JP2002372225A - 液化ガス気化装置 - Google Patents

液化ガス気化装置

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JP2002372225A JP2001179704A JP2001179704A JP2002372225A JP 2002372225 A JP2002372225 A JP 2002372225A JP 2001179704 A JP2001179704 A JP 2001179704A JP 2001179704 A JP2001179704 A JP 2001179704A JP 2002372225 A JP2002372225 A JP 2002372225A
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Takaaki Kusaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の構成では、電気ヒータなどの発熱手段
で熱媒体を加熱するため、電力消費が大きく効率が悪い
という課題を有している。 【解決手段】 液化ガス2を貯留するバルク貯槽1の液
相部に配管30を使用して接続した減圧手段9と、熱源
となる外気を送風する送風機10を有する第1蒸発器1
1と、発熱手段4を有する第2蒸発器13とを備え、液
化ガスを第1蒸発器11で外気熱を用いて蒸発気化し、
蒸発気化できない分を第2蒸発器13で電気などのエネ
ルギーを用いて蒸発気化させて、電力消費の少ない、安
定して気化した液化ガスが供給できる液化ガス気化装置
としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルク貯槽に貯留
しているプロパンガスなどの液化ガスを気化させて、給
湯機や暖房機等のガス消費機器に供給する液化ガス気化
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の液化ガス気化装置として、従来
は、特開平10−26298号公報に記載されているよ
うな構成のものが使用されている。図8は、前記公報に
記載された従来の液化ガス気化装置の構成を示す説明図
である。
【0003】1は液化ガス2を収容しているバルク貯槽
で、熱交換器3を内部に配置した構成となっている。熱
交換器3は、バルク貯槽1の外部に配置している電気ヒ
ータ等の発熱手段4の発熱によって熱媒体を加熱し、加
熱した熱媒体をポンプ5によって熱交換器3に搬送し
て、バルク貯槽1内の液相の液化ガス2を加熱気化させ
ている。
【0004】また制御部8は、バルク貯槽1に設けてい
る温度センサー6と、圧力センサー7が検知した値が所
定値以上になった時に熱交換器3への熱媒体の搬送を停
止する。すなわち、温度センサー6が検知する液化ガス
2の温度と、圧力センサー7が検知するバルク貯槽1内
の気相部の圧力が異常等によって所定値よりも高くなっ
たときには、熱交換器3への熱媒体の搬送を停止するこ
とによって安全を確保しているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、電力消費が大きく効率が悪いという課題
を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、液化ガスを貯
留するバルク貯槽と、前記バルク貯槽内の液相の液化ガ
ス部分から配管接続される減圧手段と、前記減圧手段を
入口側に接続して外気熱で加熱する第1蒸発器と、発熱
手段を有する液溜容器の入口側に前記第1蒸発器を接続
し、出口をガス使用機器に接続する第2蒸発器と、前記
第1蒸発器と前記第2蒸発器の運転を制御する制御装置
とを構成要件として備えた液化ガス気化装置としてい
る。
【0007】バルク貯槽内の液化ガスを減圧手段で減圧
し、外気温度より低くした状態で第1蒸発器に送り、第
1蒸発器で外気熱を用いて蒸発気化させるとともに、発
熱手段を有する第2蒸発器を使用して、第1蒸発器が気
化しきれなかった液化ガスを気化させるようにして、液
化ガスの気化のために必要な電力を著しく低減でき、ま
た、外気温度が低い状況でも安定して安全に燃料ガスを
供給することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、液化
ガスを貯留するバルク貯槽と、前記バルク貯槽内の液相
の液化ガス部分から配管接続される減圧手段と、前記減
圧手段を入口側に接続して外気熱で加熱する第1蒸発器
と、発熱手段を有する液溜容器の入口側に前記第1蒸発
器を接続し、出口をガス使用機器に接続する第2蒸発器
と、前記第1蒸発器と前記第2蒸発器の運転を制御する
制御装置とを構成要件として備えた液化ガス気化装置と
している。
【0009】バルク貯槽内の液化ガスを減圧手段で減圧
し、外気温度より低くした状態で第1蒸発器に送り、第
1蒸発器で外気熱を用いて蒸発気化させるとともに、発
熱手段を有する第2蒸発器を使用して、第1蒸発器が気
化しきれなかった液化ガスを気化させるようにして、液
化ガスの気化のために必要な電力を著しく低減でき、ま
た、外気温度が低い状況でも安定して安全に燃料ガスを
供給することができる。
【0010】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載した構成に加え、第2蒸発器は、第2蒸発器内の液相
の液化ガスの量を検知する液量検知手段と、前記液量検
知手段の検知量に応じて開閉する出口開閉弁とを備えた
構成の液化ガス気化装置としている。
【0011】液量検知手段と、液量検知手段の検出値に
応じて開閉する出口開閉弁とを備えたことによって、異
常状態によって液相の液化ガスが第2蒸発器内に溜まっ
たような場合に、出口開閉弁が回路を閉止すように作動
して、液相の液化ガスが直接にガス消費機器へ流入する
ことを防止できる。
【0012】請求項3に記載した発明は、請求項1また
は2に記載した構成に加え、第2蒸発器は、底部にバル
ク貯槽と接続する開閉弁を有する液戻り管を備えた構成
の液化ガス気化装置としている。
【0013】第2蒸発器の底部とバルク貯槽とを接続す
る開閉弁を有する液戻り管を設けたことによって、第2
蒸発器に溜まった未気化状態の液化ガスをバルク貯槽に
戻すことができる。また、バルク貯槽内の圧力が十分に
高い場合は、バルク貯槽内の気相部の液化ガスを液戻り
管を使用して第2蒸発器から直接ガス消費機器へ供給す
ることができる。さらにバルク貯槽内の圧力が異常上昇
した時は、第1蒸発器で液化ガスを冷却して、液戻し管
からバルク貯槽に低温の液化ガスを戻すようにして、バ
ルク貯槽内を冷却して圧力を下げることができる。
【0014】請求項4に記載した発明は、請求項1から
3のいずれか1項に記載した構成に加え、第2蒸発器は
液化ガスの圧力を検知する圧力検知手段を有し、バルク
貯槽は安全弁を備えた構成の液化ガス気化装置としてい
る。
【0015】第2蒸発器に設けた圧力検知手段と、バル
ク貯槽に設けた安全弁とを備えたことにより、ガス消費
機器の運転を急に停止した時に発生する圧力の急上昇
を、第2蒸発器内の圧力検知手段で検知し、液戻り管に
設けた開閉弁を開放して第2蒸発器内の圧力を低下させ
るとともに、バルク貯槽内の圧力が異常上昇した時は安
全弁で外部にガスを放出することにより、装置の破損を
防止することができる。
【0016】請求項5に記載した発明は、請求項1から
4のいずれか1項に記載した構成に加え、第2蒸発器
は、バルク貯槽の気相部と第2蒸発器の出口側配管とを
接続する流路切換手段を有するバイパス配管を備えた構
成の液化ガス気化装置としている。
【0017】バルク貯槽の気相部と第2蒸発器の出口側
配管とを接続する流路切換手段を有するバイパス配管を
備えたことによって、バルク貯槽内の圧力が十分に高い
時は、バイパス配管に設けた流路切換手段をバルク貯槽
の気相部と消費機器とを直接接続するように切り換えて
運転し、また、バルク貯槽内の圧力が低くなって十分な
量の液化ガスを供給できなくなった時は、第1蒸発器と
第2蒸発器を経由するように流路を切り換えて運転する
ことにより、液化ガスを蒸発気化させるためのエネルギ
ーを大幅に低減することができる。
【0018】請求項6に記載した発明は、請求項1から
5のいずれか1項に記載した構成に加え、第2蒸発器
は、加熱手段との間に設けた高温で溶融する伝熱板を備
えた構成の液化ガス気化装置としている。
【0019】加熱手段に異常が生じて温度が異常に上昇
した場合、伝熱板を溶解して第2蒸発器と加熱手段との
間に隙間を生じさせて、加熱手段の発熱が第2蒸発器に
伝達されることを防止して、安全を確保できる液化ガス
気化装置としている。
【0020】請求項7に記載した発明は、請求項1から
6のいずれか1項に記載した液化ガス気化装置と、制御
装置に運転開始と運転停止の信号を送ると共に、制御装
置から圧力異常を示す信号を受けると警報を発する遠隔
操作装置とを構成要件として備えた液化ガス気化装置と
している。
【0021】遠隔制御装置によって、装置の動作開始と
動作停止を指示することができ、制御装置から圧力異常
などの警報信号を受けて警報を発するようにして、使用
者に異常の発生を報知でき、安全性を確保した液化ガス
気化装置としている。
【0022】
【実施例】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施例
である液化ガス気化装置の構成を示すブロック図であ
る。本実施例の液化ガス気化装置は、液化ガスを貯留す
るバルク貯槽1と、配管30によってバルク貯槽1内の
液相部に接続した減圧手段9と、減圧手段9に接続した
第1蒸発器11および第2蒸発器13と、前記第1蒸発
器11と第2蒸発器13の運転を制御する制御装置8と
を備えている。
【0023】前記減圧手段9は、本実施例では膨張弁を
使用している。また前記第1蒸発器11と第2蒸発器1
3とは、減圧手段9によって断熱膨張させた液化ガスを
気化させて、気相の液化ガスとするように作用するもの
である。第1蒸発器11は、外気を送風する送風ファン
によって構成した蒸発冷却器10を有している。また第
2蒸発器13は、本実施例では金属筐体の底部に設けた
発熱手段4を有している。前記制御装置8は、この蒸発
冷却器10と、発熱手段4の通電を制御している。
【0024】前記第1蒸発器11と第2蒸発器12を通
って気化した液化ガスは、配管31によってガス使用機
器14に供給されている。、以上のように構成された液
化ガス気化装置について、以下その動作、作用を説明す
る。バルク貯槽1内に貯留されている液化ガス2は、減
圧手段9で減圧されて断熱膨張し、外気温度より低くな
って第1蒸発器11に送られる。第1蒸発器11は蒸発
冷却器10を有しており、制御装置8の指示によって蒸
発冷却器10が運転されている。このため、蒸発冷却器
10が送風する外気が第1蒸発器11に接触している。
このため、第1蒸発器11内では、液化ガスが気化され
る。
【0025】前記第1蒸発器11から気化した液化ガス
と、未気化状態の液化ガスは、第2蒸発器13に入る。
第1蒸発器11で未気化状態の液化ガスが生ずる場合
は、外気温度が著しく低い時またはガス消費機器14で
の液化ガスの消費量が著しく多い時である。
【0026】第2蒸発器13では、ヒータ等によって構
成した発熱手段4を筐体の外部に設けている。この発熱
手段4も、前記制御装置8の指示によって通電されてい
る。従って、第2蒸発器13に入った未気化状態の液化
ガスを含む液化ガスは、十分気化される。
【0027】第2蒸発器13から出た気化した液化ガス
は、配管31を通ってガス消費機器14に送られる。
【0028】このようにして、ガス消費機器14は、外
気温度が低温となっていても、十分な気相の液化ガスの
供給を受けることができるものである。
【0029】以上のように本実施例においては、先ず外
気を熱源とする第1蒸発器11で、液化ガスを蒸発気化
させて、第1蒸発器11で気化されなかった液相の液化
ガスを第2蒸発器13で電気ヒータなどで構成した発熱
手段4を使用して気化するようにしている。このため、
液化ガスの気化に必要とする電力等のエネルギーは、著
しく低減できるものである。また、外気温度が低い状態
であっても、第2蒸発器13に備えている発熱手段4を
使用することによって、安定した液化ガスの気化を行う
ことができるものである。
【0030】なお本実施例では、発熱手段4としてヒー
タを使用しているが、ガスあるいは石油等の燃料を燃焼
させた燃焼熱を用いる構成としても支障はないものであ
る。
【0031】(実施例2)続いて本発明の第2の実施例
について説明する。図2は、本発明の第2の実施例であ
る液化ガス気化装置の構成を示すブロック図である。
【0032】本実施例では、第2蒸発器13に、第2蒸
発器13を構成する液溜容器12内の液量を検知する液
面センサーなどによって構成した液量検知手段15と、
第2蒸発器13の出口に設けた出口開閉弁16とを有し
ている。前記液量検知手段15の液量の情報は制御装置
8に伝達されており、制御装置8はこの液量が基準値を
維持するように、出口開閉弁16の開閉度を制御してい
る。
【0033】以上のように構成された燃料供給装置につ
いて、以下その動作、作用を説明する。外気の温度が極
めて低い、あるいはガス諸費機器14が極めて大量にガ
スを使用している等によって、第2蒸発器13による液
化ガスの気化量が不足する場合には、第2蒸発器13内
に未気化状態の液相の液化ガスが溜まる。
【0034】本実施例では、この液相の液化ガスの量を
液量検知手段15で検知しており、この液相の液化ガス
の量が一定の値を超えて増加したときには、出口開閉弁
16を閉止するようにして液相の液化ガスがガス消費機
器14に送られることを防止している。すなわち、安全
を確保した液化ガス気化装置としているものである。
【0035】以上のように本実施例においては、外気の
異常低温状態やガス消費機器14での異常に大量なガス
の使用状態が発生した場合でも、液量検知手段15で異
常を検知して制御装置8で出口開閉弁16を閉止するこ
とにより安全を確保できる液化ガス気化装置とできるも
のである。
【0036】(実施例3)続いて本発明の第3の実施例
について説明する。図3は、本実施例の液化ガス気化装
置の構成を示すブロック図である。
【0037】本実施例では、第2蒸発器13を構成する
液溜容器12の低部と、バルク貯槽1とを接続する液戻
り管17を使用している。液戻り管17には、制御装置
8が開閉制御する開閉弁18を配置している。
【0038】以上のように構成された燃料供給装置につ
いて、以下その動作、作用を説明する。
【0039】第2蒸発器13の液溜容器12に溜まった
未気化状態の液相の液化ガスは、開閉弁18を開放する
ことにより、液戻り管17を通してバルク貯槽1に戻る
ものである。
【0040】また、バルク貯槽1内の圧力が十分に高い
場合は、開閉弁18を開放すると、バルク貯槽1内の気
相部の液化ガスが液戻り管17から直接第2蒸発器13
に供給される。このため、ガス消費機器14に素早く気
相の液化ガスを供給できる。
【0041】また、バルク貯槽1内の圧力が異常上昇し
た時は、液戻り管17の開閉弁18を開放して、第1蒸
発器11で高温の液化ガスを冷却して、低温とした液化
ガスをバルク貯槽1に戻すようにして、バルク貯槽1内
を冷却して圧力を下げることができる。
【0042】以上のように本実施例においては、液戻り
管17と開閉弁18を設けることにより、液溜容器12
から液をバルク貯槽1にもどすことができ、液溜容器1
2が液で満たされて破損することを防止できる。またバ
ルク貯槽1内液化ガスが十分な気化熱量を保有している
時などは、バルク貯槽1内の気相から第1蒸発器11を
介さずに直接第2蒸発器13からガス消費機器14へ気
化した液化ガスを供給することができる。さらに第1蒸
発器11を冷却器として動作させて液化ガス2を循環さ
せることができるので、異常圧力上昇時の圧力を低減す
ることができる。また、第1蒸発器11に霜が付着して
蒸発能力が著しく低下した場合は、第2蒸発器13の発
熱手段4で加熱して霜を溶かすことができる。
【0043】(実施例4)続いて本発明の第4の実施例
について説明する。図4は、本実施例の構成を示すブロ
ック図である。本実施例では、第2蒸発器13に圧力検
知手段19を設けており、バルク貯槽1に安全弁20を
設けている。
【0044】以上のように構成された燃料供給装置につ
いて、以下その動作、作用を説明する。ガス消費機器1
4が、例えば運転を急停止した時には、第2蒸発器内1
3内では圧力が急上昇する。圧力検知手段19が検知す
る圧力情報から、制御装置8が異常状態の発生を認識す
ると、液戻り管17に設けた開閉弁18を開放して第2
蒸発器13内の圧力を低下させる。また、バルク貯槽1
内の圧力が異常上昇した時は、安全弁20で外部にガス
を放出させている。
【0045】以上のように本実施例においては、圧力検
知手段19と安全弁20とを設けたことにより、第2蒸
発器13内の圧力上昇を検知して圧力を低下させるとと
もに、バルク貯槽1内の圧力が破壊圧に近づいたときに
は、ガスを外部に放出することにより装置の破損および
爆発を未然に防止することができ、安全を確保した液化
ガス気化装置を実現するものである。
【0046】(実施例5)続いて本発明の第5の実施例
について説明する。図5は本実施例の構成を示すブロッ
ク図である。本実施例では、バルク貯槽1の気相部と第
2蒸発器13の出口側配管とを接続するバイパス配管2
1を設けている。このバイパス配管21には、流路切換
手段22を設けている。
【0047】以上のように構成された燃料供給装置につ
いて、以下その動作、作用を説明する。バルク貯槽1内
の圧力が十分に高い時は、制御装置8で流路切換手段2
2をバイパス配管21側に切り換える。この状態では、
バルク貯槽1の気相部とガス消費機器14とは直接接続
されている。すなわち、減圧手段9,第1蒸発器11、
第2蒸発器13を使用しない状態で、バルク貯槽1から
気相の液化ガスを直接ガス消費機器14に供給するもの
である。して運転し、一方、バルク貯槽1内の圧力が低
くなって十分な量の燃料ガスを消費機器14に供給でき
なくなった時に、第1蒸発器11と第2蒸発器13を経
由して液化ガスを蒸発気化させて消費機器14に供給す
ることとなる。
【0048】以上のように本実施例においては、バイパ
ス配管21と、制御装置8で切り換える流路切換手段2
2とを設けることにより、バルク貯槽1から気相と液相
を切り換えてとりだせるので、液化ガスの蒸発気化が必
要な時だけ蒸発器で蒸発させて消費機器14に供給する
ことができ、液化ガスを蒸発気化させるためのエネルギ
ーを大幅に低減することができる。
【0049】(実施例6)図6は、本発明の第6の実施
例の燃料供給装置の構成図である。図6において、実施
例1〜5の構成と異なるところは、第2蒸発器13の液
溜容器12と発熱手段4との間にはんだのような高温で
溶融する伝熱板23を設けた点である。
【0050】以上のように構成された燃料供給装置につ
いて、以下その動作、作用を説明する。
【0051】発熱手段4または制御装置8などに異常が
生じて発熱手段4の温度が異常に上昇し高温になった場
合、伝熱板23も高温になり溶融点を越えると溶解して
液溜容器12と発熱手段4との間に隙間が生じ発熱手段
4の熱を液溜容器12側に伝えなくなることとなる。
【0052】以上のように本実施例においては、高温で
溶融する伝熱板23を液溜容器12と発熱手段4との間
にもうけたことにより、温度異常時に伝熱板23を溶解
して隙間を設けて液溜容器12に熱を伝えなくすること
により、異常時においても第2蒸発器13の液溜容器1
2の破損および爆発を防止することができる。
【0053】(実施例7)図7は、本発明の第7の実施
例の燃料供給装置の構成図である。図7において、実施
例1〜6の構成と異なるところは、制御装置8から圧力
異常などの警報信号を受けて警報を発するとともに制御
装置8に運転開始と運転停止の信号を送り機器の発停を
行う遠隔操作装置24を備えた点である。
【0054】以上のように構成された燃料供給装置につ
いて、以下その動作、作用を説明する。
【0055】燃料供給装置を屋外に消費機器14を室内
に設置して使用する場合、遠隔操作装置24を消費機器
14の近くに設置することにより、消費機器14を使用
するときまたは停止するときに屋外の燃料供給装置まで
いって操作する必要がなく使用勝手が良い。さらに、燃
料供給装置に、温度または圧力異常が発生した場合には
燃料供給装置に設けた温度または圧力センサーの出力値
を制御装置8を介して遠隔操作装置24におくり表示す
ることで室内において運転の状況を確認することができ
るとともに、出力値が任意の値を超えた場合に警報を発
することにより未然に事故をぼうしする事ができる。
【0056】以上のように本実施例においては、遠隔操
作装置24を設けたことにより、室内に設置した遠隔操
作装置24で屋外に設置した燃料供給装置を運転停止す
ることができるとともに、燃料供給装置の異常を室内の
使用者に迅速に伝えることができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜7に記載の発
明によれば、外気を熱源とする第1蒸発器と電気ヒータ
ーなどの発熱手段を有する第2蒸発器を設けているた
め、少ないエネルギーで経済的に液化ガスを蒸発気化さ
せるとともに、安定した能力で安全に燃料ガスを消費機
器に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における燃料供給装置の構成
【図2】本発明の実施例2における燃料供給装置の構成
【図3】本発明の実施例3における燃料供給装置の構成
【図4】本発明の実施例4における燃料供給装置の構成
【図5】本発明の実施例5における燃料供給装置の構成
【図6】本発明の実施例6における燃料供給装置の構成
【図7】本発明の実施例7における燃料供給装置の構成
【図8】従来のの燃料供給装置の構成図
【符号の説明】
1 バルク貯槽 2 液化ガス 4 発熱手段 8 制御装置 9 減圧手段 10 蒸発冷却器 11 第1蒸発器 12 液溜容器 13 第2蒸発器 14 消費機器 15 液量検知手段 16 出口開閉弁 17 液戻り管 18 開閉弁 19 圧力検知手段 20 安全弁 21 バイパス配管 22 流路切換弁 23 伝熱板 24 遠隔操作装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日下 貴晶 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3E072 AA03 CA03 DB01 3K068 AA02 AB19 AB23 BB02 CA01 CC00 DA16 GA02 GA03 HA05 JA01 JA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液化ガスを貯留するバルク貯槽と、前記
    バルク貯槽内の液相の液化ガス部分から配管接続される
    減圧手段と、前記減圧手段を入口側に接続して外気熱で
    加熱する第1蒸発器と、発熱手段を有する液溜容器の入
    口側に前記第1蒸発器を接続し、出口をガス使用機器に
    接続する第2蒸発器と、前記第1蒸発器と前記第2蒸発
    器の運転を制御する制御装置とを備えた液化ガス気化装
    置。
  2. 【請求項2】 第2蒸発器は、第2蒸発器内の液相の液
    化ガスの量を検知する液量検知手段と、前記液量検知手
    段の検知量に応じて開閉する出口開閉弁とを備えた請求
    項1に記載した液化ガス気化装置。
  3. 【請求項3】 第2蒸発器は、底部にバルク貯槽と接続
    する開閉弁を有する液戻り管を備えた請求項1または2
    に記載した液化ガス気化装置。
  4. 【請求項4】 第2蒸発器は液化ガスの圧力を検知する
    圧力検知手段を有し、バルク貯槽は安全弁を備えた請求
    項1から3のいずれか1項に記載した液化ガス気化装
    置。
  5. 【請求項5】 第2蒸発器は、バルク貯槽の気相部と第
    2蒸発器の出口側配管とを接続する流路切換手段を有す
    るバイパス配管を備えた請求項1から4のいずれか1項
    に記載した液化ガス気化装置。
  6. 【請求項6】 第2蒸発器は、加熱手段との間に設けた
    高温で溶融する伝熱板を備えた請求項1から5のいずれ
    か1項に記載した液化ガス気化装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか1項に記載し
    た液化ガス気化装置と、制御装置に運転開始と運転停止
    の信号を送ると共に、制御装置から圧力異常を示す信号
    を受けると警報を発する遠隔操作装置とを備えた液化ガ
    ス気化装置。
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