【発明の詳細な説明】
既設配管の修復方法
技術分野
本発明は、既設配管を現場で修復する方法に関するものである。
背景技術
既設配管の修復方法はＷＯ９７／０８４８７に開示されており、その内容全体
が相互参照として本発明に組み込まれている。
発明の開示
本発明の第一態様によれば、第１端と第２端とを有する既設配管を現場で修復
するための方法が提供され、この方法は以下の段階を含む。
ａ）概ね吸収性の材料から筒状ライナを形成する段階；
ｂ）開放端と密閉端とを有する少なくとも一つの膨張性の袋を前記ライナに送
る段階；
ｃ）前記ライナを低温硬化樹脂に含浸する段階；
ｄ）前記ライナを付随する袋とともに前記配管の前記第１端に送り込む段階；
ｅ）前記袋に棒を挿入して前記密閉端と嵌合させる段階；
ｆ）前記袋の前記開放端と前記密閉端とが各々前記第１および第２端に、また
はその付近に配置されるように棒を該第１端から配管に押入することにより、前
記ライナと付随する前記袋とを前記配管の前記第２端に押入する段階；
ｇ）前記袋を前記開放端からガス状流体で膨張させて前記ライナを前記配管の
内壁に押圧する段階；
ｈ）前記樹脂含浸ライナが硬化してしまうまで前記膨張を維持する段階。
同方法は、望ましくは、前記ライナの外面および／または修復する前記配管の
内面を耐水性接着剤コーティングで被覆する段階も含む。
本発明の第二態様によれば、第１端と第２端とを有する既設配管を現場で修復
するための方法が提供され、同方法は以下の段階を含む。
ａ）概ね吸収性の材料から筒状ライナを形成する段階；
ｂ）開放端と密閉端とを有する少なくとも一つの膨張性の袋を前記ライナに送
り込む段階；
ｃ）前記ライナを低温硬化樹脂に含浸する段階；
ｄ）前記ライナを付随する袋とともに前記配管の前記第１端に送り込む段階；
ｅ）前記ライナの一端付近に設けられたスリットと嵌合するように、該ライナ
と前記配管の前記内面との間に棒を挿入する段階；
ｆ）前記袋の前記開放端と前記密閉端とが各々前記第１および第２端に、また
はその付近に配置されるように棒を該第１端から前記配管に押入することにより
、前記ライナと付随する前記袋とを該配管の該第２端に向って押入する段階；
ｇ）前記袋を前記開放端からガス状流体で膨張させて前記ライナを前記配管の
内壁に押圧する段階；
ｈ）前記樹脂含浸ライナが硬化してしまうまで前記膨張を維持する段階。
同方法は、望ましくは、前記ライナの外面および／または修復する前記配管の
内面を耐水性接着剤コーティングで被覆する段階も含む。
本発明の第三態様によれば、第１端と第２端とを有する既設配管を現場で修復
するための方法が提供され、同方法は以下の段階を含む。
ａ）概ね吸収性の材料から筒状ライナを形成する段階；
ｂ）開放端と密閉端とを有する少なくとも一つの膨張性の袋を前記ライナに送
り込む段階；
ｃ）前記ライナを低温硬化樹脂に含浸する段階；
ｄ）第３端と第４端とを有するひもを、第４端が前記配管の前記第２端から延
出するように該配管に通す段階；
ｅ）前記ひもの前記第３端を前記ライナおよび／または袋に取り付ける段階；
ｆ）前記袋の前記開放端と前記密閉端とが各々前記第１および第２端に、また
はその付近に配置されるように、前記ライナを付随する袋とともに前記配管内で
前進させるため前記第４端を該第２端から引張る段階；
ｇ）前記袋を前記開放端からガス状流体で膨張させて前記ライナを前記配管の
内壁に押圧する段階；
ｈ）前記樹脂含浸ライナが硬化してしまうまで前記膨張を維持する段階。
同方法は、望ましくは、前記ライナの外面および／または修復する前記配管の
内面を耐水性接着剤コーティングで被覆する段階も含む。
本発明の第四態様によれば、修復される主管路と該主管路から分岐した二次管
路とを含む既設配管を現場で修復するための方法が提供され、同方法は以下の段
階を含む。
ａ）概ね吸収性の材料から筒状ライナを形成する段階；
ｂ）少なくとも一つの膨張性の袋を前記ライナに送り込む段階；
ｃ）前記二次管路が前記主管路から分岐する分岐位置を該主管路沿いに決定す
る段階；
ｄ）前記分岐位置に対応する位置で前記ライナに穴を開ける段階；
ｅ）前記ライナを低温硬化樹脂に含浸する段階；
ｆ）前記穴が前記二次管路と位置合わせされるように、前記ライナを付随する
前記袋ともに該配管に送り込む段階；
ｇ）前記袋を前記開放端からガス状流体で膨張させて前記ライナを前記配管の
内壁に押圧する段階；
ｈ）前記樹脂含浸ライナが硬化してしまうまで前記膨張を維持する段階。
同方法は、望ましくは、前記ライナの外面および／または修復される前記配管
の内面を耐水性接着剤コーティングで被覆する段階も含む。
本発明の第五態様によれば、以下の段階を含む、既設配管を現場で修復するた
めの方法が提供される。
ａ）概ね吸収性の材料から筒状ライナを形成する段階
ｂ）少なくとも一つの膨張性の袋を前記ライナに送り込む段階；
ｃ）前記袋と前記ライナとの間に少なくとも１本のケーブルまたは導管を送り
込む段階；
ｄ）前記ライナを低温硬化樹脂に含浸する段階；
ｅ）前記ライナを付随する袋とともに前記配管に送り込む段階；
ｆ）前記袋をガス状流体で膨張させて前記ライナを前記配管の内壁に押圧する
段階；
ｇ）前記樹脂含浸ライナが硬化してしまうまで前記膨張を維持することにより
、前記ケーブルまたは導管を前記樹脂で包囲する段階。
同方法は、望ましくは、前記ライナの外面および／または修復される前記配管
の内面を耐水性接着剤コーティングで被覆する段階も含む。
本発明の他の面によれば、以下の段階から成る、既設配管を現場で修復するた
めの方法が提供される。
ａ）概ね吸収性の材料から筒状ライナを形成する段階
ｂ）少なくとも一つの膨張性の袋を前記ライナに送り込む段階；
ｃ）前記ライナを低温硬化樹脂に含浸する段階；
ｄ）前記ライナの外面および／または修復される前記配管の内面を耐水性接着
剤コーティングで被覆する段階；
ｅ）前記ライナを付随する袋とともに前記配管に送り込む段階；
ｆ）前記ライナと前記配管との間に少なくとも１本のケーブルまたは導管を送
り込む段階；
ｇ）前記袋をガス状流体で膨張させて、前記ライナを前記配管の内面に押圧す
る段階；
ｈ）前記樹脂含浸ライナが硬化してしまうまで前記膨張を維持する段階。
同方法は、望ましくは、前記ライナの外面および／または修復される前記配管
の内面を耐水性接着剤コーティングで被覆する段階も含む。
図面の簡単な説明
添付図面を参照して、本発明の好適な実施例を単なる例として説明する。図面
において、
図１は、本発明の第一態様により修復される配管の長手方向断面図である。
図２は、本発明の第二態様により修復される配管の長手方向断面図である。
図３は、本発明の第三態様により修復される配管の長手方向断面図である。
図４は、本発明の第四態様により修復される配管の長手方向断面図である。
図５は、図４の５−５断面における横断面図である。
図６は、本発明の第五態様により修復される配管の長手方向断面図である。
図７は、図６の７−７断面における横断面図である。
図８ａと８ｂは、本発明の他の態様により修復される配管の横断面図である。
本発明の実施態様
本発明の好適な実施例による方法を、図１を参照して以下に説明する。より詳
しく述べると本発明は、第１端１と第２端４とを有する既設配管の現場での修復
に関するもので、同方法は以下の段階を含む。
ａ）概ね吸収性の材料から筒状ライナ６を形成する段階；
ｂ）開放端１４と密閉端５とを有する少なくとも一つの膨張性の袋３を前記ラ
イナ６に送り込む段階；
ｃ）前記ライナ６を低温硬化樹脂に含浸する段階；
ｄ）前記ライナ６の外面および／または修復される前記配管の内面を耐水性接
着剤コーティングで被覆する段階；
ｅ）前記ライナを付随する袋３とともに前記配管の前記第１端１に送り込む段
階；
ｆ）前記袋３に棒２を挿入して前記密閉端５と嵌合させる段階；
ｇ）前記袋３の前記開放端１４と前記密閉端５とが各々前記第１および第２端
１，４と近接するように、前記ライナ６と付随する前記袋３とを該第１端１から
前記配管の該第２端４に向って押入する段階；
ｈ）前記袋３を前記開放端１４からガス状流体で膨張させて、前記ライナ６を
前記配管の内壁に押圧する段階；
ｉ）前記樹脂含浸ライナが硬化してしまうまで前記膨張を維持する段階。
別の実施例では、ライナ６が配管に送り込まれる前に棒２がスリット９と嵌合
する。任意により、ライナ６は図８のように長手方向に半分に折り畳まれ、ライ
ナの両半分の間の間隙にわたるように配置された接着テープ20により、棒２がラ
イナ６に取り付けられる。次にライナ６は棒２を押入することにより配管に送り
込まれる。いったん袋３がその後膨張すると、折り畳まれたライナ６が膨らみ、
これによりテープが破れるか剥がれて、樹脂が硬化する前に棒２は配管から取り
除かれる。
本発明の上述した態様により、概ねアクセス可能な第１端１と概ねアクセス不
可能な第２端４とを有する配管の修復が可能となり、好適である。
図２は、概ねアクセス不可能な第１端１と、例えば修復される配管の直径より
小さな直径を持つ二次配管16などを介した限定的アクセスのみが可能な第２端４
とを有する既設配管を現場で修復するための方法を示している。同方法は、棒２
ではなく、ロープ７（もしくはケーブルなど）を用いてライナ６と袋３とを第２
端４に向かわせることを除いて、上述した方法と類似している。同方法によれば
、ロープ７が配管に通されライナ６および／または袋３の末端に取り付けられる
。次にライナ６が付随する袋３とともに、袋の密閉端５が配管の第２端４と対面
するように、配管の第１端１に送り込まれる。それから第２端４からロープ７を
引っ張ることにより、ライナ６と付随する袋３が配管内を送られる。
図ではロープ７が袋３に取り付けられているが、他の実施例ではロープはライ
ナ６に、望ましくは着脱自在に取り付けられる。
図３は、分岐点を持つ配管に適した、既設配管を現場で修復するための方法を
示している。この状態に対処するための先行技術による方法は、最初に、連続し
た樹脂含浸ライナを配管内で硬化させるというものであった。速隔制御による側
方または分岐カッタを配管内の分岐点まで移動させ、分岐管路から主管路に流体
が流れるように穴を開ける。もしくは分岐点は手で開削して切開してもよい。
図３の方法は、先行技術による方法に対する目覚しい改良である。配管には修
復される主管路８と主管路８から分岐する二次管路１０とが含まれる。同方法は
以下の段階を含む。
ａ）概ね吸収性の材料から筒状ライナ６を形成する段階；
ｂ）前記ライナ６に少なくとも一つの膨張性の袋３を送り込む段階；
ｃ）前記二次管路１０が前記主管路８から分岐する位置９を該主管路８沿いに
決定する段階；
ｄ）前記二次管路が前記主管路から分岐する位置に対応する位置で、ライナ６
に穴17を開ける段階；
ｅ）前記ライナ６を低温硬化樹脂に含浸する段階；
ｆ）前記ライナ６の外面および／または修復される前記主管路８の内面とを耐
水性接着剤コーティングで被覆する段階；
ｇ）前記穴１７が前記二次管路１０と位置合わせされるように、前記ライナ６
を付随する袋３とともに前記配管に送り込む段階；
ｈ）前記袋３をガス状流体で膨張させて前記ライナ６を前記主管路８の内壁に
押圧する段階；
ｉ）前記樹脂含浸ライナが硬化してしまうまで前記膨張を維持する段階。
同方法は、樹脂の硬化後に分岐位置で穴を開ける追加段階を設ける必要性を無
くすため、好都合である。
図４から７は、修復される配管に沿ってケーブルや導管などの設置を所望する
場合に取られる方法を示している。例えば、光ケーブルのような追加の通信回線
を架空配線工事を実施せずに接続しようとする地区では、これは特に好適である
。
図４と５は、既設配管を現場で修復するための方法を示しており、ケーブルま
たは導管１１が袋３とライナ６の間を送られる。それから配管が標準的な方法で
修復され、袋３の膨張によりケーブルまたは導管が樹脂含浸ライナに「沈下」す
る。いったん樹脂含浸ライナ６が硬化すると、ケーブルまたは導管１１が樹脂に
包囲される。これによりケーブルまたは導管１１は配管に沿った流れを妨害せず
、したがって閉塞の原因になることはない。ケーブルまたは導管１１は主管路か
ら分岐するいかなる分岐点も妨害しないように、配管の長さ方向に配置されるこ
とが望ましい。
図６と７は、既設配管を現場で修復するための方法を示しており、ケーブルま
たは導管１１がライナ６と配管の内面１２との間を送られる。ライナ６がいった
ん硬化すると、ケーブルまたは導管１１は、ライナ６から滲出した樹脂内および
ライナ６の外面を被覆する耐水性接着剤内に、少なくとも部分的に包囲される。
本発明を特定の実施例に関して説明したが、本発明を他の多くの形態で実施で
きることは当該技術の熟練者には理解できよう。例えば、本明細書で開示された
方法の各段階のうち幾つかを記載順とは異なる順序で実施してもよいことが理解
できよう。Description: TECHNICAL FIELD The present invention relates to a method for repairing an existing pipe on site. BACKGROUND ART A method for repairing existing piping is disclosed in WO 97/08487, the entire contents of which are incorporated herein by cross-reference. DISCLOSURE OF THE INVENTION According to a first aspect of the present invention, there is provided a method for on-site repair of an existing pipe having a first end and a second end, the method comprising the following steps. a) forming a tubular liner from a generally absorbent material; b) sending at least one inflatable bladder having an open end and a closed end to the liner; c) impregnating the liner with a low temperature cured resin. D) feeding the liner with the associated bag to the first end of the tubing; e) inserting a rod into the bag to mate with the closed end; f) the open end of the bag. A rod is pushed into the pipe from the first end so that the closed end and the closed end are located at or near the first and second ends, respectively, thereby connecting the liner and the associated bag to the pipe. G) inflating the bag with a gaseous fluid from the open end to press the liner against the inner wall of the pipe; h) until the resin impregnated liner has hardened. Maintaining the expansion. The method also preferably includes coating the outer surface of the liner and / or the inner surface of the tubing to be repaired with a water resistant adhesive coating. According to a second aspect of the present invention, there is provided a method for on-site repair of an existing pipe having a first end and a second end, the method comprising the following steps. a) forming a tubular liner from a generally absorbent material; b) feeding at least one inflatable bladder having an open end and a closed end into the liner; c) impregnating the liner with a low temperature cured resin. D) feeding the liner with the associated bag to the first end of the pipe; e) the inner surfaces of the liner and the pipe so as to fit with slits provided near one end of the liner. F) removing the rod from the first end such that the open end and the closed end of the bag are located at or near the first and second ends, respectively. Pushing the liner and the associated bag towards the second end of the tube by pushing into the piping; g) inflating the bag with gaseous fluid from the open end to cause the liner to inflate. Pressing against the inner wall of the pipe h) step of the resin-impregnated liner to maintain said inflated until it has hardened. The method also preferably includes coating the outer surface of the liner and / or the inner surface of the tubing to be repaired with a water resistant adhesive coating. According to a third aspect of the present invention, there is provided a method for on-site repair of an existing pipe having a first end and a second end, the method comprising the following steps. a) forming a tubular liner from a generally absorbent material; b) feeding at least one inflatable bladder having an open end and a closed end into the liner; c) impregnating the liner with a low temperature cured resin. D) passing a string having a third end and a fourth end through the pipe such that a fourth end extends from the second end of the pipe; e) the third end of the string. Attaching the liner to the liner and / or the bag; f) attaching the liner such that the open end and the closed end of the bag are located at or near the first and second ends, respectively. Pulling the fourth end from the second end to advance with the bag in the pipe; g) inflating the bag with a gaseous fluid from the open end to press the liner against the inner wall of the pipe; h) the resin impregnated liner is cured Maintaining said inflation until maturing. The method also preferably includes coating the outer surface of the liner and / or the inner surface of the tubing to be repaired with a water resistant adhesive coating. According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a method for on-site repair of an existing pipe including a main line to be repaired and a secondary line branched from the main line, the method comprising the following steps: Including. a) forming a tubular liner from a generally absorbent material; b) feeding at least one inflatable bladder into the liner; c) determining a branch location where the secondary line branches off from the main line. Determining along the main line; d) drilling a hole in the liner at a location corresponding to the branch position; e) impregnating the liner with a low temperature cure resin; f) defining the hole with the secondary line. Feeding the liner with the associated bag into the pipe so as to be aligned; g) inflating the bag with gaseous fluid from the open end to press the liner against the inner wall of the pipe; h. And b) maintaining said expansion until said resin impregnated liner has hardened. The method also preferably includes coating the outer surface of the liner and / or the inner surface of the tubing to be repaired with a water resistant adhesive coating. According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a method for repairing an existing pipe on site, comprising the following steps. a) forming a tubular liner from a generally absorbent material; b) feeding at least one inflatable bladder into the liner; c) connecting at least one cable or conduit between the bladder and the liner. Feeding) d) impregnating the liner with a low temperature setting resin; e) feeding the liner with the associated bag into the pipe; f) inflating the bag with a gaseous fluid to bring the liner into the inner wall of the pipe. G) enclosing the cable or conduit with the resin by maintaining the expansion until the resin-impregnated liner has hardened. The method also preferably includes coating the outer surface of the liner and / or the inner surface of the tubing to be repaired with a water resistant adhesive coating. According to another aspect of the present invention, there is provided a method for on-site repair of an existing pipe comprising the following steps. a) forming a tubular liner from a generally absorbent material; b) feeding at least one inflatable bladder into the liner; c) impregnating the liner with a low temperature cure resin; d) an outer surface of the liner. And / or coating the inner surface of the tubing to be repaired with a waterproof adhesive coating; e) feeding the liner with the associated bag into the tubing; f) at least one liner between the liner and the tubing. G) inflating the bag with a gaseous fluid to press the liner against the inner surface of the tubing; h) maintaining the inflation until the resin impregnated liner has hardened. Stage. The method also preferably includes coating the outer surface of the liner and / or the inner surface of the tubing to be repaired with a water resistant adhesive coating. BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS The preferred embodiments of the present invention will be described by way of example only with reference to the accompanying drawings, in which: In the drawings, FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a pipe repaired according to the first aspect of the present invention. FIG. 2 is a longitudinal sectional view of a pipe repaired according to the second aspect of the present invention. FIG. 3 is a longitudinal sectional view of a pipe repaired according to the third aspect of the present invention. FIG. 4 is a longitudinal sectional view of a pipe repaired according to the fourth aspect of the present invention. FIG. 5 is a cross-sectional view taken along the line 5-5 in FIG. FIG. 6 is a longitudinal sectional view of a pipe repaired according to the fifth aspect of the present invention. FIG. 7 is a cross-sectional view taken along the line 7-7 in FIG. 8a and 8b are cross-sectional views of tubing repaired according to another aspect of the present invention. Embodiments of the Invention A method according to a preferred embodiment of the invention is described below with reference to FIG. More particularly, the present invention relates to the on-site repair of an existing pipe having a first end 1 and a second end 4, the method comprising the following steps. a) forming a tubular liner 6 from a generally absorbent material; b) feeding at least one inflatable bladder 3 having an open end 14 and a closed end 5 into said liner 6; c) said liner 6 D) coating the outer surface of the liner 6 and / or the inner surface of the tubing to be repaired with a water-resistant adhesive coating; e) the lining of the tubing together with the associated bag 3. Feeding into the first end 1; f) inserting a rod 2 into the bag 3 to fit the closed end 5; g) the open end 14 and the closed end 5 of the bag 3 Pushing the liner 6 and the associated bag 3 from the first end 1 toward the second end 4 of the pipe so as to be close to the first and second ends 1, 4; h) The bag 3 is inflated from the open end 14 with a gaseous fluid Pressing the liner 6 against the inner wall of the pipe; i) maintaining the expansion until the resin impregnated liner has hardened. In another embodiment, bar 2 mates with slit 9 before liner 6 is fed into the tubing. Optionally, the liner 6 is longitudinally folded in half as shown in FIG. 8 and the bar 2 is attached to the liner 6 by an adhesive tape 20 placed over the gap between the two halves of the liner. Next, the liner 6 is sent into the pipe by pushing the rod 2. Once the bag 3 is subsequently inflated, the folded liner 6 expands, thereby tearing or peeling off the tape, and the bar 2 is removed from the tubing before the resin hardens. The above-described aspect of the present invention advantageously allows for the repair of piping having a generally accessible first end 1 and a substantially inaccessible second end 4. FIG. 2 shows an existing end 1 having a generally inaccessible first end 1 and a second end 4 having only limited access, for example via a secondary pipe 16 having a diameter smaller than the diameter of the pipe to be repaired. Figure 3 illustrates a method for repairing a pipe in the field. The method is similar to the method described above, except that the liner 6 and the bag 3 are directed to the second end 4 using a rope 7 (or a cable or the like) instead of the rod 2. According to the method, a rope 7 is passed through the pipe and attached to the end of the liner 6 and / or the bag 3. The liner 6 is then fed with the associated bag 3 into the first end 1 of the pipe, such that the closed end 5 of the bag faces the second end 4 of the pipe. Then, by pulling the rope 7 from the second end 4, the liner 6 and the associated bag 3 are sent through the pipe. In the figure, a rope 7 is attached to the bag 3, but in other embodiments the rope is attached to the liner 6, preferably detachably. FIG. 3 shows a method for repairing existing piping on site, which is suitable for piping having branch points. The prior art method for addressing this situation has been to first cure a continuous resin impregnated liner in the tubing. The side or branch cutter is moved to the branch point in the pipe by the speed separation control, and a hole is formed so that fluid flows from the branch line to the main line. Alternatively, the branch point may be cut and cut by hand. The method of FIG. 3 is a remarkable improvement over the prior art method. The piping includes a main pipeline 8 to be repaired and a secondary pipeline 10 branched from the main pipeline 8. The method includes the following steps. a) forming a tubular liner 6 from a generally absorbent material; b) feeding at least one inflatable bladder 3 into said liner 6; c) branching off said secondary line 10 from said main line 8. Determining a location 9 along the main line 8; d) making a hole 17 in the liner 6 at a position corresponding to the position where the secondary line branches off from the main line; e) opening the liner 6 Impregnating the low-temperature curing resin; f) coating the outer surface of the liner 6 and / or the inner surface of the main line 8 to be repaired with a water-resistant adhesive coating; Feeding said liner 6 with said bag 3 into said pipe so as to be aligned with 10; h) inflating said bag 3 with a gaseous fluid to press said liner 6 against the inner wall of said main line 8 I) the resin-impregnated resin; Stage burner to maintain the inflation until it has hardened. The method is advantageous because it eliminates the need for an additional step of drilling at the branch location after the resin has cured. FIGS. 4 to 7 show the method taken if it is desired to install cables, conduits, etc. along the pipe to be repaired. This is particularly suitable in areas where additional communication lines, such as optical cables, are to be connected without performing overhead wiring work. FIGS. 4 and 5 show a method for repairing existing piping on site, wherein a cable or conduit 11 is routed between the bag 3 and the liner 6. The tubing is then repaired in a standard manner, and the inflation of bag 3 causes the cable or conduit to "sink" into the resin impregnated liner. Once the resin impregnated liner 6 has cured, the cable or conduit 11 is surrounded by the resin. As a result, the cable or conduit 11 does not obstruct the flow along the pipe and therefore does not cause a blockage. The cable or conduit 11 is preferably arranged along the length of the pipe so as not to obstruct any branch points branching off the main line. 6 and 7 show a method for repairing an existing pipe in the field, wherein a cable or conduit 11 is routed between the liner 6 and the inner surface 12 of the pipe. Once the liner 6 has cured, the cable or conduit 11 is at least partially enclosed within the resin that has leached out of the liner 6 and within the waterproof adhesive covering the outer surface of the liner 6. Although the present invention has been described with respect to particular embodiments, those skilled in the art will recognize that the invention may be embodied in many other forms. For example, it will be appreciated that some of the steps of the method disclosed herein may be performed in a different order than described.
【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項
【提出日】平成１１年８月２５日（１９９９．８．２５）
【補正内容】
ｈ）前記樹脂含浸ライナが硬化してしまうまで前記膨張を維持する段階。
同方法は、望ましくは、前記ライナの外面および／または修復される前記配管
の内面を耐水性接着剤コーティングで被覆する段階も含む。
本発明の第三態様によれば、第１管端と第２管端とを有する既設配管を現場で
修復するための方法が提供され、同方法は以下の段階を含む。
ａ）概ね吸収性の材料から筒状ライナを形成する段階；
ｂ）開放端と密閉端とを有する少なくとも一つの膨張性の袋を前記ライナに送
り込む段階；
ｃ）前記ライナを低温硬化樹脂に含浸する段階；
ｄ）第１ひも端と第２ひも端とを有するひもを、該第１および第２ひも端が各
々前記第１および第２管端から延出するように該配管に通す段階；
ｅ）前記第１ひも端を前記ライナと袋のいずれかに設けられた穴に通すことに
より前記ひもを該ライナに着脱自在に取り付ける段階；
ｆ）前記第１および第２ひも端の両方が前記第２管端から延出するように前記
ひもを前記配管に逆方向に通す段階；
ｇ）前記ライナが前記配管のうち修復される区分に配置されるように該ライナ
を付随する袋とともに該配管で前進させるため前記第１および第２ひも端を引張
る段階；
ｈ）前記第１および第２ひも端の一方を引っ張ることにより前記ひもを前記配
管から引き抜く段階；
ｉ）前記袋を前記開放端からガス状流体で膨張させて前記ライナを前記配管の
内壁に押圧する段階；
ｊ）前記樹脂含浸ライナが硬化してしまうまで前記膨張を維持する段階。
任意により、ライナ６は図８のように長手方向に半分に折り畳まれ、ライナの両
半分の間の間隙にわたるように配置された接着テープ20により、棒２がライナ６
に取り付けられる。次にライナ６は棒２を押入することにより配管に送り込まれ
る。いったん袋３がその後膨張すると、折り畳まれたライナ６が膨らみ、これに
よりテープが破れるか剥がれて、樹脂が硬化する前に棒２は配管から取り除かれ
る。
本発明の上述した態様により、概ねアクセス可能な第１端１と概ねアクセス不
可能な第２端４とを有する配管の修復が可能となり、好適である。
図２は、概ねアクセス可能な第１端１と、例えば修復される配管の直径より小
さな直径を持つ二次配管１６などを介した限定的アクセスのみが可能な第２端４
とを有する既設配管を現場で修復するための方法を示している。同方法は、棒２
ではなく、ひも７（もしくはロープやケーブルなど）を用いてライナ６と袋３と
を第２端４に向かわせることを除いて、上述した方法と類似している。同方法に
よれば、ひも７が配管に通されライナ６および／または袋３の末端に着脱自在に
取り付けられる。着脱自在な取付けは、ライナ６または袋３の穴に第１ひも端を
通すことにより実施される。次に第１および第２ひも端の両方が第２端４から延
出するように、ひも７が配管に沿って逆方向に送られる。それからライナ６が付
随する袋３とともに、袋の密閉端５が配管の第２端４と対面するように、配管の
第１端１に送り込まれる。次に両ひも端を第２端４から引張ることにより、ライ
ナ６と付随する袋３とが配管内を送られる。それから、両ひも端の一方または他
方を引っ張ることにより、他のひも端がライナまたは袋の穴を通過して配管から
自由に出られるようにロープが配管から着脱自在となる。
６．前記配管の前記第１端が概ねアクセス可能であるとともに該配管の前記第２
端が概ねアクセス不可能である、既設配管を現場で修復するための前出請求項の
いずれか一つに記載の方法。
７．〔補正〕第１管端と第２管端とを有する既設配管を現場で修復するための方
法であって、以下の段階、すなわち
ａ）概ね吸収性の材料から筒状ライナを形成する段階と、
ｂ）開放端と密閉端とを有する少なくとも一つの膨張性の袋を前記ライナに送
り込む段階と、
ｃ）前記ライナを低温硬化樹脂に含浸する段階と、
ｄ）第１ひも端と第２ひも端とを有するひもを該第１および第２ひも端が各々
前記第１および第２管端から延出するように該配管に通す段階と、
ｅ）前記ひもの前記第１ひも端を前記ライナと前記袋のいずれかに設けられた
孔に通すことにより前記ひもを該ライナに着脱自在に取り付ける段階と、
ｆ）前記第１および第２ひも端が前記第２管端から延出するように前記ひもを
前記配管に沿って逆方向に通す段階と、
ｇ）前記ライナが前記配管のうち修復される区分に配置されるように、該ライ
ナを付随する袋とともに該配管内で前進させるため前記第１および第２ひも端を
引張る段階と、
ｈ）前記第１および第２ひも端の一方を引っ張ることにより前記ひもを前記配
管から引き抜く段階と、
ｉ）前記袋を前記開放端からガス状流体で膨張させて前記ライナを前記配管の
内壁に押圧する段階と、
ｊ）前記樹脂含浸ライナが硬化してしまうまで前記膨張を維持する段階と、
を含む方法。
８．前記ひもがロープまたはケーブルである、既設配管を原位置に修復するため
の請求項７に記載の方法。[Procedure for Amendment] Article 184-8, Paragraph 1 of the Patent Act
[Submission date] August 25, 1999 (1999.8.25)
[Correction contents]
h) maintaining the expansion until the resin impregnated liner has cured.
The method desirably includes an outer surface of the liner and / or the piping to be repaired.
Coating the inner surface of the substrate with a water resistant adhesive coating.
According to a third aspect of the present invention, an existing pipe having a first pipe end and a second pipe end is installed on site.
A method for repair is provided, the method including the following steps.
a) forming a tubular liner from a generally absorbent material;
b) sending at least one inflatable bag having an open end and a closed end to said liner;
Nesting stage;
c) impregnating the liner with a low temperature setting resin;
d) a string having a first string end and a second string end, wherein the first and second string ends are each
Passing through the pipe so as to extend from the first and second pipe ends, respectively;
e) passing the first string end through a hole provided in either the liner or the bag;
Releasably attaching said string to said liner;
f) the first and second lace ends are both extended from the second tube end;
Passing the string through the pipe in the opposite direction;
g) the liner such that the liner is located in the section of the piping to be repaired.
Pull the first and second string ends to advance with the plumbing together with the associated bag
Stage;
h) arranging the string by pulling one of the ends of the first and second strings.
Withdrawing from the tube;
i) inflating the bag with a gaseous fluid from the open end to connect the liner to the tubing;
Pressing against the inner wall;
j) maintaining the expansion until the resin impregnated liner has cured.
Optionally, the liner 6 is folded in half longitudinally as in FIG.
With the adhesive tape 20 placed over the gap between the halves, the rod 2
Attached to. Next, the liner 6 is fed into the pipe by pushing the rod 2 in.
You. Once the bag 3 is inflated thereafter, the folded liner 6 inflates,
The rod 2 is removed from the pipe before the tape is torn or peeled off and the resin hardens.
You.
According to the above aspect of the invention, the generally accessible first end 1 and the generally inaccessible
A possible repair of the pipe with the possible second end 4 is possible and preferred.
FIG. 2 shows a generally accessible first end 1 and, for example, smaller than the diameter of the pipe to be repaired.
Second end 4 with only limited access, such as via secondary pipe 16 having a small diameter
3 shows a method for repairing an existing pipe having the following on-site. The method is rod 2
Instead, use a string 7 (or a rope or cable, etc.) to connect the liner 6 and the bag 3
Is similar to the method described above, except that is directed to the second end 4. In the same way
According to this, the cord 7 is passed through the pipe and is detachably attached to the end of the liner 6 and / or the bag 3.
It is attached. For detachable installation, insert the first string end into the hole of the liner 6 or the bag 3.
It is implemented by passing through. Then both the first and second string ends extend from the second end 4.
The string 7 is sent in the opposite direction along the pipe so that it exits. And liner 6
With the associated bag 3, the closed end 5 of the bag faces the second end 4 of the
It is sent to the first end 1. Next, by pulling both string ends from the second end 4,
The knives 6 and the associated bags 3 are sent through the piping. Then one or the other of the two ends
Pull the other end of the cord through the hole in the liner or bag
The rope is detachable from the pipe so that it can come out freely.
6. The first end of the tubing is generally accessible and the second end of the tubing is
Claims of the preceding claim for on-site repair of existing pipes whose ends are generally inaccessible
The method according to any one of the above.
7. [Correction] For repairing existing pipes having the first pipe end and the second pipe end on site
Law, comprising the following steps:
a) forming a tubular liner from a generally absorbent material;
b) sending at least one inflatable bag having an open end and a closed end to said liner;
Embed stage,
c) impregnating the liner with a low temperature setting resin;
d) providing a string having a first string end and a second string end, wherein the first and second string ends are each
Passing through said pipe so as to extend from said first and second pipe ends;
e) the first string end is provided on either the liner or the bag;
Removably attaching said string to said liner by passing through a hole;
f) arranging the strings so that the first and second string ends extend from the second tube end;
Passing in the opposite direction along the pipe,
g) the liner so that the liner is located in the section of the piping to be repaired.
The first and second lace ends to advance the nose with the associated bag in the piping.
Pulling,
h) arranging the string by pulling one of the ends of the first and second strings.
Withdrawing from the tube,
i) inflating the bag with a gaseous fluid from the open end to connect the liner to the tubing;
Pressing against the inner wall;
j) maintaining the expansion until the resin impregnated liner has cured;
A method that includes
8. To repair existing pipes in situ, where the strings are ropes or cables
The method according to claim 7.
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(81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，
ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ
Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ
，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，
ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，Ｌ
Ｓ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ
，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ
，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，
ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，Ｅ
Ｅ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ
，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，
ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，Ｍ
Ｄ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ
，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，
ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，Ｕ
Ｚ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ────────────────────────────────────────────────── ───
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T, LU, MC, NL, PT, SE), OA (BF, BJ
, CF, CG, CI, CM, GA, GN, ML, MR,
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Z, VN, YU, ZW