JP2002505818A - 人工音響環境を生成するためのシステム - Google Patents

人工音響環境を生成するためのシステム

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Abstract

(57)【要約】 2つの耳を持つユーザーが着装し、それぞれの耳に最低1つのオーディオシグナルを提供するヘッドフォーンアッセンブリーに超音波レファレンスシグナルを送り、一方の耳に対比するもう一方の耳に知覚される超音波レファレンスシグナルのフェーズ差を測定できる様に両耳への超音波レファレンスシグナルのアライバルタイムをプロセスし、フェーズ差に従い最低2つのオーディオシグナル、各々の耳で最低1つのシグナルをモジュレートし、各々の耳にヘッドフォーンアッセンブリー経由で最低2つのオーディオシグナルを送る、以上のことを含む人工音響環境をシミュレートする方法。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 人工音響環境を生成するためのシステム 発明の技術分野 この発明はオーディオ再生システムに於ける周辺音響を提供するためのヘッド フォーンの分野に関する。 発明の背景技術 近年、単純なHi−Fiシステムの性能は、ホームシアターシステムが要求す る周辺音響効果の組入れに向けて拡がりを見せている。 これらのシステムには大型スクリーンテレビレシーバー、ビデオカセットプレ ーヤー、4組の追加スピーカー及び周辺アンプリファイヤが含まれる。この新し いシステムで、視聴者の映画の音響効果の中への没入度は大きくなる。 典型的なホームシアターシステムは、ビデオ性能を新式オーディオシステムと 結合させたものであり、次の様な主要コンポーネントをベースにしている。 1.大型スクリーンTVレシーバー又はビデオプロジェクター。 2.オーディオ及びビデオシグナルの源(ソース)であるレーザーディスクプ レーヤー又はHi−Fiビデオカセットプレーヤー。フィルムに記録されて いるオーディオトラックは通常のステレオトラックではない。それはサウン ドチャンネルに関する追加情報(インフォーメーション)を暗号化するもの で、この暗号化のプロトコールは長年に亘り発展したものである。現在使用 されている3つの主要な標準は: a.ドオルビー プロロジック サラウンド(Dolby Prologi c Surround)。これは標準的な左と右のチャンネルに加えて、 中央と後方のチャンネルがサウンドトラックに記録されるもので、全ての チャンネルはアナログである。 b.THK。Lucusフィルム社が製造したもの。これは1つでなく、2 つのセパレート後方チャンネルを使用したもので、全てのチャンネルはア ナログである。 c.AC−3。Dolbyラボが最も新しく開発したもの。これは音楽の6 つのチャンネルが前方右、前方左、中央、後方右、後方左とサブウーファ ーのサウンドトラックにデジタル記録されたものである。1つのオクター ブのみが必要であるので、後者は完全なスペクトラムチャンネルではない 。 3.周辺アンプリファイヤー。入力シグナルから周辺チャンネルを取り出すた めのもの。周辺アンプは概してDolbyチップをベースにしている。殆ん どのアンプはDPS(デジタル シグナル プロセッサー)性能を有し、非 周辺ミュージック源(ソース)の音をモディファイし、あたかもコンサート ホール、シアター、ジャズクラブ等のように異った人工音響環境から音が発 生しているかの様である。 4.スピーカー。6っの異ったスピーカーがあるフルサウンドシステムで、リ アリステックな再生のためにハイクオリティーのものでなければならない。 その機能は次のようなものである。: a.メーンスピーカー2台。これはサウンド、ミュージック効果の殆んどを 再生する。 b.センタースピーカー1台。スクリーンの上又は下に置かれ、俳優の声用 である。 c.後部スピーカー2台。周辺音響システムによって生じた特別効果及び周 辺アンプの異ったDSPモードで生じた人工エコー効果に使われる。 d.サブウーファー。爆発等の低周波音響の全てを再生するもので、このチ ャンネルは方向性インフォメーションを殆んど有していないため、サブウ ーファーの設置位置は重要ではない。更に、この様な低周波音は特に耳だ けでなく、体の色々な部分で感じられる。通常、ウーファーは前方の場所 に設置される。 ホームシアターに適する条件に合致するため部屋の改修が必要となる: a.部屋の中に6つの異った音源があるため、音質及び方向性が れないエコ ーで破壊される。従って、カーペット、カーテン等の音響吸収材を使った部 屋である必要がある。 b.隣近所への迷惑防止のためにも音響吸収材が必要である。 c.各スピーカーへの室内配線が必要となるが、出来るだけ目障りにならない 配慮が必要である。 システムの一つ一つの要素が全体の音質に影響を与える。この内最も重要な要 素は室内音響である。もし部屋が大きく、壁がむき出しであれば、エコーが音に 大きな影響を与えることになる。又、スピーカーの品質もシステムにとって重要 な要素である。高性能スピーカーは大型で高価であるが、良質の音の基本である 。最後は高出力で、リアリステックな周辺音響に必要とされる低歪み(騒音)ア ンプは高価である。 これらの条件のため、高品質周辺音響システムを購入し、家庭内に設置するに は大きな費用がかかることになる。 低価格で、かつ個人レベルのリスニングで高品質のオーディオ再生を可能にす るため、従来のHi−Fiオーディオシステムでは長い間ステレオヘッドフォー ンが用いられてきた。メーカー各社のヘッドフォーンを使って周辺音響を提供し ようとする試みは、あまり成功を見ていない。周辺音響ヘッドフォーンテクノロ ジーの効果的な使用に拘わる問題点を認識するためには、立体的なヒアリングの 体験に於ける人間の生理学的効果を理解する必要がある。 音の方向を認識するのに、次の様にして、脳は2つの耳から入るインフォメー ションを組合せ、周辺世界の3−D感覚を得るために、いくつかの音響心理的効 果を利用する。 1.フェーズ差:音は同じフェーズで両耳に届くのでなく、音源に近い耳がそ の音をまず聞くのである。2つの耳にその音が届く時間差を計算して、(< 1msec.)脳は音源を検知する。 2.レベル差:音源に近い方の耳がより大きい音を聞き、そのインフォメーシ ョンは脳により方向、範囲のインフォメーションに変換される。 3.頭の回転:例えば、もし音源がリスナーの直接前方、又は直接後方にあれ ば、両耳間のフェーズとレベル差は0である。音源の確認のため体は頭を気 付かない程度、ほんの少しだけ動かす。非常に小さい動きでも脳が音源を識 別するに充分なフェーズ差を創りだすのである。 4.ドップラー(Doppler)ピッチ差:頭の回転時、サウンドピッチは ドップラー効果によって変化する。音源に向って回転した方の耳が他の耳よ りも僅かな高いピッチを聞き、このインフォメーションから音源の方向をデ ィコードする。 5.フェースブロッケージ:音源から頭が回転して一定の角度で離れる時、リ スナーの頭は、一方の耳を音源から“音響的に陰(シェード)のエリア”へ 移動させ、この耳のサウンドルベルが他の耳のサウンドルベルより低くなる 。脳はこの効果を用いて音源ポイントを見付けるのである。 最初の3つの効果が最も重要であるが、完全な錯覚が生れるには5つ全部を正 確に再生することが必要である。周辺サウンドがスピーカーの配列によって作り 出される時、作り出された音場は現実生活の場ででてくる音と殆んど同じであり 、人間の脳はその音を認識するため上記の5つの効果のすべてを使用することが できるのである。 但し、音はリスナーの耳により近い高度に局部的なトランスデューサーから生 じるので、ヘッドフォーンの使用によりフリースペースの拡りの中に表れる上記 の5つの効果は、全て大きく損われることになる。リスナーが頭を動かす、又は 、回転さすと、ヘッドフォーンもリスナーの頭と一緒に動く。従って単純なバイ ノーラル方式のオーディオシグナルでは現実の認識が出来ない。何故なら、音場 はリスナーの頭と一緒に動くからである。実際の音響効果を創るためには、ヘッ ドフォーンに送られるオーディオシグナルは、リスナーが上演物又はフィルムの 音を聞いている時のリスナーの動きに合せて上記の音響心理効果がシミュレート されるよう、繊細な方法でコード化されなければならない。 日本の特願昭42−227及び日本国の特公昭54−19242の説明では、 頭の動きを測り、頭の位置に関するインフォメーションをマイクロプロセッサー に送るためのヘッドフォーンに組込まれたジャイロコンパス又はマグネティック ニードルコンパスを含む周辺音響ヘッドフォーンシステムが述べられている。こ のマイクロプロセッサーは、頭の角度によりサウンドトラックシグナルをモディ ファイし、ヘッドフォーンにモディファイされたシグナルを送りかえし、リスナ ーが周辺音響効果を体験できるのである。ヘッドフォーンに組込まれたジャイロ スコープを使用したこの様なシステムは、ソニー株式会社(Sony Corp oration)により発売されている。米国特許5,181,248(EP4 38281対応)、5,452,359及び5,495,532には、このシス テムの更なる発展が、ジャイロスコープが超音波レインジングシステムに置き代 ったものとして述べられている。頭の角度位置は、ヘッドフォーンセットの左及 び右アームに位置した超音波ディテクターを使って、リスナーの前方に置かれた トランスミッターにより出される超音波レファレンスシグナルの相対的な到着時 計測から得られる。前述の通り、マイクロプロセッサーは計測された頭の角度に より、サウンドトラックシグナルをモディファイし、ヘッドフォーンにモディフ ァーされたシグナルを送りかえし、リスナーが周辺音響効果を体験できるのであ る。 バーチャル リスニング システム 株式会社(Virtual Liste ning System Inc.)が開発し、ステレオレビュー(Stere o Rrview)、P38(1997年4月)で述べている更なる開発に於い ては、頭の動きは完全に無視されている。 典型的なオーディオシチエーションからの周辺音響効果は、各種の情況に対応 するフェーズシフト及びボリュームチェンジを提供するアルゴリズムによりプリ プログラムされている。従って、このシステムは、デジタルプロセシングの手段 により周辺音響効果をシミュレートしている。 ドイツ特許第2625101は、トランスミットされたキャリヤーによりヘッ ドフォーンにサウンドシグナルの無線送信をする装置を開示している。人間の音 声特性に近い特性を示すことが出来る様に、2つの受信要素が一対のヘッドフォ ーンに取付けられている。 ヨーロッパ特許出願No.EP705053では、リスナーの耳の耳たぶに面 し、前方に、又は接して配置された最低2つのラウドスピーカーが各々に取付け られた2つのイヤフォンメンバーを持つ周辺音響効果のためのヘッドフォーンと 述べられている。 上述の先行技術システムの全ては、オーディオシグナルインフォメーションを モディファイするために新しいリアルタイムシグナルプロセシングを使用してい る。しかし、入手可能なプロセッサーのスピードでは、シグナルプロセスを効果 的に処理できず、得られる結果はいくつかの理由で不充分なものである。 これらシステムは3−D認識に影響を与える主な音響心理の要因、即ち上記の リストにある最初の2つ又最大でも3つの要因のみを扱っている。これら全ては 他のもの、即ち通常無視されているが、重要な効果、ドップラー(Dopple r)のピッチチェンジ効果やフェースブロケージの効果を無いがしろにしている のである。 発明の要約 この発明は改良されたヘッドフォーンの周辺音響システムを提示することにあ る。 従って、この発明の好ましい実施態様に従い、超音波トランスミッターからリ スニングエリアに送られる超音波のモジュレートされたオーディオシグナルイン フォメーションをピックアップするための超音波ディテクターが両方についたイ ヤフォーンを持ち、周辺音響効果をシュミレートするように、上述のオーディオ シグナルインフォメーションをプロセスし、モジュレートすることから得られる ヘッドフォーンセットを提供することにある。フリースペースに拡がるオーディ オシグナルを聴取する際感じられる生理的効果のシュミレーションで、イヤフォ ンにインプットされたオーディオシグナルをコード化できるよう接続、設計され たディレイラインとモジュレーターの配列とにより、オーディオシグナルのプロ セシングとモジュレーテイングは実行される。 明細書と請求事項の中での用語“ヘッドフォーン”とは単にヘッドフォーンの みを含むのではなく、例えば、バーチャルリアリティーヘルメットの如く耳を通 して聴くための他の装置全べてを含むものである。 又、この発明の好ましい実施態様に従い、最低1つの超音波チャンネルで最低 1つの超音波シグナルをレシーブするための最低1つの超音波レシーバーと、人 間の可聴シグナルに対し最低1つの超音波チャンネルで最低1つの超音波シグナ ル各々を変換するための最低1つのトランスデューサーを含むワイヤレスヘッド フォーンアッセンブリーを提供することにある。 加えて、この発明の別の好ましい実施態様に従い、当芸最低1つの超音波レシ ーバーで、夫々が2つの超音波チャンネルで超音波シグナルをレシーブする2つ の超音波レシーバーを含むワイヤレスヘッドフォーンアッセンブリーを提供する ことにある。 更に、この発明の更なる別の好ましい実施態様に従い、最低1つの超音波レシ ーバーで各々が1つの超音波チャンネルで超音波シグナルをレシーブする4つの 超音波レシーバーを含むワイヤレスヘッドフォーンアッセンブリーを提供するこ とにある。 又、更に、この発明の別の好ましい実施態様に従い最低1つのトランスデュー サーで最低1つの超音波シグナルを最低1つのモジュレートされた電気信号に変 換する最低1つのファーストトランスデューサーと、最低1つのモジュレートさ れた電気信号を人間の可聴シグナルに変換する最低1つのセカンドトランスデュ ーサーを含むワイヤレスヘッドフォーンアッセンブリーを提供することにある。 加えて、この発明の別の好ましい実施態様に従い、最低1つのトランスデュー サーが最低1つのマルチチャンネルトランスデューサーから成るワイヤレスヘッ ドフォーンアッセンブリーを提供することにある。 更に加えて、この発明の別の好ましい実施態様に従い、各超音波チャンネルに 関連する最低1つのバンドパスフィルターを含むワイヤレスヘッドフォーンアッ センブリーを提供することにある。 更に、この発明の別の好ましい実施態様に従い、各超音波チャンネルに関連す る最低1つののディモジュレーターを含むワイヤレスヘッドフォーンアッセンブ リーを提供することにある。 加えて、この発明の別の好ましい実施態様に従い、最低1つの超音波シグナル を最低1つのモジュレートされた電気信号に変換する操作のできる最低1つのフ ァーストトランスデューサーが、各々がユーザーの異った耳に近く位置するよう に配位された最低2つのファーストトランスデューサーを含むワイヤレスヘッド フォーンアッセンブリーを提供することにある。 更に、この発明の別の好ましい実施態様に従い、最低1つのセカンドトランス デューサーで各々がユーザーの異った耳に対し人間の可聴アウトプットをもたら す最低2つのトランスデューサーを含むワイヤレスヘッドフォーンアッセンブリ ーを提供することにある。 加えて、この発明の別の好ましい実施態様に従い、最低2つの超音波レシーバ ーの各々でレシーブされた超音波シグナルからでる人間の可聴シグナルがユーザ ーのそれぞれの耳に送られるワイヤレスヘッドフォーンアッセンブリーを提供す ることにある。 又、この発明の別の好ましい実施態様に従い、最低2つの超音波チャンネルで それぞれが超音波シグナルを受ける最低2つの超音波レシーバー、最低2つの人 間の可聴チャンネルを人間の可聴シグナルに変換する最低2つのトランスデュー サー及び最低2つの超音波レシーバーのそれぞれの最低2つのチャンネルの各々 でレシーブされたインフォメーションが人間の可聴チャンネルのうちそれぞれ別 のチャンネルでユーザーの2つの異った耳の各々に送られるワイヤレスヘッドフ ォーンアッセンブリーを提供するものである。 更に、この発明の別の好ましい実施態様に従い、ユーザーの異った耳での最低 1つのシグナルソースからの音のアライバル間で生じるアコースティックディレ イをシュミレートする操作のできるディレイラインを含むワイヤレスヘッドフォ ーンアッセンブリーを提供するものである。 加えて、この発明の別の好ましい実施態様に従い、ユーザーが耳につけること が可能で、最低1つの超音波チャンネルで最低1つの超音波シグナルをレシーブ するための最低1つの超音波レシーバー、人間の可聴シグナルに対する最低1つ の超音波チャンネルで最低1つの超音波シグナルのそれぞれを変換するための最 低1つのトランスデューサー、マルチソースシグナルに対応する複数のチャンネ ルでマルチソースシグナルをレシーブしサウンドキャリアーをモジュレートする 最低1つのプロセッサー、複数のチャンネルでモジュレートされたサウンドキャ リアーを一対のヘッドフォーンに送るためのトランスミッターを含むシュミレー トされたマルチソースサウンドの環境をつくるヘッドフォーンシステムを提供す るものである。 加えて、この発明の別の好ましい実施態様に従い、マルチサウンドウエーブが 適切な場所に設置されたサウンドソースからの可聴サウンドとしてフリースペー ス内にトランスミットされた場合、モジュレートされたキャリアーを最低1つの ヘッドフォーンにトランスミットするための超音波の使用で、ヘッドフォーンを 使ったリスナーに音響心理効果を生じさすことを可能とするヘッドフォーンシス テムを提供するものである。 更に、この発明の別の好ましい実施態様に従い、可聴シグナルを超音波に変換 し、ワイヤレスヘッドフォーンアッセンブリーを使って超音波をレシーブし、ワ イヤレスヘッドフォーンアッセンブリーを使って超音波を可聴シグナルに変換す ることを含む人工音響環境をシミュレートする方法を提供するものである。 又、この発明の別の好ましい実施態様に従い、リスナーの両耳につけられ、そ の各々に最低1つの可聴なオーディオシグナルを発生させるヘッドフォーンアッ センブリーに超音波レフアレンスシグナルを送り、他方の耳に対比させたもう一 方により知覚されるシグナルのフェーズディファレンスを測れるようそれぞれの 耳に超音波レフアレンスシグナルのアライバルタイムをフロセスし、最低2つの オーディオシグナル、フェーズディファレンスに対応してそれぞれの耳に最低1 つのシグナルをモジュレートし、このヘッドフォーンアッセンブリーによって各 々の耳に最低2つのオーディオシグナルを送ることを含めた人工音響環境をシミ ュレートするための手段を提供するものである。 この発明の別の好ましい実施態様に従い、超音波サウンドによって最低2つの オーディオシグナルと超音波レフアレンスシグナルを送ることを含む手段。 更に、この発明の別の好ましい実施態様に従い、有線コミュニケーションによ りヘッドフォーンアッセンブリーにシグナルを送ることを含む最低2つのオーデ ィオシグナルを送るステップ。 又更に、この発明の別の好ましい実施態様に従い、無線コミュニケーションに よりヘッドフォーンアッセンブリーにシグナルを送ることを含む最低2つのオー ディオシグナルを送るステップ。 図面の簡単な説明 この発明は、図面を伴った次の詳細な説明で充分理解、評価されるものである 。 第1図は従来の先行技術のスピーカーベースの周辺音響システムの絵図表現で 、部品及びそれらの相互位置を示している。 第2A図及び第2B図は、先行技術の従来のスピーカーベースの周辺音響シス テムに於いて、リスナーが如何にして耳により音源により近いサウンドと音源か らより遠いサウンドの受取りの間にある小さな時間差を識別し、そのサウンドの 発生する方向を検出するかを図解したものである。 第3A図及び第3B図は、先行技術の従来のスピーカーベースの周辺音響シス テムに於いて、リスナーが如何にしてサウンドの発生する方向を、音源に向って 頭を廻し両耳に聞えるサウンドのフェーズをイコーライズさせ検出するかをしめ している。 第4A図及び第4B図は従来の先行技術周辺音響システムの前方に座したリス ナーの左及び右耳によりサウンドの受取りのタイミングシーケンスを表し、又、 リスナーが頭を音源に廻し、両耳に聞えるサウンドのフェーズをイコーライズさ せる時にそのタイミングシーケンスが如何に変化するかを表している。 第5図はこの発明の好ましい実施態様に従い、設計され、操作されるヘッドフ ォーンベースの周辺音響システムの絵図説明である。 第6図はこの発明の好ましい実施態様に従い設計され、接続されたエンコーダ ーユニットのブロック図で、如何にして周辺音響オーディオシグナルからの5つ の別個のインプットが、ディレイライン及び超音波トランスミッターへアウトプ ットするためシグナルの正しい合成を供給するモジュレーターを通して行われる かを示している。 第7図はこの発明の好ましい実施態様に従い設計され操作される一対のヘッド フォーンのブロック図で、システムトランスミッターにより発信される超音波シ グナルを周辺音響としてリスナーに知覚されるよう可聴シグナルを受け、変調し 、変換するに必要な部品とその関連を示している。 第8A図と第8B図はこの発明の好ましい実施態様に従い設計され操作される 周辺音響ヘッドフォーンが如何にしてリスナーが音響が発生する方向を検出でき るようフエーズディファレンス音響心理効果をシミュレートするかを図解してい る。 第9A図と第9B図はこの発明の好ましい実施態様に従い設計され操作される 周辺音響ヘッドフォーンシステムがリスナーが音響発生の方向を検出する方法を どのようにしてシュミレートするか、及びリスナーが頭を音源に廻し両耳で聞く 音のフエーズをイコーライズさせるかを示すものである。 第10A図及び第10B図はこの発明の好ましい実施態様に従い設計され操作 される周辺音響ヘッドフォーンシステムを使用してリスナーの左及び右耳により 受ける音響のタィムシーケンスを図解し、リスナーが頭を音源知覚の方向に廻し 、両耳で聞く音のフエーズをイコーライズさせる時にタイミングシーケンスがど の様に変化するかを示すものである。 第11図はこの発明の好ましい実施態様に従い設計され操作される周辺音響ヘ ッドフォーンシステムが備えられた部屋の広い場所に座したリスナー全員が如何 にして周辺音響の正確な空間幻覚を持っかを図解したものである。 第12はこの発明の好ましい実施態様に従い設計され操作される第5−10図 の実施態様の超音波サウンドがレファレンスシグナルとして使用され、オーディ オシグナルが有線又は無線コミニケーションによりヘッドフォーンに送られるヘ ッドフォーンベースの周辺音響システムの略ブロック図である。 第13図はこの発明の好ましい実施態様に従い設計され操作されるヘッドフォ ーンベースの周辺音響システムの略ブロック図であり、このシステムは第12図 のシステムがスタンド・アロンシステムであり、第13図のシステムがパソコン のプリント配線板のようなパッケージングに適している点を除き、基本的には第 12図に図解されたシステムと同じものである。 好ましい実施態様の詳細な説明 この発明の好ましい実施態様は周辺音響システムの分野に於いて述べられてい る。しかし、この発明はバーチャルリアリティーシステム、コンピューターゲー ム、シュミレーターシステム等の他の応用が即可能であることでも評価されるも のである。 第1図について説明する。これは先行技術の従来のスピーカーベースの周辺音 響システムの絵図説明で、“発明の背景”で説明されている如く、コンポーネン トパーツとリスナーとの相互位置を示している。 示されているパーツはTVレシーバー又はビデオスクリーン10、オーディオ シグナルソース12、レーザーディスクプレーヤー又はビデオカセットプレーヤ ー等の周辺音響アンプリフアイヤー14、メインスピーカー即ち前方左側スピー カー16及び前方右側スピーカー17、センタースピーカー18、後方左側スピ ーカー20及び後方右側スピーカー21である。この説明に於いては、方向性イ ンフォメーションを提供するスピーカー5台のみが示されている。サブウーフア ーの位置は、特に重要でないと理解される。リスナー22は“スイートスポット ”に置位しており、周辺音響効果が実際に感じられるのは、この部屋の中でこの 場所だけである。 第2A図及び第2B図は、先行技術のスピーカーベースの周辺音響システムの 前面に位置したリスナー22が、如何にして耳により音源により近いサウンドと 、音源からより遠いサウンドの受取りの間にある小さな時間差を識別し、そのサ ウンドの発生する方向を検出できるかを示している。第2A図では、右前方スピ ーカー17からのサウンドウェーブ30がリスナーの右耳32に最初に入るとこ ろを示している。 第2B図では、典型的な場合、中心軸から30°でできるシグナルで、0.3 msecでサウンドが少し遅れてリスナーの左耳34に入るところを示している 。 第3A図及び第3B図は、先行技術のスピーカーベースの周辺音響システムの 前面に位置したリスナー22が、サウンドの発生する方向を、音源に向って頭を 廻し両耳に聞えるサウンドのフェーズをイコーライズさせ、検出する方法を図解 している。 第3A図では、右前方スピーカー17からのサウンドウエーブ30が、右耳に 対比した左耳に入る瞬間の少しのタイムディレイでリスナーの両耳に入るところ が示されている。第3B図では、リスナー22が音源方向に頭を廻し、そのサウ ンドが同時に両耳に入る時の心理的な識別により、この方向を検出することが示 されている。 第4A図は先行技術の周辺音響システムの前方に位置したリスナーの左及び右 耳へのサウンドの到着に関し、第2A図及び第2B図のためのタイムシーケンス の量的描写を示す。横軸はサウンドウエーブの伝達にかかる時間の経過を示し、 第4B図はリスナーが頭を音源に向かってまわす第3A図及び第3B図で描写さ れた情況と同じタイミングシーケンスを示している。 第4A図では、サウンドウエーブはスピーカー17がt0時に出て、リスナー の右耳にt0+DR/v時後に届くよう描写されている。この時のvは音の速さ 、DRはスピーカーから右耳32までの距離である。サウンドはリスナーの左耳 にわずかt0+DL/v時後に着く。この時DL>DRである。リスナーの脳は 音源を見付けるためこのわずかなディレイを識別する。 第4B図では、リスナーが音源に向って頭を回転させた後が示されている。こ のタイムシーケンスは、如何にしてサウンドウエーブがスピーカー17をt1時 に出て、t1+DR/v時後のあとリスナーの両耳に届くかを示している。この 時スピーカーから両耳への距離は等しいので、t1+DL/vは同じになる。 この発明の好ましい実施態様に従い、設計され操作される周辺音響ヘッドフォ ーンシステムの絵図による説明は、図5に示されている。図1の従来の先行技術 システムで示される5つのスピーカーは省れていることが判る。それらに代り、 ヘッドフォーン周辺音響システムの基本コンポーネントから成る3つの小型コン ポーネントがある。これらのコンポーネントは周辺音響エンコーダー24、超音 波トランスジューサー26及び周辺音響ヘッドフォーン28である。周辺音響エ ンコーダー24にはオーディオシグナルインソース即ち、レーザーディスクプレ ーヤー、VCR又はその他のステレオソースからのインプットシグナルがある。 このユニットはエキスターナルDolbyプロセッサーのような周辺音響アンプ 14に接続することが可能であるし、それ自身のインターナル周辺プロセッサー にフイットすることも可能である。エンコーダー24は従来のセパレート型周辺 音響チャンネル5つを処理(プロセス)する。従って、修正されたシグナルは例 えばAM又はFMによってモジュレートされ、トランスミッションに適したレベ ルになるようにアンプリフアイされる。異った音源のシミュレーションは、1つ のトランスミットされた超音波ビームに4つの異ったキャリアーの周波数を用い て実行できる。2つは前方の音源、残りの2つは後方の音源をシミュレートする のに使用される。 説明されたこの発明の好ましい実施態様はDolbyレコーディングスタンダ ードに従ってコードされたシグナルを処理するよう設計され、操作されるもので はあるが、それは簡単にその他の3−Dサウンドルコーディングスタンダードに 適用できることが評価される。 モジュレートされ、アンプリフアイされたシグナルは、TVレシーバー10の 上に置かれ、周辺サウンドシグナルを含むコードとなり、超音波トランスデュー サーに送られ、超音波の形でリスニングルーム内にトランスミットされる。 説明されたこの発明の好ましい実施態様は、1つのトランスミッターにより全 てのオーディオインフオメーションを送れるよう設計され操作されるものではあ るが、それは簡単に、後方チャンネルに1つ及び前方チャンネルに1つのように 幾つかのトランスミッターを経てトランスミットするべく変更できることが評価 される。 リスナーが着けた周辺音響ヘッドフォーン28には、それぞれのイヤフォンに 2つの特別なマイクロフオーンが組込まれており、TVモニターの上からトラン スミットされた超音波シグナルを受ける。4つのデコーダーはそのシグナルをオ ーディオ周辺音響に変換する。そこで、その音はヘッドフォーンスピーカーによ りアンプリファイされ、リプロデュースされる。各イヤフオンは2つの周波数、 1つは前、もう1つは後に反能する。 上述のシステムの伝播効果について説明する。 超音波は通常の音波であるが、スーパー可聴周波数であって、他の音波と全く 同様に空気中を伝播する。従って、リスナーの頭にトランスミッターから送られ る超音波レファレンスシグナルの使用は特定のものとなり、それは従来のフリー スペース周辺音響システムによってつくられるオーディオサウンド全く同様に作 用するようこの発明によって創られる周辺音響効果を可能にする。(第5図の実 施態様に於いては、超音波シグナルはレファレンスシグナルとして使用されるだ けでなく、オーディオインフォメーションのためのキャリアーシグナルとしても 使用される。又この発明の別の実施態様に於いて第12図及び第13図に関連し て下述の説明をする。即ち、超音波シグナルはレフアレンスシグナルとしてのみ 働き、そのオーディオインフォメーションは無線又は有線のコミュニケーション により別々にトランスミットされるものである。) 特に、ノーマルヒアリングに影響を与えるパラメーターの全ては、上述の5つ の音響心理効果に関して超音波に適用できる。 1.超音波キャリアーの速度は、リスナーの2つの耳の間に正確なフエーズ差 を発生させる。 2.超音波キャリアーのレベルは、2つの耳の間に正確なトランスデュースさ れた音量の差を生じる。 3.頭の動きに対する特別な配慮がいらない。超音波は可聴サウンドシグナル のように正確に頭の動きによつて影響を受ける。 4.Doppler効果で、頭の回転で、あたかも本当のスピーカーが使われ ているかの如く、正確にピッチが変る。 5.ヘッドフォーンアームのどちらかの側に超音波レシーバーを位置すること により、フエースブロケージ効果が得られる。 超音波の使用の更なる利点は、RFとは異り、ノイズシグナルが生じてもその 環境はトランスミッションの妨害とはならず、トランスミッションもその環境に 対して干渉しないことである。 第6図はエンコーダーユニットの略ブロック図である。このユニットは、ソー スチャンネルとそのテスティネーションチャンネルによりシグナルを操作するデ ィレイライン42の方法により、5つの従来の周辺サウンドインプットチャンネ ル40、即ち、前方左、前方右、中央、後方左、後方右の各々からのシグナルを モディファイする。得られたシグナルインフォメーションは、4つのアウトプッ トチャンネル、即ち前方左、前方右、後方左及び後方右のルートに分けられる。 このアウトプットチャンネルは例えば、組込みのローカルオッシレーターを使い 4つの別々のキャリヤーフリークエンシーにモジュレートされたAM又はFM4 4で、アウトプット48が超音波トランスデューサーへ送られるためにアンプリ フアイされるミキサー46にインプットされる。 5つの異ったインプットチャンネルは次の方法でプロセスされ、接続される。 センターチャンネルシグナルは、2つのフロントチャンネルキャリヤー、CFL及 びCFRによるトランスミッションのためモジュレーターCFL及びCFRに直接送ら れる。前方右チャンネルは、2つのチャンネルに並行して0.3msec.ディ レイライン(中心から30°の所に位置した音源で計算)を経由して、CFRチャ ンネルモジュレーターとCFLモジュレーターに直接送られる。前方左チャンネル は、右チャンネルと同様な方法で、CFLチャンネルモジュレーターへ、そして0 .3msec.のディレイでCFRモジュレーターに直接送られる。後方右チャン ネルシグナルは直接CRLモジュレーターへ、そして0.3msec.ディレイラ イン経由でCRRへ接続される。 このエンコーディングの方法が如何に効果的な周辺音響を生むかを理解するた めには、如何にしてディコーディングプロセスが周辺音響ヘッドフォーン内で実 行されるかを理解する必要がある。これらのヘッドフォーンの設計は第7図に示 される。 ヘッドフォーンは次の様に追加のエレクトロニックコンポーネントを組込んだ スタンダードHi−Fiヘッドフォーンをベースにしている。即ち、2つの超音 波マイクロフォーン50及び52、4つのフィルター53、54、55及び56 、4つのディモジュレーター57、58、59及び60、一対のアンプリフアイ ヤー61及び62である。これらのアンプリフアイヤーはヘッドフォーンのスピ ーカー63及び64をフィードする。2つの超音波マイクロフォーン50、52 はイヤフォンブリッジ65のどちらかの側にある各々のイヤフォンの一方に位置 しており、トランスミットされた超音波シグナルのレシーバーとしての役目を果 たしている。これらのマイクロフォーンの各々からのシグナルは、各々の耳に連 係して、前方及び後方の2つのチャンネルを取り出すためにフィルターされ、デ ィモデュレートされる。取り出されたシグナルはアンプリファイされ、人間の可 聴シグナルにトランスデューする各々のイヤフォンスピーカーに送られる。 各マイクロフォーンは次の様に両方のイヤフォンに接続される。前方キャリヤ ーは、マイクロフォーンが組込まれている側のイヤフォンに直接接続され、後方 キャリヤーは、反対側のイヤフォンに接続される。特に、前方チャンネルでは、 右側マイクロフォーンが右耳にCFRをトランスミットし、左側マイクロフォーン が左耳にCFLをトランスミットする。後方チャンネルでは、接続はクロスされ、 右側マイクロフォーンは左耳にCRLをトランスミットし、左側マイクロフォーン は右耳にCRRをトランスミットする。このクロスされた接続を使って、どの様な 方向の音源でも1つだけの超音波トランスミッションを使ってシミュレートが可 能となる。特に、後方の音源は、前方に位置するトランスミッター1つを使って 、正確にシミュレートされる。 第8A図及び第8B図は、この発明の好ましい実施態様に従い設計され、操作 される周辺音響ヘッドフォーンシステムがどの様にフエーズディファレンスの音 響心理効果をシミュレートし、リスナー22がサウンドが出るように思う方向を 検知出来るかを図解する。第8A図では、2つの前方チャンネルシグナルCFRと CFLはトランスミッター26により送り出されるが、この両者の間には僅かなタ イムディレイがある。CFLシグナルはCFRに比べ約0.3msec.だけディレ イがある。イヤフオンのダイレクトピックアップとの接続により、リスナー22 は右耳32で最初にサウンドを聞き、第8B図に示されている通り、左耳34で 0.3msec.後にサウンドを聞く。リスナーにとってはあたかもバーチャル スピーカー36が約30°だけ右側に位置している様に思えるのである。 第9A図及び第9B図は、如何にして周辺音響ヘッドフォーンシステムで、リ スナーが両方の耳で聞えるサウンドのフエーズをイコーライズするために、音源 に向って頭を廻してサウンドが出る方向を検知することが出来るのかを明らかに する。付けられている番号は第8A図及び第8B図のものと同じである。リスナ ーが頭を右側に廻した場合シグナルCFLとCFRの間のディレイは、右側へ頭が3 0°廻るまで減少する。この時点で、ディレイはゼロで、リスナーは第9B図で 図解したように、直接音源に向っているような錯覚を持つ。 第10A図は周辺音響ヘッドフォーンシステムを用いてリスナーの左及び右耳 にサウンドが着くための、第8A図及び第8B図のタイミングシーケンスの量的 描写を示すものである。水平軸はサウンドシグナルの伝播で経過した時を表して いる。第10B図では、リスナーが音源に向けて頭を廻す第9A図及び第9B図 で描写した情況の同じタイミングシーケンスが示されている。 第10A図で、前方右のシグナルCFRはt1時にトランスミッター26を出て 、t1+DR/v時後にリスナーの右耳に着く。ここでVはサウンドの速度、D Rはトランスミッターから右耳32の距離である。前方左のシグナルCFLはt1 時にトランスミッター26を出て、t1+DL/v時後にリスナーの左耳に着く 。リスナーが前方を見ている時DR=DLであり、そのサウンドは右耳よりt1 −t1時遅れて左耳に着き、リスナーの脳は音源が右側約30°であったかの様 に音源の場所を求めてこの僅かなディレイを識別するのである。 第10B図では、リスナーが音源の方向を確認しようとして、音現に向って頭 を回転した後が示されている。このタイミングシーケンスは、CFR及びCFLシグ ナルが別々にt1−t1時にトランスミットされているが、これらの両シグナル共 t1+DL/vと同じt1+DR/v時の後、同時にリスナーの耳に届くように思 われ、リスナーにあたかもリスナーが頭を回転させた方向即ち前方右側約30° からシグナルが発生しているかの如き錯覚を持つ。 ヘッドフォーンの後方チャンネルのためのクロスドコネクションの理由が、こ こで明らかになる。もし真の音源がリスナーの前方に位置しておれば、例えばリ スナーが頭を右へ廻わすことで、右耳は音源から更に遠くに動き、左耳は音源に 更に近くなる。他方、もし音源が後にあれば、その効果は逆になる。例えば頭を 右に廻すことで右耳は音源に近くなり、左耳は音源から更に離れることになる。 であるから、リスナーの後に位置した音源は、あたかもリスナーの前方の音源に 比べて左右が逆になるようなことになる。第7図に示されている様に、ヘッドフ ォーンは後方コネクションを超えてのクロシングによるこの効果を生じさせてく れる。 第11図にはヘッドフォーン周辺音響トランスミッションシステム73を備え た部屋に座した数名のリスナー70、71、72が示されている。これらのリス ナーがそれぞれのヘッドフォーンセットを着けていれば、全員があたかも“セン タースピーカー”がTVレシーバーの方向に位置しており、4つの追加スピーカ ーがリスナー全員の囲りの完全な場所に位置しているかの如き、完全な周辺サウ ンドの錯覚を持つ。前方バーチャルスピーカーはTVセットの30°左及び30 °右に位置しており、後方スピーカーは後方左30°及び後方右30°に位置し ている。 この発明の好ましい実施態様には、先行技術のスピーカーベースの周辺音響シ ステムに比べて多くの利点を有するヘッドフォーン周辺音響システムが含まれて いる。これらの利点を次の様に要約できる: 1.周辺ヘッドフォーンは値段が大分安くあがる。その理由: a.音響吸収機、隔離機で部屋を覆う必要がない。 b.高価で、場所をとるスピーカーの必要がなくなる。 c.高価なハイパワーアンプの必要がない。 2.殆んどの場合、周辺ヘッドフォーンはリスナーにより良いサウンドクオリ ティーとより良いイマージョンを提供する。その理由: a.不要なエコー又は外部雑音がなく、音響環境は完全である。 b.パワーが低レベルなので、同じ品質クラスのスピーカーよりもヘッドフ ォーンは歪みが大分少ない。 c.ヘッドフォーンはリスナーの耳に極く近いので、低パワーのアンプで充 分である。また、低パワーアンプは高パワーアンプに比べて歪レベルが相 当低い。 d.標準のホームシアタールームでは“スイートポイント”と呼ばれる部屋 の中心にあるリスニングエリアが狭く周辺音響効果を充分に体験できない 。周辺音響ヘッドフォーンを使うと、このリスニングエリアが広くなる。 3.ヘッドフォーンは使い易い。その理由: a.全ての部屋は周辺音響映画を見るのに適している。この目的のために特 別な部屋を用意する必要がない。 b.リスニングルームに大きな配線が不要である。 c.他人に迷惑をかけることなく、リスナーが高い音量の音を再生すること が可能である。 第12図について説明する。第12図はこの発明の好ましい実施態様に従い設 計され、操作されるヘッドフォーンベースの周辺音響システムの略ブロック図で ある。第12図のシステムでは、第5図ないし第11図の実施態様の超音波シグ ナルがレファレンスシグナルとして使われており、オーディオシグナルは有線又 は無線のコミュニケーションヘッドフォーンに送られる。しかるに、第12図で はこのシステムのオーディオプロセシング部のみが図解され説明されており、超 音波のレファレンスシグナルは前の第5図ないし第11図で説明されている。 アナログーデジタルコンバーター102は5×PreAmpSurround から、またその他のアナログステレオインプット様なアナログオーディオシグナ ルを受ける。このオーディオシグナルには、例えば前述の前方右、前方左、中心 、後方右、後方左に対応するインフォメーションが含まれる。次にこのシグナル は、好ましくはデータコントローラー104を経由して、プロセシングのために シグナルプロセサー106へ送られる。シグナルプロセサー106はFPGAと してパッケージされることが可能である。(オプションとして、データコントロ ーラー104はAC−3ディコーダ−114を経由して、デイジタルAC−3イ ンプットの如きデジタルオーディオインプットを受けることが可能である。) このシグナルをプロセスするため、超音波トランスデューサー26(第5図) は超音波レファレンスシグナルを超音波マイクロフォーン50及び52(第7図 )に送る。ヘットアングルカリキュレーター120は、上述の如く、一方の耳を 他方に対比させて知覚できるレファレンスシグナルのフエーズディファレンスを 測れるよう、各々の耳での超音波レファレンスシグナルの到着時間をプロセスす る。この方法で、ヘッドアングルカリキュレーター120は、頭の方位角の動き αと仰角の動きβを計算する。角度の動きは上述の如くユーザーに正確に検知さ れたサウンドを提供できるよう、フエーズディファレンスに従ってオディオイン プットをモジュレートするため、データコントローラー104によりシグナルプ ロセサー106に送られる。 代りに、ヘッドセンサー116は、ユーザーの頭の動を感知するユーザーがつ けた周辺音響ヘッドフォーンにつける、例えば組込むことも可能である。例えば 、ヘッドセンサー116は頭の方位角の動き及び仰角の動きを感知し、アンプの 様なヘッドセンサーインターフエース118を経由して、感知されたデータをヘ ッドアングルカリキュレーターに送ることが可能である。インプットスイッチ1 22を可能なインプットの種類、超音波又は非超音波の間の選択、切換のために 使うことも可能である。 シグナルプロセシングはFIR(フイニット インパルス リスポンス)のよ うな、必ずしも必要とはしないが、既知の方法で実施可能である。第12図に見 られる通り、シグナルプロセシングが行われている間、シグナルプロセサー10 6はインプットバッファー108及びメモリーディバイス109と協力し合うこ とも可能である。インプットバッファー108はファーストRAM(20ns, 5k×16bit)のような適切なバッファーであれば何でもよい。シグナルプ ロセサー106はもしシグナルをディユードする必要のある場合Prologi eディコーダーの様なディコーダーからできている。 シグナルプロセサー106は次の方法でインプットバッファー108と協力し 合うのが望ましい。例えば、もしオーディオインプットがリスナーに関して0° から(即ち、直接リスナーの前方から)来ている場合、又は0°から来るオーデ ィオインプットを人工的に似せるようにする場合、シグナルプロセサー106は バッファー108から、同時に両耳のためのオディオインプットを取ることにな る。但し、オディオインプットが30°から来ている場合、又は30°から来る オディオインプットを人工的に似せるようにする場合、シグナルプロセサー10 6は一方の耳にバッファー108からのオディオインプットを取り、リスナーが 実生活で両方の耳に感知するディレイに対応する一定のタイムディレイを待ち、 もう一つの耳のためにバッファー108からのインプットのみを取る。 プロセスされたシグナルはLNA112経由でプロセスされたシグナルをヘッ ドフォーンに送るD−Aコンバーター110に対するアウトプットであることが 好ましい。又は、代り又は追加でステレオスピーカー又はサブウーハーへプロセ スされた信号を送るD−Aコンバーター110に対するアウトプットであること が好ましい。 第12図の実施態様は上述の背景即ち米国特許No.5,181,248、5 ,452,359及び5,495,534で先行技術と異っていることを指摘す ることは重要である。先行技術では、頭の角度位置は、リスナーの前方に位置す るトランスミッターによって出される超音波レファレンスシグナルの相対的到着 時測定から、又、ヘッドフォーンセットの左右のアームに位置した超音波ディテ クターの方法から得られる。 但し、先行技術では頭のサイドウエイの動作に対応する方位角の角度変化を測 定できるだけである。これに比べて、この発明では、頭の持ち上げ、回転及び角 度と直線の動きの組合せを含む全ての角度の動きを測定でき、その動きに対応で きる。先行技術はリスナーの両耳の間の距離を測定することはできない。これは 特に重要な欠点である。何故なら、全てのリスナーの頭のサイズは同一ではなく 、音響効果はユーザーによって異ってくる。それに比べて、上述の通りこの発明 はユーザーの両耳の間の距離を実際に測定し、それによって両耳に対するオディ オインプットをモディファイする。加えて、先行技術はインプットバッファーを 使用しないが、この発明では上述の通りインプットバッファー(インプットバッ ファー108)を使用している。 第13図は別のこの発明の好ましい実施態様に従い設計され、操作されるヘッ ドフォーンベースの周辺音響システムの略ブロック図であり、このシステムは、 第12図のシステムがスタンド・アロンシステムで、第13図のシステムはパソ コンのプリント配線板のようにパッケージングに適していると云うことを除いて 、基本的には第12図に図解したシステムと同様である。 この発明は、上述の特に説明されたものに限定されるものではなく、広く価値 を認められるものであることは、当業者には明白なことである。当業者が前述の 名描写を読んで開発をした先行技術には無い本発明のバリエーションや前述の各 種の特長の組合せやその下組合せは、むしろ本発明の範囲内に含まれるものであ る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 ギオラ ネエベ イスラエル、76468 リホボト、モスコビ ッチ ストリート 35

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.最低1つの超音波チャンネルで最低1つの超音波シグナルを受ける最低1つ の超音波レシーバーと、人間の可聴シグナルに対する前記最低1つの超音波チ ャンネルで前記最低1つの超音波シグナルの各々をコンバートする最低1つの トランスデューサーから成るワイヤレスヘッドフォーンアッセンブリー。 2.2つの超音波レシーバーから成る前記最低1つの超音波レシーバーで2つの レシーバーの各々が2つの超音波チャンネルで超音波シグナルを受けるように した請求項1に記載のワイヤレスヘッドフォーンアッセンブリー。 3.右レシーバーと左レシーバーの名称の前記2つの超音波レシーバーがユーザ ーの右耳と左耳に超音波シグナルを送り、右レシーバーが右耳に前方右シグナ ル、左レシーバーが左耳に前方左シグナルを送り、右レシーバーが左耳に後方 左シグナル、左レシーバーが右耳に後方右シグナルを送るようにした請求項2 に記載のワイヤレスヘッドフォーンアッセンブリー。 4.4つの超音波レシーバーから成る最低1つの超音波レシーバーで4つのレシ ーバーの各々が1つの超音波チャンネルで超音波シグナルを受けるようにした 請求項1に記載のワイヤレスヘッドフォーンアッセンブリー。 5.前記最低1つの第1トランスデューサーが前記最低1つの超音波シグナルを 最低1つのモジュレートされた電気シグナルに変換し、また、最低1つの第2 トランスデューサーが前記最低1つのモジュレートされた電気シグナルを人間 に可聴シグナルに変換するようにした請求項1に記載のワイヤレスヘッドフォ ーンアッセンブリー。 6.前記最低1つのトランスデューサーが最低1つのマルチチャンネル型トラン スデューサーであるようにした請求項5に記載のワイヤレスヘッドフォーンア ッセンブリー。 7.各超音波チャンネルに関連する最低1つのバンドパスフィルターを備えた請 求項1に記載のワイヤレスヘッドフォーンアッセンブリー。 8.各超音波チャンネルに関連する最低1つのデモジュレーターを備えた請求項 1に記載のワイヤレスヘッドフォーンアッセンブリー。 9.最低2つの第1トランスデューサーの各々がユーザーの異った耳付近に位置 するよう配位された最低2つの第1トランスデューサーから成る前記最低1つ の超音波シグナルを最低1つのモジュレートされた電気シグナルに変換するよ う前記最低1つの第1トランスデューサーが操作可能なようにした請求項1に 記載のワイヤレスヘッドフォーンアッセンブリー。 10.最低2つの第2トランスデューサーから成る前記最低1つのトランスデュ ーサーで、その各々がユーザーの異った耳に人間の可聴アウトプットを送る ようにした請求項1に記載のワイヤレスヘッドフォーンアッセンブリー。 11.前記最低2つの超音波レシーバーの各々で受けた超音波シグナルから出た 人間の可聴シグナルをユーザーの耳の各々に送るようにした請求項10に記 載のワイヤレスヘッドフォーンアッセンブリー。 12.前記2つの超音波レシーバーの各々が最低2つの超音波チャンネルで超音 波シグナルを受け、前記2つの第2トランスデューサーが最低2つの人間の 可聴チャンネルで超音波シグナルを人間の可聴なシグナルに変換し、前記最 低2つの超音波レシーバーの各々の前記最低2つのチャンネルの各々1つで 受けたインフォメーションが前記人間の可聴チャンネルの別々の1つでユー ザーの2つの異った耳の各々に送られるようにした請求項11に記載のワイ ヤレスヘッドフォーンアッセンブリー。 13.ユーザーの2つの耳に信号源(シグナルソース)からの音の到着の間に生 ずる音響遅延(アコーステックディレイ)をシミュレートするよう操作可能 なディレイラインから成る請求項12に記載のワイヤレスヘッドフォーンア ッセンブリー。 14.最低1つの超音波チャンネルで最低1つの超音波シグナルを受けるための 最低1つの超音波レシーバーと前記最低1つの超音波チャンネルで前記最低 1つのの超音波シグナルの各々を人間の可聴シグナルに変換するための最低 1つのトランスデューサーと、前記マルチソースシグナルに従いマルチソー スシグナルを受け、複数のチャンネルで超音波をモジュレートする最低1つ のプロセッサーと、前記最低1つのヘッドフォーンアッセンブリーに、前記 複数チャンネルで最低1つのヘッドフォーンアッセンブリーに前記モジュレ ートした超音波キャリヤーを送るための最低1つのトランスミッターと、を 含むユーザーが使用可能な最低1つのヘッドフォーンアッセンブリーから成 るシミュレートされたマルチソース音響環境を提供するヘッドフォーンシス テム。 15.前記モジュレートされたキャリヤーを送るための超音波の使用が、もし適 切に位置した音源からの可聴音響としてフリースペースにマルチソースシグ ナルが送られる場合前記リスナーが経験する周辺音響効果を前記ヘッドフォ ーンアッセンブリーを使用するリスナーが体験できるように操作できるよう にした請求項14に記載のヘッドフォーンシステム。 16.ユーザーが着用するヘッドフォーンアッセンブリー及び右レシーバー及び 左レシーバーと呼ばれ、前記ヘッドフォーンに装置され、前記レシーバーが 受けたオーディオシグナルをユーザーの右及び左耳に送り、右レシーバーは 前方右シグナルを右耳に、左レシーバーは前方左シグナルを左耳に送り、右 レシーバーは後方左シグナルを左耳に、左レシーバーは後方右シグナルを右 耳に送る2つのオーディオレシーバーから成るヘッドフォーンシステム。 17.可聴音シグナルを超音波ウェーブに変換し、ワイヤレスヘッドフォーンア ッセンブリーにより前記超音波ウェーブを受け取り、前記ワイヤレスヘッド フォーンアッセンブリーにより前記超音波ウエーブを可聴音シグナルに変換 することから成る人工音響環境をシミュレートする方法。 18.2つの耳を持つユーザーが使用するヘッドフォーンアッセンブリーに超音 波レファレンスシグナルを送り、前記ヘッドフォーンアッセンブリーが両耳 の各々に最低1つのオーディオシグナルを供給し、一方の耳に対比して他方 の耳で知覚される前記シグナルのフエーズ差を測定できるようユーザーの両 耳の間の距離を測り、各々の前記耳の前記超音波レファレンスシグナルの到 着時をプロセスし、前記測定された差に従って最低2つのオーディオシグナ ル、各々の前記耳のために最低1つのシグナルをモジュレートし、前記ヘッ ドフォーンアッセンブリー経由で各々の耳に前記最低2つのオーディオシグ ナルを送ることから成る人工音響環境をシミュレートする方法。 19.前記最低2つのオーディオシグナルと超音波キャリヤー経由の前記超音波 レファレンスシグナルを送ることから成る請求項18に記載の人工音響環境 をシミュレートする方法。 20.有線コミュニケーションによりシグナルを前記ヘッドフォーンアッセンブ リーに送ることから成る前記最低2つのオーディオシグナルのセンディング ステップを備えた請求項18に記載の人工音響環境をシミュレートする方法 。 21.無線コミュニケーションによりシグナルを前記ヘッドフォーンアッセンブ リーに送ることから成る前記最低2つのオーディオシグナルのセンディング のステップを備えた請求項18に記載の人工音響環境をシミュレートする方 法。
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