項1に記載の装置。 - 【請求項4】 前記磁気媒体上に書き込むための複数のデータフラグメントを各トラック毎に
提供するよう前記エンコードされた配列を変換する手段と、前記データフラグメ
ントの各々毎にフラグメントヘッダを提供するフラグメントヘッダ手段とを備え
ており、前記フラグメントヘッダの内の少なくとも幾つかが、現在のトラックに
関する対応するトラックチェックサムを識別するデータバイトを含んでいる、請
求項1に記載の装置。 - 【請求項5】 1グループを形成する複数のトラックの各々にわたるそれぞれの対応するバイ
ト位置からコードワードを計算する第3のエラー訂正コードエンコード手段を備
えている、請求項4に記載の装置。 - 【請求項6】 複数のデータレコードからなるストリームを磁気媒体上に格納するための方法
であって、 前記複数のデータレコードを複数のデータバイトからなる複数のグループへと
グループ化し、 前記複数のグループの各々を複数のデータバイトからなる複数のサブグループ
へと分割し、該サブグループの各々が少なくとも1つのデータトラックに対応す
るものであり、 前記1つのデータトラックについて又は前記複数のデータトラックの各々につ
いて1つ又は複数のトラックチェックサムを計算して格納し、 前記サブグループを少なくとも1つの個々の配列へと変換し、該配列の各々が
データトラックに1つずつ対応するものであり、 前記1つの配列又は複数の配列の各々の列をエンコードしてデータバイト及び
パリティバイトからなる第1のエラー訂正コードワードを形成し、 前記1つの配列又は複数の配列の各々の行をエンコードしてデータバイト及び
パリティバイトからなる第2のエラー訂正コードワードを形成し、 前記トラックチェックサムを計算するステップが、前記トラックについて個々
のトラックチェックサムを計算して、前記エラー訂正コードワードのデコード時
に、データバイト中に誤訂正が存在する誤訂正コードワードが、対応するオリジ
ナルのコードワードと同じ寄与をトラックチェックサムに与えるという実質的に
ランダムな蓋然性しか有さないようにする、 という各ステップを有する、複数のデータレコードからなるストリームを磁気媒
体上に格納するための方法。 - 【請求項7】 前記配列の前記行及び列がリードソロモンコーディングを用いてエンコードさ
れ、各トラックチェックサムが、前記トラックのデータバイトについてのXOR演 算又はそれと論理的に等価なものでないアルゴリズムを用いて計算される、請求
項6に記載の方法。 - 【請求項8】 前記トラックチェックサムが、前記トラック中のデータバイトの算術加算に基
づいて計算される、請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】 1グループを形成する複数のトラックの各々にわたる対応するバイト位置から
コードワードを計算する第3のエラー訂正コードエンコード手段を含む、請求項
6ないし請求項8の何れか一項に記載の方法。 - 【請求項10】 前記エラー訂正コードエンコード手段が、リードソロモンコードアルゴリズム
をそれぞれ実施する、請求項6ないし請求項9の何れか一項に記載の方法。 - 【請求項11】 請求項6ないし請求項10の何れか一項に記載の方法に従って格納されたデータ
を読み出すための方法であって、テープからデータを取り出し、該データから前
記トラックチェックサムを抽出し、コードワードをデコードして各トラック毎の
データバイトを獲得し、該デコードされたデータバイトについてトラックチェッ
クサムを計算し、それらチェックサムが一致しない場合に失敗の発生を知らせる
、という各ステップを有する方法。 - 【請求項12】 前記データが3レベルのエラー訂正を含み、前記トラックチェックサムが第2
レベルのエラー訂正の後に使用されて第2のコードワードの失敗が知らされ、第
2レベルのコードワードの失敗に対応する第3レベルのコードワード中のあらゆ
るバイトが識別されて該最終レベルのエラー訂正アルゴリズムに対して消跡とし
てマークされる、請求項11に記載の方法。
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