JP2002373709A - バッテリ冷却構造 - Google Patents

バッテリ冷却構造

Info

Publication number
JP2002373709A
JP2002373709A JP2001182066A JP2001182066A JP2002373709A JP 2002373709 A JP2002373709 A JP 2002373709A JP 2001182066 A JP2001182066 A JP 2001182066A JP 2001182066 A JP2001182066 A JP 2001182066A JP 2002373709 A JP2002373709 A JP 2002373709A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
cooling
air
distance
increases
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001182066A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimitsu Inoue
美光 井上
Gouhan Tsuchiya
豪範 土屋
Toshinobu Tsuboi
利信 坪井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Pacific Industrial Co Ltd
Taiheiyo Kogyo KK
Original Assignee
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Pacific Industrial Co Ltd
Taiheiyo Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Toyota Motor Corp, Pacific Industrial Co Ltd, Taiheiyo Kogyo KK filed Critical Denso Corp
Priority to JP2001182066A priority Critical patent/JP2002373709A/ja
Publication of JP2002373709A publication Critical patent/JP2002373709A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリ全体に略均一に冷却風を供給する。 【解決手段】 分配室121の内壁のうちバッテリ11
0に対して対向した部位に位置する対向壁121aを、
分配室121の空気流入口121bから離れるほど、バ
ッテリ110からの距離h1が大きくなるようにバッテ
リ110に対して傾斜させ、かつ、集合室122の内壁
のうちバッテリ110に対して対向した部位に位置する
対向壁122aを、集合室122の空気流出口122b
から離れるほど、バッテリ110からの距離h2が大き
くなるようにバッテリ110に対して傾斜させる。これ
により、バッテリ110全体に略同量の冷却風を流通さ
せることができるので、局部的にバッテリ110の温度
が上昇することをより確実に防止でき、バッテリ110
の寿命が著しく低下してしまうことをより確実に防止で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
バッテリを冷却するバッテリ冷却装置に関するもので、
電気自動車(ハイブリッド車も含む。)に適用して有効
である。
【0002】
【従来の技術】バッテリ冷却装置として、例えば特開平
8−96858号公報に記載の発明では、扁平立方体状
のバッテリの下方側にバッテリの各部に冷却風を分配す
る分配室を設けてバッテリを空冷にて冷却している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記出願で
は、分配室の断面(分配室の内壁とバッテリまでの距
離)が、バッテリの部位によらず一定であるので、分配
室の空気流入口(以下、流入口と略す。)から離れた部
位ほど、圧力損失による総損失量が大きくなり、冷却風
の風量及び風速が低下してしまう。
【0004】このため、風量及び風速が低い部位では、
十分にバッテリを冷却することが困難であるので、局部
的にバッテリの温度が上昇し、バッテリの寿命が著しく
低下してしまうおそれがある。
【0005】これにに対して、風量及び風速が最も低く
なる部位においても、所定の冷却能力を確保することが
できるように送風機の能力を増大させるといった手段が
考えられるが、この手段では、送風機の騒音が増大す
る、又は送風機の寿命が低下するといった問題が新たに
発生するおそれがある。
【0006】本発明は、上記点に鑑み、バッテリ全体に
略均一に冷却風を供給することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、車両に搭載
されたバッテリ(110)を冷却するバッテリ冷却装置
であって、バッテリ(110)を収納するケーシング
(120)と、バッテリ(110)を冷却するための冷
却風を送風するとともに、バッテリ(110)よりも空
気流れ上流側に配設された送風機(130)とを有し、
ケーシング(120)のうちバッテリ(110)より空
気流れ上流側には、送風機(130)から送風される冷
却風をバッテリ(110)の各部位に分配する分配室
(121)が設けられており、さらに、分配室(12
1)の内壁のうちバッテリ(110)に対して対向した
部位に位置する対向壁(121a)は、分配室(12
1)の空気流入口(121b)から離れるほど、バッテ
リ(110)からの距離(h1)が大きくなるようにバ
ッテリ(110)に対して傾斜していることを特徴とす
る。
【0008】これにより、分配室(121)の断面積
は、空気流入口(121b)から離れるほど小さくなる
ように変化する。したがって、空気流入口(121b)
から離れるほど空気通路断面積が縮小して、空気流れが
絞られるので、空気流入口(121b)から分配室(1
21)内に流入した空気は、空気流入口(121b)か
ら離れるほど、その速度(動圧)を高めようとする。
【0009】一方、空気流入口(121b)から離れる
ほど空気通路断面積が縮小するため、空気流入口(12
1b)から離れるほど、通路摩擦やバッテリ(110)
との衝突等による圧力損失が増大する。
【0010】つまり、空気流入口(121b)から離れ
るほど、冷却風の速度(動圧)が上昇しようとするもの
の、圧量損失が空気流入口(121b)から離れるほど
大きくなるので、実際には断面積が縮小に応じて(ベル
ヌーイの定理に従って)風速は上昇しない。
【0011】したがって、空気流入口(121b)近傍
における冷却風の速度(動圧)と、空気流入口(121
b)から離れた部位における冷却風の速度(動圧)とが
大きく相違してしまうことを防止でき、分配室(12
1)内の風速分布が略均一となるので、バッテリ(11
0)全体に略同量の冷却風を供給することができる。
【0012】延いては、局部的にバッテリ(110)の
温度が上昇することを防止できるので、送風機(13
0)の能力を増大させることなく、バッテリ(110)
の寿命が著しく低下してしまうことを防止できる。
【0013】請求項2に記載の発明では、車両に搭載さ
れたバッテリ(110)を冷却するバッテリ冷却装置で
あって、バッテリ(110)を収納するケーシング(1
20)と、バッテリ(110)を冷却するための冷却風
を送風するとともに、バッテリ(110)よりも空気流
れ上流側に配設された送風機(130)とを有し、ケー
シング(120)のうちバッテリ(110)より空気流
れ下流側には、バッテリ(110)の各部位を冷却した
空気を集合させる集合室(122)が設けられており、
さらに、集合室(122)の内壁のうちバッテリ(11
0)に対して対向した部位に位置する対向壁(122
a)は、集合室(122)の空気流出口(122b)か
ら離れるほど、バッテリ(110)からの距離(h2)
が大きくなるようにバッテリ(110)に対して傾斜し
ていることを特徴とする。
【0014】これにより、空気流出口(122b)から
離れた部位から空気流出口(122b)に向かうほど、
空気通路断面積が増大している。このため、空気流出口
(122b)から離れた部位から空気流出口(122
b)側に向けて流通する冷却風は、空気流出口(122
b)から離れた部位から空気流出口(122b)側に向
うほど、速度ヘッド(動圧成分)が圧力ヘッド(静圧成
分)に変換されて、その速度(動圧)が低下しようとす
る。
【0015】しかし、空気流出口(122b)から離れ
た部位から空気流出口(122b)側に向うほど、バッ
テリ(110)を通過した冷却風が新たに集合室(12
2)内に流入する(加わる)ので、空気流出口(122
b)から離れた部位から空気流出口(122b)側に向
うほど、空気通路を流通する冷却風の風量が増大する。
【0016】したがって、実際には断面積が拡大に応じ
て(ベルヌーイの定理に従って)風速は低下しない。こ
のため、空気流出口(122b)近傍における冷却風の
速度(動圧)と、空気流出口(122b)から離れた部
位における冷却風の速度(動圧)とが大きく相違してし
まうことを防止でき、集合室(122)内の風速分布が
略均一となるので、バッテリ(110)全体に略同量の
冷却風を流通させることができる。
【0017】延いては、局部的にバッテリ(110)の
温度が上昇することをより確実に防止できるので、送風
機(130)の能力を増大させることなく、バッテリ
(110)の寿命が著しく低下してしまうことをより確
実に防止できる。
【0018】請求項3に記載の発明では、車両に搭載さ
れたバッテリ(110)を冷却するバッテリ冷却装置で
あって、バッテリ(110)を収納するケーシング(1
20)と、バッテリ(110)を冷却するための冷却風
を送風するとともに、バッテリ(110)よりも空気流
れ上流側に配設された送風機(130)とを有し、ケー
シング(120)のうちバッテリ(110)より空気流
れ上流側には、送風機(130)から送風される冷却風
をバッテリ(110)の各部位に分配する分配室(12
1)が設けられ、分配室(121)の内壁のうちバッテ
リ(110)に対して対向した部位に位置する対向壁
(121a)は、分配室(121)の空気流入口(12
1b)から離れるほど、バッテリ(110)からの距離
(h1)が大きくなるようにバッテリ(110)に対し
て傾斜し、ケーシング(120)のうちバッテリ(11
0)より空気流れ下流側には、バッテリ(110)の各
部位を冷却した空気を集合させる集合室(122)が設
けられ、集合室(122)の内壁のうちバッテリ(11
0)に対して対向した部位に位置する対向壁(122
a)は、集合室(122)の空気流出口(122b)か
ら離れるほど、バッテリ(110)からの距離(h2)
が大きくなるようにバッテリ(110)に対して傾斜し
ていることを特徴とする。
【0019】これにより、請求項1及び請求項2にと同
様に、バッテリ(110)全体に略同量の冷却風を流通
させることができるので、局部的にバッテリ(110)
の温度が上昇することをより確実に防止でき、送風機
(130)の能力を増大させることなく、バッテリ(1
10)の寿命が著しく低下してしまうことをより確実に
防止できる。
【0020】なお、空気流入口(121b)は、請求項
4に記載の発明のごとく、バッテリ(110)を通過す
る冷却風流れに対して交差する方向に向けて開口させる
ことが望ましい また、空気流出口(122b)は、請求項5に記載の発
明では、バッテリ(110)を通過する冷却風流れに対
して交差する方向に向けて開口させることがのぞまし
い。
【0021】また、送風機(130)は、請求項6に記
載の発明のごとく、空気が多翼羽根車を軸に対して直角
な断面内を通り抜ける横流ファンを用いたものとするこ
とが望ましい。
【0022】また、対向壁(121a、122a)とバ
ッテリ(110)とのなす角(θ1、θ2)は、請求項
7に記載の発明のごとく、3°以上、20°以下とする
ことが望ましい。
【0023】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0024】
【発明の実施の形態】本実施形態は、本発明に係るバッ
テリ冷却装置を電気自動車の走行用電動モータ(図示せ
ず。)に電力を供給するバッテリを冷却するバッテリ冷
却装置に適用したもので、図1は本実施形態に係るバッ
テリ冷却装置100の模式図であり、図2は図1の上面
図である。因みに、図1は図2のA−A断面図相当の断
面図である。
【0025】図1中、110は充放電可能なバッテリ
(二次電池)であり、120はバッテリ110を収納す
るとともに、冷却風の通路を構成する金属(本実施形態
では、鉄系金属)製のバッテリケーシング(以下、ケー
シングと略す。)である。
【0026】因みに、ケーシング120は、第1ケーシ
ング(バッテリ110より空気流れ上流側の部分)と第
2ケーシング(バッテリ110より空気流れ下流側の部
分)とを組み合わせて構成されており、バッテリ110
は、第1、2ケーシングにより挟まれた状態でケーシン
グ120内に設けられたブラケット(図示せず。)によ
りケーシング120内に固定されている。
【0027】また、130はバッテリ110より空気流
れ上流側に配置されてバッテリ110に冷却風を送風す
る送風機であり、この送風機130は、空気が多翼羽根
車を軸に対して直角な断面内を通り抜ける横流ファン
(JIS B 0132番号1017参照)131、こ
の横流ファン(クロスフローファン)131を回転駆動
する電動モータ(駆動手段)132(図2参照)、並び
に横流ファン131を収納するとともに、吸入口133
及び吹出口134を形成する樹脂製のファンケーシング
135等から構成されている。
【0028】ところで、ケーシング120のうちバッテ
リ110より空気流れ上流側には、送風機130から送
風される冷却風をバッテリ110の各部位に分配供給す
る分配室121が設けられている。そして、この分配室
121は、分配室121の内壁のうちバッテリ110に
対して対向した部位に位置する対向壁121aを、分配
室121の空気流入口121b(吹出口134)から離
れるほど、バッテリ110からの距離h1が大きくなる
ようにバッテリ110に対して傾斜させることにより、
その長手方向(横流ファン131の軸方向と平行な方
向)と直角な断面が略三角状となるように構成されてい
る。
【0029】一方、ケーシング120のうちバッテリ1
10より空気流れ下流側には、バッテリ110の各部位
を冷却した空気を集合させる集合室122が設けられて
いる。そして、この集合室122は、集合室122の内
壁のうちバッテリ110に対して対向した部位に位置す
る対向壁122aを、集合室122の空気流出口122
bから離れるほど、バッテリ110からの距離h2が大
きくなるようにバッテリ110に対して傾斜させること
により、その長手方向と直角な断面が略三角状となるよ
うに構成されている。
【0030】このとき、空気流入口121b及び空気流
出口122bは、バッテリ110を通過する冷却風流れ
(図2の黒塗り矢印)に対して交差する方向(本実施形
態では、略水平方向)に向けて開口しているとともに、
送風機130は、バッテリ110を略鉛直方向から見て
バッテリ110から水平方向にずれた(オフセットされ
た)位置に配設されている。
【0031】因みに、本実施形態に係るバッテリ冷却装
置100は、横流ファン131の軸方向が水平方向と略
一致するように車両トランクルーム又は床下(フロアパ
ネル)に搭載される。また、123はバッテリ110の
傾斜状態を支持するための傾斜ブロックである。
【0032】次に、本実施形態の特徴(作用効果)を述
べる。
【0033】分配室121は、分配室121の内壁のう
ちバッテリ110に対して対向した部位に位置する対向
壁121aを、分配室121の空気流入口121bから
離れるほど、バッテリ110からの距離h1が大きくな
るようにバッテリ110に対して傾斜させているので、
分配室121の断面積(横流ファン131の軸方向と略
並行な断面における断面積)は、空気流入口121bか
ら離れるほど小さくなるように変化する。
【0034】したがって、空気流入口121bから離れ
るほど空気通路断面積が縮小して、空気流れが絞られる
ので、空気流入口121bから分配室121内に流入し
た空気は、空気流入口121bから離れるほど、その速
度(動圧)を高めようとする。
【0035】一方、空気流入口121bから離れるほど
空気通路断面積が縮小するため、空気流入口121bか
ら離れるほど、通路摩擦やバッテリ110との衝突等に
よる圧力損失が増大する。
【0036】つまり、空気流入口121bから離れるほ
ど、冷却風の速度(動圧)が上昇しようとするものの、
圧量損失が空気流入口121bから離れるほど大きくな
るので、実際には断面積が縮小に応じて(ベルヌーイの
定理に従って)風速は上昇しない。
【0037】したがって、空気流入口121b近傍にお
ける冷却風の速度(動圧)と、空気流入口121bから
離れた部位における冷却風の速度(動圧)とが大きく相
違してしまうことを防止でき、分配室121内の風速分
布が略均一となるので、バッテリ110全体に略同量の
冷却風を供給することができる。
【0038】延いては、局部的にバッテリ110の温度
が上昇することを防止できるので、送風機130の能力
を増大させることなく、バッテリ110の寿命が著しく
低下してしまうことを防止できる。
【0039】また、集合室122は、集合室122の内
壁のうちバッテリ110に対して対向した部位に位置す
る対向壁122aを、集合室122の空気流出口122
bから離れるほど、バッテリ110からの距離h2が大
きくなるようにバッテリ110に対して傾斜させている
ので、空気流出口122bから離れた部位から空気流出
口122bに向かうほど、空気通路断面積が増大してい
る。
【0040】このため、空気流出口122bから離れた
部位から空気流出口122b側に向けて流通する冷却風
は、空気流出口122bから離れた部位から空気流出口
122b側に向うほど、速度ヘッド(動圧成分)が圧力
ヘッド(静圧成分)に変換されて、その速度(動圧)が
低下しようとする。
【0041】しかし、空気流出口122bから離れた部
位から空気流出口122b側に向うほど、バッテリ11
0を通過した冷却風が新たに集合室122内に流入する
(加わる)ので、空気流出口122bから離れた部位か
ら空気流出口122b側に向うほど、空気通路を流通す
る冷却風の風量が増大する。
【0042】したがって、実際には断面積が拡大に応じ
て(ベルヌーイの定理に従って)風速は低下しない。こ
のため、空気流出口122b近傍における冷却風の速度
(動圧)と、空気流出口122bから離れた部位におけ
る冷却風の速度(動圧)とが大きく相違してしまうこと
を防止でき、集合室122内の風速分布が略均一となる
ので、バッテリ110全体に略同量の冷却風を流通させ
ることができる。
【0043】延いては、局部的にバッテリ110の温度
が上昇することをより確実に防止できるので、送風機1
30の能力を増大させることなく、バッテリ110の寿
命が著しく低下してしまうことをより確実に防止でき
る。
【0044】なお、対向壁121a、122aとバッテ
リ110とのなす角(以下、傾斜角と呼ぶ。)θ1、θ
2は、バッテリ110の冷却に必要な風量やバッテリ1
10を通過する際の通風抵抗等によって最適な角度は変
化するものの、発明者等の試験検討によれば、傾斜角θ
1、θ2を3°以上、20°以下とすれば概ね良好な冷
却能力を得ることができることが分かっている。
【0045】因みに、本実施形態では、風量150m3
のときに略30mmAqの通風抵抗が発生するバッテリ
冷却装置において、傾斜角度θ1、θ2を約18°とし
ている。
【0046】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、バッテリより下方側に送風機130を配設したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、図3に示すよ
うに、バッテリより上方側に送風機130を配設しても
よい。
【0047】また、上述の実施形態では、分配室121
の対向壁121a及び集合室122の対向壁122aの
両者をバッテリ110に対して傾斜させたが、本発明は
これに限定されるものではなく、図4、5に示すよう
に、いずれか一方の対向壁のみバッテリ110に対して
傾斜させてもよい。
【0048】また、上述の実施形態では、分配室121
側の傾斜角θ1と集合室122の傾斜角θ2とを同一と
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、両者
を相違させてもよい。
【0049】また、上述の実施形態では、横流ファンを
用いた送風機であったが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、軸流ファンや遠心ファン等のその他形式の
ファンを用いた送風機であってもよい。
【0050】また、上述の実施形態では、送風機130
は、バッテリ110を略鉛直方向から見てバッテリ11
0から水平方向にずれた(オフセットされた)位置に配
設されていたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば図6に示すように、バッテリ110を略鉛直
方向から見てバッテリ110と重なる位置に送風機13
0を配置してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本実施形態に係るバッテリ冷却装置の
模式図である。
【図2】図1の上面図である。
【図3】本発明のその他の実施形態に係るバッテリ冷却
装置の模式図である。
【図4】本発明のその他の実施形態に係るバッテリ冷却
装置の模式図である。
【図5】本発明のその他の実施形態に係るバッテリ冷却
装置の模式図である。
【図6】本発明のその他の実施形態に係るバッテリ冷却
装置の模式図である。
【符号の説明】
100…バッテリ冷却装置、110…バッテリ、120
…ケーシング、121…分配室、122…集合室。
フロントページの続き (72)発明者 井上 美光 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 土屋 豪範 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 坪井 利信 岐阜県大垣市久徳町100番地 太平洋工業 株式会社内 Fターム(参考) 5H031 AA09 CC05 HH00 HH08 KK08 5H040 AA28 AS07 AT06 AY05 CC32 5H115 PA15 PC06 PG04 PI16 UI29 UI35

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されたバッテリ(110)を
    冷却するバッテリ冷却装置であって、 前記バッテリ(110)を収納するケーシング(12
    0)と、 前記バッテリ(110)を冷却するための冷却風を送風
    するとともに、前記バッテリ(110)よりも空気流れ
    上流側に配設された送風機(130)とを有し、 前記ケーシング(120)のうち前記バッテリ(11
    0)より空気流れ上流側には、前記送風機(130)か
    ら送風される冷却風を前記バッテリ(110)の各部位
    に分配する分配室(121)が設けられており、 さらに、前記分配室(121)の内壁のうち前記バッテ
    リ(110)に対して対向した部位に位置する対向壁
    (121a)は、前記分配室(121)の空気流入口
    (121b)から離れるほど、前記バッテリ(110)
    からの距離(h1)が大きくなるように前記バッテリ
    (110)に対して傾斜していることを特徴とするバッ
    テリ冷却構造。
  2. 【請求項2】 車両に搭載されたバッテリ(110)を
    冷却するバッテリ冷却装置であって、 前記バッテリ(110)を収納するケーシング(12
    0)と、 前記バッテリ(110)を冷却するための冷却風を送風
    するとともに、前記バッテリ(110)よりも空気流れ
    上流側に配設された送風機(130)とを有し、 前記ケーシング(120)のうち前記バッテリ(11
    0)より空気流れ下流側には、前記バッテリ(110)
    の各部位を冷却した空気を集合させる集合室(122)
    が設けられており、 さらに、前記集合室(122)の内壁のうち前記バッテ
    リ(110)に対して対向した部位に位置する対向壁
    (122a)は、前記集合室(122)の空気流出口
    (122b)から離れるほど、前記バッテリ(110)
    からの距離(h2)が大きくなるように前記バッテリ
    (110)に対して傾斜していることを特徴とするバッ
    テリ冷却構造。
  3. 【請求項3】 車両に搭載されたバッテリ(110)を
    冷却するバッテリ冷却装置であって、 前記バッテリ(110)を収納するケーシング(12
    0)と、 前記バッテリ(110)を冷却するための冷却風を送風
    するとともに、前記バッテリ(110)よりも空気流れ
    上流側に配設された送風機(130)とを有し、 前記ケーシング(120)のうち前記バッテリ(11
    0)より空気流れ上流側には、前記送風機(130)か
    ら送風される冷却風を前記バッテリ(110)の各部位
    に分配する分配室(121)が設けられ、 前記分配室(121)の内壁のうち前記バッテリ(11
    0)に対して対向した部位に位置する対向壁(121
    a)は、前記分配室(121)の空気流入口(121
    b)から離れるほど、前記バッテリ(110)からの距
    離(h1)が大きくなるように前記バッテリ(110)
    に対して傾斜し、 前記ケーシング(120)のうち前記バッテリ(11
    0)より空気流れ下流側には、前記バッテリ(110)
    の各部位を冷却した空気を集合させる集合室(122)
    が設けられ、 前記集合室(122)の内壁のうち前記バッテリ(11
    0)に対して対向した部位に位置する対向壁(122
    a)は、前記集合室(122)の空気流出口(122
    b)から離れるほど、前記バッテリ(110)からの距
    離(h2)が大きくなるように前記バッテリ(110)
    に対して傾斜していることを特徴とするバッテリ冷却構
    造。
  4. 【請求項4】 前記空気流入口(121b)は、前記バ
    ッテリ(110)を通過する冷却風流れに対して交差す
    る方向に向けて開口していることを特徴とする請求項1
    又は3に記載のバッテリ冷却構造。
  5. 【請求項5】 前記空気流出口(122b)は、前記バ
    ッテリ(110)を通過する冷却風流れに対して交差す
    る方向に向けて開口していることを特徴とする請求項2
    又は3に記載のバッテリ冷却構造。
  6. 【請求項6】 前記送風機(130)は、空気が多翼羽
    根車を軸に対して直角な断面内を通り抜ける横流ファン
    を用いたものであることを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれか1つに記載のバッテリ冷却構造。
  7. 【請求項7】 前記対向壁(121a、122a)と前
    記バッテリ(110)とのなす角(θ1、θ2)は、3
    °以上、20°以下であることを特徴とする請求項1な
    いし6のいずれか1つに記載のバッテリ冷却構造。
JP2001182066A 2001-06-15 2001-06-15 バッテリ冷却構造 Pending JP2002373709A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001182066A JP2002373709A (ja) 2001-06-15 2001-06-15 バッテリ冷却構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001182066A JP2002373709A (ja) 2001-06-15 2001-06-15 バッテリ冷却構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002373709A true JP2002373709A (ja) 2002-12-26

Family

ID=19022231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001182066A Pending JP2002373709A (ja) 2001-06-15 2001-06-15 バッテリ冷却構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002373709A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004281298A (ja) * 2003-03-18 2004-10-07 Panasonic Ev Energy Co Ltd 電池パック
JP2006156090A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Nissan Motor Co Ltd 組電池
KR100872147B1 (ko) * 2004-08-27 2008-12-08 도요다 지도샤 가부시끼가이샤 전기 장치의 탑재 구조
CN100449861C (zh) * 2004-11-29 2009-01-07 三星Sdi株式会社 二次电池模块
WO2009004928A1 (ja) * 2007-06-29 2009-01-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 蓄電装置
JP2009056816A (ja) * 2007-08-29 2009-03-19 Honda Motor Co Ltd 電気自動車
JP2009528652A (ja) * 2006-02-27 2009-08-06 エルジー・ケム・リミテッド 優れた冷却効率の中型及び大型のバッテリーパック
JP2009302036A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Lg Chem Ltd 冷媒流束の分配均一性が改善された中型又は大型バッテリーパックケース
US7642006B2 (en) 2004-11-29 2010-01-05 Samsung Sdi Co., Ltd. Secondary battery module
WO2010041013A1 (en) * 2008-10-07 2010-04-15 Intelligent Energy Limited Fuel cell assembly
US7913787B2 (en) 2006-03-06 2011-03-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Structure for mounting power source pack
EP2306548A2 (en) * 2008-07-26 2011-04-06 LG Chem, Ltd. Medium or large battery pack case with excellent cooling efficiency
CN104852105A (zh) * 2014-11-13 2015-08-19 科力远混合动力技术有限公司 混合动力汽车用动力电池包散热装置
WO2023229139A1 (ko) * 2022-05-26 2023-11-30 주식회사 엘지에너지솔루션 배터리 모듈, 배터리 팩 및 이를 포함하는 자동차

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07320794A (ja) * 1994-05-27 1995-12-08 Honda Motor Co Ltd 電動車両用バッテリ
JPH0849690A (ja) * 1994-08-09 1996-02-20 Toshiba Corp 横流ファン並びにその製造方法および装置
JPH11180169A (ja) * 1997-12-18 1999-07-06 Honda Motor Co Ltd 電気自動車における電気部品の冷却構造
JPH11321346A (ja) * 1998-03-13 1999-11-24 Denso Corp エンジン冷却装置
JP2000294302A (ja) * 1999-04-08 2000-10-20 Japan Storage Battery Co Ltd 蓄電池ユニット

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07320794A (ja) * 1994-05-27 1995-12-08 Honda Motor Co Ltd 電動車両用バッテリ
JPH0849690A (ja) * 1994-08-09 1996-02-20 Toshiba Corp 横流ファン並びにその製造方法および装置
JPH11180169A (ja) * 1997-12-18 1999-07-06 Honda Motor Co Ltd 電気自動車における電気部品の冷却構造
JPH11321346A (ja) * 1998-03-13 1999-11-24 Denso Corp エンジン冷却装置
JP2000294302A (ja) * 1999-04-08 2000-10-20 Japan Storage Battery Co Ltd 蓄電池ユニット

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004281298A (ja) * 2003-03-18 2004-10-07 Panasonic Ev Energy Co Ltd 電池パック
US7631712B2 (en) 2004-08-27 2009-12-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Mounting structure of electrical equipment
KR100872147B1 (ko) * 2004-08-27 2008-12-08 도요다 지도샤 가부시끼가이샤 전기 장치의 탑재 구조
JP2006156090A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Nissan Motor Co Ltd 組電池
CN100449861C (zh) * 2004-11-29 2009-01-07 三星Sdi株式会社 二次电池模块
US7642006B2 (en) 2004-11-29 2010-01-05 Samsung Sdi Co., Ltd. Secondary battery module
CN101401228B (zh) * 2006-02-27 2012-08-29 株式会社Lg化学 具有良好冷却效率的中型或大型电池组
KR100948003B1 (ko) * 2006-02-27 2010-03-18 주식회사 엘지화학 우수한 냉각 효율성의 중대형 전지팩
JP2015111578A (ja) * 2006-02-27 2015-06-18 エルジー・ケム・リミテッド 優れた冷却効率の中型及び大型のバッテリーパック
JP2009528652A (ja) * 2006-02-27 2009-08-06 エルジー・ケム・リミテッド 優れた冷却効率の中型及び大型のバッテリーパック
US7913787B2 (en) 2006-03-06 2011-03-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Structure for mounting power source pack
WO2009004928A1 (ja) * 2007-06-29 2009-01-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 蓄電装置
JP2009056816A (ja) * 2007-08-29 2009-03-19 Honda Motor Co Ltd 電気自動車
JP2009302036A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Lg Chem Ltd 冷媒流束の分配均一性が改善された中型又は大型バッテリーパックケース
EP2306548A2 (en) * 2008-07-26 2011-04-06 LG Chem, Ltd. Medium or large battery pack case with excellent cooling efficiency
EP2306548A4 (en) * 2008-07-26 2013-01-02 Lg Chemical Ltd BOX FOR BATTERY SET OF MEDIUM OR LARGE SIZE WITH EXCELLENT COOLING CAPACITY
US8658303B2 (en) 2008-07-26 2014-02-25 Lg Chem, Ltd. Middle or large-sized battery pack case of excellent cooling efficiency
US20110269043A1 (en) * 2008-10-07 2011-11-03 Peter David Hood Fuel cell assembly
WO2010041013A1 (en) * 2008-10-07 2010-04-15 Intelligent Energy Limited Fuel cell assembly
CN104852105A (zh) * 2014-11-13 2015-08-19 科力远混合动力技术有限公司 混合动力汽车用动力电池包散热装置
WO2023229139A1 (ko) * 2022-05-26 2023-11-30 주식회사 엘지에너지솔루션 배터리 모듈, 배터리 팩 및 이를 포함하는 자동차

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002373709A (ja) バッテリ冷却構造
US6575701B2 (en) Blower for vehicle
US10926604B2 (en) Air conditioner
JP5500805B2 (ja) 車両用空調装置
EP3023274B1 (en) Vehicle air-conditioning apparatus
JP3116874B2 (ja) 空気調和装置の空気吹出口構造
US10245919B2 (en) Forced cooling of vehicle air-conditioning blower motor with airflow regulating ribs
JP2015145639A (ja) 送風機
CN112880026A (zh) 空调室内机及空调
US10644363B2 (en) Temperature conditioning unit, temperature conditioning system, and vehicle
CN209042570U (zh) 空调室内机及空调器
JP2000225824A (ja) 車両用空調装置
JPH0558897U (ja) 空調用ブロア
JP2002096619A (ja) 車両用空調装置
JP2000127740A (ja) 遠心送風機
CN109539529B (zh) 风道件、风机风道组件和空调器
JP6020084B2 (ja) 車両用空調装置
JP2006151068A (ja) 車両用空調ユニット
CN217462664U (zh) 一种具有导流装置的车载空调
CN217574785U (zh) 一种具有多功能导流装置的车载空调
JP2020040650A (ja) 送風装置
CN218228567U (zh) 一种具有多功能分流装置的车载空调
CN217435454U (zh) 一种具有分流装置的车载空调
JP7478874B1 (ja) 自動車の冷却風排気ガイド
CN215260107U (zh) 空调室内机及空调

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070807

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110726