JP2002506821A - 皮膚刺激の治療方法 - Google Patents

皮膚刺激の治療方法

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明は、ビタミンB3化合物を含有するスキンケア剤組成物及び弱い皮膚刺激を治療及び/又は予防する方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビタミンB3化合物を含有するスキンケア剤組成物及び弱い皮膚刺 激を治療及び/又は予防する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヒト皮膚における軽度の発疹の原因及びその治療法については長年、研究が行
われている。このような発疹は一般にはアレルギー、寒気への長時間の皮膚の暴
露もしくは皿洗いのときのように熱く高湿度の条件に暴露、又は局所用製品もし
くは構成成分(例えば、レチノイド、ヒドロキシ酸、ケト酸)の刺激性材料に暴
露されることにより生ずる。このような発疹はまた、適切に皮膚を保湿せずに皮
膚が過剰に乾燥することによっても生じ得る。
【0003】 原因はさまざまではあるが、症状は通常、軽度の刺激性皮膚発疹、灼熱に伴う
ヒリヒリ感及びひび割れ、刺痛、疼痛、及び不快感である。長い年月にわたって
、皮膚刺激に典型的に伴う痛み及び/又は痒みを緩和し静めるために局所用クリ ーム、軟膏、及び調合薬を開発する数々の試みがなされてきた。これらの試みの
実施例は米国特許第5,620,695号;米国特許第5,244,679号;
米国特許第4,923,875号;及び米国特許第4,137,301号に見出
される。 そのような開示にもかかわらず、スキンケアの領域では依然として、軽度の皮
膚炎症の症状軽減を改善する追加的な組成物の必要性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は哺乳動物、特にヒトの軽度の皮膚の発疹、発赤、
痒み、乾燥、紅斑、及びひび割れの症状を緩和する方法を提供することである。 本発明のもう一つの目的は、軽度の皮膚刺激性の炎症を緩和するための安全で
且つ有効な量のビタミンB3化合物を包含する局所用皮膚配合物を提供すること である。 これらの及びその他の目的は、以下の詳細な記述から容易に明らかになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は軽度の皮膚刺激の治療法に関するものであり、その方法は: a)少なくとも2.5%を越えるビタミンB3化合物及びその混合物からなる群 から選択される皮膚用抗刺激剤;及び b)上記ビタミンB3化合物のための皮膚科学的に許容可能なキャリアを含む安 全で且つ有効量のスキンケア剤組成物を投与する段階を特徴とする。
【0006】 本発明は更に安全で且つ有効な量のスキンケア剤組成物を適用することで軽度
の皮膚刺激を治療する方法に関する。 本発明は更に、スキンケア組成物用のパッケージ中に、軽度の皮膚刺激を治療
するビタミンB3化合物の使用についての情報及び/又は説明と共に、約0.1 〜約40%のビタミンB3化合物を含むスキンケア組成物を包含してなる製品に 関する。
【0007】 指示がない限り、本明細書に使用されたすべてのパーセンテージ及び割合は全
組成物の重量によるものである。すべての重量パーセンテージは、指示がない限
り、活性重量に基づいている。すべての測定は特に指定のない限り、およそ25
°Cで行われた。本発明は必須成分、ならびに本明細書に記載される任意の成分
及び構成成分を含み、それらからなり、実質的にそれらから構成され得る。
【0008】 本明細書で使用するとき、「皮膚用抗刺激剤」とは軽度の皮膚刺激に関連する
症状を緩和するために有効な薬剤を意味する。そのような実施例には痒み、炎症
、接触性皮膚炎、軽度の紅斑、灼熱、日焼け、虫刺され、発赤、過敏、皮膚剥離
/鱗屑などが挙げられるが、これらに限定されない。
【0009】 接触性皮膚炎は具体的には炎症性の皮膚状態であり、物質本来の炎症性効果又
は皮膚に接触することによる物質への感作のいずれかの結果である。この場合の
発赤は、おむつ、女性の生理用ナプキン、尿もれ用パッド、包帯、経皮吸収貼付
剤、又は化粧用パック剤などに接触する皮膚に生ずるような、閉鎖による発赤で
ある。紅斑は包帯や同様の医療用品の粘着剤に反応して起こり得る。その上、紅
斑は皮膚に対する植物(例えば、ツタウルシ、アメリカツタウルシ、ドクウルシ
などのような植物のウルシ属)、植物材料(例えば、針、トゲなど)、昆虫(例
えば、蜂刺され、蚊、ハエ他、ノミ、シラミ、ダニ、マダニ、アリなどに噛まれ
る)、クモ、クラゲ、微生物、酵素、極端なpHを有するもの、洗剤、界面活性
剤、香水、香料、防腐剤、刺激性化粧品、高濃度の塩又はニッケルのような金属
などによる物理学的、生物学的、又は化学的損傷に反応して生じ;これらの状態
のうち、おむつや尿もれパッドの中では糞尿の内容物及び/又は分解生成物が( 肛門組織及び性器組織を含めた)皮膚への生物学的及び化学的損傷に大いに寄与
して紅斑が生じるものがある。
【0010】 本明細書で使用するとき、用語「安全で且つ有効な量」とは、熟練技術者の健
全な判定の範囲内で、明白な効果、好ましくは明白な皮膚外観又は感触への効果
(これら効果には、本明細書に開示した効果が独立して含まれる)を顕著に誘導
するのに十分であるが、重篤な副作用を回避する程十分に低い、すなわち合理的
な効果対危険性比を提供する化合物又は組成物の量を意味する。
【0011】必須成分 ビタミンB3構成成分 本発明の組成物は皮膚抗刺激剤として、安全で且つ有効な量の天然又は合成の
ビタミンB3化合物を含む。本発明の組成物は好ましくは約0.1〜約50%、 より好ましくは約5〜約40%、及び更により好ましくは約5〜約30%、最も
好ましくは10%を越え約30%までのビタミンB3化合物を含む。
【0012】 本明細書で使用するように、「ビタミンB3化合物」とは次式を有する化合物 を意味する:
【化1】 式中、Rは−CONH2(すなわち、ニコチン酸アミド)、−COOH(すな わち、ニコチン酸)、又は−CH2OH(すなわち、ニコチニルアルコール); それらの誘導体;及び上記いずれかの塩である。
【0013】 上記ビタミンB3化合物の誘導体としては、ニコチン酸の不揮発性エステル、 ニコチニルアミノ酸、カルボン酸のニコチニルアルコールエステル、ニコチン酸
N−オキシド、及びニコチン酸アミドN−オキシド等のニコチン酸エステルが挙
げられる。
【0014】 好適なニコチン酸のエステルとして、C1〜C22ニコチン酸エステル、好まし くはC1〜C16、より好ましくはC1〜C6アルコールが挙げられる。それらのア ルコールは好適には直鎖又は分枝鎖、環式又は非環式、飽和又は(芳香族を含め
て)不飽和、及び置換又は非置換である。エステルは好ましくは非発赤性である
。本明細書で使用するとき、用語「非発赤性」とはエステルを対象の組成物にお
いて皮膚に適用後、通常は目に見える潮紅反応を起こさない(そのような化合物
が肉眼では見えない血管拡張の原因となる可能性はあるけれども、一般母集団の
大多数が目に見える潮紅反応を経験しない)ことを意味する。その代わりに、高
濃度では発赤性のあるニコチン酸材料を、発赤作用を抑制するために低濃度で使
用し得る。非発赤性のニコチン酸のエステルにはニコチン酸トコフェロール及び
ヘキサニコチン酸イノシトールが含まれるが;ニコチン酸トコフェロールが好ま
しい。
【0015】 ビタミンB3化合物のその他の誘導体はアミド基の1つ又は複数の水素を置換 した結果のニコチン酸アミドの誘導体である。本発明に有用なニコチン酸アミド
誘導体の実施例には、例えば、活性ニコチン酸化合物(例えば、ニコチン酸アジ
化物又はニコチニル塩化物)とアミノ酸及び有機カルボン酸のニコチニルアルコ
ールエステル(例えば、炭素数1〜18個)の反応から誘導されたニコチニルア
ミノ酸が含まれるが、これらに限定されない。このような誘導体の具体例には以
下の化学構造を有するニコチン尿酸及びニコチニルヒドロキサム酸が含まれる。
【0016】 ニコチン尿酸:
【化2】
【0017】 ニコチニルヒドロキサム酸:
【化3】
【0018】 具体例としてのニコチニルアルコールエステルとしてはカルボン酸サリチル酸
、酢酸、グリコール酸、パルミチン酸などのニコチニルアルコールエステルが挙
げられる。本明細書において有用なビタミンB3化合物のその他の実施例は、2 −クロロニコチンアミド、6−アミノニコチンアミド、6−メチルニコチンアミ
ド、n−メチルニコチンアミド、n,n−ジエチルニコチンアミド、n−(ヒド
ロキシメチル)−ニコチンアミド、キノリン酸イミド、ニコチンアニリド、n−
ベンジルニコチンアミド、n−エチルニコチンアミド、ニフェナゾン、ニコチン
アルデヒド、イソニコチン酸、メチルイソニコチン酸、チオニコチンアミド、ニ
アルアミド、1−(3−ピリジルメチル)尿素、2−メルカプトニコチン酸、ニ
コモール、及びナイアプラジン(niaprazine)であるが、これらに限
定されない。
【0019】 上記ビタミンB3化合物の実施例は当業者には周知であり、例えば、シグマケ ミカル社(Sigma Chemical Company、ミズーリ州セント
ルイス);ICNバイオメディカル社(ICN Biomedicals、In
c.、カリフォルニア州アーヴィン)及びアルドリッヒケミカル社(Aldri
ch Chemical Company、ウィスコンシン州ミルウォーキー)
のような多くの供給源より市販される。
【0020】 1つ又は複数のビタミンB3化合物を本明細書に使用することができる。好ま しいビタミンB3化合物はニコチン酸アミド及びニコチン酸トコフェロールであ る。ニコチン酸アミドはより好ましい。 使用する場合、ニコチン酸アミドの塩、誘導体、及び塩誘導体は、好ましくは
本明細書に記載される皮膚の状態の調整方法におけるニコチン酸アミドと実質的
に同じ有効性を有する。
【0021】 ビタミンB3化合物の塩もまた本発明に有用である。本発明に有用なビタミン B3化合物の塩の実施例として、陰イオンの無機種(例えば、塩化物、臭化物、 ヨウ化物、炭素、好ましくは塩化物)を有する無機塩のような有機又は無機塩、
及び(モノ−、ジ−、及びトリ−の炭素数が1〜18個のカルボン酸塩、例えば
、アセテート、サリチル酸塩、グリコール酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、クエン酸
塩、好ましくはアセテートのようなモノカルボン酸塩を含む)有機カルボン酸塩
が挙げられるが、これらに限定されない。これら及びその他のビタミンB3化合 物は当業者によって容易に調製することが可能であり、例えばその方法は「L−
アスコルビン酸及びD−イソアスコルビン酸のニコチン酸及びニコチン酸イミド
との反応」(「The Reaction of L−Ascorbic an
d D−Isoascorbic Acid with Nicotinic
Acid and Its Amide」、J.Organic Chemis
try、VOL.14、22−26、W.ウェンナー(W. Wenner)、
1949年発行)に記載されており、参考として引用し本明細書に組み入れる。
ウェンナーはアスコルビン酸塩とニコチン酸アミドの合成について述べている。
【0022】 好ましい実施例では、ビタミンB3化合物の窒素環は、実質的には化学的に遊 離(例えば、「結合していない」及び/又は「妨害されていない」)状態である
か、又は皮膚に適用した後に実質的に化学的に遊離する(「化学的に遊離」とい
う用語はこれ以降、代わりに「複合体ではない」と呼ぶ)。より好ましくは、ビ
タミンB3化合物は本質的には複合体ではない。したがって、本組成物がビタミ ンB3化合物を塩として又はそうでなければ複合体として含有する場合、本組成 物を皮膚に適用すると、このような複合体は好ましくは実質的に可逆性であり、
より好ましくは本質的に可逆性である。例えば、このような複合体は実質的にp
H約5.0〜約6.0で可逆性であるべきである。このような可逆性は当業者で
あれば容易に決定することができる。
【0023】 ビタミンB3化合物は、皮膚に適用する前に、実質的に本組成物中で複合体で はないことがより好ましい。望ましくない複合体の生成を最小にするか、又は防
止する具体的方法としては、実質的にはビタミンB3化合物と非可逆性の複合体 又はその他の複合体を生成する材料を除外すること、pH調整、イオン強度調整
、界面活性剤の使用、及びビタミンB3化合物及びそれとともに複合体を形成す る材料を異なる相に配合することが挙げられる。このような方法は当業者には一
般に周知のレベルの方法である。
【0024】 したがって、好ましい実施例では、ビタミンB3化合物は限られた量の塩の形 態を含有し、より好ましくは実質的にはビタミンB3化合物の塩は皆無である。 好ましくはビタミンB3化合物は約50%未満のそのような塩を含有し、より好 ましくは本質的には塩の形態が皆無である。pH約4〜約7である本明細書の組
成物中のビタミンB3化合物は典型的には塩の形態で約50%未満を含有する。 ビタミンB3化合物は実質的には純粋な材料、又は天然(例えば、植物)原料 から好適な物理的及び/又は化学的に分離をすることによって得られる抽出物と
して含まれ得る。ビタミンB3化合物は、好ましくは実質的に純粋であり、より 好ましくは本質的に純粋である。
【0025】 抗原性の刺激に反応して、細胞、とりわけ炎症細胞は酸化性のフリーラジカル
を含むさまざまな作用因子を放出し、この作用因子は皮膚細胞又は皮膚組織を損
傷し得る(酸化応力)。細胞レベル又は組織レベルのこの損傷は皮膚刺激、例え
ば発赤、痒みなどの症状を示す結果となるかそのような症状の発現に寄与する。
ニコチン酸アミドのようなビタミンB3化合物は、ニコチンアミドアデニンヌク レオチド(NAD)及びニコチンアミドアデニンジヌクレオチドホスフェート(
NADP)及びそれらの還元形(NADH及びNADPH)のような酵素補因子
への前駆物質として作用する。これらの補因子は、細胞のエネルギーバランスを
維持するか、又は能力抑制(すなわち、スーパーオキシドジスムターゼ、カタラ
ーゼ、グルタチオン、トコフェロールなどのような抗酸化物質の生成及び/又は
維持)のために必須である。理論に限定されることなく、これらの補因子(及び
/又はそれらの前駆物質)の増加の程度により、細胞能の抑制を改善し、それゆ
えにこれらのフリーラジカルに関連する酸化応力を無力化又は抑制するのを助け
ると信じられている。本明細書で使用するとき、用語「抗酸化刺激剤」とは上記
補因子及びそれらの前駆物質のことをいう。
【0026】キャリア 本発明の組成物は更に皮膚科学的に許容可能なキャリアを含有する。本明細書
で使用するとき、「皮膚科学的に許容され得るキャリア」とは、このキャリアが
皮膚に対する局所適用に適しており、良好な美的特性を有しており、本発明の活
性物質及び任意の他の構成成分と適合性を示し、安全性に不都合な問題又は毒性
の心配の原因とならないことを意味する。安全で且つ有効な量のキャリアは本発
明組成物の約50〜約99.99%、好ましくは約99.9〜約80%、より好
ましくは約98〜約90%、最も好ましくは約95〜約90%である。
【0027】 上記キャリアは、多様な形態をとることができる。例えば、エマルションキャ
リアは水中油型エマルション、油中水型エマルション、水中油中水型エマルショ
ン、及びシリコン中水中油型エマルションを含むものが本発明で有用であるが、
これらに限定されない。これらのエマルションは、広範な粘度、例えば、約10
0〜約200,000cpsに及び得る。これらの乳化液は、機械的ポンプ容器
、又は従来の噴射剤を用いる加圧エアーゾル容器のいずれかを用いてスプレーの
形態で提供し得る。これらのキャリアは、ムースの形態で提供し得る。
【0028】 好適なその他の局所用キャリアには、油、アルコール、及びシリコーン(例え
ば、鉱油、エタノール、イソプロパノール、ジメチコーン、及びシクロメチコー
ンなど)などの無水液体溶媒;水性単相液溶媒(例えば、水−アルコール溶媒系
);及びこれらの無水及び水性の単相溶媒の増粘型(例えば、適切なゴム、樹脂
、ワックス、ポリマー、塩などの添加によって、溶媒の粘度を増加させて固体又
は半固体を生成させる場合)が挙げられる。本発明で有用な局所用キャリア系の
例は、次の4つの参照文献に記載されており、これらは全てを参考として引用し
本明細書に組み入れる:「サン製品処方集(Sun Products For
mulary)」Cosmetics & Toiletries、105巻、
122〜139頁(1990年12月);「サン製品処方集」Cosmetic
s & Toiletries、102巻、117〜136頁(1987年3月
);米国特許第4,960,764号(フィグエロア(Figueroa)、1
990年10月2日発行);及び米国特許第4,254,105号(フクダ(F
ukuda)、1981年3月3日に他に発行)。
【0029】 スキンケア組成物のキャリアは、本発明の組成物の約50〜約99重量%、好
ましくは約75〜約99重量%、そして最も好ましくは約85〜約95重量%を
構成することができる。
【0030】 化粧品用及び/又は薬品用に許容可能な好ましい局所用キャリアには、ヒドロ
−アルコール系及び水中油型エマルションが含まれる。上記キャリアがヒドロ−
アルコール系であるとき、このキャリアは約0〜約99%のエタノール、イソプ
ロパノール又はこれらの混合物、及び約1〜約99%の水を含み得る。約5〜約
60%のエタノール、イソプロパノール又はそれらの混合物と、約40〜約95
%の水とを含んでなるキャリアは更に好ましい。特に好ましいのは約20〜約5
0%のエタノール、イソプロパノール、又はこれらの混合物と、約50〜約80
%の水からなるキャリアである。上記キャリアが水中油型エマルションであると
き、このキャリアはこれらのエマルションを製造するための一般的な賦形剤成分
の任意のものを含んでいることができる。好適なキャリアに関する更に詳細な考
察は、米国特許第5,605,894号(ブランク(Blank)ら)及びPC
T出願番号WO97/39733(1997年10月30日出願)に記載されて
おり、それらすべてを参考として引用し、本明細書に組み入れる
【0031】任意成分 本発明の組成物は更に任意の皮膚への活性物質を含むことができる。皮膚活性
物質の実施例には、サリチル酸のようなヒドロキシ酸;双極性界面活性剤のよう
な表皮剥離用薬剤;2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメートのような日
焼け止め剤(サンスクリーン)、4,4'−t−ブチルメトキシジベンゾイルメ タン、オクトクリレン、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸;酸化亜鉛及び
二酸化チタンのような日焼け止め剤(サンブロック);抗炎症剤(ステロイド性
及び非ステロイド性);ヒドロコルチゾンのようなコルチコステロイド、メチル
プレドニソロン、デキサメタゾン、トリアムシノロンアセトニド、及びデソキサ
メタゾン(desoxametasone);ベンゾカイン、ディクロニン、リ
ドカイン及びテトラカインのような麻酔剤;カンファー、メントール、オートミ
ール(コロイド状)、プラモキシン、ベンジルアルコール、フェノール及びレソ
ルシノールのような鎮痒薬;トコフェロール及びそのエステルのような酸化防止
剤/ラジカルスカベンジャー;キレート化剤;レチノール、レチニルパルミチン
酸、レチニルアセテート、レチニルプロピオネート、及びレチナールのようなレ
チノイド;グリコール酸のようなヒドロキシ酸;ピルビン酸のようなケト酸;N
−アセチル−L−システイン及びその誘導体;ベンゾフラン誘導体;及び皮膚保
護剤が含まれるが、これらに限定されない。上記の皮膚活性物質のいずれの混合
物も使用し得る。これら活性物質に関する更に詳細な説明は、(先に参考として
引用し本明細書に組み入れた)米国特許第5,605,894号(ブランクら)
に記載される。好ましい皮膚活性物質としては、サリチル酸のようなヒドロキシ
酸、日焼け止め剤(サンスクリーン)、酸化防止剤、及びそれらの混合物が挙げ
られる。
【0032】 その他の慣用の皮膚ケア製品添加物を、本発明の組成物中に含め得る。例えば
、尿素、グアニジン、グリセロール、ワセリン、鉱油、糖エステル及びポリエス
テル、ポリオレフィン、メチルイソステアレート、エチルイソステアレート、セ
チルリシノレエート、イソノニルイソノナノエート、イソヘキサデカン、ラノリ
ン、ラノリンエステル、コレステロール、ピロリドンカルボン酸/塩(PCA)
、トリメチルグリシン(ベタイン)、トラネキサム酸、アミノ酸(例えば、セリ
ン、アラニン)、パンテノール及びその誘導体、コラーゲン、ヒアルロン酸、エ
ラスチン、加水分解産物、プリムローズ油、ホホバ油、表皮増殖因子、大豆サポ
ニン、ムコ多糖類、並びにこれらの混合物を使用することができる。その他の好
適な添加物又は皮膚活性物質は、PCT出願WO 97/39733(オブロン
グ(Oblong)ら、1997年10月30日公開)に更に詳細に考察されて
おり、そのすべてを参考として引用し本明細書に組み入れる。
【0033】スキンケア剤組成物の調製 本発明の組成物は一般に、局所用組成物を調製する場合に当業者によって周知
であるような従来の方法によって調製する。そのような方法は一般に、加熱、冷
却、吸引などを用いるか、又は用いずに、相対的に均一な状態にするために1つ
か複数の段階で成分を混合することが包含される。製品形態の実施例として、ジ
ェル、エマルション、ローション、クリーム、軟膏、溶液、液体などがあるが、
これらに限定されない。
【0034】皮膚刺激性の治療方法 本発明の方法は哺乳動物の皮膚、特に真皮及び表皮の炎症を治療又は予防する
ために有効である。本発明の刺激緩和方法は本発明の安全で且つ有効な量のスキ
ンケア剤組成物を皮膚に局所的に適用することを含む。適用する本組成物の量、
適用頻度、及び使用期間は、ある一定の組成物のビタミンB3化合物及び/又は その他の構成成分の濃度や、所望の炎症緩和の程度に依存して広く異なる。
【0035】 本発明のスキンケア剤組成物は皮膚に長期的に適用することができる。「長期
の局所適用」は、対象の生涯の長期間にわたる、好ましくは少なくとも約1週間
、より好ましくは少なくとも2週間、更により好ましくは少なくとも約1か月間
、更に一層好ましくは少なくとも約3か月間、更に一層好ましくは少なくとも約
6か月間、そして更になお好ましくは少なくとも約1年間に亘る本発明の組成物
の連続的な局所適用を意味する。効果はさまざまな最大使用期間(例えば、5年
、10年、又は20年)後に得ることができるが、得られる効果を維持及び/又
は増大するには、対象の生涯を通して長期間適用を継続することが好ましい。典
型的にはそのような長期間にわたってだいたい1日に1〜約4回適用するが、と
りわけ顔、手、及び脚のように刺激を受けやすいような体の部分には、適用回数
は1日に4回を超えてよい。
【0036】 本発明の組成物は、皮膚外観及び/又は感触の効果を得るために広範囲の量を
使用することができる。1回の適用に典型的に使用する本発明の組成物の量は、
組成物mg/皮膚cm2で約0.1〜約10mg/cm2である。特に有効な適用
量は約2mg/cm2である。
【0037】 皮膚刺激を治療する方法は、好ましくは組成物をスキンローション、クリーム
、ジェル化粧品等の形態で適用することによって実施され、組成物は美的、予防
的、治療的又はその他の効果を得るために皮膚に残すこと(すなわち、「残存(
leave−on)」組成物)がねらいである。本発明の組成物を皮膚に適用し
た後、この組成物は好ましくは少なくとも約15分間、より好ましくは少なくと
も約30分間、更により好ましくは少なくとも約1時間、最も好ましくは少なく
とも数時間、例えば約12時間まで皮膚に放置する。
【0038】 少なくとも最小濃度のビタミンB3化合物に、皮膚を確実に連続暴露するもう 1つの試みは、貼付剤を使用して上記化合物を適用することである。このような
試みは、より集中的な処置が必要とされる問題の皮膚の領域に対して特に有用で
ある。上記貼付剤は閉鎖性、半閉鎖性、又は非閉鎖性であり得る。上記ビタミン
3化合物組成物は、貼付剤内に含有されるか、又は貼付剤を適用する前に皮膚 に適用し得る。上記貼付剤はまた、バーケット(Burkett)らのPCT出
願公開番号WO9701313に記載されるような発熱反応用の化学的開始剤の
ような追加的な活性物質をも含み得る。好ましくは貼付剤は夜間治療の形で夜に
適用する。
【0039】
【実施例】
以下の実施例により本発明の範囲内の実施態様を更に記載して実証する。これ
らの実施例は単に説明の目的のために示されており、本発明の精神及び範囲から
逸脱することなく本発明の多数の改変が可能であるので、本発明を限定するもの
として解釈するべきではない。
【0040】実施例1 以下は本発明の組成物を使用しているスキンクリームの実施例である。本組成
物は在来技術を使用して各カラムの構成成分を組み合わせて混合することにより
生成され、約0.5〜約50g程度が皮膚に適用される。
【0041】
【表1】
【0042】実施例2 以下は本発明の組成物を使用しているスキンクリームの実施例である。本組成
物は在来技術を使用して各カラムの構成成分を組み合わせて混合することにより
生成され、約0.5〜約50g程度が皮膚に適用される。
【0043】
【表2】
【0044】実施例3 以下は本発明の組成物を使用しているスキンクリームの実施例である。本組成
物は在来技術を使用して各カラムの構成成分を組み合わせて混合することにより
生成され、約0.5〜約50g程度が皮膚に適用される。
【0045】
【表3】
【0046】 1.イソヘキサデカン、プレスパース社(Presperse Inc.)、
ニュージャージー州サウスプレーンフィールド 2.ポリアクリルアミド(及び)炭素数13〜14個のイソパラフィン(及び
)ラウレス7、セピック社(Seppic Corporation)、ニュー
ジャージー州フェアフィールド 3.ジメチコン(及び)ジメチコノール、ダウ・コーニング社(Dow Co
rning Corp.)、ミシガン州ミッドランド 4.ソルビタンモノステアレート及びスクロココエート、ICIアメリカズ社
(ICI Americas Inc.)、デラウェア州ウィルミントン 5.脂肪酸のスクロースエステル、プロクターアンドギャンブル社(Proc
ter and Gamble)、オハイオ州シンシナティ 6.ステアリルアルコール、プロクターアンドギャンブル社(Procter
and Gamble)、オハイオ州シンシナティ 7.Fiery 5 n/a、プロクターアンドギャンブル社(Procte
r and Gamble)、オハイオ州シンシナティ 8.DMDM ヒダントイン(及び)ヨードプロピニルブチルカルバメート、
ロンザ社(Lonza Inc.)、ニュージャージー州フェアローン 9.PEG100 ステアレート、ICIアメリカズ社(ICI Ameri
cas Inc.)、デラウェア州ウィルミントン 10.ステアリン酸、ヘンケル社(Henkel Corp.)、イリノイ州
カンカキー) 11.カルボマー、BF グッドリッチ社(BF Goodrich)、オハ
イオ州クリーヴランド 12.カルボマー、BF グッドリッチ社(BF Goodrich)、オハ
イオ州クリーヴランド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/4406 A61K 31/4406 A61P 17/00 A61P 17/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 アダムス,ジョセフィン アン アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ハーヴァード、エーカーズ 3749 Fターム(参考) 4C083 AB032 AB211 AB242 AC012 AC022 AC072 AC122 AC242 AC352 AC442 AC532 AC851 AC852 AD072 AD092 AD152 AD192 AD491 AD631 AD661 AD662 BB47 CC02 CC05 DD31 EE13 4C086 AA01 BA09 BC19 MA03 MA05 MA63 ZA89

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)少なくとも2.5%を越えるビタミンB3化合物及びそ れらの混合物からなる群から選択される皮膚用抗刺激剤;及び b)該ビタミンB3化合物のための皮膚科学的に許容され得るキャリア、を含む 、安全且つ有効量のスキンケア組成物を刺激を受けた皮膚に投与することによる
    、軽度の皮膚刺激を治療する方法。
  2. 【請求項2】 皮膚用抗刺激剤の濃度が5%より大きい請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 ビタミンB3化合物が、ニコチン酸アミド、ニコチン酸アミ ド誘導体、ニコチン酸の非血管拡張エステル及びそれらの混合物から選択される
    、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 組成物がさらに、酸化防止剤、コルチコステロイド、非ステ
    ロイド系抗炎症剤、麻酔剤、止痒剤、酸化亜鉛及びそれらの混合物からなる群か
    ら選択される付加的皮膚活性物質を含む請求項1〜3のいずれか1項に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 a)ビタミンB3化合物及びそれらの混合物からなる群から 選択される少なくとも2.5%を越える皮膚用抗刺激剤;及び b)該ビタミンB3化合物のための皮膚科学的に許容され得るキャリア、を含む 、安全且つ有効量のスキンケア組成物を投与することによる、薬品化合物により
    生じた軽度の皮膚刺激を治療する方法。
  6. 【請求項6】 a)ビタミンB3化合物及びそれらの混合物からなる群から 選択される安全且つ有効量の抗酸化刺激剤;及び b)該ビタミンB3化合物のための皮膚科学的に許容され得るキャリアを含む、 安全且つ有効量のスキンケア組成物を適用することによる、皮膚細胞中の酸化性
    のフリーラジカルを中和する方法。
  7. 【請求項7】 a)ニコチン酸トコフェロールからなる安全且つ有効量の皮
    膚用抗刺激剤;及び b)該ビタミンB3化合物のための皮膚科学的に許容され得るキャリアを含む、 安全且つ有効量のスキンケア組成物を投与することによる軽度の皮膚刺激を治療
    する方法。
  8. 【請求項8】 スキンケア組成物用のパッケージ中に、軽度の皮膚刺激を治
    療するビタミンB3化合物の使用に関する情報及び/又は説明と共に、約0.1 %〜約40%のビタミンB3を含有するスキンケア組成物を、含有してなる製品 。
  9. 【請求項9】 a)ビタミンB3化合物及びそれらの混合物からなる群から 選択される少なくとも約2.5%を越える皮膚用抗刺激剤;及び b)該ビタミンB3化合物用の皮膚科学的に許容され得るキャリアから実質的に なる、安全且つ有効な量のスキンケア組成物を投与することによる、軽度の皮膚
    刺激を治療する方法。
  10. 【請求項10】 a)安全且つ有効量のビタミンB3化合物又はそれらの混 合物;及び b)上記ビタミンB3化合物のための皮膚科学的に許容され得るキャリアを含む 、安全且つ有効量のスキンケア組成物を投与することによる、接触性皮膚炎を治
    療する方法。
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